JPH062610A - 電子式コントロールユニット - Google Patents
電子式コントロールユニットInfo
- Publication number
- JPH062610A JPH062610A JP4162904A JP16290492A JPH062610A JP H062610 A JPH062610 A JP H062610A JP 4162904 A JP4162904 A JP 4162904A JP 16290492 A JP16290492 A JP 16290492A JP H062610 A JPH062610 A JP H062610A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- temperature
- internal drive
- control unit
- cpu
- drive circuits
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Landscapes
- Electrical Control Of Ignition Timing (AREA)
- Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
- Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 エンジンルーム内に配置した電子式コントロ
ールユニットの内部で発生する熱を抑制する。 【構成】 複数個の内部駆動回路の温度を検出する温度
検出手段B1〜Bnと、上記複数個の内部駆動回路の温
度からCPU周辺温度を算出する温度算出手段A1と、
上記複数個の内部駆動回路のうち作動頻度を低減させる
内部駆動回路を上記CPU周辺温度に基づいて選択する
作動頻度低減選択手段A2とを備える。そして、これら
を備えた電子式コントロールユニットを、自動車のエン
ジンルーム内に設ける。
ールユニットの内部で発生する熱を抑制する。 【構成】 複数個の内部駆動回路の温度を検出する温度
検出手段B1〜Bnと、上記複数個の内部駆動回路の温
度からCPU周辺温度を算出する温度算出手段A1と、
上記複数個の内部駆動回路のうち作動頻度を低減させる
内部駆動回路を上記CPU周辺温度に基づいて選択する
作動頻度低減選択手段A2とを備える。そして、これら
を備えた電子式コントロールユニットを、自動車のエン
ジンルーム内に設ける。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車のエンジンルー
ム内に配置される電子式コントロールユニットに関す
る。
ム内に配置される電子式コントロールユニットに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、自動2輪車においては、特開昭5
7−18451号公報などに開示されているように、車
両用電装品をエアクリーナのフィルタエレメントの上流
側に位置させてそのケーシングに取付けることが行われ
ており、このようにエアクリーナケースに電装品を取付
ければ吸気で当該電装品の冷却を図ることができる。
7−18451号公報などに開示されているように、車
両用電装品をエアクリーナのフィルタエレメントの上流
側に位置させてそのケーシングに取付けることが行われ
ており、このようにエアクリーナケースに電装品を取付
ければ吸気で当該電装品の冷却を図ることができる。
【0003】ところが、自動車のエンジンルーム内はか
なりの高温となるので、このエンジンルーム内に配置さ
れるエアクリーナケースに電子制御装置のコントロール
ユニットを取付けても、当該電子式コントロールユニッ
トの十分な冷却は図り得ず、熱的に好ましくない。ま
た、近年自動車は、エンジンへの燃料供給の他に、自動
変速機やサスペンション、ブレーキ装置等に対しても電
子制御化が進んでおり、それら全ての電子式コントロー
ルユニットをエアクリーナケースに取付けることは無理
になっている。このため、一般に自動車では電子式コン
トロールユニットは熱的影響の少ない車室内の例えばシ
ートの下やトランクルーム内などに配置するようにして
いる。
なりの高温となるので、このエンジンルーム内に配置さ
れるエアクリーナケースに電子制御装置のコントロール
ユニットを取付けても、当該電子式コントロールユニッ
トの十分な冷却は図り得ず、熱的に好ましくない。ま
た、近年自動車は、エンジンへの燃料供給の他に、自動
変速機やサスペンション、ブレーキ装置等に対しても電
子制御化が進んでおり、それら全ての電子式コントロー
ルユニットをエアクリーナケースに取付けることは無理
になっている。このため、一般に自動車では電子式コン
トロールユニットは熱的影響の少ない車室内の例えばシ
ートの下やトランクルーム内などに配置するようにして
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、電子式
コントロールユニットを車室内やトランクルーム内に配
置すると、エンジンルーム内に配置されるバッテリーや
リレーボックス等から遠くなってしまうので、それらを
結ぶハーネスの長さが長くなるばかりか、その引き回し
などが煩雑になって組立性が悪くなるという課題があっ
た。
コントロールユニットを車室内やトランクルーム内に配
置すると、エンジンルーム内に配置されるバッテリーや
リレーボックス等から遠くなってしまうので、それらを
結ぶハーネスの長さが長くなるばかりか、その引き回し
などが煩雑になって組立性が悪くなるという課題があっ
た。
【0005】本発明は上記の事情に鑑みてなされたもの
であり、その目的は、内部で発生する熱を抑制できるエ
ンジンルーム収納の電子式コントロールユニットを提供
することにあり、また、他の目的は、エンジンルームの
熱的影響を小さくできるエンジンルーム収納の電子式コ
ントロールユニットを提供することにある。
であり、その目的は、内部で発生する熱を抑制できるエ
ンジンルーム収納の電子式コントロールユニットを提供
することにあり、また、他の目的は、エンジンルームの
熱的影響を小さくできるエンジンルーム収納の電子式コ
ントロールユニットを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、第1の発明に係る電子式コントロールユニット
は、図1に示すように、対応する制御対象を駆動する複
数個の内部駆動回路を内蔵する電子式コントロールユニ
ットにおいて、前記複数個の内部駆動回路の温度を検出
する温度検出手段B1〜Bnと、前記複数個の内部駆動
回路の温度からCPU周辺温度を算出する温度算出手段
