JP2001117447A - 画像形成装置、この画像形成装置に着脱可能なカートリッジ及びカートリッジ使用量表示システム - Google Patents

画像形成装置、この画像形成装置に着脱可能なカートリッジ及びカートリッジ使用量表示システム

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JP2001117447A
JP2001117447A JP29462199A JP29462199A JP2001117447A JP 2001117447 A JP2001117447 A JP 2001117447A JP 29462199 A JP29462199 A JP 29462199A JP 29462199 A JP29462199 A JP 29462199A JP 2001117447 A JP2001117447 A JP 2001117447A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 使用者が自分の使用度合いに応じて、具体的
にあと何日程度カートリッジを使用し続けることがで
き、いつ頃予備のカートリッジを準備すれば良いのかを
判断しえる情報を報知する画像形成装置、この画像形成
装置に着脱可能なカートリッジ及びカートリッジ使用量
表示システムを提供する。 【解決手段】 カートリッジBを使用開始した日付を記
憶手段20に記憶させる手段21と;カートリッジBを
使用開始した日付を記憶手段20から読み出す手段21
と;記憶手段20から読み出したカートリッジBを使用
開始した日付と、現在の日付と、カートリッジ使用量情
報とを用いて使用者固有のカートリッジ使用量情報を統
計的に計算する手段22と;を有する構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般には、電子写
真方式を用いた画像形成装置、この画像形成装置本体に
装着可能なカートリッジ、即ち、プロセスカートリッ
ジ、カートリッジ化された現像装置などに関し、特に、
カートリッジに搭載された記憶手段を用いてカートリッ
ジの使用量に関する情報を報知する画像形成装置、この
画像形成装置に着脱可能なカートリッジ及びカートリッ
ジ使用量表示システムに関するものである。
【0002】ここで電子写真画像形成装置としては、例
えば、電子写真複写機、電子写真プリンタ(例えば、L
EDプリンタ、レーザービームプリンタ等)、電子写真
ファクシミリ装置、及び電子写真ワードプロセッサー等
が含まれる。
【0003】又、電子写真画像形成装置本体に着脱可能
なカートリッジとは、電子写真感光体、電子写真感光体
を帯電させる帯電手段、電子写真感光体に現像剤を供給
する現像手段、電子写真感光体をクリーニングするクリ
ーニングするクリーニング手段のうち少なくとも一つを
有するものをいう。特に、プロセスカートリッジとは、
帯電手段、現像手段及びクリーニング手段の少なくとも
一つと、電子写真感光体とを一体的にカートリッジ化
し、このカートリッジを電子写真画像形成装置本体に対
して着脱可能とするものであるか、又は、少なくとも現
像手段と電子写真感光体とを一体的にカートリッジ化
し、このカートリッジを電子写真画像形成装置本体に対
して着脱可能とするものをいう。
【0004】
【従来の技術】従来、電子写真複写機やレーザービーム
プリンターなどの電子写真方式の画像形成装置は、画像
情報に対応した光を電子写真感光体に照射して潜像を形
成し、この潜像に現像手段を用いて現像剤(トナーを含
む。)を供給して顕像化し、更に感光体から記録媒体へ
画像を転写することで記録媒体上に画像を形成してい
る。
【0005】このような画像形成装置において、電子写
真感光体、現像剤などの消耗品の交換、メンテナンスの
簡便性を図る目的で、電子写真感光体と、電子写真感光
体に作用するプロセス手段としての現像手段、帯電手
段、クリーニング手段、更には現像剤収納部や廃現像剤
容器などをプロセスカートリッジとして一体化し、画像
形成装置本体に対して着脱可能とするプロセスカートリ
ッジ方式がある。このプロセスカートリッジ方式によれ
ば、装置のメンテナンスをサービスマンによらずにユー
ザー自身で行うことができるので、格段に操作性を向上
させることができる。そこでこのプロセスカートリッジ
方式は、電子写真画像形成装置において広く用いられて
いる。
【0006】又、例えば、複数色の現像手段を有するカ
ラー画像形成装置において、各現像手段の消耗具合が違
う場合や、電子写真感光体と現像手段との消耗具合、即
ち、寿命が違う場合などに、各色の現像手段、或は電子
写真感光体を個別に交換、メンテナンスできるように、
例えば、現像手段及び現像剤収納部をカートリッジ化し
た各色の現像カートリッジ、クリーニング手段及び廃現
像剤容器と電子写真感光体を一体的にカートリッジ化し
た感光体ドラムカートリッジなどを個別にカートリッジ
化したものもある。
【0007】上述のようなカートリッジ着脱方式の画像
形成装置では、現像剤が無くなったり、電子写真感光体
が削れるなどした場合に、使用者はカートリッジを交換
することで再び良好な画像出力を得ることができるが、
カートリッジの交換はユーザー自身が行わなければなら
ず、そのために、現像剤の消費や電子写真感光体の削れ
など、カートリッジの消耗を検知することが行われてい
る。
【0008】このような、カートリッジの消耗度合いを
検知する方法には、例えば円筒状とされる電子写真感光
(感光体ドラム)の消耗具合を検知する方法として、 ・プリント枚数をカウントする方法。 ・感光体ドラムの回転数をカウントする方法。 ・感光体ドラムに流れる電流を測定する方法。 ・感光体ドラムの回転時間、帯電バイアスの印加時間な
どをカウントし、変換式により感光体ドラムの消耗具合
を推測する方法。 などがある。又、現像剤の消費具合を検知する方法とし
て、 ・電子写真感光体に作像する画像ドットを計数し、その
画像ドット構成を現像剤使用量に換算する画像ドットカ
ウント方式。 ・現像剤収納部内の現像剤を攪拌する手段のトルクを検
知するトルク検知方法。 ・所定の間隔をもって平行に形成された一対の導電部を
備えた電極パターンで構成されるフラットアンテナ基板
を、現像剤収納部の内部側面などの現像剤と接する位置
であって、現像剤の減少に従って現像剤との接触面積が
変化する位置に配置し、フラットアンテナ基板で検知さ
れる静電容量の、現像剤の減少による変化を利用する静
電容量検知方式。 などがある。
【0009】従来、上記のような方式の各検知手段から
の検知出力に基づき、使用者にカートリッジの消耗度合
いが未使用時の何%であるか、或はあと何%残っている
かなどを表示している。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ような従来のカートリッジ消耗度合い表示方法では、使
用者は、カートリッジの消耗度合いが未使用時の何%で
あるか、或はあと何%残っているのかは分かるものの、
現在使用しているカートリッジをいつ頃使い始めたのか
が分からないため、自分の使い方では具体的にあと何日
程度そのカートリッジを使用し続けることができ、どの
タイミングで予備のカートリッジを準備すれば良いのか
が分からないといった課題が残っている。本発明は、斯
かる課題を解決するためになされたものである。
【0011】従って、本発明の目的は、一般には、使用
者が自分の使用度合いに応じて、具体的にあと何日程度
カートリッジを使用し続けることができ、いつ頃予備の
カートリッジを準備すれば良いのかを判断できるように
使用者固有のカートリッジ使用量に関する情報を報知
し、予備のカートリッジの準備が無いままにカートリッ
ジが寿命に達し、画像出力を中断せざるを得なくなる、
と言った事態の発生を防止できる画像形成装置、この画
像形成装置に着脱可能なカートリッジ及びカートリッジ
使用量表示システムを提供することである。
【0012】本発明の他の目的は、カートリッジが販売
業者等に回収された際に、使用者固有のカートリッジ使
用量に関する情報を判別することができ、販売業者等が
使用者に対して予備のカートリッジの準備時期、準備量
などのアドバイスや、適切な時期で使用者に交換用のカ
ートリッジを届けるなどのサービスを提供できるように
し、ひいては使用者の利便性が向上する画像形成装置、
この画像形成装置に着脱可能なカートリッジ及びカート
リッジ使用量表示システムを提供することである。
【0013】本発明の他の目的は、使用者固有のカート
リッジ使用量情報として、単位日数当たりのカートリッ
ジ使用率、単位カートリッジ使用率当たりの日数、カー
トリッジの寿命又は寿命警告ポイントまでの残使用日
数、カートリッジの寿命又は寿命警告ポイントの日付、
カートリッジの使用開始から現在までの日数、カートリ
ッジ使用開始から最終使用までの日数、カートリッジの
使用日数(実働日数)の少なくとも一つを使用者に報知
することができる画像形成装置、この画像形成装置に着
脱可能なカートリッジ及びカートリッジ使用量表示シス
テムを提供することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的は本発明に係る
画像形成装置、この画像形成装置に着脱可能なカートリ
ッジ及びカートリッジ使用量表示システムにて達成され
る。要約すれば、本発明の第1の態様によれば、記憶手
段を有するカートリッジが着脱可能とされる画像形成装
置において、(a)カートリッジを使用開始した日付を
前記記憶手段に記憶させる手段と、(b)カートリッジ
を使用開始した日付を前記記憶手段から読み出す手段
と、(c)前記記憶手段から読み出したカートリッジを
使用開始した日付と、現在の日付と、カートリッジ使用
量情報とを用いて使用者固有のカートリッジ使用量情報
を統計的に計算する手段と、を有することを特徴とする
画像形成装置が提供される。
【0015】本発明の第2の態様によると、記憶手段を
有するカートリッジが着脱可能とされる画像形成装置に
おいて、(a)カートリッジを使用開始した日付及びカ
ートリッジを使用した最終日付を前記記憶手段に記憶さ
せる手段と、(b)カートリッジを使用開始した日付及
びカートリッジを使用した最終日付を前記記憶手段から
読み出す手段と、(c)前記記憶手段から読み出したカ
ートリッジを使用開始した日付と、カートリッジを使用
した最終日付と、カートリッジ使用量情報とを用いて使
用者固有のカートリッジ使用量情報を統計的に計算する
手段と、を有することを特徴とする画像形成装置が提供
される。
【0016】本発明の第3の態様によると、記憶手段を
有するカートリッジが着脱可能とされる画像形成装置に
おいて、(a)カートリッジを使用した最終日付及びカ
ートリッジの使用日数を前記記憶手段に記憶させる手段
と、(b)カートリッジを使用した最終日付及びカート
リッジの使用日数を前記記憶手段から読み出す手段と、
(c)前記記憶手段から読み出したカートリッジを使用
した最終日付と、カートリッジの使用日数と、カートリ
ッジ使用量情報とを用いて使用者固有のカートリッジ使
用量情報を統計的に計算する手段と、を有することを特
徴とする画像形成装置が提供される。
【0017】本発明の第4の態様によると、画像形成装
置に着脱可能なカートリッジにおいて、カートリッジを
使用開始した日付を記憶する記憶手段を有することを特
徴とするカートリッジが提供される。
【0018】本発明の第5の態様によると、画像形成装
置に着脱可能なカートリッジにおいて、カートリッジを
使用した最終日付を記憶する記憶手段を有することを特
徴とするカートリッジが提供される。
【0019】本発明の第6の態様によると、画像形成装
置に着脱可能なカートリッジにおいて、カートリッジの
使用日数を記憶する記憶手段を有することを特徴とする
カートリッジが提供される。
【0020】本発明の第7の態様によると、(a)画像
形成装置に着脱可能なカートリッジであり、カートリッ
ジを使用開始した日付を記憶する記憶手段を備えたカー
トリッジと、(b)カートリッジを使用開始した日付を
前記記憶手段に記憶させる手段と、(c)カートリッジ
を使用開始した日付を前記記憶手段から読み出す手段
と、(d)前記記憶手段から読み出したカートリッジを
使用開始した日付と、現在の日付と、カートリッジ使用
量情報とを用いて使用者固有のカートリッジ使用量情報
を統計的に計算する手段と、(e)計算された使用者固
有のカートリッジ使用量情報を表示する表示手段と、を
有することを特徴とするカートリッジ使用量表示システ
ムが提供される。
【0021】本発明の第8の態様によると、(a)画像
形成装置に着脱可能なカートリッジであり、カートリッ
ジを使用開始した日付及びカートリッジを使用した最終
日付を記憶する記憶手段を備えたカートリッジと、
(b)カートリッジを使用開始した日付及びカートリッ
ジを使用した最終日付を前記記憶手段に記憶させる手段
と、(c)カートリッジを使用開始した日付及びカート
リッジを使用した最終日付を前記記憶手段から読み出す
