JP2001142665A - プリンタ、印刷実行装置、印刷システム、印刷方法および記録媒体 - Google Patents

プリンタ、印刷実行装置、印刷システム、印刷方法および記録媒体

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JP2001142665A JP2000184073A JP2000184073A JP2001142665A JP 2001142665 A JP2001142665 A JP 2001142665A JP 2000184073 A JP2000184073 A JP 2000184073A JP 2000184073 A JP2000184073 A JP 2000184073A JP 2001142665 A JP2001142665 A JP 2001142665A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 大規模なネットワークにおけるプリンタの管
理、特にプリンタの位置の変更に柔軟に対応できる利便
性の高いプリンタおよび印刷実行装置を提供する。 【解決手段】 プリンタPRは、緯度・経度などの地理
的な設置位置を、位置認識部40により、自ら認識す
る。また、印刷を指示するコンピュータCPは、プリン
タPRからその位置情報を取得し、プリンタPRの位置
情報により、印刷させるプリンタの特定を行なう。これ
により、ネットワーク上のプリンタの管理がきわめて簡
便なものとなり、使用者は、いつでも所望の位置のプリ
ンタで印刷を行なうことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータ等の
印刷実行装置から印刷用のデータを受け取ってプリント
を実行するプリンタおよびそのプリンタの利用に適した
印刷実行装置に関し、特にネットワークを介して1以上
のプリンタや印刷実行装置が接続されている場合に、印
刷を実行するプリンタを的確に選択できる技術に関す
る。
【0002】
【従来の技術】ネットワーク上に複数のプリンタが接続
されたシステムでは、リモートプリンタと呼ばれる技術
を利用することで、コンピュータなどの印刷実行装置と
プリンタとを直接接続することなく、ネットワーク上の
任意のプリンタを選択してプリントを実行することが可
能である。このようなリモートプリンタ技術には様々な
実現形態があるが、例えばネットワークにプリンタサー
バと呼ばれるコンピュータを接続し、このプリンタサー
バによってネットワーク上のプリンタを一括管理するこ
とで実現することができる。プリンタサーバは、コンピ
ュータからの要求に応じて、ネットワーク上に存在する
プリンタの存在やそのプリンタの使用状況などを連絡
し、コンピュータから、指定されたプリンタに対して、
印刷すべき情報を配信するなどの機能を有している。
【0003】しかし、従来のリモートプリンタ技術は、
1フロア程度の小規模ネットワークには対応できるもの
の、それ以上の大規模なネットワークでは十分な利便性
を提供するものではなかった。例えば、従来のリモート
プリンタ技術では、印刷を行なおうとするコンピュータ
から、大規模なネットワークに接続される多数のプリン
タを選択して利用することは、機能的には可能である
が、自分の知らないフロアのプリンタを使用するには、
大きな不便が伴う。ネットワーク上で選択できるプリン
タが、現実にどこに設置されているかを知り得ないから
である。
【0004】この種の問題を解決する1つの技術として
特開平9−8821号公報には、ネットワークが敷設さ
れている区域の地図情報を表示し、この地図上に当該ネ
ットワークに接続されるプリンタを表示し、マウス等を
用いて地図の任意のプリンタを選択して使用する構成が
示されている。マウスで選択することにより、当該プリ
ンタをネットワーク上で識別する識別符号を取得し、こ
の識別符号に基づいて、印刷用のデータをパケットに
し、ネットワーク上に出力する。この結果、地図を用い
て特定したプリンタが、ネットワークを介して印刷すべ
きデータを取得し、印刷を行なう。このように、地図上
でプリンタを選択して印刷を行なわせるために、特開平
9−8821号公報に示される技術では、プリンタサー
バに加え、プリンタの設置されている位置情報などをデ
ータベース形式で記憶するファイルサーバを設置してい
る。このファイルサーバのデータベースを検索すること
で利用可能なプリンタの地理的な位置を確認し、その確
認結果をコンピュータが有する地図上に表示する構成を
採用している。
【0005】この技術によれば、地図という視覚的にも
直感的にも位置確認に優れた方法で使用するプリンタを
選択することができ、プリントを実行させたいプリンタ
の選定、プリント結果の入手などを簡単に行うことがで
きる。また、特開平9−6559号公報に示されている
ように、プリンタ自身に、その存在位置、つまり何階の
どういった部課に設置されてるかを設定しておき、印刷
しようとする機器からの問い合わせに対して、自己の位
置を応答する構成も提案されている。印刷しようとする
ものは、印刷に先立って問い合わせを行ない、画面に表
示されたプリンタの中から、所望のプリンタを選択して
印刷を行なうのである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
リモートプリンタ技術では、上記のデータベースなどを
一元的に管理しなければならず、システムの管理運用が
困難であるという問題があった。ネットワークに接続さ
れるプリンタの数が増えると、このプリンタのすべてに
対して、その位置を、管理者がデータベースに一つ一つ
登録しなければならない。また、現実には、ネットワー
クに接続可能なプリンタの物理的な位置を、使用者が変
更することもあり得る。ネットワークへの接続を維持し
たままの移動であれば、さほど大きく移動することはな
いとも考えられるが、ネットワークに接続可能なプリン
タは、接続用のノード(例えばイーサーネットにおける
ハブ)さえあれば、どこにでも接続できるから、ネット
ワークが大規模化するに従って、異なるフロア、異なる
建物、異なる事業所等に、プリンタを移設することも十
分に考えられる。
【0007】プリンタが移設されると、プリンタの物理
的な位置は変更されるから、管理者は、プリンタの物理
的な位置が変更される度にデータベースへの登録をやり
直さなければならず、管理に多大の手間を要するという
問題があった。こうした登録をプリンタ側で行なう場合
でも、管理の手間という問題は解決しない。こうした管
理が十分に行なわれなければ、地図上のプリンタを選択
して印刷を行なったとき、あるべき場所にプリンタがな
く、印刷しようとした書類を入手するのに、多大の手間
を要してしまう。かといって、プリンタの場所の管理
を、管理部門に集中すると、フロアにおける配置の変更
などに柔軟に対応することができない。また、プリンタ
の位置を、建物名や部課名などで行なうと、組織変更な
どに対応することができないという問題もあった。
【0008】プリンタの管理を管理部門に一括した場
合、プリンタサーバやファイルサーバのみならず、プリ
ンタの配置も、ネットワーク管理者の基で統括的に整然
と管理される必要が生じる。この結果、印刷実行装置や
プリンタをネットワークに接続する際には、接続を予め
申請し、その許認可を得るなど複雑な手続きが必要とな
る。これらの手続きを軽減するためにプリンタにも改良
が進められ、プリンタサーバに対してプリント可能な記
述言語やプリンタの状態などをネットワーク経由で自動
的に通信する技術も開発されている。しかしながら、こ
れだけでは大規模なネットワークに接続される複数のプ
リンタを効率よく利用できないことは前述の通りであ
る。しかも、プリンタの設置位置までも管理する前述の
リモートプリンタ技術によれば、一旦はネットワークに
接続されたプリンタであっても、その設置位置を変更す
る度に従前の位置情報の抹消や新たな設置位置の申請を
行ない、これらの情報がファイルサーバの記憶するデー
タベース情報として反映されなければならず、ネットワ
ーク管理者には多大な負荷となる。
【0009】なお、ネットワーク上では、複数のプリン
タや印刷実行装置などの情報を取得し、求めに応じて提
供するいわゆるディレクトリサービスも存在する。即
ち、ネットワークに接続されたコンピュータが、ネット
ワーク上で利用可能なプリンタなどのリソースを問い合
わせると、予め登録したデータベースから、該当するプ
リンタの情報を提供するサービス(通常、ディレクトリ
サービスという)が存在する。こうしたサービスは、ネ
ットワークに接続されるプリンタには固有の名前、例え
ばTCP/IPプロトコルに則ったネットワークの場合
にはIPアドレスという識別情報を付与しておき、総て
の機器についてユニークなこの識別情報(IPアドレ
ス)によりプリンタを特定しておくことで実現されてい
る。しかしながら、こうしたディレクトリサービスによ
っても、例えば印刷を行なうとしているコンピュータに
最も近接したプリンタを知ることはできない。
【0010】また、近年、可搬性の高いコンピュータが
実用化されているが、こうした可搬型のコンピュータを
持ち歩いて、例えば訪問先のネットワークに接続して、
近接のプリンタで印刷を行なおうとすると、どれが近接
のプリンタかを知るのに大変な手間を要してしまう。ま
して、システムの標準プリンタとして特定のプリンタが
指定されており、そのプリンタがネットワークを介して
認識可能であれは、遠く離れた場所のプリンタに印刷を
行なってしまうと言うこともあり得た。例えば、専用回
線により遠隔地の事業所間がTCP/IPのプロトコル
で常時接続されているような企業を考えると、遠隔地の
事業所に打ち合わせなどに出向いた担当者が、ネットワ
ークに接続して印刷を指示すると、自分がいつも使用し
ているプリンタを、ネットワークを介して認識し、その
プリンタに印刷を行なってしまうと言うことが現実に起
こり得るのである。
【0011】こうした問題は、ネットワークを介してプ
リンタやスキャナなどの様々な資源を利用できる環境が
整うに従って、むしろ顕在化してくる傾向にあった。例
えば、可能性としては、コンビニエンスストアにカラー
プリンタやポストスクリプト(登録商標)プリンタなど
の高性能のプリンタを置き、自宅から出勤前に印刷を指
示しておき、通勤途中に印刷されたものをピックアップ
していくといったアプリケーションが考えられはするも
のの、自宅から会社までの経路に存在するプリンタを特
定することが困難であり、実用化されてはいなかった。
【0012】本発明のプリンタおよびプリント実行装置
は、例え大規模なネットワークであっても、そこに接続
されるプリンタを簡便に利用することができ、しかもそ
のためにネットワーク管理者に負荷を負わせることのな
い優れたプリンタ、印刷実行装置および印刷システムを
提供することを目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】本
