JP2001150759A - 情報処理装置及びその制御方法及び記憶媒体 - Google Patents

情報処理装置及びその制御方法及び記憶媒体

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JP2001150759A
JP2001150759A JP33198699A JP33198699A JP2001150759A JP 2001150759 A JP2001150759 A JP 2001150759A JP 33198699 A JP33198699 A JP 33198699A JP 33198699 A JP33198699 A JP 33198699A JP 2001150759 A JP2001150759 A JP 2001150759A
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Hideyuki Ayukawa
秀行 鮎川
Katsuhiko Kondo
克彦 近藤
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Canon Finetech Nisca Inc
Takumi KK
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Canon Marketing Japan Inc
Canon Aptex Inc
Takumi KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 入力項目が何であるのか、そして、記録され
た場合にどの位置にその文字が印刷されるのかを、入力
中であっても容易に把握可能になる。 【解決手段】 プレビューウィンドウ301には今現在
入力している項目名(301h)が他の項目名(301
i〜301n)より大きく表示して把握できるように
し、プレビュー領域301aには名刺イメージ中の会社
名が配置される領域をハイライト表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は情報処理装置及びそ
の制御方法及び記憶媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ゲームセンター等に設置される遊戯装置
として、内蔵したカメラで撮影した自画像を適当な修飾
枠組み内に納めた画像付オリジナルシールを印刷・発行
する装置や、ユーザの選択したイラストや入力文字等を
合成し、寺社の柱や天井に張り付ける千社札に似たオリ
ジナルシールを作成・発行する装置が知られている。
【0003】また、選択されたフォームに従って入力さ
れた文字を組合わせた名刺を印刷・発行する名刺作成装
置が、ショッピングセンターなどに設置されている。
【0004】これらの装置はいずれも、予め定められた
サイズの専用の用紙を用いるものであり、操作に特別な
知識を必要とせずに、画面や音声による案内に従って文
字入力や選択等の操作を行うだけでよい。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】例えば名刺の印刷を行
う装置について考察すると、一般に、名刺には、会社
名、部署名、肩書き、名前、住所等様々な設定すべき項
目が存在する。
【0006】一般のワードプロセッサ等の場合、上記の
ような項目は一連の文章編集の中で編集することができ
るので、キーボード主体の入力に慣れている者であれば
一般文章作成と何等変わらないで作成できるであろう。
【0007】しかしながら、遊技施設(ゲームセンタ
ー)やショッピングセンター等に設置する装置の場合を
想定すると、キーボードを打鍵できる人のみを対象にす
るわけにはいかない。直感で入力できる文字入力する手
段が望まれるのである。
【0008】この理由により、多くのシールプリント装
置の場合ではタッチパネルが用いられる。タッチパネル
の場合、表示画面に表示された文字やメニューの上に指
を触れるという至極単純な作業で良く、直感で入力でき
るからである。
【0009】さて、このタッチパネルを用いて名刺印刷
等を行うべく、文字入力を行う場合には、万人に使いや
すくするため、表示される文字は大きくすることが望ま
れる。
【0010】したがって、上記のような設定項目の数が
多くなると、どうしても1つの表示画面で全ての項目の
入力を行わせるには支障を来す。そこで、各項目毎に文
字入力を行うことになるわけでるが、往々にして、今、
何を入力しているのかがわからなくなることが予想され
る。
【0011】本発明はかかる問題点に鑑みんされたもの
であり、入力項目が何であるのか、そして、記録された
場合にどの位置にその文字が印刷されるのかを、入力中
であっても容易に把握可能にする情報処理装置及びその
制御方法及び記憶媒体を提供しようとするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め、例えば本発明の情報処理装置は以下の構成を備え
る。すなわち、表示画面に設けられたタッチパネルを用
い、文字入力を行い、当該文字入力操作によって入力さ
れた文字列を所望とする所定の印刷手段に出力し、印刷
を行わせる情報処理装置であって、印刷媒体に印刷する
入力項目の種別と、各入力項目の印刷位置情報を記憶す
る記憶手段と、文字入力用領域と、各入力項目の種別を
選択可能に表示する項目種別表示領域、更には、プレビ
ューを表示するプレビュー表示領域とをそれぞれ独立し
て前記表示画面上に表示する表示手段と、表示された項
目種別表示領域中の1つの項目をタッチして選択した場
合、対応するプレビュー中の項目を他の項目と区別して
表示する表示制御手段とを備える。
【0013】また本発明の情報処理装置は以下の構成を
備える。すなわち、表示画面に設けられたタッチパネル
を用い、文字入力を行い、当該文字入力操作によって入
力された文字列を所望とする所定の出力手段に出力する
情報処理装置であって、出力媒体に出力する入力項目の
種別と、各入力項目の位置情報を記憶する記憶手段と、
文字入力用領域と、各入力項目の種別を選択可能に表示
する項目種別表示領域、更には、プレビューを表示する
プレビュー表示領域とをそれぞれ独立して前記表示画面
上に表示する表示手段と、表示された項目種別表示領域
中の1つの項目をタッチして選択した場合、対応するプ
レビュー中の項目を他の項目と区別して表示する表示制
御手段とを備える。
【0014】
【発明の実施の形態】以下添付図面を参照して本発明の
好適な実施形態について詳細に説明する。
【0015】本実施形態は、名刺、葉書及びシール用の
記録媒体(以下、記録紙と称する)に、ユーザが選択し
たデザインに従って入力された文字等を印刷するカード
プリンタであり、例えばコンビニエンスストアなどの人
が出入りする店舗内に設置されて、記録紙を購入したユ
ーザ自身が操作する形態で使用される。
【0016】<装置の概要>図1は、実施形態としての
カードプリンタの外観を示す図である。
【0017】図中1はカードプリンタ全体を示し、2は
モニタ3を回動自在にキャビネットに固定するモニタ固
定部である。モニタ3はデモンストレーション画面およ
びガイド画面を表示するものであり、その前面には、ユ
ーザの入力インタフェースであるタッチパネル4が設け
られ、タッチパネル上の任意の位置をタッチすると、そ
の位置が認識され、位置に応じた処理がされる。また、
キャビネットには、操作を説明する音声等を出力するス
ピーカ5、記録紙をセットするトレイを含む給紙ユニッ
ト6、かかる給紙ユニット6にセットされたバーコード
リーダ及び、最終的に印刷された記録紙が排出される排
出口7が設けられている。
【0018】本実施形態のカードプリンタのキャビネッ
トのサイズは、店舗内に既に設置されているコピー装置
のリーダ部分の下部に入るような大きさとなっており、
コピー装置と組合わせることにより、新たな面積を占有
せずに設置することができる。この場合、モニタ3及び
タッチパネル4は、固定部2によってコピー装置の操作
に支障のない位置に固定される。
【0019】本装置のカードプリンタにおける操作の流
れは以下の通りである。
【0020】まず、操作者は、店舗内に別途用意された
専用の記録紙販売機または記録紙を陳列した棚より所望
の記録紙を購入する。この記録紙の種類は、葉書、名刺
サイズ記録紙、シール用シート(いずれも無地)の3種
類があり、葉書は5枚単位、名刺は10枚単位、シール
は1枚単位で個別に包装されている。購入する記録紙に
応じて販売価格は異なる。シール用シート自体のサイズ
は葉書のそれと同じであり、その上に剥離可能に設けら
