JP2001143214A - 磁気ヘッド - Google Patents

磁気ヘッド

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JP2001143214A
JP2001143214A JP32343899A JP32343899A JP2001143214A JP 2001143214 A JP2001143214 A JP 2001143214A JP 32343899 A JP32343899 A JP 32343899A JP 32343899 A JP32343899 A JP 32343899A JP 2001143214 A JP2001143214 A JP 2001143214A
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atomic
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magnetic thin
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JP32343899A
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Fusashige Tokutake
房重 徳竹
Junichi Honda
順一 本多
Yoshihiko Inoue
喜彦 井上
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Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 生産性が向上するとともに、優れた記録再生
特性及び耐食性を有する。 【解決手段】 磁気コア1,2により閉磁路が構成さ
れ、且つ前記閉磁路内にギャップを有してなり、上記ギ
ャップの少なくとも一部がCr層14,15とSiO2
層16,17とを順に積層して構成されるとともに、上
記磁気コア1,2の少なくとも一部が軟磁性薄膜5,6
により構成される。上記軟磁性薄膜5,6は、Fea
bTacRudGaef(ただし、式中a,b,c,
d,e,fは、各元素の組成を原子%で表す。)なる組
成式で示され、その組成範囲が、62原子%<a<75
原子%、7原子%<b<18原子%、3原子%<c<1
0原子%、0原子%≦d<10原子%、0原子%≦e<
6原子%、5原子%<f<12原子%であり、且つb+
c>13原子%である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、いわゆる蒸着テー
プ等の高保磁力磁気記録媒体に対して記録・再生を行う
磁気ヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、磁気記録の分野においては、記録
信号の高密度化が進行しており、高い保磁力と高い残留
磁束密度を有する磁気記録媒体、例えば強磁性金属材料
を非磁性支持体上に直接被着せしめてなる,いわゆる蒸
着テープ等が使用されるようになっている。
【0003】これに伴って磁気ヘッドに対しては、コア
材料が高飽和磁束密度、高透磁率を有することが要求さ
れている。
【0004】かかる要求を満たすために、従来から補助
コア材にフェライトを用い、そのフェライト上に高飽和
磁束密度を有する金属磁性薄膜を主コア材として形成
し、ギャップ部が上記金属磁性薄膜より形成されてな
る,いわゆるメタル・イン・ギャップ(MIG)型の磁
気ヘッドが提案されており、蒸着テープ等の記録・再生
に好適なものとなっている。
【0005】ところで、この種の磁気ヘッドにおいて
は、近年の高密度化の著しい進展に伴い、上記蒸着テー
プ等のように高保磁力を有する記録媒体に対して良好に
記録・再生する必要があることから、記録磁界を十分取
るためにより高い飽和磁束密度を持ち、かつ高周波領域
でも優れた軟磁気特性を有する金属磁性材料が求められ
ている。
【0006】このような状況の中、Feを主成分とする
微結晶金属磁性薄膜は、高い飽和磁束密度を持ち、優れ
た軟磁気特性を示すことから、従来の磁気ヘッド用金属
磁性材料を置き換える形で実用化され始めている。
【0007】例えば、図16に示すように、MIG型の
磁気ヘッドは、記録媒体対接触面の略中央に位置する磁
気ギャップgを境として左右別々に作製された一対の磁
気コア半体101,102が磁気ギャップ形成面を突き
合わせて接合一体化されてなるものである。
