JP2001143199A - 車両走行制御システムおよび車両制御装置 - Google Patents

車両走行制御システムおよび車両制御装置

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JP2001143199A
JP2001143199A JP31925999A JP31925999A JP2001143199A JP 2001143199 A JP2001143199 A JP 2001143199A JP 31925999 A JP31925999 A JP 31925999A JP 31925999 A JP31925999 A JP 31925999A JP 2001143199 A JP2001143199 A JP 2001143199A
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    • GPHYSICS
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    • G08G1/00Traffic control systems for road vehicles
    • G08G1/16Anti-collision systems
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    • G08G1/16Anti-collision systems
    • G08G1/164Centralised systems, e.g. external to vehicles

Abstract

(57)【要約】 【課題】 マーカの検出を確実にするとともに、後方車
に対して自車の情報を伝達する。 【解決手段】 前方車100の情報収集手段100a
は、自車の走行状態に関する情報を取得して変調手段1
00bに供給する。変調手段100bは、供給された情
報を変調して点滅手段100cに供給する。点滅手段1
00cは、供給された情報に応じてマーカ100dを点
滅させる。後方車200の撮像手段200aは、マーカ
100dを撮像して特定手段200bに供給する。特定
手段200bは、撮像手段200aから出力された画像
データから、マーカ画像を特定する。有効性判定手段2
00cは、特定されたマーカ画像の有効性を判定する。
測距手段200dは、マーカ画像を用いて前方車との間
の車間距離を測定する。復調手段200eは、マーカに
重畳されている情報を復調してもとの情報を再生する。
制御手段200fは、測距手段200dと、復調手段2
00eとから得られた情報に応じて自車の走行状態を調
節する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は車両走行制御システ
ムおよび車両制御装置に関し、特に、前方車が具備する
マーカからの情報を参照して自車を制御する車両走行制
御システムおよび車両制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、ITS(Intelligent Transpor
t System)等では、前方の車(以下、前方車と称す)と
の距離を常に一定に保つように後続車の速度を制御する
ことにより、ドライバーの負担を軽減する方法が提案さ
れている。
【0003】ところで、そのような制御を実現するため
には、前方車と自車との車間を正確に測定する必要があ
る。従来においては、例えば、前方車の後部面に2枚の
マーカを貼付し、このマーカの視差を光学的に検出する
ことにより車間距離を求める方法が用いられていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
方法では、例えば、前方に車が2台並走している場合に
は、一方の車の一方のマーカと、他方の車の一方のマー
カを1対のマーカとして誤認してしまい、誤った制御が
なされる場合があるという問題点があった。
【0005】また、ITSにおいては、各車両が他の車
両の走行状態を把握し、その状態に応じて自車を制御す
ることが望ましい。しかしながら、車両間で情報を授受
するためには、通信装置を別途設ける必要があるため、
コストがかさむという問題点があった。
【0006】本発明は、以上のような状況に鑑みてなさ
れたものであり、安全性が高くしかも低コストの車両制
御システムおよび車両制御装置を提供することを特徴と
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明では上記課題を解
決するために、図1に示す、前方車100が具備するマ
ーカ100dからの情報を参照して後方車200を制御
する車両走行制御システムにおいて、前記前方車100
は、前記マーカ100dを所定のパターンで点滅させる
点滅手段100cを有し、前記後方車200は前記マー
カ100dからの光を撮像する撮像手段200aと、前
記撮像手段200aから出力された画像からマーカの画
像を特定する特定手段200bと、前記特定手段200
bによって特定されたマーカの画像の点滅パターンか
ら、前記マーカの画像の有効性を判定する有効性判定手
段200cと、を有することを特徴とする車両走行制御
システムが提供される。
【0008】ここで、前方車100において、点滅手段
100cは、マーカ100dを所定のパターンで点滅さ
せる。また、後方車200において、撮像手段200a
はマーカ100dからの光を撮像する。特定手段200
bは、撮像手段200aから出力された画像からマーカ
