JP2001157967A - 単層砥石 - Google Patents

単層砥石

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JP2001157967A
JP2001157967A JP33873499A JP33873499A JP2001157967A JP 2001157967 A JP2001157967 A JP 2001157967A JP 33873499 A JP33873499 A JP 33873499A JP 33873499 A JP33873499 A JP 33873499A JP 2001157967 A JP2001157967 A JP 2001157967A
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Tsutomu Takahashi
務 高橋
Naoki Shitamae
直樹 下前
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Mitsubishi Materials Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 砥粒層に研削屑を目詰まりさせることなく排
出させる。 【解決手段】 台金22の一面22a外周側にリング状
の砥粒層24を設ける。砥粒層24は台金22の中心O
を通る中心線O1の両側で反対方向に傾斜するように第
一の小砥粒層部26Aと第二の小砥粒層部26Bとを略
ハの字形に配置して周方向に順次配列する。小砥粒層部
26は複数の超砥粒14…を金属結合相30で固着して
平面視で略長方形状をなす。第一の小砥粒層部26Aは
研削方向Gに近似した角度θで傾斜して研削長さを大き
くとれ、第二の小砥粒層部26Bは研削方向Gに略々直
交する角度−θで傾斜して目詰まりを解除する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば半導体ウエ
ーハ等の被研磨材の表面をCMP装置によって研磨する
際に用いられる研磨用のパッドをコンディショニングす
るため等に用いられる単層砥石に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、シリコンインゴットから切り出し
た半導体ウエーハ(以下、単にウエーハという)の表面
を化学的且つ機械的に研磨するCMP装置(ケミカルメ
カニカルポリッシングマシン)の一例として、図12に
示すような装置がある。ウエーハはデバイスの微細化に
伴って高精度かつ無欠陥表面となるように鏡面研磨する
ことが要求されている。CMPによる研磨のメカニズム
は、微粒子シリカ等によるメカニカルな要素(遊離砥
粒)とアルカリ液や酸性液等によるエッチング要素とを
複合したメカノ・ケミカル研磨法に基づいている。この
CMP装置1は、図12に示すように中心軸2に取り付
けられた円板状の回転テーブル3上に例えば硬質ウレタ
ンからなるポリッシング用のパッド4が設けられ、この
パッド4に対向して且つパッド4の中心軸2から偏心し
た位置に自転可能なウエーハキャリア5が配設されてい
る。このウエーハキャリア5はパッド4よりも小径の円
板形状とされてウエーハ6を保持するものであり、この
ウエーハ6がウエーハキャリア5とパッド4間に配置さ
れてパッド4側の表面の研磨に供され鏡面仕上げされ
る。
【0003】研磨に際して、例えば上述した微粒子シリ
カ等からなる遊離砥粒が研磨剤として用いられ、更にエ
ッチング用のアルカリ液等が混合されたものが液状のス
ラリsとしてパッド4上に供給されているため、このス
ラリsがウエーハキャリア5に保持されたウエーハ6と
パッド4との間に流動して、ウエーハキャリア5でウエ
ーハ6が自転し、同時にパッド4が中心軸2を中心とし
て例えばP方向に回転するために、パッド4でウエーハ
6の一面が研磨される。ウエーハ6の研磨を行う硬質ウ
レタン製などのパッド4上にはスラリsを保持する微細
な発泡層が多数設けられており、これらの発泡層内に保
持されたスラリsでウエーハ6の研磨が行われる。とこ
ろが、ウエーハ6の研磨を繰り返すことでパッド4の研
磨面の平坦度が低下したり目詰まりするためにウエーハ
6の研磨精度と研磨効率が低下するという問題が生じ
る。
【0004】そのため、従来からCMP装置1には図1
2に示すようにパッドコンディショナ8が設けられ、パ
ッド4の表面を再研削(コンディショニング)するよう
になっている。このパッドコンディショナ8は、回転テ
ーブル3の外部に設けられた旋回軸兼回転軸9にアーム
10を介してホイール11が設けられ、回転軸9によっ
てホイール11をパッド4と同一方向に回転させること
で、回転するパッド4上においてパッド4の表面を研磨
してパッド4の表面の平坦度等を回復または維持し目詰
