JP2011066714A - 画像形成システム - Google Patents

画像形成システム Download PDF

Info

Publication number
JP2011066714A
JP2011066714A JP2009216103A JP2009216103A JP2011066714A JP 2011066714 A JP2011066714 A JP 2011066714A JP 2009216103 A JP2009216103 A JP 2009216103A JP 2009216103 A JP2009216103 A JP 2009216103A JP 2011066714 A JP2011066714 A JP 2011066714A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
area
function
processing unit
setting
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2009216103A
Other languages
English (en)
Inventor
Shuichi Ito
修一 伊東
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Business Technologies Inc
Original Assignee
Konica Minolta Business Technologies Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Business Technologies Inc filed Critical Konica Minolta Business Technologies Inc
Priority to JP2009216103A priority Critical patent/JP2011066714A/ja
Priority to US12/882,036 priority patent/US20110063670A1/en
Publication of JP2011066714A publication Critical patent/JP2011066714A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F3/00Input arrangements for transferring data to be processed into a form capable of being handled by the computer; Output arrangements for transferring data from processing unit to output unit, e.g. interface arrangements
    • G06F3/12Digital output to print unit, e.g. line printer, chain printer
    • G06F3/1201Dedicated interfaces to print systems
    • G06F3/1202Dedicated interfaces to print systems specifically adapted to achieve a particular effect
    • G06F3/1203Improving or facilitating administration, e.g. print management
    • G06F3/1204Improving or facilitating administration, e.g. print management resulting in reduced user or operator actions, e.g. presetting, automatic actions, using hardware token storing data
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/50Machine control of apparatus for electrographic processes using a charge pattern, e.g. regulating differents parts of the machine, multimode copiers, microprocessor control
    • G03G15/5075Remote control machines, e.g. by a host
    • G03G15/5087Remote control machines, e.g. by a host for receiving image data
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F3/00Input arrangements for transferring data to be processed into a form capable of being handled by the computer; Output arrangements for transferring data from processing unit to output unit, e.g. interface arrangements
    • G06F3/12Digital output to print unit, e.g. line printer, chain printer
    • G06F3/1201Dedicated interfaces to print systems
    • G06F3/1202Dedicated interfaces to print systems specifically adapted to achieve a particular effect
    • G06F3/1222Increasing security of the print job
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F3/00Input arrangements for transferring data to be processed into a form capable of being handled by the computer; Output arrangements for transferring data from processing unit to output unit, e.g. interface arrangements
    • G06F3/12Digital output to print unit, e.g. line printer, chain printer
    • G06F3/1201Dedicated interfaces to print systems
    • G06F3/1223Dedicated interfaces to print systems specifically adapted to use a particular technique
    • G06F3/1237Print job management
    • G06F3/1238Secure printing, e.g. user identification, user rights for device usage, unallowed content, blanking portions or fields of a page, releasing held jobs
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F3/00Input arrangements for transferring data to be processed into a form capable of being handled by the computer; Output arrangements for transferring data from processing unit to output unit, e.g. interface arrangements
    • G06F3/12Digital output to print unit, e.g. line printer, chain printer
    • G06F3/1201Dedicated interfaces to print systems
    • G06F3/1223Dedicated interfaces to print systems specifically adapted to use a particular technique
    • G06F3/1237Print job management
    • G06F3/1239Restricting the usage of resources, e.g. usage or user levels, credit limit, consumables, special fonts

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Human Computer Interaction (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Computer Security & Cryptography (AREA)
  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
  • Facsimiles In General (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)