【0008】上記磁気コア半体101,102は、補助
コアである基体103,104と、主コア部である微結
晶金属磁性薄膜105,106とから構成されている。
【0009】そして、図17に示すように、金属磁性薄
膜105,106上には酸化物非磁性体等からなるSi
2膜107,108が成膜され、磁気ギャップ形成面
において磁気ギャップgを形成している。SiO2膜1
07,108は、磁気ギャップ形成面のみならず、トラ
ック幅規制溝109,110,111,112の内面に
も成膜されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、トラッ
ク幅規制溝109,110,111,112の内面に非
磁性材113を充填する融着工程において、図17に示
すように、トラック幅規制溝109,110,111,
112におけるSiO2膜107,108が侵食されて
しまう。これは、非磁性材113が、その成分としてS
iO2を含有しているためと考えられる。この結果、本
来接触していないはずの非磁性材113と金属磁性薄膜
105,106とが接触することがあった。
【0011】また、SiO2は酸化物であるため分子構
造が大きく、SiO2膜107,108は構造的に粗で
あるといえる。このようなSiO2膜107,108の
構造的欠陥を通じて、非磁性材113と金属磁性薄膜1
05,106とが接触することがあった。
【0012】上述のような理由で非磁性材113と金属
磁性薄膜105,106とが接触すると、非磁性材11
3と金属磁性薄膜105,106との界面で原子の移動
が起こり、金属磁性薄膜105,106の成分が非磁性
材113内に溶出する。これにより、非磁性材113と
の界面における金属磁性薄膜105,106の軟磁気特
性が劣化するという問題があった。
【0013】さらに、非磁性材113内に溶出した金属
磁性薄膜105,106の成分は、非磁性材113と反
応して非磁性材113内に泡を形成する。非磁性材11
3内に泡が形成されることにより、以下のような様々な
悪影響が表れる。
【0014】例えば、この泡は、非磁性材113の強度
を低下させる。また、泡が媒体との摺動面に表れると、
媒体に傷をつけたり、泡にゴミがたまって媒体との隙間
を生み出す。特に、磁気ギャップgの深さを測定する磁
気ギャップgの端部は、SiO2の構造が粗になりやす
いため、SiO2膜107,108の表面の化学ポテン
シャルが高くなり、SiO2層107,108が激しく
侵食されて、泡を形成しやすい。また、磁気ギャップg
の深さは、磁気ヘッドの電磁変換特性や寿命に大きく影
響を及ぼすため精度が要求されるが、泡が形成されるこ
とによって非磁性材113の可視性が劣化し、磁気ギャ
ップgの深さの測定が困難となる。この結果、磁気ヘッ
ドの生産性が劣化することになる。
【0015】また、上記金属磁性薄膜105,106
は、純鉄に近い組成の微細結晶が体積のほとんどを占め
る構造であることから、一般に耐食性が低く、これを用
いた磁気ヘッドの信頼性が低下するという問題を抱えて
いる。
【0016】本発明は、かかる従来のものの有する欠点
を解消するために提案されたものであり、生産性が向上
するとともに、優れた記録再生特性及び耐食性を有する
磁気ヘッドを提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明にかかる磁気ヘッドは、磁気コアにより閉
磁路が構成され、且つ前記閉磁路内にギャップを有して
なり、上記ギャップの少なくとも一部がCr層とSiO
2層とを順に積層して構成されるとともに、上記磁気コ
アの少なくとも一部が軟磁性薄膜により構成される。上
記軟磁性薄膜は、FeaSibTacRudGaef(ただ
し、式中a,b,c,d,e,fは、各元素の組成を原
子%で表す。)なる組成式で示され、その組成範囲が、 62原子%<a<75原子% 7原子%<b<18原子% 3原子%<c<10原子% 0原子%≦d<10原子% 0原子%≦e<6原子% 5原子%<f<12原子% であり、且つ b+c>13原子% であることを特徴とする。
【0018】以上のように構成された磁気ヘッドでは、
上記組成の軟磁性薄膜は、微結晶析出型軟磁性薄膜であ
ることにより、高飽和磁束密度、及び優れた軟磁気特性
が実現されるとともに、核となる部分が高い耐食性を示
すFe−Ru−Ga−Si合金で置き換えられることに
より、優れた耐腐食性能が併せて実現される。また、軟