まりを解消するようになっている。またホイール11に
回転運動に加えて揺動運動を行わせても良い。このホイ
ール11は、図13(A)及び(B)に示すように円形
板状の台金12上に上面が平面状をなしていて一定幅で
リング状の砥粒層13が形成されており、この砥粒層1
3は例えば図14に示すように台金12上に電気めっき
や活性ろう付けなどによりダイヤモンドやcBNなどの
超砥粒14を金属結合相15で分散固定して構成されて
いる。この金属結合相15は例えばニッケルめっきなど
で構成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
ホイール11を用いてパッド4の研削を行う場合、ホイ
ール11は安定した研削性能が要求され、特に経時安定
性が必要であるが、コンディショナとしてのホイール1
1の機械的精度が悪かったりホイール11の表面である
研削面の凹凸が激しい場合にはホイール11とパッド4
との接触面積や接触圧が変動し、これによってホイール
11が微小振動を発生してパッド4に対する研削力が低
下したり或いはパッド4に局部的なダメージを与えたり
することがある。またコンディショニングの際に砥粒層
13でパッド4を研削する研削方向Gは図13に示すよ
うに被削材であるパッド4の移動方向P及びホイール1
1の回転方向Phの合成で得られる方向によって定ま
る。砥粒層13はリング状に形成されているから、パッ
ド4に対する砥粒層13の相対的な研削方向Gは砥粒層
13の回転位置に応じて砥粒層13を横断する方向に設
定され、そのために砥粒層13が目詰まりし易く超砥粒
の摩耗が進み切れ味の低下を来すという欠点もある。
【0006】本発明は、このような実情に鑑みて、研削
時の座り安定性が良く目詰まりによる切れ味の低下等を
抑制できるようにした単層砥石を提供することを目的と
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る単層砥石
は、超砥粒が金属結合相で固着された小砥粒層部が台金
に複数配列された砥粒層を備えてなり、小砥粒層部は台
金の中心を通る中心線に対して一方向に傾斜する第一の
小砥粒層部と該第一の小砥粒層部とは逆方向に傾斜する
第二の小砥粒層部とを有することを特徴とする。第一及
び第二の小砥粒層部が略々台金の中心方向に延びて配設
されていることで研削時の座り安定性が良く被削材との
接触面積や接触圧が安定して微小振動等を起こしにくく
被削材に局部的なダメージを与えない。しかも第一及び
第二の小砥粒層部が中心線に対して正逆方向の角度を以
て傾斜配置されているために相対移動する被削材と単層
砥石相互間で例えば第一の小砥粒層部は研削長さが大き
く目詰まりし易いが第二の砥粒層部は研削長さが短いた
めに目詰まりを解除できて切れ味の低下を防止できる。
そのために研削時の目詰まりとその解除をミクロに行う
ことになって研削時の微小振動を抑制できる。尚、単層
砥石とは、金属結合相の厚み方向に超砥粒が一層のみ固
着された砥石をいい、電着砥石やメタルボンド砥石等を
含む。
【0008】また第一及び第二の小砥粒層部はそれぞれ
アスペクト比が異なるものを含んでいてもよい。アスペ
クト比の異なる小砥粒層部を含むことで座り安定性が向
上しアスペクト比が小さいと目詰まり解除能力が向上す
る。また小砥粒層部は互いに分離して略菱形を形成して
放射状に配列されていてもよい。また砥粒層は第一及び
第二の小砥粒層部が台金の周方向に交互に配列されてリ
ング状をなしていてもよい。相対移動する被削材と単層
砥石の相互間で、第一及び第二のの小砥粒層部の一方は
研削長さが大きく目詰まりし易いが他方は研削長さが短
いために目詰まりを解除できて切れ味の低下を防止で
き、研削時の目詰まりとその解除を交互に行いつつ研削
することで研削時の微小振動を抑制できて良好な切れ味
を維持できる。
【0009】本発明による単層砥石は、超砥粒が金属結
合相で固着された小砥粒層部が台金に複数配列された砥
粒層を備えてなり、小砥粒層部は台金の中心を通る中心
線に対して一方向に傾斜する部分と逆方向に傾斜する部
分とを有することを特徴とする。研削時の座り安定性が
良く微小振動等を起こしにくく、しかも小砥粒層部の一
の部分と他の部分の一方は研削長さが大きく目詰まりし
易いが他方は研削長さが短いために目詰まりを解除でき
て切れ味の低下を防止できる。また小砥粒層部は曲線状
をなしていて中心線を挟んで両側に向かい合い且つ対向
してまたは中心線に沿ってずれて配設された第一の小砥
粒層部及び第二小砥粒層部を有していてもよい。
【0010】小砥粒層部は台金の全面に配列されていて
もよい。研削量の増大と目詰まり解消とを一層促進でき
る。また小砥粒層部は台金上に隆起するマウンド部上に
形成されていてもよい。被削材がCMP装置のパッドの