の画像を特定する。有効性判定手段200cは、特定手
段200bによって特定されされたマーカの画像の点滅
パターンから、マーカの画像の有効性を判定する。
【0009】また、図1に示す、前方車100が具備す
るマーカ100dからの情報を参照して自車を制御する
車両走行制御装置において、前方車100のマーカ10
0dからの光を撮像する撮像手段200aと、前記撮像
手段200aの出力からマーカの画像を特定する特定手
段200bと、前記特定手段200bによって特定され
たマーカの画像の点滅パターンから、前記マーカの画像
の有効性を判定する有効性判定手段200cと、を有す
ることを特徴とする車両走行制御装置が提供される。
【0010】ここで、撮像手段200aは、前方車10
0のマーカ100dからの光を撮像する。特定手段20
0bは、撮像手段200aの出力からマーカの画像を特
定する。有効性判定手段200cは、特定手段200b
によって特定されたマーカの画像の点滅パターンから、
マーカの画像の有効性を判定する。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は、本発明の動作原理を説明
するための原理図である。この図において、前方車両1
00は、情報収集手段100a、変調手段100b、点
滅手段100c、および、マーカ100dを有してい
る。
【0012】ここで、情報収集手段100aは、自己の
車両の走行状態を示す情報(例えば、速度、加速度、ヨ
ー角等)を収集する。変調手段100bは、情報収集手
段100aによって収集された情報に応じて点滅手段1
00cを制御することにより、マーカ100dの点滅パ
ターンに情報を重畳させる。
【0013】点滅手段100cは、変調手段100bか
ら供給される情報に応じて、マーカ100dを所定のパ
ターンで点滅させる。マーカ100dは、例えば、波長
が900nm付近の近赤外線を発生する複数のLED
(Light Emitting Diode)がマトリクス状に配置された
2枚のパネルによって構成されている。
【0014】一方、後方車200は、撮像手段200
a、特定手段200b、有効性判定手段200c、測距
手段200d、復調手段200e、および、制御手段2
00fを有している。
【0015】撮像手段200aは、マーカ100dから
の光を撮像して、対応する画像データを出力する。特定
手段200bは、撮像手段200aから出力された画像
データからマーカ100dの画像(以下、マーカ画像と
称す)を特定する。
【0016】有効性判定手段200cは、特定手段20
0bによって特定されたマーカの画像の点滅パターンか
ら、検出されたマーカ画像の有効性を判定する。測距手
段200dは、マーカ画像の画像間距離から前方車10
0との間の距離を算出し、制御手段200fに供給す
る。
【0017】復調手段200eは、マーカ画像の点滅パ
ターンより、もとの情報を復調し、制御手段200fに
供給する。次に、以上の原理図の動作について説明す
る。
【0018】いま、前方車100と後方車200とが所
定の距離を隔てて停車中であるとする。このような状態
で、前方車100が発進したとすると、情報収集手段1
00aは、自車速度が変化したことを検知し、その旨を
変調手段100bに通知する。
【0019】変調手段100bは、情報収集手段100
aから供給された自車情報(この場合では、自車の速
度)に応じて点滅手段100cを制御する。点滅手段1
00cは、変調手段100bの制御に応じて、マーカ1
00dを点滅させるので、後方車200に対して速度が
変化したことが光信号となって通知される。
【0020】なお、マーカ100dは、前述のように2
枚のパネルによって構成されており、これらが同一のパ
ターンで発光する。後方車200では、前方車100の
マーカ100dからの光画像を、撮像手段200aによ
って撮像し、対応する画像データを特定手段200bに
対して出力する。
【0021】特定手段200bは、撮像手段200aか
ら出力された画像データに対して所定の画像処理を施す
ことにより、2枚のパネルに対応したマーカ画像を特定
する。
【0022】有効性判定手段200cは、特定手段20
0bによって特定されたマーカ画像の点滅パターンを参
照して、特定されたマーカ画像が有効であるか否かを判
定する。いまの例では、マーカ100dを構成する2枚
のパネルの発光パターンが同一であるか否かを判定する
ことにより、マーカ画像の有効性を判定する。その結
果、有効であると判定された場合には、マーカ画像が測
距手段200dと復調手段200eとに供給される。
【0023】測距手段200dは、有効性判定手段20
0cから供給された1対のマーカ画像の画像間距離から
三角測量法により前方車100との車間距離を算出す
る。即ち、マーカ100dを構成する2枚のパネルの間
の距離は既知であるので、マーカ画像の間の距離を算定
し、この距離を用いることにより車間距離を求めること
ができる。得られた車間距離は、制御手段200fに供
給されることになる。
【0024】制御手段200fは、測距手段200dか
ら供給された車間距離に基づいて、図示せぬアクチュエ
ータを駆動し、自車の走行状態を制御する。いまの例で
は、前方車100が発進しているので、測距手段200
dによって測定された車間距離は次第に増加することに
なる。その結果、制御手段200fは、車間距離を一定
に保つために、先ず、ブレーキを解除した後、エンジン
のスロットルを開いて自車を発進させる。
【0025】また、このとき、復調手段200eでは、