磁性薄膜は、Cr層とSiO2層とを介して、非磁性材
と隔てられている。このため、非磁性材によってSiO
2層が侵食されたときに、軟磁性薄膜と非磁性材とが接
触することがない。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかる磁気ヘッド
の具体的な実施の形態について、図面を参照しながら詳
細に説明する。
【0020】本例の磁気ヘッドは、図1に示すように、
記録媒体対接触面の略中央に位置する磁気ギャップgを
境として左右別々に作製された一対の磁気コア半体1,
2が磁気ギャップ形成面を突き合わせて接合一体化され
てなるものである。
【0021】上記磁気コア半体1,2は、補助コアであ
る基体3,4と、主コア部である金属磁性薄膜5,6と
から構成されている。
【0022】上記基体3,4は、例えばMn−Zn系フ
ェライトやNi−Zn系フェライト等の酸化物磁性材料
からなり、上記金属磁性薄膜5,6と共に閉磁路を構成
する補助コア部となっている。
【0023】上記基体3,4の前記磁気ギャップ形成面
と対向する面には、上記磁気ギャップgのトラック幅T
wを規制するためのトラック幅規制溝7,8,9,10
が、磁気ギャップgの両端縁近傍部よりそれぞれデプス
方向に形成されている。なお、トラック幅規制溝7,
8,9,10の断面は、U字型、V字型、方形等、如何
なる形状であっても構わない。
【0024】また、上記基体3,4のうち一方の基体
(ここでは基体4)の上記磁気ギャップ形成面と対向す
る面には、上記磁気ギャップgのデプスを規制すると共
にコイル(図示は省略する。)を巻装するための巻線溝
11が側面形状を略矩形状として形成されている。な
お、上記巻線溝11は、上記一方の基体4のみならず、
他方の基体3にも同様に形成されていてもよい。
【0025】また、磁気コア半体1,2の対向面とは反
対側の面には、コイルとするために巻線を巻回する巻線
ガイド溝12,13が形成されている。
【0026】一方、金属磁性薄膜5,6は、上記基体
3,4と共に閉磁路を構成する主コア部となるもので、
当該基体3、4の対向面にそれぞれフロントギャップ部
よりバックギャップ部に亘って成膜されている。したが
って、これらの金属磁性薄膜5,6の対向面がすなわち
上記磁気コア半体1,2の磁気ギャップ形成面となって
いる。
【0027】なお、本例では、上記金属磁性薄膜5,6
は、上記基体3,4の対向面のみならず上記トラック幅
規制溝7,8,9,10内にも成膜されている。また、
巻線溝11内の全面、もしくは少なくとも一部に上記金
属磁性薄膜5,6が成膜されていてもよい。
【0028】そして、本例の磁気ヘッドでは、磁気コア
半体1,2の金属磁性薄膜5,6上にCr層14,15
が成膜され、さらにCr層14,15上には、SiO2
層16,17が成膜されている。すなわち、磁気ギャッ
プ形成面においては、SiO2層16,17同士が突き
合わされて磁気ギャップgを形成している。
【0029】また、上記トラック幅規制溝7,8,9,
10内には、それぞれ磁気記録媒体との当たり特性を確
保すると共に、摺接による偏摩耗を防止する目的で、ガ
ラス等からなる非磁性材18が充填されている。
【0030】Cr層14,15の膜厚は、6nm〜30
nmであることが好ましい。Cr層14,15の膜厚が
6nm未満であると、金属磁性薄膜5,6と非磁性材1
8とを隔てる効果が十分に表れず、非磁性材18中に泡
を形成し、非磁性材18の可視性を劣化させる虞があ
る。一方、Cr層14,15の膜厚が30nmを上回る
と、実効ギャップ長が大きくなり、電磁変換特性を劣化
させ、製造不良率が増大する虞がある。通常、実効ギャ
ップはギャップ膜の成膜厚さよりも10%〜20%程度
大きくなることが知られている。特に、Cr層14,1
5の膜厚が厚くなると、Cr層14,15と金属磁性薄
膜5,6とが界面で反応して非磁性領域を生じ、実効ギ
ャップ長が大きくなりやすい。このため、Cr層14,
15の膜厚を6nm〜30nmとすることで、金属磁性
薄膜5,6と非磁性材18との接触を防ぎ、且つ実効ギ
ャップ長を好ましい範囲内に制御することができる。
【0031】SiO2層16,17は、Cr層14,1
5とともに非磁性領域を生じ、磁気ギャップgを形成す
る。このため、Cr層14,15の膜厚を考慮して、S
iO2層16,17の膜厚は、磁気ヘッドが最適に動作
する磁気ギャップ長となるように適宜調節されることが
好ましい。
【0032】ところで、磁気ヘッドを作製する際には、
