JP2003280865A - 消耗品管理方法 - Google Patents

消耗品管理方法

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JP2003280865A
JP2003280865A JP2002080596A JP2002080596A JP2003280865A JP 2003280865 A JP2003280865 A JP 2003280865A JP 2002080596 A JP2002080596 A JP 2002080596A JP 2002080596 A JP2002080596 A JP 2002080596A JP 2003280865 A JP2003280865 A JP 2003280865A
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JP2002080596A
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Hayato Nishi
隼人 西
Masahiro Ogura
正博 小倉
Koichi Fujimori
浩一 藤森
Toru Shimizu
透 清水
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高効率の消耗品回収システムおよび消耗品再
生システム作りを可能とすること。 【解決手段】 消耗品管理方法は、消耗品を使用する顧
客側の機器が消耗品の使用度合もしくは消耗度合を、消
耗品を管理する管理元の管理装置(受発注管理システム
2、在庫管理システム3、回収品状態管理システム4、
新品・再生品配送管理システム6)に通知し、消耗品が
所定の使用度合もしくは消耗度合まで使用されたと管理
装置により検出されたときに、予め登録されている契約
情報に従って、新品の消耗品を顧客に提供するか再生さ
れた消耗品を顧客に提供するかを決定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、消耗品管理方法に
関し、特に、電子複写機やファクシミリ機などのように
新品の消耗品と再生された消耗品のいずれもが使用され
る環境についての消耗品管理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、事務機器等における再生品(リサ
イクル品)に関する技術として、特願平6−13781
3「サプライ発注システム」が知られている。この発明
では、サプライ管理装置にてサプライを管理すること
で、画像形成装置自体の通信機能の有無に関係せずまた
ユーザがサプライの在庫管理および発注業務をしなくて
も、サプライ切れになる前にサプライの自動発注および
サプライの配送を実現するサプライ管理システムを提供
する技術が開示されている。
【0003】このほか、特願平10−174153「事
務機器の管理システム」では、事務機器における消耗品
の在庫管理を行い、消耗品の在庫切れを無くすことによ
り、ユーザ側での負担と、供給者側での補充の負担とを
軽減する技術が開示されている。
【0004】また、特願平11−355396「周辺機
器における消耗品の発注方法」では、管理者の事前確認
を受けることが可能で、かつ各ユーザ毎に決まったフォ
ームに基づく発注書を管理者が作成するという煩わしい
作業をすることなく消耗品を発注することができるプリ
ンタを提供する技術が開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
技術では以下の問題点があった。すなわち、ユーザが消
耗品を使用しきって買い替えないし買い足しが必要とな
った場合、新品消耗品のみの購入は環境負荷低減につな
がらないことを理解していても、新品の入手のしやすさ
などのユーザの所在地ないし立地的条件(より具体的に
は消耗品が使用される機器の所在地ないし立地的条件)
のため、実際には再生品の選択が困難な場合があるとい
う問題点があった。
【0006】また、機器は使用状況に応じて次第に劣化
していくので、ユーザは、機器が比較的新しい場合には
新品の消耗品の提供を受け、ある程度中古感が出てきた
ら、これに合わせて、消耗品も再生品の提供を許容する
という消費者心理も存在する。
【0007】また、消耗品の購入に際しては、ユーザは
