JPH0616627Y2 - クリップ - Google Patents

クリップ

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JPH0616627Y2
JPH0616627Y2 JP1990041000U JP4100090U JPH0616627Y2 JP H0616627 Y2 JPH0616627 Y2 JP H0616627Y2 JP 1990041000 U JP1990041000 U JP 1990041000U JP 4100090 U JP4100090 U JP 4100090U JP H0616627 Y2 JPH0616627 Y2 JP H0616627Y2
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学 豊沢
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株式会社ダイヤコーポレーション
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、洗濯物等を挟持するクリップに関する。
特に、部品点数を少なくすることができ、組み立ての簡
素化により組み立ての自動化を容易にすることができる
クリップに関するものである。
(従来の技術) 第15図は、従来の一般的なクリップの外観斜視図であ
る。
同図において、1a,1bは一対の挟持片であり、先端
にはそれぞれ挟持部2が設けられている。3は一対の挟
持片1a,1bを係合する係合部であり、挟持片1a,
1bの内側中央寄りに設けられている。4はC字状に形
成された丸ばねであり、挟持片1a,1bにそれぞれ形
成された長孔1c,1cに挿通され、挟持片1a,1b
を上下方向から挟み込むように取り付けられている。こ
の丸ばね4により、一対の挟持片1a,1bの挟持部2
は、常に閉じられる方向へ附勢されている。
このような構成よりなるクリップを組み立てる場合に
は、一対の挟持片1a,1bを係合部3により係合さ
せ、丸ばね4を一対の挟持片1a,1bのそれぞれの長
孔1c,1cに挿通する。
その後、丸ばね4の先端を開き、挟持片1a,1bを上
下方向から挟み込む。これにより、挟持片1a,1bは
結合され、クリップが組み立てられる。
(考案が解決しようとする課題) 上述した従来のクリップは、次のような問題を有してい
た。
すなわち、クリップを構成する部品は、一対の挟持片1
a,1bと、この一対の挟持片1a,1bとは別体のば
ね4とからなっていたので、部品点数が多くコストが高
くなっていた。
また、クリップの組み立ては、一対の挟持片1a,1b
を係合させておいてから、ばね4を通し、ばね4の先端
を開いて挟持片1a,1bを挟み込まなければならず、
組立の工程が複雑で、組立の自動化が困難であった。
このため、クリップの組み立ては人手に頼らなければな
らず、手間がかかり生産性の向上を図ることができなか
った。
本考案の目的は以上のような従来のクリップの問題点を
解決し、少ない部品点数でクリップを構成することによ
りコストを低減することができ、また、組立の自動化を
容易に図ることにより、生産性を向上させることができ
るクリップを提供することにある。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために請求項(1)記載のクリップ
は、先端に挟持部を設けた一対の挟持片と、この一対の
挟持片の一方の内側中央寄りに設けたフック部と、他方
の挟持片に設けられ、前記フック部と係合する軸部とを
有し、前記フック部と軸部とを係合させて一対の挟持片
を結合させたとき、前記挟持片の挟持部同士が閉じる方
向で、かつ、前記フック部と軸部とが係合する方向へ前
記挟持片を附勢するばね部を、前記一対の挟持片の双方
又は一方に一体的に設けたことを特徴とする。
請求項(2)記載のクリップは、請求項(1)記載のクリ
ップにおいて、前記ばね部は、前記フック部の先端との
間に、前記軸部が通過することの不可能な間隙を形成す
ることを特徴とする。
請求項(3)記載のクリップは、請求項(1)または(2)記
載のクリップにおいて、前記ばね部を前記一対の挟持片
の一方にのみ設け、他方の挟持片にこのばね部の先端が
摺動自在に接触するばね受け部を設けたことを特徴とす
る。
請求項(4)記載のクリップは、請求項(3)記載のクリ
