JP2001128434A - リニアモータ - Google Patents

リニアモータ

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JP2001128434A
JP2001128434A JP30506399A JP30506399A JP2001128434A JP 2001128434 A JP2001128434 A JP 2001128434A JP 30506399 A JP30506399 A JP 30506399A JP 30506399 A JP30506399 A JP 30506399A JP 2001128434 A JP2001128434 A JP 2001128434A
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JP
Japan
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yoke
outer yoke
linear motor
axis
inner yoke
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Application number
JP30506399A
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English (en)
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Hideo Yamamoto
秀夫 山本
Hiromi Shibuya
浩洋 渋谷
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Refrigeration Co
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Publication date
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Priority to CN00802416A priority patent/CN1336030A/zh
Priority to PCT/JP2000/007410 priority patent/WO2001031767A1/ja
Priority to US09/869,268 priority patent/US6657326B1/en
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    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K33/00Motors with reciprocating, oscillating or vibrating magnet, armature or coil system
    • H02K33/16Motors with reciprocating, oscillating or vibrating magnet, armature or coil system with polarised armatures moving in alternate directions by reversal or energisation of a single coil system
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K41/00Propulsion systems in which a rigid body is moved along a path due to dynamo-electric interaction between the body and a magnetic field travelling along the path
    • H02K41/02Linear motors; Sectional motors
    • H02K41/03Synchronous motors; Motors moving step by step; Reluctance motors

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  • Reciprocating, Oscillating Or Vibrating Motors (AREA)
  • Linear Motors (AREA)
  • Compressors, Vaccum Pumps And Other Relevant Systems (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 モータ効率を向上し、製造の簡易化したリニ
アモータを提供する。 【解決手段】 XY軸の交点を中心軸とする円筒状の可
動部21と、可動部21の半径方向に所定間隔を設けて
可動部21の内側に配置すると共に略長方形状の薄板を
X軸方向に沿って多数積み重ねて形成したインナヨーク
22と、可動部21の半径方向に所定間隔を設けて可動
部の外側に配置すると共に略長方形状の薄板25をイン
ナヨーク22の薄板23と同一方向に多数積み重ねて形
成したアウタヨーク24と、可動部21はインナヨーク
22側からアウタヨーク24側に磁化した一対の永久磁
石33,34から構成している。従って、リニアモータ
の推力が不安定になることはなく、モータ効率を向上す
ると共に、リニアモータの製造が簡易になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、可動磁石型のリニ
アモータに係わり、モータ効率の向上と製造の簡易化を
図るものである。
【0002】
【従来の技術】近年、リニアモータの開発が活発に行わ
れつつある。
【0003】従来のリニアモータとしては特願平10−
118358号公報に示されているものがある。
【0004】以下、図面を参照しながら上記従来のリニ
アモータを説明する。
【0005】図14は従来のリニアモータの平面断面図
であり、図15は図14におけるA−A断面図である。
【0006】1はインナヨークであり、略長方形状で透
磁率の高い多数の薄板2を多数積み重ねて角柱状に形成
している。3はアウタヨークであり、略長方形状で透磁
率の高い多数の薄板4を多数積み重ねて角柱状に形成す
ると共に軸方向5にスロット6,7を切り欠いて3つの
磁極8,9,10を形成している。アウタヨーク3の磁
極8,9,10を有する面をインナヨーク1に対向して
所定空隙11を隔ててヨークブロック12を構成してい
