JP2001125943A - 電源デカップリング回路の設計方法および設計支援システム - Google Patents

電源デカップリング回路の設計方法および設計支援システム

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JP2001125943A
JP2001125943A JP30748399A JP30748399A JP2001125943A JP 2001125943 A JP2001125943 A JP 2001125943A JP 30748399 A JP30748399 A JP 30748399A JP 30748399 A JP30748399 A JP 30748399A JP 2001125943 A JP2001125943 A JP 2001125943A
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supply decoupling
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Hitoshi Irino
仁 入野
Tokuaki Ando
徳昭 安道
Yutaka Wabuka
裕 和深
Hirokazu Toya
弘和 遠矢
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    • H05K3/0005Apparatus or processes for manufacturing printed circuits for designing circuits by computer

Abstract

(57)【要約】 【課題】 プリント基板設計を自動化するときに、放射
電磁波の不要輻射を少なくした電源供給系が容易に設計
できる電源デカップリング回路の設計方法および設計支
援システムを提供する。 【解決手段】 本発明に係る設計支援システム100
は、LSIライブラリ作成手段70によって各種LSI
の定格特性を記録したLSIライブラリ10、各種コン
デンサの定格特性を記録したデカップリングコンデンサ
ライブラリ20、各種電源配線の断面構造を記録したP
CBライブラリ30を設け、LSIライブラリ10、デ
カップリングコンデンサライブラリ20を用いたデカッ
プリングコンデンサ検索手段40と、デカップリングコ
ンデンサ検索手段40の検索結果、LSIライブラリ1
0、PCBライブラリ30を用いた電源配線決定手段5
0と、この電源配線決定手段50からの設計結果出力手
段60とを有している。各ライブラリの記憶情報を任意
に更新または追加できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリント基板の電
源配線をインダクタとして用いた電源デカップリング回
路の設計方法および設計支援システムに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ディジタル回路用の信号配線
は、周囲に不要電磁波を放射して放射電磁波障害(以
下、EMIという)を起こし易い。特に多層プリント基
板では、電源層とグランド層を含む電源供給系が共振器
となって、これにより放射電磁波が形成されることが多
い。このため、電源供給系におけるEMI対策が設計上
の重要事項となり、その中でも、電源デカップリング回
路は、従来からEMI低減のための有効な手段として知
られている。
【0003】例えば、特開平10−97560号、特開
平11−15870号の各公報には、「設計支援システ
ム」の従来例が開示され、電源デカップリングコンデン
サ(以下、デカップリングコンデンサという)によって
EMI対策を実現している。これによれば、プリント基
板の配線レイアウトを図面上に表示し、デカップリング
コンデンサの効果的な配置範囲を視覚的に図示させてい
る。しかし、プリント基板上の大規模集積回路(以下、
LSIという)に適したデカップリングコンデンサを、
どのようにしたら選べるかについては考慮していない。
【0004】デカップリングコンデンサで電源デカップ
リング回路を構成すると、各LSIを動作させる電源電
流の高周波成分のほとんどがデカップリングコンデンサ
から供給され、その電荷量がLSI内部の回路構成、回
路規模によって大きく異なってくる。このため、デカッ
プリングコンデンサの選定は、LSIごとに個別に行う
方が効果があり、通常、プリント基板設計者が、LSI
の回路構成などに基づいて設計しなければならない。
【0005】しかし、LSI内部の回路情報はプリント
基板設計者に公開されないのが通例であり、仮に、これ
らLSIの回路データを設計者が知り得たとしても、デ
カップリングコンデンサを設計する具体的な指標までは
持ち合わせていないのが現状である。また、プリント基
板に実装されるLSIが通常多数あるため、それぞれの
LSIに配慮したデカップリングコンデンサを決定する
のは、非常に繁雑な作業になってしまうという問題があ
った。
【0006】また、特開平9−139573号公報に
は、別の従来例による「多層プリント基板」が開示して
あり、一般に平板であった電源層を電源配線網から構成
し、この電源配線網を介して高周波の直流電流を各LS
Iに供給している。これによれば、電源配線に寄生した
