JP2005284947A - 画像形成装置、パスワード管理サーバ、その制御方法およびプログラム - Google Patents

画像形成装置、パスワード管理サーバ、その制御方法およびプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2005284947A
JP2005284947A JP2004100611A JP2004100611A JP2005284947A JP 2005284947 A JP2005284947 A JP 2005284947A JP 2004100611 A JP2004100611 A JP 2004100611A JP 2004100611 A JP2004100611 A JP 2004100611A JP 2005284947 A JP2005284947 A JP 2005284947A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
password
image file
image
forming apparatus
image forming
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2004100611A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Sumio
弘 角尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2004100611A priority Critical patent/JP2005284947A/ja
Publication of JP2005284947A publication Critical patent/JP2005284947A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
  • Storage Device Security (AREA)

Abstract

【課題】 画像ファイル以外にパスワードを管理する手間を省くとともに、画像ファイルの機密性を向上させることが可能となる画像形成装置、パスワード管理サーバ、その制御方法およびプログラムを提供する。
【解決手段】 他のマシン、すなわち画像サーバからパスワードの要求があると、パスワードを要求している画像サーバのアドレスが、予め許可したネットワーク上のアドレスの範囲内かどうかをチェックし(ステップS31→S32)、許可した範囲内の場合には、正しいパスワードを要求元、すなわち画像サーバに送付した(ステップS33)後、ステップS31に制御をもどす一方、要求しているマシンが予め許可したネットワーク上のアドレスの範囲以外の場合には、正しくないパスワードを要求元、すなわち画像サーバに送付した(ステップS34)後に、ステップS31に制御をもどす。印刷を許可するアドレスの範囲は、インターネットのIPアドレスや、MACアドレスで決めてもよく、また、IPアドレスから逆引きしたURLに基づいて決めてもよい。
【選択図】 図12

Description

本発明は、パスワードによって保護された画像ファイルに基づいて画像形成を行う画像形成装置、該パスワードを管理するパスワード管理サーバ、その制御方法およびプログラムに関する。
画像ファイルにパスワードによるプロテクションを行い、画像ファイルと別にパスワードを管理することで、パスワードによるプロテクションがかかっている画像ファイルに基づいて画像形成して出力する際に、正しいパスワードが入力されたときにのみ、その形成された画像を印刷するようにした画像形成装置は、従来から知られている(たとえば、特許文献1参照)。
特開平6−124177号公報
しかし、上記従来の画像形成装置では、画像ファイルを暗号化する際にパスワードを決め、その後、パスワードを管理する必用があり一旦画像ファイルとともにパスワードが知られてしまった場合には、誰でも、どこでもドキュメントを印字できてしまうという問題があった。
本発明は、この点に着目してなされたものであり、画像ファイルのパスワードをサーバ上で管理することで、画像ファイルの機密性を向上させ、一旦パスワードと暗号化された画像ファイルが外部にもれてしまっても、サーバ側の対策する事で、第三者による画像ファイルの印刷/表示を防止することが可能となる画像形成装置、パスワード管理サーバ、その制御方法およびプログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の画像形成装置は、供給される画像ファイルを受信する受信手段と、パスワードを管理するパスワード管理サーバであって、前記画像ファイルに付加された特定情報によって特定されるパスワード管理サーバとネットワークを介して接続する接続手段と、前記受信された画像ファイルがパスワードによって保護されている場合に、前記接続手段によって接続されたパスワード管理サーバに当該パスワードを要求して取得する要求取得手段と、パスワードを入力する入力手段と、該入力手段から入力されたパスワードと、前記要求取得手段によって取得されたパスワードとが一致したときに、前記受信された画像ファイルに基づいて画像形成を行う画像形成手段とを有することを特徴とする。
請求項2に記載の画像形成装置は、請求項1の画像形成装置において、前記受信された画像ファイルが暗号化されているときに、該暗号化された画像ファイルを、対応する鍵に基づいて復号化する復号化手段をさらに有し、前記要求取得手段は、前記パスワード管理サーバから前記鍵を取得し、前記復号化手段は、前記取得された鍵に基づいて、前記画像ファイルを復号化することを特徴とする。
上記目的を達成するため、請求項3に記載のパスワード管理サーバは、画像ファイルに基づいて画像形成を行う画像形成装置とネットワークを介して接続する接続手段と、前記画像ファイルがパスワードによって保護されているときに、該パスワードを記憶する記憶手段と、前記接続手段によって接続された画像形成装置のネットワーク上の場所を特定する特定手段と、該特定手段によって特定された前記画像形成装置のネットワーク上の場所が所定の範囲内であるか否かを判別する判別手段と、該判別手段によって当該画像形成装置のネットワーク上の場所が前記所定の範囲内であると判別された場合に、該画像形成装置の要求に応じたパスワードを前記記憶手段から読み出して、該画像形成装置に出力する出力手段とを有することを特徴とする。
請求項4に記載のパスワード管理サーバは、請求項3のパスワード管理サーバにおいて、前記記憶手段は、前記画像ファイルが暗号化されているときに、該暗号化時に使用された鍵を記憶し、前記出力手段は、当該画像形成装置の要求に応じた鍵を前記記憶手段から読み出して、該画像形成装置に出力することを特徴とする。
請求項5に記載のパスワード管理サーバは、請求項4のパスワード管理サーバにおいて、前記出力手段は、前記判別手段によって当該画像形成装置のネットワーク上の場所が前記所定の範囲外であると判別された場合に、該画像形成装置の要求と異なったパスワードを該画像形成装置に出力することを特徴とする。
請求項6に記載のパスワード管理サーバは、請求項3〜5のいずれかのパスワード管理サーバにおいて、前記特定手段は、当該画像形成装置のドメイン名を特定し、前記判別手段は、前記特定された前記画像形成装置のドメイン名と、予め登録されたドメイン名とを比較することで、当該画像形成装置のネットワーク上の場所が所定の範囲内であるか否かを判別することを特徴とする。
請求項7に記載のパスワード管理サーバは、請求項3〜5のいずれかのパスワード管理サーバにおいて、前記特定手段は、当該画像形成装置のIPアドレスを特定し、前記判別手段は、前記特定された前記画像形成装置のIPアドレスと、予め登録されたIPアドレスとを比較することで、当該画像形成装置のネットワーク上の場所が所定の範囲内であるか否かを判別することを特徴とする。
