JP2001139184A - シート材料搬送装置 - Google Patents
シート材料搬送装置Info
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- JP2001139184A JP2001139184A JP32107899A JP32107899A JP2001139184A JP 2001139184 A JP2001139184 A JP 2001139184A JP 32107899 A JP32107899 A JP 32107899A JP 32107899 A JP32107899 A JP 32107899A JP 2001139184 A JP2001139184 A JP 2001139184A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 搬送ローラの各部品に寸法のばらつきが伴わ
れる場合でも、ガイド板間の隙間にペーパを詰まらせ
ず、かつ搬送ムラを生じさせずに該ペーパを円滑に搬送
することができるペーパ搬送装置を提供する。 【解決手段】 デジタルプリンタの露光搬送ライン(ペ
ーパ搬送装置)においては、ペーパ3を、第1、第2ガ
イド板16、17でガイドしつつ、第1、第2搬送ロー
ラ12、14と第1、第2圧着ローラ13、15とで搬
送するようにしている。ここで、、第1ガイド板16の
ペーパ当接面に、深さがほぼ各搬送ローラ12、14の
累積寸法公差長である各へこみ部20、21が形成さ
れ、かつ各搬送ローラ12、14がほぼ上記累積寸法公
差長だけ後退して配置され、これにより両ガイド板1
6、17間の隙間25にペーパ3を詰まらせず、かつ搬
送ムラを生じさせずに該ペーパ3を円滑に搬送すること
ができるようになっている。
れる場合でも、ガイド板間の隙間にペーパを詰まらせ
ず、かつ搬送ムラを生じさせずに該ペーパを円滑に搬送
することができるペーパ搬送装置を提供する。 【解決手段】 デジタルプリンタの露光搬送ライン(ペ
ーパ搬送装置)においては、ペーパ3を、第1、第2ガ
イド板16、17でガイドしつつ、第1、第2搬送ロー
ラ12、14と第1、第2圧着ローラ13、15とで搬
送するようにしている。ここで、、第1ガイド板16の
ペーパ当接面に、深さがほぼ各搬送ローラ12、14の
累積寸法公差長である各へこみ部20、21が形成さ
れ、かつ各搬送ローラ12、14がほぼ上記累積寸法公
差長だけ後退して配置され、これにより両ガイド板1
6、17間の隙間25にペーパ3を詰まらせず、かつ搬
送ムラを生じさせずに該ペーパ3を円滑に搬送すること
ができるようになっている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パーパ等のシート
材料を2つのガイド板間の隙間(シート材料搬送路)を
通すことによりガイドしつつ、搬送用ローラと圧着用ロ
ーラとの間にシート材料を挟み、両ローラを回転させる
ことによりシート材料を搬送するようになっている、デ
ジタル写真焼付け装置などに用いられるシート材料搬送
装置に関するものである。
材料を2つのガイド板間の隙間(シート材料搬送路)を
通すことによりガイドしつつ、搬送用ローラと圧着用ロ
ーラとの間にシート材料を挟み、両ローラを回転させる
ことによりシート材料を搬送するようになっている、デ
ジタル写真焼付け装置などに用いられるシート材料搬送
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、ペーパ等のシート材料の搬送装
置としては、シート材料を2つのガイド板間の隙間(シ
ート材料搬送路)を通すことによりガイドしつつ、搬送
ローラと圧着ローラとの間にシート材料を挟み、両ロー
ラを回転させることによりシート材料を搬送するように
したものが広く用いられている。具体的には、このよう
なシート材料搬送装置は、例えばデジタル写真焼付け装
置のペーパ搬送装置などとして用いられる。図5に、従
来の典型的なデジタル写真焼付け装置用のペーパ搬送装
置の要部構造を示す。
置としては、シート材料を2つのガイド板間の隙間(シ
ート材料搬送路)を通すことによりガイドしつつ、搬送
ローラと圧着ローラとの間にシート材料を挟み、両ロー
ラを回転させることによりシート材料を搬送するように
したものが広く用いられている。具体的には、このよう
なシート材料搬送装置は、例えばデジタル写真焼付け装
置のペーパ搬送装置などとして用いられる。図5に、従
来の典型的なデジタル写真焼付け装置用のペーパ搬送装
置の要部構造を示す。
【0003】図5に示すように、この従来のペーパ搬送
装置においては、ペーパ100(印画紙)が、第1搬送
ローラ101と第1圧着ローラ102とで構成されるロ
ーラ対と、第2搬送ローラ103と第2圧着ローラ10
4とで構成されるローラ対とによって、矢印Z’で示す
方向に搬送されるようになっている。そして、ペーパ1
00は、第1ガイド板105と第2ガイド板106との
間の隙間(ペーパ搬送路)を通され、両ガイド板10
5、106によってガイドされるようになっている。な
お、このペーパ100に対しては、図示していない露光
エンジンによって、矢印Y’で示す方向にライン露光処
理が施される。
装置においては、ペーパ100(印画紙)が、第1搬送
ローラ101と第1圧着ローラ102とで構成されるロ
ーラ対と、第2搬送ローラ103と第2圧着ローラ10
4とで構成されるローラ対とによって、矢印Z’で示す
方向に搬送されるようになっている。そして、ペーパ1
00は、第1ガイド板105と第2ガイド板106との
間の隙間(ペーパ搬送路)を通され、両ガイド板10
5、106によってガイドされるようになっている。な
お、このペーパ100に対しては、図示していない露光
エンジンによって、矢印Y’で示す方向にライン露光処
理が施される。
【0004】図6(a)、(b)に示すように、第1ガ
イド板105には、これを厚み方向に貫通する窓状の第
1切抜部107と第2切抜部108とが形成されてい
る。他方、両切抜部107、108と対応する位置にお
いて、第2ガイド板106には、これを厚み方向に貫通
する窓状の第3切抜部109と第4切抜部110とが形
成されている。そして、第1、第2搬送ローラ101、
103は、それぞれ、第1、第2切抜部107、108
内に配置され、第1、第2圧着ローラ102、104
は、それぞれ、第3、第4切抜部109、110内に配
置されている。ここで、両搬送ローラ101、103
は、その外周面のペーパ100と当接する部位(以下、
「ペーパ当接部」という。)が、第1ガイド板105の
ペーパ100と当接する側の表面(以下、「ペーパ当接
面」という。)と、ペーパ厚み方向にみて同一位置とな
るように、すなわち「面一」となるように固定的に配置
される(但し、回転する)。なお、両圧着ローラ10
2、104は、ペーパ厚み方向に移動することができ
る。
イド板105には、これを厚み方向に貫通する窓状の第
1切抜部107と第2切抜部108とが形成されてい
る。他方、両切抜部107、108と対応する位置にお
いて、第2ガイド板106には、これを厚み方向に貫通
する窓状の第3切抜部109と第4切抜部110とが形
成されている。そして、第1、第2搬送ローラ101、
103は、それぞれ、第1、第2切抜部107、108
内に配置され、第1、第2圧着ローラ102、104
は、それぞれ、第3、第4切抜部109、110内に配
置されている。ここで、両搬送ローラ101、103
は、その外周面のペーパ100と当接する部位(以下、
「ペーパ当接部」という。)が、第1ガイド板105の
ペーパ100と当接する側の表面(以下、「ペーパ当接
面」という。)と、ペーパ厚み方向にみて同一位置とな
るように、すなわち「面一」となるように固定的に配置
される(但し、回転する)。なお、両圧着ローラ10
2、104は、ペーパ厚み方向に移動することができ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】かくして、例えば図5
及び図6(a)、(b)に示すような従来のペーパ搬送
装置においては、第1ガイド板105と第2ガイド板1
06との間の隙間の間隔rは、ペーパ100の厚さより
わずかに大きいだけの値、例えばペーパ100の厚さよ