Abstract

【課題】自動もしくは少ない作業工数で画像形成装置の機能やセキュリティを、該装置の設置場所に対応して変更することのできる画像形成システムを提供する。
【解決手段】画像形成システム5は、制御部10が処理部20の設置された場所を位置情報取得部35から取得し、エリア情報テーブル9を参照してその設置された場所を含むエリアを識別し、エリア情報テーブル9から取得した当該エリアに関連付けられた機能制限の設定とセキュリティ機能の動作設定とを該処理部20に送信して、これらの設定を該処理部20に受け付けさせることで、自動もしくは少ない作業工数で、設置された場所に対応した設定で該処理部20を動作させることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、装置の機能制限等に関する管理を行う画像形成システムおよび画像形成装置に関する。
不特定多数が出入りするロビーに設置されたディジタル複合機(MFP)などの出力装置で、誤って秘匿文書の印刷ジョブが実行された場合には、この文書の内容が外部に流出する恐れがある。
そこで、ジョブ毎にユーザが所定の管理コードを付与することで、そのジョブを実行する場所とその場所で実行できる機能とを制限するシステムがある(たとえば、特許文献1)。このシステムでは、システムを管理する管理サーバに、管理コードと、管理コードが示す場所に設置されたMFP(のIPアドレス)と、そのMFPで実行可能なジョブの種類とが対応付けられて登録されている。サーバは、ジョブに付与されている管理コードを読み出し、その管理コードに対応付けて登録されているMFPとこのジョブの出力先に指定されたMFPとが異なる場合や、その管理コードに対応付けて登録されているジョブの種類とこのジョブの種類とが異なる場合に、該ジョブの実行を禁止するようになっている。
たとえば、管理コードとしては部署名が使用されるものとし、管理コード「人事部」には、実行できる場所は人事部、実行できる機能は印刷ジョブのみと登録されているとする。この管理コード「人事部」をジョブに付した場合には、人事部に設置されたMFPでなければ、このジョブを実行できないようになっている。また、人事部に設置されているMFPであっても印刷ジョブ以外は実行できないようになっている。
このほか、特許文献2には、GPS(Global Positioning System)を用いて装置の設置された国や地域を識別し、表示言語の切替えや日時などの修正を自動的に行う装置が開示されている。
特開2008−257339号公報 特開2005−31177号公報
特許文献1では、MFPなどへジョブを投入する際に、その投入するジョブに管理コードを付して該ジョブの実行できる場所と機能を制限することで、前述の問題である秘匿文書の誤出力などを防止している。しかし、実行できる場所と実行できる機能を制限する設定をジョブ単位に行うのは手間を要する。
ジョブの出力場所を制限する方法としては、ジョブに対して管理コード等を付与する方法のほかに、MFPなどのジョブを処理する装置側において当該装置で実行可能なジョブの種類を制限する方法が考えられる。たとえば、MFPがロビーに設置された場合には、ネットワークなどを介した印刷ジョブの投入を禁止しコピージョブのみ許可する、というように機能を制限すればよい。
しかし、MFPが移動可能に構成されている場合には、MFPを移動させる毎に該MFPの機能制限に係る設定等を変更する必要があるうえに、変更項目が多ければ手動入力では設定時の入力ミスも発生しやすい。
また、特許文献1に開示されたシステムでは、サーバは、MFPの設置場所を、設置場所とそこに設置されているMFPのIPアドレスとを対応付けて記憶することで管理しているので、その場所に設置されているMFPが別の場所へ移動されてしまうと、登録内容との不一致が生じてしまう。
たとえば、機密性の高い人事についての資料を人事部で印刷したいユーザが、印刷ジョブに管理コード「人事部」を設定したが、該ユーザの知らぬ間に、人事部に設置されていたMFPがロビーに移動され、しかも該移動に対してサーバの登録内容が更新されていない場合には、投入された印刷ジョブはユーザの意図に反してロビーで実行されてしまう。これを防ぐには、MFPの移動毎にサーバの登録内容を更新する必要があり、手間を要し、また更新忘れのミスも生じやすい。
特許文献2では、GPSを用いて装置の設置された場所を自動的に識別することができるが、装置の機能変更には対応していない。
なお、装置の機能制限の設定と同様に、装置のセキュリティについても設置場所に対応した設定に変更することが望まれる。たとえば、機密性の高い秘匿文書を扱う部署に設置した場合はユーザ認証や暗号化などのセキュリティレベルを高くし、公共の場所やロビーなどに設置された場合はセキュリティレベルを低くする等の変更が手間なく行われることが望まれる。
本発明は、上記の課題を解決しようとするものであり、自動もしくは少ない作業工数で画像形成装置の機能やセキュリティを、該装置の設置された場所に対応して変更することのできる画像形成システムを提供することを目的としている。
かかる目的を達成するための本発明の要旨とするところは、次の各項の発明に存する。
[1]画像形成に係るジョブの実行機能を備えた処理部と、
前記処理部の設置されている場所を識別する位置情報取得部と、
エリアとそのエリアにて制限される機能とを対応付けて記憶した記憶部と、
前記位置情報取得部によって識別された前記処理部の設置場所を含むエリアに対応付けて記憶されている機能を前記記憶部から取得して、前記処理部による該機能に係るジョブの実行を制限する制御部と、
を有する
ことを特徴とする画像形成システム。
上記発明では、エリア毎にそのエリアにて制限される機能を予め記憶部に登録しておく。制御部は、位置情報取得部によって識別された処理部の設置場所を含むエリアに対応付けて記憶部に登録されている機能制限を処理部に対して施す。これにより、処理部の機能制限の設定を設置場所に応じて容易に変更することができる。なお、位置情報取得部は、自動的に処理部の設置場所を識別するものでもよいし、ユーザから、会議室、ロビーなどの設置場所に関する選択入力や入力操作を受けることによって処理部の設置場所を識別するものでもよい。
[2]画像形成に係るジョブの実行機能と、レベルを設定変更可能なセキュリティ機能とを備えた処理部と、
前記処理部の設置されている場所を識別する位置情報取得部と、
エリアとそのエリアにて設定すべきセキュリティ機能のレベルとを対応付けて記憶した記憶部と、
前記位置情報取得部によって識別された前記処理部の設置場所を含むエリアに対応付けて記憶されているレベルを前記記憶部から取得して、前記処理部のセキュリティ機能のレベルを、前記取得したレベルに設定する制御部と、
を有する
ことを特徴とする画像形成システム。
上記発明では、エリア毎にそのエリアにて設定すべきセキュリティ機能のレベルを予め記憶部に登録しておく。制御部は、位置情報取得部によって識別された処理部の設置場所を含むエリアに対応付けて記憶部に登録されているセキュリティ機能のレベルを処理部に対して設定する。これにより、処理部のセキュリティ機能のレベルを設置場所に応じて容易に変更することができる。なお、位置情報取得部は、自動的に処理部の設置場所を識別するものでもよいし、ユーザから、会議室、ロビーなどの設置場所に関する選択入力や入力操作を受けることによって処理部の設置場所を識別するものでもよい。
[3]前記エリアは、複数の位置座標によって定義されたエリアである
ことを特徴とする[1]または[2]に記載の画像形成システム。
上記発明では、エリアの位置や範囲を複数の位置座標によって定義するので、高い自由度の形状でエリアの範囲を設定することができる。
[4]前記エリアは、基準位置とその基準位置からの距離によって定義されたエリアである
ことを特徴とする[1]または[2]に記載の画像形成システム。
上記発明では、エリアは基準位置を中心とし、該基準位置からの距離を半径とする円形の面を底面または上面とする空間もしくは球体として定義できる。また、エリアの高さを示す値があれば、任意の円柱状の3次元空間としてエリアを定義することができる。これにより、エリアの範囲の設定が容易になる。
[5]前記記憶部は、エリアに対応付けてそのエリアの優先順位を記憶しており、
前記制御部は、前記位置情報取得部によって識別された前記処理部の設置場所が複数のエリアに含まれる場合は、それら複数のエリアの中で最も優先順位の高いエリアに基づいて前記取得を行う
ことを特徴とする[1]乃至[4]のいずれか一項に記載の画像形成システム。
上記発明では、制御部は、処理部の設置場所が複数のエリアに含まれる場合に、それらのエリアの中で最も優先順位が高く設定されているエリアを処理部の設置されたエリアとして識別する。これにより、エリアの一部または全部が他のエリアと重複するエリアを定義しても、制御部は処理部の設置されたエリアを一意に識別することができる。
[6]前記位置情報取得部によって識別された前記処理部の設置場所を含むエリアが前記記憶部に記憶されていない場合に、その旨をユーザに通知する通知部をさらに有する
ことを特徴とする[1]乃至[5]のいずれか一項に記載の画像形成システム。
上記発明では、記憶部に登録されていないエリアに処理部が設置された場合に、その旨がユーザに通知される。これにより、未登録のエリアに処理部が設置された場合や、本画像形成システムの使用を想定していない場所に処理部が設置された場合などに、ユーザがこれを知ることができる。
[7]前記記憶部は、エリアに対応付けてそのエリアにて制限される機能を適用期間別に記憶しており、
前記制御部が前記記憶部から取得する機能は、前記位置情報取得部によって識別された前記処理部の設置場所を含むエリアに対応付けられている機能のうち現時点の属する適用期間に対応付けされている機能である
ことを特徴とする[1]に記載の画像形成システム。
上記発明では、エリアに対して、適用期間別に機能制限を設定することができる。適用期間は、時間帯、曜日、平日・土日、月日などで設定される。たとえば、ロビーエリアに設置されている処理部を、ロビーエリアが一般に開放されている時間帯は一般向けの機能のみを動作させ、関係者のみが使用する時間帯は関係者向けの機能を動作させるように、機能制限の設定を時間帯に応じて自動変更することができる。
[8]前記記憶部は、エリアに対応付けてそのエリアにて設定すべきセキュリティ機能のレベルを適用期間別に記憶しており、
前記制御部が前記記憶部から取得するレベルは、前記位置情報取得部によって識別された前記処理部の設置場所を含むエリアに対応付けられているレベルのうち現時点の属する適用期間に対応付けされているレベルである
ことを特徴とする[2]に記載の画像形成システム。
上記発明では、エリアに対して、適用期間別にセキュリティ機能のレベルを設定することができる。適用期間は、時間帯、曜日、平日・土日、月日などで設定される。たとえば、機密性の高い文書を取り扱う部署に設置された処理部を、機密文書が扱われる勤務時間内は限られたユーザのみ使用できるようユーザ認証が必要になるように動作させ、機密文書が扱われない勤務時間外はユーザ認証を動作しないように、セキュリティ機能のレベルの設定を自動変更することができる。
本発明に係る画像形成システムによれば、自動もしくは少ない作業工数で画像形成装置の機能やセキュリティを、該装置の設置場所に対応して変更することができる。
本発明の実施の形態に係る画像形成システムのシステム構成図を示す説明図である。 本発明の実施の形態に係る画像形成システムの概略構成を示すブロック図である。 エリア底面を第1定義方法で定義する例を示す説明図である。 エリア底面を第2定義方法で定義する例を示す説明図である。 第1の定義方法でエリア底面を定義したエリア情報テーブルの例を示す説明図である。 機能制限設定テーブルの例を示す説明図である。 セキュリティ設定テーブルの例を示す説明図である。 第2定義方法でエリア底面を定義したエリア情報テーブルの例を示す説明図である。 処理部にエリア情報を受け付けさせる動作を示す流れ図である。 エリア情報を設定する動作を示す流れ図である。 機能制限を設定する動作を示す流れ図である。 セキュリティ機能を設定する動作を示す流れ図である。 第1定義方法でエリア底面を設定する画面の一例を示す正面図である。 第2方法でエリア底面を設定する画面の一例を示す正面図である。 平面図でエリア底面を設定する画面の一例を示す正面図である。 エリアの優先順位を設定する画面の一例を示す正面図である。 エリアの機能制限モードを設定する画面の一例を示す正面図である。 機能制限モードの動作の内容を設定する画面の一例を示す正面図である。 エリアのセキュリティモードを設定する画面の一例を示す正面図である。 セキュリティモードの動作の内容を設定する画面の一例を示す正面図である。 動作設定を受け付けた処理部がジョブの投入を受け付ける動作を示す流れ図である。 動作設定を受け付けた処理部にジョブを投入するプリンタドライバの動作を示す流れ図である。 エリア底面を第1定義方法で定義し、適用期間を設定したエリア情報テーブルの一例を示す説明図である。 エリア底面を第2定義方法で定義し、適用期間を設定したエリア情報テーブルの一例を示す説明図である。
以下、図面に基づき本発明の実施形態を説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る画像形成システム5の概略構成と概略動作を示している。画像形成システム5は、原稿の複写コピーや印刷など画像形成に係るジョブを実行する機能を備えた処理部20と、処理部20の機能をその設置場所に応じて制限するといった制御を行う制御部10とを、LAN(Local Area Network)などのネットワーク2に接続して備えている。なお、本画像形成システム内のネットワーク2は、有線による接続でも無線による接続でもよい。また、ネットワーク2にはパーソナルコンピュータなどの端末40が接続されている。
制御部10は、たとえばサーバとして動作する情報処理装置である。制御部10は、オフィスや会議室など処理部20の設置場所にされるエリアの位置や範囲を定義したエリア範囲情報と、そのエリアにて制限される機能等とを対応付けて登録したエリア情報テーブル9を記憶している。
処理部20は、画像形成に係るジョブを実行する機能を備えた画像形成装置であり、たとえば、スキャナで原稿画像を読み取ってその複製画像を印刷出力するコピー機能、スキャナで読み取って得た原稿画像をファイルとして保存するスキャン機能、外部端末から受信した印刷データに基づいて印刷するPCプリント機能、ファクシミリ送受信機能などを備えた、ディジタル複合機(MFP)などとして構成される。また、処理部20は、装置の使用権限や情報漏洩防止を管理するセキュリティ管理機能を備えている。
