JP2739119B2 - 加速度センサ - Google Patents
加速度センサInfo
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- JP2739119B2 JP2739119B2 JP34095289A JP34095289A JP2739119B2 JP 2739119 B2 JP2739119 B2 JP 2739119B2 JP 34095289 A JP34095289 A JP 34095289A JP 34095289 A JP34095289 A JP 34095289A JP 2739119 B2 JP2739119 B2 JP 2739119B2
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- Japan
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- case
- mounting plate
- acceleration sensor
- acceleration
- mercury switch
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は加速度センサに係り、特に自動車等のスキッ
ド制御の際に車体の加速度を検出するための加速度セン
サに関するものである。
ド制御の際に車体の加速度を検出するための加速度セン
サに関するものである。
従来、このような加速度センサとしては、例えば水銀
スイッチを利用した加速度センサが多く使用されてい
る。この種の加速度センサは、例えば第4図(A)
(B)に示すように構成されている。
スイッチを利用した加速度センサが多く使用されてい
る。この種の加速度センサは、例えば第4図(A)
(B)に示すように構成されている。
すなわち、加速度センサ1は、自動車の車体等に下面
が固定されるケース2と、加速度を検出すべき方向(例
えば、自動車の前後方向)に対して互いに反対方向に傾
斜するように、上記ケース2の内部の上面に形成されて
いる取付台2a,2b上に配設された二個の水銀スイッチ3
及び4とを有している。
が固定されるケース2と、加速度を検出すべき方向(例
えば、自動車の前後方向)に対して互いに反対方向に傾
斜するように、上記ケース2の内部の上面に形成されて
いる取付台2a,2b上に配設された二個の水銀スイッチ3
及び4とを有している。
上記水銀スイッチ3,4のリード線3a,4aは、上記取付台
2a,2bに備えられた端子部5,6にハンダ付けにより接続さ
れている。
2a,2bに備えられた端子部5,6にハンダ付けにより接続さ
れている。
このような加速度センサ1は車体等に水銀スイッチが
常閉となるように取り付けられており、第4図(B)に
矢印で示す方向に加速度が生じた場合には、この加速度
により上記水銀スイッチ3,4内に封入された水銀が移動
し、加速度が一定のレベルに達したとき上記水銀は接点
部から離間することになり、この接点部の二つの電極間
が非導通になることから、そのオフをリード線3a,4aを
介して外部に取り出し、適宜の電気回路等により処理す
ることにより、自動車等の前進方向または後進方向の加
速度の検出が行なわれることになる。
常閉となるように取り付けられており、第4図(B)に
矢印で示す方向に加速度が生じた場合には、この加速度
により上記水銀スイッチ3,4内に封入された水銀が移動
し、加速度が一定のレベルに達したとき上記水銀は接点
部から離間することになり、この接点部の二つの電極間
が非導通になることから、そのオフをリード線3a,4aを
介して外部に取り出し、適宜の電気回路等により処理す
ることにより、自動車等の前進方向または後進方向の加
速度の検出が行なわれることになる。
前記加速度センサ1においては、水銀スイッチ3,4の
リード線が、ケース2の内部の底面付近に設けられた端
子部5,6にハンダ付けにより接続される。そして、組立
後の動作テストにより合格すると、上記ケース2に樹脂
を充填することにより、これらの部品を樹脂モールドし
ている。
リード線が、ケース2の内部の底面付近に設けられた端
子部5,6にハンダ付けにより接続される。そして、組立
後の動作テストにより合格すると、上記ケース2に樹脂
を充填することにより、これらの部品を樹脂モールドし
ている。
この樹脂モールドのため、上記ケース2の周囲に堰と