ような軟質のものであってもベタ当たりすることなく小
砥粒層部の超砥粒だけで接触して研削するために砥粒一
つ当たりの研削圧が高くて切れ味が良く研削屑の排出性
もよい。またマウンド部以外の領域に排出路が形成され
ていてもよい。研削液の排出路が小砥粒層部の周囲に配
設されることになって超砥粒に研削屑が滞積するのを防
いでスムーズに洗い流すことができる。また台金に対す
るマウンド部の高さは0.1〜5.0mmの範囲であっ
てもよい。この範囲であれば研削ポイントと台金上であ
る排出路との間で研削液や研削屑を容易に流して排出で
きる。
【0011】砥粒層は複数層のリング状または螺旋状で
形成されていてもよい。これによって被削材の相対移動
方向に略平行な方向の各砥粒層の研削長さの和(仕事
量)を被削材の移動方向に略直交する方向の任意位置で
ほぼ均一にすることができる。また砥粒層を3層以上の
複数層で構成すれば、被削材の相対移動方向に略平行な
方向に略直交する任意位置での砥粒層領域の研削長さの
和(仕事量)を容易に均一にできる。また径方向に間隔
をおいて配設された砥粒層の間に排出路が形成されてい
てもよい。この場合、排出路は各砥粒層内の周方向に隣
り合う小砥粒層部の間に形成された副排出路とリング状
または螺旋状をなしていて径方向に隣り合う複数層の砥
粒層の間の主排出路とからなっていてもよい。小砥粒層
部での研削で生じた各種の研削屑は外部から供給される
研削液と共に洗い出されて副排出路及び主排出路を通し
て外部に排出され、研削屑を容易に排出できて超砥粒の
間に沈着滞積するのを抑制できる。またこの単層砥石は
CMP装置のパッドコンディショナとして特に好適であ
る。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面により説明するが、上述の従来技術と同一の部分に
は同一の符号を用いて説明をする。図1乃至図3は第一
の実施の形態に関するものであって、図1はホイールの
砥粒層を装着した面の平面図、図2は図1に示すホイー
ルの砥粒層の部分拡大図、図3は図2で示す砥粒層のB
−B線縦断面図である。図1及び図2に示す実施の形態
によるホイール20(単層砥石)は、円板形の台金22
の略円形をなす一面22aの外周側に略リング状をなす
砥粒層24が設けられて構成されている。砥粒層24は
例えば平面視で略長方形状または棒状をなす小砥粒層部
26がその長手方向を台金22の中心Oに近似する方向
を向けて周方向に複数個配列されて構成されている。各
小砥粒層部26は図3に示すように一面22a上に例え
ばNiまたはNi基合金等の金属めっきからなる金属結
合相28で複数の超砥粒14が固着されてなり、1つの
小砥粒層部26当たりの超砥粒14の数は3〜250個
とされている。小砥粒層部26の平面視における略長方
形状の寸法を長さLa×幅Lbとして幅Lbは超砥粒の
平均粒径の1.3〜10倍程度とし、長さLaは幅Lb
の3倍以上の寸法としてアスペクト比を大きく設定す
る。長さLaは2〜15mmとして例えばLa=10m
m、Lb=2mmとする。
【0013】図1及び2において、小砥粒層部26は例
えば中心線O1に対してホイール20の回転方向前方側
のものを中心線O1と鋭角の正角θで傾斜する第一の小
砥粒層部26Aとし、回転方向後方側の小砥粒層部26
は負角−θをなす第二の小砥粒層部26Bとして、一対
の小砥粒層部26,26がハの字形をなして周方向に配
列して構成される。これら第一の小砥粒層部26A及び
第二の小砥粒層部26Bは中心Oを通る径方向の中心線
O1を挟んで略線対称をなしている。そして例えば図2
において、被削材であるパッド4の移動方向Pに対して
Ph方向にホイール20が回転するとして砥粒層24に
よる研削方向Gは両方向P,Phの力の合成で設定され
る。この研削方向Gは砥粒層24の周方向回転位置に応
じて方向Phと共に角度を変化させる。尚、砥粒層24
の領域で周方向に互いに分離して配列された小砥粒層部
26…の間は副排出路32を構成する。
【0014】本実施の形態によるホイール20は上述の
構成を備えており、パッド4のコンディショニングを行
うに際して、パッド4をP方向に回転させつつホイール
20をPh方向に回転させてパッド4の起毛を研削して
その平坦度を回復または維持させる。研削に際してリン
グ状の砥粒層24には略ハの字形をなすアスペクト比の
大きい複数対の小砥粒層部26A,26Bが周方向に配
列されているために全周に亘って略々線接触することに
なり、リング状の砥粒層が面当たりする従来のホイール
と比較して砥粒層の表面に多少の凹凸があっても座り安
定性が良く研削時の振動を生じにくい。そのために研削
圧力を高く維持できてパッド4に局部的なダメージを与
えない。
【0015】また図2において、砥粒層24の或る領域
における略ハの字形をなす各一対の小砥粒層部26A,
26Bでは、第一の小砥粒層部26Aが中心線O1に対
