JP2003197041A - フラットケーブル - Google Patents

フラットケーブル

Info

Publication number
JP2003197041A
JP2003197041A JP2001394882A JP2001394882A JP2003197041A JP 2003197041 A JP2003197041 A JP 2003197041A JP 2001394882 A JP2001394882 A JP 2001394882A JP 2001394882 A JP2001394882 A JP 2001394882A JP 2003197041 A JP2003197041 A JP 2003197041A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
insulating resin
resin film
adhesive
conductor
flat cable
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2001394882A
Other languages
English (en)
Inventor
Takuya Inoue
琢也 猪上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Wiring Systems Ltd
AutoNetworks Technologies Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
AutoNetworks Technologies Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Wiring Systems Ltd, AutoNetworks Technologies Ltd, Sumitomo Electric Industries Ltd filed Critical Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority to JP2001394882A priority Critical patent/JP2003197041A/ja
Publication of JP2003197041A publication Critical patent/JP2003197041A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Insulated Conductors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 フラットケーブルを任意の位置で導体を露出
させて接点部を簡単に形成できる構成とする。 【解決手段】 複数の銅箔11からなる導体の両面を第
1、第2絶縁樹脂フィルム12、13で狭持しているフ
ラットケーブルであって、導体の接点部を露出するため
に切除する第1絶縁樹脂フィルム12には、導体と接触
する面に接着剤20を塗布せず、第1絶縁樹脂フィルム
を切除すると、接着剤の薄膜が存在しない導体を露出さ
せる構成としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はフラットケーブルに
関し、詳しくは、帯状とした銅箔を平行配線して、その
両面を絶縁樹脂フィルムでラミネートしたフラットケー
ブルにおいて、片側の絶縁樹脂フィルムを任意の位置で
一部を除去して接点用に導体として露出させるものであ
る。
【0002】
【従来の技術】この種のフラットケーブルは、自動車に
搭載するジャンクションボックスの内部回路、さらに、
ドアハーネスやルーフハーネスとして利用されている。
上記フラットケーブルを他の回路、例えば、電気接続箱
または電気・電子回路モジュールの内部回路となるバス
バーやプリント基板とを接続する場合、上記のように、
フラットケーブルの片面の絶縁樹脂フィルムの一部を剥
離して導体を露出させている。
【0003】フラットケーブルは、図11に示すよう
に、上下両側から絶縁樹脂フィルム1、2をロール3、
4から巻きだし、その間に帯状の複数の銅箔5を平行配
線しながら引張し、これらを重ね合わせた状態でラミネ
ート用ロール・ヒータ7の間を通過させてフラットケー
ブルを製造している。よって、フラットケーブル製造工
程において接点部を設ける場合、ロール4から引き出し
た下側の絶縁樹脂フィルム2をフィルムカット用プレス
5を移動させながら接点部を覆う絶縁樹脂フィルム2を
部分的にカットしている。よって、接点露出用の穴2a
は所定間隔をあけて規則的に設けられることとなる。
【0004】一方、接点部露出用の穴をあけていない状
態でフラットケーブルを製造し、その後、該フラットケ
ーブルを回路として組み立てるハーネス工程で、任意の
位置に絶縁樹脂フィルムに穴をあけて接点部を露出させ
る場合もあり、その場合には、レーザーを使用してい
る。
【0005】
【発明が解決使用とする課題】上記フラットケーブルの
製造工程において、接点を露出させるために絶縁樹脂フ
ィルムに穴をあける場合、接点部を覆う部分のみ絶縁樹