なる側壁を設けると良いが、側壁があるとケース2内部
の底面付近に設けた端子部5,6に上記リード線をハンダ
付けしにくく、その組立が煩雑で、作業性が悪く、組立
に時間が掛かってしまうという問題があった。
なる側壁を設けると良いが、側壁があるとケース2内部
の底面付近に設けた端子部5,6に上記リード線をハンダ
付けしにくく、その組立が煩雑で、作業性が悪く、組立
に時間が掛かってしまうという問題があった。
さらに、組立後の動作テストで不良が発見された場
合、再びハンダ付けを外さなければならず、その作業性
も悪いという問題があった。
合、再びハンダ付けを外さなければならず、その作業性
も悪いという問題があった。
また、上記水銀スイッチ3,4を自動車の車体等に固定
されるケース2に直接取り付けるので、自動車等の振動
がこの水銀スイッチ3,4に伝達され、正確な加速度を検
出することができないという問題があった。
されるケース2に直接取り付けるので、自動車等の振動
がこの水銀スイッチ3,4に伝達され、正確な加速度を検
出することができないという問題があった。
本発明は、以上の点に鑑み、組立を簡単且つ迅速に行
うことができる共に、正確な加速度を検出することがで
きる加速度センサを提供することを目的とする。
うことができる共に、正確な加速度を検出することがで
きる加速度センサを提供することを目的とする。
上記目的は、本発明の加速度センサによれば、水銀ス
イッチを収容するケースを車両等の所定位置に正確に固
定して使用する加速度センサにおいて、上記ケースの内
部に、このケースと別体に形成した取付板を取り付け、
この取付板の表面上に、加速度を検出すべき方向に関し
て傾斜するように形成された少なくとも一つの水銀スイ
ッチ用取付台を一体的に形成すると共に、この取付台の
傾斜面上に載置される上記水銀スイッチのリード線を接
続するための端子部を一体的に形成したことにより、達
成される。
イッチを収容するケースを車両等の所定位置に正確に固
定して使用する加速度センサにおいて、上記ケースの内
部に、このケースと別体に形成した取付板を取り付け、
この取付板の表面上に、加速度を検出すべき方向に関し
て傾斜するように形成された少なくとも一つの水銀スイ
ッチ用取付台を一体的に形成すると共に、この取付台の
傾斜面上に載置される上記水銀スイッチのリード線を接
続するための端子部を一体的に形成したことにより、達
成される。
好ましくは、上記取付板の下面には、この取付板をケ
ース底面に当接するよう、上記ケース底面に向かって突
出した少なくとも三つの突起が備えられている。
ース底面に当接するよう、上記ケース底面に向かって突
出した少なくとも三つの突起が備えられている。
さらに好ましくは、上記取付板には、複数の貫通した
空気抜きの穴が開口されている。
空気抜きの穴が開口されている。
前記構成によれば、取付板をケース内部に取り付ける
前に、この取付板上に形成された取付台上に水銀スイッ
チを載置し、この水銀スイッチのリード線を上記取付板
の端子部にハンダ付けしてから、この取付板をケース内
に取り付けるようになっている。
前に、この取付板上に形成された取付台上に水銀スイッ
チを載置し、この水銀スイッチのリード線を上記取付板
の端子部にハンダ付けしてから、この取付板をケース内
に取り付けるようになっている。
したがって、取付板は、上記ケースとは別体に形成さ
れており、この組立の際は、取付板をケースに収容する
前に、このケース内部の狭い空間内ではなく、広い場所
にて取付板に水銀スイッチやハーネスのリード線を端子
部へハンダ付けすることができる。
れており、この組立の際は、取付板をケースに収容する
前に、このケース内部の狭い空間内ではなく、広い場所
にて取付板に水銀スイッチやハーネスのリード線を端子
部へハンダ付けすることができる。
しかも、取付板をケースから取り外した状態で電気的
な接続状態等の動作テストを行なうこともできるので、
組立作業を簡単且つ迅速に行えることとなり、さらに接
続不良を発見した場合でも、その再度のハンダ付け作業
をも比較的容易に行うことができるので、組立作業性を
向上することができる。
な接続状態等の動作テストを行なうこともできるので、
組立作業を簡単且つ迅速に行えることとなり、さらに接
続不良を発見した場合でも、その再度のハンダ付け作業
をも比較的容易に行うことができるので、組立作業性を
向上することができる。
