JPH10509201A - 熱エネルギー貯蔵組成物 - Google Patents

熱エネルギー貯蔵組成物

Info

Publication number
JPH10509201A
JPH10509201A JP8516971A JP51697195A JPH10509201A JP H10509201 A JPH10509201 A JP H10509201A JP 8516971 A JP8516971 A JP 8516971A JP 51697195 A JP51697195 A JP 51697195A JP H10509201 A JPH10509201 A JP H10509201A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
composition
water
weight percent
surfactant
energy storage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8516971A
Other languages
English (en)
Inventor
ハモンド,マイケル,ジェイムズ
Original Assignee
ストア ヒート アンド プロデュース エナジー,インコーポレイテッド
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority claimed from US08/342,112 external-priority patent/US5525250A/en
Application filed by ストア ヒート アンド プロデュース エナジー,インコーポレイテッド filed Critical ストア ヒート アンド プロデュース エナジー,インコーポレイテッド
Publication of JPH10509201A publication Critical patent/JPH10509201A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09KMATERIALS FOR MISCELLANEOUS APPLICATIONS, NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE
    • C09K5/00Heat-transfer, heat-exchange or heat-storage materials, e.g. refrigerants; Materials for the production of heat or cold by chemical reactions other than by combustion
    • C09K5/02Materials undergoing a change of physical state when used
    • C09K5/06Materials undergoing a change of physical state when used the change of state being from liquid to solid or vice versa
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09KMATERIALS FOR MISCELLANEOUS APPLICATIONS, NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE
    • C09K5/00Heat-transfer, heat-exchange or heat-storage materials, e.g. refrigerants; Materials for the production of heat or cold by chemical reactions other than by combustion
    • C09K5/02Materials undergoing a change of physical state when used
    • C09K5/06Materials undergoing a change of physical state when used the change of state being from liquid to solid or vice versa
    • C09K5/063Materials absorbing or liberating heat during crystallisation; Heat storage materials

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Thermal Sciences (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Materials Applied To Surfaces To Minimize Adherence Of Mist Or Water (AREA)
  • Detergent Compositions (AREA)
  • Central Heating Systems (AREA)
  • Fuel Cell (AREA)

Abstract

(57)【要約】 本発明は熱エネルギー貯蔵組成物、並びに水性相転移物質を保持する、コンテナ装置の凍結サイクル中の破裂事故を減らす方法に関するものである。本発明の熱エネルギー貯蔵組成物は約60〜約96.5重量パーセントの水と、約3〜約40重量パーセントの水分散性非イオン性表面活性剤類の1つまたは混合物、特にアルコールエトキシレートと、好適には、高められた温度で組成物の相分離を減らすのに十分な量のアニオン性表面活性剤とを含む。

