JP2001146094A - 筆記具のクリップ取付装置 - Google Patents

筆記具のクリップ取付装置

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JP2001146094A
JP2001146094A JP32771699A JP32771699A JP2001146094A JP 2001146094 A JP2001146094 A JP 2001146094A JP 32771699 A JP32771699 A JP 32771699A JP 32771699 A JP32771699 A JP 32771699A JP 2001146094 A JP2001146094 A JP 2001146094A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 組立作業が容易で、ガタつきの心
配が少なく強度的に優れた小物用クリップ取付装置を提
供する。 【解決手段】 軸筒やキャップ等の筒体10の表
面側に略U字状の挟みバネ20の一端側を固定し、該挟
みバネ20の他端側を筒体10の表面に沿わしめ、クリ
ップ30における筒体10との対向面と、筒体10にお
けるクリップ30との対向面とで形成される枢支部1に
クリップ30を枢支し、かつ前記挟みバネ20の他端部
を前記枢支部1よりもクリップ30の前端側に掛止さ
せ、クリップ30の前端部が筒体10表面に弾圧接する
ようにクリップ30を筒体10に取付けてなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、軸筒やキャップ等
の筒体の表面にクリップを保持する小物用クリップ取付
装置の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のクリップ取付装置には、
実開昭58−50987号や登録実用新案第30575
35号に開示されたものがある。これらは何れの場合
も、軸筒やキャップ等の筒体の表面に、クリップが回転
軸により軸着され、板バネやコイルバネ等のバネによ
り、前記回転軸よりも後方側と筒体との間を開方向に付
勢することにより、クリップの前方側を閉じるように構
成したものである。また、これらの取付装置は、クリッ
プにおける前記回転軸よりも後方側に押操作部が形成さ
れ、この押操作部に対する押操作により、クリップの前
方側を開き動作させられるように構成してある。そし
て、前記クリップは、洋服のポケットに掛けるための小
物用クリップ、例えば筆記具用クリップや化粧具用クリ
ップとして機能する。
【0003】しかしながら、上記従来技術によれば、ク
リップが回転軸によって筒体の表面に軸着されるため、
クリップと筒体との双方の軸孔に回転軸を挿通したり、
挿通された回転軸が抜けないようにその軸端部をカシメ
たり等、組立作業が面倒であった。また、前記回転軸が
金属製で且つクリップがプラスチック製だと、クリップ
が材質的に回転軸よりも軟らかいため、クリップの頻繁
な開閉動作で、クリップの軸孔が変形してガタつき易く
なるという問題もあった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記従来事情
に鑑みてなされたものであり、その目的とする処は、組
立作業が容易で、ガタつきの心配が少なく強度的に優れ
た小物用クリップ取付装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の技術的手段は、軸筒やキャップ等の筒体の表
面側に略U字状挟みバネの一端側を固定し、該挟みバネ
の他端側を筒体の表面に沿わしめ、クリップにおける筒
体との対向面と、筒体におけるクリップとの対向面とで
形成される枢支部にクリップを枢支し、かつ前記挟みバ
ネの他端部を前記枢支部よりもクリップの前端側に掛止
させ、クリップの前端部が筒体表面に弾圧接するように
クリップを筒体に取付けたことを特徴とする。ここで上
記挟みバネとは、板状あるいは針金状等の弾性的金属部
材が略U字状、詳しくは略馬蹄形に曲げ加工され、その
両端部が閉方向に弾発するバネである。上記技術的手段
によれば、クリップは、前記挟みバネの弾発力により、
筒体表面に保持され、且つ前端部が筒体表面に弾圧接す
る。
【0006】上記技術的手段の具体的構成は、挟みバネ
の他端部に掛止部を形成し、クリップにおける上記枢支
部より前方の表面に掛止凹部を形成するとともに、前記
枢支部より後方に挿通孔を開孔し、前記挟みバネの一端
側を上記筒体に固定した後、前記挟みバネの他端側を前