れたシール片が設けられている。シール用シートの種類
は、いくつかあって、シール片の形状及び枚数の違いが
ある。
【0021】また、本実施形態の1つの特徴的な点は、
記録紙がバーコードカードとセットで販売されることで
ある。このバーコードカードとは、図2Aに20で示す
如く、記録紙の種類(例えば紙サイズ、紙に印刷すべき
情報の個数など)を示すバーコード21と給紙ユニット
にセットする方向および位置を示す矢印22が印刷され
ており、販売時に記録紙の最上に位置するようになって
いて、プリンタの給紙ユニットにこの矢印を目安にセッ
トされ、このバーコードを読込むことで、如何なる記録
紙がその下に設置されたのかを判断できるようになって
いる。
【0022】なお、葉書及びシール用シートは同サイズ
であるので、バーコードカード上に記録されたバーコー
ドの位置は同じである。名刺については、後述する如
く、プリンタ給紙ユニットの記録紙をセットするトレイ
に名刺用バーコード及び名刺用記録紙をセットしたと
き、そのバーコードの位置が、葉書もしくはシール用の
バーコードカードのバーコードの位置と同じ読み取り位
置になるようにしている。この結果、バーコードを読込
む際のバーコードリーダの読み取り位置の制御を不要に
することに成功している。
【0023】また、記録紙及びバーコードカードが何も
設置されていない場合に対処するため、バーコードが存
在するであろう記録紙を設置するトレイの底面位置に
は、記録紙無し判別するためのバーコードが印刷または
貼付されている。この結果、単一の検出手段(バーコー
ドリーダ)により、記録紙の種類の判別は勿論のこと、
記録紙の有無の判別をも可能としている。
【0024】図3は、この記録紙をセットする給紙ユニ
ット6のトレイ61の上面図であり、図示の如く、名刺
セット用領域62は葉書・シール用セット領域63内に
容易に判別可能に区切られており、記録紙セットの際に
記録紙の端部を揃えやすいように設けられた切り込み部
66および67が設けられている。また、その底部に
は、位置合わせ用矢印65と、記録紙が何もセットされ
ていない場合状態で、その底面の名刺用記録紙をセット
する領域62内に記録紙無しを判別するためのバーコー
ド64とが印刷または貼付されてある。
【0025】図示のトレイ61において、名刺用記録紙
及び葉書用記録紙(したがってシール用シートも同じ)
のバーコードカードは全て、図示の記録紙無し判別用バ
ーコード64と同じ位置になるようにしている。
【0026】さて、上記の様にして、購入した記録紙を
カードプリンタ給紙ユニット6のトレイ61にセットす
ると、後で詳述するように、画面や音声による案内と、
表示画面の前面に設けられたタッチパネルによる操作に
より、対話形式で作業を進め、所望する記録紙にユーザ
自身が入力/選択した文字や絵柄が印刷され、出力され
る。
【0027】なお、上述のようなゲームセンター等に設
置されるシール作成装置では、コインを投入することで
その遊技を開始することができるが、本装置の場合、記
録紙の購入がその操作権を有していることを示すもので
あるので、コイン投入に関する構成はない。また、記録
紙販売機自体は、通常の自動販売機の形態で良いので、
その説明は省略する。
【0028】<制御構成の説明>図4は、図1のカード
プリンタの制御構成を示すブロック図である。
【0029】図示されたように、本実施形態のカードプ
リンタは、電源11から電源を供給されるCPUを搭載
したマザーボード10によって装置全体を制御するよう
に構成され、E−IDE(Enhanced Integrated Drive E
lectronics)ポートにはCD−ROMドライブ12、R
GB出力端子にはモニタ3、COM1端子(RS232
Cの1つ)にはタッチパネル4、LPT端子にはプリン
タ13、COM2端子(RS232Cのもう一方)には
バーコードリーダ、Line Out端子にはスピーカ
5、I/Oコネクタには中継基板140を介して、給紙
ユニットのトレイの引き出し/収納状態を検出するセン
サ707とトレイを収納状態に保持するソレノイド70
6、及び、バーコードリーダ106がマザーボード10
にそれぞれのインタフェースを介して接続されている。
【0030】この中継基板140は、メンテナンス等を
容易にするため、必要に応じて設けられるものである。
また、本実施形態では使用していないが、マザーボード
10はビデオ入力端子を備えており、カメラ等で撮影し
た画像を取り込むことができる。
【0031】このマザーボード10は、カードプリンタ
1のキャビネット内において、CD−ROMドライブ1
2及び中継基板140と同じ筐体内に納められて、一般
的なパーソナルコンピュータと同様な機能を有する制御
部を構成している情報処理装置である。一方、プリンタ
13、給紙ユニット6およびバーコードリーダ106は
同じ筐体内に納められてプリンタ部PUを構成している。
【0032】次に、このマザーボード10の構成を、図
5を参照して詳述する。
【0033】全体的な部分として、メインスイッチに接
続された電源回路103と、各部にクロックを供給する
クロックジェネレータ102と、リセット信号を出力す
るリセット回路104と、装置全体の後述する制御・処
理を行う処理部のCPU101とがあり、CPUバスに
は、2次キャッシュ111、メインメモリ(主記憶)1
13、およびメモリコントローラ、キャッシュコントロ
ーラ、CPUバスとPCI(Peripheral Component Inte
rconnect)バスの変換などの機能を有する周辺LSIの
チップセットA112が接続されている。
【0034】メインメモリ113は後述する処理手順の
ようなプログラム、その他のプログラム(OSを含む)
や実行データを格納する通常空間113Aと、仮想ディ
スクとして扱われるRAMディスク領域113Bとに分
割されて使用される。
【0035】チップセットA112によって制御されC
PU101に直結した外部バスとして扱われるPCIバ
スには、画像の表示データが記憶されるVRAMを備
え、モニタ3が接続されるRGB出力端子および液晶デ
ィスプレイへの出力端子を有するグラフィックスコント
ローラ121と、PCIとISA(Industry Standard A
rchitecture)とのブリッジ、CD−ROMドライブ12
などの外部記憶装置が接続されるE−IDEポートやU
SBの制御、割り込みやDMAの制御などの機能を有す
るチップセットB122と、オプションで接続されるカ
メラなどから画像データを取り込むビデオキャプチャー
123と、PCIバスとISAバスとに共通のPISA
バススロット124とが接続されている。
【0036】チップセットB122に制御されるISA
バスには、座標入力装置のタッチパネル4が接続される
COM1端子及びバーコードリーダが接続されるCOM
2端子、プリンタ13が接続されるLPT端子、および
キーボード、マウス、フロッピーディスクとのインタフ
ェースを有するスーパーI/O131と、スピーカ5に
出力する音源およびMIDIインタフェースを有するサ
ウンドコントローラ132と、BIOS(基本入出力シ
ステム)133と、照明器具などの外部機器が接続され
るパラレルI/O134と、SIMMソケットを介して
ISAバスを出力するSIMM−ISA変換コネクタ1
35とが接続されている。
【0037】上記の通り、本実施形態のマザーボード1
0の構成は、米国IBM社のPC−ATで採用された一
般的なパーソナルコンピュータの構成を基本としている
(PC−ATコンパチブル)。ただし、このカードプリ
ンタで使用する外部記憶装置はCD−ROMドライブ1
2であって、一般に用いられている磁気記録型ハードデ
ィスクを備えていない。ただし、別のデータを格納する
意味でハードディスクを設けても良い。
【0038】<起動手順の説明>次に、このカードプリ
ンタの起動時の処理について、説明する。
【0039】カードプリンタのコンセントを商用電源に
接続し、プリンタ部の電源スイッチを投入し、制御部の
電源スイッチを投入する。最後に、モニタ3の背面上部
のソフトスイッチを押してカードプリンタが起動する。
【0040】ここで、本実施形態のカードプリンタ全体
を制御するマザーボード10を含む制御部における起動
処理を、図6のフローチャートを参照して説明する。
【0041】最初にステップS41でメインスイッチが
オンされて電源が投入されると、ステップS42で電源
回路103から各部へ電源が供給され、クロックジェネ
レータ102が起動してクロックが生成され、リセット
回路104から装置の各部にリセット信号が入力され
る。次にステップS43でBIOS133が起動され、
