JP2001149435A - マッサージ機 - Google Patents

マッサージ機

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JP2001149435A
JP2001149435A JP34149299A JP34149299A JP2001149435A JP 2001149435 A JP2001149435 A JP 2001149435A JP 34149299 A JP34149299 A JP 34149299A JP 34149299 A JP34149299 A JP 34149299A JP 2001149435 A JP2001149435 A JP 2001149435A
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JP
Japan
Prior art keywords
treatment
treatment element
massage machine
ball
angle
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP34149299A
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English (en)
Inventor
Koichi Tanaka
光一 田中
Kentaro Mori
堅太郎 森
Akitoshi Miki
章利 三木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Publication date
Application filed by Omron Corp, Omron Tateisi Electronics Co filed Critical Omron Corp
Priority to JP34149299A priority Critical patent/JP2001149435A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 より細かな調節が可能でありかつバラエティ
に富んだマッサージが可能なマッサージ機を提供する。 【解決手段】 Y字形の施療子アーム先端に施療子が設
けられる。左右に一つずつの施療子アームの基端は第1
回転軸に傾斜スリーブを介して回転自在に支持される。
第2回転軸に偏心回転自在に支持されたリンクの一端
が、施療子アームの作動アームの軸部に回転自在に支持
される。第1回転軸と第2回転軸とが同一のブラケット
に回転自在に支持されている。ブラケットに設けられた
ピンに係合するロッドはクランクを介して駆動軸に連結
されている。駆動軸を回転させることによりブラケット
を第1回転軸の回りに正転・逆転させ、身体に当接する
施療子の種類,数を切り替え、あるいは指圧動作行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の施療子を駆
動してマッサージを行うマッサージ機に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のマッサージ機としては、
たとえば、特公平1−49496号に、一対の施療子を
備えたアームを主軸のまわりに揺動駆動することにより
もみマッサージを行い、アームの主軸まわりの角度を変
えることにより強さを変えるものが記載されている。
【0003】また、実開昭56−125232号には、
第1の回転軸に一対のもみ輪を傾斜しかつ偏心して取り
付け、第1の回転軸に偏心カム円板を介して揺動自在に
取り付けられたアーム先端に一対のもみ具を設け、第2
の回転軸に偏心カム円板を介して揺動自在に取り付けら
れたレバーの先端を前記アームの途中に枢支したマッサ
ージ機が開示されている。このマッサージ機では、第2
の回転軸に取り付けられた偏心カム円板の回転角を変え
ることによりレバーを介してアームに取り付けられたも
み具の突出量を変え、一対のもみ輪のみあるいは一対の
もみ輪と一対のもみ具の両方を人体に接触させる構成と
なっている。
【0004】また、特公昭61−44027には、主軸
に偏心させて装着された一対の輪体とサイド昇降ローラ
を備え、主軸を回転させることにより輪体の突出量を変
えて強さを調整するとともに輪体のみあるいは輪体とサ
イド昇降ローラの両方が人体に接触するようにしたマッ
サージ機が開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来技術の場合には、下記のような問題が生じて
いた。
【0006】施療子と人体の間隔を調節できるものも
あるが、調節量が少ない。
【0007】人体に対するたたき刺激の動作方向が一
定で、刺激が単調である。
【0008】もみとたたきを同じ施療子で実現してい
るので、刺激の差異が小さい。
【0009】指圧という刺激を実現できない。
【0010】本発明は上記の従来技術の課題を解決する
ためになされたもので、その目的とするところは、より
細かな調節が可能でありかつバラエティに富んだマッサ
ージが可能なマッサージ機を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、左右で一対をなす施療子を上下方向に少な
くとも二対有するマッサージ機であって、前記施療子を
所定の軸のまわりに少なくとも揺動可能に支持する施療
子支持手段と、施療子支持手段の前記所定の軸回りの角
度を調節する角度調節手段と、を備える。
【0012】また、軸の回転が施療子のもみ動作に変換
されるもみ駆動軸及び軸の回転が施療子のたたき動作に
変換されるたたき駆動軸の少なくともいずれか一方の軸
を有し、前記所定の軸は前記駆動軸とは異なる軸である
ようにしてもよい。
【0013】また、被施療部に当接すべき施療子の数を
選択する施療子数選択手段を備え、前記角度調節手段
は、前記施療子数選択手段によって選択された施療子数
となるように施療子支持手段の所定軸回りの角度を調節
するようにしてもよい。
【0014】また、被施療部に対する施療子の突出量を
選択する突出量選択手段を備え、前記角度調節手段は、
前記突出量選択手段によって選択された突出量となるよ
うに施療子支持手段の所定軸回りの角度を調節するよう
にしてもよい。
【0015】また、施療の種類を選択する施療モード選
択手段を備え、前記角度調節手段は、前記施療モード選
択手段によって選択された施療モードに対応した施療子
が当接するように施療子支持手段の所定軸回りの角度を
調節するようにしてもよい。
【0016】また、前記複数の施療子には、異なる種類
の施療子が含まれるようにしてもよい。
【0017】また、前記角度調節手段は、前記選択され
た施療モードにおいて被施療部に印加される力の方向が
上向きであればより下方の施療子が該被施療部に当接
し、被施療部に印加される力の方向が下向きであればよ
り上方の施療子が該被施療部に当接するように施療子支
持手段の所定軸回りの角度を調節するようにしてもよ
い。
【0018】また、前記角度調節手段によって、特定の
施療子が被施療部に対して突出,保持及び後退の動作を
行うように施療子支持手段の所定軸回りの角度を調節す
るようにしてもよい。
【0019】また、上下方向に設けられた少なくとも二
つの施療子は共通の施療子支持手段に支持されるように
してもよい。
【0020】また、上下方向に設けられた少なくとも二
つの施療子は独立の施療子支持手段にそれぞれ支持され
るようにしてもよい。
【0021】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照して、この発明
の好適な実施の形態を説明する。
【0022】(第1の実施形態)図1は本発明の第1の
実施形態に係るマッサージ機10の概略構成を一部破断
して示した側面図である。
【0023】マッサージ機10はリクライニング自在な
椅子の背もたれ部101にマッサージ機構1を組み込ん
だものである。マッサージ機構1から背もたれ部101
のカバーシートで覆われた表面側に向かって突設された
施療子21によって人体に対してマッサージを行う。
