JP2001143538A - シールドフラット電線並びにその製造方法および加工装置 - Google Patents

シールドフラット電線並びにその製造方法および加工装置

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JP2001143538A
JP2001143538A JP35428299A JP35428299A JP2001143538A JP 2001143538 A JP2001143538 A JP 2001143538A JP 35428299 A JP35428299 A JP 35428299A JP 35428299 A JP35428299 A JP 35428299A JP 2001143538 A JP2001143538 A JP 2001143538A
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slit
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flat electric
shielded flat
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Toshiaki Suzuki
俊秋 鈴木
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AutoNetworks Technologies Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
AutoNetworks Technologies Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01BCABLES; CONDUCTORS; INSULATORS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR CONDUCTIVE, INSULATING OR DIELECTRIC PROPERTIES
    • H01B7/00Insulated conductors or cables characterised by their form
    • H01B7/08Flat or ribbon cables
    • H01B7/0861Flat or ribbon cables comprising one or more screens
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R12/00Structural associations of a plurality of mutually-insulated electrical connecting elements, specially adapted for printed circuits, e.g. printed circuit boards [PCB], flat or ribbon cables, or like generally planar structures, e.g. terminal strips, terminal blocks; Coupling devices specially adapted for printed circuits, flat or ribbon cables, or like generally planar structures; Terminals specially adapted for contact with, or insertion into, printed circuits, flat or ribbon cables, or like generally planar structures
    • H01R12/50Fixed connections
    • H01R12/59Fixed connections for flexible printed circuits, flat or ribbon cables or like structures
    • H01R12/594Fixed connections for flexible printed circuits, flat or ribbon cables or like structures for shielded flat cable
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R9/00Structural associations of a plurality of mutually-insulated electrical connecting elements, e.g. terminal strips or terminal blocks; Terminals or binding posts mounted upon a base or in a case; Bases therefor
    • H01R9/03Connectors arranged to contact a plurality of the conductors of a multiconductor cable, e.g. tapping connections
    • H01R9/05Connectors arranged to contact a plurality of the conductors of a multiconductor cable, e.g. tapping connections for coaxial cables
    • H01R9/0518Connection to outer conductor by crimping or by crimping ferrule

Abstract

(57)【要約】 【課題】 シールドフラット電線の端末に分岐加工を施
した場合においても、シールドの剥離を防止し、これに
よりシールド性能を適切に保つこと。 【解決手段】 複数のコア線12、18とに対してシー
ルド20および外部シース24を一体に形成してフラッ
ト電線10を構成した。フラット電線10の端末部分に
は、各コア線12、18を分岐するためのスリットSを
形成した。このスリットSが形成されている部位Pに
は、結合部26を形成した。結合部26は、シールド2
0を機械的に結合する手段であり、好ましくは、シール
ド20を貫通して接合することによりシールド20を鋲
着する外部シース24により形成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シールドフラット
電線に関し、特に、複数の電線を一体に覆うようにシー
ルドが形成されたシールドフラット電線並びにその製造
方法および加工装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】上記のようなシールドフラット電線とし
て、例えば、図24に示すものが開発されている。その
構成は、導体54を絶縁体56で被覆した複数の被覆線
52と導体のみからなるドレン線58とを同一平面上で