A1と、前記複数個の内部駆動回路のうち作動頻度を低
減させる内部駆動回路を前記CPU周辺温度に基づいて
選択する作動頻度低減選択手段A2とを備え、自動車の
エンジンルーム内に設けられたことを特徴とする。
めに、第1の発明に係る電子式コントロールユニット
は、図1に示すように、対応する制御対象を駆動する複
数個の内部駆動回路を内蔵する電子式コントロールユニ
ットにおいて、前記複数個の内部駆動回路の温度を検出
する温度検出手段B1〜Bnと、前記複数個の内部駆動
回路の温度からCPU周辺温度を算出する温度算出手段
A1と、前記複数個の内部駆動回路のうち作動頻度を低
減させる内部駆動回路を前記CPU周辺温度に基づいて
選択する作動頻度低減選択手段A2とを備え、自動車の
エンジンルーム内に設けられたことを特徴とする。
【0007】また、好ましくは、前記作動頻度低減選択
手段A2は、前記複数個の内部駆動回路のうちの1つ以
上の内部駆動回路の作動を前記CPU周辺温度が所定温
度よりも高温であるときに停止させる。
手段A2は、前記複数個の内部駆動回路のうちの1つ以
上の内部駆動回路の作動を前記CPU周辺温度が所定温
度よりも高温であるときに停止させる。
【0008】さらに、好ましくは、前記1つ以上の内部
駆動回路は、エンジン性能への影響の小さな内部駆動回
路である。
駆動回路は、エンジン性能への影響の小さな内部駆動回
路である。
【0009】さらに、第2の発明に係る電子式コントロ
ールユニットは、対応する制御対象を駆動する複数個の
内部駆動回路を内蔵する電子式コントロールユニットに
おいて、前記複数個の内部駆動回路の温度を検出する温
度検出手段B1〜Bnと、前記複数個の内部駆動回路の
温度からCPU周辺温度を算出する温度算出手段A1
と、前記CPU周辺温度が所定温度よりも高温であると
き、制御する駆動回路を、前記内部駆動回路から、外部
に配置され且つエンジンに対して前記内部駆動回路と等
価な影響を与える外部駆動回路に切り替える制御切替手
段A3とを備え、自動車のエンジンルーム内に設けられ
たことを特徴とする。
ールユニットは、対応する制御対象を駆動する複数個の
内部駆動回路を内蔵する電子式コントロールユニットに
おいて、前記複数個の内部駆動回路の温度を検出する温
度検出手段B1〜Bnと、前記複数個の内部駆動回路の
温度からCPU周辺温度を算出する温度算出手段A1
と、前記CPU周辺温度が所定温度よりも高温であると
き、制御する駆動回路を、前記内部駆動回路から、外部
に配置され且つエンジンに対して前記内部駆動回路と等
価な影響を与える外部駆動回路に切り替える制御切替手
段A3とを備え、自動車のエンジンルーム内に設けられ
たことを特徴とする。
【0010】さらに、好ましくは、第2の発明におい
て、前記内部駆動回路はアイドル調整弁駆動回路であ
り、前記外部駆動回路はイグニションコイル駆動回路で
ある。
て、前記内部駆動回路はアイドル調整弁駆動回路であ
り、前記外部駆動回路はイグニションコイル駆動回路で
ある。
【0011】さらに、第3の発明に係る電子式コントロ
ールユニットは、対応する制御対象を駆動する複数個の
内部駆動回路を内蔵する電子式コントロールユニットに
おいて、前記複数個の内部駆動回路の温度を検出する温
度検出手段B1〜Bnと、前記複数個の内部駆動回路の
温度からCPU周辺温度を算出する温度算出手段A1
と、前記CPU周辺温度が所定温度よりも高温となった
ときにアイドル調整弁をより大きな開度として吸気量を
増加させる吸気量増加手段A4とを備え、自動車のエン
ジンルーム内に設けられた吸気装置のエアクリーナケー
ス内に収納されたことを特徴とする。
ールユニットは、対応する制御対象を駆動する複数個の
内部駆動回路を内蔵する電子式コントロールユニットに
おいて、前記複数個の内部駆動回路の温度を検出する温
度検出手段B1〜Bnと、前記複数個の内部駆動回路の
温度からCPU周辺温度を算出する温度算出手段A1
と、前記CPU周辺温度が所定温度よりも高温となった
ときにアイドル調整弁をより大きな開度として吸気量を
増加させる吸気量増加手段A4とを備え、自動車のエン
ジンルーム内に設けられた吸気装置のエアクリーナケー
ス内に収納されたことを特徴とする。
【0012】
【作用】上記構成の本発明では、複数個の内部駆動回路
のうち作動頻度を低減させる内部駆動回路をCPU周辺
温度に基づいて選択することにより、上記CPU周辺温
度が所定温度よりも高温になったときに、内部駆動回路
から発生する熱を抑制することができる。
のうち作動頻度を低減させる内部駆動回路をCPU周辺
温度に基づいて選択することにより、上記CPU周辺温
度が所定温度よりも高温になったときに、内部駆動回路
から発生する熱を抑制することができる。
【0013】さらに、複数個の内部駆動回路のうちの1
つ以上の内部駆動回路の作動を前記CPU周辺温度が所
定温度よりも高温であるときに停止させることとすれ
ば、エンジンの性能劣化を防止しながら、内部駆動回路
から発生する熱を抑制することができる。
つ以上の内部駆動回路の作動を前記CPU周辺温度が所
定温度よりも高温であるときに停止させることとすれ
ば、エンジンの性能劣化を防止しながら、内部駆動回路
から発生する熱を抑制することができる。
【0014】さらに、上記1つ以上の内部駆動回路は、
エンジン性能への影響の小さな内部駆動回路であること
とすれば、より一層エンジンの性能劣化を防止できる。
エンジン性能への影響の小さな内部駆動回路であること
とすれば、より一層エンジンの性能劣化を防止できる。
【0015】さらに、CPU周辺温度が所定温度よりも
高温であるとき、制御する駆動回路を、内部駆動回路か
ら、外部に配置され且つエンジンに対して内部駆動回路
と等価な影響を与える外部駆動回路に切り替えることに
より、上記内部駆動回路における熱発生が無くなるの
で、電子式コントロールユニット内部での熱発生を減少
させることができる。
高温であるとき、制御する駆動回路を、内部駆動回路か
ら、外部に配置され且つエンジンに対して内部駆動回路
と等価な影響を与える外部駆動回路に切り替えることに
より、上記内部駆動回路における熱発生が無くなるの
で、電子式コントロールユニット内部での熱発生を減少
させることができる。
【0016】さらに、内部駆動回路をアイドル調整弁駆
動回路、外部駆動回路をイグニションコイル駆動回路と
すれば、エンジン回転数制御をイグニションコイルで行
うことができるので、エンジン性能を劣化させることな
く、電子式コントロールユニット内部での熱発生を減少
させることができる。
動回路、外部駆動回路をイグニションコイル駆動回路と
すれば、エンジン回転数制御をイグニションコイルで行