りも0.01〜0.3mm程度だけ大きい値、大抵は
0.05〜0.1mmだけ大きい値に設定される。これ
は、ペーパ搬送時にペーパ100が浮き上がるのを防止
して、ペーパ100に画像を焼き付ける際に、ピントぼ
けが生じないようにするためである。
及び図6(a)、(b)に示すような従来のペーパ搬送
装置においては、第1ガイド板105と第2ガイド板1
06との間の隙間の間隔rは、ペーパ100の厚さより
わずかに大きいだけの値、例えばペーパ100の厚さよ
りも0.01〜0.3mm程度だけ大きい値、大抵は
0.05〜0.1mmだけ大きい値に設定される。これ
は、ペーパ搬送時にペーパ100が浮き上がるのを防止
して、ペーパ100に画像を焼き付ける際に、ピントぼ
けが生じないようにするためである。
【0006】このように、両ガイド板105、106間
の隙間の間隔rが、最小限度のものとされているので、
各搬送ローラ101、103のペーパ当接部が第1ガイ
ド板105のペーパ当接面よりも第2ガイド板側(圧着
ローラ側)に突出すると、この部分では上記隙間(ペー
パ搬送路)の間隔が設定値よりも狭くなり、該隙間内に
ペーパ100が詰まるおそれがある。したがって、各搬
送ローラ101、103のペーパ当接部は、第1ガイド
板105のペーパ当接面よりも圧着ローラ側に突出しな
いようにすることが不可欠である。
の隙間の間隔rが、最小限度のものとされているので、
各搬送ローラ101、103のペーパ当接部が第1ガイ
ド板105のペーパ当接面よりも第2ガイド板側(圧着
ローラ側)に突出すると、この部分では上記隙間(ペー
パ搬送路)の間隔が設定値よりも狭くなり、該隙間内に
ペーパ100が詰まるおそれがある。したがって、各搬
送ローラ101、103のペーパ当接部は、第1ガイド
板105のペーパ当接面よりも圧着ローラ側に突出しな
いようにすることが不可欠である。
【0007】ところで、一般に各種部品を製作する際に
は、半ば必然的に寸法のばらつきが伴われる。したがっ
て、各搬送ローラ101、103においては、これを構
成する各部品の寸法のばらつきに起因して、そのペーパ
当接部の位置にもばらつきが生じることになる。このた
め、従来のこの種のペーパ搬送装置では、このような寸
法のばらつきを伴った各部品のうちのどのようなものが
用いられても、各搬送ローラ101、103のペーパ当
接部が、第1ガイド板105のペーパ当接面よりも圧着
ローラ側に突出するのを防止できるような累積寸法公差
を設定し、各搬送ローラ101、103のペーパ当接部
を、この累積寸法公差分だけ第1ガイド板105のペー
パ当接面よりも後退した位置(第2ガイド板とは反対
側)に設定することにより、各搬送ローラ101、10
3のペーパ当接部の突出を防止するようにしている。
は、半ば必然的に寸法のばらつきが伴われる。したがっ
て、各搬送ローラ101、103においては、これを構
成する各部品の寸法のばらつきに起因して、そのペーパ
当接部の位置にもばらつきが生じることになる。このた
め、従来のこの種のペーパ搬送装置では、このような寸
法のばらつきを伴った各部品のうちのどのようなものが
用いられても、各搬送ローラ101、103のペーパ当
接部が、第1ガイド板105のペーパ当接面よりも圧着
ローラ側に突出するのを防止できるような累積寸法公差
を設定し、各搬送ローラ101、103のペーパ当接部
を、この累積寸法公差分だけ第1ガイド板105のペー
パ当接面よりも後退した位置(第2ガイド板とは反対
側)に設定することにより、各搬送ローラ101、10
3のペーパ当接部の突出を防止するようにしている。
【0008】しかしながら、このようにすると、図6
(c)に示すように、多くの場合、各搬送ローラ10
1、103のペーパ当接部が、第1ガイド板105のペ
ーパ当接面よりも累積寸法公差e分だけへこんでしま
い、これに伴ってその付近ではペーパ100が歪む(変
形する)ことになる。すなわち、図7に示すように、ペ
ーパ100には、曲線L1’及び曲線L2’で示すような
ペーパ搬送方向に波打ち状となる歪みと、曲線L3’及
び曲線L4’で示すような、ペーパ搬送方向と直交する
方向(以下、「ペーパ幅方向」という。)に波打ち状と
なる歪みとが生じる。ここで、ペーパ搬送方向に波打ち
状となる歪み(曲線L1’、L2’)は、ペーパ100を
搬送する際に、とくには不具合を生じさせない。
(c)に示すように、多くの場合、各搬送ローラ10
1、103のペーパ当接部が、第1ガイド板105のペ
ーパ当接面よりも累積寸法公差e分だけへこんでしま
い、これに伴ってその付近ではペーパ100が歪む(変
形する)ことになる。すなわち、図7に示すように、ペ
ーパ100には、曲線L1’及び曲線L2’で示すような
ペーパ搬送方向に波打ち状となる歪みと、曲線L3’及
び曲線L4’で示すような、ペーパ搬送方向と直交する
方向(以下、「ペーパ幅方向」という。)に波打ち状と
なる歪みとが生じる。ここで、ペーパ搬送方向に波打ち
状となる歪み(曲線L1’、L2’)は、ペーパ100を
搬送する際に、とくには不具合を生じさせない。
【0009】これに対して、ペーパ幅方向に波打ち状と
なる歪み(曲線L3’、L4’)が生じた場合、ペーパ1
00は各搬送ローラ101、103(各圧着ローラ10
2、104)に対応する部分を通過する際に、抵抗を受
けながら搬送されることになるので、搬送ムラが生じる
といった問題がある。そして、デジタル写真焼き付け装
置では、このような搬送ムラに起因して、ペーパ100
の搬送速度が露光位置でばらつくことになるので、ペー
パ100に焼き付けられた画像(プリント)の品質が低
下するといった問題が生じる。
なる歪み(曲線L3’、L4’)が生じた場合、ペーパ1
00は各搬送ローラ101、103(各圧着ローラ10
2、104)に対応する部分を通過する際に、抵抗を受
けながら搬送されることになるので、搬送ムラが生じる
といった問題がある。そして、デジタル写真焼き付け装
置では、このような搬送ムラに起因して、ペーパ100
の搬送速度が露光位置でばらつくことになるので、ペー
パ100に焼き付けられた画像(プリント)の品質が低
下するといった問題が生じる。
【0010】本発明は上記従来の問題を解決するために
なされたものであって、ペーパ等のシート材料を、2つ
のガイド板間の隙間(シート材料搬送路)を通すことに
よりガイドしつつ、搬送ローラと圧着ローラとで搬送す
る際に、搬送ローラの各部品に寸法のばらつきが伴われ
る場合でも、上記隙間にシート材料を詰まらせず、かつ
搬送ムラを生じさせずに該シート材料を円滑に搬送する
ことができるシート材料搬送装置を提供することを解決
すべき課題とする。
なされたものであって、ペーパ等のシート材料を、2つ
のガイド板間の隙間(シート材料搬送路)を通すことに
よりガイドしつつ、搬送ローラと圧着ローラとで搬送す
る際に、搬送ローラの各部品に寸法のばらつきが伴われ
る場合でも、上記隙間にシート材料を詰まらせず、かつ
搬送ムラを生じさせずに該シート材料を円滑に搬送する
ことができるシート材料搬送装置を提供することを解決
すべき課題とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
になされた本発明にかかるシート材料搬送装置は、
(a)所定の間隔の隙間(シート材料搬送路)を隔てて
互いに対向して配置された第1ガイド板と第2ガイド板
とを有し、シート材料(例えば、ペーパ、印画紙等)
を、上記隙間を通すことによりガイドするガイド機構
と、(b)第1ガイド板の切抜部(窓部)に配置された
搬送用ローラと、第2ガイド板の切抜部(窓部)に配置
された圧着用ローラとでシート材料を挟み、両ローラを
回転させることによりシート材料を搬送するローラ機構
とが設けられているシート材料搬送装置において、
(c)シート材料搬送方向にみて第1ガイド板の切抜部
と対応する位置において、第1ガイド板の、シート材料
と当接する側の表面に、深さが搬送用ローラの累積寸法
公差長以上である(ないしは、ほぼ等しい)へこみ部
(段差部)が形成されていることを特徴とするものであ
る。ここで、搬送用ローラは、第1ガイド板の上記表面
から、該搬送用ローラの累積寸法公差長だけ後退して配
置されているのが好ましい。また、第1ガイド板と第2
ガイド板との間隔は、上記隙間内でシート材料が浮き上
がるのを確実に防止するため、シート材料の厚さに0.