わざわざ販売店等に連絡し発注依頼をおこなう必要があ
った。このとき、ユーザ側では、いつその使用している
機器の消耗品がなくなるかを把握しづらい場合もあり、
消耗品切れ回避のために余分に消耗品を購入し保管する
必要もあった。換言すれば、消耗品を管理する煩わしさ
があるという問題点があった。
【0008】また、消耗品の交換や補充に際してもユー
ザ負担のもとに交換作業が必要であり、交換した使用済
み消耗品をメーカ側が回収するまで保管する必要があっ
た。すなわち、消耗品の交換前後にユーザ負担が大きい
という問題点があった。
【0009】また、容器リサイクル法等の環境保全に対
する法が整備される中、メーカのリサイクルに対する責
任範囲が広がりつつあり、使用後の消耗品に対しても1
00%を見込めるほどの高効率の回収、再生処理のシス
テム構築の必要性が生じている。すなわち、メーカ側で
も、高効率の消耗品回収システムおよび消耗品再生シス
テム作りが望まれている。
【0010】また、ユーザが安価に再生供給してくれる
業者すなわち代行業者に使用済みの消耗品を渡してしま
うと、消耗品の正規供給元で使用済み消耗品を管理でき
ず、高効率の消耗品回収システムおよび消耗品再生シス
テム作りができない等問題点があった。
【0011】また、消耗品の生産工場では、大量生産に
よる生産性の観点から生産拠点数が限られている。その
ため工場から販社販売店までの輸送距離が長くなり、販
売店側がユーザの要求に即座に応じようとしても新たな
消耗品を得るために多くの時間や手間がかかっていた。
したがって販売者がユーザの利便性を考慮して販売店在
庫を抱えてしまい、消耗品の管理を阻害してしまう状況
が生じていた。
【0012】また、消耗品の工場では少数生産は非効率
のため大量生産目的の生産形態が形成されている。これ
により、変動する受注に対し、常時出荷ができるように
大量の工場在庫を抱えている。したがって、上述したの
と同様に、消耗品の管理を阻害してしまう状況が生じて
いた。このとき、消耗品の管理は消耗品を使用する機器
の数量によっても必要である場合が生じる。
【0013】また、このような状況下で新品の消耗品と
再生された消耗品との二つの管理対象が生じると、更
に、消耗品の管理が困難になるという状況が想定され
る。
【0014】本発明は上記の問題点をなくし、高効率の
消耗品回収システムおよび消耗品再生システム作りを可
能とすることを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に記載の消耗品管理方法は、消耗品を使
用する顧客側の機器が消耗品の使用度合もしくは消耗度
合を、消耗品を管理する管理元の管理装置に通知し、消
耗品が所定の使用度合もしくは消耗度合まで使用された
と管理装置により検出されたときに、予め登録されてい
る契約情報に従って、新品の消耗品を顧客に提供するか
再生された消耗品を顧客に提供するかを決定することを
特徴とする。
【0016】すなわち、請求項1にかかる発明は、再生
された消耗品の選択が容易となる。
【0017】また、請求項2に記載の消耗品管理方法
は、請求項1に記載の消耗品管理方法において、前記契
約情報には消耗品切替期間が含まれ、契約から消耗品切
替期間経過前は新品の消耗品を提供し、契約から消耗品
切替期間経過後は再生された消耗品を提供することを特
徴とする。
【0018】すなわち、請求項2にかかる発明は、消費
者心理に沿った消耗品を提供できる。
【0019】また、請求項3に記載の消耗品管理方法
は、請求項1に記載の消耗品管理方法において、前記契
約情報には比率切替期間が含まれ、契約から比率切替期
間経過前と、契約から比率切替期間経過後とで、新品の
消耗品と再生された消耗品の提供率を異ならせることを
特徴とする。
【0020】すなわち、請求項3にかかる発明は、消費
者心理に沿った消耗品を提供できる。
【0021】また、請求項4に記載の消耗品管理方法
は、請求項1に記載の消耗品管理方法において、前記契
約情報には顧客側の機器の消耗品毎に付されたポイント
情報が含まれ、ポイント累積値が所定値に達するまでは
新品の消耗品を提供し、ポイント累積値が所定値に達し
た後は再生された消耗品を提供することを特徴とする。
【0022】すなわち、請求項4にかかる発明は、消費
者心理に沿った消耗品を提供できる。
【0023】また、請求項5に記載の消耗品管理方法
