JP2009055243A - 多機能印刷装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】使用可能なユーザを指定するために必要な作業を簡略化できる印刷装置を提供する。
【解決手段】印刷装置30は、ある領域を特定する場所情報を出力可能なICカード32とともに用いられ、ICカード32から場所情報を取得する外部機器通信部50と、印刷装置30が設置された場所に関する場所情報を取得するGPS54と、これら場所情報が示す場所が重複していることを示す所定の条件が充足されているときには印刷装置30の使用を許可し、そうでないときには印刷装置30の使用を制限する場所情報比較部52及び制御部56とを含む。
【選択図】図1

Description

本発明は、印刷装置におけるユーザの認証技術に関し、特に、印刷装置又はユーザの配置換え、新たな印刷装置の導入等の際に必要となる作業を簡略化できる認証技術に関する。
従来使用されてきたコピー機は、近年の技術の発展等により、プリント機能以外にスキャナ及びファクシミリ(以下「FAX」と呼ぶ。)機能等を搭載した、多機能印刷装置(Multifunction Printer。以下「MFP」と呼ぶ。)に置換えられつつある。
このようなMFPのうち、特に企業や学校等の組織内で共用されるものには、部門により使用可能なユーザを制限することが多い。さもなければ部門別の費用管理などが無意味になってしまうからである。しかし、そのようなユーザの制限のためには、効率的な手段を設ける必要がある。
この問題を解決するための一方法として、特許文献1は、いわゆるIC(Integrated Circuit)カードとパスワードとを用いて認証を行なうMFPシステムの技術を開示している。この技術によれば、MFPを利用する人員の各々には、鍵番号を記憶したICカードが与えられる。一方、システム内のMFPの各々には、そのMFPを使用可能な人員の鍵番号及び関連情報が登録されている。ユーザがMFPのカードリーダにICカードをかざし、さらに要求に応じてパスワードを入力すると、認証が行なわれる。ユーザからの入力情報(鍵番号及びパスワード)とMFPシステム内の情報とが一致した場合のみ、ユーザにはMFPの利用が許可される。
本システムにより、各部門毎にプリンタの使用制限を行なえば、確実に部門別経費管理を行なうことができる。
特開2007−156786公報
しかし、このシステムによれば、MFP又はこのシステム全体を別の部門に移動させたり、新たなMFPを導入したりした場合等に、そのMFPの使用が許可される人員の鍵番号及びパスワード等の情報を、新たなMFPの全てについて登録しなおさなければならない。また、新たな人員が追加されたりした場合にも、MFPの全てに同じ情報を追加する必要がある。このような登録には人手と時間とが必要となり、手間のかかる作業となる。
仮にこの登録がされなければ、本来そのMFPの使用が許可されたはずの人員がMFPを使用できないという事態が発生する可能性があり、業務の進捗に重大な悪影響を及ぼしかねない。
したがって、本発明の目的は、使用可能なユーザを指定するために必要な作業を簡略化できる印刷装置を提供することである。
本発明に係る印刷装置は、ある領域を特定する第1の場所情報を出力可能な外部機器とともに用いられる印刷装置であって、外部機器から第1の場所情報を取得するための第1の場所情報取得手段と、印刷装置が設置された場所に関する第2の場所情報を取得するための第2の場所情報取得手段と、第1及び第2の場所情報がそれぞれ示す場所が重複していることを示す所定の条件が充足されているときには印刷装置の使用を許可し、そうでないときには印刷装置の使用を制限するための認証手段とを含む。
印刷装置を他の場所に移動したり、古い印刷装置を新しい印刷装置に置換えたりしたときでも、印刷装置が第2の場所情報を正しく取得できるようにすることにより、外部機器の設定を変えずに、印刷装置の使用の許可及び制限を簡単に設定することができる。外部機器を持つユーザの立場から見ると、自分の使用する印刷装置が新しいもの、又は別のものに置換えられても、不都合なく使用し続けることができる。新しい装置に個々のユーザの情報を逐一設定する必要はない。その結果、使用可能なユーザを指定するために必要な作業を簡略化できる印刷装置を提供することができる。
好ましくは、第2の場所情報取得手段は、全地球測位システムにより、第2の場所の緯度及び経度を自動的に取得するための緯度及び経度情報取得手段を含む。
印刷装置は、全地球測位システムにより自動的に第2の場所情報を取得する。印刷装置に正しい場所情報が自動的に設定されるので、人手により印刷装置に第2の場所情報を設定しなおす必要がない。
より好ましくは、認証手段は、第1の場所情報により特定される領域内に、緯度及び経度情報取得手段が取得した緯度及び経度により特定される地点が含まれるか否かを判定するための判定手段と、判定手段により、領域内に地点が含まれると判定されたか否かにしたがい、印刷装置の使用を許可又は制限するための手段とを含む。
全地球測位システムから得た緯度及び経度情報を用い、高い精度で、かつ人手による作業の必要なく、自動的に印刷装置を設定し、印刷装置の使用の許可及び不許可の維持・管理を行なうことができる。
さらに好ましくは、第1及び第2の場所情報の各々は、IP(Internet Protocol)アドレスを含み、認証手段は、第1及び第2の場所情報に含まれる第1及び第2のIPアドレスが同じセグメントに属しているときには印刷装置の使用を許可し、そうでないときには印刷装置の使用を制限するための手段とを含む。
印刷装置のIPアドレスと、外部機器のIPアドレスとが同じセグメントに属しているということは、両者が同一のネットワークに属しており、したがって同一の領域内に存在しているということになる。印刷装置の使用の制限のために特に印刷装置に情報を設定する必要なく、印刷装置の使用の制限を維持及び管理できる。
第2の場所情報取得手段は、印刷装置のIPアドレスをDHCPサーバから自動的に取得し更新するためのアドレス取得手段を含んでもよい。
印刷装置のIPアドレスがDHCPサーバから自動的に取得される。印刷装置を移動させたり、新しい印刷装置を導入したりするときに、そのIPアドレスが自動的に設定され、印刷装置を使用する際の認証に使用される。印刷装置を移動したりしたときに、人手で印刷装置の使用制限の管理のための情報を入力する作業が不要になる。
好ましくは、第1の場所情報は、外部機器が帰属する領域を示す緯度及び経度情報と、外部機器のIPアドレスとを含み、第2の場所情報取得手段は、全地球測位システムにより、第2の場所の緯度及び経度を自動的に取得するための緯度及び経度情報取得手段と、印刷装置のIPアドレスを自動的に取得し更新するためのアドレス取得手段とを含み、認証手段は、第1の場所情報に含まれる緯度及び経度情報により特定される領域内に、緯度及び経度情報取得手段により取得される緯度及び経度により特定される地点が含まれ、かつ、第1の場所情報に含まれるIPアドレスと、アドレス取得手段が取得したIPアドレスとが同じセグメントに属しているときに、印刷装置の使用を許可し、そうでないときに、印刷装置の使用を制限するための手段を含む。