3mmを加えた値以下とするのが好ましい。
になされた本発明にかかるシート材料搬送装置は、
(a)所定の間隔の隙間(シート材料搬送路)を隔てて
互いに対向して配置された第1ガイド板と第2ガイド板
とを有し、シート材料(例えば、ペーパ、印画紙等)
を、上記隙間を通すことによりガイドするガイド機構
と、(b)第1ガイド板の切抜部(窓部)に配置された
搬送用ローラと、第2ガイド板の切抜部(窓部)に配置
された圧着用ローラとでシート材料を挟み、両ローラを
回転させることによりシート材料を搬送するローラ機構
とが設けられているシート材料搬送装置において、
(c)シート材料搬送方向にみて第1ガイド板の切抜部
と対応する位置において、第1ガイド板の、シート材料
と当接する側の表面に、深さが搬送用ローラの累積寸法
公差長以上である(ないしは、ほぼ等しい)へこみ部
(段差部)が形成されていることを特徴とするものであ
る。ここで、搬送用ローラは、第1ガイド板の上記表面
から、該搬送用ローラの累積寸法公差長だけ後退して配
置されているのが好ましい。また、第1ガイド板と第2
ガイド板との間隔は、上記隙間内でシート材料が浮き上
がるのを確実に防止するため、シート材料の厚さに0.
3mmを加えた値以下とするのが好ましい。
【0012】このシート材料搬送装置においては、シー
ト材料搬送方向にみて搬送用ローラ及び圧着用ローラに
対応する位置では、搬送用ローラの外周面の、シート材
料と当接する部位が、第1ガイド板のへこみ部の、シー
ト材料と当接する表面とほぼ同一位置となる(すなわ
ち、面一となる)。したがって、シート材料には、その
搬送時に、シート材料搬送方向にみて搬送用ローラ及び
圧着用ローラと対応する位置で、シート材料搬送方向と
直交する方向(シート材料幅方向)の波打ち状の歪みが
生じない。このため、搬送用ローラの各部品に寸法のば
らつきが伴われる場合でも、ガイド板間の隙間(シート
搬送路)にシート材料を詰まらせず、かつ搬送ムラを生
じさせずに、シート材料を円滑に搬送することができ
る。
ト材料搬送方向にみて搬送用ローラ及び圧着用ローラに
対応する位置では、搬送用ローラの外周面の、シート材
料と当接する部位が、第1ガイド板のへこみ部の、シー
ト材料と当接する表面とほぼ同一位置となる(すなわ
ち、面一となる)。したがって、シート材料には、その
搬送時に、シート材料搬送方向にみて搬送用ローラ及び
圧着用ローラと対応する位置で、シート材料搬送方向と
直交する方向(シート材料幅方向)の波打ち状の歪みが
生じない。このため、搬送用ローラの各部品に寸法のば
らつきが伴われる場合でも、ガイド板間の隙間(シート
搬送路)にシート材料を詰まらせず、かつ搬送ムラを生
じさせずに、シート材料を円滑に搬送することができ
る。
【0013】上記シート材料搬送装置においては、シー
ト材料搬送方向にみて、へこみ部の下流側縁部と、第1
ガイド板の切抜部の下流側縁部とが、それぞれ、所定の
呼び込み角度をもつように形成されているのが好まし
い。このようにすれば、シート材料が、搬送用ローラ及
び圧着用ローラが配置された位置からその下流側へ移動
する際に抵抗が生じないので、シート材料の搬送が円滑
化される。
ト材料搬送方向にみて、へこみ部の下流側縁部と、第1
ガイド板の切抜部の下流側縁部とが、それぞれ、所定の
呼び込み角度をもつように形成されているのが好まし
い。このようにすれば、シート材料が、搬送用ローラ及
び圧着用ローラが配置された位置からその下流側へ移動
する際に抵抗が生じないので、シート材料の搬送が円滑
化される。
【0014】上記シート材料搬送装置は、例えばデジタ
ル写真焼付け装置用の印画紙搬送装置として用いること
ができる。この場合、印画紙の搬送速度が露光位置でば
らつかないので、印画紙に焼き付けられた画像(プリン
ト)の品質が高められる。
ル写真焼付け装置用の印画紙搬送装置として用いること
ができる。この場合、印画紙の搬送速度が露光位置でば
らつかないので、印画紙に焼き付けられた画像(プリン
ト)の品質が高められる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を具体
的に説明する。図1に示すように、本発明にかかるペー
パ搬送装置(シート材料搬送装置)を備えたデジタルプ
リンタIP(デジタル写真焼付け装置)には、フィルム
現像機(図示せず)によって現像処理されたフィルム1
(写真フィルム)のコマ画像をデジタル画像データとし
て取得するフィルムスキャナSと、このデジタル画像デ
ータを処理してプリントデータを作成するコントローラ
2と、このプリントデータに基づいてペーパ3(印画
紙)に露光処理を施してコマ画像に対応する画像を焼き
付けるデジタルプリント部Pと、露光処理が施されたペ
ーパ3に現像処理を施す現像処理部Dとが設けられてい
る。そして、現像処理部Dで現像処理が施された(現像
された)ペーパ3は、乾燥処理が施された後、仕上がり
プリントとして、該デジタルプリンタIPから排出され
る。
的に説明する。図1に示すように、本発明にかかるペー
パ搬送装置(シート材料搬送装置)を備えたデジタルプ
リンタIP(デジタル写真焼付け装置)には、フィルム
現像機(図示せず)によって現像処理されたフィルム1
(写真フィルム)のコマ画像をデジタル画像データとし
て取得するフィルムスキャナSと、このデジタル画像デ
ータを処理してプリントデータを作成するコントローラ
2と、このプリントデータに基づいてペーパ3(印画
紙)に露光処理を施してコマ画像に対応する画像を焼き
付けるデジタルプリント部Pと、露光処理が施されたペ
ーパ3に現像処理を施す現像処理部Dとが設けられてい
る。そして、現像処理部Dで現像処理が施された(現像
された)ペーパ3は、乾燥処理が施された後、仕上がり
プリントとして、該デジタルプリンタIPから排出され
る。
【0016】フィルムスキャナSには、照明光学系4
と、撮像光学系5と、CCDセンサを用いた光電変換部
6とが設けられている。ここで、照明光学系4は、白色
光源であるハロゲンランプ4a、調光フィルタ4b、ミ
ラートンネル4c等で構成され、光源からの光ビームの
色分布や強度分布を調整して、これをフィルム1のコマ
画像に照射するようになっている。また、撮像光学系5
は、詳しくは図示していないが、投射光の方向を変える
ミラー、レンズユニット、該レンズユニットを透過した
光ビームを3つの方向に分光するプリズム等で構成さ
れ、フィルム1の透過光ビームを処理するようになって
いる。なお、フィルム1のコマ画像は、フィルム搬送機
構7でフィルム1を所定の走査速度で移送することによ
り、副走査方向(すなわち、フィルム長手方向)に走査
される。
と、撮像光学系5と、CCDセンサを用いた光電変換部
6とが設けられている。ここで、照明光学系4は、白色
光源であるハロゲンランプ4a、調光フィルタ4b、ミ
ラートンネル4c等で構成され、光源からの光ビームの