は、請求項1に記載の消耗品管理方法において、前記契
約情報には消耗品を使用する顧客側の機器の数量の情報
が含まれ、機器の数量に応じて新品の消耗品と再生され
た消耗品の提供率を異ならせることを特徴とする。
【0024】すなわち、請求項5にかかる発明は、機器
の数量に応じた消耗品管理が可能となる。
【0025】また、請求項6に記載の消耗品管理方法
は、請求項1〜5のいずれか一つに記載の消耗品管理方
法において、前記契約情報には自動保守期間が含まれ、
契約から自動保守期間経過前までの間は管理元の管理装
置から消耗品の交換指示が自動的に所轄先へ送信される
ことを特徴とする。
【0026】すなわち、請求項6にかかる発明は、消耗
品の発注依頼による消耗品管理や使用済み消耗品の保管
によるユーザ負担が低減される。
【0027】また、請求項7に記載の消耗品管理方法
は、請求項1〜5のいずれか一つに記載の消耗品管理方
法において、契約情報には顧客側の機器の所在地情報が
含まれ、再生された消耗品を顧客に提供する場合には、
再生された消耗品の供給元であって機器の所在地に最も
近い供給元へ発注指示を送信することを特徴とする。
【0028】すなわち、請求項7にかかる発明は、消耗
品管理が容易となる。
【0029】また、請求項8に記載の消耗品管理方法
は、消耗品を使用する顧客側の機器が消耗品の使用度合
もしくは消耗度合を、消耗品を管理する管理元の管理装
置に通知し、少なくとも2つの消耗度合もしくは使用度
合に関するデータより消耗品の耐用時期を算出し、耐用
時期到来前に新たな消耗品を顧客に提供することを特徴
とする。
【0030】すなわち、請求項8にかかる発明は、消耗
品の発注依頼による消耗品管理や使用済み消耗品の保管
によるユーザ負担が低減される。
【0031】また、請求項9に記載の消耗品管理方法
は、請求項8に記載の消耗品管理方法において、管理装
置は顧客側の機器の所在地情報に従って最寄の消耗品の
供給元へ出荷指示をおこなうと共に、供給元は所在地ま
での最適配送ルートを選定ないし算出することを特徴と
する。
【0032】すなわち、請求項9にかかる発明は、消耗
品管理が容易となる。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら詳細に説明する。本発明は、再生可能な
消耗品を備えた機器に関して適用可能であるが、ここで
はトナーカートリッジ、トナーボトル、ペーパーなどが
消耗品として使用されるOA機器を例として説明する。
このようなOA機器としては、例えば、PPC(Pla
ne Paper Copier:普通紙複写機)、M
FP(MultiFunctional Printe
r:多機能プリンタ)、白黒/カラープリンタを挙げる
ことができる。なお、これらのOA機器は、消耗品の使
用度合(たとえば使用残量)や消耗度合(たとえば磨耗
量)を自動的に検知する機能をそなえているものとす
る。
【0034】図1および図2は、本発明の消耗品管理方
法を、トナーボトルおよびトナーカートリッジの供給サ
ービスを例示して概説する説明図である。ここでは、図
面を参照しながら、ある地域のリサイクル事業の展開例
を説明する。
【0035】まず、顧客設置機状態管理システム1は、
ユーザが使用しているPPC等のトナーボトルまたはト
ナーカートリッジにおける残量トナー情報を自動的に検
知する。この顧客設置機状態管理システム1の構築方法
は種々考えられるが、例えば、PPCが個々に自機のト
ナー残量を検知し、後述の受発注管理システム2に送信
する態様でもよいし、ユーザ側(例えば図で言う会社
A)に残量検知装置を設け、個々のPPCのトナー残量
を検知して、まとめて受発注管理システム2に送信する
態様であってもよい。
【0036】受発注管理システム2は、顧客設置機状態
管理システム1からトナー残量情報を受信し、ユーザの
平均トナー使用量を算出し、トナーボトル又はトナーカ
ートリッジの新品/再生品毎の必要数量/必要時期を算
出する。受発注管理システム2の構築方法は種々考えら
れるが、例えば、ユーザ側から見ると、PPCの提供会
社がトナー供給元と認識している場合がほとんどなの
で、PPCの提供会社(製造会社もしくは販売会社)に
サーバを設け、サーバで集中管理する態様を考えること
ができる。なお、PPCのサービスマンを派遣する提携
先(例えばメンテナンス事業部もしくはメンテナンス会
社)にサーバを設け受発注管理システム2を構築しても