全地球測位システムでは、地球の球面上の位置を特定することができるが、高さまでは高い精度では測定できない。そこで、印刷装置が全地球測位システムから得た位置が外部機器から得られた場所情報により特定される領域に含まれ、かつ印刷装置のIPアドレスと外部機器のIPアドレスとが同じセグメントに属していると判定できたときに、印刷装置の使用を許可する。このようにすると、地球面上での2次元的な領域だけではなく、ビルのフロアなどの高さまでも考慮して、印刷装置と外部機器とが共通の領域に存在しているか否かを判定し、印刷装置の使用の許可及び不許可の判定を行なうことができる。
好ましくは、第1の場所情報は、外部機器が帰属する領域を示す緯度及び経度情報と、所定のエリアコードとを含み、第2の場所情報取得手段は、全地球測位システムにより、第2の場所の緯度及び経度を自動的に取得するための緯度及び経度情報取得手段と、無線通信により外部からエリアコードを取得するための無線受信手段とを含み、認証手段は、第1の場所情報に含まれる緯度及び経度情報により特定される領域内に、緯度及び経度情報取得手段により取得される緯度及び経度により特定される地点が含まれ、かつ、第1の場所情報に含まれる所定のエリアコードと、無線受信手段が受信したエリアコードとが一致しているときに、印刷装置の使用を許可し、そうでない場合、印刷装置の使用を制限するための手段を含む。
全地球測位システムでは、地球の球面上の位置を特定することができるが、高さまでは高い精度では測定できない。そこで、印刷装置が全地球測位システムから得た位置が外部機器から得られた場所情報により特定される領域に含まれ、かつ印刷装置が外部から無線により受けたエリアコードが、外部機器から得た第1の場所情報中のエリアコードと所定の関係にあるとき(例えば一致したとき)に、印刷装置の使用を許可する。このようにすると、地球面上での2次元的な領域だけではなく、エリアコードをビルのフロアなどの高さまでも考慮して定め、適宜な位置で無線により送信することにより、印刷装置と外部機器とが共通の領域に存在しているか否かを判定し、印刷装置の使用の許可及び不許可の判定を行なうことができる。
より好ましくは、外部機器は、非接触通信が可能なIC(Integrated Circuit)カードを含む。
外部機器は、USB(Universal Serial Bus)メモリを含んでもよい。
第1の場所情報は、複数の領域を特定する情報であってもよい。
以上のように本発明によれば、印刷装置を他の場所に移動したり、古い印刷装置を新しい印刷装置に置換えたりしたときでも、外部機器の設定を変えずに、印刷装置の使用の許可及び制限を簡単に設定することができる。新しい装置に個々のユーザの情報を逐一設定する必要はない。その結果、使用可能なユーザを指定するために必要な作業を簡略化できる印刷装置を提供することができる。
印刷装置が、全地球測位システムにより自動的に第2の場所情報を取得するようにしたり、IPアドレスを場所情報とし、印刷装置がDHCPサーバからIPアドレスを自動的に取得したりするようにすると、印刷装置の使用の制限のために特に印刷装置に情報を設定する必要なく、印刷装置の使用の制限を維持及び管理できる。その結果、印刷装置を移動したりしたときに、人手で印刷装置の使用制限の管理のための情報を入力する作業が不要になる。また、全地球測位システムとIPアドレスとを組合せるようにすると、地球面上での2次元的な領域だけではなく、ビルのフロアなどの高さまでも考慮して、印刷装置と外部機器とが共通の領域に存在しているか否かを判定し、印刷装置の使用の許可及び不許可の判定を行なうことができる。
以下、本発明の実施の形態に係る印刷装置について説明する。以下の説明及び図面では、同一の部品には同一の参照番号を付してある。それらの機能も同一である。したがって、それらについての詳しい説明は繰返さない。
以下に説明する本発明の実施の形態に係るMFPは、自己が位置する場所に関する地理的な情報が保持される。ユーザには、そのユーザが帰属する場所に関する地理的な情報が記憶された機器(例えばICカード)が渡される。MFPは、ユーザの機器から取得した地理的な情報と、MFPの保持する地理的な情報との間に所定の関係(例えば地理的な一致)が見出された場合には、そのユーザに対しMFPの使用を許可し、それ以外の場合には使用を制限する。以下の説明では、こうした地理的な情報のことを「場所情報」と呼ぶ。
なお、以下に説明する実施の形態では、ユーザの認証ができた場合にはユーザによるMFPの使用を許可し、認証ができなかった場合にはユーザによるMFPの使用を不許可とする。しかし本発明はそのような実施の形態に限定されるわけではなく、認証ができなかった場合にユーザが一部の機能のみ利用できるように、利用制限を設けるようにしてもよい。
〔第1の実施の形態〕
第1の実施の形態では、場所情報として緯度及び経度を利用する。緯度及び経度のように、地理上の一点又は所定の領域を特定するための情報のことを以降「位置情報」と呼ぶ。
−構成−
図1に、本発明の実施の形態に係るMFP認証システム28の概要をブロック図で示す。
図1を参照して、MFP認証システム28は、TCP/IP(Transfer Control Protocol/Internet Protocol)ネットワーク29と、ネットワーク29に接続されたクライアントPC(Personal Computer)22等と、ネットワーク29に接続され、スキャナ、プリンタ、及びFAX(Facsimile。以後「FAX」と呼ぶ。)機能を有するMFP30と、MFP30のユーザに関する位置情報を記憶した非接触型のICカード32とを含む。
なお、図1には特に示していないが、MFP認証システム28は、MFP30と同様の複数のMFPと、ICカード32と同様の複数のICカードとを含む。
MFP30は、タッチパネルからなる表示/操作部40と、スキャナ部42と、プリンタ部44と、図示しない外部のFAX回線に接続されたFAX通信部46と、ネットワーク29に接続されたネットワーク通信部48と、ICカード32との無線通信によりICカード32に格納されたユーザの位置情報を取得するための外部機器通信部50とを含む。なお、表示/操作部40には、後述するようにユーザがMFP30の使用を終了した後、設定をクリアするためのクリアキー(図示せず)が設けられている。
MFP30は、さらに、MFP30の電源投入時に、GPS(Global Positioning System。全地球測位システム。)衛星からの電波信号を受信してMFP30の位置情報を取得するためのGPS54と、GPS54により入手されたMFP30の位置情報を格納するための場所情報格納部53と、場所情報格納部53及び外部機器通信部50に接続され、場所情報格納部53に格納されたMFP30の位置情報、及び、外部機器通信部50により取得されたユーザの位置情報を比較するための場所情報比較部52と、表示/操作部40、スキャナ部42、プリンタ部44、FAX通信部46、ネットワーク通信部48、及び場所情報比較部52にそれぞれ接続され、これらを所定のプログラムにしたがって制御することにより、場所情報比較部52の比較結果にしたがって、所定の条件を満たす場所情報(ここでは位置情報)を有するユーザにはMFP30の使用を許可し、それ以外のユーザによるMFP30の使用を制限するための制御部56とを含む。
ICカード32は、ユーザの位置情報を格納するためのユーザ場所情報格納部70を含む。ユーザの位置情報は、ICカード32をユーザに交付する際、MFP認証システム28の管理者によりユーザ場所情報格納部70に格納される。
