JP2001148069A - 情報処理装置及び情報処理方法 - Google Patents

情報処理装置及び情報処理方法

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JP2001148069A
JP2001148069A JP33199099A JP33199099A JP2001148069A JP 2001148069 A JP2001148069 A JP 2001148069A JP 33199099 A JP33199099 A JP 33199099A JP 33199099 A JP33199099 A JP 33199099A JP 2001148069 A JP2001148069 A JP 2001148069A
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JP33199099A
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Hideyuki Ayukawa
秀行 鮎川
Katsuhiko Kondo
克彦 近藤
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Canon Marketing Japan Inc
Canon Finetech Nisca Inc
Takumi KK
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Canon Marketing Japan Inc
Canon Aptex Inc
Takumi KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 いちいち機器の内部を点検することなく簡単
な操作で装置の動作状況を確認でき、保守作業の容易な
装置を提供する。 【解決手段】 装置立ち上げ時に一定時間表示されるト
ップ画面で単にプリントサービスを選択するのみで、通
常処理ではサイズや枚数の異なる記録媒体の複数のセッ
トそれぞれに対応した情報が記録されたバーコードの記
録されたコントロールカードを用意し、プリンタの給紙
ユニット6に記録紙を収容する際に該カードを記録紙の
最上に置き、そのバーコード情報により記録データ作成
を許可していたものを、カードを載置することなく記録
紙のみで任意の記録データ作成、印刷を可能とする。ま
たトップ画面で保守プログラムの起動も可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は情報処理装置及び情
報処理方法に関し、例えば、操作者が予め購入した記録
媒体を給紙ユニットにセットして前記給紙ユニットの最
上部に載置されている前記記録媒体と同封されていたシ
ート状部材に記載されている情報を読み取り、表示装置
に表示されるガイダンスに従って読取情報に対応した記
録情報生成処理及び記録処理を行なう情報処理装置及び
情報処理方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ゲームセンター等に設置される遊戯装置
として、内蔵したカメラで撮影した自画像を適当な修飾
枠組み内に納めた画像付オリジナルシールを印刷・発行
する装置や、ユーザの選択したイラストや入力文字等を
合成し、寺社の柱や天井に張り付ける千社札に似たオリ
ジナルシールを作成・発行する装置が知られている。
【0003】また、選択されたフォームに従って入力さ
れた文字を組合わせた名刺を印刷・発行する名刺作成装
置が、ショッピングセンターなどに設置されている。
【0004】これらの装置はいずれも、予め定められた
サイズの専用の用紙を用いるものであり、操作に特別な
知識を必要とせずに、画面や音声による案内に従って文
字入力や選択等の操作を行なうだけでよい。
【0005】上述のような装置で作成されるシール以外
に、例えば、調味料の容器に貼ったり、子供の学用品に
貼る等のより実用的な用途でもシールが使用される。こ
の場合、所定幅の長尺状の台紙に選択した文字を刻印ま
たは記録する装置等が使用されることが多く、そのデザ
インはかなり限定されたものとなる。
【0006】上述のような実用的な用途で使用されるシ
ールに対しても、視認性の向上や識別を容易にするた
め、用途や好みに応じて大きさやデザインの異なるシー
ルを作成したいという要望がある。これに応えるため、
異なったサイズの記録媒体を格納する複数の記録媒体格
納部と、使用する記録媒体に対応した記録媒体格納部を
自動的に切り替える切り替え機構とを有するカードプリ
ンタを上述のシール作成装置の記録部に使用することが
考えられる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなカードプリンタは、異なった記録媒体を格納する複
数の記録媒体格納部と、使用する記録媒体に対応した記
録媒体格納部を自動的に切り替える切り替え装置を有す
るため、装置全体が大型化し構成が複雑になると共に、
価格が高くなるという欠点があり、ゲームセンターやシ
ョッピングセンター等に設置して、様々なユーザ自身が
操作するような使用形態には不適切である。
【0008】また、上述の画像付オリジナルシールを印
刷・発行する装置、千社札に似たオリジナルシールを作
成・発行する装置、および名刺作成装置は、互いに機能
が類似しているにもかかわらず異なった装置となるた
め、同時に設置すると費用がかかると共に大きな設置場
所が必要となる。
【0009】更に、年賀状や挨拶状などの葉書を印刷す
るサービスも広く利用されているが、一般的にこのよう
なサービスでは、1度指定したデザインを変更するのが
困難であり、ユーザが印刷された葉書を受け取るまでに
ある程度時間がかかる。更に、宛先によりデザインを変
更する等、様々なデザインの葉書を少量ずつ印刷する場
合には、1枚当たりの価格が高価になってしまう。
【0010】このような機器において、顧客が機械を操
作するに先だって現金を機械内部に投入することを原則
としており、現金回収のために装置前面を扉構造として
鍵でこの扉を開けて利用代金の回収や保守動作を行なっ
ていた。このため、いちいち扉を開けて利用代金を回収
しなければ機器の利用状況が把握できず、また、メンテ
ナイスを行なおうとする場合にも扉を開けて内部の特別
のスイッチを操作等しなければならなかった。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は上述した課題を
解決することを目的として成されたもので、いちいち機
器の内部を点検することなく装置の状況を確認でき、係
る目的を達成する一手段として例えば以下の構成を備え
る。
【0012】即ち、操作者が予め購入した記録媒体を給
紙ユニットにセットして前記給紙ユニットの最上部に載
置されている前記記録媒体と同封されていたシート状部
材に記載されている情報を読み取り、表示装置に表示さ
れるガイダンスに従って読取情報に対応した記録情報生
成処理及び記録処理を行なう情報処理装置であって、電
源投入後のアプリケーション処理開始前の一定時間の間
動作確認処理移行画面を表示するトップ画面表示手段
と、前記トップ画面表示手段が前記動作確認処理移行画
面表示中に指示入力があったか否かを判別する判別手段
と、前記判別手段が一定時間内に指示入力を判別しない
場合には所定のアプリケーション処理を開始させると共
に、前記判別手段が一定時間内に指示入力を判別した場
合には指示された動作確認処理に移行させる移行制御手
段とを備えることを特徴とする。
【0013】そして例えば、前記動作確認処理にはアプ
リケーション処理動作確認処理が含まれ、更に、前記判
別手段がアプリケーション処理動作確認処理を指示した
ことを判別するとアプリケーション処理において前記記
録媒体と同封されているシート状部材に記載されている
情報を読み取らなくても記録情報生成処理を実行可能に
制御する動作確認処理実行手段を備えることを特徴とす
る。
【0014】また、シート状部材を複数枚収容可能な給
紙ユニットと、前記給紙ユニットの最上部に載置されて
いるシート状部材に記載されている情報を読み取る読み
取り手段と、前記読み取り手段が読み取った前記情報に
従って前記給紙ユニットに収納されている記録媒体への
記録情報を生成する記録情報生成手段と、前記記録情報
生成手段で生成した記録情報を前記給紙ユニットに収納
されているシート状部材に印刷記録する記録手段と、前
記記録情報生成手段は読み取り手段が最上部に載置され
ているシート状部材より所定の情報が読み取れなかった
場合には前記記録情報生成手段での記録情報の生成を行
なわないように制御する生成禁止手段と、前記生成禁止
手段の記録情報の生成禁止を解除する解除手段とを備え
ることを特徴とする。
【0015】そして例えば、前記解除手段は、装置の電
源投入後の一定時間内に記録情報生成禁止を解除する旨
の指示があった時のみ前記生成禁止手段の記録情報の生
成禁止を解除することを特徴とする。
【0016】また例えば、前記シート状部材に記載され