よい。
【0037】つぎに、在庫管理システム3が、受発注管
理システム2で算出された消耗品の種別(新品か再生品
か)と必要数量または必要時期に応じて、トナーボトル
およびトナーカートリッジの在庫引きあてをおこない、
必要数量を出荷する指示を後述の生産工場5に送信す
る。在庫管理システム3の構築方法は種々考えられる
が、例えば、受発注管理システム2で構築されたサーバ
と一体としてもよい。また、地方にある各子会社で受発
注管理システム2が分散して構築されているような場合
には、在庫管理システム3を親会社側に設け、在庫管理
システム3側でデータを集約し統括管理するシステムを
構築してもよい。また、地方にあるや販社・販売店や子
会社で受発注管理システム2とともにもしくは単独で設
置する構成でもよい。
【0038】また、消耗品の生産工場(新品の消耗品の
生産工場および再生された消耗品の生産工場)が、地方
に分散している場合もあるので、受発注管理システム2
とは別に在庫管理システム3としてサーバを設け、ここ
で、製造側に直結した管理システムを構築する態様であ
ってもよい。
【0039】回収品状態管理システム4は、在庫管理シ
ステム3で再生品の在庫不足が生じていると認識した場
合には、その在庫不足と認識された消耗品の品種、数量
および必要時期と、回収品情報、すなわち、どの場所に
どの様な回収品(回収された使用済みの消耗品)がいく
つ届くかという情報とに基づいて再生品の生産発注を指
示する。回収品状態管理システム4の構築方法も種々考
えられるが、工場側からの品種毎の生産情報と、受発注
管理システム2側からの消耗情報に基づいて単に引き算
の結果を出力する構成としてもよいし、過去の履歴から
生産予測と使用予測を算出する構成としてもよい。
【0040】生産工場5では、在庫管理システム3およ
び回収品状態管理システム4からの生産要求に基づい
て、消耗品の生産をおこなう。なお、同一工場内では新
品(いわゆる無垢品、バージン品)の消耗品もしくは再
生された消耗品(いわゆるリサイクル品)のいずれかの
みを生産してもよいし、両方生産してもよい。
【0041】新品・再生品配送管理システム6は、生産
工場5で生産された消耗品を受発注管理システム2の情
報に基づいてユーザへ必要量の発送を最短の生産工場も
しくは提携先から発送する。すなわち、受発注管理シス
テム2からのユーザ毎の必要消耗品数量と必要時期の情
報に基づいて新品・再生品配送管理システム6が配送効
率を考慮した消耗品の日々の配送/回収計画を作成し、
この計画に基づきユーザへのトナーボトルやトナーカー
トリッジの納入、交換、及びエンド消耗品(使用済みの
消耗品)の回収を展開する。このとき、同一地域内での
最短輸送ルートの設定をおこなうことにより、全国をい
くつかの適切なサービス領域(例えば、北関東領域、南
関東領域)に分け事業展開することが可能となる。
【0042】以上のシステムでは、第一に、再生カート
リッジによる消耗品の低価格提供が可能となる。第二
に、再生カートリッジ、トナーボトルの生産形態変更に
よるコストセーブのユーザへの還元が可能となる。すな
わち、トナーボトルとトナーカートリッジへのトナー再
充填は全国各地域のサテライト拠点(たとえば地方の工
場)を設けることによりおこなうことができ、これによ
り遠隔地への回収品の輸送、発送が低減され輸送費の削
減が可能となる。また、サテライト拠点を置くことで、
ユーザ側の再生品の必要量に関する情報と、それに必要
な回収品情報を日々入手できることとなり、短納期によ
る再生が可能となり在庫の削減が可能となる。
【0043】第三に、物流の改善によるコストダウンの
ユーザへの還元が可能となる。すなわち、顧客設置機状
態管理システム1と受発注管理システム2により、ユー
ザの消耗品の必要数量と必要時期に関する情報を日々入
手でき、効率的な最適輸送ルートを設定可能となり、輸
送費のミニマム化を図ることができる。
【0044】なお、このような消耗品管理方法によれ
ば、OA機器製造メーカーおよび販売会社にとっても、
コストセーブによる利益創出や契約料の安価設定によ
り、競合メーカへの発注流出防止ひいてはは再生事業の
拡大が可能となる。
【0045】ここで、受発注管理システム2、在庫管理
システム3、回収品状態管理システム4または新品・再
生品配送管理システム6では、ユーザ(顧客)と消耗品
