JPH0542222Y2 - - Google Patents

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JPH0542222Y2
JPH0542222Y2 JP19092387U JP19092387U JPH0542222Y2 JP H0542222 Y2 JPH0542222 Y2 JP H0542222Y2 JP 19092387 U JP19092387 U JP 19092387U JP 19092387 U JP19092387 U JP 19092387U JP H0542222 Y2 JPH0542222 Y2 JP H0542222Y2
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hook frame
pivot
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receiver
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JP19092387U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、例えば車両搭載の冷蔵コンテナーに
おいて扉を閉鎖状態に締付け保持する二重係合型
フアスナー装置に関するものである。
(従来の技術) 実公昭51−46232号公報に開示された従来のフ
アスナー装置では、一方の被締付体に取付基板を
固着し、他方の被締付体に受具を固着し、取付基
板の立上り板部に操作レバーの基端部を取付基板
の正面と平行な枢軸によつて枢着し、該枢軸より
先端側にずれた部位にて引掛枠の基端部を操作レ
バーに枢着してある。
(考案が解決しようとする問題点) このフアスナー装置では、一方の被締付体を他
方に被締付体に閉鎖して引掛枠の先端部を受具に
係合させた後、引掛枠と受具の係合点と前記枢軸
とを結ぶ直線に関して操作レバーと引掛枠の枢着
点が取付基板側に接近するように操作レバーを回
動させることによつて、両被締付体が互いに締付
け保持されるのであるが、引掛枠と受具の係合は
引掛枠の弾性のみに依存して行われているため、
車両搭載の冷蔵コンテナー等の振動の激しい被締
付体に装着された場合、車体と被締付体の振動に
共振して引掛枠が瞬間的に伸長して引掛枠が浮き
上り、引掛枠の先端部が受具から外れてしまうこ
とがある。
従つて本考案の目的は、激しい振動環境で使用
されても引掛枠が浮き上つて引掛枠と受具の係合
が偶発的に解除されることがない二重係合型フア
スナー装置を提供することである。
(問題点を解決するための手段) 以下、添付図面中の参照符号を用いて説明する
と本考案の二重係合型フアスナー装置は、一方の
被締付体1に固着される取付基板2と;他方の被
締付体3に固着される受具4と;該取付基板2の
前面に沿つて摺動するように案内された可動基板
6と;取付基板2の正面と平行な枢軸7によつて
基端部8aを該可動基板6の中間部6aに枢着さ
れた操作レバー8と;該枢軸7より先端側にずれ
た部位にて基端部9aを該枢軸7と平行な枢軸1
0によつて該操作レバー8に枢着された引掛枠9
と;可動基板6を受具4とは反対方向に摺動付勢
するバネ5と;操作レバー8と引掛枠9を取付基
板2に向けて回転付勢するバネ11とから成り、
前記受具4に該引掛枠9の先端部9bが引掛り係
合する突起部4aと、該可動基板6の先端部6b
が差込み係合する凹部4bを設けたものである。
(実施例) 図示の実施例では、可動基板6は全体とした横
断面U字状に形成され、基端部6cの背面側にバ
ネ収容空間を設け、基端部6cの両側面と中間部
の両側面に突出板部13a,13bを設けてあ
る。取付基板2の正面側には、相対向し折曲げ板
部12a,12bが取付基板2の長さ方向に沿つ
て2組切起されている。前記突出板部13a,1
3bが該折曲げ板部12a,12bと取付基板2
との間の空間に嵌挿されることによつて、可動基
板6は取付基板2の正面に沿つて摺動案内されて
いる。
可動基板6の摺動付勢用バネ5は圧縮コイルバ
ネで構成され、その一端部5aは可動基板6の基
端部6cの内壁面に当接し、他端部5bは取付基
板2の中央切起し板部14に当接している。可動
基板6の基端部6cは取付基板2の基端部の切起
し突起15に当接し、これによつて後退摺動を限
界づけられている。可動基板6の中間部には正面
側に凹部6dが横断方向に形成されており、該凹
部6dに枢軸10が入り込むことによつて、操作
レバー8と引掛枠9は取付基板2側により接近し
て配置され、被締付体1正面からのフアスナー装
置全体の突出量が小さく抑制されている。
操作レバー8と引掛枠9の回転付勢用バネ11
は巻バネによつて構成され、割溝16付きの中空
枢軸10に嵌合されている。バネ11の一端部1
1aは操作レバー8の正面板部8bの基端面に当
接し、他端部11bは枢軸10の割溝16に挿入
されている。このバネ構成によつて操作レバー8
は正面板部8bが可動基板6の基端部6cに当接
するように回転付勢され、引掛枠9は中間部が取
付基板2の左側の折曲げ板部12a,12bに当
接するように回転付勢され、バネ11による操作
レバー8と引掛枠9の回転付勢の方向は互いに逆
になつている。
被締付体3は車両に搭載された冷蔵コンテナー
本体であり、被締付体1は該コンテナーの回転型
扉である。受具4はU字状に屈曲加工された金属
板で構成され、その両脚板部4c,4dが被締付
体3に溶接固着されている。可動基板の先端部6
bが挿入される凹部4bは、被締付体3正面との
間に形成された長方形状の空間で構成されてい
る。引掛枠9の先端部9bが引掛けられる突起部
4aは、両脚板部4c,4d間の中央板部に形成
されている。
(作用) このフアスナー装置では、被締付体1を被締付
体3に対して閉鎖した後、片方の手で引掛枠9を
バネ11の付勢に抗して取付基板2から離れる方
向に枢軸10を中心に持上げ回転させながら、別
の片方の手で操作レバー8を取付基板2から離れ
る方向に枢軸7を中心に引き上げ回転させ、引掛
枠9の先端部9bが受具4を越える位置まで移動
させる。
そこで、引掛枠9から手を離すと引掛枠9はバ
ネ11の付勢によつて被締付体3の正面に当接す
る方向に回転し、引掛枠の先端部9bは受具4と