脂フィルムを除去することができない。即ち、接点部で
はない部分も穴があけられ、導体が露出する問題があ
る。また、上記のように、絶縁樹脂フィルムに規則的に
穴があけられると引張力が低下し、フラットケーブルの
生産速度を低下させざるを得ず、生産性が低下する問題
がある。
【0006】一方、上記ハーネス工程でレーザーを用い
て穴をあける場合、接点部とする任意の位置でのみ絶縁
樹脂フィルムを除去することができるが、絶縁樹脂フィ
ルムが導体と接着剤6で固着されているため、図12に
示すように、導体5の表面に接着剤の薄い膜6aが残
る。よって、この膜を除去して清浄面とするための作業
に手数がかかる問題がある。
【0007】本発明は上記問題に鑑みてなされたもの
で、ハーネス工程において、任意の位置に設ける接点部
のみ一面側の絶縁樹脂フィルムを除去し、かつ、絶縁樹
脂フィルムを除去すると、導体表面に接着剤の薄膜が残
らないようにし、簡単に接点部を設けることができるフ
ラットケーブルを提供することを課題としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、第1に、複数の帯状の銅箔を隙間をあけ
て配置し、これら導体となる銅箔の両面を第1絶縁樹脂
フィルムと第2絶縁樹脂フィルムでラミネートし、上記
導体の所要部位の第1絶縁樹脂フィルムを除去して導体
を接点用として露出させるフラットケーブルにおいて、
上記第1絶縁樹脂フィルムには接着剤を塗布していない
一方、上記第2絶縁樹脂フィルムに接着剤を少なくとも
銅箔の厚み分を塗布し、上記第2絶縁樹脂フィルムに塗
布した接着剤で、導体を接着すると共に、上記導体間の
隙間で上記第1絶縁樹脂フィルムと接着させ、該第1絶
縁樹脂フィルムと導体との界面に接着剤を介在させず、
上記接点用の導体露出面に接着剤が塗布されていないこ
とを特徴とするフラットケーブルを提供している。
【0009】上記第2絶縁樹脂フィルムに塗布する接着
剤は、導体対向部分は薄く、隣接する導体間の隙間は導
体と略同一厚さで塗布していることが好ましい。上記フ
ラットケーブルでは、導体の一面側となる第2絶縁樹脂
フィルムは全面に接着剤を塗布しているため、導体は第
2絶縁樹脂フィルムにより固着されて位置決め保持され
る。一方、他方面の第1絶縁樹脂フィルムには接着剤を
塗布していないが、第1、第2絶縁樹脂フィルムの間に
導体が介在しない隙間では、第1絶縁樹脂フィルムに塗
布した接着剤の厚みを大としているため、第1絶縁樹脂
フィルムを第2絶縁樹脂フィルムと固着して、第1、第
2絶縁樹脂フィルムの間に導体を挟持できる。かつ、第
1絶縁樹脂フィルムには接着剤を塗布していないため、
該第1絶縁樹脂フィルムを接点部で除去すると、接着剤
が塗布されていない導体を露出させることができる。よ
って、従来必要とされた導体面を清浄面とするための接
着剤の除去作業を不要とでき、作業手数を低減できる。
また、接着剤は第2絶縁樹脂フィルム側にのみ塗布して
おけばよく、第1絶縁樹脂フィルムには接着剤を塗布す
る必要がなくなる。
【0010】上記のように、本発明では、ハーネス工程
において、接点部となる部分のみ一面側の第1絶縁樹脂
フィルムを除去している。該第1絶縁樹脂フィルムの部
分的な除去は、導体に損傷を発生させない点から、従来
と同様にレーザーで行うことが好ましい。導体の両面に
ラミネートする第1、第2絶縁樹脂フィルムとしては、
従来と同様なPETが好適に用いられる。また、絶縁樹
脂フィルムに塗布する接着剤としては、難燃性、熱可塑
性で且つ低温溶融性のものが好適に用いられる。
【0011】本発明は、第2に、複数の帯状の銅箔を隙
間をあけて配置し、これら導体となる銅箔の両面を第1
絶縁樹脂フィルムと第2絶縁樹脂フィルムでラミネート
し、上記導体の所要部位の第1絶縁樹脂フィルムを除去
して導体を接点用として露出させるフラットケーブルに
おいて、上記第1絶縁樹脂フィルムには、導体対向面に
は接着剤を塗布していないと共に導体間の隙間に当たる
部分には接着剤を塗布している一方、上記第2絶縁樹脂
フィルムの一面全体に接着剤を塗布しており、上記第
1、第2絶縁樹脂フィルムの接着剤塗布面の間に導体を
挟み、上記第2絶縁樹脂フィルムに塗布した接着剤で、
導体を接着すると共に、上記導体間の隙間で記第1、第
2絶縁樹脂フィルムを接着剤で接着し、上記第1絶縁樹
脂フィルムと導体との界面に接着剤を介在させず、上記
接点用の導体露出面に接着剤が塗布されていないことを
特徴とするフラットケーブルを提供している。
【0012】上記構成のフラットケーブルも、第1の発
明と同様に、ハーネス工程において、接点部となる位置
で第1絶縁フィルムをレーザー等により部分的に除去し
ている。 この場合も、第1絶縁フィルムと導体との間
には接着剤を介在させていないため、露出される導体の
表面に接着剤の薄膜が存在せず、接点面の清浄作業を不
要とできる。上記第2発明では、第2絶縁樹脂フィルム
の全面に接着剤を塗布する時、その厚さを均一にするこ
とができるため、塗布作業性を高めることができる。一
方、第1絶縁樹脂フィルムでは、導体間の隙間に相当す
る定寸のロール等で接着剤を塗布すればよく、塗布作業
性をさほど低下させない。