上記目的を達成するため、請求項8に記載の印刷システムは、請求項1に記載の画像形成装置と、請求項3に記載のパスワード管理サーバとからなることを特徴とする。
上記目的を達成するため、請求項9に記載の画像形成装置の制御方法は、供給される画像ファイルを受信する受信ステップと、パスワードを管理するパスワード管理サーバであって、前記画像ファイルに付加された特定情報によって特定されるパスワード管理サーバとネットワークを介して接続する接続ステップと、前記受信された画像ファイルがパスワードによって保護されている場合に、前記接続ステップによって接続されたパスワード管理サーバに当該パスワードを要求して取得する要求取得ステップと、パスワードを入力する入力手段から入力されたパスワードと、前記要求取得ステップによって取得されたパスワードとが一致したときに、前記受信された画像ファイルに基づいて画像形成を行う画像形成ステップとを有することを特徴とする。
上記目的を達成するため、請求項10に記載のパスワード管理サーバの制御方法は、画像ファイルに基づいて画像形成を行う画像形成装置とネットワークを介して接続する接続ステップと、前記画像ファイルがパスワードによって保護されているときに、該パスワードを記憶手段に記憶させる記憶ステップと、前記接続ステップによって接続された画像形成装置のネットワーク上の場所を特定する特定ステップと、該特定ステップによって特定された前記画像形成装置のネットワーク上の場所が所定の範囲内であるか否かを判別する判別ステップと、該判別ステップによって当該画像形成装置のネットワーク上の場所が前記所定の範囲内であると判別された場合に、該画像形成装置の要求に応じたパスワードを前記記憶手段から読み出して、該画像形成装置に出力する出力ステップとを有することを特徴とする。
上記目的を達成するため、請求項11に記載のプログラムは、供給される画像ファイルを受信する受信手順と、パスワードを管理するパスワード管理サーバであって、前記画像ファイルに付加された特定情報によって特定されるパスワード管理サーバとネットワークを介して接続する接続手順と、前記受信された画像ファイルがパスワードによって保護されている場合に、前記接続手順によって接続されたパスワード管理サーバに当該パスワードを要求して取得する要求取得手順と、パスワードを入力する入力手段から入力されたパスワードと、前記要求取得手順によって取得されたパスワードとが一致したときに、前記受信された画像ファイルに基づいて画像形成を行う画像形成手順とをコンピュータに実行させるものであることを特徴とする。
上記目的を達成するため、請求項12に記載のプログラムは、画像ファイルに基づいて画像形成を行う画像形成装置とネットワークを介して接続する接続手順と、前記画像ファイルがパスワードによって保護されているときに、該パスワードを記憶手段に記憶させる記憶手順と、前記接続手順によって接続された画像形成装置のネットワーク上の場所を特定する特定手順と、該特定手順によって特定された前記画像形成装置のネットワーク上の場所が所定の範囲内であるか否かを判別する判別手順と、該判別手順によって当該画像形成装置のネットワーク上の場所が前記所定の範囲内であると判別された場合に、該画像形成装置の要求に応じたパスワードを前記記憶手段から読み出して、該画像形成装置に出力する出力手順とをコンピュータに実行させるものであることを特徴とする。
上記目的を達成するため、請求項13に記載の印刷装置は、画像ファイルを受信する受信手段と、前記受信されたパスワードによって保護されている画像ファイルに対応するパスワードを管理するパスワード管理サーバにパスワードを要求する手段と、前記パスワード管理サーバから受信したパスワードに基づき、前記受信された画像ファイルの印刷を行う印刷手段とを有することを特徴とする。
請求項14に記載の印刷装置は、請求項13の印刷装置において、前記印刷手段は、前記パスワード管理サーバから受信したパスワードとユーザによって入力されたパスワードとに基づき、前記受信された画像ファイルの印刷を行うことを特徴とする。
請求項15に記載の印刷装置は、請求項13の印刷装置において、前記印刷手段は、前記パスワード管理サーバから受信したパスワードにより暗号化された画像ファイルを復号化できた場合、前記受信された画像ファイルの印刷を行うことを特徴とする。
上記目的を達成するため、請求項16に記載の印刷方法は、画像ファイルを受信する受信ステップと、前記受信されたパスワードによって保護されている画像ファイルに対応するパスワードを管理するパスワード管理サーバにパスワードを要求するステップと、前記パスワード管理サーバから受信したパスワードに基づき、前記受信された画像ファイルの印刷を行う印刷ステップとを有することを特徴とする。
請求項17に記載の印刷方法は、請求項16の印刷方法において、前記印刷ステップは、前記パスワード管理サーバから受信したパスワードとユーザによって入力されたパスワードとに基づき、前記受信された画像ファイルの印刷を行うことを特徴とする。
請求項18に記載の印刷方法は、請求項16の印刷方法において、前記印刷ステップは、前記パスワード管理サーバから受信したパスワードにより暗号化された画像ファイルを復号化できた場合、前記受信された画像ファイルの印刷を行うことを特徴とする。
上記目的を達成するため、請求項19に記載のプログラムは、画像ファイルを受信する受信ステップと、前記受信されたパスワードによって保護されている画像ファイルに対応するパスワードを管理するパスワード管理サーバにパスワードを要求するステップと、前記パスワード管理サーバから受信したパスワードに基づき、前記受信された画像ファイルの印刷を行う印刷ステップとを有する印刷方法をコンピュータに実行させるためのものであることを特徴とする。
請求項20に記載のプログラムは、請求項19のプログラムにおいて、前記印刷ステップは、前記パスワード管理サーバから受信したパスワードとユーザによって入力されたパスワードとに基づき、前記受信された画像ファイルの印刷を行うことを特徴とする。
請求項21に記載のプログラムは、請求項19のプログラムにおいて、前記印刷ステップは、前記パスワード管理サーバから受信したパスワードにより暗号化された画像ファイルを復号化できた場合、前記受信された画像ファイルの印刷を行うことを特徴とする。
請求項1,9または11に記載の発明によれば、画像ファイルがパスワードによって保護されているときに、そのパスワード管理をパスワード管理サーバに任せるようにしたので、万一、画像ファイルとともに、パスワードが外部にもれてしまっても、サーバ側に必用な対策をする事で、画像ファイルの複号化または出力に必用な情報を隠蔽することで、画像ファイルを、外部のものが出力することを防止することが可能である。
請求項2,10または12に記載の発明によれば、ネットワーク上の場所が所定の範囲内の画像形成装置がパスワード要求したときにのみ、その要求に応じたパスワードを当該画像形成装置に出力するようにしたので、パスワードによって保護されている画像ファイルを印刷可能なネットワーク上の場所を限定することができ、これにより、特定の場所での出力のみ画像が出力できるようにする事が可能であり、画像ファイルの機密性を向上させることができる。
請求項3,11または13に記載の発明によれば、画像ファイルを特定の場所で出力する場合のみ、パスワードが供給されるので、機密保護しようとしている画像ファイルが、特定外の場所で印刷されることを防ぐ効果がある。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施の形態に係る印刷システムの概要を示す図である。