平行に並べ、これら各線52、58(以下、両線を「コ
ア線」と総称する。)をシールド60で覆ってドレン線
58のみと導通させ、さらに、シールド60の外周を絶
縁性の外部シース64で被覆している。
【0003】このようなシールドフラット電線50にお
いて、上記シールド60は、通常同図に示すようにコア
線52、58を挾んで表裏をなす一対の金属箔62a、
62bを互いに接着剤で貼り合わせることにより形成さ
れている。
【0004】上記のようなシールドフラット電線50で
は、シールド60や外部シース64で一体化されている
ため、コア線52、58間の間隔Dを変更することがで
きない。そのため、配線形態によっては、コア線52、
58間にスリット61を形成し、間隔を変更可能にする
必要があった。
【0005】図25は、図24のシールドフラット電線
50に分岐用のスリット61を形成した状態を示す斜視
図である。同図に示すように、スリット61を形成する
ことにより、コア線52、58の間隔Dを変更すること
ができるので、例えば、特定の線を間隔の隔たったキャ
ビティに挿入することが可能になる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述のよう
なシールドフラット電線50においては、コア線52、
58間の間隔が至って狭いので、スリット61が形成さ
れるとさらにその重合部分における重合面積が狭くな
り、スリット61を設けた部位の接着力が低減し、図2
5に示すように金属箔62a、62bの重合部分に剥離
が生じ易く、このような金属箔62a、62bの剥離に
起因してシールド性能を低下させるという問題が生じて
いる。また、一定に保たれていた導体54とシールド6
0で形成される静電容量が上記のような金属箔62a、
62bの剥離に起因して変動し、これによって導体54
とシールド60で形成される伝送路の長手方向における
インピーダンスの均一性が損なわれて、先に送信された
信号がその後に送信される信号にノイズとなって影響を
与えるという、いわゆる反射現象を生じさせる原因にな
るという問題が生じている。
【0007】本発明は、上記問題を解決するためになさ
れたものであり、シールドフラット電線の端末に分岐加
工を施した場合においても、シールドの剥離を防止し、
これによりシールド性能を適切に保つことができるシー
ルドフラット電線及びその製造方法を提供することを目
的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、同一平面上で平行に配置された複数のコ
ア線と、前記平面と直交する表裏方向に各コア線を挟ん
で被覆する一対の金属箔からなるシールドと、前記シー
ルドの外周を被覆する外部シースとを備えたシールドフ
ラット電線において、前記コア線の間に選択的に形成さ
れてコア線の端末を分岐するスリットと、少なくとも前
記スリットを区画する部位に形成されて前記シールドの
両金属箔同士を結合状態に維持する結合部とを形成して
いることを特徴とするシールドフラット電線である。
【0009】この発明では、スリットによってコア線の
端末が分岐されているので、間隔の異なるキャビティに
対しても、各コア線を適切に接続することが可能にな
る。しかも、シールドと外部シースの積層体のうち、少
なくともスリットを区画している部位には、シールドの
両金属箔同士を結合状態に維持する結合部が形成されて
いるので、この結合部が、シールドの両金属箔同士の結
合を補強することになる。ここで「選択的に」とは、ス
リットの形成場所や形成数が任意であることを意図して
おり、目的に応じて全てのコア線の間に形成してもよ
い。
【0010】特に、前記結合部は、当該スリットの長手
方向に沿って複数個形成されていることが好ましい。
【0011】このようにすると、結合部が形成されてい
る個数だけ、スリット部分のシールドの結合力が高まる
ことになる。
【0012】前記結合部は、当該シールドの各金属箔を
溶着したものであってもよい。
【0013】この発明においても、シールド自身が大き
な結合力で結合されることになる。
【0014】他方、前記結合部は、前記シールドに形成
された貫通孔内を通して前記外部シースの表裏両側を連
結するものであってもよい。
【0015】このようにすると、シールドを構成する金
属箔の重合部分において、金属箔同士が外部シースによ
り締結される。すなわち、貫通孔を貫通する外部シース
によって表裏両側の外部シース同士が互いに連結され、
これにより上記重合部分が両側から外部シースによって
拘束されているため、金属箔同士を単に接着剤で貼り合
わせただけの従来のシールド構造に比べると金属箔同士
の結合力が大きくなる。また、シールドに貫通孔を形成
するだけで部品点数を増加させることなく結合部を構成
することができる。
【0016】その場合、前記外部シースは、前記貫通孔
を充填するように当該シールドの外周にモールドされる
樹脂であることが好ましい。
【0017】このようにすると、外部シースの形成時に
外部シースを構成する材料がシールドの貫通孔に入り込
み、シールドをいわば鋲着することになる。
【0018】特に、前記貫通孔の周縁部分は、一方側の
金属箔を他方側の金属箔で挾持するように折り返されて
いることが好ましい。
【0019】このようにすると、シールドを構成する金
属箔同士が係合した状態で結合させられるため、シール
ドの結合力がより大きくなる。
【0020】加えて、前記シールドは互いに貼着されて
いる金属箔であることが好ましい。
【0021】このようにすると、シールドを構成する金
属箔同士に貼着力が作用するため、シールドの結合力が
より大きくなる。
【0022】さらに、前記貫通孔は、当該スリットの長
手方向に沿って長く形成されていることが好ましい。
【0023】このようにすると、スリット部分におい
て、幅寸法を小さく抑えた状態で高いシール性を得るこ
とができる一方、連結部が占める割合が多くなり、一層
堅固な結合力を得ることが可能になる。スリットの長手
方向に沿って長い貫通孔の態様としては、長円、楕円、
卵形円等が例示される。
【0024】本発明の別の態様において、前記結合部
は、スリットの長手方向に沿って連続するものであるこ
とが好ましい。
【0025】このようにすると、接合部の長さが長くな
る分だけ、接合力が強くなる。
【0026】また、スリットの長手方向に沿って連続す
る結合部は、前記外部シースの一部で連続的に形成され
ていることが好ましい。
【0027】このように長手方向に連続するスリットを
形成するには、例えば熱溶融によって外部シースの一部
を溶融させ、その溶融部分でシールドを被覆して結合部
を構成すればよい。これにより、特別な部品を付加する
ことなく、結合部を構成し、所期の接着強度を得ること
が可能になる。
【0028】本発明の別の態様は、同一平面上で平行に
配置された複数のコア線と、前記平面と直交する表裏方
向に各コア線を一対の金属箔で挟んで被覆するシールド
と、前記シールドの外周を被覆する外部シースと、前記
外部シースとシールドの積層体に形成され、各コア線の
端末を分岐するスリットとを有する中間製造物を加工し
て当該スリットを区画する部位に前記シールドの金属箔
同士を結合状態に維持する接合部を形成するシールドフ
ラット電線加工装置であって、前記中間製造物のスリッ
