JPH0619771Y2 - 内燃機関におけるオイル圧力スイッチ - Google Patents

内燃機関におけるオイル圧力スイッチ

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JPH0619771Y2
JPH0619771Y2 JP1988164755U JP16475588U JPH0619771Y2 JP H0619771 Y2 JPH0619771 Y2 JP H0619771Y2 JP 1988164755 U JP1988164755 U JP 1988164755U JP 16475588 U JP16475588 U JP 16475588U JP H0619771 Y2 JPH0619771 Y2 JP H0619771Y2
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diaphragm
housing
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internal combustion
combustion engine
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尚己 大石
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Daihatsu Motor Co Ltd
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Daihatsu Motor Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、内燃機関において、その潤滑油に対する圧力
スイッチの改良に関するものである。
〔従来の技術〕
一般に、内燃機関における潤滑油の経路の途中には、当
該潤滑油の圧力が或る値よりも下がると、ランプ等の警
報装置をONに作動するオイル圧力スイッチを設けて、
内燃機関における各種作動部分にオイル切れが発生する
ことを防止するようにしており、従来におけるこの種の
オイル圧力スイッチは、第4図及び第5図にように構成
している。
すなわち、内燃機関におけるシリンダブロック1等に螺
着した金属製ケース2に、金属製の端子軸4を備えた合
成樹脂等の絶縁体製のハウジング3を接合し、これらの
内部をダイヤフラム5にて、内燃機関における潤滑油経
路(図示せず)に油圧通路7を介して連通する油圧室6
と、前記端子軸4が嵌まる嵌合孔8の内面に刻設した溝
型の空気通路9を介して大気に連通する空気室10とに
区画し、前記油圧室6内に、前記ダイヤフラム5に取付
く可動接点11が接触する固定接点12を設ける一方、
前記空気室10内に、前記ダイヤフラム5と端子軸4と
の間にばね13を設けて、このばね13によりダイヤフ
ラム5に取付く可動接点11が前記固定接点12に接当
するように付勢する構成にし、内燃機関における潤滑油
経路内の圧力が正常で、前記油圧室6に作用する油圧と
大気圧との間の圧力差が大きいときには、ダイヤフラム
5における可動接点11は、ばね13に抗してケース2
側における固定接点12より離れていてランプ14等の
警報装置は作動しないが、内燃機関における潤滑油経路
内の圧力が、潤滑油量の減少又は潤滑油ポンプの故障等
により下がって、前記油圧室6に作用する油圧と大気圧
との間の圧力差が小さくなると、ダイヤフラム5におけ
る可動接点11がばね13にてケース2側の固定接点1
2に接触することにより、ランプ14等の警報装置を作
動するように構成したものであった。
〔考案が解決しようとする課題〕
この従来におけるオイル圧力スイッチでは、ハウジング
3内における空気室10を大気に連通するための空気通
路9を、常時大気に開口した構成にしていることによ
り、空気室10内には、大気空気が、内燃機関における
潤滑油経路内における圧力の変動に応じてダイヤフラム
5が往復作動する度ごとに前記空気通路9を介して出入
するから、この空気室10内及び空気通路9内には、大
気中の塵埃及び水分が侵入して詰ることになり、この詰
りのためにオイル圧力スイッチに誤差動が発生するばか
りか、ばね13等に錆が発生して耐久性が低下するので
ある。