手段と、(d)前記記憶手段から読み出したカートリッ
ジを使用開始した日付と、カートリッジを使用した最終
日付と、カートリッジ使用量情報とを用いて使用者固有
のカートリッジ使用量情報を統計的に計算する手段と、
(f)計算された使用者固有のカートリッジ使用量情報
を表示する表示手段と、を有することを特徴とするカー
トリッジ使用量表示システムが提供される。
【0022】本発明の第9の態様によると、(a)画像
形成装置に着脱可能なカートリッジであり、カートリッ
ジを使用した最終日付及びカートリッジの使用日数を記
憶する記憶手段を備えたカートリッジと、(b)カート
リッジを使用した最終日付及びカートリッジの使用日数
を前記記憶手段に記憶させる手段と、(c)カートリッ
ジを使用した最終日付及びカートリッジの使用日数を前
記記憶手段から読み出す手段と、(d)前記記憶手段か
ら読み出したカートリッジを使用した最終日付と、カー
トリッジを使用した日数と、カートリッジ使用量情報と
を用いて使用者固有のカートリッジ使用量情報を統計的
に計算する手段と、(f)計算された使用者固有のカー
トリッジ使用量情報を表示する表示手段と、を有するこ
とを特徴とするカートリッジ使用量表示システムが提供
される。
【0023】上記各本発明において、好ましい実施態様
によると、前記使用者固有のカートリッジ使用量情報
は、単位日数当たりのカートリッジ使用率、単位カート
リッジ使用率当たりの日数、カートリッジの寿命又は寿
命警告ポイントまでの残使用日数、カートリッジの寿命
又は寿命警告ポイントの日付、前記使用者固有のカート
リッジ使用量情報がカートリッジの使用開始から現在ま
での日数、カートリッジの使用開始から最終使用までの
日数、又はカートリッジの使用日数である。
【0024】上記本発明の第1〜第3の態様において、
一実施態様によると、画像形成装置は更に、表示手段を
有し、計算された使用者固有のカートリッジ使用量情報
を前記表示手段に表示する。又、他の実施態様による
と、画像形成装置は更に、表示手段を有する機器と通信
可能であり、計算された使用者固有のカートリッジ使用
情報をこの表示手段を有する機器に送信する。
【0025】上記各本発明の他の実施態様によると、前
記記憶手段は、不揮発性メモリ、非接触型不揮発性メモ
リ、電源を備えた揮発性メモリである。
【0026】上記各本発明の好ましい実施態様による
と、前記カートリッジは更に、電子写真感光体と、電子
写真感光体を帯電させる帯電手段と、電子写真感光体に
現像剤を供給する現像手段と、電子写真感光体をクリー
ニングするクリーニング手段のうち少なくとも一つを有
する。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る画像形成装
置、この画像形成装置に着脱可能なカートリッジ及びカ
ートリッジ使用量表示システムを図面に則して更に詳し
く説明する。
【0028】実施例1 先ず、図1及び図2を参照して、本発明に従って構成さ
れるプロセスカートリッジを装着可能な電子写真画像形
成装置の一実施例について説明する。本実施例にて、電
子写真画像形成装置は、電子写真式のレーザービームプ
リンタAとされ、ホストコンピュータからの画像情報を
受け取り、電子写真画像形成プロセスによって記録媒
体、例えば、記録紙、OHPシート、布などに画像を形
成するものである。
【0029】レーザービームプリンタAは、ドラム形状
の電子写真感光体、即ち、感光体ドラム1を有する。感
光体ドラム1は、帯電手段である帯電ローラ2によって
帯電され、次いで、レーザースキャナー3から画像情報
に応じたレーザ光Lを照射することによって、感光体ド
ラム1に画像情報に応じた潜像が形成される。この潜像
は、現像手段5によって現像され、可視像、即ち、トナ
ー像とされる。
【0030】つまり、現像手段5は、現像剤担持体とし
ての現像ローラ5aを備えた現像室5Aを有しており、
現像室5Aに隣接して形成された現像剤収容部としての
現像剤収納容器4内の現像剤Tが現像室5Aの現像ロー
ラ5aへと供給される。現像剤収納容器4内には、図1
中の矢印方向に回転する攪拌手段15が設けられてお
り、この攪拌手段15が回転することで、現像剤Tがほ
ぐされつつ現像ローラ5aへ供給される。本実施例で
は、現像剤Tとしては、絶縁性磁性1成分トナーを用い
た。又、現像ローラ5aは、固定磁石5bを内蔵してお
り、現像ローラ5aを回転することによって現像剤は搬
送され、現像剤層厚規制部材である現像ブレード5cに
て摩擦帯電電荷が付与されると共に所定厚の現像剤層と
され、感光体ドラム1の現像領域へと供給される。この
現像領域へと供給された現像剤は、感光体ドラム1上の
潜像へと転移され、トナー像を形成する。現像ローラ5
aは、現像バイアス回路に接続されており、通常、交流
電圧に直流電圧が重畳された現像バイアス電圧が印加さ
れる。
【0031】一方、トナー像の形成と同期して給紙カセ
ット200にセットした記録媒体Pをピックアップロー
ラ8、搬送手段9Aを介して転写位置へと搬送する。転
写位置には、転写手段としての転写ローラ6が配置され
ており、電圧を印加することによって、感光体ドラム1
上のトナー像を記録媒体Pに転写する。
【0032】トナー像の転写を受けた記録媒体Pは、搬
送手段9Bで定着手段10へと搬送する。定着手段10
は、ヒータ10aを内蔵した定着ローラ10b及び駆動
ローラ10cを備え、通過する記録媒体Pに熱及び圧力
を印加して転写されたトナー像を記録媒体P上に定着す
る。
【0033】記録媒体Pは、搬送手段9Cにより排出ト
レイ14へと排出される。この排出トレイ14は、レー
ザービームプリンタAの装置本体100の上面に設けら
れている。
【0034】転写ローラ6によってトナー像を記録媒体
Pに転写した後の感光体ドラム1は、クリーニング手段
7によって感光体ドラム1上に残留した現像剤を除去し
た後、次の画像形成プロセスに供される。クリーニング
手段7は、感光体ドラム1に当接して設けられた弾性ク
リーニングブレード7aによって感光体ドラム1上の残
留現像剤を掻き落として廃現像剤容器7bへと集める。
【0035】一方、本実施例にては、プロセスカートリ
ッジBは、図2に示すように、現像剤を収納する現像剤
収納容器(現像剤収納部)4及び攪拌手段15を有する
現像剤枠体11と、現像ローラ5a及び現像ブレード5
cなどの現像手段5を保持する現像枠体12とを溶着し
て一体として現像ユニットを形成し、更にこの現像ユニ
ットに、感光体ドラム1、クリーニングブレード7a及
び廃現像剤容器7bなどのクリーニング手段7及び帯電
ローラ2を取り付けたクリーニング枠体13を一体に結
合することによってカートリッジ化されている。
【0036】このプロセスカートリッジBは、ユーザー
によって画像形成装置本体100に設けたカートリッジ
装着手段101(図1)に対して取り外し可能に装着さ
れる。
【0037】本発明によれば、画像形成装置はカートリ
ッジの使用量を検知するためのカートリッジ使用量検出
装置を有している。
【0038】本実施例によれば、画像形成装置Aは、カ
ートリッジ使用量検出装置として、現像剤収納容器4内
の現像剤Tの消費に従ってその残量を逐次検知すること
のできる現像剤残量検知手段30を備えた、現像剤量検
出装置を有している。本実施例では、現像剤収納容器4
の内面側壁には図3に示すような、現像剤残量検知手段
である平面アンテナ30が配設されている。
【0039】平面アンテナ30は、一般に用いられてい
るプリント基板31上にエッチングや印刷などで一対の
電極32、33の導電パターンを形成したものである。
又、この回路図形を保護するために導電パターン上に保
護膜(図示せず)が形成してある。導電パターンは適当
に設定すればよく、本実施例では、この平面アンテナ3
0の一対の電極32、33のそれぞれの幅(W)を30
0μm、両電極32、33の間隔(G)を300μm程
度まで狭くしてある。
【0040】本実施例の平面アンテナ30にて、導電パ
ターンの一対の電極32、33間に交流バイアスとして
200Vpp、2000Hzを印加すると、平面アンテ
ナ30に現像剤が触れていないときには30pF、平面
アンテナ30の全面に現像剤が触れているときには60
pF、と異なる静電容量値が観測された。この平面アン
テナ30を、現像剤収納容器4の内面側壁に配設するこ
とで、現像剤収納容器4内の現像剤Tの減少に伴って現
像剤Tと平面アンテナ30の接触面積が減り、平面アン
テナ30の両電極32、33間の静電容量を観測するこ
とで、随時、現像剤収納容器4内の現像剤Tの量を測定
することができる。又、例えば、詳しくは後述するプロ
セスカートリッジBに設けられる記憶手段や、画像形成
装置本体100が有する記憶手段内に記憶されている、
予め求められた変換テーブルを用いることにより、画像
形成装置本体100に設けられた現像剤量検知部(図示
せず)は現像剤の使用量パーセンテージRt(%)、即
ち、現像剤を未使用時の何%使用したかを逐次検知す
る。
【0041】更に、本実施例によれば、画像形成装置A
は、カートリッジ使用量検出装置として、感光体ドラム
1の使用量を検知することのできる感光体ドラム使用量
検出装置を有している。本実施例では、感光体ドラム使
用量検出装置は、図4に示すように、感光体ドラム1の
回転支持部における感光体ドラム1の回転時間を検出す
る回転時間検出部41と、帯電ローラ2から感光体ドラ
ム1へ帯電バイアスを印加した時間を検出する帯電バイ
アス印加時間検出部42と、信号処理部43とを有して
おり、信号処理部43は、感光体ドラム1の回転支持部
からの感光体ドラム1の回転時間データを積算した値
(Tdr)と、帯電バイアス印加時間検出部からの帯電
ローラバイアス印加時間データを積算したもの(Tbi
as)と、予め決められた重み付け係数aを用いた換算
式、 S=Tbias + Tdr × a により、感光体ドラム1の使用量(S)を演算する。
又、その後、例えば、詳しくは後述するプロセスカート
リッジBに設けられる記憶手段20や、画像形成装置本
体100の記憶部(図示せず)に記憶される、予め決め
られた感光体ドラム1の寿命値(Send)と比較する
ことにより、感光体ドラム1の使用量のパーセンテージ
Rd%、即ち、感光体ドラム1を未使用時の何%分消耗
したかを逐次に検知する。
【0042】次に、図5を参照して、本発明に従って、
使用者固有のカートリッジ使用量情報を表示する方法に
ついて説明する。本発明によれば、カートリッジに備え
た記憶手段を用いて、使用者固有のカートリッジ使用量
に関する情報を使用者に報知することができるカートリ
ッジ使用量表示システムが構成される。図5は、本実施
例のプロセスカートリッジBに設けられた記憶手段と画
像形成装置本体100、更には画像形成装置本体100
と通信可能に接続されたホストコンピュータ150との
関係を示す。
【0043】本実施例によると、プロセスカートリッジ
Bには、記憶手段として強誘電体不揮発メモリ(以下、
「FeRAM」と呼ぶ。)20が備えられている。又、
画像形成装置本体100側には、読み取り、書き込み手
段であるリーダライタ21が設けられており、このリー
ダライタ21により、FeRAM20に対する情報の読
み取り及び書き込みが行われる。
【0044】更に説明すると、本実施例によると、プロ
セスカートリッジB側には、アンテナとコンデンサから
なる共振回路を有する、非接触型の不揮発性メモリであ
る20が組み込まれており、画像形成装置本体100側
のリーダライタ21から送信される電磁波から動作電源
が生成され、FeRAM20への情報の読み書きが可能
とされている。従って、プロセスカートリッジB側に電
源を必要とせず、又非接触で画像形成装置本体100と
通信を行うことが可能となっている。
【0045】本実施例では、FeRAM20には、プロ
セスカートリッジBを使用開始した日付を記憶できるよ
うになっており、プロセスカートリッジBが新たに画像
形成装置100に装着されると、画像形成装置本体10
0のリーダライタ21がプロセスカートリッジB側の共
振回路20aを介してFeRAM20にプロセスカート
リッジBを使用開始した日付を書き込む。又、リーダラ
イタ21は、FeRAM20内に記憶されたプロセスカ
ートリッジBの使用開始日を読み取り、画像形成装置本
体100内でリーダライタ21に電気的に接続されてい
る計算手段22に送る。
【0046】又、計算手段22は、カートリッジ使用量
検出装置である前述の現像剤量検出手段及び感光体ドラ
ム使用量検出装置に電気的に接続されており、それぞれ
現像剤量検出装置によって検知された現像剤の使用量パ
ーセンテージRt(%)及び感光体ドラム1の使用量検
出装置によって検知された感光体使用量パーセンテージ
Rd(%)が入力される。
【0047】計算手段22は、このようにFeRAM2
0から読み取られたプロセスカートリッジBの使用開始
日、及び現像剤量検出装置と感光体ドラム使用量検出装
置から入力された現像剤の使用量パーセンテージRt
(%)及び感光体ドラム1の使用量パーセンテージRd
