JP2001127638A - D/a変換システムとd/a変換方法 - Google Patents

D/a変換システムとd/a変換方法

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JP2001127638A JP30268699A JP30268699A JP2001127638A JP 2001127638 A JP2001127638 A JP 2001127638A JP 30268699 A JP30268699 A JP 30268699A JP 30268699 A JP30268699 A JP 30268699A JP 2001127638 A JP2001127638 A JP 2001127638A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 オーバサンプリングD/A変換器において、
ノイズシェーパが1ビットで出力し、D/A変換器、ポ
ストフィルタの回路規模が小さく、雑音特性に優れてい
るD/A変換システムを提供することにある。 【解決手段】 デルタシグマ変調技術によりノイズシェ
ーピングを行い、1ビットのデジタル信号を出力するノ
イズシェーパと、前記ノイズシェーパの出力に接続さ
れ、Mビットのデジタル信号を出力する、Nタップ(N
は2以上の整数)で構成された移動平均フィルタと、前
記移動平均フィルタの出力に接続され、アナログ信号を
出力するMビットのD/A変換器と、前記D/A変換器
の出力に接続され、前記D/A変換器出力のアナログ信
号の高周波雑音を減衰したアナログ信号を出力するポス
トフィルタと、を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯電話、オーデ
ィオ等の音声コーデック等に用いるD/A変換として用
いるオーバサンプリングD/A変換器に関するものであ
り、特に、1ビットの量子化を行うデルタシグマ変調出
力からD/A変換を行うD/A変換システムとD/A変
換方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のオーバサンプリングD/A変換器
を使用したD/A変換システムを、図面を参照して説明
する。
【0003】図3に、ノイズシェーパの出力が、1ビッ
トで出力される従来の回路構成(「第1の従来例」とい
う)を示す。また図4に、ノイズシェーパの出力が、複
数ビット(Pビット)で出力される従来の回路構成
(「第2の従来例」という)を示す。
【0004】図3を参照して、第1の従来例の構成を説
明する。第1のデジタル信号を入力して、デルタシグマ
変調により、雑音成分を高周波側に移動させるノイズシ
ェーピングを行い、1ビットの第2のデジタル信号を出
力するノイズシェーパ10と、第2のデジタル信号を入
力して、デジタル信号からアナログ信号への変換を行
い、第1のアナログ信号を出力する1ビットのD/A変
換器31と、第1のアナログ信号を入力して、第1のア
ナログ信号の高周波雑音を減衰させて、第2のアナログ
信号を出力するポストフィルタ41で構成される。
【0005】ここで、ノイズシェーパ10は、一般的に
はホワイト(周波数に対して均一な雑音レベル)に分布
する量子化雑音を周波数依存性のある分布に変換するも
ので、積分器と、量子化器と、微分器とから構成され、
低周波領域にスペクトラム分布を有する信号を入力して
積分器で低周波領域の利得を高め、量子化器でホワイト
な量子化雑音を重畳し、微分器で微分特性による高周波
領域を強調することによって、入力スペクトラム分布と
出力スペクトラム分布はほぼ同一であるが、量子化雑音
には微分器のみが作用して低周波数領域のS/Nが増大
する。D/A変換器では、ノイズシェーパはデジタル回
路で構成されるため、積分器、量子化器、微分器とノイ
ズシェーパ回路とは分割されず、フリップフロップと加
算器を使用して、ノイズシェーパを構成する。また、ノ
イズシェーパの構成は、この分野ではかなり一般的なこ
とであるので、詳細は省略する。
【0006】因みに、A/D、D/A変換技術のひとつ
に、オーバーサンプリング技術があり、そのオーバーサ
ンプリング技術に用いられる変調方法のひとつにデルタ
シグマ変調技術があるので、このデルタシグマ変調技術
を用いたA/D、D/A変換器をデルタシグマ変調器と
呼んでいる。またこれをノイズシェーピング変換器とも
呼んでいる。つまりノイズシェーパは、オーバサンプリ
