JP3721903B2 - 内燃機関用制御ユニット - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、内燃機関用点火装置や燃料噴射装置を制御する制御回路の構成部品を実装したプリント基板を外装ケース内に収容して、該外装ケース内に注型した絶縁樹脂によりモールドした構成を有する内燃機関用制御ユニットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
内燃機関の点火装置及び燃料噴射装置の少くとも一方を制御する内燃機関用制御装置においては、内燃機関の回転数、スロットル開度、機関温度、排気温度などを制御条件として制御を行っているが、最近では大気圧を制御条件として用いることが多くなっている。内燃機関用点火装置及び燃料噴射装置の少なくとも一方を制御する制御ユニットにおいて大気圧を制御条件の1つとする場合には、該制御ユニットに大気圧センサを組み込む必要がある。
【0003】
図6(A)〜(C)は、大気圧センサを組込んだ従来のこの種の内燃機関用制御ユニットにおける大気圧センサの組込み状態を示したものである。この制御ユニットでは、両端が開口されたアルミニューム等の筒状体からなるセンサケース1の内部の一端側に収容された大気圧センサ2が制御回路を構成する図示しない他の構成部品と共にプリント基板3に実装され、センサケース1の軸線方向の一方の開口端が接着等によりプリント基板3に固定されている。大気圧センサ2の上面には、内部に大気圧を取り込む通気孔4が該大気圧センサ2上面の突出部2aを貫通して形成されている。
【0004】
プリント基板3は、内部に大気圧センサ2が収容されたセンサケース1と共に外装ケース5内の底部側にスペーサ6を介して浮かせて収容され、センサケース1の他方の開口端を大気中に露出させた状態で外装ケース5内に絶縁樹脂が注型されてモールド部7が形成されている。
【0005】
センサケース1の他方の開口端には、該センサケース1の内側に水などが入るのを防ぐために、鉄板製の防水蓋8がゴムパッキン9を介してねじ10により取り付けられている。防水蓋8の外側面には、該防水蓋8を貫通してセンサケース1の内側から大気中に通じる小径の通気孔11(図6C参照)を有する管状の突出部8aが設けられている。該突出部8aの通気孔11に水滴が浸入したり該水滴の凍結により通気孔11が閉塞されたりするのを防止するため、突出部8aに可撓性の防水チューブ12の一端が嵌着され、該防水チューブ12の他端は水滴の浸入や凍結のおそれがない場所に導かれている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の内燃機関用制御ユニットでは、外装ケース5内に絶縁樹脂を注型してモールド部7を形成する際に、プリント基板3とセンサケース1との隙間から注型用の絶縁樹脂がセンサケース1内に侵入し、この侵入した絶縁樹脂がセンサケース1と大気圧センサ2との接触面の隙間を経て、大気圧センサ2の上面のセンサケース内空間13に侵入して、その量が多い場合には大気圧センサ2の上面の通気孔4を塞ぎ、大気圧の検出ができなくなる問題点があった。
【0007】
そのため、従来の内燃機関用制御ユニットでは、センサケース1をプリント基板3に接着等により取付けていたので、センサケース1のプリント基板3に対する取付けに手数がかかり、コストアップする問題点があった。
【0008】
また、従来のセンサケース1はアルミニューム等により形成されていたので、大気圧センサ2の上面に注型用の絶縁樹脂が侵入したか否かがわからない問題点があった。
【0009】
また、従来の内燃機関用制御ユニットでは、センサケース1が両端を開口させた筒状をなしていて、大気圧センサ2を支持する側とは反対側の端部に防水蓋8がゴムパッキン9を介してねじ10により取り付けられていたので、センサケース1の構造が構造が複雑化して、作業工数が増え、コストアップする問題点があった。
【0010】
さらに、従来の内燃機関用制御ユニットでは、筒状のセンサケース1の上部がゴムパッキン9を介して防水蓋8で閉塞された構造なので、絶縁樹脂の注型により形成されているモールド部7が防水蓋8より下に位置するようにせざるを得ず、このため振動の大きな環境で使用する場合には、防水チューブ12の振動で、この防水チューブ12を嵌合して接続している防水蓋8の突出部8aが振動を受け、使用中に該突出部8aが防水蓋8から破断されて防水チューブ12が防水蓋8から、換言すればセンサケース1から外れてしまう恐れがあった。