ている情報は生成可能な記録情報のパターンを特定して
おり、前記シート状部材に記載されている情報により生
成可能な情報が異なることを特徴とする。
【0017】更に例えば、前記シート状部材に記載され
ている情報は生成可能な記録情報のパターンを特定して
おり、前記シート状部材に記載されている情報により生
成可能とされるパターン以外の記録情報生成を行なえな
いことを特徴とする。
【0018】更に、操作者が予め購入した記録媒体を給
紙ユニットにセットして前記給紙ユニットの最上部に載
置されている前記記録媒体と同封されていたシート状部
材に記載されている情報を読み取り、表示装置に表示さ
れるガイダンスに従って読取情報に対応した記録情報生
成処理及び記録処理を行なう情報処理装置であって、電
源投入後のアプリケーション処理開始前の一定時間の間
動作確認処理移行画面を表示させ、前記動作確認処理移
行画面を表示している一定時間内に指示入力があった場
合には指示された動作確認処理に移行させ、一定時間に
指示入力がない場合には所定のアプリケーション処理を
開始させるステップを有することを特徴とする。
【0019】そして例えば、前記動作確認処理にはアプ
リケーション処理動作確認処理が含まれ、更に、前記動
作確認処理移行画面を表示している一定時間内に指示入
力があった場合には、アプリケーション処理において前
記記録媒体と同封されているシート状部材に記載されて
いる情報を読み取らなくても記録情報生成処理を実行可
能に制御するステップを有することを特徴とする。
【0020】更にまた、シート状部材を複数枚収容可能
な給紙ユニットと、前記給紙ユニットの最上部に載置さ
れているシート状部材に記載されている情報を読み取る
読み取り手段と、記録情報を前記給紙ユニットに収納さ
れているシート状部材に印刷記録する記録手段とを備え
る情報処理装置であって、前記読み取り手段が読み取っ
た前記情報に従って前記給紙ユニットに収納されている
記録媒体への記録情報を生成する際に、前記読み取り手
段が最上部に載置されているシート状部材より所定の情
報が読み取れなかった場合には前記記録情報の生成を行
なわないように制御すると共に、一定の場合のみは前記
読み取り手段が最上部に載置されているシート状部材よ
り所定の情報が読み取れなかった場合でも記録情報の生
成を行なうステップを有することを特徴とする。
【0021】そして例えば、前記一定の場合は、装置の
電源投入後の一定時間内に記録情報生成禁止を解除する
旨の指示があった時のみ前記記録情報の生成禁止を解除
することを特徴とする。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
に係る一発明の実施の形態例について詳細に詳細に説明
する。以下の説明は、名刺、葉書及びシール用の記録媒
体(以下、記録紙と称する)に、ユーザが選択したデザ
インに従って入力された文字等を印刷するための情報処
理装置であり、コンビニエンスストアなどの店舗内に設
置されて、記録紙を購入したユーザ自身が操作する形態
で使用される装置を例として説明する。
【0023】<本実施の形態例装置の概要>図1は、本
実施の形態例の情報処理装置の外観を示す図である。
【0024】図1において、1は本実施の形態例全体を
示し、2はモニタ3を回動自在に本体キャビネットに固
定するモニタ固定部、3はモニタである。モニタ3はト
ップ画面、デモンストレーション画面、ガイド画面等を
表示するものであり、その前面には、ユーザの入力イン
タフェースであるタッチパネル4が設けられている。ま
た、本体キャビネットには、操作を音声信号で説明する
ためのスピーカ5、記録紙をセットするトレイを含む給
紙ユニット6、及び、最終的に印刷された記録紙が排出
される排出口7が設けられている。
【0025】本実施の形態例の本体キャビネットのサイ
ズは、店舗内に既に設置されているコピー装置のリーダ
部分の下部に入るような大きさとなっており、コピー装
置と組合わせることにより、新たな面積を占有せずに設
置することができる。この場合、モニタ3及びタッチパ
ネル4は、モニタ固定部2によってコピー装置の操作に
支障のない位置に固定される。
【0026】本実施の形態例装置を使用しようとする一
般の操作者における操作の流れは以下の通りである。
【0027】まず、操作者は、店舗内に別途用意された
専用の記録紙販売機または記録紙を陳列した棚より所望
の記録紙を購入する。この記録紙の種類は、葉書サイズ
記録紙、名刺サイズ記録紙、シール用シート(いずれも
無地)の3種類があり、葉書サイズ記録紙は5枚単位、
名刺サイズ記録紙は10枚単位、シール用シートは1枚
単位で個別に包装されている。例えば、購入する記録紙
に応じて販売価格を異なるものとできる。
【0028】本実施の形態例においては、例えば、シー
ル用シート自体のサイズは葉書サイズ記録紙のそれと同
じにされており、その上に剥離可能に設けられたシール
片が設けられている。シール用シートの種類は、いくつ
かあって、シール片の形状及び枚数の違いがある。唯
し、以上の例に限定されるものではなく、販売枚数、記
録紙サイズ等任意のものと出来ることは勿論である。
【0029】また、本実施の形態例の1つの特徴的な点
は、上記記録紙がバーコードカード(コントロールカー
ド)とセットで販売されることである。このバーコード
カードとは、図2Aに符号20で示す如く、記録紙の種
類を示すバーコード印刷部21と給紙ユニットにセット
する方向および位置を示す矢印22が印刷されており、
販売時に記録紙の最上に位置するように梱包されてい
る。
【0030】後述するプリンタの給紙ユニットに記録紙
を格納する場合には、この矢印を目安にバーコードカー
ド(コントロールカード)が最上位になるようにセット
され、給紙ユニット上部に設けられたバーコード読取手
段がこのバーコード印刷部21のバーコード情報を読み
込むことで、如何なる記録紙がその下に設置されたのか
を判断できるようになっている。
【0031】なお、葉書サイズ記録紙及びシール用シー
トは同サイズであるので、バーコードカード上に記録さ
れたバーコードの位置は同じである。名刺サイズ記録紙
については、後述する如く、プリンタ給紙ユニットの記
録紙をセットするトレイに名刺用バーコード及び名刺サ
イズ記録紙をセットしたとき、そのバーコードの位置
が、葉書もしくはシール用のバーコードカードのバーコ
ードの位置と同じ読み取り位置になるようにしている。
この結果、バーコードを読込む際のバーコードリーダの
読み取り位置の制御を不要にすることに成功している。
【0032】また、記録紙及びバーコードカードが何も
設置されていない場合に対処するため、バーコードが存
在するであろう記録紙を設置するトレイの底面位置に
は、記録紙無し判別するためのバーコードが印刷または
貼付されている。この結果、単一の検出手段(バーコー
ドリーダ)により、記録紙の種類の判別は勿論のこと、
記録紙の有無の判別をも可能としている。
【0033】図3は、この記録紙をセットする給紙ユニ
ット6のトレイ61の上面図であり、図示の如く、名刺
セット用領域62は葉書・シール用セット領域63内に
容易に判別可能に区切られており、記録紙セットの際に
記録紙の端部を揃えやすいように設けられた切り込み部
66および67が設けられている。また、その底部に
は、位置合わせ用矢印65と、記録紙が何もセットされ
ていない場合状態で、その底面の名刺用記録紙をセット
する領域62内に記録紙無しを判別するためのバーコー
ド64とが印刷または貼付されてある。
【0034】図示のトレイ61において、名刺用記録紙
及び葉書用記録紙(したがってシール用シートも同じ)
のバーコードカードは全て、図示の記録紙無し判別用バ
ーコード64と同じ位置になるようにして、同じバーコ
ードリーダで読み取れる様に構成している。
【0035】さて、上記の様にして、購入した記録紙を
実施の形態例装置給紙ユニット6のトレイ61にセット
すると、後で詳述するように、画面や音声による案内
と、表示画面の前面に設けられたタッチパネルによる操
作により、対話形式で作業を進め、所望する記録紙にユ
ーザ自身が入力/選択した文字や絵柄が印刷され、出力
される。
【0036】なお、上述のようなゲームセンター等に設
置されるシール作成装置では、コインを投入することで
その遊技を開始することができるが、本装置の場合、記
録紙の購入がその操作権を有していることを示すもので
あるので、コイン投入に関する構成はない。また、記録
紙販売機自体は、通常の自動販売機の形態で良いので、
その説明は省略する。
【0037】<制御構成の説明>図4は、図1に示す本
実施の形態例装置1の制御構成を示すブロック図であ
る。
【0038】図示されたように、本実施の形態例装置1
は、電源11から電源を供給されるCPUを搭載したマ
ザーボード10によって装置全体を制御するように構成
され、E−IDE(Enhanced Integrated Drive Electro
nics)ポートにはCD−ROMドライブ12、RGB出