ト部分を溶融するために当該中間製造物の分岐端末部分
を挟圧可能な一対の加熱挟圧体と、前記加熱挟圧体に形
成され、前記分岐端末部分のコア線に対応する複数の溝
を構成する挟圧面と、前記挟圧面が構成する複数の溝の
間に配置され、前記分岐端末部分の挟圧時に当該スリッ
ト内に入り込む仕切り体とを備え、前記溝には、当該中
間製造物の挟圧時に前記コア線と前記仕切り体との間に
隙間ができるようにスリットを拡開する面が形成されて
いることを特徴とするシールドフラット電線加工装置で
ある。
【0029】また、本発明は、同一平面上で平行に配置
された複数のコア線と、前記平面と直交する表裏方向に
各コア線を一対の金属箔で挟んで被覆するシールドと、
前記シールドの外周を被覆する外部シースと、前記外部
シースとシールドの積層体に形成されて各コア線の端末
を分岐するスリットとを有する中間製造物を加工して当
該スリットを区画する部位に前記シールドの金属箔同士
を結合状態に維持する接合部を形成するシールドフラッ
ト電線の製造方法であって、前記接合部を形成する工程
は、前記スリットを拡開しながら一対の加熱挟圧体の間
に前記中間製造物を配置し、かつ拡開されたスリット内
に加熱用の仕切り体を隙間を隔てて介在させた状態で、
前記中間製造物を加熱しながら挟圧することにより溶融
したスリット部分の外部シースで前記シールドを被覆す
ることを特徴とするシールドフラット電線の製造方法で
ある。
【0030】これら本発明の加工装置および製造方法で
は、接合部を形成するに当たり、加熱挟圧体に形成され
たスリットを拡開する面が中間製造物のスリットを拡開
して、スリット内に入り込む仕切り体との間に隙間を形
成するので、加熱挟圧体の挟圧面によって前記中間製造
物が挟圧され加熱されることにより、外部シースが溶融
し、仕切り体の両側に形成された隙間に入り込む。この
結果、溶融した外部シースは、スリットに露出している
シールドを被覆した状態で上記隙間を充填することにな
る。そして、上記隙間に入り込んだ外部シースの溶融部
分が硬化することにより、接合部を形成することにな
る。加熱挟圧体の具体的な態様としては、板状に形成さ
れたプラテンであってもよく、一対の加熱ローラであっ
てもよい。何れの場合にもその接合面に形成される起伏
により、コア線を挟圧する溝を含む挟圧面や、スリット
を拡開する面を構成することが可能になる。また、加熱
挟圧体の熱源は、内部ヒータによるものであってもよく
外部からの加熱であってもよい。
【0031】また、前記一対の加熱挟圧体は、前記中間
製造物の分岐端末部分を前記挟圧面の間に導入可能な半
閉じ状態と前記分岐端末部分を挟圧可能な挟圧状態との
間で開閉可能に構成されていることが好ましい。
【0032】このようにすると、中間製造物の導入が容
易になる。
【0033】また、前記スリットを拡開する面は、当該
一対の加熱挟圧体が半閉じ状態から挟圧状態に移行する
ときに当該分岐端末部分のコア線を押圧してスリットを
拡開するものであることが好ましい。
【0034】このようにすると、スリットを拡開するた
めに特別な工程を設けることなくスリットを拡開するこ
とが可能になる。従って、スリット拡開動作が確実にな
り、また作業性も向上する。前記スリットを拡開する面
は、平らなものばかりでなく曲面的なものであってもよ
い。
【0035】前記シールドフラット電線の製造方法にお
いて、前記スリットを拡開しながら一対の加熱挟圧体の
間に前記中間製造物を配置する工程は、予め半閉じ状態
にある一対の加熱挟圧体の間に前記中間製造物の分岐端
末部分を導入し、その後、前記一対の加熱挟圧体を閉じ
る工程を含んでいることが好ましい。
【0036】このようにすると、中間製造物を一対の加
熱挟圧体に供給することが容易になる。
【0037】本発明の別の態様は、同一平面上で平行に
配置された複数のコア線と、前記平面と直交する表裏方
向に各コア線を挟んで被覆する一対の金属箔からなるシ
ールドと、前記シールドの外周を被覆する外部シース
と、前記外部シースとシールドの積層体に形成され、各
コア線の端末を分岐するスリットとを備えたシールドフ
ラット電線の製造方法であって、前記コア線を前記表裏
方向に挟み込んだ金属箔に貫通孔を形成した後、外部シ
ースをモールドで形成し、その後、前記貫通孔を通る位
置に分岐用のスリットを形成することを特徴とするシー
ルドフラット電線の製造方法である。
【0038】この発明では、単に穿孔工程を付加するだ
けで、シールドに形成された貫通孔を外部シースが貫通
し、部品点数を増加させることなくシールドを結合する
結合部が形成されることになる。また、前記スリット
は、貫通孔を通る位置に形成されるので、接合部が分岐
用のスリットの切り口に形成されることになり、分岐工
程によってスリットを形成した場合に、その形成部位に
おいて、金属箔が確実に結合状態に維持される。
【0039】上記製造方法において、前記貫通孔は、コ
ア線に沿って複数個形成されることが好ましい。
【0040】このようにすると、スリットを形成する際
に、複数の貫通孔に対応してスリットの長さを選択する
ことが可能になる。
【0041】また、各金属箔の重合部分に、一方側の金
属箔側から他方側の金属箔側に向かって上記貫通孔を形
成した後、この貫通孔の周囲に形成されたバリを該貫通
孔に対して拡張変形させることが好ましい。
【0042】また、前記スリットを形成した後に分岐さ
れたコア線に端末処理を施すことが好ましい。
【0043】このようにすると、スリット形成加工と端
末加工のためのスリット形成加工とを同時に行うことが
できるので、工程を低減することが可能になる。
【0044】なお、各請求項の記載において「複数のコ
ア線」は、シールドと電気的に絶縁された被覆線(主と
して信号線)のみからなる電線群であってもよく、或い
は被覆線に、シールドと電気的に導通するドレン線が含
まれる電線群であってもよい。また、「金属箔」とは、
純粋な金属箔に限らず、金属箔に補強用等、各種のコー
ティングを施したものも含む意味である。
【0045】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について図面
を用いて説明する。
【0046】図1は、本発明に係るシールドフラット電
線10を示す斜視断面図であり、図2はシールドフラッ
ト電線のシールド構造を説明する図1のA−A断面図で
ある。また、図3は、図1のシールドフラット電線10
の使用例を示す斜視図である。これらの図に示すシール
ドフラット電線10は、導体14を絶縁体16で被覆し
た複数の被覆線12と導体のみからなるドレン線18と
を備えており、これらコア線(この実施形態では被覆線
12及びドレン線18)が互いに同一平面上で平行に配
置されてその周囲に一体にシールド20および外部シー
ス24が形成された構成となっている。図示の例ではシ
ールドフラット電線10を圧着コネクタ70(図3参
照)の極71に収容される圧着端子72に接続するため
に、端末部分に皮剥ぎ加工が施され、外部シース24及
びシールド20が切除されている。この結果、被覆線1
2の端末部分については絶縁体16が露出している。
【0047】上記シールド20は、導電性を有する表裏
一対の金属箔22a、22bを図2に示すようにコア線