同図に示すように、本実施の形態の印刷システムは、画像ファイルを生成するために、家庭やオフィス等に設置されている各種端末1と、PSTN(Public Switched Telephone Network)またはISDN(Integrated Services Digital Network)の公衆回線2と、インターネットプロバイダ3と、サーバと複数台のプリンタからなる、コンビニやプリントショップ等に設置されているプリンタ群4と、インターネット上のパスワードサーバ5とによって構成されている。
各種端末1で生成された画像ファイルは、図17に示すフローにより、パスワードによって暗号化され、パスワードをパスワードサーバ5に登録した後に、インターネットを経由して、プリンタ群4内の画像サーバ4aに格納される。そして、ユーザは、画像サーバ4aから画像ファイルを呼び出し、コンビニまたはプリントショップのプリンタ4bから画像出力を得ることができる。
各種端末1としては、スキャナ1a、パーソナルコンピュータ(以下、「パソコン」と略して言う)1b、PHS(Personal Handy-phone System)等の携帯端末1cおよびデジタルカメラ1d等を挙げることができる。たとえば、パソコン1bで作成した画像ファイルや、デジタルカメラ1dで撮影された画像ファイル、スキャナ1aで読取った画像ファイルは、パソコン1b上で編集・合成がなされる。そして、その画像ファイルを図17のフローにて暗号化した後に、プリントジョブとして公衆回線2に送信することができる。なお、デジタルカメラ1dやスキャナ1aからの画像ファイルは、携帯端末1cを介してパソコン1bにデータ転送してもよい。パソコン1bは、図示例のようにデスクトップ型に限らず、携帯可能なノート型であってもよく、このノート型パソコンから、携帯端末を介してデータ送信するようにしてもよい。
コンビニやプリントショップで使用されるプリンタ4bは、たとえば図2に示されるようなデジタル複合機である。このデジタル複合機は、コピー・プリンタ・FAXのそれぞれの機能を有している。
図2は、デジタル複合機の断面図である。
同図に示すように、デジタル複合機は、白黒のプリント記録用のプリントエンジンとそのアクセサリーとからなっている。
ドキュメントフィーダ(DF)11に、原稿をフェースアップで載置して、スタートキー(図示せず)を押すと、原稿が原稿読み取り部12の上面に搬送される。そして、光源13で原稿を照射し、CCD(Charge Coupled Device)14でその反射光を読取って、デジタル信号に変換し、所望の画像処理を行ってレーザ記録信号に変換する。そのレーザ記録信号は、レーザ記録部15で記録レーザに変換され、感光体に照射され、感光体に潜像を形成する。そして、トナー現像を行い、用紙カセット16から給紙された転写紙に、トナーを転写し、定着部17でトナーを定着させてフィニッシャー18に排出する。
フィニッシャー18では、オペレータが指定した機能に応じて各種動作がなされる。指定可能な機能としては、具体的には、ステープル(1個所/2箇所綴じ)やパンチ(2穴/3穴)、製本中綴じ等がある。
排紙トレイ19は2つ備えられ、オペレータの設定によって、コピー/プリンタ/FAXの機能毎に排紙トレイ19を振り分けることができる。
なお、プリントエンジンは、白黒のものを想定しているが、カラー記録のものであってもよい。プリンタとして利用する場合、ドライバにより以下の機能を設定できる。すなわち、白黒プリント/カラープリント、用紙サイズ、Nin1、両面、ステープル、パンチ、製本中綴じ、合紙、表紙、裏表紙等の機能である。
図3は、プリンタ群4の概略構成を示す図である。
同図に示すように、プリンタ群4は、1つの画像サーバ4aと、複数のプリンタ4bとによって構成されている。
画像サーバ4aは、CPU4a1、RAM4a2、ROM4a3、ハードディスク4a5およびネットワークIF(インタフェース)4a4で構成されている。
画像サーバ4aは、画像サーバのみならずプリントサーバとしても機能しており、コンビニやプリントショップにそれぞれ設置されているプリンタ4bを監視している。つまり、画像サーバ4aは、プリンタ4bの機能・仕様に関する情報や、プリンタ4bの現在の使用状況・ジョブの状況・プリンタ使用可能かどうかのステータスを監視している。
画像サーバ4aは、画像サーバ4aの電源オン時に、図4の「電源ON時の問合せ情報」に示すような各種情報を、プリントサーバとして管理しているプリンタ4bに問い合わせる。そして、プリンタ4bから取得された情報をネットワークIF4a4を介して、RAM4a2に格納する。プリンタ4bの電源がオンされたときも同様に、プリンタ4bから「電源ON時の問合せ情報」を取得する。それ以降は、可変の一定時間周期で、図4の「一定周期毎の問合せ情報」に示される、プリンタ4bのステータスに関する情報を取得し、同様にしてRAM4a2に格納する。この情報の取得タイミングは、画像サーバ4aから一定時間毎にポーリングしたタイミングでもよいし、プリンタ4bから一定時間毎に画像サーバ4aにステータスを送信したときのタイミングでもよい。
画像サーバ4aのハードディスク4a5には、プリントサーバや画像サーバとして機能するための各種ソフトウエアが格納されている。それ以外に、本実施の形態の印刷システムに必要な情報も格納している。以下に、その具体例を示す。
ユーザ詳細情報とは、ユーザの住所や電話番号、年齢、性別、課金のための口座番号などの個人情報であり、ユーザ詳細情報の領域には、この個人情報がユーザIDとともに格納されている。
画像メモリの領域には、ユーザが登録した画像ファイルが、画像IDおよびユーザIDと関連付けて登録してある。
ジョブ履歴の領域には、図5に示すように、ユーザID、画像IDおよびジョブIDが関連付けて登録されており、さらに、ジョブIDと図6に示すような詳細なジョブ内容もジョブ履歴として、関連付けて格納されている。
広告画像ファイルとは、記録紙の余白に記録するための画像データである。広告が記録される余白の大きさや枚数に応じて、ユーザがプリントショップで支払う課金金額は減額される。
課金テーブルとは、用紙サイズやカラー/白黒、用紙種別、使用機能(ステープル/パンチ等)の料金テーブルである。この課金テーブルに基づいて、ユーザが依頼したジョブの料金が計算される。
ユーザ毎の課金情報とは、ユーザIDと使用したプリンタや支払い金額、出力日などの課金情報を関連付けて記憶しておくものである。この課金情報は、月毎の課金金額のユーザ毎の支払い金額についての情報であり、プリンタ毎の月別売上金額の計上に利用される。
図7は、ユーザが端末1から入力した画像ファイルを画像サーバ4aを介してプリンタ4bに出力するまでのプロセスを示す図である。
プロセスP1:画像サーバ4aが、図4に示すような情報やステータスをプリンタ4b側に問い合わせる。
プロセスP2:プロセスP1で問い合わせた結果が、プロセスP2でプリンタ4bから画像サーバに返信される。これにより、画像サーバ4aがプリンタサーバとして管理している複数台のプリンタ4bの機能・仕様・ステータス等の情報を取得することになる(図4参照)。
プロセスP3:ユーザは、スキャナ1aやデジタルカメラ1dから入力された画像ファイルや、パソコン1b上で作成したファイルを編集して、画像サーバ4aに画像ファイルを送信して登録する。画像ファイルを画像サーバ4aに登録すると、それぞれの登録画像に画像IDが設定される。そして、画像サーバ4a側で画像IDと画像ファイルを関連付けて管理する(図3の画像メモリ参照)。
プロセスP4:画像ファイルが登録されると、画像サーバ4aから、登録された画像に対するジョブ設定画面がユーザの端末1に送信される。たとえば、図8に示されるような設定画面が送られてくる。ユーザはその設定画面上で、ジョブの設定をすることになる。設定画面では、既に、画像IDが入力された状態で送られてくる。ユーザは、利用したい機能に関して、設定画面を利用して選択をする。