CD−ROMドライブ12を最優先して起動するように
設定されているBIOSの設定に従って、CD−ROM
ドライブ12が起動され内部に格納された起動用CD−
ROMからデータが読み込まれ、メインメモリ113に
展開される。
【0042】図7は、起動用CD−ROMに記録されて
いるデータを概念的に示した図である。起動用CD−R
OM50には、1次OSであるMS−DOSなどのDO
Sのデータ(システムファイル)51と、2次OSであ
るWindowsのデータ52と、カードプリンタのア
プリケーションのデータ53との3種類のデータがあ
り、それぞれ領域を分けられて圧縮されて記録されてい
る。
【0043】なお、起動用CD−ROM50に記録され
ているWindowsのデータ52は、一般に知られて
いるセットアップディスク等に格納されているインスト
ール用のデータではなく、インストールによって生成さ
れたファイル形式のデータである。そして、このWin
dowsのデータ52を、カードプリンタのアプリケー
ションに必要なファイルとすることによって、起動用C
D−ROM50に記録するデータ量が削減され、起動用
CD−ROMの製作が容易となると共に、CD−ROM
から読み込むデータ量が削減され、電源投入からアプリ
ケーションが起動されるまでの時間が短縮される。
【0044】ステップS44で起動用CD−ROM50
から最初にメインメモリ113に読み込まれるのは、C
D−ROMのブート領域に記録された1次OSであるD
OSのシステムデータ51であり、このデータが読み込
まれるとMS−DOSが自動的に立ち上がり、ステップ
S45でこのDOSによってメインメモリ113上に仮
想ディスクとして扱われるRAMディスク113Bが生
成される。
【0045】次に、ステップS46でDOSによって2
次OSであるWindowsの一部のファイルが、起動
用CD−ROM50からこのRAMディスク113B上
にコピーされる。ここでRAMディスク113Bにコピ
ーされるのは、2次OSによってアプリケーションの動
作中に必ず書き換え(更新)が行われるファイル、具体
的には、スワップ領域、ディスクキャッシュおよびレジ
ストリファイル等である。また、2次OS(本実施形態
ではWindows)の起動に必要な起動ファイル(wi
n.comm等)もコピーされる。
【0046】この場合、本カードプリンタの制御部で
は、書き換えは行われないがアプリケーションの動作中
に頻繁にアクセスされるファイル、具体的には、デバイ
スドライバ、ダイナミックリンクライブラリおよびフォ
ントなどもRAMディスク113B上にコピーする。こ
のようにすると、アプリケーションの動作中に、CD−
ROMをアクセスする回数が減るので、CD−ROMア
クセスの際の機械的動作で発生するエラーを減らすと共
に読み取り時間も著しく短縮されるので有利である。
【0047】RAMディスク113Bへのコピーが終了
すると、ステップS47へ進み、RAMディスク113
Bにコピーされた起動ファイルを実行させ、これ以降、
RAMディスク113Bおよび起動用CD−ROM50
を使用して2次OSであるWindowsが起動され
る。そしてステップS48へ進み、Windowsが立
ち上がると起動用CD−ROM50を使用してアプリケ
ーション53のデータが読み込まれて起動され、カード
プリンタとしての動作が開始される。
【0048】以上のような処理を行い、カードプリンタ
として動作中は、アプリケーションおよびWindow
sのファイルが、必要に応じて起動用CD−ROM50
から読み取られる。また、RAMディスク113B上に
コピーされたスワップ領域、ディスクキャッシュおよび
レジストリファイル等が上記のようにアプリケーション
の動作中に書き換えられる。
【0049】本カードプリンタの電源を遮断する際に
は、Windowsを搭載した通常のパーソナルコンピ
ュータのように特別な手順を必要とせず、単に制御部お
よびプリンタ部のパワースイッチをオフするのみでよ
い。このとき、RAMディスク113Bにコピーされ、
アプリケーションの動作中に書き換えられたスワップ領
域、ディスクキャッシュおよびレジストリファイル等は
保存されることなく消去される。そして、次回の起動の
際には、フレッシュな状態で上述のフローチャートに沿
った処理が行われるので、常に安定して装置を起動でき
る。RAMディスク113Bへの書き込みは、コピーで
はなく、プログラムによるデータ生成を書き込んでもよ
い。
【0050】このようにできるのは、Windowsのアクセ
スについて、本カードプリンタが読み取りおよび書き込
みの可能な磁気記録型ハードディスクなどの機械的なア
クセス機構を有する2次記憶装置に対してアクセスをし
ないようにしているので、起動時に安定して読み取りの
み可能なCD−ROMからデータを読み込むように構成
され、書き込みが行われるファイルを電気的な揮発性記
憶装置であるメインメモリ上に生成したRAMディスク
に保持するようにしたためである。しかし、磁気記憶型
ハードディスクに書き込みをしないなら、ハードディス
クを使用しても良い。つまり、記憶装置の物理的な形状
を問題にしているのではない。
【0051】以上説明したように、本実施形態のカード
プリンタでは、全体を制御する構成として上記のマザー
ボード10を用いたため、以下のような効果がある。
【0052】アプリケーションプログラムの開発を環境
の整った汎用OSのアプリケーションプログラミングイ
ンタフェース上で行えるので、アプリケーションプログ
ラムの開発にかかる時間が著しく短縮できると共にコス
トを大幅に低減できる。
【0053】また、アプリケーションの一部を修正・変
更する場合でも、従来はROMを変更する必要があった
ので、専門のメンテナンス要員が行う必要があったが、
本カードプリンタでは起動用CD−ROMを変更するだ
けでよいので、パーソナルコンピュータの専門的知識を
持っていないゲームセンター等の管理者でも問題なく行
える。
【0054】Windows等の汎用OSを搭載してい
るにもかかわらず、単にメインスイッチのオン/オフだ
けで装置の起動および遮断が安定して行える。
【0055】本実施形態のカードプリンタでは、1次O
Sのデータと、2次OSのデータと、カードプリンタの
アプリケーションのデータとの3種類のデータを格納す
る1次記憶媒体としてCD−ROMを使用したが、これ
らのデータが格納可能であり、安定して読み取りができ
る媒体であればCD−ROM以外の1次記憶媒体、例え
ば、DVD−RAM、ROM等を使用してもよい。ま
た、場合によってはハードディスクでも良い。
【0056】同様に、本実施形態のカードプリンタで
は、アプリケーションの動作中に必ず書き換えが行われ
るファイルをRAMディスクにコピーしてRAMディス
ク上で書換を行うように構成したが、CPUから高速に
アクセスできる2次記憶装置であれば他の媒体や構成を
使用してもよい。
【0057】上記実施形態では、1次OSに米国マイク
ロソフト社のMS−DOS、2次OSにWindows
を例にして説明したが、これに限定されるものではな
い。例えば、UNIXは、MS−DOSと同様、基本的
にはCUIのOSである。そして、上記実施形態で説明
した2次OSとして、X Window System(GUIユー
ザインタフェース)を動作させても良い。尚、Xは厳密
にはOSではなく、UNIXのユーザインタフェースと
なるシェルとして位置づけられている。
【0058】要するに、本実施形態においては、最終的
にアプリケーションを動作可能な環境を構築するにあた
り、そのアプリケーションの動作を補助するOSが、そ
のOS自身、或いは、アプリケーションからのリクエス
トで記憶装置に書き込みを行うので、その記憶装置とし
てRAMドライブ等の高速で、しかも、揮発性の記憶媒
体に行わせるようにしてしていることを特徴としている
ものである。
【0059】<プリンタ部の構成の説明>本実施形態の
プリンタ部は、給紙ユニット6およびバーコードリーダ
106に関する部分以外は、シート状の記録媒体にイン
クジェット方式等の周知の記録方式に従って記録を行う
一般的なプリンタとほぼ同様の構成を有しており、ここ
では給紙ユニット6およびバーコードリーダ106に関
する部分について説明する。
【0060】図8は、本実施形態の給紙ユニット6の側
断面図である。61は上記で図3に関して説明した名
刺、葉書、シール等の記録紙を積載するためのトレイで
あり、トレイ61を収容する給紙カセット104および
給紙カセット104をユーザーが記録媒体をセット可能
な位置まで引き出すためのカセットスライド機構105
と共に給紙ユニット6を構成する。