電源デカップリングインダクタ(以下、デカップリング
インダクタという)によって、高周波の直流電流が電源
配線網を流れにくくし、電源供給系からの放射電磁波を
小さくしている。
【0007】しかし、平板の電源層を用いる場合と違っ
て、多層プリント基板を設計するときに、各LSIの電
源端子までの電源配線の配線長を決定しなければならな
い。ところが、どのようにして配線長を決定するかが明
らかにされていないため、この電源配線の設計は困難で
ある。たとえば、EMI対策の設計を行う立場からみる
と、プリント基板に面積などの現実的な制限があるた
め、一般にはなるべく必要最小限の長さにする必要があ
る。またEMIを低減しようとすると逆に配線長を長く
しなくてはならない。したがって、LSIとプリント基
板を設計する際に最適な配線長を決定しなくてはなら
ず、電源配線の設計が極めて困難となる。
【0008】その上、前述したデカップリングコンデン
サを用いた場合と同様、電源供給系に流れる高周波の直
流電流は、LSIの回路構成などに大きく依存する。こ
のため、各電源配線の直流電流とインダクタンスを、回
路構成などに応じて決定する必要がある。しかし、プリ
ント基板当たりのLSIの実装数が同様に年々多くなる
ため、個々の配線レイアウトが煩雑化して非常に設計の
手間がかかるのも問題であった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、これら
従来例を用いて電源デカップリング回路を設計すれば、
各LSIの電源端子ごとに、デカップリングコンデンサ
のキャパシタンスと電源配線のインダクタンスを大きく
して効果的に放射電磁波を低減できる。ところが前述し
た種々の問題点は避けられないため、これら問題点を一
括して解決しておくことが重要な技術上の課題であっ
た。
【0010】つまり、その第1は、デカップリングコン
デンサに必要なキャパシタンスを簡単に設計し得ること
である。それには、多数のLSIをプリント基板上に実
装しても、各LSIに配慮しながら、デカップリングコ
ンデンサのキャパシタンスを決定する指標が設計者に提
示される必要がある。
【0011】第2は、デカップリングインダクタとして
用いる電源配線の配線長も簡単に得られ、電源配線のレ
イアウト設計を容易にすることである。それには、やは
り設計者に電源配線の配線長を決定できる指標が提示さ
れなければならない。
【0012】従って、本発明の目的は、プリント基板設
計を自動化するときに、放射電磁波の不要輻射を少なく
した電源供給系が容易に設計できる電源デカップリング
回路の設計方法および設計支援システムを提供すること
にある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明に係る電源デカップリング設計方法は、プリ
ント基板の電源層および電源幹線のいずれか一つを介し
て直流電流が供給されるLSIの電源端子から、電源層
または電源幹線に至る電源配線のプリント基板配線パタ
ーン、および電源端子とプリント基板のグランド層また
はグランド配線とに介在させるデカップリングコンデン
サを設計する電源デカップリング回路の設計方法であっ
て、LSIの動作によって直流電源から電源端子に流入
する電荷量、直流電源の直流電圧と電源端子の端子電
圧、電源デカップリング回路の許容電圧変動、LSIの
動作に伴う高調波成分の電流低減比を予め設定してお
き、電荷量を端子電圧で除算してLSIの負荷容量を算
出し、この負荷容量に直流電圧を乗算して許容電圧変動
で除算し、この除算結果からデカップリングコンデンサ
を設計するとともに、このデカップリングコンデンサか
ら求めたインピーダンスに電流低減比を乗算し、この乗
算結果によるデカップリングインダクタからプリント基
板配線パターンを設計する方法としてある。
【0014】この電源デカップリング回路の設計方法に
よれば、LSIの設計情報または回路情報から求めたL
SIの負荷容量から、デカップリングコンデンサが設計
される。そして、このデカップリングコンデンサのイン
ピーダンス特性から、電源配線のプリント基板配線パタ
ーンを自動的に設計される。
【0015】本発明の請求項2に係る電源デカップリン
グ設計方法は、負荷容量が、LSIの出力端子に接続す
る外部負荷容量と、LSIを構成する各ゲート回路の内
部負荷容量の総和となるようにしてある。これによれ
ば、実際のLSIの回路構成に適合した負荷容量が求ま
る。
【0016】本発明の請求項3に係る電源デカップリン
グ設計方法は、負荷容量が、LSIの複数の動作タイミ
ングにおいて充電される各内部負荷容量および外部負荷
容量の総和の最大値となるようにしてある。これによれ
ば、実際のLSIの動作状況に適合した負荷容量が求ま
る。
【0017】本発明の請求項4に係る電源デカップリン
グ設計方法は、負荷容量が、LSIにおける複数の動作
タイミングに充電される各内部負荷容量および外部負荷
容量の総和の平均値となるようにしてある。これによれ
ば、実際のLSIの標準動作に適合した負荷容量が求ま
る。
【0018】本発明の請求項5に係る電源デカップリン
グ設計方法は、デカップリングインダクタが、設計すべ
き対象周波数帯域の下限周波数をデカップリングコンデ
ンサの自己共振周波数よりも低いかまたは自己共振周波