また、上記取付板をケースの底面に当接する際、この
取付板の下面に、ケース底面に向かって突出した少なく
とも3つの突起を備えている場合には、上記水銀スイッ
チを取り付ける取付板が、ケース内部の底面から浮き上
がった状態で、固定保持されることになる。従って、自
動車等の振動がケースから水銀スイッチに直接伝わらな
いので、上記水銀スイッチが振動によって誤動作するこ
とがなく、正確な加速度を検出することができる。
取付板の下面に、ケース底面に向かって突出した少なく
とも3つの突起を備えている場合には、上記水銀スイッ
チを取り付ける取付板が、ケース内部の底面から浮き上
がった状態で、固定保持されることになる。従って、自
動車等の振動がケースから水銀スイッチに直接伝わらな
いので、上記水銀スイッチが振動によって誤動作するこ
とがなく、正確な加速度を検出することができる。
さらに、上記取付板に複数の貫通した空気抜きの穴が
開口されていれば、ケース内に樹脂を充填する際に、上
記取付板の下側に空気溜りが発生することがなく、この
ような空気溜りの存在によって水銀スイッチへの応力に
よるクラック等やリード部分に空気溜りができ、それに
よるリーク不良等が生じ難くなる。
開口されていれば、ケース内に樹脂を充填する際に、上
記取付板の下側に空気溜りが発生することがなく、この
ような空気溜りの存在によって水銀スイッチへの応力に
よるクラック等やリード部分に空気溜りができ、それに
よるリーク不良等が生じ難くなる。
以下、本発明の加速度センサの一実施例を添付図面に
基づいて詳細に説明する。
基づいて詳細に説明する。
第1図に示すように、本発明の加速度センサ10は、樹
脂製のケース11と、このケース11とは別体の樹脂製の取
付板12と、ケース11の上面開口部を覆う樹脂製のカバー
16とを有している。
脂製のケース11と、このケース11とは別体の樹脂製の取
付板12と、ケース11の上面開口部を覆う樹脂製のカバー
16とを有している。
ケース11はその長手方向両側に延出された張出部11e
を備えており、この張出部11eには自動車の車体等に螺
着等により固定されるべき取付孔11aが開口されてい
る。
を備えており、この張出部11eには自動車の車体等に螺
着等により固定されるべき取付孔11aが開口されてい
る。
このケース11は上部が開口された矩形の箱体にて形成
され、このケース11の内部の底面には平板状に形成され
た樹脂製の取付板12が取り付けられるようになってい
る。
され、このケース11の内部の底面には平板状に形成され
た樹脂製の取付板12が取り付けられるようになってい
る。
この取付板12上には、図中矢印で示す加速度を検出す
べき方向に対して適宜の角度で傾斜して水銀スイッチを
支持するように形成された少なくとも一つ、図示の場合
には三つの取付台13a,13b,13cが一体的に形成されてい
る。
べき方向に対して適宜の角度で傾斜して水銀スイッチを
支持するように形成された少なくとも一つ、図示の場合
には三つの取付台13a,13b,13cが一体的に形成されてい
る。
また、この取付板12には、例えばニッケルメッキ等が
施された金属製の端子部14がインサート成形により一体
的に設けられている。このようにインサート成形によっ
て、金属製の端子部14と樹脂製の取付板12とを一体的に
形成すると、この端子部14の剛性により取付板12の成形
時のソリ等の変形を防止することができる。したがっ
て、上記取付板12を平板にて形成し、その肉厚を薄くす
ることができるので、有利である。
施された金属製の端子部14がインサート成形により一体
的に設けられている。このようにインサート成形によっ
て、金属製の端子部14と樹脂製の取付板12とを一体的に
形成すると、この端子部14の剛性により取付板12の成形
時のソリ等の変形を防止することができる。したがっ
て、上記取付板12を平板にて形成し、その肉厚を薄くす
ることができるので、有利である。
上記取付台13a,13b,13c上には、水銀スイッチ15a,15
b,15cがそれぞれ載置されると共に、そのリード線が上
記端子部14にハンダ付けにより接続されている。さら
に、上記端子部14には、水銀スイッチ15a,15b,15cの信
号を外部に取り出すためのハーネス(図示せず)がハン
ダ付けにより接続されている。
b,15cがそれぞれ載置されると共に、そのリード線が上
記端子部14にハンダ付けにより接続されている。さら