ング技術を利用したA/D、D/A変換器のひとつとい
うことになる。
【0007】次に、図4を参照して、第2の従来例の構
成を説明する。第1のデジタル信号を入力して、デルタ
シグマ変調により、雑音成分を高周波側に移動させるノ
イズシェーピングを行い、複数ビット(Pビットとおく
Pは2以上の整数)の第2のデジタル信号を出力する
ノイズシェーパ12と、第2のデジタル信号を入力し
て、デジタル信号からアナログ信号への変換を行い、第
1のアナログ信号を出力するPビットのD/A変換器3
2と、第1のアナログ信号を入力して、第1のアナログ
信号の高周波雑音を減衰させて、第2のアナログ信号を
出力するポストフィルタ42で構成される。
【0008】ここで、D/A変換回路と対比して説明さ
れるA/D変換器について説明する。オーバーサンプリ
ングによるデルタシグマ変調型のA/D変換器は、よく
知られており、例えば、特開平6−53836号公報
や、特開平9−326703号公報や、特開平11−1
63731号公報に記載されている。この各公報には、
入力されたアナログ信号を順に減算器、積分器及び1ビ
ットAD変換回路を介してデジタルデータに変換すると
共に、その出力を1ビットのデジタルアナログ変換回路
を介して入力側に負帰還し、1クロック前のデジタルデ
ータを再度アナログ信号に戻したものと入力アナログ信
号との差(デルタ)を入力部において求めて積分し(シ
グマ)、その後極めて高いサンプリング周波数(オーバ
ーサンプリング)によって量子化することにより、デジ
タルデータに変換するものである。
【0009】オーバーサンプリングによるデルタシグマ
変調型のA/D変換器と、D/A変換器は基本的には同
じである。その違いは、A/D変換器のデルタシグマ変
調器は、アナログ回路で、積分器、量子化器、微分器を
構成するが、D/A変換器のデルタシグマ変調器は、デ
ジタル回路で積分器、量子化器、微分器を構成する。し
たがって、A/D変換器と対比するまでもないが、参考
的に説明した。
【0010】図3と図5を参照して、第1の従来例の動
作を説明する。第1のデジタル信号に、主信号成分を含
む入力が供給されると、ノイズシェーパ10から出力さ
れる第2のデジタル信号は、図5の(A)に示すような
スペクトラムを有する。図5の(A)に示されているf
sとは、ノイズシェーパ10のサンプリング周波数のこ
とである。図5の(A)に示されるように、高周波側に
雑音成分が多く分布することになり、ポストフィルタ4
1を、高次のフィルタによって構成することで、図5の
(B)に示されるように、主信号成分を主とすると共
に、高周波側の雑音を減衰させることができる。
【0011】つぎに、図4と図5を参照して、第2の従
来例の動作を説明する。Pビットの第1のデジタル信号
に、主信号成分を含む入力が供給されると、ノイズシェ
ーパ12から出力される第2のデジタル信号は、図5の
(C)に示すようなスペクトラムを有する。図5の
(C)に示されるように、第2のデジタル信号が複数ビ
ットであるため、図5(A)と比較して、高周波の雑音
成分は少ない。これにより、ポストフィルタ42は、ポ
ストフィルタ41よりも低次のフィルタ構成で、図5
(B)と同等なスペクトラムを有すことができる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記第
1の従来例(図3参照)においては、第1のデジタル信
号に、連続的に無信号入力が行われた場合、1ビット出
力のノイズシェーパ10から出力される第2のデジタル
信号のスペクトラムは、図5の(D)に示されるよう
に、ある信号周波数fiが出力されるため、周波数fi
の雑音が発生する。これは、1ビット出力のため、出力
値が“+1”もしくは“−1”の値にしかならないた
め、ある信号周波数fiの周期で“+1”、“−1”が
繰り返されるためである。
【0013】具体例として、ノイズシェーパ10を2次
のデルタシグマ変調器、サンプリング周波数を1024
[KHz]とした時、第2のデジタル信号は、“+1、
+1、−1,−1、+1、+1、−1、−1”という値
が出力され、これは256[KHz]の高調波の信号と
して出力される。また、高周波側に雑音成分が多く分布
することになり、ポストフィルタ41において、高周波
側の雑音を減衰させるため、複雑なアナログ回路で構成
される高減衰度特性を有する高次のフィルタが必要とな
り、ポストフィルタ41のアナログ回路規模が大きくな
るという問題がある。
【0014】前記第2の従来例(図4参照)において