【0061】301はトレイに積載された記録媒体を1
枚ずつプリントユニットに給紙するための給紙ローラで
あり、703は給紙ローラ301と連動して給紙時にト
レイ61を上昇させるためのトレイ昇降駆動機構であ
る。カセットスライド機構105には、記録動作中にユ
ーザが給紙カセット104を引き出すのを禁止するため
のソレノイド706によるロック機構、および給紙カセ
ット104が給紙可能な位置にあるか否かの検出を行う
カセット位置検出センサ707等が設けられている。
【0062】また、給紙トレイ61の上方には、セット
された記録紙の最上にあるバーコードカードのバーコー
ドを、非接触で光学的に読み取るバーコードリーダ10
6が設けられており、記録開始時にセットされたバーコ
ードカードのバーコードを読み取り、その情報を制御部
に送信する。記録開始時や記録途中の給紙タイミング
で、バーコードリーダ106によりトレイ61底部のバ
ーコードが読み取られた場合には、記録紙が無いと判断
し、エラー処理が行われる。
【0063】<全体の処理フロー>以下、本実施形態の
カードプリンタを使用して所望のカードに記録を行う場
合の処理について説明する。
【0064】図9Aおよび9Bは、本実施形態のカード
プリンタの処理を示す全体フローチャートである。ここ
に示す処理は、制御部で制御される。更に述べると、CD
に記憶され、メインメモリに移され、CPU101により実行
されるプログラムにより実現でき、ユーザの選択・入力
に応じて制御が進行する。
【0065】カードプリンタの電源が投入されアプリケ
ーションがCDからメインメモリに展開された後、起動さ
れると、モニタ3に本カードプリンタで印刷可能な名刺
・葉書・シール等のサンプルを表示したり、操作方法を
説明するデモンストレーション画面が表示される(ステ
ップS1001)。この場合、モニタ3の画面の表示に
合わせて、スピーカ5からは、効果音やガイド音声が流
される。以下の説明において、モニタ3の画面の表示を
中心に説明するが、画面の表示に合わせて、スピーカ5
からは、効果音やガイド音声が流される。
【0066】ユーザがタッチパネル4に触れたか否かを
検出し(ステップS1002)、接触が検出されるまで
このデモ画面の表示はループ状に繰り返される。ステッ
プS1002でタッチパネルへの接触が検出されると、
デザイン選択処理に入る(ステップS1003)。ここ
では、始めに記録紙の種類を、名刺、葉書、シールの3
種類からタッチパネルの当該部分をタッチして選択し、
次に、各記録紙毎に用意された複数種類のデザインの中
から所望のデザインをタッチパネルの当該部分をタッチ
して選択する。
【0067】図10は、名刺(a)、葉書(b)、シー
ル(c)それぞれの記録紙に対応したデザインパターン
の種類を示している。デザインのモニタ上の選択画面
は、記録紙の種類を選択すると、次に各記録紙のデザイ
ンの種類を複数表示し、次にそのデザインの種類に対応
した複数のデザインパターンが表示されるというよう
に、階層構造で表示され、最終的には1つの具体的なデ
ザインパターンが選択される。
【0068】名刺(a)に対しては、スピード名刺のデ
ザイン、ビジネス用の名刺のデザイン、プライベート用
の名刺のデザインの3種類がある。スピード名刺では文
字のみのデザインであり、操作が簡単で入力できる項目
が限定されている。一方、ビジネス用およびプライベー
ト用のデザインは、イラストと組み合わされたデザイン
であり、コメントの入力、文字の形(フォント)や色を
指定できる。
【0069】葉書(b)に対しては、干支入り年賀状、
干支なし年賀状、引っ越し・転勤通知、お祝い通知、グ
リーティングカードの5種類があり、グリーティングカ
ードを選択すると、その中からお誕生日カード、お礼&
感謝状、メッセージカードのいずれかを選択する。
【0070】シール(c)に対しては、名前シール、ア
ドレスシール、E-mailシール、スペシャルシールの4種
類があり、名前シールを選択すると面数を40、20、
14の中から選択し、スペシャルシールを選択すると、
台所用シール、手帳シール、カレンダーシールのいずれ
かを選択する。
【0071】以上のようにしてデザインが選択された
ら、上述のようにプリンタ部のバーコードリーダ106
で記録紙の最上にあるべきバーコードカードの読み取り
を行い、読み取った情報を制御部に送信し、給紙ユニッ
ト6内のトレイ61に対応する記録紙が正しくセットさ
れているか否かを制御部で判定する(ステップS100
4)。
【0072】すなわち、本実施形態ではここまでの操作
を、記録紙がセットされていなくてもだれでも行えるよ
うに構成している。これは、デモンストレーション画面
による宣伝効果に加え、記録紙を購入していないユーザ
に対しても操作に応じて具体的なデザインパターンを各
種表示することにより、購買意欲を刺激することを意図
したものである。
【0073】ステップS1004で、記録紙およびバー
コードカードがセットされていない場合、すなわちトレ
イ61底部のバーコードを読み取った場合には、「用紙
がありません 正しく用紙を入れてください」等のメッ
セージを表示して記録紙のセットを促し、選択されたデ
ザインとセットされた記録紙とが対応していない場合に
は、「用紙が違います 正しく用紙を入れてください」
等のメッセージを表示するエラー処理を行い(ステップ
S1005)、ステップS1003へ戻る。
【0074】ステップS1004での記録紙のチェック
が問題なければ、ソレノイド706を移動させ、給紙ユ
ニット6のスライドカセット105の引き出しを禁止す
る(ステップS1006)。
【0075】次に、デザインの編集処理を行う(ステッ
プS1007)。ここでは後述するように、選択された
デザインパターンに対応したデータの入力、文字の形
(フォント)および色の指定等を行い、それらはメイン
メモリに記憶される。デザイン編集処理が終了すると、
メインメモリに記憶された選択されたデザインにユーザ
の入力・選択したデータを組合わせて、印刷後のイメー
ジをモニタ3に表示し、印刷を実行するか否かを確認す
る(ステップS1008)。
【0076】ユーザが印刷をキャンセルした場合、ソレ
ノイドのロックを解除し(ステップS1009)、デザ
インの選択を再度行うべくステップS1003に戻る。
【0077】一方、印刷の実行が指定されたら、再度バ
ーコードリーダ106にて記録紙のチェックを行う(ス
テップS1010)。ここで記録紙が正しくセットされ
ていない場合には、ソレノイドのロックを解除し(ステ
ップS1011)、上記ステップS1005と同様なエ
ラー処理を行う。
【0078】ステップS1010での記録紙のチェック
がOKであれば、各記録紙にステップS1007で決定
されたデザインパターンに従って、もちろん図13に示す
テーブルを参照して縦印刷か横印刷かを確認して、入力
文字などの回転制御をして印刷を行う(ステップS10
13)。この時、印刷実行中を示すメッセージをモニタ
3に表示する。
【0079】そして、印刷が正常終了したか否かを判定
する(ステップS1014)。ここで、上述の通り、記
録紙の各種類毎に1度にセットされる枚数は予め設定さ
れており、記録紙のチェックによりその種類は確認済み
であるので、印刷する記録紙の枚数は既知である。従っ
て、記録紙の種類に対応した枚数だけ正しく記録が行わ
れた場合には印刷が正常終了したと判定する。一方、記
録紙のジャム等により、印刷処理が一定時間以上途中で
停止した場合には異常終了と判定する。
【0080】異常終了の場合には、ソレノイドのロック
を解除し、「店員を呼んでください」等のメッセージを
表示し、ユーザではなく、店員または専門のメンテナン
ス要員によって対処する(ステップS1016)。この
場合には、既に印刷された記録紙を含む全ての記録紙を
一旦破棄し、再度記録紙をセットして印刷処理を最初か
ら行うこととなる。
【0081】印刷処理が正常終了したら、ソレノイドの
ロックを解除し(ステップS1017)、モニタ3に印
刷が終了した旨を表示し(ステップS1018)、イン
ク残量をチェックする(ステップS1019)。本実施
形態では、インクの残量が、あらゆる記録紙の販売単位
(1セット)に対しても印刷が可能な量より少ない場合
にインクなしと判定する。具体的には、最もインクを消
費する葉書5枚分の記録が可能な量のインクが各色のイ
ンクタンク内にあるか否かを判定する。
【0082】このように本実施形態では、最もインクを
消費する葉書5枚分の記録が可能な量を基準としてイン
ク残量を判定することにより、印刷処理途中でのインク
切れを防止している。
【0083】いずれかの色でインク残量が不足している
