JPH10281026A - 樹脂製インテークマニホールド - Google Patents

樹脂製インテークマニホールド

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JPH10281026A
JPH10281026A JP8264797A JP8264797A JPH10281026A JP H10281026 A JPH10281026 A JP H10281026A JP 8264797 A JP8264797 A JP 8264797A JP 8264797 A JP8264797 A JP 8264797A JP H10281026 A JPH10281026 A JP H10281026A
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ecu
intake manifold
resin
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storage chamber
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Shoichi Hagiwara
正一 萩原
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F05INDEXING SCHEMES RELATING TO ENGINES OR PUMPS IN VARIOUS SUBCLASSES OF CLASSES F01-F04
    • F05CINDEXING SCHEME RELATING TO MATERIALS, MATERIAL PROPERTIES OR MATERIAL CHARACTERISTICS FOR MACHINES, ENGINES OR PUMPS OTHER THAN NON-POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES
    • F05C2225/00Synthetic polymers, e.g. plastics; Rubber
    • F05C2225/08Thermoplastics

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  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 エンジン制御用のECUの配線作業を容易に
し、ECUの冷却効果及び防水効果を高める。 【解決手段】 樹脂製のインテークマニホールド1を形
成する部品に収納室12を形成する。該収納室12にエ
ンジン制御用のECUを密封して内装する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は樹脂製インテークマ
ニホールドに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車に搭載されたエンジンを電
子制御するためのECU(エンジンコントロールユニッ
ト)は、エンジンからの熱による耐熱性と防水性等を考
慮して車室内またはエンジンルーム内におけるインテー
クマニホールドから離れた位置に設置した防水ボックス
内に設置されている。
【0003】例えば、図6及び図7に示すように、イン
テークマニホールド100とは別個に防水ボックス10
1を形成して該防水ボックス101内にECU102を
内蔵し、該ECU102とインテークマニホールド10
0に備えた温度センサ103やスロットルボデー104
に備えたアクチュエータ105等と配線している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ECUはエンジンの冷
却水温、回転数等の種々な信号を受信するとともにこの
信号に基づいて指令信号を発信することから、ECUと
エンジン間は多くの配線により接続される。
【0005】そのため、ECUを上記従来のような車室
内や防水ボックス内に配置したものにおいては、そのE
CUとエンジン間の配線距離が長くなり、その配線が繁
雑になる上に、ECUの設置部の振動とエンジンの振動
とが大きく相違するため配線の中間で断線するトラブル
が生じるおそれがある。また、エンジンルーム内に防水
ボックスを設けてこれにECUを内蔵する場合には、エ
ンジンの発熱によりECUが高温に加熱されるおそれが
ある上に、その防水ボックス単独の製造と設置の作業を
要し、かつその防水ボックスの設置スペースを確保する