は、第2のデジタル信号が複数ビットのため、連続的に
無信号入力が行われた場合でも、第2のデジタル信号の
スペクトラムは、図5の(E)に示されるように、高周
波側の雑音も、前記第1の従来例よりも低減される。さ
らに、特定の周波数の信号は出力されないため、第1の
従来例に比べて、雑音特性は良好である。けれども、第
2のデジタル信号が複数ビットのため、複数ビットのD
/A変換器32の構成規模が大きくなるという問題があ
る。また、複数ビット出力のノイズシェーパ12と、複
数ビットのD/A変換器32が別々のLSIの場合、各
LSIの入出力端子が増大するという問題がある。
【0015】よって本発明の目的は、ノイズシェーパが
1ビットで出力し、D/A変換器、ポストフィルタの回
路規模が小さく、雑音特性に優れたD/A変換システム
を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、本発明は、第1のデジタル信号を入力して、デル
タシグマ変調技術によりノイズシェーピングを行い、1
ビットの第2のデジタル信号を出力するノイズシェーパ
と、前記ノイズシェーパの出力に接続され、Mビット
(Mは2以上の整数)の第3のデジタル信号を出力する
ため、Nタップ(Nは2以上の整数)で構成された移動
平均フィルタと、前記移動平均フィルタの出力に接続さ
れ、第1のアナログ信号を出力するMビットのD/A変
換器と、前記MビットのD/A変換器の出力に接続さ
れ、第1のアナログ信号の高周波雑音を減衰した第2の
アナログ信号を出力するポストフィルタと、を備えたこ
とを特徴とするD/A変換システムを提供する。
【0017】また、本発明によるD/A方法は、第1の
デジタル信号を入力してデルタシグマ変調技術によりオ
ーバーサンプリングしてノイズシェーピングを行い1ビ
ットの第2のデジタル信号を出力するノイズシェーパ工
程と、前記ノイズシェーパによる1ビットの第2のデジ
タル信号を入力してMビット(Mは、2以上の整数)の
第3のデジタル信号を出力するNタップ(Nは、2以上
の整数)のシフトレジスタで構成した移動平均フィルタ
により逐次平均値を出力する移動平均工程と、前記移動
平均フィルタによるMビットの第3のデジタル信号を入
力して第1のアナログ信号に変換するMビットのD/A
変換工程と、前記MビットのD/A変換器の前記第1の
アナログ信号を入力して前記第1のアナログ信号の高周
波領域を減衰した第2のアナログ信号を出力するフィル
タ工程と、を備えることを特徴とする。
【0018】また、前記Nタップで構成された移動平均
フィルタは、タップ数Nに相当するだけ互いに縦続接続
されたN個のDタイプフリップフロップと、前記Dタイ
プフリップフロップの出力の加算を行い、結果をMビッ
トで出力する加算器と、前記加算器の出力を、タップ数
Nの半分の値で減算した結果を出力するデコーダ回路と
を備えている。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を、図面を参
照して以下に詳細に説明する。図1に、本発明の一実施
形態のブロック図を示す。図2に、図1に示したNタッ
プ(Nは2以上の整数)で構成された移動平均フィルタ
20の一実施形態の構成図を示す。
【0020】図1において、ノイズシェーパ10は第1
のデジタル信号をデルタシグマ変調により1ビットデジ
タル信号に変換して1ビットの第2のデジタル信号を出
力する。移動平均フィルタ20は第2のデジタル信号の
ビットストリームデータに基いて移動平均データを算出
する。具体的には、ビットストリームデータのデータ値
「1」を「1」に、そのデータ値「−1」を「0」に対
応付けて、対応付けたNタップのN個の値を加算して移
動平均データを生成する。D/A変換器30は、移動平
均フィルタ20のMビットの第3のデジタル信号出力を
デジタル信号をアナログ信号に変換して第1のアナログ
信号を出力する。また、ポストフィルタ40は第1のア
ナログ信号を入力し、簡単な6dB又は12dB程度の
傾斜特性を有する高域周波数成分を減衰するフィルタに
よって第2のアナログ信号を出力する。
【0021】図1に示す1ビット出力のノイズシェーパ
10は、図3に示した第1の従来例と同様の動作を行
い、オーバサンプリングすることにより1ビット出力と
することができる。つぎに、本実施形態では、ノイズシ
ェーパ10から出力される1ビットの第2のデジタル信
号を入力し、Nタップ(Nは、2以上の整数)のシフト
レジスタのシフターと加算器とデコーダで構成されて、