して研削方向Gに近い傾斜角θをなすためにパッド4の
研削長さが大きく長く研削が行われる。そのため研削量
は大きく生成された研削屑も多いために目詰まりを起こ
し易い。この第一の小砥粒層部26Aの回転方向後方側
に位置する第二の小砥粒層部26Bは研削方向Gに対し
て略々直角に近い角度で交差するためにパッド4の研削
長さが短い。そのために第一の小砥粒層部26Aで生じ
て両小砥粒層部26A,26B間等に目詰まりする研削
屑を研削液等と共に小砥粒層部26Bの後方に移動させ
てホイール20の外部に排出でき、目詰まりを解除でき
る。またホイール20の砥粒層24はリング状を呈する
ために、その回転位置によってはその回転方向Phがパ
ッド4の回転方向Pと同一方向または反対方向に位置す
ることがあり、この場合の研削方向GはP方向または/
及びPh方向に重なることになるが、この場合でも一対
の第一及び第二小砥粒層部26A,26Bはそれぞれ中
心線O1に対して互いに反対側に傾斜しているために多
くは研削方向Gが小砥粒層部26を斜めに横切ることに
なり、上述したように一方の小砥粒層部26で長い研削
を行って他方の小砥粒層部26で短く研削して研削屑を
回転方向Ph後方に排出して目詰まりを解除することが
できる。
【0016】上述のように本実施の形態によるホイール
20では、互いに分離配置された複数の小砥粒層部26
が中心線Oに対して傾斜しつつも略径方向に延在するこ
とで複数の小砥粒層部26…がパッド4に略々線接触す
るから、パッド4との接触面積や接触圧力を安定させて
小砥粒層部26の表面に凹凸があっても座り安定性が良
く、研削時に微小振動が発生するのを抑制でき、研削力
の低下を抑えてパッド4に対する局部的なダメージを防
止できる。また中心線O1に対して互いに反対側に傾斜
配置する複数対の小砥粒層部26A,26B…によっ
て、交互に研削量を確保すると共に研削屑の目詰まりを
解除して研削屑の排出性を向上できて切れ味の低下を抑
制できる。
【0017】尚、上述の実施の形態では、台金22の一
面22a上に複数の超砥粒14…を金属結合相28で固
着して小砥粒層部26を構成することとしたが、小砥粒
層部26はこれに限定されることなく他の構成、例えば
図4に示す構成を採用しても良い。即ち図4に示す縦断
面図において、一面22aから例えば略直方体形状に隆
起するマウンド部36が形成され、このマウンド部36
の上面36aに超砥粒14…を金属結合相30で固着す
ることで小砥粒層部34が形成されている。台金22の
一面22aに対するマウンド部36の高さHは0.1〜
5.0mmの範囲とすることが好ましい。この範囲であ
れば研削ポイントと副排出路32との間で研削液や研削
屑を詰まらせることなくスムーズに流して排出でき、ま
た被削材であるパッド4が軟質であっても砥粒層34が
ベタ当たりすることなく超砥粒14の研削ポイントでの
みパッド4に接触させることができて研削圧力を高く維
持できる。マウンド部36の高さHが0.1mm未満で
あると上述の効果がなくベタ当たりし易く5.0mmを
越えてもそれ以上の効果の向上は得られず、5.0mm
を越える高いマウンド部を形成することは経済的でな
い。
【0018】尚、上述の小砥粒層部34の製作方法につ
いて説明すれば、台金22上に小砥粒層部34の領域を
非マスキング部としてその他の領域をマスキングし、電
気めっき等によって非マスキング部の孔にマウンド部3
6をめっきで析出させ、その上面36aに超砥粒14…
を金属めっき等の金属結合相30で固着すればよい。或
いはマウンド部36を型成形で台金22と一体形成して
もよいし、メタルボンドで形成してもよい。
【0019】次に本発明の他の実施の形態について説明
するが、上述の第一の実施の形態と同一または同様の部
分には同一の符号を用いて説明する。まず本発明の第二
の実施の形態を図5により説明する。図5は第二の実施
の形態によるホイールの部分平面図である。図5に示す
ホイール40において、台金22の一面22aの外周側
の砥粒層41には第一の実施の形態による小砥粒層部2
6と同一形状の第一及び第二の小砥粒層部26A、26
Bが略ハの字形をなして周方向に順次配列されている。
そして対をなす第一及び第二の小砥粒層部26A,26
Bの間に小砥粒層部26よりもアスペクト比の小さい第
三の小砥粒層部42Aと第四の小砥粒層部42Bが設け
られ、第三及び第四の小砥粒層部42A、42Bはそれ
ぞれ他の小砥粒層部から分離して配置されている。この
第三の小砥粒層部42Aは幅Lbで長さがLc(<L
a)をなすアスペクト比を有し、例えば第一の小砥粒層
部26Aと長さ方向にほぼ平行に延在して形成されてい
る。第四の小砥粒層部42Bは幅Lbで長さがLd(<
La)をなすアスペクト比を有し、例えば第二の小砥粒
層部26Bと長さ方向にほぼ平行に延在して形成されて