12、18を挾んで互いに接着剤で貼り合わせることに
より形成されている。なお、金属箔22a、22bとし
ては、銅箔等の純粋な金属箔、あるいはこれら金属箔に
樹脂等の補強層を形成したものが用いられる。
【0048】上記シールド20において、コア線12、
18の間の部分、つまり各金属箔22a、22bの重合
部分には、スリットSが形成されている。このスリット
Sは、コア線12、18の端末部分を分岐し、圧着コネ
クタ70にシールドフラット電線10を接続する際、間
隔の異なる極71に個々の線12、18を接続するため
に、コア線12、18の長手方向に沿って形成されたも
のである(図3参照)。
【0049】スリットSを区画する部位(スリットSの
切り口部分)Pには、幾つかの結合部26が形成されて
いる。図示の実施形態において、結合部26は、シール
ド20の上記重合部分に貫通孔28を直線的に一定の間
隔で形成し、この貫通孔28の周縁部分をシールド20
の裏面側(同図では下面側)に折り返す、より詳しく
は、裏面側の金属箔22bを表面側の金属箔22aによ
って挾持するように金属箔22aの周縁部分22cを折
り返すとともに、この貫通孔28に上記外部シース24
を貫通形成した構造となっている。つまり、結合部26
においては、上記周縁部分22cの折り返しによって金
属箔22a、22bが相互に係合させられ、さらに、金
属箔22a、22bが相互に外部シース24によりいわ
ばリベット締結(鋲着)されたような状態になってい
る。
【0050】上記のようなシールドフラット電線10に
よれば、上述のようにシールド20のスリットSが区画
されている部分に、結合部26を設けているため、単に
金属箔同士を接着剤で貼り合わせただけの従来のシール
ド構造と比較すると、金属箔22a、22b同士の結合
力が極めて大きい。そのため、スリットSをコア線1
2、18間に形成した場合でも、金属箔22a、22b
同士が容易に剥離することがなく、金属箔22a、22
bの剥離に起因したシールド性能の低下を有効に防止す
ることができる。
【0051】また、スリットSを区画する部位に、複数
の結合部26を設けているので、金属箔22a、22b
の結合力を一層高めることができる。
【0052】さらに、図2に示しているように、外部シ
ース24が金属箔22a、22bをいわば鋲着した状態
では、外部シース24の表側と裏側とが貫通孔28内で
貼着される構造に比べ、高い強度を得ることが可能にな
る。
【0053】次に、上記シールドフラット電線10の製
造方法について図4乃至図9を用いて説明する。図4
は、上記シールドフラット電線10の製造工程を概略的
に示す模式図である。また、図5は図4のC−C断面略
図、図6は図4のD−D断面略図である。さらに、図7
及び図8は、図4に示す製造工程によって製造された積
層体の斜視図であり、図9は図4に示す製造工程によっ
て製造された積層体の加工工程を示す斜視図である。
【0054】まず図4に示すようにシールドフラット電
線10の製造工程は、基本的には、シールド成形工程3
0、穿設工程34および外部シース成形工程36の3つ
の工程からなる。
【0055】シールド成形工程30では、コア線12、
18を巻回した図外のリール部材からコア線12、18
を引き出しつつ、これらコア線12、18を挾み込むよ
うに一対の金属箔22a、22bを互いに接着剤で貼り
合わせる。この作業は、一対の圧ローラ32a、32b
の間にコア線12、18及び金属箔22a、22bを通
して一体に圧することにより行う。これにより、図7
(a)に示すように、各コア線12、18が同一平面
(図4の左右に沿って紙面と直交する方向)上で平行に
並んだ状態で、一対の圧ローラ32a、32b間に導入
され、金属箔22a、22bで上記平面と直交する表裏
方向(図4の上下方向)に挟み込まれて被覆されること
により、図7(b)に示すように、シールド20を形成
してコア線12、18を一体化したフラットな積層体S
1を形成する。
【0056】穿設工程34では、シールド20における
金属箔22a、22bの重合部分に上記貫通孔28を形
成する。この作業は、周面上に一定の間隔で突起40を
備えた雄型ローラ38aと、周面上に上記突起40に対
応する凹部42を備えた雌型ローラ38bとの間に上記
積層体S1を通し、図5に示すように、雄型ローラ38
aの突起40を金属箔22a、22bの重合部分に貫通
させることにより行う。これにより図7(c)に示すよ
うに、シールド20における各金属箔22a、22bの
重合部分に、該積層体S1の長手方向に一定のピッチで
貫通孔28が形成される。この際、貫通孔28の周縁部
には、穿孔により、シールド20の表面側から裏面側
(図5では上方から下方)に向かってバリ(図2に示す
周縁部分22c)が形成される。
【0057】図示の例では、貫通孔28が、コア線1
2、18の長手方向に沿う楕円形に形成されている。ま
た、これ以外の態様としては、長円、卵形円等が例示さ
れる。いずれの場合においても、シールド20の電気的
な特性を良好に維持するために、貫通孔28は、スリッ
トSよりも幅が広い限りにおいて、可及的に狭く設定す
ることが好ましい。また、スリットSが形成される部位
Pでの耐剥離強度を高めるために、可及的にコア線1
2、18に沿って長く設定することが好ましい。
【0058】これら貫通孔28は、好ましくは、コア線
12、18間の中央部に形成され、コア線12、18の
長手方向に沿っていることが好ましい。
【0059】穿設工程34を経た積層体S1は、図4の
バリ押え工程39の2つのローラ39a、39bの間を
通過させることにより、図6のようにバリによるシール
ド20が厚くなっている部分が強制的に押圧されてバリ
が圧壊される。このときのバリの変形により貫通孔28
の周囲に形成されたバリの一部が外側に曲げられて、図
2で示した係合構造が形成される。
【0060】外部シース成形工程36では、上記積層体
S1を押出し機37に通しながら、その周囲に上記外部
シース24を形成する。
【0061】具体的に説明すると、押出し機37内に形
成されたキャビティ(外部シース形成のための金型通
路)内に上記積層体を通すとともに、該キャビティ内に
例えば熱可塑性樹脂等からなるシース材料を供給し、こ
うして上記積層体の周囲にシース材料を付着させながら
引き出すことにより上記積層体の周囲に外部シース24
を形成する。この際、キャビティ内にシース材料が供給
されると、上記貫通孔28をシース材料が貫通し、これ
によりシールド20がリベット締結され、シールド20
をいわば鋲着する結合部26が形成される。こうして図
8(a)に示すように、図7(b)で示した上記積層体
S1を外部シース24が被覆する積層体S2が形成され
る。
【0062】次に、この積層体S2を圧着コネクタ70
(図3参照)に接続するために、皮剥ぎ作業が行われ
る。皮剥ぎ作業は、図8(b)に示すように、コア線1
2、18の長手方向に沿ってコア線12、18の間にス
リット29を形成し、図8(c)に示すように、このス
リット29の終端からコア線12、18を直交する方向
に沿って、被覆線12の端末部分を覆っている外部シー
ス24及びシールド20を切除することにより行われ
る。
【0063】次いで、圧着コネクタ70の極71に対応
して、各コア線12、18を接続するために、図9
