JP2001117235A - フォトレジスト単量体とその製造方法、フォトレジスト重合体とその製造方法、これを利用したフォトレジスト組成物、及び、半導体素子 - Google Patents

フォトレジスト単量体とその製造方法、フォトレジスト重合体とその製造方法、これを利用したフォトレジスト組成物、及び、半導体素子

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JP2001117235A JP2000238953A JP2000238953A JP2001117235A JP 2001117235 A JP2001117235 A JP 2001117235A JP 2000238953 A JP2000238953 A JP 2000238953A JP 2000238953 A JP2000238953 A JP 2000238953A JP 2001117235 A JP2001117235 A JP 2001117235A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 エッチング耐性や解像力等に優れたフォトレ
ジスト単量体を提供する。 【解決手段】 式(1a)又は式(1b)に示される化
合物を単量体とする本発明のフォトレジスト重合体は、
耐久性、エッチング耐性、再現性、接着性及び解像力が
優れ、1G、4G及び16G DRAMの超微細パターンに
適用可能なArF、KrF、VUV、EUV、E−ビーム(electron
−beam)又はX線等の光源を利用したリソグラフィー工
程に非常に効果的に用いることができる。 【化1】 1、R2及びR3は水素であるか、炭素数C1〜C4のア
ルキル基である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、新規のフォトレジ
スト単量体、その重合体及びその重合体を利用したフォ
トレジスト組成物に関し、より詳しくは高集積半導体素
子の微細回路製造時に、遠紫外線領域の光源を利用した
リソグラフィー工程に用いるのに適したフォトレジスト
単量体とその製造方法、フォトレジスト重合体とその製
造方法、フォトレジスト組成物、フォトレジストパター
ン形成方法、及び半導体素子に関するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体製造の微細加工工程で高感度を達
成するため、近来はKrF(248nm)、ArF(193n
m)、VUV(157nm)、又はEUV(13nm)と同じ領域
の光源を用いるリソグラフィーに適したフォトレジスト
が脚光を浴びており、このようなフォトレジストは光酸
発生剤(photoacid generator)と酸に敏感に反応する
構造のフォトレジスト用重合体を配合して製造される。
【0003】このようなフォトレジストの作用機構は、
光源から紫外線光を受けた光酸発生剤が酸を発生させ、
このように発生した酸により露光部位の重合体主鎖また
は側鎖が反応し分解されたり架橋結合される。これに伴
い露光部位と非露光部位に溶解度の差が生じ所定のパタ
ーンが形成される。
【0004】さらに、一般にArF用フォトレジストは優
れたエッチング耐性と耐熱性及び接着性を有しなければ
ならず、公知の現像液、例えば2.38wt%、及び2.
6wt%のテトラメチルアンモニウムヒドロキシド(TMA
H)水溶液に現像可能なものが工程費用の節減等の面で
有利である。しかし、このような全ての性質を満足する
重合体を製造することは非常に困難である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】現在までの研究方向は
主に、193nmで透明性が高く、エッチング耐性がノボ
ラック樹脂のような水準の樹脂を探し出すことであっ
た。これに伴い、主鎖に脂肪族環単位(alicyclic uni
t)を入れ耐エッチング特性の向上を図る研究がベル研
究所(Bell Lab.)を中心に研究されており、メタクリ
レート及びアクリレート系化合物が日本の富士通及び米
国のシフリー社により活発に研究されている。しかし、
依然エッチング耐性は解決されておらず、脂肪族環グル
ープをペンダントに導入することにより合成コストが高
くなる問題を抱えている。さらに、大部分のフォトレジ
ストの場合、接着力が弱く150nm以下の密集するL/