力端子にはモニタ3、COM1端子(RS−232C仕
様接続端子の一つ)にはタッチパネル4、LPT端子に
はプリンタ13、COM2端子(RS−232C仕様接
続端子の他方)にはバーコードリーダ、Line Ou
t端子にはスピーカ5、I/Oコネクタには中継基板1
40を介して、給紙ユニットのトレイの引き出し/収納
状態を検出するセンサ707とトレイを収納状態に保持
するソレノイド706、及び、バーコードリーダ106
がマザーボード10にそれぞれのインタフェースを介し
て接続されている。
【0039】この中継基板140は、メンテナンス等を
容易にするため、必要に応じて設けられるものである。
また、本実施の形態例では使用していないが、マザーボ
ード10はビデオ入力端子を備えており、カメラ等で撮
影した画像を取り込むことができる。
【0040】このマザーボード10は、実施の形態例装
置1のキャビネット内において、CD−ROMドライブ
12及び中継基板140と同じ筐体内に納められて、一
般的なパーソナルコンピュータと同様な機能を有する制
御部を構成している。一方、プリンタ13、給紙ユニッ
ト6およびバーコードリーダ106は同じ筐体内に納め
られてプリンタ部を構成している。
【0041】次に、このマザーボード10の詳細構成
を、図5を参照して詳述する。
【0042】全体的な部分として、メインスイッチに接
続された電源回路103と、各部にクロックを供給する
クロックジェネレータ102と、リセット信号を出力す
るリセット回路104と、装置全体の制御を行なうCP
U101とがあり、CPUバスには、2次キャッシュ1
11、メインメモリ(主記憶)113、およびメモリコ
ントローラ、キャッシュコントローラ、CPUバスとP
CI(Peripheral Component Interconnect)バスの変換
などの機能を有する周辺LSIのチップセットA112
が接続されている。
【0043】メインメモリ113は後述するように、プ
ログラム(OSを含む)や実行データを格納する通常空
間113Aと、仮想ディスクとして扱われるRAMディ
スク領域113Bとに分割されて使用される。
【0044】チップセットA112によって制御されC
PU101に直結した外部バスとして扱われるPCIバ
スには、画像の表示データが記憶されるVRAMを備
え、モニタ3が接続されるRGB出力端子および液晶デ
ィスプレイへの出力端子を有するグラフィックスコント
ローラ121と、PCIとISA(Industry Standard A
rchitecture)とのブリッジ、CD−ROMドライブ12
などの外部記憶装置が接続されるE−IDEポートやU
SBの制御、割り込みやDMAの制御などの機能を有す
るチップセットB122と、オプションで接続されるカ
メラなどから画像データを取り込むビデオキャプチャー
123と、PCIバスとISAバスとに共通のPISA
バススロット124とが接続されている。
【0045】チップセットB122に制御されるISA
バスには、座標入力装置のタッチパネル4が接続される
COM端子、プリンタ13が接続されるLPT端子、お
よびバーコードリーダ、キーボード、マウス、フレキシ
ブルディスクとのインタフェースを有するスーパーI/
O131と、スピーカ5に出力する音源およびMIDI
インタフェースを有するサウンドコントローラ132
と、BIOS(基本入出力システム)133と、照明器
具などの外部機器が接続されるパラレルI/O134
と、SIMMソケットを介してISAバスを出力するS
IMM−ISA変換コネクタ135とが接続されてい
る。
【0046】上記の通り、本実施の形態例のマザーボー
ド10の構成は、米国IBM社のPC−ATで採用され
た一般的なパーソナルコンピュータの構成を基本として
いる(PC−ATコンパチブル)。但し、この実施の形
態例装置で使用する外部記憶装置はCD−ROMドライ
ブ12であって、一般に用いられている磁気記録型ハー
ドディスクを備えていない。但し、別のデータを格納す
る意味でハードディスクを設けても良い。
【0047】<起動手順の説明>次に、以上の構成を備
える本実施の形態例装置の起動時の処理について以下に
説明する。本実施の形態例装置のコンセントを商用電源
に接続し、プリンタ部の電源スイッチを投入し、制御部
の電源スイッチを投入する。最後に、モニタ3の背面上
部のソフトスイッチを押して実施の形態例装置が起動す
る。
【0048】ここで、本実施の形態例装置全体を制御す
るマザーボード10を含む制御部における起動処理を、
図6A及び図6Bのフローチャートを参照して説明す
る。図6A、図6Bは本実施の形態例の制御部における
起動時の処理を示すフローチャートである。
【0049】最初にステップS41でメインスイッチが
オンされて電源が投入されると、ステップS42で電源
回路103から各部へ電源が供給され、クロックジェネ
レータ102が起動してクロックが生成され、リセット
回路104から装置の各部にリセット信号が入力され
る。次にステップS43でBIOS133が起動され、
CD−ROMドライブ12を最優先して起動するように
設定されているBIOSの設定に従って、CD−ROM
ドライブ12が起動され内部に格納された起動用CD−
ROMからデータが読み込まれ、メインメモリ113に
展開される。
【0050】図7は、起動用CD−ROMに記録されて
いるデータを概念的に示した図である。起動用CD−R
OM50には、1次OSであるMS−DOS(登録商
標)などのDOSのデータ(システムファイル)51
と、2次OSであるWindows(登録商標)のデー
タ52と、実施の形態例装置のアプリケーションのデー
タ53との3種類のデータがあり、それぞれ領域を分け
られて圧縮されて記録されている。
【0051】なお、起動用CD−ROM50に記録され
ているウインドウズ(登録商標)(Windows)の
データ52は、一般に知られているセットアップディス
ク等に格納されているインストール用のデータではな
く、インストールによって生成されたファイル形式のデ
ータである。そして、このWindowsのデータ52
を本実施の形態例装置のアプリケーションに必要なファ
イルとすることによって、起動用CD−ROM50に記
録するデータ量が削減され、起動用CD−ROMの製作
が容易となると共に、CD−ROMから読み込むデータ
量が削減され、電源投入からアプリケーションが起動さ
れるまでの時間が短縮される。
【0052】ステップS44で起動用CD−ROM50
から最初にメインメモリ113に読み込まれるのは、C
D−ROMのブート領域に記録された1次OSであるD
OSのシステムデータ51であり、このデータが読み込
まれるとMS−DOSが自動的に立ち上がり、ステップ
S45でこのDOSによってメインメモリ113上に仮
想ディスクとして扱われるRAMディスク113Bが生
成される。
【0053】次に、ステップS46でDOSによって2
次OSであるWindowsの一部のファイルが、起動
用CD−ROM50からこのRAMディスク113B上
にコピーされる。ここでRAMディスク113Bにコピ
ーされるのは、2次OSによってアプリケーションの動
作中に必ず書き換え(更新)が行われるファイル、具体
的には、スワップ領域、ディスクキャッシュおよびレジ
ストリファイル等である。また、2次OS(本実施の形
態例ではWindows)の起動に必要な起動ファイル
(win.comm等)もコピーされる。
【0054】この場合、本実施の形態例装置の制御部で
は、書き換えは行われないがアプリケーションの動作中
に頻繁にアクセスされるファイル、具体的には、デバイ
スドライバ、ダイナミックリンクライブラリおよびフォ
ントなどもRAMディスク113B上にコピーする。こ
のようにすると、アプリケーションの動作中に、CD−
ROMをアクセスする回数が減るので、CD−ROMア
クセスの際の機械的動作で発生するエラーを減らすと共
に読み取り時間も著しく短縮されるので有利である。
【0055】RAMディスク113Bへのコピーが終了
すると、ステップS47へ進み、RAMディスク113
Bにコピーされた起動ファイルを実行させ、これ以降、
RAMディスク113Bおよび起動用CD−ROM50
を使用して2次OSであるWindowsが起動され
る。そしてステップS48へ進み、Windowsが立
ち上がると起動用CD−ROM50を使用してアプリケ
ーション53のデータが読み込まれて起動され、実施の
形態例装置としての動作が開始される。
【0056】てアプリケーション処理では、まず最初に
図6BのステップS50において、モニタ3の表示画面
に図8に示すトップ画面を表示する。トップ画面では、
図8に示すように上部に店員が本実施の形態例装置の動
作確認を行なう際に利用するプリントサービス処理を選
択するキー、サービスマン専用の保守用処理を選択する
サービスマン専用メニュー領域に、HSPメンテナンス
処理選択キー、テストラン選択キー、バーコードテスト
選択キー、システム終了選択キー、再起動選択キー、時
刻合わせキー、Windows戻りキー等が表示され、
夫々の処理が選択可能な状態となる。