る。そして、1組のヨークブロックをインナヨーク側を
所定間隔を設けて対向させて平板状のベース13上に保
持している。
【0007】アウタヨーク3の3つの磁極8,9,10
に異磁極を交互に形成するように、中央の磁極9の周り
にコイル14が巻かれており、コイル14は2個のアウ
タヨーク3に個別に巻かれており、各々のコイル14は
並列に接続されている。
【0008】可動部15は、インナヨーク1とアウタヨ
ーク3の対向する方向に磁化した一対の平板状永久磁石
16,17と、永久磁石支持体18,シャフト19から
構成している。永久磁石16,17は、磁化の向きが交
互に逆向きになるように軸方向に所定間隔を設けて永久
磁石支持体18で固定され、インナヨーク1とアウタヨ
ーク3間の空隙11内に配置されている。
【0009】以上のように構成されたリニアモータにつ
いて、以下その動作を説明する。
【0010】永久磁石16から発生した磁束は、空隙1
1,インナヨーク1,空隙11,永久磁石17,アウタ
ヨーク3,空隙11を通って永久磁石16に戻ると共に
空隙11に静磁界を発生する。インナヨーク1,アウタ
ヨーク3中では薄板2,4の平面内を循環する。
【0011】そして、コイル14に交流電流が供給され
ると、磁極8,9,10に軸方向に異磁極が交互に形成
され、可動部15の永久磁石16,17との磁気的吸
引,反発作用により、コイル14電流の大きさと永久磁
石16,17の磁束密度に比例した推力が発生し、可動
部15と共にシャフト19が交流電流の周波数に同期し
て往復動する。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の構成は、イ
ンナヨーク1,アウタヨーク3の製造が簡易であるとい
う長所があるが、平板状永久磁石16,17が角柱状の
インナヨーク1とアウタヨーク3間の空隙11内に平行
に配置されているため、製造時にシャフト19が軸回転
して配置された場合、永久磁石16,17とインナヨー
ク1間距離と、永久磁石16,17とアウタヨーク3間
距離がアンバランスになることにより、リニアモータの
推力が不安定になるという課題があった。
【0013】本発明は上記従来の課題を解消するもので
あり、製造時にシャフト19が軸回転して配置された場
合においても、リニアモータの推力が不安定にならず、
且つ、モータ効率を向上すると共に、ヨークの製造が簡
易なリニアモータを提供することを目的とする。
【0014】また、製造時に永久磁石16,17がイン
ナヨーク1或いはアウタヨーク3に偏って配置された場
合、永久磁石16,17とインナヨーク1間距離と、永
久磁石16,17とアウタヨーク3間距離がアンバラン
スになることにより、永久磁石16,17がインナヨー
ク1或いはアウタヨーク3に直接引かれる力が増大し、
可動部15とシャフト19を介して軸受け20で摺動損
失が増大するという課題があった。
【0015】本発明の他の目的は、製造時に永久磁石が
インナヨーク或いはアウタヨークに偏って配置した場合
においても、永久磁石がインナヨーク或いはアウタヨー
クに直接引かれる力が増大せず、且つ、モータ効率を向
上すると共に、ヨークの製造が簡易なリニアモータを提
供することである。
【0016】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明のリニアモータは、XY軸の交点を中心軸とす
る円筒状の可動部と、可動部の半径方向に所定間隔を設
けて可動部の内側に配置すると共に略長方形状で透磁率
が高い薄板をX軸或いはY軸の何れか一方の軸と平行に
多数積み重ねて形成したインナヨークと、可動部の半径
方向に所定間隔を設けて可動部の外側に配置すると共に
略長方形状で透磁率が高い薄板をインナヨークの薄板と
同一方向に多数積み重ねて形成したアウタヨークと、イ
ンナヨークとアウタヨークを結ぶ方向に磁化され、イン
ナヨークとアウタヨーク間の空隙内に保持されるように
可動部に設けられた一対の永久磁石から構成している。
【0017】これにより、製造時にシャフトが軸回転し
て配置された場合においても、リニアモータの推力が不
安定になることはなく、且つインナヨーク,アウタヨー
クの鉄損を低減してモータ効率を向上すると共に、リニ
アモータの製造が簡易になる。
【0018】また、本発明は、中心軸を中心とする半径
方向に磁化した一対の永久磁石を磁化の向きが互いに逆
向きになるように中心軸に平行な方向に所定間隔を設け
てインナヨークとアウタヨーク間の空隙内に保持するよ
うに構成している。
【0019】これにより、製造時に永久磁石がインナヨ
ーク或いはアウタヨークに偏って配置した場合において
も、永久磁石がインナヨーク或いはアウタヨークに直接
引かれる力が増大しない。
【0020】また、本発明は、インナヨークを同一形状
同一寸法の薄板を多数積み重ねて形成し、アウタヨーク
を同一形状同一寸法の薄板を多数積み重ねて形成してい
る。
【0021】これにより、リニアモータの製造が更に簡
易になる。
【0022】また、本発明は、アウタヨークの内周面と
スロットの内周面の曲率半径が等しく、アウタヨークの
外周面とスロットの外周面の曲率半径が等しく、アウタ
ヨーク及びスロットの内周面曲率半径よりもアウタヨー
ク及びスロットの外周面曲率半径の方が大きく構成して
いる。
【0023】これにより、リニアモータを小型化でき
る。
【0024】また、本発明は、アウタヨークの薄板積み
重ね方向の両最外側面の内周端とXY軸の交点を結ぶ線
上に、インナヨークの薄板積み重ね方向の両最外側面の
外周端と、永久磁石の端面がくるように構成している。
【0025】これにより、磁石量を低減できる。
【0026】また、本発明は、インナヨーク2個をY軸
対称に配置し、両インナヨーク内側にY軸方向に分離し
て設けた2個のインナヨーク支持部材により両インナヨ
ークを一体化している。
【0027】これにより、インナヨークが1部品とな
り、組立が簡易化できる。
【0028】また、本発明は、アウタヨーク2個をY軸
対称に配置し、両アウタヨークの薄板積み重ね方向の両
最外側面に設けた2個のアウタヨーク支持部材により両
アウタヨークを一体化している。
【0029】これにより、アウタヨークが1部品とな
り、組立が簡易化できる。
【0030】また、本発明は、XY軸の交点を中心軸と
する円筒状の可動部と、可動部の半径方向に所定間隔を
設けて可動部の内側に配置すると共に略長方形状で透磁
率が高い薄板をX軸或いはY軸の何れか一方の軸と平行
に多数積み重ねて形成したインナヨークと、可動部の半
径方向に所定間隔を設けて可動部の外側に配置すると共
に略長方形状で透磁率が高い薄板をインナヨークの薄板
