JP2001155399A - 磁気テープライブラリ装置 - Google Patents

磁気テープライブラリ装置

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JP2001155399A
JP2001155399A JP33755099A JP33755099A JP2001155399A JP 2001155399 A JP2001155399 A JP 2001155399A JP 33755099 A JP33755099 A JP 33755099A JP 33755099 A JP33755099 A JP 33755099A JP 2001155399 A JP2001155399 A JP 2001155399A
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    • G11B15/00Driving, starting or stopping record carriers of filamentary or web form; Driving both such record carriers and heads; Guiding such record carriers or containers therefor; Control thereof; Control of operating function
    • G11B15/675Guiding containers, e.g. loading, ejecting cassettes
    • G11B15/68Automatic cassette changing arrangements; automatic tape changing arrangements
    • G11B15/682Automatic cassette changing arrangements; automatic tape changing arrangements with fixed magazines having fixed cassette storage cells, e.g. in racks
    • G11B15/6835Automatic cassette changing arrangements; automatic tape changing arrangements with fixed magazines having fixed cassette storage cells, e.g. in racks the cassettes being transferred to a fixed recorder or player using a moving carriage

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 磁気テープカートリッジの受け渡しを円滑に
実施することができる磁気テープライブラリ装置を提供
すること。 【解決手段】 キャリア2とカートリッジ収納部10
2,リード/ライト部103との間での磁気テープカー
トリッジ101の送出/搬入作業、つまり、強い押圧力
を必要としない送り作業に際しては、搬送ローラ4,5
およびローラ9で磁気テープカートリッジ101の両側
を挾持して送りをかける一方(図7a)、強い押し込み
力の必要とされる磁気テープカートリッジ101の最終
挿入段階においては、ローラアーム6自体を回転させ、
その端部に軸支されたテープカートリッジ搬送ローラ4
または5で磁気テープカートリッジ101の後端部を直
に押圧して磁気テープカートリッジ101を押し込むよ
うにする(図7b)。この連携動作により、ローラ搬送
による円滑な送り動作と、押圧操作による滑りのない確
実な挿入動作を実現する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気テープライブ
ラリ装置、特に、そのキャリアに実装されるテープカー
トリッジ挿抜機構の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】磁気テープライブラリ装置のキャリアに
設けられるテープカートリッジ挿抜機構としては、カー
トリッジ収納部やリード/ライト部とキャリアとの間で
の磁気テープカートリッジの受け渡しをピックアップハ
ンドによって行うものと、ローラや搬送ベルトによって
行うものとが既に公知である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】図9はピックアップハ
ンドを利用したテープカートリッジ挿抜機構を備えたキ
ャリアを搭載した磁気テープライブラリ装置の一般的な
構成例を示す概念図であり、図9(a)においては磁気
テープライブラリ装置を正置した状態の内部構造の概略
を側面から示し、また、図9(b)においては磁気テー
プライブラリ装置を正置した状態の内部構造の概略を上
面から示している。
【0004】この磁気テープライブラリ装置100は、
複数の磁気テープカートリッジ101を収納するカート
リッジ収納部102と、磁気テープカートリッジ101
に対してデータの読み書きを行うリード/ライト部10
3、および、カートリッジ収納部102とリード/ライ
ト部103との間を往復移動して磁気テープカートリッ
ジ101の受け渡しを行うキャリア104とによって構
成される。
【0005】図9(a)に示されるように、カートリッ
ジ収納部102は、磁気テープカートリッジ101を収
納するセルを複数個上下に列設して構成され、リード/
ライト部103は、カートリッジ収納部102の上方に
位置するかたちで磁気テープライブラリ装置100内に
固設されている。
【0006】また、キャリア104は、磁気テープライ
ブラリ装置100内に固設された2本のガイドロッド1
05に沿って上下方向摺動可能に取り付けられ、図示し
ない昇降機構により、カートリッジ収納部102の最下
段のセル位置から最上段に位置するリード/ライト部1
03までの区間を自由に移動できるようになっている。
【0007】このキャリア104は、図9(b)に示さ
れるように、テープカートリッジ挿抜機構としてのピッ
クアップハンド106を備える。
【0008】そして、カートリッジ収納部102または
リード/ライト部103内に挿入されている磁気テープ
カートリッジ101を抜き出す際には、前述した昇降機
構によってキャリア104を目標位置まで上下移動させ
た後、ピックアップハンド106を図9(b)の右方向
に向けて移動させ、アーム107の先端部に設けられた
爪108でカートリッジ収納部102またはリード/ラ
イト部103内に位置する磁気テープカートリッジ10
1の端部を挟んでピックアップハンド106を図9
(b)の左方向に向けて移動させ、抜き出した磁気テー
プカートリッジ101を一時的にキャリア104内に保
持する。
【0009】また、キャリア104内の磁気テープカー
トリッジ101をカートリッジ収納部102またはリー
ド/ライト部103に挿入する際には、ピックアップハ
ンド106によって磁気テープカートリッジ101を保
持したまま前記とは逆にピックアップハンド106を図
9(b)の右方向に向けて移動させ、このピックアップ
ハンド106の押圧動作によって強制的に磁気テープカ
ートリッジ101をカートリッジ収納部102またはリ
ード/ライト部103に押し込んで挿入する。
【0010】このような構成によれば、ピックアップハ
ンド106の挾持作用によって磁気テープカートリッジ
101の受け渡しを確実に行えるといったメリットがあ
るが、キャリア104に対して磁気テープカートリッジ
101の挿抜作業を行える方向がキャリア104の一側
面、例えば、図9(a)および図9(b)の例ではキャ
リア104の右側に限定されるといった欠点があり、こ
の結果、キャリア104の一側面に対応する位置にカー
トリッジ収納部102とリード/ライト部103を上下
に重合して配備しなければならなくなり、磁気テープラ
イブラリ装置100の上下高さの削減が困難になる等の
設計上の問題が生じる。
【0011】また、ピックアップハンド106を磁気テ
ープカートリッジ101の挿抜方向の延長線上に配備す
る必要があるため、キャリア104の長さは、図9
(b)に示される通り、最低でも磁気テープカートリッ
ジ101の全長とピックアップハンド106の大きさと
を合わせた長さだけ必要となり、キャリア104自体の
小型化も困難である。
【0012】一方、図10はローラや搬送ベルトを利用
したテープカートリッジ挿抜機構を備えたキャリアを搭
載した磁気テープライブラリ装置の一般的な構成例を示
す概念図であり、図10(a)においては磁気テープラ
イブラリ装置を正置した状態の内部構造の概略を側面か
ら示し、また、図10(b)においては磁気テープライ
ブラリ装置を正置した状態の内部構造の概略を上面から
示している。
【0013】この磁気テープライブラリ装置109も、
前記と同様、磁気テープカートリッジ101を収納する
カートリッジ収納部102と、磁気テープカートリッジ
101に対してデータの読み書きを行うリード/ライト
部103、および、カートリッジ収納部102とリード
/ライト部103との間を往復移動して磁気テープカー
トリッジ101の受け渡しを行うキャリア110とを備
え、キャリア110は、磁気テープライブラリ装置10
0内に固設された2本のガイドロッド105に沿って上
