JP3067690U - 平面ロックハンドル装置 - Google Patents

平面ロックハンドル装置

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JP3067690U
JP3067690U JP1999007330U JP733099U JP3067690U JP 3067690 U JP3067690 U JP 3067690U JP 1999007330 U JP1999007330 U JP 1999007330U JP 733099 U JP733099 U JP 733099U JP 3067690 U JP3067690 U JP 3067690U
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handle
push button
pivot
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直之 杉本
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Takigen Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 押しボタンが押し込み状態で停止してハンド
ルの突出作動が確実に行えるため、操作性が良い平面ロ
ックハンドル装置を提供する。 【解決手段】 第1枢軸3でハンドル4をケース2に枢
着し、第2枢軸5で押しボタン8をハンドル4に枢着
し、バネ手段11の正面側直線部13をハンドル4の背
面側の第1バネ受け面14に当接させ、底面側直線部1
5をケース2の底壁部の第2バネ受け面16に当接さ
せ、底面側直線部15の先端に曲り部20を設け、押し
ボタン8が押し込まれた状態あるいは復帰状態のいずれ
にあっても、ハンドル4の正面に対して直角であり第2
枢軸5の中心を通る基準線21において、押しボタン8
の掛止めアーム7の根元部の第3バネ受け面19と当接
するように、曲り部20の先端折り返し点部23を湾曲
形成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】 本考案は、固定枠体に枢支された扉を開閉しか つ錠止するための平面ロックハンドル装置に関する。
【0002】
【従来の技術】 平面ロックハンドル装置は、扉を開閉する時のロックハン ドルの操作が簡単であることが望ましい。 押しボタンの背面側の掛止アームをケース底面壁の掛止凹部に係合させてハン ドルを、ケース内の没入位置に保持する平面ロックハンドル装置は既に知られて いる。しかしながら、ハンドルを突出させるために押しボタンを押したとき、ハ ンドルの突出作動と押しボタンの復帰作動のタイミングの関係によって、押しボ タンを離すと再び掛止アームが掛止凹部に係合してハンドルが突出しないことが あり、操作性が良くない。また、ハンドルを突出方向に回転付勢するためのバネ と、押しボタンを復帰方向に回転付勢するためのバネの二つが必要であり、不経 済であった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】 したがって本考案の目的は、押しボタン が押し込み状態で停止してハンドルの突出作動が確実に行えるため、操作性が良 いと共に、部品点数の減少により経済性の良い平面ロックハンドル装置を提供す ることである。
【0004】
【課題を解決するための手段】 以下、添付図面中の参照符号を用いて説明 すると、本考案の平面ロックハンドル装置は、扉1に固着されるケース2と、ケ ース2に出没可能に収容され、基端部を第1枢軸3によってケース2に枢着され たハンドル4と、ハンドル4に固着された第1枢軸3と平行な第2枢軸5によっ てハンドル4に枢着され、ケース2の底壁部の掛止凹部6に係脱する掛止アーム 7を背面側に突設した押しボタン8と、ハンドル4に連結され、固定枠体9側の 受部に係脱するロックアーム10と、ハンドル4を突出方向に回転付勢するとと もに押しボタン8を復帰方向に回転付勢するバネ手段11とを備える。
【0005】 前記バネ手段11を正面側直線部13がハンドル4の背面側の第1バネ受け面 14に当接し、底面側直線部15がケース2の底壁部の第2バネ受け面16に当 接する単一の捻りバネで構成し、底面側直線部15の先端には第2バネ受け面1 6との当接点17より正面側に斜めに突出した延長直線部分18を設け、さらに 延長直線部分18の先端には正面側に凸に形成され、押しボタン8の掛止アーム 7の根元部の第3バネ受け面19に当接可能な曲り部20を設ける。