うことができるので、エンジン性能を劣化させることな
く、電子式コントロールユニット内部での熱発生を減少
させることができる。
【0017】さらに、CPU周辺温度が所定温度よりも
高温となったときにアイドル調整弁をより大きな開度と
して吸気量を増加させることにより、フレッシュエアダ
クトを通じてエアクリーナケースに吸入される冷気が増
加し、収納ボックスまたはエアクリーナケースが一層冷
却され、これらに収納された電子式コントロールユニッ
トに対するエンジンからの熱的影響を一段と小さくする
ことができる。
高温となったときにアイドル調整弁をより大きな開度と
して吸気量を増加させることにより、フレッシュエアダ
クトを通じてエアクリーナケースに吸入される冷気が増
加し、収納ボックスまたはエアクリーナケースが一層冷
却され、これらに収納された電子式コントロールユニッ
トに対するエンジンからの熱的影響を一段と小さくする
ことができる。
【0018】
【実施例】以下に、本発明に係る電子式コントロールユ
ニットの一実施例を添付図面に基づき詳述する。
ニットの一実施例を添付図面に基づき詳述する。
【0019】まず、電子式コントロールユニットの配置
について説明する。
について説明する。
【0020】図7に示すように、自動車のエンジンルー
ム2内にはエンジン4に接続されて吸気系6が設けられ
ている。この吸気系6はエンジン2の吸気マニホールド
に接続された吸気チャンバ8と、この吸気チャンバ8に
接続された吸気ダクト10と、この吸気ダクト10の上
流側に接続されたエアクリーナケース12と、このエア
クリーナケース12の上流側に接続されたフレッシュエ
アダクト14とを有している。
ム2内にはエンジン4に接続されて吸気系6が設けられ
ている。この吸気系6はエンジン2の吸気マニホールド
に接続された吸気チャンバ8と、この吸気チャンバ8に
接続された吸気ダクト10と、この吸気ダクト10の上
流側に接続されたエアクリーナケース12と、このエア
クリーナケース12の上流側に接続されたフレッシュエ
アダクト14とを有している。
【0021】エアクリーナケース12はエンジン4側方
のヘッドランプ16斜め後方に配置されていて、このエ
アクリーナケース12と車体のフェンダエプロン18と
の間にはヘッドランプ16後方に位置されて、電子式コ
ントロールユニットを収納する収納ボックス20がその
エアクリーナケース12に隣接して設けられている。ま
た、エアクリーナケース12に接続されるフレッシュエ
アダクト14は収納ボックス20の下側にこれに隣接し
て配置され、その上流側はフェンダエプロン18を貫通
してフェンダ22内空間に延出されており、その開口部
14aは収納ボックス20側方のエアクリーナケース1
2反対側になっている。つまり、収納ボックス20の車
幅方向左右両側にエアクリーナケース12とフレッシュ
エアダクト14の開口部14aとが配置されている。
のヘッドランプ16斜め後方に配置されていて、このエ
アクリーナケース12と車体のフェンダエプロン18と
の間にはヘッドランプ16後方に位置されて、電子式コ
ントロールユニットを収納する収納ボックス20がその
エアクリーナケース12に隣接して設けられている。ま
た、エアクリーナケース12に接続されるフレッシュエ
アダクト14は収納ボックス20の下側にこれに隣接し
て配置され、その上流側はフェンダエプロン18を貫通
してフェンダ22内空間に延出されており、その開口部
14aは収納ボックス20側方のエアクリーナケース1
2反対側になっている。つまり、収納ボックス20の車
幅方向左右両側にエアクリーナケース12とフレッシュ
エアダクト14の開口部14aとが配置されている。
【0022】また、エアクリーナケース12と収納ボッ
クス20との後方には、ヒューズやリレーなどを収納し
た電装品ボックス24とバッテリー26とが近接して並
設されていて、収納ボックス20の周囲は低温部品で囲
まれている。
クス20との後方には、ヒューズやリレーなどを収納し
た電装品ボックス24とバッテリー26とが近接して並
設されていて、収納ボックス20の周囲は低温部品で囲
まれている。
【0023】ところで、本実施例にあっては図8〜図1
0に示すように、収納ボックス20とエアクリーナケー
ス12並びにフレッシュエアダクト14の下流側約半分
の部分とが一体化されて組立体部品30として形成され
ている。すなわち、この組立体部品30は、本体ケース
32と底部ケース34と蓋ケース36とからなり、底部
ケース34は上方が開放された矩形の箱状に形成されて
いて、この底部ケース34の中に本体ケース32の下部
が密閉状態に重ね合わされて挿入されている。
0に示すように、収納ボックス20とエアクリーナケー
ス12並びにフレッシュエアダクト14の下流側約半分
の部分とが一体化されて組立体部品30として形成され
ている。すなわち、この組立体部品30は、本体ケース
32と底部ケース34と蓋ケース36とからなり、底部
ケース34は上方が開放された矩形の箱状に形成されて
いて、この底部ケース34の中に本体ケース32の下部
が密閉状態に重ね合わされて挿入されている。
【0024】本体ケース32は樹脂の一体成形品でな
り、エアクリーナケース部38と収納ボックス部40並
びにフレッシュエアダクト部42とを有していて、エア
クリーナケース部38と収納ボックス部40とはそれぞ
れ上部が開放された矩形の箱体状になっていて隔壁44
で区画されている。そして、このエアクリーナケース部
38の深さは収納ボックス部40の深さよりもほぼ倍の
深さになっている。
り、エアクリーナケース部38と収納ボックス部40並
びにフレッシュエアダクト部42とを有していて、エア
クリーナケース部38と収納ボックス部40とはそれぞ
れ上部が開放された矩形の箱体状になっていて隔壁44
で区画されている。そして、このエアクリーナケース部
38の深さは収納ボックス部40の深さよりもほぼ倍の
深さになっている。
【0025】また、フレッシュエアダクト部42は、収
納ボックス部40の底壁46に沿ってこれより下方に突
出して一体形成されていて、その下流端側はエアクリー
ナケース部38のフィルタエレメント68の上流側室7
0に連通され、上流端側は底部ケース34の側壁48を
貫通して側方に突出されていて、この突出端に上流側の
フレッシュエアダクト14bが接続されている。
納ボックス部40の底壁46に沿ってこれより下方に突
出して一体形成されていて、その下流端側はエアクリー
ナケース部38のフィルタエレメント68の上流側室7
0に連通され、上流端側は底部ケース34の側壁48を
貫通して側方に突出されていて、この突出端に上流側の
フレッシュエアダクト14bが接続されている。