下方向摺動可能とされ、図示しない昇降機構により、カ
ートリッジ収納部102の最下段のセル位置から最上段
のセル位置までの区間を自由に移動できるようになって
いる。
【0014】そして、このキャリア110には、前述の
ピックアップハンド106に代わるテープカートリッジ
挿抜機構として、複数のローラ111が磁気テープカー
トリッジ101を両側から挾持するようなかたちで取り
付けられており、これらのローラ111で磁気テープカ
ートリッジ101を挟んで送りをかけることによって、
カートリッジ収納部102やリード/ライト部103に
対する磁気テープカートリッジ101の挿抜作業が行わ
れるようになっている。
【0015】このような構成によれば、磁気テープカー
トリッジ101の挿抜方向に沿ってキャリア110の内
部を貫通させるかたちで磁気テープカートリッジ101
を移動することが可能であるので、キャリア110の外
周部の対向する二面、例えば、図10(a)および図1
0(b)の例ではキャリア110の左右両側から磁気テ
ープカートリッジ101の挿抜が可能となる。従って、
図10(a)および図10(b)に示されるようにキャ
リア110の両側に分散してカートリッジ収納部102
とリード/ライト部103を配備することができ、ま
た、図9(a)および図9(b)の例と同様にカートリ
ッジ収納部102とリード/ライト部103を上下に重
合して配備することも可能であって、磁気テープライブ
ラリ装置109の設計の自由度は非常に向上し、また、
磁気テープカートリッジ101の挿抜方向の延長線上に
テープカートリッジ挿抜機構を配備する必要もないこと
から、キャリア110の小型化も容易である。
【0016】しかしながら、カートリッジ収納部102
やリード/ライト部103に磁気テープカートリッジ1
01を挿入する際、その最後の押し込み作業もローラ1
11のみに頼っていたため、磁気テープカートリッジ1
01の側面に汚れやホコリ等が付着している場合、また
は、ローラ111自体に磨耗が生じているような場合に
は、接触面での滑りが災いし、磁気テープカートリッジ
101に十分な送りをかけることが困難となって挿入不
良を生じる可能性もあった。
【0017】搬送ベルトを使用したテープカートリッジ
挿抜機構の場合には、更に、前述した各列のローラ11
1に搬送ベルトが掛け渡されることになるが、ローラ1
11に搬送ベルトが掛け渡されていたとしても、結局の
ところ、磁気テープカートリッジ101に対する最終段
階の押し込み作業では、最も外側に位置する一対のロー
ラ111のみが搬送ベルトを介して両側から磁気テープ
カートリッジ101を挾持するかたちで送りをかけるに
過ぎず、搬送ベルトの大半の部分は磁気テープカートリ
ッジ101に接しもしないので、図10(a)および図
10(b)に示されるようにローラ111のみを使用し
た構成の場合と同様、汚れやホコリまたは磨耗等に起因
する滑りによって生じる挿入不良の問題が残る。
【0018】
【発明の目的】そこで、本発明の目的は、前記従来技術
の欠点を解消し、磁気テープカートリッジの受け渡し、
特に、その挿入作業を円滑に実施することができる磁気
テープライブラリ装置を提供することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数個の磁気
テープカートリッジを収納可能に構成されたカートリッ
ジ収納部と、この磁気テープカートリッジに対してデー
タの読み書きを行うリード/ライト部と、カートリッジ
収納部とリード/ライト部との間を磁気テープカートリ
ッジを保持して往復移動するキャリアと、このキャリア
に設けられたテープカートリッジ挿抜機構とを備えた磁
気テープライブラリ装置であり、前記目的を達成するた
め、特に、前記テープカートリッジ挿抜機構が、搬送ロ
ーラ式のテープカートリッジ挿抜機構によって構成さ
れ、前記カートリッジ収納部およびリード/ライト部に
対する磁気テープカートリッジの最終挿入段階で磁気テ
ープカートリッジの後端部を挿入方向に向けて押圧する
強制挿入機能を備えていることを特徴とした構成を有す
る。
【0020】この構成によれば、カートリッジ収納部お
よびリード/ライト部に対する磁気テープカートリッジ
の最終挿入段階で、磁気テープカートリッジの後端部が
テープカートリッジ挿抜機構により挿入方向に向けて強
制的に押圧される。磁気テープカートリッジの後端部が
テープカートリッジ挿抜機構からの垂直抗力により挿入
方向に向けて直に押圧されるので、汚れやホコリまたは
磨耗等による滑りが発生することはなく、カートリッジ
収納部およびリード/ライト部に対する磁気テープカー
トリッジの挿入が確実に行われるようになる。
【0021】また、前記と同様の目的を達成するため、
前記テープカートリッジ挿抜機構の構成を、磁気テープ
カートリッジの一側に外接すべく前記磁気テープカート
リッジの挿抜方向に沿って所定の間隔をおいてキャリア
上に配備された2つのカートリッジ搬送ローラと、これ
らのカートリッジ搬送ローラを両端に軸支したローラア
ームと、該ローラアームの移動をテープカートリッジの
挿抜方向に沿って案内するガイドと、このガイドに沿っ
て前記ローラアームを移動させるローラアーム直線駆動
手段と、前記磁気テープカートリッジの一側に接する部
分における前記2つのカートリッジ搬送ローラの送り方
向が前記ローラアームの移動方向と一致するように前記
2つのカートリッジ搬送ローラを回転駆動する搬送ロー
ラ回転駆動手段と、前記ガイドの端部に前記ローラアー
ムが移動したときに前記2つのカートリッジ搬送ローラ
のうち前記ガイドの端部寄りに位置する側のカートリッ
ジ搬送ローラが前記磁気テープカートリッジの前記一側
から外側に向けて離間し且つ他方のカートリッジ搬送ロ
ーラが前記磁気テープカートリッジの前記一側に向けて
突入する方向に前記ローラアーム自体を回転させるロー
ラアーム回転駆動手段とによって構成するようにしても
よい。
【0022】この構成によれば、磁気テープカートリッ
ジの挿抜方向に沿ってガイドで案内されたローラアーム
がローラアーム直線駆動手段によって直線駆動され、同
時に、このローラアームの両端に軸支された2つのカー
トリッジ搬送ローラが搬送ローラ回転駆動手段によって
回転駆動される。この場合のカートリッジ搬送ローラの
回転方向は、磁気テープカートリッジの一側に接する部
分のカートリッジ搬送ローラが前記磁気テープカートリ
ッジに対してローラアームの移動方向と同じ向きの送り
をかける方向であり、例えば、キャリア内に保持された
磁気テープカートリッジをカートリッジ収納部やリード
/ライト部に挿入する方向にローラアームを移動させた
場合には、前述した2つのカートリッジ搬送ローラも、
この磁気テープカートリッジをキャリアからカートリッ
ジ収納部やリード/ライト部に挿入する方向に磁気テー
プカートリッジに送りをかけることになる。また、カー
トリッジ収納部やリード/ライト部に保持された磁気テ
ープカートリッジをキャリア内に抜き取る方向にローラ
アームを移動させた場合には、前記とは逆に、2つのカ
ートリッジ搬送ローラは、この磁気テープカートリッジ
をカートリッジ収納部やリード/ライト部からキャリア
内に抜き取る方向に磁気テープカートリッジに送りをか
けることになる。このように、キャリアからカートリッ
ジ収納部やリード/ライト部への磁気テープカートリッ
ジの挿入、および、カートリッジ収納部やリード/ライ
ト部からキャリアへの磁気テープカートリッジの抜き取
りが、ローラアームの直線移動動作とカートリッジ搬送
ローラの回転による送り動作とを重畳したかたちで実行
されるので、磁気テープカートリッジの挿抜動作が高速
化されて磁気テープカートリッジの受け渡し作業を円滑
に実施できるようになる。そして、ガイドの端部にまで
ローラアームが移動し、カートリッジ収納部およびリー
ド/ライト部に対する磁気テープカートリッジの最終挿
入段階に達すると、ローラアーム回転駆動手段が作動
し、前記2つのカートリッジ搬送ローラのうちガイドの
端部寄り、つまり、ローラアームの移動方向前方側に位
置するカートリッジ搬送ローラが磁気テープカートリッ
ジの一側から外側に向けて離間し、且つ、他方のカート
リッジ搬送ローラ、要するに、ローラアームの移動方向
後方側に位置するカートリッジ搬送ローラが磁気テープ
カートリッジの一側に向けて突入する方向に、前記ロー
ラアーム自体を回転させる。このローラアーム自体の回
転動作により、前記他方のカートリッジ搬送ローラ、つ
まり、ローラアームの移動方向後方側に位置するカート
リッジ搬送ローラが磁気テープカートリッジの後端部を
挿入方向に向けて強制的に押圧するかたちとなる。この
ように、磁気テープカートリッジが、側面の摩擦を介し
てではなく、その後端部を直接挿入方向に押圧されるか
たちでカートリッジ収納部やリード/ライト部に押し込
まれるので、磁気テープカートリッジにおける汚れやホ
コリの有無、および、カートリッジ搬送ローラの磨耗の
大小といった問題とは何ら関わりなく、カートリッジ収
納部やリード/ライト部に対する磁気テープカートリッ
ジの挿入を確実に行うことができる。しかも、ローラア
ームは通常の状態では磁気テープカートリッジの搬送軌
跡の側方に位置し、強い押圧力の必要とされる磁気テー
プカートリッジの最終挿入段階においてのみ回転してそ
の一端を磁気テープカートリッジの搬送軌跡内に臨ませ
るようになっているため、ピックアップハンドを利用し