【0024】マッサージ機構1は、背もたれ部101に
沿って、開口が対向するように配置された断面コの字形
の一対のレール80に支持されている。マッサージ機構
1の両側には図示しないが昇降ピニオン81及び昇降ロ
ーラ82が突設されている。昇降ピニオン81はレール
80の内側に設けられたラックと噛合する。図示しない
昇降モータ88によって昇降ピニオン81を回転駆動す
るとともに昇降ローラ82をレールに沿って転動させる
ことにより、マッサージ機構1は背もたれ部101に沿
って昇降し、首,肩,背中及び腰の身体各部のマッサー
ジを行う。また、図示しないが、昇降ピニオン81の回
転数を検出する昇降位置検出センサ85あるいはレール
80上に限界位置を検出する昇降上限界センサ86,昇
降下限界センサ87を設けることができる。
【0025】図2はマッサージ機構1の正面図である。
図3はマッサージ機構の斜視図である。いずれも説明の
便宜上一部の部材を省略して示している。
【0026】第1回転軸36に対して、上下2対、計4
個の施療子21が支持されている。施療子21は上下一
組をなし、略Y字形の施療子アーム22の分岐部先端に
それぞれ回動自在に軸支されている。施療子アーム22
は第1回転軸36の左右にそれぞれ一つずつ取り付けら
れる。第1回転軸36の左右両側には、円筒形状の傾斜
スリーブ37がそれぞれ軸方向に対して傾斜して固定さ
れている。傾斜スリーブ37の外周にはベアリングを介
して施療子アーム22の基部に一体に設けられたベアリ
ングケース39が回動自在に嵌合している。軸部25は
ベアリングケース39の作動アーム24と施療子アーム
22の突出部との間に架設されている。
【0027】第1回転軸36の背面側には、第1回転軸
36に平行な第2回転軸46が設けられている。第2回
転軸46の両側には径方向に偏心した筒状の偏心スリー
ブ47が固定されている。偏心スリーブ47の外周には
球面ベアリング48が取り付けられている。球面ベアリ
ング48の外輪の外周はリンク49の環状の基端部49
aの内周と嵌合しており、リンク49は第2回転軸46
に対して偏心回転自在に支持されるとともに、第2回転
軸46の軸方向に対しても球面ベアリング48によって
揺動自在に支持されている。リンク49の基端部49a
と反対側の端部に設けられた孔49bには、軸部25が
遊貫されている。
【0028】第1回転軸36と第2回転軸46はコの字
形状のブラケット54の両方の腕部541,542に設
けられた孔に開口部を横切るようにそれぞれ挿通されて
いる。ブラケット54は正面側が開口し、開口側に第1
回転軸36、奥側に第2回転軸46が支持されている。
第1回転軸36が挿通された孔に接してブラケット54
の腕部541,542に設けられたベアリング352を
介して第1回転軸36はブラケット54に対して回転自
在に支持されている。第2回転軸46も同様にブラケッ
ト54に設けられたベアリング462を介してブラケッ
ト54に対して回転自在に支持されている。
【0029】図4はマッサージ機構のもみ駆動部3,た
たき駆動部4及び回転軸保持部5を含む上面図である。
図5はもみ駆動部の駆動機構を示す斜視図である。
【0030】第1回転軸36の一端には、減速機構35
が設けられている。減速機構35は板状の支柱51によ
ってマッサージ機構1のハウジング7に対して固定支持
されている。もみモータ31から突出する駆動軸310
の端部には小プーリ32が設けられ、減速機構35のギ
アケース354から突出する回転軸340には大プーリ
34が取り付けられ、小プーリ32と大プーリ34には
ベルト33が巻き掛けられている。ギアケース354内
では、大プーリ34が取り付けられた回転軸340はベ
アリング352によって回転自在に支持されるとともに
外周にはウォームギア351が形成されている。ウォー
ムギア351は、第1回転軸36の減速機構側端部に設
けられたウォームホィール353と噛合している。従っ
て、もみモータ31の駆動軸310の回転は、小プーリ
32→ベルト33→大プーリ34→回転軸340→ウォ
ームギア351→ウォームホイール353の順で減速し
ながら第1回転軸36へと伝達される。
【0031】第1回転軸36の他端は、ブラケット54
を貫通し、ブラケット54外側に設けられた支柱51の
孔に挿通されている。また、支柱51にはベアリング5
2が取り付けられ、第1回転軸36は支柱51に対して
ベアリング52を介して回転自在に支持されている。支
柱51の端部はマッサージ機構1のハウジング7に固定
され、第1回転軸36等を支持している。
【0032】第2回転軸46の一端は、ブラケット54
に設けられたベアリング462を介して回転自在に支持
されている。
【0033】図6はたたき駆動部の駆動機構を示す正面
図である。
【0034】第2回転軸46の他端側は同様にブラケッ
ト54に設けられたベアリング462を介して回転自在
に支持されるとともに、ベアリング462のさらに外方
において外周に大プーリ45を備えている。大プーリ4
5と減速機構42のギアケース424から突出する小プ
ーリ43にはベルトが巻き掛けられている。減速機構4
2のギアケース424はたたきモータ41とともに支持
板410によってマッサージ機構1のハウジング7に固
定支持されている。減速機構42のギアケース424内
に突出するたたきモータ41の駆動軸411の先端には
かさ歯車421が取り付けられている。小プーリ43を
軸端に有する伝達軸422は、たたきモータ41の駆動
軸411と直交しかつ第2回転軸46に平行な方向に延
び、ベアリング423を介して減速機構42のギアケー
ス424に回転自在に支持されている。伝達軸422の
外周にはかさ歯車425が設けられ、たたきモータ41
の駆動軸411に設けられたかさ歯車421と噛合して
駆動力を伝達する構成となっている。
【0035】図7は角度調節手段6の構成を示す側面図
である。
【0036】ブラケット54の腕部541の第1回転軸
36と第2回転軸46との間にピン55が内側に向けて
突出形成されている。ブラケット54の開口側の中央下
部のにギアケース655が配置されている。ギアケース
655の側面から突出する回転軸658の端部には径方
向に延びるクランク66が設けられ、回転軸658と一
体に回転する。クランク66の端部にはピン67が設け
られている。ピン67はロッド68の一端に形成された
孔に嵌合しており、ロッド68はピン67を中心として
回転自在に軸支されている。ロッド68の他端に設けら
れた孔にブラケット54の腕部のピン55が嵌合してお
り、ロッド68はピン55に対して回転自在に軸支され
る。
【0037】図8は角度調節手段6の減速機構65を示
す斜視図である。
【0038】回転軸658はベアリング658を介して
ギアケース655に回転自在に支持されるとともに、ギ
アケース655内側において外周に大歯車657を有し
ている。大歯車657は、ギアケース655にベアリン
グ654を介して回転自在に支持された伝達軸653の
外周に設けられた小歯車656と噛合している。一端に
小歯車656を有する伝達軸653はギアケース655
を貫通してたたき駆動部の減速機構42下部に配置され
たギアケース655内に貫入している。ギアケース65
5内にベアリング654を介して回転自在に支持された
伝達軸653の端部の外周にはウォームホイール652
が形成されている。ウォームホイール652はギアケー
ス655にベアリング654を介して回転自在に支持さ
れた回転軸640の外周に形成されたウォームギア65
1と噛合している。回転軸640はギアケース655の
底面から突出して端部に大プーリ64を有する。ギアケ
ース655に隣接してもみ玉調節モータ61が配置さ
れ、もみ玉調節モータ61から突出する駆動軸610に
設けられた小プーリ62と大プーリ64にベルト63が
巻き掛けられている。もみ玉調節モータ61の駆動軸6
10の回転は、小プーリ62→ベルト63→大プーリ6
4→回転軸640→ウォームギア651→ウォームホイ
ール652→伝達軸653→小歯車656→大歯車65
7→回転軸658→クランク66→ロッド68→ブラケ
ット54の順に伝達される。ブラケット54は第1回転
軸36を中心として回動自在に支持されているので、ク