処理部20は、自機の設置場所を認識する機能(たとえば、GPS機能)を備えており、該機能によって認識した自機の設置場所(位置座標など)を制御部10に通知する(P1)。この通知を受けた制御部10はエリア情報テーブル9を参照して、該処理部20が設置されているエリアを特定し、該エリアに対応付けられている機能の制限をその処理部20に対して指示し(P2)、該指示を受けた処理部20はこの指示に従って自機の機能を制御するといった動作を行うようになっている。
たとえば、図1では、オフィスエリア6、管理部エリア7、会議室エリア8の各エリアが定義され、オフィスエリア6では機能の制限なし、管理部エリア7ではコピー機能が制限され、会議室エリア8では印刷機能およびファクシミリ機能が制限されているものとする。制御部10は、MFP1から設置場所の通知を受けると、その設置場所はエリア情報テーブル9に登録されているオフィスエリア6に含まれるので、該オフィスエリア6に対応付けて登録されている機能の制限をMFP1に対して指示する。この場合、機能制限なしを通知し、これを受けたMFP1は自機を機能制限なしの状態に設定する。
同様に、MFP2から設置場所の通知を受けると、その設置場所はエリア情報テーブル9に登録されている管理部エリア7に含まれるので、該管理部エリア7に対応付けて登録されているコピー機能の制限をMFP2に対して指示する。MFP3から設置場所の通知を受けた場合は、その設置場所が会議室エリア8に含まれるので、該管理部エリア7に対応付けて登録されている印刷機能およびファクシミリ機能の制限をMFP3に対して指示する。このようにして、各MFPはその設置場所に従って機能制限等が行われる。
図2は、本発明の実施の形態に係る画像形成システム5を構成する制御部10および処理部20のブロック図を示している。制御部10は、当該制御部10の動作を統括制御するCPU(Central Processing Unit)11にバス12を介して、ROM(Read Only Memory)13と、RAM(Random Access Memory)14と、補助記憶装置15と、表示部16と、操作部17と、ネットワーク通信部18とを接続して構成される。
ROM13には各種のプログラムが格納されており、これらのプログラムに従ってCPU11が処理を実行することにより制御部10としての各機能が実現される。RAM14はこのCPU11がプログラムを実行する際に各種のデータを一時的に格納するワークメモリなどとして利用されるランダム・アクセス・メモリである。
補助記憶装置15は、エリア情報テーブルなどのエリアに関する情報が保存される記憶部として機能する大容量不揮発の記憶装置である。補助記憶装置15は、たとえばハードディスクドライブなどで構成される。
表示部16は、各種の操作画面や設定画面、案内画面、警告画面などをUI(User Interface)として表示する機能を果たす。この表示部16は、たとえば、液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)などの表示装置で構成される。
操作部17は、ユーザからの各種の操作を受け付けてCPU11に通知する機能を果たす。操作部17は、たとえば、キーボードなどの入力デバイスで構成される。
ネットワーク通信部18は、ネットワーク2を介して処理部20やパーソナルコンピュータなどの端末装置(たとえば、端末40)などと通信して各種のデータや情報を送受信する機能を果たす。
処理部20は、前述したようにコピー機能、印刷機能、ファクシミリ機能、装置の使用権限や情報漏洩防止を管理するセキュリティ管理機能などを備えたMFPとして構成されている。処理部20は、当該処理部20の動作を統括制御するCPU21にバス22を介して、ROM23と、RAM24と、不揮発メモリ25と、スキャナ部26と、プリンタ部27と、ファクシミリ通信部28と、ネットワーク通信部29と、表示部30と、操作部31と、画像処理部32と、補助記憶装置接続部34と、位置情報取得部35とを接続して構成される。補助記憶装置接続部34の配下には補助記憶装置33が接続されている。
ROM23には各種のプログラムが格納されており、これらのプログラムに従ってCPU21が処理を実行することにより処理部20としての各機能が実現される。RAM24はCPU21がプログラムを実行する際に各種のデータを一時的に格納するワークメモリや画像を格納する画像メモリ、送受信に係るデータを一時的に保存する通信バッファなどとして利用されるランダム・アクセス・メモリである。
不揮発メモリ25は、電源をOFFにしてもその記憶内容が保存される書き換え可能なメモリである。不揮発メモリ25には、処理部20に対して設定された設定値などが保存される。たとえば、制御部10から受け付けた機能制限およびセキュリティの設定が保存される。
スキャナ部26は、原稿を光学的に読み取って画像データを取得する機能を果たす。このスキャナ部26は、たとえば、原稿に光を照射する光源と、その反射光を受けて原稿を幅方向に1ライン分読み取るラインイメージセンサと、ライン単位の読み取り位置を原稿の長さ方向に順次移動させる移動手段と、原稿からの反射光をラインイメージセンサに導いて結像させるレンズやミラーなどからなる光学経路、ラインイメージセンサの出力するアナログ画像信号をディジタル画像に変換する変換部などを備えて構成されている。
プリンタ部27は、画像データに応じた画像を記録紙に印刷する機能を果たす。ここでは、記録紙の搬送装置と、感光体ドラムと、帯電装置と、レーザユニットと、現像装置と、転写装置と、分離装置と、クリーニング装置と、定着装置とを有し、電子写真プロセスによって画像形成を行う、所謂レーザープリンタとして構成されている。
ファクシミリ通信部28は、ファクシミリ送信やファクシミリ受信のための通信制御、発呼(ダイアル)、着呼、電話回線との接続などを行うようになっている。
ネットワーク通信部29は、ネットワーク2を介して制御部10やパーソナルコンピュータなどの端末装置(たとえば、端末40)などと通信して各種のデータや情報を送受信する機能を果たす。
表示部30は、各種の操作画面や設定画面、案内画面、警告画面などをUIとして表示する機能を果たす。表示部30は、たとえば液晶ディスプレイなどで構成される。
操作部31は、ユーザからの各種の操作を受け付けてCPU21に通知する機能を果たす。操作部31は、たとえば、表示部30の画面上に設けられたタッチパネルと、その他テンキー、スタートボタン、機能モードキーなどで構成される。
画像処理部32は、外部の端末装置から受信した印刷データをイメージデータ(ビットマップデータ)に変換するラスタライズ処理、画像の圧縮処理や伸張処理、画像の回転処理などを行う機能を備えている。
補助記憶装置33は、大容量不揮発の記憶装置であり、スキャナ部26で原稿を読み込んで得た画像データなど情報量の大きいデータが保存される。この補助記憶装置33は、たとえば、ハードディスクドライブなどである。また、不揮発メモリ25に保存される設定値などは、こちらに保存される構成でもよい。
位置情報取得部35は、処理部20の設置された場所を識別する機能を備えている。ここでは、位置情報取得部35は、GPSを利用して処理部20の設置場所を3次元の位置座標として取得するようになっている。
次に、制御部10の補助記憶装置15(記憶部)に保存されるエリア情報の設定について説明する。エリアは、高さ方向を含めた3次元空間として設定される。ここでは、エリアの定義法として、3次元空間の底面(以後、エリア底面と呼ぶ)を、4点で囲まれた四角形で定義する第1定義方法と、中心点と半径によって円形の底面を定義する第2定義方法を設けてある。エリアを定義する情報をエリア範囲情報とする。なお、エリア範囲情報によって定義された領域をエリア範囲と呼ぶ。
まず、第1定義方法について説明する。図3は、処理部20が設置される建物の1階(1F)と2階(2F)の平面図(レイアウト図)の一例を示している。この例では、1階(フロア41)にロビー43、44があり、2階(フロア42)に管理部45とオフィス46と会議室47と通路とがある。また図3には、ロビー43、44、オフィス46、会議室47、管理部45の各四角形領域の4隅の位置座標(緯度、経度、標高)を記載してある。
第1定義方法では、エリア範囲情報のうちエリア底面を定義する情報として、四角形の頂点となる4点の位置座標を設定する。たとえば、管理部45の全体を1つのエリア(管理部エリア)として定義したい場合は、エリア底面を定義する情報として座標8、座標9、座標10、座標11の4点を設定すればよい。
また、4点の位置座標を頂点とする四角形で目的の領域を定義するのが難しい場合は、その目的の領域を複数の四角形のエリアに区分し、それらの集合体として設定してもよい。たとえば、1階(フロア41)の全体をロビーエリアとして設定したい場合は、まず座標1と座標2と座標4と座標5とを頂点とする四角形(第1ロビー43)をエリア底面とする第1ロビーエリアと、座標3と座標5と座標6と座標7とを頂点とする四角形(第2ロビー44)をエリア底面とする第2ロビーエリアを設定する。続いて第1ロビーエリアと第2ロビーエリアとを組み合わせた範囲を、1つのロビーエリアとして設定する。これにより、1つの四角形では表せない任意形状の領域を1つのエリアとして設定することができる。
また、エリア範囲情報によって範囲を定義した各エリアには、優先順位を設定することができる。処理部20の設置位置が複数のエリアに属していた場合には、制御部10は、それら重複する複数のエリアの中で最も優先順位の高いエリアを、その処理部20の設置されているエリアとして判断するようになっている。
たとえば、図3では、オフィス46の中に会議室47が設けられている。ここで、座標12と座標13と座標14と座標15とを頂点とする四角形(オフィス46)をエリア底面とするオフィスエリアと、座標16と座標17と座標18と座標19とを頂点とする四角形(会議室47)をエリア底面とする会議室エリアを設定すると、会議室エリアはオフィスエリアの一部と重複したエリアとなっている。このため、会議室47に設置された処理部20の位置座標は、会議室エリアにもオフィスエリアにも含まれてしまうが、会議室エリアの優先順位をオフィスエリアの優先順位よりも高く設定しておけば、処理部20は会議室エリアに設置されていると判断される。これにより、オフィスエリアとして、会議室47との重複部分を除いた領域のみを複数の四角形を組み合わせて設定しなくても、制御部10は会議室に設置された処理部20が属するエリアを一意に判断することができ、エリアの設定に関する作業工数が低減される。
次に、第2の定義方法について説明する。図4では、エリア範囲情報が設定された建物の1階(1F)の平面図の一例を示している。図4は、建物の1F(フロア48)に会議室50とオフィス51とがある。フロア48の会議室50を会議室エリア52に設定し、フロア48のオフィス51をオフィスエリア53に設定したい場合には、各エリアの中心座標と半径(エリア半径)とを設定する。これにより、その中心座標を中心とし、エリア半径を半径とする円をエリア底面とするエリアが定義される。各エリアの中心位置を定義する位置座標は、たとえばGPSによって取得される。この位置座標は、緯度と経度と標高の3値による3次元の位置座標となっている。
上記のエリア底面の設定方法では、エリア底面の設定に必要な3次元の位置座標はエリアの中心位置のみであるため、第1定義方法に比べて、エリア底面を簡便な入力で設定することができる。また、設定したいエリア底面の形状が円に近い場合には、多数の位置座標を設定することなく、1つの位置座標でエリア範囲を近似することができる。
また、第1定義方法と同様に、エリア範囲情報によって定義する各エリアに優先順位を設定することができる。第2定義方法ではエリア底面の形状が円であるため、たとえば、四角形のオフィス51のほぼ全域をエリア範囲に含めようとすると、目的の範囲の外側にもエリア範囲が及んでしまう。このため、図4に示すように、隣接した会議室50とオフィス51に、エリア底面が円形の会議室エリア52とオフィスエリア53を、それぞれ目的の範囲をほぼ全域含むように設定すると、これらの重複する領域であるエリア重複部54が生じてしまう。エリア重複部54に処理部20が設置されると、その位置座標が複数のエリアに属することになる。そこで、これらのエリアに対して異なる優先順位を設定することで、制御部10は、優先順位の高いエリアを処理部20が属するエリアとして識別する。たとえば、図4において、会議室エリア52の優先順位は1に設定され、オフィスエリア53の優先順位は2に設定されているものとすると、制御部10は、エリア重複部54に設置されたMFP49は会議室エリア52に設置されている、と判断する。
図5は、エリア情報テーブル9の一例として、前述した第1定義方法によってエリア底面を定義したエリア情報テーブル9aを示している。エリア情報テーブル9aには、エリア毎に、そのエリア名と、該エリアの範囲(3次元空間)を定義したエリア範囲情報と、該エリアに設置された処理部20の機能制限を定義した対応機能情報と、該エリアに設置された処理部20のセキュリティ管理機能の動作を定義した対応セキュリティ情報とが関連付けて登録されている。
エリア範囲情報は、四角形のエリア底面の4つの頂点の各位置座標と、フロア高さと、優先順位とで構成されている。各位置座標は緯度と、経度と、標高とで構成された3次元の位置座標である。フロア高さは、エリアの範囲の高さを示す。エリア底面とエリア高さによって、エリアの範囲は、エリア底面を底面とし、エリア高さを高さとする四角柱として定義される。優先順位は、前述したように、処理部20が設置された位置座標が複数のエリアに属していた場合に、制御部10が該処理部20の設置されたエリアを判断する優先順位を示している。
エリア情報テーブル9には、対応機能情報として機能モード名が登録される。機能モードとは、処理部20が有する複数の機能について、それぞれの機能を許可するか制限するかに関する設定をセットにして登録したものである。
図6は、機能モードに関する設定を登録した機能情報テーブル55の一例を示している。機能情報テーブル55は、制御部10の補助記憶装置15に保存される。機能情報テーブル55には、登録する機能モード名毎に、機能モード名と、複数の機能についてそれぞれの機能を許可するか制限するかに関する設定である動作設定とが対応付けて登録される。図6の例では、動作設定として、コピー機能と、スキャン送信機能(スキャナで読み取って得た原稿画像をファイルとして送信する機能)と、ファクシミリ送信機能と、PCプリント機能(外部端末から受信した印刷データに基づいて印刷する機能)について、機能の使用をそれぞれ許可するか不許可とするかが登録されている。