Mビット(Mは、2以上の整数)の第3のデジタル信号
を出力する移動平均フィルタ20と、Mビットの第3の
デジタル信号を入力し、第1のアナログ信号を出力する
D/A変換器30と、第1のアナログ信号を入力し、第
1のアナログ信号の高周波雑音を減衰させた第2のアナ
ログ信号を出力するポストフィルタ40とを備えてい
る。
【0022】さらに、Nタップで構成された移動平均フ
ィルタ20は、図2に示すように、タップ数Nに相当す
るだけ互いに縦続接続されたN個のDタイプフリップフ
ロップ22(1〜N)と、Dタイプフリップフロップ2
2(1〜N)の出力を加算し、Mビットの加算結果を出
力する加算器23と、加算器23の出力結果を、タップ
数Nの半分の値で減算した結果をMビットで出力するデ
コーダ回路24とを備えている。
【0023】次に、第1図に示したD/A変換システム
の動作を以下に説明する。
【0024】ノイズシェーパ10の1ビットの出力信号
である第2のデジタル信号を、移動平均フィルタ20に
入力する。移動平均フィルタ20は、サンプリング周波
数fsをCLKとした、タップ数Nに相当するだけ互い
に縦続接続されたN個のDタイプフリップフロップ22
(1〜N)に、第2のデジタル信号が“+1”の時は
“1”、第2のデジタル信号が“−1”のときは“0”
として取り込む。取り込んだ結果を、Nビットの信号A
DDIN[1],[2]−−[N−1],[N]とし
て、サンプリング周期毎に加算器23に出力する。加算
器23では、ADDIN[1],[2]−−[N−
1],[N]の各ビットの隣接したビットの加算を行
い、Mビットの加算結果信号の、ADDOUT[1],
[2]−−[M−1],[M]を出力する。ADDOU
T[1],[2]−−[M−1],[M]を入力するデ
コーダ回路24で、入力した値から、タップ数Nの半分
の値で減算を行い、その結果を、Mビットの第3のデジ
タル信号として出力を行い、MビットのD/A変換器3
0に入力された後、ポストフィルタ40で高周波雑音を
減衰させる。
【0025】ノイズシェーパ10の1ビットの出力信号
である第2のデジタル信号のスペクトラムは、第1の従
来例と同様、図5の(D)に示すようなスペクトラムと
なり、ある信号周波数fiが出力されるため、周波数f
iの雑音が発生する。
【0026】この周波数fiを移動平均フィルタで減衰
させるためには、ノイズシェーパ10のサンプリング周
波数をfsとすると、(fi/fs)×n(nは整数)
で求められる値のタップ数Nで移動平均フィルタを構成
することにより、fiの周波数成分を簡易な特性で削除
することができる。
【0027】具体例として、第1のデジタル信号に、連
続的に無信号入力が行われた場合、ノイズシェーパ10
を2次のデルタシグマ変調器、サンプリング周波数を1
024[KHz]とした時、第2のデジタル信号には、
“+1、+1、−1,−1、+1、+1、−1、−1”
という値が出力され、これは256[KHz]の高調波
の信号として出力される。移動平均フィルタ20のタッ
プ数を、(256/1024)×16=4タップとした
時、Dタイプフリップフロップ22(1〜4)の値は常
に、“+1”が2個、“0”が2個となるため、加算器
23の出力ADDOUT[4:1]は常に“+2”の値
が出力される。そして、デコーダ回路24により、第3
のデジタル信号は、+2−(タップ数4/2)=0とな
り、常に“0”の値となるため、256[KHz]の信
号成分は削除される。図5の(F)に、移動平均フィル
タ20の出力である、第3のデジタル信号のスペクトラ
ムを示すが、256[KHz]の信号成分は減衰され、
さらに、高周波雑音も減衰される。
【0028】また第2の従来例と比較しても、Mビット
入力のD/A変換器30は、第2の従来例に示したPビ
ット入力のD/A変換器32と同じ場合、つまりM=P
の場合、本発明では移動平均フィルタ20を通過する
分、高周波側の雑音は減衰される。実際は、第2の従来
例と同等のスペクトラムが得られればよいので、M<P
の関係でD/A変換器30を構成できるため、第2の従
来例のD/A変換器32よりも回路規模を小さくするこ
とが可能である。具体的には、mは14ビット以上、M
は8ビット以下が好ましい。
【0029】
【発明の効果】以上、説明したように本発明によれば、
ノイズシェーパによって1ビットで出力して、高域成分
を強調し、その後の処理が簡易となり、移動平均フィル
タ、D/A変換器、ポストフィルタの回路規模が小さ