場合には、「店員を呼んでください」等のメッセージを
残量が不足するインクの色と共に表示し、ユーザではな
く、店員または専門のメンテナンス要員によって該当す
るインクタンクを交換する(ステップS1020)。
【0084】インク残量チェックで問題がなければ、モ
ニタ3に同じデザインでの印刷を継続するか否かを確認
するメッセージを表示し、ユーザの入力を待つ(ステッ
プS1021)。印刷を継続して行わない場合には、終
了メッセージがモニタに表示され(ステップS102
2)、ステップS1001に戻り、デモンストレーショ
ン画面が表示される。
【0085】一方、印刷を継続して行う場合には、ソレ
ノイドのロックが解除され(ステップS1023)、ユ
ーザに記録紙のセットを行わせ(ステップS102
4)、ステップS1010へ戻る。このように本実施形
態では同じデザインで多数の枚数を印刷する場合には、
デザインパターンの選択や文字の入力処理などを再度行
う必要がないように構成している。
【0086】なお、本実施形態のカードプリンタの動作
を終了させる際には、印刷処理を実行中以外の任意のタ
イミングで、制御部のパワースイッチをOFFにし、続
いてプリンタ部のパワースイッチをOFFにすればよ
い。
【0087】<デザイン編集画面>次に、ステップS1
007でのデザイン編集処理について詳細に説明する。
図11A〜11Fは、モニタに表示される本実施形態で
選択できる入力方式に対応した、6種類の入力画面をそ
れぞれ示している。ただし、印刷対象は名刺(横書き)
の例である。
【0088】図11Aは、手書き入力用の画面であり、
画面上部および右側のプレビューウィンドウ301、中
央の入力パレット302、下部の指示ウィンドウ303
の3つのウィンドウに大別される。
【0089】プレビューウィンドウ301は、選択され
たデザイン全体を表示すと共に、入力している項目をハ
イライト表示などで示すプレビュー表示部分301a
(印刷イメージを表示する)と、入力された文字を表示
する部分301bと、入力する位置(図11Fのカーソ
ル310)を左右に移動させるキー301cおよび30
1gと、1文字削除キー301dと、スペースキー30
1eと、入力項目が複数行に渡る場合のみ有効となる改
行キー301fと、編集中の入力項目を示す301h〜
301nのキーとを備えている。
【0090】入力パレット302は、入力方式を選択す
るためのキー302a〜302fを有し、選択された入
力方式に応じた表示を備えている。図11Aの手書き入
力用の入力パレット302は、ユーザが手書き入力を行
うための領域と、手書き入力された文字を漢字、カナ・
ひらがな、英字・数字、記号の変換候補を示し、ユーザ
が正しい候補を選択・確定するためのキーと、書き直し
を指示するためのキーとを備えている。
【0091】該当する項目(会社名や部署名等)が空白
の状態においては、手書き入力領域の位置には、図示の
如く、「このパレットに指で1文字ずつ手書き入力しま
す」なるメッセージを薄い色(実施形態では灰色)で表
示し、手書きが行われるとすぐさまそのメッセージを消
去し、入力されるストロークに沿って線を描画する。こ
の際、1ストローク(指が触れた状態から離れるまで)
の入力が行われる度に、文字認識を行い、認識された候
補をそれぞれのカテゴリー別(図示の場合には漢字候
補、カナ・ひらかな候補、英字・略字候補、記号候補の
4つ)に表示する。
【0092】こうして、複数回のストローク入力が行わ
れると、その都度認識候補が更新されていくが、ユーザ
が1文字分の入力を終えたと判断した場合には、その時
点で表示されている候補の1つをタッチすることで、入
力文字表示領域301bのカーソル位置に正式な文字
(システムが用意したフォントによる文字)が追加され
ていく。
【0093】なお、指示ウィンドウ303は、現在の入
力項目の内容全てを消去するためのキー303aと、ユ
ーザの操作方法の説明を表示するウィンドウ303b
と、次の項目へ進めるためのキー303cとを備えてい
る。
【0094】図11B〜11Fに示す他の入力方式に対
応した入力画面は、図11Aの手書き入力用の画面と
は、入力パレット302のみが異なっている。以下では
この入力パレットについてのみ説明する。
【0095】図11Bは、かな変換入力用の画面であ
り、この入力パレット302は、50音および拗音等を
入力するためのキーと、入力されたかなの変換候補を示
し、ユーザに選択させるキーと、変換候補の表示を前後
に切り替えるためのキーと、入力取り消しを指示するた
めのキーとを備えている。変換されたかな漢字変換文字
列は、入力文字表示領域301bに順次追加されてい
く。これは、以下の図11C乃至図11Fについても同
じである。
【0096】図11Cは、英数字入力用の画面であり、
この入力パレット302は、アルファベット、数字およ
び記号の一部を入力するためのキーと、アルファベット
の大文字・小文字を切り替えるためのキーとを備えてい
る。
【0097】図11Dは、数字・記号入力用の画面であ
り、数字キーと、連絡先などを入力する際に使用頻度が
高いと思われる記号を入力するためのキーとを備えてい
る。
【0098】図11Eは、絵文字入力用の画面であり、
マークやアクセントとして使用可能な様々な絵文字を入
力するためのキーを備えている。
【0099】図11Fは、住所入力用の画面であり、数
字キーと、該数字キーで入力された郵便番号に対応する
住所を示し、ユーザに選択させるための部分と、丁目や
番地等を入力するためのキーとを備えている。ここで住
所入力用画面で、郵便番号を入力したとき、その郵便番
号から一義的に住所が求められる場合があるので、本実
施形態では郵便番号と住所データを対にしたデータベー
スをCDROMに用意した。これにより、郵便番号を入
力するだけで、ある程度の住所データを自動的に検索で
きるようにし、ユーザは表示画面に表示された候補の中
から選択することで対処できるようにした。勿論、その
住所が完璧でない場合には、手書きやかな変換等の画面
に切り換えて残りの文字列を入力することになる。もち
ろん入力された文字列などはメインメモリの所定の割り
付け記憶領域に記憶され、表示或いは印字される。
【0100】実施形態における入力方式はおおよそ上記
の通りであるが、プレビューウインドウ301における
プレビュー表示領域301aには、ユーザが選択したカ
ード1枚(シールの場合には複数枚存在するので、その
代表となる1つ)を、そのカードが横書きであれば横
に、縦書きであれば縦にして表示する。換言すれば、ユ
ーザから見た場合に、正立した像として表示する。
【0101】また、入力項目を示すキー301h〜30
1nにおいて、今現在編集(入力)している項目が視覚
的に分かり易くするため、対応するキーの文字は他の文
字より大きく表示している。図11Aの場合には、名刺
の「会社名」を現在入力中であることを示し、図11B
の場合は「部署名」を編集していることを示している
(なお、このキー301h乃至301nは、再度編集す
る際に、このキーをタッチすることでそのキー項目の編
集画面に直接移行することができる)。つまり、編集す
る項目(キー301h〜301n)の順序は、必ずしも
図示の上から下に向かう順でなくてもよく、ユーザの選
択に任せられる。
【0102】更に、プレビュー表示領域301aについ
ても、今現在編集対象としている項目の領域について
は、その箇所が他の領域と判別できるようにハイライト
表示させるようにした。この二重の表示によって、ユー
ザに対して今現在何を入力しようとしているのかを報知
させることで、混乱を回避することに成功している。
【0103】つまり、キー301h乃至301nと、プ
レビュー表示領域301a内の対応箇所は関連づけられ
ており、例えばキー301iをタッチした際に、プレビ
ュー表示領域301a内の対応する箇所(こお場合には
部署名)も連動してその領域がハイライト表示されるこ
とにもなる。
【0104】さて、上記のようにして、6種類ある入力
方式(手書き、かな変換、英数字…)のいずれかを用い
て、もしくは入力途中に適宜都合の良い方式に切り換え
て文字列を入力していくことになるが、入力ミス等も当
然にあり得る。
【0105】入力ミス等の編集に対処するには、その過
程で構築された、又は、されつつある文字列中の任意の
位置の文字を削除したり、新たな文字を挿入することが
必要になる。つまり、入力文字列中のどの位置に対して
の処理を行うかを指示する手段が必要になる。
【0106】本実施形態は、入力文字表示領域301b
を挟む形態で、カーソル(図11Fに示す如く、文字が
入力されると表示される)を左右に移動させるキー30
