JP2001131538A - 高密度冷熱蓄熱輸送用組成物 - Google Patents

高密度冷熱蓄熱輸送用組成物

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JP2001131538A JP34517399A JP34517399A JP2001131538A JP 2001131538 A JP2001131538 A JP 2001131538A JP 34517399 A JP34517399 A JP 34517399A JP 34517399 A JP34517399 A JP 34517399A JP 2001131538 A JP2001131538 A JP 2001131538A
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Tatsu Nakada
達 中田
Sumiko Tomiyama
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Jotaro Nagai
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 地域冷暖房で、氷スラリーを用いる冷熱蓄熱
・輸送システムにおいて氷粒子が塊状化した場合、冷熱
蓄熱槽内における流動・伝熱の不良や冷熱輸送を困難に
する等の問題がある。その欠点を改善し、配管及びポン
プによって所定の場所に安全に輸送出来る氷スラリーの
生成を目的とする。 【解決手段】 水、各種ブライン水溶液、有機化合物水
溶液等にアルキルグルコシド系、ラムノリピッド系、ソ
フォロリピッド系、トレハロスリピッド系、アルキルマ
ンノシド系、アルカノイル−N−メチルグルカミド系界
面活性剤の1種類又は2種類以上の混合物、又はこれら
の界面活性剤と他のイオン性、非イオン性界面活性剤と
の混合物を添加する事により高密度冷熱蓄熱輸送用組成
物を完成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】夜間電力の有効利用を目的と
して、ビルの冷暖房や地域冷暖房において冷熱蓄熱材と
して冷水や氷を用いる冷熱蓄熱システムの開発が求めら
れている。冷水を用いる場合には、冷水の持つ顕熱差を
利用するために冷熱蓄熱密度が小さく蓄熱槽の容積が大
きくなる等の問題が指摘されている。氷を用いる場合に
は、氷の持つ大きな融解潜熱を利用する為に蓄熱密度が
大きくなる等の特徴があるが、蓄熱中に氷粒子が凝集
し、塊状化する等の問題点も指摘されている。さらに生
成した氷粒子のスラリーにより冷熱輸送を行う場合に
は、輸送中にパイプラインの淀み等において塊状化し、
輸送を困難にしている。この氷粒子の凝集・塊状化は、
氷粒子同士の接触による界面の融解・再固着によるもの
と考えられ、その特性から通常では防止出来ないもので
ある。水溶液にアルコール等を添加し、凝集を防止する
事が試みられているが、現状では、安定した運転を長期
間可能とするには課題も多いと考えられる。本発明の特
徴とするところは、水又は各種ブラインに当該特許記載
の界面活性剤を添加する事により、長時間低温下で保持
しておいてもIPFが一定でかつ安定したスラリーとし
て存在する氷スラリーの調製が可能であることを見出
し、氷粒子の凝集及び合一の無い氷スラリーを調製する
事により、氷スラリーの調製時、貯蔵時及び輸送時の問
題、例えば氷粒子どうしが互いに結合し塊状化する事に
よる冷熱蓄熱槽内における流動・伝熱の不良、さらに生
成した氷粒子のスラリーによる冷熱輸送を行う場合に
は、輸送中にパイプラインの淀み等において塊状化し輸
送を困難にする、又伝熱管表面への氷の析出・付着によ
る流動・伝熱の不良等のトラブルを防止する事を特徴と
する高密度冷熱蓄熱輸送用組成物を提供するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】低温の熱(以下、冷熱という)を他の場
所に輸送するには、冷熱を一旦水等の液体に与えて液体
を低温とし、この低温となった液体を配管を介して流動
輸送する方法が採られている。ところが、水などの流体
を低温として輸送する冷熱輸送システムでは、低温流体
によって輸送される冷熱量がその顕熱差しかないので、
輸送される冷熱量は余り大きくはなく、また冷熱蓄熱密
度も小さく、冷熱蓄熱槽の容積が大きくなる等の問題点
が指摘されている。輸送される冷熱量を増大させるに
は、該冷熱量を流体が凝固する際に吸収する凝固熱の形
に一旦変換し、凝固した液体を輸送すると良い。一般に
は、冷熱によって水を凍らせて一旦氷を作り、当該氷を
輸送する方法が試みられているのが現状である。氷を用
いる場合には、氷の持つ大きな融解潜熱(凝固熱)を利
用するために冷熱蓄熱密度や冷熱輸送密度が大きくなる
などの特徴を有している。しかしながら、氷スラリーを
用いて冷熱蓄熱・冷熱輸送する場合には、氷貯槽内にお
いて凝集・塊状化した氷を搬送する事を考慮する必要が
あるとともに、氷は水に比べはるかに小さい比重を持つ
ことに起因する、輸送配管中の曲がり部、弁部や各種淀
み部などにおけるブロックによる管路の閉塞化について
十分に注意をする必要があるなど氷の持つ大きな冷熱蓄
熱密度、冷熱輸送密度の利用には困難な面が多々ある。
氷のように輸送・貯蔵中に塊状化する性質を持つ物質を
配管を用いて効率良く輸送する事の出来る簡単な方法は
現在の所まだ見出されていない。そこで従来は、小さな
氷粒子からなる氷スラリーを作り、当該氷スラリーを配
管を介して輸送する事が試みられてきた。しかしなが
ら、この場合にも、前記したように氷貯槽内において氷
粒子の凝集・塊状化、あるいは配管中の塊状化当が指摘
され、氷スラリーによる安定で効率の良い冷熱蓄熱・輸
送はまだ出来ていない。さらに水にアルコール等を添加
し、氷粒子の凝集・塊状化防止が試みられているが、長
期間にわたり安定した運転を可能とするには、まだ課題
が多いのが現状である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来公知の氷スラ
リーを用いた冷熱蓄熱や冷熱輸送方法には、以下のよう
な問題点がある。例えば、水を急激に過冷却する装置が
必要であるため、装置全体が大型化する上、高コストと
なってしまう。又、氷スラリーを形成している氷粒子ど
うしが互いに結合しないように、氷スラリーの温度を一
定の範囲に制御する必要があるため、氷スラリーの取り
扱いが困難である。さらに生成した氷粒子のスラリーに
より冷熱輸送を行う場合には、輸送中にパイプラインの
淀み等において塊状化し、輸送を困難にしている。この
氷粒子の凝集・塊状化は、氷粒子同士の接触による界面
の融解・再固着によるものと考えられ、その特性から通
常では防止出来ないものである。そこで、水溶液にアル
コール等を添加し、凝集を防止する事が試みられている
が、現状では、安定した運転を長期間可能とするには課
題も多いと考えられる。又、氷を機械的に掻き砕いて氷
スラリーを製造するには、その掻き砕くための装置全体
が大型化し、かつ大きな動力が必要な事から高コスト化
してしまうなどの問題点がある。
【0004】
【問題を解決するための手段】本発明者等は上記従来技
術の欠点を克服すべく鋭意研究を行った結果、氷スラリ
ーを調製する際に、水又は無機塩水溶液、グリコール水
溶液、低級アルコール水溶液などのブライン成分の1種
類あるいは数種類の混合水溶液又は有機化合物水溶液又
は前記ブライン水溶液と有機化合物水溶液の混合水溶液
に特定の界面活性剤の1種類又は2種類以上の混合物を
0.0005〜50wt%添加する事により長時間低温
下で保持しておいても氷の凝集及び合一を防止し、IP