Sパターンでパターンが倒れる現像が現われる。
【0006】最近このような問題等を解決するため、バ
ークリー(Berkeley)大学のフレチェット(Frechet)
と彼の共同研究者等がSPIEに下記式(24)で示される
ような構造のポリスパイでノルボルネン誘導体を発表し
た(Jean M.J.Frechet etal.,SPIE,Vol.3333,8
3,1998)。
【化10】 しかし、前記構造のフォトレジスト重合体もまた180
nmの比較的に低い解像度を示すなど、高密度の微細パタ
ーン形成には適しないという問題点を抱えている。
【0007】本発明の目的はエッチング耐性、再現性、
耐久性、接着性及び解像力の優れた新規のフォトレジス
ト単量体とその製造方法、フォトレジスト重合体とその
製造方法、前記フォトレジスト重合体を含むフォトレジ
スト組成物、前記フォトレジスト組成物を利用したフォ
トレジスト形成方法、及びこの方法により製造された半
導体素子を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】ここに本発明者等は、前
述の従来技術の問題点を解決するため幾多の研究と実験
を重ねた結果、ArF用フォトレジスト重合体に水酸基を
導入すればシリコンウェーハに対するレジストの弱い接
着力を解決することができ、この水酸基を適正比率で酸
に敏感な保護基に置換すれば溶解度を容易に調節できる
という点を見つけ出し本発明を完成した。
【0009】前記目的を達成するため、本発明では新規
のフォトレジスト単量体とその製造方法、フォトレジス
ト重合体とその製造方法、前記フォトレジスト重合体を
含むフォトレジスト組成物、及び前記フォトレジスト組
成物を利用して製造された半導体素子を提供する。
【0010】上記の課題を解決するため、請求項1記載
の発明のフォトレジスト単量体は、下記式(1a)で示
されるジヒドロキシ(dihydroxy)化合物、及び下記式
(1b)で示されるトリカルボニル(tricarbonyl)化
合物の中から選択されることを特徴としている。
【化11】 (前記式で、R1、R2及びR3は、それぞれ水素である
か置換或いは非置換された炭素数C1〜C4の直鎖又は側
鎖アルキル基である。)
【0011】請求項2記載の発明は、請求項1記載のフ
ォトレジスト単量体であって、R1、R2及びR3は、水
素又はメチルであることを特徴としている。
【0012】請求項3記載のフォトレジスト単量体の製
造方法は、請求項1記載の前記式(1a)、又は前記式
(1b)によって示されるフォトレジスト単量体であっ
て、(a)下記式(2)で示される化合物を塩基存在下
でクロトンアルデヒド(crotonaldehyde)と反応させ、
前記式(1a)で示されるジヒドロキシフォトレジスト
単量体を製造するか、(b)下記式(2)で示される化
合物を塩基存在下で無水クロトン酸(crotonic anhydri
de)と反応させ、前記式(1b)で示されるトリカルボ
ニルフォトレジスト単量体を製造することを特徴として
いる。
【化12】 (前記式で、R1、R2及びR3は、水素であるか置換或
いは非置換された炭素数C1〜C4の直鎖又は側鎖アルキ
ル基である。)
【0013】請求項4記載の発明は、請求項3記載のフ
ォトレジスト単量体の製造方法であって、前記式(1
a)で示される化合物は、(i)前記式(2)で示され
る化合物を塩基存在下でクロトンアルデヒドと反応させ
下記式(4)で示される化合物を得る段階と、(ii)下
記式(4)で示される化合物を塩基存在下で、再びクロ
トンアルデヒドと反応させる段階で製造されることを特
徴としている。
【化13】 (前記式で、R1、R2及びR3は、水素であるか置換或
いは非置換された炭素数C1〜C4の直鎖又は側鎖アルキ
ル基である。)
【0014】請求項5記載の発明は、請求項3記載のフ
ォトレジスト単量体の製造方法であって、前記式(2)
で示される化合物は、ノルショウノウ(norcamphor)又
はショウノウ(camphor)であることを特徴としてい
る。
【0015】請求項6記載の発明は、請求項3記載のフ
ォトレジスト単量体の製造方法であって、前記塩基は、
n-BuLi(n-butyllithium)、NaHMDS(sodium hexametyldis
ilazane)、NaNH2(sodium amide)、LDA(lithium diisopr