1c、301fを設けた。つまり、このキー301c、
301fは、入力パレット302から分離させてあり、
且つ、如何なる入力方法(手書き、かな入力…)で入力
している場合であっても、それらの位置が固定であるの
で、ユーザに共通の編集環境を提供することに成功して
いる。しかも、入力文字表示領域301bの左側にはカ
ーソルを左へ移動させるキーが、右側には右へ移動させ
るキーが表示するので、混乱することもない。
【0107】また、実施形態では、編集のためのキー3
01d(カーソルの直前にある1文字削除)、301e
(空白(スペース)の挿入)、301e(改行)も各入
力方式に関係なく設定できるようにするため、入力文字
表示領域301bの近傍に設けた。ここで、改行キー3
01eについて補足説明する。
【0108】改行キー301eがタッチされると、その
位置で改行が行われ、カーソルは次の行頭に移動する。
つまり、複数行の入力を行う場合にこの改行キー301
eを用いる。実施形態では、入力文字表示領域301b
は3行分を確保した。理由は、印刷対象は葉書、名刺、
シールであり、1つの項目に対して4行以上入力するこ
とは先ずないからである。
【0109】また、いずれの項目(住所や名前等)につ
いても複数行の入力を許容してしまうと混乱を招く可能
性がある。例えば、会社名や人物名はその途中で改行す
ることはない。そこで、このような改行することがない
項目については、誤って改行キー301eをタッチして
も機能しないようにすることが望ましい。そこで印刷対
象(名刺や葉書、シール)毎に、図13に示すようなテ
ーブルを設けた。
【0110】図示に示す如く、このテーブルは、本装置
で印刷可能な記録紙及びそのレイアウトの種類分(縦書
きか横書きか、名刺であればスピード名刺かビジネス名
刺か等)が用意されている。各項目について、その項目
に対して改行の可、不可の設定情報を持たせた。なお、
このテーブルの詳細については後述する。
【0111】CPUは記録紙の種別とテーブルの内容に
したがって、今現在、入力対象となっている記録紙及び
設定したデザイン等によって決定される項目について改
行が許可されているのか否かを判定し、否(不可)の場
合には例え改行キー301eがタッチされたとしても無
視するようにした。ただし、ユーザにその改行キー30
1eが機能するか否かを知らせるため、その表示形態を
項目に依存するようにした。図11A乃至Cは改行キー
301eが機能不可を示し、図11D乃至Fは可の状態
を示している。なお、図13のテーブルは、そのアクセ
スがあったとしても単純なテーブルであるので、CDR
OMドライブを参照することとし、メインメモリには設
置しないようにした。
【0112】図13のテーブルについて以下に更に詳し
く説明する。
【0113】各テーブルは印刷対象となる記録紙毎に予
め用意されていて、名刺の場合には5部単位に印刷を行
うので、部数として"5"がセットされている。また、そ
の際の印刷文字の方向(縦文字か横文字か)の情報、設
定する項目数、そして、各項目の名称が設定されてい
る。この項目数及び名称が図11A乃至Fに表示するキ
ー301h乃至301nに反映されることになる。した
がって、印刷対象が年賀葉書であれば、当然その項目数
及び項目名も異なったものとなる。
【0114】また、名刺印刷の場合には、入力方法とし
て6つ(手書き、かな変換…)存在するが、例えばシー
ルの場合には、例えば住所を入力するスペースがない。
したがって、シールの場合には、入力方法としてはそれ
以下になる。いずれにしても、入力方法の種別と個数、
及び、項目名と個数(及び各項目の印刷位置)は、記録
紙に依存するものであるので、それぞれに適したテーブ
ルが用意されている。
【0115】また、各項目に対する印刷位置(x、y座
標及び幅w、高さh)が設定されており、この範囲内で
あれば文字入力を行うことが可能となっている。
【0116】また、各項目について、許容する入力方法
も設定されている。
【0117】例えば、名刺作成において、入力対象項目
として「会社名」が選択されている場合、入力パレット
302中の「住所」を選択することはあり得ない。そこ
で、図13に示す如く、入力方法としての選択が可、不
可を示す情報も併せて持たせた。これは他の記録紙につ
いても同じである。したがって、図11Aにおいて入力
対象が「会社名」の場合には、入力パレット302中の
「住所」が選択できないことを明示するため、他のタブ
(手書き、かな変換等)と区別する形態で表示させるよ
うにした。
【0118】<デザイン編集処理>以下、名刺用の記録
紙にビジネス用のデザインを選択した場合について、図
12のフローチャートを参照して説明する。
【0119】始めに、会社名を入力し(S1201)、
次に肩書きを入力し(ステップS1202)、その後で
名前を入力する(ステップS1203)。これらの入力
方式は手書き、かな、英数字の中から選択できる。
【0120】そして、住所の入力を行う(ステップS1
204)。ここでは、図11Fに示した住所入力用画面
で、郵便番号を最初に入力し、表示された住所候補から
選択する方法で入力する。表示された候補に入力したい
住所が無い場合には、他の入力方式で入力することがで
きる。
【0121】その後、ファックスや電話番号等の連絡先
の入力を行う(ステップS1205)。ここでは図11
Dの数字・記号入力用画面で入力する。名刺のデザイン
では2行まで入力可能となっており、各行に2つの連絡
先を入力することができる。
【0122】次に、コメントを入力する(ステップS1
206)。ここでは、手書き、かな、英数字の入力方式
が選択できる。
【0123】最後に、入力した文字の形(フォント)や
色を指定する。これらはいくつかの好捕からユーザが選
択するようになっている。
【0124】以上の処理にてデザインの編集が終了す
る。ここではビジネス用名刺のデザインに含まれる全て
の項目を入力するものとして説明したが、不要な項目は
指示ウィンドウ303のキー303cを押すことにより
処理をスキップできる。
【0125】文字入力している最中、例えば、コメント
を入力中に、肩書きを再度編集したくなった場合には、
キー301jをタッチするだけで、その作業に移ること
が可能である。このとき、直前まで入力中だった「コメ
ント」の文字列は記憶保持する。これは再度「コメン
ト」の入力に戻った際に、継続入力を可能にするためで
ある。
【0126】なお、上記はビジネス用名刺の画面及びそ
の制御について説明したが、それ以外の他のデザインの
編集処理も、各デザインの入力項目を対応した入力パレ
ットを使用して入力することによって行う。
【0127】<バーコードカードの処理>上記のように
本実施形態のカードプリンタは、コンビニエンスストア
等の店舗内に設置される。このような店舗に設置される
記録装置においては、印刷にかかる代金を使用者から徴
収するために、印刷した枚数をカウントするカウンタを
設けたり、投入された硬貨をチェックして投入額に応じ
て記録装置を制御する機器を設けたりすることが一般的
である。
【0128】このような一般的な構成に対し、本実施形
態では、名刺、カード等の記録紙と、その記録紙に対応
した情報を予め記録したバーコードカードとをセットに
して販売することにより、前述したカウンタや特別な機
器を設ける必要をなくしている。
【0129】つまり、カードプリンタは1枚目に載置さ
れたバーコードカードのバーコードを読み取って制御部
にその情報を送信し、制御部は対応したバーコードが確
認されない場合はデザイン編集以降の動作を行わないよ
うに制御することで、カードプリンタを無償で使用され
ないようにすることが可能となる。
【0130】ところが、バーコードカードまたはそのコ
ピーを持参した記録紙と共にセットすると、無償で持参
した記録紙へ印刷される可能性がある。これを防止する
ため、本実施形態では、購入した記録紙を一旦外に出る
ことなく店舗内で印刷することを前提としていると共
に、最上にセットされたバーコードカードを再度使用す
ることを不可能とするべく、ステップS1013の印刷
実行処理において、記録紙の印刷に先立ってバーコード
カードに所定のパターンを上書きする。
【0131】図2Bは、図2Aに示したバーコードカー
ド20に、所定のパターンを上書きした例を示してい
る。この例ではバーコード21の読み取りができなくな
るようなバーコードの各線と同じ方向の縦線を書き込む
と共に、一見して使用済みと判別できるように「済」の
文字を例えば赤などの目立つ色で記入している。
【0132】上述のように、バーコードカードを再使用
できなくすることが目的であるので、バーコード部分に
上書きされるパターンは、ここで示したパターンに限定