と同一方向に多数積み重ねて形成したアウタヨークと、
インナヨークとアウタヨークを保持する平板状のベース
と、前記XY軸の中心に位置するようにベースに取り付
けたシリンダと、インナヨークとアウタヨークを結ぶ方
向に磁化した一対の永久磁石をインナヨークとアウタヨ
ーク間の空隙内に保持するように構成しており、可動部
と一体化したシャフトの先端に設けると共に前記シリン
ダに挿入したピストンと、前記シャフトに取り付けたバ
ネから構成している。
【0031】これにより、製造時に永久磁石がインナヨ
ーク或いはアウタヨークに偏って配置した場合において
も、永久磁石がインナヨーク或いはアウタヨークに直接
引かれる力が増大せず、従って、ピストンとシリンダ間
の摺動損失も増加せず、リニアモータの製造が簡易にな
る。
【0032】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、XY軸の交点を中心軸とする円筒状の可動部と、可
動部の半径方向に所定間隔を設けて可動部の内側に配置
すると共に略長方形状で透磁率が高い薄板をX軸或いは
Y軸の何れか一方の軸と平行に多数積み重ねて形成した
インナヨークと、可動部の半径方向に所定間隔を設けて
可動部の外側に配置すると共に略長方形状で透磁率が高
い薄板を前記インナヨークの薄板と同一方向に多数積み
重ねて形成すると共に薄板の積み重ね方向に切り欠いた
スロットを2つ配することにより第1磁極,第2磁極,
第3磁極を形成したアウタヨークと、アウタヨークの第
2磁極に巻き付けると共に前記第1磁極,第2磁極,第
3磁極に異磁極を交互に形成するコイルと、インナヨー
クとアウタヨークを保持するベースと、XY軸の中心に
位置するようにベースに取り付けた軸受けと、インナヨ
ークとアウタヨークを結ぶ方向に磁化され、磁化の向き
が互いに逆向きになるように前記中心軸に平行な方向に
所定間隔を設けてインナヨークとアウタヨーク間の空隙
内に保持されるように前記可動部に設けられた一対の永
久磁石から構成しており、可動部を円筒形状としたの
で、製造時にシャフトが軸回転して配置された場合にお
いても、リニアモータの推力が不安定になることはな
く、且つインナヨーク,アウタヨークの鉄損を低減して
モータ効率を向上すると共に、リニアモータの製造が簡
易になるという作用を有する。
【0033】本発明の請求項2に記載の発明は、中心軸
を中心とする半径方向に磁化した一対の永久磁石を磁化
の向きがお互いに逆向きになるように中心軸に平行な方
向に所定間隔を設けてインナヨークとアウタヨーク間の
空隙内に保持するように構成したものであり、製造時に
永久磁石がインナヨーク或いはアウタヨークに偏って配
置した場合においても、永久磁石がインナヨーク或いは
アウタヨークに直接引かれる力が増大せず、摺動部での
摺動損失を低減するという作用を有する。
【0034】本発明の請求項3に記載の発明は、インナ
ヨークを同一形状同一寸法の薄板で形成し、アウタヨー
クを同一形状同一寸法の薄板で形成したものであり、イ
ンナヨーク,アウタヨークの製造が容易であることか
ら、リニアモータの製造が更に簡易になるという作用を
有する。
【0035】本発明の請求項4に記載の発明は、アウタ
ヨークの内周面とスロットの内周面の曲率半径が等し
く、前記アウタヨークの外周面とスロットの外周面の曲
率半径が等しく、アウタヨーク及びスロットの内周面曲
率半径よりもアウタヨーク及びスロットの外周面曲率半
径の方が大きく構成したものであり、リニアモータを小
型化できるという作用を有する。
【0036】本発明の請求項5に記載の発明は、アウタ
ヨークの薄板積み重ね方向の両最外側面の内周部とXY
軸の交点を結ぶ線上に、インナヨークの薄板積み重ね方
向の両最外側面の外周部と、永久磁石の端面がくるよう
に構成したものであり、磁石量を低減できるという作用
を有する。
【0037】本発明の請求項6に記載の発明は、インナ
ヨーク2個をY軸対称に配置し、両インナヨーク内側に
Y軸方向に分離して設けた2個のインナヨーク支持部材
により両インナヨークを一体化したものであり、インナ
ヨークが1部品となり、組立が簡易化できるという作用
を有する。
【0038】本発明の請求項8に記載の発明は、アウタ
ヨーク2個をY軸対称に配置し、両アウタヨークの薄板
積み重ね方向の両最外側面に設けた2個のアウタヨーク
支持部材により両アウタヨークを一体化したものであ
り、アウタヨークが1部品となり、組立が簡易化できる
という作用を有する。
【0039】本発明の請求項10に記載の発明は、XY
軸の交点を中心軸とする円筒状の可動部と、可動部の半
径方向に所定間隔を設けて可動部の内側に配置すると共
に略長方形状で透磁率が高い薄板をX軸或いはY軸の何
れか一方の軸と平行に多数積み重ねて形成したインナヨ
ークと、可動部の半径方向に所定間隔を設けて可動部の
外側に配置すると共に略長方形状で透磁率が高い薄板を
インナヨークの薄板と同一方向に多数積み重ねて形成し
たアウタヨークと、インナヨークとアウタヨークを保持
する平板状のベースと、XY軸の中心に位置するように
ベースに取り付けたシリンダと、インナヨークとアウタ
ヨークを結ぶ方向に磁化され、磁化の向きがお互いに逆
向きになるように中心軸に平行な方向に所定間隔を設け
てインナヨークとアウタヨーク間の空隙内に保持される
ように可動部に設けられた一対の永久磁石と、可動部と
一体化したシャフトの先端に設けると共に前記シリンダ
に挿入したピストンと、シャフトに取り付けたバネから
構成したものであり、製造時に永久磁石がインナヨーク
或いはアウタヨークに偏って配置した場合においても、
永久磁石がインナヨーク或いはアウタヨークに直接引か
れる力が増大せず、従って、ピストンとシリンダ間の摺
動損失も増加せず、リニアモータの製造が簡易になると
いう作用を有する。
【0040】
【実施例】以下、本発明によるリニアモータの実施例に
ついて、図面を参照しながら説明する。
【0041】(実施例1)図1は本発明によるリニアモ
ータの第1実施例を示す平面断面図であり、図2は図1
におけるX軸断面図である。
【0042】21は可動部でありXY軸の交点を中心軸
としている。22はインナヨークであり、可動部21の
半径方向に所定間隔の空隙38を設けて可動部21の内
側に配置すると共に略長方形状で透磁率が高い薄板23
をX軸或いはY軸の何れか一方の軸方向に沿って多数積
み重ねて形成している。24はアウタヨークであり、可
動部21の半径方向に所定間隔の空隙39を設けて可動
部21の外側に配置すると共に略長方形状で透磁率が高
い薄板25を前記インナヨーク22の薄板23と同一方
向に多数積み重ねて形成すると共に薄板25の積み重ね
