JP2001152906A - 内燃機関用制御ユニット - Google Patents

内燃機関用制御ユニット

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JP2001152906A JP33940999A JP33940999A JP2001152906A JP 2001152906 A JP2001152906 A JP 2001152906A JP 33940999 A JP33940999 A JP 33940999A JP 33940999 A JP33940999 A JP 33940999A JP 2001152906 A JP2001152906 A JP 2001152906A
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祥伸 荒川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 大気圧センサの上面のセンサケース内空間に
注型用の絶縁樹脂が侵入するのを防止できる内燃機関用
制御ユニットを得る。 【解決手段】 大気圧センサ2により検出した大気圧を
制御条件の1つとして内燃機関用点火装置及び燃料噴射
装置の少なくとも一方を制御する制御回路の構成部品を
大気圧センサ2と共に実装したプリント基板3と、この
プリント基板3に対して固定されて大気圧センサ2を内
部に収容したセンサケース1と、プリント基板3をセン
サケース1と共に収容した外装ケース5とを備え、外装
ケース5内に絶縁樹脂を注型してモールド部7を形成す
る。プリント基板3に対向する側で、センサケース1内
にパッキン14を介してシールして大気圧センサ2を嵌
め込む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関用点火装
置や燃料噴射装置を制御する制御回路の構成部品を実装
したプリント基板を外装ケース内に収容して、該外装ケ
ース内に注型した絶縁樹脂によりモールドした構成を有
する内燃機関用制御ユニットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】内燃機関の点火装置及び燃料噴射装置の
少くとも一方を制御する内燃機関用制御装置において
は、内燃機関の回転数、スロットル開度、機関温度、排
気温度などを制御条件として制御を行っているが、最近
では大気圧を制御条件として用いることが多くなってい
る。内燃機関用点火装置及び燃料噴射装置の少なくとも
一方を制御する制御ユニットにおいて大気圧を制御条件
の1つとする場合には、該制御ユニットに大気圧センサ
を組み込む必要がある。
【0003】図6(A)〜(C)は、大気圧センサを組
込んだ従来のこの種の内燃機関用制御ユニットにおける
大気圧センサの組込み状態を示したものである。この制
御ユニットでは、両端が開口されたアルミニューム等の
筒状体からなるセンサケース1の内部の一端側に収容さ
れた大気圧センサ2が制御回路を構成する図示しない他
の構成部品と共にプリント基板3に実装され、センサケ
ース1の軸線方向の一方の開口端が接着等によりプリン
ト基板3に固定されている。大気圧センサ2の上面に
は、内部に大気圧を取り込む通気孔4が該大気圧センサ
2上面の突出部2aを貫通して形成されている。
【0004】プリント基板3は、内部に大気圧センサ2
が収容されたセンサケース1と共に外装ケース5内の底
部側にスペーサ6を介して浮かせて収容され、センサケ
ース1の他方の開口端を大気中に露出させた状態で外装
ケース5内に絶縁樹脂が注型されてモールド部7が形成
されている。
【0005】センサケース1の他方の開口端には、該セ
ンサケース1の内側に水などが入るのを防ぐために、鉄
板製の防水蓋8がゴムパッキン9を介してねじ10によ
り取り付けられている。防水蓋8の外側面には、該防水
蓋8を貫通してセンサケース1の内側から大気中に通じ
る小径の通気孔11(図6C参照)を有する管状の突出
部8aが設けられている。該突出部8aの通気孔11に
水滴が浸入したり該水滴の凍結により通気孔11が閉塞
されたりするのを防止するため、突出部8aに可撓性の
防水チューブ12の一端が嵌着され、該防水チューブ1
2の他端は水滴の浸入や凍結のおそれがない場所に導か
れている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の内燃機関用制御ユニットでは、外装ケース5
内に絶縁樹脂を注型してモールド部7を形成する際に、
プリント基板3とセンサケース1との隙間から注型用の
絶縁樹脂がセンサケース1内に侵入し、この侵入した絶