記挿通孔に挿通し、さらに前記掛止部を前記掛止凹部に
掛合させ、同時にクリップを枢支部に枢支する。更に具
体的には、クリップと、前記筒体とに形成されて相互に
係合する枢支受部と枢支突部とで枢支部を構成し、枢支
受部が形成された一方の部材には他方の部材の枢支突部
を前記枢支受部へ導く枢支突部案内斜面を形成し、クリ
ップには挟みバネの掛止部を前記掛止凹部へ導く掛止部
案内斜面を形成する。また、上記クリップの後端部に押
操作部を形成することで、上記クリップは前記後端部に
対する押操作により開き動作可能になる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1乃至図6は、本発明の小物用
クリップ取付装置の一例を示す。
【0008】この小物用クリップ取付装置は、筆記具や
化粧具の軸筒、キャップ、又は喫煙用ポケットラターの
ケーシング(図示せず)等を構成している筒体10と、
この筒体10の後端側(頂部側)表面に取り付けられる
クリップ30と、このクリップ30を筒体10に取り付
けるとともに、該クリップ30の前端部を筒体10の表
面に弾圧接する挟みバネ20とを備え、この挟みバネ2
0の弾発力に抗してクリップ30後端部の押操作部35
が押されると、枢支部1を支点にしてクリップ30の前
端部が持ち上げられ筒体10の表面から離れる。尚、図
示した筒体10は、筆記具の軸筒を構成したものを例示
している。
【0009】筒体10は、クリップ本体30との対向面
となる後端側(頂部側)の表面に、側面視略三角形状で
軸心に平行して突出する縦突起13が形成され、二つの
半円溝状の枢支受部11,11が、前記縦突起13を挟
んで対称の部位に、枢支部1を構成すべく該筒体10の
軸心と略直交するように形成されている。更に、この筒
体10の上記表面には、クリップ30の組立の際にクリ
ップ30の枢支突部31,31を各々摺接させて導くた
めに、その前端側から前記枢支受部11,11に向かっ
て上り勾配となる凸部案内斜面14,14が形成され
る。そして、この凸部案内斜面14,14を利用して枢
支受部11,11に枢支突部31,31を嵌め合い係合
すれば、枢支部1が構成される。
【0010】また、筒体10における前記縦突起13及
び枢支受部11,11が形成されている周壁部には、後
述する挟みバネ20の一端側を筒体10の頂部側(後端
側)から挿入する挿入孔12が形成されている。この挿
入孔12の内面には、挿入された挟みバネ20をその板
厚方向に挟持する軸方向の縦リブ12aが複数形成され
ている。
【0011】クリップ30は、筒体10との対向面の前
端部に玉部34が形成され、同対向面の後端側の中途部
位には、前記筒体10の枢支受部11,11と嵌め合い
係合して枢支部1を構成する二つの枢支突部31,31
が形成されている。そして、このクリップ30における
前記枢支突部31,31よりも更に後端側には、その端
部を筒体10の頂部(後端)と略同位置になるように突
出させた押操作部35が形成されている。この押操作部
35の上側面には、押操作される際の滑止凸部35aが
複数形成されている。
【0012】また、クリップ30における上記枢支突部
31,31と押操作部35との間には、挿通孔32が形
成されている。この挿通孔32は、挟みバネ20の掛止
部21がクリップ30の後端部裏側から表側へ向って斜
め上に挿通される孔であり、その挿通時に挟みバネ20
の掛止部21に対向する面には、該掛止部21を導くよ
うに掛止部案内斜面32aが形成されている。また、ク
リップ30における前記枢支突部31,31よりもやや
前端側には、挟みバネ20の掛止部21を掛止するよう
に掛止凹部33が形成されている。
【0013】挟みバネ20は、板状又は針金状等の弾性
的金属部材を略U字状、好ましくは略馬蹄形に曲げ加工
したもので、その両端部が閉方向に弾発するバネであ
る。そして、この挟みバネ20の一端側は、筒体10の
挿入孔12に挿入された際に容易に抜けることがないよ
うに、挿入部22の両側縁が鋸刃状に形成されている
(図6参照)。また、同挟みバネ20の他端側には、ク
リップ30の掛止凹部33に掛止されるべく縦断面略V
字状に屈曲された掛止部21を形成してある。この掛止
部21は、掛止凹部33に掛止可能であれば上記のよう
に縦断面略V字状に屈曲された構成でなくともよく、例
えば、縦断面柄杓状に屈曲された構成や、凸状の別部材
を上記筒体10と対向する他端側の内面に接合した構成
であっても構わない。
【0014】そして、上記各部材から構成される小物用
クリップ取付装置の組立作業について説明すれば、先