【0057】続いてステップS51に進み、このトップ
画面を見てタッチパネル4操作があるか否かを調べる。
タッチパネル4操作が無い場合にはステップS52に進
み、タッチパネル4操作が無い時間が予め定めた一定時
間(例えば15秒間)となったか否かを調べる。一定時
間が経過していなければステップS51に戻り、タッチ
パネル4操作が行なわれるか、あるいは一定時間が経過
するのを監視する。タッチパネル4操作が無いまま一定
時間が経過すると通常の顧客による処理を行なうための
図9に示すプリントサービス画面に移行し、カードプリ
ントを行なうカードプリンタとしての動作を開始する。
プリントサービス画面においては、表示画面下部にテロ
ップとして「作りたいものが決ったら画面の指マークを
タッチして下さい。」とのテロップが流れ同じ内容の音
声ガイダンスが音響出力されることになる。
【0058】一方、ステップS51で図8に示すトップ
画面表示中にタッチパネル4がタッチされた場合にはス
テップS51よりステップS53に進み、タッチされた
場所がプリントサービス場面への移行指示か否かを調べ
る。プリントサービス場面への移行指示の場合にはCP
Uの処理における「サービスフラグ」をONしてステッ
プS60に進み、プリントサービス画面に移行する。
【0059】一方、ステップS53でタッチされた場所
がプリントサービス場面への移行指示でない場合にはス
テップS55に進み、サービスマン専用メニュー領域の
いずれかのキーがタッチされたのか否かを調べる。サー
ビスマン専用メニュー領域のいずれかのキーがタッチさ
れたのでなければタッチミスであり再びステップS51
に戻る。
【0060】一方、ステップS55でサービスマン専用
メニュー領域のいずれかのキーがタッチされた場合には
ステップS56に進み、他ッとされたキーで指定される
サービスマン専用処理に移行する。
【0061】以上の処理により、本実施の形態例装置と
しての動作が開始され、動作中は、アプリケーションお
よびWindowsのファイルが、必要に応じて起動用
CD−ROM50から読み取られる。また、RAMディ
スク113B上にコピーされたスワップ領域、ディスク
キャッシュおよびレジストリファイル等が上記のように
アプリケーションの動作中に書き換えられる。
【0062】本実施の形態例装置の電源を遮断する際に
は、Windowsを搭載した通常のパーソナルコンピ
ュータのように特別な手順を必要とせず、単に制御部お
よびプリンタ部のパワースイッチをオフするのみでよ
い。このとき、RAMディスク113Bにコピーされ、
アプリケーションの動作中に書き換えられたスワップ領
域、ディスクキャッシュおよびレジストリファイル等は
保存されることなく消去される。そして、次回の起動の
際には、フレッシュな状態で上述のフローチャートに沿
った処理が行われるので、常に安定して装置を起動でき
る。RAMディスク113Bへの書き込みは、コピーで
はなく、プログラムによるデータ生成を書き込んでもよ
い。
【0063】このようにできるのは、Windowsのアクセ
スについて、本実施の形態例装置が読み取りおよび書き
込みの可能な磁気記録型ハードディスクなどの機械的な
アクセス機構を有する2次記憶装置に対してアクセスを
しないようにしているので、起動時に安定して読み取り
のみ可能なCD−ROMからデータを読み込むように構
成され、書き込みが行われるファイルを電気的な揮発性
記憶装置であるメインメモリ上に生成したRAMディス
クに保持するようにしたためである。しかし、磁気記憶
型ハードディスクに書き込みをしないなら、ハードディ
スクを使用しても良い。つまり、記憶装置の物理的な形
状を問題にしているのではない。
【0064】以上説明したように、本実施の形態例装置
では、全体を制御する構成として上記のマザーボード1
0を用いたため、以下のような効果がある。
【0065】アプリケーションプログラムの開発を環境
の整った汎用OSのアプリケーションプログラミングイ
ンタフェース上で行なえるので、アプリケーションプロ
グラムの開発にかかる時間が著しく短縮できると共にコ
ストを大幅に低減できる。
【0066】また、アプリケーションの一部を修正・変
更する場合でも、従来はROMを変更する必要があった
ので、専門のメンテナンス要員が行なう必要があった
が、本実施の形態例装置では起動用CD−ROMを変更
するだけでよいので、パーソナルコンピュータの専門的
知識を持っていないゲームセンター等の管理者でも問題
なく行なえる。
【0067】Windows等の汎用OSを搭載してい
るにもかかわらず、単にメインスイッチのオン/オフだ
けで装置の起動および遮断が安定して行なえる。
【0068】本実施の形態例装置では、1次OSのデー
タと、2次OSのデータと、実施の形態例装置のアプリ
ケーションのデータとの3種類のデータを格納する1次
記憶媒体としてCD−ROMを使用したが、これらのデ
ータが格納可能であり、安定して読み取りができる媒体
であればCD−ROM以外の1次記憶媒体、例えば、D
VD−RAM、ROM等を使用してもよい。また、場合
によってはハードディスクでも良い。
【0069】同様に、本実施の形態例装置では、アプリ
ケーションの動作中に必ず書き換えが行われるファイル
をRAMディスクにコピーしてRAMディスク上で書換
を行なうように構成したが、CPUから高速にアクセス
できる2次記憶装置であれば他の媒体や構成を使用して
もよい。
【0070】上記実施の形態例では、1次OSに米国マ
イクロソフト社のMS−DOS、2次OSにWindo
wsを例にして説明したが、これに限定されるものでは
ない。例えば、UNIX(登録商標)は、MS−DOS
と同様、基本的にはCUIのOSである。そして、上記
実施の形態例で説明した2次OSとして、X Window S
ystem(GUIユーザインタフェース)を動作させても
良い。なお、X Window Systemは厳密にはOSではな
く、UNIXのユーザインタフェースとなるシェルとし
て位置づけられている。
【0071】要するに、本実施の形態例においては、最
終的にアプリケーションを動作可能な環境を構築するに
あたり、そのアプリケーションの動作を補助するOS
が、そのOS自身、或いは、アプリケーションからのリ
クエストで記憶装置に書き込みを行なうので、その記憶
装置としてRAMドライブ等の高速で、しかも、揮発性
の記憶媒体に行なわせるようにしてしていることを特徴
としているものである。
【0072】<プリンタ部の構成の説明>本実施の形態
例のプリンタ部は、給紙ユニット6およびバーコードリ
ーダ106に関する部分以外は、シート状の記録媒体に
インクジェット方式等の周知の記録方式に従って記録を
行なう一般的なプリンタとほぼ同様の構成を有してお
り、ここでは給紙ユニット6およびバーコードリーダ1
06に関する部分について説明する。
【0073】図10は本実施の形態例の給紙ユニット6
の側断面図である。図10において、61は上述した図
3に関して説明した名刺、葉書、シール等の記録紙を積
載するためのトレイであり、トレイ61を収容する給紙
カセット104および給紙カセット104をユーザが記
録媒体をセット可能な位置まで引き出すためのカセット
スライド機構105と共に給紙ユニット6を構成する。
【0074】301はトレイに積載された記録媒体を1
枚ずつプリントユニットに給紙するための給紙ローラで
あり、703は給紙ローラ301と連動して給紙時にト
レイ61を上昇させるためのトレイ昇降駆動機構であ
る。カセットスライド機構105には、記録動作中にユ
ーザが給紙カセット104を引き出すのを禁止するため
のソレノイド706によるロック機構、および給紙カセ
ット104が給紙可能な位置にあるか否かの検出を行な
うカセット位置検出センサ707等が設けられている。
【0075】また、給紙トレイ61の上方には、セット
された記録紙の最上にあるコントロールカード(バーコ
ードカード)に印刷されているバーコード情報を、非接
触で光学的に読み取るバーコードリーダ106が設けら
れており、記録開始時に窮し取れい61の最上部にセッ
トされたコントロールカード(バーコードカード)のバ
ーコード部分を読み取り、読み取り情報を制御部に送信
する。記録開始時や記録途中の給紙タイミングで、バー
コードリーダ106によりトレイ61底部のバーコード
が読み取られた場合には、記録紙が無いと判断し、エラ
ー処理が行われる。
【0076】<記録紙印刷処理の全体概要>以下、本実
施の形態例装置を使用して所望のカードに記録を行なう
場合の処理について説明する。なお、サーボスモードで
の処理も合わせて説明する。
【0077】図11Aおよび図11Bは、本実施の形態
例装置の通常処理を示す全体フローチャートである。こ
こに示す処理は、ユーザの選択・入力に応じて制御部で
制御される。
【0078】本実施の形態例装置の電源が投入されアプ
リケーションが起動され、上記手順によりプリントサー
ビス画面が表示され、更に一定時間が経過すると、モニ
タ3には上記プリント画面に代えて本実施の形態例装置