数に等しくしたとき、デカップリングコンデンサのイン
ピーダンスとして容量性インピーダンスを用いて決定さ
れるようにしてある。これによれば、比較的に低周波帯
でのデカップリングインダクタが求まる。
【0019】本発明の請求項6に係る電源デカップリン
グ設計方法は、デカップリングインダクタが、設計すべ
き対象周波数帯域の下限周波数をデカップリングコンデ
ンサの自己共振周波数よりも高いかまたは自己共振周波
数に等しくしたとき、デカップリングコンデンサのイン
ピーダンスとして誘導性インピーダンスを用いて決定さ
れるようにしてある。これによれば、比較的に高周波帯
でのデカップリングインダクタが求まる。
【0020】本発明の請求項7に係る電源デカップリン
グ設計方法は、デカップリングインダクタが、デカップ
リングコンデンサの直列インダクタンス成分と、デカッ
プリングコンデンサを接続する接続パッドのインダクタ
ンスとの和によるインピーダンスから決定されるように
してある。これによれば、実装状態の回路構成に適合し
たデカップリングインダクタが求まる。
【0021】本発明の請求項8に係る電源デカップリン
グ設計方法は、プリント基板配線パターンの配線長が、
プリント基板配線パターンの導体の厚み、配線幅、誘電
体の厚みおよび透磁率によるインダクタンスから決定さ
れるようにしてある。これによれば、電源配線の配線レ
イアウトが求まる。
【0022】本発明に係る電源デカップリング回路の設
計支援システムは、各種LSIの電気特性をLSIごと
に記録したLSIライブラリ、各種コンデンサの電気特
性をコンデンサごとに記録したデカップリングコンデン
サライブラリ、各種電源配線の断面構造を電源配線後と
に記録したPCBライブラリと、LSIライブラリ、デ
カップリングコンデンサライブラリによるデカップリン
グコンデンサ検索手段と、デカップリングコンデンサ検
索手段の検索結果、LSIライブラリ、PCBライブラ
リによる電源配線決定手段とを有した構成としてある。
これによれば、本発明の電源デカップリング回路の設計
方法が用いられる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る実施の形態に
ついて図面を参照しながら詳細に説明する。図1は、本
発明の実施形態に係る電源デカップリング回路の設計支
援システムの一構成例を図示したブロック図である。こ
の実施形態では、各種LSIの定格特性を記録したLS
Iライブラリ10、各種コンデンサの定格特性を記録し
たデカップリングコンデンサライブラリ20、各種電源
配線の断面構造を記録したPCBライブラリ30を設け
てある。
【0024】また、LSIライブラリ10、デカップリ
ングコンデンサライブラリ20を用いたデカップリング
コンデンサ検索手段40と、デカップリングコンデンサ
検索手段40の検索結果、LSIライブラリ10、PC
Bライブラリ30を用いた電源配線決定手段50と、こ
の電源配線決定手段50からの設計結果出力手段60と
を有した一電源デカップリング回路の設計支援システム
100が構成される。三つのライブラリでは、それぞれ
の記憶情報を任意に更新または追加できる。
【0025】LSIライブラリ10には、プリント基板
に実装される各LSIについて、それぞれの部品名、電
源端子名、電源電圧VDD、LSIの負荷容量Ce、平均
消費電流Iaveを予め登録しておくLSIライブラリ作
成手段70を設けてある。部品名、電源端子名にはそれ
ぞれの番号が含まれ、一つのLSIが複数の電源端子を
有すれば、各記憶情報を電源端子ごとに構成しておく。
【0026】LSIの負荷容量Ceは、LSIの各ゲー
ト回路における内部負荷容量Ciと、LSI出力端子に
接続した外部負荷容量Coを用いて、これらのいずれか
または両方の負荷容量の総和としてある。例えば、CM
OSで構成したLSIでは、このようにゲート回路に着
目することが重要である。
【0027】図2は、LSIの配線領域の一例を模式的
に図示し、図1に示すLSIライブラリの格納情報を説
明するための図である。プリント基板上の各LSI80
には、LSIにおける内部ゲート回路のゲート電極領域
81と内部配線領域82とをLSIレイアウト情報に設
定できる。このため、これらゲート電極領域81、内部
配線領域82、単位面積当たりの容量からLSIレイア
ウト情報に基づいて内部負荷容量Ciが求まる。そし
て、各内部ゲート回路の電源端子ごとにLSIライブラ
リ10に登録される。
【0028】また、LSIの外部負荷容量Coについて
は、LSIカタログなどからLSI外部に接続される負
荷容量を予め読み取るか、または実際のプリント基板上
でLSIの出力端子に接続される負荷容量を測定して決
定しておく。この他、SPICEネットリストなどの回
路情報から、LSI全体、またはLSI内部の各ゲート
回路について負荷容量を形成する回路部分のみを抽出
し、これら回路部分について、各ゲート回路の負荷容量
を求めてもよい。
【0029】図3は、デカップリングコンデンサの一等
価回路モデルを図示し、図1に示すデカップリングコン
デンサライブラリの格納情報について説明するための図
である。デカップリングコンデンサ21の等価回路モデ
ルとしては、容量22(容量値Cp)と抵抗23(抵抗
値Rp)とインダクタ24(インダクタンスLp)を直列
に接続させたモデルを採用してある。