縁樹脂がセンサケース1と大気圧センサ2との接触面の
隙間を経て、大気圧センサ2の上面のセンサケース内空
間13に侵入して、その量が多い場合には大気圧センサ
2の上面の通気孔4を塞ぎ、大気圧の検出ができなくな
る問題点があった。
【0007】そのため、従来の内燃機関用制御ユニット
では、センサケース1をプリント基板3に接着等により
取付けていたので、センサケース1のプリント基板3に
対する取付けに手数がかかり、コストアップする問題点
があった。
【0008】また、従来のセンサケース1はアルミニュ
ーム等により形成されていたので、大気圧センサ2の上
面に注型用の絶縁樹脂が侵入したか否かがわからない問
題点があった。
【0009】また、従来の内燃機関用制御ユニットで
は、センサケース1が両端を開口させた筒状をなしてい
て、大気圧センサ2を支持する側とは反対側の端部に防
水蓋8がゴムパッキン9を介してねじ10により取り付
けられていたので、センサケース1の構造が構造が複雑
化して、作業工数が増え、コストアップする問題点があ
った。
【0010】さらに、従来の内燃機関用制御ユニットで
は、筒状のセンサケース1の上部がゴムパッキン9を介
して防水蓋8で閉塞された構造なので、絶縁樹脂の注型
により形成されているモールド部7が防水蓋8より下に
位置するようにせざるを得ず、このため振動の大きな環
境で使用する場合には、防水チューブ12の振動で、こ
の防水チューブ12を嵌合して接続している防水蓋8の
突出部8aが振動を受け、使用中に該突出部8aが防水
蓋8から破断されて防水チューブ12が防水蓋8から、
換言すればセンサケース1から外れてしまう恐れがあっ
た。
【0011】本発明の目的は、大気圧センサの上面のセ
ンサケース内空間に注型用の絶縁樹脂が侵入するのを防
止できる内燃機関用制御ユニットを提供することにあ
る。
【0012】本発明の他の目的は、センサケースの構造
の簡略化が図れる内燃機関用制御ユニットを提供するこ
とにある。
【0013】本発明の他の目的は、振動の大きな環境下
で使用しても防水チューブの外れを防止できる内燃機関
用制御ユニットを提供することにある。
【0014】本発明の他の目的は、センサケースの構造
の簡略化が図れる内燃機関用制御ユニットを提供するこ
とにある。
【0015】本発明の他の目的は、大気圧センサの上面
のセンサケース内空間に注型用の絶縁樹脂が侵入したこ
とを容易に確認できる内燃機関用制御ユニットを提供す
ることにある。
【0016】本発明の他の目的は、センサケースのプリ
ント基板に対する取付けを容易に行える内燃機関用制御
ユニットを提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明は、大気圧センサ
により検出した大気圧を制御条件の1つとして内燃機関
用点火装置及び燃料噴射装置の少なくとも一方を制御す
る制御回路の構成部品を大気圧センサと共に実装したプ
リント基板と、該プリント基板に対して固定されて大気
圧センサを内部に収容したセンサケースと、プリント基
板をセンサケースと共に収容した外装ケースとを備え、
外装ケース内に絶縁樹脂が注型されてモールド部が形成
されている内燃機関用制御ユニットを改良するものであ
る。
【0018】請求項1に記載の内燃機関用制御ユニット
においては、プリント基板に対向する側でセンサケース
内にパッキンを介してシールされて大気圧センサが嵌め
込まれていることを特徴とする。
【0019】このような構成にすると、大気圧センサの
上面のセンサケース内空間に注型用の絶縁樹脂が侵入す
るのをパッキンにより防止できる。このため侵入した注
型用の絶縁樹脂で、大気圧センサの通気孔が塞がれて、
大気圧の検出ができなくなるのを回避することができ
る。
【0020】請求項2に記載の内燃機関用制御ユニット
においては、請求項1において、大気圧センサより上側
のセンサケース内に大気を送るように接続されている防
水チューブの接続部分が、絶縁樹脂によるモールド部の
中に設けられていることを特徴とする。
【0021】このような構成にすると、センサケース内
に大気を送るように接続されている防水チューブの接続
部分がモールド部と一体になってフリーに振動しなくな
り、振動の大きな環境下で使用しても防水チューブの外
れを防止することができる。
【0022】請求項3に記載の内燃機関用制御ユニット
においては、請求項1または2において、センサケース
の大気圧センサが嵌め込まれる側とは反対側が、該セン
サケースを構成している素材と同じ素材で一体に閉塞さ
れていることを特徴とする。
【0023】このような構成にすると、センサケースに
防水蓋を設ける必要がなくなって、センサケースの構造