た従来型の磁気テープカートリッジ挿抜機構に比べて装
置の全長の短縮が可能である。
【0023】更に、前記ガイドを前記キャリアにおける
磁気テープカートリッジの挿抜方向の全長に匹敵する距
離に亘って設けると共に、前記ガイドの一端部および前
記ガイドの他端部に前記ローラアームが移動したときの
何れにおいても前記ローラアーム回転駆動手段が作動す
るように構成することが可能である。
【0024】この構成によればキャリアの両端部で磁気
テープカートリッジの確実な挿抜作業を実施することが
できるので、カートリッジ収納部とリード/ライト部を
キャリアの両側に跨って配備することが可能となり、カ
ートリッジ収納部やリード/ライト部の配置等に関する
設計の自由度が向上する。しかも、前記した通り、カー
トリッジ収納部およびリード/ライト部に対する磁気テ
ープカートリッジの最終挿入段階では、ローラアーム回
転駆動手段の作動によってローラアーム自体が回転し、
このローラアームに軸支された移動方向後方側のカート
リッジ搬送ローラが磁気テープカートリッジの後端部を
挿入方向に向けて直に押圧して押し込むので、従来型の
磁気テープライブラリ装置で問題となっていた磁気テー
プカートリッジの挿入不良が完全に解消される。
【0025】このように、キャリアの両端部で磁気テー
プカートリッジの挿抜作業を実施するように構成した場
合には、前記ローラアームのホームポジションを前記ガ
イドの中央部に設定し、また、このローラアームがホー
ムポジションからガイドの端部に移動する間に前記2つ
のカートリッジ搬送ローラによる送り量が前記磁気テー
プカートリッジの全長の1/2程度となるようにローラ
アーム直線駆動手段と搬送ローラ回転駆動手段の送り速
度比を調整することが望ましい。
【0026】この構成によれば、キャリア内に取り込ま
れた磁気テープカートリッジの停止位置が前記ホームポ
ジション上に安定する。また、前記ローラアームが前記
ガイドの端部に移動した段階でカートリッジ搬送ローラ
による磁気テープカートリッジの送り動作も完了し、磁
気テープカートリッジの後端部が磁気テープカートリッ
ジの送り方向の後方側に位置するカートリッジ搬送ロー
ラの位置を通過するので、ローラアーム回転駆動手段の
作動によるローラアーム自体の回転動作により、このカ
ートリッジ搬送ローラ、つまり、送り方向の後方側に位
置するカートリッジ搬送ローラによって磁気テープカー
トリッジの後端部を挿入方向に向けて的確に押し込むこ
とが可能となる。
【0027】前述した2つのカートリッジ搬送ローラ,
ローラアーム,ガイド,搬送ローラ回転駆動手段および
ローラアーム回転駆動手段の各々をキャリア上の両側に
設け、カートリッジ搬送ローラで磁気テープカートリッ
ジを挟み込むようにして送りをかけるように構成するこ
とも可能であるが、構造の簡略化のため、カートリッジ
搬送ローラ,ローラアーム,ガイド,搬送ローラ回転駆
動手段およびローラアーム回転駆動手段の各々をキャリ
ア上の一側にのみ設け、このキャリア上の他側に前記カ
ートリッジ搬送ローラと共同して磁気テープカートリッ
ジを挾持して送りをかけるローラ列を配備した構成とす
ることが望ましい。
【0028】既に述べた通り、カートリッジ収納部およ
びリード/ライト部に対する磁気テープカートリッジの
最終挿入段階では、磁気テープカートリッジの後端部が
他方のカートリッジ搬送ローラからの垂直抗力により直
に挿入方向に押圧されるので、カートリッジ搬送ロー
ラ,ローラアーム,ガイド,搬送ローラ回転駆動手段お
よびローラアーム回転駆動手段をキャリアの片側に設け
るだけでも確実な挿入作業を達成することができる。
【0029】また、テープカートリッジ挿抜機構の強制
挿入機能を達成するための具体的な構成として、前記ガ
イドを溝によって形成し、このガイドと平行して該ガイ
ドの外側にラックを併設する一方、前記2つのカートリ
ッジ搬送ローラの各々には前記ラックに対応する歯車を
一体的に装備し、前記ラックと前記歯車との噛合状態が
確保されるように前記ローラアームの中央部に主係合突
起を設けて前記ガイドに嵌合させ、この主係合突起を前
記ガイドに沿って移動させるローラアーム直線駆動手段
と前記ラックおよび前記歯車により前記搬送ローラ回転
駆動手段を構成すると共に、前記ローラアームにおける
前記2つのカートリッジ搬送ローラの軸支位置近傍には
前記主係合突起よりも短い副係合突起を各々設けて前記
主係合突起と共に前記ガイドに嵌合させ、前記ガイドの
端部近傍における溝の内側の表面高さを前記ローラアー
ムの主係合突起が抜けず且つ前記副係合突起が抜ける程
度の高さに調整して副係合突起離脱領域と成し、且つ、
前記ガイドの主要部と同等の構造を有し前記ガイドの端
部に連絡して外側に延びる溝から成るサブガイドを形成
し、前記主係合突起,副係合突起,副係合突起離脱領
域,サブガイドおよび前記ローラアーム直線駆動手段に
よって前記ローラアーム回転駆動手段を構成したことを
特徴とする構造を提案する。
【0030】この構成においては、磁気テープカートリ
ッジの挿抜方向に沿って形成された溝から成るガイドに
よって主係合突起を案内されたローラアームがローラア
ーム直線駆動手段によって直線駆動され、この結果、前
記ガイドの外側に併設されたラックと噛合した歯車を有
するローラアーム両端の2つのカートリッジ搬送ローラ
が、ラックに対する前記歯車の相対移動により強制的に
回転駆動される。つまり、この場合の搬送ローラ回転駆
動手段は、ローラアーム直線駆動手段とラックおよび前
記歯車とによって形成されることになる。前記ラックは
カートリッジ搬送ローラよりも外側に位置してカートリ
ッジ搬送ローラの歯車と噛合しているので、ローラアー
ムの移動方向と2つのカートリッジ搬送ローラによる磁
気テープカートリッジの送り方向とが一致する。このよ
うに、ローラアームの直線移動動作とカートリッジ搬送
ローラの回転による送り動作とを重畳したかたちで磁気
テープカートリッジの送りが実行されるので、磁気テー
プカートリッジの挿抜動作が高速化され、磁気テープカ
ートリッジの受け渡し作業を円滑に実施できるようにな
る。そして、ガイドの端部にまでローラアームが移動し
てカートリッジ収納部およびリード/ライト部に対する
磁気テープカートリッジの最終挿入段階に達すると、前
記2つのカートリッジ搬送ローラのうちガイドの端部寄
りに位置する側のカートリッジ搬送ローラ、つまり、ロ
ーラアームの移動方向前方側に位置するカートリッジ搬
送ローラの近傍に設けられた副係合突起が、前記ガイド
の端部に連絡して外側に延びる溝から成るサブガイドに
侵入する。このようにしてローラアームの移動方向前方
側に位置する副係合突起が前記サブガイドに沿って移動
を開始することにより、前記主係合突起を中心として、
前記2つのカートリッジ搬送ローラのうちローラアーム
の移動方向前方側に位置するカートリッジ搬送ローラが
磁気テープカートリッジの一側から外側に向けて離間
し、且つ、他方のカートリッジ搬送ローラが磁気テープ
カートリッジの一側に向けて突入する方向にローラアー
ム自体が回転する。従って、ここでいうローラアーム回
転駆動手段とは、前記主係合突起,副係合突起,副係合
突起離脱領域,サブガイドおよびローラアーム直線駆動
手段によって構成されていることになる。ローラアーム
の移動方向前方側に位置する副係合突起が前記サブガイ
ドに沿って移動を開始するとき、ローラアームの移動方
向後方側に位置する副係合突起は、前記ガイドの端部近
傍の位置、つまり、主係合突起が抜けず副係合突起のみ
が抜ける程度に表面高さを調整された副係合突起離脱領
域に位置するので、この移動方向後方側に位置する副係
合突起は前記ガイドの溝から内側に向けて自由に離脱す
ることができる。そして、移動方向後方側に位置する副
係合突起が前記ガイドから内側に離脱することにより、
前述した主係合突起および移動方向前方側に位置する副
係合突起と前記ガイドおよびサブガイドとの組み合わせ
によるローラアームの二点支持によって達成されるロー
ラアーム自体の回転動作を許容する。そして、ローラア
ーム自体の回転動作により、前記他方のカートリッジ搬
送ローラ、つまり、ローラアームの移動方向後方側に位
置するカートリッジ搬送ローラが、磁気テープカートリ
ッジの後端部を挿入方向に向けて強制的に押圧し、カー
トリッジ収納部やリード/ライト部に磁気テープカート
リッジを挿入する。従って、磁気テープカートリッジに
おける汚れやホコリの有無、および、カートリッジ搬送
ローラの磨耗の大小といった問題とは何ら関わりなく、
カートリッジ収納部やリード/ライト部に対する磁気テ
ープカートリッジの挿入を確実に行うことができる。
【0031】このような構成を適用する場合、前記ガイ
ドと前記サブガイドとの連絡部には丸みを持たせたるこ
とが望ましい。
【0032】ガイドとサブガイドとの連絡部に丸みを持
たせたることにより、ローラアームの移動方向前方側に
位置する副係合突起が前記ガイドからサブガイドに侵入
するときの動作がスムーズになり、ローラアームの直線
移動から回転動作への移行動作が円滑化される。
【0033】更に、溝によって形成される前記ガイドを
キャリアにおける磁気テープカートリッジの挿抜方向の
全長に匹敵する距離に亘って設け、前記副係合突起離脱
領域および前記サブガイドを前記ガイドの両端部に設け
た構成とすることが可能である。
【0034】この構成によればキャリアの両端部でロー
ラアーム自体を回転させて磁気テープカートリッジの確