の提供側(消耗品を管理する管理元)との間で交わされ
た契約情報に従って、新品の消耗品を顧客に提供するか
再生された消耗品を顧客に提供するかを決定することが
できる。
【0046】契約については、ユーザ(顧客)とOA機
器製造メーカーまたは販売会社(管理元)は例えば、次
のような消耗品売買契約を締結する態様が考えられる。 《契約1》・・・OA機器製造メーカーまたは販売会社
からユーザへ新品消耗品を供給し、加えて、ユーザの消
耗品の在庫管理サービスや消耗品の自動供給サービスを
提供する契約。 《契約2》・・・OA機器製造メーカーまたは販売会社
からユーザへ新品消耗品および再生された消耗品を供給
し、加えて、ユーザの消耗品の在庫管理サービスや自動
供給サービスを提供する契約。
【0047】なお、ユーザは、契約に基づいて例えば次
の対価を選択できる。 i.(消耗品)対価+(在庫管理および自動供給管理)
サービス費と、項目を区分した対価 ii.(消耗品対価+在庫管理&自動供給管理サービス
費)を一括して設定した対価
【0048】なお、ユーザとOA機器製造メーカー(ま
たは販売会社)との間で契約を結ぶ際、再生品比率が高
くなれば契約料を安価に設定することで再生事業その物
を拡大展開可能にすることもできる。
【0049】また、新品の消耗品を顧客に提供するか再
生された消耗品を顧客に提供するかは契約情報に従う
が、契約情報には消耗品切替期間を含ませ、契約から消
耗品切替期間経過前は新品の消耗品を提供し、契約から
消耗品切替期間経過後は再生された消耗品を提供するよ
うにしてもよい。また、契約情報には比率切替期間を含
ませ、契約から比率切替期間経過前と、契約から比率切
替期間経過後とで、新品の消耗品と再生された消耗品の
提供率を異ならせるようにしてもよい。
【0050】また、契約情報に顧客側の機器の消耗品毎
に付されたポイント情報を含ませ、ポイント累積値が所
定値に達するまでは新品の消耗品を提供し、ポイント累
積値が所定値に達した後は再生された消耗品を提供する
ようにしてもよい。また、契約情報に消耗品を使用する
顧客側の機器の数量の情報を含ませ、機器の数量に応じ
て新品の消耗品と再生された消耗品の提供率を異ならせ
るようにしてもよい。
【0051】また、契約情報に自動保守期間を含ませ、
契約から自動保守期間経過前までの間は管理元の管理装
置から消耗品の交換指示が自動的に所轄先へ送信される
ようにしてもよい。また、契約情報に顧客側の機器の所
在地情報を含ませ、再生された消耗品を顧客に提供する
場合には、再生された消耗品の供給元であって機器の所
在地に最も近い供給元へ発注指示を送信するようにして
もよい。
【0052】このほか、顧客設置機状態管理システム1
が消耗品の耐用時期を算出し、耐用時期到来前に発注処
理をおこなう様にしてもよい。
【0053】以上のように消耗品を管理することでユー
ザは新品と再生品の決定作業や発注作業ひいては在庫管
理から開放されることとなる。すなわち、環境負荷低減
に参画できるといったユーザ意識に基づいた消耗品の回
収システムおよび再生システム構築が可能となる。
【0054】また、ユーザだけでなく、消耗品の管理元
や所轄先、すなわち、販売店や消耗品の生産工場(新品
の消耗品の生産工場と再生工場)で不要な在庫が低減さ
れ、工場側で消費動向を細かく把握でき、高精度の生産
計画が可能となる。また配送の最適化も図ることがで
き、相乗的に販売店、工場の人件費、固定費が低減可能
となる。
【0055】したがって、副次的には顧客満足度の向上
を図ることができ、リサイクル事業を恒久的に継続する
ことができる。また、リサイクル事業を継続することに
よりコストメリットをユーザとの契約料金や消耗品の価
格に反映させることができひいては物流コストの低減も
可能となる。
【0056】すなわち、再生事業を拡大すればするほ
ど、再生率を向上させればさせるほどコストメリットが
大きくなり、相乗的に環境負荷の低減を図ることが可能
となり、環境法律厳守にも自然に対応可能となる。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の消耗品管
理方法(請求項1)は、消耗品を使用する顧客側の機器
が消耗品の使用度合もしくは消耗度合を、消耗品を管理
する管理元の管理装置に通知し、消耗品が所定の使用度
合もしくは消耗度合まで使用されたと管理装置により検