いる。
【0020】また対をなす第一及び第二の小砥粒層部2
6A,26Bに対して第三及び第四の小砥粒層部42
A,42Bとは周方向反対側には小砥粒層部26と同一
幅Lbを有しアスペクト比の小さい第五の小砥粒層部4
2Cと第六の小砥粒層部42Dがそれぞれ設けられ、第
五及び第六の小砥粒層部42C、42Dはそれぞれ他の
小砥粒層部26A、26B、42A、42Bから分離し
て配置されている。
【0021】第三の実施の形態によるホイール40は上
述の構成を備えており、第三乃至第六の小砥粒層部42
A〜42Dを第一及び第二の小砥粒層部26A、26B
の間に適宜分散して小砥粒層部26A、26Bのいずれ
かにほぼ平行に配列したことで、パッド4の研削加工時
に研削長さが大きい複数の小砥粒層部26A、42A、
42Cと研削屑を排出し易い複数の小砥粒層部26B、
42B、42Dが周方向に交互に連続することになり、
研削効率をより一層向上できる上に研削屑の目詰まりを
適宜解消できることになる。しかも小砥粒層部42A〜
42Dが増加することでホイール40の研削面の座り安
定性が一層向上する。
【0022】次に本発明の第三の実施の形態を図6によ
り説明する。図6に示すホイール50において、円板形
状の台金22の一面22aの外周側に略リング状の砥粒
層52が形成されている。この砥粒層52は各二対の第
一の小砥粒層部26A,26A及び第二の小砥粒層部2
6B,26Bを菱形(または略井桁状)に組んで菱形組
部54を構成し、この菱形組部54が径方向に例えば2
組づつ形成されて周方向に順次配列されている。そのた
め、径方向に並ぶ二組の菱形組部54,54は中心線O
1が各菱形組部52を略二分する対角線に重なるように
なっている。そして各菱形組部54において、各二つの
第一の小砥粒層部26A,26A及び第二の小砥粒層部
26B、26Bは互いに対向して配置され、各小砥粒層
部26A、26Bは互いに分離して配設されている。
【0023】このような構成によれば、各菱形組部54
において、ホイール50の径方向に研削方向Gに近似す
る角度を有していて研削長さの大きい第一の小砥粒層部
26Aと研削方向Gに略々直交して研削長さの短い第二
の小砥粒層部26Bとが交互に配列され、且つ周方向に
も同様に第一の小砥粒層部26Aと第二の小砥粒層部2
6Bとが交互に配列されることになる。そのため研削量
を大きく確保できる上に研削屑の目詰まりをその都度効
果的に排出できるという効果を奏する。しかも小砥粒層
部26が増加することで研削時の座り安定性も向上す
る。
【0024】次に本発明の第四の実施の形態を図7によ
り説明する。図7に示すホイール60において、台金2
2の一面22aの砥粒層62は二対の第一の小砥粒層部
26Aと第二の小砥粒層部26Bとを菱形(または略井
桁状)に組んで菱形組部64を構成し、しかも各辺を構
成する第一の小砥粒層部26Aまたは第二の小砥粒層部
26Bを共通の辺として用いて多数の菱形組部64…が
網目状に配列されて構成されている。各菱形組部64に
おいて、各二つの第一の小砥粒層部26A,26Aと第
二の小砥粒層部26B、26Bは互いに対向して配置さ
れ、各小砥粒層部26A、26Bは互いに分離して配設
されている。本実施の形態では一面22aの全面に複数
の菱形組部64…が配列されているために研削に際して
は、研削方向Gに近似する角度を有していて研削長さの
大きい第一の小砥粒層部26Aまたは第二の小砥粒層部
26Bと研削方向Gに略直交して研削長さの短い第二の
小砥粒層部26Bまたは第一の小砥粒層部26Aとが交
互に位置することになるから、研削量を大きく確保でき
る上に研削屑の目詰まりをその都度効果的に排出できる
という効果を奏する。しかも小砥粒層部26が増加する
ことで研削時の座り安定性も一層向上する。
【0025】次に本発明の第五の実施の形態を図8によ
り説明する。図8に示すホイール70において、台金2
2の一面22aの外周側に略リング状の砥粒層72が形
成されている。この砥粒層72では所定間隔で引かれた
中心線O1…を挟んでその両側に複数の略円弧状(曲線
状)の小砥粒層部74…が中心線O1の延在方向にその
位置を小砥粒層部74の略1/2長さづつ順次ずらせて
交互に対向配設されている。これら中心線O1を挟んで
対向して順次ずらせた小砥粒層部74の一方を第一の小
砥粒層部74Aとし、他方の第二の小砥粒層部74Bと
する。そのため、ホイール70の平面視でその外周側に
おいて例えば中心線O1の左側には中心線O1方向に円
弧中心点が位置するように略円弧状の第一の小砥粒層部
74Aが配設され、中心線O1の右側には第一の小砥粒
層部74Aと線対称の位置から第一の小砥粒層部74A
の略1/2長さだけ中心点Oよりにずれて第二の小砥粒
層部74Bが配設されている。そして中心線O1を挟ん
で略1/2長さだけずれて対向する第一及び第二の小砥