実な挿入作業を実施することができるので、カートリッ
ジ収納部とリード/ライト部をキャリアの両側に跨って
配備することが可能となり、カートリッジ収納部やリー
ド/ライト部の配置等に関する設計の自由度が向上す
る。しかも、カートリッジ収納部およびリード/ライト
部に対する磁気テープカートリッジの最終挿入段階で
は、主係合突起,副係合突起,副係合突起離脱領域,サ
ブガイドおよびローラアーム直線駆動手段から構成され
るローラアーム回転駆動手段の作動によってローラアー
ム自体が回転し、このローラアームに軸支された移動方
向後方側のカートリッジ搬送ローラが磁気テープカート
リッジの後端部を挿入方向に向けて直に押圧して押し込
むので、従来型の磁気テープライブラリ装置で問題とな
っていた磁気テープカートリッジの挿入不良が完全に解
消される。
【0035】このように、キャリアの両端部で磁気テー
プカートリッジの挿抜作業を実施するように構成した場
合には、前記ローラアームのホームポジションを前記ガ
イドの中央部に設定し、また、このローラアームがホー
ムポジションからガイドの端部に移動する間に前記2つ
のカートリッジ搬送ローラによる送り量が前記磁気テー
プカートリッジの全長の1/2程度となるようにローラ
アーム直線駆動手段と搬送ローラ回転駆動手段の送り速
度比を調整することが望ましい。
【0036】また、カートリッジ搬送ローラに一体の歯
車とラックを使用して搬送ローラ回転駆動手段を構成し
た場合では、カートリッジ搬送ローラの直径と前記歯車
の直径の比を調整することによってローラアーム直線駆
動手段と搬送ローラ回転駆動手段の送り速度比を調整す
ることが可能である。そして、この構成によれば、キャ
リア内に取り込まれた磁気テープカートリッジの停止位
置が前記ホームポジション上に安定する。また、前記ロ
ーラアームが前記ガイドの端部に移動した段階でカート
リッジ搬送ローラによる磁気テープカートリッジの送り
動作も完了し、磁気テープカートリッジの後端部が磁気
テープカートリッジの送り方向の後方側に位置するカー
トリッジ搬送ローラを通過するので、ローラアーム回転
駆動手段の作動によるローラアーム自体の回転動作によ
り、このカートリッジ搬送ローラ、つまり、前述した他
方のカートリッジ搬送ローラによって磁気テープカート
リッジの後端部を挿入方向に向けて的確に押し込むこと
が可能となる。
【0037】前述したガイド,ラック,2つのカートリ
ッジ搬送ローラ,ローラアーム,副係合突起離脱領域お
よび前記サブガイドの各々をキャリア上の両側に設けて
カートリッジ搬送ローラで磁気テープカートリッジを挟
み込むようにして送りをかけるように構成することも可
能であるが、構造の簡略化のため、ガイド,ラック,2
つのカートリッジ搬送ローラ,ローラアーム,副係合突
起離脱領域および前記サブガイドの各々はキャリア上の
一側にのみ設け、このキャリア上の他側に前記カートリ
ッジ搬送ローラと共同して磁気テープカートリッジを挾
持して送りをかけるローラ列を配備することが望まし
い。
【0038】カートリッジ収納部およびリード/ライト
部に対する磁気テープカートリッジの最終挿入段階で
は、磁気テープカートリッジの後端部が他方のカートリ
ッジ搬送ローラからの垂直抗力により直に挿入方向に押
圧されるので、ガイド,ラック,2つのカートリッジ搬
送ローラ,ローラアーム,副係合突起離脱領域および前
記サブガイドガイド,ラック,2つのカートリッジ搬送
ローラ,ローラアーム,副係合突起離脱領域および前記
サブガイをド片側に設けるだけでも確実な挿入作業を達
成することができる。
【0039】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の一
実施形態について詳細に説明する。図1は本発明を適用
した一実施形態の磁気テープライブラリ装置1の構成例
を示す概念図であり、図1(a)においては磁気テープ
ライブラリ装置1を正置した状態の内部構造の概略を側
面から示し、また、図1(b)においては磁気テープラ
イブラリ装置1を正置した状態の内部構造の概略を上面
から示している。
【0040】この磁気テープライブラリ装置1は、複数
の磁気テープカートリッジ101を収納するカートリッ
ジ収納部102と、磁気テープカートリッジ101に対
してデータの読み書きを行うリード/ライト部103、
および、カートリッジ収納部102とリード/ライト部
103との間を往復移動して磁気テープカートリッジ1
01の受け渡しを行うキャリア2とを備え、キャリア2
は、磁気テープライブラリ装置1内に固設された2本の
ガイドロッド105に沿って上下方向摺動可能とされ、
図示しない昇降機構により、カートリッジ収納部102
の最下段のセル位置から最上段のセル位置までの区間を
自由に移動できるようになっている。
【0041】なお、この例ではキャリア2を跨いでその
両側にカートリッジ収納部102とリード/ライト部1
03とを配備した例について示しているが、図9に示さ
れる従来例のようにカートリッジ収納部102とリード
/ライト部103を上下に重合させてキャリア2の片側
に配備した構成を採用することも可能である。
【0042】磁気テープカートリッジ101,カートリ
ッジ収納部102,リード/ライト部103およびガイ
ドロッド105やキャリア2の昇降機構に関しては図9
および図10に示した従来例と同様であるので説明を省
略する。
【0043】図2(a)は磁気テープライブラリ装置1
からキャリア2の部分を取り出してテープカートリッジ
挿抜機構3の構造を示した拡大図である。
【0044】このテープカートリッジ挿抜機構3は、概
略において、2つのカートリッジ搬送ローラ4,5と、
これらのカートリッジ搬送ローラ4,5を両端に軸支し
たローラアーム6、および、溝によって形成されたガイ
ド7と、該ガイド7の外側に併設されたラック8、なら
びに、カートリッジ搬送ローラ4,5の下面に一体的に
装備された歯車9,10とによって構成されている。
【0045】カートリッジ搬送ローラ4,5は、キャリ
ア2のトレイ11上に取り込まれる磁気テープカートリ
ッジ101の一側に外接すべく磁気テープカートリッジ
101の挿抜方向に沿ってキャリア2の一側に所定の間
隔をおいて配備され、各々、ローラアーム6の両端部に
回転自在に軸支して取り付けられている。
【0046】ローラアーム6の中央部には、図3(b)
に示されるように、主係合突起を構成するピン12が下
面側に突出して固着され、このピン12がガイド7と嵌
合して、ローラアーム6の直線移動の方向を案内する。
ガイド7は、図1(b)に示される通り、磁気テープカ
ートリッジ101の挿抜方向に沿ってキャリア2のほぼ
全長に亘って設けられている。
【0047】また、図3(b)に示されるように、カー
トリッジ搬送ローラ4,5の下面側には、カートリッジ
搬送ローラ4,5と比べて僅かに小径の歯車9,10が
カートリッジ搬送ローラ4,5と一体的に固着されてい
る。そして、カートリッジ搬送ローラ4,5および歯車
9,10をローラアーム6の両端に軸支するピン13,
14の先端部は、歯車9,10を越えて僅かに下面側に
突出し、ガイド7に嵌合する副係合突起を構成してい
る。
【0048】ピン13,14の先端部によって形成され
る副係合突起は前述した主係合突起を構成するピン12
と共にガイド7に嵌合するが、図3(b)に示される通
り、ピン13,14の全長はピン12の全長に比べて僅
かに短く、従って、溝によって形成されたガイド7への
突入量はピン12に比べてピン13,14の方が少な
い。
【0049】ガイド7に対するラック8の配設位置は、
図3(a)に示されるように、ピン12を介してガイド
7に案内されたローラアーム6に軸支されたカートリッ
ジ搬送ローラ4,5に固着された歯車9,10が、確実
にラック7と噛合する範囲で決める。
【0050】主係合突起を構成するピン12を介してロ
ーラアーム6を直線移動させるローラアーム直線駆動手
段の構造に関しては図面中の記載を省略しているが、こ
の機構は、例えば、トレイ11の下面側にガイド7と平
行となるようにして送りネジを装備し、そのネジ山間に
ピン12の先端部を係合させて前記送りネジをモータ等
によって回転駆動するような構造によって容易に実施さ
れ得る。無論、トレイ11の下面側の左右両端部にプー
リを装備してタイミングベルトを巻回し、このタイミン
グベルトの任意位置に前記ピン12の先端部を固着して
モータにより前記プーリを正逆に駆動してピン12に送
りをかけるといった構造を適用することも可能である。
【0051】なお、このローラアーム直線駆動手段に
は、何らかのかたちでピン12の位置、つまり、ローラ
アーム6の移動位置を検出するための位置検出手段を設
けることが望ましい。
【0052】最も簡単な方法は、ピン12の左右のスト
ロークエンドとストロークの中心位置に限界位置センサ
およびホームポジションセンサを設けることであるが、
モータと送りネジまたはタイミングベルト等による直線
駆動機構を適用した場合には、モータないし送りネジま
たはプーリに1つのパルスコーダを設けて、アブソリュ
ートエンコーダまたはインクリメンタルエンコーダを構
成することによっても位置検出が可能である。
【0053】また、ガイド7の両端部には、このガイド
7と同等の構造を有するサブガイド15,16が、キャ
リア2の外側に向けて延びるように、つまり、磁気テー
プカートリッジ101の搬送路から外側に離間するよう
な軌跡を辿って一体的に接続して設けられ、その接続部