Description

【発明の詳細な説明】 熱エネルギー貯蔵組成物 発明の分野 本発明は熱エネルギー貯蔵組成物に関するものである。より詳細に述べるなら ば、本発明は氷構造の形成を妨害し、凍結による体積膨張を減らすのに有効な、 そして高められた温度における相分離を減らすのに有効な添加剤を含むように処 方された改良水基礎−熱エネルギー貯蔵組成物に関する。 本発明の背景及び概要 相転移物質(“PCMs”)─熱エネルギー貯蔵組成物としても公知である─ は相転移中に、一般的には液/固相転移中に熱を貯蔵する。大量の熱エネルギー がPCMの融解中に融解僭熱として貯蔵される。この理由で、PCMsはしばし ば熱エネルギー貯蔵及び熱交換器の装置に挿入される。このような装置の作動中 に、周囲空気の熱が転移熱としてPCMに運ばれ、最後には凍結PCMは完全に 融解する。周囲空気からの付加的熱はその後感じ取れる熱としてPCM内に貯蔵 される。PCM内に貯蔵された熱は、相対的に冷たい空気を液体PCMに通すこ とによってその装置から放出することができる。液体PCMはその熱を空気流に 移行させると、その空気流の温度は上昇し、PCMは再び冷える。 PCMsを暖房−及び空調装置、例えばヒートポンプ装置、ソーラーコレクシ ョン装置、及び家、乗物、及び暖房及び冷房を必要とする同様な構造のためのよ り一般的な暖房−及び空調装置などに組み込むために種々の研究が行われてきた 。例えば、カル(Carr)の米国特許第5054540号は、乗物などの空気ダク トに配設される冷気貯蔵器について記載している。もう一つの例は乗り物の客室 に“即席暖房”を提供するように設計された“熱バッテリー”である。(Automo tive Engineering,100巻、2号、1992年2月) 種々の物質がPCMsとして使用できる。例えば、水、パラフィン類、アルコ ール類、及び塩水加物は、実際に重要な温度範囲にわたって非常に高いエネルギ ー密度をもつ。だが特に興味深いのは水である。なぜならばそれは豊富にあり、 安く、環境にやさしいからである。熱貯蔵物質として水はすぐれた熱容量、熱運 搬特性、及び容認できる密度を有する。その上、水から氷への変換は融解熱80 cal/gをもち、0℃でおきる。 しかしPCMとしての水の使用には若干の難点がある。例えば従来の空調装置 を氷の温度で作動する型に変更しなければならない。また空気熱交換器では、湿 気が冷却コイルに凍り着くかも知れない。水が氷になると約9%の体積膨張を伴 うという事実からその他の諸問題が派生する。凍結中のこの異常な膨張が寒冷期 における家庭での水道管の破裂及び車のラジエータークラック/エンジン妨害の 原因である。必要なのは、水のもつエネルギー貯蔵性を有し、しかも水から氷へ の変換に関係する破壊的冷凍特性はもたない水性PCMである。 本発明により、水性PCM組成物に、非イオン性表面活性剤、好適にはアルコ ールエトキシレート類、及びアニオン表面活性剤を含んでなる凍結調節物質を有 効量加えて、高められた温度における組成物を安定化し、すなわちその組成物の 相分離を減らすというやり方で、水性PCM組成物を利用し、熱交換/貯蔵装置 の凍結サイクル中の破裂故障を減らす方法が提供される。 また本発明により、不連続氷相を形成し、水のエネルギー貯蔵特性を顕著に維 持することのできる水基礎−熱エネルギー貯蔵組成物が提供される。その組成物 は、約60ないし約96.5重量パーセントの水と、水分散性非イオン性表面活 性剤類の1つまたは混合物約3.0ないし約40%と、高められた温度で組成物 を十分安定させる量のアニオン表面活性剤とを含んでなる。 本発明の目的は、水の凍結特性、特に氷の単一片の特性を少し変え、一方水の エネルギー貯蔵能力及び凍結点を顕著に維持することである。本発明の使用にお いて、氷は離散した粒子として生成し、一種の“滑りやすい氷(slippery ice) ”を形成し、同時に氷生成に伴う体積膨張は減る。さらに、本発明による組成物 は単一の固体氷塊の形成を阻害し、凍結膨張を減らす。 本発明のその他の目的、特徴、及び利点は、ここに認められる、発明を実施す るための最良の形態を例にした好適実施例の詳細な説明を考慮すれば、熟練せる 当業者には明らかである。 図面の簡単な説明 詳細な説明は特に下記の添付の図を参照して行われる: 図1は、非イオン性表面活性剤を含む水性相転移物質を保持する試験管の図で あって、凍りつつある中心コアが離散氷粒子をすでに凍った表面を通して前記表 面上にある空間に向かって押し上げている。 図2は、12ないし16個の炭素原子をもつアルキル側鎖と平均約7.5のエ トキシレート基とをもつアルコールエトキシレート 10重量パーセントと、ア ニオン性表面活性剤 1重量パーセントと、本発明による水 89重量パーセント とを含んでなる本発明によるPCMのパーフォーマンスを示す温度 対 時間の プロットである。 図3は、MgCl2・6H2O/水溶液、ポリエチレングリコール/水溶液、及 び平均約2のエトキシル基を有する5重量パーセントのC12−C16アルコールエ トキシレート類の混合物からなる水基礎PCM組成物の、温度対時間のプロット である。 図4は、30重量パーセントのアルコールエトキシレート類を含んでなる3種 類の水基礎PCMsにおいて、3種類のエトキシレートの各々が種々の混合アル キル基をもち、組成物中に存在するエトキシレート基の数が種々異なる前記水基 礎PCMsの温度対時間のプロットである。 図5は、本発明による平均約7.5のエトキシレートを有するC12−C16アル コールエトキシレート類の種々の重量パーセントを含む水基礎PCMを示す温度 対時間のプロットである。 図6は、凍結膨張対“平均約7.5のエトキシレート基をもつC12−C16アル コールエトキシレートの水基礎PCM中の重量パーセント”を示すプロットであ り、組成物中のエトキシレートの重量パーセントの増加につれて凍結膨張が減少 することを示す。 