発明のプリンタは、ネットワークを経由したデータのや
り取りが可能であり、印刷用のデータを受け取って印刷
を実行するプリンタであって、当該プリンタが設置され
ている地理的な位置情報をプリンタ毎に認識する位置認
識手段と、該認識した地理的な位置情報を、前記ネット
ワークを介して出力する位置情報出力手段とを備えたこ
とを要旨とする。
【0014】このように構成された本発明のプリンタ
は、その位置認識手段により、プリンタが設置されてい
る地理的な位置情報を認識しており、この地理的な位置
情報を、ネットワークを介して出力することができる。
この結果、ネットワーク上でこのプリンタを使用しよう
とする機器や使用者は、プリンタの地理的な位置情報を
容易に取得することができ、この地理的な位置情報を用
いて、例えば使用者に最も近接のプリンタに印刷を行な
わせるといったことが可能となる。もとより、近接のプ
リンタという条件は一例であり、例えば自分の出勤経路
のプリンタとか、「○○県□□市◇◇町」のプリンタで
印刷するといった使い方も可能である。ここで、プリン
タが設置されている「地理的な位置情報」とは、人為的
な「○○部××課」といった形で設置場所を特定する情
報ではなく、緯度・経度や、国土地理院などが発行して
いる地図を特定し、更にその地図内の位置を座標系で表
わした位置情報など、地理的に特定可能な情報である。
【0015】これにより、本発明のプリンタを用いれ
ば、ネットワーク管理者が、総てのプリンタの位置を管
理する必要がなく、管理上の手間を大幅に軽減すること
ができる。また、各プリンタが自分の地理的な位置情報
を知っているので、プリンタなどを移動した場合に、プ
リンタの位置情報の変更や再設定を忘れ、印刷物を入手
できないなどのトラブルを防止することが容易となる。
【0016】かかるプリンタにおいて、位置認識手段
を、プリンタが設置されている地理的な位置情報を入力
する位置情報入力部と、位置情報入力部から入力された
位置情報を記憶する記憶部とから構成することができ
る。この場合には、地理的な位置情報の入力は、プリン
タの使用者がプリンタ毎に行なっても良い。地理的な位
置情報をマニュアルで指定することは、一定の手間を要
するが、現にプリンタが設置してある場所で入力するの
であり、管理者が管理センターなど、プリンタの設置場
所から離れた場所で一元的に入力・管理することより
は、遙かに作業が容易である。また、プリンタの位置を
変更した場合の地理的な位置情報の設定・変更の漏れや
ミスなどを減らすことができる。この結果、ネットワー
クに接続されたプリンタの使い勝手は良好に保たれる。
【0017】プリンタか設置されている地理的な位置情
報の入力は、様々な手法が採用可能である。例えば、予
め広域地図、詳細地図を用意しておきプリンタを設置し
た位置を地図上から選択する方法、プリンタを設置した
住所を直接入力する方法、設置位置に対応したその他の
情報、例えば郵便番号、電話番号、最寄りの駅名などを
入力する方法、これらの方法を複合的に組み合わせた方
法などである。
【0018】更に、位置認識手段として、一体的にある
いは一時的に接続される測位システムの測位結果である
位置情報を取得する位置情報取得手段を設けることも可
能である。この場合には、地理的な位置情報は、自動的
に測位されるので、プリンタが移動されると、地理的な
位置情報も自動的に更新されることになる。なお、こう
した測位システムは、常時動作するものとしてもよい
が、プリンタは一旦設置されれば位置が変更されること
は少ないから、所定のインターバルで接続される測位シ
ステムを設けることも現実的である。例えば、毎月1回
とか、プリンタが移動されたときなどに限って、測位シ
ステムと接続するものとしてもよい。測位システムを可
搬性のあるものとし、プリンタを最初設置するとき、あ
るいは移動した時にのみプリンタに測位システムを接続
して、地理的な位置の認識を行なわれるものとしても良
い。
【0019】こうした測位システムとしては、3個以上
の人工衛星からの電波の位相差により、地理的な位置情
報を取得するGPSシステムを採用することができる。
GPSシステムは、地球上で利用可能であり、きわめて
汎用性の高いシステムを構築することができる。また、
一般的に知られているGPSに固定基準局からの誤差情
報を付加することで精度を約10倍に高めたD−GPS
のシステムも採用可能である。こうしたシステムは、既
にカーナビゲーションシステムなどに利用されており、
実際に使用可能である。これらの測位システムは、単に
二次元的な位置情報(緯度、経度)だけでなく、標高デ
ータまでも含めた三次元的な位置情報も利用可能であ
る。従って、同じ建物の中の何階かといった位置情報ま
で取得可能である。この他、測位システムとしては、地
上に配置された複数の固定局の少なくとも一つと通信す
ることにより、地理的な位置情報を取得するシステムな
ども採用可能である。またこれを組み合わせて位置情報
の精度を高めることも可能である。あるいは、プリンタ
をキャスタの付いた設置台に取り付け、このキャスタの
回転数で移動距離を、ジャイロなどで移動方向を認識
し、一旦認識した地理的に位置情報を、これらの移動距
離・移動方向の情報で補正するといった簡便な構成をと
ることもできる。
【0020】こうしたプリンタにおける位置情報出力手
段は、例えばネットワークを介して位置の要求指令が入
力されたとき、認識した地理的な位置情報を、位置の要
求指令を出力した機器に出力するものとするとができ
る。位置情報を要求した機器は、受け取った位置情報を
分析して、機器の近接するプリンタなど、特定の位置関
係にあるプリンタを容易に特定することができる。もと
より、プリンタは、一定時間毎や、ネットワークに接続
された時点で、位置情報を出力するものとすることもで
きる。
【0021】また、プリンタの位置の移動を検出する手
段を設け、位置の移動が検出されたとき、位置認識手段
を動作させて、当該プリンタが設置されている地理的な
位置情報の前記認識を行なう構成とすることもできる。
位置の移動の検出は、プリンタに直接あるいはプリンを
載置する台に設けられたキャスタの回転などにより検出
しても良いし、PHSなどを用いた移動体検出の技術を
利用しても良い。移動する度に位置情報が更新されるの
で、誤った位置情報に基づいて印刷作業が行なわれるわ
れることがない。
【0022】この他、電源投入用のスイッチの操作によ
り電源が投入されたときに、位置認識手段を動作させ
て、プリンタが設置されている地理的な位置情報の認識
を行なうものとしても良い。電源投入時に地理的な位置
の認識を毎回行なうので、プリンタの使用に先立って必
ず位置情報が更新されることになり、好適である。
【0023】更に、地理的な位置情報の認識は、ネット
ワークを介して、他の機器から、前記位置の認識を指示
するコマンドを入力した場合に行なうものとすることも
できる。こうすれば、所望のタイミングで位置情報の認
識を行なうことができ、好適である。
【0024】また、こうしたプリンタでは、印刷用のデ
ータを受け取ったとき、その印刷用のデータに地理的な
位置情報が含まれている場合には、位置情報を用い、そ
の印刷用のデータが当該プリンタで印刷すべきデータか
否かを判定してもよい。当該プリンタ以外のプリンタで
印刷すべきデータであると判定した場合には、この印刷
用のデータを用いて印刷を行なう。かかる構成によれ
ば、印刷を指示する機器は、印刷用のデータに地理的な
位置情報を付属させておけば、どのプリンタで印刷する
かを、特定しておく必要がなく、ネットワーク上に、印
刷用のデータを出力するだけで足りる。
【0025】上述したプリンタの存在を前提として、印
刷の実行を行なう装置の発明がなされた。この印刷実行
装置は、ネットワークを介して1台以上のプリンタとデ
ータのやり取りが可能であり、印刷用のデータを前記ネ
ットワークを介して出力して、前記いずれかのプリンタ
により印刷を行なわせる印刷実行装置であって、前記プ
リンタから、前記ネットワークを介して、プリンタ毎
に、当該プリンタの地理的な位置情報を取得する位置情
報取得手段と、前記印刷用のデータを出力する際、印刷
を行なうプリンタの地理的な条件を入力する印刷条件入
力手段と、前記取得した位置情報と、前記入力した地理
的な条件とに基づいて、前記印刷用のデータを出力すべ
きプリンタを特定するプリンタ特定手段と、該特定した
プリンタに対して前記印刷用のデータを、前記ネットワ
ークを介して出力する印刷用データ出力手段とを備える
ことを要旨とする。
【0026】かかる印刷実行装置に対応した印刷方法の
発明は、ネットワークを介して1台以上のプリンタとデ
ータのやり取りが可能であり、印刷用のデータを前記ネ
ットワークを介して出力して、前記いずれかのプリンタ
により印刷を行なわせる印刷方法であって、前記プリン
タから、前記ネットワークを介して、プリンタ毎に、当
該プリンタの地理的な位置情報を取得し、前記印刷用の
データを出力する際、印刷を行なうプリンタの地理的な
条件を入力し、前記取得した位置情報と、前記入力した
地理的な条件とに基づいて、前記印刷用のデータを出力
すべきプリンタを特定し、該特定したプリンタに対して
前記印刷用のデータを、前記ネットワークを介して出力
することを要旨としている。
【0027】かかる印刷実行装置および印刷方法では、
プリンタから、プリンタ毎の地理的な位置情報を取得し
ておき、印刷用のデータを出力する際には、印刷を行な
うプリンタの地理的な条件を入力する。地理的な位置情
報と地理的な条件とに基づいて、印刷用のデータを出力
すべきプリンタを特定し、このプリンタに対してネット
ワークを介して印刷用のデータを出力する。従って、か
かる印刷実行装置によれば、印刷しようとするプリンタ
の地理的な条件、例えば最も近くのプリンタといった条
件を入力するだけで、近接のプリンタで印刷が行なわれ
ることになり、ネットワークに接続された印刷実行装置
やプリンタの使い勝手が格段に向上する。また、プリン
タの地理的な位置情報は、プリンタ側から取得するの
で、管理者が全プリンタの位置情報を管理する必要がな
く、管理・運用の手間を大幅に低減することができる。
【0028】こうした地理的な条件としては、ピンポイ
ントで特定のプリンタを特定するようなものも考えられ
るが、通常の使用では、例えば半径数メートル以内であ
れば、許容できるといった許容範囲が存在する。そこ
で、プリンタを特定する際、取得した位置情報と入力さ
れた地理的な条件とに該当するプリンタの許容範囲を指
定する手段を設け、プリンタを特定する際、この許容範
囲を考慮して、データを出力すべきプリンタを特定する
構成を採用することも現実的である。
【0029】こうした許容範囲としては、プリンタが存
在する地理的な位置からの範囲や、プリンタに隣接する
という条件、あるいは近接するプリンタで同種のもの、
異種のものなど、様々な範囲を考えることかできる。
【0030】なお、許容範囲の考え方として、印刷の対
象となるプリンタについての範囲に代えて、許容範囲