には適度な丸み付けが施されている。
【0054】更に、ガイド7の両端部近傍の内側ではト
レイ11の表面高さが僅かに低められて副係合突起離脱
領域17,18を形成している。副係合突起離脱領域1
7,18の表面高さは、ローラアーム6の主係合突起を
構成するピン12が底突きした状態でピン12の先端が
ガイド7から抜け出ず、且つ、ローラアーム6の副係合
突起を構成するピン13,14の先端がガイド7の内
側、つまり、図2(a)および図3(b)の上方に向けて
離脱することが可能な程度の高さに調整しておく。
【0055】図2(a)および図1(b)に示されるよ
うに、ガイド7を配備したキャリア2の他側には、前述
したカートリッジ搬送ローラ4,5と対向するようにし
て磁気テープカートリッジ101を挾持する複数のロー
ラ19によって構成されるローラ列20が設けられてい
る。
【0056】ローラ19の各々は、前述したカートリッ
ジ搬送ローラ4,5の回転と同期して該カートリッジ搬
送ローラ4,5と逆向きの方向、つまり、磁気テープカ
ートリッジ101に対する送り方向がカートリッジ搬送
ローラ4,5と同じになる方向に回転駆動される。
【0057】そして、カートリッジ収納部102および
リード/ライト部103に対する磁気テープカートリッ
ジ101の出し入れは、従来と同様、共に磁気テープカ
ートリッジ101の押し込み操作によって達成されるよ
うになっている。
【0058】つまり、カートリッジ収納部102やリー
ド/ライト部103に磁気テープカートリッジ101を
挿入する際には、その挿入口に磁気テープカートリッジ
101を挿入して強く押し込むと、磁気テープカートリ
ッジ101が押し込み完了位置に到達した段階で自動的
にロックが掛かり、挿入された磁気テープカートリッジ
101が、カートリッジ収納部102やリード/ライト
部103側のロック機能によってそのまま押し込み完了
位置に保持される。
【0059】また、カートリッジ収納部102やリード
/ライト部103から磁気テープカートリッジ101を
抜き出す場合にも、前記と同様にしてカートリッジ収納
部102やリード/ライト部103に向けて磁気テープ
カートリッジ101を強く押し込むようにする。この場
合は、この押し込み操作によってカートリッジ収納部1
02やリード/ライト部103側のロック機能が解除さ
れ、磁気テープカートリッジ101は、前述した押し込
み完了位置、つまり、ロック位置よりも手前に自動的に
エジェクトされる。
【0060】以下、前述した構成に基づき、カートリッ
ジ収納部102から磁気テープカートリッジ101を抜
き出してリード/ライト部103に挿入する場合のテー
プカートリッジ挿抜機構3の動作について簡単に説明す
る。
【0061】まず、図4(a)にテープカートリッジ挿
抜機構3の初期状態を示す。このとき、ローラアーム6
はガイド7の長さによって決まる移動ストロークの中央
位置つまりホームポジション上に位置し、キャリア2の
トレイ11上には如何なる磁気テープカートリッジ10
1も取り込まれていない。
【0062】前述した通り、ホームポジションやストロ
ークエンドへのローラアーム6の位置決め移動は、任意
のローラアーム直線駆動手段および位置検出手段を利用
してローラアーム6のピン12を操作することによって
達成される。
【0063】まず、図4(a)の状態で、従来と同様に
して、図示しない昇降機構が作動し、キャリア2を上下
方向に移動させて、目的とする磁気テープカートリッジ
101を格納したカートリッジ収納部102のセル位置
にキャリア2を昇降移動させる。
【0064】目的とするセル位置の高さにキャリア2が
到達すると、前述したローラアーム直線駆動手段が作動
し、ホームポジションからカートリッジ収納部102側
のストロークエンドに向かうローラアーム6の直線送り
動作が開始される。
【0065】図2(a)および図3(a)に示される通
り、ローラアーム6に軸支されたカートリッジ搬送ロー
ラ4,5には歯車9,10が固着され、更に、この歯車
9,10がラック8と噛合しているので、ローラアーム
6の直線移動に伴ってカートリッジ搬送ローラ4,5も
回転を開始することになるが、この段階ではカートリッ
ジ搬送ローラ4,5と摺接する磁気テープカートリッジ
101がトレイ11上に存在しないので、現段階では、
カートリッジ搬送ローラ4,5の回転による格別の作用
効果は生じない。また、ローラ列20を構成する各ロー
ラ19も同時に回転を開始するが、カートリッジ搬送ロ
ーラ4,5の回転と同様、この回転には格別の意味はな
い。なお、このときのカートリッジ搬送ローラ4,5の
回転方向は図4(a)を基準として反時計方向、また、
ローラ19の回転方向は図4(a)を基準として時計方
向である。
【0066】ローラアーム6がガイド7に沿って移動し
てカートリッジ収納部102側のストロークエンドの手
前にまで到達した状態を図4(b)に示す。
【0067】このようにしてローラアーム6がカートリ
ッジ収納部102側のストロークエンドの手前に到達す
ると、2つのカートリッジ搬送ローラ4,5のうちガイ
ド7の端部寄りに位置する側のカートリッジ搬送ロー
ラ、つまり、ローラアーム6の移動方向前方側に位置す
るカートリッジ搬送ローラ4を軸支するピン13によっ
て構成される副係合突起が、ガイド7の端部に連絡して
外側に延びるサブガイド15に侵入し、この副係合突起
であるピン13がサブガイド15に沿って移動を開始す
る。ガイド7とサブガイド15との連絡部には適度な丸
み付けが施されているので、ガイド7からサブガイド1
5へのピン13の侵入動作は円滑である。
【0068】この結果、ローラアーム6は、主係合突起
であるピン12を中心として、ローラアーム6の移動方
向前方側に位置するカートリッジ搬送ローラ4が外側に
向けて揺動し、且つ、他方のカートリッジ搬送ローラ5
が内側に向けて揺動する方向に姿勢を変化させて、図4
(b)の状態に回転する。
【0069】図2(a)に示される通り、カートリッジ
収納部102側におけるガイド7のストロークエンドの
手前には副係合突起離脱領域17が形成されており、移
動方向後方側に位置する副係合突起であるピン14の先
端はガイド7の端部から内側に向けて自由に離脱するこ
とができるので、主係合突起となるピン12および移動
方向前方側に位置する副係合突起であるピン13とガイ
ド7およびサブガイド15との組み合わせによるローラ
アーム6の二点支持によって達成されるローラアーム6
自体の回転動作がピン14とガイド7との干渉によって
妨げられることはない。
【0070】従って、この段階におけるローラアーム回
転駆動手段は、主係合突起となるピン12,副係合突起
となるピン13,ピン14の離脱を許容する副係合突起
離脱領域17,サブガイド15および前記したローラア
ーム直線駆動手段によって構成されていることになる。
【0071】そして、ローラアーム6がカートリッジ収
納部102側のストロークエンドに完全に到達すると、
ローラアーム6は更に回転して図5(a)に示されるよ
うな状態となり、ローラアーム6の移動方向後方側に位
置するカートリッジ搬送ローラ5が、カートリッジ収納
部102に格納されている磁気テープカートリッジ10
1の後端部を挿入方向に向けて強制的に押圧する。
【0072】この押圧動作の結果、磁気テープカートリ
ッジ101を挿入完了位置に保持していたカートリッジ
収納部102側のロック機能が解除され、磁気テープカ
ートリッジ101が図5(b)に示されるようにしてカ
ートリッジ収納部102からエジェクトされる。
【0073】この段階で、前述したローラアーム直線駆
動手段が逆方向に作動を開始し、カートリッジ収納部1
02側のストロークエンドからホームポジションに向か
うローラアーム6の直線送り動作が開始され、同時に、
ローラ列20を構成する各ローラ19も前記とは逆方向
の回転、つまり、図5(b)を基準として反時計方向の
回転を開始する。
【0074】そして、カートリッジ搬送ローラ5は磁気
テープカートリッジ101のエジェクト動作によって押
し返され、この結果、カートリッジ搬送ローラ5をキャ
リア2の外側に揺動させる方向にローラアーム6が回転
されて、カートリッジ搬送ローラ4を軸支するピン13
によって構成される副係合突起はサブガイド15からガ
イド7側に戻り、また、副係合突起離脱領域17の側に
離脱していた他方の副係合突起、つまり、ピン14も副
係合突起離脱領域17の側からガイド7内に戻る。
【0075】このようにして、エジェクトされた磁気テ
ープカートリッジ101の両側は、図6(a)に示され
るように、ローラアーム6の両端に軸支された2つのカ
ートリッジ搬送ローラ4,5とキャリア2の他側に設け
られたローラ19とによって挾持される。
【0076】このとき、ローラアーム6にはローラアー
ム直線駆動手段によってカートリッジ収納部102側の
ストロークエンドからホームポジションに向かう方向の
送りがかけられており、図2(a),図3(a)および
図3(c)に示される通り、ローラアーム6に軸支され
たカートリッジ搬送ローラ4,5に固着された歯車9,
10がラック8と噛合しているため、カートリッジ収納
部102側からホームポジションに向かうローラアーム
6の直線移動に伴って、カートリッジ搬送ローラ4,5
には、図6(a)を基準とする時計方向の回転運動、つ
まり、磁気テープカートリッジ101をカートリッジ収
納部102側からホームポジションに向けて送る方向の
回転運動が生じることになる。
