JP2001117290A - 両面印刷装置及び両面印刷方法 - Google Patents

両面印刷装置及び両面印刷方法

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JP2001117290A JP29368599A JP29368599A JP2001117290A JP 2001117290 A JP2001117290 A JP 2001117290A JP 29368599 A JP29368599 A JP 29368599A JP 29368599 A JP29368599 A JP 29368599A JP 2001117290 A JP2001117290 A JP 2001117290A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 トラクタユニット,定着器,スカッフローラ
からなるプリンタを2台連結する形の両面印刷装置にお
いて、トラクタユニットとスカッフローラとの定加速度
制御を行なうとともに連続記録紙に所定の張力を与える
ことにより、印刷された面がスカッフローラと接触して
も印字乱れが生じないようにする。 【解決手段】 裏面印刷手段11において、連続記録紙
1の裏面に印刷像を形成して正転方向に搬送するトラク
タユニット16と、連続記録紙1に形成された印刷像を
定着させるフラッシュ定着器11cと、連続記録紙1を
正転方向に搬送するとともに搬送量情報を外部に出力し
うるスカッフローラ11d,11eと、連続記録紙1の
印刷を開始する時に、連続記録紙1が所定の張力を有す
るように、トラクタユニット16及びスカッフローラ1
1d,11eを制御しうる張力制御手段12とをそなえ
て構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】(目次) 発明の属する技術分野 従来の技術(図12〜図15) 発明が解決しようとする課題 課題を解決するための手段 発明の実施の形態 (A)本発明の第1実施形態の説明(図1〜図5) (B)本発明の第2実施形態の説明(図6〜図9) (C)その他(図10,図11) 発明の効果
【0002】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば電子写真方
式による連続記録紙の表裏両面印刷に用いて好適な両面
印刷装置及び両面印刷方法に関する。
【0003】
【従来の技術】近年、連続記録紙(連続媒体)のプリン
タを開発する業界において、各社は多くの両面印刷装置
を製品化している。この両面印刷装置とは、電子写真方
式によって連続記録紙をその表面と裏面との両面に印刷
する装置であって、片面を印刷できるプリンタを連続記
録紙を反転させるターンバーを介して2台連結する形の
ものである。
【0004】図12は、両面印刷装置の構成図である。
この図12に示す両面印刷装置80は、プリンタ80
a,80dと、ターンバー80bと、搬送中継手段80
cとをそなえて構成されている。そして、プリンタ80
aにて連続記録紙100の表面が印刷され、ターンバー
80bにて、連続記録紙100は反転され、そして、搬
送中継手段80cを介して、プリンタ80dにて、連続
記録紙100の裏面が印刷され、プリンタ80a,80
dの2台が連結した状態で、連続記録紙100の表面と
裏面とが印刷されるようになっている。
【0005】図13は、プリンタ80dの模式図であ
り、この図13に示すプリンタ装置80dは、搬送中継
手段80cから排出される連続記録紙100の裏面に印
刷するものであり、搬送中継手段80cから排出される
連続記録紙100が、装着されるようになっている。そ
して、連続記録紙100は、トラクタベルト95a,9
5cとトラクタモータ95bとを有するトラクタユニッ
ト95に搬送され、このトラユニット95内にある転写
帯電器(図示せず)において、感光ドラム90eに付着
したトナーを転写されることによって印刷像が形成さ
れ、この連続記録紙100は、フラッシュ定着器91に
おいて、そのトナーが熱によって定着され、スカッフロ
ーラ92b,92aを介して、用紙折り畳み手段94b
に格納される。これらのスカッフローラ92b,92a
は、それぞれ、同一の速度で回転している。ここで、ピ
ンチローラ93a,93bは、それぞれ、連続記録紙1
00を搬送するための従動ローラである。
【0006】また、連続記録紙100を搬送する機構に
ついては、この図13に示すトラクタユニット95が、
主搬送手段として連続記録紙100を搬送するととも
に、スカッフローラ92b,92aが、それぞれ、連続
記録紙100を巻き取るようになっている。さらに、連
続記録紙100の紙面上に、トナーが転写される流れ
は、次のようになる。この図13において、感光ドラム
90eは、時計方向に回転しており、まず、前帯電器9
0cにおいて、感光ドラム90eの表面が一様に帯電さ
れ、そして、露光部90dにおいて、露光により印刷す
べきデータの静電潜像が形成され、現像器90gにより
その静電潜像が現像されてトナー像となり、トラクタユ
ニット95内の転写帯電器において、感光ドラム90e
上のトナーが転写される。また、残留トナーは、クリー
ナ部90bにおいて、除去され、そして、次の転写工程
にそなえ、感光ドラム90eの表面が、再度、前帯電器
90cによって、一様に帯電される。
【0007】次に、図14(a),(b)及び図15
(a),(b)を用いて、トラクタユニット95内のト
ラクタモータとスカッフローラ92b,92a内のスカ
ッフモータとの速度変化について説明し、併せて、連続
記録紙1の張力を維持するための動作について説明す
る。なお、以下、トラクタユニット95の搬送速度を主
搬送速度といい、また、スカッフローラ92b,92a
の搬送速度をスカッフ搬送速度ということとする。さら
に、連続記録紙100が印刷されて搬送される方向を正
転方向または印刷搬送方向と称し、その逆の方向を逆転
方向と称することがある。
【0008】図14(a)は、印刷開始時のトラクタモ
ータの速度変化図であり、図14(b)は、印刷開始時
のスカッフモータの速度変化図である。この図14
(a)にある特性は、トラクタユニット95内のトラク
タモータ95bの特性であり、また、図14(b)にあ
る特性は、スカッフローラ92a,92bを駆動するス
カッフモータ(図示せず)の特性である。
【0009】そして、この図14(b)に示すAと付し
た区間では、スカッフローラ92b,92aがトラクタ
ユニット95よりも先に起動し、連続記録紙100の張
力を上げる(連続記録紙100をピンと張らせる[stret
ch] )ようになっている。また、印刷中も同様に、連続
記録紙100の張力を上げるために、スカッフ搬送速度
は、主搬送速度よりも、約5%から約30%大きい速度
に設定されている。
【0010】また、図15(a)は、印刷停止時のトラ
クタモータの速度変化図であり、図15(b)は、印刷
停止時のスカッフモータの速度変化図である。この図1
5(a)に示す速度曲線90aは、主搬送速度を表すも
のであり、最初は速度V1 で正転方向に回転し、速度が
