JP2001129280A - ミシンの被縫製物移送装置 - Google Patents

ミシンの被縫製物移送装置

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JP2001129280A
JP2001129280A JP2000003902A JP2000003902A JP2001129280A JP 2001129280 A JP2001129280 A JP 2001129280A JP 2000003902 A JP2000003902 A JP 2000003902A JP 2000003902 A JP2000003902 A JP 2000003902A JP 2001129280 A JP2001129280 A JP 2001129280A
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sewing machine
frame
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drive mechanism
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Ikuo Tajima
郁夫 田島
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Tokai Kogyo Sewing Machine Co Ltd
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Tokai Kogyo Sewing Machine Co Ltd
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    • D05SEWING; EMBROIDERING; TUFTING
    • D05BSEWING
    • D05B27/00Work-feeding means
    • DTEXTILES; PAPER
    • D05SEWING; EMBROIDERING; TUFTING
    • D05CEMBROIDERING; TUFTING
    • D05C9/00Appliances for holding or feeding the base fabric in embroidering machines
    • D05C9/02Appliances for holding or feeding the base fabric in embroidering machines in machines with vertical needles
    • D05C9/04Work holders, e.g. frames
    • D05C9/06Feeding arrangements therefor, e.g. influenced by patterns, operated by pantographs
    • DTEXTILES; PAPER
    • D05SEWING; EMBROIDERING; TUFTING
    • D05BSEWING
    • D05B21/00Sewing machines with devices for automatically controlling movement of work-carrier relative to stitch-forming mechanism in order to obtain particular configuration of seam, e.g. programme-controlled for sewing collars, for attaching pockets

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 被縫製物を正確に移送するミシンの被縫製物
移送装置を提供する。 【解決手段】 ミシンテーブル1上のX−Y直交座標平
面内で被縫製物を任意の位置へ移送する装置であって、
間隔を保持して互いに平行に設置される少なくとも一対
のY方向駆動機構10と、間隔を保持して互いに平行に
設置される少なくとも一対のX方向駆動機構11と、Y
方向駆動機構に連結されミシンテーブル上でY方向にの
み駆動されるY方向被駆動体36と、X方向駆動機構に
連結されミシンテーブル上でX方向にのみ駆動されるX
方向被駆動体30と、Y方向被駆動体に対してはX方向
への相対移動可能で、X方向被駆動体に対してはY方向
への相対移動可能に連結され、被縫製物を着脱自在に保
持する枠体37とからなり、複数のX方向駆動機構を、
複数のY方向駆動機構の内で最も側端に位置するY方向
駆動機構と、これに隣接して位置するY方向駆動機構と
の間に配置するよう構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、刺繍等の縫製を
施すために、被縫製物をミシンテーブル上の任意の位置
