JP2018107229A - 電子制御装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】筐体の内外気圧差や温度変化、水圧などにより外からシール材に力が加わっても、防水性を向上できる電子制御装置を提供することを課題とする。【解決手段】電子制御装置10は、回路基板を収容するケース30と、このケース30の開口を覆うカバー40と、を備えている。ケース30は、ケース側フランジ部31を備え、カバー40は、ケース側フランジ部31に対応するカバー側フランジ部41を備えている。ケース側フランジ部31とカバー側フランジ部41との間にシール材51が介在されている。ケース側フランジ部31の第1シール面33とカバー側フランジ部41の第2シール面43とが局部的に近接するように、第1シール面33及び第2シール面43は、傾斜面とされている。【選択図】図2
Description
本発明は、防水構造を備える電子制御装置に関する。
乗用車や自動二輪車に代表される車両には、ECU(engine control unit)等の回路基板を備える電子制御装置が搭載されている。このような回路基板をケースに収容した電子制御装置の防水構造が知られている(例えば、特許文献1(図3)参照。)。
特許文献1の図3に示すように、電子制御装置(2)(括弧付き数字は特許文献1に記載されている符号を示す。以下同じ。)は、回路基板をケース(10)及びアッパーカバー(3)からなる筐体に収容し、防水のために液状パッキンなどのシール材(35)で筐体をシールしている。
詳細には、ケース(10)はケースフランジ(14)を備え、アッパーカバー(3)はカバーフランジ(4)を備え、ケースフランジ(14)とカバーフランジ(4)との間にシール材(35)が介在し、ボルトによってケースフランジ(14)にカバーフランジ(4)が締結されることで、筐体がシールされている。
しかし、シール材(35)を塗布するケースフランジ(14)のシール面とカバーフランジ(4)のシール面が平行な形状となっているため、筐体の内外気圧差や温度変化、水圧などにより外からシール材(35)に力が加わると、シール材(35)が筐体の内方に移動して防水性に影響を与えるおそれがある。そのため、筐体の内外気圧差や温度変化、水圧などにより外からシール材に力が加わっても、防水性を向上できる電子制御装置が求められる。
本発明は、筐体の内外気圧差や温度変化、水圧などにより外からシール材に力が加わっても、防水性を向上できる電子制御装置を提供することを課題とする。
請求項1に係る発明では、回路基板を収容するケースと、このケースの開口を覆うカバーと、を備えている電子制御装置において、前記ケースは、ケース側フランジ部を備え、前記カバーは、前記ケース側フランジ部に対応するカバー側フランジ部を備え、前記ケース側フランジ部と前記カバー側フランジ部との間にシール材が介在され、前記ケース側フランジ部の第1シール面と前記カバー側フランジ部の第2シール面とが局部的に近接するように、前記第1シール面及び前記第2シール面は、傾斜面とされていることを特徴とする。
請求項1に係る発明では、ケースは、ケース側フランジ部を備え、カバーは、ケース側フランジ部に対応するカバー側フランジ部を備え、ケース側フランジ部と前記カバー側フランジ部との間にシール材が介在されている。
ケース側フランジ部の第1シール面とカバー側フランジ部の第2シール面とが局部的に近接するように、第1シール面及び第2シール面は外側に開くテーパ状の傾斜面とされているので、筐体外部からシール材に力が加わるとシール材が傾斜面(シール面)に押し付けられて圧縮の力が作用し、第1シール面及び第2シール面との密着度が高まることにより防水性を高めることができる。結果、筐体の内外気圧差や温度変化、水圧などにより外からシール材に力が加わっても、防水性を維持できる電子制御装置を提供することができる。
さらに、防水性を向上させる構造が簡単なため、電子制御装置の部品コストを低減することができる。
本発明の実施の形態を添付図に基づいて以下に説明する。
先ず、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図1に示すように、電子制御装置10は、電子部品を実装した回路基板20と、この回路基板20を収容保持するケース30と、このケース30の開口を覆うカバー40と、を備えている。ケース30及びカバー40は、アルミダイキャストで成型されている。
図1に示すように、電子制御装置10は、電子部品を実装した回路基板20と、この回路基板20を収容保持するケース30と、このケース30の開口を覆うカバー40と、を備えている。ケース30及びカバー40は、アルミダイキャストで成型されている。
ケース30は、ケース側フランジ部31を備え、このケース側フランジ部31には、締結部材50を留めるナット部32が設けられている。カバー40は、ケース側フランジ部31に対応するカバー側フランジ部41を備え、このカバー側フランジ部41には、締結部材50を通す貫通穴42が形成されている。なお、実施例では、ナット部32をケース側フランジ部31に一体的に設けたが、これに限定されず、ナット部32をケース側フランジ部31と別体としても差し支えない。
ケース側フランジ部31に、シール材51を塗布し、その上にカバー側フランジ部41を載せ、締結部材50を貫通穴42に通してナット部32に締結することで、ケース側フランジ部31とカバー側フランジ部41との間がシールされ、結果、ケース30とカバー40とからなる筐体の内部が防水される。
図2(a)に示すように、電子制御装置10は、回路基板20(図1参照)を収容したケース30の開口をカバー40で覆っている。ケース30は箱状を呈し、開口端側から筐体外方に延びるようにケース側フランジ部31が形成されている。カバー40は、箱状を呈し、開口端側から筐体外方に延びるようにカバー側フランジ部41が形成されている。
ケース側フランジ部31とカバー側フランジ部41との間に液状パッキン(シール材)51が介在している。ケース側フランジ部31の第1シール面33とカバー側フランジ部41の第2シール面43とが、局部的に近接するように、第1シール面33及び第2シール面43は、筐体外方に向かって広がるテーパ状の傾斜面33、43とされている。