0になった後に、速度−V2 で逆回転をしている。ここ
で、V1 ,V2 はいずれも正の数である。また、逆回転
する理由は、次の印刷を開始するときに、連続記録紙1
00の印刷位置を適切な位置に調整するためである。
【0011】一方、この図15(b)に示す速度曲線9
0bは、スカッフ搬送速度を表すものであり、スカッフ
搬送速度は、主搬送速度よりも約5%から約30%大き
い速度で正転し続けており、トラクタユニット95がバ
ック搬送を開始しても、なお、正転し続け、トラクタユ
ニット95がバック搬送を停止した後に停止する。この
ため、図15(b)に示すBと付した区間では、スカッ
フローラ92b,92aが正転するため、連続記録紙1
00は巻き取られて、所定の張力が得られるのである。
【0012】これら図14(a),(b)及び図15
(a),(b)で説明したように、スカッフローラ92
b,92aは、連続記録紙100の張力を上げるように
動作している。すなわち、次の〜のように動作して
いる。 印刷中は、連続記録紙100の弛み(buffer)を防止す
る目的で、スカッフ速度を主搬送速度よりも約5%から
約30%上げた過送り状態にしておき、連続記録紙10
0が所定の張力を得られるように設定されている。この
ため、フラッシュ定着器91において、連続記録紙10
0の良好な搬送性・定着安定性が得られる。
【0013】連続記録紙100の搬送を開始する時
に、スカッフローラ92b,92aを、印刷を開始する
時よりも、例えば3秒以上前に起動させて空転させるこ
とにより、連続記録紙100が弛まないようにして、起
動時の連続記録紙100の搬送性・定着安定性が得られ
る。 連続記録紙プリンタ特有の動作として、印刷停止時に
は、連続記録紙100は、1〜4インチ程度バック搬送
されてから停止する。このバック搬送をしている間も、
スカッフローラ92b,92aは正転して、フラッシュ
定着器91において、連続記録紙100が所定の張力を
得られるようにして、次の印刷にそなえる。
【0014】この方式は、その起動及び停止のタイミン
グと、回転数とを制御するだけでよいので、スカッフモ
ータを使用できて安価であり、かつ、連続記録紙100
の搬送性・定着安定性を実現している。また、片面印刷
を行なう場合は、次の〜に示すように、いずれの場
合でも印刷面のこすれは、生じない。すなわち、 印刷中は、スカッフ搬送速度を約5%から約30%程
度上げているが、印刷面側に用いられるピンチローラ9
3a,93b(図13参照)は、それぞれ、従動ローラ
であって、連続記録紙100が搬送される速度と同一速
度で回転するため、印刷面のこすれによる印字乱れは発
生しない。
【0015】起動時も同様であって、急なタイミング
でスカッフローラ92b,92aを起動してもピンチロ
ーラ93a,93bは回転しないので、印刷面のこすれ
による印字乱れは発生しない。この急なタイミングと
は、急に速度が上昇することを意味する。 連続記録紙100の印刷を停止する時のバック搬送を
行なう場合や、連続記録紙100を逆転方向に搬送させ
る場合は、それぞれ、ピンチローラ93a,93bは連
続記録紙100に連動して回転するので、やはり、印刷
面のこすれによる印字乱れは発生しない。
【0016】このため、片面印刷の場合は、スカッフロ
ーラ92b,92aを用いて搬送を行なっても、印字乱
れは生じない。また、両面印刷の場合において、上記
の印刷中は、スカッフローラ92b,92a速度が搬送
速度よりも約5%から約30%程度であるので、速度差
が小さく、印字乱れは生じない。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、両面印
刷を行なう場合は、このスカッフローラ92b,92a
を用いて、連続記録紙100が搬送されるので、1台目
のプリンタ80aにて印刷された面が、2台目のプリン
タ80bのスカッフローラ92b,92aと向かい会
い、そのため、1台目のプリンタ80aにて印刷された
面に、スカッフローラ92b,92aのピンチ圧と呼ば
れる圧力が加わって、トナーが剥離して印字乱れが発生
する。
【0018】すなわち、上記ののようなスカッフロー
ラ92b,92aの空転状態では、速度差が約105%
から約130%となるので、ピンチ圧力が大きくなって
印字乱れが発生する。また、上記ののように連続記録
紙100がバック搬送されている間もスカッフローラ9
2b,92aは正転しているので、速度差が約205%
から約235%となり、印字乱れが発生する。
【0019】従って、両面印刷の場合は、印刷された面
が、スカッフローラ92b,92aがある面と向かい会
い、スカッフ搬送速度と主搬送速度とが速度差があるた
めに、印刷面がこすられて、結果的に印刷された画質の
劣化が引き起こされるという課題がある。本発明は、こ
のような課題に鑑み創案されたもので、トラクタユニッ
トとフラッシュ定着器とスカッフローラとを用いた電子
写真方式のプリンタを2台連結する形の両面印刷装置に
おいて、トラクタユニットとスカッフローラとの定加速
度制御を行なうとともに連続記録紙に所定の張力を与え
ることにより、印刷された面がスカッフローラと接触し
ても印字乱れを生じないような、両面印刷装置及び両面
印刷方法を提供することを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】このため、本発明の両面
印刷装置は、連続媒体の表面に印刷して連続媒体を印刷
搬送方向に搬送する表面印刷手段と、表面印刷手段の印
刷搬送方向側に設けられ連続媒体の表面と裏面とを反転
させて印刷搬送方向に搬送する用紙反転手段と、用紙反
転手段の印刷搬送方向側に設けられ連続媒体の裏面に印
刷して印刷搬送方向に搬送する裏面印刷手段とをそなえ
てなる両面印刷装置であって、裏面印刷手段が、連続媒
体の裏面に印刷像を形成して印刷搬送方向に搬送する主
搬送手段と、主搬送手段の印刷搬送方向側に設けられ連
続媒体に形成された印刷像を定着させる定着手段と、定
着手段の印刷搬送方向側に設けられ連続媒体を印刷搬送
方向に搬送するとともに搬送量情報を外部に出力しうる
スカッフ搬送手段と、主搬送手段の搬送速度とスカッフ
搬送手段の搬送速度とを一定の加速度で制御しうる定加
速度制御手段と、連続媒体の印刷を開始する時に、連続
媒体が所定の張力を有するように、主搬送手段及びスカ
ッフ搬送手段を制御しうる張力制御手段とをそなえて構
成されたことを特徴としている(請求項1)。
【0021】また、その張力制御手段が、スカッフ搬送
手段を起動させてから所定の時間後に主搬送手段を起動
させるように構成されてもよい(請求項2)。さらに、
その張力制御手段は、スカッフ搬送手段を主搬送手段よ
りも先に停止させて連続媒体に所定の弛み量を生成させ
るとともに、スカッフ搬送手段と主搬送手段とを同時タ
イミングで起動させて連続媒体を印刷搬送方向とは逆の
方向に所定の距離だけ搬送させて上記の生成させた弛み
量を無くすように構成されてもよく(請求項3)、張力
制御手段がその所定の距離をスカッフ搬送手段から出力
される搬送量情報により得る送り量管理制御手段をそな