プロセスP5:ジョブ設定画面上で、ジョブを設定すると、送信ボタンをクリックする。これにより、ユーザは、画像サーバ4aに、設定されたジョブの情報を送ることができる。
プロセスP6:プロセスP5で画像サーバ4aがジョブを受け取ると、そのジョブに課される金額を計算し、その計算結果をユーザの端末1に送る。たとえば、ユーザのパソコン1b上で確認できる情報は、図6に示されるものである。
プロセスP7:図6に示される金額にもとづいて、ユーザは、そのジョブの承認を、図6の「プリント可」の選択ボタンを押すことによって行い、画像サーバ4aにその選択結果を送信する。
プロセスP8:画像サーバ4aから、ユーザからのジョブの受付を終了した旨のデータがジョブチケットとして返信される。ジョブチケットには、ユーザID、ジョブIDおよび文書IDが含まれる。
プロセスP9:一度受付終了したジョブを変更したい場合は、図6で利用した送信データを、再度利用することによってジョブ変更を可能とする。ジョブ変更の欄の「可」の部分をクリックして、画像サーバ4aに送信する。そうすると、画像サーバ4aから再度、図8と同様な設定画面が送られてきて、ジョブの変更を行い送信する。
プロセスP10:画像サーバ4aから、ジョブ変更の結果と料金情報が図6と同様に送付されてくる。
プロセスP11:プロセスP7と同様である。
プロセスP12:プロセスP8と同様である。
プロセスP13:プリントの期日になると、画像サーバ4aからプリンタ4bにジョブチケットが送信され、プリントの準備を行う。ユーザがプリンタ4bにジョブIDとパスワード等のユーザを認証するための情報を入力すると、プリンタ4bはプリント可能になる。プリンタ4bの課金の支払いの決定に応じて、プリントの出力時期を決定する。つまり、コインベンダーで料金を支払ったり、クレジットカードで料金引き落とし、特定の銀行口座で料金引き落とし、電子マネーでの料金の支払いでも良く、支払方法が確定した時点で、プリントが開始する。
プロセスP14:プリントが終了すると、プリンタ4bから画像サーバ4aへプリントが終了した旨の情報を送る。
図9および図10は、画像サーバ4aが実行する、電源ONからジョブを受けプリントするまでの制御処理の手順を示すフローチャートである。
図9において、画像サーバ4aの電源がONする(ステップS1)と、画像サーバ4aは、プリンタ4bからステータスや仕様情報を取得し、画像サーバ4a内のRAM4a2に書き込む(ステップS2)。そして、画像サーバ4aは、プリンタ4bの仕様やステータスの変更に関して常時監視し(ステップS3)、その変更があった場合には、画像サーバ4a内のRAM4a2を書き換えた(ステップS4)後、ステップS3に戻る。
一方、その変更がない場合には、ユーザから画像ファイルの登録の依頼があるかどうかをチェックする(ステップS5)。画像ファイルの登録依頼があると、パスワードつきのファイルかどうかチェックする(ステップS6)。パスワードつきでない場合は、ステップS7に制御を移し、画像サーバ4aに画像ファイルを画像IDとともに登録し、ジョブ設定画面をユーザのパソコン1bに送信した後、ステップS3に戻る。
一方、ステップS6でパスワードつきファイルと判定されると、ステップS8で、端末1に、画像ファイルを登録するか否かを問い合わせる画面を表示し、ステップS9で、端末1から登録する旨の返事がきた場合は、ステップS7に制御を移す一方、登録しない旨の指示の場合には、ステップS3にもどる。図11は、上記ステップS8で表示される問い合わせ画面の一例を示す図である。
一方、ステップS5で、画像ファイルの登録依頼がないと、ユーザからのジョブ着信をチェックする(図10のステップS10)。着信があれば、そのジョブのプリントが可能かどうかチェックする(ステップS11)。
そのジョブがプリント不可能であれば、ユーザにジョブの出力不可の返信をし、ユーザにジョブを再設定するように、ジョブ設定画面を送る(ステップS12)。一方、そのジョブがプリント可であれば,ジョブを実行した際に掛かる料金計算を行い、その料金計算結果を含むジョブ設定内容を確認できるようなジョブチケットをユーザに送信する(ステップS13)。
ステップS10において、ジョブ着信がない場合には、ユーザがプリント承認して、プリント期日になったかどうかチェックし(ステップS14)、なっていなければ、ステップS3に戻る一方、プリント期日になっていれば、ステップS15にて、出力しようとしている画像ファイルがパスワードつきか否かを判定する。このとき、パスワードなしと判定された場合には、ステップS3に制御を移す一方、パスワードつきと判定された場合には、ステップS16で、パスワードつき画像ファイルに付加されているサーバアドレスに従って、図1のパスワードサーバ5にパスワード要求を行い、パスワードを取得すると共にパスワードを入力させる画面を表示しユーザにパスワードを入力させる。
次に、ステップS17で、ユーザによって入力されたパスワードとパスワードサーバ5からのパスワードが一致するか判別することによりパスワードが正しいかどうかを判定し、正しくない場合はステップS3にもどる。またはエラー処理として処理を終了する。一方、正しい場合には、ステップS18に制御を移し、試しプリントかどうかをチェックする。このとき、試しプリントであれば、広告データを広告ファイルから呼び出し、プリンタ4bに広告データとプリントジョブデータを送信する(ステップS20)一方、試しプリントにでなければ、プリンタ4bにジョブデータを送信する(ステップS19)。なお、ステップS16でユーザにパスワードを入力させたが、ステップS16でユーザにパスワードを入力させずに、ステップS17でパスワードサーバ5からのパスワードにより、パスワードで暗号化された画像ファイルを復号化できる場合パスワードが正しいと判定し、パスワードで暗号化された画像ファイルを復号化できない場合パスワードが正しくないと判定しても良い。
ステップS17では、図16に示すようなパスワード入力画面を端末1に表示し、ユーザがどの画像ファイルに対してパスワードを入力すべきかを判断できるように、端末1からパスワードの入力の際に、印刷を行う画像ファイル名、画像ファイルを保存しているサーバ名、画像ファイルを登録したユーザ名、画像ファイルを登録したアカウント名称、画像ファイルを登録した日および画像ファイルを登録した時間のうち、少なくとも1つ以上を端末1上に表示の上、パスワードを入力させるようにすればよい。
図12は、パスワードサーバ5が実行する制御処理の手順を示すフローチャートである。
同図において、他のマシンからパスワードの要求があるか否かを判定し(ステップS31)、パスワードの要求がない場合には、パスワードの要求があるまで待機し、要求があった場合には、ステップS32に制御を移す。ステップS32では、パスワードを要求しているマシンが予め許可したネットワーク上のアドレスの範囲内かどうかをチェックし、許可した範囲内の場合には、正しいパスワードを要求元に送付した(ステップS33)後、ステップS31に制御をもどす一方、要求しているマシンが予め許可したネットワーク上のアドレスの範囲以外の場合には、正しくないパスワードを要求元に送付した(ステップS34)後に、ステップS31に制御をもどす。
印刷を許可するアドレスの範囲は、インターネットのIP(Internet Protocol)アドレスや、MAC(Media Access Control)アドレスで決めてもよく、また、IPアドレスから逆引きしたURL(Uniform Resource Locators)に基づいて決めてもよい。また、パスワードは、画像ファイル毎に異なるURLで参照するように設定してもよく、さらに、印刷を行おうとしているマシンから、パスワードサーバ5は、セキュリティを確保するため、HTTPS(Hypertext Transfer Protocol Security)などのプロトコルでアクセスしてもよい。