方向に切り欠いたスロット26,27を2つ配すること
により第1磁極28,第2磁極29,第3磁極30を形
成している。
【0043】磁路20が薄板23,25の面に沿って形
成されるように前記アウタヨーク24の磁極28,2
9,30を有する面をインナヨーク22に対向して平板
状のベース31上に保持している。
【0044】アウタヨーク24の3つの磁極28,2
9,30は異磁極を交互に形成するように、第2磁極2
9の周りにコイル32が巻かれており、コイル32は2
個のアウタヨーク24に個別に巻かれており、各々のコ
イル24は電気的に並列接続されている。
【0045】ここで、インナヨーク22,アウタヨーク
24を構成する多数の薄板23,25は電磁鋼帯(新日
本製鐵製35H440等)を使用しており、薄板平面の
飽和磁束密度が高く、鉄損が低い特性を有していると共
に、表面は絶縁皮膜が施されている。
【0046】可動部21は、インナヨーク22とアウタ
ヨーク24を結ぶ方向に磁化した一対のC型或いは円筒
型形状の第1永久磁石33,第2永久磁石34と、永久
磁石支持体35,シャフト36から構成している。第1
永久磁石33,第2永久磁石34はNd−Fe−B系の
希土類磁石が望ましく、磁化の向きが互いに逆向きにな
るように中心軸に平行な方向に所定間隔を設けて永久磁
石支持体35で固定され、インナヨーク22とアウタヨ
ーク24間の空隙内に配置されている。
【0047】シャフト36の往復動を円滑にする軸受3
7は、従来からあるリニアボールベアリング,含油メタ
ル軸受等種々の構成が選択できる。
【0048】以上のように構成されたリニアモータにつ
いて、以下その動作を説明する。
【0049】第1永久磁石33,第2永久磁石34から
発生した磁束の磁路20(実線で示す)は、スロット2
6またはスロット27を取り囲んで、第1永久磁石3
3,空隙38,インナヨーク22,空隙38,第2永久
磁石34,空隙39,アウタヨーク24,空隙39を通
って第1永久磁石33に戻ると共に空隙38,39に静
磁界を発生する。インナヨーク22,アウタヨーク24
中では薄板23,25の平面内を循環する。
【0050】そして、コイル32に交流電流が供給され
ると、第1磁極28,第2磁極29,第3磁極30に軸
方向に異磁極が交互に形成され、可動部21の第1永久
磁石33,第2永久磁石34との磁気的吸引,反発作用
により、コイル32電流の大きさと第1永久磁石33,
第2永久磁石34から発生した磁束の磁束密度に比例し
た軸方向の推力が発生し、可動部21と共にシャフト3
6が交流電流の周波数に同期して往復動する。
【0051】ここで、可動部21を円筒形状とし、且つ
インナヨーク22及びアウタヨーク24を可動部21の
半径方向に所定間隔の空隙38,39を設けて各々可動
部21の内側及び外側に配置しており、第1永久磁石3
3,第2永久磁石34はインナヨーク22側からアウタ
ヨーク24側に磁化している。
【0052】従って、製造時にシャフト36が軸回転し
て配置された場合においても、可動部21が円筒形状で
あるため、第1永久磁石33,第2永久磁石34とイン
ナヨーク22間距離と、第1永久磁石33,第2永久磁
石34とアウタヨーク24間距離がアンバランスになる
ことはなく、リニアモータの推力が不安定になることは
ない。
【0053】且つ、インナヨーク22,アウタヨーク2
4は共に略長方形状で透磁率が高い薄板23,25を多
数積み重ねることで形成できることからリニアモータの
製造が簡易である。
【0054】また、第1永久磁石33,第2永久磁石3
4から発生した磁束の磁路20は、インナヨーク22,
アウタヨーク24中では薄板23,25の平面内を循環
する。磁束が薄板23,25の平面内を循環する時に、
磁束と交差する方向に渦電流を発生しようとする。これ
は磁束密度の2乗に比例しヨーク材の板厚の2乗に比例
する電流である。インナヨーク22及びアウタヨーク2
4を透磁率が高く表面が絶縁された多数の薄板23,2
5を多数積み重ねて形成したことにより、渦電流の発生
を殆ど無くすことができ、鉄損が大幅に低減する。従っ
て、モータ効率を向上することができる。
【0055】以上のように本実施例のリニアモータは、
XY軸の交点を中心軸とする円筒状の可動部と、前記可
動部の半径方向に所定間隔を設けて可動部の内側に配置
すると共に略長方形状で透磁率が高い薄板をX軸或いは
Y軸の何れか一方の軸と平行に多数積み重ねて形成した
インナヨークと、前記可動部の半径方向に所定間隔を設
けて可動部の外側に配置すると共に略長方形状で透磁率
が高い薄板を前記インナヨークの薄板と同一方向に多数
積み重ねて形成すると共に薄板の積み重ね方向に切り欠
いたスロットを2つ配することにより第1磁極,第2磁
極,第3磁極を形成したアウタヨークと、前記アウタヨ
ークの第2磁極に巻き付けると共に前記第1磁極,第2
磁極,第3磁極に異磁極を交互に形成するコイルと、イ
ンナヨークとアウタヨークを保持するベースと、前記X
Y軸の中心に位置するようにベースに取り付けた軸受け
と、インナヨークとアウタヨークを結ぶ方向に磁化さ
れ、磁化の向きが互いに逆向きになるように前記中心軸
に平行な方向に所定間隔を設けて前記インナヨークとア
ウタヨーク間の空隙内に保持されるように前記可能部に
設けられた一対の永久磁石とから構成したものであり、
可動部を円筒形状としたので、製造時にシャフトが軸回
転して配置された場合においても、リニアモータの推力
が不安定になることはなく、且つインナヨーク,アウタ
ヨークの鉄損を低減してモータ効率を向上すると共に、
リニアモータの製造が簡易になる。
【0056】尚、本実施例においてはインナヨークとア
ウタヨークを2組で構成したが、3組以上で構成しても
同様の効果が得られるものである。
【0057】(実施例2)図3は本発明によるリニアモ
ータの第2実施例を示す平面断面図である。リニアモー
タとしてのX軸断面図は、前述の図2と同様である。
【0058】本実施例は、実施例1によるリニアモータ
において、中心軸を中心とする半径方向に磁化した一対
のC型或いは円筒型形状の第1永久磁石41,第2永久
磁石42から構成している。第1永久磁石41,第2永
久磁石42は、磁化の向きが交互に逆向きになるように
軸方向に所定間隔を設けて永久磁石支持体35で固定さ
れ、インナヨーク22とアウタヨーク24間の空隙内に
配置されている。
【0059】
【表1】
【0060】従来の構成では、表1に示すように、平板
状永久磁石16,17が角柱状のインナヨーク1とアウ
タヨーク3間の空隙内に平行に配置されているため、製
造時に永久磁石16,17がインナヨーク1に偏って配