係合可能な待機位置に来る。その後、操作レバー
8を操作基板2側に押下げ回転させると、引掛枠
9の先端部9bが受具4の突起部4aの背面側に
係合する。この引掛枠9と受具4の係合後も更に
操作レバー8を押下げ回転させると、可動基板6
がバネ5を圧縮しながら受具4側に引寄せられ、
可動基板6の先端部6bが受具4の凹部4bに進
入する。
このように可動基板6が受具4に係合した段階
では、引掛枠9と受具4の係合点と枢軸7とを結
ぶ直線に関して、枢軸10が取付基板2側に接近
した位置に来ている。
(考案の効果) 以上のように本考案のフアスナー装置では、取
付基板2の前面に沿つて摺動案内した可動基板6
をバネ5によつて受具4とは逆方向に摺動付勢
し、該可動基板6の中間部6aに操作レバー8も
基端部8を枢軸7によつて枢着し、引掛枠9の基
端部9aを枢軸10によつて操作レバー8に枢着
したものであり、引掛枠9の先端部9bが受具4
の突起部4aに引掛り係合することによつて被締
付体1と被締付体3が閉鎖状態に締付け保持され
るものであるが、この締付け状態において車体の
振動と共振して引掛枠9が瞬間的に伸長したとし
ても、操作レバー8を介して引掛枠9が取付けら
れている可動基板6が受具4と反対方向に常に摺
動付勢されているため、引掛枠の先端部9bと受
具4の突起部4aとの間に〓間が生じることがな
く、また振動によつて引掛枠9が枢軸10を中心
に浮き上り回転しようとする動きは前記バネ11
の回転付勢によつて抑止される。更に、受具4の
凹部4bには可動基板6が先端部6bが差込み係
合しており、被締付体1が被締付体3の前面側に
移動することによつて引掛枠の先端部9aが受具
4の突起部4aから外れるのを阻止している。
このように本考案のフアスナー装置では、引掛
枠先端部9bと受具4の突起部4aとの引掛り係
合、及び可動基板先端部6bと受具4の凹部4b
との差込み係合という二重係合構造を採用してい
るため、激しい振動環境で使用されても被締付体
の締付けが偶発的に解除されて、被締付体が無意
図的に開放される危険がない。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例に係る二重係合型スア
スナー装置を示し、第1図は該フアスナー装置の
締付状態の正面図であり、第2図は同フアスナー
装置の底面図であり、第3図は第1図のA−A線
断面図であり、第4図は第1図のB−B線断面図
であり、第5図は第1図のC−C線断面図であ
り、第6図はフアスナー装置本体の背面図であ
る。 1……一方の被締付体、2……取付基板、3…
…他方の被締付体、4……受具、5……摺動付勢
用バネ、6……可動基板、7……枢軸、8……操
作レバー、9……引掛枠、10……枢軸、11…
…回転付勢用バネ、12a,12b……折曲げ板
部、13a,13b……突出板部、14……バネ
受用切起し板部、15……ストツパー用切起し突
起。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 一方の被締付体1に固着される取付基板2と;
    他方の被締付体3に固着される受具4と;該取付
    基板2の前面に沿つて摺動するように案内された
    可動基板6と;取付基板2の正面と平行な枢軸7
    によつて基端部8aを該可動基板6の中間部6a
    に枢着された操作レバー8と;該枢軸7より先端
    側にずれた部位にて基端部9aを該枢軸7と平行
    な枢軸10によつて該操作レバー8に枢着された
    引掛枠9と;可動基板6を受具4とは反対方向に
    摺動付勢するバネ5と;操作レバー8と引掛枠9
    を取付基板2に向けて回転付勢するバネ11とか
    ら成り、前記受具4に該引掛枠9の先端部9bが
    引掛り係合する突起部4aと、該可動基板6の先
    端部6bが差込み係合する凹部4bを設けた二重
    係合型フアスナー装置。
JP19092387U 1987-12-16 1987-12-16 Expired - Lifetime JPH0542222Y2 (ja)

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JP19092387U JPH0542222Y2 (ja) 1987-12-16 1987-12-16

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JP19092387U JPH0542222Y2 (ja) 1987-12-16 1987-12-16

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Publication Number Publication Date
JPH0194576U JPH0194576U (ja) 1989-06-22
JPH0542222Y2 true JPH0542222Y2 (ja) 1993-10-25

Family

ID=31481859

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JP19092387U Expired - Lifetime JPH0542222Y2 (ja) 1987-12-16 1987-12-16

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JP (1) JPH0542222Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014091955A (ja) * 2012-11-02 2014-05-19 Takigen Mfg Co Ltd パチン錠及びこれを用いたコンテナ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014091955A (ja) * 2012-11-02 2014-05-19 Takigen Mfg Co Ltd パチン錠及びこれを用いたコンテナ

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0194576U (ja) 1989-06-22

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