(%)を利用して、使用者に固有のプロセスカートリッ
ジBの使用量に関する情報を、詳しくは後述するよう
に、単位日数当りのプロセスカートリッジ使用率、単位
プロセスカートリッジ使用率当りの日数、プロセスカー
トリッジの寿命又は寿命警告ポイントまでの残使用日
数、プロセスカートリッジの寿命又は寿命警告ポイント
の日付の各値として計算する。
【0048】こうして算出されたプロセスカートリッジ
Bの使用量を示す各信号は、画像形成装置本体100に
設けられた表示手段23に送られ、それぞれの情報が使
用者に報知される。又、本実施例では、計算手段22か
らのプロセスカートリッジBの使用量に関する信号は、
同時に画像形成装置本体100と通信可能に接続された
ホストコンピュータ150に、画像形成装置本体100
側の通信手段24及びホストコンピュータ150側の通
信手段25を介して入力される。その後、ホストコンピ
ュータ150のCPU(中央演算処理装置)26がこの
信号に基づいてホストコンピュータ150上の表示手段
27にそれぞれの情報を表示させ、使用者に報知する。
【0049】次に図6をも参照して、記憶手段(FeR
AM)20を用いたプロセスカートリッジBの使用者に
固有の使用量の表示に関する動作について更に説明す
る。図6は、上述の処理をフローチャートとして示す。
【0050】本実施例によると、使用者がプロセスカー
トリッジBが装着されている画像形成装置Aの電源を入
れるか(ステップ1)、或は、後述するように電源が入
った状態で使用者が新たなプロセスカートリッジBを梱
包材から取り出して画像形成装置に装着すると(ステッ
プ14)、画像形成装置Aはリーダライタ21を用いて
プロセスカートリッジBのFeRAM20に記憶されて
いる情報を読み出し(ステップ2)、装着されたプロセ
スカートリッジBが新品であるかどうか判断する(ステ
ップ3)。
【0051】本実施例では、FeRAM20内の、プロ
セスカートリッジBを使用開始した日付(Dstar
t)を記憶する領域に日付情報が書き込まれていない場
合に、画像形成装置100はそのプロセスカートリッジ
Bが新品であると判断する。
【0052】ステップ3において、画像形成装置本体1
00に装着されたプロセスカートリッジBが新品である
と判断すると、画像形成装置本体100はリーダライタ
21により、FeRAM20内のプロセスカートリッジ
Bを使用開始した日付(Dstart)を記憶する領域
に、画像形成装置Aの動作を統轄制御する制御部(図示
せず)が備えたカレンダーから得られる現在の日付(D
present)を書き込む(ステップ4)。又、ステ
ップ3において、画像形成装置本体100に装着された
プロセスカートリッジBが新品でないと判断された場合
は、FeRAM20内に記憶されていたプロセスカート
リッジを使用開始した日付(Dstart)を以下のシ
ーケンスにてそのまま使用する。
【0053】このように、プロセスカートリッジを使用
開始した日付(Dstart)をプロセスカートリッジ
Bの記憶手段20に記憶させることにより、使用途中に
画像形成装置本体100からプロセスカートリッジBを
取り出して、そのプロセスカートリッジを別の画像形成
装置に組み込んだ場合にも、同様にプロセスカートリッ
ジBを使用開始した日付(Dstart)を識別できる
ようになる。
【0054】その後、リーダライタ21によって読み出
された情報は、画像形成装置本体100に設けられた計
算手段22に送られ、FeRAM20に記憶されたプロ
セスカートリッジBを使用開始した日付(Dstar
t)と、現像剤量検出装置及び感光体ドラム使用量検出
装置を用いて求められたプロセスカートリッジBの消耗
度合いとに基づき、プロセスカートリッジBの使用者固
有の使用量情報を計算手段22により計算する(ステッ
プ5)。
【0055】本実施例では、使用者固有の使用量情報と
して、 (A)単位日数当りのプロセスカートリッジ使用率(R
−7days(%))。 (B)単位プロセスカートリッジ使用率当りの日数(D
s−10p(%))。 (C)プロセスカートリッジの寿命までの残使用日数
(Ds−end)又は寿命警告ポイントまでの残使用日
数(Ds−warning)。 (D)プロセスカートリッジの寿命の日付(D−en
d)又は寿命警告ポイントの日付(D−warnin
g)。 を計算する。
【0056】ここで、本実施例では、プロセスカートリ
ッジBの使用者固有の使用量情報を計算するにあたり、
先ず、現像剤の使用量パーセンテージRt(%)、感光
体ドラム1の使用量パーセンテージRd(%)の両方に
ついて、それぞれ独立して現像剤の使用量情報、感光体
ドラム1の使用量情報を計算する。その後、両者を比較
することによって、より消耗している方、即ち、より使
用量の多い方をプロセスカートリッジB全体の使用量情
報としている。しかし、その計算方法は、現像剤の使用
量と感光体ドラム1の使用量の両者においてほぼ同一で
あるので、ここでは感光体ドラム1の使用量パーセンテ
ージRd(%)を用いた計算、即ち、 (a1)単位日数当りの感光体ドラム使用率(Rd−7
days(%))。 (b1)単位感光体ドラム使用率当りの日数(Dsd−
10p(%))。 (c1)感光体ドラムの寿命までの残使用日数(Dsd
−end)又は寿命警告ポイントまでの残使用日数(D
sd−warning)。 (d1)感光体ドラムの寿命の日付(Dd−end)又
は寿命警告ポイントの日付(Dd−warning)。 の計算について説明する。
【0057】先ず、上記情報(A)を求めるための、感
光体ドラム1の使用量情報(a1)「単位日数当りの感
光体ドラム使用率(Rd−7days(%))」は、プ
ロセスカートリッジBを使用開始した日付(Dstar
t)と現在の日付(Dpresent)とから、プロセ
スカートリッジBの使用開始から現在までの日数を計算
し、その日数で感光体ドラム1の使用量パーセンテージ
Rd(%)を割り、単位日数を掛けることによって求め
る。本実施例では単位日数として7日を設定した。尚、
単位日数は、カートリッジや画像形成装置の種類によ
り、例えば、耐久寿命の長いプロセスカートリッジでは
単位日数を長めに取るなど、適宜設定するのが望まし
い。即ち、上記情報(a1)は、次式、Rd−7days (%)=Rd÷(Dpresent
Dstart)×7(%) によって計算される。
【0058】次に、上記情報(B)を求めるための、感
光体ドラム1の使用量情報(b1)「単位感光体ドラム
使用率当りの日数(Dsd−10p(%))」は、上記
情報(a1)(Rd−7days(%))の逆数的意味
合いであるが、独立して上記情報(a1)の場合と同様
に使用開始から現在までの日数を計算し、その日数を感
光体ドラム1の使用量パーセンテージRd(%)で割
り、単位使用パーセンテージを掛けることにより求め
る。本実施例では、単位使用パーセンテージとして、1
0%を設定した。尚、単位使用パーセンテージは適宜選
択することができ、例えば100%を設定することによ
って、一つのプロセスカートリッジBを使い切る日数と
しても良い。即ち、上記情報(b1)は、次式、Dsd−10p(%) =(DpresentDsta
rt)÷Rd×10 によって計算される。
【0059】又、上記情報(C)を求めるための、感光
体ドラム1の使用量情報(c1)「感光体ドラムの寿命
までの残使用日数(Dsd−end)又は寿命警告ポイ
ントまでの残使用日数(Dsd−warning)」
は、本実施例では、使用量パーセンテージが100%と
なった時点を寿命、使用量パーセンテージが80%とな
った時点を警告ポイントと設定し、それぞれのパーセン
テージ(100%又は80%)から感光体ドラム1の現
在の使用量パーセンテージRd%を差し引くことで感光
体ドラム1の残使用量パーセンテージを計算し、上述の
単位使用パーセンテージ(本実施例では10%)で割
り、更に上記情報(b1)として求めた単位感光体ドラ
ム使用率当りの日数(Dsd−10p(%))を掛ける
ことにより求める。即ち、上記情報(c1)は、次式、Dsd−end =(100−Rd)÷10×Dsd−1
0p Dsd−warning =(80−Rd)÷10×Ds
d−10p によって計算される。
【0060】更に、上記情報(D)を求めるための、感
光体ドラム1の使用量情報(d1)「感光体ドラムの寿
命の日付(Dd−end)又は寿命警告ポイントの日付
(Dd−warning)」は、現在の日付(Dpre
sent)に、上記情報(c1)として求めた、感光体
ドラムの寿命までの残日数(Dsd−end)又は寿命
警告ポイントまでの残使用日数(Dsd−warnin
g)を加えることにより求められる。即ち、上記情報
(d1)は、次式、Dd−endDpresentDsd−end Dd−warningDpresentDsd−w
arning によって計算される。
【0061】以上と同様の計算によって、現像剤の使用
量パーセンテージRt(%)に関しても、上記情報
(A)〜(D)を求めるための、現像剤使用量情報であ
る、 (a2)単位日数当りの現像剤使用率(Rt−7day
s(%))。 (b2)単位現像剤使用率当りの日数(Dst−10p
(%))。 (c2)現像剤無しとなるまでの残使用日数(Dst−
end)又は現像剤無しの警告ポイントまでの残使用日
数(Dst−warning)。 (d2)現像剤無しとなる日付(Dt−end)又は現
像剤無しの警告ポイントの日付(Dt−warnin
g)。 が計算される。
【0062】次いで、計算された感光体ドラム1と現像
剤の使用量情報を比較し(ステップ6)、使用量の多い
方、即ち、寿命が早く来る方の情報を、上記(A)〜
(D)に示すプロセスカートリッジBの使用者固有の使
用量情報とする(ステップ7、ステップ8)。
【0063】又、本実施例では、ステップ5において、
プロセスカートリッジの使用開始した日から現在までの
日数(Ds−sp)を、次式、Ds−spDpresentDstart により別途計算する。
【0064】その後、例えばステップ6の判断にて、感
光体ドラム1の使用量情報(a1)〜(d1)を使用者
固有のカートリッジ使用量情報(A)〜(D)とすると
判断された場合について説明すると、感光体ドラム1の
使用量パーセンテージRd(%)が寿命の警告ポイン
ト、即ち、本実施例では80%を越えているか否かを判
断する(ステップ9)。
【0065】ステップ9の判断で、現在画像形成装置本
体100に装着されているプロセスカートリッジBが寿
命の警告ポイントを過ぎていないと判断された場合に
は、ステップ7にて選択された、現時点における使用者
固有のカートリッジ使用量情報(A)〜(D)を示す信
号は、画像形成装置本体100の表示手段23に送られ
る。そして、上記(A)〜(D)の情報がそれぞれ表示
されるとともに、例えば、「あなたはプロセスカートリ
ッジを1週間に『R−7days』(%)使用していま
す。このままのペースで使用し続けると『D−end』
ごろに寿命になります。『D−warning』ごろま
でに予備のカートリッジを用意することを推奨しま
す。」などと、使用者固有のカートリッジ使用量情報を
報知する意味のメッセージが表示される(ステップ1
1)。
【0066】又、ステップ9の判断で寿命警告ポイント
を過ぎていると判断された場合には、感光体ドラム1の
使用量パーセンテージRd(%)が寿命(100%)に
達しているか否かを判断し(ステップ10)、寿命に達
していない場合には、上記ステップ11と同様に、現時
点における使用者固有のカートリッジ使用量情報(A)
〜(D)(但し、警告ポイントまでの日数及び警告ポイ
ントの日付を除く。)を画像形成装置本体100の表示
手段23に表示するとともに、例えば、「このままのペ
ースで使用すると、あと『Ds−end』日でカートリ
ッジが寿命に達します。早めに予備のカートリッジを準
備して下さい。」などと、使用者固有のカートリッジ使
用量情報を報知し、又新しいプロセスカートリッジBを
準備することを促す意味のメッセージが表示される。
【0067】又、ステップ10の判断において、プロセ
スカートリッジBが寿命に達していると判断された場
合、例えば、「カートリッジの寿命に達しました。あな
たはこのカートリッジを『Ds−sp』日で使い切りま
した。」などと、プロセスカートリッジBが寿命に達し
たことを表示するとともに、使用者に固有のカートリッ
ジ使用量情報を報知する意味のメッセージが表示され
る。
【0068】更に、本実施例の画像形成装置Aは、画像
形成装置本体100に設けられた表示手段23上に上述
のような情報を表示するのと同時に、使用者固有のカー
トリッジ使用量情報を、画像形成装置本体100の通信
手段24から、ホストコンピュータ150の通信手段2
5に送信し、ホストコンピュータ150のCPU26を
介してホストコンピュータ150の表示手段27に、上
記と同様の内容で表示する。このように、画像形成装置
Aに通信可能に接続されたホストコンピュータ150な
どの機器の表示手段に表示させることにより、その機器
を操作しながらプロセスカートリッジBの使用量を把握