磁気コア半体1,2が、磁気ギャップ形成面を突き合わ
せて密着され、トラック幅規制溝7,8,9,10内に
非磁性材18を流し込まれることにより接合される。以
下、この工程を融着工程と称する。
【0033】SiO2層16,17は、非磁性材18が
SiO2を含有しているため、非磁性材18によって侵
食されやすい性質を有している。
【0034】したがって、金属磁性薄膜5,6上に直接
SiO2層16,17が成膜された構造である従来の磁
気ヘッドは、融着工程を経ると、図17に示すように、
トラック幅規制溝7,8,9,10内に成膜された金属
磁性薄膜5,6が非磁性材18と接触してしまう。この
ため、金属磁性薄膜5,6の成分が非磁性材18に溶出
して、軟磁気特性の劣化を引き起こしたり、非磁性材1
8内に泡を形成する等の不都合を生じていた。
【0035】しかし、本発明の磁気ヘッドでは、図2に
示すように、SiO2層16,17と金属磁性薄膜5,
6との間にはCr層14,15が介在している。このた
め、図3に示すように、融着工程を経た後、SiO2
16,17は非磁性材18によって侵食される。一方、
Cr層14,15は、非磁性材18に侵食されにくいた
めに、金属磁性薄膜5,6上に残存することになる。こ
のように、SiO2層16,17が侵食されたとして
も、Cr層14,15は金属磁性薄膜5,6と非磁性材
18との接触を妨げることができる。
【0036】したがって、金属磁性薄膜5,6の成分が
非磁性材18中に溶出することがなく、金属磁性薄膜
5,6は本来の優れた軟磁性特性を維持することができ
る。
【0037】さらに、金属磁性薄膜5,6の成分と非磁
性材18とが反応することによる泡が形成されなくな
る。したがって、非磁性材18の強度が維持される。ま
た、泡が摺動面にでてこないため、媒体を傷つけるよう
なことがなくなり、泡にゴミがたまることによって生じ
る媒体と磁気ヘッドとの隙間をなくすことができる。さ
らに、非磁性材18の可視性が向上するために、高精度
が要求される磁気ギャップ深さの測定が正確なものとな
り、製造歩留まり良く磁気ヘッドを作製することがで
き、磁気ヘッドの生産性が向上する。
【0038】ところで、上述の金属磁性薄膜5,6は、
Fe、Si、Ta、Ru、Ga、Nを主な構成元素とす
るもので、先にも述べたように、FeaSibTacRud
Gaef(ただし、式中a,b,c,d,e,fは、各
元素の組成を原子%で表す。)なる組成式で示したとき
に、その組成範囲が、 62原子%<a<75原子% 7原子%<b<18原子% 3原子%<c<10原子% 0原子%≦d<10原子% 0原子%≦e< 6原子% 5原子%<f<12原子% であり、且つb+c>13原子%である軟磁性薄膜であ
る。
【0039】この金属磁性薄膜5,6は、上記組成から
Nを除いた組成のターゲットを用い、5〜20モル%の
窒素を含むアルゴンガス雰囲気中で、RFもしくはDC
マグネトロンスパッタリングを行うことにより作製さ
れ、450℃〜600℃の熱処理を経ることにより軟磁
気特性を発現する。
【0040】実際に10モル%の窒素を含むアルゴンガ
ス雰囲気でRFマグネトロンスパッタリングにより作製
された金属磁性薄膜5,6の窒素を除く組成と、550
度にて1時間保持した後の保磁力Hc、飽和磁束密度B
s、磁化困難軸方向の透磁率μHardとを表1〜表4に示
す。
【0041】
【表1】
【0042】
【表2】
【0043】
【表3】
【0044】
【表4】
【0045】また、図4として、表1のデータをFeと
Taの原子分率に着目して組成マップ上に配置した図を
示す。
【0046】なお、金属磁性薄膜5,6の組成分率を窒
素を除いた組成分率で表したのは、軽元素である窒素の
分析精度が他の元素に比較して悪いためであり、以下、
組成は窒素を除く構成元素の原子分率の和を100%と
して表示する。
【0047】何れの組成でも、軟磁気特性が得られる窒
素の原子分率は、5〜12%の範囲である。
【0048】図4からわかるように、Taの原子分率が
5〜7%以上の領域に保磁力が40A/m以下の良好な
軟磁気特性を示す組成範囲がある。Taは成膜時の非晶
質化を促進する元素として知られており、Taの原子分
率が5〜7%以下の領域で良好な軟磁気特性が得られな
いのは、この領域では微結晶析出型の金属磁性薄膜5,
6に必要な熱処理前の非晶質構造が形成されないためで
あると考えられる。
【0049】また、図5に、表1〜表4に示される全て
の磁性薄膜を0.5規定濃度のNaCl水溶液中に20