されるものではない。
【0133】以上説明したように本実施形態のカードプ
リンタによれば、以下のような効果がある。
【0134】同一の装置で、ユーザの操作を複雑にする
ことなく、名刺や葉書、シール等の異なった複数種類の
記録紙に、選択されたデザインに従って入力したデータ
を印刷することができる。
【0135】記録紙がセットされているか否か、および
セットされた記録紙がユーザの選択したデザインに対応
しているか否かをバーコードカードの読み取りによって
容易にかつ正確に判定でき、用紙無しや用紙サイズの違
いによる印刷時のトラブルを未然に防ぐことができる。
【0136】記録紙とバーコードカードをセットで販売
し、1度使用したバーコードカードを無効化して再度の
使用をできなくすることにより、無償で印刷されること
を防止することができる。
【0137】また、文字を入力を行う操作領域(実施形
態では入力パレット302)の如く、複数存在する文字
入力方法をタブによって切り換えることを行いながら
も、入力された文字を表示する領域(入力文字表示領域
301b)及び入力文字に対する編集キー(301c乃
至301g)、更には、プレビュー領域(301a)は
その入力を行う領域302とは分離した領域に表示し、
且つその表示形態も共通なものとすることで、ユーザの
編集にかかる操作性に一貫性を与えることが可能にな
る。
【0138】特に、項目に応じて入力可となる入力方法
とそうでない入力方法が区別可能に表示し、入力不可の
入力方法を選択不可にするので、誤った入力方法を選択
することもなくなる。
【0139】また、プレビュー領域301a及び項目選
択キー301h乃至301nそれぞれに、ユーザが今現
在入力している項目がなんであるのかを知らしめるよう
にすることで、項目に誤った文字を入力することを予防
することもできるようになる。
【0140】[他の実施形態]上記実施形態において
は、バーコードを用いてセットされた記録紙の種類およ
び枚数の情報を得るものとしたが、バーコード以外の符
号を用いることもでき、記録紙のサイズおよび枚数以外
の情報を含めてもよい。
【0141】例えば、記録紙の性質を含めることで、イ
ンクの乗りのよいものとそうでないものとの判別が可能
になるので、それに応じて印刷する際の制御を変更する
ことも可能になる。
【0142】以上説明した実施形態では、記録媒体に記
録可能な画像は予め用意された画像データから選択され
たものであるが、フロッピーディスクのような磁気記憶
媒体あるいはデジタルカメラの記憶媒体として使用され
ているコンパクトフラッシュやスマートメディア等の半
導体記憶媒体からユーザの画像データを読み込み、入力
された文字データと組合わせて記録媒体に記録可能に構
成することも考えられる。
【0143】また、本発明の目的は、前述した実施形態
の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記
録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そ
のシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPU
やMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを
読出し実行することによっても、達成されることは言う
までもない。
【0144】この場合、記憶媒体から読出されたプログ
ラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現するこ
とになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は
本発明を構成することになる。
【0145】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピディスク,ハードディス
ク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD
−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROMな
どを用いることができる。
【0146】また、コンピュータが読出したプログラム
コードを実行することにより、前述した実施形態の機能
が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示
に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレ
ーティングシステム)などが実際の処理の一部または全
部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が
実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0147】さらに、記憶媒体から読出されたプログラ
ムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボード
やコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わる
メモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に
基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わ
るCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、そ
の処理によって前述した実施形態の機能が実現される場
合も含まれることは言うまでもない。
【0148】本発明を上記記憶媒体に適用する場合、そ
の記憶媒体には、先に説明した(図9A、図9Bおよび
/または図12に示す)フローチャートに対応するプロ
グラムコードが格納されることになる。
【0149】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、入
力項目が何であるのか、そして、記録された場合にどの
位置にその文字が印刷されるのかを、入力中であっても
容易に把握可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態のカードプリンタの外観を示
す斜視図である。
【図2A】図1のカードプリンタで使用されるバーコー
ドカードの例を示す図である。
【図2B】使用したバーコードカードを示す図である。
【図3】図1のカードプリンタの記録紙をセットするト
レイの上面図である。
【図4】図1のカードプリンタの制御構成を示すブロッ
ク図である。
【図5】図4のマザーボードの構成を示すブロック図で
ある。
【図6】図1のカードプリンタの制御部における起動時
の処理を示すフローチャートである。
【図7】起動用CD−ROMに記録されたデータを説明
する図である。
【図8】図1のカードプリンタの給紙ユニットの側面図
である。
【図9A】図1のカードプリンタの処理を示すフローチ
ャートの第1の図である。
【図9B】図1のカードプリンタの処理を示すフローチ
ャートの第2の図である。
【図10】図1のカードプリンタで印刷可能なデザイン
を示す図である。
【図11A】図1のカードプリンタのデザイン編集画面
を示す第1の図である。
【図11B】図1のカードプリンタのデザイン編集画面
を示す第2の図である。
【図11C】図1のカードプリンタのデザイン編集画面
を示す第3の図である。
【図11D】図1のカードプリンタのデザイン編集画面
を示す第4の図である。
【図11E】図1のカードプリンタのデザイン編集画面
を示す第5の図である。
【図11F】図1のカードプリンタのデザイン編集画面
を示す第6の図である。
【図12】図1のカードプリンタのデザイン編集処理を
示すフローチャートである。
【図13】実施形態における各入力項目に対する表示形
態及びその機能の有効するか無効にするかの制御テーブ
ルを示す図である。
【符号の説明】
1 カードプリンタ 2 固定部 3 モニタ 4 タッチパネル 5 スピーカ 6 給紙ユニット 7 排出口 10 マザーボード 12 CD−ROMドライブ 13 プリンタ 20 バーコードカード 21 バーコード 61 トレイ 104 給紙カセット 105 カセットスライド機構 106 バーコードリーダ 703 トレイ昇降駆動機構 706 カセットロック機構 707 カセット位置センサ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年12月13日(2000.12.