【0013】本発明は、第3に、複数の帯状の銅箔を隙
間をあけて配置し、これら導体となる銅箔の両面を第1
絶縁樹脂フィルムと第2絶縁樹脂フィルムでラミネート
し、上記導体の所要部位の第1絶縁樹脂フィルムを除去
して導体を接点用として露出させるフラットケーブルに
おいて、上記第1絶縁樹脂フィルムの一面に凹凸の段差
を設け、導体対向面を凸状段差部とすると共に導体間の
隙間に当たる部分は凹状段差部とし、該凹状段差部にの
み接着剤を塗布する一方、上記第2絶縁樹脂フィルムは
同一厚さとして、その一面全体に接着剤を塗布してお
り、上記第1、第2絶縁樹脂フィルムの接着剤塗布面の
間に導体を挟み、上記第2絶縁樹脂フィルムに塗布した
接着剤で、導体を接着すると共に、上記導体間の隙間で
上記第1、第2絶縁樹脂フィルムを接着剤で接着し、上
記第1絶縁樹脂フィルムと導体との界面に接着剤を介在
させず、上記接点用の導体露出面に接着剤が塗布されて
いないことを特徴とするフラットケーブルを提供してい
る。
【0014】上記構成のフラットケーブルも、第1、第
2の発明と同様に、ハーネス工程において、接点部とな
る位置で第1絶縁フィルムをレーザー等により部分的に
除去している。この場合も、第1絶縁フィルムと導体と
の間には接着剤を介在させていないため、露出される導
体の表面に接着剤の薄膜は存在せず、接点面の清浄作業
を不要とできる。上記第3発明では、第1絶縁樹脂フィ
ルムを予め凹凸の段差を有する形状に成形しておく必要
があるが、凹部にのみ接着剤を塗布した状態で第1絶縁
樹脂フィルム厚みを均一にでき、第1絶縁樹脂フィルム
の巻き取りロールからの送り出し性能を高められると共
に、第2絶縁樹脂フィルムの全面に接着剤を塗布する
時、その厚さを均一にすることができるため、塗布作業
性を高めることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照して説明する。
【0016】図1乃至図4は本発明の第1実施形態を示
し、図1(A)(B)(C)に示すように、フラットケ
ーブル10は導体として複数の帯状の銅箔11を隙間を
あけて平行配置し、これら銅箔11の両面を第1絶縁樹
脂フィルム12と第2絶縁樹脂フィルム13でラミネー
トしている。上記フラットケーブル10の接点部を設け
る箇所には、ハーネス工程において、図中、上面側の第
1絶縁樹脂フィルム12を正方形状にレーザーで切除し
て、図1(B)に示すように、接点部11aを外面に露
出させている。この接点部11aの表面は第1絶縁樹脂
フィルム12を切除した状態で、接着剤の薄膜が存在せ
ず、清浄面となっている。なお、図1(C)は接点部を
設けていない部分を示す。
【0017】上記フラットケーブル10は製造工程にお
いては、図2に示すように、平行配線されて引き出され
てくる銅箔11を上下より挟むように、第1絶縁樹脂フ
ィルム12と第2絶縁樹脂フィルム13とをそれぞれロ
ール17、18より引き出し、上下のラミネート用ロー
ル・ヒータ19の間を通すことにより製造している。
【0018】上記ロール17に巻き付けられている第1
絶縁樹脂フィルム12には接着剤は塗布していない。一
方、図3に示すように、下方のロール18に巻き付けら
えている第2絶縁樹脂フィルム13には予め低温で溶融
する熱可塑性の接着剤20を塗布している。この接着剤
20は銅箔11と接触する部分20aの厚さt1は薄く
する一方、銅箔11と接触せずに隣接する銅箔11の隙
間30に当たる部分20bの厚さは銅箔11の厚さ分を
プラスする厚みに塗布している。即ち、第2絶縁樹脂フ
ィルム13には幅方向に接着剤20の厚さを変えて塗布
し、この状態を長さ方向に沿って連続させている。
【0019】上記第2絶縁フィルム13に塗布された接
着剤20はヒータ19を通過する時に溶融され、その
後、冷却固化して、薄い部分20aが銅箔11の下面に
固着すると共に、厚い部分20bは上側の第1絶縁樹脂
フィルム12に固着する。よって、第2絶縁樹脂フィル
ム13に塗布した接着剤20により銅箔11は位置決め
固着されると共に第1絶縁樹脂フィルム12も、第2絶
縁樹脂フィルム13との間に銅箔11を挟持した状態で
第2絶縁樹脂フィルム13と固着される。かつ、銅箔1
1の表面と第1絶縁樹脂フィルム12との間には図1に
示すように、接着剤が塗布されていない状態で製造され
る。
【0020】従って、図4に示すように、上方からレー
ザLを照射して上側の第1絶縁樹脂フィルム12を切除
して接点部11aを露出させると、接点部11aの表面
には接着剤の薄膜が存在しない。よって、従来必要とさ
れた薄膜除去の清浄作業を不要とできる。また、ハーネ
ス工程により、任意の必要な部分のみ第1絶縁樹脂フィ
ルム12を除去すればよく、フラットケーブルの製造工
程においては樹脂フィルムの穴あけ作業が不要となり、
フラットケーブルの生産性を高めることができる。
【0021】なお、第2絶縁樹脂フィルム13に塗布す
る接着剤20は、図5に示すように、少なくとも銅箔1
1の厚さと相当する厚さで均一に塗布してもよい。この
場合、銅箔11を上下の第1、第2絶縁樹脂フィルム1
2、13で挟持する時に、接着剤20は銅箔11と接す
る部分は、銅箔11の間の隙間30に押し出され、隙間