粒層部74A、74Bが各中心線O1毎に例えば2対づ
つ周方向に配列されて砥粒層72が構成されている。
【0026】各小砥粒層部74A、74Bはそれぞれ互
いに分離しており、また各小砥粒層部74A、74Bの
両端は中心線O1からほぼ等距離にある。しかも小砥粒
層部74は略円弧状であるために、図8では小砥粒層部
74Aの一方の半分74aは研削方向Gに近い傾斜角を
呈するために研削長さが大きく、他方の半分74bは研
削方向Gに略々直交して交差するために目詰まりを解除
できることになる。また第二の小砥粒層部74Bでは一
方の半分74aと他方の半分74bとが第一の小砥粒層
部74Aと長さ方向に逆に配置されている。そのため研
削量を大きく確保できる上に研削屑の目詰まりをその都
度効果的に解除でき、研削時の座り安定性も良好である
という効果を奏する。尚、曲線状の小砥粒層部74は必
ずしも略円弧状のものを対向配置しなくてもよく一方の
みでもよい。また第一の小砥粒層部74Aと第二の小砥
粒層部74Bは中心線O1方向にずらさないで対向配置
してもよい。このような構成とすれば第三の実施の形態
に近似した形態になる。また略曲線状の小砥粒層部74
の他の形状例としてS字状のものを相互に径方向及び周
方向に配列して構成してもよい。
【0027】次に本発明の第六の実施の形態を図9によ
り説明する。図9は第六の実施の形態によるホイール8
0の平面図を示すものであって、砥粒層82は上述した
適宜の小砥粒層部、例えば第一及び第二小砥粒層部26
A、26Bの組み合わせからなる第一の実施の形態によ
る砥粒層24と同一構成を有しているものとする。しか
も砥粒層82は台金22の一面22aの外周側に設けら
れたリング状の第一砥粒層82A、その内側に間隔をお
いて順次設けられた第二砥粒層82B及び第三砥粒層8
2Cとの三層構造とされている。図9では第一乃至第三
砥粒層82A,B,Cは中心Oに対して同心状に配列さ
れているが、同心状でなくてもよい。また第一乃至第三
砥粒層82A、B、C間には主排出路84が形成され、
第一及び第二小砥粒層部26A,26B間の副排出路3
2に連通している。
【0028】また図9において第一乃至第三砥粒層82
A,B,Cに対してパッド4の回転方向Pに略平行な方
向に延びる仮想線を、この方向に略直交するx方向にず
らせて任意の位置に仮想線a,b,c,dとして引き、
例えば仮想線a,bは第一乃至第三砥粒層82A,B,
Cに交差し、仮想線cは第三砥粒層82Cに外接して第
一及び第二砥粒層82A,Bに交差し、仮想線dは第一
砥粒層82Aに内接して交差するものとする。すると各
仮想線a,b,c,dが交差する第一乃至第三砥粒層8
2A,B,Cの領域の研削長さは研削方向Gと交差する
長さで定まる。即ち、ホイール20の中心Oに最も近い
仮想線aで交差する第一乃至第三砥粒層82A,B,C
の研削長さ(面積)をLa1,La2,La3とし、中
心Oに次に近い仮想線bで交差する第一乃至第三砥粒層
82A,B,Cの研削長さ(面積)をLb1,Lb2,
Lb3とし、中心Oに次に近い仮想線cで交差する第一
及び第二砥粒層82A,Bの研削長さ(面積)をLc
1,Lc2とし、回転中心Oから最も遠い外側の仮想線
dで交差する第一砥粒層82Aの研削長さ(面積)をL
d1とする。本実施の形態では、これらの研削長さが、 2×(La1+La2+La3)≒2×(Lb1+Lb2+Lb3)≒2×(Lc1
+Lc2)≒2×(Ld1) となるように小砥粒層部26A、26B…の相互間隔等
を設定する。
【0029】このように設定することで、図10におい
て、パッド4の回転方向Pに略直交するx方向の任意位
置の仮想線a,b,c,dに関して、径の大きい外側の
砥粒層に交差する研削長さ(仕事量:例えば仮想線dの
研削長さ2×(Ld1))と内側の径の小さい砥粒層に交差
する研削長さ(仕事量:例えば仮想線aの研削長さ2×
(La1+La2+La3))をほぼ均一にすることができる。そ
のために、パッド4のコンディショニングにおいてホイ
ール82をパッド4上に載置して回転させるだけで揺動
運動が必ずしも必要がなくなり、効率的で平坦度のより
高いパッド4の研削加工が行える。尚、各砥粒層82
A、B、Cの研削長さを均等に設定するためには砥粒層
82を三層以上の複数層で設定することが好ましい。
【0030】上述のように本第六の実施の形態によれ
ば、小砥粒層部26A、26Bで研削量を大きく取ると
ともに目詰まりを解除でき、しかもパッド4の研削屑や
スラリsの固化物、シリコンウエハの配線金属やシリコ
ンの研削屑等の各種研削屑を研削ポイントである小砥粒
層部26の超砥粒14…から、これに隣接する主副排出
路84、32に流出させて超砥粒14…間に詰まるのを
確実に抑制できる。しかもパッド4の回転方向Pに略平
行な方向の砥粒層24での各研削長さの和(仕事量)が