置された場合、永久磁石がインナヨーク1に直接引かれ
る力が増大する。
【0061】以上のように構成されたリニアモータにお
いては、表1に示すように、製造時に第1永久磁石4
1,第2永久磁石42がインナヨーク22側或いはアウ
タヨーク24側に偏って(X軸方向に偏って)配置され
た場合においても、永久磁石41,42がインナヨーク
22或いはアウタヨーク24に直接引かれる力(X軸方
向に引かれる力)は、X軸上の力を1とすれば、角度θ
が大きくなるにつれてCOSθと小さくなる。従って、
従来例の平板状磁石16,17と角柱状インナヨーク1
及びアウタヨーク3で構成したものに比べて、永久磁石
41,42がインナヨーク22或いはアウタヨーク24
に直接引かれる力(X軸方向に引かれる力)は小さくな
り、軸受け37で摺動損失を低減できる。
【0062】且つ、インナヨーク22,アウタヨーク2
4は共に略長方形状で透磁率が高い薄板23,25を多
数積み重ねることで形成できることからリニアモータの
製造が簡易である。
【0063】以上のように本実施例のリニアモータは、
中心軸を中心とする半径方向に磁化した一対の永久磁石
を磁化の向きが逆向きになるように前記中心軸に平行な
方向に所定間隔を設けて前記インナヨークとアウタヨー
ク間の空隙内に保持するように構成したものであり、製
造時に永久磁石がインナヨーク或いはアウタヨークに偏
って配置した場合においても、永久磁石がインナヨーク
或いはアウタヨークに直接引かれる力が増大せず、軸受
けでの摺動損失を低減できる。
【0064】(実施例3)図4は本発明によるリニアモ
ータの第3実施例を示す平面断面図であり、図5は本発
明によるインナヨークを構成する薄板の正面図、図6は
本発明によるアウタヨークを構成する薄板の正面図であ
る。
【0065】本実施例は、実施例1または2によるリニ
アモータにおいて、インナヨーク50は略長方形状で透
磁率が高く同一形状同一寸法の薄板51を使用し、イン
ナヨーク50の外周面の半径R1が可動部21内周面の
半径R2より所定距離だけ小さくなるように、ジグ等を
使い薄板51をX軸或いはY軸の何れか一方の軸に平行
に多数積み重ねて形成している。
【0066】また、アウタヨーク52は略長方形状で透
磁率が高く同一形状同一寸法の薄板53を使用し、アウ
タヨーク52内周面の半径R3が可動部21外周面の半
径R4より所定距離だけ大きくなるように、ジグ等を使
い薄板53をインナヨークの薄板51と同一方向に多数
積み重ねて形成している。
【0067】以上のように構成されたリニアモータは、
インナヨークを同一形状同一寸法の薄板で形成して積み
重ねただけのものであり、アウタヨークを同一形状同一
寸法の薄板で形成して積み重ねただけのものであり、イ
ンナヨーク,アウタヨークの製造が容易であることか
ら、リニアモータの製造が簡易になる。
【0068】以上のように本実施例のリニアモータは、
インナヨークを同一形状同一寸法の薄板で形成し、アウ
タヨークを同一形状同一寸法の薄板で形成したものであ
り、インナヨーク,アウタヨークの製造が容易であるこ
とから、リニアモータの製造が更に簡易になる。
【0069】(実施例4)図7は本発明によるリニアモ
ータの第4実施例を示す正面断面図であり、図8は図7
におけるA−A断面図である。
【0070】本実施例は、実施例1または2によるリニ
アモータにおいて、アウタヨーク60は略長方形状で透
磁率が高い薄板61を使用し、アウタヨーク60内周面
の曲率半径R5とスロット62の内周面の曲率半径R6
が等しく、アウタヨーク60外周面の曲率半径R7とス
ロット62の外周面の曲率半径R8が等しく構成してい
る。そして、アウタヨーク60内周面の曲率半径R5と
スロット62の内周面の曲率半径R6よりも、アウタヨ
ーク60外周面の曲率半径R7とスロット62の外周面
の曲率半径R8の方が大きく構成している。
【0071】即ち、アウタヨーク60の内周面はXY軸
の中心を曲率半径R5の中心とすれば、スロット62の
内周面はスロット62開口部の寸法A分だけXY軸の中
心からX軸方向にずらした位置を曲率半径R6の中心と
している。また、スロット62の外周面はXY軸の中心
を曲率半径R8の中心とすれば、アウタヨーク60の外
周面はアウタヨーク60の背部寸法B分だけXY軸の中
心からX軸方向にずらした位置を曲率半径R7の中心と
している。
【0072】以上のように構成されたリニアモータは、
アウタヨーク60内周面の曲率半径R5とスロットの内
周面の曲率半径R6が等しいことにより、アウタヨーク
60のX軸に平行などの断面においてもスロット62の
開口部の寸法Aは等しく、且つアウタヨーク60の外周
面の曲率半径R7とスロット62の外周面の曲率半径R
8が等しいことにより、X軸に平行などの断面において
もアウタヨーク60の背部寸法Bは等しくなるため、ア
ウタヨーク60を構成するどの薄板においてもスロット
62の開口部の寸法A寸法とアウタヨーク60の背部寸
法Bが同じである。
【0073】また、コイル63の形状はコイル63内周
半径R9よりもコイル63外周半径R10の方が大きく
なるので、アウタヨーク60内周面の曲率半径R5とス
ロット62の内周面の曲率半径R6よりも、アウタヨー
ク60外周面の曲率半径R7とスロット62の外周面の
曲率半径R8の方が大きく形成したことにより、コイル
63がスロット62に適切に収まるため、リニアモータ
を小型化できる。
【0074】以上のように本実施例のリニアモータは、
アウタヨークの内周面とスロットの内周面の曲率半径が
等しく、アウタヨークの外周面とスロットの外周面の曲
率半径が等しく、アウタヨーク及びスロットの内周面曲
率半径よりもアウタヨーク及びスロットの外周面曲率半
径の方が大きく構成したものであり、リニアモータを小
型化できる。
【0075】(実施例5)図9は本発明によるリニアモ
ータの第5実施例を示す平面断面図である。リニアモー
タとしての正面断面図は、前述の図2と同様である。
【0076】本実施例は、実施例2によるリニアモータ
において、アウタヨーク65の薄板66積み重ね方向の
両最外側面の内周端C点とXY軸の交点を結ぶ線上に、
インナヨーク67の薄板68積み重ね方向の両最外側面
の外周端D点と、永久磁石端面がくるように構成してい
る。
【0077】第1永久磁石69,第2永久磁石70は中
心軸に向けて半径方向に磁化されており、磁化の向きが
交互に逆向きになるように軸方向に所定間隔を設けて永
久磁石支持体35で固定され、インナヨーク67とアウ
タヨーク65間の空隙内に配置されている。
【0078】以上のように構成されたリニアモータにつ
いてその動作を説明する。
【0079】第1永久磁石69,第2永久磁石70から