必要がある。
【0006】そこで本発明は上記の各問題を解決できる
樹脂製インテークマニホールドを提供することを目的と
するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、請求項1記載の第1の発明は、樹脂製インテーク
マニホールドを形成する部品に収納室を形成し、該収納
室にエンジン制御用のECUを密封して内装したことを
特徴とするものである。
【0008】本発明においては、インテークマニホール
ドが樹脂製であることにより金属製インテークマニホー
ルドに比べてエンジンからの遮熱性が高く、かつ吸入空
気によりインテークマニホールドが冷却されるため、該
インテークマニホールドに形成した収納室に内装したE
CUも冷却されて、そのECUの過熱が防止される。
【0009】請求項2記載の第2の発明は、上記第1の
発明において、樹脂製インテークマニホールドのサージ
タンク部と吸気管部とを半円周状の接続管部で接続して
上記サージタンク部と接続管部との間に空間が生じるよ
うにし、該空間部にECUの収納室を形成したものであ
る。
【0010】本発明においては、吸入空気により冷却さ
れる樹脂製インテークマニホールドのサージタンクと接
続管部によってECUが包囲的に収納されるので、EC
Uの冷却作用が一層高まる。
【0011】請求項3記載の第3の発明は、上記第1の
発明において、樹脂製インテークマニホールドのサージ
タンク部の底部から横方向に接続管部を配置してその先
部に吸気管部を形成し、サージタンク部の周壁における
上記接続管部の上部に位置してECUの収納室を形成し
たものである。
【0012】本発明においても上記第1の発明と同様に
ECUが冷却される。そして、請求項4記載の第4の発
明は、上記第1又は第2又は第3の発明において、EC
Uを収納室の壁面に接触させて内装したものである。
【0013】本発明においては、冷却された樹脂製イン
テークマニホールドにECUが接触しているため、EC
Uの冷却作用が高まる。
【0014】
【発明の実施の形態】図1乃至図5に示す実施例に基づ
いて本発明の実施の形態について説明する。図1乃至図
3は第1実施例を示す。
【0015】本発明に係る樹脂製インテークマニホール
ド1は、図1及び図2に示すように、スロットルボデー
2にフランジ3aを介して連通するサージタンク部3
と、図示しないエンジンの各気筒にフランジ4を介して
連通する吸気管部5と、上記サージタンク部3と吸気管
部5とを連通する半円周状の接続管部6とで構成されて
いる。図の実施例は4気筒用のもので、1個のサージタ
ンク部3から4本の接続管部6と、これに続いて4本の
吸気管部5が形成されている。
【0016】更に、上記サージタンク部3の底部以外の
部分と上記各吸気管部5と、上記各接続管部6の上半周
部と下半周部における内側半面部6aと、各接続管部6
における中間部の全周面部6bとが一体にセンターピー
スXとして樹脂により成形されている。
【0017】また、上記接続管部6における上半周部、
すなわち略1/4周部であって上記内側半面部6aと中
間部の全周面部6bを除く外側半面部は、上記センター
ピースXと別部品で成形されたアッパカバー7で閉塞さ
れ、これはアッパピースYとして樹脂により成形されて
いる。
【0018】更に、上記サージタンク3の底部と、上記
接続管部6における下半周部、すなわち、略1/4周部
であって上記内側半面部6aと中間部の全周面部6bを
除く外側半面部は、上記センターピースXと別部品で成
形されたロアーカバー9で閉塞され、これはロアーピー
スZとして樹脂により成形されている。
【0019】なお、上記各ピースX,Y,Zは合成樹脂
材料により射出成形されており、その樹脂としては、例
えばエポキシ樹脂、ポリアセタール樹脂、ナイロン樹
脂、ポリエチレンテレフタレート樹脂、ポリプチレンテ
レフタレート樹脂等が使用される。
【0020】そして、上記センターピースXとアッパピ
ースYはこれらの分割面8で溶着され、センターピース
XとロアーピースZはこれらの分割面10で溶着されて
いる。
【0021】また、上記サージタンク部3を形成する内
側の壁3aと、上記接続管部6における内側半面部6a
を形成する壁6cとの間には、この間で形成される空間
を利用して収納室12が形成されている。なお、図の実
施例においては、サージタンク部3と上記吸気管部5と
の間に壁13を設けて上記の収納室12を形成してい
る。更に、上記収納室12は、図3に示すように、上記
4本の接続管部6の配列方向に長く形成されているとと