【0026】ここで、フレッシュエアダクト部42は収
納ボックス部40の対角線にほぼ沿って反エアクリーナ
ケース側に突出して湾曲形成されていて、このフレッシ
ュエアダクト部42によって底部ケース34の内部には
内容積の大小異なる高周波用と低周波用の2つのレゾネ
ータ室50,52が区画形成され、両レゾネータ室5
0,52はそれぞれ連通路54,56でフレッシュエア
ダクト部42に連通されている。
納ボックス部40の対角線にほぼ沿って反エアクリーナ
ケース側に突出して湾曲形成されていて、このフレッシ
ュエアダクト部42によって底部ケース34の内部には
内容積の大小異なる高周波用と低周波用の2つのレゾネ
ータ室50,52が区画形成され、両レゾネータ室5
0,52はそれぞれ連通路54,56でフレッシュエア
ダクト部42に連通されている。
【0027】また、フレッシュエアダクト部42にはそ
の内部から収納ボックス部40内のコントロールユニッ
ト収納室28に冷気を導く冷気導入路58が設けられ、
この冷気導入路58とフレッシュエアダクト部42との
接続口60はフレッシュエアダクト部42の上側部,つ
まり収納ボックス部40の底壁46に形成されている。
なお、このコントロールユニット収納室28内には電子
式コントロールユニット74が収納されており、この電
子式コントロールユニット74は、EGIコントロール
ユニット、EATコントロールユニット、エアポンプコ
ントロールユニット(図示せず)を内蔵する。
の内部から収納ボックス部40内のコントロールユニッ
ト収納室28に冷気を導く冷気導入路58が設けられ、
この冷気導入路58とフレッシュエアダクト部42との
接続口60はフレッシュエアダクト部42の上側部,つ
まり収納ボックス部40の底壁46に形成されている。
なお、このコントロールユニット収納室28内には電子
式コントロールユニット74が収納されており、この電
子式コントロールユニット74は、EGIコントロール
ユニット、EATコントロールユニット、エアポンプコ
ントロールユニット(図示せず)を内蔵する。
【0028】また、上記底壁46には上記両レゾネータ
室50,52とコントロールユニット収納室28とをそ
れぞれ連通する連通孔62,64が形成されている。ま
たさらに、低周波用レゾネータ室52とエアクリーナケ
ース部38のフィルタエレメント68の上流側室70と
を連通して連通路66が形成されている。
室50,52とコントロールユニット収納室28とをそ
れぞれ連通する連通孔62,64が形成されている。ま
たさらに、低周波用レゾネータ室52とエアクリーナケ
ース部38のフィルタエレメント68の上流側室70と
を連通して連通路66が形成されている。
【0029】蓋ケース36はエアクリーナケース12側
と収納ボックス20側とが隔壁で仕切られて一体成形さ
れていて、開口周縁部に形成されたフランジ36aが本
体ケース32の開口周縁部に形成されたフランジ32a
に当接されてクリップ72で圧着固定されている。この
際、エアクリーナケース12側の開口周縁にはシール部
材が介在されるが、収納ボックス20側の開口周縁には
シール部材が介在されずにリジッドに固定されるように
なっている。
と収納ボックス20側とが隔壁で仕切られて一体成形さ
れていて、開口周縁部に形成されたフランジ36aが本
体ケース32の開口周縁部に形成されたフランジ32a
に当接されてクリップ72で圧着固定されている。この
際、エアクリーナケース12側の開口周縁にはシール部
材が介在されるが、収納ボックス20側の開口周縁には
シール部材が介在されずにリジッドに固定されるように
なっている。
【0030】また、図8に示すように、一体化された組
立体部品30は収納ボックス部20側に一体形成された
取付固定部80により車体側に固定されており、エアク
リーナケース12側は収納ボックス20側を介して弾性
的に支持されるようになっている。
立体部品30は収納ボックス部20側に一体形成された
取付固定部80により車体側に固定されており、エアク
リーナケース12側は収納ボックス20側を介して弾性
的に支持されるようになっている。
【0031】従って、以上のようにしてなる電子式コン
トロールユニットの搭載構造では、電子式コントロール
ユニットの収納ボックス20の配設位置はヘッドランプ
16後方のフェンダ側となっており、しかもその周囲は
エアクリーナケース12やバッテリー26また電装品ボ
ックス24等の低温部品で囲われているので、エンジン
ルーム2内にあってもエンジン4の熱が伝わりにくい低
温部分になっている。そして、電子式コントロールユニ
ット74、バッテリー26、電装品ボックス24等の電
装部品が近接して集中配置されるので、それらを結ぶハ
ーネスの長さが短くなり、またその引き回しが容易にな
って組立性の向上が図れるようになる。また、電子式コ
ントロールユニット74を収納する収納ボックス20と
エアクリーナケース12とを一体成形することで収納ボ
ックス20の温度低減が図れ、さらに収納ボックス20
の下にフレッシュエアダクト14を配置してその開口部
14aを反エアクリーナケース側の当該収納ボックス2
0側方に位置させることで、収納ボックス20の下面及
び側面を冷温部とすることができる。
トロールユニットの搭載構造では、電子式コントロール
ユニットの収納ボックス20の配設位置はヘッドランプ
16後方のフェンダ側となっており、しかもその周囲は
エアクリーナケース12やバッテリー26また電装品ボ
ックス24等の低温部品で囲われているので、エンジン
ルーム2内にあってもエンジン4の熱が伝わりにくい低
温部分になっている。そして、電子式コントロールユニ
ット74、バッテリー26、電装品ボックス24等の電
装部品が近接して集中配置されるので、それらを結ぶハ
ーネスの長さが短くなり、またその引き回しが容易にな
って組立性の向上が図れるようになる。また、電子式コ
ントロールユニット74を収納する収納ボックス20と
エアクリーナケース12とを一体成形することで収納ボ
ックス20の温度低減が図れ、さらに収納ボックス20
の下にフレッシュエアダクト14を配置してその開口部
14aを反エアクリーナケース側の当該収納ボックス2
0側方に位置させることで、収納ボックス20の下面及
び側面を冷温部とすることができる。
【0032】さらに、収納ボックス20下方のフレッシ
ュエアダクト14の上側部とコントロールユニット収納
室28とを連通して、下方のフレッシュエアダクト14
から上方のコントロールユニット収納室28内に冷気を
導入する冷気導入通路58を設けたので、コントロール
ユニット収納室28内の温度の可及的な低減が図れ、か
つ冷気の導入に際して水やダストが侵入することを可及