ランク66の回転による回転軸66とピン55との距離
変化に応じて第1回転軸36を中心として揺動する。
【0039】図9,図10にブラケット54の位置(回
転角度)を検出するセンサの配置を示す(説明の便宜上
第2回転軸46等の部材は省略している。)。ブラケッ
ト54の上方に上玉突出限界センサ71、ブラケット5
4の下方に下玉突出限界センサ73、上玉突出限界セン
サ71と下玉突出限界センサ73との高さ方向にほぼ中
間の位置にもみ玉中点センサ72がそれぞれ配置されて
いる。図9に示すようにブラケット54の背面543に
外方に向けて突出限界センサ用ドグ56が設けられ、ブ
ラケット54の腕部541端部に背面側に向けてもみ玉
中点センサ72用ドグ57が設けられている。これらの
センサはいずれも透過型のフォトインタラプタであり、
ブラケット54に設けられたドグ56,57がセンサの
光路を遮ることによって信号を発生する。
【0040】図11は、マッサージ機10の施療子切り
替え動作を説明する図である。
【0041】図11(b)では、クランク66とロッド
68がピン67に対して直交するような位置関係にあ
り、ブラケット54は1点鎖線で示す被施療部にほぼ直
交している。このとき、ドグ57がもみ玉中点センサ7
257の光路を遮っている。図11(b)の状態からも
み玉調節モータ61を正転させることによりクランク6
6が反時計回りに回転し、回転軸658とピン55との
距離が大きくなり、クランク66とロッド68はピン6
7をはさんで一直線上に並んだ状態に近づく。第2回転
軸46に支持されたリンク49が作動アーム24を被施
療部により近づける方向に押圧しているので、被施療部
に上の施療子21aのみが当接し、下の施療子21bは
被施療部から退避している。もみ玉調節モータ61は、
ドグ56が上玉突出限界センサ71の光路を遮るまでの
間で設定した角度まで正転させることができる。図11
(b)の状態からもみ玉調節モータ61を逆転させるこ
とによりクランク66が時計回りに回転し、回転軸65
8とピン55との距離が小さくなり、クランク66とロ
ッド68が重なる状態に近づく。第2回転軸46に支持
されたリンク49は作動アーム24を第1回転軸36に
対して時計回り方向にさらに回転するように引っ張って
いるので、上の施療子21aが被施療部から退避し、下
の施療子21bのみが被施療部に当接している。もみ玉
調節モータ61は、ドグ56が下玉突出限界センサ73
の光路を遮るまでの間で設定した角度まで逆転させるこ
とができる。
【0042】このようにもみ玉調節モータ61を制御
し、回転軸658の回転方向及び角度を変化させること
により、身体の被施療部に当接する施療子の種類(上又
は下)及びその数を切り替えることができる。図11で
は、もみ玉中点センサ72が作動する位置で身体に4つ
の施療子21が接触しているが、被施療部位とマッサー
ジ機構1(あるいはレール80)のなす角度は各部位に
よって異なる。従って、マッサージ機構1のレール80
に沿った移動量から施療子が当接する身体部位を推定
し、4つの施療子21が接触するようなブラケット54
の角度又は位置を算出し、中点の位置を補正するように
してもよい。
【0043】次に、マッサージを行う場合のマッサージ
機の動作について説明する。図12はマッサージ機10
の基本動作を説明するフローチャートである。図13は
マッサージ機10の概略構成を示すブロック図である。
マッサージ機10は、CPU制御回路9が操作部11か
らの指示及び各センサからの情報に基づいてモータ制御
回路12に命令を出し各モータを駆動し、あるいは操作
部に情報を表示させる構成となっている。
【0044】まず、図13に示す操作部11において電
源入/切スイッチをオンする(ステップ1)。このとき
電源入/切スイッチのLEDが点灯し、電源スイッチが
オンされていることを報知する(ステップ2)。
【0045】次に、昇降モータ,もみモータ31,もみ
玉調節モータ61をそれぞれ初期位置方向に動作させる
(ステップ3)。各モータが初期位置への移動を完了し
たか否かを判定し(ステップ4)、完了していなければ
ステップ3に戻り、完了していれば、昇降モータ,もみ
モータ31,もみ玉調節モータ61の動作を停止させる
(ステップ5)。
【0046】次に、手動モードと自動コースのいずれが
選択されているかを判定する(ステップ6)。
【0047】手動モードが選択されていれば、手動モー
ドのうちいずれの動作が選択されているかを判別し(ス
テップ7)、選択に従って各種の手動動作を行う(ステ
ップ8)。手動モードとしては、「もみ上げ」、「もみ
下げ」、「たたき」、「指圧」、「背すじのばし」、
「部分背すじのばし」、「上へ」、「下へ」のうちから
選択することができる。各種手動動作を15分間行い
(ステップ9)、15分経過した時点で各種手動動作を
終了し(ステップ10)、電源入/切スイッチをオフす
るとともにLEDを消灯する(ステップ11)。
【0048】自動モードが選択されていれば、自動コー
スのうちいずれのコースが選択されているかを判定する
(ステップ12)。
【0049】上半身自動コースが選択されていれば、上
半身自動コースのメニューに従った動作を行い(ステッ
プ13)、メニューが終了した時点で(ステップ1
4)、ステップ11に進む。ここで、上半身自動コース
とは、例えば、首から肩,背中及び腰までの上半身全体
にわたって背筋のばし,もみ,たたき及び指圧動作を適
宜組み合わせて行うコースである。首肩自動コースが選
択されていれば、首肩自動コースのメニューに従った動
作を行い(ステップ15)、メニューが終了した時点で
(ステップ16)、ステップ11に進む。ここで、首肩
自動コースとは、例えば、首から肩にかけての部位にお
いて背筋のばし,もみ,たたき及び指圧動作を適宜組み
合わせて行うコースである。腰自動コースが選択されて
いれば、腰自動コースのメニューに従った動作を行い
(ステップ17)、メニューが終了した時点で(ステッ
プ18)、ステップ11に進む。ここで、腰自動コース
とは、腰部周辺において背筋のばし,もみ,たたき及び
指圧動作を適宜組み合わせて行うコースである。
【0050】(もみ玉調節動作)図14はもみ玉調節動
作の手順を説明するフローチャートである。
【0051】マッサージ機10では上述した基本動作の
途中で操作部11のスイッチ操作により随時もみ玉調節
を行うことができる。
【0052】各種動作を行っている途中にもみ玉調節ス
イッチが押された場合には、まず選択されたスイッチの
種類を判別する(ステップ21)。
【0053】「上玉出」スイッチが押されている場合に
は、各種動作を一時停止する(ステップ22)。次に、
もみ玉調節モータ61を正転させる(ステップ23)。
「上玉出」スイッチがまだ押されているか否かを判定す
る(ステップ24)。「上玉出」スイッチがまだ押され
ていれば、上玉突出限界センサ71がオンになるまでス
テップ23及び24を繰り返し(ステップ25)、オン
になった時点でもみ玉調節モータ61を停止させて(ス
テップ26)、各種動作を再開する(ステップ27)。
ステップ24で、「上玉出」スイッチが押されていなけ
れば、ステップ26に進む。
【0054】「四つ玉」スイッチが押されている場合に
は、各種動作を一時停止する(ステップ28)。次に、
もみ玉中点センサ72がオンか否かを判定する(ステッ
プ29)。もみ玉中点センサ72がオンならばステップ
27に進む。もみ玉中点センサ72がオンでなければも
み玉調節モータ61を逆転させ(ステップ30)、下玉
突出限界センサ73がオンか否かを判定する(ステップ
31)。下玉突出限界センサ73がオンでなければ、も
み玉中点センサ72がオンか否かを判定する(ステップ
32)。もみ玉中点センサ72がオンならばもみ玉調節
モータ61を停止させて(ステップ33)各種動作を再
開し(ステップ27)、もみ玉中点センサ72がオンで
なければステップ30に戻ってもみ玉調節モータ61を
逆転させる。ステップ31で下玉突出限界センサ73が
オンならば、もみ玉調節モータ61を正転させ(ステッ
プ34)、もみ玉中点センサ72がオンか否かを判定す
る(ステップ35)。もみ玉中点センサ72がオンであ