もにその一端部に開口部12aを有し、他端部が壁12
bにより閉塞され、その開口部12a以外は密閉されて
いる。
【0022】上記収納室12内には、その開口部12a
側から挿入したECU14が内装されている。また、上
記接続管部6の壁6cには取付用リブ15が収納室12
側へ突設して設けられている。
【0023】上記ECU14の一端には取付用の蓋板1
6が一体形成されており、ECU14を収納12内に挿
入し、その蓋板16をガスケット17を介して上記取付
用リブ15の端面に当てるとともにスクリュ18によっ
て取付用リブ15に固着し、開口部12aを密閉してE
CU14が収納室12内に封入されている。上記蓋板1
6の外部にはECU14の接続端子部19が形成されて
いる。
【0024】そして、上記樹脂製インテークマニホール
ド1は、その各フランジ4を図示しないエンジンの各気
筒部へ接続固定してエンジンの近傍に配置され、スロッ
トルボデー2から吸入された空気がサージタンク部3内
に吸入され、該サージタンク部3から各接続管部6に分
流されて各吸気管部5からエンジンの各気筒へ供給され
る。なお、吸入した空気には図示しない燃料噴射装置か
ら噴射された燃料が混合される。
【0025】また、上記ECU14の接続端子部19に
は、インテークマニホールド14やスロットルボデー
2、更にはエンジン等に設けた図示しないセンサ等に接
続したエンジン制御用の配線が接続される。
【0026】本第1実施例によれば、外気が吸入される
樹脂製インテークマニホールド1にECU14を内装し
たことにより、樹脂製インテークマニホールドが金属製
マニホールドに比べて遮熱性が高いこと、及び樹脂製イ
ンテークマニホールド1内に吸入された吸入空気による
冷却作用によってECUの過熱が防止される。特に、E
CU14を収納する収納室12を、吸入空気が流通する
サージタンク部3と接続管部6との間に、これらで包囲
するように形成したことにより、ECU14の冷却効果
が一層高くなる。そのため、ECU14の過熱によるト
ラブルも少なくなる。
【0027】更に、このようにECU14をエンジン近
傍に配置された樹脂製インテークマニホールド1内に内
装したことにより、そのECU14と樹脂製インテーク
マニホールド1及びエンジンに設置したセンサ等との配
線距離が短くなり、その配線が容易になる。更に、エン
ジンに付設された樹脂製インテークマニホールド1の振
動はエンジンの振動とほぼ同調するため、ECU14の
振動もエンジンの振動と同調し、従来のようにECUが
エンジン振動と異なる振動を越して断線することを防止
できる。
【0028】更に、ECU14を収納室12内に密封状
態で収納できるため、ECU14への防水効果も高くな
る。また、ECU14を、収納室12を構成する壁面に
接触させて内装することにより、更に一層冷却効果が向
上する。
【0029】更に、上記実施例のように、収納室12
を、サージタンク部3と接続管部6との間に形成される
空間を利用して形成したことにより、従来のようにイン
テークマニホールドとは別に防水ボックスを配置するた
めのスペースを確保する必要がなく、エンジンルームを
有効に利用できる。更に、樹脂製インテークマニホール
ド1の形成部品の成形と同時に収納室12も成形でき、
従来のインテークマニホールドとは別に収納ボックスを
形成するものに比べて収納室12が容易かつ安価に形成
できるとともにその収納室の設置作業が容易になる。
【0030】図4は第2実施例を示す。本第2実施例
は、上記第1実施例におけるECU14の後部外周に弾
性体、例えば板ばね20を付設して、この弾性体20を
ECU14と収納室12の内壁面に接触介在したもので
ある。その他の構造は上記第1実施例と同様である。
【0031】本第2実施例によれば、上記第1実施例の
作用、効果に加え、ECU14の保持が補強され、EC
U14のがたつきを防止できる。図5は第3実施例を示
す。
【0032】本第3実施例は、インテークマニホールド
における接続管部21を、上記第1実施例のように半円
周状に屈曲することなく、サージタンク部3の底部から
若干屈曲して横方向に延びた形状にした樹脂製インテー
クマニホールドに本発明を適用した例を示す。
【0033】本第3実施例は、そのサージタンク部3を
形成する周壁であって、接続管部21が存在する側の周
壁の一部3bを構成壁として収納室22を形成したもの
である。更に、この収納室22は上下方向に形成され、
その上端に開口部22aを有し、下端が下壁22bによ
り閉塞されている。そして、該収納室22内にECU1
4が、上記第1実施例と同様にして挿入されて密封的に