的に防止し得る。
ュエアダクト14の上側部とコントロールユニット収納
室28とを連通して、下方のフレッシュエアダクト14
から上方のコントロールユニット収納室28内に冷気を
導入する冷気導入通路58を設けたので、コントロール
ユニット収納室28内の温度の可及的な低減が図れ、か
つ冷気の導入に際して水やダストが侵入することを可及
的に防止し得る。
【0033】また、エアクリーナケース12は収納ボッ
クス20を介して弾性的に車体側に支持されるので、エ
アクリーナケース12の吸気脈動による振動が車体側に
伝達されるのが可及的に防止されるようになる。さら
に、吸気音は低周波用レゾネータ室50と高周波用レゾ
ネータ室52とによって減衰されるので吸気音の低減化
も図れるようになる。そしてさらに、両レゾネータ室5
0,52は連通孔62,64でコントロールユニット収
納室28に連通し、低周波用レゾネータ室52は連通路
66でエアクリーナケース12のフィルタ上流側室70
に連通しているので、これらには通気性があり、コント
ロールユニット収納室28内温度の一層の低減化を図る
ことができる。
クス20を介して弾性的に車体側に支持されるので、エ
アクリーナケース12の吸気脈動による振動が車体側に
伝達されるのが可及的に防止されるようになる。さら
に、吸気音は低周波用レゾネータ室50と高周波用レゾ
ネータ室52とによって減衰されるので吸気音の低減化
も図れるようになる。そしてさらに、両レゾネータ室5
0,52は連通孔62,64でコントロールユニット収
納室28に連通し、低周波用レゾネータ室52は連通路
66でエアクリーナケース12のフィルタ上流側室70
に連通しているので、これらには通気性があり、コント
ロールユニット収納室28内温度の一層の低減化を図る
ことができる。
【0034】さらには、蓋ケース36はエアクリーナケ
ース12側の蓋体と収納ボックス20側の蓋体とを一体
形成したものなので、エアクリーナケース12側の蓋体
部の剛性向上が図れ、膜振動を抑えて放射音の可及的な
低減が図れるようになる。
ース12側の蓋体と収納ボックス20側の蓋体とを一体
形成したものなので、エアクリーナケース12側の蓋体
部の剛性向上が図れ、膜振動を抑えて放射音の可及的な
低減が図れるようになる。
【0035】なお、図11に示すように、電子式コント
ロールユニット74の下面に放熱板82を設けて、この
放熱板82をフレッシュエアダクト14内(あるいはレ
ゾネータ室50,52内)に露出させるようにすれば、
コントロールユニット収納室28内を換気せずに温度の
低減化を図ることもできる。
ロールユニット74の下面に放熱板82を設けて、この
放熱板82をフレッシュエアダクト14内(あるいはレ
ゾネータ室50,52内)に露出させるようにすれば、
コントロールユニット収納室28内を換気せずに温度の
低減化を図ることもできる。
【0036】また、図12に示すように、電子式コント
ロールユニット74をエアクリーナケース12のフィル
タ上流側室70に設け、フレッシュエアダクト14から
流れて来る冷気により冷却するようにすることもでき
る。
ロールユニット74をエアクリーナケース12のフィル
タ上流側室70に設け、フレッシュエアダクト14から
流れて来る冷気により冷却するようにすることもでき
る。
【0037】図2は、この発明による電子式コントロー
ルユニットの一実施例を示すブロック図である。
ルユニットの一実施例を示すブロック図である。
【0038】図2の電子式コントロールユニット74の
動作について、まず燃料噴射弁110との関連で図2の
フローチャートを用いて説明する。なお、図3〜図6の
フローチャートはすべてアイドル回転数制御時のフロー
チャートである。
動作について、まず燃料噴射弁110との関連で図2の
フローチャートを用いて説明する。なお、図3〜図6の
フローチャートはすべてアイドル回転数制御時のフロー
チャートである。
【0039】図3で、CPU100は、目標アイドル回
転数等から、アイドル回転数制御(ISC)ベース流量
Qbの値、基本点火進角θbの値および基本燃料噴射量
Tbの値を算出する(ステップS1〜S3)。
転数等から、アイドル回転数制御(ISC)ベース流量
Qbの値、基本点火進角θbの値および基本燃料噴射量
Tbの値を算出する(ステップS1〜S3)。
【0040】次に、CPU100は、電子式コントロー
ルユニット74に内蔵された内部駆動回路101〜10
4の温度を温度検出手段としての温度センサ105〜1
08により検出し(ステップS4)、これらの温度の平
均温度であるCPU周辺温度thを算出する(ステップ
S5)。
ルユニット74に内蔵された内部駆動回路101〜10
4の温度を温度検出手段としての温度センサ105〜1
08により検出し(ステップS4)、これらの温度の平
均温度であるCPU周辺温度thを算出する(ステップ
S5)。
【0041】次に、CPU周辺温度thが第1の所定温
度TH1より高いか否かを判別し(ステップS6)、高
くないと判別したときはステップS7、S8で通常の燃
料噴射弁制御を行う。すなわち、CPU100は、対応
する制御対象としてのアイドル調整弁140を流れる空
気流量がQbとなるように内部駆動回路104を駆動
し、また、対応する制御対象としての燃料噴射弁110
での噴射量がTbとなるように内部駆動回路101を駆
動する。
度TH1より高いか否かを判別し(ステップS6)、高
くないと判別したときはステップS7、S8で通常の燃
料噴射弁制御を行う。すなわち、CPU100は、対応
する制御対象としてのアイドル調整弁140を流れる空
気流量がQbとなるように内部駆動回路104を駆動
し、また、対応する制御対象としての燃料噴射弁110
での噴射量がTbとなるように内部駆動回路101を駆
動する。
【0042】ステップS6でCPU周辺温度thが第1
の所定温度TH1より高いと判別した場合には、次に、
CPU周辺温度thが第2の所定温度TH2(TH2>
TH1)より高いか否かを判別する(ステップS9)。
CPU周辺温度thが第2の所定温度TH2より高くな
いと判別した場合は(TH2>th>TH1のとき
は)、CPU(作動頻度低減選択手段)100は、例え
ば6気筒エンジンの場合、第2番目の燃料噴射弁の作動
を停止させる(ステップS10)。図2においては燃料
噴射弁とこれに対応する内部駆動回路は1つしか示して
ないが、実際は、6気筒の場合には燃料噴射弁とこれに
対応する内部駆動回路とはそれぞれ6個設けられてお
り、TH2>th>TH1のときは例えば第2番目の内
部駆動回路の作動が停止されることにより内部駆動回路
101の発熱量が低減される。
の所定温度TH1より高いと判別した場合には、次に、