30での接着材20の厚さを大とすることができ、上側
の第1絶縁樹脂フィルム12を接着するのに十分な量と
なる。
【0022】図6および図7は、第2実施形態のフラッ
トケーブル10’を示す。該フラットケーブル10’で
は、接点部を設けるために切除する上側の第1絶縁樹脂
フィルム12’には、予め銅箔11と接触する部分には
接着剤20を塗布せず、隣接する銅箔11間の隙間30
に当たる部分にのみ接着剤20Aを塗布している。一
方、下側の第2絶縁樹脂フィルム13’には、その上面
全面に均一の厚さで接着剤20Bを塗布している。
【0023】上記のように予め接着剤20A、20Bを
塗布した第1、第2絶縁樹脂フィルム12’、13’
を、第1実施形態と同様に、ロールに巻き付けておき、
これらを引き出し、銅箔11を挟んでラミネート用ロー
ル・ヒータを通すことにより、第1、第2絶縁樹脂フィ
ルム12’と13’の間に銅箔11を挟持した状態でラ
ミネートとしている。
【0024】上記のように製造されたフラットケーブル
10’は、第1絶縁樹脂フィルム12’には銅箔11と
接触する部分に接着剤を塗布していないため、第1実施
形態と同様に、接点部となる任意のどの位置で第1絶縁
樹脂フィルム12’を除去しても、露出する銅箔11の
表面には接着剤の薄膜は存在しない。
【0025】図8乃至図10は第3実施形態のフラット
ケーブル10”を示す。該フラットケーブル10”で
は、接点部を設けるために切除する上側の第1絶縁樹脂
フィルム12”の一面(銅箔挟持面)に凹凸の段差を設
けている。即ち、銅箔対向面を凸状段差部12a”とす
ると共に銅箔間の隙間Cに当たる部分は凹状段差部12
b”とし、該凹状段差部12b”にのみ接着剤20Aを
塗布している。一方、下側の第2絶縁樹脂フィルム1
3”は同一厚さとして、その一面全体に接着剤20Bを
均一な厚さで塗布している。
【0026】上記のように予め接着剤20A、20Bを
塗布した第1、第2絶縁樹脂フィルム12”、13”
を、第1実施形態と同様に、ロールに巻き付けておき、
これらを引き出し、銅箔11を挟んでラミネート用ロー
ル・ヒータを通すことにより、第1、第2絶縁樹脂フィ
ルム12”と13”の間に銅箔11を挟持した状態でラ
ミネートとしている。
【0027】上記のように製造されたフラットケーブル
10”は、第1絶縁樹脂フィルム12”には銅箔11と
接触する部分に接着剤を塗布していないため、第1実施
形態と同様に、接点部となる任意のどの位置で第1絶縁
樹脂フィルム12”を除去しても、露出する銅箔11の
表面には接着剤の薄膜は存在しない。
【0028】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
によれば、接続部を設ける側の第1絶縁樹脂フィルムの
うち、銅箔からなる導体と接触する部分には接着剤が塗
布されていないため、ハーネス工程において、フラット
ケーブルの任意の位置でレーザー等により第1絶縁樹脂
フィルムを切除して銅箔11を露出させと、接着剤の薄
膜が存在しない接点部を設けることができる。
【0029】よって、従来必要とされた露出された接点
部表面の清浄作業が不要とすることができる。また、フ
ラットケーブルの製造工程で絶縁樹脂フィルムの接点露
出用の穴あけ作業をする必要がないため、製造工程での
引張スピードを上げることができ、フラットケーブルの
生産性も高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態に係るフラットケーブ
ルを示し、(A)は斜視図、(B)は(A)のB−B線
断面図、(C)は(A)のC−C線断面図である。
【図2】 上記フラットケーブルの製造工程を示す斜視
図である。
【図3】 (A)は第1、第2絶縁樹脂フィルムと銅箔
の分解断面図、(B)は接着剤の厚さを示す部分断面図
である。
【図4】 レーザーによる絶縁樹脂フィルムの剥離方法
を示す斜視図である。
【図5】 (A)(B)は第1実施形態の変形例を示す
断面図でる。
【図6】 第2実施形態のフラットケーブルの断面図で
ある。
【図7】 第2実施形態の第1、第2絶縁樹脂フィルム
と銅箔の分解断面図である。
【図8】 第3実施形態のフラットケーブルの断面図で
ある。
【図9】 第3実施形態の第1、第2絶縁樹脂フィルム
と銅箔の分解断面図である。
【図10】 (A)は第1絶縁樹脂フィルムの斜視図、
(B)は(A)のI−I線断面図、(C)は第1絶縁樹
脂フィルムに接着剤を塗布した状態の断面図である。
【図11】 従来のフラットケーブルの製造工程を示す
斜視図である。
【図12】 従来の問題点を示す断面図である。
【符号の説明】
10、10’、10” フラットケーブル 11 銅箔 11a 接点部 12、12’、12” 第1絶縁樹脂フィルム 13、13、13” 第2絶縁樹脂フィルム 20、20A 20B 接着剤 30 隙間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 猪上 琢也 愛知県名古屋市南区菊住1丁目7番10号 株式会社オートネットワーク技術研究所内 Fターム(参考) 5G311 CA01 CA05 CF01 CF06