【0077】つまり、本実施形態における搬送ローラ回
転駆動手段は、ラック8と歯車9,10および前述した
ローラアーム直線駆動手段によって構成されており、そ
の最終的な駆動源は、例えば、前述した送りネジやタイ
ミングベルト等を駆動するモータ等の単一の駆動源であ
る。
【0078】キャリア2に対する磁気テープカートリッ
ジ101の相対送り速度Vは、図3(c)からも明らか
なように、ラック8に対するローラアーム6の直線移動
速度Vaとローラアーム6に軸支されたカートリッジ搬
送ローラ4,5の周速Vrとを重畳した速度であり、前
述したローラ19の回転速度も、この相対送り速度Vが
達成されるように調整されている。
【0079】搬送ローラ4,5とローラ19とによって
両側を挾持された磁気テープカートリッジ101は、ロ
ーラアーム6の直線運動と搬送ローラ4,5の回転によ
る送り、および、ローラ19の回転による送りを両側か
ら受け、カートリッジ収納部102側のストロークエン
ドからホームポジションに向けての搬送を開始される。
磁気テープカートリッジ101の中心がホームポジショ
ンの位置にまで搬送された状態を図6(b)に示す。
【0080】この実施形態においては、ローラアーム6
がガイド7の端部からホームポジションに移動する間に
カートリッジ搬送ローラ4,5による送り量が磁気テー
プカートリッジ101の全長の1/2程度となるように
カートリッジ搬送ローラ4,5の直径と歯車9,10の
直径の比が調整されているので、図6(b)に示される
通り、ローラアーム6がホームポジションに復帰したと
きに、丁度、磁気テープカートリッジ101の中心もホ
ームポジション上に復帰することになる。
【0081】このようにしてローラアーム6および磁気
テープカートリッジ101がホームポジションに復帰し
た段階で、ローラアーム直線駆動手段の動作、要する
に、ローラアーム6とカートリッジ搬送ローラ4,5の
動作とローラ19の回転動作とが一旦停止されて、磁気
テープカートリッジ101がホームポジション上に保持
され、前記と同様にして図示しない昇降機構が作動し、
キャリア2を上下方向に移動させて、該キャリア2の上
下位置をリード/ライト部103の高さに合わせる。
【0082】その後、ローラアーム直線駆動手段とロー
ラ19の駆動が再び開始され、キャリア2内の磁気テー
プカートリッジ101は、図7(a)に示されるよう
に、ホームポジションからリード/ライト部103側の
ストロークエンドに向けて更に送りをかけられる。
【0083】ローラアーム6がガイド7に沿って移動し
てリード/ライト部103側のストロークエンドの手前
にまで到達した状態を図7(b)に示し、また、このと
きのローラアーム6の姿勢を図2(b)の符号X1で示
す。
【0084】このようにしてローラアーム6がリード/
ライト部103側のストロークエンドの手前に到達する
と、2つのカートリッジ搬送ローラ4,5のうちガイド
7の端部寄りに位置する側のカートリッジ搬送ローラ、
つまり、ローラアーム6の移動方向前方側に位置するカ
ートリッジ搬送ローラ5を軸支するピン14によって構
成される副係合突起が、ガイド7の端部に連絡して外側
に延びるサブガイド16に侵入し、この副係合突起であ
るピン14がサブガイド16に沿って移動を開始する。
ガイド7とサブガイド16との連絡部には適度な丸み付
けが施されているので、ガイド7からサブガイド16へ
のピン14の侵入動作は円滑である。
【0085】この結果、ローラアーム6は、主係合突起
であるピン12を中心として、ローラアーム6の移動方
向前方側に位置するカートリッジ搬送ローラ5が外側に
向けて揺動し、且つ、他方のカートリッジ搬送ローラ4
が内側に向けて揺動する方向に姿勢を変化させて、図7
(b)の状態、より具体的には図2(b)において符号
X1で示す姿勢に回転する。
【0086】図2(a)に示される通り、リード/ライ
ト部103側におけるガイド7のストロークエンドの手
前には副係合突起離脱領域18が形成されており、移動
方向後方側に位置する副係合突起であるピン13の先端
はガイド7の端部から内側に向けて自由に離脱すること
ができるので、主係合突起となるピン12および移動方
向前方側に位置する副係合突起であるピン14とガイド
7およびサブガイド16との組み合わせによるローラア
ーム6の二点支持によって達成されるローラアーム6自
体の回転動作がピン13とガイド7との干渉によって妨
げられることはない。
【0087】従って、この段階におけるローラアーム回
転駆動手段は、主係合突起となるピン12,副係合突起
となるピン14,ピン13の離脱を許容する副係合突起
離脱領域18,サブガイド16および前記したローラア
ーム直線駆動手段によって構成されていることになる。
【0088】そして、ローラアーム6がリード/ライト
部103側のストロークエンドに完全に到達すると、ロ
ーラアーム6は更に回転して図8(a)に示されるよう
な状態、より具体的には図2(b)において符号X2で
示す状態となり、ローラアーム6の移動方向後方側に位
置するカートリッジ搬送ローラ4が磁気テープカートリ
ッジ101の後端部を挿入方向に向けて強制的に押圧す
る。
【0089】図7(b)からも明らかなように、この段
階では、ローラアーム6の移動方向後方側に位置するカ
ートリッジ搬送ローラ4による磁気テープカートリッジ
101の送り動作が既に終了し、磁気テープカートリッ
ジ101の後端部がカートリッジ搬送ローラ4の位置を
通過しているので、磁気テープカートリッジ101の側
面がカートリッジ搬送ローラ4と干渉してローラアーム
6自体の回転動作を妨げることはない。このように、ロ
ーラアーム6自体の回転動作が開始される前にローラア
ーム6の移動方向後方側に位置するカートリッジ搬送ロ
ーラの位置を磁気テープカートリッジ101が通過する
ようにするためには、ローラアーム6がホームポジショ
ンからガイドの端部に移動する間にカートリッジ搬送ロ
ーラ4,5による送り量が磁気テープカートリッジ10
1の全長の1/2程度あるいは1/2を僅かに上回る程
度の量となるようにカートリッジ搬送ローラ4,5と歯
車9,10の直径比を調整しておく必要がある。
【0090】以上に述べたように、テープカートリッジ
挿抜機構3において強制挿入機能を達成するための具体
的な手段は、前述したローラアーム回転駆動手段の構成
要素、つまり、主係合突起となるピン12,副係合突起
となるピン14,ピン13の離脱を許容する副係合突起
離脱領域18,サブガイド16およびローラアーム直線
駆動手段に加え、更に、ローラアーム6とカートリッジ
搬送ローラ4によって構成されることになる。
【0091】カートリッジ搬送ローラ4による押圧動作
の結果、磁気テープカートリッジ101はリード/ライ
ト部103における押し込み完了位置にまで押し込ま
れ、前述したリード/ライト部103側のロック機能が
作動して、この磁気テープカートリッジ101を図8
(a)に示されるような押し込み完了位置に保持する。
【0092】このように、磁気テープカートリッジ10
1の後端部がカートリッジ搬送ローラ4によって直に後
方から押し込まれるかたちとなるので、磁気テープカー
トリッジ101の汚れやホコリの有無、および、カート
リッジ搬送ローラ4,5の磨耗の大小といった問題とは
何ら関わりなく、リード/ライト部103に対する磁気
テープカートリッジ101の挿入を確実に行うことがで
きる。
【0093】無論、複数のローラ19からなるローラ列
20に代えてもう一組のガイド7,ローラアーム6,ラ
ック8,カートリッジ搬送ローラ4,カートリッジ搬送
ローラ5等を配備することも可能であるが、本実施形態
においては、装置全体の構造の簡略化のため、片側の送
り機構として、複数のローラ19を備えたローラ列20
を配備するようにしている。
【0094】このようにしてリード/ライト部103に
対する磁気テープカートリッジ101の挿入作業が完了
した後、前述したローラアーム直線駆動手段およびロー
ラ19が再び逆方向に駆動され、ローラアーム6は、ガ
イド7に嵌合されたピン12を介してリード/ライト部
103側のストロークエンドからホームポジションに向
けて引き戻される。図2(b)からも明らかなように、
ローラアーム6がリード/ライト部103側のストロー
クエンドに位置するX2の状態ではピン12がガイド7
に嵌合し、ピン14がサブガイド16に嵌合している。
従って、この状態からピン12をホームポジションに向
けて移動させれば、ピン12およびピン14によってガ
イド7およびサブガイド16に二点支持されたローラア
ーム6の姿勢は、図2(b)におけるX2の状態から図
2(b)におけるX1の状態に徐々に変化し、ピン14
によって構成される副係合突起はサブガイド16からガ
イド7側に戻り、また、副係合突起離脱領域18の側に
離脱していたピン13も副係合突起離脱領域18の側か
らガイド7内に戻って、最終的に、ピン12,13,1
4の全てがガイド7に嵌合して図2(b)におけるX3
の状態となる。
【0095】ローラアーム6が再びホームポジションに
戻された時の状態を図8(b)に示す。この状態は図4
(a)で示した初期状態と同一である。なお、このホー
ムポジション復帰動作のとき、カートリッジ搬送ローラ
4,5は図8(a)を基準として反時計方向に、また、
ローラ19は図8(a)を基準として時計方向に回転さ
れるが、トレイ11上には如何なる磁気テープカートリ
ッジ101も存在しないので、これらの回転に格別の意