CPU周辺温度thが第2の所定温度TH2(TH2>
TH1)より高いか否かを判別する(ステップS9)。
CPU周辺温度thが第2の所定温度TH2より高くな
いと判別した場合は(TH2>th>TH1のとき
は)、CPU(作動頻度低減選択手段)100は、例え
ば6気筒エンジンの場合、第2番目の燃料噴射弁の作動
を停止させる(ステップS10)。図2においては燃料
噴射弁とこれに対応する内部駆動回路は1つしか示して
ないが、実際は、6気筒の場合には燃料噴射弁とこれに
対応する内部駆動回路とはそれぞれ6個設けられてお
り、TH2>th>TH1のときは例えば第2番目の内
部駆動回路の作動が停止されることにより内部駆動回路
101の発熱量が低減される。
【0043】次に、CPU周辺温度thが第2の所定温
度TH2より高いと判別した場合には、例えば6気筒エ
ンジンの場合、第2番目、第4番目および第6番目の6
個の燃料噴射弁の作動を停止させる(ステップS1
0)。
度TH2より高いと判別した場合には、例えば6気筒エ
ンジンの場合、第2番目、第4番目および第6番目の6
個の燃料噴射弁の作動を停止させる(ステップS1
0)。
【0044】ステップS7、S8での作動は上述した通
りである。
りである。
【0045】このように、作動を停止させる燃料噴射弁
の数をCPU周辺温度thに応じて調整することによ
り、エンジン性能を劣化させることなく、内部駆動回路
101で発生する熱を抑制できる。
の数をCPU周辺温度thに応じて調整することによ
り、エンジン性能を劣化させることなく、内部駆動回路
101で発生する熱を抑制できる。
【0046】次に、パージバルブ120、EGRバルブ
130との関連で図2の電子式コントロールユニット7
4の作動について図4を用いて説明する。
130との関連で図2の電子式コントロールユニット7
4の作動について図4を用いて説明する。
【0047】まず、CPU100は、内部駆動回路10
1〜104の温度を温度検出手段としての温度センサ1
05〜108により検出し(ステップS21)、これら
の温度の平均温度であるCPU周辺温度thを算出する
(ステップS22)。
1〜104の温度を温度検出手段としての温度センサ1
05〜108により検出し(ステップS21)、これら
の温度の平均温度であるCPU周辺温度thを算出する
(ステップS22)。
【0048】次に、CPU(作動頻度低減選択手段)1
00は、CPU周辺温度thが所定温度THより高いか
否かを判別する(ステップS23)。CPU周辺温度t
hが所定温度THより高いと判別した場合には、対応す
る制御対象としてのパージバルブ120、EGRバルブ
130の作動を内部駆動回路102、103の作動停止
により停止する(ステップS24、S25)。
00は、CPU周辺温度thが所定温度THより高いか
否かを判別する(ステップS23)。CPU周辺温度t
hが所定温度THより高いと判別した場合には、対応す
る制御対象としてのパージバルブ120、EGRバルブ
130の作動を内部駆動回路102、103の作動停止
により停止する(ステップS24、S25)。
【0049】ステップS23で、CPU周辺温度thが
所定温度TH以下であると判別したときには、まずパー
ジ領域か否かを判別し(ステップS26)、パージ領域
と判別したときにはパージバルブ120をオンとし(ス
テップS27)、パージ領域でないと判別したときには
パージバルブ120をオフとする(ステップS28)。
続いて、EGR領域か否かを判別し(ステップS2
9)、EGR領域と判別したときにはEGRバルブ13
0をオンとし(ステップS30)、EGR領域でないと
判別したときにはEGRバルブ130をオフとする(ス
テップS31)。
所定温度TH以下であると判別したときには、まずパー
ジ領域か否かを判別し(ステップS26)、パージ領域
と判別したときにはパージバルブ120をオンとし(ス
テップS27)、パージ領域でないと判別したときには
パージバルブ120をオフとする(ステップS28)。
続いて、EGR領域か否かを判別し(ステップS2
9)、EGR領域と判別したときにはEGRバルブ13
0をオンとし(ステップS30)、EGR領域でないと
判別したときにはEGRバルブ130をオフとする(ス
テップS31)。
【0050】このように、CPU周辺温度thが所定温
度THより高いと判別した場合には、パージバルブ12
0、EGRバルブ130の作動を停止することにより、
内部駆動回路102、103で熱の発生が生ぜず、CP
U周辺温度thを下降させることができる。
度THより高いと判別した場合には、パージバルブ12
0、EGRバルブ130の作動を停止することにより、
内部駆動回路102、103で熱の発生が生ぜず、CP
U周辺温度thを下降させることができる。
【0051】次に、アイドル調整弁140との関連で図
2の電子式コントロールユニット74の作動について図
5を用いて説明する。
2の電子式コントロールユニット74の作動について図
5を用いて説明する。
【0052】まず、CPU100は、内部駆動回路10
1〜104の温度を温度検出手段としての温度センサ1
05〜108により検出し(ステップS41)、これら
の温度の平均温度であるCPU周辺温度thを算出する
(ステップS42)。
1〜104の温度を温度検出手段としての温度センサ1
05〜108により検出し(ステップS41)、これら
の温度の平均温度であるCPU周辺温度thを算出する
(ステップS42)。
【0053】次に、CPU100は、CPU周辺温度t
hが所定温度THより高いか否かを判別する(ステップ
S43)。CPU周辺温度thが所定温度THより高い
と判別した場合にはCPU(制御切替手段)100は、
内部駆動回路104の作動を停止させることによりアイ
ドル調整弁140の作動を停止させ(ステップS4
4)、この作動停止したアイドル調整弁140の開度に
応じた燃料噴射弁110の噴射量を算出し(ステップS
45)、点火時期制御でアイドル回転数を制御する(ス
テップS46)。
hが所定温度THより高いか否かを判別する(ステップ
S43)。CPU周辺温度thが所定温度THより高い
と判別した場合にはCPU(制御切替手段)100は、
内部駆動回路104の作動を停止させることによりアイ
ドル調整弁140の作動を停止させ(ステップS4
4)、この作動停止したアイドル調整弁140の開度に
応じた燃料噴射弁110の噴射量を算出し(ステップS
45)、点火時期制御でアイドル回転数を制御する(ス
テップS46)。
【0054】このように、アイドル調整弁140を制御
せず点火時期を制御することによりアイドル回転数を制
御するようにすれば、電子式コントロールユニット74