することができる利点がある。
【0069】これらの動作は、電源のオン、プロセスカ
ートリッジBの交換、日付の更新の際に行われる。即
ち、本実施例の画像形成装置Aは、電源が入った状態
で、プロセスカートリッジBが交換されたか否か(ステ
ップ14)、日付が変わったか否か(ステップ15)を
それぞれ監視している。従って、プロセスセスカートリ
ッジBが交換された場合には、FeRAM20内に記憶
された情報の読み出しのステップ(ステップ2)から、
又日付が変わった場合には、計算手段22が現在の日付
(Dpresent)を用いて計算するステップ(ステ
ップ5)から、上記と同様の動作を行い、表示手段2
3、27における表示を更新する。又、画像形成装置A
は、電源が切られたか否かを判断して(ステップ1
6)、電源が切られない場合は、画像形動作の待機状態
となる(ステップ17)。そして、電源が切られた場合
にはプロセスカートリッジBの使用期限表示を終了す
る。尚、ステップ14において、プロセスカートリッジ
Bが交換されたか否かは、例えば、プロセスカートリッ
ジBの挿入口である画像形成装置本体100のドア16
の開閉を検知することによって判断することができる。
【0070】使用者は表示手段23、27に表示された
上述のようなメッセージを見ることで、使用者自身又は
使用者グループによるプロセスカートリッジBの使用度
合いを知ることができると共に、 ・具体的にあと何日程度、現在のカートリッジを使用し
続けることができるのか。 ・いつ頃予備のカートリッジを準備すれば良いのか。 ・一定期間内にどれぐらいプロセスカートリッジBを消
費するのか、ひいては、経費がどの程度かかるのか。 などを判断することが可能となる。
【0071】これにより、使用者は適切なタイミングで
適切な数の予備カートリッジを準備することができる。
従って本発明によれば、カートリッジが寿命に達したに
も拘わらず予備のカートリッジが無く、画像出力を中断
せざるを得ない、と言った事態が発生することを防止で
きる。
【0072】尚、カートリッジに設けられる記憶手段内
には、プロセスカートリッジを使用開始した日付だけで
はなく、例えば、現像剤や感光体ドラムの使用量情報を
させても良く、又カートリッジの新品情報などを記憶さ
せても良い。
【0073】カートリッジの記憶手段に現像剤や感光体
ドラムの使用量情報を記憶させることによって、例え
ば、画像形成装置の電源投入後、直ちに現像剤の使用量
(%)、感光体ドラムの使用量(%)などが検知できな
い場合に、カートリッジの記憶手段内の情報を用いるこ
とによって、即ち、カートリッジの記憶手段内に記憶さ
れている画像形成装置の最終使用時の現像剤使用量
(%)や感光体ドラムの使用量(%)などを用いて上述
の実施例と同様にして使用者固有のカートリッジ使用量
情報を計算することによって、画像形成装置の電源投入
後、速やかにそれらを表示することができるといった利
点がある。
【0074】又、プロセスカートリッジBが新品である
か否かの判断方法としては、干渉部材の有無のような物
理的スイッチや、プロセスカートリッジBの記憶手段内
に新品判断用の情報を別途持っても良いが、本実施例の
ようにプロセスカートリッジBを使用開始した日付を用
いて判断すれば、これらを別に用意する必要が無いと言
う利点がある。
【0075】実施例2 次に、本発明の他の実施例について説明する。本実施例
の画像形成装置は、基本的には実施例1の画像形成装置
と同様とされ、カートリッジに設けた記憶手段に記憶さ
せる情報が異なる。即ち、実施例1ではカートリッジの
記憶手段には、カートリッジBを使用開始した日付を記
憶させたが、本実施例では、カートリッジを使用開始し
た日付に加えて、カートリッジを使用した最終の日付を
記憶させる。
【0076】図1及び図2に示す画像形成装置A及びプ
ロセスカートリッジBに即して説明すると、本実施例で
は、プロセスカートリッジBに設けられた記憶手段であ
るFeRAM20には、プロセスカートリッジBを使用
開始した日付、及びプロセスカートリッジBを使用した
最終の日付、即ち、最後の画像出力を行った日付を記憶
できるようになっている。
【0077】そして、本実施例では、プロセスカートリ
ッジBを使用開始した日付と、プロセスカートリッジB
を使用した最終の日付と、現像剤量検出装置によって検
知された現像剤使用量のパーセンテージRt(%)及び
感光体ドラム使用量検出装置によって検知された感光体
使用量のパーセンテージRd(%)とを利用して、使用
者に固有のプロセスカートリッジBの使用量に関する情
報を、詳しくは後述するように、単位日数当りのプロセ
スカートリッジ使用率、単位プロセスカートリッジ使用
率当りの日数、プロセスカートリッジの寿命又は寿命警
告ポイントまでの残使用日数、プロセスカートリッジの
寿命又は寿命警告ポイントの日付の各値として計算し、
表示する。
【0078】次に図7を参照して、本発明に従ってプロ
セスカートリッジBの使用者に固有の使用量の表示に関
する動作について更に詳しく説明する。図7は、本実施
例におけるプロセスカートリッジBの使用量の表示処理
をフローチャートとして示す。図7を参照すると理解さ
れるように、本実施例によるプロセスカートリッジBの
使用量表示処理は、実施例1にて説明したものと概略同
様とされる。
【0079】本実施例によると、使用者がプロセスカー
トリッジBが装着されている画像形成装置Aの電源を入
れるか(ステップ1)、或は、後述するように電源が入
った状態で使用者が新たなプロセスカートリッジBを梱
包材から取り出して画像形成装置本体100に装着する
と(ステップ14)、画像形成装置はリーダライタ21
を用いてプロセスカートリッジBのFeRAM20に記
憶されている情報を読み出し(ステップ2)、装着され
たプロセスカートリッジBが新品であるかどうか判断す
る(ステップ3)。
【0080】実施例1同様、FeRAM20内の、プロ
セスカートリッジBを使用開始した日付(Dstar
t)を記憶する領域に日付情報が書き込まれていない場
合に、画像形成装置100はそのプロセスカートリッジ
Bが新品であると判断する。
【0081】ステップ3において、画像形成装置本体1
00に装着されたプロセスカートリッジBが新品である
と判断すると、画像形成装置本体100はリーダライタ
21により、FeRAM20内のプロセスカートリッジ
Bを使用開始した日付(Dstart)を記憶する領域
に、現在の日付(Dpresent)を書き込む(ステ
ップ4)。又、ステップ3において、画像形成装置本体
100に装着されたプロセスカートリッジBが新品でな
いと判断された場合は、FeRAM20内に記憶されて
いたプロセスカートリッジBを使用した最終日付(Dl
ast)と共に、プロセスカートリッジを使用開始した
日付(Dstart)を読み出し、以下のシーケンスに
てそのまま使用する。
【0082】このように、プロセスカートリッジを使用
開始した日付(Dstart)、及びプロセスカートリ
ッジを使用した最終日付(Dlast)をプロセスカー
トリッジBの記憶手段20に記憶させることにより、装
置の使用途中に画像形成装置本体100からプロセスカ
ートリッジBを取り出して、そのプロセスカートリッジ
を別の画像形成装置に組み込んだ場合にも、同様にプロ
セスカートリッジBのを使用開始した日付(Dstar
t)及びプロセスカートリッジBを使用した最終日付
(Dlast)を識別できるようになる。
【0083】その後、リーダライタ21によって読み出
された情報は、画像形成装置本体100に設けられた計
算手段22に送られ、FeRAM20に記憶されたプロ
セスカートリッジBを使用開始した日付(Dstar
t)と、プロセスカートリッジBを使用した最終日付
(Dlast)と、現像剤量検出装置及び感光体ドラム
使用量検出装置を用いて求められたプロセスカートリッ
ジBの消耗度合いとに基づき、プロセスカートリッジB
の使用者固有の使用量情報を計算手段22により計算す
る(ステップ5)。
【0084】本実施例では、実施例1と同様に、使用者
固有の使用量情報として、 (A)単位日数当りのプロセスカートリッジ使用率(R
−7days(%))。 (B)単位プロセスカートリッジ使用率当りの日数(D
s−10p(%))。 (C)プロセスカートリッジの寿命までの残使用日数
(Ds−end)又は寿命警告ポイントまでの残使用日
数(Ds−warning)。 (D)プロセスカートリッジの寿命の日付(D−en
d)又は寿命警告ポイントの日付(D−warnin
g)。 を計算する。
【0085】ここで、本実施例では、プロセスカートリ
ッジBの使用者固有の使用量情報を計算するにあたり、
先ず、現像剤の使用量パーセンテージRt(%)、感光
体ドラム1の使用量パーセンテージRd(%)の両方に
ついて、それぞれ独立して現像剤の使用量情報、感光体
ドラム1の使用量情報を計算する。その後、両者を比較
することによって、より消耗している方、即ち、より使
用量の多い方をプロセスカートリッジB全体の使用量情
報としている。しかし、その計算方法は、現像剤の使用
量と感光体ドラム1の使用量の両者においてほぼ同一で
あるので、ここでは現像剤の使用量パーセンテージRt
(%)を用いた計算、即ち、 (a1)単位日数当りの現像剤使用率(Rt−7day
s(%))。 (b1)単位現像剤使用率当りの日数(Dst−10p
(%))。 (c1)現像剤無しとなるまでの残使用日数(Dst−
end)又は現像剤無しの警告ポイントまでの残使用日
数(Dst−warning)。 (d1)現像剤無しとなる日付(Dt−end)又は現
像剤無しの警告ポイントの日付(Dt−warnin
g)。 について説明する。
【0086】先ず、上記情報(A)を求めるための、現
像剤の使用量情報(a1)、「単位日数当りの現像剤使
用率(Rt−7days(%))」は、プロセスカート
リッジBを使用開始した日付(Dstart)とプロセ
スカートリッジBを使用した最終日付(Dlast)と
から、プロセスカートリッジBの使用開始から最終使用
日までの日数を計算し、その日数で現像剤の使用量パー
センテージRt(%)を割り、単位日数を掛けることに
よって求める。本実施例では単位日数として7日を設定
した。尚、単位日数は、カートリッジや画像形成装置の
種類により、例えば、耐久寿命の長いプロセスカートリ
ッジでは単位日数を長めに取るなど、適宜設定するのが
望ましい。即ち、上記情報(a1)は、次式、Rt−7days (%)=Rt÷(DlastDst
art)×7(%) によって計算される。
【0087】次に、上記情報(B)を求めるための、現
像剤の使用量情報(b1)「単位現像剤使用率当りの日
数(Dst−10p(%))」は、上記情報(a1)
(Rt−7days(%))の逆数的意味合いである
が、独立して上記情報(a1)の場合と同様に、使用開
始から最終使用日までの日数を計算し、その日数を現像
剤の使用量パーセンテージRt(%)で割り、単位使用
パーセンテージを掛けることにより求める。本実施例で
は、単位使用パーセンテージとして、10%を設定し
た。尚、単位使用パーセンテージは適宜選択することが
でき、例えば100%を設定することによって、一つの
プロセスカートリッジBを使い切る日数としても良い。
即ち、上記情報(b1)は、次式、Dst−10p(%) =(DlastDstart
÷Rt×10 によって計算される。
【0088】又、上記情報(C)を求めるための、現像
剤の使用量情報(c1)「現像剤無しとなるまでの残使
用日数(Dst−end)又は現像剤無しの警告ポイン
トまでの残使用日数(Dst−warning)」は、
本実施例では、使用量パーセンテージRt(%)が10
0%となった時点を現像剤無し、使用量パーセンテージ
Rt(%)が80%となった時点を現像剤無しの警告ポ
イントと設定し、それぞれのパーセンテージ(100%
又は80%)から現像剤の現在の使用量パーセンテージ
Rt%を差し引くことで現像剤の残パーセンテージを計
算し、上述の単位使用パーセンテージ(本実施例では1
0%)で割り、更に上記情報(b1)として求めた単位
現像剤使用率当りの日数(Dst−10p(%))を掛
けることにより求める。即ち、上記情報(c1)は、次
式、Dst−end =(100−Rt)÷10×Dst−1
0p Dst−warning =(80−Rt)÷10×Ds
t−10p によって計算される。
【0089】更に、上記情報(D)を求めるための、現
像剤の使用量情報(d1)「現像剤無しとなる日付(D
t−end)又は現像剤無しの警告ポイントの日付(D
t−warning)」は、現在の日付(Dprese
nt)に、上記情報(c1)として求めた現像剤無しと
なるまでの残使用日数(Dst−end)又は現像剤無
しの警告ポイントまでの残使用日数(Dst−warn
ing)を加えることにより求められる。即ち、上記情
報(d1)は、次式、Dt−endDpresentDst−end Dt−warningDpresentDst−w
arning によって計算される。
【0090】以上と同様の計算によって、感光体ドラム