で印刷可能な名刺・葉書・シール等のサンプルを表示し
たり、操作方法を説明する図11AにステップS900
で示すデモンストレーション画面が表示される。
【0079】この場合、モニタ3のデモンストレーショ
ン画面の表示に合わせて、スピーカ5からは、効果音や
ガイド音声が流される。以下の説明においては、モニタ
3の画面の表示を中心に説明するが、画面の表示に合わ
せて、スピーカ5からは、効果音やガイド音声が流され
る。そして続くステップS901においてタッチパネル
4よりのタッチ入力があるか否かを判断する。タッチパ
ネル4よりのタッチ入力がない場合には再びステップS
900に戻りデモンストレーション画面の表示を続行す
る。
【0080】デモンストレーション画面の表示中にユー
ザがタッチパネル4に触れたことが検出されるとステッ
プS902に進み、デザイン選択処理を実行する。ここ
では、図9に示すプリントサービス画面に戻り、始めに
記録紙の種類を、名刺、葉書、シールの3種類から選択
し、次に、各記録紙毎に用意された複数種類のデザイン
の中から所望のデザインを選択する。
【0081】図12は、名刺(a)、葉書(b)、シー
ル(c)それぞれの記録紙に対応したデザインパターン
の種類を示している。デザインの選択画面は、記録紙の
種類を選択すると、次に各記録紙のデザインの種類を複
数表示し、次にそのデザインの種類に対応した複数のデ
ザインパターンが表示されるというように、階層構造で
表示され、最終的には1つの具体的なデザインパターン
が選択される。
【0082】名刺(a)に対しては、スピード名刺のデ
ザイン、ビジネス用の名刺のデザイン、プライベート用
の名刺のデザインの3種類がある。スピード名刺では文
字のみのデザインであり、操作が簡単で入力できる項目
が限定されている。一方、ビジネス用およびプライベー
ト用のデザインは、イラストと組み合わされたデザイン
であり、コメントの入力、文字の形(フォント)や色を
指定できる。
【0083】葉書(b)に対しては、干支入り年賀状、
干支なし年賀状、引っ越し・転勤通知、お祝い通知、グ
リーティングカードの5種類があり、グリーティングカ
ードを選択すると、その中からお誕生日カード、お礼&
感謝状、メッセージカードのいずれかを選択する。
【0084】シール(c)に対しては、名前シール、ア
ドレスシール、E-mailシール、スペシャルシールの4種
類があり、名前シールを選択すると面数を40、20、
14の中から選択し、スペシャルシールを選択すると、
台所用シール、手帳シール、カレンダーシールのいずれ
かを選択する。
【0085】以上のようにしてデザインが選択された
ら、ステップS903に進み、制御部はサービスフラグ
が「ON」であるか否かを調べる。サービスフラグが
「ON」である場合にはトップ画面でサービスプリント
が選択された場合であり、例えば装置の動作確認を行な
う場合であるので、コントロールカード(バーコードカ
ード)の読み取りを行なわずに記録紙チェックを通過さ
せ、ステップS906に進む。即ち、この場合には記録
紙さえ入っていればコントロールカード(バーコードカ
ード)が無くても自由に印刷処理が行なえる。但し、ト
レイ61底部のバーコードを読み取った場合には記録紙
が全くセットされていない場合に該当するため、バーコ
ード読み取り処理を行なってこの場合のみステップS9
05に進むように制御しても良い。
【0086】一方、制御部はステップS903でサービ
スフラグが「ON」でない場合にはステップS904に
進み、上述のようにプリンタ部のバーコードリーダ10
6で記録紙の最上にあるべきバーコード情報の読み取り
を行ない、読み取った情報を制御部に送信し、給紙ユニ
ット6内のトレイ61に対応する記録紙が正しくセット
されているか否かを制御部で判定する。即ち、バーコー
ド情報の読み取り結果と選択されたデザインをの関係か
ら選択されたデザインで記録可能な記録紙がセットされ
ているか否かを調べる。そして正しい記録紙がセットさ
れている場合にはステップS906に進み、正しい記録
紙がセットされていない場合にはステップS905に進
んでエラー処理を行なうことになる。
【0087】以上から明らかなように、本実施の形態例
ではこのデザイン選択までの操作を、記録紙がセットさ
れていなくてもだれでも行なえるように構成している。
これは、デモンストレーション画面による宣伝効果に加
え、記録紙を購入していないユーザに対しても操作に応
じて具体的なデザインパターンを各種表示することによ
り、購買意欲を刺激することを意図したものである。
【0088】ステップS905においては、ステップS
904でトレイ61底部のバーコードを読み取った場合
には記録紙が全くセットされていない場合に該当し、例
えば、「用紙がありません 正しく用紙を入れてくださ
い」等のメッセージを表示して記録紙のセットを促す。
また、サービスフラグが「ON」されておらず、選択さ
れたデザインとセットされた記録紙とが対応していない
場合には、例えば「用紙が違います 正しく用紙を入れ
てください」等のメッセージを表示するエラー処理を行
ない、ステップS903へ戻る。
【0089】ステップS904での記録紙のチェックが
問題ない場合及びサービスフラグが「ON隣っている場
合にはステップS906に進み、ソレノイド706を移
動させ、給紙ユニット6のスライドカセット105の引
き出しを禁止する。次に、ステップS907においてデ
ザインの編集処理を行なう。デザインの編集処理では後
述するように、選択されたデザインパターンに対応した
データの入力、文字の形(フォント)および色の指定等
を行なう。デザイン編集処理が終了するとステップS9
08に進み、選択されたデザインにユーザの入力・選択
したデータを組合わせて、印刷後のイメージをモニタ3
に表示し、印刷を実行するか否かを確認する。
【0090】ステップS908において、ユーザが印刷
をキャンセルした場合にはステップS909に進み、ソ
レノイドのロックを解除してデザインの選択を再度行な
うべくステップS903に戻る。
【0091】一方、ステップS908で印刷の実行が指
定されたら、ステップS1000に進み、制御部はサー
ビスフラグが「ON」であるか否かを調べる。サービス
フラグが「ON」である場合にはトップ画面でサービス
プリントが選択された場合であり、例えば装置の動作確
認を行なう場合であるので、コントロールカード(バー
コードカード)の読み取りを行なわずに記録紙チェック
を通過させ、ステップS1013に進む。即ち、この場
合には記録紙さえ入っていればコントロールカード(バ
ーコードカード)が無くても自由に印刷処理が行なえ
る。
【0092】一方、制御部はステップS1000でサー
ビスフラグが「ON」でない場合にはステップS101
0に進み、上述のようにプリンタ部のバーコードリーダ
106で記録紙の最上にあるべきバーコード情報の読み
取りを行ない、再度記録紙のチェックを行なう。ここで
記録紙が正しくセットされていない場合にはステップS
1011に進み、ソレノイドのロックを解除する。そし
て続くステップS1012において上記ステップS10
05と同様なエラー処理を行ないステップS1010に
戻る。
【0093】ステップS1010での記録紙のチェック
がOKであれば図11Bに示すステップS1013に進
む。制御部では、正しくセットされていると判断した場
合には読み取り済みのコントロールカードのバーコード
部分に別の印刷パターンを重畳印刷して再度カードを使
用できないように加工する。この加工状態を図2Bに示
す。
【0094】ステップS1013では各記録紙にステッ
プS907で決定されたデザインパターンに従って印刷
を行なう。この時、印刷実行中を示すメッセージをモニ
タ3に表示する。
【0095】そして、続くステップS1014において
印刷が正常終了したか否かを判定する。ここで、上述の
通り、記録紙の各種類毎に1度にセットされる枚数は予
め設定されており、記録紙のチェックによりその種類は
確認済みであるので、印刷する記録紙の枚数は既知であ
る。従って、記録紙の種類に対応した枚数だけ正しく記
録が行われた場合には印刷が正常終了したと判定する。
一方、記録紙のジャム等により、印刷処理が一定時間以
上途中で停止した場合には異常終了と判定する。
【0096】ステップS1014において、異常終了の
場合にはステップS1015に進み、ソレノイドのロッ
クを解除してステップS1016に進む。ステップS1
016においては所定のエラー処理を行なう。例えば、
「店員を呼んでください」等のメッセージを表示し、ユ
ーザではなく、店員または専門のメンテナンス要員によ
って対処する。この場合には、例えば既に印刷された記
録紙を含む全ての記録紙を一旦破棄し、再度記録紙をセ
ットして印刷処理を最初から行なう処理などを行なうこ
ととなる。
【0097】一方、ステップS1014で印刷処理が正
常終了したらステップS1017に進み、ソレノイドの
ロックを解除する。続いてステップS1018におい
て、モニタ3に印刷が終了した旨を表示する。そして続