(a)(b)に示すように、シールドフラット電線10
の端末部分を分岐するための上記スリットSが、上記貫
通孔28を通る位置に適宜選択的に形成される。このス
リットSは、シールドフラット電線10の接続対象によ
って、形成される位置や長さが変更される。しかし、図
示の例では、一定間隔を隔てて複数の貫通孔28を設け
ることにより、結合部26がコア線12、18の長手方
向に沿って等配されているので、スリットSの長さや位
置を適宜変更し、汎用的に端末部分を分岐させることが
できる。
【0064】そして、このスリットSを設けることによ
り、図3に示すように、間隔が異なる極71に収容され
ている圧着端子72に対しても、対応するコア線12、
18を接続することが可能になる。
【0065】以上のようなシールドフラット電線10の
製造方法によれば、シールド20に貫通孔28を形成し
つつ、該貫通孔28の形成に伴い形成されるバリを拡張
変形させることによって上記結合部26を形成するた
め、結合部26を簡単に形成することができる。特に、
シールド成形工程30、穿設工程34、バリ押え工程3
9及び外部シース成形工程36の一連の工程を経ること
により一気に結合部26を形成するため、効率良くシー
ルドフラット電線を製造することができる。
【0066】なお、以上説明したシールドフラット電線
10やその製造方法は、本発明に係るシールドフラット
電線並びにその製造方法および加工装置の一例であっ
て、シールドフラット電線の具体的な構成や、具体的な
製造方法は本発明の要旨を逸脱しない範囲で適宜変更可
能である。
【0067】例えば、上記シールドフラット電線10で
は、シールド20において金属箔22a、22bの重合
部分に円形の貫通孔28を形成し、この際に形成される
バリを拡張変形させることにより結合部26を形成する
ようにしているが、例えば、貫通孔28として楕円形や
四角形の孔を形成するようにしても構わない。また、例
えば、図10(a)に示すように、十字状の切り込みを
形成し、この切り込み部分46を斜辺とする三角形部4
8a〜48dを、その底辺部分を支点として図10
(b)に示すように裏面側に折り返すことにより結合部
26を形成するようにしてもよい。要するに、結合部2
6は、一方側の金属箔22a(又は金属箔22b)によ
って他方側の金属箔22b(金属箔22a)を挾持する
ように金属箔22a、22bの重合部分の一部を折り返
した構造であればよく、その具体的な形状等は、金属箔
22a、22bの剥離をより効果的に防止し得るように
適宜選定するようにすればよい。
【0068】なお、結合部26において、上記のように
貫通孔28の周縁部分22cを折り返す必要は必ずしも
なく、これを省略するようにしてもよい。また、シール
ド20の構成において、各金属箔22a、22bを接着
剤で貼りあわせる必要は必ずしもなく、これを省略する
ようにしてもよい。要は、シールドフラット電線10の
用途や使用状態等に応じ、金属箔22a、22bの重合
部分に外部シースを貫通形成しただけの構成では金属箔
22a、22bの剥離を十分に防止できないような場合
にのみ貫通孔28の周縁部を折り返す等の構成を採用し
て各金属箔22a、22bの結合力を高めるようにして
もよい。
【0069】また、外部シース24を形成する工程は、
上述したモールド式の他、ラミネート方式を採用するこ
とが可能である。
【0070】図11は、外部シース24の別の製造工程
を示す概略図である。
【0071】同図に示す方式では、ラミネータ80を用
いて、一対の絶縁テープ81、82により、外部シース
24を形成している。
【0072】図11に示すラミネータ80は、上述した
穿孔済みの積層体S1の両面に貼着される絶縁テープ8
1、82を供給する供給リール83、84と、供給され
た絶縁テープ81、82の背面に剥離テープ85、86
を供給する剥離テープリール87、88と、上記絶縁テ
ープ81、82と剥離テープ85、86とをこの順で積
層体S1の表裏両側に挟み込んで、加熱する3基の加熱
ローラ対88と、加熱後に剥離テープ85、86を巻き
取る巻き取り機89と、加熱ローラ対88によって形成
された積層体S2の両側を切り揃えるスリッタ90と、
スリッタ90によって裁断されて、外部シース24が形
成された積層体S2を巻き取る巻き取り機91とを有し
ている。なお、図11において、上記積層体S1及び積
層体S2が搬送される搬送経路の適所には、ガイドロー
ラ対92が配設されている。また、スリッタ90の下流
には裁断された切り屑を巻き取る巻き取り部93が設け
られ、巻き取り機91とスリッタ90との間には、引取
キャプスタン94が配置されている。さらに、95はス
タート屑ピンチローラ、96はトラバース、97はピン
チローラである。
【0073】この装置によれば、各線12、18をシー
ルド20が被覆する積層体S1の両側に絶縁テープ8
1、82が積層され、加熱ローラ対88によってラミネ
ートされた後、スリッタ90によって定寸幅に裁断され
る。こうして積層体S2が形成され、巻き取り機91に
巻回される。
【0074】次に、本発明の別の実施形態によるスリッ
ト形成工程および皮剥ぎ工程を図12以下を参照しなが
ら説明する。図12は本発明に採用可能な加工装置の側
面略図である。さらに図13及び図14は、図12に示
す製造工程によって加工された積層体の斜視図である。
【0075】同図に示す装置100は、所定の搬送経路
phの上流側から順に、電線送給リール101、アキュ
ームレータ102、ストレートナ103、スリッタ10
4、調尺カッタ105をこの順で有している。そして、
上記電線送給リール101に巻回されたシールドフラッ
ト電線10が上記アキュームレータ102を介してスト
レートナ103に供給され、巻き癖が除去された状態で
スリッタ104によりスリットSが端末部分に形成され
る(図13(b)参照)。さらに、調尺カッタ105に
よって全長が調尺され、外部シース24の端末部分が、
被覆線12については一部除去された状態で所望の長さ
に裁断され、図14(a)に示すシールドフラット電線
10が完成される。
【0076】上記調尺カッタ105の下流側には、集束
機106が配置されており、調尺され裁断されたシール
ドフラット電線10がこの集束機106のコンベヤー
(図示せず)によって搬送され、集められる。
【0077】次に図14を参照して、上述のように製造
されたシールドフラット電線10の端末部分は、後工程
に応じて図14(a)に示すように外部シース24の端
末部分がそのまま圧接工程に移行するか、或いは図14
(b)に示すように、被覆線12の皮剥ぎ加工及びドレ
ン線18の外部シース24の端末部分の皮剥加工を経て
圧着工程に移行する。
【0078】ところで、上述した実施形態では、シール
ド20に穿孔することが必須であったが、本発明はその
ような実施形態に限らず、穿孔加工を施すことなく結合
部を形成することが、図15に示す加工装置120を用
いることにより可能になる。
【0079】図15は本発明の別の実施形態に係る加工
装置120を概略的に示す斜視図であり、図16は図1
5の要部を示す斜視図であり、図17は図15の要部を
示す平面部分略図である。また図18は本発明の別の実
施形態に係るシールドフラット電線10の中間製造過程