パスワードサーバ5へのパスワードの登録に関しては、登録可能なクライアントのネットワークアドレスを予め定めておき、FTP(File Transfer Protocol)や、HTTPSなどのプロトコルにより、パスワード登録を行う。また、パスワードを登録するタイミングとして、画像ファイルを暗号化する際に、自動的に、パスワードサーバ5にパスワードを登録できるように、暗号化装置(図示せず)にパスワードサーバ5へのパスワード登録機能を付加することも可能である。
図13は、パスワード設定していない画像ファイルを画像サーバ4aに登録する際のプロセスを示す図である。
プロセスP21:画像サーバ4aが、図4に示すような情報やステータスをプリンタ4b側に問い合わせる。
プロセスP22:プロセスP21で問い合わせた結果が、プロセスP22でプリンタ4bから画像サーバ4aに返信される。そして、画像サーバ4aがプリンタサーバとして管理している複数台のプリンタの機能・仕様・ステータス等の情報を取得することになる(図4参照)。
プロセスP23:ユーザは、スキャナ1aやデジタルカメラ1dから入力された画像ファイルや、パソコン1b上で作成したファイルを編集して、画像サーバ4aに画像ファイルを送信して登録する。画像ファイルを画像サーバ4aに登録すると、それぞれの登録画像に画像IDが設定される。そして、画像サーバ4a側で画像IDと画像ファイルを関連付けて管理する(図3の画像メモリ参照)。
プロセスP24:画像ファイルが登録されると、画像ファイルにパスワードがついているか否かが判定され、パスワードがついていないので、画像サーバ4aから、登録された画像ファイルに対するジョブ設定画面がユーザの端末1に送信される。たとえば、図8に示されるような設定画面が送られてくる。ユーザはその設定画面上で、ジョブの設定をすることになる。設定画面では、既に、画像IDが入力された状態で送られてくる。ユーザは、利用したい機能に関して、設定画面を利用して選択をする。
図14は、パスワードつきの画像ファイルを画像サーバ4aに登録する際のプロセスを示す図である。
プロセスP31:画像サーバ4aが、図4に示すような情報やステータスをプリンタ4b側に問い合わせる。
プロセスP32:プロセスP31で問い合わせた結果が、プロセスP32でプリンタ4bから画像サーバ4aに返信される。これにより、画像サーバ4aがプリンタサーバとして管理している複数台のプリンタ4bの機能・仕様・ステータス等の情報を取得することになる(図4参照)。
プロセスP33:ユーザは、スキャナ1aやデジタルカメラ1dから入力された画像ファイルや、パソコン1b上で作成したファイルを編集して、画像サーバ4aに画像ファイルを送信して登録する。画像ファイルを画像サーバ4aに登録すると、それぞれの登録画像に画像IDが設定される。そして、画像サーバ4a側で画像IDと画像ファイルを関連付けて管理する(図3の画像メモリ参照)。
プロセスP34:画像ファイルが登録されると、画像ファイルにパスワードがついているか否かが判定され、パスワードがついているので、端末1に、画像ファイルにパスワードがついているので登録するか否かを問い合わせる画面を送る。
プロセスP35:端末1のユーザは、画像ファイルの登録を継続するか否かを画像サーバ4aに通知する。
プロセスP36:ユーザから登録の指示がきた場合は、図6に示すようなジョブ設定画面を端末に通知する。
図15は、パスワードつきの画像ファイルを出力指示する際のプロセスを示す図である。
プロセスP41:画像サーバ4aから、ユーザからのジョブの受付を終了した旨のデータがジョブチケットとして返信される。ジョブチケットには、ユーザID、ジョブIDおよび文書IDが含まれる。
プロセスP42:ジョブを出力する際には、ジョブチケットを画像サーバ4aに送ることで、画像サーバ4aから出力されるが、一度受付終了したジョブを変更したい場合は、ジョブチケットのデータを再度利用して変更し、これを画像サーバ4aに送信することによってジョブ変更を可能とする。
プロセスP43:画像サーバ4aは、画像ファイルがパスワードつきと判断したため、画像ファイルに付加されたパスワードサーバ5のアドレスに対し、パスワードを要求すると共にパスワードを入力させる画面を表示しユーザにパスワードを入力させる。
プロセスP44:パスワードサーバ5は、パスワードを要求した端末(画像サーバ4a)が、予め定めた手順で出力を許可するアドレス範囲かどうかを判定し、範囲内の場合には正しいパスワードを画像サーバ4aに送信する。許可できない端末の場合には正しくないパスワードを送信する。このパスワードの受信を受けて画像サーバは、ユーザに入力させたパスワードとパスワードサーバから受信したパスワードとを比較し一致していれば、プロセスP45に進み、一致していなければ、プロセスP43に戻る。またはエラー処理として終了する。
なお、プロセスP43で画像サーバはユーザにパスワードを入力させたが、プロセスP43でユーザにパスワードを入力させずに、プロセスP44で画像サーバはパスワードサーバからのパスワードにより、パスワードで暗号化された画像ファイルを復号化できる場合パスワードが正しいと判定し、パスワードで暗号化された画像ファイルを復号化できない場合パスワードが正しくないと判定しても良い。
プロセスP45:画像サーバ4aから、ジョブ変更の結果と料金情報が図6に示した情報と同様の形式で送付されてくる。
プロセスP46:図7のプロセスP7と同様である。
プロセスP47:図7のプロセスP8と同様である。
プロセスP48:プリントの期日になると、画像サーバ4aからプリンタ4bに画像ファイルを含むジョブチケットが送信され、プリントの準備を行う。ユーザがプリンタ4bにジョブIDとパスワード等のユーザを認証するための情報を入力すると、プリンタ4bはプリント可能になる。プリンタ4bの課金の支払いの決定に応じて、プリントの出力時期を決定する。つまり、コインベンダーで料金を支払ったり、クレジットカードで料金引き落とし、特定の銀行口座で料金引き落とし、電子マネーでの料金の支払いでも良く、支払方法が確定した時点で、受信した画像ファイルに基づきプリントを行う。
プロセスP49:プリントが終了すると、プリンタ4bから画像サーバ4aへプリントを終了した旨の情報を送る。
図16は、パスワードを入力する画像出力装置のパスワード入力画面の一例を示す図である。
同図において、テンキー160は、“0”から“9”までの数値を入力するキーであり、OKキー161は、テンキー160を用いて入力したパスワードを確定するキーである。そして、ウィンドウ162は、テンキー160を用いて入力したパスワードを表示し、表示窓163は、出力を行うファイル名を表示し、表示窓164は、出力するファイルが作成された作成日を表示する。
オペレータは、ファイル名、ファイルの作成日をみて、どのファイルを出力しようとしているのかを特定し、その上で必要なパスワードを入力することが可能である。
図17は、各種端末1にて、画像ファイルをパスワードによって暗号化し、パスワードをパスワードサーバに登録する処理の手順を示すフローチャートである。
同図において、まず、乱数をもとに、暗号化を行うためのパスワードを生成する(ステップS41)。
次に、パスワードにより、画像ファイルを暗号化する(ステップS42)。
次に、パスワードサーバ5上に、画像ファイル毎に固有の場所を確保し、その固有の場所に、パスワードを保存する(ステップS43)。
次に、画像ファイルに、パスワードサーバのネットワークアドレスおよび、パスワード格納場所の情報をアタッチする(ステップS44)。
このようにして、画像ファイルを暗号化し、パスワードをパスワードサーバに登録することができる。
