JPH0682884U - 筐 体 - Google Patents

筐 体

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JPH0682884U
JPH0682884U JP2255093U JP2255093U JPH0682884U JP H0682884 U JPH0682884 U JP H0682884U JP 2255093 U JP2255093 U JP 2255093U JP 2255093 U JP2255093 U JP 2255093U JP H0682884 U JPH0682884 U JP H0682884U
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JP
Japan
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housing
lid
weir
hole
main body
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP2255093U
Other languages
English (en)
Inventor
佳己 赤山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Ten Ltd
Original Assignee
Denso Ten Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Denso Ten Ltd filed Critical Denso Ten Ltd
Priority to JP2255093U priority Critical patent/JPH0682884U/ja
Publication of JPH0682884U publication Critical patent/JPH0682884U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 筐体内部と筐体外部との気圧を等しく保つた
めの呼吸孔31、33の位置のみ異なった複数種類の筐
体を予め用意しておくことを必要とせずに、どのような
角度に取り付けられても防水を完全に行うことができる
呼吸孔構造を有する筐体を提供すること。 【構成】 本体21と蓋体22とを備え、上端部21b
近傍に外側に向って下方に傾斜した呼吸孔31が形成さ
れ、内側開口31aを囲繞する堰32が側壁21a内側
に形成される一方、端部22a近傍に呼吸孔31に対応
して外側に向って下方に傾斜した呼吸孔33が形成さ
れ、内側開口33aを囲繞する堰34が蓋体22内側か
ら呼吸孔31に向って延設されていることを特徴とする
筐体。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は筐体に関し、より詳細にはたとえばECU等を内装して車両に搭載さ れ、エンジンルーム等の車室外の場所に固定される筐体に関する。
【0002】
【従来の技術及び考案が解決しようとする課題】
従来のこの種の筐体を図6に基づいて説明する。
【0003】 図6は筐体にECU等を構成するプリント基板が内装された状態を概略的に示 した垂直断面図であり、筐体は本体1と蓋体2とを含んで構成されている。概ね 箱形形状をした樹脂成型品である本体1は、側壁1aと底壁1cとから構成され ており、側壁1aの上端部1b中央には凹部5が形成されている。蓋体2は概ね 平板形状をした樹脂成型品であり、蓋体2の下面2b全周には凹部5に嵌合する 凸部7が形成されており、凹部5上にシール材10を配置させた上で、凸部7が 凹部5に嵌合されて、筐体は完全防水構造となっている。側壁1aや蓋体2の所 定位置には筐体内部と筐体外部との気圧を等しくするための呼吸孔(図示せず) が形成されている。
【0004】 IC8等を搭載したプリント基板9が底壁1cに固定された筐体を車体(図示 せず)の取り付け面(図示せず)に取り付けるには、筐体のブラケット(図示せ ず)と前記取り付け面に形成されているねじ孔(図示せず)を使用し、筐体を前 記取り付け面に螺着し、ハーネス(図示せず)で外部と電気的に接続していた。
【0005】 従来の筐体においては、筐体が前記車体側に取り付けられる角度によっては前 記呼吸孔を通じて水滴が筐体内部に侵入することがあった。そうすると筐体内部 に侵入した前記水滴が、プリント基板9等に対して悪影響を及ぼしかねなかった 。そのため前記呼吸孔の位置のみ異なった筐体を予め用意しておき、この中から 筐体が取り付けられる角度に応じて前記呼吸孔が必ず下方に向くような筐体を選 択することにより、筐体がどのような角度に取り付けられても、前記水滴が前記 呼吸孔から筐体内部に侵入しないようにして対処していた。しかしこの対処方法 では、筐体が取り付けられる角度が多岐にわたるため、前記呼吸孔の位置のみ異 なった複数種類の筐体を予め用意しておかなければならないという課題があった 。
【0006】 本考案はこのような課題に鑑みなされたものであり、筐体内部と筐体外部との 気圧を等しくするための呼吸孔の位置のみ異なった複数種類の筐体を予め用意し ておくことを必要とせずに、どのような角度に取り付けても防水を完全に行うこ とができる呼吸孔構造を有する筐体を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本考案に係る筐体は、本体と蓋体とを備え、ECU 等が内装される筐体において、前記本体の側壁上端部近傍に外側に向って下方に 傾斜した孔が形成され、該孔の内側開口を囲繞する堰が前記本体の側壁内側に形 成される一方、前記蓋体の端部近傍に前記孔に対応して外側に向って下方に傾斜 した孔が形成され、該孔の内側開口を囲繞する堰が前記蓋体内側から前記本体側 の前記孔に向って延設されていることを特徴としている。
【0008】
【作用】
本考案に係る筐体によれば、たとえば水滴が一方の前記孔を通じて筐体内部に 侵入しても、この水滴は前記堰で溜められていき、前記堰で溜められた水の水位 がある一定の高さに達すると前記水の一部が他方の前記孔から筐体外部に排水さ れ、筐体に内装された前記ECU等は前記水滴により何の影響も受けない。従っ て前記孔の位置のみ異なった複数種類の筐体を予め用意しておくことは不要とな り、筐体がどのような角度に取り付けられても防水は完全に行われることとなる 。
【0009】
【実施例】 以下、本考案に係る筐体の実施例を図面に基づいて説明する。なお、従来例と 同一機能を有する構成部品には同一の符号を付すこととする。