を示す斜視図である。
【0080】まず、図15を参照して、同図に示す加工
装置120は、ベース121と、ベース121の途中部
に立設された取付板122と、取付板122に担持され
た下プラテン124と、下プラテン124の上方に配置
された上プラテン125とを有しており、両プラテン1
24、125(加熱挟圧体の一例)によって加熱状態
(約130℃〜約160℃)で中間製造物S4(図18
(b)参照)を挟圧することにより、外部シース24の
一部を溶融し、結合部26を形成するためのものであ
る。プラテン124、125を加熱する手段としては工
業用のブロア130を採用することが可能である。
【0081】下プラテン124は、プラテン受126を
介して取付板122に固定されている。また、上プラテ
ン125は、取付板122の前面に設けたLMガイド1
27にガイドされて上下に昇降するブロック128に連
結されており、このブロック128を昇降する駆動部材
(例えばエアシリンダ)129によって上下に昇降可能
に構成されている可動部材である。この上プラテン12
5の昇降動作は、図16に示す開放状態の他、図示しな
い制御装置に接続された操作手段(例えばフットスイッ
チ)により、図19に示す半嵌合状態と図20に示す嵌
合状態とに制御することが可能になっている。
【0082】図16および図17を参照して、各プラテ
ン124、125は、それらの対向面が後述する中間製
造物S4(図18(b)参照)を挟圧する挟圧面124
a、125aを構成している。これら各挟圧面124
a、125aには、スリット加工が終了した中間製造物
S4の当該コア線12、18を導入する導入溝131が
形成されている。図示の例において、各導入溝131
は、2条の被覆線12、12と1条のドレン線18に対
応しており、ドレン線18に対応する導入溝131(図
19において右端)については、他のものよりも小径に
設定されている。ここで図示の例では、3条のコア線1
2、18を有するシールドフラット電線10を製造する
のであるが、図16に誇張して示すように、両側の導入
溝131には、下流側が互いに離反する方向に傾斜する
傾斜部分131a(スリットSを拡開する面の一例)が
形成されており、この傾斜部分131aが中央の導入溝
131との間で導入された中間製造物S4のスリットS
を拡開する作用を奏するように構成されている。
【0083】上プラテン125の各導入溝131、13
1間には、仕切り体としてのブレード132が設けら
れ、下プラテン124には、このブレード132に対向
するスリット133が形成されている。
【0084】上記加工装置120を採用した場合には、
以下の手順で穿孔加工を施すことなく結合部26を形成
することが可能になる。
【0085】すなわち、図11に開示した装置80に穿
孔加工が施されていない積層体S1を供給してその上に
外部シースを有する積層体S3を製造し(図18(a)
参照)、ついでスリット加工を施して中間製造物S4を
製造する(図18(b)参照)。
【0086】図19は図15の要部拡大正面略図、図2
0は図19に対応する加工過程を示す要部拡大正面略図
である。
【0087】上記中間製造物S4が製造された後、図1
9に示すように上記加工装置120のプラテン124、
125を半嵌合状態にして、中間製造物S4の分岐端末
をそれぞれ対応する導入溝131内に導入する。この半
嵌合状態では、上記ブレード132がスリット133内
に入り込んだ状態で下プラテン124に対し上プラテン
125が僅か(例えば0.5mm)に浮揚した状態で対
向している。中間製造物S4の上記分岐端末、すなわち
コア線12、18が上記半嵌合状態の導入溝131内に
それぞれ導入されると、これら各コア線12、18は、
両側の導入溝131に形成された傾斜部分によって末広
がり状に押し込まれる結果、各コア線12、18間に形
成されたスリットSは拡開される。従って、この段階で
は、スリットSの壁面とブレード132との間には外部
シース24の溶融部分が流れ込む隙間が形成されること
になる(図20参照)。
【0088】この状態で上プラテン125を降下させて
型締めし、中間製造物S4を挟圧しながら加熱すると、
図20に示すように、ブレード132の両側に溶融した
外部シース24が流れ込み、スリットSの形成時にスリ
ットSのところに露出していたシールド20を被覆した
状態になる。その後、上プラテン125を上昇させて両
プラテン124、125を開き、ワークを取り出して冷
却することにより、スリットS部分が、その長手方向に
沿って外部シース24で連続的にシールされたシールド
フラット電線10を得ることができる(図21(a)参
照)。
【0089】図21は加熱挟圧により結合部が形成され
たシールドフラット電線10の斜視図である。図21
(a)に示すように、上述した工程によれば、スリット
Sの長手方向に沿って結合部26が形成され、中間製造
過程においてスリットSに露出していたシールド20
は、この結合部26によって概ね完全に覆われた状態に
なっている。そしてこの結合部26が形成された後は図
14と同様に皮剥ぎ加工を施すことにより、圧着端子に
接続可能な分岐部分を形成することが可能になる(図2
1(b)参照)。無論、圧接端子に適用する場合には、
この皮剥ぎ加工を省略することができる。
【0090】図15の加工装置を使用して結合部26を
形成した場合には、穿孔加工が必要でなくなるばかりで
なく、スリットSの長手方向に沿って連続的にシールド
20を被覆する結合部26を形成することができるの
で、ばり押し工程等も不要となり、加工上有利になる。
【0091】穿孔加工を施すことなく外部シース24を
加熱溶融して結合部を形成する装置(方法)としては、
図22および図23に示す加工装置140を採用するこ
とも可能である。
【0092】図22は本発明を適用可能な別の加工装置
140を示す斜視図であり、図23は図22の要部を拡
大して示す正面略図である。なお図22の構成におい
て、図15の構成と同等の部位には同一の符号を付し、
説明を省略する。
【0093】同図に示すように、加工装置140は、一
対の加熱ローラ141、142(加熱挟圧体の別の例)
を有している。各加熱ローラ141、142は、互いに
上下に対向してニップを形成している(図23参照)。
下側の加熱ローラ141は、駆動ユニット143に連結
されて回転駆動されるものである。上側の加熱ローラ1
42は、ブロック128に回転可能に取り付けられてい
る従動ローラであり、上記ブロック128を昇降する駆
動部材129によって上下に昇降可能に保持されてい
る。
【0094】図23を参照して、両加熱ローラ141、
142の周面は、上記中間製造物S4を挟圧するための
挟圧面141a、142aを構成している。
【0095】下側の加熱ローラ141には、分岐した中
間製造物S4の端末部分を導入する3条の導入溝143
a〜143cが、加工される中間製造物S4のコア線1
2、18に対応して形成されている。各導入溝143a
〜143cは、加熱ローラ141の挟圧面141aに形
成された周溝によって具体化されている。他方、上側の
加熱ローラ142には、中央の導入溝143aに対向す
る周溝144aと、両側の導入溝143b、143cに
対向する略テーパ状の挟圧曲面(傾斜面)144b、1