内装されている。また、本第3実施例においては、EC
U14が収納室12の内壁面に接触した状態で内装され
ている。
【0034】その他の構造は上記第1実施例と同様であ
るため、上記第1実施例と同様の部分については同一符
号を付してその説明は省略する。本第3実施例において
も上記第1実施例と同様に、配線作業が容易になり、断
線も防止でき、ECUの過熱によるトラブルも少なく、
防水効果も高く、冷却効果も高く、かつ収納室が容易か
つ安価に形成できるとともにその設置作業も容易にな
る。更に、ECU14の収納室22は、サージタンク部
3の外壁に沿うととも接続管部21が存在する上部に配
置されているため、接続管部21の上部の空間を利用し
てECU14の収納室22を配置でき、上記第1実施例
と同様にエンジンルームを有効に利用できる。
【0035】
【発明の効果】以上のようであるから、請求項1記載の
発明によれば、樹脂製インテークマニホールドによりエ
ンジン制御用のECUが冷却され、ECUの過熱による
トラブルを防止できる。また、このようにECUをエン
ジンの近傍に配置される樹脂製インテークマニホールド
に内装したことにより、エンジンやインテークマニホー
ルド及びスロットルボデーとECUとの間の配線距離が
短くなり、その配線作業が容易になる。
【0036】更に、ECUの振動がエンジンの振動とほ
ぼ同調し、上記の配線の断線も防止できる。更に、収納
室を密封することによりECUの防水効果も高くなる。
【0037】更に、ECUの収納室を、インテークマニ
ホールドを形成する樹脂製部品の成形と同時に成形する
ことができ、従来のような収納室が別部品によるものに
比べて収納室の形成が容易になる上にインテークマニホ
ールドの設置と同時に収納室も設置できて設置作業が容
易になる。
【0038】請求項2記載の発明によれば、更に、EC
Uの収納室を、樹脂製インテークマニホールドに形成さ
れる空間を利用して形成でき、エンジンルームを有効に
利用できる上に、吸入空気が流通するサージタンク部と
接続管部の間に包囲的にECUが収納されるので、EC
Uの冷却が一層高まる。
【0039】請求項3記載の発明においても、ECUの
収納室を、インテークマニホールドの設置部近傍の空間
を利用して形成でき、エンジンルームを有効に利用でき
る。請求項4記載の発明によれば、更に、冷却される樹
脂製インテークマニホールドにECUを接触させたこと
により、ECUの冷却効果が一層高まる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す樹脂製インテークマニホ
ールドの平面図。
【図2】図1の側面図。
【図3】図2におけるA−A線断面図。
【図4】本発明の第2実施例を示すECUの収納室部の
平断面図。
【図5】本発明の第3実施例を示す樹脂製インテークマ
ニホールドの側断面図。
【図6】従来構造のインテークマニホールドの平面図と
ECUの収納ボックスの断面図。
【図7】図6のインテークマニホールドの側断面図。
【符号の説明】
1…樹脂製インテークマニホールド 3…サージタンク 5…吸気管部 6,21…接続管部 12,22…収納室

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 樹脂製インテークマニホールドを形成す
    る部品に収納室を形成し、該収納室にエンジン制御用の
    ECUを密封して内装したことを特徴とする樹脂製イン
    テークマニホールド。
  2. 【請求項2】 樹脂製インテークマニホールドのサージ
    タンク部と吸気管部とを半円周状の接続管部で接続して
    上記サージタンク部と接続管部との間に空間が生じるよ
    うにし、該空間部にECUの収納室を形成した請求項1
    記載の樹脂製インテークマニホールド。
  3. 【請求項3】 樹脂製インテークマニホールドのサージ
    タンク部の底部から横方向に接続管部を配置してその先
    部に吸気管部を形成し、サージタンク部の周壁における
    上記接続管部の上部に位置してECUの収納室を形成し
    た請求項1記載の樹脂製インテークマニホールド。
  4. 【請求項4】 ECUを収納室の壁面に接触させて内装
    した請求項1又は2又は3記載の樹脂製インテークマニ
    ホールド。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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