ップにおいて、前記ばね受け部は、前記挟持部同士が開
くように前記一対の挟持片を操作した際に、前記ばね部
の先端が摺動する方向へ向けて上り傾斜状に形成されて
いることを特徴とする。
請求項(5)記載のクリップは、請求項(3)記載のクリ
ップにおいて、前記ばね受け部は、前記挟持部同士が開
くように前記一対の挟持片を操作した際に、前記ばね部
の先端が摺動する方向へ向けて下り傾斜状に形成されて
いることを特徴とする。
請求項(6)記載のクリップは、請求項(3)または(4)ま
たは(5)記載のクリップにおいて、前記ばね受け部と前
記ばね部との接触部分には、ばね部の先端の摺動を案内
する凹部と凸部とが設けられていることを特徴とする。
請求項(7)記載のクリップは、請求項(1)記載のクリ
ップにおいて、前記ばね部の先端は、前記フック部から
前記軸部が外れかけたときに、軸部の移動を規制する部
位に当接することを特徴とする。
(作用効果) 請求項(1)記載のクリップは上記の構成としたので次
のような作用効果を奏する。
すなわち、一対の挟持片の一方に設けられた軸部を他方
の挟持片に設けられたフック部に係合させることによ
り、一対の挟持片が結合されクリップが組み立てられ
る。一対の挟持片の双方又は一方にはばね部が一体的に
設けてあり、このばね部は、一対の挟持片を結合させた
ときに、挟持片の挟持部同士が閉じる方向で、かつ、フ
ック部と軸部とが係合する方向へ挟持片を附勢するよう
になっているので、クリップを組み立てると、相対する
挟持片がばね部によって附勢され、一対の挟持片の挟持
部同士が閉じるとともに、フック部と軸部とは互いに係
合する方向へ附勢される。
したがって、クリップ組立後は、使用中に無理な力がク
リップに作用したとしても、フック部から軸部が外れに
くいという効果がある。
また、一対の挟持片にばね部が一体的に設けてあるの
で、部品点数が少なくて済み、コストを低減することが
できる。
さらに、一対の挟持片を結合させるだけでクリップが簡
単に組み上がるので、組立の自動化を容易に図ることが
でき、生産性を向上させることができる。
請求項(2)記載のクリップによれば、ばね部が、フッ
ク部の先端との間に、軸部が通過することの不可能な間
隙を形成するようになっているので、ばね部自体が一種
のつっかえ棒の役目をなすこととなり、フック部から軸
部が外れてしまうことが一層確実に防止される。
請求項(3)記載のクリップによれば、一方の挟持に設
けられたばね部の先端が他方の挟持片に設けられたばね
受け部に摺動自在に接触するようになっているので、ば
ね部の先端はばね受け部上を滑らかに移動することとな
り、ばね部のスムーズなスライドが確保され、挟持部同
士を開閉させる際の挟持片の操作が行ないやすくなる。
請求項(4)記載のクリップによれば、ばね受け部が、
挟持部同士が開くように一対の挟持片を操作した際に、
ばね部の先端が摺動する方向へ向けて上り傾斜状に形成
されているので、挟持部同士が開くように一対の挟持片
を操作すると、ばね圧が次第に強くなる。
このように、挟持部同士の開き具合によって、ばね圧が
次第に強くなるので、比較的重たいものを吊るす場合に
適したものとなる。
請求項(5)記載のクリップによれば、ばね受け部が、
挟持部同士が開くように一対の挟持片を操作した際に、
ばね部の先端が摺動する方向へ向けて下り傾斜状に形成
されているので、挟持部同士が開くように一対の挟持片
を操作すると、ばね部のばね圧が次第に弱くなる。
したがって、弱い力で挟持部同士を開くことができ、操
作しやすくなるという効果が得られる。
また、挟持部同士を開くにしたがってばね圧が弱くなる
ので、傷みやすいものを挟む場合に適したものとなる。
請求項(6)記載のクリップによれば、ばね部の先端の
摺動を案内する凹部と凸部とが、ばね受け部とばね部と
の接触部分に設けられているので、クリップ使用中にば
ね部の先端とばね受け部とが横ずれしにくく、クリップ
の開閉操作が行ないやすくなる。
請求項(7)記載のクリップによれば、フック部から軸
部が外れかけたときに、ばね部の先端が、軸部の移動を
規制する部位に当接するようになっているので、フック
部からの軸部の外れが一層確実に防止される。
(実施例) 以下、図示の実施例について説明する。
第1図は本考案に係るクリップの第1実施例を示す部分
切断分解斜視図、第2図は組み立てた状態の正面図、第
3図は同上縦断面図、第4図は第3図のA−A線断面図