の簡略化を図ることができる。
【0024】請求項4に記載の内燃機関用制御ユニット
においては、センサケースの大気圧センサが嵌め込まれ
る側とは反対側が、該センサケースを構成している素材
と同じ素材で一体に閉塞され、プリント基板に対向する
側でセンサケース内にパッキンを介してシールされて大
気圧センサが嵌め込まれ、大気圧センサより上側のセン
サケース内に大気を送るように接続されている防水チュ
ーブの接続部分が絶縁樹脂によるモールド部の中に設け
られていることを特徴とする。
【0025】このような構成にすると、大気圧センサの
上面のセンサケース内空間に注型用の絶縁樹脂が侵入す
るのをパッキンにより防止でき、このため侵入した注型
用の絶縁樹脂で、大気圧センサの通気孔が塞がれて、大
気圧の検出ができなくなるのを回避することができる。
また、センサケースに防水蓋を設ける必要がなくなっ
て、センサケースの構造の簡略化を図ることができる。
さらに、センサケース内に大気を送るように接続されて
いる防水チューブの接続部分がモールド部と一体になっ
てフリーに振動しなくなり、振動の大きな環境下で使用
しても防水チューブの外れを防止することができる。
【0026】請求項5に記載の内燃機関用制御ユニット
においては、請求項1,2,3または4において、セン
サケースはその内部が透視できる素材により形成されて
いることを特徴とする。
【0027】このように構成すると、大気圧センサの上
面のセンサケース内空間に注型用の絶縁樹脂が侵入した
のを、透視できるセンサケースを通して容易に確認する
ことができる。
【0028】請求項6に記載の内燃機関用制御ユニット
においては、請求項5において、モールド部を形成して
いる絶縁樹脂の色がパッキンの色と異なる色になってい
ることを特徴とする。
【0029】このようになっていると、色の違いにより
大気圧センサの上面のセンサケース内空間に注型用の絶
縁樹脂が侵入したのを、容易に確認することができる。
【0030】請求項7に記載の内燃機関用制御ユニット
においては、請求項1,2,3,4,5または6におい
て、センサケースにはプリント基板に対向する側に複数
の弾性係止具が突設され、これら弾性係止具がプリント
基板の各孔を貫通してセンサケースがプリント基板に係
止されていることを特徴とする。
【0031】このようになっていると、接着剤を使わず
にセンサケースをプリント基板に係止することができ、
組立てを能率よく行うことができる。
【0032】
【発明の実施の形態】図1(A)(B)及び図2は本発
明に係る内燃機関用制御ユニットにおける実施の形態の
第1例を示したもので、図1(A)は本例の内燃機関用
制御ユニットにおける縦断面図、図1(B)は図1
(A)のX−X線断面図、図2は第1例で用いているセ
ンサケースの平面図である。この例は、大気圧センサ2
がディユアル イン ライン パッケージ形式(DI
P)になっているタイプに本発明を適用した例を示した
ものである。なお、前述した図6(A)〜(C)と対応
する部分には、同一符号を付けて示している。
【0033】本例の内燃機関用制御ユニットにおいて
は、大気圧センサ2はその2列の端子2bがプリント基
板3の各スルーホールに通されて半田付け接続されてい
る。この大気圧センサ2の上面には、ほぼ四角形のゴム
パッキン14が嵌め付けられている。
【0034】センサケース1は、大気圧センサ2が嵌め
込まれる側とは反対側が、該センサケース1を構成して
いる素材と同じ素材で一体に閉塞され、開口部が下方の
みに存在する構造になっている。該センサケース1の上
側の側壁には、大気中に通じる小径の通気孔11を有す
る管状の突出部1aが突設されている。この突出部1a
に可撓性の防水チューブ12の一端が嵌着され、該防水
チューブ12の他端は水滴の浸入や凍結のおそれがない
場所に導かれている。
【0035】センサケース1の下部の開口側には、ゴム
パッキン14を嵌める凹部15が設けられている。ま
た、センサケース1の下部には、プリント基板3に向け
て複数の弾性係止具16が突設されている。これら弾性
係止具16がプリント基板3の各孔17を貫通して、該
弾性係止具16のフック16aがプリント基板3の裏面
に係止されることにより、該センサケース1がプリント
基板3に係止されている。このようにセンサケース1を
プリント基板3に取り付ける際に、該プリント基板3に
予め取り付けられている大気圧センサ2が、ゴムパッキ
ン14を介してシールされてセンサケース1の下部に嵌
め付けられるようになっている。この例では、大気圧セ
ンサ2の上面で図6(A)に示すように通気孔2を有す
る突出部2aがゴムパッキン14を貫通して上面に突出
されている。ゴムパッキン14をセンサケース1に嵌め