出されたときに、予め登録されている契約情報に従っ
て、新品の消耗品を顧客に提供するか再生された消耗品
を顧客に提供するかを決定するので、再生された消耗品
の選択が容易となり、これにより、再生された消耗品の
消費が促され、高効率の消耗品回収システムおよび消耗
品再生システム作りが可能となる。
【0058】また、本発明の消耗品管理方法(請求項
2)は、請求項1に記載の消耗品管理方法において、前
記契約情報には消耗品切替期間が含まれ、契約から消耗
品切替期間経過前は新品の消耗品を提供し、契約から消
耗品切替期間経過後は再生された消耗品を提供するの
で、消費者心理に沿った消耗品を提供でき、これによ
り、再生された消耗品の消費が促され、高効率の消耗品
回収システムおよび消耗品再生システム作りが可能とな
る。
【0059】また、本発明の消耗品管理方法(請求項
3)は、請求項1に記載の消耗品管理方法において、前
記契約情報には比率切替期間が含まれ、契約から比率切
替期間経過前と、契約から比率切替期間経過後とで、新
品の消耗品と再生された消耗品の提供率を異ならせるの
で、消費者心理に沿った消耗品を提供でき、これによ
り、再生された消耗品の消費が促され、高効率の消耗品
回収システムおよび消耗品再生システム作りが可能とな
る。
【0060】また、本発明の消耗品管理方法(請求項
4)は、請求項1に記載の消耗品管理方法において、前
記契約情報には顧客側の機器の消耗品毎に付されたポイ
ント情報が含まれ、ポイント累積値が所定値に達するま
では新品の消耗品を提供し、ポイント累積値が所定値に
達した後は再生された消耗品を提供するので、消費者心
理に沿った消耗品を提供でき、これにより、再生された
消耗品の消費が促され、高効率の消耗品回収システムお
よび消耗品再生システム作りが可能となる。
【0061】また、本発明の消耗品管理方法(請求項
5)は、請求項1に記載の消耗品管理方法において、前
記契約情報には消耗品を使用する顧客側の機器の数量の
情報が含まれ、機器の数量に応じて新品の消耗品と再生
された消耗品の提供率を異ならせるので、機器の数量に
応じた消耗品管理が可能となり、これにより、高効率の
消耗品回収システムおよび消耗品再生システム作りが可
能となる。
【0062】また、本発明の消耗品管理方法(請求項
6)は、請求項1〜5のいずれか一つに記載の消耗品管
理方法において、前記契約情報には自動保守期間が含ま
れ、契約から自動保守期間経過前までの間は管理元の管
理装置から消耗品の交換指示が自動的に所轄先へ送信さ
れるので、消耗品の発注依頼による消耗品管理や使用済
み消耗品の保管によるユーザ負担が低減され、これによ
り、高効率の消耗品回収システムおよび消耗品再生シス
テム作りが可能となる。
【0063】また、本発明の消耗品管理方法(請求項
7)は、請求項1〜5のいずれか一つに記載の消耗品管
理方法において、契約情報には顧客側の機器の所在地情
報が含まれ、再生された消耗品を顧客に提供する場合に
は、再生された消耗品の供給元であって機器の所在地に
最も近い供給元へ発注指示を送信するので、消耗品管理
を容易となり、これにより、高効率の消耗品回収システ
ムおよび消耗品再生システム作りが可能となる。
【0064】また、本発明の消耗品管理方法(請求項
8)は、消耗品を使用する顧客側の機器が消耗品の使用
度合もしくは消耗度合を、消耗品を管理する管理元の管
理装置に通知し、少なくとも2つの消耗度合もしくは使
用度合に関するデータより消耗品の耐用時期を算出し、
耐用時期到来前に新たな消耗品を顧客に提供するので、
消耗品の発注依頼による消耗品管理や使用済み消耗品の
保管によるユーザ負担が低減され、これにより、高効率
の消耗品回収システムおよび消耗品再生システム作りが
可能となる。
【0065】また、本発明の消耗品管理方法(請求項
9)は、請求項8に記載の消耗品管理方法において、管
理装置は顧客側の機器の所在地情報に従って最寄の消耗
品の供給元へ出荷指示をおこなうと共に、供給元は所在
地までの最適配送ルートを選定ないし算出するので、消
耗品管理が容易となり、これにより、再生された消耗品
の消費が促され、高効率の消耗品回収システムおよび消
耗品再生システム作りが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の消耗品管理方法を、トナーボトルおよ
びトナーカートリッジの供給サービスを例示して概説す