図2(A)は、MFP30内の場所情報格納部53が格納するMFP30の位置情報の例である。この例では、MFP30の位置情報はGPSにより得られた緯度・経度情報であり、MFP30が北緯34度42分1秒、東経135度29分1秒に位置することを示す。
図2(B)は、ユーザ場所情報格納部70が格納するユーザの位置情報の例である。この実施の形態では、ユーザ場所情報格納部70は1組の2地点の位置情報を格納している。図2(B)に示す例では、ユーザの位置情報は、(北緯34度42分2秒、東経135度29分0秒)及び、(北緯34度42分0秒、東経135度29分4秒)である。なおこの例では位置情報は1組しか格納されていないが、後述するように2組以上の位置情報が格納されている場合もあり得る。
図2(C)は、ユーザの位置情報が示すエリアを示す。地点a(Na,Ea)130及び地点b(Nb,Eb)132は、ユーザ場所情報格納部70に格納されるユーザの1組の位置情報により表される二つの地点である。この1組の位置情報は、地点a130及び地点b132が対角を構成する長方形のエリア134を示す。ユーザの位置情報は、ユーザがこのエリア134内の場所に帰属することを示す。
制御部56及び場所情報比較部52は、実質的には図示しないCPU(Central Processing Unit)を含むコンピュータからなり、所定の認証プログラムを実行することにより、上記した機能を実現する。図3は、この制御部56及び場所情報比較部52により実行される認証プログラムの制御構造を示すフローチャートである。なお、前述したとおり、MFP30の電源投入時にGPS54によりMFP30の位置情報が取得され、場所情報格納部53に格納されている。ユーザが自分のICカード32を外部機器通信部50にかざすことにより、このプログラムの実行が開始される。
図3を参照して、このプログラムは、場所情報格納部53に格納されたMFP30の位置情報を取得するステップ(以下単に「S」と表記する。)104と、S104の後、外部機器通信部50を介し、ICカード32からユーザの位置情報を取得するS106と、S106の後、MFP30の位置情報により特定される場所が、ユーザの位置情報により示されるエリア内であるか否かを判定し、判定結果によって制御の流れを分岐させるS108とを含む。
S108においては、具体的には以下のような判定が行なわれる。
図2(C)を参照して、場所情報比較部52は、MFP30の位置情報が示す地点xが、地点a130及び地点b132が対角を構成する長方形のエリア134内であるか否かを判定する。例えば、地点x(Nx,Ex)150は、Nb≦Nx≦Naであり、かつ、Ea≦Ex≦Ebであることから、エリア134内である。一方、地点x(Nx,Ex)152の場合、Nb≦Nx≦Naではないことから、エリア134外であると判定される。
再び図3を参照して、このプログラムはさらに、S108において、MFP30の位置情報が、ユーザの位置情報が示すエリア内であると判定されたことに応答して、ユーザに対しMFP30の使用を許可するS110と、S110に続き、「クリアキー」の入力があるか否かを判定し、判定結果に応じて制御の流れを分岐させるS112と、S112において「クリアキー」の入力があったと判定されたことに応答して、MFP30の使用許可状態をクリアして不許可状態にし、さらに表示/操作部40の画面表示をクリアして処理を終了するS116と、S112において、「クリアキー」の入力がないと判定されたことに応答して、入力が無いまま5分を経過したか否かを判定し、判定結果に応じて制御の流れを分岐させるS118とを含む。S118において、5分を経過したと判定された場合、処理はS116へ進み、そうでない場合、処理はS112へ戻る。このプログラムはさらに、S108においてMFP30の位置情報が、ユーザの位置情報が示すエリア内でないと判定されたことに応答して、当該ユーザに対しMFP30の使用を不許可とするS120とを含む。
−動作−
図1を参照して、MFP認証システム28は以下のように動作する。MFP30の電源投入時に、GPS54はGPS衛星からの電波信号を受信し、MFP30の位置情報を取得する。取得された情報は場所情報格納部53に格納される。
ユーザがMFP30を使用するため、ICカード32をMFP30の外部機器通信部50にかざしたものとする。ICカード32には、外部機器通信部50から発射される電波によって微量な電力が内部の回路に発生する。ICカード32は、その電力で情報を処理し、ICカード32内に格納された情報を外部機器通信部50に送信する。外部機器通信部50がこれを受信したことに応答して、図3に制御構造を示すプログラムが起動される。
図3を参照して、S104及びS106において、場所情報比較部52は、場所情報格納部53及びICカード32内のユーザ場所情報格納部70から、MFP30及びユーザの各位置情報を入手する。
入手された場所情報は、図2(C)に示すように比較される。場所情報比較部52はS108において、MFP30の位置情報はユーザの位置情報が示すいずれかのエリア内か否かを判定する。MFP30の位置情報が当該エリア内である場合、S110においてこのユーザにMFP30の使用が許可される。MFP30の位置情報が当該エリア外である場合、S120においてこのユーザに対するMFP30の使用が不許可とされる。
ユーザにMFP30の使用が許可されると、表示/操作部40を介したユーザの入力にしたがい、制御部56はスキャナ部42、プリンタ部44、及びFAX通信部46に命令を送り、ユーザの入力にしたがって動作させる。
ユーザが使用を開始した後、ユーザが表示/操作部40に用意された“クリアキー”を入力した場合(S112においてYES)、制御部56はS116において使用許可をクリアし(MFP30の使用ができない状態とし)、表示/操作部40の画面をクリアし、処理を終了する。ユーザがクリアキーを押すのを忘れた場合でも、何も操作がなく5分を経過すると(S118でYES)、制御部56は同様に使用許可及び画面をクリアし、処理を終了する。したがって、ユーザによるクリアキーの押し忘れがあった場合でも、権限のないユーザがMFP30を使用することが防止できる。
図4に、本実施の形態に係るMFP認証システム28による認証機能を具体的に示す。なおここで示すシステムは、図1に示すMFP30と同様のMFP30A及びMFP30Bと、ユーザのICカード32とを含む。MFP30Aは大阪付近に設置されており、その位置情報は(北緯34度42分1秒、東経135度29分1秒)であるものとする。一方、MFP30Bは東京付近に設置されており、その位置情報は(北緯35度40分0秒、東経139度42分0秒)であるものとする。
図4を参照して、あるユーザが第1の地点160(北緯34度42分2秒、東経135度29分0秒)及び第2の地点162(北緯34度42分0秒、東経135度29分4秒)により規定されるエリア164に帰属するものとする。したがって、このユーザに交付されたICカード32内のユーザ場所情報格納部70には、第1の地点160の緯度及び経度情報、並びに第2の地点162の緯度及び経度情報が1組の位置情報となって格納されている。
ユーザがエリア164内に位置するMFP30Aを利用しようと、ICカード32をMFP30Aにかざしたものとする。MFP30Aにおいて、場所情報格納部53Aに格納されたMFP30Aの位置情報と、ICカード32から入手された、エリア164を示すユーザの位置情報とが比較される。この場合、MFP30Aの位置情報が示す地点はエリア164内である。したがって、このユーザにはMFP30の使用が許可される。