本考案は、これらの問題を、大型化及び電気配線接続の
困難性を招来することなく、解消できるようにしたオイ
ル圧力スイッチを提供することを目的とするものであ
る。
〔課題を解決するための手段〕
この目的を達成するため本考案は、内燃機関おけるシリ
ンダブロック等に取付く金属製のケースと、端子軸を備
えた絶縁体製のハウジングとを接合して、これらの内部
をダイヤフラムにて、内燃機関における潤滑油経路に連
通する油圧室と、空気室とに区画し、前記油圧室に、前
記ダイヤフラムに取付く可動接点が接触する固定接点を
設ける一方、前記空気室内に、前記ダイヤフラムを前記
固定接点の方向に付勢するようにしたばねを設け、更
に、前記ハウジングにその内部の空気室を当該ハウジン
グの外側に連通する空気通路を設けて成るオイル圧力ス
イッチにおいて、前記ハウジングの外側に、ゴム等の軟
質弾性体製のカバー体を、前記空気通路におけるハウジ
ングの外側への開口部を覆うように被嵌する一方、前記
端子軸を、前記カバー体に穿設した貫通孔より外側に突
出し、この端子軸のうち前記カバー体における貫通孔の
部分に環状溝を設けて、この環状溝に、前記貫通孔の内
周縁を着脱自在に嵌める構成にした。
〔作用〕
このように、ハウジングの外側に、ゴム等の軟質弾性体
製のカバー体を、空気通路におけるハウジングの外側へ
の開口部を覆うように被嵌すると、ダイヤフラムの一側
面における空気室は、空気通路を介して前記カバー体の
内部に連通し、空気室には、ダイヤフラムの往復作動に
応じて、前記カバー体内における空気が出入りすると共
に、前記カバー体の弾性変形によって前記ダイヤフラム
の往復作動に伴う内容積の増減を吸収するから、カバー
体内、延いては、空気通路及び空気室に大気空気が出入
りすることがない状態のもとで、ダイヤフラムにおける
往復作動を、円滑に行なわせることができるのである。
しかも、端子軸を、前記カバー体に穿設した貫通孔より
外側に突出し、この端子軸のうち前記カバー体における
貫通孔の部分に環状溝に設けて、この環状溝に、前記貫
通孔の内周縁を着脱自在に嵌めたことにより、端子軸に
対する電気配線の接続が、カバー体を装着した状態で容
易できるものでありながら、カバー体を、端子軸によっ
て、当該カバー体における貫通孔からの塵埃及び水分等
の侵入を確実に防止できる状態のもととで確実に支持す
ることができることにより、カバー体をオイル圧力スイ
ッチに対して取付けることのために、例えば、特開昭6
0−3415号公報に記載されているように、オイル圧
力スイッチの全体に対して被嵌するように構成する必要
がなく、単に、ハウジングのうち空気通路における部分
を部分的にカバー体にて覆うように構成するだけで良い
から、カバー体の小型化を図ることができるのである。
〔考案の効果〕
従って、本考案によると、大気空気中の塵埃及び水分に
よって、オイル圧力スイッチに誤差動が発生すること、
及びオイル圧力スイッチの耐久性が低下することを、当
該オイル圧力スイッチにおけるダイヤフラムの往復作動
を阻害したり、電気配線接続の困難性を招来したりする
ことなく、確実に防止できるのであり、しかも、カバー
体の小型化及び低コスト化、ひいては、オイル圧力スイ
ッチ全体の小型化と低コスト化とを達成できる効果を有
する。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面(第1図〜第3図)につい
て説明するに、図において符号2は、内燃機関における
シリンダブロック1等に螺着した金属製のケースを示
す、該ケース2には、端子軸4を備えた合成樹脂等の絶
縁体製のハウジング3が接合されている。
これらケース2及びハウジング3の内部を、ダイヤフラ
ム5によって、二つの室6,10に区画し、ケース2内
における室6を、内燃機関における潤滑油経路(図示せ
ず)に油圧通路7を介して連通する油圧室6に、ハウジ
ング3内における室10を、前記端子軸4が嵌まる嵌合
孔8の内面に刻設した溝型の空気通路9を介してハウジ
ング3の外側に連通する空気室10に各々形成する。
前記油圧室7内に、前記ダイヤフラム5に取付く可動接
点11が接触する固定接点12を設ける一方、前記空気
室10内に、前記ダイヤフラム5と端子軸4との間にば
ね13を設けて、このばね13によりダイヤフラム5に
取付く可動接点11が前記固定接点12に接当するよう