ればもみ玉調節モータ61を停止させ(ステップ3
3)、もみ玉中点センサ72がオンでなければステップ
34に戻ってさらにもみ玉調節モータ61を正転させ
る。
【0055】「下玉出」スイッチが押されている場合に
は、各種動作を一時停止する(ステップ36)。次に、
もみ玉調節モータ61を逆転させる(ステップ37)。
次に、「下玉出」スイッチが押されているか否かを判定
する(ステップ38)。「下玉出」スイッチが押されて
いれば、下玉突出限界センサ73がオンか否かを判定す
る(ステップ39)。ここで、下玉突出限界センサ73
がオンであればもみ玉調節モータ61を停止させ(ステ
ップ40)、各種動作を再開する(ステップ41)。下
玉突出限界センサ73がオンでなければ、ステップ37
に戻ってもみ玉調節モータ61をさらに逆転させる。ス
テップ38で「下玉出」スイッチが押されていなけれ
ば、ステップ40に進み、もみ玉調節モータ61を停止
させる。
【0056】以下に、マッサージ機構による各種マッサ
ージ動作の詳細について説明する。
【0057】(もみ動作)もみ動作時には、第2回転軸
46の回転を停止させて、第1回転軸36のみを回転さ
せる。施療子アーム22は、第1回転軸36に対して傾
斜して取り付けられた傾斜スリーブ37の外周に回転自
在に支持されるとともに作動アーム24の軸部25にお
いて第2回転軸46に支持されたリンク49を介して第
1回転軸36回りの回転を規制されている。従って、施
療子21は第1回転軸36の軸心からの距離を変化させ
ながら第1回転軸36の軸方向に揺動する。このような
施療子の動きを正面から見た図を図15に示す。このと
き左右の施療子間の間隔が変化するので、このような動
作によって身体をもむ「もみ動作」を実現することがで
きる。作動アーム24の軸部25とリンク49の孔との
間には遊びが設けられているとともに、リンク49の基
端部が球面ベアリング48を介して支持されているの
で、上述の施療子アーム22の動作を滑らかに実現する
ことができる。また、施療子アーム22は第1回転軸3
6回りに若干揺動できるので、施療子は上下方向にも移
動することができる。上述したようなもみ動作を行う際
に、もみモータ31の回転方向を切り替えることにより
施療子の運動方向を逆転させることができるので、「も
み上げ」と「もみ下げ」の2種類の動作を実現すること
ができる。
【0058】(たたき動作)たたき動作時には、第1回
転軸36の回転を停止させて、第2回転軸46を回転さ
せる。このとき、施療子アーム22が第1回転軸36に
ほぼ直交し、施療子が背中にほぼ直交する状態(もみ原
点位置)で保持させるように傾斜スリーブ37の回転方
向位置を制御する。第1回転軸36の回転角度を検出す
るもみ原点センサ(不図示)を設けることにより、施療
子アーム22を上述の位置に保持することができる。リ
ンク49は第2回転軸46の回転に伴って偏心回転する
偏心スリーブ47を介して回転自在に支持されているの
で、第2回転軸46を回転させることにより、第2回転
軸46の軸心とリンク49の孔に遊貫されている作動ア
ーム24の軸部25との距離が変化する。施療子アーム
22は第1回転軸36の回りに回転自在に支持されてい
るので、たたきモータを駆動して第2回転軸46を適当
な速度で回転させることにより、施療子アーム22が第
1回転軸36の回りに揺動し、たたき動作を実現する。
【0059】(指圧動作)以下、指圧動作時の手順につ
いて説明する。図16,17及び18はマッサージ機1
0の指圧動作時の手順を説明するフローチャートであ
る。
【0060】まず、手動モードの動作を選択して(ステ
ップ51)、もみ玉の上下位置の調整を行う(ステップ
52)。このとき、利用者は操作部11において「上
へ」スイッチまたは「下へ」スイッチを押す(ステップ
53)。これに応答して、昇降モータを指定された方向
へ動作させる(ステップ54)。利用者は希望の位置ま
で施療子21が移動したと昇降ローラで「上へ」スイッ
チ又は「下へ」スイッチを離す(ステップ55)。次
に、利用者は指圧スイッチを押す(ステップ56)。こ
れに応答してもみ玉調節モータ61を低速で正転させ
(ステップ57)、上玉突出限界センサ71がオンか否
かを判定する(ステップ58)。上玉突出限界センサ7
1がオンでなければステップ57に戻ってさらにもみ玉
調節モータ61を低速で正転させる。上玉突出限界セン
サ71がオンならば、もみ玉調節モータ61を停止させ
(ステップ59)、所定時間待機し(ステップ60)、
次に、もみ玉調節モータ61を高速で逆転させる(ステ
ップ61)。次に、もみ玉中点センサ72がオンか否か
を判定し(ステップ62)、もみ玉中点センサ72がオ
ンでなければステップ61に戻りもみ玉調節モータ61
をさらに高速で逆転させる。もみ玉中点センサ72がオ
ンであれば、もみ玉調節モータ61を停止させ(ステッ
プ63)、所定時間待機し(ステップ64)、もみ玉の
切り替えをするか否か(もみ玉調節スイッチが押されて
いるか否か)を判定する(ステップ65)。もみ玉の切
り替えをしない場合には、ステップ57に戻り、もみ玉
調節モータ61を低速正転させる。もみ玉(施療子)の
切り替えをする場合には、いずれのもみ玉調節スイッチ
が選択されているかを判定する(ステップ66)。
【0061】ステップ66で「上玉出」スイッチが選択
されている場合には、もみ玉調節モータ61を停止させ
(ステップ67)、所定時間待機し(ステップ68)、
もみ玉調節モータ61を低速で正転させる(ステップ6
9)。次に、上玉突出限界センサ71がオンか否かを判
定する(ステップ70)。上玉突出限界センサ71がオ
ンでなければステップ69に戻ってさらにもみ玉調節モ
ータ61を低速で正転させる。上玉突出限界センサ71
がオンならば、もみ玉調節モータ61を停止させ(ステ
ップ71)、所定時間待機し(ステップ72)、次に、
もみ玉調節モータ61を高速で逆転させる(ステップ7
3)。次に、もみ玉中点センサ72がオンか否かを判定
し(ステップ74)、もみ玉中点センサ72がオンでな
ければステップ73に戻りもみ玉調節モータ61をさら
に高速で逆転させる。もみ玉中点センサ72がオンであ
れば、もみ玉調節モータ61を停止させ(ステップ7
5)、所定時間待機し(ステップ76)、もう一度指圧
スイッチを押したか否かを判定する(ステップ77)。
もう一度指圧スイッチを押している場合には、指圧動作
を終了する(ステップ78)。もう一度指圧スイッチを
押していない場合には、ステップ69に戻って、さらに
もみ玉調節モータ61を低速で正転させる。
【0062】ステップ66で「四つ玉」スイッチが選択
されている場合には、もみ玉調節モータ61を停止させ
(ステップ79)、所定時間待機し(ステップ80)、
もみ玉調節モータ61を低速で正転させる(ステップ8
1)。次に、上玉突出限界センサ71がオンか否かを判
定する(ステップ82)。上玉突出限界センサ71がオ
ンでなければステップ81に戻ってさらにもみ玉調節モ
ータ61を低速で正転させる。上玉突出限界センサ71
がオンならば、もみ玉調節モータ61を停止させ(ステ
ップ83)、所定時間待機し(ステップ84)、次に、
もみ玉調節モータ61を高速で逆転させる(ステップ8
5)。次に、もみ玉中点センサ72がオンか否かを判定
し(ステップ86)、もみ玉中点センサ72がオンでな
ければステップ85に戻りもみ玉調節モータ61をさら
に高速で逆転させる。もみ玉中点センサ72がオンされ
ていれば、もみ玉調節モータ61を停止させ(ステップ
87)、所定時間待機し(ステップ88)、もみ玉調節
モータ61を低速で逆転させる(ステップ89)。次
に、下玉突出限界センサ73がオンか否かを判定する
(ステップ90)。下玉突出限界センサ73がオンでな
ければステップ89に戻ってさらにもみ玉調節モータ6
1を低速で逆転させる。下玉突出限界センサ73がオン
ならば、もみ玉調節モータ61を停止させ(ステップ9
1)、所定時間待機し(ステップ92)、次に、もみ玉
調節モータ61を高速で正転させる(ステップ93)。
次に、もみ玉中点センサ72がオンか否かを判定し(ス
テップ94)、もみ玉中点センサ72がオンでなければ
ステップ93に戻りもみ玉調節モータ61をさらに高速