F(氷スラリー中の氷充填率)が一定でかつ安定したス
ラリーとして存在する事が出来る事により冷熱蓄熱槽の
安定した操作を可能とし、配管及びポンプによって所定
の場所に安全に輸送出来、又伝熱管表面への氷の析出・
付着の防止効果のある氷スラリーを生成することを見出
し、本発明を完成したものである。高密度冷熱蓄熱輸送
用組成物として効果のあった界面活性剤について次に説
明する。
【0005】該界面活性剤が化学式20で示されるアル
キルグルコシド系界面活性剤である高密度冷熱蓄熱輸送
用組成物。
【0006】「化学式20」
【0007】式中R、R、R、R、R
、R、Rは水素原子H、又はCH(OH)−
〔CH(OH)〕m−CH−、又はH(OZ)−、
又は炭素数1〜36のアルキル、アルケニル及び脂肪族
アシル基であり、飽和または不飽和、直鎖または分岐鎖
炭化水素基のいずれかを示す。但し、nが2以上の場合
、R、Rは同じ物の繰り返しでなくてもよい。
mは0から8の整数を示す。nは0から20の整数を示
す。
【0008】又は、該界面活性剤が化学式21で示され
るラムノリピッド系界面活性剤である高密度冷熱蓄熱輸
送用組成物。
【0009】「化学式21」
【0010】式中Rは水素原子H、又はCH(O
H)−〔CH(OH)〕m−CH−、又はH(OZ)
−、又は炭素数1〜36のアルキル、アルケニル及び
脂肪族アシル基であり、飽和または不飽和、直鎖または
分岐鎖炭化水素基のいずれかを示す。mは0から8の整
数を示す。
【0011】又は、該界面活性剤が化学式22で示され
るラムノリピッド系界面活性剤である高密度冷熱蓄熱輸
送用組成物。
【0012】「化学式22」
【0013】式中Rは水素原子H、又はCH(O
H)−〔CH(OH)〕m−CH−、又はH(OZ)
−、又は炭素数1〜36のアルキル、アルケニル及び
脂肪族アシル基であり、飽和または不飽和、直鎖または
分岐鎖炭化水素基のいずれかを示す。mは0から8の整
数を示す。
【0014】又は、該界面活性剤が化学式23で示され
るソフォロリピッド系界面活性剤である高密度冷熱蓄熱
輸送用組成物。
【0015】「化学式23」
【0016】式中R、Rは水素原子H、又はCH
(OH)−〔CH(OH)〕m−CH−、又はH(O
Z)−、又は炭素数1〜36のアルキル、アルケニル
及び脂肪族アシル基であり、飽和または不飽和、直鎖ま
たは分岐鎖炭化水素基のいずれかを示す。Rは水素原
子H、又は炭素数1〜36の飽和または不飽和の炭化水
素基、直鎖または分岐鎖の炭化水素基のいずれかを示
す。mは0から8の整数を示す。
【0017】又は、該界面活性剤が化学式24で示され
るソフォロリピッド系界面活性剤である高密度冷熱蓄熱
輸送用組成物。
【0018】「化学式24」
【00019】式中R、Rは水素原子H、又はCH
(OH)−〔CH(OH)〕m−CH−、又はH
(OZ)x−、又は炭素数1〜36のアルキル、アルケ
ニル及び脂肪族アシル基であり、飽和または不飽和、直
鎖または分岐鎖炭化水素基のいずれかを示す。mは0か
ら8の整数を示す。
【0020】又は、該界面活性剤が化学式25で示され
るトレハロスリピッド系界面活性剤である高密度冷熱蓄
熱輸送用組成物。
【0021】「化学式25」
【0022】式中Rは次の構造であり、m及びnはm
≧14、n≧13、m+n=30である。 式中Rは次の構造であり、m’及びn’はm’+n’
=0〜100である。 及びRの構造式内には二重結合、分岐、ケトン
基、シクロプロパン環、メトキシル基等ミュール酸と同
様の構造が含まれる。
【0023】又は、該界面活性剤が化学式26で示され
るサクシノイルトレハロスリピッド(STL)系界面活
性剤である高密度冷熱蓄熱輸送用組成物。
【0024】「化学式26」
【0025】式中R、R、R、Rは水素原子
H、又はサクシノイル(succinoyl)、又はア
ルカノイル(alkanoyl)、又はCH(OH)
−〔CH(OH)〕m−CH−、又はH(OZ)
−、又は炭素数1〜36のアルキル、アルケニル及び
脂肪族アシル基であり、飽和または不飽和、直鎖または
分岐鎖炭化水素基のいずれかを示す。
【0026】又は、該界面活性剤が化学式27で示され
るアルキルマンノシド系界面活性剤である高密度冷熱蓄
熱輸送用組成物。
【0027】「化学式27」
【0028】式中R、R、R、R、R
、R、Rは水素原子H、又はCH(OH)−
〔CH(OH)〕m−CH−、又はH(OZ)−、
又は炭素数1〜36のアルキル、アルケニル及び脂肪族
アシル基であり、飽和または不飽和、直鎖または分岐鎖
炭化水素基のいずれかを示す。但し、nが2以上の場合
、R、Rは同じ物の繰り返しでなくてもよい。
mは0から8の整数を示す。nは0から20の整数を示
す。
【0029】又は、該界面活性剤が化学式28で示され
るマンノシル・糖アルコール系(マンノシル・ポリヒド
ロキシアルカン系、又はマンノシル・ポリオール系)界
面活性剤である高密度冷熱蓄熱輸送用組成物。
【0030】「化学式28」
【0031】式中、RCOは炭素数1〜36の脂肪族
アシル基であり、二糖のうちマンノース上のいずれかの
水酸基とエステル結合している。Rは水素原子H、又
はCH(OH)−〔CH(OH)〕m−CH−、又
はH(OZ)−、又は炭素数1〜36のアルキル、ア
ルケニル及び脂肪族アシル基であり、飽和または不飽
和、直鎖または分岐鎖炭化水素基のいずれかを示す。但
し、mは0から8の整数を示す。
【0032】又は、該界面活性剤が化学式29で示され
るアルカノイル−N−メチルグルカミドである高密度冷
熱蓄熱輸送用組成物。
【0033】「化学式29」
【0034】式中、Rは炭素数1〜36のアルキル、
アルケニル及び脂肪族アシル基であり、飽和または不飽
和、直鎖または分岐鎖炭化水素基のいずれかを示す。
【0035】又は、該界面活性剤が化学式1〜10で示
される界面活性剤の1種類又は2種類以上の混合物と非
イオン界面活性剤のアルキル又はアルケニルポリオキシ
アルキレンエーテル、ポリオキシアルキレンアルキル又
はアルケニルフェニルエーテル型、脂肪酸ポリオキシア
ルキレンエステル、アルキロールアマイド型、脂肪酸ポ
リオキシアルキレンソルビタンエステル、脂肪酸ポリオ
キシアルキレンソルビトールエステル、ポリオキシアル
キレンひまし油、アルキル又はアルケニルポリオキシア
ルキレンアミン、アルキル又はアルケニルポリオキシア
ルキレンアミド、又は脂肪酸ソルビタンエステル、脂肪
酸ポリグリセリンエステル、脂肪酸ショ糖エステル等の
多価アルコール型及びアルキロールアミド型、ポリエー
テル変性シリコーン型界面活性剤、ポリオキシアルキレ
ングリコール型、アルキレングリコール脂肪酸エステル
型、ポリアルキレングリコール脂肪酸エステル型、ポリ
オキシアルキレンソルビット脂肪酸エステル型、グリセ
リン脂肪酸エステル型又はモノグリセリド有機酸エステ
ル、ポリグリセリンエステル等の誘導体、ポリオキシア
ルキレングリセリン脂肪酸エステル型、ショ糖脂肪酸エ
ステル型又はその誘導体、ポリオキシアルキレンショ糖
脂肪酸エステル型、アミノ酸型、ステロイド型の1種類
又は2種類以上の混合物である高密度冷熱蓄熱輸送用組
成物。但し、オキシアルキレン基におけるアルキレンは
エチレン、プロピレン、ブチレンを意味し、ポリオキシ
アルキレンはアルキレンの1種類が1モル以上付加反応
して生成したブロック、又はアルキレンの2種類以上が
2モル以上付加反応して生成したブロック、又はミック
ス、又はブロック/ミックスの混合を意味する。
【0036】又は、該界面活性剤が化学式1〜10で示
される界面活性剤の1種類又は2種類以上の混合物と化
学式30で示されるカルボン酸塩型アニオン界面活性剤
の1種類又は2種類以上の混合物である高密度冷熱蓄熱
輸送用組成物。