図7は、種々の重量パーセントのアルキルナフタレンスルフォネート アニオ ン性表面活性剤を含む水基礎−組成物のパーフォーマンスを示す温度 対 時間の プロットである。 図8は、平均約5のエトキシレート基をもつC10−C12アルコールエトキシレ ート約4.4重量パーセントとアルキルナフタレンスルフォネート0.6重量パー セントとを含む水基礎PCMを示す温度対時間のプロットである。 図9は、水の明らかな凍結後の発熱を示す、図8のプロットの拡大図である。 発明の詳細な説明 本発明により、水基礎−相転移物質を利用する熱交換/貯蔵装置の凍結中の破 裂事故を減らす方法が提供される。非イオン性表面活性剤、好適にはアルコール エトキシレート類の1つまたは混合物、を水と組み合わせて使用するとき、その 組成物は不連続氷相を形成することができ、同時にエネルギー貯蔵特性及び水の 凍結点は維持されることが判明した。それに加えて、水から氷への変換に伴う体 積膨張が減少し、凍結点の低下は(もし起きたとしても)ごくわずかである。 凍結点以下の温度にさらされる水に非イオン性表面活性剤が存在すると、生成 する凍結塊の物理的特性は変化する。非イオン性表面活性剤がない場合は水は凍 るにつれて膨張し、固体の氷塊となる。その上、水はその水のひと塊りの外側か ら中心コアに向かって固化する。そこで中心コアが凍結するとき、それは膨張し て、凍結しつつあるコア周囲の既に固化した氷塊に圧力を加える。膨張の方向は 周囲の強度に依存し、最小抵抗の道筋を通る。こうして、例えばコンテナ装置の 水の上に利用できる頭頂部スペースがある場合でさえ、凍結しつつある液体の膨 張に関連した力がコンテナ壁を容易に破壊することができる。 非イオン性表面活性剤を水基礎−相転移物質(PCM)に加えるとき、不連続 氷相が形成され、そこでは個々の氷粒子が凍結した塊全体を移動することによっ て力/圧力が減少することが判明した。若干の“滑りやすい(slippery)”氷が 形成される。この“滑りやすい”氷は固化した水和表面活性剤相の1層によって 取り囲まれた離散氷粒子からなると考えられる。それらの粒子はつながっておら ず、固化マス(固化したひと塊り)内に局存した圧力に反応して個々に動くこと ができる。表面活性剤で調節したPCMの中心コアが凍結するにつれて、生じる 膨張によって発生する力が、周囲粒子を個々に凍結コアから離れるように移動さ せる。PCMの表面上に頭頂部スペースがあるならば、不連続氷相の離散氷粒子 は図1に示すように、その利用できるスペースに追い出されるであろう。そこで 、 生成した凍結PCMはドーム型表面を示すことが多い。この水基礎PCMs内の 離散氷結晶の移動性のおかげで、もしもPCMの膨張を収容する頭部スペースが あるならば、それら(PCMs)は非常に種々様々の非柔軟性市販容器内で、破 壊をおこすことなく凍ることができる。 そこで、本発明のもう一つの実施例として、水約60ないし約96.5重量パ ーセント、非イオン性表面活性剤類の1つまたは混合物約3ないし約40重量パ ーセント、及びアニオン性表面活性剤約0.3ないし約1.0重量パーセントを含 んでなる熱エネルギー貯蔵組成物も提供される。この組成物が現在市販されてい る水基礎PCMsと異なるのは、主として、標準の技術的に容認されるアニオン 性表面活性剤の他に非イオン性表面活性剤を使用することである。アニオン性表 面活性剤は、実際的熱貯蔵中の高められた温度におけるエネルギー貯蔵組成物溶 液に熱安定性を加える、すなわちその組成物溶液の相分離を減らす。本発明の水 基礎熱エネルギー貯蔵組成物は、組成物の処方に役立て、製品に対する顧客の評 判を高めるために、その他の任意の成分、例えば脱泡剤及び殺菌剤などを含むこ ともできる。 本発明に使用する適した非イオン性表面活性剤は、非イオン性表面活性剤類の 1つまたはその混合物から選択される。本発明に処方される非イオン性表面活性 剤類は、アルキルフェノールアルコキシレートを含めた市販のアルコールエトキ シレート類、ラウリン酸、パルミチン酸、オレイン酸、及びステアリン酸のソル ビタン脂肪酸エステルのポリオキシエチレン誘導体類、プロピレン及びエチレン オキシド類のブロックコポリマー類、グリセロール脂肪酸エステル類、ポリオキ シエチレンエステル類、及びポリオキシエチレン脂肪酸アミド類などである。一 般的にはこの組成物は、水分散性、短鎖、低分子量直鎖アルコールエトキシレー ト類を含む。好適にはアルコールエトキシレートは一般式R−O−(CH2CH2 O)nHによってあらわされ、上記式中Rは約8ないし約16炭素原子をもつア ルキル基であり、エトキシレート基の数、n、は平均約5ないし約8である。一 般的なエトキシレート組成物は、8ないし16の炭素原子をもつ直鎖パラフインと 、平均約5ないし約8個のエトキシ群の混合物からなっている。エトキシレート 混合物が平均約5のエトキシル基を結合して含むC10−C12アルコールエトキシ レー トを含むものが最も好適である。この種の市販非イオン性表面活性剤はビスタケ ミカルカンパニー(Vista Chemical Company)からアルフォニック(Alfonic) 表面活性剤の商品名で販売され、アルフォニック1012−5がここに使用する ためには好適である。しかし、オクチルフェノールエトキシレート及びノニルフ ェノールエトキシレートなどのアルコールエトキシレート類もここに使用できる と考えられる。 非イオン性表面活性剤はこの組成物中に約3ないし約40重量パーセント存在 する。非イオン性表面活性剤の好適重量パーセントは熱エネルギー貯蔵組成物の 好適特性に依存する。エネルギー貯蔵組成物の、水エネルギー貯蔵能力を維持す る能力を最大にするために、組成物は一般的には約3ないし約30重量パーセン トの非イオン性表面活性剤を含む。