味はない。
【0096】以上、一例として、カートリッジ収納部1
02から磁気テープカートリッジ101を抜き出してリ
ード/ライト部103に挿入する場合のテープカートリ
ッジ挿抜機構3の動作について説明した。リード/ライ
ト部103から磁気テープカートリッジ101を抜き出
してカートリッジ収納部102に挿入する場合のテープ
カートリッジ挿抜機構3の動作も、動作の方向性が異な
るだけで、全体としての動作の流れは前述した例と全く
同様である。
【0097】本実施形態においては、ガイド7をキャリ
ア2の全長に匹敵する長さに亘って設け、その両端部で
ローラアーム7を回転させる構成を採用しているため、
キャリア2を貫通して磁気テープカートリッジ101を
左右に移動させることが可能であり、図1(a)および
図1(b)に示されるように、カートリッジ収納部10
2とリード/ライト部103をキャリア2の両側に跨っ
て配備し、これらのカートリッジ収納部102およびリ
ード/ライト部103に対して磁気テープカートリッジ
101を自由に挿抜することができる。
【0098】無論、この構成はカートリッジ収納部10
2とリード/ライト部103とを上下に重合してキャリ
ア2の片側に配備することを妨げるものではない。
【0099】カートリッジ収納部102とリード/ライ
ト部103とを上下に重合してキャリア2の片側に配備
した場合には、キャリア2においてカートリッジ収納部
102やリード/ライト部103に面する側にのみサブ
ガイドおよび副係合突起離脱領域を設ければよく、他側
にはこれらの装備は必要ない。
【0100】
【発明の効果】本発明の磁気テープライブラリ装置によ
れば、カートリッジ収納部およびリード/ライト部に対
する磁気テープカートリッジの最終挿入段階で、テープ
カートリッジ挿抜機構により磁気テープカートリッジの
後端部が強制的に押圧されるので、磁気テープカートリ
ッジに汚れやホコリがあった場合でも、また、カートリ
ッジ搬送ローラに多少の磨耗が生じていた場合であって
も、これらの悪条件とは関わりなく、キャリアからカー
トリッジ収納部への磁気テープカートリッジの挿入およ
びキャリアからリード/ライト部への磁気テープカート
リッジの挿入を確実に実施して磁気テープカートリッジ
の円滑な受け渡しを行うことができる。
【0101】また、カートリッジ搬送ローラをローラア
ームの両端に軸支し、ローラアームを磁気テープカート
リッジの挿抜方向に沿って直線移動させながらカートリ
ッジ搬送ローラを回転させて磁気テープカートリッジに
送りをかけるようにしたので、キャリアとカートリッジ
収納部やリード/ライト部との間での磁気テープカート
リッジの挿入および抜き取り作業が、ローラアームの直
線移動による送り動作とカートリッジ搬送ローラの回転
による送り動作を重畳させたかたちで行われることにな
り、磁気テープカートリッジの挿抜動作が高速化され、
磁気テープカートリッジの円滑な受け渡しが達成され
る。更に、磁気テープカートリッジの後端部を強制的に
押圧するための手段としては、磁気テープカートリッジ
を搬送するローラアームとカートリッジ搬送ローラとを
流用し、磁気テープカートリッジの送り動作が完了した
段階でローラアームを回転させることでローラアームの
端部に設けられたカートリッジ搬送ローラにより磁気テ
ープカートリッジの後端部を押圧するようにしているの
で、部品の兼用によるコストダウンが可能となる。しか
も、磁気テープカートリッジの後端部を押圧するローラ
アームは、通常の状態では磁気テープカートリッジの搬
送軌跡の側方に位置し、強い押圧力の必要とされる磁気
テープカートリッジの最終挿入段階においてのみ回転し
てその一端を磁気テープカートリッジの搬送軌跡内に臨
ませるようになっているため、ピックアップハンドを搬
送軌跡の延長線上に配備した従来型の磁気テープカート
リッジ挿抜機構に比べて装置の全長の短縮が容易であ
る。また、搬送軌跡の延長線上に障害物が存在しないた
め、キャリアを貫通するようにして磁気テープカートリ
ッジを移動させるような構成を採用することも可能であ
る。
【0102】そして、ローラアームの移動ストロークを
キャリアの全長に匹敵する程度の長さに設定することに
より、ローラアームがキャリア上の何れの端部に位置す
る場合であっても磁気テープカートリッジの強制挿入機
能を達成できるように構成しているので、カートリッジ
収納部とリード/ライト部をキャリアの両側に跨って配
備することも、また、カートリッジ収納部とリード/ラ
イト部とを上下に重合させてキャリアの一側に配備する
ことも可能であり、カートリッジ収納部やリード/ライ
ト部の配置等に関する設計の自由度が向上する。
【0103】また、キャリアの両端部でカートリッジ収
納部やリード/ライト部に対する磁気テープカートリッ
ジの強制挿入作業を実施するように構成した場合には、
ローラアームのホームポジションをキャリアの中央部に
設定し、ローラアームがホームポジションからキャリア
の端部に移動する間にカートリッジ搬送ローラによる送
り量が磁気テープカートリッジの全長の1/2程度とな
るようにローラアームの直線移動速度とカートリッジ搬
送ローラによる送り速度とを調整しているので、格別な
メカストッパ等を設けなくても、キャリア内に取り込ま
れた磁気テープカートリッジの停止位置を常にキャリア
の中心に安定させることができる。しかも、この構成に
よれば、カートリッジ搬送ローラによる磁気テープカー
トリッジの送り動作が完了して磁気テープカートリッジ
の後端部が送り方向の後方側に位置するカートリッジ搬
送ローラの位置を通過してからローラアームの回転動作
が開始されるようになるので、磁気テープカートリッジ
を押圧するカートリッジ搬送ローラが磁気テープカート
リッジの側面と干渉するといった問題は一切発生せず、
送り方向の後方側に位置するカートリッジ搬送ローラに
よって磁気テープカートリッジの後端部を的確に押し込
むことができる。
【0104】そして、磁気テープカートリッジの後端部
を直に押圧することによって磁気テープカートリッジの
挿入作業を実施するようにしているため磁気テープカー
トリッジの挿入作業は確実であり、ローラアームを配設
するのはキャリアの片側のみで十分である。従って、キ
ャリアの他側にはカートリッジ搬送ローラと共同して磁
気テープカートリッジを挾持する単純な構造のローラ列
のみを配備すればよく、装置の製造コストを低く抑える
ことが可能である。
【0105】しかも、キャリア上にラックを併設してカ
ートリッジ搬送ローラの歯車と噛合させ、カートリッジ
搬送ローラを軸支したローラアームの直線移動と前記ラ
ックおよび歯車の噛合を利用してカートリッジ搬送ロー
ラの回転運動を実現すると共に、ローラアーム自体の回
転動作は、このローラアームに設けられた係合突起とキ
ャリア側に設けられたガイドおよびサブガイドとの組み
合わせ、ならびに、ローラアーム自体の直線移動動作を
利用して達成しているので、各部を作動させる最終的な
駆動源はローラアームを直線移動するためのローラアー
ム直線駆動手段のみでよく、カートリッジ搬送ローラや
ローラアームの回転運動のための個別の駆動源は不要と
なり、構造の単純化や製造コストの削減が図れる。
【0106】また、ローラアームを回転動作させるロー
ラアーム回転駆動手段の一部としてガイドとサブガイド
を利用する場合においては、その連絡部分に丸み付けを
施すようにしているので、これらのガイドおよびサブガ
イド間を移動する係合突起は引っ掛かりなくスムーズに
移動することができ、ローラアームの直線移動から回転
運動への移行動作を円滑に実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(a)は本発明を適用した一実施形態の磁
気テープライブラリ装置の構成例を概念的に示す側面
図、図1(b)は同実施形態の磁気テープライブラリ装
置を概念的に示す平面図である。
【図2】図2(a)は磁気テープライブラリ装置からキ
ャリアを取り出して示す拡大図、図2(b)はガイドの
一端部の周辺を拡大して示す拡大図である。
【図3】図3(a)はラックと歯車の噛合状態を示す平
面図、図3(b)はラックと歯車の噛合状態を示す側面
図、図3(c)はローラアームおよびカートリッジ搬送
ローラによって重畳して行われる磁気テープカートリッ
ジの送り動作を示した概念図である。
【図4】図4(a)および図4(b)はカートリッジ収
納部から磁気テープカートリッジを抜き出して改めてリ
ード/ライト部に挿入する場合のテープカートリッジ挿
抜機構の動作を分解して示す概念図である。
【図5】図5(a)および図5(b)はカートリッジ収
納部から磁気テープカートリッジを抜き出して改めてリ
ード/ライト部に挿入する場合のテープカートリッジ挿
抜機構の動作を分解して示す概念図の続きである。
【図6】図6(a)および図6(b)はカートリッジ収
納部から磁気テープカートリッジを抜き出して改めてリ
ード/ライト部に挿入する場合のテープカートリッジ挿
抜機構の動作を分解して示す概念図の続きである。
【図7】図7(a)および図7(b)はカートリッジ収
納部から磁気テープカートリッジを抜き出して改めてリ
ード/ライト部に挿入する場合のテープカートリッジ挿
抜機構の動作を分解して示す概念図の続きである。
【図8】図8(a)および図8(b)はカートリッジ収
納部から磁気テープカートリッジを抜き出して改めてリ
ード/ライト部に挿入する場合のテープカートリッジ挿