【0011】
本発明の目的は、大気圧センサの上面のセンサケース内空間に注型用の絶縁樹脂が侵入するのを防止できる内燃機関用制御ユニットを提供することにある。
【0012】
本発明の他の目的は、センサケースの構造の簡略化が図れる内燃機関用制御ユニットを提供することにある。
【0013】
本発明の他の目的は、振動の大きな環境下で使用しても防水チューブの外れを防止できる内燃機関用制御ユニットを提供することにある。
【0014】
本発明の他の目的は、センサケースの構造の簡略化が図れる内燃機関用制御ユニットを提供することにある。
【0015】
本発明の他の目的は、大気圧センサの上面のセンサケース内空間に注型用の絶縁樹脂が侵入したことを容易に確認できる内燃機関用制御ユニットを提供することにある。
【0016】
本発明の他の目的は、センサケースのプリント基板に対する取付けを容易に行える内燃機関用制御ユニットを提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】
本発明は、大気圧センサにより検出した大気圧を制御条件の1つとして内燃機関用点火装置及び燃料噴射装置の少なくとも一方を制御する制御回路の構成部品を大気圧センサと共に実装したプリント基板と、該プリント基板に対して固定されて大気圧センサを内部に収容したセンサケースと、プリント基板をセンサケースと共に収容した外装ケースとを備え、外装ケース内に絶縁樹脂が注型されてモールド部が形成されている内燃機関用制御ユニットを改良するものである。
【0018】
請求項1に記載の内燃機関用制御ユニットにおいては、プリント基板に実装された大気圧センサにパッキンが嵌め付けられて、該パッキンがセンサケースのプリント基板に対向する側の開口部から該センサケース内に嵌め込まれ、センサケースの大気圧センサが嵌め込まれた側と反対側は、該センサケースを構成している素材と同じ素材で一体に閉塞されている。
【0019】
このような構成にすると、大気圧センサよりも上方のセンサケース内空間に注型用の絶縁樹脂が侵入するのをパッキンにより防止できる。このため侵入した注型用の絶縁樹脂で、大気圧センサの通気孔が塞がれて、大気圧の検出ができなくなるのを回避することができる。
【0020】
また上記のように、センサケースの大気圧センサが嵌め込まれた側と反対側を、該センサケースを構成している素材と同じ素材で一体に閉塞する構造にすると、センサケースに防水蓋を設ける必要がなくなるため、センサケースの構造の簡略化を図ることができる。
【0021】
請求項2に記載の内燃機関用制御ユニットにおいては、請求項1において、大気圧センサより上側のセンサケース内に大気を送る防水チューブのセンサケースとの接続部分が、絶縁樹脂によるモールド部の中に設けられていることを特徴とする。
【0022】
このような構成にすると、センサケース内に大気を送るように接続されている防水チューブの接続部分がモールド部と一体になってフリーに振動しなくなり、振動の大きな環境下で使用しても防水チューブの外れを防止することができる。
【0023】
請求項3に記載の内燃機関用制御ユニットにおいては、請求項1または2において、センサケースはその内部が透視できる素材により形成されていることを特徴とする。
【0024】
このように構成すると、大気圧センサの上面のセンサケース内空間に注型用の絶縁樹脂が侵入したのを、透視できるセンサケースを通して容易に確認することができる。
【0025】
請求項4に記載の内燃機関用制御ユニットにおいては、請求項3において、モールド部を形成している絶縁樹脂の色がパッキンの色と異なる色になっていることを特徴とする。
【0026】
このようになっていると、色の違いにより大気圧センサの上面のセンサケース内空間に注型用の絶縁樹脂が侵入したのを、容易に確認することができる。
【0027】
請求項5に記載の内燃機関用制御ユニットにおいては、請求項1,2,3または4において、センサケースのプリント基板と対向する側にプリント基板側に向けて複数の弾性係止具が突設され、これらの弾性係止具がプリント基板に設けられた孔を貫通してプリント基板の裏面に係止されるこにより、センサケースがプリント基板に係止されていることを特徴とする。
【0028】
このようになっていると、接着剤を使わずにセンサケースをプリント基板に係止することができ、組立てを能率よく行うことができる。