以上のように、本実施の形態では、出力に必要なパスワードをサーバ側で管理することで、仮に画像ファイルと、パスワードが外部に流出してしまっても、すぐにサーバ側に対策を行い、画像ファイルの出力に必用なパスワードを保護することで、出力を禁止することが可能であり、データのセキュリティを高めることが可能である。
また、ある画像ファイルのパスワードがもれてしまった場合、必要な認証手続きを行い、パスワードサーバへ画像ファイルに対応するパスワードを変更するコマンドを送信し、パスワードサーバがそのコマンドに基づき画像ファイルに対応するパスワードを変更することにより、パスワードサーバ側で対策することができる。
さらに、本実施の形態では、秘匿したい画像ファイルを他の場所で出力する場合に、出力したい画像ファイルにパスワードを設定し、この設定されたパスワードを、出力を許可するネットワーク上のアドレスの範囲を予め規定した手順によりパスワードサーバに登録しておくことにより、画像ファイル出力を行おうとした画像サーバから、パスワードの要求があった場合には、該画像サーバのネットワーク上の場所を特定し、許可された範囲内であるときにのみ、パスワードサーバからパスワードを与えるようにしたので、画像サーバが、当該画像サーバ内に登録した画像ファイルを出力(印刷)可能なプリンタの範囲を限定している場合には、秘匿したい画像ファイルはその範囲内でのみ出力される。これにより、出力が可能なプリンタのネットワーク上の場所を限定した、出力システムを構築することができ、したがって、画像ファイルの機密性を向上させることができる。特定の場所からの出力の際には、パスワードの入力なしで、出力を可能にすることで、パスワード管理の手間を省くことも可能である。
なお、本実施の形態では、画像ファイルの秘匿性は、専らパスワードによって保護するようにしたが、これに加えて、画像ファイルを暗号化するようにすれば、その秘匿性はより向上する。暗号化には、通常、鍵を使用するので、前記暗号化装置で画像ファイルを暗号化したときに、パスワードと同様に、使用した鍵もパスワードサーバ5に登録しておき、画像サーバ4aで、暗号化された画像ファイルを復号化するときに、対応する鍵を取得するようにする。パスワードサーバ5からの鍵の取得は、前述したパスワードの取得と同様の手順で行えばよいので、その説明は省略する。また、画像ファイルを暗号化する場合、その画像ファイルに付随するサーバアドレスについては、暗号化しない方が好ましい。
なお、本発明の実施の形態における画像ファイルは、PDFファイルや、BMPファイルや、JPEGファイルや、マイクロソフト社のワードなどで用いられるdocファイルや、PDL(Page Description Language)データを含むPRNファイル等を含む。
なお、上述した実施の形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システムまたは装置に供給し、そのシステムまたは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し実行することによっても、本発明の目的が達成されることは言うまでもない。
この場合、記憶媒体から読出されたプログラムコード自体が本発明の新規な機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、たとえば、フレキシブルディスク、ハードディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、CD−RW、DVD−ROM、DVD−RAM、DVD−RW、DVD+RW、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROMなどを用いることができる。また、通信ネットワークを介してサーバコンピュータからプログラムコードが供給されるようにしてもよい。
また、コンピュータが読出したプログラムコードを実行することにより、上述した実施の形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOSなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって上述した実施の形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
さらに、記憶媒体から読出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって上述した実施の形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
本発明の一実施の形態に係る印刷システムの概要を示す図である。 図1の印刷システムを構成するプリンタとして使用されるデジタル複合機の断面図である。 図1のプリンタ群4の概略構成を示す図である。 プリンタに関する情報例の一覧を示す図である。 ジョブ履歴の一覧を示す図である。 ジョブチケットの一例を示す図である。 ユーザが端末1から入力した画像ファイルを画像サーバ4aを介してプリンタ4bに出力するまでのプロセスを示す図である。 画像サーバ4aから送られて来る、出力モードを設定する画面の一例を示す図である。 画像サーバ4aが実行する、電源ONからジョブを受けプリントするまでの制御処理の手順を示すフローチャートである。 図9の制御処理の続きの手順を示すフローチャートである。 図9のステップS8で表示される問い合わせ画面の一例を示す図である。 パスワードサーバ5が実行する制御処理の手順を示すフローチャートである。 パスワード設定していない画像ファイルを画像サーバ4aに登録する際のプロセスを示す図である。 パスワードつきの画像ファイルを画像サーバ4aに登録する際のプロセスを示す図である。 パスワードつきの画像ファイルを出力指示する際のプロセスを示す図である。 パスワードを入力する画像出力装置のパスワード入力画面の一例を示す図である。 画像ファイルをパスワード保護し、パスワードをパスワードサーバに登録する処理の手順を示すフローチャートである。
符号の説明
1 端末
1a スキャナ
1b パソコン
1c 携帯端末
1d デジタルカメラ
2 公衆回線
3 インターネットプロバイダ
4 プリンタ群
5 パスワードサーバ
4a 画像サーバ
4a1 CPU
4a2 RAM
4a3 ROM
4a5 ハードディスク
4a4 ネットワークIF
4b プリンタ
11 ドキュメントフィーダ
12 原稿読み取り部
13 光源
14 CCD
15 レーザ記録部
16 用紙カセット
17 定着部
18 フィニッシャー
19 排紙トレイ

Claims (21)

  1. 供給される画像ファイルを受信する受信手段と、
    パスワードを管理するパスワード管理サーバであって、前記画像ファイルに付加された特定情報によって特定されるパスワード管理サーバとネットワークを介して接続する接続手段と、
    前記受信された画像ファイルがパスワードによって保護されている場合に、前記接続手段によって接続されたパスワード管理サーバに当該パスワードを要求して取得する要求取得手段と、
    パスワードを入力する入力手段と、
    該入力手段から入力されたパスワードと、前記要求取得手段によって取得されたパスワードとが一致したときに、前記受信された画像ファイルに基づいて画像形成を行う画像形成手段と
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記受信された画像ファイルが暗号化されているときに、該暗号化された画像ファイルを、対応する鍵に基づいて復号化する復号化手段をさらに有し、
    前記要求取得手段は、前記パスワード管理サーバから前記鍵を取得し、
    前記復号化手段は、前記取得された鍵に基づいて、前記画像ファイルを復号化する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 画像ファイルに基づいて画像形成を行う画像形成装置とネットワークを介して接続する接続手段と、