1の使用量パーセンテージRd(%)を用いて、上記情
報(A)〜(D)を求めるための感光体ドラム1の使用
量情報、即ち、 (a2)単位日数当りの感光体ドラム使用率(Rd−7
days(%))。 (b2)単位感光体ドラム使用率当りの日数(Dsd−
10p(%))。 (c2)感光体ドラムの寿命までの残使用日数(Dsd
−end)又は寿命警告ポイントまでの残使用日数(D
sd−warning)。 (d2)感光体ドラムの寿命の日付(Dd−end)又
は寿命警告ポイントの日付(Dd−warning)。 が計算される。
【0091】次いで、計算された現像剤の使用量と感光
体ドラム1の使用量の情報を比較し(ステップ6)、使
用量の多い方、即ち、寿命が早く来る方の情報を、上記
(A)〜(D)に示すプロセスカートリッジBの使用者
固有の使用量情報とする(ステップ7、ステップ8)。
【0092】又、本実施例では、ステップ5において、
プロセスカートリッジの使用開始した日からプロセスカ
ートリッジを使用した最終日までの日数(Ds−sl)
を、次式、Ds−slDlastDstart により別途計算する。
【0093】その後、例えばステップ6の判断にて、現
像剤の使用量情報(a1)〜(d1)を使用者固有のカ
ートリッジ使用量情報(A)〜(D)とすると判断され
た場合について説明すると、現像剤の使用量パーセンテ
ージRt(%)が寿命の警告ポイント、即ち、本実施例
では80%を越えているか否かを判断する(ステップ
9)。
【0094】ステップ9の判断で、現在画像形成装置本
体100に装着されているプロセスカートリッジBが寿
命の警告ポイントを過ぎていないと判断された場合に
は、ステップ7にて選択された、現時点における使用者
固有のカートリッジ使用量情報(A)〜(D)を示す信
号は、画像形成装置本体100の表示手段23に送られ
る。そして、上記(A)〜(D)の情報がそれぞれ表示
されるとともに、例えば、「あなたはプロセスカートリ
ッジを1週間に『R−7days』(%)使用していま
す。このままのペースで使用し続けると『D−end』
ごろに寿命になります。『D−warning』ごろま
でに予備のカートリッジを用意することを推奨しま
す。」などと、使用者固有のカートリッジ使用量情報を
報知する意味のメッセージが表示される(ステップ1
1)。
【0095】又、ステップ9の判断で寿命警告ポイント
を過ぎていると判断された場合には、現像剤の使用量パ
ーセンテージRt(%)が100%に達しているか否か
を判断し(ステップ10)、寿命に達していない場合に
は、上記ステップ11と同様に、現時点における使用者
固有のカートリッジ使用量情報(A)〜(D)(但し、
警告ポイントまでの日数及び警告ポイントの日付を除
く。)を画像形成装置本体100の表示手段23に表示
するとともに、例えば、「このままのペースで使用する
と、あと『Ds−end』日でカートリッジが寿命に達
します。早めに予備のカートリッジを準備して下さ
い。」などと、使用者固有のカートリッジ使用量情報を
報知し、又新しいプロセスカートリッジBを準備するこ
とを促す意味のメッセージが表示される(ステップ1
2)。
【0096】又、ステップ10の判断において、プロセ
スカートリッジBが寿命に達していると判断された場
合、例えば、「カートリッジの寿命に達しました。あな
たはこのカートリッジを『Ds−sl』日で使い切りま
した。」などと、プロセスカートリッジBが寿命に達し
たことを表示するとともに、使用者に固有のカートリッ
ジ使用量情報を報知する意味のメッセージが表示され
る。
【0097】更に、本実施例の画像形成装置Aは、画像
形成装置本体100に設けられた表示手段23上に上述
のような情報を表示するのと同時に、使用者固有のカー
トリッジ使用量情報を、画像形成装置本体100の通信
手段24から、ホストコンピュータ150の通信手段2
5に送信し、ホストコンピュータ150のCPU26を
介してホストコンピュータ150の表示手段27に、上
記と同様の内容で表示する。このように、画像形成装置
Aに通信可能に接続されたホストコンピュータ150な
どの機器の表示手段に表示させることにより、その機器
を操作しながらプロセスカートリッジBの使用量を把握
することができる利点がある。
【0098】これらの動作は、電源のオン、プロセスカ
ートリッジBの交換、日付の更新の際に行われる。即
ち、本実施例の画像形成装置Aは、電源が入った状態
で、プロセスカートリッジBが交換されたか否か(ステ
ップ14)、日付が変わったか否か(ステップ15)を
それぞれ監視している。従って、プロセスセスカートリ
ッジBが交換された場合には、FeRAM20内に記憶
された情報の読み出しのステップ(ステップ2)から、
又日付が変わった場合には、計算手段22が現在の日付
(Dpresent)を用いて計算するステップ(ステ
ップ5)から、上記と同様の動作を行い、表示手段2
3、27における表示を更新する。又、画像形成装置A
は、電源が切られたか否かを判断して(ステップ1
6)、電源が切られない場合は、画像形動作の待機状態
となる(ステップ17)。そして、電源が切られた場合
にはプロセスカートリッジBの使用期限表示を終了す
る。
【0099】又、本実施例の画像形成装置Aは、使用者
からの命令によりプリント動作が行われると(ステップ
17)、プロセスカートリッジBのFeRAM20内の
プロセスカートリッジBを使用した最終日付(Dlas
t)の情報に、現在の日付(Dpresent)を書き
込み、プロセスカートリッジを使用した最終日付(Dl
ast)の情報を更新する(ステップ17)。
【0100】使用者は表示手段23、27に表示された
上述のようなメッセージを見ることで、使用者自身又は
使用者グループによるプロセスカートリッジBの使用度
合いを知ることができると共に、 ・具体的にあと何日程度、現在のカートリッジを使用し
続けることができるのか。 ・いつ頃予備のカートリッジを準備すれば良いのか。 ・一定期間内にどれぐらいプロセスカートリッジBを消
費するのか、ひいては、経費がどの程度かかるのか。 などを判断することが可能となる。
【0101】これにより、実施例1と同様に、使用者は
適切なタイミングで適切な数の予備カートリッジを準備
することができる。従って本発明によれば、カートリッ
ジが寿命に達したにも拘わらず予備のカートリッジが無
く、画像出力を中断せざるを得ない、と言った事態が発
生することを防止できる。
【0102】更に、本実施例のようにカートリッジを使
用した最終の日付(Dlast)をカートリッジの記憶
手段20に記憶する構成とすることによって、以下に説
明するように、使用済みカートリッジの回収後に使用者
固有のカートリッジ使用量を判別する場合に有利であ
る。
【0103】つまり、カートリッジの販売業者等は、カ
ートリッジのリサイクル等のために、使用者から使用済
みカートリッジを回収する。カートリッジ回収後、販売
業者は専用の読み取り治具等により、カートリッジに設
けられたFeRAM20の情報を読み取る。こうして読
み取られた、カートリッジを使用開始した日付(Dst
art)、及びカートリッジを使用した最終日付(Dl
ast)により、カートリッジを使用開始した日から使
用最終日までの日数(Ds−sl)が、次式、Ds−slDlastDstart から計算できる。これにより、販売業者は使用者がその
カートリッジを使い切るのに何日かかったかを知ること
ができ、販売業者が使用者に対し予備のカートリッジの
準備時期や準備量のアドバイスを行なったり、或はメン
テナンス契約等を結んでいる場合などに、適切なタイミ
ングでカートリッジを使用者に届けるなどのきめ細やか
なサービスを提供できるようになる。
【0104】尚、上記説明では、使用者がカートリッジ
が寿命に達した時点で交換していることを前提としてい
るが、それ以外にも、例えばカートリッジが寿命に達す
る以前に使用者がこれを交換するようなケースも考え得
る。従って、更に、カートリッジに備える記憶手段20
に、感光体ドラムや現像剤の使用量情報としてそれぞれ
の使用量パーセンテージ(Rd%、Rt%)などを記憶
させる構成としても良い。これにより、販売業者等が記
憶手段20からこの使用量情報を読み出して、上記本実
施例におけるステップ5と同様の計算を行うことによっ
て、使用者固有の使用度合いを考慮し、カートリッジを
何日間でどの程度消耗しているかを計算することができ
るので、上述のような適切なサービスを提供することが
できる。
【0105】このように、カートリッジに設けられる記
憶手段内には、カートリッジを使用開始した日付、カー
トリッジを使用した最終日付だけではなく、例えば、現
像剤や感光体ドラムの使用量情報を記憶させても良く、
又カートリッジの新品情報などを記憶させても良い。更
に、カートリッジの記憶手段に現像剤や感光体ドラムの
使用量を記憶させることは、実施例1で述べたように、
画像形成装置の電源投入後直ちに現像剤や感光体ドラム
の使用量%が検知できない場合にも有利である。
【0106】又、プロセスカートリッジBが新品である
か否かの判断方法としては、干渉部材の有無のような物
理的スイッチや、プロセスカートリッジBの記憶手段内
に新品判断用の情報を別途持っても良いが、実施例1同
様、本実施例のようにプロセスカートリッジBを使用開
始した日付を用いて判断すれば、これらを別に用意する
必要が無いと言う利点がある。
【0107】実施例3 次に、本発明の更に他の実施例について説明する。本実
施例の画像形成装置は、基本的には実施例1、2の画像
形成装置と同様とされ、画像形成装置が備えるカートリ
ッジ使用量表示システムにおいて、カートリッジに設け
た記憶手段に記憶させる情報が異なる。即ち、本実施例
では、カートリッジの記憶手段には、カートリッジを使
用した最終日付とカートリッジの使用日数を記憶させ
る。
【0108】図1及び図2に示す画像形成装置A及びプ
ロセスカートリッジBに即して説明すると、本実施例で
は、プロセスカートリッジBに設けられた記憶手段であ
るFeRAM20には、プロセスカートリッジBを使用
した最終の日付、即ち、最後の画像出力を行った日付
と、プロセスカートリッジBの使用日数を記憶できるよ
うになっている。尚、本実施例において、プロセスカー
トリッジBの使用日数とは、詳しくは後述するように、
プロセスカートリッジBの実働日数、即ち、画像形成装
置Aを使用して実際に画像形成を行った日数である。
【0109】本実施例では、プロセスカートリッジBを
使用した最終の日付と、プロセスカートリッジBの使用
日数と、現像剤量検出装置によって検知された現像剤使
用量のパーセンテージRt(%)及び感光体ドラム使用
量検出装置によって検知された感光体使用量のパーセン
テージRd(%)とを利用して、使用者に固有のプロセ
スカートリッジBの使用量に関する情報を、詳しくは後
述するように、単位日数当りのプロセスカートリッジ使
用率、単位プロセスカートリッジ使用率当りの日数、プ
ロセスカートリッジの寿命又は寿命警告ポイントまでの
残使用日数、プロセスカートリッジの寿命又は寿命警告
ポイントの日付の各値として計算し、表示する。
【0110】次に図8を参照して、本発明に従ってプロ
セスカートリッジBの使用者に固有の使用量表示に関す
る動作について更に詳しく説明する。図8は、本実施例
におけるプロセスカートリッジBの使用量の表示処理を
フローチャートとして示す。
【0111】本実施例によると、使用者がプロセスカー
トリッジBが装着されている画像形成装置Aの電源を入
れると、(ステップ1)、或は、後述するように電源が
入った状態で使用者が新たなプロセスカートリッジBを
梱包材から取り出して画像形成装置本体100に装着す
ると(ステップ12)、画像形成装置はリーダライタ2
1を用いてプロセスカートリッジBのFeRAM20に
記憶されている情報、即ち、本実施例ではプロセスカー
トリッジBを使用した最終日付(Dlast)とプロセ
スカートリッジBを使用した日数(Ds−use)を読
み出す(ステップ2)。このように、プロセスカートリ
ッジを使用した最終日付(Dlast)、及びプロセス
カートリッジを使用した日数(Ds−use)をプロセ
スカートリッジBの記憶手段20に記憶させることによ
り、装置の使用途中に画像形成装置本体100からプロ
セスカートリッジBを取り出して、そのプロセスカート
リッジを別の画像形成装置に組み込んだ場合にも、同様
にプロセスカートリッジBのを使用した最終日付(Dl
ast)及びプロセスカートリッジBを使用した日数
(Ds−use)を識別できるようになる。
【0112】その後、リーダライタ21によって読み出
された情報は、画像形成装置本体100に設けられた計
算手段22に送られ、FeRAM20に記憶されたプロ
セスカートリッジを使用した最終日付(Dlast)
と、プロセスカートリッジBの使用日数(Ds−us
e)と、現像剤量検出装置及び感光体ドラム使用量検出
装置を用いて求められたプロセスカートリッジBの消耗
度合いとに基づき、プロセスカートリッジBの使用者固