の外部にあるイグニションコイル(図示せず)の駆動回
路(外部駆動回路)においては熱の発生があるが、アイ
ドル調整弁140の内部駆動回路104では熱は発生し
ないので、結果的に電子式コントロールユニット74で
熱の発生を伴うことなくアイドル回転数制御を行うこと
ができる。
せず点火時期を制御することによりアイドル回転数を制
御するようにすれば、電子式コントロールユニット74
の外部にあるイグニションコイル(図示せず)の駆動回
路(外部駆動回路)においては熱の発生があるが、アイ
ドル調整弁140の内部駆動回路104では熱は発生し
ないので、結果的に電子式コントロールユニット74で
熱の発生を伴うことなくアイドル回転数制御を行うこと
ができる。
【0055】ステップS43でCPU周辺温度thが所
定温度TH以下であると判別したときには、通常のアイ
ドル回転数制御であるアイドル調整弁140の開度制御
による回転数制御を行い(ステップS47)、回転数制
御を伴わない通常の点火時期制御を行う(ステップS4
8)。
定温度TH以下であると判別したときには、通常のアイ
ドル回転数制御であるアイドル調整弁140の開度制御
による回転数制御を行い(ステップS47)、回転数制
御を伴わない通常の点火時期制御を行う(ステップS4
8)。
【0056】次に、吸気量との関連で図2の電子式コン
トロールユニットの作動について図6を用いて説明す
る。
トロールユニットの作動について図6を用いて説明す
る。
【0057】まず、CPU100は、目標アイドル回転
数等から、アイドル回転数制御(ISC)ベース流量Q
bの値、基本点火進角θbの値および基本燃料噴射量T
bの値を算出する(ステップS51〜S53)。
数等から、アイドル回転数制御(ISC)ベース流量Q
bの値、基本点火進角θbの値および基本燃料噴射量T
bの値を算出する(ステップS51〜S53)。
【0058】次に、CPU100は、電子式コントロー
ルユニット74に内蔵された内部駆動回路101〜10
4の温度を温度検出手段としての温度センサ105〜1
08により検出し(ステップS54)、これらの温度の
平均温度であるCPU周辺温度thを算出する(ステッ
プS55)。
ルユニット74に内蔵された内部駆動回路101〜10
4の温度を温度検出手段としての温度センサ105〜1
08により検出し(ステップS54)、これらの温度の
平均温度であるCPU周辺温度thを算出する(ステッ
プS55)。
【0059】次に、CPU周辺温度thが所定温度TH
より高いか否かを判別し(ステップS56)、高くない
と判別したときはステップS57、S58で通常の燃料
噴射弁制御を行う。すなわち、CPU100は、アイド
ル調整弁140を流れる空気流量がQbとなるように内
部駆動回路104を駆動し、燃料噴射弁110での噴射
量がTbとなるように内部駆動回路101を駆動する。
より高いか否かを判別し(ステップS56)、高くない
と判別したときはステップS57、S58で通常の燃料
噴射弁制御を行う。すなわち、CPU100は、アイド
ル調整弁140を流れる空気流量がQbとなるように内
部駆動回路104を駆動し、燃料噴射弁110での噴射
量がTbとなるように内部駆動回路101を駆動する。
【0060】ステップS56でCPU周辺温度thが所
定温度THより高いと判別したときCPU(吸気量増加
手段)100は、アイドル調整弁140の開度をより大
きくしてISC流量を増加させ(ステップS59)、こ
のISC流量の増加に応じて燃料噴射量も増加させる
(ステップS60)。
定温度THより高いと判別したときCPU(吸気量増加
手段)100は、アイドル調整弁140の開度をより大
きくしてISC流量を増加させ(ステップS59)、こ
のISC流量の増加に応じて燃料噴射量も増加させる
(ステップS60)。
【0061】
【発明の効果】以上実施例で詳細に説明したように、本
発明に係わる電子式コントロールユニットによれば、複
数個の内部駆動回路のうち作動頻度を低減させる内部駆
動回路をCPU周辺温度に基づいて選択することによ
り、上記CPU周辺温度が所定温度よりも高温になった
ときに、内部駆動回路から発生する熱を抑制することが
できる。
発明に係わる電子式コントロールユニットによれば、複
数個の内部駆動回路のうち作動頻度を低減させる内部駆
動回路をCPU周辺温度に基づいて選択することによ
り、上記CPU周辺温度が所定温度よりも高温になった
ときに、内部駆動回路から発生する熱を抑制することが
できる。
【0062】また、CPU周辺温度が所定温度よりも高
温であるとき、制御する駆動回路を、内部駆動回路から
外部駆動回路に切り替えることにより、上記内部駆動回
路における熱発生が無くなるので、電子式コントロール
ユニット内部での熱発生を減少させることができる。
温であるとき、制御する駆動回路を、内部駆動回路から
外部駆動回路に切り替えることにより、上記内部駆動回
路における熱発生が無くなるので、電子式コントロール
ユニット内部での熱発生を減少させることができる。
【0063】さらに、CPU周辺温度が所定温度よりも
高温となったときにアイドル調整弁をより大きな開度と
して吸気量を増加させることにより、エアクリーナケー
スに吸入される冷気が増加し、エアクリーナケースが一
層冷却され、これに収納された電子式コントロールユニ
ットに対するエンジンからの熱的影響を一段と小さくす
ることができる。
高温となったときにアイドル調整弁をより大きな開度と
して吸気量を増加させることにより、エアクリーナケー
スに吸入される冷気が増加し、エアクリーナケースが一
層冷却され、これに収納された電子式コントロールユニ
ットに対するエンジンからの熱的影響を一段と小さくす
ることができる。
【図1】クレーム対応図を示すブロック図である。
【図2】この発明による電子式コントロールユニットの
一実施例を示すブロック図である。
一実施例を示すブロック図である。
【図3】燃料噴射弁に関連する動作を説明するためのフ
ローチャートである。
ローチャートである。
【図4】パージバルブ、EGRバルブに関連する動作を
説明するためのフローチャートである。
説明するためのフローチャートである。
【図5】アイドル調整弁に関連する動作を説明するため
のフローチャートである。
のフローチャートである。
【図6】吸気量に関連する動作を説明するためのフロー
チャートである。
チャートである。
【図7】図1の電子式コントロールユニットの配置図で
ある。
ある。
【図8】図6の要部拡大図である。
【図9】図7のVIII−VIII線矢視断面図である。
【図10】図8のIX−IX線矢視断面図である。
【図11】電子式コントロールユニットの他の配置例を