    前記画像ファイルがパスワードによって保護されているときに、該パスワードを記憶する記憶手段と、
    前記接続手段によって接続された画像形成装置のネットワーク上の場所を特定する特定手段と、
    該特定手段によって特定された前記画像形成装置のネットワーク上の場所が所定の範囲内であるか否かを判別する判別手段と、
    該判別手段によって当該画像形成装置のネットワーク上の場所が前記所定の範囲内であると判別された場合に、該画像形成装置の要求に応じたパスワードを前記記憶手段から読み出して、該画像形成装置に出力する出力手段と
    を有することを特徴とするパスワード管理サーバ。
  4. 前記記憶手段は、前記画像ファイルが暗号化されているときに、該暗号化時に使用された鍵を記憶し、
    前記出力手段は、当該画像形成装置の要求に応じた鍵を前記記憶手段から読み出して、該画像形成装置に出力する
    ことを特徴とする請求項3に記載のパスワード管理サーバ。
  5. 前記出力手段は、前記判別手段によって当該画像形成装置のネットワーク上の場所が前記所定の範囲外であると判別された場合に、該画像形成装置の要求と異なったパスワードを該画像形成装置に出力することを特徴とする請求項4に記載のパスワード管理サーバ。
  6. 前記特定手段は、当該画像形成装置のドメイン名を特定し、
    前記判別手段は、前記特定された前記画像形成装置のドメイン名と、予め登録されたドメイン名とを比較することで、当該画像形成装置のネットワーク上の場所が所定の範囲内であるか否かを判別する
    ことを特徴とする請求項3〜5のいずれかに記載のパスワード管理サーバ。
  7. 前記特定手段は、当該画像形成装置のIPアドレスを特定し、
    前記判別手段は、前記特定された前記画像形成装置のIPアドレスと、予め登録されたIPアドレスとを比較することで、当該画像形成装置のネットワーク上の場所が所定の範囲内であるか否かを判別する
    ことを特徴とする請求項3〜5のいずれかに記載のパスワード管理サーバ。
  8. 請求項1に記載の画像形成装置と、請求項3に記載のパスワード管理サーバとからなることを特徴とする印刷システム。
  9. 供給される画像ファイルを受信する受信ステップと、
    パスワードを管理するパスワード管理サーバであって、前記画像ファイルに付加された特定情報によって特定されるパスワード管理サーバとネットワークを介して接続する接続ステップと、
    前記受信された画像ファイルがパスワードによって保護されている場合に、前記接続ステップによって接続されたパスワード管理サーバに当該パスワードを要求して取得する要求取得ステップと、
    パスワードを入力する入力手段から入力されたパスワードと、前記要求取得ステップによって取得されたパスワードとが一致したときに、前記受信された画像ファイルに基づいて画像形成を行う画像形成ステップと
    を有することを特徴とする画像形成装置の制御方法。
  10. 画像ファイルに基づいて画像形成を行う画像形成装置とネットワークを介して接続する接続ステップと、
    前記画像ファイルがパスワードによって保護されているときに、該パスワードを記憶手段に記憶させる記憶ステップと、
    前記接続ステップによって接続された画像形成装置のネットワーク上の場所を特定する特定ステップと、
    該特定ステップによって特定された前記画像形成装置のネットワーク上の場所が所定の範囲内であるか否かを判別する判別ステップと、
    該判別ステップによって当該画像形成装置のネットワーク上の場所が前記所定の範囲内であると判別された場合に、該画像形成装置の要求に応じたパスワードを前記記憶手段から読み出して、該画像形成装置に出力する出力ステップと
    を有することを特徴とするパスワード管理サーバの制御方法。
  11. 供給される画像ファイルを受信する受信手順と、
    パスワードを管理するパスワード管理サーバであって、前記画像ファイルに付加された特定情報によって特定されるパスワード管理サーバとネットワークを介して接続する接続手順と、
    前記受信された画像ファイルがパスワードによって保護されている場合に、前記接続手順によって接続されたパスワード管理サーバに当該パスワードを要求して取得する要求取得手順と、
    パスワードを入力する入力手段から入力されたパスワードと、前記要求取得手順によって取得されたパスワードとが一致したときに、前記受信された画像ファイルに基づいて画像形成を行う画像形成手順と
    をコンピュータに実行させるためのプログラム。
  12. 画像ファイルに基づいて画像形成を行う画像形成装置とネットワークを介して接続する接続手順と、
    前記画像ファイルがパスワードによって保護されているときに、該パスワードを記憶手段に記憶させる記憶手順と、
    前記接続手順によって接続された画像形成装置のネットワーク上の場所を特定する特定手順と、
    該特定手順によって特定された前記画像形成装置のネットワーク上の場所が所定の範囲内であるか否かを判別する判別手順と、
    該判別手順によって当該画像形成装置のネットワーク上の場所が前記所定の範囲内であると判別された場合に、該画像形成装置の要求に応じたパスワードを前記記憶手段から読み出して、該画像形成装置に出力する出力手順と
    をコンピュータに実行させるためのプログラム。
  13. 画像ファイルを受信する受信手段と、
    前記受信されたパスワードによって保護されている画像ファイルに対応するパスワードを管理するパスワード管理サーバにパスワードを要求する手段と、
    前記パスワード管理サーバから受信したパスワードに基づき、前記受信された画像ファイルの印刷を行う印刷手段と
    を有することを特徴とする印刷装置。
  14. 前記印刷手段は、前記パスワード管理サーバから受信したパスワードとユーザによって入力されたパスワードとに基づき、前記受信された画像ファイルの印刷を行うことを特徴とする請求項13に記載の印刷装置。
  15. 前記印刷手段は、前記パスワード管理サーバから受信したパスワードにより暗号化された画像ファイルを復号化できた場合、前記受信された画像ファイルの印刷を行うことを特徴とする請求項13に記載の印刷装置。
  16. 画像ファイルを受信する受信ステップと、
    前記受信されたパスワードによって保護されている画像ファイルに対応するパスワードを管理するパスワード管理サーバにパスワードを要求するステップと、
    前記パスワード管理サーバから受信したパスワードに基づき、前記受信された画像ファイルの印刷を行う印刷ステップと
    を有することを特徴とする印刷方法。
  17. 前記印刷ステップは、前記パスワード管理サーバから受信したパスワードとユーザによって入力されたパスワードとに基づき、前記受信された画像ファイルの印刷を行うことを特徴とする請求項16に記載の印刷方法。
  18. 前記印刷ステップは、前記パスワード管理サーバから受信したパスワードにより暗号化された画像ファイルを復号化できた場合、前記受信された画像ファイルの印刷を行うことを特徴とする請求項16に記載の印刷方法。
  19. 画像ファイルを受信する受信ステップと、
    前記受信されたパスワードによって保護されている画像ファイルに対応するパスワードを管理するパスワード管理サーバにパスワードを要求するステップと、
    前記パスワード管理サーバから受信したパスワードに基づき、前記受信された画像ファイルの印刷を行う印刷ステップと
    を有する印刷方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