13)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の名称
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の名称】 情報処理装置及びその制御方法及び
記憶媒体
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め、例えば本発明の情報処理装置は以下の構成を備え
る。すなわち、表示画面に設けられたタッチパネルを用
い、文字入力を行い、当該文字入力操作によって入力さ
れた文字列を所望とする所定の出力手段に出力し、出力
を行わせる情報処理装置であって、文字入力用領域と、
各入力項目の種別を選択可能に表示する項目種別表示領
域、更には、プレビューを表示するプレビュー表示領域
とをそれぞれ独立して前記表示画面上に表示する表示手
段と、表示された項目種別表示領域中の1つの項目をタ
ッチして選択した場合、対応するプレビュー中の項目を
他の項目と区別して表示する表示制御手段とを備える。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】また、本発明の情報処理装置は以下の構成
を備える。すなわち、表示画面に設けられたタッチパネ
ルを用い、文字入力を行い、当該文字入力操作によって
入力された文字列を所望とする所定の出力手段に出力す
る情報処理装置であって、出力媒体に出力する入力項目
の種別と、各入力項目の位置情報を記憶する記憶手段
と、文字入力用領域と、各入力項目の種別を選択可能に
表示する項目種別表示領域、更には、プレビューを表示
するプレビュー表示領域とをそれぞれ独立して前記表示
画面上に表示する表示手段と、表示された項目種別表示
領域中の1つの項目をタッチして選択した場合、対応す
るプレビュー中の項目を他の項目と区別して表示する表
示制御手段とを備える。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鮎川 秀行 東京都港区三田3−11−28 キヤノン販売 株式会社内 (72)発明者 近藤 克彦 千葉県船橋市若松2−7−1−304

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表示画面に設けられたタッチパネルを用
    い、文字入力を行い、当該文字入力操作によって入力さ
    れた文字列を所望とする所定の印刷手段に出力し、印刷
    を行わせる情報処理装置であって、 印刷媒体に印刷する入力項目の種別と、各入力項目の印
    刷位置情報を記憶する記憶手段と、 文字入力用領域と、各入力項目の種別を選択可能に表示
    する項目種別表示領域、更には、プレビューを表示する
    プレビュー表示領域とをそれぞれ独立して前記表示画面
    上に表示する表示手段と、 表示された項目種別表示領域中の1つの項目をタッチし
    て選択した場合、対応するプレビュー中の項目を他の項
    目と区別して表示する表示制御手段とを備えることを特
    徴とする情報処理装置。
  2. 【請求項2】 前記項目名表示領域中の、選択されてい
    る入力項目を他の入力項目と区別して表示する手段を更
    に備えることを特徴とする請求項第1項に記載の情報処
    理装置。
  3. 【請求項3】 前記記憶手段は、印刷媒体の種別に応じ
    た複数の情報を記憶することを特徴とする請求項第1項
    又は第2項に記載の情報処理装置。
  4. 【請求項4】 前記項目種別表示領域に表示する項目の
    種類は、印刷媒体に依存する応じて変化することを特徴
    とする請求項第3項に記載の情報処理装置。
  5. 【請求項5】 表示画面に設けられたタッチパネルを用
    い、文字入力を行い、当該文字入力操作によって入力さ
    れた文字列を所望とする所定の印刷手段に出力し、印刷
    を行わせる情報処理装置の制御方法であって、 印刷媒体に印刷する入力項目の種別と、各入力項目の印
    刷位置情報を所定の記憶手段に記憶する工程と、 文字入力用領域と、各入力項目の種別を選択可能に表示
    する項目種別表示領域、更には、プレビューを表示する
    プレビュー表示領域とをそれぞれ独立して前記表示画面
    上に表示する表示工程と、 表示された項目種別表示領域中の1つの項目をタッチし
    て選択した場合、対応するプレビュー中の項目を他の項
    目と区別して表示する表示制御工程とを備えることを特
    徴とする情報処理装置の制御方法。
  6. 【請求項6】 表示画面に設けられたタッチパネルを用
    い、文字入力を行い、当該文字入力操作によって入力さ
    れた文字列を所望とする所定の印刷手段に出力し、印刷
    を行わせる情報処理装置用のプログラムコードを格納す
    る記憶媒体であって、 印刷媒体に印刷する入力項目の種別と、各入力項目の印
    刷位置情報とで構成される情報データと、 文字入力用領域と、各入力項目の種別を選択可能に表示
    する項目種別表示領域、更には、プレビューを表示する
    プレビュー表示領域とをそれぞれ独立して前記表示画面
    上に表示する表示工程のプログラムコードと、 表示された項目種別表示領域中の1つの項目をタッチし
    て選択した場合、対応するプレビュー中の項目を他の項
    目と区別して表示する表示制御工程のプログラムコード
    とを格納することを特徴とする記憶媒体。
  7. 【請求項7】 表示画面に設けられたタッチパネルを用
    い、文字入力を行い、当該文字入力操作によって入力さ
    れた文字列を所望とする所定の出力手段に出力する情報
    処理装置であって、 出力媒体に出力する入力項目の種別と、各入力項目の位
    置情報を記憶する記憶手段と、 文字入力用領域と、各入力項目の種別を選択可能に表示
    する項目種別表示領域、更には、プレビューを表示する
    プレビュー表示領域とをそれぞれ独立して前記表示画面
    上に表示する表示手段と、 表示された項目種別表示領域中の1つの項目をタッチし
    て選択した場合、対応するプレビュー中の項目を他の項
    目と区別して表示する表示制御手段とを備えることを特
    徴とする情報処理装置。
  8. 【請求項8】 前記項目名表示領域中の、選択されてい
    る入力項目を切り替える毎に他の入力項目と区別して表
    示する手段を更に備えることを特徴とする請求項第7項
    に記載の情報処理装置。
  9. 【請求項9】 対応するプレビュー中の項目が縦或いは
    横に選択して表示可能で縦表示或いは横表示に切り替え
    る毎に前記項目名表示領域中の、選択されている入力項
    目を切り替えて選択する毎にプレビュ中の区別して表示
    される状態が縦或いは横に移動して表示させる手段を更
    に備えることを特徴とする請求項第7項に記載の情報処
    理装置。
  10. 【請求項10】 表示画面に設けられたタッチパネルを
    用い、文字入力を行い、当該文字入力操作によって入力
    された文字列を所望とする所定の出力手段に出力し、出
    力を行わせる情報処理装置用のプログラムコードを格納
    する記憶媒体であって、 出力媒体に出力する入力項目の種別と、各入力項目の位
    置情報とで構成される情報データと、 文字入力用領域と、各入力項目の種別を選択可能に表示
    する項目種別表示領域、更には、プレビューを表示する
    プレビュー表示領域とをそれぞれ独立して前記表示画面
    上に表示する表示工程のプログラムコードと、 表示された項目種別表示領域中の1つの項目をタッチし
    て選択した場合、対応するプレビュー中の項目を他の項
    目と区別して表示する表示制御工程のプログラムコード
    とを格納することを特徴とする記憶媒体。
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