色分布や強度分布を調整して、これをフィルム1のコマ
画像に照射するようになっている。また、撮像光学系5
は、詳しくは図示していないが、投射光の方向を変える
ミラー、レンズユニット、該レンズユニットを透過した
光ビームを3つの方向に分光するプリズム等で構成さ
れ、フィルム1の透過光ビームを処理するようになって
いる。なお、フィルム1のコマ画像は、フィルム搬送機
構7でフィルム1を所定の走査速度で移送することによ
り、副走査方向(すなわち、フィルム長手方向)に走査
される。
【0017】光電変換部6は、撮像光学系5から導入さ
れた光ビームを光電変換する。この光電変換部6は、撮
像光学系5のプリズムによって分光された3つの光ビー
ムを個別に受け入れるための3つのCCDセンサを備え
ている。各CCDセンサは、それぞれ、多数(例えば5
000個)のCCD素子が主走査方向(すなわち、フィ
ルム幅方向)に配列されたラインセンサであって、セン
サ駆動回路により主走査時に電荷蓄積動作や電荷蓄積時
間の制御が行われるようになっている。各CCDセンサ
は、それぞれその撮像面に光ビームの青色成分、赤色成
分又は緑色成分のみを透過させるカラーフィルタが設け
られており、それぞれ青色成分、赤色成分又は緑色成分
のみを光電変換する。各CCDセンサから出力される各
画素信号はサンプルホールドされ、各画素信号が連続し
た画像信号となる。なお、各画素信号は所定のビット数
(例えば12ビット)のデジタル信号に変換される。
れた光ビームを光電変換する。この光電変換部6は、撮
像光学系5のプリズムによって分光された3つの光ビー
ムを個別に受け入れるための3つのCCDセンサを備え
ている。各CCDセンサは、それぞれ、多数(例えば5
000個)のCCD素子が主走査方向(すなわち、フィ
ルム幅方向)に配列されたラインセンサであって、セン
サ駆動回路により主走査時に電荷蓄積動作や電荷蓄積時
間の制御が行われるようになっている。各CCDセンサ
は、それぞれその撮像面に光ビームの青色成分、赤色成
分又は緑色成分のみを透過させるカラーフィルタが設け
られており、それぞれ青色成分、赤色成分又は緑色成分
のみを光電変換する。各CCDセンサから出力される各
画素信号はサンプルホールドされ、各画素信号が連続し
た画像信号となる。なお、各画素信号は所定のビット数
(例えば12ビット)のデジタル信号に変換される。
【0018】かくして、フィルム1のコマ画像が所定の
スキャン位置に位置決めされると、コマ画像の読取処理
が開始される。このとき、フィルム1の各コマ画像は、
フィルム搬送機構7によるフィルム1の移送により、複
数のスリット画像に分割された形で順次光電変換部6で
読み取られ、原デジタル画像データとしてコントローラ
2に送られる。このような、フィルムスキャナSの照明
光学系4、撮像光学系5及び光電変換部6の各制御はコ
ントローラ2によって行われる。
スキャン位置に位置決めされると、コマ画像の読取処理
が開始される。このとき、フィルム1の各コマ画像は、
フィルム搬送機構7によるフィルム1の移送により、複
数のスリット画像に分割された形で順次光電変換部6で
読み取られ、原デジタル画像データとしてコントローラ
2に送られる。このような、フィルムスキャナSの照明
光学系4、撮像光学系5及び光電変換部6の各制御はコ
ントローラ2によって行われる。
【0019】デジタルプリント部PはPLZTシャッタ
方式のものであって、このデジタルプリント部Pには、
マガジン8から搬送されてくるペーパ3に露光処理を施
して画像を焼き付ける露光装置として、露光ヘッド11
aと光源11bと光ケーブル11cとを備えた露光エン
ジン11が設けられている。ここで、露光ヘッド11a
は、PLZT素子からなるシャッタアレイを用いたもの
である。このPLZT素子からなるシャッタアレイは、
その材料の有する電気光学効果を利用したものであっ
て、各シャッタには光源11bから光ケーブル11c中
の多数の光ファイバを介してR、G、Bの光が導入され
るようになっている。
方式のものであって、このデジタルプリント部Pには、
マガジン8から搬送されてくるペーパ3に露光処理を施
して画像を焼き付ける露光装置として、露光ヘッド11
aと光源11bと光ケーブル11cとを備えた露光エン
ジン11が設けられている。ここで、露光ヘッド11a
は、PLZT素子からなるシャッタアレイを用いたもの
である。このPLZT素子からなるシャッタアレイは、
その材料の有する電気光学効果を利用したものであっ
て、各シャッタには光源11bから光ケーブル11c中
の多数の光ファイバを介してR、G、Bの光が導入され
るようになっている。
【0020】露光ヘッド11aは、ペーパ3の幅方向、
すなわち該図面の紙面と直交する方向に、ペーパ3のほ
ぼ全幅にわたって延び、搬送されているペーパ3のほぼ
全面に露光処理を施して画像を焼き付けることができる
ようになっている。かくして、各シャッタは、所定レベ
ルの電圧が印加されると光を透過させる状態(開状態)
となり、該電圧の印加が停止されると光を遮断する状態
(閉状態)となる。したがって、コントローラ2からプ
リントデータに基づいて各画素に対応するシャッタに駆
動電圧が印加されると、そのシャッタは開状態となって
光源11bから導入されている色の光がペーパ3に照射
される。ここで、露光処理が施されるペーパ3について
見ると、ペーパ幅方向においては画像の全長にわたり、
ペーパ搬送方向(ペーパ長手方向)においては画像の一
部(例えば、1画素の幅)のみ含む部分画像が、画素毎
に露光量が設定された状態でペーパ3に焼き付けられ
る。
すなわち該図面の紙面と直交する方向に、ペーパ3のほ
ぼ全幅にわたって延び、搬送されているペーパ3のほぼ
全面に露光処理を施して画像を焼き付けることができる
ようになっている。かくして、各シャッタは、所定レベ
ルの電圧が印加されると光を透過させる状態(開状態)
となり、該電圧の印加が停止されると光を遮断する状態
(閉状態)となる。したがって、コントローラ2からプ
リントデータに基づいて各画素に対応するシャッタに駆
動電圧が印加されると、そのシャッタは開状態となって
光源11bから導入されている色の光がペーパ3に照射
される。ここで、露光処理が施されるペーパ3について
見ると、ペーパ幅方向においては画像の全長にわたり、
ペーパ搬送方向(ペーパ長手方向)においては画像の一
部(例えば、1画素の幅)のみ含む部分画像が、画素毎
に露光量が設定された状態でペーパ3に焼き付けられ
る。
【0021】詳しくは図示していないが、光源11bに
はR、G、Bの3色の光学フィルタからなる回転フィル
タが付設され、この回転フィルタを回転位相制御するこ
とにより、R、G、Bのうちのいずれか1つが選択的に
光源11bに対向し、その色のフィルタを介して選択色
の光が、光ケーブル11c(光ファイバ)を介してシャ
ッタに送られる。
はR、G、Bの3色の光学フィルタからなる回転フィル