  20. 前記印刷ステップは、前記パスワード管理サーバから受信したパスワードとユーザによって入力されたパスワードとに基づき、前記受信された画像ファイルの印刷を行うことを特徴とする請求項19に記載のプログラム。
  21. 前記印刷ステップは、前記パスワード管理サーバから受信したパスワードにより暗号化された画像ファイルを復号化できた場合、前記受信された画像ファイルの印刷を行うことを特徴とする請求項19に記載のプログラム。
JP2004100611A 2004-03-30 2004-03-30 画像形成装置、パスワード管理サーバ、その制御方法およびプログラム Withdrawn JP2005284947A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004100611A JP2005284947A (ja) 2004-03-30 2004-03-30 画像形成装置、パスワード管理サーバ、その制御方法およびプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004100611A JP2005284947A (ja) 2004-03-30 2004-03-30 画像形成装置、パスワード管理サーバ、その制御方法およびプログラム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005284947A true JP2005284947A (ja) 2005-10-13

Family

ID=35183236

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004100611A Withdrawn JP2005284947A (ja) 2004-03-30 2004-03-30 画像形成装置、パスワード管理サーバ、その制御方法およびプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005284947A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009055243A (ja) * 2007-08-24 2009-03-12 Sharp Corp 多機能印刷装置
US10162581B2 (en) 2016-09-08 2018-12-25 Fuji Xerox Co., Ltd. Information processing apparatus, information processing method, and non-transitory computer readable storage medium for responding to a request based on IP address

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009055243A (ja) * 2007-08-24 2009-03-12 Sharp Corp 多機能印刷装置
US8169647B2 (en) 2007-08-24 2012-05-01 Sharp Kabushiki Kaisha Authentication technique that can simplify works necessary when the printer position is changed, personnel allocation is changed, or a new printer is installed
US10162581B2 (en) 2016-09-08 2018-12-25 Fuji Xerox Co., Ltd. Information processing apparatus, information processing method, and non-transitory computer readable storage medium for responding to a request based on IP address
US10423372B2 (en) 2016-09-08 2019-09-24 Fuji Xerox Co., Ltd. Information processing apparatus, information processing method, and non-transitory computer readable storage medium

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7784087B2 (en) System and method for securely sharing electronic documents
JP5312361B2 (ja) 利用時支払い多機能デバイスに支払い証明を伝送する方法およびシステム
JP4769409B2 (ja) 画像形成装置、その制御方法および記憶媒体
CN1933402B (zh) 数据传输设备和数据传输方法
JP4780179B2 (ja) 情報処理装置および情報処理プログラム
JP4298371B2 (ja) 画像形成装置及び当該装置におけるプログラム起動方法、画像形成システム及びそのプログラムと記憶媒体
EP1100003A2 (en) Print system, service system, data server, master server, print client system and printer
US7590857B2 (en) Secure data processing for image forming apparatus
US7623255B2 (en) Printing device
JP2003061064A (ja) 画像配布システム、画像データ配布装置、画像配布方法ならびに画像データ配布装置用プログラムおよびこれを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP2002373215A (ja) 製本システムおよび製本出力方法
JP5261130B2 (ja) 画像形成装置及び画像出力システム
JP4356775B2 (ja) 画像形成装置、画像形成装置における使用および使用量管理方法、および画像形成システム
JP2002007737A (ja) プリントシステム、プリンタクライアント、サービスシステム、プリントシステムにおける料金計算方法、および、プリントシステムにおける課金方法
JP2001258008A (ja) コンテンツ供給システム及び記録媒体
JP2005284947A (ja) 画像形成装置、パスワード管理サーバ、その制御方法およびプログラム
JP2006332965A (ja) 印刷システム、ならびに印刷システムのための印刷装置および文書管理装置
JP2006134046A (ja) パブリックプリントシステムおよびパブリックプリントサービス方法
JP2007280272A (ja) 電子ファイルのプリントアウトシステム及びその方法
WO2022054502A1 (ja) サービス提供システム、記録装置、制御プログラム、方法
JP2006245960A (ja) データ保存システム及びデータ処理装置
KR20040104866A (ko) Ic 카드로 사용 가능한 복합기 및 그 이용방법
JP2005050041A (ja) 画像出力装置及び暗号化情報印刷システム
JP4716674B2 (ja) 画像処理装置
JP2005109718A (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20060418

A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20070605