に、上記端子部14には、水銀スイッチ15a,15b,15cの信
号を外部に取り出すためのハーネス(図示せず)がハン
ダ付けにより接続されている。
組立の際には、取付板12をケース11から取り外した状
態でこの取付板12の取付台13a,13b,13c上に水銀スイッ
チ15a,15b,15cを載置し、そのリード線を上記端子部14
にハンダ付けした後、この取付板12を上記ケース11の内
部の底面に取り付けて、リード線をカバー16の切欠部か
ら引き出し、このケースの開口縁部にカバー16を装着す
る。
態でこの取付板12の取付台13a,13b,13c上に水銀スイッ
チ15a,15b,15cを載置し、そのリード線を上記端子部14
にハンダ付けした後、この取付板12を上記ケース11の内
部の底面に取り付けて、リード線をカバー16の切欠部か
ら引き出し、このケースの開口縁部にカバー16を装着す
る。
その後、上記カバー16の中央の穴からケース11の内部
空間に樹脂を充填して樹脂モールドするものである。
空間に樹脂を充填して樹脂モールドするものである。
上記取付板12のケース11の内底面への取付けは、第3
図(A)(B)に示すように、このケース11の底面から
上方へ突設された二つのボス11cに対して、第2図
(A)に示す取付板12に設けられた取付孔12aを嵌合さ
せ、この取付板12の下面を上記ケース11の底面に当接さ
せた状態で、上記ボス11cの上端を熱溶着等により熱カ
シメすることにより行う。
図(A)(B)に示すように、このケース11の底面から
上方へ突設された二つのボス11cに対して、第2図
(A)に示す取付板12に設けられた取付孔12aを嵌合さ
せ、この取付板12の下面を上記ケース11の底面に当接さ
せた状態で、上記ボス11cの上端を熱溶着等により熱カ
シメすることにより行う。
さらに、第2図(A)(B)に示すように、この取付
板12の下面には、ケース11の内部の底面に向かって突出
した少なくとも三つの、図示の場合四つの突起12bが備
えられている。これによって上記取付板12はケース11の
内部の底面から僅かに浮き上がった状態で固定保持さ
れ、上記ケース11から水銀スイッチ15a,15b,15cに振動
等が直接に伝わらないようになっている。
板12の下面には、ケース11の内部の底面に向かって突出
した少なくとも三つの、図示の場合四つの突起12bが備
えられている。これによって上記取付板12はケース11の
内部の底面から僅かに浮き上がった状態で固定保持さ
れ、上記ケース11から水銀スイッチ15a,15b,15cに振動
等が直接に伝わらないようになっている。
上記取付板12には、複数個の空気抜きのための貫通穴
12cが開口されている。このように取付板12に貫通穴12c
が開口されているので、上記ケース11内における樹脂モ
ールドの際に、この取付板12の下側に空気溜りが生じる
ことがない。
12cが開口されている。このように取付板12に貫通穴12c
が開口されているので、上記ケース11内における樹脂モ
ールドの際に、この取付板12の下側に空気溜りが生じる
ことがない。
また、第2図(B)に示すように、取付板12上に形成
された取付台13a,13b,13cは、それぞれ前後に分割され
ていて、且つ両側から上方に延びた柱状の延長部分を有
している。これらの延長部分の間に、水銀スイッチ15a,
15b,15cを緩く挟持するようになっている。
された取付台13a,13b,13cは、それぞれ前後に分割され
ていて、且つ両側から上方に延びた柱状の延長部分を有
している。これらの延長部分の間に、水銀スイッチ15a,
15b,15cを緩く挟持するようになっている。
そして、上記取付板12に一体的に設けられた端子部14
のリード線がハンダ付けされる部分には、下方に深く切
れ込んだスリット14aが形成されている。これらのスリ
ット14aは、取付板12の各取付台13a,13b,13c上に載置さ
れた水銀スイッチ15a,15b,15cのリード線を最適の角度
で固定するために形成されたものであり、例えば水銀ス
イッチのハンダ付けの際に、リード線をスリット14a内
の適宜の深さに受容し、先ずこのリード線の仮固定を行
なう。そして、動作テストの結果、水銀スイッチ15a,15
b,15cの傾斜角度を調整する必要がある場合には、この
スリット14a内にて上記リード線を上下にずらすことに
よって、上記水銀スイッチの傾斜角度の調整を行い、こ
れにより最適高さに保持するものである。