本発明によって使用するための好適熱エネル ギー貯蔵組成物は約4.4重量パーセントの非イオン性表面活性剤を含む。 水基礎−熱エネルギー貯蔵組成物はさらに溶液中に約0.3重量パーセントか ら約1.0重量パーセントまでのアニオン性表面活性剤を含む。表面活性剤は組 成物の感じ取れる熱貯蔵にはほとんど影響をもたないことが認められている。実 際、表面活性剤10重量パーセントごとに、これに対応して感じ取れる熱貯蔵能 力の約5パーセントの減少があるのみである。こうして好適水基礎−熱エネルギ ー貯蔵組成物は約0.5重量パーセントのアニオン性表面活性剤を含む。 高められた温度で非イオン性表面活性剤と水とが有機−及び水相に分離するの を防ぐために、アニオン性表面活性剤を本発明の熱エネルギー貯蔵組成物に含む のが好ましい。PCMが感じ取れる熱を貯蔵するにつれてPCMの温度が高い温 度に上昇することがよくある。アニオン性表面活性剤がないと、相分離は約35 ℃ないし約40℃でおきる(この溶液の曇り点)。アニオン性表面活性剤の添加 は熱エネルギー貯蔵組成物を安定させ、すなわち組成物の相分離の量を減らし、 約90℃に加熱したとき、その組成物は連続単一相である。熱安定性は、感じ取 れる熱の貯蔵に使用することになるその製品の顧客の満足度にとって重要である ことが多い、なぜならば相がひとたび明白な複数の層に分離したとき、それらを 再混合することは難しく、しばしば不可能だからである。例えば、熱エネルギー 貯蔵組成物を乗物用に用いる場合、それは35℃ないし45℃より高い極端な加 熱条件にさらされる可能性が高い。その上、表面活性剤と水が層に分離した場合 、高速道路運転による振動はそれらの相を単一溶液にもどすには多分不十分であ る。 本発明における使用に適した種々のアニオン性表面活性剤としては、ナフタレ ンスルフォネート類、ステアリン酸ナトリウム類、脂肪酸の塩類、及び式R−C OOM及びR−OSO3Mをもつ表面活性剤類がある;前記式中Mはアルカリ金 属またはアンモニウムであり、Rは10以上の炭素原子をもつ有機基をあらわす 。適したアニオン性表面活性剤の例は、石鹸類、ラウリルスルフォン酸ナトリウ ム、アルキルナフタレンスルフォン酸塩、ステアリン酸ナトリウムである。アニ オン性表面活性剤はアルキルナフタレンスルフォン酸塩であるのが好ましい。市 販のこの種のアニオン性表面活性剤はウィトゥコ社(Witco,Inc.)からペトロ表 面活性剤の商品名で販売されている;ペトロULFがここに使用するための好適 アルキルナフタレンスルフォン酸塩である。ペトロULFは変形アルキルナフタ レンスルフォン酸ナトリウムの水溶液である。その溶液は50重量%固体を含み 、比重は1.2である。 例1: 水基礎PCMは本発明による10重量パーセント非イオン性表面活性剤を含む ように処方した。表面活性剤、アルフォニク1216CO−7.5を温水に加え 、溶解した。エトキシレートの溶解を容易にするような温水が好ましい。エトキ シレート表面活性剤を溶解した後、約1重量パーセントのペトロULF(2容量 パーセント活性)を高温安定剤として加えた。 この水基礎PCM溶液の凍結特性を図2にプロットする。グラフからわかるよ うに、本発明によるPCM組成物の凍結特性は本質的には水のそれと同じである 。その上、物質のエネルギー貯蔵能力を示す凍結“プラトー”は水のそれと同じ であった。しかしPCMを凍結するための時間は同等重量の水を凍結するための 時間より短かった。塩−水系(図3)とは異なり、凍結点降下及び凍結終了時の “テーリング”は認められなかった。顕著な凍結点降下及び“テーリング”は本 発明の目的のためには容認できないPCM組成物を示唆する。 アルフォニク1216CO−7.5/水 系は、凍解サイクルにさらされると 表面にゼラチン状層を形成したが、試料内にその他の凝離の証拠は認められなか っ た。図6に認められるように、この系の凍結膨張は測定可能ではあるが純水のそ れよりも小さかった。 例2: 水基礎PCMを3重量パーセントの表面活性剤を含むように処方した。表面活 性剤、アルフォニク1012−5、を約1重量パーセントのペトロULF(約2容 量パーセント活性)とともに水に溶解し、曇り点を試験した。溶液の曇り点は9 0℃以上であった。6連続凍解サイクルで、諸成分の凝離は最小であった。この 組成物は凍結中に水の氷構造を成功裡に崩壊した。 例3: PCMsの試験溶液を例1の様式的手順によって調製し、組成物の凍結点及び 結果として生成する凍結曲線を評価した。 ポリエチレングリコール(PEG)、MgCl2・6H2O、及びアルフォニク 1216CO−2の凍結曲線を図3に示す。これら化合物の各々は本発明による PCMとしては使用不可能として却下された。凍結膨張を十分に抑制するために は高濃度のPEGが必要であった。同時に、高濃度のPEGは凍結点を許容でき ない程低下させた。第二に、MgCl2・6H2Oは凍結点を−3ないし−4℃に 低下させた、これは空調装置が割り当てられた短い時間間隔内に要求量の氷を生 成する最低温度要求を超えるものである。また、塩化物塩類の使用は金属容器の 腐食の観点から好ましくない。最後に、2個のエトキシ基をもつC12−C16アル コールエトキシレートは表面活性剤前駆体とみなされ、水には溶けない。この凍 結試験は事実上水との相互作用を示さなかった。 図4のプロットで示されるように、3種類のエトキシレート/水溶液を100 %水標準に対して試験した。高純度アルコールエトキシレートがヴィスタ社(Vi sta)からノヴェルII(Novel II)表面活性剤の商品名で販売されており、ノヴ ェルII 810−7.5及びノヴェルII 1216−7が図6にプロットされてい る。ノヴェルII 810−7.5はノヴェルII 1216−7及びアルフォニク1 012−5より大きい凍結降下(freeze depression)を示した。