【0029】
【発明の実施の形態】
図1(A)(B)及び図2は本発明に係る内燃機関用制御ユニットにおける実施の形態の第1例を示したもので、図1(A)は本例の内燃機関用制御ユニットにおける縦断面図、図1(B)は図1(A)のX−X線断面図、図2は第1例で用いているセンサケースの平面図である。この例は、大気圧センサ2がディユアル・インライン・パッケージ形式(DIP)になっているタイプに本発明を適用した例を示したものである。なお、前述した図6(A)〜(C)と対応する部分には、同一符号を付けて示している。
【0030】
本例の内燃機関用制御ユニットにおいては、大気圧センサ2はその2列の端子2bがプリント基板3の各スルーホールに通されて半田付け接続されている。この大気圧センサ2の上面には、ほぼ四角形のゴムパッキン14が嵌め付けられている。
【0031】
センサケース1は、大気圧センサ2が嵌め込まれる側とは反対側が、該センサケース1を構成している素材と同じ素材で一体に閉塞され、開口部が下方のみに存在する構造になっている。該センサケース1の上側の側壁には、大気中に通じる小径の通気孔11を有する管状の突出部1aが突設されている。この突出部1aに可撓性の防水チューブ12の一端が嵌着され、該防水チューブ12の他端は水滴の浸入や凍結のおそれがない場所に導かれている。
【0032】
センサケース1の下部の開口側には、ゴムパッキン14を嵌める凹部15が設けられている。また、センサケース1の下部には、プリント基板3に向けて複数の弾性係止具16が突設されている。これら弾性係止具16がプリント基板3の各孔17を貫通して、該弾性係止具16のフック16aがプリント基板3の裏面に係止されることにより、該センサケース1がプリント基板3に係止されている。このようにセンサケース1をプリント基板3に取り付ける際に、該プリント基板3に予め取り付けられている大気圧センサ2が、ゴムパッキン14に嵌め付けられ、該ゴムパッキン14がセンサケース1のプリント基板に対向する側の開口部から該センサケース内に嵌め込まれている。即ち、大気圧センサ2は、ゴムパッキン14を介してシールされてセンサケース1の下部に嵌め付けられている。この例では、大気圧センサ2の上面にあって図6(A)に示すように通気孔2を有する突出部2aがゴムパッキン14を貫通して該ゴムパッキンの上面に突出させられている。ゴムパッキン14をセンサケース1に嵌める際に、該ゴムパッキン14の一部が、センサケース1の下部の窓18に差し込まれて係止されている。また、各弾性係止具16の弾性的な動きを容易にするために、これら弾性係止具16の基部の両側でのセンサケース1にも、窓19が設けられている。
【0033】
このような構造を備えたセンサケース1は、その内部が透視できる素材により形成されている。このようなセンサケース1を構成する素材としては、例えば透明な樹脂であるポリカーボネート等を用いることができる。
【0034】
大気圧センサ2を取り付け、この大気圧センサ2をゴムパッキン14を介してセンサケース1で覆ったプリント基板3は、スペーサ6を介して浮かして外装ケース5内の底部上に設置した後、該外装ケース5内に絶縁樹脂が注型されてモールド部7が形成されている。この場合、モールド部7はその上面がセンサケース1の通気孔11より下になる高さで形成されている。
【0035】
このモールド部7を形成している絶縁樹脂の色は、ゴムパッキン14の色と異なる色になっている。
【0036】
この内燃機関用制御ユニットのように、プリント基板3に対向する側でセンサケース1内にパッキン14を介してシールされて大気圧センサ2が嵌め込まれていると、大気圧センサ2の上面のセンサケース内空間13にモールド部7を形成する際の注型用の絶縁樹脂が侵入するのをパッキン14により防止することができる。このため侵入した注型用の絶縁樹脂で、大気圧センサ2の通気孔4が塞がれて、大気圧の検出ができなくなるのを回避することができる。
【0037】
また、センサケース1の大気圧センサ2が嵌め込まれる側とは反対側が、該センサケース1を構成している素材と同じ素材で一体に閉塞されていると、センサケース1に従来のように防水蓋8を設ける必要がなくなって、センサケース1の構造の簡略化を図ることができる。
【0038】
また、センサケース1が、その内部を透視できる素材により形成されていると、大気圧センサ2の上面のセンサケース内空間13にモールド部7を形成する注型用の絶縁樹脂が侵入したのを、該センサケース1を通して目視により容易に確認することができる。