【0006】 押しボタン8が押し込まれた状態あるいは復帰状態のいずれにあっても、ハン ドル4の正面に対して直角であり第2枢軸5の中心を通る基準線21において第 3バネ受け面19と当接するように、当該曲り部20の先端折り返し点部23を 湾曲形成することによって、バネ手段11の延長直線部分18の弾力によって第 2枢軸5に対して押しボタン8の軸受孔内面を常時押し付け、両者間に働く摩擦 抵抗によって押しボタン8をハンドル4に対して静止保持させる。
【0007】 扉1が閉鎖されて固定枠体9に対して錠止されている状態においては、図5及 び図8に示したように、バネ手段11の延長直線部分18の曲り部20の先端折 り返し点部23が、ケース2の正面に対して直角であり第2枢軸5の中心を通る 基準平面21上において、すなわち該基準線21と第3バネ受け面19との交点 22において押しボタン8に当接しているため、押しボタン8はバネ手段11の 延長直線部分18の弾力による摩擦抵抗によってハンドル4に対して復帰位置に 安定に静止保持されており、押しボタン8の上端部34はハンドル4の正面縁部 の停止壁部33に係合している。
【0008】 バネ手段11の延長直線部分18による前記摩擦抵抗に抗して第2枢軸5を中 心に押しボタン8を押し込み回転させると、押しボタン8の掛止ア−ム7がケ− ス2の底壁部の掛止凹部6から外れ、バネ手段11の正面側直線部13に押され てハンドル4が第1枢軸3を中心に正面側に突出回転する。
【0009】 図6及び図9に示したように、押しボタン8の押し込み状態においても、バネ 手段11の延長直線部分18の曲り部20の先端折り返し点部23が、ハンドル 4の正面に対して直角であり第2枢軸5の中心を通る基準線21上において押し ボタン8に当接しているため、押しボタン8はバネ手段11の延長直線部分18 の弾力による摩擦抵抗によってハンドル4に対して当該押し込み位置に安定に静 止保持されることになる。
【0010】
【考案の実施の形態】 図示の実施例では、ケ−ス2は椀状の単一部材で形 成されている。第1枢軸3はケ−ス2と一体に円筒状に成形され、ハンドル4の 軸孔32に挿入されている。ロックアーム10の基端部に横断方向に突設された 連動軸31は、ケース2の右側壁部の軸孔35に回転可能に挿通され、第1枢軸 3の円筒部内に挿入された連動軸31の小径軸部36は、該円筒部の開口端部3 7内において加締められ、抜脱を阻止されている。バネ手段11のコイル部12 は該連動軸31と第1枢軸3に嵌められている。第1バネ受け面14は押しボタ ン停止壁部33の背面に形成されている。
【0011】 ロックアーム10の連動軸31の断面六角形の中間軸部38は、ハンドル4の 六角形受孔39に相対回転不能に嵌められており、ロックアーム10はハンドル 4と一体に回転し、先端部の錠止ボルト28が固定枠体9側の受け金部40と係 脱する。ロックアーム10とハンドル4の連動機構はこれに限定されず、公知の 各種構造を採用できる。連動軸31にはO−リング24が嵌められ、ケース2と ハンドル4間の防水処理をしている。
【0012】
【考案の効果】 以上のように本考案の平面ロックハンドル装置では、バネ 手段11は正面側直線部13がハンドル4の背面側の第1バネ受け面14に当接 し、底面側直線部15がケース2の底壁部の第2バネ受け面16に当接すること によって、ハンドル4を突出方向に回転付勢する一方、底面側直線部15の延長 直線部分18の先端に曲り部20が設けられ、この曲り部20の先端折り返し点 部23が、ハンドル4の正面に対して直角であり第2枢軸5の中心を通る基準線 21上において第3バネ受け面19と当接するように湾曲形成されているため、 押しボタン8の軸受孔内面はバネ手段11の延長直線部分18の弾力によって第 2枢軸5に対して常時押し付けられ、両者間に働く摩擦抵抗によって押しボタン 8は押し込み位置及び復帰位置のいずれにおいてもハンドル4に対して静止保持 されている。 このように従来装置とは異なり、ハンドルの回転付勢用のバネと押しボタンの 復帰付勢用のバネが単一のバネ手段11によって兼用構成され、個別に2本のバ ネを組み込む必要がないので、部品点数が減少し経済性が良い。