タが付設され、この回転フィルタを回転位相制御するこ
とにより、R、G、Bのうちのいずれか1つが選択的に
光源11bに対向し、その色のフィルタを介して選択色
の光が、光ケーブル11c(光ファイバ)を介してシャ
ッタに送られる。
【0022】なお、この実施の形態にかかるデジタルプ
リンタIPでは、PLZTシャッタ方式のデジタルプリ
ント部Pが用いられているが、デジタルプリント部Pは
このような方式のものに限定されるわけではなく、露光
仕様に応じてこれ以外のもの、例えば液晶シャッタ方式
のもの、蛍光ビーム方式のもの、FOCRT方式のもの
等を用いることができる。
リンタIPでは、PLZTシャッタ方式のデジタルプリ
ント部Pが用いられているが、デジタルプリント部Pは
このような方式のものに限定されるわけではなく、露光
仕様に応じてこれ以外のもの、例えば液晶シャッタ方式
のもの、蛍光ビーム方式のもの、FOCRT方式のもの
等を用いることができる。
【0023】また、コントローラ2から露光エンジン1
1に送られるプリントデータは、基本的にはフィルムス
キャナSで読み取られた画像データに基づくものである
が、コントローラ2に接続された外部画像入力部2cか
ら入力された画像データを、コントローラ2を介してデ
ジタルプリント部Pに送り、ペーパ3に露光処理を施す
ことも可能である。また、フィルムスキャナS又は外部
画像入力部2cからコントローラ2に入力された画像デ
ータは、ペーパ3にプリントした場合に得られるであろ
うシミュレート画像としてモニタ2aに表示され、操作
者は、そのモニタ2aの表示を確認しながら走査卓2b
から画像の色調等を修正するための指示を入力すること
ができる。この場合、修正後の画像データがデジタルプ
リント部Pに送られることになる。
1に送られるプリントデータは、基本的にはフィルムス
キャナSで読み取られた画像データに基づくものである
が、コントローラ2に接続された外部画像入力部2cか
ら入力された画像データを、コントローラ2を介してデ
ジタルプリント部Pに送り、ペーパ3に露光処理を施す
ことも可能である。また、フィルムスキャナS又は外部
画像入力部2cからコントローラ2に入力された画像デ
ータは、ペーパ3にプリントした場合に得られるであろ
うシミュレート画像としてモニタ2aに表示され、操作
者は、そのモニタ2aの表示を確認しながら走査卓2b
から画像の色調等を修正するための指示を入力すること
ができる。この場合、修正後の画像データがデジタルプ
リント部Pに送られることになる。
【0024】以下、ペーパ3を、マガジン8からデジタ
ルプリント部Pを経由して現像処理部Dに搬送するペー
パ搬送装置Cを具体的に説明する。このペーパ搬送装置
Cは、ペーパ3をほぼ水平姿勢で搬送するペーパ供給ラ
インC1と、ペーパ3をほぼ鉛直姿勢で搬送する露光搬
送ラインC2と、現像搬送ラインC3とに区分けされてい
る。
ルプリント部Pを経由して現像処理部Dに搬送するペー
パ搬送装置Cを具体的に説明する。このペーパ搬送装置
Cは、ペーパ3をほぼ水平姿勢で搬送するペーパ供給ラ
インC1と、ペーパ3をほぼ鉛直姿勢で搬送する露光搬
送ラインC2と、現像搬送ラインC3とに区分けされてい
る。
【0025】ペーパ供給ラインC1の搬送上流端には、
長尺のペーパ3をロール状に収納しているマガジン8が
着脱可能に配置されている。そして、ペーパ搬送方向に
みてマガジン8の下流側(図1では右側)には、マガジ
ン8から引き出されたペーパ3をプリントサイズに応じ
てカットするペーパーカッタ9と、ペーパ3の裏面(非
感光面)に、フィルムID、コマ番号、プリントデータ
作成時に行われた画像処理を示す補正情報等を印字する
バックプリント部10とが設けられている。なお、ペー
パ供給ラインC1には、とくには番号を付していない
が、ペーパ3を搬送するための、あるいはペーパ3の搬
送方向を変えるための種々のローラないしはローラ対が
随所に配設されている。また、ペーパ供給ラインC1に
は、図示していないが、上記ローラを回転駆動する駆動
機構(モータ等)と、ペーパ3を案内するガイドとが設
けられている。
長尺のペーパ3をロール状に収納しているマガジン8が
着脱可能に配置されている。そして、ペーパ搬送方向に
みてマガジン8の下流側(図1では右側)には、マガジ
ン8から引き出されたペーパ3をプリントサイズに応じ
てカットするペーパーカッタ9と、ペーパ3の裏面(非
感光面)に、フィルムID、コマ番号、プリントデータ
作成時に行われた画像処理を示す補正情報等を印字する
バックプリント部10とが設けられている。なお、ペー
パ供給ラインC1には、とくには番号を付していない
が、ペーパ3を搬送するための、あるいはペーパ3の搬
送方向を変えるための種々のローラないしはローラ対が
随所に配設されている。また、ペーパ供給ラインC1に
は、図示していないが、上記ローラを回転駆動する駆動
機構(モータ等)と、ペーパ3を案内するガイドとが設
けられている。
【0026】以下、図2〜図4を参照しつつ、ペーパ3
を鉛直方向上向きに搬送する露光搬送ラインC2(ペー
パ搬送装置C)の露光エンジン近傍部分、すなわちロー
ラ機構及びガイド機構の具体的な構造及び機能を説明す
る。図2に示すように、この露光搬送ラインC2の露光
エンジン近傍部分においては、ペーパ3が、第1搬送ロ
ーラ12と第1圧着ローラ13とで構成されるローラ対
と、第2搬送ローラ14と第2圧着ローラ15とで構成
されるローラ対とによって、矢印Zで示す方向すなわち
鉛直上向きに搬送されるようになっている。なお、ペー
パ3に対しては、露光エンジン11の露光ヘッド11a
(図1参照)によって、矢印Yで示す方向にライン露光
処理が施される。
を鉛直方向上向きに搬送する露光搬送ラインC2(ペー
パ搬送装置C)の露光エンジン近傍部分、すなわちロー
ラ機構及びガイド機構の具体的な構造及び機能を説明す
る。図2に示すように、この露光搬送ラインC2の露光
エンジン近傍部分においては、ペーパ3が、第1搬送ロ
ーラ12と第1圧着ローラ13とで構成されるローラ対
と、第2搬送ローラ14と第2圧着ローラ15とで構成
されるローラ対とによって、矢印Zで示す方向すなわち
鉛直上向きに搬送されるようになっている。なお、ペー
パ3に対しては、露光エンジン11の露光ヘッド11a
(図1参照)によって、矢印Yで示す方向にライン露光
処理が施される。
【0027】第1搬送ローラ12及び第2搬送ローラ1
4は、それぞれ、小径の軸部12b、14b(ローラ
軸)にローラ部12a、14a(例えば、ゴムローラ)
が外嵌された構造とされている。また、第1圧着ローラ
13及び第2圧着ローラ15も、それぞれ、小径の軸部
13b、15b(ローラ軸)にローラ部13a、15a
(例えば、ゴムローラ)が外嵌された構造とされてい
る。これらのローラ部12a〜15aは、それぞれ、そ
の軸線方向(矢印X方向)にみて数カ所で欠損された状
態となっている。換言すれば、各ローラ部12a〜15