【0039】
また、モールド部7を形成している絶縁樹脂の色がゴムパッキン14の色と異なる色になっていると、色の違いにより大気圧センサ2の上面のセンサケース内空間13に、モールド部7を形成する注型用の絶縁樹脂が侵入したのを、非常に容易に確認することができる。
【0040】
さらに、センサケース1にはプリント基板3に対向する側に複数の弾性係止具16を突設し、これら弾性係止具16をプリント基板の各孔に通してセンサケース1をプリント基板3に係止させると、接着剤を使わずにセンサケース1をプリント基板3に係止することができ、組立てを能率よく行うことができる。
【0041】
図3(A)(B)及び図4は本発明に係る内燃機関用制御ユニットにおける実施の形態の第2例を示したもので、図3(A)は本例の内燃機関用制御ユニットにおける縦断面図、図3(B)は図3(A)のY−Y線断面図、図4は第2例で用いているセンサケースの平面図である。この例は、大気圧センサ2がシングル・インライン・パッケージ形式(SIP)になっているタイプに本発明を適用した例を示したものである。なお、前述した図1(A),(B)及び図2と対応する部分には、同一符号を付けて示している。
【0042】
本例の内燃機関用制御ユニットにおいては、大気圧センサ2はその1列の端子2bがプリント基板3の各スルーホールに通されて半田付け接続されている。この大気圧センサ2の外周にはほぼ四角形のゴムパッキン14が嵌め付けられ、該大気圧センサ2の上部がゴムパッキン14より上方に突出されている。ゴムパッキン14より上方に突出した大気圧センサ2の側面に通気孔4が開口されている。その他の構成は、前述した第1例と同様に構成されている。
【0043】
このような内燃機関用制御ユニットでも第1例のものと、同様の作用・効果を得ることができる。
【0044】
図5(A)(B)は本発明に係る内燃機関用制御ユニットにおける実施の形態の第3例を示したもので、図5(A)は本例の内燃機関用制御ユニットにおける縦断面図、図5(B)は図5(A)のX´−X´線断面図である。この例は、図1(A)(B)及び図2に示した第1例の変形例であり、対応する部分には同一符号を付けて示している。
【0045】
本例の内燃機関用制御ユニットにおいては、大気圧センサ2より上側のセンサケース内空間13に大気を送るように接続されている防水チューブ12の接続部分、即ちセンサケース1の上側の側壁に設けられている小径の通気孔11を有する管状の突出部1aに嵌合されている可撓性の防水チューブ12の接続部分が、絶縁樹脂によるモールド部7の中に設けられている。ただし、モールド部7はセンサケース1内の目視ができるように、センサケース1の上部をモールド部7の外に出している。
【0046】
このような構成にすると、センサケース1内に大気を送るように接続されている防水チューブ12の接続部分がモールド部7と一体になってフリーに振動しなくなり、振動の大きな環境下で使用しても防水チューブ12の外れを防止することができる。
【0047】
このような構成は、図3(A)(B)に示す第2例にも適用して、防水チューブ12の接続部分をモールド部7の中に設けることができる。
【0048】
上記各例では、センサケース1がその内部が透視できる素材により形成されている例のみについて示したが、本発明の目的が大気圧センサ2の上面のセンサケース内空間13に注型用の絶縁樹脂が侵入するのを防止ことだけであれば、センサケース1は従来と同様に内部を透視できない材料、例えばアルミニューム等で形成されていてもよい。この場合、センサケース1の上部が従来と同様に開口されていて、防水蓋8によりゴムパッキン9を介してねじ10で閉塞されていてもよい。
【0049】
【発明の効果】
請求項1に記載の内燃機関用制御ユニットにおいては、プリント基板に対向する側でセンサケース内にパッキンを介してシールされて大気圧センサが嵌め込まれているので、大気圧センサの上面のセンサケース内空間にモールド部を形成する注型用の絶縁樹脂が侵入するのをパッキンにより防止できる。このため侵入した注型用の絶縁樹脂で、大気圧センサの通気孔が塞がれて、大気圧の検出ができなくなるのを回避することができる。またセンサケースの軸線方向の他端側(大気圧センサが嵌め込まれる側とは反対側)が、該センサケースを構成している素材と同じ素材で一体に閉塞されているので、センサケースに防水蓋を設ける必要がなくなって、センサケースの構造の簡略化を図ることができる。