ず、挟みバネ20が筒体10に固定される。この際、挟
みバネ20は、その一端側の挿入部22が筒体10の挿
入孔12に挿込み状に固定され、その他端側を筒体10
の表面で軸線方向へ沿わしめる(図3(b)参照)。
【0015】次に、クリップ30が筒体10の前端側
(開口部側)から組付けられる。即ち、クリップ30
は、図3(c)に示すように、筒体10に対し前端側か
ら後端側(頂部側)に略平行移動され、その挿通孔32
内に挟みバネ20の掛止部21を挿通させながら、枢支
突部31,31が各々凸部案内斜面14,14に導かれ
る。そして、二つの枢支突部31,31の間に筒体10
の縦突起13が遊嵌されるため、クリップ30は、筒体
10の軸心と直交する方向に移動することがないように
組付けられる。
【0016】また、上記クリップ30の組付けの際、挟
みバネ20は、その掛止部21がクリップ30の掛止部
案内斜面32aに導かれながら、該挟みバネ20の両端
部を弾性的に開いてゆく。そして、挟みバネ20の掛止
部21がクリップ30の掛止凹部33に掛合すること
で、挟みバネ20の両端部が弾発力によって閉じ、同時
に、クリップ30の枢支突部31,31を筒体10の枢
支受部11,11に係合させて枢支部1が構成され、該
枢支部1によりクリップ30が枢支された状態になる。
即ち、クリップ30は、挟みバネ20によって前端部の
玉部34を筒体10の表面に弾圧接した状態で筒体10
に取り付けられる。
【0017】而して、上記構成の小物用クリップ取付装
置によれば、図2(b)に示すように、押操作部35が
押操作されると、クリップ30は、挟みバネ20の弾発
力に抗して、枢支部1が支点となって玉部34を筒体1
0の表面から離す。そして、挟みバネ20の弾発力によ
り、玉部34と筒体10表面との間に挿入された被挟持
物2が挟持される。
【0018】上記態様の小物用クリップ取付装置では、
枢支部1は筒体10側を凹状の枢支受部11とし且つク
リップ30側を凸状の枢支突部31とする構成にした
が、その凹凸関係が逆になるように構成してもよいのは
勿論である。また、筒体10の枢支受部11,11とク
リップ30の枢支突部31,31とは、それぞれ二箇所
づつ設けたが、それぞれ一箇所づつ、あるいは三箇所づ
つ設けるように構成してもよい。
【0019】
【発明の効果】本発明によれば、略U字状の挟みバネ
は、クリップを筒体に保持する機能と、クリップの前端
部を筒体表面に弾圧接する機能との二つの機能を有す
る。従って、従来構造のもののようにクリップを保持す
るための回転軸と、クリップを付勢するための圧縮バネ
というように、機能毎に部材が別々になることがないた
め、構造簡単で組立作業も容易である。しかも、クリッ
プを筒体に支持する構造が回転軸を有さない枢支構造で
あり、且つその枢支部に作用する力が圧縮力であるた
め、軸孔変形によるガタつきを発生しないのは勿論のこ
と、引張力が作用する場合と比較して強度的に強く、筒
体やクリップがプラスチックで形成されていたとして
も、ひび割れ等による破損を起こし難い。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る小物用クリップ取付装置の一例
を示し、(a)は縦断面図であり、(b)は平面図であ
る。
【図2】 図1における(2)−(2)線断面図であ
り、(a)はクリップの前端側が閉じている状態、
(b)はクリップの前端側が開いている状態を示す。
【図3】 同クリップ取付装置の組立方法を、図1にお
ける(2)−(2)線断面図で示しており、(a)は筒
体単体を示し、(b)は同筒体に挟みバネが固定された
状態、(c)は更にクリップを組付けている状態を示
す。
【図4】 本発明に係わる筒体を示す平面図である。
【図5】 本発明に係わるクリップを示し、(a)は縦
断面図、(b)は下面図である。
【図6】 本発明に係わる挟みバネを示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
1:枢支部 10:筒体 11:枢支受部 12:挿入孔 14:凸部案内斜面 20:挟みバネ 21:掛止部 22:挿入部 30:クリップ 31:枢支突部 32:挿通孔 32a:掛止部案内斜
面 35:押操作部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成13年2月2日(2001.2.2)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の名称