一方、ユーザが東京に出張し、MFP30Bを使用しようと、ICカード32をMFP30Bにかざしたものとする。MFP30Bは、場所情報格納部53Bに格納されたMFP30Bの位置情報と、ICカード32から入手されたユーザの位置情報とを比較する。この場合、MFP30Bの位置情報が示す地点は、エリア164外である。したがって、このユーザにはMFP30Bの使用が許可されない。
以上のように、この実施の形態に係るMFP及びICカードを含むMFP認証システムにより、MFPを新たなものに更新したり、MFPを他の地点に移動したりしたときには、MFPの位置情報が自動的にその地点にあわせて更新される。したがって、その地域に帰属するユーザは直ちにそのMFPを使用することができる。また、その地域に新たに配属されたユーザがいる場合でも、そのユーザのICカードにその地域を示す位置情報を格納すれば、その地域に配置されたMFPを使用することができる。全てのMFPに個々のユーザの鍵番号を登録したりする必要が無く、MFPの使用制限を適切に確保することができる。
〔第2の実施の形態〕
第2の実施の形態では、場所情報としてIP(Internet Protocol)アドレスを利用する。
−構成−
図5に、第2の実施の形態に係るMFP認証システム168の概要をブロック図で示す。
図5を参照して、MFP認証システム168は、ネットワーク29と、いずれもネットワーク29に接続された本発明の第2の実施の形態に係るMFP170、クライアントPC22、及びDHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)サーバ178と、MFP170と無線により通信可能で、かつネットワーク29のIPアドレスが割当てられている通信端末172とを含む。
MFP170は、図1に示すMFP30と同様の構成であるが、場所情報格納部53、GPS54、外部機器通信部50、及び場所情報比較部52に代えて、通信端末172と無線通信を行なう外部機器通信部183、及び外部機器のIPアドレスと、MFP170のIPアドレスとが同じネットワークセグメントに属するか否かを判定するための場所情報比較部182を含む。MFP170はまた、制御部56及びネットワーク通信部48に接続され、DHCPサーバ178から動的にMFP170のためのIPアドレスの割当を受けるためのDHCPクライアント184を含む。図1には図示していなかったが、ネットワーク通信部48はTCP/IPによる通信を行なうために、図5に示すように、場所情報比較部182およびDHCPクライアント184に接続される、IPアドレス格納部180を含む。DHCPクライアント184は、IPアドレス格納部180に有効なIPアドレスが格納されていない場合、IPアドレスのリース期間が終了した場合、及びユーザから明示的にIPアドレスの更新を指定された場合に、DHCPサーバ178から動的にIPアドレスの割当てを受け、割当てられたIPアドレスをIPアドレス格納部180に格納する機能を持つ。ネットワーク通信部48は、このIPアドレスを使用してクライアントPC22等との通信を行なうことができる。
外部機器通信部183は、第1の実施の形態と同様、ICカードから情報を受け取ることができるだけでなく、たとえば近距離無線通信によって、通信端末172等と通信を行なうことができる点で第1の実施の形態の外部機器通信部50と異なる。本実施の形態では、外部機器通信部183はこの無線通信を使用して通信端末172から通信端末172のIPアドレスを取得する機能を持つ。
本実施の形態に係る場所情報比較部182は、場所情報としてIPアドレスを取扱い、通信端末172のIPアドレスとMFP170のIPアドレスとが同じセグメントに属するか否かを判定する点で、第1の実施の形態の場所情報比較部52と異なる。
制御部56は、場所情報比較部182の比較結果にしたがって、通信端末172のユーザにMFP170の使用を許可するか否かを決定し、決定結果にしたがってMFP170の各部を制御する。
通信端末172は、ユーザの場所情報であるIPアドレスを格納するためのIPアドレス格納部185を含む。通信端末172のIPアドレスは、ここでは、事前に通信端末172に割当てられており、IPアドレス格納部185に格納されているものとする。
周知のように、IPアドレスは、ネットワーク上の論理アドレスを示す32ビットの情報である。IPアドレスは通常、人間にわかりやすいように8ビットずつに区切られ、十進数で0〜255までの数字を4つ組合せて互いをピリオド「.」で区切った形で表示される。ネットワークセグメントとは、このIPアドレスが同じネットワークに属するか否かを判断するための概念であって、通常、32ビットの上位の何ビットかを共有するIPアドレスが、同一セグメントに属するアドレスと判断される。このビット数はネットワークにより異なり、ネットワークマスクと呼ばれるものにより表現される。要するに、二つのIPアドレスのネットワークマスク部分が同一であれば両者は同じセグメントに属し、さもなければ他セグメントに属する。
IPアドレスを用いた認証を行なう制御部56及び場所情報比較部182の機能は、実質的にはコンピュータとコンピュータにより実行される所定の認証プログラムとにより実現される。図6は、この所定の認証プログラムの制御構造を示すフローチャートである。
図6を参照して、本プログラムは、IPアドレス格納部180に格納されたMFP170のIPアドレスを取得するS194と、S194に続き、外部機器通信部50を介して通信端末172のIPアドレスを取得するS196と、S196に続き、場所情報比較部182によりMFP170のIPアドレス及び通信端末172のIPアドレスを比較し、両者が同じセグメントに属するか否かを判定し、判定結果によって制御の流れを分岐させるS198とを含む。S198における判定結果がYESであるときには第1の実施の形態と同様のS110以下の処理に進む。判定結果がNOであるときには、第1の実施の形態と同様のS120以下の処理に進む。S110及びS120以下の制御構造は第1の実施の形態における図3のS110及びS120以下と全く同じである。
−動作−
図5を参照して、MFP認証システム168は以下のように動作する。
DHCPクライアント184は、MFP170が新規にネットワーク29に接続された際に、DHCPサーバ178からIPアドレスを自動的に取得する。入手したIPアドレスはIPアドレス格納部180に格納される。
ユーザがMFP170を使用するため、通信端末172をMFP170内の外部機器通信部183と通信可能な位置に持ってきたものとすると、外部機器通信部183と通信端末172とが自動的に通信を開始し、これに応答して、図6に制御構造を示すプログラムが起動される。
図6を参照して、S194及びS196において、IPアドレス格納部180及び185から、MFP170及び通信端末172のIPアドレスをそれぞれ入手する。
入手されたIPアドレスはS198において比較される。場所情報比較部182は、2つのIPアドレスが同じセグメントに属しているか否かを判定する。両者が同じセグメントに属すると判定された場合(S198においてYES)、S110においてユーザにMFP170の使用を許可する。一方、両者のIPアドレスが同じセグメントに属していない場合(S198においてNO)、S120においてこのユーザに対し、MFP30の使用を不許可とする。その後の処理は第1の実施の形態と同様である。