前方車100の速度が変化したことを示す情報を受信さ
れているので、制御手段200fでは、この情報も参照
して適切なスロットル開度等を決定する。
【0026】前方車100が定速運転にはいると、後方
車200は制御手段200fによって前方車100との
車間距離が一定になるように制御されるので、前方車1
00に同一の速度で追随することになる。
【0027】定速運転中に、前方車100が何らかの危
険を回避するために、急にブレーキをかけたとすると、
情報収集手段100aは、これを検知して変調手段10
0bに通知する。変調手段100bは、点滅手段100
cを、ブレーキ操作がなされたことを示す情報に応じて
駆動する。その結果、マーカ100dからは、ブレーキ
操作がなされたことを示す情報が送信される。
【0028】後方車200では、復調手段200eによ
って、マーカ100dの点滅パターンからもとの情報が
復調され、制御手段200fに供給される。制御手段2
00fは、前方車100においてブレーキ操作があった
ことを検知し、自車のブレーキを操作して減速する。
【0029】このような一連の処理は電気的に行われる
ので非常に短期間に実行される。その結果、前方車10
0に対して衝突する危険を未然に回避することが可能と
なる。
【0030】以上に説明したように、本発明に係る車両
走行制御システムによれば、有効性判定手段200cが
マーカ100dの点滅パターンから、特定されたマーカ
画像の有効性を判定するようにしたので、前方車100
のマーカ100dを確実に検出することが可能となる。
【0031】また、前方車100の情報を、マーカ10
0dの点滅パターンによって後方車200に伝送するよ
うにしたので、例えば、ブレーキの操作等の情報を迅速
に後方車200に伝達することにより、事故の発生を未
然に防止することができる。また、安全性を損なうこと
なく車間距離を縮めることができるので、渋滞緩和にも
貢献することができる。
【0032】次に、本発明の実施の形態について説明す
る。図2は、本発明の実施の形態の構成例の概略を示す
図である。この図において、前方車1の後部には、マー
カ10が具備されている。
【0033】図3は、前方車1を後方から眺めた場合の
図である。この図に示すように、前方車11の後部に
は、マーカ10aおよびマーカ10bが地面と水平にな
るように所定の距離xを隔てて配置されている。各マー
カ10a,10bは、900nm付近の近赤外線を発生
する複数のLEDがマトリクス状に配置されて構成され
ている。
【0034】図2に戻って、後方車2には、受光部2
0、受信装置21、送信装置22、および、マーカ23
が具備されている。なお、前方車1も後方車と同様の構
成であるが、図面の簡略化のために省略している。
【0035】受光部20は、マーカ10の光画像を受光
して、対応する画像データに変換して出力する。受信装
置21は、受光部20から出力された画像データを入力
し、所定の画像処理を施すことにより、前方車1との車
間距離とヨー角とを算出する。
【0036】図4は、車間距離とヨー角を説明するため
の図である。この図に示すように、車間距離dは、前方
車1の後部と後方車2の前部との間の距離を示す。ま
た、ヨー角θは、前方車1の進行方向と、後方車2の進
行方向との間のずれ角を示している。
【0037】図2に戻って、送信装置22は、自車の走
行状態を示す情報や、前方車1から送信されてきた情報
に応じてマーカ23を駆動し、図示せぬ後続車両に対し
てこれらの情報を送信する。
【0038】マーカ23は、図3に示す場合と同様の構
成とされており、複数のLEDがマトリクス状に配置さ
れて構成されている。図5は、後方車2が具備する装置
の詳細な構成例である。この図に示すように、受信装置
21には、受光部20、アクチュエータ24、および、
ブザー25が接続されている。また、送信装置22に
は、センサ26およびマーカ23が接続されている。
【0039】ここで、アクチュエータ24は、ブレー
キ、アクセル、ハンドル、および、オートミッション等
を制御し、自己の車両の走行状態を調整する。ブザー2
5は、自己の車両や前方車1において緊急事態が発生し
た場合等に、運転者に対して警告を行うためのものであ
る。
【0040】センサ26は、ブレーキの操作量、アクセ
ル開度、ハンドルの操作量、オートミッションの状態等
を検出する。図6は、受信装置21周辺の詳細な構成例
である。この図に示すように、受光部20は、マーカ1
0からの光画像を受光素子20bの受光面に収束させ
る。
【0041】受光素子20bは、例えば、CCD(Char
ge Coupled Device)等によって構成されており、マー
カ10の光画像を対応する画像データに変換して出力す
る。受信装置21は、マーカ検出部21a、検出保護部
21b、復調部21c、測定部21d、および、制御部
21eによって構成されている。
【0042】マーカ検出部21aは、受光部20から出
力された画像データから、マーカ画像を検出して抽出す
る。検出保護部21bは、マーカの点滅パターンが後述
するフレーム構造を有している場合には、フレーム同期
を取って情報が正確に抽出されるようにタイミングを調
節する。
【0043】復調部21cは、検出保護部21bから出
力されるマーカ画像を復調して、もとの情報を再生し、
制御部21eに供給する。測定部21dは、検出保護部
21bから出力されるマーカ画像に対して所定の画像処
理を施すことにより、前方車1との車間距離とヨー角と
を求め、制御部21eに通知する。
【0044】制御部21eは、装置の各部を制御すると