えて構成されたり(請求項4)、張力制御手段がその所
定の距離を主搬送手段とスカッフ搬送手段との間にある
連続媒体の弛み量を検出することにより得る弛み量検出
手段をそなえて構成されてもよい(請求項5)。
【0022】また、本発明の両面印刷方法は、印刷すべ
きデータを連続媒体の表面に印刷して印刷搬送方向に搬
送し、連続媒体の表面と裏面とを反転させて印刷搬送方
向に搬送する用紙入力ステップと、裏面に印刷像を定着
させた連続媒体を巻き取るべく印刷搬送方向に一定の加
速度で連続媒体を搬送しうるスカッフ搬送ステップと、
スカッフ搬送ステップが開始されてから所定の時間後に
連続媒体の裏面に印刷像を形成して連続媒体を一定の加
速度で印刷搬送方向に搬送する主搬送ステップと、主搬
送ステップで搬送している連続媒体を停止させる前に連
続媒体の弛み量を検出する検出ステップと、印刷搬送方
向への搬送を停止するときは主搬送を停止させた後検出
ステップにて検出された弛み量を無くしてからスカッフ
搬送を停止させるとともに、印刷搬送方向とは逆方向へ
の搬送を停止するときはスカッフ搬送を停止させた後検
出ステップにて検出された弛み量を無くしてから主搬送
を停止させる用紙張力保持ステップとをそなえて構成さ
れたことを特徴としている(請求項6)。
【0023】さらに、本発明の両面印刷方法は、印刷す
べきデータを連続媒体の表面に印刷して印刷搬送方向に
搬送し、連続媒体の表面と裏面とを反転させて印刷搬送
方向に搬送する用紙入力ステップと、連続媒体の裏面に
印刷像を形成して印刷搬送方向に連続媒体を一定の加速
度で搬送しうるスカッフ搬送ステップと、スカッフ搬送
ステップと同時に裏面に印刷像を定着させた連続媒体を
印刷搬送方向へ一定の加速度で搬送する主搬送ステップ
と、スカッフ搬送を停止させた後に連続媒体の搬送を停
止させて連続媒体に弛み量を発生させる弛み発生ステッ
プと、連続媒体を印刷搬送方向とは逆方向にスカッフ搬
送すると同時タイミングで連続媒体を印刷搬送方向とは
逆方向に搬送する逆搬送ステップとをそなえて構成され
たことを特徴としている(請求項7)。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。 (A)本発明の第1実施形態の説明 図1は、本発明を適用される両面印刷装置の構成図であ
る。この図1に示す両面印刷装置8は、連続記録紙(連
続媒体)1の両面に電子写真方式の印刷を行なうもので
あって、表面印刷手段9aと、ターンバー9bと、搬送
中継手段9cと、裏面印刷手段11とをそなえて構成さ
れている。
【0025】ここで、表面印刷手段9aは、連続記録紙
1の表面に印刷して連続記録紙1を印刷搬送方向に搬送
するものであり、連続記録紙1を供給しておくための用
紙折り畳み手段9dを有する。また、ターンバー9b
は、表面印刷手段9aの印刷搬送方向側に設けられ連続
記録紙1の表面と裏面とを反転させるものであり、搬送
中継手段9cは、ターンバー9bからの連続記録紙1を
印刷搬送方向に搬送するものであって、これらのターン
バー9bと搬送中継手段9cとが協働して用紙反転手段
として機能している。そして、裏面印刷手段11は、搬
送中継手段9cの印刷搬送方向側に設けられ連続記録紙
1の裏面に印刷して印刷搬送方向に搬送するものであ
り、印刷された連続記録紙1を格納しておくための用紙
折り畳み手段11iを有する。
【0026】これにより、連続記録紙1は、表面を表面
印刷手段9aにより印刷されてから排出され、そして、
ターンバー9b,搬送中継手段9cを介して、裏面印刷
手段11に装着されて裏面を印刷されるようなってい
る。また、以下の説明で、印刷搬送方向を正転方向と称
し、また、その逆の方向を逆転方向と称することがあ
る。さらに、この逆転方向に連続記録紙1を搬送するこ
とをバック搬送と称することがある。さらに、この両面
印刷装置8は、後述する第2実施形態においても、同一
構成をとる。
【0027】図2は、本発明の第1実施形態に係る裏面
印刷手段11の模式図である。この図2に示す裏面印刷
手段11は、搬送中継手段9cの正転方向側に設けられ
連続記録紙1の裏面に印刷して正転方向に搬送するもの
であって、感光ドラム11aと、トラクタユニット16
と、フラッシュ定着器11cと、スカッフローラ11
d,11eと、ピンチローラ11f,11gと、用紙折
り畳み手段11iと、張力制御手段12とをそなえて構
成されている。
【0028】この感光ドラム11aは、連続記録紙1に
トナーを転写するものである。なお、電子写真方式の印
刷を行なうためのその他の部品については、その説明
を、省略する。また、トラクタユニット16は、連続記
録紙1の裏面に印刷像を形成して正転方向に搬送するも
のであって、連続記録紙1を搬送するトラクタベルト1
6a,16cと、これらのトラクタベルト16a,16
cを駆動させるトラクタモータ16bとをそなえて構成
されており、主搬送手段として機能している。そして、
このトラクタユニット16は、内部にある転写帯電器
(図示せず)により、感光ドラム11a上のトナーを転
写させるとともに、その転写された連続記録紙1をトラ
クタベルト16a,16cとトラクタモータ16cとに
より、この図2に示す正転方向に搬送するようになって
いる。
【0029】さらに、フラッシュ定着器11cは、トラ
クタユニット16の正転方向側に設けられ連続記録紙1
に形成された印刷像を定着させるものであって、定着手
段として機能している。なお、このフラッシュ定着器1
1cは、連続記録紙1をバック搬送させるときは、動作
しないようになっている。そして、また、スカッフロー
ラ11d,11eは、それぞれ、フラッシュ定着器11
cの正転方向側に設けられ連続記録紙1を正転方向に搬
送するとともに搬送量情報を外部に出力しうるものであ
って、スカッフ搬送手段として機能している。具体的に
は、このスカッフローラ11d,11eは、それぞれ、
スカッフモータ(第2実施形態で後述するスカッフモー
タ11d′)によって駆動されるようになっている。な
お、搬送量情報とは、モータの回転数及びモータの回転
速度を意味する。
【0030】加えて、ピンチローラ11f,11gは、
それぞれ、連続記録紙1を搬送するための従動ローラで
あり、用紙折り畳み手段11iは、連続記録紙1を折り
畳んで保管しておくものである。これにより、搬送中継
手段9cから排出された連続記録紙1は、トラクタユニ
ット16において、その裏面に印刷像を形成されて正転
方向に搬送され、フラッシュ定着器11cにおいて、印
刷像が定着され、さらに、スカッフローラ11d,11
eにおいて、それぞれ、連続記録紙1は正転方向に搬送
され、用紙折り畳み手段11i内に格納される。
【0031】さらに、張力制御手段12は、連続記録紙
1の印刷を開始する時に、連続記録紙1が所定の張力を
有するように、トラクタユニット16及びスカッフロー
ラ11d,11eを制御しうるものであって、定加速度
制御手段12aをそなえて構成されている。この定加速
度制御手段12aは、トラクタユニット16の搬送速度
とスカッフローラ11d,11eの搬送速度とを一定の
加速度で制御しうるものである。