0時間浸漬した前後の飽和磁化量の比を、Feの原子分
率に対してプロットしたグラフを示す。
【0050】飽和磁化量の比が1である磁性薄膜は、全
く腐食しないことを示し、零に近くなるに従って腐食の
度合が大きいことを示している。
【0051】図4より、Feの原子分率が高い程より高
い飽和磁束密度Bsが得られるものの、図5より窒素を
除く構成元素の原子分率の和を100%としたときのF
eの原子分率が76%を超える領域から耐食性が劣化し
ていることがわかる。
【0052】さらに、Siの原子分率とSiとFeの原
子分率の和による飽和磁束密度と飽和磁歪定数の変化を
図6に示す。
【0053】上記和が0.1〜0.21の範囲でHc<
80A/m以下の軟磁気特性が得られでいるが、飽和磁
束密度を1.3T以上に、旦つ飽和磁歪定数を1×10
- 6以下にするためには、上記組成比(和)を0.15〜
0.17の範囲にすることがより望ましいことを見い出
した。
【0054】かかる組成範囲は、FeaSibTacRud
Gaefの組成式において、おおよそ4.5<a/b<
6.0であると言い替えることができる。
【0055】また、SiはTaと同様に熱処理前の非晶
質構造形成に寄与する元素であるために、Taの原子分
率を減らした影響をSiの原子分率を増すことである程
度相殺することができる。
【0056】Ruは、添加量増加に対する飽和磁束密度
Bsの低下が小さく、また耐食性向上に効果的であり、
表1より0〜11原子%の広い原子分率範囲でHc<8
0A/mの軟磁気特性が得られているが、より高い飽和
磁束密度を達成するためには、5原子%以内にすること
が望ましい。
【0057】Gaは、金属磁性薄膜5,6の磁気異方性
の低減と耐食性向上に寄与する元素であり、表1より0
〜5原子%の原子分率範囲でHc<80A/mの軟磁気
特性が得られているが、より高い飽和磁束密度を得るた
めに原子分率は3原子%以内にすることが望ましい。
【0058】以上の検討結果により、FeaSibTac
RudGaef(ただし、式中a,b,c,d,e,f
は、各元素の組成を原子%で表す。)なる組成式で示し
たときに、その組成範囲が、 62原子%<a<75原子% 7原子%<b<18原子% 3原子%<c<10原子% 0原子%≦d<10原子% 0原子%≦e< 6原子% 5原子%<f<12原子% であり、且つb+c>13原子%であることが好ましい
と言える。
【0059】さらに、磁気ヘッド等への応用を考慮する
と、上記組成式の各原子分率が、 65原子%<a<70原子% 10原子%<b<16原子% 5原子%<c< 9原子% 0原子%≦d< 5原子% 0原子%≦e< 3原子% 5原子%<f<12原子% であり、且つ4.5<a/b<6であることがより好ま
しい。
【0060】また、Fe,Si,Ta,Ru,Ga,N
以外の元素として、例えばHfを添加した場合、磁性薄
膜中の微結晶粒の粒界相を形成するTa元素と同様な効
果を示し、またAl,Cr,Ti,Co等の元素を添加
した場合は微結晶粒中に固溶することでGaと同様、磁
気異方性の低減及び耐食性の向上といった効果を発揮す
る。したがって、本発明の金属磁性薄膜5,6へAl,
Cr,Ti,Co,Hfの少なくとも1種以上の金属元
素を0〜6原子%程度添加しても、ほぼ同等の軟磁気特
性と耐食性が得られる。
【0061】次に、金属磁性薄膜5,6として上記Fe
aSibTacRudGaefなる組成式で示される金属磁
性薄膜を、上記構成の磁気ヘッドからCr層14,15
を除いた構成の磁気ヘッドにおいて用い、その特性を評
価した。
【0062】ここで用いた金属磁性薄膜5,6は、Fe
74.0原子%、Si15.0原子%、Ru2.5原子
%、Ga1.0原子%、Ta7.5原子%のターゲット
を用い、窒素10モル%添加アルゴン雰囲気中でDCス
パッタリングすることにより作製した。作製された金属
磁性薄膜5,6の保磁力Hcは15A/m、飽和磁束密
度Bsは1.35T、磁化困難軸方向の透磁率μHard
3200であった。このとき、上記基体3,4上に上記
金属磁性薄膜5,6を直接成膜すると、フェライトと磁
性薄膜間で拡散反応が起こり疑似ギャップを生じるた
め、反応防止膜を介して上記金属磁性薄膜5,6を成膜
することが好ましい。
【0063】また、比較のため、金属磁性薄膜5,6と
してFe78原子%、Ta10原子%、N12原子%な
る組成を有する微結晶析出型金属磁性薄膜(Hc=15
A/m、Bs=1.6T、μHard=4500)を用いた