示す概略図である。
示す概略図である。
【図12】電子式コントロールユニットの更に他の配置
例を示す概略図である。
例を示す概略図である。
A1 温度算出手段 A2 作動頻度低減選択手段 A3 制御切替手段 A4 吸気量増加手段 B1〜Bn 温度検出手段 74 電子式コントロールユニット 100 CPU(温度算出手段、作動頻度低減選択手
段、制御切替手段、吸気量増加手段) 101〜104 内部駆動回路 105〜108 温度センサ(温度検出手段) 110 燃料噴射弁 120 パージバルブ 130 EGRバルブ 140 アイドル調整弁
段、制御切替手段、吸気量増加手段) 101〜104 内部駆動回路 105〜108 温度センサ(温度検出手段) 110 燃料噴射弁 120 パージバルブ 130 EGRバルブ 140 アイドル調整弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F02P 5/15 E (72)発明者 谷田 晴紀 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内
Claims (6)
- 【請求項1】 対応する制御対象を駆動する複数個の内
部駆動回路を内蔵する電子式コントロールユニットにお
いて、 前記複数個の内部駆動回路の温度を検出する温度検出手
段と、 前記複数個の内部駆動回路の温度からCPU周辺温度を
算出する温度算出手段と、 前記複数個の内部駆動回路のうち作動頻度を低減させる
内部駆動回路を前記CPU周辺温度に基づいて選択する
作動頻度低減選択手段とを備え、 自動車のエンジンルーム内に設けられたことを特徴とす
る電子式コントロールユニット。 - 【請求項2】 前記作動頻度低減選択手段は、前記複数
個の内部駆動回路のうちの1つ以上の内部駆動回路の作
動を前記CPU周辺温度が所定温度よりも高温であると
きに停止させることを特徴とする請求項1記載の電子式
コントロールユニット。 - 【請求項3】 前記1つ以上の内部駆動回路は、エンジ
ン性能への影響の小さな内部駆動回路であることを特徴
とする請求項2記載の電子式コントロールユニット。 - 【請求項4】 対応する制御対象を駆動する複数個の内
部駆動回路を内蔵する電子式コントロールユニットにお
いて、 前記複数個の内部駆動回路の温度を検出する温度検出手
段と、 前記複数個の内部駆動回路の温度からCPU周辺温度を
算出する温度算出手段と、 前記CPU周辺温度が所定温度よりも高温であるとき、
制御する駆動回路を、 前記内部駆動回路から、外部に配置され且つエンジンに
対して前記内部駆動回路と等価な影響を与える外部駆動
回路に切り替える制御切替手段とを備え、 自動車のエンジンルーム内に設けられたことを特徴とす
る電子式コントロールユニット。 - 【請求項5】前記内部駆動回路はアイドル調整弁駆動回
路であり、前記外部駆動回路はイグニションコイル駆動
回路であることを特徴とする請求項4記載の電子式コン
トロールユニット。 - 【請求項6】 対応する制御対象を駆動する複数個の内
部駆動回路を内蔵する電子式コントロールユニットにお
いて、 前記複数個の内部駆動回路の温度を検出する温度検出手
段と、 前記複数個の内部駆動回路の温度からCPU周辺温度を
算出する温度算出手段と、 前記CPU周辺温度が所定温度よりも高温となったとき
にアイドル調整弁をより大きな開度として吸気量を増加
させる吸気量増加手段とを備え、 自動車のエンジンルーム内に設けられた吸気装置のエア
クリーナケース内に収納されたことを特徴とする電子式
コントロールユニット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4162904A JPH062610A (ja) | 1992-06-22 | 1992-06-22 | 電子式コントロールユニット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4162904A JPH062610A (ja) | 1992-06-22 | 1992-06-22 | 電子式コントロールユニット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH062610A true JPH062610A (ja) | 1994-01-11 |
Family
ID=15763447
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4162904A Pending JPH062610A (ja) | 1992-06-22 | 1992-06-22 | 電子式コントロールユニット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH062610A (ja) |
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---|---|---|---|---|
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JPS6437436A (en) * | 1987-08-04 | 1989-02-08 | Nippon Chemical Ind | Slag-treating agent |
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US6677849B1 (en) | 2001-10-30 | 2004-01-13 | Murata Manufacturing Co., Ltd. | High-voltage variable resistor |
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JP2010112212A (ja) * | 2008-11-05 | 2010-05-20 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | ガスエンジンのエアクリーナ構造 |
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WO2020158372A1 (ja) * | 2019-01-31 | 2020-08-06 | マレリ株式会社 | リレー保持構造 |
-
1992
- 1992-06-22 JP JP4162904A patent/JPH062610A/ja active Pending
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