【0030】従って、この等価回路モデルによって、各
種デカップリングコンデンサの部品番号、容量値Cp、
抵抗値Rp、インダクタンスLpを特定し、前述したデカ
ップリングコンデンサライブラリ20にデカップリング
コンデンサごとに予め登録しておく。
【0031】図4は、プリント基板の一断面構造を図示
し、図1に示すPCBライブラリの格納情報について説
明するための図である。このプリント基板の断面構造に
は、電源配線網の一電源導体部31と、グランド層の一
グランド導体部32と、それぞれの導体部32、54に
挟まれた誘電体部33とを積層してある。
【0032】例えば、図4(a)に示したマイクロスト
リップ線路構造では、一つの誘電体部33を挟んだ一方
の面に電源導体部31を、他方の面にグランド導体部3
2を形成してある。また、図4(b)に示した一般のス
トリップ線路構造では、電源導体部31の両面を各誘電
体部33で挟み、さらに各誘電体部33の外面に各グラ
ンド導体部32を積層させた二層構造に形成してある。
【0033】これらのうち電源導体部31が、各LSI
の電源端子に接続されて電源配線を構成し、前述したデ
カップリングインダクタとしての役割を果たす。従っ
て、プリント基板の断面構造から、電源導体部31の単
位長さ当たりのインダクタンスを求めれば、これを電源
配線の単位インダクタンスLunitとして定義できる。
【0034】例えば、電源導体部31の厚みt、配線幅
W、誘電体部33の厚みh、その比誘電率εr、比透磁
率μrに基づいて有限要素法による数値計算から、簡易
には所定の数式から直接に求めることもできる。そし
て、得られた電源導体部31の単位インダクタンスLun
itを、電源配線の断面構造ごとに電源配線情報としてP
CBライブラリ30に予め登録しておく。以上は前準備
の段階であり、続いて具体的な設計段階の各手段につい
て述べる。
【0035】図5は、図1に示すデカップリングコンデ
ンサ検索手段の一例のフローチャートである。このデカ
ップリングコンデンサ検索手段40は、開始処理に続け
た電源電圧変動値読取処理41と、電源電圧変動値読取
処理41の読取結果とLSIライブラリ10を用いたデ
カップリングコンデンサ容量算出処理42と、デカップ
リングコンデンサ容量算出処理42の算出結果とデカッ
プリングコンデンサライブラリ20を用いたデカップリ
ングコンデンサライブラリ検索処理43とを有する。
【0036】さらに、デカップリングコンデンサライブ
ラリ検索処理43の検索結果に対するデカップリングコ
ンデンサライブラリ検査処理44と、デカップリングコ
ンデンサライブラリ検査処理44の検査結果による警告
表示処理45とを有している。そして、警告表示処理4
5の警告内容によっては、デカップリングコンデンサ容
量算出処理42が繰り返され、また、デカップリングコ
ンデンサライブラリ検査処理43の検査結果をデカップ
リングコンデンサ情報49として用いる。
【0037】図6は、図1に示す電源配線決定手段の一
例のフローチャートである。この電源配線決定手段50
は、前述したデカップリングコンデンサ検索手段40に
続けた電流低減比読取処理51と、電流低減比読取処理
51による電流低減比を用いたデカップリングインダク
タンス算出処理52と、LSIライブラリ10を用いた
配線幅決定処理53とを有する。
【0038】さらに、配線幅決定処理53による配線
幅、デカップリングインダクタンス算出処理52の算出
結果、PCBライブラリ30を用いた配線長決定処理5
4と、配線長決定処理54の配線長に対する配線長検査
処理55と、配線長検査処理55の検査結果による警告
表示処理45とを有している。そして、配線長検査処理
55の検査結果によっては、配線長決定処理54の配線
長、警告表示処理45の表示内容をデカップリングイン
ダクタ情報として用いる。
【0039】図7は、図1に示すLSIライブラリ作成
手段の一例のフローチャートである。このLSIライブ
ラリ作成手段70は、LSIのCADデータ72を用い
たLSI等価容量算出処理71を有している。LSI等
価容量算出処理71の算出結果をLSIの内部負荷容量
Ciとし、LSIの外部負荷容量データ73による外部
負荷容量CoとともにLSIごとに、前述したLSIラ
イブラリ10に登録する。
【0040】〔動作の説明〕次に、この実施形態による
作用を説明する。前述したように、各ライブラリの登録
を前提として、本発明による電源デカップリング回路設
計支援システムを起動する。最初に、デカップリングコ
ンデンサ検索手段40の各処理を開始する(図7参
照)。このデカップリングコンデンサ検索手段40で
は、デカップリングコンデンサライブラリ20から、ユ
ーザーに設計対象とするデカップリングコンデンサ21
を選択させる。
【0041】先ず、電源電圧変動値読取処理41を実行
する。この電源電圧変動値読取処理41では、各LSI
80の電源端子における直流電圧Vhの許容変動値△V
をユーザーに入力させる。例えばユーザーは、各LSI
80の機能仕様書を参照して許容変動値△Vを入力すれ
ばよい。続いて、デカップリングコンデンサ容量算出処
理42を実行してデカップリングコンデンサを設計す
る。
【0042】図8は、電源デカップリング回路とLSI
を模式的に図示し、デカップリングコンデンサ容量算出
処理による作用を説明するための図である。この電源デ