【0032】具体的には、この張力制御手段12は、ス
カッフローラ11d,11eを起動させてから所定の時
間後にトラクタユニット16を起動させ、トラクタユニ
ット16が搬送を開始する時に、連続記録紙1が所定の
張力を得るようにしている。すなわち、搬送を開始する
時に、トラクタユニット16とスカッフローラ11d,
11eとの間で、連続記録紙1が所定の張力がある状態
にして、印字乱れを防止し、かつ、フラッシュ定着器1
1cでの定着安定性を確保するようになっている。ま
た、印刷開始時に連続記録紙1が所定の張力を得るため
には、次の(i)〜(iii)の3種類の態様がある。 (i)スカッフローラ11d,11eをトラクタユニッ
ト16よりも先に起動させる。 (ii)正転方向に搬送中に停止する場合で、連続記録
紙1に弛みがあるときはその弛みを巻き取る。 (iii)バック搬送中に停止する場合で、連続記録紙
1に弛みがあるときはその弛みを巻き取る。
【0033】(i)について 張力制御手段12は、スカッフローラ11d,11eを
起動させてから所定時間後に、トラクタユニット16を
起動させて、連続記録紙1が所定の張力を得るようにす
る。また、スカッフローラ11d,11eを先に起動さ
せたときに、連続記録紙1の面にピンチ圧力による印字
乱れが発生しないようにしている。
【0034】図3は、本発明の第1実施形態に係るピン
チ圧力を説明するための図である。このピンチ圧力と
は、連続記録紙1の紙面上にかかるスカッフローラ11
d,11eによるものであって、スカッフローラ11
d,11eの空転速度が上昇するに従い大きくなる。こ
の空転速度とは、スカッフローラ11d,11eが停止
から回転を開始し、一定の空転時間が経過したときの速
度であって、この空転速度に達したスカッフローラ11
d,11eが、連続記録紙1と接触したときに、連続記
録紙1には、ピンチ圧力がかかる。そして、大きい回転
速度を有するスカッフローラ11d,11eが紙面に接
触すると、印字乱れが生ずる。この図3の横軸は、スカ
ッフローラ11d,11eの空転時間(ms)を示し、
また、縦軸は、印字乱れ量を表し(無名数)、にじみ許
容量を表す境界線が示されている。この縦軸の境界線
は、連続記録紙1に印刷された240μmの線分が29
0μmの線分になるという条件を表す線である。
【0035】そして、この図3には、実験により得られ
た3通りのピンチ圧力について、ピンチ圧力特性につい
ての曲線50a,50b,50cが示されている。この
曲線50aは、厚紙を印刷する際に設定されるピンチ圧
力でスカッフローラ11d,11eを空転させた場合で
あり、起動時間差が約500ms以内の場合は、にじみ
許容量以内であるが、それよりも起動時間差が長くなる
と、スカッフローラ11d,11eによる連続記録紙1
上にかかるピンチ圧力が大きくなって、トナーが剥離し
て、にじむ量が大きくなり、印字乱れが発生する。同様
に、曲線50bは、普通紙を印刷する際に設定されるピ
ンチ圧力でスカッフローラ11d,11eを空転させた
場合であり、約1200ms以内なら、にじみ許容内で
ある。さらに、曲線50cは、極薄紙を印刷する際に設
定されるピンチ圧力でスカッフローラ11d,11eを
空転させた場合であり、約2100ms以内なら、にじ
み許容内である。
【0036】従って、これらの実験値により、最も小さ
い空転時間を必要とする厚紙に、印刷の条件を適合させ
るようにしており、3種類の紙質について、空転時間
は、約500ms以下として印刷させている。なお、印
刷中の連続記録紙1の弛みを防止するために、スカッフ
ローラ11d,11eの速度は、トラクタユニット16
の搬送速度に対して、約5%から約30%だけ高い速度
で搬送するようにしている。また、この図3に示すピン
チ圧力の特性は、後述する第2実施形態においても、同
様である。 (ii)について 連続記録紙1の裏面に印刷して正転方向へ搬送中に、そ
の搬送を停止させるときは、連続記録紙1の弛み量を巻
き取ってからにする。すなわち、正転方向に搬送中に弛
みが生じたまま、搬送を停止する場合は、印刷再開時に
印字乱れが発生するので、それを防止するのである。 (iii)について 次の印刷が開始されたときのために、連続記録紙1の位
置合わせを正確に行なうために、連続記録紙1をバック
搬送させる。そして、このバック搬送を行なっていると
きも、弛みが生じたままバック搬送を停止すると、やは
り、印刷再開時に印字乱れが発生するので、バック搬送
停止の直前に、その弛みを巻き取るようにしている。
【0037】また、連続記録紙1に弛みを生じたまま、
バック搬送を行なう場合は、例えば、連続記録紙1の弛
みが他の部品に引っ掛かっらないようにして行なわれな
ければならない。図4は、本発明の第1実施形態に係る
弛み量の限界値を説明するための図である。この図4に
示すフラッシュ定着器11cの下面は、ガラス面11j
になっている。そして、フラッシュ定着器11cと、ト
ラクタモータ16b及びスカッフローラ11dとの間に
は、連続記録紙1と連続記録紙1′とが表示されてい
る。さらに、トラクタモータ16bとスカッフローラ1
1dとの距離は、約500mm〜約1000mm程度で
あり、この間にフラッシュ定着器11cがある。なお、
トラクタモータ16bは、説明の便宜上円形で表示して
ある。
【0038】ここで、連続記録紙1は、トラクタモータ
16bとスカッフローラ11dとの間で、所定の張力が
得られた状態のものである。一方、連続記録紙1′は、
トラクタモータ16bとスカッフローラ11dとの間
で、弛んだ状態のものであって、その弛み量が限界の場
合を示す想像線によって表されている。そして、ガラス
面11jに連続記録紙1′が接触する時が限界であり、
この時の連続記録紙1′の用紙パス長は、印刷搬送中に
所定の張力をもって張られたときの連続記録紙1の用紙
パス長に比べて+5mm〜+10mm程度長い。ここ
で、用紙パス長とは、トラクタモータ16bとスカッフ
ローラ11dとの間に連続記録紙1′が描く円弧に相当
する距離を意味する。
【0039】また、上記の弛みを解消するのに必要な時
間Tは、次の式(1)のように計算されて、T=140
msが得られる。 T=LBUF /(VT ×0.05)=140ms …(1) ここで、LBUF は用紙の弛み量であり、VT はトラクタ
ユニット16(トラクタモータ16b)の搬送速度であ
り、具体的には、このVT は20000LPM(140
0mm/s)である。なお、LPMとは、line per min
ute の略であり、1インチ当たり6行印刷する速度を表
す。そして、0.05はトラクタユニット16の速度と
スカッフローラ11d,11eの速度との速度差が約5
%であることを表す。
【0040】従って、この140msという値は、印字
乱れが発生する限界の空転時間500msよりも小さい
ので、印字乱れを生ずることなく、連続記録紙1′をバ
ック搬送する時に、連続記録紙1′が弛んだ状態で搬送
可能となる。換言すれば、予めスカッフローラ11d,
11eをトラクタユニット16の起動に対して140m
s〜500msに設定することで、連続記録紙1′が、
