JP2019083256A - 電子制御ユニット - Google Patents
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Abstract
Description
電子部品を実装した回路基板と、上面開口部と側面開口部と前記回路基板を収容する基板収容部とが形成された金属製のケーシングと、前記ケーシングの前記上面開口部を閉塞する金属製の蓋部材と、前記ケーシングの前記側面開口部に配置される少なくとも2つのコネクタを備える樹脂製のコネクタ部とを有し、前記ケーシング、前記蓋部材、及び前記コネクタ部が、それぞれシール材を介して結合されている電子制御ユニットにおいて、
前記コネクタ部には、ユニット内外を連通する呼吸孔が隣接する前記コネクタ間に一体成形されており、
前記呼吸孔の入口には、外部へ突出する突部が形成されている
ことを特徴とする。
前記呼吸孔は、その出口が前記蓋部材の縁部に形成されている平面部の内壁面に対向配置されるようにL形状をなしている
が好ましい。
前記突部の高さは、散水試験(JIS D 0203「散水試験R1」)における放水管1回転当たりの電子制御ユニットの被水量と、その被水した水が前記呼吸孔に向かって流れる流路域となる領域の面積とに基づき算出される、前記呼吸孔に向かって流れる水の水位以上、かつ前記コネクタに嵌合する相手側コネクタが干渉しない高さ以下に設定すればよい。
前記コネクタ部が天方向を向かないように配置されている
ことが好ましい。
本実施形態の電子制御ユニット1は、図1及び図2に示すように、ケーシング2と、回路基板3と、コネクタ部4と、蓋部材5と、シール材6とを備えている。そして、ケーシング2内に回路基板3が収容され、2つのコネクタ4aを備えるコネクタ部4がケーシング2及び蓋部材5に挟み込まれて、それぞれがシール材6を介して結合され、ケーシング2に対して蓋部材5が固定されている。なお、シール材6は、ユニット組み立て時に液状のものが塗布されて硬化したものである。このような電子制御ユニット1は、車両(ボディ)に対してケーシング2の底部が接触した状態で、コネクタ部4が天方向を向かないように取り付けられており、不図示のワイヤーハーネスによりコネクタ部4を介して、不図示の燃料ポンプに電気的に接続される。なお、本実施形態では、電子制御ユニット1は、図3に示す状態で車両に取り付けられる。
ケーシング2は、金属製(本実施形態では、例えばアルミニウム製)の略直方体形状の収容部材であり、基板収容部20と、上面開口部21と、側面開口部22とを備える。基板収容部20は、ケーシング2の内部に回路基板3を収容するための空間である。上面開口部21は、ケーシング2の上面全域に開口しており、その縁部にシール材6が配置(塗布)されるシール材溝21aが設けられている。シール材溝21aは、側面開口部22を除いて縁部全周に形成されている。この上面開口部21は、シール材6を介して蓋部材5により閉塞される。これにより、ケーシング2と蓋部材5との接合部分におけるシール性が確保されている。
回路基板3は、電子制御ユニット1に接続される燃料ポンプを制御するための電子部品が実装されており制御回路を構成している。回路基板3には、図示を省略するが、マイコン、トランジスタ、コイル、コンデンサなどの電子部品が実装されている。このような回路基板3は、ケーシング2の基板収容部20に収容されている。
コネクタ部4は、2つのコネクタ4aと、回路基板3に電気的に接続された複数のターミナル40を備えている。コネクタ部4は、樹脂成形品(本実施形態では、例えばPBT樹脂製)であり、2つのコネクタ4aの間(ほぼ中央の位置)に、ユニット内外を連通する呼吸孔60が一体形成されている。この呼吸孔60により、電子制御ユニット1の内部の圧力が大気圧と同程度に保たれる。
1900[cc]/23=82.6[cc]
となる。
600[mm2]/200000[mm2]=0.003
となる。
82.6[cc]×0.003=0.25[cc](=0.25[g/cm3])
となる。
0.25[g/cm3]×1000/120[mm2]=2.1[mm]
となる。
蓋部材5は、図1、図4に示すように、側面開口部22にコネクタ部4が配置された状態でケーシング2の上面開口部21を閉塞するものである。この蓋部材5には、縁部に位置する平面部53と、その平面部53から突出した突出部51とが形成されている。そして、平面部53に、コネクタ部4のシール材溝45に嵌め合わせられる凸部5aが形成されている。
次に、上記の構成を有する電子制御ユニット1の防水機能について説明する。電子制御ユニット1では、ケーシング2とコネクタ部4及び蓋部材5の接合部分はシール材6を介して密閉されている一方、呼吸孔60を介してユニット内外が連通されている。これにより、ケーシング2の内部の圧力が大気圧と同程度に保たれる。そして、呼吸孔60の入口60aに突部61が形成されているため、電子制御ユニット1の表面を伝わる水(水滴)が呼吸孔60を介してユニット内部へ侵入することを防止することができる。
2 ケーシング
3 回路基板
4 コネクタ部
5 蓋部材
53 平面部
60 呼吸孔
60a 入口
60b 出口
61 突部
Claims (4)
- 電子部品を実装した回路基板と、上面開口部と側面開口部と前記回路基板を収容する基板収容部とが形成された金属製のケーシングと、前記ケーシングの前記上面開口部を閉塞する金属製の蓋部材と、前記ケーシングの前記側面開口部に配置される少なくとも2つのコネクタを備える樹脂製のコネクタ部とを有し、前記ケーシング、前記蓋部材、及び前記コネクタ部が、それぞれシール材を介して結合されている電子制御ユニットにおいて、
前記コネクタ部には、ユニット内外を連通する呼吸孔が隣接する前記コネクタ間に一体成形されており、
前記呼吸孔の入口には、外部へ突出する突部が形成されている
ことを特徴とする電子制御ユニット。 - 請求項1に記載する電子制御ユニットにおいて、
前記呼吸孔は、その出口が前記蓋部材の縁部に形成されている平面部の内壁面に対向配置されるようにL形状をなしている
ことを特徴とする電子制御ユニット。 - 請求項1又は請求項2に記載する電子制御ユニットにおいて、
前記突部の高さは、散水試験(JIS D 0203「散水試験R1」)における放水管1回転当たりの電子制御ユニットの被水量と、その被水した水が前記呼吸孔に向かって流れる流路域となる領域の面積とに基づき算出される、前記呼吸孔に向かって流れる水の水位以上、かつ前記コネクタに嵌合する相手側コネクタが干渉しない高さ以下に設定されている
ことを特徴とする電子制御ユニット。 - 請求項1から請求項3のいずれか1つに記載する電子制御ユニットにおいて、
前記コネクタ部が天方向を向かないように配置されている
ことを特徴とする電子制御ユニット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017209462A JP2019083256A (ja) | 2017-10-30 | 2017-10-30 | 電子制御ユニット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2017209462A JP2019083256A (ja) | 2017-10-30 | 2017-10-30 | 電子制御ユニット |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019083256A true JP2019083256A (ja) | 2019-05-30 |
Family
ID=66669687
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2017209462A Pending JP2019083256A (ja) | 2017-10-30 | 2017-10-30 | 電子制御ユニット |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2019083256A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
2017
- 2017-10-30 JP JP2017209462A patent/JP2019083256A/ja active Pending
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