【0050】
請求項2に記載の内燃機関用制御ユニットにおいては、大気圧センサより上側のセンサケース内に大気を送る防水チューブのセンサケースとの接続部分が、絶縁樹脂によるモールド部の中に設けられているので、センサケース内に大気を送る防水チューブの接続部分がモールド部と一体になってフリーに振動しなくなり、振動の大きな環境下で使用しても防水チューブの外れを防止することができる。
【0051】
請求項3に記載の内燃機関用制御ユニットにおいては、センサケースがその内部が透視できる素材により形成されているので、大気圧センサの上面のセンサケース内空間に注型用の絶縁樹脂が侵入したのを、透視できるセンサケースを通して容易に確認することができる。
【0052】
請求項4に記載の内燃機関用制御ユニットにおいては、モールド部を形成している絶縁樹脂の色がパッキンの色と異なる色になっているので、色の違いにより大気圧センサの上面のセンサケース内空間に注型用の絶縁樹脂が侵入したのを、容易に確認することができる。
【0053】
請求項5に記載の内燃機関用制御ユニットにおいては、センサケースにはプリント基板に対向する側に複数の弾性係止具が突設され、これら弾性係止具がプリント基板の各孔を貫通してセンサケースがプリント基板に係止されているので、接着剤を使わずにセンサケースをプリント基板に係止することができ、組立てを能率よく行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (A)は本発明に係る内燃機関用制御ユニットにおける実施の形態の第1例を示した縦断面図、(B)は(A)のX−X線断面図である。
【図2】 第1例で用いているセンサケースの平面図である。
【図3】 (A)は本発明に係る内燃機関用制御ユニットにおける実施の形態の第2例を示した縦断面図、(B)は(A)のY−Y線断面図である。
【図4】 第2例で用いているセンサケースの平面図である。
【図5】 (A)は本発明に係る内燃機関用制御ユニットにおける実施の形態の第3例を示した縦断面図、(B)は(A)のX´−X´線断面図である。
【図6】 (A)は従来の内燃機関用制御ユニットの縦断面図、(B)は(A)のZ−Z線断面図、(C)は(A)のC部の拡大図である。
Claims (5)
- 大気圧センサにより検出した大気圧を制御条件の1つとして内燃機関用点火装置及び燃料噴射装置の少なくとも一方を制御する制御回路の構成部品を前記大気圧センサと共に実装したプリント基板と、前記プリント基板に対して固定されて前記大気圧センサを内部に収容したセンサケースと、前記プリント基板を前記センサケースと共に収容した外装ケースとを備え、前記外装ケース内に絶縁樹脂が注型されてモールド部が形成されている内燃機関用制御ユニットにおいて、
前記プリント基板に実装された大気圧センサにパッキンが嵌め付けられて、該パッキンが前記センサケースのプリント基板に対向する側の開口部から該センサケース内に嵌め込まれ、
前記センサケースの前記大気圧センサが嵌め込まれた側と反対側は、該センサケースを構成している素材と同じ素材で一体に閉塞されていることを特徴とする内燃機関用制御ユニット。 - 前記大気圧センサより上側の前記センサケース内に大気を送る防水チューブの前記センサケースとの接続部分が、前記絶縁樹脂によるモールド部の中に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の内燃機関用制御ユニット。
- 前記センサケースはその内部が透視できる素材により形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の内燃機関用制御ユニット。
- 前記モールド部を形成している前記絶縁樹脂の色が前記パッキンの色と異なる色になっていることを特徴とする請求項3に記載の内燃機関用制御ユニット。
- 前記センサケースのプリント基板に対向する側に、前記プリント基板側に向けて複数の弾性係止具が突設され、前記弾性係止具が前記プリント基板に設けられた孔を貫通して前記プリント基板の裏面に係止されるこにより、前記センサケースが前記プリント基板に係止されていることを特徴とする請求項1,2,3または4に記載の内燃機関用制御ユニット。
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