しかし、各成 分で温度の最初の下降は過冷却に帰せられるもので、系の凍結降下とは関係ない ことに注意すべきである。ノヴェルII 1216−7もアルフォニク1012− 5も、凍結点の最小降下を示す水と同様な、容認できる凍結プラトーを示した。 図5に示すように、アルフォニク1216CO−7.5水溶液を種々の重量パー セントで試験した。溶液のエネルギー貯蔵特性は、凍結曲線プラトーが水のそれ に類似する場合に最も良いことが認められた。示されるように、10%アルフォ ニクは4種類の試料のうちで最も水に近い凍結プラトーを示し、凍結点に検出可 能の降下を示さなかった。実際、30重量%までのエトキシレートでは水の凍結 点はほんのわずかの(もしあるとしても)影響を受けるに過ぎない。 例4: アルフォニク1216CO−7.5の凍結/融解及び熱安定性を調べるために、 例1の溶液を凍結させ、その後融解させた。融解後、わずかな凝離のみが認めら れた。サイクル間に振動を行わず、室温を上限温度として、4凍結−融解サイク ルからなるサイクル試験を付加的に行ったが、組成物の凍結特性の変化はあらわ れなかった。 高められた温度ではエトキシレート/水溶液に混濁が認められた、それは若干 の相分離を示していた。しかしペトロULFアニオン性表面活性剤の添加はミセ ルを安定化し、90℃まで加熱したときにほんのわずかな混濁のみが認められた 。冷却で単一相系のみが肉眼で認められた。 例5: PCMの熱安定性に与えるアニオン性表面活性剤の影響を調べるために、温水 を用いてアルフォニク1216CO−7.5の30重量パーセント水溶液を調製 した。プロクター&ガンブル(Proctor & Gamble)製造のアイボリーソープを1 00g表面活性剤溶液につき0.5g量加えた。90℃に加熱したとき、ごくわ ずか の相分離が起きたが、冷却で単一の澄明溶液が認められた。こうしてアニオン性 表面活性剤は高められた温度における凝集を阻止した。 例6: 凍結する水と関連した体積膨張を観察するために、水100gを125mlエ ルレンマイヤーフラスコ(細型円錐形)に入れ、フリーザー内に置いた。凍結で フラスコは壊れた。この試験を10回反復し、その都度氷の膨張によってエルレ ンマイヤーフラスコは壊れた。しかしエトキシレート/水溶液を同条件または類 似の条件で凍らせたとき、例7−9に示すように、エルレンマイヤーフラスコは 壊れなかった。 例7: 凍結する水の体積膨張と関連する力をアルコールエトキシレート/水溶液のそ れらと比較するために、3つの125mlエルレンマイヤーフラスコを100± 0.2gの水で充填した。第4のエルレンマイヤーフラスコは20重量パーセン ト アルフォニク1216CO−7.5水溶液100gを含んでおり、その水には 0.5gのステアリン酸ナトリウムも含まれた。フラスコをフリーザー中で1晩 凍らせた。朝、水を入れた3フラスコはすべて壊れていた。表面活性剤溶液を含 むフラスコは壊れなかった、そして溶液は表面を頭部スペースに押し上げ、わず かドーム型の表面を形成していた。 例8: 再び凍結するアルコールエトキシレート/水溶液の挙動を水のそれと比較する ために、水100gを125mlエルレンマイヤーフラスコに加えた。3つのそ の他のフラスコは各々10重量パーセントアルフォニク1216CO−7.5溶 液100gを含んでいた。4フラスコを−23℃のフリーザーに入れ、凍らせた 。取り出してみると、水を含むフラスコのみが壊れていた。表面活性剤/水溶液 を含む各フラスコは表面をフラスコの頭部スペースに押し上げていた。凍結した 塊は若干ドーム型の表面をもっていた。 例9: 氷と、凍結した水−表面活性剤溶液との間の物理的差を証明するために、水1 kgを5×9インチ、高さ2.5インチのパン焼き用金属皿に入れた。10重量 パ ーセント アルフォニク1216CO−7.5、1重量パーセント ペトロULF 、及び89重量パーセント水を含む溶液1kgを第2のパン焼き用金属皿に入れ た。両方の金属皿を1晩フリーザー中に置いた。物質を完全に凍らせるために小 さいファンもフリーザー中に置いた。翌朝、ハンマーを用いて固体の氷ブロック に釘を打ち込もうとした。予想通り氷は直ちに粉みじんに砕けた。しかしアルコ ールエトキシレート/水系には釘が容易に打ち込まれた。1kgの塊は釘のみで 掴み上げられ、釘がその塊にしっかり食い込んでいることが示された。これは、 凍結した表面活性剤/水系が純粋氷とは本質的に異なる特性を有することを示唆 した。 凍結したアルコールエトキシレート/水系は水に見られるような連続粒子相で はなく不連続水相であると考えられる。融解したPCMは水中表面活性剤のミセ ル構造をもつ。何らかの理論に束縛されたくはないが、凍結は転相をおこすと考 えられる。そこでひとたび凍結すると、アルコールエトキシレート/水系は実質 上有機相に分散した固体氷粒子になる。そこでエルレンマイヤーフラスコは壊れ ず、釘は塊を破壊することなくその固体塊に打ち込まれる。 例10: アルコールエトキシレート/水溶液の凍結中に、体積膨張を測定する試験が行 われた。全測定は高さ15cm、内径2.2cmの試験管を用いて行われた。測 定するために、例1の様式的手順によって温水に適当量の表面活性剤を加えるこ とによってアルフォニク1216CO−7.5/水の保存溶液を調製した。磁気 撹拌機で徹底的に撹拌した後、溶液には栓をし、冷ました。冷却後、各溶液の3 0g部分を取り、それぞれの試験管に入れた。炭化水素溶媒5mlを各溶液のて っぺんに注意深く加えた。 ひとたび炭化水素を加えたならば、その炭化水素がアルコールエトキシレート /水溶液に分散しないように注意した。氷浴で内容物を完全に冷却した後、溶液 と炭化水素の高さ(体積に比例する)、cm、を測定した。それから試験管を注意深 くフリーザーに移し、熱電対を挿入し、−5℃ないし−10℃に冷やした。所望 温度に達したとき、炭化水素液の高さを再び測定した。