aは、それぞれ、若干の間隔を隔てて複数に分割された
構造とされている。
4は、それぞれ、小径の軸部12b、14b(ローラ
軸)にローラ部12a、14a(例えば、ゴムローラ)
が外嵌された構造とされている。また、第1圧着ローラ
13及び第2圧着ローラ15も、それぞれ、小径の軸部
13b、15b(ローラ軸)にローラ部13a、15a
(例えば、ゴムローラ)が外嵌された構造とされてい
る。これらのローラ部12a〜15aは、それぞれ、そ
の軸線方向(矢印X方向)にみて数カ所で欠損された状
態となっている。換言すれば、各ローラ部12a〜15
aは、それぞれ、若干の間隔を隔てて複数に分割された
構造とされている。
【0028】ここで、第1搬送ローラ12及び第2搬送
ローラ14は、それぞれその位置が固定されているが
(ただし、回転ないしは自転する)、第1圧着ローラ1
3及び第2圧着ローラ15は、それぞれ、ペーパ厚み方
向、すなわち矢印Y方向ないしはこれと逆方向に移動す
ることができるようになっている。そして、両圧着ロー
ラ13、15は、それぞれ、ばね等の付勢手段(図示せ
ず)によって適度に両搬送ローラ12、14に向かって
付勢されている。このため、ペーパ3は、両搬送ローラ
12、14と両圧着ローラ13、15との間に、適度な
押圧力でもって挟まれる。
ローラ14は、それぞれその位置が固定されているが
(ただし、回転ないしは自転する)、第1圧着ローラ1
3及び第2圧着ローラ15は、それぞれ、ペーパ厚み方
向、すなわち矢印Y方向ないしはこれと逆方向に移動す
ることができるようになっている。そして、両圧着ロー
ラ13、15は、それぞれ、ばね等の付勢手段(図示せ
ず)によって適度に両搬送ローラ12、14に向かって
付勢されている。このため、ペーパ3は、両搬送ローラ
12、14と両圧着ローラ13、15との間に、適度な
押圧力でもって挟まれる。
【0029】したがって、両搬送ローラ12、14が矢
印X方向にみて時計回り方向、すなわち矢印A1、A2で
示す方向に回転すると、これに伴って両圧着ローラ1
3、15が反時計回り方向に回転し、、ペーパ3は矢印
Z方向すなわち上向きに搬送される。なお、図示してい
ないが、第1搬送ローラ12及び第2搬送ローラ14
は、駆動モータにより、ベルト等を介して所定の回転速
度で回転駆動される。
印X方向にみて時計回り方向、すなわち矢印A1、A2で
示す方向に回転すると、これに伴って両圧着ローラ1
3、15が反時計回り方向に回転し、、ペーパ3は矢印
Z方向すなわち上向きに搬送される。なお、図示してい
ないが、第1搬送ローラ12及び第2搬送ローラ14
は、駆動モータにより、ベルト等を介して所定の回転速
度で回転駆動される。
【0030】また、露光搬送ラインC2には、ペーパ3
をガイドするために、ペーパ厚み方向にみて、搬送ロー
ラ側に位置する第1ガイド板16と、圧着ローラ側に位
置する第2ガイド板17とが設けられている。両ガイド
板16、17は、ペーパ厚み方向に互いに所定の間隔を
隔てて配置され、両ガイド板間には隙間25(ペーパ搬
送路)が形成されている。この隙間25の間隔は、ペー
パ3の浮き上がりを確実に防止するため、例えばペーパ
3の厚さよりも0.01〜0.3mm大きい値、好まし
くは0.05〜0.1mmだけ大きい値に設定される。
かくして、両搬送ローラ12、14及び両圧着ローラ1
3、15によって搬送されるペーパ3は、両ガイド板1
6、17間の隙間25を通され、これによりガイドされ
る。
をガイドするために、ペーパ厚み方向にみて、搬送ロー
ラ側に位置する第1ガイド板16と、圧着ローラ側に位
置する第2ガイド板17とが設けられている。両ガイド
板16、17は、ペーパ厚み方向に互いに所定の間隔を
隔てて配置され、両ガイド板間には隙間25(ペーパ搬
送路)が形成されている。この隙間25の間隔は、ペー
パ3の浮き上がりを確実に防止するため、例えばペーパ
3の厚さよりも0.01〜0.3mm大きい値、好まし
くは0.05〜0.1mmだけ大きい値に設定される。
かくして、両搬送ローラ12、14及び両圧着ローラ1
3、15によって搬送されるペーパ3は、両ガイド板1
6、17間の隙間25を通され、これによりガイドされ
る。
【0031】図3及び図4に示すように、第1ガイド板
16の、第1搬送ローラ12の各ローラ部12aと対応
する位置には、それぞれ、該第1ガイド板16を厚み方
向に貫通する矩形窓状の第1切抜部18が形成されてい
る。また、第1ガイド板16の、第2搬送ローラ14の
各ローラ部14aと対応する位置には、それぞれ、該第
1ガイド板16を厚み方向に貫通する矩形窓状の第2切
抜部19が形成されている。そして、第1搬送ローラ1
2の各ローラ部12aと第2搬送ローラ14の各ローラ
部14aとは、それぞれ、第1切抜部18内と第2切抜
部19内とに配置されている。なお、第1圧着ローラ1
3の各ローラ部13aと第2圧着ローラ15の各ローラ
部15aも、それぞれ、これらと対応する位置において
第2ガイド板17に形成された矩形窓状の第3切抜部2
2内と第4切抜部23内とに配置されている。
16の、第1搬送ローラ12の各ローラ部12aと対応
する位置には、それぞれ、該第1ガイド板16を厚み方
向に貫通する矩形窓状の第1切抜部18が形成されてい
る。また、第1ガイド板16の、第2搬送ローラ14の
各ローラ部14aと対応する位置には、それぞれ、該第
1ガイド板16を厚み方向に貫通する矩形窓状の第2切
抜部19が形成されている。そして、第1搬送ローラ1
2の各ローラ部12aと第2搬送ローラ14の各ローラ
部14aとは、それぞれ、第1切抜部18内と第2切抜
部19内とに配置されている。なお、第1圧着ローラ1
3の各ローラ部13aと第2圧着ローラ15の各ローラ
部15aも、それぞれ、これらと対応する位置において
第2ガイド板17に形成された矩形窓状の第3切抜部2
2内と第4切抜部23内とに配置されている。
【0032】そして、ペーパ搬送方向にみて各第1切抜
部18と対応する位置において、第1ガイド板16の、
ペーパ3と当接(対向)する側の表面(切抜部が形成さ
れていない部分)すなわちペーパ当接面には、それぞ
れ、その深さdがほぼ第1搬送ローラ12の累積寸法公
差長(あるいはそれ以上)である第1へこみ部20が形
成されている。同様に、各第2切抜部19と対応する位
置において、第1ガイド板16のペーパ当接面には、そ
れぞれ、その深さがほぼ第2搬送ローラ14の累積寸法
公差長(あるいはそれ以上)である第2へこみ部21が
形成されている。
部18と対応する位置において、第1ガイド板16の、
ペーパ3と当接(対向)する側の表面(切抜部が形成さ
れていない部分)すなわちペーパ当接面には、それぞ
れ、その深さdがほぼ第1搬送ローラ12の累積寸法公
差長(あるいはそれ以上)である第1へこみ部20が形
成されている。同様に、各第2切抜部19と対応する位
置において、第1ガイド板16のペーパ当接面には、そ