ともに、復調部21cおよび測定部21dから供給され
た情報に基づいてアクチュエータ24を制御し、自車の
走行状態を調節する。また、緊急事態が発生した場合に
は、ブザー25を鳴動させて、運転者に警告を与える。
【0045】図7は、図5に示す送信装置22の詳細な
構成例を示す図である。この図に示すように、送信装置
22は、制御部22a、変調部22b、駆動部22c、
および、監視部22dによって構成されている。
【0046】ここで、制御部22aは、装置の各部を制
御するとともに、受信装置21またはセンサ26から供
給された情報を所定のタイミングで変調部22bに供給
する。
【0047】変調部22bは、制御部22aから供給さ
れた情報に対して変調処理を施し、得られた情報を駆動
部22cに供給する。駆動部22cは、変調部22bか
ら供給された情報に応じて、マーカ23を点滅させる。
【0048】監視部22dは、駆動部22cおよびマー
カ23の状態を監視しており、駆動部22cやマーカ2
3に対して過電流が流れたり、過熱した場合にはこれを
検知して制御部22aに通知する。
【0049】次に、以上の実施の形態の動作について説
明する。以下では、先ず、マーカの点滅パターンに自車
情報を重畳させない場合の動作について説明した後、自
車情報を重畳させる場合の動作について説明する。
【0050】図8は、マーカの点滅パターンの一例を説
明するための図である。本実施の形態では、マーカ10
a,10bは、それぞれ、4つの領域に分割され、各領
域が順番に点灯されていく。図8の例では、左上、右
上、右下、左下の順(時計方向)に点灯されており、各
領域が点灯された状態をそれぞれフェーズP1〜P4と
呼ぶことにする。なお、左右のマーカは同一のフェーズ
を同期して変化するものとする。
【0051】このようなマーカの光画像を受光した後方
車2では、図9に示す処理が実行され、前方車1との間
の車間距離とヨー角とが検出される。この処理が実行さ
れると、以下のフローチャートが開始される。 [S1]マーカ検出部21aは、受光部20から供給さ
れた画像データから、マーカ画像を2つ検出した場合に
はステップS2に進み、それ以外の場合にはステップS
1に戻って同様の処理を繰り返す。 [S2]マーカ検出部21aは、左側のマーカ10aの
検出処理を実行する。なお、この処理は、サブルーチン
となっているので、その詳細については後述する。 [S3]マーカ検出部21aは、右側のマーカ10bの
検出処理を実行する。なお、この処理は、サブルーチン
となっているので、その詳細については後述する。 [S4]マーカ検出部21aは、左右のマーカのフェー
ズを検出する。 [S5]マーカ検出部21aは、左右のマーカのフェー
ズが同期しているか否かを判定し、同期している場合に
はステップS6に進み、それ以外の場合にはステップS
1に戻って同様の処理を繰り返す。 [S6]マーカ検出部21aは、マーカ画像を検出保護
部21bを介して、測定部21dに供給する。測定部2
1dは、マーカ画像を用いて測距処理を実行し、車間距
離とヨー角とを得る。そして、処理が終了するとステッ
プS4に戻って同様の処理を繰り返す。なお、測距処理
の詳細については後述する。
【0052】次に、図10を参照して、図9に示す左検
出処理と右検出処理の詳細について説明する。なお、左
検出処理も右検出処理も処理内容は同一であるので、以
下では左検出処理を例に挙げて説明を行う。 [S10]マーカ検出部21aは、画像データに対して
エッジ抽出処理を施す。 [S11]マーカ検出部21aは、左側に位置している
マーカ画像のエッジの中心部を特定する。 [S12]マーカ検出部21aは、次に点灯されるマー
カの位置を予測する。
【0053】即ち、図8に示すように、マーカは点灯位
置が回転するように変化するので、現在の位置を参考に
して次に点灯される位置を予測する。 [S13]マーカ検出部21aは、マーカの位置が変化
したか否かを判定し、変化した場合にはステップS14
に進み、それ以外の場合にはステップS13に戻って同
様の処理を繰り返す。
【0054】なお、車の振動などによって、マーカの位
置が変化する場合が考えられるが、そのような場合にも
誤判定をしないようにするために、位置の変化量の閾値
を決定しておき、その閾値を超えた場合にはマーカ位置
が変化したと判定するようにしてもよい。 [S14]マーカ検出部21aは、画像データに対して
エッジ抽出処理を施す。 [S15]マーカ検出部21aは、左側に位置している
マーカ画像のエッジの中心部を特定する。 [S16]マーカ検出部21aは、ステップS15にお
いて特定されたマーカの位置と、ステップS12におい
て予測した位置とを比較し、予測が正しいか否かを判定
し、正しい場合にはステップS17に進み、それ以外の
場合にはステップS12に戻って同様の処理を繰り返
す。
【0055】なお、予測が正しいか否かの判定は、車の
振動等を考慮してある程度の余裕をもって決定すること
が望ましい。 [S17]マーカ検出部21aは、フェーズを特定す
る。
【0056】即ち、図8に示すフェーズP1〜P4の何
れであるかを特定する。以上の処理によれば、検出され
た左右のマーカ画像の点滅のパターンが同期している場
合には、マーカ画像が有効であるとして測距処理が実行
されることになるので、マーカの誤検出を防止すること
ができる。
【0057】以上のようにして検出されたマーカ画像
は、検出保護部21bを介して測定部21dに供給さ
れ、測距処理が実行されることになる。図11は、測距
処理の原理を説明するための図である。