本実施の形態によれば、DHCPサーバによって動的にMFPのIPアドレスが設定されるネットワークにおいて、MFPにIPアドレスという場所情報が自動的に設定される。そして、同一セグメントに属する通信端末がMFPと通信できる場合にその通信端末のユーザにMFPの使用が許可され、それ以外のユーザに対してはMFPの使用が制限される。したがって、第1の実施の形態と同様、新たなMFPを導入した際に、使用制限のためにこのMFPを人手で設定するための作業は発生しない。また、同一セグメントのIPアドレスが割当てられた通信端末を持つユーザのみ、MFPの使用が許可されるので、同一セグメントという地理的な要因によってMFPの使用制限を実行できる。そのために、各通信端末を設定しなおす必要もない。
〔第3の実施の形態〕
第1の実施の形態では、場所情報としてGPSにより取得した位置情報を使用している。GPSの精度は高くなってはいるが、たとえば同一ビルの2階と3階とを区別することはできない。仮にビルのフロアによって部署が異なっている場合には、ビルのフロアまで区別してMFPの使用を管理する必要があるが、GPSのみではそこまで管理することは不可能である。そこで、本実施の形態では、場所情報として、GPSによる位置情報及びIPアドレスの双方を利用する。
−構成−
図7に、第3の実施の形態に係るMFP220を、その周囲の環境とともにブロック図で示す。
図7を参照して、MFP220は、MFP認証システム218の一部分を構成している。MFP認証システム218は、MFP220に加えて、ネットワーク29、クライアントPC22、DHCPサーバ178、及びMFP220と通信可能な通信端末222を含む。
通信端末222は、通信端末222のIPアドレスを格納するためのIPアドレス格納部234と、通信端末222のユーザが帰属する場所を示す位置情報を格納するためのユーザ場所情報格納部233とを含む。ユーザ場所情報格納部233が格納する位置情報は、第1の実施の形態における位置情報と同様のものである。
MFP220は、図5に示すMFP170と同様の構成であるが、場所情報比較部182及び外部機器通信部183に代えて、図1に示すものと同様のGPS54及び場所情報格納部53と、通信端末222との無線通信により通信端末222からユーザの位置情報と通信端末222のIPアドレスとを取得するための外部機器通信部235と、場所情報格納部53から読出した位置情報及びIPアドレス格納部180から読出したIPアドレスと、外部機器通信部235が通信端末222から受信した位置情報及びIPアドレスとを比較して、両者の位置情報の間に第1の実施の形態と同じ条件が成立し、かつ両者のIPアドレスの間に第2の実施の形態と同じ条件が成立しているか否かを判定するための場所情報比較部232とを含む。
制御部56は、場所情報比較部232の比較結果にしたがって、通信端末222のユーザにMFP220の使用を許可するか否かを決定し、決定結果にしたがってMFP220の各部を制御する。
制御部56及び場所情報比較部232の機能は、実質的にはコンピュータとそのコンピュータにより実行される認証プログラムとにより実現される。図8は、そのための認証プログラムの制御構造を示すフローチャートである。
図8を参照して、本プログラムの制御構造は、図3に示すプログラムの制御構造と同様であるが、図3に示すS104及びS106に代えて、MFP220の場所情報格納部53及びIPアドレス格納部180よりMFP220の位置情報及びIPアドレスを読出すS204と、外部機器通信部235を介して通信端末222からその位置情報とIPアドレスとを取得するS206とを含む点、及び、図3のS108とS110との間に、MFP220のIPアドレスが通信端末222のIPアドレスと同じセグメントに属するか否かを判定し、判定結果がYESであればS110に進み、NOであればS120に進むS198とを含む点において、図3とは異なっている。
−動作−
図7を参照して、MFP認証システム218は以下のように動作する。なお、GPS54は第1の実施の形態と同様に動作する。これにより入手した情報は場所情報格納部53に取得される。DHCPクライアント184は第2の実施の形態と同様に動作する。入手したIPアドレスはIPアドレス格納部180に格納される。
ユーザがMFP220を使用するため、通信端末222をMFP220内の外部機器通信部235の近傍に持ってきたものとする。外部機器通信部235と通信端末222との間で通信が開始され、これに応答して、図8に制御構造を示すプログラムが起動される。
図8を参照して、S204において、場所情報格納部53及びIPアドレス格納部180からMFP220の位置情報及びIPアドレスが取得される。S206において、通信端末222からユーザの位置情報及びIPアドレスが入手される。
入手した双方の場所情報はS108で比較される。MFP220の位置情報により特定される位置が、通信端末222の位置情報により特定される位置内であれば、制御はS198に進む。
S198では、MFP220のIPアドレスと、通信端末222のIPアドレスとが比較される。両者が同一のセグメントに属していなければ制御はS120に進み、このユーザに対するMFP220の使用は許可されない。両者が同じセグメントに属している場合には、このユーザに対してMFP220の使用が許可される。その後の処理は第1の実施の形態と同様である。
本実施の形態によれば、第1の実施の形態及び第2の実施の形態と同様の効果を奏することができる。加えて、MFP及びユーザの場所情報を比較する際、第1の実施の形態のようにGPSのみでは困難である、フロアの識別をも行なうことができる。さらに、MFPと同一セグメントに属するIPアドレスを持つユーザであっても、GPSが設置された位置を自己の帰属するエリアとしないユーザがMFPを使用することを制限できる。その結果、さらにきめ細かくMFPの使用制限を行なうことができる。
〔第4の実施の形態〕
ビルのフロアなど、よりきめ細かい場所情報の管理をする上では、IPアドレス以外の情報を使用することもできる。たとえば、建物の各フロアに弱い電波によりエリアコードを送信する送信機を設け、その送信するエリアコードで場所情報を管理することもできる。本実施の形態では、場所情報としてGPSによる位置情報及び無線信号によるエリアコードを利用する。
ここでは、エリアコードとは、領域ごとに割当てられたコードのことをいう。エリアコードは、広い領域を表すコードからより狭い領域を表すコードまで、階層的に作成することができる。例えばエリアコードを複数ビットからなる情報とし、上位ビットにより広域エリアを特定し、下位ビットでより狭域エリアを特定するような構成にすればよい。
−構成−
図9に、本発明の第4の実施の形態に係るMFP240の概要をブロック図で示す。
図9を参照して、MFP240は、MFP認証システム238の一部を構成している。MFP認証システム238は、MFP240に加え、ネットワーク29と、クライアントPC22と、MFP240の管理者からユーザに交付される、ユーザの帰属する場所情報を格納したUSB(Universal Serial Bus)メモリ242とを含む。