く、雑音特性に優れているという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のD/A変換システムの一実施形態を示
すブロック図である。
【図2】本発明の図1に示した移動平均フィルタ20の
回路構成図である。
【図3】第1の従来例の構成を示すブロック図である。
【図4】第2の従来例の構成を示すブロック図である。
【図5】本発明、第1の従来例、第2の従来例によるD
/A変換システムの動作説明図である。
【符号の説明】
10,11 ノイズシェーパ 20 移動平均フィルタ 22(1〜N) DFF 23 加算器 24 デコーダ回路 30,31,32 D/A変換器 40,41,42 ポストフィルタ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1のデジタル信号を入力して、デルタ
    シグマ変調技術によりノイズシェーピングを行って1ビ
    ットの第2のデジタル信号を出力するノイズシェーパ
    と、前記ノイズシェーパの1ビットの第2のデジタル信
    号出力を入力してMビット(Mは、2以上の整数)の第
    3のデジタル信号を出力するためNタップ(Nは、2以
    上の整数)で構成された移動平均フィルタと、前記移動
    平均フィルタのMビットの第3のデジタル信号出力を入
    力して第1のアナログ信号を出力するMビットのD/A
    変換器と、前記MビットのD/A変換器の前記第1のア
    ナログ信号出力を入力して前記第1のアナログ信号の高
    周波雑音を減衰した第2のアナログ信号を出力するポス
    トフィルタと、を備えることを特徴とするD/A変換シ
    ステム。
  2. 【請求項2】 前記Nタップで構成された移動平均フィ
    ルタは、タップ数Nに相当するだけ互いに縦続接続され
    たN個のDタイプフリップフロップと、前記Dタイプフ
    リップフロップの出力を加算する加算器と、前記加算器
    の出力をデコードするデコーダ回路とを備えることを特
    徴とする請求項1記載のD/A変換システム。
  3. 【請求項3】 前記デコーダ回路は、前記Mビットで入
    力された値から、タップ数Nの半分の値で減算した結果
    を出力する回路を備えたことを特徴とする請求項1又は
    2記載のD/A変換システム。
  4. 【請求項4】 第1のデジタル信号を入力してデルタシ
    グマ変調技術によりオーバーサンプリングしてノイズシ
    ェーピングを行い1ビットの第2のデジタル信号を出力
    するノイズシェーパ工程と、前記ノイズシェーパによる
    1ビットの第2のデジタル信号を入力してMビット(M
    は、2以上の整数)の第3のデジタル信号を出力するN
    タップ(Nは、2以上の整数)のシフトレジスタで構成
    した移動平均フィルタにより逐次平均値を出力する移動
    平均工程と、前記移動平均フィルタによるMビットの第
    3のデジタル信号を入力して第1のアナログ信号に変換
    するMビットのD/A変換工程と、前記MビットのD/
    A変換器の前記第1のアナログ信号を入力して前記第1
    のアナログ信号の高周波領域を減衰した第2のアナログ
    信号を出力するフィルタ工程と、を備えることを特徴と
    するD/A変換方法。
  5. 【請求項5】 前記移動平均工程は、1ビットのデジタ
    ル信号を従属接続のシフトレジスタで順次シフトし、該
    シフトレジスタのそれぞれの出力をNタップの加算器で
    加算し、前記加算器の出力をデコーダ回路でMビットの
    データに変換することを特徴とするD/A変換方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012235266A (ja) * 2011-04-28 2012-11-29 Yamaha Corp 信号処理装置
JP2015198370A (ja) * 2014-04-01 2015-11-09 ローム株式会社 Δσd/aコンバータおよびそれを用いた信号処理回路および電子機器
US10056915B2 (en) 2015-07-16 2018-08-21 Semiconductor Components Industries, Llc Digital-to-analog converter

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