【0058】この図に示すように、マーカが光学系20
aの光軸方向に距離Lだけ離れ、また、光軸に垂直な方
向に距離s1だけ離れて存在する場合において、受光素
子20bに投影されるマーカ画像と、マーカとの関係を
図11のように表すとする。
【0059】ここで、「f」は、光学系20aのフォー
カス距離を示す。また、「S1」は、マーカの光軸から
のずれを、「S2」はマーカ同士の距離をそれぞれ示
す。更に、「r1」は、画像面上におけるマーカ画像の
光軸からのずれを、「r2」は画像面上におけるマーカ
同士の距離を示している。
【0060】このとき、受光素子20bの解像度、即
ち、単位長あたりの画素数をPとすると、f,L,P,
mの間には以下の関係が成り立つ。
【0061】
【数1】f:L=P・r1:s1 ・・・(1)
【0062】
【数2】 f:L=P(r1+r2):(s1+s2) ・・・(2) 式(1),(2)を変形すると、それぞれ、以下の式
(3),(4)を得る。
【0063】
【数3】P・r1・L=f・s1 ・・・(3)
【0064】
【数4】 P(r1+r2)L=f(s1+s2) ・・・(4) 式(3)および式(4)から以下の式を得る。
【0065】
【数5】L=f・s2/(P・r2) ・・・(5) ここで、焦点距離f、マーカ間の距離s2、および、解
像度Pは分かっているので、マーカ画像間の距離r2が
求まれば、車間距離Lが得られることになる。
【0066】次に、図12を参照して、ヨー角を求める
原理について説明する。この図に示すように、前方車1
の後部に具備されているマーカ(この例では、簡略化の
ため1つだけ示している)の横幅がAであるとし、ま
た、縦幅がB(不図示)であるとする。
【0067】いま、前方車1が右方向に進行方向をθだ
け変更したとすると、後方車2から見たときのマーカ2
の見かけの横幅aは、以下の式で表される。
【0068】
【数6】a=A・cosθ ・・・(6) なお、見かけの横幅と縦幅とは、前方車との位置関係に
よって変化するが、その比はヨー角が変化しない限り不
変であるので、これをA/B=cとおき、また、後方車
2において検出された縦幅と横幅の比をZとおくと、こ
れらの間には以下の関係が成立する。
【0069】
【数7】 z=a/B=A・cosθ/B=c・cosθ ・・・(7) この式を変形すると、以下の式を得る。
【0070】
【数8】θ=cos-1z/c ・・・(8) この式(8)を用いることにより、ヨー角θを検出する
ことができる。
【0071】このようにして求めた、車間距離とヨー角
は、制御部21eに供給される。制御部21eは、これ
らの値に応じてアクチュエータ24を制御し、車の走行
状態を適宜調節する。
【0072】以上の実施の形態によれば、マーカを複数
の領域に分けて各領域毎に点滅させるとともに、左右の
マーカを同期して点滅させるようにしたので、マーカの
誤検出を防止することができる。
【0073】なお、以上の実施の形態では、左右のマー
カをそれぞれ4つの領域に分割するようにしたが、これ
以外の分割方法でもよいことは勿論である。次に、マー
カを分割せずに全体として周期的に点滅させる方法につ
いて説明する。
【0074】図13は、マーカの時間的な点滅パターン
の一例を示す図である。この図の例では、周期τ毎にマ
ーカが点滅されている。なお、左右のマーカは、同期し
て点滅されている。
【0075】図14は、図13に示す点滅パターンに対
応するマーカの検出処理の一例を示すフローチャートで
ある。この処理が開始されると、以下の処理が実行され
ることになる。 [S20]マーカ検出部21aは、受光部20から供給
された画像データから、マーカ画像を2つ検出した場合
にはステップS21に進み、それ以外の場合にはステッ
プS20に戻って同様の処理を繰り返す。 [S21]マーカ検出部21aは、左側のマーカ10a
の検出処理を実行する。なお、この処理は、サブルーチ
ンとなっているので、その詳細については後述する。 [S22]マーカ検出部21aは、右側のマーカ10b
の検出処理を実行する。なお、この処理は、サブルーチ
ンとなっているので、その詳細については後述する。 [S23]マーカ検出部21aは、左右のマーカの点滅
のタイミングを検出する。 [S24]マーカ検出部21aは、左右のマーカの点滅
のタイミングが同期しているか否かを判定し、同期して
いる場合にはステップS25に進み、それ以外の場合に
はステップS20に戻って同様の処理を繰り返す。 [S25]マーカ検出部21aは、マーカ画像を検出保
護部21bを介して、測定部21dに供給する。測定部
21dは、マーカ画像を用いて測距処理を実行し、車間
距離とヨー角とを得る。そして、処理が終了するとステ
ップS23に戻って同様の処理を繰り返す。
【0076】次に、図15を参照して、図14に示す左
検出処理と右検出処理の詳細について説明する。なお、
左検出処理も右検出処理も処理内容は同一であるので、
以下では左検出処理を例に挙げて説明を行う。 [S30]マーカ検出部21aは、変数w,sを初期値
“0”に設定する。 [S31]マーカ検出部21aは、画像データから左側
マーカを検出する。 [S32]マーカ検出部21aは、次にマーカが点灯す
る時期を予測する。
【0077】例えば、図13に示す例の場合では、時間
τ後に点灯することを予測する。 [S33]マーカ検出部21aは、マーカを再検出した
か否かを判定し、再検出した場合にはステップS34に
進み、それ以外の場合にはステップS33に戻って同様
の処理を繰り返す。 [S34]マーカ検出部21aは、ステップS31にお