44cを形成している。そして、図示の例では、両側に
形成された各挟圧曲面144b、144c(スリットS
を拡開する面の別の例)の円弧形状により、中間製造物
S4の挟圧時に両側のコア線12、18を中央のコア線
12から引き離し、各スリットSを拡開することができ
るようになっている。そして上記上側の加熱ローラ14
2の当該中間製造物S4のスリットSに対向する部位に
は、一対の環状ブレード145が固定されているととも
に、下側の加熱ローラ141には、各環状ブレード14
5を受ける環状溝146が形成されている。
【0096】以上の構成では、予め中間製造物S4(図
18(b)参照)を製造した後、図23に示す半嵌合状
態のニップに中間製造物S4の分岐端末を導入し、上側
の加熱ローラ142を降下させて加熱しながら挟圧する
ことにより、各コア線12、18間に形成されたスリッ
トSが拡開され、上側の加熱ローラ142を降下させて
型締めし、中間製造物S4を挟圧しながら加熱すること
により、図15の実施形態と同様に、スリットS部分が
その長手方向に沿って外部シース24で連続的にシール
されたシールドフラット電線10を得ることができる
(図21(a)参照)。
【0097】さらに、可能な場合には、シールドフラッ
ト電線10の製造工程においてバリ押し工程39(図
4)を省略するようにしてもよい。すなわち、押出し機
37内のキャビティ形状やシース材料の導入位置等によ
っては、外部シース形成の際に、シース材料によって貫
通孔28の周縁部分のバリを押圧し、この圧力によりバ
リを拡張変形させて上記結合部26を形成することがで
きる。従って、このような場合には、バリ押し工程39
を省略して外部シース24の形成時に上記結合部26を
併せて形成することで、上記結合部26を合理的に形成
することができる。
【0098】ところで、上記シールドフラット電線10
においては、金属箔22a、22bを相互に接着した上
でさらに金属箔22a、22bの重合部分に結合部26
を形成しているが、貫通孔28を形成する代わりに金属
箔の重合部分にスポット溶接を施して結合部を構成して
もよい。このようなシールド20の構造においても、上
記シールドフラット電線10と同様にスリットSの金属
箔22a、22bの結合力を効果的に高めることが可能
であり、スリットをコア線間に形成した場合でも、金属
箔同士の剥離を有効に防止することができる。なお、こ
の構成の場合も、各金属箔22a、22bを接着剤で貼
りあわせる必要は必ずしもなく、これを省略するように
してもよい。
【0099】また、シールドフラット電線10は、圧着
コネクタのみならず、圧接端子を有する圧接コネクタに
も適用可能である。
【0100】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、シール
ドフラット電線において、スリットをコア線間に形成し
た場合でも、金属箔同士が容易に剥離することがなく、
金属箔の剥離に起因したシールド性能の低下を効果的に
防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るシールドフラット電線の一例を示
す斜視図である。
【図2】シールドフラット電線のシールド構造を説明す
る図1のA−A断面図である。
【図3】図1のシールドフラット電線の使用例を示す斜
視図である。
【図4】本発明に係るシールドフラット電線の製造工程
を示す模式図である。
【図5】製造工程を示す図4のC−C断面略図である。
【図6】製造工程を示す図4のD−D断面略図である。
【図7】図4に示す製造工程によって製造された積層体
の斜視図である。
【図8】図4に示す製造工程によって製造された積層体
の斜視図である。
【図9】図4に示す製造工程によって製造された積層体
の加工工程を示す斜視図である。
【図10】結合部の他の例を示す斜視概略図である。
【図11】外部シースの別の製造工程を示す概略図であ
る。
【図12】本発明に採用可能な加工装置の側面略図であ
る。
【図13】図12に示す製造工程によって加工された積
層体の斜視図である。
【図14】図12に示す製造工程によって加工された積
層体の斜視図である。
【図15】本発明の別の実施形態に係る加工装置を概略
的に示す斜視図である。
【図16】図15の要部を示す斜視図である。
【図17】図15の要部を示す平面部分略図である。
【図18】本発明の別の実施形態に係るシールドフラッ
ト電線の中間製造過程を示す斜視図である。
【図19】図15の要部拡大正面略図である。
【図20】図19に対応する加工過程を示す図15の要
部拡大正面略図である。
【図21】加熱挟圧により結合部が形成されたシールド
フラット電線の斜視図である。
【図22】本発明を適用可能な別の加工装置を示す斜視
図である。
【図23】図22の要部を拡大して示す正面略図であ
る。
【図24】従来のシールドフラット電線の構造を示す断
面斜視図である。
【図25】図24のシールドフラット電線に分岐用のス
リットを形成した状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
10 シールドフラット電線 12 被覆線(コア線) 18 ドレン線(コア線) 20 シールド 22a、22b 金属箔 22c 周縁部分 24 外部シース 26 結合部 28 貫通孔 70 圧着コネクタ 120 プラテン式加工装置 124 下プラテン(加熱挟圧体) 124a 挟圧面 125 上プラテン(加熱挟圧体) 131 導入溝 131a 傾斜部分(スリットを拡開する面) 132 ブレード(仕切り体) 140 加熱ローラ式加工装置 141 加熱ローラ(加熱挟圧体) 141a 挟圧面 142 加熱ローラ(加熱挟圧体) 143a 導入溝 143b 導入溝 144b、144c 各挟圧曲面(スリットを拡開する
面) 144a 周溝 145 環状ブレード(仕切り体) S スリット S4 中間製造物
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 俊秋 愛知県名古屋市南区菊住1丁目7番10号 株式会社ハーネス総合技術研究所内 Fターム(参考) 5G309 FA01 LA24 LA26 5G311 CC01 CD03 CD06 CD07 CE03 CF04

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同一平面上で平行に配置された複数のコ
    ア線と、前記平面と直交する表裏方向に各コア線を挟ん
    で被覆する一対の金属箔からなるシールドと、前記シー
    ルドの外周を被覆する外部シースとを備えたシールドフ
    ラット電線において、前記コア線の間に選択的に形成さ
    れてコア線の端末を分岐するスリットと、少なくとも前
    記スリットを区画する部位に形成されて前記シールドの
    両金属箔同士を結合状態に維持する結合部とを形成して
    いることを特徴とするシールドフラット電線。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のシールドフラット電線に
    おいて、前記結合部は、当該スリットの長手方向に沿っ
    て複数個形成されていることを特徴とするシールドフラ