なお、実施例では、シール材51を液状パッキン51としたが、これに限定されず、シール材51をシートパッキン51としてもよい。シール材51が液状パッキン51の場合は、第1シール面33と第2シール面43とが局部的に近接する。シール材51がシートパッキン51の場合は、シートパッキン51が柔軟ではあるもののある程度の硬さを有するので第1シール面33と第2シール面43との間に隙間が生じる。
ケース30とカバー40の合わせ面34を水平に配置した際、第1シール面33及び第2シール面43は、対面した際に水平状態とはならないテーパ状の傾斜面33、43とされる。第1シール面33に対する第2シール面43は傾斜角が設定される。
傾斜角を設定することでシール材51が筐体外方から筐体内方に力を受けた際、シール材51を第1シール面33及び第2シール面43に押し付けて十分に密着させることができる。結果、防水性が高まる。また、シール材51を筐体外側に外れ難くすることができる。
さらに、防水性を向上させるケース30及びカバー40の構造が簡単なため、電子制御装置10の部品コストを低減することができる。
図2(b)に示すように、第1変形例では、第1シール面33は、略中心から外側に開く平面状の外側傾斜面33aと、略中心から内側に開く平面状の内側傾斜面33bとから構成される。第2シール面43は、略中心から外側に開く平面状の外側傾斜面43aと、略中心から内側に開く平面状の内側傾斜面43bとから構成される。
外側傾斜面33a、43aを有することで、シール材51が筐体外側から筐体内側に力を受けた際に、シール材51が外側傾斜面33a、43aに押し付けられ密着することでシール性を高めることができる。結果、防水性が高まる。
内側傾斜面33b、43bを有することで、シール材51が筐体内側から筐体外側に力を受けた際に、シール材51が内側傾斜面33b、43bに押し付けられ密着することでシール性を高めることができる。結果、防水性が高まる。
図2(c)に示すように、第2変形例では、第1シール面33は、アーチ形状を呈し、略中心から外側に開く曲面状の外側傾斜面33cと、略中心から内側に開く曲面状の内側傾斜面33dとから構成される。第2シール面43は、アーチ形状を呈し、略中心から外側に開く曲面状の外側傾斜面43cと、略中心から内側に開く曲面状の内側傾斜面43dとから構成される。
外側傾斜面33c、43cを有することで、シール材51が筐体外側から筐体内側に力を受けた際に、シール材51が外側傾斜面33c、43cに押し付けられ密着することでシール性を高めることができる。結果、防水性が高まる。
内側傾斜面33d、43dを有することで、シール材51が筐体内側から筐体外側に力を受けた際に、シール材51が内側傾斜面33d、43dに押し付けられ密着することでシール性を高めることができる。結果、防水性が高まる。
尚、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更が可能である。また、実施例では、ケース30及びカバー40を鋳造品としたが、これに限定されず、プレス成形品や、一方を樹脂成形品としても差し支えない。
本発明は、ケースとカバーとからなる筐体に回路基板を収容する電子制御装置に好適である。
10...電子制御装置、20...回路基板、30...ケース、31...ケース側フランジ部、33...第1シール面(傾斜面)、40...カバー、41...カバー側フランジ部、43...第2シール面(傾斜面)、51...シール材。
Claims (1)
- 回路基板を収容するケースと、このケースの開口を覆うカバーと、を備えている電子制御装置において、
前記ケースは、ケース側フランジ部を備え、
前記カバーは、前記ケース側フランジ部に対応するカバー側フランジ部を備え、
前記ケース側フランジ部と前記カバー側フランジ部との間にシール材が介在され、
前記ケース側フランジ部の第1シール面と前記カバー側フランジ部の第2シール面とが局部的に近接するように、前記第1シール面及び前記第2シール面は、傾斜面とされていることを特徴とする電子制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016250561A JP2018107229A (ja) | 2016-12-26 | 2016-12-26 | 電子制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2016250561A JP2018107229A (ja) | 2016-12-26 | 2016-12-26 | 電子制御装置 |
Publications (1)
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JP2018107229A true JP2018107229A (ja) | 2018-07-05 |
Family
ID=62785784
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2016250561A Pending JP2018107229A (ja) | 2016-12-26 | 2016-12-26 | 電子制御装置 |
Country Status (1)
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020178505A (ja) * | 2019-04-22 | 2020-10-29 | 三菱電機株式会社 | 電子制御装置 |
JPWO2021152743A1 (ja) * | 2020-01-29 | 2021-08-05 |
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2016
- 2016-12-26 JP JP2016250561A patent/JP2018107229A/ja active Pending
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WO2021152743A1 (ja) * | 2020-01-29 | 2021-08-05 | 三菱電機株式会社 | 電子機器 |
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