このような機能モードを予め複数種類設定し登録しておくことで、登録された機能モードの中のいずれか1つを選択するだけで、複数の機能の許可・不許可に関する設定をまとめて行うことが可能になっている。たとえば、図6では、機能モードとして、デフォルトモードと、オフィスモードと、会議室モードと、ベンダーモードと、管理部モードが登録されている。会議室モードを選択すれば、コピー機能は使用許可に、コピー機能以外は使用不許可に設定され、管理部モードを選択すれば、コピー機能とPCプリント機能は許可し、スキャン送信とファクシミリ送信は不許可に設定される。
図5に戻って解説を続ける。エリア情報テーブル9aには、対応セキュリティ情報としてセキュリティモード名が登録される。セキュリティモードとは、処理部20が有する複数のセキュリティ管理機能について、それぞれのセキュリティ管理機能を動作させるか否かに関する設定をセットにして登録したものである。
図7は、セキュリティモードに関する設定を登録したセキュリティ情報テーブル56の一例を示している。セキュリティ情報テーブル56は、制御部10の補助記憶装置15に保存される。セキュリティ情報テーブル56には、登録するセキュリティモード毎に、セキュリティモード名と、複数のセキュリティ管理機能についてそれぞれの機能を動作させるか否かに関する設定である動作設定とが対応付けて登録される。図7の例では、動作設定として、HDD暗号化機能(情報を補助記憶装置に保存する際に暗号化を行う機能)と、通信データ暗号化機能(送信する情報の暗号化を行う機能)と、ユーザ認証機能(処理部20を使用する際にその資格者であるか否かをパスワードなどで確認する機能)と、セキュリティプリント機能(文書を印刷する際に印刷する資格があるか否かをパスワードなどで確認する機能)について、それぞれの機能を動作させるか否かが登録されている。
前述の機能モードと同様に、予め複数種類登録されたセキュリティモードの中のいずれか1つ選択するだけで、複数のセキュリティ管理機能に関する設定をまとめて行うことができ、そのセキュリティ管理機能の設定に関する作業工数を低減することができる。たとえば、図7では、セキュリティモードとして、セキュリティレベル高と、セキュリティレベル普と、セキュリティレベル低と、管理部モードと、営業部モードとが登録されている。セキュリティレベル普を選択すれば、HDD暗号化機能と通信データ暗号化機能が動作し、残りのセキュリティ機能は動作しないように設定され、管理部モードを選択すれば、ユーザ認証のみ動作せず、ユーザ認証以外のセキュリティ機能は動作すると設定される。
図8は、エリア情報テーブル9の一例として、前述した第2定義方法によってエリア底面を定義したエリア情報テーブル9bを例示している。エリア情報テーブル9bには、エリア毎に、そのエリア名と、該エリアの範囲(3次元空間)を定義したエリア範囲情報と、該エリアに設定された対応機能情報と、該エリアに設定された対応セキュリティ情報とが関連付けて登録されている。図5に示すエリア情報テーブル9aとの相違は、エリア範囲情報のうちエリア底面を定義する情報であり、その他の項目は図5のものと同一である。エリア情報テーブル9bでは、エリア範囲情報として、円形のエリア底面の中心の位置座標を示す緯度、経度、標高と、エリア半径(図中は「範囲」)と、フロア高さと、優先順位が登録されている。
次に、画像形成システム5において、処理部20の機能等をその設置場所に応じて制御部10が設定する動作の流れについて説明する。
図9は、上記動作全体の流れを示している。ここでは、MFP(処理部20)は、電源がONされたときの初期処理において、自身の設置場所を制御部10に通知して、機能等の制限に関する指示を制御部10から受けるようになっている。
詳細には、処理部20の電源がONになると(ステップS101)、位置情報取得部35は、該処理部20の設置された場所の位置座標を取得する(ステップS102)。処理部20は、位置情報取得部35によって取得した位置座標を制御部10にネットワーク2を介して通知する(ステップS103)。制御部10は、処理部20から該位置座標の通知を受けると(ステップS201)、補助記憶装置15に保存されているエリア情報テーブル9に登録されているエリア範囲情報を参照し、該通知された位置座標をエリア範囲に含むエリアがエリア情報テーブル9に登録されているか否かを判別する(ステップS202)。
制御部10は、該位置座標をエリア範囲に含むエリアがエリア情報テーブル9に登録されていない場合は(ステップS202;No)、現在の処理部20の設置位置を含むエリアに関する新規登録の要求を、応答情報Aとして処理部20にネットワーク2を介して送信する(ステップS203)。
処理部20の設置位置の位置座標をエリア範囲に含むエリアがエリア情報テーブル9に登録されていれば(ステップS202;Yes)、制御部10は、該当するエリアに関連付けてエリア情報テーブル9に登録されているエリア情報(エリア範囲情報と、動作設定(機能制限の設定と、セキュリティ機能の設定))を、応答情報Bとして処理部20にネットワーク2を介して送信する(ステップS204)。なお、制御部10は、該当するエリアが2以上ある場合(すなわち、通知された位置座標を含むエリアが複数重複設定されている場合)は、それらの中で最も優先順位の高いエリアに関連付けて登録されているエリア情報を処理部20に送信する。
処理部20は、ネットワーク2を介して制御部10から応答情報を受信すると(ステップS104)、受信した応答情報が現在の処理部20の設置位置を含むエリアの新規登録要求である応答情報Aか、処理部20が設置されたエリアのエリア情報である応答情報Bのどちらであるかを判断する(ステップS105)。処理部20は、制御部10から応答情報Bを受信した場合は(ステップS105;B)、応答情報Bとして受信したエリア情報に含まれる動作設定を受け付けて(ステップS108)、本処理を終了する(エンド)。該動作設定を受け付けることにより、処理部20は、該動作設定が示す機能制限に従って処理部20の機能を制限し、該動作設定が示すセキュリティ機能の設定に従ってセキュリティ機能に係る動作を行うようになる。なお、処理部20は、受け付けた動作設定の内容を、後述のMFPステータスとしても記憶するようになっている。
処理部20は、制御部10から受信した応答情報が、処理部20の設置位置を含むエリアの新規登録要求(応答情報A)であった場合には(ステップS105;A)、処理部20が現在設置されている位置をエリア範囲に含むエリアが制御部10に登録されていない旨を、通知部としての表示部30を介してユーザに通知する。この通知は表示部30に表示される警告表示のほか、音声によるアナウンスや警告音でもよい。処理部20はこの通知後に、処理部20をデフォルト設定で動作させるか否かをユーザに確認する(ステップS106)。デフォルト設定とは、エリアの設定されていない位置座標に処理部20が設置された場合に使用される動作設定である。デフォルト設定での機能制限の内容は、機能情報テーブルにデフォルトモードとして予め設定登録されたものであり、デフォルト設定でのセキュリティ機能に関する設定内容は、セキュリティ情報テーブル56デフォルトモードとして予め設定登録されたものである。
処理部20は、デフォルト設定で動作させる旨の入力操作を受けた場合は(ステップS106;Yes)、機能情報テーブル55に登録されているデフォルトモードにおける機能制限の設定と、セキュリティ情報テーブル56に登録されているデフォルトモードにおけるセキュリティ機能の動作の設定をデフォルト設定(デフォルトの動作設定)として制御部10から取得し(ステップS109)、該デフォルトの動作設定を受け付けて(ステップS110)本処理を終了する(エンド)。
処理部20は、デフォルト設定で動作させない旨の入力操作を受け付けた場合は(ステップS106;No)、所定の入力画面を表示部30に表示し、当該処理部20の設置位置をエリア範囲に含むエリア情報の新規入力に係る入力操作を、操作部31を介して受け付ける(ステップS107)。
処理部20は、ステップS107においてユーザからエリア情報の入力操作を受ける際に、制御部10からエリア情報テーブル9を受信し(ステップS205)、該受信した情報に基づいて、現在設定されているエリアに関する表示などを行うようになっている。詳細には、処理部20は、制御部10から受信したエリア情報テーブル(図6の機能情報テーブル55および図7のセキュリティ情報テーブル56を含む)を不揮発メモリ25などに一時保存エリア情報テーブルとして保存する。そして、この一時保存エリア情報テーブルに基づいて現在の設定状態などをエリア情報入力画面に表示する。また、エリア情報入力画面で新規にエリア情報の設定等を受け付け、その設定内容に応じて一時保存エリア情報テーブルを更新する。エリア情報の入力が完了すると、更新された一時保存エリア情報テーブルをネットワーク2を介して制御部10へ送信する。
制御部10は処理部20から一時保存エリア情報テーブルを受信すると、制御部10の補助記憶装置15に保存されているエリア情報テーブル9と、受信したエリア情報テーブルとを比較し、更新されている部分をエリア情報テーブル9に反映させて登録する(ステップS206)。処理部20は、ステップS107で新規設定したエリア情報に基づいて自装置に対して機能制限やセキュリティに関する動作設定を行って(ステップS108)本処理を終了する(エンド)。
図10は、処理部20がエリア情報の入力操作を受け付ける際の動作の流れを示している。本処理は、処理部20の操作部31にある、エリア情報設定用の機能釦などの押下操作により実行される場合と、図9のステップS107での処理として実行される場合とがある。なお、図10の処理において設定入力の対象として選択されているエリアを、設定対象エリアと呼ぶ。
上記の機能釦が押下操作されて本処理が実行された場合は、処理部20は、前述したように、制御部10からエリア情報テーブルを入手し、これを一時保存エリア情報テーブルとして保存する(ステップS301A)。その後、図示しないエリア選択画面を表示部30に表示し、その画面にて、エリア情報の新規入力を行うかエリア情報テーブル9に登録されているエリアのエリア情報の登録変更を行うかの選択操作を受ける(ステップS302)。ここでは、既登録のエリア名のリストと新規登録釦とを含む画面が表示され、リスト内のいずれかのエリア名が選択されると、そのエリアのエリア情報をデフォルト表示したエリア情報入力画面が表示される。新規登録釦が選択された場合は各入力欄が空白となった新規入力用のエリア情報入力画面が表示される。その後、ステップS303へ移行して、エリア情報の設定操作を受け付ける。
本処理がステップS107(図9)として実行された場合は、制御部10からエリア情報テーブルを入手し、これを一時保存エリア情報テーブルとして保存した(ステップS301B)後、ステップS303へ移行し、エリア情報の新規設定操作を受け付ける。
ここで、エリア情報入力画面について説明する。エリア情報の入力方法には3タイプあり、これに応じて、エリア情報入力画面として、第1の定義方法でエリア底面の入力を受け付けるエリア情報入力画面60aと(図13)、第2の定義方法でエリア底面の入力を受け付けるエリア情報入力画面60bと(図14)、平面図上でエリアの選択を受け付けるエリア範囲選択画面70(図15)がある。なお、いずれか1つのタイプのみを使用可能に構成されてもよいし、管理者あるいはユーザがタイプを選択できるように構成されてもよい。
次に、それぞれのエリア情報入力画面について説明する。
図13は、第1の定義方法でエリア底面の設定を受け付ける、エリア情報入力画面60aの一例を示している。エリア情報入力画面60aには、設定対象エリアのエリア名が表示されるエリア名表示欄61aと、設定対象エリアのエリア範囲を第1の定義方法で特定する位置座標等が表示されるエリア座標表示欄62aと、設定対象エリアに対して現在設定されている機能モードが表示される機能情報表示欄63aと、設定対象エリアに対して現在設定されているセキュリティモードが表示されるセキュリティ情報表示欄64aと、表示欄毎に設けられ、対応する表示欄に表示された設定内容を変更するための変更釦65aと、OK釦66aと、キャンセル釦67aとが表示される。変更釦65aを押下すると、対応する表示欄の設定内容の変更を受けるための画面がポップアップ表示等されて設定変更を受け付けるようになっている。OK釦66aは、その押下操作によりエリア情報入力画面60aの各表示欄に表示された設定を確定させる操作釦である。ただし、全ての表示欄が設定されていないとOK釦66aを押下操作することはできない。キャンセル釦67aは、エリア情報入力画面60aにて受け付けた各種入力をキャンセルする際に押下操作される機能釦である。なお、図13のエリア情報入力画面60aは既に設定されているエリア情報がデフォルト表示されている例であり、新規にエリア情報が入力される場合は全ての表示欄は空欄となっている。
エリア情報入力画面60aでは、エリア座標表示欄62aに、エリア底面をなす四角形の各頂点の位置座標の設定内容が表示される。エリア範囲を変更あるいは新規入力する場合には、変更対象の位置座標の表示欄に対応する変更釦65aを押下すると、その位置座標の各値(北緯、東経、標高)の設定変更を受け付ける画面がポップアップ表示等されて、位置座標の設定変更を受け付けるようになっている。
エリア情報入力画面60aでは、エリア座標表示欄62aに4点の位置座標を設定することで四角形のエリア底面が定義される。これら4点の位置座標と予め管理者等によって設定された一律のエリア高さとで四角柱状の3次元のエリア範囲が定義される。なお、エリア情報入力画面にエリア高さの入力欄を設け、エリア毎にエリア高さを設定できるように構成されてもよい。
図14は、第2の定義方法でエリア底面の設定を受け付ける、エリア情報入力画面60bの一例を示している。エリア情報入力画面60bには、設定対象エリアのエリア名が表示されるエリア名表示欄61bと、設定対象エリアのエリア範囲の中心位置情報が表示される中心位置情報表示欄62bと、設定対象エリアのエリア範囲のエリア半径が表示されるエリア半径表示欄63bと、設定対象エリアに対して現在設定されている機能モードが表示される機能情報表示欄64bと、設定対象エリアに対して現在設定されているセキュリティモードが表示されるセキュリティ情報表示欄65bと、表示欄毎に設けられ、対応する表示欄に表示された設定内容を変更するための入力画面を呼び出す際に押下される変更釦66bと、OK釦67bと、キャンセル釦68bとが表示される。OK釦67bは、その押下操作によりエリア情報入力画面60bの各表示欄に表示された設定を確定させる操作釦である。ただし、全ての表示欄が設定されていないとOK釦67bを押下操作することはできない。キャンセル釦68bは、エリア情報入力画面60bにて受け付けた各種入力をキャンセルする際に押下操作される機能釦である。なお、図14のエリア情報入力画面60bは既に設定されているエリア情報がデフォルト表示されている例であり、新規にエリア情報が入力される場合は全ての表示欄は空欄となっている。