opylamide)、及びt-BuLi(t-butyllithium)でなる群から
選択されることを特徴としている。
【0016】請求項7記載のフォトレジスト重合体は、
下記式(6a)から下記式(6f)で示される重合単位
(polymeric unit)のホモ重合体、共重合体及びこれら
の混合物でなる群から選択されたことを特徴としてい
る。
【化14】
【化15】
【化16】 (前記式(6a)から前記式(6f)で、nは1〜20
0の中から選択される整数であり、R1、R2及びR
3は、水素であるか置換又は非置換された炭素数C1〜C
4の直鎖又は側鎖アルキル基であり、R4、R5及びR6
それぞれ(i)水素であるか、(ii)酸に敏感な保護基
(acid labile protecting group)であって、R4、R5
及びR6中少なくとも一つは水素であり、R4、R5及び
6中少なくとも一つは酸に敏感な保護基である。)
【0017】請求項8記載の発明は、請求項7記載のフ
ォトレジスト重合体であって、酸に敏感な保護基は、テ
トラヒドロピラン−2−イル、2−メチルテトラヒドロ
ピラン−2−イル、テトラヒドロフラン−2−イル、2
−メチルテトラヒドロフラン−2−イル、1−メトキシ
プロピル、1−メトキシ−1−メチルエチル、1−エト
キシプロピル、1−エトキシ−1−メチルエチル、1−
メトキシエチル、1−エトキシエチル、t−ブトキシエ
チル、1−イソブトキシエチル、t−ブトキシカルボニ
ル、及び2−アセチルメント−1−イルでなる群から選
択されることを特徴としている。
【0018】請求項9記載の発明は、請求項7記載のフ
ォトレジスト重合体であって、ノルボニレンと無水マレ
イン酸の中から選択される一つ以上の化合物を共単量体
としてさらに含むことを特徴としている。
【0019】請求項10記載の発明は、請求項7記載の
フォトレジスト重合体であって、前記フォトレジスト重
合体に含まれた保護基の比率は、水酸基の10〜90%
であることを特徴としている。
【0020】請求項11記載のフォトレジスト重合体の
製造方法は、請求項1記載のジヒドロキシフォトレジス
ト単量体を重合させ、ジヒドロキシ重合体を製造するこ
とを特徴としている。
【0021】請求項12記載の発明は、請求項11記載
のフォトレジスト重合体の製造方法であって、下記(反
応式1)に示されたように、(a)下記式(1a)で示
される化合物を重合開始剤を利用して重合し、下記式
(7a)から下記式(7c)で示される重合体を得る段
階と、(b)前記結果物を酸触媒の存在下で、又は塩基
存在下で、又は触媒なく、酸に敏感な保護基を提供でき
る一つ以上の化合物と反応させ、水酸基の一部を酸に敏
感な保護基に置換する段階とを含むことを特徴としてい
る。
【化17】 (前記式で、nは1〜200中から選択される整数であ
り、R1、R2及びR3は、水素であるか置換或いは非置
換された炭素数C1〜C4の直鎖又は側鎖アルキル基であ
り、R4及びR5はそれぞれ(i)水素であるか、(ii)
酸に敏感な保護基であるが、R4及びR5中少なくとも一
つは水素であり、R4及びR5中少なくとも一つは酸に敏
感な保護基である。また、前記式(1a)で示される化
合物を重合すれば、重合反応が発生する位置により3種
類の形の重合体が形成される。)
【0022】請求項13記載の発明は、請求項12記載
のフォトレジスト重合体の製造方法であって、前記酸に
敏感な保護基を提供できる化合物は、3,4−ジヒドロ
−2H−ピラン、2−メチル−3,4−ジヒドロ−2H
−ピラン、2,3−ジヒドロフラン、5−メチル−2,3
−ジヒドロフラン、1−メトキシプロプ−1−エン、2
−メトキシプロプ−1−エン、1−エトキシプロプ−1
−エン、2−エトキシプロプ−1−エン、メチルビニル
エーテル、エチルビニルエーテル、t−ブチルビニルエ
ーテル、イソブチルビニルエーテル、ジ−t−ブチルジ
カルボネート、及びアセチルメント−1−エンでなる群
から選択される化合物であることを特徴としている。
【0023】請求項14記載の発明は、フォトレジスト
重合体の製造方法であって、下記(反応式2)に示され
たように、(i)(a)前記式(1a)で示される化合
物を重合させ製造された下記式(7a)から下記式(7
c)で示される化合物中、一つ以上を含む重合体を還元
させ下記式(8a)から下記式(8c)で示される化合