を、印刷実行装置が存在する地理的な位置からの所定の
範囲として設定することも現実的である。この場合に
は、印刷実行装置に、自身の地理的な位置情報を認識す
る手段を設ければ良い。
【0031】更に、許容範囲として、条件に該当するプ
リンタ台数の上限値を設定するものとしても良い。条件
に該当するプリンタの台数が数十台を超える場合など、
選択の範囲が広すぎて、対応が困難になることが考えら
れる。こうした場合には、予め設定した台数に絞ること
で、使い勝手が改善される。なお、上限の台数に絞るた
めに、予め各プリンタに優先順位を設けても良いし、ラ
ンダムに選択してもよい。あるいは、プリンに付けられ
た名前の五十音順や、印刷能力順など、種々の条件によ
り、上限の台数に絞り込むものとしても良い。上限値の
あるなしにかかわらず、こうして特定されたプリンタ
は、選択可能に表示することが望ましい。なお、該当す
るプリンタが一台の場合でも、そのまま印刷処理に移行
するのではなく、一旦該当するプリンタを表示し、印刷
実行装置側の使用者の確認を経てから印刷処理に移行す
るものとすることもできる。なお、かかる表示は、単に
該当するプリンタのネットワーク上の名称を表示しても
よいが、各プリンだが持っている地理的な位置情報を利
用して、プリンタの地理的な位置関係を反映した形態で
表示するものとしても良い。地図などを利用して位置関
係を反映した表示を行なえば、利用者は、これを見なが
ら所望のプリンタを選択することができ、好適である。
【0032】こうした印刷実行装置自身に、その地理的
な位置情報を認識する自己位置認識手段を備え、前記位
置情報取得手段が、前記プリンタ毎の地理的な位置情報
を、該プリンタを前記ネットワーク上で識別する識別情
報と対応づけたテーブルを記憶しており、前記プリンタ
特定手段が、前記入力した地理的な条件と前記認識した
印刷実行装置の地理的な位置情報とに基づいて、前記ネ
ットワーク上で印刷を行なうべきプリンタを特定する手
段であり、前記印刷用データ出力手段は、前記特定され
たプリンタについての前記識別情報を前記位置情報取得
手段が記憶するテーブルを参照して取得し、前記印刷用
のデータを、該取得した識別情報を用いて所定のパケッ
トにして出力する手段であるといった構成を採用するこ
とができる。
【0033】かかる構成を採用すれば、印刷実行装置
は、各プリンタの地理的な位置情報とその識別情報とを
対応付け、テーブルの形で記憶しているので、地理的な
条件が入力されたとき、かかる条件に合致したプリンタ
をネットワーク上で特定することは容易である。印刷実
行装置は、識別情報を用いて印刷用のデータをパケット
ニスことができ、これをネットワークに出力すること
で、確実に、印刷用のデータを印刷させようとするプリ
ンタに届けることができる。
【0034】印刷実行装置において入力される印刷を行
なうプリンタの地理的な条件としては、当該印刷実行装
置に地理的に近接しているという条件を考えることがで
きる。この場合、印刷実行装置のプリンタ特定手段は、
前記テーブルを参照して、ネットワーク上で当該印刷実
行装置に近接するプリンタを特定する。通常の使用時に
おいて、使用者にとって最も簡便な印刷の形態は、最も
近接するプリンタで印刷がなされることだからである。
従って、印刷実行装置に地理的に近接しているプリンタ
という印刷条件は、いわゆるデフォルトの条件として、
システムに記憶しておくことも好適である。あるいは、
印刷を指示するダイアローグボックスの中に、「近接す
るプリンタ」といった選択肢を加えることも好適であ
る。
【0035】こうした地理的な条件を入力してプリンタ
を特定しようとする場合、入力した条件によっては、唯
一のプリンタを特定することもあり得るが、前記印刷条
件入力手段が入力した印刷条件に合致するプリンタが複
数存在する場合もあり得る。また単一のプリンタのみが
印刷条件に合致しても、使用者がそのプリンタで印刷し
たいと望むか確認を要する場合も存在する。そこで、印
刷条件に合致したネットワーク上のプリンタの地理的な
位置情報を表示し、表示されたプリンタから所望のプリ
ンタを選択し、選択されたプリンタを、前記特定された
プリンタとして、前記印刷用のデータを出力先として特
定するものとしても良い。入力した印刷条件が、「なる
べく近くのプリンタ」とか「この建物内のプリンタ」と
いった曖昧なものである場合、こうした条件に合致した
プリンタをその地理的な位置情報と共に表示して、使用
者に選択可能とすれば使い勝手は良好なものとなる。こ
のとき、地理的な位置情報は、文字で表示しても良い
が、地図などを併せ表示し、グラフィカルに位置を把握
できるように表示することも好適である。
【0036】更に、本発明の第2の印刷実行装置は、ネ
ットワークを介して1台以上のプリンタとデータのやり
取りが可能であり、印刷用のデータを前記ネットワーク
を介して出力して、前記いずれかのプリンタにより印刷
を行なわせる印刷実行装置であって、前記プリンタか
ら、前記ネットワークを介して、プリンタ毎に、当該プ
リンタの地理的な位置情報を取得し、該地理的な位置情
報と該プリンタをネットワーク上で識別する識別情報と
を対応させたテーブルを記憶しているリソース保持装置
に、問い合わせ行なう問い合わせ手段と、前記印刷用の
データを出力する際、印刷を行なうプリンタの地理的な
条件を入力したとき、前記問い合わせ手段により前記リ
ソース保持手段に問い合わせを行なって、前記印刷用の
データを出力すべきプリンタを特定するプリンタ特定手
段と、該特定したプリンタに対して前記印刷用のデータ
を、前記ネットワークを介して出力する印刷用データ出
力手段とを備えることを要旨としている。
【0037】この印刷実行装置は、ネットワーク上のプ
リンタなどのリソースの管理を自分で行なうのではな
く、リソースの位置情報と識別情報とを対応づけて記憶
しているリソース保持装置を用い、この装置に対して問
い合わせを行なうことで、印刷を行なおうとしているプ
リンタの地理的な条件に適したプリンタを特定し、この
プリンタにより印刷を行なう。総ての印刷実行装置が、
ネットワーク上のプリンタの地理的な位置情報を管理す
ることは、ある意味では重複した管理を各印刷実行装置
に要求していることになるので、専用のリソース管理装
置、例えばディレクトリサービスなどに管理を委ねるこ
とも現実的である。
【0038】そこで、ディレクトリサービスを利用した
印刷システムを構成することができる。即ち、本発明の
印刷システムは、ネットワークを介して接続された1台
以上のプリンタと、これらのプリンタとデータのやり取
りが可能であり、印刷用のデータを前記ネットワークを
介して出力して、前記いずれかのプリンタにより印刷を
行なわせる印刷実行装置と、前記ネットワークに接続さ
れた機器の情報を保持するディレクトリサービス提供装
置とからなる印刷システムであって、前記ディレクトリ
サービス提供装置は、前記ネットワークに接続されたプ
リンタの地理的な位置情報と該プリンタをネットワーク
上で識別する識別情報とを対応させて記憶する記憶手段
を備え、前記印刷実行装置は、印刷用のデータを出力す
る際、印刷を行なうプリンタの地理的な条件を入力し、
該条件に従って、前記ディレクトリサービス提供装置に
問い合わせを行なって、前記印刷用のデータを出力すべ
きプリンタを特定するプリンタ特定手段と、該特定した
プリンタに対して前記印刷用のデータを、前記ネットワ
ークを介して出力する印刷用データ出力手段とを備える
ことを要旨とする。
【0039】また、この印刷システムに対応する印刷方
法の発明は、ネットワークを介して接続された1台以上
のプリンタと、これらのプリンタとデータのやり取りが
可能であり、印刷用のデータを前記ネットワークを介し
て出力して、前記いずれかのプリンタにより印刷を行な
わせる印刷実行装置と、前記ネットワークに接続された
機器の情報を保持するディレクトリサービス提供装置と
からなる印刷システムにおいて印刷を行なう方法であっ
て、前記ディレクトリサービス提供装置に、前記ネット
ワークに接続されたプリンタの地理的な位置情報と該プ
リンタをネットワーク上で識別する識別情報とを対応さ
せて記憶しておき、前記印刷実行装置が、印刷用のデー
タを出力する際、印刷を行なうプリンタの地理的な条件
を入力し、該入力された条件に従って、前記ディレクト
リサービス提供装置に問い合わせを行ない、該問い合わ
せの結果によって、前記印刷用のデータを出力すべきプ
リンタを特定し、該特定したプリンタに対して前記印刷
用のデータを、前記ネットワークを介して出力すること
を要旨とする。
【0040】かかる印刷システムおよび印刷方法によれ
ば、大規模なネットワークシステムにおいても、印刷実
行装置は、ディレクトリサービスを利用することで、デ
ータを出力すべきプリンタを容易に特定することができ
る。なお、ディレクトリサービスを提供する装置は、ネ
ットワークにプリンタが接続されたときにこれを検出し
て、プリンタの地理的な位置情報を取得するものとする
ことができる。ネットワークに接続された新しいプリン
タは、ネットワーク上のアドレスを要求するので、例え
ばTCP/IPにおいてIPアドレスを付与するタイミ
ングで、プリンタを検出してこれを登録するといった処
理を行なえばよい。
【0041】印刷という作業は、様々な作業に伴って必
要とされる。従って、特定の印刷実行装置が単独で存在
するのではなく、通常は、コンピュータ上で様々なアプ
リケーションプログラムが実行され、それらのアプリケ
ーションプログラムから、印刷が行なわれることにな
る。印刷作業を行なっているコンピュータが、従って印
刷実行装置として把握されることになる。しかしなが
ら、コンピュータ自体は汎用性の高い装置であり、各ア
プリケーションプログラムは、独自に印刷用のプログラ
ムを用意することも可能である。そこで、印刷実行装置
としての機能を実現するプログラムは、アプリケーショ
ンプログラム毎に用意しても良いし、オペレーティング
システムに組み込まれるプリンタドライバの形態で実現
してもよい。いずれの場合でも、本発明は、印刷用のプ
ログラムやプリンタドライバなどを記録した記録媒体の
形で具現化することができるのである。
【0042】本発明は、通常のコンピュータ ネットワ
ークを介して少なくとも1台以上のプリンタとデータの
やり取りが可能なコンピュータにより読み取り可能な記
録媒体であって、前記プリンタから、前記ネットワーク
を介して、プリンタ毎に、当該プリンタの地理的な位置
情報を取得する機能と、前記印刷用のデータを出力する
際、印刷を行なうプリンタの地理的な条件を入力する機
能と、前記取得した位置情報と、前記入力した地理的な
条件とに基づいて、前記印刷用のデータを出力すべきプ
リンタを特定する機能と、該特定したプリンタに対して
前記印刷用のデータを、前記ネットワークを介して出力
する機能とをコンピュータに実現させるプログラムを記
録した記録媒体として実現することができる。
【0043】かかる記録媒体の記録されたプログラムを