エリア情報入力画面60bでは、中心位置表示欄62bにエリア底面をなす円の中心位置座標の設定内容が表示され、エリア半径表示欄63bにはその円の半径が表示される。エリア範囲を変更あるいは新規入力する場合には、変更対象の位置座標の表示欄に対応する変更釦66bを押下すると、その各値(北緯、東経、標高、半径)の設定変更を受け付ける画面がポップアップ表示等されて、各値の設定変更を受け付けるようになっている。
エリア情報入力画面60bでは、中心位置情報表示欄62bにエリア底面の中心位置座標を設定し、エリア半径表示欄63bにエリア底面の半径を設定することで、円状のエリア底面が定義される。これら中心位置座標と半径と予め管理者等によって設定された一律のエリア高さとで、円柱状の3次元のエリア範囲が定義される。なお、エリア情報入力画面にエリア高さの入力欄を設け、エリア毎にエリア高さを設定できるように構成されてもよい。
また、エリア情報入力画面60bを用いて新規にエリア情報の設定を受ける場合には、現在処理部20が現在設置されている位置座標が中心位置情報表示欄62bに自動入力されるように構成されてもよい。
図15は、平面図の中からエリアの選択を受け付ける、エリア範囲選択画面70の一例を示している。エリア範囲選択画面70には、設定対象エリアのエリア名が表示されるエリア名表示欄71と、設定対象エリアのエリア範囲を含むフロアの平面図が表示されるエリア範囲表示欄72と、設定対象エリアに対して現在設定されている機能モードが表示される機能情報表示欄73と、設定対象エリアに対して現在設定されているセキュリティモードが表示されるセキュリティ情報表示欄74と、表示欄毎に設けられ、対応する表示欄に表示された設定内容を変更するための入力画面を呼び出す際に押下される変更釦75と、OK釦76と、キャンセル釦77とが表示される。OK釦76は、その押下操作によりエリア範囲選択画面70の各表示欄に表示された設定を確定させる操作釦である。ただし、全ての表示欄が設定されていないとOK釦76を押下操作することはできない。キャンセル釦77は、エリア範囲選択画面70にて受け付けた各種入力をキャンセルする際に押下操作される機能釦である。
エリア範囲選択画面70では、一時保存エリア情報テーブルに既に登録されているエリア範囲が、フロア毎に平面図としてエリア範囲表示欄72に表示される。設定対象エリアのエリア範囲は、エリア範囲表示欄72に表示されている平面図の中から、選択したいエリア範囲を押下操作することで変更することができる。また、エリア範囲表示欄72に対応する変更釦75を押下すると、所定の画面がポップアップ表示等され、この画面において、フロアの変更を受け付けたり、フロア内でのエリア範囲の位置変更や新規設定を、たとえば、第1、第2の定義方法あるいは平面図上に矩形を描くなどの操作で受け付けたりするようになっている。
また、エリア範囲選択画面70を表示する際に、処理部20が現在設置されている位置座標をエリア範囲に含むエリアが、設定対象エリアとして自動的に選択されるように構成されてもよい。
図10に戻って解説を続ける。処理部20は上記したいずれかのタイプのエリア情報入力画面においてエリア情報の設定操作を受けた(ステップS303)後、そのエリア情報入力画面内のOK釦の押下操作を受けた場合は(ステップS304;OK)、ステップS307に移行する。また、エリア情報入力画面内の機能情報の変更釦の押下操作を受けた場合は(ステップS304;変更)、ステップS305に移行する。また、エリア情報入力画面内のセキュリティ情報の変更釦の押下操作を受けた場合は(ステップS304;変更)、ステップS306に移行する。ステップS305およびステップS306が終了すると、ステップS303へ戻る(A)。なお、各エリア情報入力画面において、機能情報の設定およびセキュリティ情報の設定は、エリア底面(エリア範囲)が設定済みであることを条件に行うことができるようになっている。
図11は、処理部20が機能情報の入力操作を受け付ける動作の流れを示している。本処理は、図10のステップS305での処理として実行される。本処理が実行されると、処理部20の表示部30に機能情報設定画面90が表示される(ステップS401)。
図17は、設定対象エリアの機能モードの設定を受け付ける、機能情報設定画面90の一例を示している。機能情報設定画面90は、既登録の機能モード毎に設けられた機能モード釦91と、機能モード釦91によって選択された機能モードの内容を変更するための設定変更釦92と、新規に機能モードを設定するための新規登録釦93と、OK釦94と、キャンセル釦95とが表示されている。新たな機能モードが設定されると、その機能モードに対応する機能モード釦91が追加表示される。
いずれかの機能モード釦91が選択された状態で設定変更釦92が押下されると、その選択された機能モードの内容を設定変更するための機能モード個別設定画面が呼び出されて表示される。OK釦94は、その押下操作により機能情報設定画面90に入力された設定を確定させる操作釦である。キャンセル釦95は、機能情報設定画面90にて受け付けた各種入力をキャンセルする際に押下操作される釦である。
たとえば、図17では、デフォルトモードの機能モード釦と、コピーベンダーモードの機能モード釦と、会議室モードの機能モード釦と、新規に機能制限の設定が可能なユーザ設定モード1からユーザ設定モード3の機能モード釦が表示されている。
図11に戻って解説を続ける。処理部20は、いずれかの機能モード釦91が選択された状態でOK釦94の押下操作を受けると、その選択されている機能モードを設定対象エリアに対する機能モードに設定する。機能情報設定画面90にていずれかの機能モード釦91が選択された状態でOK釦94の押下操作を受けた場合には(ステップS402;OK)、その選択されている機能モードを設定対象エリアの対応機能情報として確定し、これに従って一時保存エリア情報テーブルを更新し(ステップS403)、本処理を終了する(リターン)。
また、機能情報設定画面90のキャンセル釦95の押下操作を受けた場合には(ステップS402;キャンセル)、本処理を終了する(リターン)。機能情報設定画面90の設定変更釦92または新規登録釦93の押下操作を受けた場合には(ステップS402;新規/変更)、図18に示す機能モード個別設定画面100(図18)を表示部30に表示して機能モードの設定を受け付ける(ステップS404)。受けた設定を登録する操作を受けた場合は(ステップS405;OK)、その新規設定あるいは変更された機能モードを一時保存エリア情報テーブル(図6の機能情報テーブル55に相当する部分)に保存し(ステップS406)、本処理を終了する。該機能モードを設定登録しない場合には(ステップS405;キャンセル)、ステップS401に戻り、機能情報設定画面90を再び表示する(B)。
図18は、各機能モードにおける機能制限を個別に設定する、機能モード個別設定画面100の一例を示している。機能モード個別設定画面100には、設定変更対象の機能モード名(新規登録時は、仮の名称)が表示される機能モード表示欄101と、設定変更対象の機能モードに対する機能制限の設定内容が表示される機能設定欄102と、設定変更対象の機能モードの名称を変更するための変更釦103と、OK釦104と、キャンセル釦105とが表示されている。
機能設定欄102には、機能制限の対象にされている機能毎に、その機能の機能名と、許可釦と、不許可釦とが表示される。許可釦は、対応する機能を使用可能に設定するための釦であり、不許可釦は、対応する機能を使用禁止に設定するための釦である。許可釦と不許可釦は、いずれか一方を押下して選択すると他方の釦の選択が解除されるようになっており、排他的な選択が行われる。図18では、選択されている釦を網がけで表している。
OK釦104は、図11のステップS405の設定OKに相当する操作釦であり、その押下操作により機能モード個別設定画面100に入力された設定が確定される。キャンセル釦105は、機能モード個別設定画面100にて受け付けた各種入力をキャンセルする際に押下操作される機能釦である。
たとえば、図18では、設定変更対象の機能モードの名称はオフィスモードがあり、該オフィスモードにおける機能制限は、コピー機能が許可、スキャン送信が不許可、ファクシミリ送信が不許可、PCプリントが許可と設定されている。なお、新規に機能モードの機能制限が設定される場合は、全ての機能で許可釦の選択された状態が初期表示される。
図12は、処理部20がセキュリティ情報の入力操作を受け付ける動作の流れを示している。本処理は、図10のステップS306での処理として実行される。本処理が実行されると、処理部20の表示部30にセキュリティ情報設定画面110が表示される(ステップS501)。
図19は、設定対象エリアのセキュリティモードの設定を受け付ける、セキュリティ情報設定画面110の一例を示している。セキュリティ情報設定画面110は、既登録のセキュリティモード毎に設けられたセキュリティモード釦111と、セキュリティモード釦111によって選択されたセキュリティモードにおける設定内容を変更するための設定変更釦112と、新規にセキュリティモードを設定するための新規登録釦113と、OK釦114と、キャンセル釦115とが表示されている。新たなセキュリティモードが設定されると、そのセキュリティモードに対応するセキュリティモード釦111が追加表示される。
いずれかのセキュリティモード釦111が選択された状態で設定変更釦112が押下されると、その選択されたセキュリティモードにおける各セキュリティ機能のオンオフを設定変更するためのセキュリティモード個別設定画面120が呼び出されて表示される。
OK釦114は、その押下操作によりセキュリティ情報設定画面110に入力された設定を確定させる操作釦である。キャンセル釦115は、セキュリティ情報設定画面110にて受け付けた各種入力をキャンセルする際に押下操作される釦である。
たとえば、図19では、セキュリティレベル高から低のセキュリティモード釦と、管理部モードのセキュリティモード釦と、営業部モードのセキュリティモード釦と、ユーザ設定モード3のセキュリティモード釦が表示されている。
図12に戻って解説を続ける。処理部20は、いずれかのセキュリティモード釦111が選択された状態でOK釦114の押下操作を受けると、その選択されているセキュリティモードを設定対象エリアに対するセキュリティモードに設定する。セキュリティ情報設定画面110にていずれかのセキュリティモード釦111が選択された状態でOK釦114の押下操作を受けた場合には(ステップS502;OK)その選択されているセキュリティモードを設定対象エリアの対応セキュリティ情報として確定し、これに従って一時保存エリア情報テーブルの内容を更新し(ステップS503)、本処理を終了する(リターン)。
また、セキュリティ情報設定画面110のキャンセル釦115の押下操作を受けた場合には(ステップS502;キャンセル)、本処理を終了する(リターン)。セキュリティ情報設定画面110の設定変更釦112または新規登録釦113の押下操作を受けた場合には(ステップS502;新規/変更)、図20に示すセキュリティモード個別設定画面120を表示部30に表示してセキュリティモードの設定を受け付ける(ステップS504)。
受けた設定を登録する操作を受けた場合は(ステップS505;OK)、その新規設定あるいは変更されたセキュリティモードを設定対象エリアの対応セキュリティ情報として一時保存エリア情報テーブル(図7のセキュリティ情報テーブル56に相当する部分)に保存し(ステップS506)、本処理を終了する。該セキュリティモードを設定登録しない場合には(ステップS505;キャンセル)、ステップS501に戻り、セキュリティ情報設定画面110を再び表示する(C)。
図20は、各セキュリティモードにおけるセキュリティ機能の動作を個別に設定する、セキュリティモード個別設定画面120の一例を示している。セキュリティモード個別設定画面120には、設定変更対象のセキュリティモード名(新規登録時は、仮の名称)が表示されるセキュリティモード表示欄121と、設定変更対象のセキュリティモードに対するセキュリティ機能の設定内容が表示されるセキュリティ設定欄122と、設定変更対象のセキュリティモードの名称を変更するための変更釦123と、OK釦124と、キャンセル釦125とが表示されている。
セキュリティ設定欄122には、セキュリティ機能の設定の対象にされている機能毎に、その機能の機能名と、「する」釦と、「しない」釦とが表示される。「する」釦は、対応するセキュリティ機能を常時動作させるように設定するための釦であり、「しない」釦は、対応するセキュリティ機能の動作を動作させないための釦である。「する」釦と「しない」釦は、いずれか一方を押下して選択すると他方の釦の選択が解除されるようになっており、排他的な選択が行われる。図では、選択されている釦を網がけで表している。
OK釦124は、図12のステップS505の設定OKに相当する操作釦であり、その押下操作によりセキュリティモード個別設定画面120に入力された設定が確定される。キャンセル釦125は、セキュリティモード個別設定画面120にて受け付けた各種入力をキャンセルする際に押下操作される機能釦である。
たとえば、図20では、設定変更対象のセキュリティモードの名称は営業部モードであり、該営業部モードにおけるセキュリティ機能の動作は、HDD暗号化はする、データ上書き消去はしない、通信データ暗号化はしない、ユーザ認証はする、と設定されている。なお、新規にセキュリティモードのセキュリティ機能の動作が設定される場合は、全てのセキュリティ機能でする釦の選択された状態が初期表示される。
図10に戻って解説を続ける。エリア情報入力画面内のOK釦の押下操作を受けた場合(ステップS304;OK)に移行するステップS307では、設定対象エリアのエリア範囲が、一時保存エリア情報テーブルに既に登録されている他のエリアのエリア範囲と重複しているか否かを確認する。設定対象エリアのエリア範囲の一部または全部が、一時保存エリア情報テーブルに登録されている他のエリアのエリア範囲と重複する場合には(ステップS307;Yes)、エリア範囲の重複するエリアそれぞれについて、優先順位入力画面で優先順位の設定を受ける(ステップS308)。設定対象エリアのエリア範囲が、一時保存エリア情報テーブルに既に登録されている他のエリアのエリア範囲と重複しない場合は(ステップS307;No)、該エリアのエリア情報を一時保存エリア情報テーブルに登録(更新)して(ステップS309)、本処理を終了する(エンド)。