発生した磁束の磁路31(実線で示す)は、スロット2
6またはスロット27を取り囲んで、第1永久磁石6
9,空隙38,インナヨーク67,空隙38,第2永久
磁石70,空隙39,アウタヨーク65,空隙39を通
って第1永久磁石69に戻ると共に空隙38,39に静
磁界を発生する。磁路31はインナヨーク67,アウタ
ヨーク65中では薄板66,68の平面内を循環し、第
1永久磁石69,第2永久磁石70中及び空隙内では第
1永久磁石69,第2永久磁石70の磁化方向、即ち中
心軸に向けて半径方向に循環する。
【0080】従って、磁石を無駄なく活用できることに
より、磁石量を低減できる。
【0081】以上のように本実施例のリニアモータは、
アウタヨークの薄板積み重ね方向の両最外側面の内周部
とXY軸の交点を結ぶ線上に、インナヨークの薄板積み
重ね方向の両最外側面の外周部と、前記永久磁石の端面
がくるように構成したものであり、磁石量を低減でき
る。
【0082】(実施例6)図10は本発明の第6実施例
によるインナヨークを示す平面図であり、図11は正面
図である。リニアモータとしての全体構成は、前述の図
1,図2と同様である。
【0083】本実施例は、実施例1または2によるリニ
アモータにおいて、2個のインナヨーク71をY軸対称
に配置し、両インナヨーク71内側にY軸方向に分離し
て設けた2個のインナヨーク支持部材72により両イン
ナヨーク71を一体化したものである。インナヨーク支
持部材72にはボルト穴73を設けており、ベース31
に固定するものである。
【0084】従って、インナヨークが1部品となり、組
立が簡易化できる。また、可動部21との組立精度の管
理も容易になる。
【0085】以上のように本実施例のリニアモータは、
インナヨーク2個をY軸対称に配置し、両インナヨーク
内側にY軸方向に分離して設けた2個のインナヨーク支
持部材により両インナヨークを一体化したものであり、
インナヨークが1部品となり、組立が簡易化できる。
【0086】尚、前記インナヨーク支持部材をSUS3
04のような非磁性ステンレス等で構成すれば、鉄損を
低減してモータ効率を向上できる。
【0087】(実施例8)図12は本発明の第8実施例
によるアウタヨークを示す平面図である。リニアモータ
としての全体構成は、前述の図1,図2と同様である。
【0088】本実施例は、実施例1または2によるリニ
アモータにおいて、2個のアウタヨーク75をY軸対称
に配置し、両アウタヨークの薄板積み重ね方向の両最外
側に設けた2個のアウタヨーク支持部材76により両ア
ウタヨーク75を一体化したものである。アウタヨーク
支持部材76にはボルト穴77を設けており、ベース3
1に固定するものである。
【0089】従って、アウタヨークが1部品となり、組
立が簡易化できる。また、可動部21との組立精度の管
理も容易になる。
【0090】以上のように本実施例のリニアモータは、
アウタヨーク2個をY軸対称に配置し、両アウタヨーク
の薄板積み重ね方向の両最外側に設けた2個のアウタヨ
ーク支持部材により両アウタヨークを一体化したもので
あり、アウタヨークが1部品となり、組立が簡易化でき
る。
【0091】尚、前記アウタヨーク支持部材をSUS3
04のような非磁性ステンレス等で構成すれば、鉄損を
低減してモータ効率を向上できる。
【0092】(実施例10)図13は本発明によるリニ
アコンプレッサの第10実施例を示す正面断面図であ
る。
【0093】リニアコンプレッサ80はシリンダ81
と、シリンダ81内に往復動自在に挿入されたピストン
82と、ピストン82のヘッド83に面して形成された
圧縮室84と、圧縮室84のガス圧に応じて開閉する吸
い込みバルブ85及び吐出バルブ86を備えている。
【0094】リニアコンプレッサ80は、ピストン82
を往復動させるためのリニアモータ87と、ピストン8
2を往復動自在に支持するための共振バネ88を備えて
いる。
【0095】リニアモータ87の構成については、第1
実施例または第2実施例に記載のリニアモータと同様で
あり、詳細な説明を省略する。
【0096】以上のように構成されたリニアコンプレッ
サ80について、以下その動作を説明する。
【0097】第1永久磁石33のN極から出た磁束31
は、空隙38,インナヨーク22,空隙38,第2永久
磁石34のS極,永久磁石34のN極,空隙39,アウ
タヨーク24,空隙39を通って永久磁石33のS極に
戻ると共に空隙38,39に静磁界を発生する。インナ
ヨーク22,アウタヨーク24中では薄板23,25の
平面内を循環する。
【0098】そして、コイル32に交流電流が供給され
ると、磁極28,29,30に軸方向に異磁極が交互に
形成され、可動部21の永久磁石33,34との磁気的
吸引,反発作用により、コイル32電流の大きさと永久
磁石33,34の磁束密度に比例した推力が発生し、可
動部21と共にピストン82が往復動する。そして、圧
縮室84内が低圧時に膨張ガスが吸い込みバルブ85を
介して圧縮室84内に吸い込まれ、高圧時に圧縮ガスが
吐出バルブ86を介して圧縮室84内に吸い込まれてリ
ニアコンプレッサ80としての仕事を行うものである。
【0099】直動型のリニアモータ87をピストン82
と一体構成とし、リニアモータ87の可動部21の往復
動と共にピストン82がシリンダ81内を往復動するこ
とにより、リニアコンプレッサ80の機械的摺動損失発
生源はピストン82とシリンダ81間のみとなる。従っ
て、リニアコンプレッサ80の機械的摺動損失低減によ
り、コンプレッサ効率を向上することができる。
【0100】また、永久磁石33,34から発生した磁
束31は、インナヨーク22,アウタヨーク24中では
薄板23,25の平面内を循環する。磁束31が薄板2
3,25の平面内を循環する時に、磁束31と交差する
方向に渦電流を発生しようとする。これは磁束密度の2
乗に比例しヨーク材の板圧の2乗に比例する電流であ
る。インナヨーク22及びアウタヨーク24を透磁率が
高く表面が絶縁された多数の薄板23,25を多数積み
重ねて角柱状に形成したことにより、渦電流の発生を殆
ど無くすことができ、鉄損が大幅に低減する。従って、
コンプレッサ効率を向上することができる。
【0101】また、インナヨーク22及びアウタヨーク
24を薄板23,25を単純に多数積み重ねて形成した
ことにより、リニアコンプレッサ1の製造が非常に簡易
になる。
【0102】また、以上の説明ではアウタヨーク24に
コイル32を巻いた例で説明したが、インナヨーク22
にコイル32を巻いた構成も可能である。
【0103】また、以上の説明では磁極が3個の例で説
明したが、インナヨーク22及びアウタヨーク24,磁