いてマーカを検出してから、ステップS33においてマ
ーカを再検出するまでの実際の時間と、ステップS32
において予測した点灯時期とが一致するか否かを判定
し、一致する場合にはステップS35に進み、それ以外
の場合にはステップS37に進む。 [S35]マーカ検出部21aは、変数sの値を“1”
だけインクリメントする。 [S36]マーカ検出部21aは、変数sの値が“5”
以上である場合にはもとの処理に復帰し、それ以外の場
合にはステップS31に戻って同様の処理を繰り返す。 [S37]マーカ検出部21aは、変数wの値を“1”
だけインクリメントする。 [S38]マーカ検出部21aは、変数wの値が“1
0”以上である場合にはステップS39に進み、それ以
外の場合にはステップS31に戻って同様の処理を繰り
返す。 [S39]マーカ検出部21aは、マーカが正常に検出
されなかったとして、エラー処理を実行し、もとの処理
に復帰する。
【0078】以上の処理によれば、各マーカが一定の周
期で点滅している場合であって、左右の点滅周期が同期
している場合にはマーカが正常に検出されたと判定する
ようにしたので、マーカの誤検出を防止することができ
る。即ち、異なる車両のマーカが同期して点滅すること
は希であるので、マーカが正常に検出されたか否かを判
定することができる。
【0079】次に、マーカの点滅パターンに対して所定
の情報を重畳させることにより、後方車に対して情報を
伝送する場合の実施の形態について説明する。図16
は、点滅パターンに重畳されている情報の構造について
説明する図である。この図に示すように、実データであ
る情報#1〜#3の前後には、同期を確保するためのユ
ニークなパターンである「sync」が付加されてい
る。情報#1〜#3は、後方車2に通知する必要がある
種々の情報によって構成されている。なお、syncの
点滅パターンと同一のパターンは、実データ部分には含
まれないように設定してある。
【0080】次に、図17を参照して、図16に示す点
滅パターンによって情報を送出する場合の処理について
説明する。このフローチャートが開始されると、以下の
処理が実行されることになる。 [S40]制御部22aは、自車または前方車において
ブレーキが操作されたことを検出して、後方車に通知す
る処理である「ブレーキ処理」を実行する。
【0081】なお、この処理の詳細については、図18
を参照して後述する。 [S41]制御部22aは、自車のマーカが異常である
場合にはこれを検出して、後方車に通知する処理である
「マーカ処理」を実行する。
【0082】なお、この処理の詳細については、図19
を参照して後述する。 [S42]制御部22aは、センサ26から供給される
情報を参照して、自車の速度情報を検出する。 [S43]制御部22aは、センサ26から供給される
情報を参照して、自車の加速度情報を検出する。 [S44]制御部22aは、前方車から伝送され、受信
装置によって受信された前方車からの情報を検出する。
【0083】なお、前方車からの情報としては、緊急情
報(例えば、ブレーキ操作、または、マーカが異常であ
ることを示す情報)が主であるが、その他にも、例え
ば、速度情報や加速度情報等を伝送するようにしてもよ
い。 [S45]制御部22aは、速度情報、加速度情報、お
よび、前方車からの情報を変調部22bに供給する。
【0084】その結果、変調部22bでは、図16に示
すように、同期パターン「sync」の間に供給された
情報を適宜挿入し、駆動部22cに供給する。駆動部2
2cは、変調部22bから供給されたパターンに応じて
マーカを点滅させる。 [S46]制御部22aは、エンジンが停止されたか否
かを判定し、停止された場合には処理を終了し、それ以
外の場合にはステップS40に戻って同様の処理を繰り
返す。
【0085】次に、図18を参照して、図17のステッ
プS40に示す「ブレーキ処理」の詳細について説明す
る。 [S50]制御部22aは、センサ26からの出力を参
照し、自車のブレーキが操作されたか否かを判定し、操
作された場合にはステップS53に進み、それ以外の場
合にはステップS51に進む。 [S51]制御部22aは、受信装置21によって受信
された前方車からの情報を取得する。 [S52]制御部22aは、前方車から伝送されてきた
情報を参照して前方車のブレーキが操作されたか否かを
判定し、操作された場合にはステップS53に進み、そ
れ以外の場合にはもとの処理に復帰する。
【0086】なお、前方車としては、1台前の車両だけ
でなく更に前の車両からの情報を取得するようにしても
よい。 [S53]制御部22aは、ブレーキ情報を変調部22
bに供給する。その結果、後方車に対してブレーキ情報
が送出されることになる。 [S54]制御部22aは、所定の時間が経過したか否
かを判定し、時間が経過した場合にはもとの処理に復帰
し、それ以外の場合にはステップS53に戻って同様の
処理を繰り返す。
【0087】例えば、ブレーキ情報が確実に後方車に受
信されるのに必要な時間(例えば、0.5秒)が経過す
るともとの処理に復帰し、それ以外の場合にはブレーキ
情報を繰り返し送出することになる。
【0088】次に、図19を参照して、図17のステッ
プS41に示す「マーカ処理」の詳細について説明す
る。 [S60]制御部22aは、監視部22dからの出力を
参照して、マーカ23が過熱状態になっているか否かを
判定し、過熱状態になっている場合にはステップS62
に進み、それ以外の場合にはステップS61に進む。 [S61]制御部22aは、監視部22dからの出力を