で逆転させる。もみ玉中点センサ72がオンであれば、
もみ玉調節モータ61を停止させ(ステップ95)、所
定時間待機し(ステップ96)、もう一度指圧スイッチ
を押したか否かを判定する(ステップ97)。もう一度
指圧スイッチを押している場合には指圧動作を終了する
(ステップ78)。もう一度指圧スイッチを押していな
い場合にはステップ79に戻ってもみ玉調節モータ61
を停止させる。
【0063】ステップ66で「下玉出」スイッチが選択
されている場合には、もみ玉調節モータ61を停止させ
(ステップ98)、所定時間待機し(ステップ99)、
もみ玉調節モータ61を低速で逆転させる(ステップ1
00)。次に、下玉突出限界センサ73がオンか否かを
判定する(ステップ101)。下玉突出限界センサ73
がオンでなければステップ100に戻ってさらにもみ玉
調節モータ61を低速で逆転させる。下玉突出限界セン
サ73がオンならば、もみ玉調節モータ61を停止させ
(ステップ102)、所定時間待機し(ステップ10
3)、次に、もみ玉調節モータ61を高速で正転させる
(ステップ104)。次に、もみ玉中点センサ72がオ
ンか否かを判定し(ステップ105)、もみ玉中点セン
サ72がオンでなければステップ104に戻りもみ玉調
節モータ61をさらに高速で正転させる。もみ玉中点セ
ンサ72がオンであれば、もみ玉調節モータ61を停止
させ(ステップ106)、所定時間待機し(ステップ1
07)、もう一度指圧スイッチを押したか否かを判定す
る(ステップ108)。もう一度指圧スイッチを押して
いる場合には、指圧動作を終了する(ステップ78)。
もう一度指圧スイッチを押していない場合には、ステッ
プ100に戻って、さらにもみ玉調節モータ61を低速
で逆転させる。
【0064】図19(a)に、指圧動作時の施療子21
の動きを、ステップ56〜63の動作を例として示す。
実線で示すもみ玉中点センサ72がオンの状態からもみ
玉調節モータ61を低速で正転させ(図19(b)の領
域a参照)、破線で示す上玉突出限界センサ71がオン
となる位置までブラケット54を回転させて一定時間待
機し(図19(b)の領域b参照)、その後、もみ玉調
節モータ61を高速で逆転させる(図19(b)の領域
c参照)。図19(b)は、時間経過を横軸にとり、破
線で示す中点位置からの施療子21の突出量xを縦軸に
とって指圧動作を示したものである。他の指圧動作でも
施療子は同様に運動する。「上玉出」スイッチが選択さ
れている場合には、上の施療子21aが出た位置ともみ
玉中点センサ72がオンとなる中立位置との間で指圧動
作を行う。「四つ玉」スイッチが選択されている場合に
は、上の施療子21aが出た位置と下の施療子21bが
出た位置との間で指圧動作が行われる。「下玉出」スイ
ッチが選択されている場合には、下の施療子21bが出
た位置と中立位置との間で指圧動作を行う。
【0065】(背筋のばし)背筋伸ばし動作時には、第
1回転軸36及び第2回転軸46の両方を停止させ、施
療子アーム22をもみ原点位置に保持し、昇降モータを
駆動してマッサージ機構1全体をレールに沿って上下動
させる。このとき、使用する施療子の種類(上又は下の
施療子),数及び突出量はもみ玉調節スイッチで適宜切
り替える。
【0066】(変形例)以下、第1の実施形態の変形例
について説明する。
【0067】図20に第1の変形例を示す。図20
(a)は上下の施療子を径方向から見た図であり、図2
0(b)は施療子アームを含む要部の側面図である。上
の施療子21aを径の小さく稜部のRが大きい円筒形状
とし、下の施療子21bを径が大きく稜部のRが小さい
円筒形状としたものである。、上の施療子21aは被施
療部への接触面積が小さく局所的な刺激を加えることが
できるので、肩をたたく動作に適しており、下の施療子
21bは被施療部への接触面積が大きくソフトな刺激を
加えることができるので、もみ動作に適している。この
ように種類の異なる複数の施療子を備えることにより、
被施療部位や施療動作に応じて使用する施療子を切り替
え、より適切な施療を行うことができる。
【0068】図21(a),(b)に第1の実施形態の
第2の変形例を示す。ここでは、ブラケット54のピン
55と嵌合するロッド68の孔68aが長手方向の延長
を有する長孔であり、ピン55とブラケット54の背面
に設けられた孔54cとに端部を係合させた引張コイル
ばね58が設けられている。このようにすれば4つの施
療子に第1回転軸36回りの自由度が確保されるので、
施療動作時における被施療部位のマッサージ機構に対す
る角度変化に対して施療子が適切に追従することができ
る。
【0069】本実施形態では、椅子タイプのマッサージ
機について説明したが、本発明はベッドタイプのマッサ
ージ機についても適用できるものである。
【0070】(第2の実施形態)図22は本発明の第2
の実施形態に係るマッサージ機100の概略構成を背も
たれ部101の側面を一部取り去って示した側面図であ
る。図23はマッサージ機構1の内部の構成を示す斜視
図である。
【0071】マッサージ機100はリクライニング自在
な椅子の背もたれ部101にマッサージ機構1を組み込
んだものである。マッサージ機構から背もたれ部の表面
側に向かって突設された施療子21によって人体に対し
てマッサージを行う。
【0072】マッサージ機構1は、背もたれ部101に
沿って、開口が対向するように配置された断面コの字形
の一対のレール80に支持されている。
【0073】図24はハウジング7を含むマッサージ機
構全体の斜視図である。図25は同正面図である。
【0074】ハウジングの両側には昇降ピニオン82及
び昇降ローラ83が突設されている。昇降ピニオン82
はレール80の内側に設けられたラックと噛合する。図
示しない昇降モータ88の回転を回転軸に設けられたギ
アに伝達し、昇降ピニオン82を回転駆動するとともに
昇降ローラ83をレール80に沿って転動させることに
より、マッサージ機構1は背もたれ部101に沿って昇
降し、首,肩,背中及び腰の身体各部のマッサージを行
う。回転軸80には周縁上に複数のスリットを有する円
板状の昇降位置検出板84が取り付けられており、回転
軸80の回転に伴ってハウジング7に取り付けられた昇
降位置検出センサ85(フォトインタラプタ)の光路を
開閉する。昇降位置検出センサ85は昇降位置検出板8
4による光路の開閉をカウントすることにより昇降位置
を検出する。ここで、レール80上に限界位置を検出す
る昇降上限界センサ86及び昇降下限界センサ87が設
けられている。
【0075】図26はもみ駆動部3,たたき駆動部4及
び角度調節手段6を含むマッサージ機構1の正面図であ
り、図27は施療子21を含むマッサージ機構主要部の
斜視図である。図28(a)は第1回転軸36及び第2
回転軸46に対する施療子アーム22及びリンク49の
支持構造を示す側面図、図28(b)は第1回転軸36
に対する傾斜スリーブ37の取り付け構造を示す図、図
28(c)は第2回転軸46に対する偏心スリーブ47
の取り付け構造を示す図である。
【0076】第1回転軸36に対して、上下2対、計4
個の施療子21が支持されている。施療子はそれぞれ略
L字形部材の一方の分岐部に形成された施療子アーム2
2の先端に回動自在に軸支されている。施療子アーム2
2は第1回転軸36の左右にそれぞれ二つずつ取り付け
られる。第1回転軸36の左右それぞれの側には、円筒
形状の二つの傾斜スリーブ37がそれぞれ軸方向に対し
て傾斜して固定されている。左右の二つずつの傾斜スリ
ーブ37の軸方向に対する傾斜は左右対称となるように
設定されている。傾斜スリーブ37の外周にはベアリン
グ38を介して施療子アーム22の基部に一体に設けら
れたベアリングケース39が回動自在に嵌合している。
略L字形部材の他方の分岐部は作動アーム24をなし、
作動アーム24にはリンク49の一端が第1回転軸に直
交する方向に揺動自在に支持されている。左右いずれの
側の略L字形部材も、外側の部材が下方に向かって分岐
するように支持され、内側の部材が上方に向かって分岐
するように支持されている。
【0077】第1回転軸36の背面側には、第1回転軸
36に平行な第2回転軸46が設けられている。第2回