【0037】 R−COOM 「化学式30」
【0038】但し、化学式30は脂肪酸塩、ロジンを含
む樹脂酸塩、エーテルカルボン酸塩、アルケニルコハク
酸塩、N−アシルサルコシン塩、N−アシルグルタミン
酸塩、ナフテン酸塩、アミノ酸塩等でありRは各々に対
応するカルボン酸塩のいずれかを示す。脂肪酸、アルキ
ル及びアルケニルの炭素数は1〜36であり、飽和また
は不飽和、直鎖または分岐鎖炭化水素基のいずれかを示
し、MはNa、K、Caなどの金属、NH、アミン、
アルカノールアミン等の無機又は有機のアルカリ塩を示
す。
【0039】又は、該界面活性剤が化学式1〜10で示
される界面活性剤の1種類又は2種類以上の混合物と化
学式31で示される硫酸エステル型アニオン界面活性剤
の1種類又は2種類以上の混合物である高密度冷熱蓄熱
輸送用組成物。
【0040】 R−OSOM 「化学式31」
【0041】但し、化学式31は硫酸第一アルキル又は
アルケニル塩、硫酸第二アルキル又はアルケニル塩、硫
酸アルキル又はアルケニルポリオキシアルキレン塩、硫
酸アルキル又はアルケニルフェニルポリオキシアルキレ
ン塩、硫酸モノアシルグリセリン塩、アシルアミノ硫酸
エステル塩、硫酸化油、硫酸化脂肪酸アルキル又はアル
ケニルエステル、ポリオキシアルキレンアルキル又はア
ルケニルエーテル硫酸塩、スルホコハク酸塩、タウリン
誘導体、ポリオキシアルキレン脂肪酸アミド硫酸塩等で
ありRは各々に対応する硫酸エステル型のいずれかを示
す。アルキル及びアルケニルの炭素数は1〜36であ
り、飽和または不飽和、直鎖または分岐鎖炭化水素基の
いずれかを示し、MはNa、K、Caなどの金属、NH
、アミン、アルカノールアミン等の無機又は有機のア
ルカリ塩を示す。
【0042】又は、該界面活性剤が化学式1〜10で示
される界面活性剤の1種類又は2種類以上の混合物と化
学式32で示されるスルホン酸型アニオン界面活性剤の
1種類又は2種類以上の混合物である高密度冷熱蓄熱輸
送用組成物。
【0043】 R−SOM 「化学式32」
【0044】但し、化学式32はα−オレフィンスルホ
ン酸塩、第二アルカンスルホン酸塩、α−スルホ脂肪酸
塩、アシルイセチオン酸塩、N−アシル−N−メチルタ
ウリン酸塩、ジアルキル又はアルケニルスルホコハク酸
塩、アルキル又はアルケニルベンゼンスルホン酸塩、ア
ルキル又はアルケニルナフタレンスルホン酸塩、アルキ
ル又はアルケニルジフェニルエーテルジスルホン酸塩、
石油スルホン酸塩、リグニンスルホン酸塩等でありRは
各々に対応するスルホン酸型のいずれかを示す。アルキ
ル及びアルケニルの炭素数は1〜36であり、飽和また
は不飽和、直鎖または分岐鎖炭化水素基のいずれかを示
し、MはNa、K、Caなどの金属、NH、アミン、
アルカノールアミン等の無機又は有機のアルカリ塩を示
す。
【0045】又は、該界面活性剤が化学式1〜10で示
される界面活性剤の1種類又は2種類以上の混合物と化
学式33あるいは化学式34で示されるリン酸エステル
型アニオン界面活性剤の1種類又は2種類以上の混合物
である高密度冷熱蓄熱輸送用組成物。
【0046】 「化学式33」
【0047】あるいは
【0048】 「化学式34」
【0049】但し、化学式33、化学式34はリン酸ア
ルキル又はアルケニル塩、リン酸アルキル又はアルケニ
ルポリオキシアルキレン塩、リン酸アルキル又はアルケ
ニルフェニルポリオキシアルキレン塩等でありRは各々
に対応するリン酸エステル型のいずれかを示す。アルキ
ル及びアルケニルの炭素数は1〜36であり、飽和また
は不飽和、直鎖または分岐鎖炭化水素基のいずれかを示
し、MはNa、K、Caなどの金属、NH、アミン、
アルカノールアミン等の無機又は有機のアルカリ塩を示
す。
【0050】又は、該界面活性剤が化学式1〜10で示
される界面活性剤の1種類又は2種類以上の混合物とア
ルキル又はアルケニルアミン塩カチオン界面活性剤、ア
シルアミン塩カチオン界面活性剤の1種類又は2種類以
上の混合物である高密度冷熱蓄熱輸送用組成物。但し、
アルキル及びアルケニルの炭素数は1〜36であり、飽
和または不飽和、直鎖または分岐鎖炭化水素基のいずれ
かを示し、酸は塩酸、臭化水素酸、酢酸、ギ酸、シュウ
酸、乳酸等の無機酸又は有機酸の塩を示す。
【0051】又は、該界面活性剤が化学式1〜10で示
される界面活性剤の1種類又は2種類以上の混合物と第
四級アンモニウム塩カチオン界面活性剤、アミド結合を
含むアンモニウム塩カチオン界面活性剤の1種類又は2
種類以上の混合物である高密度冷熱蓄熱輸送用組成物。
但し、アルキル及びアルケニルの炭素数は1〜36であ
り、飽和または不飽和、直鎖または分岐鎖炭化水素基の
いずれかを示し、酸は塩酸、臭化水素酸、酢酸、ギ酸、
シュウ酸、乳酸等の無機酸又は有機酸の塩を示す。
【0052】又は、該界面活性剤が化学式1〜10で示
される界面活性剤の1種類又は2種類以上の混合物とエ
ステル結合、エーテル結合を有するアンモニウム塩アミ
ド結合を含むアンモニウム塩カチオン界面活性剤の1種
類又は2種類以上の混合物である高密度冷熱蓄熱輸送用
組成物。但し、アルキル及びアルケニルの炭素数は1〜
36であり、飽和または不飽和、直鎖または分岐鎖炭化
水素基のいずれかを示し、酸は塩酸、臭化水素酸、酢
酸、ギ酸、シュウ酸、乳酸等の無機酸又は有機酸の塩を
示す。
【0053】又は、該界面活性剤が化学式1〜10で示
される界面活性剤の1種類又は2種類以上の混合物とイ
ミダゾリン、イミダゾリウム塩カチオン界面活性剤の1
種類又は2種類以上の混合物である高密度冷熱蓄熱輸送
用組成物。但し、アルキル及びアルケニルの炭素数は1
〜36であり、飽和または不飽和、直鎖または分岐鎖炭
化水素基のいずれかを示し、酸は塩酸、臭化水素酸、酢
酸、ギ酸、シュウ酸、乳酸等の無機酸又は有機酸の塩を
示す。
【0054】又は、該界面活性剤が化学式1〜10で示
される界面活性剤の1種類又は2種類以上の混合物とア
ルキル又はアルケニルポリオキシアルキレンアミン、N
−アルキル又はアルケニルアミノプロピルアミン、N−
アルキル又はアルケニルポリアルキレンポリアミン、N
−アシルポリアルキレンポリアミン、脂肪酸トリエタノ
ールアミンエステル、カチオン化セルロースの1種類又
は2種類以上の混合物である高密度冷熱蓄熱輸送用組成
物。アルキル及びアルケニルの炭素数は1〜36であ
り、飽和または不飽和、直鎖または分岐鎖炭化水素基の
いずれかを示す。
【0055】又は、該界面活性剤が化学式1〜10で示
される界面活性剤の1種類又は2種類以上の混合物と化
学式35で示されるトリ(ポリオキシアルキレン)アル
キルまたはアルケニルアンモニウム塩型カチオン界面活
性剤の1種類又は2種類以上の混合物である高密度冷熱
蓄熱輸送用組成物。
【0056】「化学式35」
【0057】但し、化学式35のRは炭素数1〜36
のアルキル基又はアルケニル基であり、飽和または不飽
和、直鎖または分岐鎖炭化水素基のいずれかを、
14、R15、R16はオキシアルキレン基のアルキ
レンを、m、n、qは1〜100の正数を、Xは塩素、
臭素等のハロゲンをそれぞれ示す。
【0058】又は、該界面活性剤が化学式1〜10で示
される界面活性剤の1種類又は2種類以上の混合物と両
性界面活性剤のアルキル又はアルケニルベタイン型、ア
ルキル又はアルケニルアミドベタイン型、イミダゾリン
型、グリシン型、アミンオキサイド型の1種類又は2種
類以上の混合物である高密度冷熱蓄熱輸送用組成物。但
し、アルキル及びアルケニルの炭素数は1〜36であ
り、飽和または不飽和、直鎖または分岐鎖炭化水素基の
いずれかを示す。
【0059】又は、該界面活性剤が化学式1〜10で示
される界面活性剤の1種類又は2種類以上の混合物と化
学式36で示されるソルビタン脂肪酸エステル型非イオ