コンピュータに読み込ませ、実行させることにより、上
述した印刷実行装置としての機能が実現される。
【0044】更に、本発明は、プリンタに限らず、ネッ
トワークを経由したデータのやり取りが可能なスキャ
ナ、モデムなどの周辺装置としても実現可能である。こ
の周辺装置は、当該周辺装置が設置されている地理的な
位置情報を該周辺装置毎に認識する位置認識手段と、該
認識した地理的な位置情報を、前記ネットワークを介し
て、出力する位置情報出力手段とを備えたことを要旨と
している。
【0045】また、これらの周辺装置を用いてる制御装
置としても実現可能である。即ち、本発明の制御装置
は、ネットワークを介して少なくとも1台以上の周辺機
器とデータのやり取りが可能であり、データを前記ネッ
トワークを介して出力して、前記いずれかの周辺装置と
やり取り可能な制御装置であって、前記周辺装置から、
前記ネットワークを介して、周辺装置毎に、当該周辺装
置の地理的な位置情報を取得する位置情報取得手段と、
前記データの入出力を行なう際、入出力の対象となる周
辺装置の地理的な条件を入力する条件入力手段と、前記
取得した位置情報と、前記入力した地理的な条件とに基
づいて、前記データを入力出力すべき周辺装置を特定す
る周辺装置特定手段と、該特定した周辺装置に対して前
記データを、前記ネットワークを介して入力出力するデ
ータ入力出力手段とを備えることを要旨としている。
【0046】
【発明の実施の形態】以上説明した本発明の構成・作用
を一層明らかにするために、以下本発明の好適な実施例
について説明する。図1は、本発明の一つの実施形態を
示すブロック図である。図1に示すようにネットワーク
NTには多数のコンピュータCP1〜CPn(nは任意
の自然数である)と、プリンタPR1〜PRm(mは任
意の自然数)と、プリンタサーバとしての機能を有する
ネットワークサーバ(以下、単にサーバという)SVと
が接続されている。このサーバSVは、ネットワークN
Tに接続されたコンピュータCPnおよびプリンタPR
mを、いわゆるIPアドレスを用いて管理している。即
ち、各コンピュータCPnおよびプリンタPRmは、電
源が投入されてネットワークに接続される度に、固有の
IPアドレスをサーバSVから割り当てられる。その
後、各コンピュータCPnが印刷を行なおうとする場
合、サーバSVによって管理されているプリンタPRm
に対して印刷用のデータを出力すると、サーバSVは、
このデータを一旦スプールし、プリンタPRmに対して
順次出力し、所望のプリンタで印刷を行なわせる。
【0047】本実施例では、サーバSVが存在するシス
テムを採用したが、例えばサーバSVが存在せず、ネッ
トワークNTに接続されるそれぞれの機器が所定の順序
(例えば、右回り)で、所定のプロトコルに基づいて他
の機器への要求を出力するという規則に則って通信を行
なうようなネットワークシステム(例えばトークンリン
グ)を考えることもできる。また、ネットワークの結線
方法としても、一つのサーバに複数のコンピュータやプ
リンタが接続されスター型の接続なども採用可能であ
る。
【0048】この様なネットワークNTに接続されるプ
リンタPRは、制御部10を中心として構成され、この
制御部10により制御されるデータ記憶部20、コマン
ド解析部30、位置認識部40、プリントエンジン50
などを備える。ネットワークNTを介して入力ポート1
2から入力されたデータは、データ記憶部20に一旦記
憶される。このデータ記憶部20に記憶されたデータ
は、制御部10によって順次読み出されてコマンド解析
部30に送られてデータ解析がなされ、その結果が制御
部10に戻される。そして、後述するように制御部10
は、データ解析結果に基づいてプリントを実行するプリ
ントエンジン50を制御する。この他、制御部10は、
位置認識部40に記憶されているプリンタPRの地理的
な位置情報を出力ポート14からネットワークNTへ出
力するといった処理も行なっている。
【0049】本実施例の位置認識部40は、タッチパネ
ル式の液晶ディスプレイからなる入出力部42、広域地
図,その域内の更に詳細な地図である詳細地図を記憶し
ている地図情報記憶部44、入出力部42からの入力に
応じて地図情報記憶部44から地図情報を読み出して入
出力部42に表示する位置認識制御部46、この位置認
識制御部46から入力された位置情報をプリンタPRの
電源がオフされても記憶し続ける位置記憶部48とから
構成されている。
【0050】入出力部42では、液晶ディスプレイに広
域地図が表示されている時、所望の場所の近傍をタッチ
パネルに触れることで指示すると、その近辺の詳細図が
表示される。最も詳細な図が表示されている状態で、所
望の箇所に触れることにより、その場所がこのプリンタ
の設置場所として、記憶される。こうした処理の詳細に
ついては後述する。
【0051】一方、ネットワークNTに接続されている
コンピュータCPは一般的なものであり、論理演算を実
行するCPU60、不揮発的にプログラムなどの情報を
記憶しているROM70、CPU60の主記憶となるR
AM75、キーボードKBやモニタMTなどの外部機器
との入出力を管理する入出力インターフェイス80、外
部記憶装置としてのハードディスク90,などがバス6
2により相互に接続されている。このハードディスク9
0には、オペレーティングシステムやプリンタドライバ
が記憶されている。プリンタドライバは、電源の投入
後、オペレーティングシステムが起動する際、オペレー
ティングシステムに組み込まれ、RAM上に展開され
る。プリンタPRの位置記憶部48に記憶されている位
置情報を読み出すといった処理は、プリンタドライバの
一機能として実現されている。アプリケーションプログ
ラムは、このプリンタドライバを呼び出すことで、ネッ
トワークNTに接続される任意のプリンタPRに対して
プリントデータを出力するといった作業を行なうことが
できる。
【0052】本実施例では、必要なプログラムは、ハー
ドディスク90に記憶されており、これが記録媒体に相
当するが、プログラムは、フレキシブルディスクに記録
しても良く、CD−ROMなどに記録して、コンピュー
タCPに読み込ませ、実行させるものとすることもでき
る。
【0053】次に、コンピュータCPにてプリント処理
が必要なり、プリンタドライバが読み出された場合の処
理について説明する。図2は、プリンタドライバにより
実現される機能のフローチャートである。図示するよう
にコンピュータCPnにてプリント処理が必要となり、
プリンタドライバが起動されると、CPU60は、まず
メニューを表示する処理を行なう(ステップS10
0)。このメニューは、ネットワークNTに接続されて
いる各プリンタの位置記憶部48に記憶されている位置
情報を読み出す処理や、特定の位置情報を有するプリン
タPRに対してプリントデータを送信する処理などを、
選択させるためのものである。このメニューがモニタM
Tに表示され、コンピュータCPの操作者がキーボード
KBや図示しないマウスなどの入力デバイスを用いてメ
ニューを選択すると(ステップS102)、それらのメ
ニューに応じた処理が、以下開始される。
【0054】まず、各プリンタの位置記憶部48に記憶
されている位置情報を読み出すメニューが選択された場
合について説明する。この処理が選択されると、CPU
60は、位置情報の読み出しとして定められた特定のコ
ントロールコードをネットワークNTに対して出力し
(ステップS104)、各プリンタPRmからの応答を
受信する(ステップS106)。後述するように、コン
ピュータCP側から出力される特定のコントロールコー
ドが各プリンタPRmに入力されると、プリンタPRm
の制御部10は位置記憶部48に記憶されている位置情
報をネットワークNTへ出力するように制御される。こ
うして、各プリンタPRmから位置情報が送信されてく
ると、位置情報を要求したコンピュータCPのCPU6
0はその位置情報をハードディスク90に、テーブルの
形で記憶し(ステップS108)、この処理の終了を使
用者に表示して本処理を終える(ステップS110)。
【0055】各プリンタPRmは、予めネットワークN
T上では、固有のIPアドレスが割り当てられている。
従って、各プリンタPRmは、コンピュータCPからの
要求に応じて、プリンタPRmに付けられた識別名と、
そのプリンタPRmのIPアドレスと、その地理的な位
置情報ADと、を返す。コンピュータCPは、これらの
情報をテーブルの形で記憶する。その一例を図3として
示した。本実施例での地理的な位置情報の形式は、後で
詳しく説明するが、ここでは、広域地図を識別するコー
ドG××と、その広域地図内の詳細地図を識別する縦横
の区分コードCRと、詳細地図内の平面位置を示す座標
(x,y)とから構成されている。もとより、位置情報
を、緯度と経度のデータとして持つことも差し支えな
い。GPSなどの測位システムを用いた場合には、こう
した緯度、経度情報で位置情報扱う方が簡便である。
【0056】プリンタドライバが起動されて表示された
メニューのうち、プリントデータ送信のメニューが選択
された場合には(ステップS102)、前述の処理によ
り外部記憶装置90にテーブルの形で記憶されていた各
プリンタPRの位置情報を読み出し、これらをモニタM
Tに表示し、印刷先を選択させる処理を行なう(ステッ
プS120)。ここで多数(本実施例の場合はm個)の
プリンタは、図3に示したテーブルの形でそのまま表示
しても良いが、地図の表示に重ねて表示するものとして
も良い。例えば、図4に示すように、印刷を行なおうと
しているコンピュータの近傍の地図MP1をいくつかの
領域に区分して図示し(図4では、4×4にの領域とし
て表示)、そのうちの所望のエリアをクリックすると、
当該領域の拡大図面MP2が表示されるものとすること
ができる。拡大図面MP2が表示された状態では、建物
に重ねてプリンタPRiが(図示○印)が表示される。
なお、デフォルトで選択されるプリンタを別の形態(図
4の例では◎印)で表示することも好適である。更に、
印刷を行なうとしているコンピュータCPを、★印等、
一目で区別可能な形態で示すことも望ましい。この他、
例えば印刷を実行しようとしているコンピュータCPが
存在する広域地図と同一の地図上に存在するプリンタP
Rの個数を色相、色濃度、数値などで表示し、特定のエ
リアが選択されるとそのエリアの詳細地図と一緒にそこ
に設置されたプリンタPRの詳細な位置を表示する方法
や、以前に使用されたプリンタPRをデフォルトとして
表示する方法、あるいは位置情報を住所の形式で表示す
る方法なども採用可能である。また、位置情報の選択は
単数である必要はなく、複数の位置情報を同時に選択す
ることもできる。
【0057】また、この位置情報の表示・選択を行なう
画面には、「検索」というボタンFFが設けられてお
り、これを選択すると、地理的な位置情報を検索する画
面に切り替わり、様々な条件で検索を行なうことができ
る。検索画面の一例を図5に示した。検索では、例えば
「最も近接するプリンタ」「近接する△台までのプリン