凍結した固体は不確定の 測定高さをもたらした。凍結前と後の炭化水素メニスカスの差、△h、は試験物 質の体積変化に帰せられる。凍結による体積変化パーセントを計算するために式 (H1+△h/H1)×100−100を用いた。式中、H1は試験液体の0℃に おけるメニスカスの高さであり、△hは炭化水素メニスカスの凍結前と後の高さ の差である。 各溶液で、体積変化の測定を6回行い、これらの6回の測定値から、平均値と 標準偏差を計算した。外部の数値のために、統計的2.5d規則を用いて個々の データ点を含めるか、除外するかした。結果を以下にまとめる。 上記のデータは図6にプロットした。相互作用を仮定しない混合系の体積膨張 の計算値もプロットした。この仮定は根拠確実でないとはいえ、計算ライン及び 実験データは合理的にフィットした。計算ラインは下記の式によるものである: %体積膨張(凍結)=[1.09*(重量%水)+0.949(重量%アルフォニ ク1216CO−7.5)]−100 * 水で1.09というこの数値は、よく知られた、容認された文献値である。 例11: 水基礎PCMを、水中に5重量パーセント凍結調節組成物を含むように処方し 、曇り点を試験した。凍結調節組成物は約80重量パーセントのアルフォニク1 012−5と約20重量パーセントのペトロULFを含んでいた。溶液の曇り点 は90℃以上であった。80凍解サイクルで、成分の凝離は最小であった。その 上、 その組成物は凍結中、水の氷構造を上首尾に崩壊した。 例12: 3PCM溶液を高温試験のために調製した。それら溶液の組成、曇り点、及び 相分離温度を次に列挙する。 表からわかるように、すべてのエネルギー貯蔵組成物の相分離温度は、熱貯蔵 装置の公称高温度、82℃、より高い。組成及び高温安定性両方の安全性の限界 を明らかにするために、1容量%ペトロULFを含む組成物No.2を選び、さ らに下記のような試験を行った。3組成物間の性能差は無視できそうである。 例13: PCMsの試験溶液(例12の組成物2)を用い、生成した凍結曲線を評価し た。組成物2は、94.4重量%H2O、4.37重量%アルフォニク1012− 5、及び本発明にしたがい50重量パーセントの固体をもつペトロULF1.2 1重量%を含むPCMに相当する。試料30gを6インチ試験管に入れた。組成 物2の凍結曲線を図8に示す。水の2本の凍結曲線も同図に示す。図8のデータ はPCMと水との間に同様な凍結“プラトー”と最小の凍結降下とを示し、PC Mが水 と非常に類似した凍結特性、したがってエネルギー貯蔵特性をもつことを示唆す る。凍結時間は含まれる表面活性剤の重量%に大体比例してほんのわずか減るよ うにみえる。 図9は、図8を拡大したものである。水の凍結曲線の終末部において、すべて の水が見かけ上凍結した後に発熱が記録されたことに注意すべきである。これら の結果の両方で、試験管は凍結過程で壊れた。凍結過程の終わり近くでは内圧の 形成が、残りの水の凍結点を押し下げ、温度を低下させると考えられる。圧が最 終的に試験管を破壊するとき、圧力が減少して残りの水を約0℃で凍結せしめ、 わずかの発熱がおきる。発熱は試験管が破壊するときにのみあらわれる。 例14: 飲料用に用いられる種類の標準12オンスのアルミニウム缶を開け、その内容 物を流し、徹底的にすすぎ、乾燥した。缶のてっぺん及び底にある内容物が先ず 最初に凍ることを確実にするために、遮蔽ラップを缶の中心部分周囲に置いた。 そのラップはアルミニウムホイルのバブルラップで、厚さ約1/4インチであっ た。ラップは幅約4インチであったから、缶のてっぺん及び底に約1/2インチ (1.27cm)が完全に露出していた。 缶に例12の組成物2の様式的手順によって調製したPCM溶液358−36 5gを満たし、−20ないし−25℃の急速冷凍冷蔵庫に1晩置いた。露出した 金属は缶のてっぺん及び底部の内容物を最初に凍らせ、それに続いて中心部分が 凍った。凍結液体が動けない場合は凍結過程で缶は破裂した。しかし凍結塊が動 ける場合には凍結マス内の離散氷粒子が相互に移動し、凍結膨張を缶の中心部分 に吸収した。いくつかの水性PCMでおきる破裂頻度を下にまとめる。 ECS濃度が4重量%では、アルミニウム缶の破裂頻度は凍結過程で減少して ゼロになった。その濃度では、離散氷粒子を、凍結膨張の局在圧力に応じて、ま たは凍結塊内の隣接氷粒子の動きに応じて、個々に動かすのに十分な量の表面活 性剤が存在する。離散氷粒子は缶のてっぺんの利用できる頭部スペースに押し込 まれた。 使用できる種々の非イオン性及びイオン性表面活性剤の数は非常に多い。本発 明の非イオン性表面活性剤はかなり低い融点をもたなければならないし、水で容 易にゲル溶液を形成してはいけなく、そして水との凍解サイクルで満足すべき性 能を発揮しなければならない。アニオン性表面活性剤、ペトロULF、は高めら れた温度における非イオン性表面活性剤の安定化、すなわち相分離の減少のため に選択された。 本発明をいくつかの好適実施例を参照して詳細に述べたが、次の請求の範囲で 説明され、定義される本発明の範囲及び精神内での変形及び変更は可能である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG ,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN, TD,TG),AP(KE,LS,MW,SD,SZ,U G),AL,AM,AT,AU,BB,BG,BR,B Y,CA,CH,CN,CZ,DE,DK,EE,ES ,FI,GB,GE,HU,IS,JP,KE,KG, KP,KR,KZ,LK,LR,LS,LT,LU,L V,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI, SK,TJ,TM,TT,UA,UG,UZ,VN