ン界面活性剤の1種類又は2種類以上の混合物である高
密度冷熱蓄熱輸送用組成物。
【0060】「化学式36」
【0061】 素数1〜36のアルキル基又はアルケニル基であり、飽
和または不飽和、直鎖または分岐鎖炭化水素基のいずれ
かを示す。
【0062】又は、該界面活性剤が化学式1〜10で示
される界面活性剤の1種類又は2種類以上の混合物と化
学式37で示されるポリオキシアルキレンソルビタン脂
肪酸エステル型非イオン界面活性剤の1種類又は2種類
以上の混合物である高密度冷熱蓄熱輸送用組成物。
【0063】「化学式37」
【0064】 方を、Rはオキシアルキレン基のアルキレンを、zは
1〜100の正数を、Rは炭素数1〜36のアルキル
基又はアルケニル基であり、飽和または不飽和、直鎖ま
たは分岐鎖炭化水素基のいずれかを示す。
【0065】又は、該界面活性剤が化学式1〜10で示
される界面活性剤の1種類又は2種類以上の混合物と化
学式38で示されるポリオキシアルキレンソルビット脂
肪酸エステル型非イオン界面活性剤の1種類又は2種類
以上の混合物である高密度冷熱蓄熱輸送用組成物。
【0066】「化学式38」
【0067】但し、化学式38のR61〜R66はオキ
シアルキレン基のアルキレンを、f、g、i、m、n、
qは1〜1000の正数を、RはH又は のいずれかであり、R〜R13は炭素数1〜36のア
ルキル基又はアルケニル基であり、飽和または不飽和、
直鎖または分岐鎖炭化水素基のいずれかを示す。
【0068】又は、該界面活性剤が非イオン性、アニオ
ン性、カチオン性及び両性界面活性剤のいずれか2種類
以上の混合物である高密度冷熱蓄熱輸送用組成物。
【0069】但し、化学式のオキシアルキレン基におけ
るアルキレン及びH(OZ)−におけるZはエチレ
ン、プロピレン、ブチレンを意味し、ポリオキシアルキ
レン及びH(OZ)−はアルキレンの1種類が1モル
以上付加反応して生成したブロック、又はアルキレンの
2種類以上が2モル以上付加反応して生成したブロッ
ク、又はミックス、又はブロック/ミックスの混合を意
味する。
【0070】本発明の高密度冷熱蓄熱輸送用組成物は、
水又は無機塩水溶液、グリコール水溶液、低級アルコー
ル水溶液などの各種ブライン成分の1種類あるいは数種
類の混合水溶液又は有機化合物水溶液又は前記ブライン
水溶液と有機化合物水溶液の混合水溶液に本特許記載の
界面活性剤の1種類又は2種類以上の混合物を0.00
05〜50wt%含有する水溶液に防錆剤、スケール防
止剤、スライム処理薬剤、分散剤、防腐剤、消泡剤等の
添加剤を必要に応じて所定量添加する事により完成した
ものである。
【0071】
【発明の実施の形態】本発明者らは、当該特許記載の界
面活性剤を添加した水または各種ブラインを低温として
凍らせた場合に、どのような現象が生ずるかを実験した
結果、当該界面活性剤の添加により、長時間低温下で保
持して置いてもIPFが一定でかつ安定したスラリーと
して存在する事が出来る氷スラリーを調製出来る事が可
能であることを見出した。この事は、当該界面活性剤
が、生成した氷結晶の成長をコントロールし、氷スラリ
ーとして適切な形状の氷結晶を成長させるとともに、氷
結晶間に界面活性剤を存在させることにより氷の凝集・
合一を防止したと考えられる。以下、図によって本発明
の冷熱蓄熱・冷熱輸送システムについて説明する。
【0072】
【実施例】本発明の実施例になる冷熱蓄熱・冷熱輸送シ
ステムの概略系統図を図−1に示す。試験装置本体は、
内部に流動攪拌機構を装備し、また界面活性剤を加えた
水溶液を冷却するための熱交換器が設けられている。外
部の冷凍システムから送られてきたブラインにより冷却
された水溶液の温度変化は、内部に設けられた温度計に
より連続測定され、その温度変化を容易に知るために記
録計に連続記録される。氷スラリーの調製は、外部の冷
凍システムにより充分に冷却されたブラインを試験装置
内の熱交換器に流し、水溶液を冷却することにより行っ
た。氷スラリーの生成開始の判断は、試験装置内の温度
を連続記録し、その変化から判断した。IPFは、水溶
液に添加した食塩などの添加物の濃度を氷の生成前後で
測定し、これらの添加物の物質収支から求めた。所定の
氷充填率まで、氷を生成した後、試験装置内部の様子を
内視鏡ならびにビデオにより氷スラリーの様子を観察し
ながら8時間放置した。その後試験装置内部の氷スラリ
ーを内視鏡により観察するとともに、ビデオを再生し氷
スラリーの凝集状況を観察したところ、氷スラリー粒子
の凝集は見られず極めて滑らかな氷スラリーとして存在
している事が観察された。
【0073】 また、この氷スラリー溶液を、図−1に
示したように外部の冷熱利用熱交換機にポンプで送り、
氷スラリーの輸送状況を確認したところ、文献などで指
摘されている氷スラリーの分流や配管の淀み部で生じる
凝集・塊状化等は見られず、安定して輸送出来ることが
確認された。ここでは、氷スラリーの調製は、0.17
℃/minで水溶液を冷却して行ったが、当然の事なが
ら、冷却速度は、これより大きくすることも小さくする
ことも可能であり、この速度の大小により氷スラリー粒
子の凝集防止効果について変わることは無い。
【0074】添加した界面活性剤は、(1)MEL−
A、(2)ODG、(3)TDM、(4)MEL−Aと
T−81の混合、(5)MEL−BとT−85の混合、
(6)4−O−β−D−マンノピラノシル−メソ−エリ
スリトール、(7)アルカノイル−N−メチルグルカミ
ド、(8)ラムノリピッド、(9)ソホロリピッド、
(10)トレハロスリピッドであり、その添加量は10
ppm〜10,000ppmである。MEL−A、ME
L−B、ODG、TDM、T−81、T−85、4−O
−β−D−マンノピラノシル−メソ−エリスリトールの
内容(化学名、物性等)は次の通りである。 MEL−A [α]=−46.6° (C=2.0,CHCl) 4−O−(di−O−acetyl−di−O−alk
anoly−β−D−mannopyranosyl)
−erythritol(fatty acid ×
2,acetyl×2) MEL−B [α]=−48.1° (C=1.2,CHCl) 4−O−(mono−O−acetyl−di−O−a
lkanoly−β−D−mannopyranosy
l)−erythritol(fatty acid×
2,acetyl×1) Composition of fatty acid
of MEL produced from met
hyl tetradecanoate(C14
【0075】 Molecular weight of MEL−A −HPLC separation ODS,15%H2O−MeOH,1mL/min,40℃ −MALDI−TOFMS MEL−A:698.8(2×Ac,2×C10+Na) 670.6(2×Ac,1×C10,1×C8+Na) Interfacial properties of MEL
【0076】ODG : オクチル−D−グルコシド TDM : テトラデシル−D−マルトシド T−81:ジオレイン酸ポリオキシエチレンソルビタン
(商品名 ソルボン T−81東邦化学工業株式会社
製) T−85:トリオレイン酸ポリオキシエチレンソルビタ
ン(商品名 ソルボンT−85東邦化学工業株式会社
製)
【0077】4−O−β−D−マンノピラノシル−メソ
−エリスリトール:二糖類に脂肪酸が結合した糖脂質で
あり、化学式28で示される式中のRCOは炭素数7
〜20の脂肪酸アシル基であり、マンノース部分の水酸
基にエステル結合している。Rは、 で示される。
【0078】アルカノイル−N−メチルグルカミド:炭
素数12の直鎖アルキル基を有する。
【0079】ラムノリピッド:化学式3で示される式中