タ」「住所が○○であるプリンタ」「電話番号の市外局
番が×××である地域のプリンタ」「名称が□□である
プリンタ」などの選択肢が表示され、これらを特定する
チェックボックスCB1ないしCB5を選択すると共
に、住所や電話番号から検索する場合には、空欄○○や
×××にデータを入れ、「検索実行」と表示されたボタ
ンFDをクリックすることで、検索が行なわれる。な
お、チェックボックスCBiは、複数選択可能であり、
複数のチェックボックスCBiにチェックマークが入れ
られている場合には、各検索条件の論理積(アンド条
件)で検索が行なわれる。もとより複数の条件について
の論理和による検索を行なうようなオプションを設けて
も差し支えない。検索が完了すると、条件に該当する一
または複数のプリンタを表示する。検索結果の表示は、
図4のような地図表示でもよいし、図3に示したような
一覧表示でも良い。最終的には、こうして表示された一
または複数のプリンタPRから、印刷を実行させるプリ
ンタを一つ指定して印刷を開始する。なお、複数のプリ
ンタPRが表示された状態で、特に一のプリンタPRm
を指定せずに印刷を実行させた場合には、複数のプリン
タうち、印刷可能な任意のプリンタを用いて印刷を行な
うものとしても良い。
【0058】こうしてプリンタPRmの位置情報の選択
が完了するとコンピュータCPnは、今回プリント処理
することが要求されているプリントデータに対して、選
択されたプリンタのIPアドレスを付加したデータを作
成し、このデータをネットワークNTへ出力(ステップ
S122)して本処理を終了する。この様にしてネット
ワークNT上のプリンタPRに対して印刷用のデータが
出力される。なお、印刷用のデータをIPアドレスを用
いてパケットにする作業は、各コンピュータCPが行な
うのではなく、プリンタサーバSVが行なうのが一般的
である。この場合には、印刷用のデータは、一旦サーバ
SV内にスプールされ、IPアドレスを用いてパケット
にされ、順次ネットワーク上に出力されることになる。
【0059】コンピュータCPnの上記処理に対応し
て、ネットワークNTに接続された各プリンタPRm
は、図6に示した処理を実行している。そこで、このプ
リンタPR側の処理について次に説明する。プリンタP
Rは、電源が投入されると、まず制御部10により、位
置認識部40の位置記憶部48の内容を読み出す処理を
行なう(ステップS200)。次に、読み出したデータ
を用いて、位置記憶部48に、有効な位置情報が記憶さ
れているか否かを判断する(ステップS202)。プリ
ンタPRは、工場出荷時には、位置情報は何ら設定され
ておらず、位置記憶部48の内容は空である。そこで、
工場出荷直後などのように、有効な情報が記憶されてい
ないと判定したときには、位置情報の記憶処理(ステッ
プS204,ステップS206)に移行する。
【0060】ステップS204では、位置認識制御部4
6に対して次のような処理を要求する。すなわち、地図
情報記憶部44から地図情報を読み出し、その内容を入
出力部42に表示させ、この入出力部42から地図上の
任意の位置を選択させるのである。ここで位置認識制御
部46にて行なわれる処理は、初めに地図情報記憶部4
4に記憶されている広域地図を入出力部42に表示し、
使用者が指などで入出力部42を触れることで特定のエ
リアが選択されるとそのエリアの詳細地図を入出力部4
2に表示し、更に使用者が詳細地図上の特定の位置を選
択するとその選択された位置を位置情報として良いかを
住所などの文字情報として表示し、確認を促するなどの
一連の処理である。なお、この様な一連の処理をプリン
タPRの制御部10にて直接行なわずに位置認識部40
内で処理させるのは、後述のごとく位置認識部40とし
て各種の態様が適用可能であり、その態様に応じた位置
情報の確定方法があるからである。こうして位置情報が
確定されると、その位置情報を、位置記憶部48に不揮
発的に記憶する(ステップS206)。
【0061】一方、位置記憶部48に有効な位置情報が
既に記憶されているとき、即ち、一旦プリンタPRの位
置の情報が設定された後は、ステップS202での判断
は、「YES」となり、次に位置情報の変更を行なうか
否かを使用者に問い合わせる画面を表示し、「YES」
「NO」の選択を求める処理を行なう(ステップS20
8)。プリンタPRに位置情報が一旦設定されていて
も、その後、プリンタPRの位置を変更した場合などに
は、位置情報を再度設定する必要があるからである。位
置情報の変更処理を使用者が選択した場合には、上述し
た地図情報の表示・位置の選択の処理(ステップS20
4)以降の処理を実行する。
【0062】既に位置情報が設定されており、特にその
変更も要しない場合には、ステップS210に移行し、
入力ポート12から何らかのデータの入力があるまで待
機する。入力ポート12からデータ入力が確認される
と、そのデータを読み取り、データ記憶部20に一旦記
憶させると共に、データ記憶部20に記憶したデータを
逐次読み出してはコマンド解析部30へ送出してデータ
解析を実行する(ステップS212)。コマンド解析部
30では、受け取ったコードを解析し、そコードが、ど
のようなコマンドであるかを解析する。入力されたコー
ドが、ネットワークNTに接続された何れかのコンピュ
ータCPが位置情報を要求していることを示す特定のコ
ントロールコードであると判断された場合には、制御部
10は、位置認識制御部46を介して位置記憶部48に
記憶されている位置情報を取得し、この位置情報を出力
ポート14からネットワークNTへと出力する(ステッ
プS214)。
【0063】なお、ネットワークから入力されるコント
ロールコードには、位置情報を要求するコードだけでは
なく、例えばプリンタPRのステータスを要求するコー
ドなども存在する。従って、入力したコードがこうした
その他のコントロールコードであると、コマンド解析部
30が判断した場合には、解析したコマンドに対応した
処理を行なう(ステップS216)。入力したコードが
コマンドコードではなく、印刷すべき内容を示すデータ
であると判断された場合には、このデータは、制御部1
0からプリントエンジン50を起動して印刷を実行する
(ステップS224)。
【0064】以上のように構成された本実施例のプリン
タPR、コンピュータCPおよびこれらの接続するネッ
トワークNTによれば、プリンタPRm自体が、自身の
位置の情報を記憶しており、必要に応じてネットワーク
NTを介して接続されたコンピュータCPに出力するの
で、プリンタPRの地理的な位置情報を、管理者が管理
しておく必要がない。プリンタPRの地理的な位置が変
更された場合には、プリンタPR側で、その位置の設定
が行なわれ、コンピュータCPからの問い合わせに応じ
て、自分の位置情報を出力する。従って、ネットワーク
NTを介して印刷を行なおうとするコンピュータCP
は、印刷に先立って、ネットワークNT上で使用可能な
プリンタPRmの位置情報を取得し、これを一覧表示す
ることで、使用者に選択させ、いつでも所望のプリンタ
PRで印刷を行なうことができる。
【0065】従って、本実施例によれば、ネットワーク
NTの管理者などにプリンタPRの設置位置を申請した
り、ファイルサーバなどにデータベース情報としてその
位置情報を登録するなどの煩雑な手続きを行なう必要が
ない。印刷物を出力させたい位置を指定するだけでその
位置に設置されたプリンタPRで印刷処理を実行するこ
とができる。
【0066】しかも、最も近接のプリンタといった選択
肢を用意しているので、これを選択した場合には、いち
いちコンピュータCPからみてどのプリンタPRmが最
も位置的に近接しているかと言ったことを考える必要が
ない。プリンタPR自体が地理的な位置情報を記憶して
おり、これをネットワークNTを介して出力することか
ら、プリンタPRの設置位置を変更しても、直ちに位置
の変更を反映することができる。更に、印刷に先立つプ
リンタの選択(図2、ステップS120)で、住所や電
話番号などで所望のプリンタを表示させ、これを選択す
ることができるので、例えば町のコンビニエンスストア
に設置されたプリンタなどを用いて印刷することも容易
である。
【0067】また、位置認識部40は、入出力部42お
よび地図情報記憶部44を備えることで、プリンタPR
の設置位置を地図上の位置として視覚的、直感的に入力
することができ、プリンタPRの設置位置を変更した場
合であっても簡単に位置情報を更新することが可能とな
る。
【0068】更には、プリンタPRにおける位置の認識
は、位置認識部40により、独立に行なわれるため、こ
の位置認識部40として他の態様の構成を採用すること
も簡単に実現できる。例えば、位置認識部40の入出力
部42や地図情報記憶部44の代わりに、図7に示すよ
うに、一体的にあるいは一時的にD−GPS測位システ
ムGSを接続する構成とすることもできる。この場合に
は、プリンタPRの設置位置の情報が自動的に得られる
ため、プリンタの設置位置の更新さえも不要となる。ま
た、この場合、地理的な位置情報は、緯度・経度、つま
り絶対的な位置の情報として入手することができる。こ
のため、初めて訪れた土地などでも、簡単に周辺のプリ
ンタPRなどを特定することができる。旅先や出張先等
で印刷を行なおうとする場合にも、プリンタを探し回っ
たりする必要がない。なお、D−GPS測位システムG
Sは、常時3個以上の衛星からの電波を受けて地理的な
位置情報を更新しているので、3次元的な位置を認識す
ることができる。従って、単に緯度・経度の情報のみな
らず、高度も特定することができ、例えば高層ビルディ
ングの中で、高度を勘案した近接関係などを認識すると
いった対応も可能である。もとより、GPS測位システ
ムの誤差等を較正するために、地上局からの電波などを
利用しても良い。あるいはPHSなどの移動体通信技術
を利用して、位置の特定を行なう装置を用いることも差
し支えない。
【0069】こうした例での位置情報の更新の手法につ
いて説明する。図7に示した例では、プリンタPRは、
電源スイッチ15と、プリンタPR自体のキャスタCS
に設けられた移動量検出装置18と、D−GPS測位シ
ステムGSを接続するコネクタ19とが設けられてい
る。この移動量検出装置18は、図8に示すように、内
部に電池22と1チップマイクロコンピュータ23及び
第1,第2センサ31,32を備える。第1センサ31
は、キャスタCSの車輪24の回転数を読み取るもので
あり、第2センサ32は、キャスタ全体を回転自在に保
持する自在軸26の回転角度を検出するセンサである。
従って、この移動量検出装置18は、電池22を電源と
して、プリンタPRの電源が落ちている場合にも、キャ
スタCSの回転数と回転方向を読み取ることで、プリン
タPRの移動量を認識することができる。このキャスタ
CSに設けられた移動量検出装置18は、プリンタPR
の電源をオフにした状態でプリンタPRを移動しても、
その移動量を検出しているのである。