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の名称】 筆記具のクリップ取付装置
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【請求項】 挟みバネの他端部に掛止部を形成し、ク
リップにおける上記枢支部より前方の表面に掛止凹部を
形成するとともに、前記枢支部より後方に挿通孔を開孔
し、前記挟みバネの一端側を上記筒体に固定した後、前
記挟みバネの他端側を前記挿通孔に挿通し、さらに前記
掛止部を前記掛止凹部に掛合させ、同時にクリップを枢
支部に枢支した請求項1又は2記載の筆記具のクリップ
取付装置。
【請求項】 クリップと、前記筒体とに形成されて相
互に係合する枢支受部と枢支突部とで枢支部を構成し、
枢支受部が形成された一方の部材には他方の部材の枢支
突部を前記枢支受部へ導く枢支突部案内斜面を形成し、
クリップには挟みバネの掛止部を前記掛止凹部へ導く掛
止部案内斜面を形成した請求項記載の筆記具のクリッ
プ取付装置。
【請求項】 上記クリップは、後端部に押操作部を形
成した請求項1乃至何れか1項記載の筆記具のクリッ
プ取付装置
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【補正内容】
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記従来事情
に鑑みてなされたものであり、その目的とする処は、組
立作業が容易で、ガタつきの心配が少なく強度的に優れ
筆記具のクリップ取付装置を提供することにある。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の技術的手段は、軸筒やキャップ等の筒体の表
面側に略U字状挟みバネの一端側を、前記筒体頂部側に
形成された挿入孔に挿込み状に固定し、該挟みバネの他
端側を筒体の表面に沿わしめ、クリップにおける筒体と
の対向面と、筒体におけるクリップとの対向面とで形成
される枢支部にクリップを枢支し、かつ前記挟みバネの
他端部を前記枢支部よりもクリップの前端側に掛止さ
せ、クリップの前端部が筒体表面に弾圧接するようにク
リップを筒体に取付けたことを特徴とする。ここで上記
挟みバネとは、板状あるいは針金状等の弾性的金属部材
が略U字状、詳しくは略馬蹄形に曲げ加工され、その両
端部が閉方向に弾発するバネである。上記技術的手段に
よれば、クリップは、前記挟みバネの弾発力により、筒
体表面に保持され、且つ前端部が筒体表面に弾圧接す
る。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】また、上記技術的手段の具体的構成は、上
記挟みバネの一端側の両側縁が鋸刃状に形成されるとと
もに、上記挿入孔の内面には上記挟みバネをその板厚方
向に挟持する縦リブが形成されていることを特徴とす
る。更に、上記技術的手段の具体的構成は、挟みバネの
他端部に掛止部を形成し、クリップにおける上記枢支部
より前方の表面に掛止凹部を形成するとともに、前記枢
支部より後方に上記挿通孔を開孔し、前記挟みバネの一
端側を上記筒体に固定した後、前記挟みバネの他端側を
前記挿通孔に挿通し、さらに前記掛止部を前記掛止凹部
に掛合させ、同時にクリップを枢支部に枢支する。更に
具体的には、クリップと、前記筒体とに形成されて相互
に係合する枢支受部と枢支突部とで枢支部を構成し、枢
支受部が形成された一方の部材には他方の部材の枢支突
部を前記枢支受部へ導く枢支突部案内斜面を形成し、ク
リップには挟みバネの掛止部を前記掛止凹部へ導く掛止
部案内斜面を形成する。また、上記クリップの後端部に
押操作部を形成することで、上記クリップは前記後端部
に対する押操作により開き動作可能になる。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1乃至図6は、本発明の筆記具
クリップ取付装置の一例を示す。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】このクリップ取付装置は、筆記具の軸筒、
キャップ等を構成している筒体10と、この筒体10の
後端側(頂部側)表面に取り付けられるクリップ30
と、このクリップ30を筒体10に取り付けるととも
に、該クリップ30の前端部を筒体10の表面に弾圧接
する挟みバネ20とを備え、この挟みバネ20の弾発力
に抗してクリップ30後端部の押操作部35が押される
と、枢支部1を支点にしてクリップ30の前端部が持ち