有の使用量情報を計算手段22により計算する(ステッ
プ3)。
【0113】本実施例では、使用者固有の使用量情報と
して、 (A)単位日数当りのプロセスカートリッジ使用率(R
−5days(%))。 (B)単位プロセスカートリッジ使用率当りの日数(D
s−10p(%))。 (C)プロセスカートリッジの寿命までの残使用日数
(Ds−end)又は寿命警告ポイントまでの残使用日
数(Ds−warning)。 (D)プロセスカートリッジの寿命の日付(D−en
d)又は寿命警告ポイントの日付(D−warnin
g)。 を計算する。
【0114】ここで、本実施例では、プロセスカートリ
ッジBの使用者固有の使用量情報を計算するにあたり、
先ず、現像剤の使用量パーセンテージRt(%)、感光
体ドラム1の使用量パーセンテージRd(%)の両方に
ついて、それぞれ独立して現像剤の使用量情報、感光体
ドラム1の使用量情報を計算する。その後、両者を比較
することによって、より消耗している方、即ち、より使
用量の多い方をプロセスカートリッジB全体の使用量情
報としている。しかし、その計算方法は、現像剤の使用
量と感光体ドラム1の使用量両者においてほぼ同一であ
るので、ここでは現像剤の使用量パーセンテージRt
(%)を用いた計算、即ち、 (a1)単位日数当りの現像剤使用率(Rt−5day
s(%))。 (b1)単位現像剤使用率当りの日数(Dst−10p
(%))。 (c1)現像剤無しとなるまでの残使用日数(Dst−
end)又は現像剤無しの警告ポイントまでの残使用日
数(Dst−warning)。 (d1)現像剤無しとなる日付(Dt−end)又は現
像剤無しの警告ポイントの日付(Dt−warnin
g)。 について説明する。
【0115】先ず、上記情報(A)を求めるための、現
像剤の使用量情報(a1)「単位日数当りの現像剤使用
率(Rt−5days(%))」は、プロセスカートリ
ッジBの使用日数(Ds−use)で現像剤の使用量パ
ーセンテージRt(%)を割り、単位日数を掛けること
によって求める。本実施例では単位日数として、一週間
の実働日数である5日を設定した。尚、単位日数は、カ
ートリッジや画像形成装置の種類により、例えば、耐久
寿命の長いプロセスカートリッジでは単位日数を長めに
取るなど、適宜設定するのが望ましい。即ち、上記情報
(a1)は、次式、Rt−5days (%)=Rt÷Ds−use×5
(%) によって計算される。
【0116】次に、上記情報(B)を求めるための、現
像剤の使用量情報(b1)「単位現像剤使用率当りの日
数(Dst−10p(%))」は、上記情報(a1)
(Rt−5days(%))の逆数的意味合いである
が、独立して上記情報(a1)の場合と同様に、プロセ
スカートリッジBの使用日数(Ds−use)を現像剤
の使用量パーセンテージRt(%)で割り、単位使用パ
ーセンテージを掛けることにより求める。本実施例で
は、単位使用パーセンテージとして、10%を設定し
た。尚、単位使用パーセンテージは適宜選択することが
でき、例えば100%を設定することによって、一つの
プロセスカートリッジBを使い切る日数としても良い。
即ち、上記情報(b1)は、次式、Dst−10p(%)Ds−use÷Rt×10 によって計算される。
【0117】又、上記情報(C)を求めるための、現像
剤の使用量情報(c1)「現像剤無しとなるまでの残使
用日数(Dst−end)又は現像剤無しの警告ポイン
トまでの残使用日数(Dst−warning)」は、
本実施例では、使用量パーセンテージRt(%)が10
0%となった時点を現像剤無し、使用量パーセンテージ
Rt(%)が80%となった時点を現像剤の無し警告ポ
イントと設定し、それぞれのパーセンテージ(100%
又は80%)から現像剤の現在の使用量パーセンテージ
Rt%を差し引くことで現像剤の残パーセンテージを計
算し、上述の単位使用パーセンテージ(本実施例では1
0%)で割り、更に上記情報(b1)として求めた単位
現像剤使用率当りの日数(Dst−10p(%))を掛
けることにより求める。即ち、上記情報(c1)は、次
式、Dst−end =(100−Rt)÷10×Dst−1
0p Dst−warning =(80−Rt)÷10×Ds
t−10p によって計算される。
【0118】更に、上記情報(D)を求めるための、現
像剤の使用量情報(d1)「現像剤無しとなるに付け
(Dt−end)又は現像剤無しの警告ポイントの日付
(Dt−warning)」は、現在の日付(Dpre
sent)に、上記情報(c1)として求めた現像剤無
しとなるまでの残使用日数(Dst−end)又は現像
剤無しの警告ポイントまでの残使用日数(Dst−wa
rning)と、この残使用日数がカウントされる間に
画像形成装置が稼動しない日数(αend、αwarn
ing)を加えることにより求められる。ここで、プロ
セスカートリッジBの寿命又は警告ポイントまでの残使
用日数(Dst−end、Dst−warning)中
に画像形成装置Aが稼動しない日数(αend、αwa
rning)を求める方法としては、プロセスカートリ
ッジBの使用開始から現在までの日数に対するプロセス
カートリッジBの使用日数(実働日数)(Ds−us
e)の割合から求める方法、カレンダー情報などにより
休日日数を抽出する方法などがある。即ち、上記情報
(d1)は、次式、Dt−endDpresentDst−endα
end Dt−warningDpresentDst−w
arningαwarning によって計算される。
【0119】以上と同様の計算によって、感光体ドラム
1の使用量パーセンテージRd(%)を用いて、上記情
報(A)〜(D)を求めるための感光体ドラム1の使用
量情報、即ち、 (a2)単位日数当りの感光体ドラム使用率(Rd−5
days(%)) (b2)単位感光体ドラム使用率当りの日数(Dsd−
10p(%)) (c2)感光体ドラムの寿命までの残使用日数(Dsd
−end)又は寿命警告ポイントまでの残使用日数(D
sd−warning) (d2)感光体ドラムの寿命の日付(Dd−end)又
は寿命警告ポイントの日付(Dd−warning) が計算される。
【0120】次いで、計算された現像剤の使用量と感光
体ドラム1の使用量の情報を比較し(ステップ4)、使
用量の多い方、即ち、寿命が早く来る方の情報を、上記
(A)〜(D)に示すプロセスカートリッジBの使用者
固有の使用量情報とする(ステップ5、ステップ6)。
【0121】その後、例えばステップ4の判断にて、現
像剤の使用量情報(a1)〜(d19)を使用者固有の
カートリッジ使用量情報(A)〜(D)とすると判断さ
れた場合について説明すると、現像剤の使用量パーセン
テージRt(%)が寿命の警告ポイント、即ち、本実施
例では80%を越えているか否かを判断する(ステップ
7)。
【0122】ステップ7の判断で、現在画像形成装置本
体100に装着されているプロセスカートリッジBが寿
命の警告ポイントを過ぎていないと判断された場合に
は、ステップ4にて選択された、現時点における使用者
固有のカートリッジ使用量情報(A)〜(D)を示す信
号は、画像形成装置本体100の表示手段23に送られ
る。そして、上記(A)〜(D)の情報がそれぞれ表示
されるとともに、例えば、「あなたはプロセスカートリ
ッジを5日間の使用で『R−5days』(%)使用し
ています。このままのペースで使用し続けると『D−e
nd』ごろに寿命になります。『D−warning』
ごろまでに予備のカートリッジを用意することを推奨し
ます。」などと、使用者固有のカートリッジ使用量情報
を報知する意味のメッセージが表示される(ステップ
9)。
【0123】又、ステップ9の判断で寿命警告ポイント
を過ぎていると判断された場合には、現像剤使用量パー
センテージRt(%)が100%に達しているか否かを
判断し(ステップ8)、寿命に達していない場合には、
上記ステップ9と同様に、現時点における使用者固有の
カートリッジ使用量情報(A)〜(D)(但し、警告ポ
イントまでの日数及び警告ポイントの日付を除く。)を
画像形成装置本体100の表示手段23に表示するとと
もに、例えば、「このままのペースで使用すると、あと
『Ds−end』日でカートリッジが寿命に達します。
早めに予備のカートリッジを準備して下さい。」など
と、使用者固有のカートリッジ使用量情報を報知し、又
新しいプロセスカートリッジBを準備することを促す意
味のメッセージが表示される(ステップ10)。
【0124】又、ステップ8の判断において、プロセス
カートリッジBが寿命に達していると判断された場合、
例えば、「カートリッジの寿命に達しました。あなたは
このカートリッジを『Ds−use』日で使い切りまし
た。」などと、プロセスカートリッジが寿命に達したこ
とを表示するとともに、使用者に固有のカートリッジ使
用量情報を報知する意味のメッセージが表示される。
【0125】更に、本実施例の画像形成装置Aは、画像
形成装置本体100に設けられた表示手段23上に上述
のような情報を表示するのと同時に、使用者固有のカー
トリッジ使用量情報を、画像形成装置本体100の通信
手段24から、ホストコンピュータ150の通信手段2
5に送信し、ホストコンピュータ150のCPU26を
介してホストコンピュータ150の表示手段27に、上
記と同様の内容で表示する。このように、画像形成装置
Aに通信可能に接続されたホストコンピュータ150な
どの機器の表示手段に表示させることにより、その機器
を操作しながらプロセスカートリッジBの使用量を把握
することができる利点がある。
【0126】これらの動作は、電源のオン、プロセスカ
ートリッジBの交換、日付の更新の際に行われる。即
ち、本実施例の画像形成装置Aは、電源が入った状態
で、プロセスカートリッジBが交換されたか否か(ステ
ップ12)、日付が変わったか否か(ステップ13)を
それぞれ監視している。従って、プロセスセスカートリ
ッジBが交換された場合には、FeRAM20内に記憶
された情報の読み出しのステップ(ステップ2)から、
又日付が変わった場合には、計算手段22が現在の日付
を用いて計算するステップ(ステップ3)から、上記と
同様の動作を行い、表示手段23、27における表示を
更新する。又、画像形成装置Aは、電源が切られたか否
かを判断して(ステップ14)、電源が切られない場合
は、画像形動作の待機状態となる(ステップ15)。そ
して、電源が切られた場合にはプロセスカートリッジB
の使用期限表示を終了する。
【0127】又、本実施例の画像形成装置Aは、使用者
からの命令によりプリント動作が行われると(ステップ
15)、プロセスカートリッジBのFeRAM20内に
記憶されているプロセスカートリッジBを使用した最終
日付(Dlast)と現在の日付(Dpresent)
を比較し(ステップ16)、異なっていた場合は、Fe
RAM20のプロセスカートリッジBを使用した最終日
付(Dlast)を記憶する領域に、現在の日付(Dp
resent)を書き込み、プロセスカートリッジBを
使用した最終日付(Dlast)の情報を更新する(ス
テップ17)。又、同時にプロセスカートリッジBの使
用日数(Ds−use)をカウントアップ、即ち、1を
加算し、プロセスカートリッジBの使用日数(Ds−u
se)の情報を更新する。これにより、使用者の休日な
どに拘わらず、確実に画像形成装置の実使用日数をカウ
ントし、記憶することができ、使用者固有のプロセスカ
ートリッジBの使用量情報に反映させることができる。
【0128】使用者は表示手段23、27に表示された
上述のようなメッセージを見ることで、使用者自身又は
使用者グループによるプロセスカートリッジBの使用度
合いを知ることができると共に、 ・具体的にあと何日程度、現在のカートリッジを使用し
続けることができるのか。 ・いつ頃予備のカートリッジを準備すれば良いのか。 ・一定期間内にどれぐらいプロセスカートリッジBを消
費するのか、ひいては、経費がどの程度かかるのか。 などを判断することが可能となる。
【0129】これにより、実施例1、2と同様、使用者
は適切なタイミングで適切な数の予備カートリッジを準
備することができる。従って本発明によれば、カートリ
ッジが寿命に達したにも拘わらず予備のカートリッジが
無く、画像出力を中断せざるを得ない、と言った事態が
発生することを防止できる。
【0130】更に、本実施例のように、カートリッジを
使用した日数(Ds−use)をカートリッジの記憶手
段20に記憶する構成とすることによって、実施例2と
同様に、使用済みカートリッジの回収後の、使用者固有
のカートリッジ使用量を判別する場合に有利である。
【0131】つまり、カートリッジの販売業者等は、カ
ートリッジのリサイクル等のために、使用者から使用済
みカートリッジを回収する。カートリッジ回収後、販売
業者は専用の読み取り治具等により、カートリッジに設
けられたFeRAM20内に記憶されたカートリッジの
実使用日数(Ds−use)を読み取る。このように、
販売業者はカートリッジの実使用日数(Ds−use)