【0070】図9は、この移動量検出装置18内の1チ
ップマイクロコンピュータ23が実行している処理を示
す。図示するように、コンピュータ23は、第1,第2
センサ31,32からの信号をそれぞれ読み取り(ステ
ップS251,S252)、移動距離rと角度θを演算
する(ステップS255)。この移動距離rと角度θか
ら、XY座標系での微小移動量Δx,Δyを演算する
(ステップS257)。この演算は、図9に示したよう
に、 Δx=r・cosθ Δy=r・sinθ とした求めることができる。
【0071】次に、それまでに記憶していた移動距離の
情報(xp,yp)に、微少移動量Δx,Δyをそれぞ
れ加えて、現在の移動距離(xp,yp)を更新する処
理を行なう(ステップS260)。次に、プリンタPR
の制御部10から、移動距離の読み出しが行なわれてい
るかを判定し(ステップS262)、プリンタPRの制
御部10が、移動距離の情報を読み出そうとしていると
判断した場合には、演算していた移動距離の情報(x
p,yp)を出力し(ステップS264)、次にこれを
値0にリセットする処理を行なう(ステップS26
6)。移動量検出装置18は、以上の処理を繰り返し実
行する。
【0072】一方、プリンタPRは、図10に示す処理
ルーチンを実行する。図10に示した処理ルーチンは、
電源スイッチ15が投入された直後から実行されるもの
である。まず、電源投入直後であるか否かを判断し(ス
テップS300)、電源投入直後でない場合には、ネッ
トワークNTを介して、位置情報の読み出しがなされて
いるか否かを判断する(ステップS305)。ネットワ
ークNTを介して位置情報を読み出そうとするのは、そ
れ自身ネットワークNTに接続されており、ネットワー
クNTに接続されたプリンタPRを用いて印刷を行なう
としているコンピュータPCである。ステップS300
で電源投入直後であると判断された場合や、ステップS
305で外部から位置情報が要求されていると判断され
た場合には、次に移動量検出装置18にデータを要求
し、電源オフの間も逐次更新されていた移動距離のデー
タ(xp,yp)を取得する(ステップS310)。次
のこの移動距離のデータ(xp,yp)を用いて、プリ
ンタPR内部に記憶している位置情報を更新する処理を
行なう(ステップS320)。
【0073】以上の処理の終了後、位置情報の累積誤差
が許容値以上であるか否かの判断を行なう(ステップS
330)。これは、例えば移動量検出装置18からの移
動距離(xp,yp)を読み取って内部の位置情報の更
新を行なった回数が、予め定めた回数を上回った場合な
どである。移動量検出装置18は、キャスタCSの車輪
24の回転数や回転方向から微小距離Δx,Δyを求め
て移動距離を更新しているので、センサ31,32の精
度などによっては、実際の移動距離から誤差を生じる場
合がある。そこで、こうした場合を想定して、累積誤差
が許容値以上となったか否かを判断し、許容値を超えた
と判断した場合には、D−GPS測位システムGSを用
いて位置の較正(キャリブレーション)を行なうのであ
る(ステップS340)。このとき、D−GPS測位シ
ステムGSが、コネクタ19に測位システムGSが接続
されていなければ、接続するように指示を表示する。測
位システムGSは、プリンタPR毎に設けておけば、特
に接続されているか否かの判断は行なう必要がないが、
一つのフロアや企業に測位システムGSは、1台のみ用
意し、較正の時にのみ接続する構成とすれば、システム
全体のコストを低減することができる。累積誤差が許容
範囲内であればステップS320で更新した位置情報
を、また累積誤差が許容範囲外となっていると判断した
場合には、測位システムGSを用いた較正を行なった
後、較正済みの位置情報を、それぞれ外部に出力し(ス
テップS350)、本ルーチンを終了する。出力した位
置情報は、ネットワークNT上でプリンタPRに対して
印刷を行なおうとしているコンピュータCPが取得し、
以後の印刷処理において、所望のプリンタPRの位置の
認識に利用している。
【0074】以上説明した実施例では、移動量検出装置
18から移動量のデータを取得するのは、プリンタPR
の制御部10である。しかし、プリンタPRを、ネット
ワークNTに接続したまま移動することもあり得る。こ
の場合には、図11に示したように、移動距離の情報を
更新した後(ステップS260)、微小距離Δx,Δy
の少なくともいずれか一方が、許容値Δrefより大き
いか否かの判断を行ない(ステップS263)、大きい
と判断された場合に自ら移動距離の情報(xp,yp)
を出力するものとしても良い(ステップS265)。こ
の場合には、プリンタPRが所定距離移動される度に、
位置情報が更新されることになる。近年、バッテリの高
容量化や無線LANの発達などにより、ネットワークに
接続されたままプリンタPRが移動される場合があり、
こうしたケースで、リアルタイムでプリンタPRの移動
に対応することができるという利点がある。
【0075】また、上記実施例では、移動量検出装置1
8を設けて、電源導入直後などの位置情報の更新を自動
で行なうものとしたが、図12に示すように、位置情報
の自動更新が可能かな否かを判断し(ステップS36
0)、移動量検出装置18や測位システムGSなどを用
いて自動更新が可能と判断した場合には、測位システム
GSなどを用いて位置情報を取得し(ステップS37
0)、これをメモリに保存する(ステップS380)。
他方、自動更新可能でないと判断した場合には、プリン
タPRの図示しない表示パネルに、手動更新を促すメッ
セージを表示し、使用者により、地理的な情報を入力
(ステップS390)させる構成を採用することも可能
である。
【0076】上記実施例では、ネットワークNTに接続
されたプリンタPRの情報は、印刷を行なおうとするコ
ンピュータCPがプリンタPRmから必要に情報を取得
して管理しているが、ネットワークNT上に、ネットワ
ークに接続された各種リソースの管理を行なうディレク
トリサービスを行なう装置が存在する場合には、これを
用いることもできる。例えば、図13に示したシステム
では、ネットワークNTに、いくつかのディレクトリサ
ービスが存在する。これらのディレクトリサービスは、
通常専用のサーバDTSVとして実現され、予め設定さ
れたスケジュールで、ネットワークNT上の利用可能な
各装置(リソース)を検索し、これを図3に示したテー
ブルなどの形で、蓄積しておく。コンピュータCPは、
印刷に先立って、ディレクトリサービスに対してプリン
タの情報を問い合わせ、ディレクトリサービスからの情
報を用いて、現在利用できるプリンタやそのプリンタの
位置情報などを取得し、使用者にプリンタの指定などを
させる。こうしたディレクトリサービスを用いれば、コ
ンピュータCPは、いちいちプリンタPRに対して位置
情報を要求したり、これを管理したりする必要がなく、
処理が簡略化されるという利点がある。どのコンピュー
タCPnにとっても、利用できるプリンタの情報などは
共通しているので、個々のコンピュータCPnが管理す
るより、専用のディレクトリサービスに、管理を一元化
した方が望ましい。なお、この場合でも、プリンタの位
置情報は、プリンタ自身が認識しているので、ディレク
トリサービスの負荷が過大となることはない。
【0077】なお、ネットワークがIPアドレスではな
く、地理的な位置情報を用いて動作するようにしておけ
ば、印刷用のデータは、IPアドレスではなく、地理的
な位置情報を付加して、ネットワーク上に出力される形
態をとることも可能である。この場合、コンピュータC
Pは、特定のプリンタPRに付与された固有の名詞、I
DあるいはIPアドレスといった英数字の羅列からなる
特定のネットワーク上でのみ意味のある符号を用いるこ
となく、プリント処理を実行させたいと望む位置に設置
されたプリンタPRを地図や住所などその位置を直感的
に表す位置情報を選択するのみでプリント処理を完了す
ることができる。もとより、この場合には、各プリンタ
は、ネットワークNT上のデータを読み取り、そのデー
タに付与された地理的な位置情報を認識し、自分が印刷
するデータか否かを判断することになる。
【0078】こうしたディレクトリサービスを行なうサ
ーバDTSVを備えた大規模なネットワークNTの場
合、管理の対象となるプリンタPRの数も数百あるいは
数万台といった規模となる場合がある。こうした場合に
は、図4,図5に示したように、プリンタの検索といっ
た技術が重要になる。図14,図15は、図13に示し
た構成において、コンピュータCPと多数のプリンタ及
びディレクトリサービスからなる印刷システムにおい
て、コンピュータCPが印刷を実行するまでに行なう検
索を含む各種処理の概要を示すフローチャートである。
図示するように、ネットワークNTに接続され、ディレ
クトリサービスを利用するコンピュータCPは、印刷を
行なうとすると、ディレクトリサービスに問い合わせを
行ない(ステップS400)、自分が利用可能なプリン
タPRの一覧を、モニタMTの画面に表示する(ステッ
プS405)。一覧表示では、所望のプリンタPRをす
ぐに特定できない場合には、使用者は、検索などを容易
に行なうことができるメニュー表示画面に切り換える
(ステップS410)。
【0079】コンピュータCPは、使用者によるメニュ
ーの選択を監視し(ステップS415)、選択に応じて
次の処理を行なう。なお、メニューは、例えば図5に示
したような形式でも良いし、階層メニューを順次選択し
ていくような形式でも良い。もとより、これら以外の様
々な形式でメニューの選択を行なうことができる。この
例では、選択肢は、コンピュータCPの近傍の検索、
位置情報の直接検索、プリンタの選択、印刷実
行、キャンセル、などがある。各処理の内容は、図1
5に詳しく示した。以下、図15を用いて、ないし
の処理について説明する。
【0080】コンピュータCPの近傍の検索:この処
理が開始されると、まずコンピュータCPの位置情報を
ディレクトリサービス用のサーバDTSVから取得する
(ステップS420)。次に、検索範囲の許容値Rrr
が設定済みでなければ、これを設定するように促す(ス
テップS425)。許容値の設定が済むと、コンピュー
タCPは、検索用のコマンドを発行する(ステップS4
30)。このコマンドには、コンピュータCPの近傍の
プリンタPRを検索する旨のパラメータと許容値Rrr
が含まれている。このコマンドを受けたディレクトリサ
ービス用のサーバDTSVは、自己が管理しているプリ
ンタPRのデータから、該当するプリンタPRを検索
し、ヒットしたプリンタPRの情報を取得する(ステッ
プS440)。コンピュータCPは、受け取ったリスト
を内部のハードディスク90などの記憶する(ステップ
S445)。なお、許容値は、コンピュータCPから3
0メートル以内と言った物理的な距離で指定しても良い
が、「あるいは×分」といった指定でも良い。あるい
は、図4に示したように、駅から所定の距離以内といっ
た指定をすることも可能である。