カップリング回路90は、プリント基板の電源配線によ
るデカップリングインダクタ91と、この電源配線に接
続するデカップリングコンデンサ21とを有した等価回
路として構成してある。
【0043】電源デカップリング回路90によれば、プ
リント基板の直流電源92から電源配線22を介してデ
カップリングコンデンサ21に所定の充電電流93が流
入する。また、デカップリングコンデンサ21からは、
放電電流94がLSI80に流出する。このため、前述
したデカップリングインダクタンスから電源配線22
を、また、デカップリングコンデンサ21から等価容量
を設計することができる。
【0044】また、LSI80は、その内部のゲート回
路83、83・・・と、各ゲート回路83に寄生した寄
生容量84と、LSI80の出力端子に接続した出力容
量85とを有している。前述した内部負荷容量Ciは、
この寄生コンデンサ84から、また、外部負荷容量Co
は出力コンデンサ85から決まる所定値である。
【0045】このLSI80によれば、各ゲート回路8
3のスイッチング動作に伴って、寄生容量84と出力容
量85に所定の電荷量が充電される。このため、これら
の電荷量をデカップリングコンデンサ21からの放電電
流94でまかなえば、電源配線22によるEMIを低減
させることができる。
【0046】そのためには、デカップリングコンデンサ
21から各LSI80の負荷容量Ceに、次の式1によ
る全電荷量Qを供給させる必要がある。 Q=C×△V≧ΣCe×Vh ・・・ 式1 言い換えると、デカップリングコンデンサ21の等価容
量Cを、それぞれの負荷容量Ceを全て充電させ得る値
に設定し、全てのLSI80が動作できる電荷量Qを供
給させる必要がある。
【0047】このため式1では、デカップリングコンデ
ンサ21の充電量を全電荷量Qに等しくし、併せて、不
等号の左辺を全負荷容量Ceの充電量である右辺に等し
いかまたは大きく設定する。なお、電源配線22による
デカップリングインダクタンスCは、LSI80の内部
配線のインダクタンスより十分に大きい値である。
【0048】また、負荷容量Ceは、LSI80の外部
負荷容量Coと内部負荷容量Ciの和であるから、式1を
下記の式2に変形でき、さらに式3が得られる。 C×△V≧(ΣCo+ΣCi)×Vh ・・・ 式2 C≧(ΣCo+ΣCi)×Vh/△V ・・・ 式3
【0049】従って、式3における右辺の演算を、デカ
ップリングコンデンサ容量算出処理42で行って等価容
量Cの下限値を算出する。続いて、その算出結果により
デカップリングコンデンサライブラリ検索処理43を実
行し、前述したデカップリングコンデンサライブラリ2
0から、式3の不等式を満たす等価容量Cのデカップリ
ングコンデンサ21を検索する。
【0050】続いて、デカップリングコンデンサライブ
ラリ検査処理44を実行する。このデカップリングコン
デンサライブラリ検査処理44では、デカップリングコ
ンデンサライブラリ20内に、式3の条件を満たすデカ
ップリングコンデンサ21が存在したかどうかを判定す
る。そして、適切なデカップリングコンデンサ21が存
在すれば(OK)、該当番号などからなるデカップリン
グコンデンサ情報49を編成し、前述した電源配線決定
手段50に引き渡す。
【0051】しかし、デカップリングコンデンサライブ
ラリ20内に、式3の条件を満たすデカップリングコン
デンサ21が存在しなければ(NG)、ユーザーに対す
る警告表示処理45を実行する。そして、図示しない表
示装置などで所定の警告を促してから、前述したデカッ
プリングコンデンサ容量算出処理42を繰り返し実行
し、例えば、式3の条件に近似した値の別のデカップリ
ングコンデンサ21を選ばせる。以上、デカップリング
コンデンサ検索手段40によりデカップリングコンデン
サ21が設計できた。
【0052】次に、前述した電源配線決定手段50につ
いて述べる。図6に示す電源配線決定手段50は、デカ
ップリングコンデンサ検索手段40で決定したデカップ
リングコンデンサ情報49を用いて、電源デカップリン
グ回路における電源配線22を設計するための手段であ
る。
【0053】この場合に、デカップリングコンデンサ2
1に流入する充電電流93の流入値Icに比べて、LS
I80に流出する流出電流94の流出値Ipsを十分に小
さな値に設定することが重要である。このため、流入値
Icに対する流出値Ipsの電流低減比Nを定義する。
【0054】従って、先ず、電流低減比Nを求める電流
低減比読取処理51を実行する。この電流低減比読取処
理51では、ユーザーが入力した電流低減比Nを読み取
って、次に実行すべきデカップリングインダクタンス算
出処理52に引き渡す。
【0055】デカップリングインダクタンス算出処理5
2では、前述したデカップリングコンデンサ情報49か
らデカップリングコンデンサ21の等価容量Cを読み取
って、デカップリングコンデンサ21への流入値Icの
スペクトルIc(f)を演算する。
【0056】そして、この演算結果を下記の式4によっ
て電流低減比Nで除算しながら流出値Ipsのスペクトル
Ips(f)を求め、下限周波数fdwから上限周波数fup
までを設計対象とする対象周波数帯域Bで、式4を満た
すべく検証する。 Ic(f)≧N×Ips(f) ・・・ 式4
【0057】また、この式4によれば、電源配線22の