石33,34,コイル32を軸方向に更に直列接続した
構成も可能である。
【0104】以上のように本実施例のリニアモータは、
XY軸の交点を中心軸とする円筒状の可動部と、可動部
の半径方向に所定間隔を設けて可動部の内側に配置する
と共に略長方形状で透磁率が高い薄板をX軸或いはY軸
の何れか一方の軸方向に沿って多数積み重ねて形成した
インナヨークと、可動部の半径方向に所定間隔を設けて
可動部の外側に配置すると共に略長方形状で透磁率が高
い薄板をインナヨークの薄板と同一方向に多数積み重ね
て形成したアウタヨークと、インナヨークとアウタヨー
クを保持する平板状のベースと、前記XY軸の中心に位
置するようにベースに取り付けたシリンダと、可動部は
インナヨーク側からアウタヨーク側に磁化した一対の型
形状永久磁石をインナヨークとアウタヨーク間の空隙内
に保持するように構成しており、可動部と一体化したシ
ャフトの先端に設けると共に前記シリンダに挿入したピ
ストンと、前記シャフトに取り付けたバネから構成した
ものであり、製造時に永久磁石がインナヨーク或いはア
ウタヨークに偏って配置した場合においても、永久磁石
がインナヨーク或いはアウタヨークに直接引かれる力が
増大せず、従って、ピストンとシリンダ間の摺動損失も
増加せず、リニアモータの製造が簡易になる。
【0105】
【発明の効果】以上説明したように請求項1に記載の発
明は、XY軸の交点を中心軸とする円筒状の可動部と、
可動部の半径方向に所定間隔を設けて可動部の内側に配
置すると共に略長方形状で透磁率が高い薄板をX軸或い
はY軸の何れか一方の軸方向に沿って多数積み重ねて形
成したインナヨークと、可動部の半径方向に所定間隔を
設けて可動部の外側に配置すると共に略長方形状で透磁
率が高い薄板をインナヨークの薄板と同一方向に多数積
み重ねて形成すると共に薄板の積み重ね方向に切り欠い
たスロットを2つ配することにより第1磁極,第2磁
極,第3磁極を形成したアウタヨークと、アウタヨーク
の第2磁極に巻き付けると共に前記第1磁極,第2磁
極,第3磁極に異磁極を交互に形成するコイルと、イン
ナヨークとアウタヨークを保持するベースと、XY軸の
中心に位置するようにベースに取り付けた軸受けと、イ
ンナヨークとアウタヨークを結ぶ方向に磁化され、磁化
の向きが互いに逆向きになるように中心軸に平行な方向
に所定間隔を設けてインナヨークとアウタヨーク間の空
隙内に保持されるように前記可動部に設けられた一対の
永久磁石とから構成したものであり、可動部を円筒形状
としたので、製造時にシャフトが軸回転して配置された
場合においても、リニアモータの推力が低下することは
なく、且つインナヨーク,アウタヨークの鉄損を低減し
てモータ効率を向上すると共に、リニアモータの製造が
簡易になる。
【0106】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
に記載の発明に加えて、中心軸を中心とする半径方向に
磁化した一対の永久磁石を磁化の向きが互いに逆向きに
なるように中心軸に平行な方向に所定間隔を設けてイン
ナヨークとアウタヨーク間の空隙内に保持するように構
成したものであり、製造時に永久磁石がインナヨーク或
いはアウタヨークに偏って配置した場合においても、永
久磁石がインナヨーク或いはアウタヨークに直接引かれ
る力が増大せず、摺動部での摺動損失を低減できる。
【0107】また、請求項3に記載の発明は、請求項1
または2に記載の発明におけるインナヨークを、同一形
状同一寸法の薄板で形成し、アウタヨークを同一形状同
一寸法の薄板で形成したものであり、インナヨーク,ア
ウタヨークの製造が容易であることから、リニアモータ
の製造が更に簡易になる。
【0108】また、請求項4に記載の発明は、請求項1
または2に記載の発明におけるアウタヨークの内周面と
前記スロットの内周面の曲率半径が等しく、アウタヨー
クの外周面と前記スロットの外周面の曲率半径が等し
く、アウタヨーク及びスロットの内周面曲率半径よりも
前記アウタヨーク及びスロットの外周面曲率半径の方が
大きく構成したものであり、リニアモータを小型化でき
る。
【0109】また、請求項5に記載の発明は、請求項1
に記載の発明に加えて、アウタヨークの薄板積み重ね方
向の両最外側面の内周部とXY軸の交点を結ぶ線上に、
インナヨークの薄板積み重ね方向の両最外側面の外周部
と、永久磁石の端面がくるように構成したものであり、
磁石量を低減できる。
【0110】また、請求項6に記載の発明は、請求項1
または2に記載の発明におけるインナヨークを2個Y軸
対称に配置し、両インナヨーク内側にY軸方向に分離し
て設けた2個のインナヨーク支持部材により両インナヨ
ークを一体化したものであり、インナヨークが1部品と
なり、組立が簡易化できる。
【0111】また、請求項8に記載の発明は、請求項1
または2に記載の発明におけるアウタヨークを2個Y軸
対称に配置し、両アウタヨークの薄板積み重ね方向の両
最外側面に設けた2個のアウタヨーク支持部材により両
アウタヨークを一体化したものであり、アウタヨークが
1部品となり、組立が簡易化できる。
【0112】また、請求項10に記載の発明は、XY軸
の交点を中心軸とする円筒状の可動部と、可動部の半径
方向に所定間隔を設けて可動部の内側に配置すると共に
略長方形状で透磁率が高い薄板をX軸或いはY軸の何れ
か一方の軸方向に沿って多数積み重ねて形成したインナ
ヨークと、可動部の半径方向に所定間隔を設けて可動部
の外側に配置すると共に略長方形状で透磁率が高い薄板
をインナヨークの薄板と同一方向に多数積み重ねて形成
したアウタヨークと、インナヨークとアウタヨークを保
持する平板状のベースと、前記XY軸の中心に位置する
ようにベースに取り付けたシリンダと、インナヨークと
アウタヨークを結ぶ方向に磁化され、磁化の向きが互い
に逆向きになるように中心軸に平行な方向に所定間隔を
設けてインナヨークとアウタヨーク間の空隙内に保持さ
れるように可動部に設けられた一対の永久磁石と、可動
部と一体化したシャフトの先端に設けると共に前記シリ
ンダに挿入したピストンと、前記シャフトに取り付けた
バネから構成したものであり、製造時に永久磁石がイン
ナヨーク或いはアウタヨークに偏って配置した場合にお
いても、永久磁石がインナヨーク或いはアウタヨークに
直接引かれる力が増大せず、従って、ピストンとシリン
ダ間の摺動損失も増加せず、リニアモータの製造が簡易
になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例のリニアモータの平面断面
【図2】図1におけるX軸断面図
【図3】本発明の第2実施例のリニアモータの平面断面
【図4】本発明の第3実施例のリニアモータの平面断面