【0010】 図3は本体に蓋体が固定された状態の筐体の上端角部を概略的に示した部分断 面図であり、図4は本体に蓋体が固定された状態の筐体の角部を概略的に示した 部分斜視図である。図3及び図4に示したように筐体は、本体21と蓋体22と を含んで構成されている。概ね箱形形状をした樹脂成型品である本体21は、側 壁21aと底壁(図示せず)とから構成されており、側壁21aの上端部21b 中央には凹部5が形成されている。蓋体22は概ね平板形状をした樹脂成型品で あり、蓋体22の下面22b全周には凸部7が形成されている。
【0011】 図1は筐体の本体21に形成された堰と呼吸孔とを概略的に示した部分斜視図 であり、図1及び図3に示したように筐体本体21の角部にあって、上端部21 b近傍に本体21の外側に向って下方側に傾斜した呼吸孔31が形成されており 、本体21内側には呼吸孔31の内側開口31aを囲繞する堰32が形成されて いる。
【0012】 図2は筐体の蓋体22に形成された堰と呼吸孔とを概略的に示した一部斜視図 であり、図2及び図3に示したように筐体の蓋体22の端部22a近傍には、内 側開口31a側に向って下方側に傾斜した呼吸孔33が形成されており、蓋体2 2下面からは呼吸孔33の内側開口33aを囲繞する堰34が延設されている。 図3に示したように凸部7を凹部5に嵌合させると、堰32が堰34を囲繞す る位置に、また堰34が内側開口31aを囲繞する位置にくるように構成されて いる。
【0013】 IC等を搭載したプリント基板(図示せず)が前記底壁に固定された筐体を車体 (図示せず)の取り付け面(図示せず)に取り付けるには、凹部5上にシール材 10を配置させた上で、凸部7を凹部5に嵌合した後、筐体のブラケット(図示 せず)と前記取り付け面に形成されているねじ孔(図示せず)を使用し、筐体を 前記取り付け面に螺着し、ハーネス(図示せず)で外部と電気的に接続する。
【0014】 図5(a)〜(d)は、それぞれ筐体が取り付けられる各角度に応じて、一方 の呼吸孔から筐体内部に侵入した水滴が堰に溜り、堰に溜った水の一部が他方の 呼吸孔から排水される状態を概略的に示した部分断面図である。
【0015】 実施例に係る筐体を前記車体に取り付けると、筐体が取り付けられる角度によ っては、図5において矢印xで示した落下方向にある水滴が矢印yで示したよう に一方の呼吸孔31、あるいは呼吸孔33から筐体内部に侵入することがある。 一方の呼吸孔31、あるいは呼吸孔33から筐体内部に侵入した前記水滴は堰3 2、34で溜められていき、堰32、34で溜められた水の水位がある一定の高 さに達すると、矢印zで示したように前記水の一部が他方の呼吸孔33、あるい は呼吸孔31から筐体外部に排水され、筐体内部に侵入した前記水滴が前記EC U等に対して悪影響を及ぼすことはない。
【0016】 従って実施例に係る筐体を使用することにより、呼吸孔の位置のみ異なった複 数種類の筐体を予め用意しておくことは不要となり、筐体をどのような角度に取 り付けても防水を完全なものとすることができる。
【0017】
【考案の効果】
以上詳述したように本考案に係る筐体にあっては、筐体が取り付けられる角度 によっては、水滴が一方の前記孔から筐体内部に侵入することがある。一方の前 記孔から筐体内部に侵入した前記水滴は前記堰で溜められていき、前記堰で溜め られた水の水位がある一定の高さに達すると前記水の一部が他方の前記孔から筐 体外部に排水され、筐体内部に侵入した前記水滴が筐体に内装されたECU等に 対して悪影響を及ぼすことはない。従って本考案に係る筐体を使用することによ り、前記孔の位置のみ異なった複数種類の筐体を予め用意しておくことは不要と なり、筐体をどのような角度に取り付けても防水を完全なものとすることができ る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例に係る筐体の本体に形成された
堰と呼吸孔とを概略的に示した部分斜視図である。
【図2】実施例に係る筐体の蓋体に形成された堰と呼吸
孔とを概略的に示した部分斜視図である。
【図3】本体に蓋体が固定された状態の実施例に係る筐
体の上端角部を概略的に示した部分断面図である。
【図4】本体に蓋体が固定された状態の実施例に係る筐
体の角部を概略的に示した部分斜視図である。
【図5】(a)〜(d)は、それぞれ実施例に係る筐体
が取り付けられる各角度に応じて、一方の呼吸孔から筐
体内部に侵入した水滴が堰に溜り、堰に溜った水の一部
が他方の呼吸孔から排水される状態を概略的に示した部
分断面図である。
【図6】従来の筐体内部にECU等が固定されている状
態を概略的に示した断面図である。
【符号の説明】
1、21 本体 2、22 蓋体 1a、21a 側壁 1b、21b 上端部 31、33 呼吸孔 31a、33a 内側開口 32、34 堰

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体と蓋体とを備え、ECU等が内装さ
    れる筐体において、前記本体の側壁上端部近傍に外側に
    向って下方に傾斜した孔が形成され、該孔の内側開口を
    囲繞する堰が前記本体の側壁内側に形成される一方、前
    記蓋体の端部近傍に前記孔に対応して外側に向って下方
    に傾斜した孔が形成され、該孔の内側開口を囲繞する堰
    が前記蓋体内側から前記本体側の前記孔に向って延設さ
    れていることを特徴とする筐体。
JP2255093U 1993-04-28 1993-04-28 筐 体 Withdrawn JPH0682884U (ja)

Priority Applications (1)

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JP2255093U JPH0682884U (ja) 1993-04-28 1993-04-28 筐 体

Applications Claiming Priority (1)

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JP2255093U JPH0682884U (ja) 1993-04-28 1993-04-28 筐 体

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JPH0682884U true JPH0682884U (ja) 1994-11-25

Family

ID=12085957

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JP2255093U Withdrawn JPH0682884U (ja) 1993-04-28 1993-04-28 筐 体

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Effective date: 19970703