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.熱交換器用の熱エネルギー貯蔵組成物であって、前記組成物は 約60ないし約96.5重量パーセントの水と、 約3ないし約40重量パーセントの水分散性非イオン性表面活性剤と、 高められた温度において組成物の相分離を減らすのに十分な量のアニオン性表 面活性剤を含んでなり、 前記組成物は凍結して不連続性氷相になり、水のエネルギー貯蔵特性を顕著に 維持することができる前記組成物。 2.アニオン性表面活性剤が組成物の約0.3ないし約1.0重量パーセント存在 する請求項1に記載の組成物。 3.組成物が約90℃で単一相に留まる請求項2に記載の組成物。 4.熱交換器用熱エネルギー貯蔵組成物であって、前記組成物は 約60ないし約96.5重量パーセントの水と、 約3ないし約40重量パーセントの水分散性アルコールエトキシレートと、 高められた温度における組成物の相分離を減らすのに十分な量のアニオン性表 面活性剤を含んでなり、 前記組成物は凍結して不連続性氷相になり、水のエネルギー貯蔵特性を顕著に 維持することができる前記組成物。 5.アルコールエトキシレートが式R−O−(CH2CH2O)nHをもち、式中 Rは約8ないし約16個の炭素原子をもつ直鎖アルキル基であり、nは平均約5 ないし約8である請求項4に記載の組成物。 6.Rが約10ないし約12個の炭素原子をもつ直鎖アルキル基で、nが平均約 5である請求項5に記載の組成物。 7.アニオン性表面活性剤の量が組成物の約0.3ないし約1.0重量パーセント の範囲内にある請求項4に記載の組成物。 8.アニオン性表面活性剤が石鹸及びアルキルナフタレンスルフォネートからな る群から選択される請求項7に記載の組成物。 9.熱交換器用の凍結熱エネルギー貯蔵組成物であって、前記凍結組成物は 約60ないし約96.5重量パーセントの水と、 約3ないし約40重量パーセントの水分散性非イオン性表面活性剤と、 高められた温度における組成物の相分離を減らすのに十分な量のアニオン性表 面活性剤を含んでなり、 前記組成物は、水のエネルギー貯蔵特性を著しく維持する能力によって特徴づ けられ且つ、約0℃ないし約−1℃で固化した水和表面活性剤相によって取り囲 まれた離散氷粒子を含むことによっても特徴づけられ、前記離散氷粒子は局在し た圧力に反応して、固化した表面活性剤相全体に相互に動くことができる前記組 成物。 10.さらにアニオン性表面活性剤を含んでなる請求項9に記載の組成物。 11.アニオン性表面活性剤が組成物の約0.3ないし約1.0重量パーセントの 量存在する請求項10に記載の組成物。 12.組成物が約90℃で単一相のまま留まる請求項10に記載の組成物。 13.凍結中のコンテナー装置の破裂事故を減らす方法であって、前記方法は 水性相転移物質に水分散性非イオン性表面活性剤を、凍結時の凍結した不連続 氷相の生成を促進し、水のエネルギー貯蔵特性を著しく維持するのに十分な量だ け加え、 相転移物質の熱安定性を高めるのに十分な量のアニオン性表面活性剤を加える 諸段階を含んでなる方法。 14.非イオン性表面活性剤がアルコールエトキシレートからなる請求項13に 記載の方法。 15.アニオン性表面活性剤が石鹸及びアルキルナフタレンスルフォネートから なる群から選択される請求項14に記載の方法。 16.有効量が約3ないし約40重量パーセントの非イオン性表面活性剤を含む 請求項13に記載の方法。 17.アニオン性表面活性剤が組成物中に約0.3から約1重量パーセントまで の範囲の量存在する請求項16に記載の有効量。 18.水性相転移物質を保持するコンテナ装置の、凍結中の破裂事故を減らす方 法であって、前記方法は 水性相転移物質に水分散性非イオン性表面活性剤を加え、 その相転移物質の熱安定性を高めるために十分な量のアニオン性表面活性剤を 加え、 その組成物を約0℃から約−1℃までの範囲の温度に冷やして離散氷粒子を含 む凍結塊を生成し、前記氷粒子は局在する圧力に応答して個々に相互に移動する ことができ、凍結マスは水のエネルギー貯蔵特性を著しく維持する能力をもつ諸 段階を含んでなる方法。 19.非イオン性表面活性剤が組成物中に約3から約40重量パーセントまでの 範囲で存在する請求項18に記載の方法。 20.非イオン性表面活性剤がアルコールエトキシレートを含んでなる請求項1 9に記載の方法。 21.アニオン性表面活性剤が組成物中に約0.3から約1重量パーセントまで の範囲で存在する請求項18に記載の方法。 22.熱交換器用の熱エネルギー中組成物において、前記組成物は 約60ないし約91重量パーセントの水と 約9ないし約40重量パーセントの水分散性非イオン性表面活性剤とを含んで なり、 前記組成物は不連続氷相に凍結することができ、水のエネルギー貯蔵特性を顕 著に維持することができる前記組成物。 23.さらに約0.5ないし約1.0重量パーセントのアニオン性表面活性剤を含 む請求項22に記載の組成物。 24.組成物が約90℃で単一相にとどまる請求項23に記載の組成物。 25.熱交換器用熱エネルギー貯蔵組成物において、前記組成物は 約60ないし約91重量パーセントの水と、 約9ないし約40重量パーセントの水分散性アルコールエトキシレートとを含 んでなり、 前記組成物は不連続氷相に凍結することができ、水のエネルギー貯蔵特性を顕 著に維持することができる前記組成物。 26.アルコールエトキシレートは式R−O−(CH2CH2O)nH であらわさ れ、式中Rは8ないし16個の炭素原子をもつ直鎖アルキル基であり、nは約5 ないし約8[約5から約8まで]である請求項25に記載の組成物。 27.Rが約10から約12までの炭素をもつ直鎖アルキル基で、nが約5であ る請求項26に記載の組成物。 28.さらに約0.5ないし約1.0重量パーセントのアニオン性表面活性剤を含 む請求項25に記載の組成物。 29.アニオン性表面活性剤が石鹸とアルキルナフタレンスルフォネートからな る群から選択される請求項28に記載の組成物。 30.水性相転移組成物を含むコンテナ装置の凍結中の破裂事故を減らす方法に おいて、前記方法は 水性相転移組成物に水分散性非イオン性表面活性剤を、凍結時の不連続性氷相 の生成を促進し、水のエネルギー貯蔵特性を顕著に維持するのに十分な量、すな わち組成物の約60ないし約91重量パーセントの量を加える段階を含む前記方 法。 31.非イオン性表面活性剤がアルコールエトキシレートを含んでなる請求項3 0に記載の方法。 32.アニオン性表面活性剤を、相転移組成物の熱安定性を高めるのに十分な量 加える段階をさらに含む請求項31に記載の方法。 33.アニオン性表面活性剤が、石鹸とアルキルナフタレンスルフォネートとか らなる群から選択される請求項32に記載の方法。 34.約9ないし約40重量パーセントの非イオン性表面活性剤を加えて凍結時 の不連続氷相の生成を促進する請求項30に記載の方法。
JP8516971A 1994-11-18 1995-11-15 熱エネルギー貯蔵組成物 Pending JPH10509201A (ja)