のRは水素(H)である。
【0080】ソホロリピッド:化学式4で示される式中
のR、Rは水素(H)又はacetyl、Rは水
素(H)又はmethylである。
【0081】トレハロスリピッド:化学式6で示される
式中のRは次の構造であり、m+n=30である。 式中のRは次の構造であり、m’+n’=30であ
る。
【0082】試験結果の概要を表−1、2、3、4、
5、6、7、8、9、10に示した。この結果から、界
面活性剤の添加が無い時には、氷スラリーは容易に凝集
していくが、界面活性剤を添加することにより氷スラリ
ーの凝集が無いことが明らかにされた。以上の実施例か
ら、界面活性剤を添加することにより、冷熱蓄熱槽内で
生成させた氷スラリーは長期間、安定し滑らかな氷スラ
リーとして存在する事が明らかとなった。また滑らかな
氷スラリーとして存在する事から試験装置内に設けられ
た熱交換器を介しての熱交換が容易であり、安定した運
転が可能となった。滑らかな氷スラリーを生成させるこ
とが可能となった事から、夜間電力を用いて氷スラリー
を生成させ、昼間のピーク時に、これらの冷熱を高率良
く冷熱蓄熱槽から、冷熱を必要とする箇所へ安定して輸
送することが可能となり、冷熱の高密度輸送が可能とな
った。
【0083】
【表1】
【0084】試験条件 食塩添加量 : 0.3モル/リットル 冷却速度 : 0.17℃/min 界面活性剤 : MEL−A 4−O−(di−O−acetyl−di−O−alk
anoly−β−D−mannopyranosyl)
−erythritol(fatty acid ×
2,acetyl×2) 氷スラリーの凝集の状態 × : 凝集塊状化 △ : 一部凝集あり □ : 凝集はないが、流動性に欠ける ○ : 凝集無し
【0085】
【表2】
【0086】試験条件 食塩添加量 : 0.3モル/リットル 冷却速度 : 0.17℃/min 界面活性剤 : ODG(オクチル−D−グルコシド) 氷スラリーの凝集の状態 × : 凝集塊状化 △ : 一部凝集あり □ : 凝集はないが、流動性に欠ける ○ : 凝集無し
【0087】
【表3】
【0088】 試験条件 食塩添加量 : 0.3モル/リットル 冷却速度 : 0.17℃/min 界面活性剤 : TDM(テトラデシル−D−マルトシド) 氷スラリーの凝集の状態 × : 凝集塊状化 △ : 一部凝集あり □ : 凝集はないが、流動性に欠ける ○ : 凝集無し
【0089】
【表4】
【0090】試験条件 食塩添加量 : 0.3モル/リットル 冷却速度 : 0.17℃/min 界面活性剤 : MEL−A/T−81:1/1の混合
ソルボンT−81:ポリオキシエチレンソルビタンジ
オレエート(東邦化学工業株式会社製) 氷スラリーの凝集の状態 × : 凝集塊状化 △ : 一部凝集あり □ : 凝集はないが、流動性に欠ける ○ : 凝集無し
【0091】
【表5】
【0092】試験条件 食塩添加量 : 0.3モル/リットル 冷却速度 : 0.17℃/min 界面活性剤 : MEL−B/T−85:1/1の混合
〔MEL−B:O−(mono−O−acetyl−d
i−O−alkanoly−β−D−mannopyr
anosyl)−erythritol(fatty
acid×2,acetyl×1)、ソルボン T−8
5:ポリオキシエチレンソルビタントリオレエート(東
邦化学工業株式会社製)〕 氷スラリーの凝集の状態 × : 凝集塊状化 △ : 一部凝集あり □ : 凝集はないが、流動性に欠ける ○ : 凝集無し
【0093】
【表6】
【0094】 試験条件 食塩添加量 : 0.3モル/リットル 冷却速度 : 0.17℃/min 界面活性剤 : 4−O−β−D−マンノピラノシル−メソ−エリスリトー ル(MPME) 氷スラリーの凝集の状態 × : 凝集塊状化 △ : 一部凝集あり □ : 凝集はないが、流動性に欠ける ○ : 凝集無し ○
【0095】
【表7】
【0096】 試験条件 食塩添加量 : 0.3モル/リットル 冷却速度 : 0.17℃/min 界面活性剤 : アルカノイル−N−メチルグルカミド(AMG、炭素数1 2の直鎖アルキル基を有する。) 氷スラリーの凝集の状態 × : 凝集塊状化 △ : 一部凝集あり □ : 凝集はないが、流動性に欠ける ○ : 凝集無し
【0097】
【表8】
【0098】試験条件 食塩添加量 : 0.3モル/リットル 冷却速度 : 0.17℃/min 界面活性剤 : ラムノリピッド(RML) 氷スラリーの凝集の状態 × : 凝集塊状化 △ : 一部凝集あり □ : 凝集はないが、流動性に欠ける ○ : 凝集無し 〇
【0099】
【表9】
【0100】試験条件 食塩添加量 : 0.3モル/リットル 冷却速度 : 0.17℃/min 界面活性剤 : ソホロリピッド(SPL) 氷スラリーの凝集の状態 × : 凝集塊状化 △ : 一部凝集あり □ : 凝集はないが、流動性に欠ける ○ : 凝集無し
【0101】
【表10】
【0102】試験条件 食塩添加量 : 0.3モル/リットル 冷却速度 : 0.17℃/min 界面活性剤 :トレハロスリピッド(THL) 氷スラリーの凝集の状態 × : 凝集塊状化 △ : 一部凝集あり □ : 凝集はないが、流動性に欠ける ○ : 凝集無し ○
【0103】
【発明の効果】以上に説明した本発明による効果を列挙
すると、以下のとおりである。従来流動性のある氷スラ
リーを生成する製氷方式にはダイナミック型(動的製氷
法)により行われており、冷熱蓄熱槽ならびにその運転
方法に特別の工夫が必要であった。一方スタテイック型
(静的製氷法)では、氷の生成は冷熱蓄熱槽内に設けら
れた冷却用伝熱管の表面上に行わせており、冷熱の蓄熱
・放熱時の熱交換速度が小さい等の問題点もあり、種々
の工夫が施されている。しかしながら本発明によれば、
ダイナミック型及びスタティック型において、冷熱蓄熱
槽内に設けられた伝熱管表面上に氷スラリーが生成・固
着する事もなく、流動性の良い氷スラリーとして存在す
る事は、冷熱蓄熱槽内における流動・伝熱に対して良い
効果を示すとともに、氷スラリーの取り扱いが簡単で容
易となる。表−1、2、3、4、5、6,7,8,9,
10に示したように、当該特許記載の界面活性剤を利用
すると、水溶液中での界面活性剤が氷結晶の成長する方
向を一方向に制御する作用を行っているものと思われ、
その結果、例えば針状に成長した結晶は、ある程度まで
成長すると水溶液の流動のため破砕され、氷の微細な針
状結晶からなる氷スラリーとなっているものと思われ
る。
【0104】また、当該特許記載の界面活性剤を使用し
た氷スラリーは、その生成時や生成後の成長過程におい
て互いに結合する事も無かった。当該界面活性剤の添加
により、長時間低温下で保持して置いてもIPFが一定
でかつ安定したスラリーとし存在する事が出来る氷スラ
リーを調製出来る事が可能であることを見出した。従っ
て、ビルの冷暖房、地域冷暖房において冷熱蓄熱材とし
て氷の持つ大きな融解潜熱を利用する事が可能になると
ともに蓄熱中に氷粒子が凝集し塊状化する問題、さらに
生成した氷粒子のスラリーにより冷熱輸送を行う場合に
輸送中にパイプラインの淀み等において塊状化し、輸送
を困難にする等の問題点も解決し、ビルの冷暖房、地域
冷暖房において冷熱蓄熱材として氷を用いる冷熱蓄熱シ
ステム及び冷熱輸送システムに極めて有用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】界面活性剤添加による氷スラリーの凝集防止効
果評価試験装置の図である
【符号の説明】
1 冷凍システム 2 冷熱蓄熱槽 3 冷熱利用用熱交換機 4 冷熱利用 5 冷却用ブライン 6 攪拌機 7 ブライン用ポンプ 8 冷熱輸送用氷スラリーポンプ 9 温度計