【0013】 また、上記のようにバネ手段11の延長直線部分18の先端曲り部20の先端 折り返し点部23が、前記基準線21上において第3バネ受け面19と当接する ことによって、押しボタン8の軸受孔内面が第2枢軸5に対して押し付けられて いるため、押しボタン8は掛止アーム7が掛止凹部6に再係合しない位置に的確 に静止保持され、ハンドル4の突出作動は押しボタン8に阻害されずに円滑にな され操作性が良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の一実施例に係る平面ロックハンドル
装置を取り付けた扉の正面図である。
【図2】 該平面ロックハンドル装置の錠止状態の正面
図である。
【図3】 該平面ロックハンドル装置の錠止状態の背面
図である。
【図4】 該平面ロックハンドル装置の錠止状態の右側
面図である。
【図5】 図2のA−A’線断面図であり、押しボタン
は復帰状態にある。
【図6】 図2のA−A’線断面図であり、押しボタン
は押し込み状態にある。
【図7】 図2のB−B’断面図である。
【図8】 図5の押しボタンの復帰状態における第3バ
ネ受け面と曲り部の接点の位置関係を示す詳細図であ
る。
【図9】 図6の押しボタンの押し込み状態における第
3バネ受け面と曲り部の接点の位置関係を示す詳細図で
ある。
【符号の説明】
1 扉 2 ケ−ス 3 第1枢軸 4 ハンドル 5 第2枢軸 6 掛止凹部 7 掛止ア−ム 8 押しボタン 9 固定枠体 10 ロックア−ム 11 バネ手段 12 コイル部 13 正面側直線部 14 第1バネ受け面 15 底面側直線部 16 第2バネ受け面 17 当接点 18 延長直線部分 19 第3バネ受け面 20 曲り部 21 ハンドルの正面に対して直角であり第2枢軸の中
心を通る基準線 22 基準線と第3バネ受け面との交点 23 第3バネ受け面と曲り部との接点 24 O−リング 25 取付板 26 パッキング部材 27 錠止ボルト 28 六角ナット 29 取付用ビス 30 錠前装着部 31 連動軸 32 軸孔 33 押しボタン停止壁部 34 押しボタンの上端部 35 軸孔 36 連動軸の小径軸部 38 連動軸の中間軸部 39 受孔

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 扉1に固着されるケース2と、ケース2
    に出没可能に収容され、基端部を第1枢軸3によってケ
    ース2に枢着されたハンドル4と、ハンドル4に固着さ
    れた第1枢軸3と平行な第2枢軸5によってハンドル4
    に枢着され、ケース2の底壁部の掛止凹部6に係脱する
    掛止アーム7を背面側に突設した押しボタン8と、ハン
    ドル4に連結され、固定枠体9側の受部に係脱するロッ
    クアーム10と、ハンドル4を突出方向に回転付勢する
    とともに押しボタン8を復帰方向に回転付勢するバネ手
    段11とを備えた平面ロックハンドル装置において、バ
    ネ手段11を正面側直線部13がハンドル4の背面側の
    第1バネ受け面14に当接し、底面側直線部15がケー
    ス2の底壁部の第2バネ受け面16に当接する単一の捻
    りバネで構成し、底面側直線部15の先端には第2バネ
    受け面16との当接点17より正面側に斜めに突出した
    延長直線部分18を設け、さらに延長直線部分18の先
    端には正面側に凸に形成され、押しボタン8の掛止アー
    ム7の根元部の第3バネ受け面19に当接可能な曲り部
    20を設け、押しボタン8が押し込まれた状態あるいは
    復帰状態のいずれにあっても、ハンドル4の正面に対し
    て直角であり第2枢軸5の中心を通る基準線21におい
    て第3バネ受け面19と当接するように、当該曲り部2
    0の先端折り返し点部23を湾曲形成することによっ
    て、バネ手段11の延長直線部分18の弾力によって第
    2枢軸5に対して押しボタン8の軸受孔内面を常時押し
    付け、両者間に働く摩擦抵抗によって押しボタン8をハ
    ンドル4に対して静止保持させた平面ロックハンドル装
    置。
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