くステップS1019において、プリンタのインク残量
をチェックする。本実施の形態例では、インクの残量
が、あらゆる記録紙の販売単位(1セット)に対して如
何なる印刷が可能な量より少ない場合、あるいは近い量
となった時にインクなしと判定する。具体的には、最も
インクを消費する葉書5枚分の記録が可能な量のインク
が各色のインクタンク内にあるか否かを基準に判定す
る。
【0098】このように本実施の形態例では、最もイン
クを消費する葉書5枚分の記録が可能な量を基準として
インク残量を判定することにより、印刷処理途中でのイ
ンク切れを防止している。
【0099】ステップS1019のチェックでいずれか
の色でインク残量が不足していると判断した場合にはス
テップS1020のエラー処理に移行し、「店員を呼ん
でください」等のメッセージを残量が不足するインクの
色と共に表示し、ユーザではなく、店員または専門のメ
ンテナンス要員によって該当するインクタンクを交換す
る等の対応をとることになる。
【0100】ステップS1019のインク残量チェック
で問題がなければステップS1021に進み、モニタ3
に同じデザインでの印刷を継続するか否かを確認するメ
ッセージを表示し、ユーザの入力を待つ。印刷を継続し
て行なわない場合には、ステップS1021よりステッ
プS1022に進み、終了メッセージを一定時間モニタ
3に表示する。その後ステップS901に戻り、デモン
ストレーション画面の表示に戻る。
【0101】一方、ステップS1021において、印刷
を継続して行なう旨の指示入力があった場合には、ステ
ップS1023でソレノイドのロックが解除される。ユ
ーザはステップS1024において次の購入済み記録紙
のセットを行なうことになる。そして制御部の処理はス
テップS1000へ戻る。このように本実施の形態例で
は同じデザインで多数の枚数を印刷する場合には、デザ
インパターンの選択や文字の入力処理などを再度行なう
必要がないように構成している。
【0102】なお、本実施の形態例装置の動作を終了さ
せる際には、印刷処理を実行中以外の任意のタイミング
で、制御部のパワースイッチをOFFにし、続いてプリ
ンタ部のパワースイッチをOFFにすればよい。
【0103】<デザイン編集画面>次に、ステップS9
07におけるデザイン編集処理について詳細に説明す
る。図13A〜図13Fは、本実施の形態例で選択でき
る入力方式に対応した、6種類の入力画面をそれぞれ示
している。
【0104】図13Aは、手書き入力用の画面であり、
画面上部および右側のプレビューウィンドウ301、中
央の入力パレット302、下部の指示ウィンドウ303
の3つのウィンドウに大別される。
【0105】プレビューウィンドウ301は、選択され
たデザイン全体を表示すと共に、入力している項目をハ
イライト表示などで示すプレビュー表示部分301a
と、入力された文字を表示する部分301bと、入力さ
れた文字を表示する部分301bにおける次に入力する
位置を示す「カーソル(図13Fの符号310)」を左
右に移動させるキー301cおよび301gと、1文字
削除キー301dと、スペースキー301eと、入力項
目が複数行に渡る場合のみ有効となる改行キー301f
と、編集中の入力項目を示す301h〜301nのキー
とを備えている。
【0106】入力パレット302は、入力方式を選択す
るためのキー302a〜302fを有し、選択された入
力方式に応じた表示を備えている。図13Aの手書き入
力用の入力パレット302は、ユーザが手書き入力を行
なうための領域と、手書き入力された文字を漢字、カナ
・ひらがな、英字・数字、記号の変換候補を示し、ユー
ザが正しい候補を選択・確定するためのキーと、書き直
しを指示するためのキーとを備えている。
【0107】指示ウィンドウ303は、現在の入力項目
の内容全てを消去するためのキー303aと、ユーザの
操作方法の説明を表示するウィンドウ303bと、次の
項目へ進めるためのキー303cとを備えている。
【0108】図13B〜図13Fに示す他の入力方式に
対応した入力画面は、図13Aの手書き入力用の画面と
は、入力パレット302のみが異なっている。以下では
この入力パレットについてのみ説明する。
【0109】図13Bは、かな変換入力用の画面であ
り、この入力パレット302は、50音および拗音等を
入力するためのキーと、入力されたかなの変換候補を示
し、ユーザに選択させるキーと、変換候補の表示を前後
に切り替えるためのキーと、入力取り消しを指示するた
めのキーとを備えている。
【0110】図13Cは、英数字入力用の画面であり、
この入力パレット302は、アルファベット、数字およ
び記号の一部を入力するためのキーと、アルファベット
の大文字・小文字を切り替えるためのキーとを備えてい
る。
【0111】図13Dは、数字・記号入力用の画面であ
り、数字キーと、連絡先などを入力する際に使用頻度が
高いと思われる記号を入力するためのキーとを備えてい
る。
【0112】図13Eは、絵文字入力用の画面であり、
マークやアクセントとして使用可能な様々な絵文字を入
力するためのキーを備えている。
【0113】図13Fは、住所入力用の画面であり、数
字キーと、該数字キーで入力された郵便番号に対応する
住所を示し、ユーザに選択させるための部分と、丁目や
番地等を入力するためのキーとを備えている。
【0114】<デザイン編集処理>以下、名刺用の記録
紙にビジネス用のデザインを選択した場合について、図
14のフローチャートを参照して説明する。
【0115】始めに、ステップS1201において会社
名を入力し、次にステップS1202で肩書きを入力
し、その後ステップS1203で名前を入力する。これ
らの入力方式は手書き、かな、英数字の中から選択でき
る。
【0116】そして続いてステップS1204で住所の
入力を行なう。ここでは、図13Fに示した住所入力用
画面で、郵便番号を最初に入力し、表示された住所候補
から選択する方法で入力する。表示された候補に入力し
たい住所が無い場合には、他の入力方式で入力すること
ができる。
【0117】その後ステップS1205でフアクシミリ
番号や電話番号等の必要な連絡先の入力を行なう。ここ
では図13Dの数字・記号入力用画面で入力する。名刺
のデザインでは2行まで入力可能となっており、各行に
2つの連絡先を入力することができる。
【0118】次にステップS1206でコメントを入力
する。ここでは、手書き、かな、英数字の入力方式が選
択できる。
【0119】最後にステップS1207で入力した文字
の形(フォント)や色を指定する。これらはいくつかの
候補からユーザが選択するようになっている。
【0120】以上の処理にてデザインの編集が終了す
る。ここではビジネス用名刺のデザインに含まれる全て
の項目を入力するものとして説明したが、不要な項目は
指示ウィンドウ303のキー303cを押すことにより
処理をスキップできる。
【0121】ビジネス用名刺以外の他のデザインの編集
処理も、各デザインの入力項目を対応した入力パレット
を使用して入力することによって行なう。
【0122】<バーコードカードの処理>上記のように
本実施の形態例装置は、コンビニエンスストア等の店舗
内に設置される。このような店舗に設置される記録装置
においては、印刷にかかる代金を使用者から徴収するた
めに、印刷した枚数をカウントするカウンタを設けた
り、投入された硬貨をチェックして投入額に応じて記録
装置を制御する機器を設けたりすることが一般的であ
る。
【0123】このような一般的な構成に対し、本実施の
形態例では、名刺、カード等の記録紙と、その記録紙に
対応した情報を予め記録したバーコードカードとをセッ
トにして販売することにより、前述したカウンタや特別
な機器を設ける必要をなくしている。然も、期間を直接
チェックすることなく、通常のレジの売上金額を集計す
るのみで本実施の形態例装置の稼働状況も把握すること
ができる。
【0124】更に本実施の形態例装置は、通常処理にお
いては、購入した記録紙を一旦外に持ち出すことなくコ
ピー機を操作する場合と同様の感覚で店舗内で印刷する
ことを前提としている。このため、1枚目に載置された
コントロールカード(バーコードカード)のバーコード
を読み取って制御部にその情報を送信し、制御部は対応
したバーコードが確認されない場合はデザイン編集以降
の動作を行なわないように制御することで、実施の形態
例装置を無償で使用されないようにすることを可能とし
ている。
【0125】また、記録紙セットを購入せずに記録紙の
み持参してコントロールカード(バーコードカード)を
記録紙セットの度ごとに記録紙の最上部に載置して無償
で持参した記録紙へ印刷される可能性があるが、上述し
た様に、本実施の形態例では、印刷開始時に最上部位に
セットされたコントロールカード(バーコードカード)
を再度使用することを不可能とするべく、記録紙の印刷
に先立ってバーコード部分に所定のパターンを上書きし
て、コントロールカード(バーコードカード)を再度使
用することが出来ないようにしている。
【0126】図2Bは、図2Aに示したバーコードカー