ほぼ等しいために平坦度のより高い研磨加工が行える。
【0031】次に本発明の第七の実施の形態を図11に
より説明する。図11はホイールの要部平面図である。
図11に示すホイール90は第六の実施の形態によるホ
イール80と基本構成を同じくしており、相違点は第一
の実施の形態と同様に小砥粒層部26A,26Bで構成
される砥粒層92が1層の連続する螺旋状を形成してい
ることであり、少なくとも砥粒層92が径方向に間隔を
おいて3層以上巻回されていることが好ましい(図11
では3層に形成されている)。この実施の形態において
も、砥粒層92を径方向外側から内側に向けての3層と
して見れば最外周の第一砥粒層92A,第二砥粒層92
B、最も内側の第三砥粒層92Cを順次形成するように
螺旋状に連続して形成されている。そして各砥粒層92
A,92B,92Cの間に螺旋状の主排出路84が形成
され、第一または第二小砥粒層部26A、26B間の副
排出路32に連通している。上述のように第七の実施の
形態によれば、第六の実施の形態と同様な効果が得られ
る。
【0032】また本発明の単層砥石はCMP装置に用い
るコンディショナ以外にも研磨研削装置に採用できるこ
とはいうまでもない。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る単層砥
石では、本発明に係る単層砥石は、小砥粒層部が台金に
複数配列された砥粒層を備えてなり、小砥粒層部は台金
の中心を通る中心線に対して一方向に傾斜する第一の小
砥粒層部と該第一の小砥粒層部とは逆方向に傾斜する第
二の小砥粒層部とを有するから、研削時の座り安定性が
良く被削材との接触面積や接触圧が安定して微小振動等
を起こしにくく被削材に局部的なダメージを与えない。
しかも相対移動する被削材と単層砥石相互間で例えば第
一及び第二の小砥粒層部の一方は研削長さが大きく目詰
まりし易いが他方は研削長さが短いために目詰まりを解
除できて切れ味の低下を防止できる。そのために研削時
の研削量を確保すると共に目詰まりとその解除をミクロ
に行うことになって研削時の微小振動を抑制できる。
【0034】また第一及び第二の小砥粒層部はそれぞれ
アスペクト比が異なるものを含んでいるから、座り安定
性が向上し特にアスペクト比の小さいものは目詰まり解
除能力を向上できる。また小砥粒層部は互いに分離して
略菱形を形成して放射状に配列され、また砥粒層は第一
及び第二の小砥粒層部が台金の周方向に交互に配列され
てリング状をなしているから、座り安定性がよい上に研
削時の目詰まりとその解除を交互に行いつつ研削するこ
とで研削時の微小振動を抑制できて良好な切れ味を維持
できる。
【0035】本発明による単層砥石は、小砥粒層部が台
金に複数配列された砥粒層を備えてなり、小砥粒層部は
台金の中心を通る中心線に対して一方向に傾斜する部分
と逆方向に傾斜する部分とを有するから、研削時の座り
安定性が良く微小振動等を起こしにくく、しかも小砥粒
層部の一の部分と他の部分の一方は研削長さが大きく目
詰まりし易いが他方は研削長さが短いために目詰まりを
解除できて切れ味の低下を防止できる。
【0036】小砥粒層部は台金の全面に配列されている
ので、研削量の増大と目詰まり解消とを一層促進でき
る。また小砥粒層部は台金上に隆起するマウンド部上に
形成されているから、被削材がCMP装置のパッドのよ
うな軟質のものであってもベタ当たりすることなく小砥
粒層部の超砥粒だけで接触して研削するために研削圧が
高くて切れ味が良く研削屑の排出性もよい。またマウン
ド部以外の領域に排出路が形成されているから、研削液
の排出路が小砥粒層部の周囲に配設されることになって
超砥粒に研削屑が滞積するのを防いでスムーズに洗い流
すことができる。また台金に対するマウンド部の高さは
0.1〜5.0mmの範囲であるから、この範囲であれ
ば研削ポイントと排出路との間で研削液や研削屑を容易
に流して排出できる。
【0037】砥粒層は複数層のリング状または螺旋状で
形成されているから、被削材の相対移動方向に略平行な
方向の各砥粒層の研削長さの和(仕事量)を被削材の移
動方向に略直交する方向の任意位置でほぼ均一にするこ
とができる。また砥粒層を3層以上の複数層で構成すれ
ば、被削材の相対移動方向に略平行な方向に略直交する
任意位置での砥粒層領域の研削長さの和(仕事量)を容
易に均一にできる。また径方向に間隔をおいて配設され
た砥粒層の間に排出路が形成されているから、小砥粒層
部での研削で生じた各種の研削屑は外部等から供給され
る研削液と共に洗い出されて排出路を通して外部に排出
され、研削屑を容易に排出できて超砥粒の間に沈着滞積
するのを抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第一の実施の形態によるホイールの
平面図である。