上げられ筒体10の表面から離れる。尚、図示した筒体
10は、筆記具の軸筒を構成したものを例示している。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】そして、上記各部材から構成される筆記具
クリップ取付装置の組立作業について説明すれば、先
ず、挟みバネ20が筒体10に固定される。この際、挟
みバネ20は、その一端側の挿入部22が筒体10の挿
入孔12に挿込み状に固定され、その他端側を筒体10
の表面で軸線方向へ沿わしめる(図3(b)参照)。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正内容】
【0017】而して、上記構成の筆記具のクリップ取付
装置によれば、図2(b)に示すように、押操作部35
が押操作されると、クリップ30は、挟みバネ20の弾
発力に抗して、枢支部1が支点となって玉部34を筒体
10の表面から離す。そして、挟みバネ20の弾発力に
より、玉部34と筒体10表面との間に挿入された被挟
持物2が挟持される。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正内容】
【0018】上記態様の筆記具のクリップ取付装置で
は、枢支部1は筒体10側を凹状の枢支受部11とし且
つクリップ30側を凸状の枢支突部31とする構成にし
たが、その凹凸関係が逆になるように構成してもよいの
は勿論である。また、筒体10の枢支受部11,11と
クリップ30の枢支突部31,31とは、それぞれ二箇
所づつ設けたが、それぞれ一箇所づつ、あるいは三箇所
づつ設けるように構成してもよい。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る筆記具のクリップ取付装置の一
例を示し、(a)は縦断面図であり、(b)は平面図で
ある。
【図2】 図1における(2)−(2)線断面図であ
り、(a)はクリップの前端側が閉じている状態、
(b)はクリップの前端側が開いている状態を示す。
【図3】 同クリップ取付装置の組立方法を、図1にお
ける(2)−(2)線断面図で示しており、(a)は筒
体単体を示し、(b)は同筒体に挟みバネが固定された
状態、(c)は更にクリップを組付けている状態を示
す。
【図4】 本発明に係わる筒体を示す平面図である。
【図5】 本発明に係わるクリップを示し、(a)は縦
断面図、(b)は下面図である。
【図6】 本発明に係わる挟みバネを示す斜視図であ
る。
【符号の説明】 1:枢支部 10:筒体 11:枢支受部 12:挿入孔 14:凸部案内斜面 20:挟みバネ 21:掛止部 22:挿入部 30:クリップ 31:枢支突部 32:挿通孔 32a:掛止部案内斜面 35:押操作部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸筒やキャップ等の筒体の表面側に略U
    字状挟みバネの一端側を固定し、該挟みバネの他端側を
    筒体の表面に沿わしめ、クリップにおける筒体との対向
    面と、筒体におけるクリップとの対向面とで形成される
    枢支部にクリップを枢支し、かつ前記挟みバネの他端部
    を前記枢支部よりもクリップの前端側に掛止させ、クリ
    ップの前端部が筒体表面に弾圧接するようにクリップを
    筒体に取付けた小物用クリップ取付装置。
  2. 【請求項2】 挟みバネの他端部に掛止部を形成し、ク
    リップにおける上記枢支部より前方の表面に掛止凹部を
    形成するとともに、前記枢支部より後方に挿通孔を開孔
    し、前記挟みバネの一端側を上記筒体に固定した後、前
    記挟みバネの他端側を前記挿通孔に挿通し、さらに前記
    掛止部を前記掛止凹部に掛合させ、同時にクリップを枢
    支部に枢支した請求項1記載の小物用クリップ取付装
    置。
  3. 【請求項3】 クリップと、前記筒体とに形成されて相
    互に係合する枢支受部と枢支突部とで枢支部を構成し、
    枢支受部が形成された一方の部材には他方の部材の枢支
    突部を前記枢支受部へ導く枢支突部案内斜面を形成し、
    クリップには挟みバネの掛止部を前記掛止凹部へ導く掛
    止部案内斜面を形成した請求項2記載の小物用クリップ
    取付装置。
  4. 【請求項4】 上記クリップは、後端部に押操作部を形
    成した請求項1乃至3何れか1項記載の筆記具のクリッ
    プ。
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