物を得る段階と、(b)下記式(8a)から下記式(8
c)で示される化合物を酸触媒の存在下で、又は塩基存
在下で、又は触媒なく、酸に敏感な保護基を提供できる
一つ以上の化合物と反応させ、水酸基の一部を酸に敏感
な保護基に置換する段階、又は、下記(反応式3)に示
されたように、(ii)(a)下記式(1b)で示される
化合物を還元させ下記式(9)で示される化合物を得る
段階と、(b)前記結果物を重合開始剤を利用して重合
し、下記式(8a)から下記式(8c)で示される混合
重合体を得る段階と、(c)前記結果物を酸触媒の存在
下で、又は塩基存在下で、又は触媒なく、酸に敏感な保
護基を提供できる一つ以上の化合物と反応させ、水酸基
の一部を酸に敏感な保護基に置換する段階とを含むこと
を特徴としている。
【0024】
【化18】 (前記式で、nは1〜200中から選択される整数であ
り、R1、R2及びR3は、水素であるか置換又は非置換
された炭素数C1〜C4の直鎖又は側鎖アルキル基であ
り、R4、R5及びR6はそれぞれ(i)水素であるか、
(ii)酸に敏感な保護基であって、R4、R5及びR6
少なくとも一つは水素であり、R4、R5及びR6中少な
くとも一つは酸に敏感な保護基である。)
【0025】
【化19】 (前記式で、nは1〜200中から選択される整数であ
り、R1、R2及びR3は、水素であるか置換又は非置換
された炭素数C1〜C4の直鎖又は側鎖アルキル基であ
り、R4、R5及びR6はそれぞれ(i)水素であるか、
(ii)酸に敏感な保護基であって、R4、R5及びR6
少なくとも一つは水素であり、R4、R5及びR6中少な
くとも一つは酸に敏感な保護基である。また、前記式
(1b)又は前記式(9)で示される化合物を重合すれ
ば、重合反応が発生する位置により3種類の形の重合体
が生成される。)
【0026】請求項15記載の発明は、請求項14記載
のフォトレジスト重合体の製造方法であって、前記酸に
敏感な保護基を提供できる化合物は、3,4−ジヒドロ
−2H−ピラン、2−メチル−3,4−ジヒドロ−2H
−ピラン、2,3−ジヒドロフラン、5−メチル−2,3
−ジヒドロフラン、1−メトキシプロプ−1−エン、2
−メトキシプロプ−1−エン、1−エトキシプロプ−1
−エン、2−エトキシプロプ−1−エン、メチルビニル
エーテル、エチルビニルエーテル、t−ブチルビニルエ
ーテル、イソブチルビニルエーテル、ジ−t−ブチルジ
カルボネート、及びアセチルメント−1−エンでなる群
から選択される化合物であることを特徴としている。
【0027】請求項16記載のフォトレジスト組成物
は、(a)請求項7から10のいずれかに記載のフォト
レジスト重合体と、(b)光酸発生剤と、(c)有機溶
媒を含むことを特徴としている。
【0028】請求項17記載の発明は、請求項16記載
のフォトレジスト組成物であって、前記フォトレジスト
重合体は、ノルボニレンと無水マレイン酸の中から選択
される一つ以上の化合物の重合体をさらに含むことを特
徴としている。
【0029】請求項18記載の発明は、請求項16また
は17記載のフォトレジスト組成物であって、前記光酸
発生剤は、ジフェニルヨウ素塩ヘキサフルオロホスフェ
ート、ジフェニルヨウ素塩ヘキサフルオロアルセネー
ト、ジフェニルヨウ素塩ヘキサフルオロアンチモネー
ト、ジフェニルパラメトキシフェニルトリフレート、ジ
フェニルパラトルエニルトリフレート、ジフェニルパラ
イソブチルフェニルトリフレート、ジフェニルパラ−t
−ブチルフェニルトリフレート、トリフェニルスルホニ
ウムヘキサフルオロホスフェート、トリフェニルスルホ
ニウムヘキサフルオロアルセネート、トリフェニルスル
ホニウムヘキサフルオロアンチモネート、トリフェニル
スルホニウムトリフレート、及びジブチルナフチルスル
ホニウムトリフレートでなる群から選択されたものを一
つ、又は二つ以上含むことを特徴としている。
【0030】請求項19記載の発明は、請求項16から
18のいずれかに記載のフォトレジスト組成物であっ
て、前記光酸発生剤は、フォトレジスト重合体に対し
0.05〜10重量%の比率で用いられることを特徴と
している。
【0031】請求項20記載の発明は、請求項16から
19のいずれかに記載のフォトレジスト組成物であっ
て、前記有機溶媒は、メチル−3−メトキシプロピオネ
ート、エチル−3−エトキシプロピオネート、プロピレ