参照して、駆動部22cが過熱状態になっているか否か
を判定し、過熱状態になっている場合にはステップS6
2に進み、それ以外の場合にはもとの処理に復帰する。 [S62]制御部22aは、変調部22bに対してマー
カが異常であることを示す異常情報を供給する。その結
果、後方車に対して異常情報が送出されることになる。 [S63]制御部22aは、所定の時間が経過したか否
かを判定し、時間が経過した場合にはステップS64に
進み、それ以外の場合にはステップS62に戻って同様
の処理を繰り返す。
【0089】例えば、異常情報が確実に後方車に受信さ
れるのに必要な時間(例えば、0.5秒)が経過すると
もとの処理に復帰し、それ以外の場合には異常情報を繰
り返し送出する。 [S64]制御部22aは、駆動部22cを停止するこ
とにより、マーカの動作を停止させる。
【0090】次に、図20を参照して、以上の処理によ
って送出された情報を受信する場合の処理について説明
する。このフローチャートが開始されると、以下の処理
が実行されることになる。 [S70]復調部21cは、syncを検出したか否か
を判定し、検出した場合にはステップS71に進み、そ
れ以外の場合にはステップS70に戻って同様の処理を
繰り返す。 [S71]復調部21cは、syncの間に挿入されて
いる情報を抽出して制御部21eに供給する。 [S72]制御部21eは、抽出された情報を参照して
前方車のブレーキが操作されたか否かを判定し、操作さ
れた場合にはステップS73に進み、それ以外の場合に
はステップS74に進む。 [S73]制御部21eは、アクチュエータ24に対し
て制御情報を送ることにより、減速または停車処理を実
行する。 [S74]制御部21eは、抽出された情報を参照して
前方車のマーカが異常であるか否かを判定し、異常であ
る場合にはステップS75に進み、それ以外の場合には
ステップS76に進む。
【0091】即ち、抽出された情報に、異常情報が含ま
れている場合にはステップS75に進むことになる。 [S75]制御部21eは、ブザー25を制御して、警
告音を発生させる。 [S76]制御部21eは、その他の情報が抽出された
か否かを判定し、その他の情報が抽出された場合にはス
テップS77に進み、それ以外の場合にはステップS7
0に戻って同様の処理を繰り返す。 [S77]制御部21eは、抽出された情報に応じてア
クチュエータ24を適宜制御し、自車の走行状態を調節
する。
【0092】以上の処理によれば、前方車の走行状態に
関する情報を、マーカの点滅パターンに重畳して後方車
に通知するようにしたので、後方車はこの情報を参照し
て、自己の車両を前方車に追随するように確実に制御す
ることが可能となる。
【0093】例えば、ブレーキ操作やマーカの故障は最
先にチェックし、後方車が確実に検出できるように所定
の時間だけ繰り返して送信するようにしたので、重要な
情報を優先的に送信することが可能となる。
【0094】なお、ブレーキ操作やマーカの故障が発生
した場合には、割り込み処理によって他の情報に優先し
てこれらの情報を送信するようにしてもよい。
【0095】
【発明の効果】本発明によれば、前方車が具備するマー
カからの情報を参照して後方車を制御する車両走行制御
システムにおいて、前方車は、マーカを所定のパターン
で点滅させる点滅手段を有し、後方車は、マーカからの
光を撮像する撮像手段と、撮像手段から出力された画像
からマーカの画像を特定する特定手段と、特定手段によ
って特定されたマーカの画像の点滅パターンから、マー
カの画像の有効性を判定する有効性判定手段と、を有す
るようにしたので、マーカを確実に検出することが可能
となり、安全性を向上させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の動作原理を説明するための原理図であ
る。
【図2】本発明の実施の形態の構成の概要を説明するた
めの図である。
【図3】図2に示す前方車を後方から眺めた場合の図で
ある。
【図4】車間距離とヨー角を説明するための図である。
【図5】後方車が具備する装置の詳細な構成例を示すブ
ロック図である。
【図6】図5に示す受信装置の詳細な構成例を示すブロ
ック図である。
【図7】図5に示す送信装置の詳細な構成例を示すブロ
ック図である。
【図8】マーカの点滅パターンの一例を示す図である。
【図9】図8に示すマーカの点滅パターンを検出するた
めの処理の一例を説明するフローチャートである。
【図10】図9に示す左検出処理および右検出処理の一
例を説明するフローチャートである。
【図11】測距の原理を説明するための図である。
【図12】ヨー角の検出原理を説明するための図であ
る。
【図13】マーカの他の点滅パターンの一例を説明する
図である。
【図14】図13に示すマーカの点滅パターンを検出す
るための処理の一例を説明するフローチャートである。
【図15】図14に示す左検出処理および右検出処理の
一例を説明するフローチャートである。
【図16】マーカの点滅パターンに情報を重畳する場合
の一例を示す図である。
【図17】図16に示す点滅パターンによって情報を送
出する場合の処理の一例について説明するフローチャー
トである。
【図18】図17に示すブレーキ処理の詳細を説明する
フローチャートである。
【図19】図17に示すマーカ処理の詳細を説明するフ
ローチャートである。
【図20】図16に示す処理によって送出された情報を
受信する場合の処理について説明するフローチャートで
ある。
【符号の説明】