を知ることにより、使用者がそのカートリッジを使い切
るのに実働で何日かかったかを知ることができ、販売業
者が使用者に対し予備のカートリッジの準備時期や準備
量のアドバイスを行なったり、或はメンテナンス契約等
を結んでいる場合などに、適切なタイミングでカートリ
ッジを使用者に届けるなどのきめ細やかなサービスを提
供できるようになる。
【0132】上記説明では、使用者がカートリッジが寿
命に達した時点で交換していることを前提としている
が、それ以外にも、例えばカートリッジが寿命に達する
以前に使用者がこれを交換するようなケースも考え得
る。従って、更に、カートリッジに備える記憶手段20
に、感光体ドラムや現像剤の使用量情報としてそれぞれ
の使用量パーセンテージ(Rd%、Rt%)などを記憶
させる構成としても良い。これにより、販売業者等が記
憶手段20からこの使用量情報を読み出して、上記本実
施例におけるステップ3と同様の計算を行うことによっ
て、使用者固有の使用度合いを考慮し、カートリッジを
実働何日でどの程度消耗しているかを計算することによ
って上述のような適切なサービスを提供することができ
る。
【0133】このように、カートリッジに設けられる記
憶手段内には、カートリッジを使用した最終日付及びプ
ロセスカートリッジBの実使用日数だけではなく、例え
ば、現像剤や感光体ドラムの使用量情報を記憶させても
良く、又、実施例1及び2と同様にカートリッジを使用
開始した日付情報をも記憶しても良い。更に、カートリ
ッジの記憶手段に現像剤や感光体ドラムの使用量を記憶
させることは、実施例1で述べたように、画像形成装置
の電源投入後直ちに現像剤や感光体ドラムの使用量%が
検知できない場合にも有利である。
【0134】尚、上記各実施例では、画像形成装置本体
100着脱可能なカートリッジは、感光体ドラム1と、
この感光体ドラム1に作用するプロセス手段としての帯
電手段2、現像手段5及びクリーニング手段7a、更に
現像剤収納容器4及び廃現像剤容器7bとが一体的に構
成されているプロセスカートリッジBであるとして説明
したが、本発明を適用し得る画像形成装置本体100に
着脱可能なカートリッジは、これに限定されるものでは
ない。図9、図10には、それぞれ本発明の他の態様で
あるカートリッジ化された現像装置(現像カートリッ
ジ)C、感光体ドラムカートリッジDの一実施例を示
す。
【0135】つまり、図9に示すように、現像手段とし
て現像ローラ5a、現像ブレード5cなどを備えた現像
室5Aと、現像収納部である現像剤収納容器4とを枠体
11、12により一体的にユニット化し、画像形成装置
本体100に対して着脱可能可能とした現像カートリッ
ジC、又、図10に示すように、感光体ドラム1と帯電
手段2、クリーニング手段7a、廃現像剤容器7bを一
体的にユニット化し、画像形成装置本体100に対して
着脱可能とした感光体ドラムカートリッジDなどのよう
に、画像形成装置に対し着脱でき、交換可能な構成を有
するカートリッジにそれぞれ記憶手段20を設けて、上
記各実施例にて説明した本発明を同様に適用することに
よって、同様の作用効果を達成し得る。この場合、例え
ば現像剤量や感光体ドラム1について別々に計算した使
用量を、そのままそれぞれのカートリッジの使用者固有
の使用量情報として、別々に表示すれば良い。
【0136】又、上記各実施例では、プロセスカートリ
ッジBを使用開始した日付、プロセスカートリッジBを
使用した最終日付、プロセスカートリッジを使用した日
数などを記憶する記憶手段として、非接触型のメモリで
あるFeRAM20を用いた。これによりプロセスカー
トリッジB側に電源を設ける必要がなく、又非接触にて
画像形成装置本体100側で情報を読み書きすることが
できるなどの利点を有するが、本発明は、記憶手段をこ
れに限定するものではなく、情報が記憶できるならば特
に制限はなく、例えば、EEPROMや揮発性メモリと
バックアップ電池を組み合わせたものなどを用いても良
い。
【0137】又、上記各実施例において、表示手段への
表示は、画像形成装置本体100の表示手段23、ホス
トコンピュータ150の表示手段27のどちらか一方で
も良い。又、表示手段による表示方法も、上述したよう
なメッセージに限らず、日付表示のみを行うこともでき
る。又、日数をカウントダウン表示したり、残日数をバ
ーグラフ表示したり、更には、画像形成装置本体に設け
たLEDの点灯による警告や、使用者固有のカートリッ
ジ使用量に関する情報を記録媒体に記録し、出力する方
法でもよい。
【0138】又、使用者固有のカートリッジの使用量情
報の計算において、カートリッジの使用の比較的初期段
階では、計算に使用する使用日数、即ち、上記各実施例
におけるDs−sp、Ds−sl及びDs−use(実
使用日数)が少ないため、若干計算結果のフレが大きく
なると考えられる。このような場合には、交換前のカー
トリッジに関する使用者固有の使用量情報を画像形成装
置本体側に記憶しておき、その情報をある程度考慮に入
れながら、即ち、カートリッジ使用率の計算を前回のカ
ートリッジと通しで計算するなどを行い、上記各実施例
で説明したようにカートリッジの寿命又は寿命警告ポイ
ントまでの残使用日数、或はカートリッジの寿命又は寿
命警告ポイントの日付などを計算し、カートリッジ使用
量情報の計算結果のフレを抑えるなどしても良い。
【0139】更に、感光体ドラムの使用量パーセンテー
ジRd(%)、現像剤の使用量パーセンテージRt%を
求める方法も、上記各本実施例にて説明した方法に限定
するものではない。電子写真感光体の消耗については、
プリント枚数をカウントする方法、感光体ドラム回転数
をカウントする方法、感光ドラムに流れる電流を測定す
る方法など、電子写真感光体の消耗を検知できるもので
あればその方式は問わない。又、現像剤の消費量に関し
ても、感光体に作像する画像ドットを計数してその画像
ドット構成を現像剤使用量に換算する画像ドットカウン
ト方式、現像剤収納部内の現像剤を攪拌する手段のトル
クを検知するトルク検知方法など、現像剤の残量を逐次
検知できるものであればその方式は問わない。
【0140】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の画像形成
装置、この画像形成装置に着脱可能なカートリッジ及び
カートリッジ使用量表示方法は、記憶手段を有するカー
トリッジが画像形成装置に着脱可能とされ、画像形成装
置本体が、(A)カートリッジを使用開始した日付を記
憶手段に記憶させる手段と;カートリッジを使用開始し
た日付を記憶手段から読み出す手段と;記憶手段から読
み出したカートリッジを使用開始した日付と、現在の日
付と、カートリッジ使用量情報とを用いて使用者固有の
カートリッジ使用量情報を統計的に計算する手段と;を
有する構成とされるか、(B)カートリッジを使用開始
した日付及びカートリッジを使用した最終日付を記憶手
段に記憶させる手段と;カートリッジを使用開始した日
付及びカートリッジを使用した最終日付を記憶手段から
読み出す手段と;記憶手段から読み出したカートリッジ
を使用開始した日付と、カートリッジを使用した最終日
付と、カートリッジ使用量情報とを用いて使用者固有の
カートリッジ使用量情報を統計的に計算する手段と;を
有する構成とされるか、(C)カートリッジを使用した
最終日付及びカートリッジの使用日数を記憶手段に記憶
させる手段と;カートリッジを使用した最終日付及びカ
ートリッジの使用日数を記憶手段から読み出す手段と;
記憶手段から読み出したカートリッジを使用した最終日
付と、カートリッジの使用日数と、カートリッジ使用量
情報とを用いて使用者固有のカートリッジ使用量情報を
統計的に計算する手段と;を有する構成とされるので、 (1)使用者固有のカートリッジ使用量情報として、単
位日数当たりのカートリッジ使用率、単位カートリッジ
使用率当たりの日数、カートリッジの寿命又は寿命警告
ポイントまでの残使用日数、カートリッジの寿命又は寿
命警告ポイントの日付、カートリッジの使用開始から現
在までの日数、カートリッジ使用開始から最終使用まで
の日数、カートリッジの使用日数(実働日数)の少なく
とも一つを使用者に報知することが可能となる。 (2)従って、使用者が自分の使用度合いに応じて、具
体的にあと何日程度カートリッジを使用し続けることが
でき、いつ頃予備のカートリッジを準備すれば良いのか
を判断できるように使用者固有のカートリッジ使用量に
関する情報を報知することがでくるので、予備のカート
リッジの準備が無いままにカートリッジが寿命に達し、
画像出力を中断せざるを得なくなる、と言った事態の発
生を防止することができる。 (3)カートリッジが販売業者等に回収された際に、使
用者固有のカートリッジ使用量に関する情報を判別する
ことができるので、販売業者等が使用者に対して予備の
カートリッジの準備時期、準備量などのアドバイスや、
適切な時期で使用者に交換用のカートリッジを届けるな
どのサービスを提供できるようなり、ひいては使用者の
利便性が向上する。 といった効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の係るプロセスカートリッジと画像形成
装置の一実施例の断面図である。
【図2】図1のプロセスカートリッジの拡大断面図であ
る。
【図3】本発明に従って使用することができる現像剤量
検知手段を示す図である。
【図4】本発明に従って使用することができる感光体ド
ラム使用量検出装置を説明するための概略構成図であ
る。
【図5】本発明に係るプロセスカートリッジと画像形成
装置の概略関係図である。
【図6】本発明に従ったカートリッジ使用量表示動作の
一実施例を説明するためのフロー図である。
【図7】本発明に従ったカートリッジ使用量表示動作の
他の実施例を説明するためのフロー図である。
【図8】本発明に従ったカートリッジ使用量表示動作の
他の実施例を説明するためのフロー図である。
【図9】本発明に係る現像カートリッジの一実施例の断
面図である。
【図10】本発明に係る感光体ドラムカートリッジの一
実施例の断面図である。
【符号の説明】
1 感光体ドラム 2 帯電手段 3 レーザースキャナー 4 現像剤収納容器 5 現像手段 7 クリーニング手段 10 定着手段 20 記憶手段(FeRAM) 21 読み取り書き込み手段(リーダライタ) 22 計算手段 23 画像形成装置本体の表示手段 27 ホストコンピュータの表示手段 30 現像剤量検知手段(平面アンテナ) 40 感光体ドラム使用量検出装置 100 画像形成装置本体 101 装着手段 150 ホストコンピュータ
フロントページの続き Fターム(参考) 2H027 DA44 DA50 DE07 ED02 ED03 ED08 ED27 EE08 GA30 GA47 GA49 GB02 GB05 GB11 GB17 HB15 HB17 HB18 2H071 BA04 BA13 BA33 DA06 DA08 DA13 DA15 DA32

Claims (47)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記憶手段を有するカートリッジが着脱可
    能とされる画像形成装置において、 (a)カートリッジを使用開始した日付を前記記憶手段
    に記憶させる手段と、 (b)カートリッジを使用開始した日付を前記記憶手段
    から読み出す手段と、 (c)前記記憶手段から読み出したカートリッジを使用
    開始した日付と、現在の日付と、カートリッジ使用量情
    報とを用いて使用者固有のカートリッジ使用量情報を統
    計的に計算する手段と、を有することを特徴とする画像
    形成装置。
  2. 【請求項2】 前記使用者固有のカートリッジ使用量情
    報が、単位日数当たりのカートリッジ使用率であること
    を特徴とする請求項1の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記使用者固有のカートリッジ使用量情
    報が単位カートリッジ使用率当たりの日数であることを
    特徴とする請求項1の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記使用者固有のカートリッジ使用量情
    報がカートリッジの寿命又は寿命警告ポイントまでの残
    使用日数であることを特徴とする請求項1の画像形成装
    置。
  5. 【請求項5】 前記使用者固有のカートリッジ使用量情
    報がカートリッジの寿命又は寿命警告ポイントの日付で
    あることを特徴とする請求項1の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記使用者固有のカートリッジ使用量情
    報がカートリッジの使用開始から現在までの日数である
    ことを特徴とする請求項1の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 記憶手段を有するカートリッジが着脱可