Applications Claiming Priority (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US08/342,112 US5525250A (en) 1994-11-18 1994-11-18 Thermal energy storage composition to provide heating and cooling capabilities
US08/342,112 1994-11-18
US08/484,377 1995-06-07
US08/484,377 US5525251A (en) 1994-11-18 1995-06-07 Thermal energy storage compositions to provide heating and cooling capabilities
PCT/US1995/014916 WO1996016139A1 (en) 1994-11-18 1995-11-15 Thermal energy storage composition

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10509201A true JPH10509201A (ja) 1998-09-08

Family

ID=26992827

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8516971A Pending JPH10509201A (ja) 1994-11-18 1995-11-15 熱エネルギー貯蔵組成物

Country Status (8)

Country Link
US (1) US5525251A (ja)
EP (1) EP0801668A4 (ja)
JP (1) JPH10509201A (ja)
KR (1) KR970705618A (ja)
AU (1) AU710196B2 (ja)
CA (1) CA2191596A1 (ja)
MX (1) MX9700166A (ja)
WO (1) WO1996016139A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001131538A (ja) * 1999-10-29 2001-05-15 Toho Chem Ind Co Ltd 高密度冷熱蓄熱輸送用組成物

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7096929B2 (en) * 2002-03-29 2006-08-29 Leading Technology Designs, Inc. PCM (phase change material) system and method for shifting peak electrical load
CA2595533C (en) * 2005-01-27 2014-04-29 Sk Kaken Co., Ltd. Composition for heat-storage object formation, heat-storage object, and process for producing heat-storage object
DE102008005721C5 (de) * 2008-01-23 2012-04-19 Sasol Germany Gmbh Verfahren zur Herstellung eines Latentwärmespeichermaterials
US9038709B2 (en) 2008-02-22 2015-05-26 Dow Global Technologies Llc Thermal energy storage materials
KR20100116633A (ko) * 2008-02-22 2010-11-01 다우 글로벌 테크놀로지스 인크. 열 저장 장치
US9873305B2 (en) 2008-02-22 2018-01-23 Dow Global Technologies Inc. Heater module including thermal energy storage material
US8181474B2 (en) * 2008-06-06 2012-05-22 Chengjun Julian Chen Solar-powered air conditioner using a mixture of glycerin, alcohol and water to store energy
US8377215B2 (en) * 2008-12-18 2013-02-19 Philip Morris Usa Inc. Moist botanical pouch processing
US10151355B2 (en) * 2014-04-01 2018-12-11 Borgwarner Inc. Using phase change materials for temperature management in clutch assemblies, torque converter clutch assemblies, and brake assemblies

Family Cites Families (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3986969A (en) * 1975-02-06 1976-10-19 The University Of Delaware Thixotropic mixture and method of making same
US4100092A (en) * 1976-07-16 1978-07-11 General Electric Company Dual temperature thermal energy storage composition for heat pumps
DE2731572C3 (de) * 1977-07-13 1980-09-18 Philips Patentverwaltung Gmbh, 2000 Hamburg Wärmespeichermittel
US4332690A (en) * 1979-04-23 1982-06-01 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Heat storage system comprising a phase change medium and a nucleating agent
DE2937959C2 (de) * 1979-09-20 1985-05-15 Benckiser-Knapsack Gmbh, 6802 Ladenburg Verwendung von Salzhydraten als Wärmespeichermedium zum Beschicken von Latentwärmespeichern
NL183657C (nl) * 1980-08-21 1988-12-16 Mitsubishi Electric Corp Materiaal op basis van calciumchloridehydraat voor het opslaan van warmte.
JPS57185377A (en) * 1981-05-08 1982-11-15 Mitsubishi Electric Corp Heat-accumulating material
JPS5816194A (ja) * 1981-07-21 1983-01-29 Matsushita Electric Ind Co Ltd 蓄熱材
US4585573A (en) * 1981-12-09 1986-04-29 Hitachi, Ltd. Heat storage material and process for producing the same
JPS5899695A (ja) * 1981-12-09 1983-06-14 Hitachi Ltd 蓄熱材料
DE3240855A1 (de) * 1982-11-05 1984-05-10 Philips Patentverwaltung Gmbh, 2000 Hamburg Waermespeichermittel
US4540502A (en) * 1982-12-15 1985-09-10 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Heat storage material
US4447347A (en) * 1983-03-03 1984-05-08 Armstrong World Industries, Inc. Heat storage system
US4509344A (en) * 1983-12-08 1985-04-09 Chicago Bridge & Iron Company Apparatus and method of cooling using stored ice slurry
FR2569418B1 (fr) * 1984-08-27 1986-12-05 Solvay Composition a base de chlorure de calcium hexahydrate pour le stockage de calories par changement de phase et procede pour sa preparation
US4671077A (en) * 1985-08-13 1987-06-09 Paradis Marc A Ice-maker heat pump using water supercooling
US4978469A (en) * 1987-05-15 1990-12-18 Ecolab Inc. Cleaning composition suitable for the cleaning of sub-freezing surfaces
US5037571A (en) * 1987-11-30 1991-08-06 Transphase Systems, Inc. Methods for storing coolness capacity
JPH07126614A (ja) * 1993-11-05 1995-05-16 Sekisui Plastics Co Ltd 潜熱型蓄熱材料
US5402650A (en) * 1994-05-03 1995-04-04 The Curators Of The University Of Missouri Thermal storage composition for low energy ice harvesting, method of using same

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001131538A (ja) * 1999-10-29 2001-05-15 Toho Chem Ind Co Ltd 高密度冷熱蓄熱輸送用組成物
JP4627578B2 (ja) * 1999-10-29 2011-02-09 東邦化学工業株式会社 高密度冷熱蓄熱輸送用組成物

Also Published As

Publication number Publication date
KR970705618A (ko) 1997-10-09
EP0801668A4 (en) 1998-03-04
AU4162696A (en) 1996-06-17
MX9700166A (es) 1997-04-30
AU710196B2 (en) 1999-09-16
US5525251A (en) 1996-06-11
CA2191596A1 (en) 1996-05-30
WO1996016139A1 (en) 1996-05-30
EP0801668A1 (en) 1997-10-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH10509201A (ja) 熱エネルギー貯蔵組成物
US7875749B2 (en) Clathrate hydrate containing quaternary ammonium salt as guest compound
EP1972675A2 (en) A latent heat storage material and process for manufacture of the latent heat storage material
JP2010532411A5 (ja)
CN109609102B (zh) 相变材料的组合物及其制备方法
JPH09291272A (ja) 蓄熱材
US20150108395A1 (en) Paraffin-based latent heat storing material composition and use thereof
JP2004307772A (ja) 潜熱蓄冷熱共晶体組成物
US5525250A (en) Thermal energy storage composition to provide heating and cooling capabilities
WO2000061699A1 (fr) Matiere de stockage frigorifique, conditionnement de stockage frigorifique et caisse de conservation frigorifique
US4331556A (en) Heat storage material
JPH07126614A (ja) 潜熱型蓄熱材料
US4272391A (en) Hydrated Mg(NO3)2 reversible phase change compositions
JP2004143229A (ja) 潜熱蓄熱剤組成物
US2800454A (en) Gel refrigerant and a method of making same
US4406805A (en) Hydrated MgCl2 reversible phase change compositions
JPH0726250A (ja) 蓄冷材
JP2003171657A (ja) 蓄冷材及びその製造方法
JP2002265936A (ja) 蓄冷剤
JPH0726252A (ja) 蓄冷材
CN1164254A (zh) 热能储蓄组合物
JP3670353B2 (ja) 凍結型蓄冷剤及び省エネルギー型クーラー
CN1094432A (zh) 冰箱功能外延伸用的蓄冷剂
Cabaleiro et al. Fatty Alcohol Nanoemulsions as Latent Functional Thermal Fluids for Energy Management
JP3463104B2 (ja) 氷蓄熱材