MIG型ヘッド、及び金属磁性薄膜5,6としてFe6
6原子%、Si14原子%、Ru8原子%、Ga12原
子%なる組成を有する結晶質金属磁性薄膜(Hc=25
A/m、Bs=1.1T、μHard=1500)を用いた
MIG型ヘッドをそれぞれ作製し、先のMIG型ヘッド
と記録再生特性を比較した。
【0064】図7に、保磁力Hc132kA/m、磁性
層の厚さ0.53μmの磁気記録媒体を用いてオーバー
ライト特性を測定した結果を示す。また、図8に、再生
出力の周波数依存性を測定した結果を示す。
【0065】本発明の金属磁性薄膜5,6を適用したM
IGヘッドは、結晶質の金属磁性薄膜を用いたMlGヘ
ッドに比べて、使用した金属磁性薄膜5,6の高い飽和
磁束密度を反映した優れたオーバーライト特性に加え、
良好な軟磁気特性を反映して再生出力も全周波数帯域に
亘って高く、Feを核とする微結晶析出型金属磁性薄膜
を用いたMIGヘッドとほぼ同等の記録再生特性を示し
ていることがわかる。
【0066】また、上記3種類の金属磁性薄膜を適用し
たMlGヘッドを、0.5規定濃度のNaCl水溶液中
に1時間浸漬した後、磁気記録媒体摺動面を観察した。
その結果、Feを核とする微結晶析出型金属磁性薄膜を
用いたMIGヘッドでは、金属磁性薄膜表面が腐食して
しまっていた。これに対して、本発明の金属磁性薄膜を
適用したMIGヘッドは、結晶質金属磁性薄膜を用いた
MIGヘッド同様に腐食は全く観察されず、高い信頼性
を有することが確認された。
【0067】以上の結果より、本発明の金属磁性薄膜を
MIGヘッドに適用することで、優れた記録再生特性と
高い信頼性を付与することができることがわかる。
【0068】なお、金属磁性薄膜5,6は、単一層から
なる金属磁性薄膜により構成されても良いが、金属磁性
薄膜5,6と、例えばPt、Au、Ag及びPdのうち
少なくとも一種を含有する貴金属層とを交互に積層した
構成であっても良い。これにより、磁性の均一性が高ま
り、軟磁気特性が向上するとともに、Fe−貴金属化合
物を生じ、回転磁化が促進されて高周波領域の透磁率が
向上するため、磁気ヘッドはより優れた再生特性を実現
できる。
【0069】次に、上述のような金属磁性薄膜5,6、
Cr層14,15及びSiO2層16,17を有する磁
気ヘッドを実際に作製し、その特性を評価した。なお、
以下の説明は、トラック幅規制溝の断面形状が図1に示
すようなV字型でなく、U字型の場合についての説明で
ある。
【0070】先ず、図9に示すように、厚さが1mm程
度、長さ及び幅が45mm程度の略平板状の基板20を
用意した。この基板20は、磁気ヘッドの基体3,4と
なるものであり、Mn−Zn、Ni−Zn等の軟磁性酸
化物からなる。この基板20からは、磁気コア半体ブロ
ックが14本得られる。
【0071】次に、図10に示すように、基板20の一
主面に対して、規定されているトラック幅16μmが残
るように、トラック幅規制溝7,8,9,10を形成し
た。このトラック幅規制溝7,8,9,10は、断面形
状を略U字型とし、基板20の一主面に対する開口部の
傾斜角度を60°、開口部の幅を190μm、深さを9
5μmとした。
【0072】次に、図11に示すように、巻線溝11を
形成した。この巻線溝11は、基板20の一主面に対す
る開口部の幅を650μm、基体3,4の厚さ方向への
深さを200μmとした。巻線溝11の開口部の、基板
20の一主面に対する傾斜角度は、媒体摺動面に近い側
の端部を40°、もう一方の側の端部を90°とした。
巻線溝11を形成することにより、基板20の一主面上
に残存したトラック幅には、表面粗度が50nm程度と
なるように研磨を行った。
【0073】次に、図12に示すように、基板20のト
ラック幅規制溝7,8,9,10等が形成された面に対
して、金属磁性薄膜5,6を成膜した。この金属磁性薄
膜5,6は、Fe74.0原子%、Si14.0原子
%、Ta8.0原子%、Ru3.0原子%、Ga3.0
原子%、のターゲットを用い、DCマグネトロンスパッ
タ装置により、導入ガスAr+N2、電力密度5.0W
/cm2、Ar+N2スパッタガス圧0.5Pa(N2
圧20%)の条件下で成膜された。金属磁性薄膜5,6
の膜厚は、4μmとした。
【0074】次に、図13に示すように、金属磁性薄膜
5,6上に、Cr層14,15及びSiO2層16,1
7を成膜し、磁気コア半体1,2を作製した。このCr
層14,15及びSiO2層16,17は、高周波RF
スパッタ装置により、電力密度1W/cm2、Arスパ