のリード線がハンダ付けされる部分には、下方に深く切
れ込んだスリット14aが形成されている。これらのスリ
ット14aは、取付板12の各取付台13a,13b,13c上に載置さ
れた水銀スイッチ15a,15b,15cのリード線を最適の角度
で固定するために形成されたものであり、例えば水銀ス
イッチのハンダ付けの際に、リード線をスリット14a内
の適宜の深さに受容し、先ずこのリード線の仮固定を行
なう。そして、動作テストの結果、水銀スイッチ15a,15
b,15cの傾斜角度を調整する必要がある場合には、この
スリット14a内にて上記リード線を上下にずらすことに
よって、上記水銀スイッチの傾斜角度の調整を行い、こ
れにより最適高さに保持するものである。
本発明の加速度センサ10は、以上のように構成されて
おり、組立の際には、先ず取付板12の各取付台13a,13b,
13c上に水銀スイッチ15a,15b,15cをそれぞれ載置し、そ
のリード線をそれぞれに対応する端子部14のスリット14
a内に挿入して仮固定する。
おり、組立の際には、先ず取付板12の各取付台13a,13b,
13c上に水銀スイッチ15a,15b,15cをそれぞれ載置し、そ
のリード線をそれぞれに対応する端子部14のスリット14
a内に挿入して仮固定する。
また、この端子部14のスリット14a内には、水銀スイ
ッチ15a,15b,15cの信号を外部に取り出すためのハーネ
ス(図示せず)のリード線も挿入してハンダ付けを行
う。
ッチ15a,15b,15cの信号を外部に取り出すためのハーネ
ス(図示せず)のリード線も挿入してハンダ付けを行
う。
この状態で、各水銀スイッチ15a,15b,15cの動作テス
トを実施する。この動作テストの検出結果に誤差がある
場合には、各水銀スイッチ15a,15b,15cの端子部14のス
リット14aへのハンダ付けを一旦外して、リード線をこ
のスリット14a内で上下に移動させて所望の傾斜角度を
設定し、再びハンダ付けを行って、上記水銀スイッチの
傾斜角度を調整を行なう。
トを実施する。この動作テストの検出結果に誤差がある
場合には、各水銀スイッチ15a,15b,15cの端子部14のス
リット14aへのハンダ付けを一旦外して、リード線をこ
のスリット14a内で上下に移動させて所望の傾斜角度を
設定し、再びハンダ付けを行って、上記水銀スイッチの
傾斜角度を調整を行なう。
その後、上記取付板12の取付孔12aを上記ケース11の
内部の底面に形成したボス11cに嵌挿させて当接させ、
ボス11cの取付孔12aから突き出た部分を熱溶着等により
熱カシメすることにより、この取付板12をケース11の底
面に対して固定する。
内部の底面に形成したボス11cに嵌挿させて当接させ、
ボス11cの取付孔12aから突き出た部分を熱溶着等により
熱カシメすることにより、この取付板12をケース11の底
面に対して固定する。
最後に、上記ケース11の開口縁部に、カバー16を取り
付けて、このケース11の内部空間に樹脂を充填する。こ
の際、上記取付板11に複数の貫通穴12cが開口されてい
ることにより、この取付板11の下には空気溜りが生ずる
ことなく、当該取付板11の下の僅かな空間内にも確実に
樹脂が流れ込むことになる。
付けて、このケース11の内部空間に樹脂を充填する。こ
の際、上記取付板11に複数の貫通穴12cが開口されてい
ることにより、この取付板11の下には空気溜りが生ずる
ことなく、当該取付板11の下の僅かな空間内にも確実に
樹脂が流れ込むことになる。
このようにして完成された加速度センサ10は、自動車
の車体等の取付基準面に対して、その取付面11bを接触
させることにより、位置合わせした状態で、上記ケース
11の張出部11eに形成した取付孔11aに螺着等して自動車
の車体等に装着するものである。
の車体等の取付基準面に対して、その取付面11bを接触
させることにより、位置合わせした状態で、上記ケース
11の張出部11eに形成した取付孔11aに螺着等して自動車
の車体等に装着するものである。
尚、取付板12は、その下面に設けられた突起12bによ
り、ケース11から浮き上がるので、自動車の車体等から
本加速度センサ10に対して加わる振動等の外力は、ケー
ス内の水銀スイッチ15a,15b,15cに直接伝わらないの
で、より正確な加速度を検出することができる。
り、ケース11から浮き上がるので、自動車の車体等から
本加速度センサ10に対して加わる振動等の外力は、ケー