このガラス面11jに接触しないで、弛んだ状態でも、
正転搬送あるいはバック搬送が可能となるのである。
【0041】また、この両面印刷装置8の両面印刷方法
は、次のようになる。すなわち、まず、図1に示す表面
印刷手段9aにおいて、印刷すべきデータが連続記録紙
1の表面に印刷されて正転方向に搬送され、用紙反転手
段(ターンバー9b,搬送中継手段9c)にて、連続記
録紙1の表面と裏面とが反転されて正転方向に搬送され
る(用紙入力ステップ)。続けて、裏面に印刷像を定着
させた連続記録紙1が巻き取られるべく正転方向に連続
記録紙1が一定の加速度で搬送される(スカッフ搬送ス
テップ)。
【0042】次に、このスカッフ搬送ステップが開始さ
れてから所定の時間後に連続記録紙1の裏面に印刷像が
形成されて、この連続記録紙1が一定の加速度で正転方
向に搬送される(主搬送ステップ)。そして、主搬送ス
テップで搬送している連続記録紙1を停止させる前に連
続記録紙1の弛み量が検出される(検出ステップ)。さ
らに、正転方向への搬送を停止するときは主搬送を停止
させた後検出ステップにて検出された弛み量を無くして
からスカッフ搬送を停止させるとともに、正転方向とは
逆方向への搬送を停止するときはスカッフ搬送を停止さ
せた後検出ステップにて検出された弛み量を無くしてか
ら主搬送が停止される(用紙張力保持ステップ)。
【0043】これにより、スカッフローラ11d,11
eがトラクタユニット16よりも、先に停止するので、
その時間差に相当する分が、連続記録紙1に弛みとして
発生するので、連続記録紙1の搬送停止時のスカッフロ
ーラ11d,11eと連続記録紙1とのこすれが無くな
り、印字乱れを防止できるようになる。次に、この状態
で、トラクタユニット16とスカッフローラ11d,1
1eとを同時か、あるいは、わずかにスカッフローラ1
1d,11eを先にバック搬送を開始させる。これによ
り、連続記録紙1が弛んだ状態で、バック搬送されるの
で、やはり、こすれを防止できるようになる。
【0044】また、次の印刷起動を開始するときには、
スカッフローラ11d,11eを時間的に先に起動する
ので、弛みが解消され(弛みが無くなり)、印字乱れの
ない印刷が可能となる。そして、このような構成によっ
て、2種類のスカッフローラ11d,11eとトラクタ
ユニット16との起動時間に差をもたせて、印字乱れを
生じさせないで、連続記録紙1の両面が印刷されて搬送
が行なわれる。
【0045】図5(a)は、本発明の第1実施形態に係
るトラクタモータ16bの速度制御方法の説明図であ
り、図5(b)は、本発明の第1実施形態に係るスカッ
フモータ11d′の速度制御方法の説明図である。これ
らの図5(a),(b)には、それぞれ、トラクタモー
タ16bの速度変化曲線20aと、スカッフモータ11
d′の速度変化曲線20bとが表示されている。そし
て、この図5(b)に示すと付された区間において、
スカッフモータ11d′が先に起動されてから、約14
0ms〜約500ms後に、トラクタモータ16bが起
動される。そして、トラクタモータ16bが速度V1
一定の速度で動作し、スカッフモータ11d′が速度
1.05V1 の一定の速度で動作する。なお、V1 は正
の数を表す。
【0046】さらに、この図5(b)に示すと付され
た区間において、先に、スカッフモータ11d′がトラ
クタモータ16bよりも先に停止し、連続記録紙1に弛
みが発生する。そして、トラクタモータ16bとスカッ
フモータ11d′との両方ともが、停止状態となる。さ
らに、と付した時刻に、同時に起動するか、あるい
は、わずかにスカッフモータ11d′を先に起動させ
て、連続記録紙1のバック搬送が一定の加速度で開始さ
れる。
【0047】このように、において、起動時間差が約
140ms〜約500msあるので、印字こすれが無く
なり、また、連続記録紙1が所定の張力を得る状態にな
るので、印字乱れが発生しない。なお、からの区間
においては、スカッフローラ11d,11eを先に起動
させておけば、トラクタユニット16の速度よりも小さ
い速度で搬送することができる。
【0048】また、このように、において、連続記録
紙1に弛みを発生させた後に、において、両方を同時
か、あるいは、わずかにスカッフモータ11d′を先に
起動させるので、連続記録紙1は、弛んだ状態のまま、
バック搬送されるので、こすれを防止できる。このよう
にして、片面印刷装置を2台連結してスカッフ速度と主
搬送速度とが速度差がある状態で両面印刷を行なって、
連続記録紙1の印刷された面が、スカッフローラ11d
と接触しても印字乱れが生じないので、良質の印刷像を
得ることができる。
【0049】(B)本発明の第2実施形態の説明 印刷開始時に、連続記録紙1が所定の張力を得る状態に
しておくには、連続記録紙1に弛みがあるままバック搬
送を行ない、バック搬送を停止させた後に、その弛んだ
量を消化させるようにもできる。図6は、本発明の第2
実施形態に係る裏面印刷手段21の模式図である。この
図6に示す裏面印刷手段21は、搬送中継手段9c(図
1参照)の正転方向側に設けられ連続記録紙1の裏面に
印刷して正転方向に搬送するものであって、感光ドラム
11aと、トラクタユニット16と、フラッシュ定着器
11cと、スカッフローラ11d,11eと、ピンチロ
ーラ11f,11gと、用紙折り畳み手段11iと、張
力制御手段12′とをそなえて構成されている。
【0050】なお、第2実施形態においても、両面印刷
装置8は、第1実施形態において使用したものと同一構
成である。ここで、トラクタユニット(主搬送手段)1
6は、連続記録紙1の裏面に印刷像を形成して正転方向
に搬送するものであり、連続記録紙1を搬送するトラク
タベルト16a,16cと、これらのトラクタベルト1
6a,16cを駆動させるトラクタモータ16bとをそ
なえて構成されている。そして、フラッシュ定着器(定
着手段)11cは、トラクタユニット16の正転方向側
に設けられ連続記録紙1に形成された印刷像を定着させ
るものであり、スカッフローラ11d,11eは、それ
ぞれ、フラッシュ定着器11cの正転方向側に設けられ
連続記録紙1を正転方向に搬送するものである。
【0051】また、張力制御手段12′は、スカッフロ
ーラ11d,11eをトラクタユニット16よりも先に
停止させて連続記録紙1に所定の弛み量を生成させると
ともに、スカッフローラ11d,11eとトラクタユニ
ット16とを同時タイミングで起動させて連続記録紙1
を正転方向とは逆の方向に所定の距離だけ搬送させて上
記の生成させた弛み量を無くすものであって、具体的に
は、モータ制御回路により、その機能が実現される。
【0052】図7は、本発明の第2実施形態に係る張力
制御手段12′の構成図である。この図7に示す張力制
御手段12′は、モータ制御回路として機能するもので
あって、定加速度制御手段12aのほかに、送り量管理
制御手段13,弛み量検出手段14,センサ検出回路1
5a,MPU15b,スカッフモータ回路15cをそな
えて構成されている。また、この張力制御手段12′の
出力側には、スカッフローラ11d,11eを駆動する