【0081】位置情報の直接検索:メニューの選択に
おいて、位置情報を直接検索するという指定がなされる
こともあり得る。この場合には、「北緯○○、東経×
×」といった位置の指定(ステップS450)と、その
位置に対する許容範囲の指定(ステップS455)とを
促す。こうして許容値の設定を済ませてから、コンピュ
ータPCは、検索用のコマンドを発行する(ステップS
460)。このコマンドには、検索しようとする位置情
報に対応したパラメータと許容値Rrrが含まれてい
る。このコマンドを受けたディレクトリサービス用のサ
ーバDTSVは、自己が管理しているプリンタPRのデ
ータから、該当するプリンタPRを検索し、ヒットした
プリンタPRの情報を取得する(ステップS470)。
更に、コンピュータCPは、受け取ったリストを内部の
ハードディスク90などの記憶する(ステップS47
5)。なお、検索しようとするプリンタの位置情報は、
例示した緯度・経度の他、ディレクトリサービスが対応
していれば、「東海道線、品川から東京までの間」とか
「国土地理院発行の地図○○の範囲」といった指定も可
能である。また、許容値は、と同様、コンピュータC
Pから30メートル以内と言った物理的な距離で指定し
ても良いし、「あるいは×分」といった指定でも良い。
あるいは、図4に示したように、駅から所定の距離以内
といった指定を行なってもよい。
【0082】プリンタの選択:メニューからプリンタ
の選択を選ぶと、ステップS445やS475でハード
ディスク90に記憶したデータが一覧表示される(ステ
ップS480)。使用者は、この表示を視認し、マウス
やキーボードKBなどを用いて、自分が印刷に供しよう
とするプリンタPRを選択する(ステップS485)。
選択されたプリンタPRは、印刷に用いるプリンタとし
て、システムに記憶される(ステップS490)。な
お、印刷枚数や印刷濃度、余白の大きさなどの設定をこ
のプリンタの選択時に行なうものとしても良い。
【0083】印刷実行:メニューから「印刷実行」を
選ぶと、ステップS490でシステムに記憶されたプリ
ンタPR用にプリンタドライバが呼び出され(ステップ
S500)、印刷が実行される。具体的には、アプリケ
ーションプログラムから受け取ったデータをプリンタド
ライバが処理し、システムに記憶されたプリンタPRに
対して、印刷可能なビットマップデータなどを出力する
のである。
【0084】以上説明した印刷システムによれば、ネッ
トワークNTに接続されたプリンタの台数が増え、ある
いは印刷可能なプリンタの設置範囲が広域に亘る場合で
も、ディレクトリサービスを利用した検索を用いて、所
望のプリンタPRを容易に特定し、印刷を行なうことが
できる。また、検索の内容も、ディレクトリサービス用
のサーバが管理している情報に依存しているので、各コ
ンピュータCPが独自にデータを収集管理する必要がな
い。このため、ディレクトリサービスに一旦データベー
スが構築されれば、例えば、「会社を出て、車で客先に
向かう途中、青梅街道沿いのコンビニエンスストアで、
印刷結果をピックアップしていきたい」といった条件で
検索することも可能となる。あるいは、初めて訪れた遠
隔地のオフィスなどであっても、ネットワークに自己の
コンピュータを接続し、「一番近くのプリンタに出力」
といった指定を行なうことも可能となる。更に、「一度
選択したことのあるプリンタの周辺のプリンタ」といっ
た条件で検索することも可能である。
【0085】以上本発明の実施例について説明したが、
本発明は、こうした実施例に何ら限定されるものではな
く、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々な
る態様で実施することができる。例えば、ネットワーク
に接続される周辺装置として、プリンタに限られるもの
ではなく、モデムやスキャナ等を接続し、これらの周辺
装置自身が地理的な位置情報を認識し、コンピュータや
ディレクトリサービスからの要求に応じて位置情報を出
力するものとしても良い。また、いくつかのネットワー
クをゲートウェイなどにより接続したシステムでも適用
可能である。また、ネットワーク管理に利用することも
できる。更に、上記の機能に加えて、プリンタの用紙や
トナーなどの消耗品を自動的に発注するシステムと組み
合わせて実現することも可能である。消耗品などの発注
を電話回線やネットワークを介して自動的に行なう場合
でも、発注する周辺機器の位置情報を発注を受ける側が
管理していなければ、必要な消耗品を、周辺装置に届け
ることができない。本発明のプリンタやその他の周辺装
置では、装置自身が地理的な位置情報を認識しているの
で、これらの情報を発注に併せて出力することができ、
現実的な発注システムを構築することが可能となる。更
に、プリンタの紙詰まりなどのトラブルが生じた場合で
も、メンテナンス部門に、当該装置の位置情報と共にメ
ンテナンスを要請するといったシステムを構築すること
も可能である。この場合には、メンテナンスなどの保守
の手間も軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であるプリンタPR、コンピ
ュータCPによる構成されるネットワークの説明図であ
る。
【図2】そのコンピュータCPにて行なわれる処理の一
例を示すフローチャートである。
【図3】プリンタPRから得られたデータを記憶するテ
ーブルの説明図である。
【図4】プリンタの位置を地図に重ねて表示する例を示
す説明図である。
【図5】プリンタの検索画面の一例を示す説明図であ
る。
【図6】プリンタPRにて行なわれる処理の一例を示す
フローチャートである。
【図7】位置認識部40に代わる他の位置認識機構を用
いた構成例を示す説明図である。
【図8】プリンタに設けられた移動量検出装置18の概
略構成を示す説明図である。
【図9】移動量検出装置18における1チップマイクロ
コンピュータ23が行なう処理を示すフローチャートで
ある。
【図10】この実施例においてプリンタPRが実行する
処理の一例を示すフローチャートである。
【図11】移動量検出装置18側からデータの更新を行
なう処理の要部を示すフローチャートである。
【図12】位置情報の自動更新を行なうか否かの判断を
伴う処理を示すフローチャートである。
【図13】ディレクトリサービスを用いた印刷システム
の構成例を示す説明図である。
【図14】ディレクトリサービスを用いた印刷システム
においてコンピュータCPが実行する処理の概要を示す
フローチャートである。
【図15】図14に示した処理の詳細を示すフローチャ
ートである。
【符号の説明】
10…制御部 12…入力ポート 14…出力ポート 15…電源スイッチ 18…移動量検出装置 19…コネクタ 20…データ記憶部 22…電池 23…コンピュータ 24…車輪 26…自在軸 30…コマンド解析部 31…第1センサ 32…第2センサ 40…位置認識部 42…入出力部 44…地図情報記憶部 46…位置認識制御部 48…位置記憶部 50…プリントエンジン 60…CPU 62…バス 70…ROM 75…RAM 80…入出力インターフェイス 90…ハードディスク CP…コンピュータ CS…キャスタ DTSV…ディレクトリサービス用サーバ GS…D−GPS測位システム KB…キーボード MT…モニタ NT…ネットワーク PR…プリンタ SV…サーバ

Claims (29)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネットワークを経由したデータのやり取
    りが可能であり、印刷用のデータを受け取って印刷を実
    行するプリンタであって、 当該プリンタが設置されている地理的な位置情報をプリ
    ンタ毎に認識する位置認識手段と、 該認識した地理的な位置情報を、前記ネットワークを介
    して出力する位置情報出力手段とを備えたプリンタ。
  2. 【請求項2】 前記地理的な位置情報は、緯度・経度の
    組合わせからなるデータである請求項1記載のプリン
    タ。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のプリンタであって、 前記データは、緯度・経度の組合わせに加えて、高度の
    データを含むプリンタ。
  4. 【請求項4】 前記位置認識手段は、プリンタが設置さ
    れている地理的な位置情報を入力する位置情報入力部
    と、該位置情報入力部から入力された位置情報を記憶す
    る記憶部とを備える請求項1記載のプリンタ。
  5. 【請求項5】 前記位置認識手段は、一体的にあるいは
    一時的に接続される測位システムの測位結果である位置
    情報を取得する位置情報取得手段を備える請求項1記載
    のプリンタ。
  6. 【請求項6】 前記測位システムは、3個以上の人工衛
    星からの電波の位相差により、前記地理的な位置情報を
    取得するGPSシステムである請求項5記載のプリン
    タ。
  7. 【請求項7】 前記測位システムは、地上に配置された
    複数の固定局の少なくとも一つと通信することにより、
    前記地理的な位置情報を取得するシステムである請求項
    5記載のプリンタ。
  8. 【請求項8】 請求項1記載のプリンタであって、 前記位置情報出力手段は、 ネットワークを介して所定の指令を入力する入力手段
    と、 該入力手段を介して、位置の要求指令が入力されたと
    き、前記位置認識手段により認識される位置情報を、該
    位置の要求指令を出力した機器に出力する出力手段とを
    備えるプリンタ。
  9. 【請求項9】 請求項1記載のプリンタであって、 該プリンタの位置の移動を検出する移動検出手段と、 該位置の移動が検出されたとき、前記位置認識手段を動
    作させて、当該プリンタが設置されている地理的な位置
    情報の前記認識を行なう認識作動手段とを備えたプリン
    タ。
  10. 【請求項10】 請求項1記載のプリンタであって、 電源投入用のスイッチと、 該スイッチの操作により電源が投入されたとき、前記位
    置認識手段を動作させて、当該プリンタが設置されてい
    る地理的な位置情報の前記認識を行なう認識作動手段と
    を備えるプリンタ。
  11. 【請求項11】 請求項1記載のプリンタであって、 ネットワークを介して、他の機器から、前記位置の認識
    を指示するコマンドを入力するコマンド入力手段と、 該コマンドを入力したとき、前記位置認識手段を動作さ
    せて、当該プリンタが設置されている地理的な位置情報
    の前記認識を行なう認識作動手段とを備えるプリンタ。
  12. 【請求項12】 請求項1記載のプリンタであって、更
    に、 前記印刷用のデータを受け取ったとき、該印刷用のデー
    タに地理的な位置情報が含まれている場合には、該位置
    情報を用いて、受け取った印刷用のデータが当該プリン
    タで印刷すべきデータであるか否かを判定する判定手段