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 598148935 秋谷 鷹二 茨城県土浦市乙戸南3−2−2 (72)発明者 北本 大 茨城県つくば市東1丁目1番 工業技術院 物質工学工業 技術研究所内 (72)発明者 中根 堯 茨城県つくば市東1丁目1番 工業技術院 物質工学工業 技術研究所内 (72)発明者 秋谷 鷹二 茨城県つくば市東1丁目1番 工業技術院 物質工学工業 技術研究所内 (72)発明者 信近 一雄 神奈川県横須賀市浦郷町5丁目2931番 東 邦化学工 業株式会社追浜研究所内 (72)発明者 中田 達 神奈川県横須賀市浦郷町5丁目2931番 東 邦化学工 業株式会社追浜研究所内 (72)発明者 冨山 澄子 神奈川県横須賀市浦郷町5丁目2931番 東 邦化学工 業株式会社追浜研究所内 (72)発明者 永井 壌太郎 東京都中央区明石町6番4号 東邦化学工 業株式会社本社内 Fターム(参考) 4C057 BB02 BB03 DD01 JJ07

Claims (29)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 氷スラリーを調製する際に、水又は無機
    塩水溶液、グリコール水溶液、低級アルコール水溶液な
    どのブライン成分の1種類あるいは数種類の混合水溶液
    又は有機化合物水溶液又は前記ブライン水溶液と有機化
    合物水溶液の混合水溶液に特定の界面活性剤の1種類又
    は2種類以上の混合物を0.0005〜50wt%添加
    する事により長時間低温下で保持しておいても氷の凝集
    及び合一を防止し、IPF(氷スラリー中の氷充填率)
    が一定でかつ安定したスラリーとして存在する事が出来
    る事により冷熱蓄熱槽の安定した操作を可能とし、配管
    及びポンプによって所定の場所に安全に輸送出来、又伝
    熱管表面への氷の析出・付着の防止効果のある氷スラリ
    ーを生成することを特徴とする高密度冷熱蓄熱輸送用組
    成物。
  2. 【請求項2】 特定の界面活性剤が化学式1で示される
    アルキルグルコシド系界面活性剤である請求項1記載の
    高密度冷熱蓄熱輸送用組成物。 「化学式1」 式中R、R、R、R、R、R、R、R
    は水素原子H、又はCH(OH)−〔CH(OH)〕
    m−CH−、又はH(OZ)−、又は炭素数1〜3
    6のアルキル、アルケニル及び脂肪族アシル基であり、
    飽和または不飽和、直鎖または分岐鎖炭化水素基のいず
    れかを示す。但し、nが2以上の場合R、R、R
    は同じ物の繰り返しでなくてもよい。mは0から8の整
    数を示す。nは0から20の整数を示す。
  3. 【請求項3】 特定の界面活性剤が化学式2で示される
    ラムノリピッド系界面活性剤である請求項1記載の高密
    度冷熱蓄熱輸送用組成物。 「化学式2」 式中Rは水素原子H、又はCH(OH)−〔CH
    (OH)〕m−CH−、又はH(OZ)−、又は炭
    素数1〜36のアルキル、アルケニル及び脂肪族アシル
    基であり、飽和または不飽和、直鎖または分岐鎖炭化水
    素基のいずれかを示す。mは0から8の整数を示す。
  4. 【請求項4】 特定の界面活性剤が化学式3で示される
    ラムノリピッド系界面活性剤である請求項1記載の高密
    度冷熱蓄熱輸送用組成物。 「化学式3」 式中Rは水素原子H、又はCH(OH)−〔CH
    (OH)〕m−CH−、又はH(OZ)−、又は炭
    素数1〜36のアルキル、アルケニル及び脂肪族アシル
    基であり、飽和または不飽和、直鎖または分岐鎖炭化水
    素基のいずれかを示す。mは0から8の整数を示す。
  5. 【請求項5】 特定の界面活性剤が化学式4で示される
    ソフォロリピッド系界面活性剤である請求項1記載の高
    密度冷熱蓄熱輸送用組成物。 「化学式4」 式中R、Rは水素原子H、又はCH(OH)−
    〔CH(OH)〕m−CH−、又はH(OZ)−、
    又は炭素数1〜36のアルキル、アルケニル及び脂肪族
    アシル基であり、飽和または不飽和、直鎖または分岐鎖
    炭化水素基のいずれかを示す。Rは水素原子H、又は
    炭素数1〜36の飽和または不飽和の炭化水素基、直鎖
    または分岐鎖の炭化水素基のいずれかを示す。mは0か
    ら8の整数を示す。
  6. 【請求項6】 特定の界面活性剤が化学式5で示される
    ソフォロリピッド系界面活性剤である請求項1記載の高
    密度冷熱蓄熱輸送用組成物。 「化学式5」 式中R、Rは水素原子H、又はCH(OH)−
    〔CH(OH)〕m−CH−、又はH(OZ)−、
    又は炭素数1〜36のアルキル、アルケニル及び脂肪族
    アシル基であり、飽和または不飽和、直鎖または分岐鎖
    炭化水素基のいずれかを示す。mは0から8の整数を示
    す。
  7. 【請求項7】 特定の界面活性剤が化学式6で示される
    トレハロスリピッド系界面活性剤である請求項1記載の
    高密度冷熱蓄熱輸送用組成物。 「化学式6」 式中Rは次の構造であり、m及びnはm≧14、n≧
    13、m+n=30である。 式中Rは次の構造であり、m’及びn’はm’+n’
    =0〜100である。 R1及びR2の構造式内には二重結合、分岐、ケトン
    基、シクロプロパン環、メトキシル基等ミュール酸と同
    様の構造が含まれる。
  8. 【請求項8】 特定の界面活性剤が化学式7で示される
    サクシノイルトレハロスリピッド(STL)系界面活性
    剤である請求項1記載の高密度冷熱蓄熱輸送用組成物。 「化学式7」 式中R、R、R、Rは水素原子H、又はサクシ
    ノイル(succinoyl)、又はアルカノイル(a
    lkanoyl)、又はCH(OH)−〔CH(O
    H)〕m−CH−、又はH(OZ)−、又は炭素数
    1〜36のアルキル、アルケニル及び脂肪族アシル基で
    あり、飽和または不飽和、直鎖または分岐鎖炭化水素基
    のいずれかを示す。
  9. 【請求項9】 特定の界面活性剤が化学式8で示される
    アルキルマンノシド系界面活性剤である請求項1記載の
    高密度冷熱蓄熱輸送用組成物。 「化学式8」 式中R、R、R、R、R、R、R、R
    は水素原子H、又はCH(OH)−〔CH(OH)〕
    m−CH−、又はH(OZ)−、又は炭素数1〜3
    6のアルキル、アルケニル及び脂肪族アシル基であり、
    飽和または不飽和、直鎖または分岐鎖炭化水素基のいず
    れかを示す。但し、nが2以上の場合R、R、R
    は同じ物の繰り返しでなくてもよい。mは0から8の整
    数を示す。nは0から20の整数を示す。
  10. 【請求項10】 特定の界面活性剤が化学式9で示され
    るマンノシル・糖アルコール系(マンノシル・ポリヒド
    ロキシアルカン系、又はマンノシル・ポリオール系)界
    面活性剤である請求項1記載の高密度冷熱蓄熱輸送用組
    成物。 「化学式9」 式中、RCOは炭素数1〜36の脂肪族アシル基であ
    り、二糖のうちマンノース上のいずれかの水酸基とエス
    テル結合している。Rは水素原子H、又はCH(O
    H)−〔CH(OH)〕m−CH−、又はH(OZ)
    −、又は炭素数1〜36のアルキル、アルケニル及び
    脂肪族アシル基であり、飽和または不飽和、直鎖または
    分岐鎖炭化水素基のいずれかを示す。但し、mは0から