【図5】同実施例のインナヨークを構成する薄板の正面
【図6】同実施例のアウタヨークを構成する薄板の正面
【図7】本発明の第4実施例のリニアモータの正面断面
【図8】図7におけるA−A断面図
【図9】本発明の第5実施例のリニアモータの平面断面
【図10】本発明の第6実施例のインナヨークの平面図
【図11】同実施例のインナヨークの正面図
【図12】本発明の第8実施例のアウタヨークの平面図
【図13】本発明の第10実施例のリニアコンプレッサ
の正面断面図
【図14】従来例のリニアモータの平面断面図
【図15】従来例のリニアモータの正面断面図
【符号の説明】
21 可動部 22 インナヨーク 23,25 薄板 24 アウタヨーク 32 コイル 33 第1永久磁石 34 第2永久磁石 36 シャフト
フロントページの続き Fターム(参考) 3H076 AA02 BB40 BB41 CC03 5H002 AA07 AA09 AB05 AE00 5H605 AA08 BB05 BB07 BB10 CC02 CC03 CC04 DD09 EA19 EB06 EB10 EB13 EB21 5H607 AA00 BB05 BB11 BB14 CC01 CC05 DD03 DD08 DD16 FF07 GG08 GG09 5H633 BB08 GG02 GG04 GG11 GG13 GG17 GG29 GG30 HH03 HH07 HH09 HH13 JA03 JA08 JA09

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 XY軸の交点を中心軸とする円筒状の可
    動部と、前記可動部の半径方向に所定間隔を設けて可動
    部の内側に配置すると共に略長方形状で透磁率が高い薄
    板をX軸或いはY軸の何れか一方の軸と平行に多数積み
    重ねて形成したインナヨークと、前記可動部の半径方向
    に所定間隔を設けて可動部の外側に配置すると共に略長
    方形状で透磁率が高い薄板を前記インナヨークの薄板と
    同一方向に多数積み重ねて形成すると共に薄板の積み重
    ね方向に切り欠いたスロットを2つ配することにより第
    1磁極,第2磁極,第3磁極を形成したアウタヨーク
    と、前記アウタヨークの第2磁極に巻き付けると共に前
    記第1磁極,第2磁極,第3磁極に異磁極を交互に形成
    するコイルと、インナヨークとアウタヨークを保持する
    ベースと、前記XY軸の中心に位置するようにベースに
    取り付けた軸受けと、インナヨークとアウタヨークを結
    ぶ方向に磁化され、磁化の向きが互いに逆向きになるよ
    うに前記中心軸に平行な方向に所定間隔を設けて前記イ
    ンナヨークとアウタヨーク間の空隙内に保持されるよう
    に前記可動部に設けられた一対の永久磁石と、前記可動
    部と一体化すると共に前記軸受けに軸支されたシャフト
    から成るリニアモータ。
  2. 【請求項2】 中心軸を中心とする半径方向に磁化した
    一対の永久磁石を磁化の向きが互いに逆向きになるよう
    に前記中心軸に平行な方向に所定間隔を設けて前記イン
    ナヨークとアウタヨーク間の空隙内に保持するように構
    成した請求項1記載のリニアモータ。
  3. 【請求項3】 前記インナヨークを同一形状同一寸法の
    薄板を多数積み重ねて形成し、前記アウタヨークを同一
    形状同一寸法の薄板を多数積み重ねて形成した請求項1
    または2記載のリニアモータ。
  4. 【請求項4】 前記アウタヨークの内周面と前記スロッ
    トの内周面の曲率半径が等しく、前記アウタヨークの外
    周面と前記スロットの外周面の曲率半径が等しく、前記
    アウタヨーク及びスロットの内周面曲率半径よりも前記
    アウタヨーク及びスロットの外周面曲率半径の方が大き
    い請求項1または2記載のリニアモータ。
  5. 【請求項5】 前記アウタヨークの薄板積み重ね方向の
    両最外側面の内周端とXY軸の交点を結ぶ線上に、前記
    インナヨークの薄板積み重ね方向の両最外側面の外周端
    と、前記永久磁石の端面がある請求項2記載のリニアモ
    ータ。
  6. 【請求項6】 前記インナヨーク2個をY軸対称に配置
    し、両インナヨーク内側にY軸方向に分離して設けた2
    個のインナヨーク支持部材により両インナヨークを一体
    化した請求項1または2記載のリニアモータ。
  7. 【請求項7】 前記インナヨーク支持部材を非磁性体で
    構成した請求項6記載のリニアモータ。
  8. 【請求項8】 前記アウタヨーク2個をY軸対称に配置
    し、両アウタヨークの薄板積み重ね方向の両最外側面に
    設けた2個のアウタヨーク支持部材により両アウタヨー
    クを一体化した請求項1または2記載のリニアモータ。
  9. 【請求項9】 前記アウタヨーク支持部材を非磁性体で
    構成した請求項8記載のリニアモータ。
  10. 【請求項10】 XY軸の交点を中心軸とする円筒状の
    可動部と、前記可動部の半径方向に所定間隔を設けて可
    動部の内側に配置すると共に略長方形状で透磁率が高い
    薄板をX軸或いはY軸の何れか一方の軸と平行に多数積
    み重ねて形成したインナヨークと、前記可動部の半径方
    向に所定間隔を設けて可動部の外側に配置すると共に略
    長方形状で透磁率が高い薄板を前記インナヨークの薄板
    と同一方向に多数積み重ねて形成すると共に薄板の積み
    重ね方向に切り欠いたスロットを2つ配することにより
    第1磁極,第2磁極,第3磁極を形成したアウタヨーク
    と、前記アウタヨークの第2磁極に巻き付けると共に前
    記第1磁極,第2磁極,第3磁極に異磁極を交互に形成
    するコイルと、インナヨークとアウタヨークを保持する
    平板状のベースと、前記XY軸の中心に位置するように
    ベースに取り付けたシリンダと、インナヨークとアウタ
    ヨークを結ぶ方向に磁化され、磁化の向きがお互いに逆
    向きになるように前記中心軸に平行な方向に所定間隔を
    設けて前記インナヨークとアウタヨーク間の空隙内に保
    持されるように前記可動部に設けられた一対の永久磁石
    と、可動部と一体化したシャフトの先端に設けると共に
    前記シリンダに挿入したピストンと、前記シャフトに取
    り付けたバネから構成したリニアコンプレッサ。
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