ド20に、所定のパターンを上書きした例を示してい
る。この例ではバーコード21の読み取りができなくな
るようなバーコードの各線と同じ方向の縦線を書き込む
と共に、一見して使用済みと判別できるように「済」の
文字を例えば赤などの目立つ色で記入している。
【0127】上述のように、バーコードカードを再使用
できなくすることが目的であるので、バーコード部分に
上書きされるパターンは、ここで示したパターンに限定
されるものではない。
【0128】また、機器の設置者が公知の動作状態を確
認したいような場合であっても、装置の筐体カバーを取
り外したり、装置内の特別のスイッチを操作することな
く、単に装置の立ち上げ時に最初に表示される図8に示
すトップ画面においてプリントサービスを選択するのみ
で、コントロールカード(バーコードカード)が最上部
に載置されていなくとも、記録紙がセットされていれば
編集したデザインでの印刷出力が可能であり、また、上
記トップ画面でサービスマン用の保守プログラム処理も
起動でき、非常に使い易い装置が提供できる。
【0129】以上説明したように本実施の形態例装置に
よれば、以下のような効果がある。
【0130】同一の装置で、ユーザの操作を複雑にする
ことなく、名刺や葉書、シール等の異なった複数種類の
記録紙に、選択されたデザインに従って入力したデータ
を印刷することができる。
【0131】記録紙がセットされているか否か、および
セットされた記録紙がユーザの選択したデザインに対応
しているか否かをバーコードカードの読み取りによって
容易にかつ正確に判定でき、用紙無しや用紙サイズの違
いによる印刷時のトラブルを未然に防ぐことができる。
【0132】記録紙とバーコードカードをセットで販売
し、1度使用したバーコードカードを無効化して再度の
使用をできなくすることにより、無償で印刷されること
を防止することができる。
【0133】装置の動作確認等を行なう場合にも、単に
起動時にプリントサービスを選択するという簡単な操作
でバーコードカードを用いることなく装置の動作確認が
可能となる。このため、動作確認の度毎にコントロール
カードを使用しなく出はならない事態を未然に防止でき
る。
【0134】[他の実施の形態例]上記実施の形態例に
おいては、バーコードを用いてセットされた記録紙の種
類および枚数の情報を得るものとしたが、バーコード以
外の符号を用いることもでき、記録紙のサイズおよび枚
数以外の情報を含めてもよい。またバーコードカードと
記録紙との位置関係は、上記実施例以外の位置関係で
も、例えば、記録紙とバーコードカードを別にセットす
るとか、記録紙とバーコードカードとの位置関係を変え
ても記録紙に対する制御は同様に行える。
【0135】以上説明した実施の形態例では、記録媒体
に記録可能な画像は予め用意された画像データから選択
されたものであるが、フレキシブルディスクのような磁
気記憶媒体あるいはデジタルカメラの記憶媒体として使
用されているコンパクトフラッシュやスマートメディア
等の半導体記憶媒体からユーザの画像データを読み込
み、入力された文字データと組合わせて記録媒体に記録
可能に構成することも考えられる。
【0136】また、本発明の目的は、前述した実施の形
態例の機能を実現するソフトウェアのプログラムコード
を記録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給
し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(または
CPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコ
ードを読出し実行することによっても、達成されること
は言うまでもない。
【0137】この場合、記憶媒体から読出されたプログ
ラムコード自体が前述した実施の形態例の機能を実現す
ることになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒
体は本発明を構成することになる。
【0138】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フレキシブルディスク,ハードデ
ィスク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,
CD−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,RO
Mなどを用いることができる。
【0139】また、コンピュータが読出したプログラム
コードを実行することにより、前述した実施の形態例の
機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの
指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オ
ペレーティングシステム)などが実際の処理の一部また
は全部を行ない、その処理によって前述した実施の形態
例の機能が実現される場合も含まれることは言うまでも
ない。
【0140】更に、記憶媒体から読出されたプログラム
コードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードや
コンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメ
モリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基
づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わる
CPUなどが実際の処理の一部または全部を行ない、そ
の処理によって前述した実施の形態例の機能が実現され
る場合も含まれることは言うまでもない。
【0141】本発明を上記記憶媒体に適用する場合、そ
の記憶媒体には、先に説明した(図11A、図11Bお
よび/または図14に示す)フローチャートに対応する
プログラムコードが格納されることになる。
【0142】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、い
ちいち機器の内部を点検することなく装置の状況を確認
でき、同一のプリンタで複数種類の記録媒体を用いてユ
ーザの作成した印刷データを印刷する場合において、プ
リンタにセットされた記録媒体に応じた印刷データの作
成から印刷までが、簡単な操作で容易に行なえるという
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一発明の実施の形態例の情報処理
装置の外観を示す図である。
【図2A】本実施の形態例で使用されるバーコードカー
ドの例を示す図である。
【図2B】本実施の形態例で使用したバーコードカード
を示す図である。
【図3】本実施の形態例における記録紙をセットするト
レイの上面図である。
【図4】本実施の形態例における制御構成を示すブロッ
ク図である。
【図5】図4に示す本実施の形態例のマザーボードの構
成を示すブロック図である。
【図6A】本実施の形態例の制御部における起動時の処
理を示すフローチャートである。
【図6B】本実施の形態例の制御部における起動時の処
理を示すフローチャートである。
【図7】本実施の形態例における起動用CD−ROMに
記録されたデータを説明する図である。
【図8】本実施の形態例におけるトップ画面の例を示す
図である。
【図9】本実施の形態例におけるプリントサービス画面
の例を示す図である。
【図10】本実施の形態例における給紙ユニットの側面
図である。
【図11A】本実施の形態例における処理を示すフロー
チャートの第1の図である。
【図11B】本実施の形態例における処理を示すフロー
チャートの第2の図である。
【図12】本実施の形態例における印刷可能なデザイン
を示す図である。
【図13A】本実施の形態例におけるデザイン編集画面
の例を示す第1の図である。
【図13B】本実施の形態例におけるのデザイン編集画
面の例を示す第2の図である。
【図13C】本実施の形態例におけるデザイン編集画面
の例を示す第3の図である。
【図13D】本実施の形態例におけるデザイン編集画面
の例を示す第4の図である。
【図13E】本実施の形態例におけるデザイン編集画面
の例を示す第5の図である。
【図13F】本実施の形態例におけるデザイン編集画面
の例を示す第6の図である。
【図14】本実施の形態例におけるデザイン編集処理を
示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 情報処理装置 2 固定部 3 モニタ 4 タッチパネル 5 スピーカ 6 給紙ユニット 7 排出口 10 マザーボード 12 CD−ROMドライブ 13 プリンタ 20 バーコードカード 21 バーコード 61 トレイ 104 給紙カセット 105 カセットスライド機構 106 バーコードリーダ 703 トレイ昇降駆動機構 706 カセットロック機構 707 カセット位置センサ