    8の整数を示す。
  11. 【請求項11】 特定の界面活性剤が化学式10で示さ
    れるアルカノイル−N−メチルグルカミドである請求項
    1記載の高密度冷熱蓄熱輸送用組成物。 「化学式10」 式中、Rは炭素数1〜36のアルキル、アルケニル及
    び脂肪族アシル基であり、飽和または不飽和、直鎖また
    は分岐鎖炭化水素基のいずれかを示す。
  12. 【請求項12】 特定の界面活性剤が請求項1〜11に
    記載の化学式1〜10で示される界面活性剤の1種類又
    は2種類以上の混合物と非イオン界面活性剤のアルキル
    又はアルケニルポリオキシアルキレンエーテル、ポリオ
    キシアルキレンアルキル又はアルケニルフェニルエーテ
    ル型、脂肪酸ポリオキシアルキレンエステル、アルキロ
    ールアマイド型、脂肪酸ポリオキシアルキレンソルビタ
    ンエステル、脂肪酸ポリオキシアルキレンソルビトール
    エステル、ポリオキシアルキレンひまし油、アルキル又
    はアルケニルポリオキシアルキレンアミン、アルキル又
    はアルケニルポリオキシアルキレンアミド、又は脂肪酸
    ソルビタンエステル、脂肪酸ポリグリセリンエステル、
    脂肪酸ショ糖エステル等の多価アルコール型及びアルキ
    ロールアミド型、ポリエーテル変性シリコーン型界面活
    性剤、ポリオキシアルキレングリコール型、アルキレン
    グリコール脂肪酸エステル型、ポリアルキレングリコー
    ル脂肪酸エステル型、ポリオキシアルキレンソルビット
    脂肪酸エステル型、グリセリン脂肪酸エステル型又はモ
    ノグリセリド有機酸エステル、ポリグリセリンエステル
    等の誘導体、ポリオキシアルキレングリセリン脂肪酸エ
    ステル型、ショ糖脂肪酸エステル型又はその誘導体、ポ
    リオキシアルキレンショ糖脂肪酸エステル型、アミノ酸
    型、ステロイド型の1種類又は2種類以上の混合物であ
    る請求項1記載の高密度冷熱蓄熱輸送用組成物。但し、
    オキシアルキレン基におけるアルキレンはエチレン、プ
    ロピレン、ブチレンを意味し、ポリオキシアルキレンは
    アルキレンの1種類が1モル以上付加反応して生成した
    ブロック、又はアルキレンの2種類以上が2モル以上付
    加反応して生成したブロック、又はミックス、又はブロ
    ック/ミックスの混合を意味する。
  13. 【請求項13】 特定の界面活性剤が請求項1〜11に
    記載の化学式1〜10で示される界面活性剤の1種類又
    は2種類以上の混合物と化学式11で示されるカルボン
    酸塩型アニオン界面活性剤の1種類又は2種類以上の混
    合物である請求項1記載の高密度冷熱蓄熱輸送用組成
    物。 R−COOM 「化学式11」 但し、化学式11は脂肪酸塩、ロジンを含む樹脂酸塩、
    エーテルカルボン酸塩、アルケニルコハク酸塩、N−ア
    シルサルコシン塩、N−アシルグルタミン酸塩、ナフテ
    ン酸塩、アミノ酸塩等でありRは各々に対応するカルボ
    ン酸塩を示す。脂肪酸、アルキル及びアルケニルの炭素
    数は1〜36であり、飽和または不飽和、直鎖または分
    岐鎖炭化水素基のいずれかを示し、MはNa、K、Ca
    などの金属、NH、アミン、アルカノールアミン等の
    無機又は有機のアルカリ塩を示す。
  14. 【請求項14】 特定の界面活性剤が請求項1〜11に
    記載の化学式1〜10で示される界面活性剤の1種類又
    は2種類以上の混合物と化学式12で示される硫酸エス
    テル型アニオン界面活性剤の1種類又は2種類以上の混
    合物である請求項1記載の高密度冷熱蓄熱輸送用組成
    物。 R−OSOM 「化学式12」 但し、化学式12は硫酸第一アルキル又はアルケニル
    塩、硫酸第二アルキル又はアルケニル塩、硫酸アルキル
    又はアルケニルポリオキシアルキレン塩、硫酸アルキル
    又はアルケニルフェニルポリオキシアルキレン塩、硫酸
    モノアシルグリセリン塩、アシルアミノ硫酸エステル
    塩、硫酸化油、硫酸化脂肪酸アルキル又はアルケニルエ
    ステル、ポリオキシアルキレンアルキル又はアルケニル
    エーテル硫酸塩、スルホコハク酸塩、タウリン誘導体、
    ポリオキシアルキレン脂肪酸アミド硫酸塩等でありRは
    各々に対応する硫酸エステル型のいずれかを示す。アル
    キル及びアルケニルの炭素数は1〜36であり、飽和ま
    たは不飽和、直鎖または分岐鎖炭化水素基のいずれかを
    示し、MはNa、K、Caなどの金属、NH、アミ
    ン、アルカノールアミン等の無機又は有機のアルカリ塩
    を示す。
  15. 【請求項15】 特定の界面活性剤が請求項1〜11に
    記載の化学式1〜10で示される界面活性剤の1種類又
    は2種類以上の混合物と化学式13で示されるスルホン
    酸型アニオン界面活性剤の1種類又は2種類以上の混合
    物である請求項1記載の高密度冷熱蓄熱輸送用組成物。 R−SOM 「化学式13」 但し、化学式13はα−オレフィンスルホン酸塩、第二
    アルカンスルホン酸塩、α−スルホ脂肪酸塩、アシルイ
    セチオン酸塩、N−アシル−N−メチルタウリン酸塩、
    ジアルキル又はアルケニルスルホコハク酸塩、アルキル
    又はアルケニルベンゼンスルホン酸塩、アルキル又はア
    ルケニルナフタレンスルホン酸塩、アルキル又はアルケ
    ニルジフェニルエーテルジスルホン酸塩、石油スルホン
    酸塩、リグニンスルホン酸塩等でありRは各々に対応す
    るスルホン酸型のいずれかを示す。アルキル及びアルケ
    ニルの炭素数は1〜36であり、飽和または不飽和、直
    鎖または分岐鎖炭化水素基のいずれかを示し、MはN
    a、K、Caなどの金属、NH、アミン、アルカノー
    ルアミン等の無機又は有機のアルカリ塩を示す。
  16. 【請求項16】 特定の界面活性剤が請求項1〜11に
    記載の化学式1〜10で示される界面活性剤の1種類又
    は2種類以上の混合物と化学式14あるいは化学式15
    で示されるリン酸エステル型アニオン界面活性剤の1種
    類又は2種類以上の混合物である請求項1記載の高密度
    冷熱蓄熱輸送用組成物。 「化学式14」 あるいは 「化学式15」 但し、化学式14、化学式15はリン酸アルキル又はア
    ルケニル塩、リン酸アルキル又はアルケニルポリオキシ
    アルキレン塩、リン酸アルキル又はアルケニルフェニル
    ポリオキシアルキレン塩等でありRは各々に対応するリ
    ン酸エステル型のいずれかを示す。アルキル及びアルケ
    ニルの炭素数は1〜36であり、飽和または不飽和、直
    鎖または分岐鎖炭化水素基のいずれかを示し、MはN
    a、K、Caなどの金属、NH、アミン、アルカノー
    ルアミン等の無機又は有機のアルカリ塩を示す。
  17. 【請求項17】 特定の界面活性剤が請求項1〜11に
    記載の化学式1〜10で示される界面活性剤の1種類又
    は2種類以上の混合物とアルキル又はアルケニルアミン
    塩カチオン界面活性剤、アシルアミン塩カチオン界面活
    性剤の1種類又は2種類以上の混合物である請求項1記
    載の高密度冷熱蓄熱輸送用組成物。但し、アルキル及び
    アルケニルの炭素数は1〜36であり、飽和または不飽
    和、直鎖または分岐鎖炭化水素基のいずれかを示し、酸
    は塩酸、臭化水素酸、酢酸、ギ酸、シュウ酸、乳酸等の
    無機酸又は有機酸の塩を示す。