である。
これらの図面において、10a,10bは一対の挟持片
であり、先端には挟持部11,11がそれぞれ設けてあ
る。12はフック部であり、一方の挟持片10aの内側
中央寄りに一体的に設けてある。
13,13は他方の挟持片10bに一体的に設けられた
突部であり、前記フック部12と対応する位置に軸部1
3aが一体的に設けてある。
これらフック部12と軸部13aとは、第3図に示すよ
うに、係合可能に形成してあり、軸部13aを支点とし
て一対の挟持片10a,10bは回動可能な構成となっ
ている。フック部12と軸部13aは、第4図に示すよ
うに、横方向の間隙cが小さくなっており、一対の挟持
片10a、10bを回動させても互いに横方向にずれな
いようになっている。
なお、フック部12の先端下部12aは、面とりされて
おり、軸部13aが係合しやすいようになっている。
14,14は所要の長さを有する板状のばね部であり、
一対の挟持片10a,10bの挟持部10c,10c
に、基端14aがそれぞれ一体的に形成されている。こ
のばね部14は、一対の挟持片10a,10bの内側方
向にそれぞれ傾斜させてあり、前記フック部12と軸部
13aとを係合させて一対の挟持片10a,10bを結
合させたとき、先端14b同士が弾力をもって接触する
ようになっている(第3図参照)。これにより、ばね部
14,14は、挟持片10a,10bの挟持片11,1
1同士が閉じる方向で、かつ、フック部12と軸部13
aとが係合する方向へ相対する挟持片10a,10bを
附勢するようになっている。
フック部12と軸部13aとが係合すると、第8図
(a),(b)に示すように、ばね部14は、フック部
12の先端との間に、軸部13aが通過することの不可
能な間隙を形成する。
第5図は挟持片の変形例を示す平面図であり、一対の挟
持片10a,10bの把持部10cの径を大きく形成
し、把持しやすいようにしたものである。
以上のような構成を有するクリップの組み立て及び作用
を、第6図,第7図および第8図(a),(b)をも参
照して説明する。
先ず、一対の挟持片10a,10bを第6図に示すよう
な位置関係に配置する。
その後、挟持片10bを図中矢印B方向に移動させ、フ
ック部12に軸部13aを接近させる。この接近によ
り、軸部13aは、挟持片10aのばね部14に接触
し、ばね部14を、その弾力に抗して押し下げる。これ
により、フック部12の先端とばね部14の先端14b
との間には、軸部13aを通過させることのできる間隙
が形成される。
そこで、第7図の図中矢印Cに示すように、フック部1
2の先端とばね部14の先端14bとの間に軸部13a
を通過させ、フック部12に軸部13aを係合させる。
フック部12に軸部13aが係合した後、挟持片10a
のばね部14はその弾力によってもとの位置に戻ろうと
して上動し、フック部12とばね部14の先端14bと
の間に形成されていた間隙がふたたび狭く閉じられる。
このようにして、一対の挟持片10a,10bが結合さ
れ、クリップが組み立てられる。
組み立てられた状態で、ばね部14,14の先端14b
同士は、第3図に示すように弾力をもって接触した状態
となっている。これにより、フック部12と軸部13a
とは、互いに圧接し、また、挟持部11,11同士は、
閉じる方向に附勢される。
このように、一対の挟持片10a,10bは、ばね部1
4,14の附勢によって、確実に結合される。
次に、組み立てられたクリップを使用しているときなど
に、ねじり等による力が働いた場合の作用を説明する。
先ず、挟持片10bの軸部13aに、第8図(a)に示
すような図中矢印D方向の力が働くと、フック部12の
内側12bに軸部13aの外周13bが圧接するので、
挟持片10aと挟持片10bとが外れることはない。
また、挟持片10bに、第8図(b)に示すような図中
矢印E方向の力が働いて、フック部12から軸部13a
が外れそうになっても、軸部13aの外周13bが、挟
持片10aのばね部14の先端14bに当接し、このば
ね部14が一種のつっかえ棒の作用をなして、フック部
12と軸部13aとの係合が外れないようになってい
る。
このように、本実施例のクリップによれば、一対の挟持
片10a,10bを結合させると、ばね部14,14の
ばね力によってフック部12と軸部13aとが互いに係
合する方向に附勢されるので、クリップを一旦組み立て
た後は、使用中に無理な力が作用したとしてもフック部