ングリコールメチルエーテルアセテート、シクロヘキサ
ノン、2−へプタノン、及び(2−メトキシ)エチルアセ
テートでなる群から選択されたことを特徴としている。
【0032】請求項21記載の発明は、請求項16から
20のいずれかに記載のフォトレジスト組成物であっ
て、前記有機溶媒は、フォトレジスト重合体に対し20
0〜1000重量%の比率で用いられることを特徴とし
ている。
【0033】請求項22記載のフォトレジストパターン
形成方法は、(a)請求項16から21のいずれかに記
載されたフォトレジスト組成物を被食刻層上部に塗布し
てフォトレジスト膜を形成する段階と、(b)前記フォ
トレジスト膜を露光する段階と、(c)前記結果物を現
像し望むパターンを得る段階とを含むことを特徴として
いる。
【0034】請求項23記載の発明は、請求項22記載
のフォトレジストパターン形成方法であって、前記
(b)段階の(i)露光前及び露光後、又は(ii)露光
前又は露光後にそれぞれベーク工程を行なう段階をさら
に含むことを特徴としている。
【0035】請求項24記載の発明は、請求項23記載
のフォトレジストパターン形成方法であって、前記ベー
ク工程は、70〜200℃で行われることを特徴として
いる。
【0036】請求項25記載の発明は、請求項22記載
のフォトレジストパターン形成方法であって、前記露光
工程は光源としてArF、KrF、VUV、EUV、E−ビーム、X
線、又はイオンビームを利用して行われることを特徴と
している。
【0037】請求項26記載の発明は、請求項22記載
のフォトレジストパターン形成方法であって、前記露光
工程は、1〜50mJ/cm2の露光エネルギーで行われるこ
とを特徴としている。
【0038】請求項27記載の半導体素子は、請求項2
2から26のいずれかに記載のフォトレジストパターン
形成方法を利用して製造されることを特徴としている。
【0039】このように本発明に係るフォトレジスト単
量体及びこれを利用したフォトレジスト重合体はKrF、A
rF、VUV、EUV、E−Beam等、特に250nm以下の極短波
長光源を採用するフォトリソグラフィー工程に用いられ
る場合、優れた解像度を有するフォトレジストパターン
を形成することができ、1G以下のDRAMは勿論、4G及
び16G DRAMの超微細パターン形成に適する。
【0040】また、本発明に係るフォトレジスト重合体
は、適正の比率で置換された保護基を有するため、現像
液に対し低い溶解度を示す反面、酸の存在下では前記保
護基が離脱し、現像液に対する高い溶解度を有する。こ
のため、露光部と非露光部での光敏感性が卓越するが、
対照比が増加し良好なパターンが形成されてその分解能
が著しく増加し、少ない露光量でも精密なパターンの形
成が可能であるため、感度をさらに高めることができ
る。
【0041】また、本発明に係るフォトレジスト単量体
及び重合体は優れた耐久性、耐エッチング性、再現性、
解像力を有するため、これを利用して製造された半導体
素子の信頼性を高めることができる。
【0042】
【発明の実施の形態】以下本発明を詳しく説明する。
【0043】本発明ではまず、下記式(1a)のジヒド
ロキシ(dihydroxy)化合物及び下記式(1b)で示され
るトリカルボニル(tricarbonyl)化合物から選択され
るフォトレジスト単量体を提供する。
【化20】 前記式で、R1、R2及びR3は水素であるか置換或いは
非置換された炭素数C1〜C4の直鎖又は側鎖アルキル基
である。前記式(1a)で示される化合物は、下記式
(1c)又は下記式(1d)で示される化合物であり、
前記式(1b)で示される化合物は、下記式(1e)又
は下記式(1f)で示される化合物であるのが好まし
い。
【0044】
【化21】
【化22】
【0045】前記式(1a)又は前記式(1b)で示さ
れる化合物は多様な方法により合成することができる
が、その一例として下記式(2)で示される化合物をク
ロトンアルデヒド(crotonaldehyde)又は無水クロトン
酸(crotonic anhydride)と反応させ製造することがで
きる。
【0046】
【化23】 前記式で、R1、R2及びR3は水素であるか置換或いは
非置換された炭素数C1〜C4の直鎖又は側鎖アルキル基
である。
【0047】具体的に、前記式(1a)で示される化合
物は、(a)前記式(2)で示される化合物を塩基存在