へ移送する装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば刺繍ミシンにあっては、ミシンテ
ーブル上のX−Y直交座標平面内で被縫製物を任意の位
置へ移送する装置として、ミシンテーブルの下にX方向
駆動機構およびY方向駆動機構を配設すると共に、ミシ
ンテーブルの上に被縫製物を保持する矩形状枠体を載置
し、この枠体を前記X方向駆動機構およびY方向駆動機
構に連結して、X−Y両方向へ駆動させるようにしたも
のが知られている。
【0003】被縫製物を保持する前記枠体は、前述の如
くX−Y両方向に駆動されるものであるが、ミシンテー
ブル上でX方向およびY方向の確固とした案内部材によ
って案内されるものではないために、枠体自体に相当の
剛性を持たせないと被駆動時に歪みを生じ易い。この枠
体への歪みを生ずると、これに保持した被縫製物を全体
として正確に移送することができなくなり、刺繍ミシン
におけるミシンヘッドの場所によって縫製柄にも歪みを
生ずる不具合がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで前記不具合を解
決する構成として、例えば特開平5−163660号公
報に開示された発明が提案されている。この提案は、ミ
シンテーブル上に前記枠体のX方向の長さより長尺なX
方向案内部材を配置し、該部材をテーブル下方のY方向
駆動機構に直結すると共に、同じくミシンテーブル上に
該枠体のY方向の長さより長尺なY方向案内部材を配置
し、該部材をテーブル下方のX方向駆動機構に直結した
ものである。この構成に係る前記枠体は、X方向案内部
材に対してはX方向への相対移動可能に、またY方向案
内部材に対してはY方向への相対移動可能に連結され
る。従って該構成によれば、前記枠体はX方向案内部材
およびY方向案内部材により常に案内されつつX方向お
よびY方向へ自在に駆動されるため、該枠体への歪みの
発生が防止される利点がある。
【0005】しかしながら前記の構成では、テーブル下
方のX方向駆動機構およびY方向駆動機構の配置の関係
で、枠体の位置によってはX方向案内部材およびY方向
案内部材自体に歪みを生ずることがあった。この場合
は、前記枠体自体には歪みを生じなくても、該枠体全体
に傾きを生ずることになるので、結果として該枠体に保
持した被縫製物全体をX−Y方向に正確に移送し得なく
なる欠点がある。
【0006】
【発明の目的】本発明は、前述した従来技術に係る欠点
に鑑みなされたものであって、被縫製物の移送を正確に
行ない得るミシンの被縫製物移送装置を提供することを
目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を克服し、所期
の目的を達成するため本発明は、ミシンテーブル上のX
−Y直交座標平面内で被縫製物を任意の位置へ移送する
装置であって、所要の間隔を保持して互いに平行に設置
される複数のY方向駆動機構と、同じく所要の間隔を保
持して互いに平行に設置される複数のX方向駆動機構
と、前記Y方向駆動機構に連結されて、前記ミシンテー
ブル上でY方向にのみ駆動されるY方向被駆動体と、前
記X方向駆動機構に連結されて、前記ミシンテーブル上
でX方向にのみ駆動されるX方向被駆動体と、前記Y方
向被駆動体に対してはX方向への相対移動可能で、かつ
前記X方向被駆動体に対してはY方向への相対移動可能
に連結され、前記被縫製物を着脱自在に保持する枠体と
からなり、前記複数のX方向駆動機構を、前記複数のY
方向駆動機構の内で最も側端に位置するY方向駆動機構
と、これに隣接して位置するY方向駆動機構との間に配
置するよう構成したことを特徴とする。ここで「X方向
(Y方向)」は、ミシンテーブルの前後方向、左右方向の
何れの方向に設定してもよい。
【0008】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係るミシンの被縫
製物移送装置について、1頭立ての刺繍ミシンにこれを
適用した好適な実施例を挙げて、添付図面を参照しなが
ら以下説明する。図1は刺繍ミシンの平面図であって、
水平なミシンテーブル1の上方にフレーム2が水平に配
置されている。このフレーム2の前面にはミシンヘッド
3が設置され、該ミシンヘッド3の下方でかつ前記ミシ
ンテーブル1の下面に、釜や糸切り装置等を支持した釜
土台(図示せず)が対応的に配設されている。なお釜土台
の上面はミシンテーブル1上に取付けた針板5により覆
われ、該針板5にはミシン針の挿通を許容する針孔5a
が穿設されている。
【0009】前記ミシンテーブル1の下面には、図1に
破線で示す如く、一対のY方向駆動機構10,10が互
いにX方向に所要の間隔を保持して平行に配設されてい
る。同じくミシンテーブル1の下面には、図1に破線で
示す如く、これら一対のY方向駆動機構10,10の間
において、一対のX方向駆動機構11,11が互いにY
方向に所要の間隔を保持して平行に配設されている。す
なわち一対のY方向駆動機構10,10および一対のX
方向駆動機構11,11は、前記ミシンテーブル1の上