  18. 【請求項18】 特定の界面活性剤が請求項1〜11に
    記載の化学式1〜10で示される界面活性剤の1種類又
    は2種類以上の混合物と第四級アンモニウム塩カチオン
    界面活性剤、アミド結合を含むアンモニウム塩カチオン
    界面活性剤の1種類又は2種類以上の混合物である請求
    項1記載の高密度冷熱蓄熱輸送用組成物。但し、アルキ
    ル及びアルケニルの炭素数は1〜36であり、飽和また
    は不飽和、直鎖または分岐鎖炭化水素基のいずれかを示
    し、酸は塩酸、臭化水素酸、酢酸、ギ酸、シュウ酸、乳
    酸等の無機酸又は有機酸の塩を示す。
  19. 【請求項19】 特定の界面活性剤が請求項1〜11に
    記載の化学式1〜10で示される界面活性剤の1種類又
    は2種類以上の混合物とエステル結合、エーテル結合を
    有するアンモニウム塩アミド結合を含むアンモニウム塩
    カチオン界面活性剤の1種類又は2種類以上の混合物で
    ある請求項1記載の高密度冷熱蓄熱輸送用組成物。但
    し、アルキル及びアルケニルの炭素数は1〜36であ
    り、飽和または不飽和、直鎖または分岐鎖炭化水素基の
    いずれかを示し、酸は塩酸、臭化水素酸、酢酸、ギ酸、
    シュウ酸、乳酸等の無機酸又は有機酸の塩を示す。
  20. 【請求項20】 特定の界面活性剤が請求項1〜11に
    記載の化学式1〜10で示される界面活性剤の1種類又
    は2種類以上の混合物とイミダゾリン、イミダゾリウム
    塩カチオン界面活性剤の1種類又は2種類以上の混合物
    である請求項1記載の高密度冷熱蓄熱輸送用組成物。但
    し、アルキル及びアルケニルの炭素数は1〜36であ
    り、飽和または不飽和、直鎖または分岐鎖炭化水素基の
    いずれかを示し、酸は塩酸、臭化水素酸、酢酸、ギ酸、
    シュウ酸、乳酸等の無機酸又は有機酸の塩を示す。
  21. 【請求項21】 特定の界面活性剤が請求項1〜11に
    記載の化学式1〜10で示される界面活性剤の1種類又
    は2種類以上の混合物とアルキル又はアルケニルポリオ
    キシアルキレンアミン、N−アルキル又はアルケニルア
    ミノプロピルアミン、N−アルキル又はアルケニルポリ
    アルキレンポリアミン、N−アシルポリアルキレンポリ
    アミン、脂肪酸トリエタノールアミンエステル、カチオ
    ン化セルロースの1種類又は2種類以上の混合物である
    請求項1記載の高密度冷熱蓄熱輸送用組成物。アルキル
    及びアルケニルの炭素数は1〜36であり、飽和または
    不飽和、直鎖または分岐鎖炭化水素基のいずれかを示
    す。
  22. 【請求項22】 特定の界面活性剤が請求項1〜11に
    記載の化学式1〜10で示される界面活性剤の1種類又
    は2種類以上の混合物と化学式16で示されるトリ(ポ
    リオキシアルキレン)アルキルまたはアルケニルアンモ
    ニウム塩型カチオン界面活性剤の1種類又は2種類以上
    の混合物である請求項1記載の高密度冷熱蓄熱輸送用組
    成物。 「化学式16」 但し、化学式16のRは炭素数1〜36のアルキル基
    又はアルケニル基であり、飽和または不飽和、直鎖また
    は分岐鎖炭化水素基のいずれかを、R14、R15、R
    16はオキシアルキレン基のアルキレンを、m、n、q
    は1〜100の正数を、Xは塩素、臭素等のハロゲンを
    それぞれ示す。
  23. 【請求項23】 特定の界面活性剤が請求項1〜11に
    記載の化学式1〜10で示される界面活性剤の1種類又
    は2種類以上の混合物と両性界面活性剤のアルキル又は
    アルケニルベタイン型、アルキル又はアルケニルアミド
    ベタイン型、イミダゾリン型、グリシン型、アミンオキ
    サイド型の1種類又は2種類以上の混合物である請求項
    1記載の高密度冷熱蓄熱輸送用組成物。但し、アルキル
    及びアルケニルの炭素数は1〜36であり、飽和または
    不飽和、直鎖または分岐鎖炭化水素基のいずれかを示
    す。
  24. 【請求項24】 特定の界面活性剤が請求項1〜11に
    記載の化学式1〜10で示される界面活性剤の1種類又
    は2種類以上の混合物と化学式17で示されるソルビタ
    ン脂肪酸エステル型非イオン界面活性剤の1種類又は2
    種類以上の混合物である請求項1記載の高密度冷熱蓄熱
    輸送用組成物。 「化学式17」 素数1〜36のアルキル基又はアルケニル基であり、飽
    和または不飽和、直鎖または分岐鎖炭化水素基のいずれ
    かを示す。
  25. 【請求項25】 特定の界面活性剤が請求項1〜11に
    記載の化学式1〜10で示される界面活性剤の1種類又
    は2種類以上の混合物と化学式18で示されるポリオキ
    シアルキレンソルビタン脂肪酸エステル型非イオン界面
    活性剤の1種類又は2種類以上の混合物である請求項1
    記載の高密度冷熱蓄熱輸送用組成物。 「化学式18」 方を、Rはオキシアルキレン基のアルキレンを、zは
    1〜100の正数を、Rは炭素数1〜36のアルキル
    基又はアルケニル基であり、飽和または不飽和、直鎖ま
    たは分岐鎖炭化水素基のいずれかを示す。
  26. 【請求項26】 請求項1〜11に記載の化学式1〜1
    0で示される界面活性剤の1種類又は2種類以上の混合
    物と化学式19で示されるポリオキシアルキレンソルビ
    ット脂肪酸エステル型非イオン界面活性剤の1種類又は
    2種類以上の混合物である請求項1記載の高密度冷熱蓄
    熱輸送用組成物。 「化学式19」 但し、化学式19のR61〜R66はオキシアルキレン
    基のアルキレンを、f、g、i、m、n、qは1〜10
    00の正数を、RはH又は のいずれかであり、R〜R13は炭素数1〜36のア
    ルキル基又はアルケニル基であり、飽和または不飽和、
    直鎖または分岐鎖炭化水素基のいずれかを示す。
  27. 【請求項27】 請求項2〜26に記載の非イオン性、
    アニオン性、カチオン性及び両性界面活性剤のいずれか
    2種類以上の混合物である請求項1記載の高密度冷熱蓄
    熱輸送用組成物。
  28. 【請求項28】 請求項2〜26記載のオキシアルキレ
    ン基におけるアルキレン及びH(OZ)−におけるZ
    はエチレン、プロピレン、ブチレンを意味し、ポリオキ
    シアルキレン及びH(OZ)−はアルキレンの1種類
    が1モル以上付加反応して生成したブロック、又はアル
    キレンの2種類以上が2モル以上付加反応して生成した
    ブロック、又はミックス、又はブロック/ミックスの混
    合を意味する請求項1記載の高密度冷熱蓄熱輸送用組成
    物。但し、Xは1〜1000を示す。
  29. 【請求項29】 水又は無機塩水溶液、グリコール水溶
    液、低級アルコール水溶液などの各種ブライン成分の1
    種類あるいは数種類の混合水溶液又は有機化合物水溶液
    又は前記ブライン水溶液と有機化合物水溶液の混合水溶
    液に請求項2〜26記載の界面活性剤の1種類又は2種
    類以上の混合物を0.0005〜50wt%含有する水
    溶液に防錆剤、スケール防止剤、スライム処理薬剤、分
    散剤、防腐剤、消泡剤等の添加剤を必要に応じて所定量
    添加する事を特徴とする高密度冷熱蓄熱輸送用組成物。
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