スカッフモータ11d′が設けられている。この定加速
度制御手段12aは、上述したものと同一のものなの
で、更なる説明を省略する。なお、送り量管理制御手段
13については、後述する。
【0053】そして、弛み量検出手段14は、上記の所
定の距離を、主搬送手段とスカッフ搬送手段との間にあ
る連続媒体の弛み量を検出することにより得るものであ
って、レーザ検出センサからなり、連続記録紙1の弛み
量をレーザにより計測し、所定の弛み量を検出した場合
は、センサON信号が弛み量情報として出力される。な
お、この弛み量検出手段14は、後述するようにマイク
ロスイッチフォトセンサを用いても実現させることがで
きる。
【0054】また、センサ検出回路15aは、弛み量検
出手段14からの弛み量情報を入力されるものであり、
弛み量検出手段14からの弛み量情報に基づき連続記録
紙1に生じた弛みを解消すべく、所定の距離に関する情
報を出力するようになっている。ここで、所定の距離と
は、連続記録紙1を巻き取るべき距離を意味する。さら
に、MPU15bは、このセンサ検出回路15aからの
検出信号を処理して外部に通知するものであり、スカッ
フモータ回路15cは、MPU15bから出力される信
号に基づきスカッフモータ11d′に対して、その起動
・停止を制御する制御信号を送出するものである。
【0055】これにより、弛み量検出手段14におい
て、弛み量情報が検出され、この弛み量情報は、センサ
検出回路15aに入力され、そして、MPU15bにお
いて、このセンサ検出回路15aからの検出信号によ
り、処理がなされてから通知され、スカッフモータ回路
15cにおいて、MPU15bから出力される信号に基
づきスカッフモータ11d′に対してモータの起動・停
止を制御する制御信号が送出される。また、これによ
り、バック搬送時に、連続記録紙1に弛みがあっても、
その大きさを検出でき、フラッシュ定着器11cに接触
することを防止できる。
【0056】図8は、本発明の第2実施形態に係る定加
速度制御手段を説明するための図である。この図8に示
すように、フラッシュ定着器11cの下に、連続記録紙
1が装着されており、スカッフローラ11d内のスカッ
フモータ11d′は、張力制御手段12′内の送り量管
理制御手段13により、制御されている。なお、この図
8に示す張力制御手段12′内のその他のものの表示は
省略している。
【0057】この送り量管理制御手段13は、所定の距
離を、スカッフローラ11d,11eから出力される搬
送量情報により得るものであって、具体的には、送り量
管理制御手段13は、連続記録紙1を巻き取るべき所定
の距離をスカッフモータ11d′のエンコーダ出力から
得ている。また、送り量管理制御手段13は、スカッフ
モータ11d′のエンコーダ出力を利用して送り量を管
理することにより、その機能が実現される。そして、張
力制御手段12′がトラクタユニット16内のトラクタ
モータ16bとスカッフモータ11d′との送り量の差
を予め規定して、その規定量と同じ量だけ、スカッフモ
ータ11d′を規定量だけ回転させるのである。
【0058】このように、張力制御手段12′は、送り
量管理制御手段13,弛み量検出手段14の2種類の方
法を用いることにより、連続記録紙1の弛み量を管理
し、巻き取る量を制御できるのである。これにより、図
1に示すように、表面印刷手段9aにおいて、連続記録
紙1の表面が印刷され連続記録紙1は正転方向に搬送さ
れ、そして、用紙反転手段(ターンバー9b,搬送中継
手段9c)において、連続記録紙1の表面と裏面とが反
転して正転方向に搬送され、裏面印刷手段11におい
て、連続記録紙1の裏面に印刷して正転方向に搬送され
る。
【0059】また、裏面印刷手段11は、トラクタユニ
ット16とスカッフローラ11d,11eとの間の連続
記録紙1の弛み量を検出する送り量管理制御手段14を
そなえ、張力制御手段12′が、連続記録紙1の搬送を
停止させる前に弛み量検出手段14にて検出された弛み
量を無くすようになっている。また、この裏面印刷手段
11の両面印刷方法は、次のようになる。すなわち、ま
ず、印刷すべきデータが連続記録紙1の表面に印刷され
て正転方向に搬送され、連続記録紙1の表面と裏面とが
反転されて正転方向に搬送される(用紙入力ステッ
プ)。そして、連続記録紙1の裏面に印刷像が形成され
て正転方向に連続記録紙1が一定の加速度で搬送されて
(スカッフ搬送ステップ)、スカッフ搬送が開始され、
このスカッフ搬送ステップと同時に裏面に印刷像が定着
された連続記録紙1が正転方向へ一定の加速度で搬送さ
れる(主搬送ステップ)。
【0060】ここで、スカッフローラ11d,11e
は、一定の加速度で回転するようになっており、起動時
間に差を保持させるようになっている。続けて、スカッ
フ搬送が停止した後に連続記録紙1の主搬送が停止され
て連続記録紙1に弛み量が発生し(弛み発生ステッ
プ)、連続記録紙1が正転方向とは逆方向にスカッフ搬
送されると同時に連続記録紙1が正転方向とは逆方向に
主搬送される(逆搬送ステップ)。
【0061】このような構成によって、定加速度制御に
より、印字乱れを生じさせないで、連続記録紙1の両面
に印刷して搬送するとともに、バック搬送を弛みを保持
させたまま行ない、バック搬送を停止させた後に、その
弛み量を解消させて、印刷開始時のこすれを防止する。
図9(a)は、本発明の第2実施形態に係るトラクタモ
ータ16bの定加速度制御方法の説明図であり、図9
(b)は、本発明の第2実施形態に係るスカッフモータ
11d′の定加速度制御方法の説明図である。これらの
図9(a),(b)には、それぞれ、トラクタモータ1
6bの速度変化曲線40aと、スカッフモータ11d′
の速度変化曲線40bとが表示されている。そして、こ
の図9(b)に示すと付された区間において、スカッ
フモータ11d′の起動と同時にトラクタモータ16b
が起動されてから、トラクタモータ16bが速度V1
一定の速度で動作し、また、スカッフモータ11d′が
速度1.05V1 の一定の速度で動作する。なお、この
1 は、正の数である。
【0062】さらに、この図9(b)に示すと付され
た区間において、スカッフモータ11d′がトラクタモ
ータ16bよりも先に減速して停止することによって、
連続記録紙1に弛みが発生する。そして、トラクタモー
タ16bとスカッフモータ11d′との両方ともに、停
止状態となる。また、と付した時刻に、トラクタモー
タ16bとスカッフモータ11d′との両方が同時に
か、あるいは、わずかにスカッフモータ11d′を先に
起動させて、連続記録紙1のバック搬送が開始される。
【0063】そして、と付した区間において、次の印
刷開始のために、スカッフモータ11d′が弛み量だけ
回転することによって、連続記録紙1の弛みが解消され
るのである。このように、において、連続記録紙1に
弛みのない状態で、トラクタモータ16bとスカッフモ
ータ11d′とが同時に起動するので、印字こすれが無
くなり、また、連続記録紙1が所定の張力が得られるの
で、印字乱れを生じない。そして、印刷の起動直後から
安定した搬送を実現できる。