MFP240は、図1に示すMFP30と同様の構造をしているが、図1の外部機器通信部50、場所情報比較部52、及び場所情報格納部53に代えて、USBメモリ242が装着されるUSBポート258、ビルの各フロアの適切な場所に配置されたエリアコードの送信機からエリアコードを受信するための無線受信部252と、GPS54及び無線受信部252に接続され、GPS54により得られる位置情報及び無線受信部252が受信するエリアコードを格納するための場所情報格納部254と、場所情報格納部254に格納された位置情報及びエリアコードと、USBメモリ242から読出された位置情報及びエリアコードとを比較し、USBメモリ242から読出された位置情報及びエリアコードが、場所情報格納部254に格納された位置情報及びエリアコードに対し所定の条件を充足しているか否かを判定するための場所情報比較部256とを含む。
制御部56は、場所情報比較部256の比較結果にしたがって、USBメモリ242のユーザにMFP240の使用を許可するか否かを決定し、決定結果にしたがってMFP240の各部を制御する。
USBメモリ242は、ユーザの帰属する場所を表す位置情報を記憶するユーザ場所情報格納部260と、ユーザに許可されているエリアコードを記憶するためのエリアコード格納部262とを含む。
USBメモリ242は、第1の実施の形態におけるICカード32と同様、MFP認証システム238の管理者からユーザに交付される。ユーザの位置情報及びエリアコードは、USBメモリ242交付の際、管理者によりユーザ場所情報格納部260及びエリアコード格納部262にそれぞれ暗号化して書込まれる。
図9に示す場所情報比較部256及び制御部56の機能は、実質的にはコンピュータ及びコンピュータにより実行される認証プログラムにより実現される。図10は、その認証プログラムの制御構造を示すフローチャートである。
図10を参照して、本プログラムは、図8に示す第3の実施の形態におけるプログラムとよく似た制御構造を有するが、図8に示すS204、S206、及びS198に代えて、場所情報格納部254よりGPS54によるMFP240の位置情報及び無線受信部252によるMFP240のエリアコードを読出すS264、及びUSBメモリ242からユーザの位置情報及びエリアコードを読出すS266を含む。このプログラムはさらに、S108における判定結果がYESであるときに実行され、S264で読出されたMFP240のエリアコードと、S266で読出されたUSBメモリ242のエリアコードとを比較し、MFP240のエリアコードが、USBメモリ242に格納されているエリアコードと一致し、又はその下位コードとなっているか否かを判定し、判定結果に応じて制御の流れを分岐させるS268を含む。S268における判定結果がYESであるときにはS110に進み、NOであればS120に進む。S110及びS120以下の処理は図8と同様である。
−動作−
図9を参照して、MFP240は以下のように動作する。GPS54は第1の実施の形態と同様に動作し、取得した位置情報を場所情報格納部254に格納する。無線受信部252は、周囲のエリアコードの送信機から送信されるエリアコードを受信し、場所情報格納部254に格納する。
ユーザがUSBメモリ242をUSBポート258に接続したものとする。これに応答して、図10に制御構造を示すプログラムが起動される。
図10を参照して、S264において、場所情報格納部254からMFP240の位置情報及びエリアコードが読出される。S266において、USBメモリ242から、ユーザの位置情報及びエリアコードが読出される。
場所情報比較部256は、S108において、場所情報格納部254から読出した位置情報とUSBメモリ242から読出した位置情報とを比較し、第1の実施の形態と同様、MFP240の位置情報により示される位置がユーザの位置情報が示すいずれかのエリア内であればS268の判定を行なうようにし、それ以外の場合にはユーザによるMFP240の使用を許可しない。
S268では、MFP240のエリアコードとユーザのエリアコードが比較され、MFP240のエリアコードがユーザのエリアコードと一致しているか、その下位コードとなっている場合にはS110以下の処理を実行してユーザにMFP240の使用を許可し、それ以外の場合にはこのユーザにはMFP240の使用を許可しない。その後の処理は第1の実施の形態と同様である。
本実施の形態によれば、USBメモリにユーザが帰属する場所の地理的情報を示す位置情報を記憶させておくことにより、MFPに備えられたGPSを用いて、ユーザがMFPを使用することを制限したり許可したりする一次的な判断ができる。さらに、エリアコードを用いることにより、ユーザがMFPの使用を一応許可されている領域内であっても、ユーザに割当てられているエリアコード外にあるMFPについては使用を禁止できる。そのため、GPSを用いて大きな領域で概括的な使用制限をかけながら、さらにエリアコードを用いてきめの細かい使用制限を行なうことが可能になる。
なお、エリアコードの送信機としては、無線電波によるものでもよいし、天井などに埋込まれたLED(Light Emitting Diode)による照明をエリアコードで変調することによる、いわゆる照明通信を用いるようにしてもよい。この場合にはMFPに受光装置を設けることが必要になる。
〔第5の実施の形態〕
以上述べた実施の形態では、ユーザ側の機器に設定する場所情報として、経度及び緯度による位置情報を用いている。しかし、本発明はそのような実施の形態には限定されない。ユーザに設定する情報として、単にユーザの帰属する地域名を用いることもできる。第5の実施の形態では、ユーザに交付するICカードに、そのユーザが帰属する場所名(「大阪」、「東京」などの地名のことをいう。市、区、又はそれよりもさらい細かい単位でもよい。)を記憶させておくだけで、その場所単位でユーザによるMFPの使用の許可・不許可を管理する。
−構成−
図11に、第5の実施の形態に係るMFP300の概要をブロック図で示す。
図11を参照して、MFP300は、MFP認証システム298の一部を構成している。MFP認証システム298は、図1に示すMFP認証システム28と同様、さらにネットワーク29と、クライアントPC22と、ユーザに交付される、そのユーザが帰属する地区名などを記憶したICカード302とを含む。
MFP300は、図1に示すMFP30と同様の構成であるが、図1に示す外部機器通信部50、及び場所情報比較部52に代えて、ICカード302との非接触通信によりICカード302からその地区名を読出すための外部機器通信部316と、所定の範囲の領域を特定する情報と、その領域に対応する地区名とを対応付けてデータベース化した地区名データベース(Data Base。以下「DB」と呼ぶ。)310と、場所情報格納部53及び地区名DB310に接続され、場所情報格納部53からMFP300の位置情報を読出し、その位置情報により示される位置を含む領域が地区名DB310内にあるか否かを検査し、もしあればその地区名とICカード302から読出された地区名とを比較してそれが一致するか否かを判定するための場所情報比較部314とを含む。
制御部56は、場所情報比較部314の比較結果にしたがって、ICカード302のユーザにMFP300の使用を許可するか否かを決定し、決定結果にしたがってMFP300の各部を制御する。
地区名DB310に記憶される情報は、例えば、「北緯34度45分、東経135度27分」及び「北緯34度40分、東経135度31分」という2点を一組にした位置情報と、これに対応する「大阪市」等の地区名とが対になっている。位置情報は、上記したような2点を対角とする概略の領域を示す。地区名は、本MFP300を利用する組織がこの概略の領域を識別できる名前であればよい。会社組織では、本社、支社などが互いに地理的に離れて分布していることが多いので、上記領域に対応する地区名を「大阪支店」とする等、概略の領域を、会社内の部門等と関係付けることも可能である。