れぞれ、その深さがほぼ第2搬送ローラ14の累積寸法
公差長(あるいはそれ以上)である第2へこみ部21が
形成されている。
【0033】ここで、ペーパ搬送方向にみて、各へこみ
部20、21の下流側縁部と、第1ガイド板16の各切
抜部18、19の下流側縁部とは、それぞれ、所定の呼
び込み角度をもつように形成されている(傾斜してい
る)。これは、ペーパ3が、ペーパ搬送方向にみて各搬
送ローラ12、14及び各圧着ローラ13、15が配置
された位置から下流側へ移動する際に抵抗が生じないよ
うにして、ペーパ3の搬送を円滑化するためである。ま
た、各へこみ部20、21の上流側縁部と、第1ガイド
板16の各切抜部18、19の上流側縁部も、それぞ
れ、所定の呼び込み角度をもつように形成されている
(下流側縁部とは逆向きに傾斜している)。これは、ペ
ーパ3が、上流側から各搬送ローラ12、14及び各圧
着ローラ13、15が配置された位置に移動する際に抵
抗が生じないようにして、ペーパ3の搬送を円滑化する
ためである。
部20、21の下流側縁部と、第1ガイド板16の各切
抜部18、19の下流側縁部とは、それぞれ、所定の呼
び込み角度をもつように形成されている(傾斜してい
る)。これは、ペーパ3が、ペーパ搬送方向にみて各搬
送ローラ12、14及び各圧着ローラ13、15が配置
された位置から下流側へ移動する際に抵抗が生じないよ
うにして、ペーパ3の搬送を円滑化するためである。ま
た、各へこみ部20、21の上流側縁部と、第1ガイド
板16の各切抜部18、19の上流側縁部も、それぞ
れ、所定の呼び込み角度をもつように形成されている
(下流側縁部とは逆向きに傾斜している)。これは、ペ
ーパ3が、上流側から各搬送ローラ12、14及び各圧
着ローラ13、15が配置された位置に移動する際に抵
抗が生じないようにして、ペーパ3の搬送を円滑化する
ためである。
【0034】そして、第1搬送ローラ12は、その部品
の寸法のばらつきに起因してローラ部12aのペーパ当
接部が隙間25内に突出するのを確実に防止するため、
該ペーパ当接部が第1ガイド板16のペーパ当接面より
もほぼその累積寸法公差分だけ後退した部位(第2ガイ
ド板17とは反対側)に位置するようにして、固定的に
配置されている。同様に、第2搬送ローラ14も、その
ローラ部14aのペーパ当接部が第1ガイド板16のペ
ーパ当接面よりもほぼその累積寸法公差分だけ後退した
部位に位置するようにして、固定的に配置されている。
の寸法のばらつきに起因してローラ部12aのペーパ当
接部が隙間25内に突出するのを確実に防止するため、
該ペーパ当接部が第1ガイド板16のペーパ当接面より
もほぼその累積寸法公差分だけ後退した部位(第2ガイ
ド板17とは反対側)に位置するようにして、固定的に
配置されている。同様に、第2搬送ローラ14も、その
ローラ部14aのペーパ当接部が第1ガイド板16のペ
ーパ当接面よりもほぼその累積寸法公差分だけ後退した
部位に位置するようにして、固定的に配置されている。
【0035】このように、第1ガイド板16のペーパ当
接面に、深さがほぼ各搬送ローラ12、14の累積寸法
公差長である各へこみ部20、21が形成され、かつ各
搬送ローラ12、14がほぼ上記累積寸法公差長分だけ
後退して配置されているので、ペーパ搬送方向にみて各
搬送ローラ12、14及び各圧着ローラ13、15と対
応する位置では、各搬送ローラ12、14のローラ部1
2a、14aのペーパ当接部が、各へこみ部20、21
の、ペーパ3に当接する表面とほぼ同一部位に位置する
(すなわち、面一となる)。
接面に、深さがほぼ各搬送ローラ12、14の累積寸法
公差長である各へこみ部20、21が形成され、かつ各
搬送ローラ12、14がほぼ上記累積寸法公差長分だけ
後退して配置されているので、ペーパ搬送方向にみて各
搬送ローラ12、14及び各圧着ローラ13、15と対
応する位置では、各搬送ローラ12、14のローラ部1
2a、14aのペーパ当接部が、各へこみ部20、21
の、ペーパ3に当接する表面とほぼ同一部位に位置する
(すなわち、面一となる)。
【0036】したがって、図3中の直線L3、L4で示す
ように、ペーパ3には、その搬送時に、ペーパ搬送方向
にみて各搬送ローラ12、14及び各圧着ローラ13、
15と対応する位置で、ペーパ搬送方向と直交する方
向、すなわちペーパ幅方向の波打ち状の歪みが生じな
い。このため、各搬送ローラ12、14の各部品に寸法
のばらつきが伴われる場合でも、両ガイド板16、17
間の隙間25(ペーパ搬送路)にペーパ3を詰まらせ
ず、かつ搬送ムラを生じさせずに、ペーパ3を円滑に搬
送することができる。したがって、ペーパ3の搬送速度
がライン露光位置(矢印Yで示す位置)でばらつかない
ので、ペーパ3に焼き付けられた画像(プリント)の品
質が高められる。
ように、ペーパ3には、その搬送時に、ペーパ搬送方向
にみて各搬送ローラ12、14及び各圧着ローラ13、
15と対応する位置で、ペーパ搬送方向と直交する方
向、すなわちペーパ幅方向の波打ち状の歪みが生じな
い。このため、各搬送ローラ12、14の各部品に寸法
のばらつきが伴われる場合でも、両ガイド板16、17
間の隙間25(ペーパ搬送路)にペーパ3を詰まらせ
ず、かつ搬送ムラを生じさせずに、ペーパ3を円滑に搬
送することができる。したがって、ペーパ3の搬送速度
がライン露光位置(矢印Yで示す位置)でばらつかない
ので、ペーパ3に焼き付けられた画像(プリント)の品
質が高められる。
【0037】なお、この露光搬送ラインC2において
は、図3中の直線L1、L2で示すように、ペーパ3に
は、その搬送時に、ペーパ搬送方向にみて各搬送ローラ
12、14及び各圧着ローラ13、15と対応する位置
で、ペーパ搬送方向の波打ち状の歪みが生じるが、これ
らの歪みがペーパ3の搬送に何ら不具合を生じさせない
のは、前記のとおりである。
は、図3中の直線L1、L2で示すように、ペーパ3に
は、その搬送時に、ペーパ搬送方向にみて各搬送ローラ
12、14及び各圧着ローラ13、15と対応する位置
で、ペーパ搬送方向の波打ち状の歪みが生じるが、これ
らの歪みがペーパ3の搬送に何ら不具合を生じさせない
のは、前記のとおりである。
【図1】 本発明にかかるペーパ搬送装置を備えたデジ
タルプリンタのシステム構成図である。
タルプリンタのシステム構成図である。
【図2】 図1に示すデジタルプリンタの露光搬送ライ
ン(ペーパ搬送装置)の露光エンジン近傍部分の斜視図
である。
ン(ペーパ搬送装置)の露光エンジン近傍部分の斜視図
である。
【図3】 図2に示す露光搬送ラインに設けられた第1
ガイド板の斜視図であり、該第1ガイド板によってガイ
ドされているペーパの搬送状態をも示している。
ガイド板の斜視図であり、該第1ガイド板によってガイ
ドされているペーパの搬送状態をも示している。
【図4】 第1ガイド板及び搬送ローラの一部断面図で
あり、第1ガイド板と搬送ローラ(ローラ部)との位置