る際に、該ゴムパッキン14の一部が、センサケース1
の下部の窓18に差し込まれて係止されている。また、
各弾性係止具16の弾性的な動きを容易にするために、
これら弾性係止具16の基部の両側でのセンサケース1
にも、窓19が設けられている。
【0036】このような構造を備えたセンサケース1
は、その内部が透視できる素材により形成されている。
このようなセンサケース1を構成する素材としては、例
えば透明な樹脂であるポリカーボネート等を用いること
ができる。
【0037】大気圧センサ2を取り付け、この大気圧セ
ンサ2をゴムパッキン14を介してセンサケース1で覆
ったプリント基板3は、スペーサ6を介して浮かして外
装ケース5内の底部上に設置した後、該外装ケース5内
に絶縁樹脂が注型されてモールド部7が形成されてい
る。この場合、モールド部7はその上面がセンサケース
1の通気孔11より下になる高さで形成されている。
【0038】このモールド部7を形成している絶縁樹脂
の色は、ゴムパッキン14の色と異なる色になってい
る。
【0039】この内燃機関用制御ユニットのように、プ
リント基板3に対向する側でセンサケース1内にパッキ
ン14を介してシールされて大気圧センサ2が嵌め込ま
れていると、大気圧センサ2の上面のセンサケース内空
間13にモールド部7を形成する際の注型用の絶縁樹脂
が侵入するのをパッキン14により防止することができ
る。このため侵入した注型用の絶縁樹脂で、大気圧セン
サ2の通気孔4が塞がれて、大気圧の検出ができなくな
るのを回避することができる。
【0040】また、センサケース1の大気圧センサ2が
嵌め込まれる側とは反対側が、該センサケース1を構成
している素材と同じ素材で一体に閉塞されていると、セ
ンサケース1に従来のように防水蓋8を設ける必要がな
くなって、センサケース1の構造の簡略化を図ることが
できる。
【0041】また、センサケース1が、その内部を透視
できる素材により形成されていると、大気圧センサ2の
上面のセンサケース内空間13にモールド部7を形成す
る注型用の絶縁樹脂が侵入したのを、該センサケース1
を通して目視により容易に確認することができる。
【0042】また、モールド部7を形成している絶縁樹
脂の色がゴムパッキン14の色と異なる色になっている
と、色の違いにより大気圧センサ2の上面のセンサケー
ス内空間13に、モールド部7を形成する注型用の絶縁
樹脂が侵入したのを、非常に容易に確認することができ
る。
【0043】さらに、センサケース1にはプリント基板
3に対向する側に複数の弾性係止具16を突設し、これ
ら弾性係止具16をプリント基板の各孔に通してセンサ
ケース1をプリント基板3に係止させると、接着剤を使
わずにセンサケース1をプリント基板3に係止すること
ができ、組立てを能率よく行うことができる。
【0044】図3(A)(B)及び図4は本発明に係る
内燃機関用制御ユニットにおける実施の形態の第例を示
したもので、図3(A)は本例の内燃機関用制御ユニッ
トにおける縦断面図、図3(B)は図3(A)のY−Y
線断面図、図4は第2例で用いているセンサケースの平
面図である。この例は、大気圧センサ2がシングルイン
ライン パッケージ形式(SIP)になっているタイ
プに本発明を適用した例を示したものである。なお、前
述した図1(A)(B)及び図2と対応する部分には、
同一符号を付けて示している。
【0045】本例の内燃機関用制御ユニットにおいて
は、大気圧センサ2はその1列の端子2bがプリント基
板3の各スルーホールに通されて半田付け接続されてい
る。この大気圧センサ2の外周にはほぼ四角形のゴムパ
ッキン14が嵌め付けられ、該大気圧センサ2の上部が
ゴムパッキン14より上方に突出されている。ゴムパッ
キン14より上方に突出した大気圧センサ2の側面に通
気孔4が開口されている。その他の構成は、前述した第
1例と同様に構成されている。
【0046】このような内燃機関用制御ユニットでも第
1例のものと、同様の作用・効果を得ることができる。
【0047】図5(A)(B)は本発明に係る内燃機関
用制御ユニットにおける実施の形態の第3例を示したも
ので、図5(A)は本例の内燃機関用制御ユニットにお
ける縦断面図、図5(B)は図5(A)のX´−X´線
断面図である。この例は、図1(A)(B)及び図2に
示した第1例の変形例であり、対応する部分には同一符
号を付けて示している。
【0048】本例の内燃機関用制御ユニットにおいて
は、大気圧センサ2より上側のセンサケース内空間13
に大気を送るように接続されている防水チューブ12の
接続部分、即ちセンサケース1の上側の側壁に設けられ
ている小径の通気孔11を有する管状の突出部1aに嵌