ッタガス圧0.4Pa、電極間距離60mmの条件下で
成膜された。表5に、Cr層14,15の膜厚及びSi
2層16,17の膜厚を示した。
【0075】次に、図14に示すように、一対の磁気コ
ア半体1,2を組み合わせることによって、磁気コアブ
ロック21を作製した。この磁気コアブロック21は、
一対の磁気コア半体1,2のトラック幅部分同士が重な
り合うように密着され、非磁性材18を流し込まれるこ
とにより接合されて作製された。
【0076】次に、図15に示すように、磁気コアブロ
ック21の外側の、巻線を回装する部分に、巻線ガイド
溝12,13を形成した。また、媒体との摺動面となる
部分は、円筒研削を施されることにより曲面形状とされ
た。この磁気コアブロック21は、アジマスが20°と
なるように、ヘッドチップに切断され、磁気ヘッドが作
製された。
【0077】以上のようにして作製されたサンプル1〜
サンプル9の磁気ヘッドについて、非磁性材18中の泡
の発生率、非磁性材18の可視性及び実効ギャップ長を
評価した。
【0078】泡の発生率の測定方法について説明する。
磁気ヘッドの作製途中、すなわち図14に示すような磁
気コアブロック21を媒体摺動面側からみたとき、非磁
性材18がトラック幅規制溝7,8,9,10に充填さ
れている部分を非磁性材充填部22とする。この非磁性
材充填部22を媒体摺動面側から光学顕微鏡にて観察し
たとき、一つでも泡が観察されたものを、泡が発生した
こととした。そして、磁気コアブロック21の非磁性材
充填部22の総数に対する、泡が発生した非磁性材充填
部22の割合を、泡の発生率として%で表した。
【0079】非磁性材18の可視性は、作製された磁気
ヘッドの側面から非磁性材18を目視したときの、磁気
コア半体1,2が突き合わされてなる磁気ギャップgの
端部の見えやすさによって評価した。非磁性材18がガ
ラス本来の透明度を有しており、磁気ギャップgの端部
を容易に目視できる状態を○とし、ガラス本来の透明度
は低下しているものの、磁気ギャップgの端部の目視が
可能であるものを△とし、非磁性材18が金属磁性薄膜
5,6との反応によってガラス本来の透明度を失い、磁
気ギャップgの端部が全く目視できない状態を×として
表した。
【0080】実効ギャップ長の測定は、実効ギャップ長
glと波長λとが等しいとき、信号の再生出力が0にな
ることを利用した。すなわち、ギャップ長設定値周辺の
様々な周波数の信号を再生し、再生出力が極小となると
き、λ=glとして実効ギャップ長glを定義した。
【0081】泡の発生率、非磁性材18の可視性及び実
効ギャップ長の評価結果を、併せて表5に示す。
【0082】
【表5】
【0083】表5からも明らかなように、Cr層14,
15が全く形成されていないサンプル1及びCr層1
4,15の膜厚が1nmであるサンプル2は、非磁性材
18と金属磁性薄膜5,6とが接触・反応したため、泡
の発生率が100%であり、非磁性材18の可視性が著
しく損なわれた。また、Cr層14,15の膜厚が5n
mであるサンプル3も同様に、泡の発生率が20%であ
り、非磁性材18の可視性に劣ることがわかる。
【0084】一方、Cr層14,15の膜厚が50nm
であるサンプル8及びCr層14,15の膜厚が95n
mであるサンプル9は、実効ギャップ長が0.25以上
であり、実効ギャップ長が増大していることがわかる。
実効ギャップ長が大きくなると、磁気ヘッドの電磁変換
特性が劣化し、製造不良率の増加を引き起こす虞がある
ので好ましくない。
【0085】これに対して、サンプル4〜サンプル7で
は、泡の発生率が抑えられ、非磁性材18の可視性が良
好であるとともに、実効ギャップ長が抑えられている。
このことから、Cr層14,15の膜厚は、6nm〜3
0nmの範囲とされることが好ましいとわかる。
【0086】以上のように、金属磁性薄膜5,6として
上記の組成の金属磁性薄膜5,6を用い、金属磁性薄膜
5,6上にCr層14,15及びSiO2層16,17
を積層した磁気ヘッドでは、優れた記録再生特性と耐腐
食性を付与される。それとともに、軟磁気特性を劣化さ
せることなく、非磁性材18内に泡を生ずることによる
様々な悪影響を抑えることができる。
【0087】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発
明によれば、主コア部として上述の組成の金属磁性薄膜
を用いているため、磁気ヘッドは優れた軟磁気特性を有