関係を示している。
あり、第1ガイド板と搬送ローラ(ローラ部)との位置
関係を示している。
【図5】 従来のデジタルプリンタのペーパ搬送装置の
露光位置近傍部の斜視図である。
露光位置近傍部の斜視図である。
【図6】 (a)及び(b)は、それぞれ図5に示すペ
ーパ搬送装置のガイド板及びローラの縦断面図及び横断
面図であり、(c)は(b)の一部を拡大して示した図
である。
ーパ搬送装置のガイド板及びローラの縦断面図及び横断
面図であり、(c)は(b)の一部を拡大して示した図
である。
【図7】 図5に示すペーパ搬送装置に設けられた第1
ガイド板の斜視図であり、該第1ガイド板によってガイ
ドされているペーパの搬送状態をも示している。
ガイド板の斜視図であり、該第1ガイド板によってガイ
ドされているペーパの搬送状態をも示している。
IP…デジタルプリンタ、C…ペーパ搬送装置、C1…
ペーパ供給ライン、C2…露光搬送ライン、C3…現像搬
送ライン、D…現像処理部、P…デジタルプリント部、
S…フィルムスキャナ、1…フィルム、2…コントロー
ラ、3…ペーパ、4…照明光学系、5…撮像光学系、6
…光電変換部、7…フィルム搬送機構、8…マガジン、
9…ペーパーカッタ、10…バックプリント部、11…
露光エンジン、11a…露光ヘッド、11b…光源、1
1c…光ケーブル、12…第1搬送ローラ、12a…ロ
ーラ部、12b…軸部、13…第1圧着ローラ、13a
…ローラ部、13b…軸部、14…第2搬送ローラ、1
4a…ローラ部、14b…軸部、15…第2圧着ロー
ラ、15a…ローラ部、15b…軸部、16…第1ガイ
ド板、17…第2ガイド板、18…第1切抜部、19…
第2切抜部、20…第1へこみ部、21…第2へこみ
部、22…第3切抜部、23…第4切抜部、25…隙間
(ペーパ搬送路)。
ペーパ供給ライン、C2…露光搬送ライン、C3…現像搬
送ライン、D…現像処理部、P…デジタルプリント部、
S…フィルムスキャナ、1…フィルム、2…コントロー
ラ、3…ペーパ、4…照明光学系、5…撮像光学系、6
…光電変換部、7…フィルム搬送機構、8…マガジン、
9…ペーパーカッタ、10…バックプリント部、11…
露光エンジン、11a…露光ヘッド、11b…光源、1
1c…光ケーブル、12…第1搬送ローラ、12a…ロ
ーラ部、12b…軸部、13…第1圧着ローラ、13a
…ローラ部、13b…軸部、14…第2搬送ローラ、1
4a…ローラ部、14b…軸部、15…第2圧着ロー
ラ、15a…ローラ部、15b…軸部、16…第1ガイ
ド板、17…第2ガイド板、18…第1切抜部、19…
第2切抜部、20…第1へこみ部、21…第2へこみ
部、22…第3切抜部、23…第4切抜部、25…隙間
(ペーパ搬送路)。
Claims (6)
- 【請求項1】 所定の間隔の隙間を隔てて互いに対向し
て配置された第1ガイド板と第2ガイド板とを有し、シ
ート材料を、上記隙間を通すことによりガイドするガイ
ド機構と、 上記第1ガイド板の切抜部に配置された搬送用ローラ
と、上記第2ガイド板の切抜部に配置された圧着用ロー
ラとで上記シート材料を挟み、上記両ローラを回転させ
ることにより上記シート材料を搬送するローラ機構とが
設けられているシート材料搬送装置において、 シート材料搬送方向にみて上記切抜部と対応する位置に
おいて、上記第1ガイド板の、上記シート材料と当接す
る側の表面に、深さが上記搬送用ローラの累積寸法公差
長以上であるへこみ部が形成されていることを特徴とす
るシート材料搬送装置。 - 【請求項2】 上記搬送用ローラが、上記第1ガイド板
の上記表面から、該搬送用ローラの累積寸法公差長だけ
後退して配置されていることを特徴とする請求項1に記
載のシート材料搬送装置。 - 【請求項3】 上記第1ガイド板と上記第2ガイド板と
の間隔が、上記シート材料の厚さに0.3mmを加えた
値以下であることを特徴とする請求項1又は2に記載の
シート材料搬送装置。 - 【請求項4】 シート材料搬送方向にみて、上記へこみ
部の下流側縁部と、上記第1ガイド板の切抜部の下流側
縁部とが、それぞれ、所定の呼び込み角度をもつように
形成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれ
か1つに記載のシート材料搬送装置。 - 【請求項5】 上記シート材料がペーパであることを特
徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載のシート材
料搬送装置。 - 【請求項6】 該シート材料搬送装置がデジタル写真焼
付け装置用のものであって、上記シート材料が印画紙で
あることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1つに記
載のシート材料搬送装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32107899A JP2001139184A (ja) | 1999-11-11 | 1999-11-11 | シート材料搬送装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32107899A JP2001139184A (ja) | 1999-11-11 | 1999-11-11 | シート材料搬送装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001139184A true JP2001139184A (ja) | 2001-05-22 |
Family
ID=18128574
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32107899A Pending JP2001139184A (ja) | 1999-11-11 | 1999-11-11 | シート材料搬送装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001139184A (ja) |
-
1999
- 1999-11-11 JP JP32107899A patent/JP2001139184A/ja active Pending
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060913 |
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A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20080529 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080617 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20081021 |