    ット電線。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載のシールドフラッ
    ト電線において、前記結合部は、当該シールドの各金属
    箔を溶着したものであることを特徴とするシールドフラ
    ット電線。
  4. 【請求項4】 請求項1または2記載のシールドフラッ
    ト電線において、前記結合部は、前記シールドに形成さ
    れた貫通孔内を通して前記外部シースの表裏両側を連結
    するものであることを特徴とするシールドフラット電
    線。
  5. 【請求項5】 請求項4記載のシールドフラット電線に
    おいて、前記外部シースは、前記貫通孔を充填するよう
    に当該シールドの外周にモールドされる樹脂であること
    を特徴とするシールドフラット電線。
  6. 【請求項6】 請求項4または5記載のシールドフラッ
    ト電線において、前記貫通孔の周縁部分は、一方側の金
    属箔を他方側の金属箔で挾持するように折り返されてい
    ることを特徴とするシールドフラット電線。
  7. 【請求項7】 請求項4乃至6の何れかに記載のシール
    ドフラット電線において、前記シールドは互いに貼着さ
    れている金属箔であることを特徴とするシールドフラッ
    ト電線。
  8. 【請求項8】 請求項4乃至6の何れかに記載のシール
    ドフラット電線において、前記貫通孔は、当該スリット
    の長手方向に沿って長く形成されていることを特徴とす
    るシールドフラット電線。
  9. 【請求項9】 請求項1記載のシールドフラット電線に
    おいて、前記結合部は、スリットの長手方向に沿って連
    続するものであることを特徴とするシールドフラット電
    線。
  10. 【請求項10】 請求項9記載のシールドフラット電線
    において、前記結合部は、前記外部シースの一部で連続
    的に形成されていることを特徴とするシールドフラット
    電線。
  11. 【請求項11】 同一平面上で平行に配置された複数の
    コア線と、前記平面と直交する表裏方向に各コア線を一
    対の金属箔で挟んで被覆するシールドと、前記シールド
    の外周を被覆する外部シースと、前記外部シースとシー
    ルドの積層体に形成され、各コア線の端末を分岐するス
    リットとを有する中間製造物を加工して当該スリットを
    区画する部位に前記シールドの金属箔同士を結合状態に
    維持する接合部を形成するシールドフラット電線加工装
    置であって、前記中間製造物のスリット部分を溶融する
    ために当該中間製造物の分岐端末部分を挟圧可能な一対
    の加熱挟圧体と、前記加熱挟圧体に形成され、前記分岐
    端末部分のコア線に対応する複数の溝を構成する挟圧面
    と、前記挟圧面が構成する複数の溝の間に配置され、前
    記分岐端末部分の挟圧時に当該スリット内に入り込む仕
    切り体とを備え、前記溝には、当該中間製造物の挟圧時
    に前記コア線と前記仕切り体との間に隙間ができるよう
    にスリットを拡開する面が形成されていることを特徴と
    するシールドフラット電線加工装置。
  12. 【請求項12】 請求項11記載のシールドフラット電
    線加工装置において、前記一対の加熱挟圧体は、前記中
    間製造物の分岐端末部分を前記挟圧面の間に導入可能な
    半閉じ状態と前記分岐端末部分を挟圧可能な挟圧状態と
    の間で開閉可能に構成されていることを特徴とするシー
    ルドフラット電線加工装置。
  13. 【請求項13】 請求項12記載のシールドフラット電
    線加工装置において、前記スリットを拡開する面は、当
    該一対の加熱挟圧体が半閉じ状態から挟圧状態に移行す
    るときに当該分岐端末部分のコア線を押圧してスリット
    を拡開するものであることを特徴とするシールドフラッ
    ト電線加工装置。
  14. 【請求項14】 同一平面上で平行に配置された複数の
    コア線と、前記平面と直交する表裏方向に各コア線を一
    対の金属箔で挟んで被覆するシールドと、前記シールド
    の外周を被覆する外部シースと、前記外部シースとシー
    ルドの積層体に形成されて各コア線の端末を分岐するス
    リットとを有する中間製造物を加工して当該スリットを
    区画する部位に前記シールドの金属箔同士を結合状態に
    維持する接合部を形成するシールドフラット電線の製造
    方法であって、前記接合部を形成する工程は、前記スリ
    ットを拡開しながら一対の加熱挟圧体の間に前記中間製
    造物を配置し、かつ拡開されたスリット内に加熱用の仕
    切り体を隙間を隔てて介在させた状態で、前記中間製造
    物を加熱しながら挟圧することにより溶融したスリット
    部分の外部シースで前記シールドを被覆することを特徴
    とするシールドフラット電線の製造方法。
  15. 【請求項15】 請求項14記載のシールドフラット電
    線の製造方法において、前記スリットを拡開しながら一
    対の加熱挟圧体の間に前記中間製造物を配置する工程
    は、予め半閉じ状態にある一対の加熱挟圧体の間に前記
    中間製造物の分岐端末部分を導入し、その後、前記一対
    の加熱挟圧体を閉じる工程を含んでいることを特徴とす
    るシールドフラット電線の製造方法。
  16. 【請求項16】 同一平面上で平行に配置された複数の
    コア線と、前記平面と直交する表裏方向に各コア線を挟
    んで被覆する一対の金属箔からなるシールドと、前記シ
    ールドの外周を被覆する外部シースと、前記外部シース
    とシールドの積層体に形成され、各コア線の端末を分岐
    するスリットとを備えたシールドフラット電線の製造方
    法であって、前記コア線を前記表裏方向に挟み込んだ金
    属箔に貫通孔を形成した後、外部シースをモールドで形
    成し、その後、前記貫通孔を通る位置に分岐用のスリッ
    トを形成することを特徴とするシールドフラット電線の
    製造方法。
  17. 【請求項17】 請求項16記載のシールドフラット電
    線の製造方法において、前記貫通孔は、コア線に沿って
    複数個形成されることを特徴とするシールドフラット電
    線の製造方法。
  18. 【請求項18】 請求項16または17記載のシールド
    フラット電線の製造方法において、各金属箔の重合部分
    に、一方側の金属箔側から他方側の金属箔側に向かって
    上記貫通孔を形成した後、この貫通孔の周囲に形成され
    たバリを該貫通孔に対して拡張変形させることを特徴と
    するシールドフラット電線の製造方法。
  19. 【請求項19】 請求項14乃至18の何れか1に記載
    のシールドフラット電線の製造方法において、前記スリ
    ットを形成した後に分岐されたコア線に端末処理を施す
    ことを特徴とするシールドフラット電線の製造方法。
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