図16は、エリアの優先順位の設定入力を受け付ける優先順位入力画面80の一例を示している。優先順位入力画面80には、一時保存エリア情報テーブルに登録されているエリア毎にエリア選択釦81が表示される。これらのエリア選択釦81は、そのエリア選択釦の対応するエリアに設定されている優先順位の高い順に縦一列で表示される。また、優先順位を上下させる優先順位上下釦82と、OK釦83と、キャンセル釦84とが表示されている。OK釦83は、その押下操作により優先順位入力画面80に入力された設定を確定させる操作釦である。キャンセル釦84は、優先順位入力画面80にて受け付けた各種入力をキャンセルする際に押下操作される機能釦である。
たとえば、図16では、エリア選択釦81として、会議室エリア釦と、オフィスエリア釦と、ロビーエリア釦とが上からこの順で表示されている。エリアの優先順位は、優先順位を変更したいエリアのエリア選択釦81を押下して選択した状態で優先順位上下釦82を操作してエリア選択釦81の並び順を上下させることで、優先順位が変更されるようになっている。なお、新規登録されたエリアの優先順位は、最も低く初期設定される。
次に、画像形成システム5において、制御部10から設置場所に応じた動作設定を受け付けた後の処理部20の動作について説明する。
図21は、制御部10から動作設定を受け付けた後のMFP(処理部20)をその操作部31からユーザが操作した場合の処理部20の動作を示している。処理部20は、ユーザから何らかの操作を受けると、保存してあるMFPステータス(動作設定)を読み出し(ステップS601)、現在設定されている機能制限やセキュリティ設定の内容を表示部30に表示する(ステップS602)。この際、制限された機能がある場合は、その旨をユーザに通知するようにしてもよい。
その後、処理部20は、ジョブの投入を受け付ける設定画面を表示部30に表示する(ステップS603)。この際、制限された機能に関する表示(操作釦など)はグレーアウトなどで表示し、それらに対する操作は拒否する。該設定画面への操作入力によりジョブが入力されると(ステップS604)、その設定されたジョブを実行して(ステップS605)、本処理を終了する(エンド)。
図22は、制御部10から動作設定を受け付けた後の処理部20(MFP)に対してネットワーク2を介してジョブを投入する端末40のプリンタドライバの動作を示している。処理部20用のプリンタドライバが端末40で起動されると、該プリンタドライバは、処理部20の現在のMFPステータス(動作設定など)を処理部20からネットワーク2を介して取得し(ステップS701)、該MFPステータスの内容を端末40の表示装置に表示する(ステップS702)。
端末40のプリンタドライバは、取得したMFPステータスから処理部20が機能制限を受け付けているか否かを判断し(ステップS703)、該処理部20が機能制限を受け付けている場合は(ステップS703;Yes)、この機能制限を受けずに投入可能なジョブの種類が存在するか否かを判断する(ステップS704)。該処理部20が受け付けている機能制限によって端末40から該処理部20へ投入可能なジョブの種類が無い場合は(ステップS704;No)、その旨をユーザに通知して、本処理を終了する(エンド)。
端末40のプリンタドライバは、該処理部20が機能制限を受け付けていない場合(ステップS703;No)、または該処理部20が機能制限を受け付けているが端末40から投入可能なジョブの種類がある場合は(ステップS704;Yes)、ジョブの投入を受け付ける設定画面を端末40の表示装置に表示させる(ステップS705)。この際、制限された機能に関する表示(機能釦など)はグレーアウトなどで表示し、それらに対する操作は拒否する。端末40のプリンタドライバは、該設定画面を介してジョブの設定および投入操作を受け付けると(ステップS706)、該ジョブを処理部20へネットワーク2を介して送信して(ステップS707)、本処理を終了する(エンド)。
処理部20の設置されているエリアが移動された場合には、制御部10により該処理部20の移動が他の処理部20や端末40などを介してユーザに通知される。この通知においては、通知先と、通知タイミングと、通知方法と、通知内容とを予め制御部10に設定しておくことができる。
通知先としては、特定IPアドレス内の端末や、制御部10に登録された端末などが設定できる。通知タイミングとしては、任意の時間間隔や、端末からのジョブ投入時や、移動次第逐次、などが設定できる。通知方法としては、プリンタリストにて処理部20の表示をグレーアウト表示にする、端末に所定の通知画面をポップアップ表示する、などが設定できる。通知内容としては、変更された該処理部20の動作設定や、該処理部20の設置されたエリア名や位置座標、該処理部20の以前の位置座標との差分、などが設定できる。なお、同じエリアのエリア範囲内で移動された場合においても、上記と同様に通知するように動作してもよい。
次に、第2の実施の形態について説明する。第1の実施の形態では、処理部20はその設置場所に対応するエリアの動作設定を常に受けるようにされているが、第2の実施の形態では、処理部20に対する動作設定を時間帯別、曜日別などの適用期間別に設定可能になっている。その他の部分は第1の実施の形態と同様であり、それらの説明は適宜省略する。適用期間には、上記のほか、日、月、時間などを単位として任意の始期および終期を設定することができる。
図23は、第1定義方法を用いてエリア底面を定義し、かつ、適用期間別に動作設定を設定しているエリア情報テーブル9cの一例を示している。たとえば、図23では、ロビーエリアに適用期間が設定され、その動作設定は、9:00から18:00においてロビーエリアの対応機能情報はベンダーモードと、対応セキュリティ情報はセキュリティレベル低と設定されている。また、18:00から9:00においては、ロビーエリアの対応機能情報はオフィスモードと、対応セキュリティ情報はセキュリティレベル普と設定されている。
制御部10は、現在日時を認識する機能を有しており、逐次、現在日時が含まれる適用期間の動作設定を、処理部20に対して指示するようになっている。たとえば、図9と同様に処理部20から設置位置が通知されると、その処理部20のエリアを識別し、該処理部20のアドレス(たとえば、IPアドレスなど)と該識別したエリアとを対応付けたものを監視対象情報として登録する。また、該エリアのエリア情報として登録されている適用期間と現在日時とを比較し、現在日時が含まれる適用期間を特定し、その適用期間に対応付けされている動作設定を処理部20に対して指示する。
さらに制御部10は、監視対象情報に登録されているエリアについては、現在日時が含まれる適用期間が変化したか否かを監視し、適用期間が変化した場合には、その変化後の適用期間に対応付けされている動作設定を、該当する処理部20に対して送信し、動作設定の変更を指示するように動作する。
これにより、たとえば、ロビーエリアに設置されている処理部20を、ロビーエリアが一般に開放されている時間帯は一般向けのMFPとして動作させ、関係者のみが使用する時間帯は関係者向けのMFPとして動作させるように、自動変更することができる。また、動作設定の切り替えの作業が軽減されると共に、切り替え忘れを防止することができる。
図24は、第2定義方法を用いたエリア底面を定義し、かつ、適用期間別に動作設定を設定しているエリア情報テーブル9dの一例を示している。たとえば、図24では、ロビーエリアと、営業部エリアとに適用期間が設定されている。ロビーエリアの適用期間については、前述の図23のロビーエリアと同様である。営業部エリアの動作設定は、平日において対応機能情報はデフォルトモードと、対応セキュリティ情報は営業部モードと設定されている。また、土・日・祝日においては、営業部エリアの対応機能情報はオフィスモードと、対応セキュリティ情報は営業部モードと設定されている。このような休日の設定については、制御部10にカレンダーを登録し、このカレンダーを参照して休日を判断することができる構成でもよい。
このように、本実施の形態に係る画像形成システム5では、エリア毎にそのエリアにて制限される機能等の動作設定を予め制御部10の補助記憶装置15に登録しておき、処理部20の設置場所を識別し、該設置場所に応じた動作設定を制御部10から該処理部20に指示して受け付けさせるようにしたので、処理部20の設置場所に応じた機能制限やセキュリティ機能を自動もしくは少ない作業工数で処理部20に設定でき、
その設定に係る手間を削減することができる。
以上、本発明の実施の形態を図面によって説明してきたが、具体的な構成はこの実施の形態に示したものに限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
たとえば、図13、図14、図15、図16、図17、図18、図19および図20に示された表示部30のUI表示は一例であり、本発明におけるUI表示の形態はこれらに限定されるものではない。
また、実施の形態では、処理部20と制御部10とをネットワーク2を介して接続するように構成したが、制御部10と処理部20とが同一の装置に組み込まれた構成にされてもよい。たとえば、制御部10と処理部20の機能全てを含む画像形成装置として構成されてもよい。
また、実施の形態では、位置情報取得部35はGPSによって処理部20の位置座標を識別するようにしたが、他の方法で識別する構成であってもかまわない。たとえば、処理部20の操作部31から、当該処理部20の設置位置に関する情報をユーザから入力することで識別してもよいし、たとえば、登録されているエリアの一覧の中から、現在の設置場所に対応するエリアの選択操作をユーザから受ける構成でもかまわない。この際、エリア名のリストなどを表示し、エリア名でエリアの選択を受けるようにするとよい。また、設置場所を選択するための操作釦を設け、その押下操作により該処理部20の設置場所に応じた動作設定がなされるように構成されてもよい。
さらに、処理部20の設置位置の識別は、処理部20に備えた発信機の信号(たとえば、処理部20の装置番号を情報として含む信号)を各フロアや各部屋に設置された受信機が受信して、処理部20の設置された場所を識別するような方法であってもよい。この場合、受信機から制御部10に対して処理部20の設置場所を通知する構成にするとよい。すなわち、受信機は、処理部20から受信した装置番号と当該受信機の設置場所を示す情報を制御部10に通知する。また、各フロアや各部屋に、その場所を示す情報を含む信号を送信する送信機を設置し、処理部20がこの信号を受信することで、自機の設置場所を識別するように構成されてもよい。
また、処理部20は、エリア情報テーブル9に登録されたエリアに含まれない場所に処理部20が設置された場合や、処理部20と制御部10との接続が切断された場合には、該処理部20が不正な場所に移動されている旨を警告するように構成されてもよい。さらに、警告に対して一定時間内に所定の操作入力がなされなかった場合は該処理部20の全機能を停止するように構成されてもよい。
また、実施の形態では、複数の機能を備えたMFPを処理部20として示したが、処理部20は画像形成に係るジョブを実行可能な装置(画像形成装置)であれば、単機能の装置であってもよい。
また、エリア範囲の定義方法は実施の形態で例示したものに限定されない。たとえば、直方体の空間であれば対角上の2点の位置座標を定義することで、3次元の空間を一意にエリアとして定義できる。また、エリアの底面もしくは上面を示す4点の位置座標と、エリアの高さを示す値があれば四角柱状のエリアを一意に定義できる。
機能制限の対象とする機能、セキュリティ機能の対象などは、実施の形態に例示したものに限らない。機能の中の部分的機能(たとえば、印刷機能の中の親展印刷の機能など)を制限対象とするなどでもかまわない。
実施の形態で、位置座標を、地球上の絶対座標としたが、たとえば、建物内の基準点に対する相対位置で表されてもよい。
なお、処理部20は、実施の形態で説明したMFPに限らず、複写機、プリンタ機、ファクシミリ機など他の種類の画像形成装置であっても構わない。
2…ネットワーク
5…画像形成システム
6…オフィスエリア
7…管理部エリア
8…会議室エリア
9…エリア情報テーブル
9a…エリア情報テーブル
9b…エリア情報テーブル
9c…エリア情報テーブル
9d…エリア情報テーブル
10…制御部
11…CPU
12…バス
13…ROM
14…RAM
15…補助記憶装置
16…表示部
17…操作部
18…ネットワーク通信部
20…処理部
21…CPU
22…バス
23…ROM
24…RAM
25…不揮発メモリ
26…スキャナ部
27…プリンタ部
28…ファクシミリ通信部
29…ネットワーク通信部
30…表示部
31…操作部
32…画像処理部
33…補助記憶装置
34…補助記憶装置接続部
35…位置情報取得部
40…端末
41…1Fフロア
42…2Fフロア
43…第1ロビー
44…第2ロビー
45…管理部
46…オフィス
47…会議室
48…1Fフロア
49…MFP
50…会議室
51…オフィス
52…会議室エリア
53…オフィスエリア
54…エリア重複部
55…機能情報テーブル
56…セキュリティ情報テーブル
60a…エリア情報入力画面
60b…エリア情報入力画面
61a…エリア名表示欄
61b…エリア名表示欄
62a…エリア座標表示欄
62b…中心位置情報表示欄
63a…機能情報表示欄
63b…エリア半径表示欄
64a…セキュリティ情報表示欄
64b…機能情報表示欄
65a…変更釦
65b…セキュリティ情報表示欄
66a…OK釦
66b…変更釦
67a…キャンセル釦
67b…OK釦
68b…キャンセル釦
70…エリア範囲選択画面
71…エリア名表示欄
72…エリア範囲表示欄
73…機能情報表示欄
74…セキュリティ情報表示欄
75…変更釦
76…OK釦
77…キャンセル釦
80…優先順位入力画面
81…エリア選択釦
82…優先順位上下釦
83…OK釦
84…キャンセル
90…機能情報設定画面
91…機能モード釦
92…設定変更釦
93…新規登録釦
94…OK釦
95…キャンセル釦
100…機能モード個別設定画面
101…機能モード表示欄
102…機能設定欄
103…変更釦
104…OK釦
105…キャンセル釦
110…セキュリティ情報設定画面
111…セキュリティモード釦
112…設定変更釦
113…新規登録釦
114…OK釦
115…キャンセル釦
120…セキュリティモード個別設定画面
121…セキュリティモード表示欄
122…セキュリティ設定欄
123…変更釦
124…OK釦
125…キャンセル釦