1 前方車 2 後方車 20 受光部 21 受信装置 21a マーカ検出部 21b 検出保護部 21c 復調部 21d 測定部 21e 制御部 22 送信装置 22a 制御部 22b 変調部 22c 駆動部 22d 監視部 23 マーカ 24 アクチュエータ 25 ブザー 26 センサ 100 前方車 100a 情報収集手段 100b 変調手段 100c 点滅手段 100d マーカ 200 後方車 200a 撮像手段 200b 特定手段 200c 有効性判定手段 200d 測距手段 200e 復調手段 200f 制御手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G01C 3/06 G01C 3/06 Z Fターム(参考) 2F065 AA04 AA06 AA31 BB05 BB15 BB29 CC11 DD00 DD19 FF01 FF09 FF26 FF39 FF61 GG07 GG15 JJ03 JJ26 KK01 MM01 MM06 SS09 SS15 UU05 2F112 AD05 BA18 CA05 FA03 GA10 3D046 BB18 GG02 GG06 GG10 HH02 HH05 HH07 HH08 HH20 HH21 HH22 HH26 5H180 AA01 BB06 CC04 CC24 LL04 LL09

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前方車が具備するマーカからの情報を参
    照して後方車を制御する車両走行制御システムにおい
    て、 前記前方車は、 前記マーカを所定のパターンで点滅させる点滅手段を有
    し、 前記後方車は、 前記マーカからの光を撮像する撮像手段と、 前記撮像手段から出力された画像からマーカの画像を特
    定する特定手段と、 前記特定手段によって特定されたマーカの画像の点滅パ
    ターンから、前記マーカの画像の有効性を判定する有効
    性判定手段と、を有する、 ことを特徴とする車両走行制御システム。
  2. 【請求項2】 前記後方車は、前記有効性判定手段によ
    って有効であると判定された場合には、前記マーカの画
    像を用いて前方車との間の距離を測定する測距手段を更
    に有することを特徴とする請求項1記載の車両走行制御
    システム。
  3. 【請求項3】 前記測距手段は、前記マーカの画像間の
    距離から前記前方車との間の距離を算出することを特徴
    とする請求項2記載の車両走行制御システム。
  4. 【請求項4】 前記後方車は、前記有効性判定手段によ
    って有効であると判定された場合には、前記マーカの画
    像の2辺の長さの比を用いて、ヨー角を検出するヨー角
    検出手段を更に有することを特徴とする請求項1記載の
    車両走行制御システム。
  5. 【請求項5】 前記前方車は、 自己の車両または更に前方の車両の走行状態を示す情報
    を収集する情報収集手段と、 前記情報収集手段によって収集された情報に応じて前記
    点滅手段を制御することにより点滅パターンを変調する
    変調手段と、を更に有し、 前記後方車は、 前記マーカの画像の点滅パターンより、もとの情報を復
    調する復調手段と、 前記復調手段によって得られた情報に応じて自車の走行
    状態を制御する制御手段とを更に有する、 ことを特徴とする請求項1記載の車両走行制御システ
    ム。
  6. 【請求項6】 前記前方車は、前記マーカの状態を検出
    するマーカ状態検出手段と、 前記マーカ状態検出手段によって前記マーカが異常であ
    ることが検出された場合には、マーカの異常を示す異常
    情報を生成して、前記変調手段に供給する異常情報供給
    手段と、 前記異常情報供給手段によって異常情報が前記変調手段
    に供給された場合には、前記マーカの動作を停止させる
    マーカ停止手段と、 を更に有することを特徴とする請求項5記載の車両走行
    制御システム。
  7. 【請求項7】 前記後方車は、前記復調手段によって異
    常情報が復調された場合には、警告を発する警告手段を
    更に有することを特徴とする請求項6記載の車両走行制
    御システム。
  8. 【請求項8】 前記前方車は、ブレーキが操作されたこ
    とを検出するブレーキ操作検出手段と、 前記ブレーキ操作検出手段によってブレーキが操作され
    たことが検出された場合には、ブレーキ操作情報を生成
    して、前記変調手段に供給するブレーキ操作情報供給手
    段と、 を更に有することを特徴とする請求項5記載の車両走行
    制御システム。
  9. 【請求項9】 前記後方車は、前記復調手段によってブ
    レーキ操作情報が復調された場合には、自車を減速する
    減速手段を更に有することを特徴とする請求項8記載の
    車両走行制御システム。
  10. 【請求項10】 前方車が具備するマーカからの情報を
    参照して自車を制御する車両走行制御装置において、 前記前方車のマーカからの光を撮像する撮像手段と、 前記撮像手段の出力からマーカの画像を特定する特定手
    段と、 前記特定手段によって特定されたマーカの画像の点滅パ
    ターンから、前記マーカの画像の有効性を判定する有効
    性判定手段と、 を有することを特徴とする車両走行制御装置。
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