インピーダンスZlが、デカップリングコンデンサ21
のインピーダンスZcに対して対象周波数帯域Bで下記
の式5の関係にあることと等価である。 Zl≧N×Zc ・・・ 式5
【0058】図9は、図8に示す電源配線とデカップリ
ングコンデンサによるインピーダンスの周波数特性を説
明する図である。この周波数特性27(実線)には、デ
カップリングコンデンサ21によるインピーダンスZc
が絶対値で図示されている。前述したように、このデカ
ップリングコンデンサ21の等価回路モデル(図3参
照)としては、直列回路の構成(容量値Cp、抵抗値R
p、インダクタンスLp)を用いている。
【0059】このため、周波数特性27(実線)が、デ
カップリングコンデンサ21の自己共振周波数f0を境
界として、一方の周波数領域(fdec≧f0)で誘導性と
なり、他方の周波数領域(fdec≦f0)で容量性とな
る。従って、上記の式5を満たす条件は、電源配線22
のデカップリングインダクタンスLについて下記の式6
の関係にある。 L≧N×Lp :(fdec≧f0) ・・・ 式6 L≧N/{(2πfdec)2×Cp}:(fdec≦f0) ・・・式7
【0060】ここで下限周波数fdwは、電源デカップリ
ング回路によってEMI低減の対象とする対象周波数帯
域Bの下限値である。この下限周波数fdecを次のよう
にして決定すればよい。先ず、下限周波数fdwが、EM
Iの法規制の対象となる規制帯域の下限値より低ければ
規制を受けないから、この下限値より高い値を採れば十
分である。
【0061】また、放射電磁波によるEMIは、そのス
ペクトルから見る限り、LSI80の動作周波数に伴う
高調波成分がほとんどである。このため、この動作周波
数よりも低い帯域でのEMIは無視しても構わない。し
たがって、これら規性帯域の下限値、LSI80の動作
周波数のうち、いずれか高い方を対象周波数帯域Bの下
限周波数fdwとして採用する。
【0062】例えば、現在日本ではEMIの規性帯域が
30MHz〜1GHzの帯域であり、また、LSI80の動
作周波数が25MHzであれば、30MHz〜1GHzの帯域
を電源デカップリング回路の対象周波数帯域Bとする。
つまり、30MHzがその下限周波数fdwとなるからであ
る。また、LSI80の動作周波数が50MHzであれ
ば、50MHzが下限周波数fdwとなるため、50MHz〜
1GHzを対象周波数帯域Bとすればよい。
【0063】このようなデカップリングインダクタンス
算出処理52と並行させて、配線幅決定処理53を実行
する。この配線幅決定処理53では、LSIライブラリ
10から登録済のLSI80の平均消費電流Iaveを取
得して、下記の式8を満たす電源配線22の配線幅Wを
決定する。 W≧K×Iave ・・・ 式8 ここで、Kは、平均消費電流Iaveの単位あたりの電流
に許容される配線幅Wの最小値である。
【0064】続いて、配線幅決定処理53から配線幅W
を、また、デカップリングインダクタンス算出処理52
からデカップリングインダクタンスLを導入し、配線長
決定処理54を実行する。この配線長決定処理54で
は、前述したPCBライブラリ10を配線幅Wによって
検索し、該当するプリント基板の配線構造から単位イン
ダクタンスLunitを取得する。そして、下記の式9によ
ってデカップリングインダクタンスLを単位インダクタ
ンスLunitで除算し、電源配線22の配線長lpを求め
る。 lp=L/Lunit ・・・ 式9
【0065】続いて、配線長決定処理54から配線長l
pを導入して配線長検査処理55を実行する。この配線
長検査処理55では、予め配線長上限値lmaxを設定し
ておき、配線長lpが配線長上限値lmaxより長すぎない
かチェックする。その結果長すぎなければ(OK)、こ
れら配線幅Wと配線長lpをデカップリングインダクタ
情報59としてファイルしておく。また、長すぎれば
(NG)、前述した警告表示処理45を実行して設計者
に所定の警告を促しながら同様にファイルする。
【0066】配線長上限値lmaxは、プリント基板の配
線設計における制限値として、配線レイアウトが決まれ
ば自ずと与えられる長さであり、下記の式10によっ
て、前述した対象周波数帯域Bにおける上限周波数fma
xの波長λと、配線長上限係数αとを乗算して求められ
る。 Lmax=α×λ ・・・ 式10
ここで、αは設計者が経験的に任意の値を設定できる。
【0067】以上、プリント基板における電源配線22
のデカップリングインダクタ情報59が決定され、その
他の電源デカップリング回路の設計に必要な情報ともに
前述した回路設計結果出力手段60(図1参照)に送出
される。そして、回路設計結果出力手段60によって、
図示しない表示装置、記録装置その他の記録媒体に、所
望の設計結果情報をLSI80の電源端子ごとに出力す
る。
【0068】この設計結果情報には、前述したデカップ
リングコンデンサ情報(部品番号を含む部品名、その容
量値、抵抗値、インダクタンス)、デカップリングイン
ダクタ情報(電源配線の配線構造、配線長、配線幅)を
含んでいる。このため設計結果を、図示しない自動配線
レイアウト装置(いわゆるCAD)に読み込ませれば、
プリント基板上の全てのLSIの電源配線22を自動的
にレイアウトすることができる。
【0069】図10は、図8に示す電源配線の一配線レ