合されている可撓性の防水チューブ12の接続部分が、
絶縁樹脂によるモールド部7の中に設けられている。た
だし、モールド部7はセンサケース1内の目視ができる
ように、センサケース1の上部をモールド部7の外に出
している。
【0049】このような構成にすると、センサケース1
内に大気を送るように接続されている防水チューブ12
の接続部分がモールド部7と一体になってフリーに振動
しなくなり、振動の大きな環境下で使用しても防水チュ
ーブ12の外れを防止することができる。
【0050】このような構成は、図3(A)(B)に示
す第2例にも適用して、防水チューブ12の接続部分を
モールド部7の中に設けることができる。
【0051】上記各例では、センサケース1がその内部
が透視できる素材により形成されている例のみについて
示したが、本発明の目的が大気圧センサ2の上面のセン
サケース内空間13に注型用の絶縁樹脂が侵入するのを
防止ことだけであれば、センサケース1は従来と同様に
内部を透視できない材料、例えばアルミニューム等で形
成されていてもよい。この場合、センサケース1の上部
が従来と同様に開口されていて、防水蓋8によりゴムパ
ッキン9を介してねじ10で閉塞されていてもよい。
【0052】
【発明の効果】請求項1に記載の内燃機関用制御ユニッ
トにおいては、プリント基板に対向する側でセンサケー
ス内にパッキンを介してシールされて大気圧センサが嵌
め込まれているので、大気圧センサの上面のセンサケー
ス内空間にモールド部を形成する注型用の絶縁樹脂が侵
入するのをパッキンにより防止できる。このため侵入し
た注型用の絶縁樹脂で、大気圧センサの通気孔が塞がれ
て、大気圧の検出ができなくなるのを回避することがで
きる。
【0053】請求項2に記載の内燃機関用制御ユニット
においては、大気圧センサより上側のセンサケース内に
大気を送るように接続されている防水チューブの接続部
分が、絶縁樹脂によるモールド部の中に設けられている
ので、センサケース内に大気を送るように接続されてい
る防水チューブの接続部分がモールド部と一体になって
フリーに振動しなくなり、振動の大きな環境下で使用し
ても防水チューブの外れを防止することができる。
【0054】請求項3に記載の内燃機関用制御ユニット
においては、センサケースの大気圧センサが嵌め込まれ
る側とは反対側が、該センサケースを構成している素材
と同じ素材で一体に閉塞されているので、センサケース
に防水蓋を設ける必要がなくなって、センサケースの構
造の簡略化を図ることができる。
【0055】請求項4に記載の内燃機関用制御ユニット
においては、プリント基板に対向する側でセンサケース
内にパッキンを介してシールされて大気圧センサが嵌め
込まれているので、大気圧センサの上面のセンサケース
内空間に注型用の絶縁樹脂が侵入するのをパッキンによ
り防止でき、このため侵入した注型用の絶縁樹脂で、大
気圧センサの通気孔が塞がれて、大気圧の検出ができな
くなるのを回避することができる。また、センサケース
の大気圧センサが嵌め込まれる側とは反対側が、該セン
サケースを構成している素材と同じ素材で一体に閉塞さ
れているので、センサケースに防水蓋を設ける必要がな
くなって、センサケースの構造の簡略化を図ることがで
きる。更に、大気圧センサより上側のセンサケース内に
大気を送るように接続されている防水チューブの接続部
分が絶縁樹脂によるモールド部の中に設けられているの
で、該防水チューブの接続部分がモールド部と一体にな
ってフリーに振動しなくなり、振動の大きな環境下で使
用しても防水チューブの外れを防止することができる。
【0056】請求項5に記載の内燃機関用制御ユニット
においては、センサケースがその内部が透視できる素材
により形成されているので、大気圧センサの上面のセン
サケース内空間に注型用の絶縁樹脂が侵入したのを、透
視できるセンサケースを通して容易に確認することがで
きる。
【0057】請求項6に記載の内燃機関用制御ユニット
においては、モールド部を形成している絶縁樹脂の色が
パッキンの色と異なる色になっているので、色の違いに
より大気圧センサの上面のセンサケース内空間に注型用
の絶縁樹脂が侵入したのを、容易に確認することができ
る。
【0058】請求項7に記載の内燃機関用制御ユニット
においては、センサケースにはプリント基板に対向する
側に複数の弾性係止具が突設され、これら弾性係止具が
プリント基板の各孔を貫通してセンサケースがプリント
基板に係止されているので、接着剤を使わずにセンサケ
ースをプリント基板に係止することができ、組立てを能
率よく行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は本発明に係る内燃機関用制御ユニット