転軸46の左右両側の傾斜スリーブ37に対応する位置
には径方向に偏心した筒状の偏心スリーブ47が固定さ
れている。左右の偏心スリーブ47は第2回転軸46に
対して互いに逆方向に偏心するように取り付けられてい
る。偏心スリーブ47はいずれも、各施療子アーム22
に連結されるリンク49を支持するように2つのA部4
7A及びB部47Bからなるが、図29に示すように、
この隣接する2つの部分A部47A及びB部47Bは第
2回転軸46に対する偏心の位相が異なっている。偏心
スリーブ47の外周にはベアリングを介してリンク49
の環状の基端部49aが嵌合しており、リンク49は第
2回転軸46に対して偏心回転自在に支持されている。
リンク49の基端部49aに対してロッド49bが第2
回転軸46の軸方向に揺動自在に支持されている。
【0078】図30は第1回転軸36及び第2回転軸4
6の支持構造を示す斜視図である。
【0079】図30に示すように、第1回転軸36はハ
ウジング7の左右両側に取り付けられた板状の支柱51
にベアリング52を介して回転自在に支持されている。
第2回転軸46はコの字形状のブラケット54の両方の
腕部541,542に設けられた孔に開口部を横切るよ
うに挿通され、ブラケット54にベアリング52,52
を介して回転自在に支持されている。ブラケット54は
正面側が開口し、腕部541,542の開口端部の両外
方に第3回転軸658が突設され、腕部奥側に第2回転
軸46が支持されている。第3回転軸658はブラケッ
ト54に一体に形成されており、支柱51,51にベア
リング52,52を介して回転自在に支持されている。
【0080】図31はもみ駆動部3の側面図である。図
32はもみ駆動部の減速機構35の内部構成を一部省略
して示した斜視図である。
【0081】減速機構35は板状の支持部材358によ
ってマッサージ機構1のハウジング7に対して固定支持
されている。モータ31から突出する駆動軸310の端
部には小プーリ32が設けられ、支持部材358から駆
動軸に平行に突出する回転軸350には大プーリ34が
取り付けられ、小プーリ32と大プーリ34にはベルト
33が巻き掛けられている。ハウジング7内では、大プ
ーリ34が取り付けられた回転軸350はベアリング3
52,352によって回転自在に支持されるとともに外
周にはウォームギア351が形成されている。ウォーム
ギ351は、ギアケース(ギアケースは一部省略して示
している)354に格納されたウォームホィール353
と噛合している。そして、ウォームホイール353は、
第1回転軸36の支柱51外側の端部外周に取り付けら
れたギア355と噛合している。従って、モータ31の
駆動軸310の回転は、小プーリ32→ベルト33→大
プーリ34→回転軸350→ウォームギア351→ウォ
ームホイール353→ギア355の順で減速しながら第
1回転軸36へと伝達される。
【0082】図33はたたき駆動部4の構成を示す斜視
図である。
【0083】マッサージ機構1のハウジング7の左側下
方にはたたき駆動部4が配置されている。たたきモータ
41は支持板411,411によってマッサージ機構1
のハウジング7に固定支持されている。支持板411か
ら突出した駆動軸410の先端には小プーリ43が取り
付けられている。第3回転軸658のブラケット54と
支柱51(図上省略)との間には筒状のベアリング58
を介して2段プーリ45が回転自在に取り付けられてい
る。2段プーリ45の大プーリ451と小プーリ43と
にはベルト44が巻き掛けられている。ブラケット54
から突出した第2回転軸46の左側端部の外周には大プ
ーリ49が設けられており、この大プーリ49と2段プ
ーリ45の小プーリ452にもベルト48が巻き掛けら
れている。従って、たたきモータ41の駆動軸410の
回転は小プーリ43→ベルト44→2段プーリ45→ベ
ルト48→大プーリ49→第2回転軸46の順に伝達さ
れる。
【0084】図34は角度調節手段6を示す斜視図であ
る(図では第1回転軸36及び第3回転軸を支持する支
柱51を省略して示している)。
【0085】モータ61は図示しない支持板によってマ
ッサージ機構1のハウジング7に固定支持されている。
モータ61から突出する駆動軸610の端部には小プー
リ62が設けられ、支持板から突出する回転軸650に
は大プーリ64が取り付けられ、小プーリ62と大プー
リ64にはベルト63が巻き掛けられている。大プーリ
64が取り付けられた回転軸650はベアリング654
によってギアケース(ギアケースは一部省略して示して
いる)655に回転自在に支持されるとともに外周には
ウォームギア651が形成されている。ウォームギア6
51は、ウォームホィール652と噛合している。ウォ
ームホイール652と同軸に小歯車656が設けられ、
第3回転軸658の外周に設けられた大歯車657と噛
合している。ここで、第3回転軸658の大歯車657
は図示しない支柱51の外方に設けられている。従っ
て、モータ61の駆動軸610の回転は小プーリ62→
ベルト63→大プーリ64→回転軸650→ウォームギ
ア651→ウォームホイール652→小歯車656→大
歯車657→第3回転軸658の順に伝達される。
【0086】図35にブラケット54の角度を検出する
角度調節検出手段の構成を示す。ブラケット54の上方
に上玉突出限界センサ691、ブラケット54の下方に
下玉突出限界センサ693、上玉突出限界センサ691
と下玉突出限界センサ693との高さ方向にほぼ中間の
位置にもみ玉中点センサ692がそれぞれ配置されてい
る。ブラケット54の左腕部542の背面側端部に背面
側に向けて角度検出板694が設けられている。これら
のセンサはいずれも透過型のフォトインタラプタであ
り、角度検出板694がブラケットの回転に伴って移動
しセンサの光路を遮るときに信号を発生するので、ブラ
ケットの回転角度を検出することができる。
【0087】図36は、施療子21の切り替え動作を説
明する図である。
【0088】図36(a)は、もみ玉中点センサ72が
オンとなっている状態であり、第1回転軸36,第2回
転軸46及び第3回転軸658が(1点鎖線で示す)被
施療部位の面にほぼ直交する一直線上に並び、4つの施
療子21がいずれも被施療部位に当接する。図36
(b)は第3回転軸658に対してブラケット54及び
第2回転軸46が反時計回りに回転するように第3回転
軸658を回転駆動している。このとき図36(a)の
状態と比べると、第2回転軸46の軸心と上の施療子2
1aの作動アーム24との距離が小さくなり、第2回転
軸46と下の施療子21bの作動アーム24との距離が
大きくなるようにブラケット54は回転しているので、
上の施療子21aが突出し、下の施療子21bが退避
し、上の施療子21aのみが被施療部位に当接してい
る。図36(c)は第3回転軸658に対して第2回転
軸46が時計回りに回転するように第3回転軸658を
回転駆動している。このとき図36(a)の状態と比べ
ると、第2回転軸46の軸心と下の施療子21bの作動
アーム24との距離が小さくなり、第2回転軸46と上
の施療子21aの作動アーム24との距離が大きくなる
ようにブラケット54は回転しているので、下の施療子
21bが突出し、上の施療子21aが退避し、下の施療
子21bのみが被施療部位に当接している。このように
モータ61を正転又は逆転させ、ブラケット54の回転
方向及び角度を調節し、身体に当接する施療子の種類
(上又は下の施療子)及び数を切り替えることができ
る。図36では、もみ玉中点センサ72が作動する位置
で身体に4つの施療子21が接触しているが、施療子が
当接する身体の部位とマッサージ機構のハウジング7
(あるいはレール80)のなす角度は身体各部位によっ
て異なる。従って、マッサージ機構1のレール80に沿
った移動量から施療子21が当接する身体部位を推定
し、4つの施療子21が接触するようなブラケット54
の角度又は位置を算出し、中点の位置を補正するように
してもよい。
【0089】マッサージを行う場合のマッサージ機の動
作については第1の実施形態とほぼ同様であるので、同
様の点については説明を省略する。
【0090】図37(a)は施療子アーム22とブラケ