面に夫々形成した透孔内に沈み込ませた状態で、下部フ
レーム13(図2および図3参照)に設置されており、夫
々の機構の上方部はミシンテーブル1上に固定した各対
応の蓋体12により覆われている。
【0010】夫々のX方向駆動機構11は、図2に示す
ように、上面が開放した断面コ字形をなすフレーム14
の両端部にブラケット17を介して軸支したタイミング
プーリー15,16と、これらタイミングプーリー15,
16に掛け渡したタイミングベルト18とを基本的に備
えている。そして両X方向駆動機構11,11における
一方のプーリー軸20,20は、図1に示すように、X
軸駆動モータ21の連結軸22を介して互いに連結され
ている。従ってX軸駆動モータ21を正逆方向に駆動す
れば、前記一対のX方向駆動機構11,11は連結軸2
2を介して共通的に駆動され、各タイミングベルト18
も同方向に駆動されるものである。
【0011】図2に示す如く、夫々のX方向駆動機構1
1における前記フレーム14の上面には、X方向に延在
するガイドレール25が支持板26上に固定され、この
ガイドレール25にスライダ27が走行自在に嵌合され
ている。そして前記スライダ27とその上に重ねたスペ
ーサ28とによって、前記タイミングベルト18の上側
の直線走行部を挟み付けることで、該スペーサ28はタ
イミングベルト18に連結されている。また各X方向駆
動機構11におけるスペーサ28の上面は、蓋体12に
形成したX方向に延在するスリット12aを介してミシ
ンテーブル1上に突出している。そして対向し合う両ス
ペーサ28,28の上面に、X方向被駆動体30が差し
渡された形で固定されている(図1参照)。なお前記X方
向被駆動体30には、図2における左側端縁の下面に示
す如く、Y方向に延在するレール30aが形成されてい
る。
【0012】また夫々のY方向駆動機構10は、図3に
示す如く、前記X方向駆動機構11と基本的に略同様の
構成を有している。すなわちY方向駆動機構10,10
における対応のプーリー軸31,31は、図1に示すよ
うに、Y軸駆動モータ32の連結軸33を介して互いに
連結されている。従ってY軸駆動モータ32を正逆方向
に駆動すれば、一対のY方向駆動機構10,10が連結
軸33を介して共通的に駆動され、各タイミングベルト
18が同方向に移動駆動される。各Y方向駆動機構10
におけるスペーサ35の上面は、前述のX方向駆動機構
11と同様に、前記蓋体12に形成したY方向に延在す
るスリット12aを介して前記ミシンテーブル1上に突
出している。そして両スペーサ35,35の上面に、Y
方向被駆動体36が差し渡された形で固定されている
(図1参照)。なお前記スペーサ35は、前記X方向駆動
機構11におけるスペーサ28の高さより大きく設定し
てあるので、図3から明らかなように、Y方向被駆動体
36はX方向被駆動体30よりも上方に位置し、従って
互いに干渉することがない。またY方向被駆動体36に
も、図3における左側端縁の下面に示す如く、X方向に
延在するレール36aが形成されている。
【0013】ミシンテーブル1の上面には、図示しない
被縫製物を着脱自在に保持する枠体37が載置されてい
る。すなわち前記枠体37は矩形状をなし、図1におい
て、該枠体37の後側辺縁37aは前記Y方向被駆動体
36に連結されると共に、右側辺縁37bは前記X方向
被駆動体30に連結されている。この場合に枠体37に
おける後側辺縁37aの各所には、図3に示す如く、前
記Y方向被駆動体36のレール36aを挟持する内ロー
ラ40および外ローラ41が対をなして設けられ、これ
らローラ対40,41によって該枠体37がY方向被駆
動体36に対しX方向へ相対移動するのを許容してい
る。同じく前記枠体37における右側辺縁37bの各所
には、図2に示す如く、前記X方向被駆動体30のレー
ル30aを挟持する内ローラ43および外ローラ44が
対をなして設けられ、これらローラ対43,44によっ
て該枠体37がX方向被駆動体30に対しY方向へ相対
移動するのを許容している。
【0014】次に、本実施例に係る被縫製物移送装置の
作用を説明する。前記X軸駆動モータ21によりX方向
駆動機構11を駆動すると、X方向被駆動体30がX方
向に駆動される。このとき前記枠体37の後側辺縁37
aはY方向被駆動体36に対して相対移動可能になって
いるので、該枠体37はX方向被駆動体30と共にX方
向に移送される。また前記Y軸駆動モータ32によりY
方向駆動機構10を駆動すると、Y方向被駆動体36が
Y方向に駆動される。このとき前記枠体37の右側辺縁
37bはX方向被駆動体30に対して相対移動可能にな
っているので、該枠体37はY方向被駆動体36と共に
Y方向に移送される。
【0015】従って、図示しない制御回路から出力され
る刺繍データに基づいて前記X軸駆動モータ21および
Y軸駆動モータ32が駆動されると、これに伴いX方向
駆動機構11およびY方向駆動機構10も夫々駆動さ
れ、従って前記枠体37は座標平面内で任意のX−Y方
向に移動させられる。これにより前記枠体37に保持し
た被縫製物(図示せず)が、ミシンテーブル1上において