    と、 該判定手段が、受け取った印刷用のデータが当該プリン
    タで印刷すべきデータであると判定した場合には、該印
    刷用のデータを用いて印刷を行なうプリント手段とを備
    えるプリンタ。
  13. 【請求項13】 ネットワークを介して1台以上のプリ
    ンタとデータのやり取りが可能であり、印刷用のデータ
    を前記ネットワークを介して出力して、前記いずれかの
    プリンタにより印刷を行なわせる印刷実行装置であっ
    て、 前記プリンタから、前記ネットワークを介して、プリン
    タ毎に、当該プリンタの地理的な位置情報を取得する位
    置情報取得手段と、 前記印刷用のデータを出力する際、印刷を行なうプリン
    タの地理的な条件を入力する印刷条件入力手段と、 前記取得した位置情報と、前記入力した地理的な条件と
    に基づいて、前記印刷用のデータを出力すべきプリンタ
    を特定するプリンタ特定手段と、 該特定したプリンタに対して前記印刷用のデータを、前
    記ネットワークを介して出力する印刷用データ出力手段
    とを備える印刷実行装置。
  14. 【請求項14】 請求項13記載の印刷実行装置であっ
    て、 前記プリンタ特定手段は、 前記プリンタを特定する際、前記取得した位置情報と前
    記入力された地理的な条件とに該当するプリンタの許容
    範囲を指定する範囲指定手段を備え、 前記プリンタを特定する際、前記許容範囲を考慮して、
    データを出力すべきプリンタを特定する印刷実行装置。
  15. 【請求項15】 前記許容範囲は、プリンタが存在する
    地理的な位置からの所定の範囲として設定され請求項1
    4記載の印刷実行装置。
  16. 【請求項16】 請求項14記載の印刷実行装置であっ
    て、 当該印刷実行装置が、自身の地理的な位置情報を認識す
    る自己位置認識手段を備え、 前記許容範囲は、当該印刷実行装置が存在する地理的な
    位置からの所定の範囲として設定された印刷実行装置。
  17. 【請求項17】 前記許容範囲は、条件に該当するプリ
    ンタ台数の上限値として設定され請求項14記載の印刷
    実行装置。
  18. 【請求項18】 請求項15ないし請求項17のいずれ
    か記載の印刷実行装置であって、 前記プリンタ特定手段は、前記特定したプリンタを、選
    択可能に表示する選択表示手段を備える印刷実行装置。
  19. 【請求項19】 請求項13記載の印刷実行装置であっ
    て、 当該印刷実行装置が、自身の地理的な位置情報を認識す
    る自己位置認識手段を備え、 前記位置情報取得手段は、前記プリンタ毎の地理的な位
    置情報を、該プリンタを前記ネットワーク上で識別する
    識別情報と対応づけたテーブルを記憶しており、 前記プリンタ特定手段は、前記入力した地理的な条件と
    前記認識した印刷実行装置の地理的な位置情報とに基づ
    いて、前記ネットワーク上で印刷を行なうべきプリンタ
    を特定する手段であり、 前記印刷用データ出力手段は、前記特定されたプリンタ
    についての前記識別情報を前記位置情報取得手段が記憶
    するテーブルを参照して取得し、前記印刷用のデータ
    を、該取得した識別情報を用いて所定のパケットにして
    出力する手段である印刷実行装置。
  20. 【請求項20】 請求項19記載の印刷実行装置であっ
    て、 前記印刷条件入力手段は、前記印刷を行なうプリンタの
    地理的な条件として、当該印刷実行装置に地理的に近接
    しているという条件を入力する手段であり、 前記プリンタ特定手段は、前記テーブルを参照して、前
    記ネットワーク上で当該印刷実行装置に近接する1以上
    のプリンタを特定する手段である印刷実行装置。
  21. 【請求項21】 請求項13記載の印刷実行装置であっ
    て、 前記プリンタ特定手段は、 前記印刷条件入力手段が入力した前記印刷条件に合致す
    る前記ネットワーク上のプリンタの地理的な位置情報を
    表示するプリンタ情報表示部と、 該表示されたプリンタから一のプリンタを選択するプリ
    ンタ選択部と、 該選択されたプリンタを、前記特定されたプリンタとし
    て、前記印刷用のデータを出力先として特定する手段と
    を備えた印刷実行装置。
  22. 【請求項22】 ネットワークを介して1台以上のプリ
    ンタとデータのやり取りが可能であり、印刷用のデータ
    を前記ネットワークを介して出力して、前記いずれかの
    プリンタにより印刷を行なわせる印刷実行装置であっ
    て、 前記プリンタ毎に、当該プリンタの地理的な位置情報を
    取得し、該地理的な位置情報と該プリンタをネットワー
    ク上で識別する識別情報とを対応させたテーブルを記憶
    しているリソース保持装置に、問い合わせ行なう問い合
    わせ手段と、 前記印刷用のデータを出力する際、印刷を行なうプリン
    タの地理的な条件を入力したとき、前記問い合わせ手段
    により前記リソース保持手段に問い合わせを行なって、
    前記印刷用のデータを出力すべきプリンタを特定するプ
    リンタ特定手段と、 該特定したプリンタに対して前記印刷用のデータを、前
    記ネットワークを介して出力する印刷用データ出力手段
    とを備える印刷実行装置。
  23. 【請求項23】 ネットワークを介して接続された1台
    以上のプリンタと、これらのプリンタとデータのやり取
    りが可能であり、印刷用のデータを前記ネットワークを
    介して出力して、前記いずれかのプリンタにより印刷を
    行なわせる印刷実行装置と、前記ネットワークに接続さ
    れた機器の情報を保持するディレクトリサービス提供装
    置とからなる印刷システムであって、 前記ディレクトリサービス提供装置は、前記ネットワー
    クに接続されたプリンタの地理的な位置情報と該プリン
    タをネットワーク上で識別する識別情報とを対応させて
    記憶する記憶手段を備え、 前記印刷実行装置は、 印刷用のデータを出力する際、印刷を行なうプリンタの
    地理的な条件を入力し、該条件に従って、前記ディレク
    トリサービス提供装置に問い合わせを行なって、前記印
    刷用のデータを出力すべきプリンタを特定するプリンタ
    特定手段と、 該特定したプリンタに対して前記印刷用のデータを、前
    記ネットワークを介して出力する印刷用データ出力手段
    とを備える印刷システム。
  24. 【請求項24】 請求項23記載の印刷システムであっ
    て、 前記ディレクトリサービス提供装置は、前記ネットワー
    クに前記プリンタが接続されたとき、当該プリンタの地
    理的な位置情報を取得する手段を有する印刷システム。
  25. 【請求項25】 ネットワークを介して1台以上のプリ
    ンタとデータのやり取りが可能であり、印刷用のデータ
    を前記ネットワークを介して出力して、前記いずれかの
    プリンタにより印刷を行なわせる印刷方法であって、 前記プリンタから、前記ネットワークを介して、プリン
    タ毎に、当該プリンタの地理的な位置情報を取得し、 前記印刷用のデータを出力する際、印刷を行なうプリン
    タの地理的な条件を入力し、 前記取得した位置情報と、前記入力した地理的な条件と
    に基づいて、前記印刷用のデータを出力すべきプリンタ
    を特定し、 該特定したプリンタに対して前記印刷用のデータを、前
    記ネットワークを介して出力する印刷方法。
  26. 【請求項26】 ネットワークを介して接続された1台
    以上のプリンタと、これらのプリンタとデータのやり取
    りが可能であり、印刷用のデータを前記ネットワークを
    介して出力して、前記いずれかのプリンタにより印刷を
    行なわせる印刷実行装置と、前記ネットワークに接続さ
    れた機器の情報を保持するディレクトリサービス提供装
    置とからなる印刷システムにおいて印刷を行なう方法で
    あって、 前記ディレクトリサービス提供装置に、前記ネットワー
    クに接続されたプリンタの地理的な位置情報と該プリン
    タをネットワーク上で識別する識別情報とを対応させて
    記憶しておき、 前記印刷実行装置が、印刷用のデータを出力する際、印
    刷を行なうプリンタの地理的な条件を入力し、 該入力された条件に従って、前記ディレクトリサービス
    提供装置に問い合わせを行ない、 該問い合わせの結果によって、前記印刷用のデータを出
    力すべきプリンタを特定し、 該特定したプリンタに対して前記印刷用のデータを、前
    記ネットワークを介して出力する印刷方法。
  27. 【請求項27】 ネットワークを介して少なくとも1台
    以上のプリンタとデータのやり取りが可能なコンピュー
    タにより読み取り可能な記録媒体であって、 前記プリンタから、前記ネットワークを介して、プリン
    タ毎に、当該プリンタの地理的な位置情報を取得する機
    能と、 前記印刷用のデータを出力する際、印刷を行なうプリン
    タの地理的な条件を入力する機能と、 前記取得した位置情報と、前記入力した地理的な条件と
    に基づいて、前記印刷用のデータを出力すべきプリンタ
    を特定する機能と、 該特定したプリンタに対して前記印刷用のデータを、前
    記ネットワークを介して出力する機能とをコンピュータ
    に実現させるプログラムを記録した記録媒体。
  28. 【請求項28】 ネットワークを経由したデータのやり
    取りが可能なスキャナ、モデムなどの周辺装置であっ
    て、 当該周辺装置が設置されている地理的な位置情報を該周
    辺装置毎に認識する位置認識手段と、 該認識した地理的な位置情報を、前記ネットワークを介
    して、出力する位置情報出力手段とを備えた周辺装置。
  29. 【請求項29】 ネットワークを介して1台以上の周辺
    機器とデータのやり取りが可能であり、データを前記ネ
    ットワークを介して出力して、前記いずれかの周辺装置
    とやり取り可能な制御装置であって、 前記周辺装置から、前記ネットワークを介して、周辺装
    置毎に、当該周辺装置の地理的な位置情報を取得する位
    置情報取得手段と、 前記データの入出力を行なう際、入出力の対象となる周
    辺装置の地理的な条件を入力する条件入力手段と、 前記取得した位置情報と、前記入力した地理的な条件と
    に基づいて、前記データを入出力すべき周辺装置を特定
    する周辺装置特定手段と、 該特定した周辺装置に対して前記データを、前記ネット
    ワークを介して入力出力するデータ入出力手段とを備え
    る制御装置。
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