ット54の位置関係を示す側面図であり、図37(b)
は横軸をX、縦軸をYとしてたたき動作時の上の施療子
21aの中心の軌跡を示し、図37(c)は同様に下の
施療子21bの中心の軌跡を示す。図37(b)及び3
7(c)に示すように施療子21a,21bはたたき開
始位置から始って互いに近づくように運動している。た
たき動作は第2回転軸46を回転させることによってた
たき動作は実現できるが、このように第2回転軸46を
駆動した場合に、施療子が互いに近づくような運動す
る、すなわち「はさみ」動作を行う。
【0091】図38はマッサージ機100の概略構成を
示すブロック図である。マッサージ機100は、CPU
制御回路9が操作部11からの指示及び各センサからの
情報に基づいてモータ制御回路12に命令を出し各モー
タを駆動し、あるいは操作部に情報を表示させる構成と
なっている。マッサージ機100の構成は、マッサージ
機10とほぼ同様であるが、図の操作部に表示されてい
るように、マッサージ機10の場合のマッサージ動作に
加えて「はさみ」動作が設定されている。
【0092】(はさみ動作)図39及び40は、はさみ
動作の手順を説明するフローチャートである。
【0093】まず、手動モードの動作を選択して(ステ
ップ111)、「はさみ」スイッチを押す(ステップ1
12)。これに応答して、たたきたたきモータ41を低
速で正転させる(ステップ113)。次に、もみ玉調節
モータを低速正転させ(ステップ114)、もみ玉中点
センサ72がオンか否かを判定する(ステップ11
5)。もみ玉中点センサ72がオンであれば、もみ玉調
節モータ61を停止させる(ステップ121)。もみ玉
中点センサ72がオンでなければ、上玉突出限界センサ
71がオンか否かを判定する(ステップ116)。上玉
突出限界センサ71がオンでなければ、ステップ114
に戻ってさらにもみ玉調節モータ61を低速で正転させ
る。上玉突出限界センサ71がオンであれば、もみ玉調
節モータ61を停止させ(ステップ117)、所定時間
待機し(ステップ118)、もみ玉調節モータ61を低
速で逆転させる(ステップ119)。次に、もみ玉中点
センサ72がオンか否かを判定する(ステップ12
0)。もみ玉中点センサ72がオンでなければ、ステッ
プ119に戻って、さらにもみ玉調節モータ61を低速
で逆転させる。もみ玉中点センサ72がオンであれば、
もみ玉調節モータ61を停止させる(ステップ12
1)。たたきモータを低速で動作させたまま(ステップ
122)、施療子(もみ玉)を肩位置に調節する(ステ
ップ123)。このとき、利用者は「上へ」スイッチを
押し続ける(ステップ124)。これに応答して昇降モ
ータが上昇方向に動作する(ステップ125)。昇降位
置検出センサのパルスをカウントし(ステップ12
6)、肩位置に相当するパルス数を越えたか否かを判定
する(ステップ127)。肩位置に相当するパルス数を
越えていなければステップ124に戻り、昇降モータを
上昇方向に動作させる。肩位置に相当するパルス数を越
えていれば、昇降モータを停止させる(ステップ12
8)。次に、もみ玉調節モータ61を低速で正転させ
(ステップ129)、上玉突出限界センサ71がオンか
否かを判定する(ステップ130)。上玉突出限界セン
サ71がオンでなければ、ステップ129に戻ってもみ
玉調節モータ61をさらに正転させる。上玉突出限界セ
ンサ71がオンであれば、もみ玉調節モータ61を停止
させる(ステップ131)。このようにすれば、上の施
療子が突出した状態で肩に対してはさみ動作を行うこと
ができる。次に、はさみスイッチをもう一度押すと(ス
テップ132)、たたきたたきモータ41を停止させて
(ステップ133)、はさみ動作を終了する。
【0094】マッサージ機100の上下の施療子21
a,21bは、それぞれ独立した施療子アーム22に支
持され、施療子アーム22の基端部が外周に沿って揺動
する傾斜スリーブ37もそれぞれ独立であり、作動アー
ム24も第2回転軸46に対して互いに反対側に設けら
れている。従って、第1回転軸36を停止させ、第2回
転軸46を低速回転させると、図41に示すように上下
の施療子21a,21bが互いに接近したり離間したり
する動作を行い、はさみ動作を実現することができる。
【0095】図42はもみ動作時の施療子の軌跡を前か
ら見た図である。上の施療子21aの軌跡は内側で下が
る形状であり、下の施療子21bの軌跡は内側で下がる
軌跡を描く。図43は第1回転軸36と第2回転軸46
とを同時に回転させた場合の施療子21の軌跡を正面か
ら見た図である。図43(a)〜(d)において、施療
子21はもみ動作を行っているが、(b)〜(c)の過
程においては上の施療子21aと下の施療子21bとの
距離が小さくなっており、同時に挟み動作も行ってい
る。すなわち、本実施形態のマッサージ機によれば、
「はさみもみ」動作を実現することができる。
【0096】図44は指圧動作時の施療子及びブラケッ
トの動作を示す。このとき、本実施形態に係るマッサー
ジ機は、突出する施療子21aの突出量に対して退避す
る施療子21bの退避量が小さくて済む。従って、第1
の実施形態と比べた場合に、施療子21aを同量突出さ
せるために必要となるブラケット54の回転角度は大き
くなるが、退避する施療子21bの退避量が小さいの
で、ハウジング7内の有効スペースを広くとることでき
る。
【0097】(変形例)以下、第2の実施形態の変形例
について説明する。
【0098】図45に示すのは、第1の変形例である。
施療子アーム22と作動アーム24が第1回転軸36を
挟んで反対側に設けられており、他の構成は第2の実施
形態と同様である。この場合でも、第1回転軸36,第
2回転軸46及び第3回転軸658の回転によって種々
のマッサージ動作を同様に実現できる。また、図45
(a)〜(b)に示すように第3回転軸を正転又は逆転
させることにより、被施療部に当接する施療子の種類又
は数を切り替えることもできる。
【0099】このような変形例に係るマッサージ機で
は、第1の実施形態に係るマッサージ機に比べ、施療子
21a(又は21b)を同量退避させるときの突出する
施療子21b(又は21a)の突出量が小さくて済むの
で、施療子の突出量を大きくすることなく施療子の数を
変更することができる。
【0100】図46,図47及び図48は本実施形態の
第2の変形例に係るマッサージ機構の要部正面図,上面
図及び斜視図である。本変形例では、第2回転軸46の
みならず第1回転軸36もブラケット54に回転自在に
支持されている。この場合でも、第1回転軸36,第2
回転軸46及び第3回転軸658の回転によって種々の
マッサージ動作を同様に実現できる。
【0101】本変形例では、図49に示すように第3回
転軸658を中心としてブラケット54を正転・逆転さ
せることにより、下の施療子21bを突出させ上の施療
子21aを退避させて下の施療子21bのみを被施療部
に当接させ(図49(a))、上下の施療子21a,2
1bをともに被施療部に当接させ(図49(b))、あ
るいは上の施療子21aを突出させ下の施療子21bを
退避させて上の施療子21aのみを被施療部に当接させ
る(図49(c))ことができる。
【0102】また、ブラケット54の回転角度が小さい
まま、第2実施形態と同様の動作が得られる。
【0103】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
より細かな調節が可能でありかつバラエティに富んだマ
ッサージが可能なマッサージ機を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1はマッサージ機の概略構成を示す側面図で
ある。
【図2】図2はマッサージ機構の正面図である。
【図3】図3はマッサージ機構の斜視図である。
【図4】図4はマッサージ機構の上面図である。
【図5】図5はもみ駆動部の駆動機構を示す斜視図であ
る。
【図6】図6はたたき駆動部の駆動機構を示す正面図で
ある。
【図7】図7は角度調節手段の構成を示す側面図であ
る。
【図8】図8は角度調節手段の減速機構を示す斜視図で
ある。
【図9】図9はブラケットの位置を検出するセンサの配