X−Y方向へ自在に移送される。
【0016】ところで前記一対のX方向駆動機構11,
11を、同じく前記一対のY方向駆動機構10,10の
間に配置したために、X方向被駆動体30およびY方向
被駆動体36は、共にこれらの両端部付近をX方向駆動
機構11およびY方向駆動機構10に夫々連結すること
が可能となっている。このため、前記枠体37がX方向
およびY方向における如何なる位置にあるときでも、両
端部をX方向駆動機構11およびY方向駆動機構10に
夫々連結された前記X方向被駆動体30およびY方向被
駆動体36から、該枠体37は駆動力を受けることにな
る。従って枠体37は歪みを生じることなく移動させら
れることになり、該枠体37に保持した被縫製物も枠体
37の位置に関係なく正確に移送させられるものであ
る。すなわち被縫製物には、刺繍データどおりの正確な
刺繍を施すことができる。
【0017】(変更例について)図4は、本発明の変更例
を、複数基のミシンヘッドを備えた多頭刺繍ミシンに適
用したものである。この実施例でも、前述した実施例に
既出の部材と同一または同等の機能を有する部材には、
同じ符号を付して説明は省略する。図4は、多頭刺繍ミ
シンの平面図を示すもので、水平なミシンテーブル1の
上方にフレーム2が水平に配置され、該フレーム2の前
面に複数基のミシンヘッド3(本例では6基)が所定間隔
で設置されている。また夫々のミシンヘッド3の下方に
は、釜土台(図示せず)がミシンテーブル1の下面に対応
的に設置されている。各釜土台の上面は、前記ミシンテ
ーブル1上に取付けた針板5で覆われている。また針板
5には、ミシン針が挿通する針孔5aが設けられてい
る。
【0018】ミシンテーブル1の下面には、図1に関し
て前述した実施例と同様の構成になる複数のY方向駆動
機構10(本例では6基)が、X方向に所定間隔を保持し
て平行に配設され、Y軸駆動モータ32の連結軸33を
介して互いに同期駆動可能に連結されている。最も右端
に位置するY方向駆動機構10と、これに隣接して位置
するY方向駆動機構10との間には、前述の実施例と同
様の構成になる複数のX方向駆動機構11(本例では3
基)が、Y方向に所定間隔を保持して平行に配設され、
X軸駆動モータ21の連結軸22を介して互いに同期駆
動可能に連結されている。
【0019】夫々のX方向駆動機構11の上方にはX方
向被駆動体30が配置され、このX方向被駆動体30
は、先の実施例と同様に、X方向駆動機構11の蓋体1
2におけるX方向のスリット12aから上面に突出した
スペーサ28(図2参照)を介して、該X方向駆動機構1
1に固定されている。また、最も右端に位置するY方向
駆動機構10と、これに隣接して位置するY方向駆動機
構10との上方には、Y方向被駆動体36が配置されて
いる。このY方向被駆動体36も、先の実施例と同様
に、Y方向駆動機構10の蓋体12におけるY方向のス
リット12aから上面に突出したスペーサ35(図3参
照)を介して、該Y方向駆動機構10に固定されてい
る。更に、最も左端に位置するY方向駆動機構10と、
これに隣接して位置するY方向駆動機構10の上方に
も、Y方向被駆動体36が配置されている。このY方向
被駆動体36も、蓋体12におけるY方向のスリット1
2aから上面に突出したスペーサ35(図3参照)を介し
て、前記Y方向駆動機構10に固定されている。2つの
Y方向被駆動体36,36は、同一直線上に配置されて
いる。なお左側のY方向被駆動体36は、X方向被駆動
体30との干渉はあり得ないため、その固定高さをX方
向被駆動体30と同一に設定してもよい。
【0020】前記ミシンテーブル1の上面には、被縫製
物(図示せず)を保持する矩形の枠体37が載置されてお
り、後側辺縁37aが2つのY方向被駆動体36,36
に、また右側辺縁37bがX方向被駆動体30に夫々連
結されている。前記枠体37における後側辺縁37aの
Y方向被駆動体36に対する連結、および該枠体37に
おける右側辺縁37bのX方向被駆動体30に対する連
結は、前述した実施例の場合と同様であって、これによ
り枠体37が両Y方向被駆動体36,36に対してX方
向の相対移動が可能に連結されると共に、X方向被駆動
体30に対してY方向の相対移動が可能に連結されてい
る。
【0021】中央に位置する2基のY方向駆動機構1
0,10には、図3におけるスライダ27に対して、ス
ペーサ35の替わりに鉛直軸周りに回転可能なコロ39
が支持されている(図4)。そして前記コロ39のスリッ
ト12aから上面に突出した部分が、前記枠体37の後
側辺縁37aの下面に形成されたX方向溝40に嵌合し
ている。なお、右端から2番目および左端から2番目の
Y方向駆動機構10にも前記コロ39を備えさせ、これ
もX方向溝40に嵌合させるように構成してもよい。
【0022】次に、この変更例の作用を説明する。X軸
駆動モータ21により夫々のX方向駆動機構11が駆動
されると、X方向被駆動体30がX方向に移動駆動され
る。このとき前記枠体37の後側辺縁37aが、Y方向
被駆動体36に対して相対移動可能となっているため、
該枠体37はX方向被駆動体30と共にX方向に移送さ