抜機構の動作を分解して示す概念図の続きである。
【図9】図9(a)はピックアップハンドを利用したテ
ープカートリッジ挿抜機構を備えたキャリアを搭載した
磁気テープライブラリ装置の一般的な構成例を概念的に
示す側面図、図9(b)はピックアップハンドを利用し
たテープカートリッジ挿抜機構を備えたキャリアを搭載
した磁気テープライブラリ装置の一般的な構成例を概念
的に示す平面図である。
【図10】図10(a)はローラを利用したテープカー
トリッジ挿抜機構を備えたキャリアを搭載した磁気テー
プライブラリ装置の一般的な構成例を概念的に示す側面
図、図10(b)はローラを利用したテープカートリッ
ジ挿抜機構を備えたキャリアを搭載した磁気テープライ
ブラリ装置の一般的な構成例を概念的に示す平面図であ
る。
【符号の説明】
1 磁気テープライブラリ装置 2 キャリア 3 テープカートリッジ挿抜機構 4 カートリッジ搬送ローラ 5 カートリッジ搬送ローラ 6 ローラアーム 7 ガイド 8 ラック 9 歯車 10 歯車 11 トレイ 12 ピン(主係合突起) 13 ピン(副係合突起) 14 ピン(副係合突起) 15 サブガイド 16 サブガイド 17 副係合突起離脱領域 18 副係合突起離脱領域 19 ローラ 20 ローラ列 100 磁気テープライブラリ装置(従来例) 101 磁気テープカートリッジ 102 カートリッジ収納部 103 リード/ライト部 104 キャリア 105 ガイドロッド 106 ピックアップハンド 107 アーム 108 爪 109 磁気テープライブラリ装置(従来例) 110 キャリア 111 ローラ

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数個の磁気テープカートリッジを収納
    可能に構成されたカートリッジ収納部と、前記磁気テー
    プカートリッジに対してデータの読み書きを行うリード
    /ライト部と、前記カートリッジ収納部と前記リード/
    ライト部との間を前記磁気テープカートリッジを保持し
    て往復移動するキャリアと、このキャリアに設けられた
    テープカートリッジ挿抜機構とを備えた磁気テープライ
    ブラリ装置であって、 前記テープカートリッジ挿抜機構が、搬送ローラ式のテ
    ープカートリッジ挿抜機構によって構成され、前記カー
    トリッジ収納部およびリード/ライト部に対する前記磁
    気テープカートリッジの最終挿入段階で前記磁気テープ
    カートリッジの後端部を挿入方向に向けて押圧する強制
    挿入機能を備えていることを特徴とした磁気テープライ
    ブラリ装置。
  2. 【請求項2】 複数個の磁気テープカートリッジを収納
    可能に構成されたカートリッジ収納部と、前記磁気テー
    プカートリッジに対してデータの読み書きを行うリード
    /ライト部と、前記カートリッジ収納部と前記リード/
    ライト部との間を前記磁気テープカートリッジを保持し
    て往復移動するキャリアと、このキャリアに設けられた
    テープカートリッジ挿抜機構とを備えた磁気テープライ
    ブラリ装置であって、 前記テープカートリッジ挿抜機構が、前記磁気テープカ
    ートリッジの一側に外接すべく前記磁気テープカートリ
    ッジの挿抜方向に沿って所定の間隔をおいて前記キャリ
    ア上に配備された2つのカートリッジ搬送ローラと、こ
    れらのカートリッジ搬送ローラを両端に軸支したローラ
    アームと、該ローラアームの移動を磁気テープカートリ
    ッジの挿抜方向に沿って案内するガイドと、このガイド
    に沿って前記ローラアームを移動させるローラアーム直
    線駆動手段と、前記磁気テープカートリッジの一側に接
    する部分における前記2つのカートリッジ搬送ローラの
    送り方向が前記ローラアームの移動方向と一致するよう
    に前記2つのカートリッジ搬送ローラを回転駆動する搬
    送ローラ回転駆動手段と、前記ガイドの端部に前記ロー
    ラアームが移動したときに前記2つのカートリッジ搬送
    ローラのうち前記ガイドの端部寄りに位置する側のカー
    トリッジ搬送ローラが前記磁気テープカートリッジの前
    記一側から外側に向けて離間し且つ他方のカートリッジ
    搬送ローラが前記磁気テープカートリッジの前記一側に
    向けて突入する方向に前記ローラアーム自体を回転させ
    るローラアーム回転駆動手段とを備えたことを特徴とし
    た磁気テープライブラリ装置。
  3. 【請求項3】 前記ガイドが前記キャリアの磁気テープ
    カートリッジの挿抜方向の全長に匹敵する距離に亘って
    設けられると共に、前記ローラアーム回転駆動手段は、
    前記ガイドの一端部に前記ローラアームが移動したと
    き、および、前記ガイドの他端部に前記ローラアームが
    移動したときに作動するように構成されていることを特
    徴とした請求項2記載の磁気テープライブラリ装置。
  4. 【請求項4】 前記ローラアームのホームポジションが
    前記ガイドの中央部に設定され、このローラアームがホ
    ームポジションから前記ガイドの端部に移動する間に前
    記2つのカートリッジ搬送ローラによる送り量が前記磁
    気テープカートリッジの全長の1/2程度となるように
    前記ローラアーム直線駆動手段と前記搬送ローラ回転駆
    動手段の送り速度比が調整されていることを特徴とした
    請求項3記載の磁気テープライブラリ装置。
  5. 【請求項5】 前記2つのカートリッジ搬送ローラ,前
    記ローラアーム,前記ガイド,前記搬送ローラ回転駆動
    手段および前記ローラアーム回転駆動手段の各々を前記
    キャリア上の一側にのみ設け、前記キャリア上の他側に
    は、前記カートリッジ搬送ローラと共同して前記磁気テ
    ープカートリッジを挾持して送りをかけるローラ列を配
    備したことを特徴とする請求項2,請求項3または請求
    項4のうち何れか一項に記載の磁気テープライブラリ装
    置。
  6. 【請求項6】 前記ガイドを溝によって形成し、このガ
    イドと平行して該ガイドの外側にラックを併設する一
    方、前記2つのカートリッジ搬送ローラの各々には前記
    ラックに対応する歯車を一体的に装備し、前記ラックと
    前記歯車との噛合状態が確保されるように前記ローラア
    ームの中央部に主係合突起を設けて前記ガイドに嵌合さ
    せ、この主係合突起を前記ガイドに沿って移動させる前
    記ローラアーム直線駆動手段と前記ラックおよび前記歯
    車により前記搬送ローラ回転駆動手段を構成すると共
    に、前記ローラアームにおける前記2つのカートリッジ
    搬送ローラの軸支位置近傍には前記主係合突起よりも短
    い副係合突起を各々設けて前記主係合突起と共に前記ガ
    イドに嵌合させ、前記ガイドの端部近傍における溝の内
    側の表面高さを前記ローラアームの主係合突起が抜けず
    且つ前記副係合突起が抜ける程度の高さに調整して副係
    合突起離脱領域と成し、且つ、前記ガイドの主要部と同
    等の構造を有し前記ガイドの端部に連絡して外側に延び
    る溝から成るサブガイドを形成し、前記主係合突起,副
    係合突起,副係合突起離脱領域,サブガイドおよび前記
    ローラアーム直線駆動手段によって前記ローラアーム回
    転駆動手段を構成したことを特徴とする請求項2記載の
    磁気テープライブラリ装置。
  7. 【請求項7】 前記ガイドと前記サブガイドとの連絡部
    に丸みを持たせたことを特徴とする請求項6記載の磁気
    テープライブラリ装置。
  8. 【請求項8】 前記ガイドが前記キャリアにおける磁気
    テープカートリッジの挿抜方向の全長に匹敵する距離に
    亘って設けられると共に、前記副係合突起離脱領域およ
    びサブガイドが前記ガイドの両端部に設けられているこ
    とを特徴とした請求項6または請求項7記載の磁気テー
    プライブラリ装置。
  9. 【請求項9】 前記ローラアームのホームポジションが
    前記ガイドの中央部に設定され、このローラアームがホ
    ームポジションから前記ガイドの端部に移動する間に前
    記2つのカートリッジ搬送ローラによる送り量が前記磁
    気テープカートリッジの全長の1/2程度となるように
    前記2つのカートリッジ搬送ローラの直径と前記歯車の
    直径の比が調整されていることを特徴とした請求項6,
    請求項7または請求項8のうち何れか一項に記載の磁気
    テープライブラリ装置。
  10. 【請求項10】 前記ガイド,前記ラック,2つのカー
    トリッジ搬送ローラ,前記ローラアーム,副係合突起離
    脱領域および前記サブガイドの各々を前記キャリア上の
    一側にのみ設け、前記キャリア上の他側には、前記カー
    トリッジ搬送ローラと共同して前記磁気テープカートリ
    ッジを挾持して送りをかけるローラ列を配備したことを
    特徴とする請求項6,請求項7,請求項8または請求項
    9のうち何れか一項に記載の磁気テープライブラリ装
    置。
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