【0064】また、このように、において、先にスカ
ッフモータ11d′を減速させるので、連続記録紙1に
は、弛みが発生し、において、連続記録紙1が弛んだ
状態のままバック搬送されるので、スカッフローラ11
と連続記録紙1との間に滑りが生じないため、連続記録
紙1のこすれを防止できる。さらに、において、弛み
が回転により除去されるので、次の印刷を開始する時に
印字乱れが生じない。
【0065】このようにして、スカッフローラ11dを
トラクタユニット16より先に停止させて弛みを作って
おき、かつ、スカッフローラ11dとトラクタユニット
16とが同時にバック搬送するので、印字乱れが発生し
ない。また、このようにして、片面の印刷装置を2台連
結して両面印刷を行なう場合に、スカッフ搬送速度と主
搬送速度とが速度差があって印刷された面がスカッフロ
ーラ11dと接触しても、印字乱れが発生せずに、良質
の印刷像を得ることができる。
【0066】(C)その他 上記の第2実施形態において、弛み量検出手段14は、
マイクロスイッチフォトセンサを用いても実現できる。
図10は、本発明の一実施形態に係るマイクロスイッチ
フォトセンサを用いた弛み量検出手段30の構成図であ
る。この図10に示す弛み量検出手段30は、フロート
30aと、レバー30bと、マイクロスイッチフォトセ
ンサ30cと、引張バネ30dとをそなえて構成されて
いる。また、連続記録紙1は、印刷中の用紙パスを示
し、連続記録紙1′は、弛んだ状態の用紙パスを示す想
像線である。
【0067】そして、連続記録紙1′の示す用紙パスの
ように弛んだ状態では、フロート30aが引張バネ30
dによりこの図10の上方に持ち上げられて、そして、
支点Aを中心に、レバー30bが回転し、レバー30b
がマイクロスイッチフォトセンサ30cと接触して、弛
みが検知されるのである。さらに、スカッフモータ11
d′について、図11を用いて説明する。図11は、本
発明の一実施形態に係るスカッフモータ11d′の速度
の特性図である。この図11に示すように、スカッフモ
ータ11d′の立ち上がりは、速度変動があり、連続記
録紙1の送りが不安定になる。例えば、スカッフローラ
11dの速度をトラクタユニット16の速度よりも約5
%上昇させて行なうと、立ち上がり時のある瞬間に、ス
カッフローラ11dが約10%以上遅い場合もあるの
で、トラクタユニット16の搬送速度よりも遅くなるこ
とがあり、弛みが発生して動作が不安定となる。
【0068】従って、スカッフモータ11d′をトラク
タモータ16bよりも先に立ち上げることによって、モ
ータ立ち上がり時の変動を吸収し、安定な速度制御が可
能となる。また、本発明は上述した第1実施態様及び第
2実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を
逸脱しない範囲で、種々変形して実施することができ
る。
【0069】例えば、上記の説明で、連続記録紙1の表
面と裏面との定義は、便宜上のものであって、連続記録
紙1のどちら側を表面か裏面かにするかは、選択でき
る。また、図3において、空転時間は、起動時間差に相
当する。
【0070】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の両面印刷
装置によれば、裏面印刷手段が、連続媒体の裏面に印刷
像を形成して印刷搬送方向に搬送する主搬送手段と、主
搬送手段の印刷搬送方向側に設けられ連続媒体に形成さ
れた印刷像を定着させる定着手段と、定着手段の印刷搬
送方向側に設けられ連続媒体を印刷搬送方向に搬送する
とともに搬送量情報を外部に出力しうるスカッフ搬送手
段と、主搬送手段の搬送速度とスカッフ搬送手段の搬送
速度とを一定の加速度で制御しうる定加速度制御手段
と、連続媒体の印刷を開始する時に、連続媒体が所定の
張力を有するように、主搬送手段及びスカッフ搬送手段
を制御しうる張力制御手段とをそなえて構成されている
ので、印字こすれが無くなり、また、連続記録紙が所定
の張力を得る状態になるので、印字乱れが発生しない利
点がある(請求項1)。
【0071】また、その張力制御手段が、スカッフ搬送
手段を起動させてから所定の時間後に主搬送手段を起動
させるように構成されたり、さらに、その張力制御手段
は、スカッフ搬送手段を主搬送手段よりも先に停止させ
て連続媒体に所定の弛み量を生成させるとともに、スカ
ッフ搬送手段と主搬送手段とを同時タイミングで起動さ
せて連続媒体を印刷搬送方向とは逆の方向に所定の距離
だけ搬送させて上記の生成させた弛み量を無くすように
構成されてもよく、所定の距離を、スカッフ搬送手段か
ら出力される搬送量情報により得る送り量管理制御手段
をそなえて構成されたり、所定の距離を、主搬送手段と
スカッフ搬送手段との間にある連続媒体の弛み量を検出
することにより得る弛み量検出手段をそなえて構成され
てもよく、このようにすれば、連続媒体は、弛んだ状態
のまま、バック搬送されるので、こすれを防止できる利
点がある(請求項2〜5)。
【0072】また、本発明の両面印刷方法は、裏面に印
刷像を定着させた連続媒体を巻き取るべく印刷搬送方向
に一定の加速度で連続媒体を搬送しうるスカッフ搬送ス
テップと、スカッフ搬送ステップが開始されてから所定
の時間後に連続媒体の裏面に印刷像を形成して連続媒体
を一定の加速度で印刷搬送方向に搬送する主搬送ステッ
プと、主搬送ステップで搬送している連続媒体を停止さ
せる先に連続媒体の弛み量を検出する検出ステップと、
印刷搬送方向への搬送を停止するときは主搬送を停止さ
せた後検出ステップにて検出された弛み量を無くしてか
らスカッフ搬送を停止させるとともに、印刷搬送方向と
は逆方向への搬送を停止するときはスカッフ搬送を停止
させた後検出ステップにて検出された弛み量を無くして
から主搬送を停止させる用紙張力保持ステップとをそな
えて構成されているので、プリンタ装置を2台連結して
スカッフ搬送速度と主搬送速度とが速度差がある状態で
両面印刷を行なって印刷された面が、スカッフローラと
接触しても印字乱れを発生させずに、良質の印刷像を得
ることができる利点がある(請求項6)。
【0073】さらに、本発明の両面印刷方法は、連続媒
体の裏面に印刷像を形成して印刷搬送方向に連続媒体を
一定の加速度で搬送するスカッフ搬送を開始するスカッ
フ搬送ステップと、スカッフ搬送ステップと同時に裏面
に印刷像を定着させた連続媒体を印刷搬送方向へ一定の
加速度で搬送する主搬送ステップと、スカッフ搬送を停
止させた後に連続媒体の搬送を停止させて連続媒体に弛
み量を発生させる弛み発生ステップと、連続媒体を印刷
搬送方向とは逆方向にスカッフ搬送すると同時タイミン
グで連続媒体を印刷搬送方向とは逆方向に搬送する逆搬
送ステップとをそなえて構成されているので、印刷起動
直後から安定して搬送することが実現できる利点がある
(請求項7)。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用される両面印刷装置の構成図であ
る。
【図2】本発明の第1実施形態に係る裏面印刷手段の模
式図である。
【図3】本発明の第1実施形態に係るピンチ圧力を説明