    能とされる画像形成装置において、 (a)カートリッジを使用開始した日付及びカートリッ
    ジを使用した最終日付を前記記憶手段に記憶させる手段
    と、 (b)カートリッジを使用開始した日付及びカートリッ
    ジを使用した最終日付を前記記憶手段から読み出す手段
    と、 (c)前記記憶手段から読み出したカートリッジを使用
    開始した日付と、カートリッジを使用した最終日付と、
    カートリッジ使用量情報とを用いて使用者固有のカート
    リッジ使用量情報を統計的に計算する手段と、を有する
    ことを特徴とする画像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記使用者固有のカートリッジ使用量情
    報が、単位日数当たりのカートリッジ使用率であること
    を特徴とする請求項7の画像形成装置。
  9. 【請求項9】 前記使用者固有のカートリッジ使用量情
    報が単位カートリッジ使用率当たりの日数であることを
    特徴とする請求項7の画像形成装置。
  10. 【請求項10】 前記使用者固有のカートリッジ使用量
    情報がカートリッジの寿命又は寿命警告ポイントまでの
    残使用日数であることを特徴とする請求項7の画像形成
    装置。
  11. 【請求項11】 前記使用者固有のカートリッジ使用量
    情報がカートリッジの寿命又は寿命警告ポイントの日付
    であることを特徴とする請求項7の画像形成装置。
  12. 【請求項12】 前記使用者固有のカートリッジ使用量
    情報がカートリッジの使用開始から最終使用までの日数
    であることを特徴とする請求項7の画像形成装置。
  13. 【請求項13】 記憶手段を有するカートリッジが着脱
    可能とされる画像形成装置において、 (a)カートリッジを使用した最終日付及びカートリッ
    ジの使用日数を前記記憶手段に記憶させる手段と、 (b)カートリッジを使用した最終日付及びカートリッ
    ジの使用日数を前記記憶手段から読み出す手段と、 (c)前記記憶手段から読み出したカートリッジを使用
    した最終日付と、カートリッジの使用日数と、カートリ
    ッジ使用量情報とを用いて使用者固有のカートリッジ使
    用量情報を統計的に計算する手段と、を有することを特
    徴とする画像形成装置。
  14. 【請求項14】 前記使用者固有のカートリッジ使用量
    情報が、単位日数当たりのカートリッジ使用率であるこ
    とを特徴とする請求項13の画像形成装置。
  15. 【請求項15】 前記使用者固有のカートリッジ使用量
    情報が単位カートリッジ使用率当たりの日数であること
    を特徴とする請求項13の画像形成装置。
  16. 【請求項16】 前記使用者固有のカートリッジ使用量
    情報がカートリッジの寿命又は寿命警告ポイントまでの
    残使用日数であることを特徴とする請求項13の画像形
    成装置。
  17. 【請求項17】 前記使用者固有のカートリッジ使用量
    情報がカートリッジの寿命又は寿命警告ポイントの日付
    であることを特徴とする請求項13の画像形成装置。
  18. 【請求項18】 前記使用者固有のカートリッジ使用量
    情報がカートリッジの使用日数であることを特徴とする
    請求項13の画像形成装置。
  19. 【請求項19】 更に、表示手段を有し、計算された使
    用者固有のカートリッジ使用量情報を前記表示手段に表
    示することを特徴とする請求項1〜18のいずれかの項
    に記載の画像形成装置。
  20. 【請求項20】 更に、表示手段を有する機器と通信可
    能であり、計算された使用者固有のカートリッジ使用情
    報をこの表示手段を有する機器に送信することを特徴と
    する請求項1〜18のいずれかの項に記載の画像形成装
    置。
  21. 【請求項21】 前記記憶手段は、不揮発性メモリ、非
    接触型不揮発性メモリ、電源を備えた揮発性メモリであ
    ることを特徴とする請求項1〜20のいずれかの項に記
    載の画像形成装置。
  22. 【請求項22】 前記カートリッジは更に、電子写真感
    光体と、電子写真感光体を帯電させる帯電手段と、電子
    写真感光体に現像剤を供給する現像手段と、電子写真感
    光体をクリーニングするクリーニング手段のうち少なく
    とも一つを有することを特徴とする請求項1〜21のい
    ずれかの項に記載の画像形成装置。
  23. 【請求項23】 画像形成装置に着脱可能なカートリッ
    ジにおいて、カートリッジを使用開始した日付を記憶す
    る記憶手段を有することを特徴とするカートリッジ。
  24. 【請求項24】 画像形成装置に着脱可能なカートリッ
    ジにおいて、カートリッジを使用した最終日付を記憶す
    る記憶手段を有することを特徴とするカートリッジ。
  25. 【請求項25】 画像形成装置に着脱可能なカートリッ
    ジにおいて、カートリッジの使用日数を記憶する記憶手
    段を有することを特徴とするカートリッジ。
  26. 【請求項26】 前記記憶手段は、不揮発性メモリ、非
    接触型不揮発性メモリ、電源を備えた揮発性メモリであ
    ることを特徴とする請求項23、24又は25のカート
    リッジ。
  27. 【請求項27】 前記カートリッジは更に、電子写真感
    光体と、電子写真感光体を帯電させる帯電手段と、電子
    写真感光体に現像剤を供給する現像手段と、電子写真感
    光体をクリーニングするクリーニング手段のうち少なく
    とも一つを有することを特徴とする請求項23〜26の
    いずれかの項に記載のカートリッジ。
  28. 【請求項28】 (a)画像形成装置に着脱可能なカー
    トリッジであり、カートリッジを使用開始した日付を記
    憶する記憶手段を備えたカートリッジと、 (b)カートリッジを使用開始した日付を前記記憶手段
    に記憶させる手段と、 (c)カートリッジを使用開始した日付を前記記憶手段
    から読み出す手段と、 (d)前記記憶手段から読み出したカートリッジを使用
    開始した日付と、現在の日付と、カートリッジ使用量情
    報とを用いて使用者固有のカートリッジ使用量情報を統
    計的に計算する手段と、 (e)計算された使用者固有のカートリッジ使用量情報
    を表示する表示手段と、を有することを特徴とするカー
    トリッジ使用量表示システム。
  29. 【請求項29】 前記使用者固有のカートリッジ使用量
    情報が、単位日数当たりのカートリッジ使用率であるこ
    とを特徴とする請求項28のカートリッジ使用量表示シ
    ステム。
  30. 【請求項30】 前記使用者固有のカートリッジ使用量
    情報が単位カートリッジ使用率当たりの日数であること
    を特徴とする請求項28のカートリッジ使用量表示シス
    テム。
  31. 【請求項31】 前記使用者固有のカートリッジ使用量
    情報がカートリッジの寿命又は寿命警告ポイントまでの
    残使用日数であることを特徴とする請求項28のカート
    リッジ使用量表示システム。
  32. 【請求項32】 前記使用者固有のカートリッジ使用量
    情報がカートリッジの寿命又は寿命警告ポイントの日付
    であることを特徴とする請求項28のカートリッジ使用
    量表示システム。
  33. 【請求項33】 前記使用者固有のカートリッジ使用量
    情報がカートリッジの使用開始から現在までの日数であ
    ることを特徴とする請求項28のカートリッジ使用量表
    示システム。
  34. 【請求項34】 (a)画像形成装置に着脱可能なカー
    トリッジであり、カートリッジを使用開始した日付及び
    カートリッジを使用した最終日付を記憶する記憶手段を
    備えたカートリッジと、 (b)カートリッジを使用開始した日付及びカートリッ
    ジを使用した最終日付を前記記憶手段に記憶させる手段
    と、 (c)カートリッジを使用開始した日付及びカートリッ
    ジを使用した最終日付を前記記憶手段から読み出す手段
    と、 (d)前記記憶手段から読み出したカートリッジを使用
    開始した日付と、カートリッジを使用した最終日付と、
    カートリッジ使用量情報とを用いて使用者固有のカート
    リッジ使用量情報を統計的に計算する手段と、 (f)計算された使用者固有のカートリッジ使用量情報
    を表示する表示手段と、を有することを特徴とするカー
    トリッジ使用量表示システム。
  35. 【請求項35】 前記使用者固有のカートリッジ使用量
    情報が、単位日数当たりのカートリッジ使用率であるこ
    とを特徴とする請求項34のカートリッジ使用量表示シ
    ステム。
  36. 【請求項36】 前記使用者固有のカートリッジ使用量
    情報が単位カートリッジ使用率当たりの日数であること
    を特徴とする請求項34のカートリッジ使用量表示シス
    テム。
  37. 【請求項37】 前記使用者固有のカートリッジ使用量
    情報がカートリッジの寿命又は寿命警告ポイントまでの
    残使用日数であることを特徴とする請求項34のカート
    リッジ使用量表示システム。
  38. 【請求項38】 前記使用者固有のカートリッジ使用量
    情報がカートリッジの寿命又は寿命警告ポイントの日付
    であることを特徴とする請求項34のカートリッジ使用
    量表示システム。
  39. 【請求項39】 前記使用者固有のカートリッジ使用量
    情報がカートリッジの使用開始から最終使用までの日数
    であることを特徴とする請求項34のカートリッジ使用
    量表示システム。
  40. 【請求項40】 (a)画像形成装置に着脱可能なカー
    トリッジであり、カートリッジを使用した最終日付及び
    カートリッジの使用日数を記憶する記憶手段を備えたカ
    ートリッジと、 (b)カートリッジを使用した最終日付及びカートリッ
    ジの使用日数を前記記憶手段に記憶させる手段と、 (c)カートリッジを使用した最終日付及びカートリッ
    ジの使用日数を前記記憶手段から読み出す手段と、 (d)前記記憶手段から読み出したカートリッジを使用
    した最終日付と、カートリッジを使用した日数と、カー
    トリッジ使用量情報とを用いて使用者固有のカートリッ
    ジ使用量情報を統計的に計算する手段と、 (f)計算された使用者固有のカートリッジ使用量情報
    を表示する表示手段と、を有することを特徴とするカー
    トリッジ使用量表示システム。
  41. 【請求項41】 前記使用者固有のカートリッジ使用量
    情報が、単位日数当たりのカートリッジ使用率であるこ
    とを特徴とする請求項40のカートリッジ使用量表示シ
    ステム。
  42. 【請求項42】 前記使用者固有のカートリッジ使用量
    情報が単位カートリッジ使用率当たりの日数であること
    を特徴とする請求項40のカートリッジ使用量表示シス
    テム。
  43. 【請求項43】 前記使用者固有のカートリッジ使用量
    情報がカートリッジの寿命又は寿命警告ポイントまでの
    残使用日数であることを特徴とする請求項40のカート
    リッジ使用量表示システム。
  44. 【請求項44】 前記使用者固有のカートリッジ使用量
    情報がカートリッジの寿命又は寿命警告ポイントの日付
    であることを特徴とする請求項40のカートリッジ使用
    量表示システム。
  45. 【請求項45】 前記使用者固有のカートリッジ使用量
    情報がカートリッジの使用日数であることを特徴とする
    請求項40のカートリッジ使用量表示システム。
  46. 【請求項46】 前記記憶手段は、不揮発性メモリ、非
    接触型不揮発性メモリ、電源を備えた揮発性メモリであ
    ることを特徴とする請求項28〜45のいずれかの項に
    記載のカートリッジ使用量表示システム。
  47. 【請求項47】 前記カートリッジは更に、電子写真感
    光体と、電子写真感光体を帯電させる帯電手段と、電子
    写真感光体に現像剤を供給する現像手段と、電子写真感
    光体をクリーニングするクリーニング手段のうち少なく
    とも一つを有することを特徴とする請求項28〜46の
    いずれかの項に記載のカートリッジ使用量表示システ
    ム。
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JP2005119016A (ja) * 2003-10-14 2005-05-12 Seiko Epson Corp プリンタ
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