に付勢する構成にする。
そして、前記ハウジング3の外側に、ゴム等の軟質弾性
体製のカバー体15を、前記空気通路9におけるハウジ
ング3の外側への開口部を覆うように被嵌する。
一方、前記端子軸4を、前記カバー体15における平面
板15aを貫通して当該カバー体15の外側に突出し、
この端子軸4のうち前記平面板15aを貫通する部分に
環状溝4aを設け、この環状溝4aに前記カバー体15
における平面板15aを嵌めることにより、当該端子軸
15がカバー体15における平面板15aを貫通する部
分におけるシール性を確保すると共に、カバー15をハ
ウジング3に対して支持するように構成する。
なお、前記カバー体15における平面板15aの内面に
は、放射状に延びる複数本のリブ15bが一体的に造形
されている。また、前記カバー体15の内周面には、ハ
ウジング3の外周面に密接接当する環状の突起15cが
一体的に造形されている。
この構成において、内燃機関を始動すると、当該内燃機
関における潤滑油経路における圧力が高くなり、この圧
力が、油圧通路6を介して油圧室7内に作用することに
より、ダイヤフラム5が、そのばね13に抗して後退し
て、該ダイヤフラム5に取付く可動接点11が、固定接
点12より離れるから、ランプ14等の警報装置は作動
しない。
そして、内燃機関における潤滑油経路内における圧力
が、潤滑油量の減少とか潤滑油ポンプの故障等によって
下がると、ダイヤフラム5がばね13にて前進して、こ
れに取付く可動接点11が固定接点12に接触するか
ら、ランプ14等の警報装置が作動するのであり、この
ダイヤフラム5の往復作動に際して、空気室10内にお
ける空気と、カバー体15内における空気とが空気通路
9を介して互いに出入りすると共に、前記カバー体15
の弾性変形によって前記ダイヤフラム5の往復作動に伴
う内容積の増減を吸収するから、カバー体15内、延い
ては、空気通路9及び空気室10に大気空気が出入りす
ることがない状態のもとで、ダイヤフラム5における円
滑な往復作動を許容するのである。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図は本考案の実施例を示し、第1図は縦断
正面図、第2図は第1図のII−II視断面図、第3図は第
1図のIII−III視断面図、第4図は従来のオイル圧力ス
イッチの縦断正面図、第5図は第4図のV−V視断面図
である。 1……シリンダブロック、2……ケース、3……ハウジ
ング、4……端子軸、5……ダイヤフラム、6……油圧
室、7……油圧通路、9……空気通路、10……空気
室、11……可動接点、12……固定接点、13……ば
ね、15……カバー体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】内燃機関おけるシリンダブロック等に取付
    く金属製のケースと、端子軸を備えた絶縁体製のハウジ
    ングとを接合して、これらの内部をダイヤフラムにて、
    内燃機関における潤滑油経路に連通する油圧室と、空気
    室とに区画し、前記油圧室内に、前記ダイヤフラムに取
    付く可動接点が接触する固定接点を設ける一方、前記空
    気室内に、前記ダイヤフラムを前記固定接点の方向に付
    勢するようにしたばねを設け、更に、前記ハウジングに
    その内部の空気室を当該ハウジングの外側に連通する空
    気通路を設けて成るオイル圧力スイッチにおいて、前記
    ハウジングの外側に、ゴム等の軟質弾性体製のカバー体
    を、前記空気通路におけるハウジングの外側への開口部
    を覆うように被嵌する一方、前記端子軸を、前記カバー
    体に穿設した貫通孔より外側に突出し、この端子軸のう
    ち前記カバー体における貫通孔の部分に環状溝を設け
    て、この環状溝に、前記貫通孔の内周縁を着脱自在に嵌
    めたことを特徴とする内燃機関におけるオイル圧力スイ
    ッチ。
JP1988164755U 1988-12-19 1988-12-19 内燃機関におけるオイル圧力スイッチ Expired - Lifetime JPH0619771Y2 (ja)

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