る説明図である。
【図2】本発明の消耗品管理方法を、トナーボトルおよ
びトナーカートリッジの供給サービスを例示して概説す
る説明図である。
【符号の説明】
1 顧客設置機状態管理システム 2 受発注管理システム 3 在庫管理システム 4 回収品状態管理システム 5 生産工場 6 新品・再生品配送管理システム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤森 浩一 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 清水 透 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 Fターム(参考) 2C061 AP03 AP04 AQ06 HJ10 HK11 2H027 DA44 DD02 EJ04 EJ06 EJ08 EJ13 HB02 HB13 HB17 5B021 AA01 NN00

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 消耗品を使用する顧客側の機器が消耗品
    の使用度合もしくは消耗度合を、消耗品を管理する管理
    元の管理装置に通知し、消耗品が所定の使用度合もしく
    は消耗度合まで使用されたと管理装置により検出された
    ときに、予め登録されている契約情報に従って、新品の
    消耗品を顧客に提供するか再生された消耗品を顧客に提
    供するかを決定することを特徴とする消耗品管理方法。
  2. 【請求項2】 前記契約情報には消耗品切替期間が含ま
    れ、契約から消耗品切替期間経過前は新品の消耗品を提
    供し、契約から消耗品切替期間経過後は再生された消耗
    品を提供することを特徴とする請求項1に記載の消耗品
    管理方法。
  3. 【請求項3】 前記契約情報には比率切替期間が含ま
    れ、契約から比率切替期間経過前と、契約から比率切替
    期間経過後とで、新品の消耗品と再生された消耗品の提
    供率を異ならせることを特徴とする請求項1に記載の消
    耗品管理方法。
  4. 【請求項4】 前記契約情報には顧客側の機器の消耗品
    毎に付されたポイント情報が含まれ、ポイント累積値が
    所定値に達するまでは新品の消耗品を提供し、ポイント
    累積値が所定値に達した後は再生された消耗品を提供す
    ることを特徴とする請求項1に記載の消耗品管理方法。
  5. 【請求項5】 前記契約情報には消耗品を使用する顧客
    側の機器の数量の情報が含まれ、機器の数量に応じて新
    品の消耗品と再生された消耗品の提供率を異ならせるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の消耗品管理方法。
  6. 【請求項6】 前記契約情報には自動保守期間が含ま
    れ、契約から自動保守期間経過前までの間は管理元の管
    理装置から消耗品の交換指示が自動的に所轄先へ送信さ
    れることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記
    載の消耗品管理方法。
  7. 【請求項7】 契約情報には顧客側の機器の所在地情報
    が含まれ、再生された消耗品を顧客に提供する場合に
    は、再生された消耗品の供給元であって機器の所在地に
    最も近い供給元へ発注指示を送信することを特徴とする
    請求項1〜5のいずれか一つに記載の消耗品管理方法。
  8. 【請求項8】 消耗品を使用する顧客側の機器が消耗品
    の使用度合もしくは消耗度合を、消耗品を管理する管理
    元の管理装置に通知し、少なくとも2つの消耗度合もし
    くは使用度合に関するデータより消耗品の耐用時期を算
    出し、耐用時期到来前に新たな消耗品を顧客に提供する
    ことを特徴とする消耗品管理方法。
  9. 【請求項9】 管理装置は顧客側の機器の所在地情報に
    従って最寄の消耗品の供給元へ出荷指示をおこなうと共
    に、供給元は所在地までの最適配送ルートを選定ないし
    算出することを特徴とする請求項8に記載の消耗品管理
    方法。
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