フロントページの続き (72)発明者 鮎川 秀行 東京都港区三田3−11−28 キヤノン販売 株式会社内 (72)発明者 近藤 克彦 千葉県船橋市若松2−7−1−304 Fターム(参考) 5B021 AA01 CC05 EE01 KK03 NN23 QQ04

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 操作者が予め購入した記録媒体を給紙ユ
    ニットにセットして前記給紙ユニットの最上部に載置さ
    れている前記記録媒体と同封されていたシート状部材に
    記載されている情報を読み取り、表示装置に表示される
    ガイダンスに従って読取情報に対応した記録情報生成処
    理及び記録処理を行なう情報処理装置であって、 電源投入後のアプリケーション処理開始前の一定時間の
    間動作確認処理移行画面を表示するトップ画面表示手段
    と、 前記トップ画面表示手段が前記動作確認処理移行画面表
    示中に指示入力があったか否かを判別する判別手段と、 前記判別手段が一定時間内に指示入力を判別しない場合
    には所定のアプリケーション処理を開始させると共に、
    前記判別手段が一定時間内に指示入力を判別した場合に
    は指示された動作確認処理に移行させる移行制御手段と
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  2. 【請求項2】 前記動作確認処理にはアプリケーション
    処理動作確認処理が含まれ、 更に、前記判別手段がアプリケーション処理動作確認処
    理を指示したことを判別するとアプリケーション処理に
    おいて前記記録媒体と同封されているシート状部材に記
    載されている情報を読み取らなくても記録情報生成処理
    を実行可能に制御する動作確認処理実行手段を備えるこ
    とを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
  3. 【請求項3】 シート状部材を複数枚収容可能な給紙ユ
    ニットと、 前記給紙ユニットの最上部に載置されているシート状部
    材に記載されている情報を読み取る読み取り手段と、 前記読み取り手段が読み取った前記情報に従って前記給
    紙ユニットに収納されている記録媒体への記録情報を生
    成する記録情報生成手段と、 前記記録情報生成手段で生成した記録情報を前記給紙ユ
    ニットに収納されているシート状部材に印刷記録する記
    録手段と、 前記記録情報生成手段は読み取り手段が最上部に載置さ
    れているシート状部材より所定の情報が読み取れなかっ
    た場合には前記記録情報生成手段での記録情報の生成を
    行なわないように制御する生成禁止手段と、 前記生成禁止手段の記録情報の生成禁止を解除する解除
    手段とを備えることを特徴とする情報処理装置。
  4. 【請求項4】 前記解除手段は、装置の電源投入後の一
    定時間内に記録情報生成禁止を解除する旨の指示があっ
    た時のみ前記生成禁止手段の記録情報の生成禁止を解除
    することを特徴とする請求項3記載の情報処理装置。
  5. 【請求項5】 前記シート状部材に記載されている情報
    は生成可能な記録情報のパターンを特定しており、前記
    シート状部材に記載されている情報により生成可能な情
    報が異なることを特徴とする請求項1乃至請求項4のい
    ずれかに記載の情報処理装置。
  6. 【請求項6】 前記シート状部材に記載されている情報
    は生成可能な記録情報のパターンを特定しており、前記
    シート状部材に記載されている情報により生成可能とさ
    れるパターン以外の記録情報生成を行なえないことを特
    徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の情報
    処理装置。
  7. 【請求項7】 操作者が予め購入した記録媒体を給紙ユ
    ニットにセットして前記給紙ユニットの最上部に載置さ
    れている前記記録媒体と同封されていたシート状部材に
    記載されている情報を読み取り、表示装置に表示される
    ガイダンスに従って読取情報に対応した記録情報生成処
    理及び記録処理を行なう情報処理装置における情報処理
    方法であって、 電源投入後のアプリケーション処理開始前の一定時間の
    間動作確認処理移行画面を表示させ、 前記動作確認処理移行画面を表示している一定時間内に
    指示入力があった場合には指示された動作確認処理に移
    行させ、一定時間に指示入力がない場合には所定のアプ
    リケーション処理を開始させることを特徴とする情報処
    理方法。
  8. 【請求項8】 前記動作確認処理にはアプリケーション
    処理動作確認処理が含まれ、 更に、前記動作確認処理移行画面を表示している一定時
    間内に指示入力があった場合には、アプリケーション処
    理において前記記録媒体と同封されているシート状部材
    に記載されている情報を読み取らなくても記録情報生成
    処理を実行可能に制御することを特徴とする請求項7記
    載の情報処理方法。
  9. 【請求項9】 シート状部材を複数枚収容可能な給紙ユ
    ニットと、前記給紙ユニットの最上部に載置されている
    シート状部材に記載されている情報を読み取る読み取り
    手段と、記録情報を前記給紙ユニットに収納されている
    シート状部材に印刷記録する記録手段とを備える情報処
    理装置における情報処理方法であって、 前記読み取り手段が読み取った前記情報に従って前記給
    紙ユニットに収納されている記録媒体への記録情報を生
    成する際に、前記読み取り手段が最上部に載置されてい
    るシート状部材より所定の情報が読み取れなかった場合
    には前記記録情報の生成を行なわないように制御すると
    共に、一定の場合のみは前記読み取り手段が最上部に載
    置されているシート状部材より所定の情報が読み取れな
    かった場合でも記録情報の生成を行なうことを特徴とす
    る情報処理方法。
  10. 【請求項10】 前記一定の場合は、装置の電源投入後
    の一定時間内に記録情報生成禁止を解除する旨の指示が
    あった場合、前記記録情報の生成禁止を解除することを
    特徴とする請求項9記載の情報処理方法。
  11. 【請求項11】 前記請求項1乃至請求項10のいずれ
    か1項に記載の機能を実現するコンピュータプログラム
    列。
  12. 【請求項12】 前記請求項1乃至請求項10のいずれ
    か1項に記載の機能を実現するコンピュータプログラム
    を記憶したコンピュータ可読記録媒体。
  13. 【請求項13】 操作者が予め購入した記録媒体を給紙
    ユニットにセットして前記記録媒体に関連してセットさ
    れる部材に記載されている情報を読み取り、表示装置に
    表示されるガイダンスに従って読取情報に対応した記録
    情報生成処理及び記録処理を行なう情報処理装置であっ
    て、 電源投入後のアプリケーション処理開始前の一定時間の
    間動作確認処理移行画面を表示するトップ画面表示手段
    と、 前記トップ画面表示手段が前記動作確認処理移行画面表
    示中に指示入力があったか否かを判別する判別手段と、 前記判別手段が一定時間内に指示入力を判別しない場合
    には所定のアプリケーション処理を開始させると共に、
    前記判別手段が一定時間内に指示入力を判別した場合に
    は指示された動作確認処理に移行させる移行制御手段と
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  14. 【請求項14】 前記動作確認処理にはアプリケーショ
    ン処理動作確認処理が含まれ、 更に、前記判別手段がアプリケーション処理動作確認処
    理を指示したことを判別するとアプリケーション処理に
    おいて前記部材に記載されている情報に関する処理を抑
    制して記録情報生成処理を実行可能に制御する動作確認
    処理実行手段を備えることを特徴とする請求項13記載
    の情報処理装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007233963A (ja) * 2006-03-03 2007-09-13 Funai Electric Co Ltd プリンタ及び電気機器
CN103914920A (zh) * 2013-12-09 2014-07-09 易联众信息技术股份有限公司 一种便于维护的自助终端
JP2017182037A (ja) * 2016-03-29 2017-10-05 フリュー株式会社 写真作成ゲーム機およびゲーム提供方法

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