Claims (8)

  1. 画像形成に係るジョブの実行機能を備えた処理部と、
    前記処理部の設置されている場所を識別する位置情報取得部と、
    エリアとそのエリアにて制限される機能とを対応付けて記憶した記憶部と、
    前記位置情報取得部によって識別された前記処理部の設置場所を含むエリアに対応付けて記憶されている機能を前記記憶部から取得して、前記処理部による該機能に係るジョブの実行を制限する制御部と、
    を有する
    ことを特徴とする画像形成システム。
  2. 画像形成に係るジョブの実行機能と、レベルを設定変更可能なセキュリティ機能とを備えた処理部と、
    前記処理部の設置されている場所を識別する位置情報取得部と、
    エリアとそのエリアにて設定すべきセキュリティ機能のレベルとを対応付けて記憶した記憶部と、
    前記位置情報取得部によって識別された前記処理部の設置場所を含むエリアに対応付けて記憶されているレベルを前記記憶部から取得して、前記処理部のセキュリティ機能のレベルを、前記取得したレベルに設定する制御部と、
    を有する
    ことを特徴とする画像形成システム。
  3. 前記エリアは、複数の位置座標によって定義されたエリアである
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成システム。
  4. 前記エリアは、基準位置とその基準位置からの距離によって定義されたエリアである
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成システム。
  5. 前記記憶部は、エリアに対応付けてそのエリアの優先順位を記憶しており、
    前記制御部は、前記位置情報取得部によって識別された前記処理部の設置場所が複数のエリアに含まれる場合は、それら複数のエリアの中で最も優先度の高いエリアに基づいて前記取得を行う
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の画像形成システム。
  6. 前記位置情報取得部によって識別された前記処理部の設置場所を含むエリアが前記記憶部に記憶されていない場合に、その旨をユーザに通知する通知部をさらに有する
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の画像形成システム。
  7. 前記記憶部は、エリアに対応付けてそのエリアにて制限される機能を適用期間別に記憶しており、
    前記制御部が前記記憶部から取得する機能は、前記位置情報取得部によって識別された前記処理部の設置場所を含むエリアに対応付けられている機能のうち現時点の属する適用期間に対応付けされている機能である
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成システム。
  8. 前記記憶部は、エリアに対応付けてそのエリアにて設定すべきセキュリティ機能のレベルを適用期間別に記憶しており、
    前記制御部が前記記憶部から取得するレベルは、前記位置情報取得部によって識別された前記処理部の設置場所を含むエリアに対応付けられているレベルのうち現時点の属する適用期間に対応付けされているレベルである
    ことを特徴とする請求項2に記載の画像形成システム。
JP2009216103A 2009-09-17 2009-09-17 画像形成システム Withdrawn JP2011066714A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009216103A JP2011066714A (ja) 2009-09-17 2009-09-17 画像形成システム
US12/882,036 US20110063670A1 (en) 2009-09-17 2010-09-14 Image forming system