ス内の水銀スイッチ15a,15b,15cに直接伝わらないの
で、より正確な加速度を検出することができる。
以上述べたように、本発明の加速度センサによれば、
組立を簡単且つ迅速に行うことができると共に、正確な
加速度を検出することができるという優れた効果を発揮
する。
組立を簡単且つ迅速に行うことができると共に、正確な
加速度を検出することができるという優れた効果を発揮
する。
第1図は本発明の加速度センサの一実施例を示す分解斜
視図、第2図は第1図の実施例における取付板を示し、
(A)は底面図,(B)は側面図、第3図は第1図の実
施例におけるケースを示し、(A)は平面図,(B)は
側面図,(C)は底面図である。 第4図は従来の加速度センサの一例を示し、(A)は分
解斜視図,(B)は断面図である。 10……加速度センサ;11……ケース;12……取付板;13a,1
3b,13c……取付台;14……端子部;15a,15b,15c……水銀
スイッチ;16……カバー。
視図、第2図は第1図の実施例における取付板を示し、
(A)は底面図,(B)は側面図、第3図は第1図の実
施例におけるケースを示し、(A)は平面図,(B)は
側面図,(C)は底面図である。 第4図は従来の加速度センサの一例を示し、(A)は分
解斜視図,(B)は断面図である。 10……加速度センサ;11……ケース;12……取付板;13a,1
3b,13c……取付台;14……端子部;15a,15b,15c……水銀
スイッチ;16……カバー。
Claims (3)
- 【請求項1】水銀スイッチを収容するケースを車両等の
所定位置に正確に固定して使用される加速度センサにお
いて、上記ケースの内部に、該ケースと別体に形成され
た取付板を取り付け、該取付板の表面上に、加速度を検
出すべき方向に関して傾斜するように形成された少なく
とも一つの水銀スイッチ用取付台を一体的に形成すると
共に、該取付台の傾斜面上に載置される上記水銀スイッ
チのリード線を接続するための端子部を一体的に形成し
たことを特徴とする、加速度センサ。 - 【請求項2】前記取付板の下面が、前記ケース底面に向
かって突出した少なくとも三つの突起を備えていて、該
取付板を該ケースの内底面に配置したことを特徴とす
る、請求項1に記載の加速度センサ。 - 【請求項3】前記取付板が、樹脂モールドの際の空気溜
りを防止するための複数の貫通した空気抜きの穴を備え
ていることを特徴とする、請求項1または請求項2に記
載の加速度センサ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34095289A JP2739119B2 (ja) | 1989-11-09 | 1989-12-28 | 加速度センサ |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29314189 | 1989-11-09 | ||
JP1-293141 | 1989-11-09 | ||
JP34095289A JP2739119B2 (ja) | 1989-11-09 | 1989-12-28 | 加速度センサ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03218470A JPH03218470A (ja) | 1991-09-26 |
JP2739119B2 true JP2739119B2 (ja) | 1998-04-08 |
Family
ID=26559283
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34095289A Expired - Fee Related JP2739119B2 (ja) | 1989-11-09 | 1989-12-28 | 加速度センサ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2739119B2 (ja) |
-
1989
- 1989-12-28 JP JP34095289A patent/JP2739119B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03218470A (ja) | 1991-09-26 |
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