12から軸部13aが外れにくい。しかも、ばね部14
が一種のつっかえ棒の作用をなすので、軸部13aの外
れが一層確実に防止される。
また、一対の挟持片10a,10bとばね部14,14
とを別体とせず、一対の挟持片10a,10bにばね部
14が一体的に設けられているので、少ない部品点数で
クリップを構成するとができ、コストの低減を図ること
ができる。
さらに、一対の挟持片10a,10bは、フック部12
と軸部13aとを係合することにより簡単に組み立てら
れるので、組立の自動化を容易に図ることができ、生産
性を向上させることができる。
すなわち、挟持片10a,10bのうち、一方の挟持片
(例えば10a)を固定させておいて、他方の挟持片
(例えば10b)を第6図に示したような図中の矢印B
方向に移動させるだけで、一対の挟持片10a,10b
を結合させることができ、クリップを組み立てることが
できる。
第9図は本考案に係るクリップの第2実施例を示す縦断
面図である。
本実施例のクリップは、挟持片の片側にのみばね部を設
けたものである。
同図において、15は所要の長さを有する板状のばね部
であり、挟持片10bの把持部10cに基端15aが一
体的に形成され、挟持片10bの内側方向に傾斜させて
ある。
16は挟持片10aに設けたばね受け部であり、フック
部12と軸部13aとを係合させて一対の挟持片10
a,10bを結合させたとき、ばね部15の先端15b
が弾力をもって摺動自在に接触するようになっている。
そして、ばね部15は、挟持片10a,10bを指でつ
まんで閉じてゆくと、閉じる動作に従って受け部16上
を図中矢印X方向に摺動するようになっている。このよ
うに、受け部16は挟持片10a,10bによる挟持部
11,11同士の開閉操作を滑らかにしている。
以上のような構成を有するクリップは、ばね部15の先
端15bをばね受け部16に接触させつつ挟持片10a
を係合させることにより容易に組み立てることができ
る。
このようなクリップにおいても、前述した実施例と同様
に、一対の挟持片10a,10bを結合させると、ばね
部14のばね力により、フック部12と軸部13aとが
互いに係合する方向に附勢されるので、フック部12か
ら軸部13aが外れにくい。
また、少ない部品点数でクリップを構成してあるので、
コストを低減することができる。さらに、組立が簡単な
ので、組立の自動化を容易に図ることができ、生産性を
向上させることができる。
このようなクリップにおいては、以下に示すようなばね
受け部16の上面16aの形状を変形させることによ
り、ばね圧を調整することが可能である。
第10図,第11図はそれぞれ第2実施例のクリップの
変形例を示す縦断面図、第12図は挟持片を閉じてゆく
ときの閉じ量とばね圧との関係を示すグラフである。
第10図において、ばね受け部16の上部16aは、挟
持部11,11同士が開くように一対の挟持片10a,
10bを操作した際に、ばね部15の先端15bが摺動
する方向へ向けて上り傾斜状(図では左上がりに傾斜)
に形成されている。
これにより、一対の挟持片10a,10bを操作する
と、ばね部15のばね圧は、第12図の(イ)に示すよ
うに変化する。
すなわち、挟持部11,11同士が開くように一対の挟
持片10a,10bを操作するにしたがって、ばね部1
5のばね圧は、第9図に示した、受け部16の上部を平
に形成した(ロ)のものより強くなる。
このように、受け部16を図中、左上りに傾斜させたク
リップは、挟持部11,11同士を開くにしたがって、
ばね圧が強くなるので、比較的重たいものを吊るすのに
適したものとなる。
また、第11図に示したクリップは、受け部16の上部
16bを第10図のものとは反対に図上、左下がりに傾
斜させてある。このように、受け部16の上部16bを
形成することにより、ばね部15のばね圧は、第12図
の(ハ)に示すような直線となり、(ロ)より弱くな
る。
このように、受け部16を図中、左下がりに傾斜させた
クリップは、挟持部11,11同士を開くにしたがっ
て、ばね圧が弱くなるので、弱い力で挟持部同士を開く
ことができ、操作しやすい。
このようなクリップは、傷みやすいものを挟むのに適し
ている。
第13図および第14図はクリップの他の実施例を示す
要部拡大左側面図と縦断面図である。
第13図のクリップは、第2実施例およびその変形例に
おけるばね部15の先端15bとばね受け部16との接