における実施の形態の第1例を示した縦断面図、(B)
は(A)のX−X線断面図である。
【図2】第1例で用いているセンサケースの平面図であ
る。
【図3】(A)は本発明に係る内燃機関用制御ユニット
における実施の形態の第2例を示した縦断面図、(B)
は(A)のY−Y線断面図である。
【図4】第2例で用いているセンサケースの平面図であ
る。
【図5】(A)は本発明に係る内燃機関用制御ユニット
における実施の形態の第3例を示した縦断面図、(B)
は(A)のX´−X´線断面図である。
【図6】(A)は従来の内燃機関用制御ユニットの縦断
面図、(B)は(A)のZ−Z線断面図、(C)は
(A)のC部の拡大図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 塚田 賢和 静岡県沼津市大岡3744番地 国産電機株式 会社内 Fターム(参考) 3G301 JA17 JA20 MA11 MA18 PA09Z

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 大気圧センサにより検出した大気圧を制
    御条件の1つとして内燃機関用点火装置及び燃料噴射装
    置の少なくとも一方を制御する制御回路の構成部品を前
    記大気圧センサと共に実装したプリント基板と、前記プ
    リント基板に対して固定されて前記大気圧センサを内部
    に収容したセンサケースと、前記プリント基板を前記セ
    ンサケースと共に収容した外装ケースとを備え、前記外
    装ケース内に絶縁樹脂が注型されてモールド部が形成さ
    れている内燃機関用制御ユニットにおいて、 前記プリント基板に対向する側で前記センサケース内に
    パッキンを介してシールされて前記大気圧センサが嵌め
    込まれていることを特徴とする内燃機関用制御ユニッ
    ト。
  2. 【請求項2】 前記大気圧センサより上側の前記センサ
    ケース内に大気を送るように接続されている防水チュー
    ブの接続部分が、前記絶縁樹脂によるモールド部の中に
    設けられていることを特徴とする請求項1に記載の内燃
    機関用制御ユニット。
  3. 【請求項3】 前記センサケースの前記大気圧センサが
    嵌め込まれる側とは反対側が、該センサケースを構成し
    ている素材と同じ素材で一体に閉塞されていることを特
    徴とする請求項1または2に記載の内燃機関用制御ユニ
    ット。
  4. 【請求項4】 大気圧センサにより検出した大気圧を制
    御条件の1つとして内燃機関用点火装置及び燃料噴射装
    置の少なくとも一方を制御する制御回路の構成部品を前
    記大気圧センサと共に実装したプリント基板と、前記プ
    リント基板に対して固定されて前記大気圧センサを内部
    に収容したセンサケースと、前記プリント基板を前記セ
    ンサケースと共に収容した外装ケースとを備え、前記外
    装ケース内に絶縁樹脂が注型されてモールド部が形成さ
    れている内燃機関用制御ユニットにおいて、 前記センサケースの前記大気圧センサが嵌め込まれる側
    とは反対側が、該センサケースを構成している素材と同
    じ素材で一体に閉塞され、前記プリント基板に対向する
    側で前記センサケース内にパッキンを介してシールされ
    て前記大気圧センサが嵌め込まれ、前記大気圧センサよ
    り上側の前記センサケース内に大気を送るように接続さ
    れている防水チューブの接続部分が前記絶縁樹脂による
    モールド部の中に設けられていることを特徴とする内燃
    機関用制御ユニット。
  5. 【請求項5】 前記センサケースはその内部が透視でき
    る素材により形成されていることを特徴とする請求項
    1,2,3または4に記載の内燃機関用制御ユニット。
  6. 【請求項6】 前記モールド部を形成している前記絶縁
    樹脂の色が前記パッキンの色と異なる色になっているこ
    とを特徴とする請求項5に記載の内燃機関用制御ユニッ
    ト。
  7. 【請求項7】 前記センサケースには前記プリント基板
    に対向する側に複数の弾性係止具が突設され、これら弾
    性係止具が前記プリント基板の各孔を貫通して前記セン
    サケースが前記プリント基板に係止されていることを特
    徴とする請求項1,2,3,4,5または6に記載の内
    燃機関用制御ユニット。
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