するための図である。
【図4】本発明の第1実施形態に係る弛み量の限界値を
説明するための図である。
【図5】(a)は本発明の第1実施形態に係るトラクタ
モータの速度制御方法の説明図であり、(b)は本発明
の第1実施形態に係るスカッフモータの速度制御方法の
説明図である。
【図6】本発明の第2実施形態に係る裏面印刷手段の模
式図である。
【図7】本発明の第2実施形態に係る張力制御手段の構
成図である。
【図8】本発明の第2実施形態に係る定加速度制御手段
を説明するための図である。
【図9】(a)は本発明の第2実施形態に係るトラクタ
モータの定加速度制御方法の説明図であり、(b)は本
発明の第2実施形態に係るスカッフモータの定加速度制
御方法の説明図である。
【図10】本発明の一実施形態に係るマイクロスイッチ
フォトセンサを用いた弛み量検出手段の構成図である。
【図11】本発明の一実施形態に係るスカッフモータの
速度の特性図である。
【図12】両面印刷装置の構成図である。
【図13】プリンタの模式図である。
【図14】(a)は印刷開始時のトラクタモータの速度
変化図であり、(b)は印刷開始時のスカッフモータの
速度変化図である。
【図15】(a)は印刷停止時のトラクタモータの速度
変化図であり、(b)は印刷停止時のスカッフモータの
速度変化図である。
【符号の説明】
1,1′ 連続記録紙 8 両面印刷装置 9a 表面印刷手段 9b ターンバー 9c 搬送中継手段 9d,11i 用紙折り畳み手段 11,21 裏面印刷手段 11a 感光ドラム 11c フラッシュ定着器 11d,11e スカッフローラ 11f,11g ピンチローラ 11j ガラス面 11d′ スカッフモータ 12,12′ 張力制御手段 12a 定加速度制御手段 13 送り量管理制御手段 14,30 弛み量検出手段 15a センサ検出回路 15b MPU 15c スカッフモータ回路 16 トラクタユニット 16a,16c トラクタベルト 16b トラクタモータ 20a,20b,40a,40b 速度変化曲線 30a フロート 30b レバー 30c マイクロスイッチフォトセンサ 30d 引張バネ 50a,50b,50c ピンチ圧力特性曲線

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 連続媒体の表面に印刷して該連続媒体を
    印刷搬送方向に搬送する表面印刷手段と、該表面印刷手
    段の該印刷搬送方向側に設けられ該連続媒体の表面と裏
    面とを反転させて該印刷搬送方向に搬送する用紙反転手
    段と、該用紙反転手段の該印刷搬送方向側に設けられ該
    連続媒体の裏面に印刷して該印刷搬送方向に搬送する裏
    面印刷手段とをそなえてなる両面印刷装置であって、 該裏面印刷手段が、 該連続媒体の裏面に印刷像を形成して該印刷搬送方向に
    搬送する主搬送手段と、 該主搬送手段の該印刷搬送方向側に設けられ該連続媒体
    に形成された該印刷像を定着させる定着手段と、 該定着手段の該印刷搬送方向側に設けられ該連続媒体を
    該印刷搬送方向に搬送するとともに搬送量情報を外部に
    出力しうるスカッフ搬送手段と、 該主搬送手段の搬送速度と該スカッフ搬送手段の搬送速
    度とを一定の加速度で制御しうる定加速度制御手段と、 該連続媒体の印刷を開始する時に、該連続媒体が所定の
    張力を有するように、該主搬送手段及び該スカッフ搬送
    手段を制御しうる張力制御手段とをそなえて構成された
    ことを特徴とする、両面印刷装置。
  2. 【請求項2】 該張力制御手段が、 該スカッフ搬送手段を起動させてから所定の時間後に該
    主搬送手段を起動させるように構成されたことを特徴と
    する、請求項1記載の両面印刷装置。
  3. 【請求項3】 該張力制御手段が、 該スカッフ搬送手段を該主搬送手段よりも先に停止させ
    て該連続媒体に所定の弛み量を生成させるとともに、該
    スカッフ搬送手段と該主搬送手段とを同時タイミングで
    起動させて該連続媒体を該印刷搬送方向とは逆の方向に
    所定の距離だけ搬送させて上記の生成させた弛み量を無
    くすように構成されたことを特徴とする、請求項1記載
    の両面印刷装置。
  4. 【請求項4】 該張力制御手段が、 該所定の距離を、該スカッフ搬送手段から出力される該
    搬送量情報により得る送り量管理制御手段をそなえて構
    成されたことを特徴とする、請求項3記載の両面印刷装
    置。
  5. 【請求項5】 該張力制御手段が、 該所定の距離を、該主搬送手段と該スカッフ搬送手段と
    の間にある該連続媒体の弛み量を検出することにより得
    る弛み量検出手段をそなえて構成されたことを特徴とす
    る、請求項3記載の両面印刷装置。
  6. 【請求項6】 印刷すべきデータを連続媒体の表面に印
    刷して印刷搬送方向に搬送し、該連続媒体の表面と裏面
    とを反転させて該印刷搬送方向に搬送する用紙入力ステ
    ップと、 裏面に印刷像を定着させた該連続媒体を巻き取るべく該
    印刷搬送方向に一定の加速度で該連続媒体を搬送しうる
    スカッフ搬送ステップと、 該スカッフ搬送ステップが開始されてから所定の時間後
    に該連続媒体の該裏面に印刷像を形成して該連続媒体を
    一定の加速度で該印刷搬送方向に搬送する主搬送ステッ
    プと、 該主搬送ステップで搬送している該連続媒体を停止させ
    る前に該連続媒体の弛み量を検出する検出ステップと、 該印刷搬送方向への搬送を停止するときは主搬送を停止
    させた後該検出ステップにて検出された該弛み量を無く
    してからスカッフ搬送を停止させるとともに、該印刷搬
    送方向とは逆方向への搬送を停止するときは該スカッフ
    搬送を停止させた後該検出ステップにて検出された該弛
    み量を無くしてから該主搬送を停止させる用紙張力保持
    ステップとをそなえて構成されたことを特徴とする、両
    面印刷方法。
  7. 【請求項7】 印刷すべきデータを連続媒体の表面に印
    刷して印刷搬送方向に搬送し、該連続媒体の表面と裏面
    とを反転させて該印刷搬送方向に搬送する用紙入力ステ
    ップと、 該連続媒体の該裏面に印刷像を形成して該印刷搬送方向
    に該連続媒体を一定の加速度で搬送しうるスカッフ搬送
    ステップと、 該スカッフ搬送ステップと同時に該裏面に印刷像を定着
    させた該連続媒体を該印刷搬送方向へ一定の加速度で搬
    送する主搬送ステップと、 スカッフ搬送を停止させた後に該連続媒体の搬送を停止
    させて該連続媒体に弛み量を発生させる弛み発生ステッ
    プと、 該連続媒体を該印刷搬送方向とは逆方向にスカッフ搬送
    すると同時タイミングで該連続媒体を該印刷搬送方向と
    は逆方向に搬送する逆搬送ステップとをそなえて構成さ
    れたことを特徴とする、両面印刷方法。
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