イアウトの部分拡大図である。この配線レイアウトで
は、前述した直流電源92に接続した幹配線96と、こ
の幹配線96から枝分かれした二本の枝配線97と、各
枝配線97に接続したデカップリングコンデンサ21と
が図示してある。
【0070】設計者は、予め全てのLSI80、19・
・・と幹配線96の配線レイアウトを決定しておき、そ
れぞれの枝配線97とデカップリングコンデンサ21と
を、前述した回路設計結果を用いて設計する。この配線
レイアウトでは、各枝配線97のレイアウト面積を小さ
くするため、枝配線97を葛折状に形成してある。
【0071】図11は、図10に示す配線レイアウトの
別の一例の部分拡大図であり、図11(a)に渦巻状の
枝配線を、また、図11(b)に螺旋状の枝配線を図示
してある。この別の配線レイアウトでは、別の枝配線9
8、99を、異なる高さで形成した二つの配線パターン
からなる2層構造とした。
【0072】図11(a)に示す一方の別の枝配線98
は、基板層の一方の面の配線パターン98Aを中央部か
ら周辺部に向けて渦巻状に形成し、スルーホール61を
介して他方の面の配線パターン98Bと接続させた形態
の配線である。また、他方の別の枝配線99は、同じく
一方の配線パターン99A、99A・・・を、各スルー
ホール98Cを介して同じく他方の配線パターン99
B、99B・・・と一連に接続させ、全体を螺旋状に形
成した形態の配線である。
【0073】以上、前述した負荷容量Ceを、LSI8
0内部の各ゲート回路における内部負荷容量Ciと、L
SI80の外部負荷容量Coの総和として求めた。しか
し、実際には全ゲート回路などが同時に動作することは
ないに等しい。むしろ、外部からの入力信号や内部のク
ロック信号が組み合わさって、各ゲート回路が異なる動
作タイミングで順に動作しながら、各負荷容量の充放電
を行うのが普通である。したがって、負荷容量Ceとし
ては、各LSI80における通常運用時の値を用いるこ
とが望ましい。
【0074】図12は、図7に示すLSIライブラリ作
成手段の別の一例を説明する図である。この別のLSI
ライブラリ作成手段は、動作するゲート回路(ゲート
1、2・・・n)の組合せを動作タイミング86ごとに
配列したテーブル87を有する手段である。このテーブ
ル87を、別のLSI等価容量算出処理で検索しなが
ら、各動作タイミング86における負荷容量Ceを求め
る。
【0075】これら負荷容量Ce群によれば、そのうち
から最大値88または平均値89を選ぶことができる。
このため、前述したもとのLSI等価容量算出処理より
実際的な等価容量Ceを決定でき、必要以上に大きな概
算値を用いることがなくなる。
【0076】以上の他にも、図3に示すデカップリング
コンデンサの等価回路モデルの別の一例について説明す
る。この別の等価回路モデルには、プリント基板の配線
パターンの一つであって、前述したデカップリングコン
デンサ21を接続する接続パッドのインダクタンスをも
予め求めておく。そして下記の式11によって、この接
続パッドのインダクタンスを、前述したインダクタ24
のインダクタンスLpに加算する。 Lpp=Lp+Lpad ・・・ 式11
【0077】この等価回路モデルによれば、加算結果に
よる新たなインダクタンスLppをデカップリングコンデ
ンサ情報49とし、デカップリングコンデンサライブラ
リ20に格納しておくことができる。このため、プリン
ト基板の接続パッドによる影響も考慮した設計ができ、
その結果、電源配線の配線長lpをさらに実際値に近い
小さな値にできる。
【0078】
【発明の効果】以上、詳細に述べたように、本発明に係
る電源デカップリング回路の設計方法では、LSI内部
の各ゲート回路などの負荷容量から自動的に最適なデカ
ップリングコンデンサを選択できる。また、電源配線に
おけデカップリングインダクタのインピータンスを、デ
カップリングコンデンサのインピーダンスより大きな値
に設定し、各LSIに最適な電源配線の配線長を決定で
きるため、電源デカップリング回路の実用的な設計が実
現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る電源デカップリング回
路の設計支援システムの一構成例を図示したブロック
図。
【図2】LSIの配線領域の一例を模式的に示した図。
【図3】デカップリングコンデンサの一等価回路モデル
を示した図。
【図4】プリント基板の一断面構造を示した図。
【図5】図1に示すデカップリングコンデンサ検索手段
の一例のフローチャート。
【図6】図1に示す電源配線決定手段の一例のフローチ
ャート。
【図7】図1に示すLSIライブラリ作成手段の一例の
フローチャート。
【図8】電源デカップリング回路とLSIを模式的に示
した図。
【図9】図8に示す電源配線とデカップリングコンデン
サによるインピーダンスの周波数特性を説明する図。
【図10】図8に示す電源配線の一配線レイアウトの部
分拡大図。
【図11】図10に示す配線レイアウトの別の一例の部
分拡大図。
【図12】図7に示すLSIライブラリ作成手段の別の
一例を説明する図。
【符号の説明】