触部分に、図に示すような凹部20と凸部21とを形成
したものである。
このようなクリップによれば、凹部20と凸部21とに
よりばね部15の先端15bとばね受け部16とが噛み
合っているので、クリップ使用中にばね部15の先端1
5bとばね受け部16とが横ずれしにくく、クリップの
開閉操作を行ないやすくなる。
第14図のクリップは、フック部22の形成方向を前述
した実施例とは逆の方向に形成し、このフック部22に
軸部13aを係合させてある。
ばね部24は、その基端24aがフック部22の基部2
2aに一体的に形成されている。ばね部24の先端24
bは、相対する挟持片25に対して摺動可能に圧接して
いる。
ばね部24の先端24bは、第14図における各部の位
置関係から明らかなように、フック部22から軸部23
が外れかけたときに、軸部23の移動を規制する部位、
すなわち、挟持片25の後端壁25aに当接するように
なっている。
したがって、このような構成よりなるクリップによれ
ば、フック部22からの軸部23の外れが一層確実に防
止される。
以上、本考案の実施例について説明したが、本考案は上
記実施例に限定されるものではなく、本考案の要旨の範
囲内において適宜変形実施可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るクリップの第1実施例を示す部分
切断分解斜視図、第2図は組み立てた状態の正面図、第
3図は同上縦断面図、第4図は第3図のA−A線断面
図、第5図は挟持片の変形例を示す平面図、第6図、第
7図はクリップの組立説明図、第8図(a),(b)は
フック部と軸部との関係を示す説明図、第9図は本考案
に係るクリップの第2実施例を示す縦断面図、第10
図、第11図はそれぞれ第2実施例のクリップの変形例
を示す縦断面図、第12図は挟持片の閉じる量とばね圧
との関係を示すグラフ、第13図および第14図はクリ
ップの他の実施例を示す要部拡大左側面図と縦断面図、
第15図は従来のクリップの外観斜視図である。 10a,10b……挟持片 12……フック部 13a……軸部 14,15……ばね部 16……受け部

Claims (7)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】先端に挟持部を設けた一対の挟持片と、こ
    の一対の挟持片の一方の内側中央寄りに設けたフック部
    と、他方の挟持片に設けられ、前記フック部と係合する
    軸部とを有し、前記フック部と軸部とを係合させて一対
    の挟持片を結合させたとき、前記挟持片の挟持部同士が
    閉じる方向で、かつ、前記フック部と軸部とが係合する
    方向へ前記挟持片を附勢するばね部を、前記一対の挟持
    片の双方又は一方に一体的に設けたことを特徴とするク
    リップ。
  2. 【請求項2】前記ばね部は、前記フック部の先端との間
    に、前記軸部が通過することの不可能な間隙を形成する
    ことを特徴とする請求項(1)記載のクリップ。
  3. 【請求項3】前記ばね部を前記一対の挟持片の一方にの
    み設け、他方の挟持片にこのばね部の先端が摺動自在に
    接触するばね受け部を設けたことを特徴とする請求項
    (1)または(2)記載のクリップ。
  4. 【請求項4】前記ばね受け部は、前記挟持部同士が開く
    ように前記一対の挟持片を操作した際に、前記ばね部の
    先端が摺動する方向へ向けて上り傾斜状に形成されてい
    ることを特徴とする請求項(3)記載のクリップ。
  5. 【請求項5】前記ばね受け部は、前記挟持部同士が開く
    ように前記一対の挟持片を操作した際に、前記ばね部の
    先端が摺動する方向へ向けて下り傾斜状に形成されてい
    ることを特徴とする請求項(3)記載のクリップ。
  6. 【請求項6】前記ばね受け部と前記ばね部との接触部分
    には、ばね部の先端の摺動を案内する凹部と凸部とが設
    けられていることを特徴とする請求項(3)または(4)また
    は(5)記載のクリップ。
  7. 【請求項7】前記ばね部の先端は、前記フック部から前
    記軸部が外れかけたときに、軸部の移動を規制する部位
    に当接することを特徴とする請求項(1)記載のクリッ
    プ。
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