置を示す図である。
【図10】図10はブラケットの位置を検出するセンサ
の配置を示す図である。
【図11】図11はマッサージ機の施療子切り替え動作
を説明する図である。
【図12】図12はマッサージ機の基本動作を説明する
フローチャートである。
【図13】図13はマッサージ機の概略構成を示すブロ
ック図である。
【図14】図14はもみ玉調節動作の手順を説明するフ
ローチャートである。
【図15】図15はもみ動作時の施療子の動きを示す正
面図である。
【図16】図16はマッサージ機の指圧動作時の手順の
一部を説明するフローチャートである。
【図17】図17はマッサージ機の指圧動作時の手順の
一部を説明するフローチャートである。
【図18】図18はマッサージ機の指圧動作時の手順の
一部を説明するフローチャートである。
【図19】図19(a)は指圧動作時の施療子の動きを
示す図であり、図19(b)は時間と施療子の突出量と
の関係を示すグラフである。
【図20】図20(a)第1の変形例における上下の施
療子を径方向から見た図であり、図20(b)は施療子
アームを含む要部の側面図である。
【図21】図21は第2の変形例を示す図である。
【図22】図22は第2の実施形態に係るマッサージ機
の概略構成を示した側面図である。
【図23】図23はマッサージ機構の内部の構成を示す
斜視図である。
【図24】図24はハウジングを含むマッサージ機構全
体の斜視図である。
【図25】図25はハウジングを含むマッサージ機構全
体同正面図である。
【図26】図26はもみ駆動部,たたき駆動部及び角度
調節手段を含むマッサージ機構の正面図である。
【図27】図27は施療子を含むマッサージ機構主要部
の斜視図である。
【図28】図28(a)は第1回転軸及び第2回転軸に
対する施療子アーム及びリンクの支持構造を示す側面
図、図28(b)は第1回転軸に対する傾斜スリーブの
取り付け構造を示す図、図28(c)は第2回転軸に対
する偏心スリーブの取り付け構造を示す図である。
【図29】図29は偏心スリーブのA部とB部の偏心の
位相関係を示す図である。
【図30】図30は第1回転軸及び第2回転軸の支持構
造を示す斜視図である。
【図31】図31はもみ駆動部の側面図である。
【図32】図32はもみ駆動部の減速機構の内部構成を
一部省略して示した斜視図である。
【図33】図33はたたき駆動部4の構成を示す斜視図
である。
【図34】図34は角度調節手段を示す斜視図である。
【図35】図35はブラケットの角度を検出する角度調
節検出手段の構成を示す図である。
【図36】図36は施療子の切り替え動作を説明する図
である。
【図37】図37(a)は施療子アームとブラケットの
位置関係を示す側面図であり、図37(b)は横軸を
X、縦軸をYとしてたたき動作時の上の施療子の中心の
軌跡を示し、図37(c)は同様に下の施療子の中心の
軌跡を示す。
【図38】図38は第2の実施形態にかかるマッサージ
機の概略構成を示すブロック図である。
【図39】図39は、はさみ動作の手順の一部を説明す
るフローチャートである。
【図40】図40は、はさみ動作の手順の一部を説明す
るフローチャートである。
【図41】図41は上下の施療子の動作を説明する図で
ある。
【図42】図42はもみ動作時の施療子の軌跡を前から
見た図である。
【図43】図43は第1回転軸と第2回転軸とを同時に
回転させた場合の施療子の軌跡を正面から見た図であ
る。
【図44】図44は指圧動作時の施療子及びブラケット
の動作を示す図である。
【図45】図45は第2の実施形態の第1変形例を示す
図である。
【図46】図46は第2の変形例であるマッサージ機構
の要部正面図である。
【図47】図47は第2の変形例であるマッサージ機構
の上面図である。
【図48】図48は第2の変形例であるマッサージ機構
の斜視図である。
【図49】図49は施療子の切り替え動作を説明する図
である。
【符号の説明】
1 マッサージ機構 3 もみ駆動部 4 たたき駆動部 6 角度調節手段 9 CPU制御回路 10 マッサージ機 11 操作部 21 施療子 22 施療アーム 36 第1回転軸 37 傾斜スリーブ 46 第2回転軸 49 リンク 56 突出限界センサ用ドグ 57 もみ玉中点センサ用ドグ 66 クランク 67 ピン 68 ロッド 71 下玉突出限界センサ 72 もみ玉中点センサ 73 下玉突出限界センサ 100 マッサージ機 658 第3回転軸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森 堅太郎 京都府京都市右京区山ノ内山ノ下町24番地 株式会社オムロンライフサイエンス研究 所内 (72)発明者 三木 章利 京都府京都市右京区山ノ内山ノ下町24番地 株式会社オムロンライフサイエンス研究 所内 Fターム(参考) 4C100 AA10 AA13 AD11 AD25 AE06 AE07 AF02 AF03 AF06 BA01 BA05 BB04 BC03 BC08 CA06 CA13 DA04 DA05 DA06 EA10 EA12 4C101 BA01 BB05 BB06 BB07 BC12 BC22 BD02 BE07

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右で一対をなす施療子を上下方向に少
    なくとも二対有するマッサージ機であって、 前記施療子を所定の軸のまわりに少なくとも揺動可能に
    支持する施療子支持手段と、 施療子支持手段の前記所定の軸回りの角度を調節する角
    度調節手段と、 を備えたマッサージ機。
  2. 【請求項2】 軸の回転が施療子のもみ動作に変換され
    るもみ駆動軸及び軸の回転が施療子のたたき動作に変換
    されるたたき駆動軸の少なくともいずれか一方の軸を有
    し、 前記所定の軸は前記駆動軸とは異なる軸である請求項1
    記載のマッサージ機。
  3. 【請求項3】 被施療部に当接すべき施療子の数を選択
    する施療子数選択手段を備え、 前記角度調節手段は、前記施療子数選択手段によって選
    択された施療子数となるように施療子支持手段の所定軸
    回りの角度を調節する請求項1又は2記載のマッサージ
    機。
  4. 【請求項4】 被施療部に対する施療子の突出量を選択
    する突出量選択手段を備え、 前記角度調節手段は、前記突出量選択手段によって選択
    された突出量となるように施療子支持手段の所定軸回り
    の角度を調節する請求項1又は2記載のマッサージ機。
  5. 【請求項5】 施療の種類を選択する施療モード選択手
    段を備え、前記角度調節手段は、前記施療モード選択手
    段によって選択された施療モードに対応した施療子が当
    接するように施療子支持手段の所定軸回りの角度を調節
    する請求項1又は2記載のマッサージ機。
  6. 【請求項6】 前記複数の施療子には、異なる種類の施
    療子が含まれる請求項5記載のマッサージ機。
  7. 【請求項7】 前記角度調節手段は、前記選択された施
    療モードにおいて被施療部に印加される力の方向が上向
    きであればより下方の施療子が該被施療部に当接し、被
    施療部に印加される力の方向が下向きであればより上方
    の施療子が該被施療部に当接するように施療子支持手段
    の所定軸回りの角度を調節する請求項5記載のマッサー
    ジ機。
  8. 【請求項8】 前記角度調節手段によって、特定の施療
    子が被施療部に対して突出,保持及び後退の動作を行う
    ように施療子支持手段の所定軸回りの角度を調節する請
    求項1又は2記載のマッサージ機。
  9. 【請求項9】 上下方向に設けられた少なくとも二つの
    施療子は共通の施療子支持手段に支持される請求項1乃
    至8記載のマッサージ機。
  10. 【請求項10】 上下方向に設けられた少なくとも二つ
    の施療子は独立の施療子支持手段にそれぞれ支持される
    請求項1乃至8記載のマッサージ機。
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