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の帯状の銅箔を隙間をあけて配置
    し、これら導体となる銅箔の両面を第1絶縁樹脂フィル
    ムと第2絶縁樹脂フィルムでラミネートし、上記導体の
    所要部位の第1絶縁樹脂フィルムを除去して導体を接点
    用として露出させるフラットケーブルにおいて、 上記第1絶縁樹脂フィルムには接着剤を塗布していない
    一方、上記第2絶縁樹脂フィルムに接着剤を少なくとも
    銅箔の厚み分を塗布し、 上記第2絶縁樹脂フィルムに塗布した接着剤で、導体を
    接着すると共に、上記導体間の隙間で上記第1絶縁樹脂
    フィルムと接着させ、該第1絶縁樹脂フィルムと導体と
    の界面に接着剤を介在させず、上記接点用の導体露出面
    に接着剤が塗布されていないことを特徴とするフラット
    ケーブル。
  2. 【請求項2】 上記第2絶縁樹脂フィルムに塗布する接
    着剤は、導体対向部分は薄く、隣接する導体間の隙間は
    導体と略同一厚さで塗布している請求項1に記載のフラ
    ットケーブル。
  3. 【請求項3】 複数の帯状の銅箔を隙間をあけて配置
    し、これら導体となる銅箔の両面を第1絶縁樹脂フィル
    ムと第2絶縁樹脂フィルムでラミネートし、上記導体の
    所要部位の第1絶縁樹脂フィルムを除去して導体を接点
    用として露出させるフラットケーブルにおいて、 上記第1絶縁樹脂フィルムには、導体対向面には接着剤
    を塗布していないと共に導体間の隙間に当たる部分には
    接着剤を塗布している一方、上記第2絶縁樹脂フィルム
    の一面全体に接着剤を塗布しており、 上記第1、第2絶縁樹脂フィルムの接着剤塗布面の間に
    導体を挟み、上記第2絶縁樹脂フィルムに塗布した接着
    剤で、導体を接着すると共に、上記導体間の隙間で上記
    第1、第2絶縁樹脂フィルムを接着剤で接着し、上記第
    1絶縁樹脂フィルムと導体との界面に接着剤を介在させ
    ず、上記接点用の導体露出面に接着剤が塗布されていな
    いことを特徴とするフラットケーブル。
  4. 【請求項4】 複数の帯状の銅箔を隙間をあけて配置
    し、これら導体となる銅箔の両面を第1絶縁樹脂フィル
    ムと第2絶縁樹脂フィルムでラミネートし、上記導体の
    所要部位の第1絶縁樹脂フィルムを除去して導体を接点
    用として露出させるフラットケーブルにおいて、 上記第1絶縁樹脂フィルムの一面に凹凸の段差を設け、
    導体対向面を凸状段差部とすると共に導体間の隙間に当
    たる部分は凹状段差部とし、該凹状段差部にのみ接着剤
    を塗布する一方、上記第2絶縁樹脂フィルムは同一厚さ
    として、その一面全体に接着剤を塗布しており、 上記第1、第2絶縁樹脂フィルムの接着剤塗布面の間に
    導体を挟み、上記第2絶縁樹脂フィルムに塗布した接着
    剤で、導体を接着すると共に、上記導体間の隙間で上記
    第1、第2絶縁樹脂フィルムを接着剤で接着し、上記第
    1絶縁樹脂フィルムと導体との界面に接着剤を介在させ
    ず、上記接点用の導体露出面に接着剤が塗布されていな
    いことを特徴とするフラットケーブル。
JP2001394882A 2001-12-26 2001-12-26 フラットケーブル Withdrawn JP2003197041A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001394882A JP2003197041A (ja) 2001-12-26 2001-12-26 フラットケーブル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001394882A JP2003197041A (ja) 2001-12-26 2001-12-26 フラットケーブル