上記した機能ブロックのうち、場所情報比較部314及び制御部56の機能は、実質的にはコンピュータ及び認証プログラムにより実現される。図12は、その認証プログラムの制御構造を示すフローチャートである。
図12を参照して、本プログラムの制御構造は、基本的には図3に示す第1の実施の形態に関するプログラムの制御構造と同じである。ただし、本プログラムは、図3に示すS106及びS108に代えて、S104に続いて実行され、S104で取得した位置情報と地区名DB310とを照合し、S104で取得した位置情報を含む領域が地区名DB310に記録されているか否かを調べ、もしあればその結果としての地区名を取得するS305と、S305に続き、外部機器通信部316を介してICカード302から地区名を読出すS306と、S305で取得された地区名とS306で取得された地区名とが一致するか否かを判定し、一致する場合にはS110に、一致しない場合にはS120に、制御を分岐させるS308とを含む。S110及びS120以下の制御構造は図3に示すものと同一である。
−動作−
図11及び図12を参照して、第3の実施の形態に係るMFP300は以下のように動作する。GPS54は第1の実施の形態と同様に動作し、位置情報を場所情報格納部53に格納する。
ユーザがICカード302を外部機器通信部316にかざしたものとする。これに応答して、図12に制御構造を示すプログラムが起動される。
図12を参照して、S104において、場所情報格納部53から、MFP300の位置情報(経度・緯度)を読出す。S305においてさらに、場所情報格納部53から読出した位置情報を基に地区名DB310を照会し、GPS54により特定される経度・緯度を含む領域が地区名DB310に格納されていれば、そのレコードに対応する地区名を読出す。さらに、S306において、ICカード302から、ユーザの場所情報(地区名)を読出す。入手したエリア情報はS308において比較される。すなわち、MFP300の位置情報に対応する地区名として地区名DB310から読出した地区名と、ICカード302から読出された地区名とが同じかどうかを判定する。両者が同じ場合、S110においてユーザに対しMFP300の使用を許可する。そうでない場合、S120においてユーザによるMFP300の使用を不許可とする。その後の動作は第1の実施の形態と同様である。
図13は、本応用例に係るMFP認証システム298による動作を具体的に示す図である。図13を参照して、あるユーザの帰属する地区の地区名が「大阪」であるものとする。ユーザに交付されるICカード302は、ユーザが帰属する地区の地区名を格納するユーザ地区名格納部330を含む。このユーザのICカード302のユーザ地区名格納部330には、地区名として「大阪」が格納されている。
MFP300と同一の構成を有するMFP300Aがエリア340内に設置されているものとする。エリア340は具体的には大阪付近にあるものとし、MFP300AがGPSにより取得する位置情報は(北緯34度42分1秒、東経135度29分1秒)であるものとする。そしてこの位置情報により特定される位置がエリア340内に入るものとする。一方、MFP300と同一の構成を持つMFP300Bが東京のいずれかの場所に設置されていたものとする。このとき、MFP300BがGPSにより取得する位置情報は(北緯35度40分0秒、東経139度42分0秒)であるものとする。MFP300A及び300Bに含まれる地区名DBの内容も同一であり、エリア340を示す場所情報と、「大阪」という地区名とを対応付けるレコードを含むものとする。一方、東京についても同様に、東京付近の一定領域を特定する場所情報と「東京」という地区名とを対応付けるレコードが地区名DB内に存在しているものとする。
ここで、ユーザがMFP300Aを利用しようと、ICカード302をMFP300Aに対しかざしたものとする。MFP300Aは、上に説明した動作により、GPSから取得した位置情報(北緯34度42分1秒、東経135度29分1秒)に基づき、地区名DBから「大阪」という地区名を取得する。そしてこの「大阪」という地区名と、ICカード302から取得した「大阪」という地区名とが一致するため、ユーザがMFP300Aを使用することが許可される。
一方、同じユーザが例えば東京に出張し、東京に設置されているMFP300Bを使用しようと、ICカード302をMFP300Bに対しかざしたものとする。MFP300Bは、GPSから取得した位置情報(北緯35度40分0秒、東経139度42分0秒)に基づき、地区名DBからこれに対応する「東京」という地区名を入手する。MFP300Bは、この地区名「東京」と、ICカード302から読出した地区名「大阪」とを比較する。両者は一致しないので、このユーザがMFP300Bを使用することは許可されない。
以上のように、本実施の形態においては、第1〜第4の実施の形態と同様、MFPの使用を管理するために、MFPの置換え又は更新時にユーザの鍵番号の登録等を一々行なう必要が無い。またユーザの移動があった場合も同様である。さらに、ユーザのICカードには、緯度・経度などの人間にとってわかりにくい情報ではなく、地区名というわかりやすい形式で場所を登録することで、場所によるMFPの使用許可の管理を行なうことができる。そのため、ICカードへの登録がわかりやすく、誤りも少ないという利点がある。地区名DBは全社で共通に使用することができるため、どこか一箇所で作成して配布すればよく、効率がよいという利点もある。
[変形例]
本発明の実施の形態として、ユーザの場所情報をMFPに入力するための外部機器は、ICカード、通信端末及びUSBメモリとした。しかし、外部機器としては、情報を格納することが可能であり、MFPと何らかの形で通信することができるものであればどのようなものでもよい。また、これらの外部機器と、MFP内の外部機器通信部との通信方法も特に限定されるわけではない。もちろん、ICカードのように非接触で手軽に通信が行なえるものが望ましい。
本発明のいくつかの実施の形態で使用するGPSでは、MFPの電源投入時にMFPの位置情報を入手している。しかし、本発明はそのような実施の形態には限定されない。通常、MFPのような装置は頻繁に場所を移動するわけではないため、特に高い頻度で位置情報を入手する必要はない。しかし、たとえば一定時間ごとに位置情報を入手するようにしてもよいし、ユーザがMFPを使用するための操作を行なう都度、入手するようにしてもよい。また、一般にMFPを移動させるときには、その電源プラグをコンセントから抜き、設置が終了したら再度コンセントに挿入することが想定される。したがって、MFPのプラグがコンセントに入り、電源が利用可能になった時点でGPSを動作させて位置情報を入手するようにしても特に問題はない。
さらに、場所情報を、GPSなどを使用せず、人手でMFPに入力するようにしてもよい。この場合には、MFP一台についてその位置情報の設定が必要となるが、ユーザ全ての鍵情報等をMFPに設定する場合と比較してその作業量ははるかに少ない。