100 設計支援システム 10 LSIライブラリ 20 デカップリングコンデンサライブラリ 30 PCBライブラリ 40 デカップリングコンデンサ検索手段 50 電源配線決定手段 60 設計結果出力手段 70 LSIライブラリ作成手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 和深 裕 東京都港区芝五丁目7番1号 日本電気株 式会社内 (72)発明者 遠矢 弘和 東京都港区芝五丁目7番1号 日本電気株 式会社内 Fターム(参考) 5B046 AA08 BA06 JA01 JA03 KA05 KA06

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プリント基板の電源層および電源幹線の
    いずれか一つを介して直流電流が供給される半導体集積
    回路の電源端子から、電源層または電源幹線に至る電源
    配線のプリント基板配線パターン、および電源端子とプ
    リント基板のグランド層またはグランド配線とに介在さ
    せる電源デカップリングコンデンサを設計する電源デカ
    ップリング回路の設計方法であって、 前記半導体集積回路の動作によって直流電源から前記電
    源端子に流入する電荷量、直流電源の直流電圧と電源端
    子の端子電圧、前記電源デカップリング回路の許容電圧
    変動、半導体集積回路の動作に伴う高調波成分の電流低
    減比を予め設定しておき、 前記電荷量を前記端子電圧で除算して前記半導体集積回
    路の負荷容量を算出し、この負荷容量に前記直流電圧を
    乗算して前記許容電圧変動で除算し、この除算結果から
    前記電源デカップリングコンデンサを設計するととも
    に、 この電源デカップリングコンデンサから求めたインピー
    ダンスに前記電流低減比を乗算し、この乗算結果による
    電源デカップリングインダクタから前記プリント基板配
    線パターンを設計する電源デカップリング回路の設計方
    法。
  2. 【請求項2】 前記負荷容量が、 前記半導体集積回路の出力端子に接続する外部負荷容量
    と、半導体集積回路を構成する各ゲート回路の内部負荷
    容量の総和であることを特徴とする請求項1記載の電源
    デカップリング回路の設計方法。
  3. 【請求項3】 前記負荷容量が、 前記半導体集積回路における複数の動作タイミングに充
    電される前記各内部負荷容量および前記外部負荷容量の
    総和の最大値であることを特徴とする請求項2記載の電
    源デカップリング回路の設計方法。
  4. 【請求項4】 前記負荷容量が、 前記半導体集積回路の複数の動作タイミングにおいて充
    電される前記各内部負荷容量および前記外部負荷容量の
    総和の平均値であることを特徴とする請求項2記載の電
    源デカップリング回路の設計方法。
  5. 【請求項5】 前記電源デカップリングインダクタが、 設計すべき対象周波数帯域の下限周波数を前記電源デカ
    ップリングコンデンサの自己共振周波数よりも低いかま
    たは自己共振周波数に等しくしたとき、電源デカップリ
    ングコンデンサのインピーダンスとして容量性インピー
    ダンスを用いて決定されることを特徴とする請求項1記
    載の電源デカップリング回路の設計方法。
  6. 【請求項6】 前記電源デカップリングインダクタが、 設計すべき対象周波数帯域の下限周波数を前記電源デカ
    ップリングコンデンサの自己共振周波数よりも高いかま
    たは自己共振周波数に等しくしたとき、電源デカップリ
    ングコンデンサのインピーダンスとして誘導性インピー
    ダンスを用いて決定されることを特徴とする請求項1記
    載の電源デカップリング回路の設計方法。
  7. 【請求項7】 前記電源デカップリングインダクタが、 前記電源デカップリングコンデンサの直列インダクタン
    ス成分と、前記電源デカップリングコンデンサを接続す
    る接続パッドのインダクタンスとの和によるインピーダ
    ンスから決定されることを特徴とする請求項6記載の電
    源デカップリング回路の設計方法。
  8. 【請求項8】 前記プリント基板配線パターンの配線長
    が、 プリント基板配線パターンの導体の厚み、配線幅、誘電
    体の厚みおよび透磁率によるインダクタンスから決定さ
    れることを特徴とする請求項1記載の電源デカップリン
    グ回路の設計方法。
  9. 【請求項9】 前記請求項1〜8のいずれかに記載の電
    源デカップリング回路の設計方法を用いた電源デカップ
    リング回路の設計支援システムであって、 各種LSIの物理特性をLSIごとに記録したLSIラ
    イブラリ、各種コンデンサの電気特性をコンデンサごと
    に記録した電源デカップリングコンデンサライブラリ、
    各種電源配線の断面構造を電源配線後とに記録したPC
    Bライブラリと、 前記LSIライブラリ、電源デカップリングコンデンサ
    ライブラリによる電源デカップリングコンデンサ検索手
    段と、 前記電源デカップリングコンデンサ検索手段の検索結
    果、LSIライブラリ、PCBライブラリによる電源配
    線決定手段とを有した電源デカップリング回路の設計支
    援システム。
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