し、高い耐腐食性能を有する。それとともに、この磁気
ヘッドでは金属磁性薄膜上にCr層及びSiO2層が成
膜されているため、軟磁気特性を劣化させることなく、
磁気ギャップ深さの測定が正確に行われる。したがっ
て、生産性が向上され、記録再生特性に優れ、信頼性の
高い磁気ヘッドを提供することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる磁気ヘッドの一構成例を示す概
略斜視図である。
【図2】融着工程前の磁気ヘッドの磁気記録媒体摺動面
を示す概略平面図である。
【図3】本発明にかかる磁気ヘッドの磁気記録媒体摺動
面を示す概略平面図である。
【図4】Fe−Ta−(Ru+Si+Ga)3元組成図
における磁気特性の分布を示す特性図である。
【図5】Feの原子分率と耐食性の関係を示す特性図で
ある。
【図6】Si/(Si+Fe)と飽和磁束密度Bs及び
飽和磁歪定数λsの関係を示す特性図である。
【図7】各種軟磁性薄膜を用いた磁気ヘッドにおけるオ
ーバーライト特性の相違を示す特性図である。
【図8】各種軟磁性薄膜を用いた磁気ヘッドにおける再
生出力の周波数特性の相違を示す特性図である。
【図9】同磁気ヘッドの製造方法を説明するための図で
あり、基板を示す斜視図である。
【図10】同方法を説明するための図であり、トラック
幅規制溝を形成した基板を示す斜視図である。
【図11】同方法を説明するための図であり、巻線溝を
形成した基板を示す斜視図である。
【図12】同方法を説明するための図であり、金属磁性
薄膜を成膜した基板を示す斜視図である。
【図13】同方法を説明するための図であり、磁気コア
半体ブロックを示す斜視図である。
【図14】同方法を説明するための図であり、磁気コア
ブロックを示す斜視図である。
【図15】同方法を説明するための図であり、巻線ガイ
ド溝を形成した磁気コアブロックを示す斜視図である。
【図16】融着工程前の従来の磁気ヘッドの磁気記録媒
体摺動面を示す概略平面図である。
【図17】従来の磁気ヘッドの磁気記録媒体摺動面を示
す概略平面図である。
【符号の説明】
1,2 磁気コア半体、3,4 基体、5,6 金属磁
性薄膜、7,8,9,10 トラック幅規制溝、11
巻線溝、12,13 巻線ガイド溝、14,15Cr
層、16,17 SiO2層、18 非磁性材
フロントページの続き (72)発明者 井上 喜彦 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 Fターム(参考) 5D093 AA01 BB05 BB18 CA01 CA07 JA01 JB01 JB03 5D111 AA22 BB17 BB31 BB33 BB48 CC09 CC22 CC47 FF02 FF05 FF15 FF47 KK20

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気コアにより閉磁路が構成され、且つ
    前記閉磁路内にギャップを有してなる磁気ヘッドにおい
    て、 上記ギャップの少なくとも一部がCr層とSiO2層と
    を順に積層して構成されるとともに、上記磁気コアの少
    なくとも一部が軟磁性薄膜により構成され、 上記軟磁性薄膜が、FeaSibTacRudGaef(た
    だし、式中a,b,c,d,e,fは、各元素の組成を
    原子%で表す。)なる組成式で示され、その組成範囲
    が、 62原子%<a<75原子% 7原子%<b<18原子% 3原子%<c<10原子% 0原子%≦d<10原子% 0原子%≦e<6原子% 5原子%<f<12原子% であり、且つ b+c>13原子% であることを特徴とする磁気ヘッド。
  2. 【請求項2】 上記組成範囲が、 65原子%<a<70原子% 10原子%<b<16原子% 5原子%<c<9原子% 0原子%≦d<5原子% 0原子%≦e<3原子% 5原子%<f<12原子% であり、且つ 4.5<a/b<6 であることを特徴とする請求項1記載の磁気ヘッド。
  3. 【請求項3】 上記軟磁性薄膜が、Al、Cr、Ti、
    Co、又はHfの少なくとも1種を6原子%以下の範囲
    で含有することを特徴とする請求項1記載の磁気ヘッ
    ド。
  4. 【請求項4】 上記Cr層の膜厚が、6nm〜30nm
    の範囲であることを特徴とする請求項1記載の磁気ヘッ
    ド。
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