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003197041A true JP2003197041A (ja) 2003-07-11

Family

ID=27601479

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001394882A Withdrawn JP2003197041A (ja) 2001-12-26 2001-12-26 フラットケーブル

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003197041A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101208401B1 (ko) 2012-06-28 2012-12-05 이정표 연성 플랫 케이블 및 그의 제조방법

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101208401B1 (ko) 2012-06-28 2012-12-05 이정표 연성 플랫 케이블 및 그의 제조방법

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2009123563A (ja) シールドフラットケーブルおよびその製造方法
KR970051479A (ko) 작은 마진을 갖는 평면 케이블
JP2001143538A (ja) シールドフラット電線並びにその製造方法および加工装置
JP2003197041A (ja) フラットケーブル
JP2010044866A (ja) フラットケーブル及びその製造方法
JP2002050233A (ja) フラットケーブル及びその製造方法
JP2002237343A (ja) フラットケーブル及びその製造方法
JP3959946B2 (ja) フラットケーブルの製造方法およびフラットケーブル
JP3413595B2 (ja) 平角導線の整列治具
JP3105954B2 (ja) フラットケーブルの製造方法
JP5581882B2 (ja) フラットケーブルとその製造方法
JP2006294488A (ja) フラットケーブル及びその製造方法
JP2977238B2 (ja) 段付きテープ電線の製造方法
JPH0355009B2 (ja)
JP2005135823A (ja) フラットハーネスの分岐構造及びその製造方法
JP3335720B2 (ja) フラットケーブルの製造方法
JPH06251637A (ja) フラット電線およびその製造方法
JPH0668722A (ja) フラット配線体の製法
JP4028143B2 (ja) 絶縁処理された端末部を有するフラットケーブルの製造方法
JP3513739B2 (ja) ラミネート型フラットケーブルの製造方法
JP2913352B2 (ja) 配線パターン打抜方法
JP2876370B2 (ja) フラット配線体の製法
JP2001067945A (ja) 2層フラットケーブル及びその製造方法
JP2002289045A (ja) フラットケーブル及びその製造方法
JP3612848B2 (ja) フラットケーブルおよびその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20050301