上記した実施の形態では、ユーザの場所情報が1又は複数のいずれでもよい。しかし本発明はそのような実施の形態に限定されず、1つのカードに1つの場所情報しか記録しないようにしてもよい。また複数の場所情報を記録する場合、それら場所情報により特定される領域は互いに重ならないようにしてもよいし、一部が重なるようにしてもよい。
なお、上記実施の形態では、ユーザの持つ外部機器に一定の領域を特定する場所情報を記録し、MFPの位置情報では一点のみを特定するようにして、MFPがユーザの場所情報により特定される領域内にあるときに、所定の関係が成立するという判定をした。しかし、上記判定にあたり、ユーザ側に保持させる場所情報と、MFP側の場所情報とはこうした組合せには限定されない。たとえば、両者とも一定の領域を特定する場所情報を用い、両者が一部のみ重なれば使用を許可するようにしてもよい。あるいは、両者とも一定の位置を特定するようにし、両者の間の距離が一定値以下であれば使用を許可するようにしてもよい。
今回開示された実施の形態は単に例示であって、本発明が上記した実施の形態のみに制限されるわけではない。本発明の範囲は、発明の詳細な説明の記載を参酌した上で、特許請求の範囲の各請求項によって示され、そこに記載された文言と均等の意味及び範囲内での全ての変更を含む。
本発明の第1の実施の形態に係るMFP30の概略ブロック図である。 図1に示す場所情報格納部53等に格納される場所情報、及び場所情報比較部52により行なわれる比較方法を示す概略図である。 図1に示すMFP30を実現するための認証プログラムの制御構造を示すフローチャートである。 図1に示すMFP認証システム28の具体的な利用例を示す図である。 本発明の第2の実施の形態に係るMFP170の概略ブロック図である。 図5に示すMFP170を実現するための認証プログラムの制御構造を示すフローチャートである。 本発明の第3の実施の形態に係るMFP220の概略ブロック図である。 図7に示すMFP220を実現するための認証プログラムの制御構造を示すフローチャートである。 本発明の第4の実施の形態に係るMFP240の概略ブロック図である。 図9に示すMFP240を実現するための認証プログラムの制御構造を示すフローチャートである。 本発明の第5の実施の形態に係るMFP300の概略ブロック図である。 図11に示すMFP300を実現するための認証プログラムの制御構造を示すフローチャートである。 図11に示すMFP認証システム298の具体的な利用例を示す図である。
符号の説明
22 クライアントPC
28、168、218、238、298 MFP認証システム
29 ネットワーク
30、30A、30B、170、220、240、300,300A,300B MFP
32、302 ICカード
40 表示/操作部
42 スキャナ部
44 プリンタ部
46 FAX通信部
48 ネットワーク通信部
50、183、235、316 外部機器通信部
52、182、232、256、314 場所情報比較部
53、254 場所情報格納部
54 GPS
56 制御部
70、233、260 ユーザ場所情報格納部
172、222 通信端末
178 DHCPサーバ
180、185、234 IPアドレス格納部
184 DHCPクライアント
242 USBメモリ
252 無線受信部
258 USBポート
262 エリアコード格納部
310 地区名DB
330 ユーザ地区名格納部

Claims (10)

  1. ある領域を特定する第1の場所情報を出力可能な外部機器とともに用いられる印刷装置であって、
    前記外部機器から前記第1の場所情報を取得するための第1の場所情報取得手段と、
    前記印刷装置が設置された場所に関する第2の場所情報を取得するための第2の場所情報取得手段と、
    前記第1及び第2の場所情報がそれぞれ示す場所が重複していることを示す所定の条件が充足されているときには前記印刷装置の使用を許可し、そうでないときには前記印刷装置の使用を制限するための認証手段とを含む、印刷装置。
  2. 前記第2の場所情報取得手段は、全地球測位システムにより、前記第2の場所の緯度及び経度を自動的に取得するための緯度及び経度情報取得手段を含む、請求項1に記載の印刷装置。
  3. 前記認証手段は、
    前記第1の場所情報により特定される領域内に、前記緯度及び経度情報取得手段が取得した緯度及び経度により特定される地点が含まれるか否かを判定するための判定手段と、
    前記判定手段により、前記領域内に前記地点が含まれると判定されたか否かにしたがい、前記印刷装置の使用を許可又は制限するための手段とを含む、請求項2に記載の印刷装置。
  4. 前記第1及び第2の場所情報の各々は、IP(Internet Protocol)アドレスを含み、
    前記認証手段は、前記第1及び第2の場所情報に含まれる第1及び第2のIPアドレスが同じセグメントに属しているときには前記印刷装置の使用を許可し、そうでないときには前記印刷装置の使用を制限するための手段とを含む、請求項1に記載の印刷装置。
  5. 前記第2の場所情報取得手段は、前記印刷装置のIPアドレスをDHCPサーバから自動的に取得し更新するためのアドレス取得手段を含む、請求項4に記載の印刷装置。
  6. 前記第1の場所情報は、前記外部機器が帰属する領域を示す緯度及び経度情報と、前記外部機器のIPアドレスとを含み、
    前記第2の場所情報取得手段は、
    全地球測位システムにより、前記第2の場所の緯度及び経度を自動的に取得するための緯度及び経度情報取得手段と、
    前記印刷装置のIPアドレスを自動的に取得し更新するためのアドレス取得手段とを含み、
    前記認証手段は、前記第1の場所情報に含まれる緯度及び経度情報により特定される領域内に、前記緯度及び経度情報取得手段により取得される緯度及び経度により特定される地点が含まれ、かつ、前記第1の場所情報に含まれるIPアドレスと、前記アドレス取得手段が取得したIPアドレスとが同じセグメントに属しているときに、前記印刷装置の使用を許可し、そうでないときに、前記印刷装置の使用を制限するための手段を含む、請求項1に記載の印刷装置。
  7. 前記第1の場所情報は、前記外部機器が帰属する領域を示す緯度及び経度情報と、所定のエリアコードとを含み、
    前記第2の場所情報取得手段は、
    全地球測位システムにより、前記第2の場所の緯度及び経度を自動的に取得するための緯度及び経度情報取得手段と、
    無線通信により外部からエリアコードを取得するための無線受信手段とを含み、
    前記認証手段は、前記第1の場所情報に含まれる緯度及び経度情報により特定される領域内に、前記緯度及び経度情報取得手段により取得される緯度及び経度により特定される地点が含まれ、かつ、前記第1の場所情報に含まれる前記所定のエリアコードと、前記無線受信手段が受信したエリアコードとが一致しているときに、前記印刷装置の使用を許可し、そうでない場合、前記印刷装置の使用を制限するための手段を含む、請求項1に記載の印刷装置。
  8. 前記外部機器は、非接触通信が可能なIC(Integrated Circuit)カードを含む、請求項1〜請求項7のいずれかに記載の印刷装置。
  9. 前記外部機器は、USB(Universal Serial Bus)メモリを含む、請求項1〜請求項7のいずれかに記載の印刷装置。
  10. 前記第1の場所情報は、複数の領域を特定する情報である、請求項1〜請求項9のいずれかに記載の印刷装置。
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