れる。また、Y軸駆動モータ32により夫々のY方向駆
動機構10が駆動されると、両Y方向被駆動体36,3
6がY方向に移動駆動されると共に、中央部の2つのコ
ロ39,39がY方向に移動駆動される。すると、前記
枠体37の右側辺縁37aがX方向被駆動体30に対し
相対移動可能となっているため、該枠体37がY方向被
駆動体36と共にY方向に移送される。
【0023】従って、刺繍データに基づいてX軸駆動モ
ータ21、Y軸駆動モータ32が駆動されると、これに
伴い夫々のX方向駆動機構11および夫々のY方向駆動
機構10が駆動され、従って前記枠体37がX−Y両方
向に移動駆動される。これにより枠体37に保持した被
縫製物(図示せず)が、ミシンテーブル1上でX−Y両方
向に移送される。ここで、枠体37の後側辺縁37aの
両角部は、枠体37が如何なる位置に移送されたときに
も、夫々Y方向被駆動体36から外れることがなく、こ
のため該Y方向被駆動体36によって必ずY方向の駆動
力を受ける。従って先の実施例と同様に、前記枠体37
は歪みを生ずることなく移動駆動され、該枠体37に保
持した被縫製物は、枠体37の位置に関係なく正確に移
送させられるものである。
【0024】この変更例では、ミシンヘッドの配設数が
多く、従って枠体37がX方向に長尺となる場合を例示
したものであって、このような場合には、本例のように
Y方向被駆動体を全てのY方向駆動機構10に差し渡す
のではなく、両サイド部分にだけ設けることによって重
量を軽減することができる。しかし、長尺なY方向被駆
動体36を採用してもよいことは勿論である。また、X
方向被駆動体30とY方向被駆動体36との干渉を避け
るためのこれらの上下位置関係は、どちらであってもよ
い。これは前述の実施例に関しても同様である。
【0025】(1) 本実施例において、X方向駆動機構お
よびY方向駆動機構の駆動源を公知のリニアモータとし
てもよい。 (2) 本実施例では、複数のX方向駆動機構同士およびY
方向駆動機構同士を、夫々単一のモータで共通的に駆動
するようにしたが、各駆動機構を夫々個別のモータで同
期駆動するようにしてもよい。 (3) 前記の変更例においても、X方向駆動機構およびY
方向駆動機構は、リニアモータによる構成としてもよ
い。 (4) 前記の変更例においても、各X方向駆動機構同士、
および各Y方向駆動機構同士は夫々単一のモータで駆動
するようにしたが、各駆動機構を夫々個別のモータで同
期駆動するようにしてもよい。
【0026】
【発明の効果】以上に説明した如く、本発明に係るミシ
ンの被縫製物移送装置によれば、枠体がその移動範囲の
端部まで移動した際にも、該枠体はX方向被駆動体およ
びY方向被駆動体により案内された状態が維持される。
このため枠体の位置に係わることなく、X方向被駆動体
およびY方向被駆動体から駆動力を受けることができ、
これにより枠体は歪みを生じることなく駆動され、該枠
体に保持した被縫製物は枠体の位置に関係なく正確に移
送される。従って被縫製物に刺繍データどおりの正確な
刺繍を施すことができる有益な効果が奏される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好適な実施例に係る刺繍ミシンの平面
図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】図1のB−B線断面図である。
【図4】本発明の変更例に係る多頭刺繍ミシンの平面図
である。
【符号の説明】
1 ミシンテーブル 10 Y方向駆動機構 11 X方向駆動機構 30 X方向被駆動体 36 Y方向被駆動体 37 枠体

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ミシンテーブル上のX−Y直交座標平面
    内で被縫製物を任意の位置へ移送する装置であって、 所要の間隔を保持して互いに平行に設置される複数のY
    方向駆動機構と、 同じく所要の間隔を保持して互いに平行に設置される複
    数のX方向駆動機構と、 前記Y方向駆動機構に連結されて、前記ミシンテーブル
    上でY方向にのみ駆動されるY方向被駆動体と、 前記X方向駆動機構に連結されて、前記ミシンテーブル
    上でX方向にのみ駆動されるX方向被駆動体と、 前記Y方向被駆動体に対してはX方向への相対移動可能
    で、かつ前記X方向被駆動体に対してはY方向への相対
    移動可能に連結され、前記被縫製物を着脱自在に保持す
    る枠体とからなり、 前記複数のX方向駆動機構を、前記複数のY方向駆動機
    構の内で最も側端に位置するY方向駆動機構と、これに
    隣接して位置するY方向駆動機構との間に配置するよう
    構成したことを特徴とするミシンの被縫製物移送装置。
JP2000003902A 1999-08-24 2000-01-12 ミシンの被縫製物移送装置 Withdrawn JP2001129280A (ja)

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