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009216103A JP2011066714A (ja) 2009-09-17 2009-09-17 画像形成システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2011066714A true JP2011066714A (ja) 2011-03-31

Family

ID=43730270

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009216103A Withdrawn JP2011066714A (ja) 2009-09-17 2009-09-17 画像形成システム

Country Status (2)

Country Link
US (1) US20110063670A1 (ja)
JP (1) JP2011066714A (ja)

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012251804A (ja) * 2011-05-31 2012-12-20 Toshiba Corp 自動分析装置
JP2013029956A (ja) * 2011-07-28 2013-02-07 Fuji Xerox Co Ltd サービス提供装置、サービス提供システム、及びプログラム
JP2013240929A (ja) * 2012-05-21 2013-12-05 Canon Inc 印刷装置、印刷装置の制御方法、及びプログラム
JP2014029651A (ja) * 2012-07-31 2014-02-13 Kyocera Document Solutions Inc セキュリティー管理システム、及びセキュリティー管理プログラム
JP2014137787A (ja) * 2013-01-18 2014-07-28 Ricoh Co Ltd 機器管理装置、機器管理システム、及びプログラム
JP2014146203A (ja) * 2013-01-29 2014-08-14 Brother Ind Ltd 端末装置およびコンピュータプログラム
JP2017033193A (ja) * 2015-07-30 2017-02-09 株式会社リコー 情報処理システム、情報処理装置、情報処理方法及びプログラム
US9733874B2 (en) 2014-12-22 2017-08-15 Fuji Xerox Co., Ltd. Image processing apparatus and method and non-transitory computer readable medium
JP2018041292A (ja) * 2016-09-08 2018-03-15 富士ゼロックス株式会社 サービス提供システムおよびサービス提供指示プログラム
US10321018B2 (en) 2014-09-24 2019-06-11 Fuji Xerox Co., Ltd. Information processing apparatus, information processing method, and non-transitory computer readable medium
WO2022185985A1 (ja) * 2021-03-04 2022-09-09 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成システムおよび情報処理装置
JP7512697B2 (ja) 2020-06-12 2024-07-09 ブラザー工業株式会社 プログラム、情報処理装置、及び情報処理システム

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011237875A (ja) * 2010-05-06 2011-11-24 Canon Inc 情報処理装置、インストールシステム、情報処理方法及びインストール方法
JP2013172240A (ja) * 2012-02-20 2013-09-02 Seiko Epson Corp 電子機器の機能制限解除システム、電子機器の機能制限解除方法及び電子機器
JP6111694B2 (ja) * 2013-01-29 2017-04-12 ブラザー工業株式会社 端末装置およびコンピュータプログラム
CA2998840C (en) * 2015-09-22 2018-12-04 Blu Room Enterprises, LLC Apparatus for providing light therapy
US10498928B2 (en) * 2016-01-29 2019-12-03 Xerox Corporation System and method for managing security settings of a print device using a lockdown mode
JP6753235B2 (ja) * 2016-09-12 2020-09-09 コニカミノルタ株式会社 画像処理装置および画像処理装置の制御プログラム
JP7047515B2 (ja) * 2018-03-22 2022-04-05 富士フイルムビジネスイノベーション株式会社 情報処理装置、方法及びプログラム
US11481704B2 (en) * 2021-03-09 2022-10-25 Togal.Ai Inc. Methods and apparatus for artificial intelligence conversion of change orders into an actionable interface
JP2023114275A (ja) * 2022-02-04 2023-08-17 キヤノン株式会社 情報処理装置、システム、情報処理装置の制御方法及びプログラム
JP2023173251A (ja) * 2022-05-25 2023-12-07 キヤノン株式会社 情報処理装置、情報処理システム、情報処理装置の制御方法、情報処理システムの制御方法およびプログラム

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009055243A (ja) * 2007-08-24 2009-03-12 Sharp Corp 多機能印刷装置

Cited By (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012251804A (ja) * 2011-05-31 2012-12-20 Toshiba Corp 自動分析装置
JP2013029956A (ja) * 2011-07-28 2013-02-07 Fuji Xerox Co Ltd サービス提供装置、サービス提供システム、及びプログラム
JP2013240929A (ja) * 2012-05-21 2013-12-05 Canon Inc 印刷装置、印刷装置の制御方法、及びプログラム
US9813589B2 (en) 2012-05-21 2017-11-07 Canon Kabushiki Kaisha Printing apparatus, printing apparatus control method, and program
JP2014029651A (ja) * 2012-07-31 2014-02-13 Kyocera Document Solutions Inc セキュリティー管理システム、及びセキュリティー管理プログラム
JP2014137787A (ja) * 2013-01-18 2014-07-28 Ricoh Co Ltd 機器管理装置、機器管理システム、及びプログラム
JP2014146203A (ja) * 2013-01-29 2014-08-14 Brother Ind Ltd 端末装置およびコンピュータプログラム
US10321018B2 (en) 2014-09-24 2019-06-11 Fuji Xerox Co., Ltd. Information processing apparatus, information processing method, and non-transitory computer readable medium
US11184405B2 (en) 2014-09-24 2021-11-23 Fujifilm Business Innovation Corp. System for changing security settings based on network connections
US9733874B2 (en) 2014-12-22 2017-08-15 Fuji Xerox Co., Ltd. Image processing apparatus and method and non-transitory computer readable medium
US10162577B2 (en) 2014-12-22 2018-12-25 Fuji Xerox Co., Ltd. Image processing apparatus and method and non-transitory computer readable medium
JP2017033193A (ja) * 2015-07-30 2017-02-09 株式会社リコー 情報処理システム、情報処理装置、情報処理方法及びプログラム
JP2018041292A (ja) * 2016-09-08 2018-03-15 富士ゼロックス株式会社 サービス提供システムおよびサービス提供指示プログラム
JP7512697B2 (ja) 2020-06-12 2024-07-09 ブラザー工業株式会社 プログラム、情報処理装置、及び情報処理システム
WO2022185985A1 (ja) * 2021-03-04 2022-09-09 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成システムおよび情報処理装置

Also Published As

Publication number Publication date
US20110063670A1 (en) 2011-03-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2011066714A (ja) 画像形成システム
EP1978722B1 (en) Image data processing apparatus and image forming apparatus
US20130125234A1 (en) Image forming apparatus, image forming apparatus control method, and storage medium storing program
JP2008172725A (ja) 情報処理装置、画像処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラム
CN103037129A (zh) 通信系统、中继装置以及通信装置
JP2012048442A (ja) 画像形成装置、画面共有方法及び画面共有プログラム
JP2009118122A (ja) 複合機および複合機におけるワーニング表示方法
US11330131B2 (en) Image processing apparatus and control method for managing values related to a function of the image processing apparatus
JP2019062455A (ja) 画像形成装置及びその制御方法、並びにプログラム
CN107861344A (zh) 图像形成设备和图像形成方法
CN101877755B (zh) 成像装置和成像系统
JP7278165B2 (ja) 画像形成装置、その設定システム、設定方法及びプログラム
JP2015143940A (ja) 表示システム、画像形成装置、プログラム、表示状態制御方法
JP4835879B2 (ja) 画像処理装置、表示制御方法、表示制御プログラム
JP5104632B2 (ja) 会議用画像処理システム及び画像処理装置
JP2006217212A (ja) スキャンシステム、スキャン管理装置及びスキャナ装置
US11700345B2 (en) Image processing apparatus, image processing method, and storage medium for displaying a function screen
US11606471B2 (en) Image processing apparatus that performs function in action pattern corresponding to changeable user's request, control method therefor, and storage medium storing control
US20200106924A1 (en) Information processing device, recording medium storing user management program for information processing device, and user management method
JP6711166B2 (ja) 画像形成システム及びその制御プログラム
JP4730416B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法および画像処理プログラム
JP2020030772A (ja) 情報処理装置及びプログラム
JP4840587B2 (ja) 送信装置、送信システムおよびプログラム
JP2020082576A (ja) 画像形成装置、および画像形成システム
JP4980846B2 (ja) 画像形成装置及び利用制限方法

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20121204