【図2】 図1に示すホイールの砥粒層の部分拡大図で
ある。
【図3】 図2に示す小砥粒層部のB−B線断面図であ
る。
【図4】 小砥粒層部の他の形態を示す図3と同様な断
面図である。
【図5】 本発明の第二の実施の形態によるホイールの
砥粒層の部分拡大図である。
【図6】 本発明の第三の実施の形態によるホイールの
砥粒層の部分拡大図である。
【図7】 本発明の第四の実施の形態によるホイールの
砥粒層の部分拡大図である。
【図8】 本発明の第五の実施の形態によるホイールの
砥粒層の部分拡大図である。
【図9】 本発明の第六の実施の形態によるホイールの
平面図である。
【図10】 図9に示すホイールの一点鎖線で仕切る半
円部分についてパッドの回転方向に略直交する方向にお
ける砥粒層の位置と仕事量との関係を示す図である。
【図11】 本発明の第七の実施の形態によるホイール
の平面図である。
【図12】 従来のCMP装置の要部斜視図である。
【図13】 図12に示すCMP装置で用いられる従来
のホイールを示すもので(A)はホイールの半円状部分
平面図、(B)は(A)で示すホイールのA−A′線縦
断面図である。
【図14】 図13に示すホイールの砥粒層を示す要部
拡大断面図である。
【符号の説明】
14 超砥粒 20,40,50,60,70,80,90 ホイール 22 台金 22a 一面 24,41,52,62,72,82,92 砥粒層 26,74 小砥粒層部 26A,74A 第一の小砥粒層部 26B,74B 第二の小砥粒層部 30 金属結合相 32 副排出路 84 主排出路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 21/304 622 H01L 21/304 622M // B24B 53/02 B24B 53/02 Fターム(参考) 3C047 EE18 3C063 AA02 AB02 AB05 BA05 BB02 BC02 BG07 BG11 BH02 CC12 EE10 FF23

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 超砥粒が金属結合相で固着された小砥粒
    層部が台金に複数配列された砥粒層を備えてなり、前記
    小砥粒層部は台金の中心を通る中心線に対して一方向に
    傾斜する第一の小砥粒層部と該第一の小砥粒層部とは逆
    方向に傾斜する第二の小砥粒層部とを有することを特徴
    とする単層砥石。
  2. 【請求項2】 前記第一及び第二の小砥粒層部はそれぞ
    れアスペクト比が異なるものを含むことを特徴とする請
    求項1記載の単層砥石。
  3. 【請求項3】 前記小砥粒層部は互いに分離して略菱形
    を形成して放射状に配列されていることを特徴とする請
    求項1または2記載の単層砥石。
  4. 【請求項4】 前記砥粒層は第一及び第二の小砥粒層部
    が台金の周方向に交互に配列されてリング状をなすこと
    を特徴とする請求項1乃至3のいずれか記載の単層砥
    石。
  5. 【請求項5】 超砥粒が金属結合相で固着された小砥粒
    層部が台金に複数配列された砥粒層を備えてなり、前記
    小砥粒層部は台金の中心を通る中心線に対して一方向に
    傾斜する部分と逆方向に傾斜する部分とを有することを
    特徴とする単層砥石。
  6. 【請求項6】 前記小砥粒層部は曲線状をなしていて中
    心線を挟んで両側に向かい合い且つ対向してまたは中心
    線に沿ってずれて配設された第一の小砥粒層部及び第二
    小砥粒層部を有することを特徴とする請求項5記載の単
    層砥石。
  7. 【請求項7】 前記小砥粒層部は台金の全面に配列され
    ていることを特徴とする請求項1,2,3及び5のいず
    れか記載の単層砥石。
  8. 【請求項8】 前記小砥粒層部は台金上に隆起するマウ
    ンド部上に形成されていることを特徴とする請求項1乃
    至7のいずれか記載の単層砥石。
  9. 【請求項9】 前記マウンド部以外の領域に排出路が形
    成されていることを特徴とする請求項8記載の単層砥
    石。
  10. 【請求項10】 前記台金に対するマウンド部の高さは
    0.1〜5.0mmの範囲であることを特徴とする請求
    項8または9記載の単層砥石。
  11. 【請求項11】 前記砥粒層は複数層のリング状または
    螺旋状に形成されていることを特徴とする請求項1乃至
    10のいずれか記載の単層砥石。
  12. 【請求項12】 径方向に間隔をおいて配設された前記
    砥粒層の間に排出路が形成されていることを特徴とする
    請求項11記載の単層砥石。
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