下で下記式(3)で示されるクロトンアルデヒドと反応
させ下記式(4)で示される化合物を得た後、(b)下
記式(4)で示される化合物を塩基存在下で再びクロト
ンアルデヒドと反応させることにより製造される。
【0048】
【化24】 前記式で、R1、R2及びR3は水素であるか置換或いは
非置換された炭素数C1〜C4の直鎖又は側鎖アルキル基
である。
【0049】さらに、前記式(1b)で示される化合物
は、前記式(2)で示される化合物を塩基存在下で下記
式(5)で示される無水クロトン酸と反応させて製造さ
れる。
【化25】
【0050】このとき、前記化学式(2)で示される化
合物は、下記式(2a)で示されるノルショウノウ(no
rcamphor)又は下記式(2b)で示されるショウノウ
(camphor)であるのが好ましい。
【化26】
【0051】さらに、前記製造過程で用いられる塩基に
はn-BuLi(n-butyllithium)、NaHMDS(sodium hexametyld
isilazane)、NaNH2(sodium amide)、LDA(lithium diiso
propylamide)、及びt-BuLi(t-butyllithium)等がある。
【0052】本発明ではさらに、下記式(6a)から下
記式(6f)に示される重合単位(polymeric unit)の
ホモ重合体(homopolymer)、共重合体(copolymer)及
びこれらの混合物(mixture)でなる群から選択された
フォトレジスト重合体を提供する。
【0053】
【化27】
【化28】
【化29】
【0054】前記式(6a)から前記式(6f)で、n
は1〜200中から選択される整数であり、R1、R2
びR3は水素であるか、置換又は非置換された炭素数C1
〜C4の直鎖又は側鎖アルキル基であり、R4、R5及び
6はそれぞれ(i)水素であるか、(ii)酸に敏感な保
護基であって、R4、R5及びR6中少なくとも一つは水
素であり、R4、R5及びR6中少なくとも一つは酸に敏
感な保護基である。
【0055】具体的に、前記フォトレジスト重合体は前
記式(6a)から前記式(6f)で示されるそれぞれの
ホモ重合体であることもあり、これらの間の共重合体で
あるか、このようなホモ重合体と共重合体の混合物であ
ることもある。ここで混合物とは一種のブレンドポリマ
ー(blend polymer)で重合反応の結果物であり、前記
ホモ重合体と共重合体が混合されている場合もあり得る
ことを意味する。さらに、前記ホモ重合体と共重合体の
重合度(degree of polymerization)は、10〜200
程度であるのが好ましい。
【0056】酸に敏感な保護基は、酸と反応して離脱す
る機能基(functional group)を意味し、テトラヒドロ
ピラン−2−イル、2−メチルテトラヒドロピラン−2
−イル、テトラヒドロフラン−2−イル、2−メチルテ
トラヒドロフラン−2−イル、1−メトキシプロピル、
1−メトキシ−1−メチルエチル、1−エトキシプロピ
ル、1−エトキシ−1−メチルエチル、1−メトキシエ
チル、1−エトキシエチル、t−ブトキシエチル、1−
イソブトキシエチル、t−ブトキシカルボニル及び2−
アセチルメント−1−イルでなる群から選択されるのが
好ましい。
【0057】さらに、前記重合体はノルボニレンと無水
マレイン酸の中から選択される一つ以上の化合物を共単
量体としてさらに含むことができる。
【0058】前記式(6a)から前記式(6f)で示さ
れる化合物で保護基のR4、R5及びR6は、水酸基に全
て置換されるものではなく一部置換されるものであり、
これに従い本発明のフォトレジスト重合体に含まれた保
護基の比率は水酸基の10〜90%程度である。
【0059】前記本発明のフォトレジスト重合体は、前
記式(1a)又は前記式(1b)で示されるフォトレジ
スト単量体をラジカル重合させた後、酸に敏感な保護基
を提供することのできる化合物と反応させ、水酸基の一
部を酸に敏感な保護基に置換することにより製造され
る。
【0060】具体的に本発明のフォトレジスト重合体の
製造方法は多様であり、下記式(6)から下記式(6
c)で示される重合体の場合は、下記(反応式1)に示
されたような方法で製造することができるが、具体的な
方法は下記の通りである。
【0061】(a)下記式(1a)で示される化合物を
重合開始剤を利用して重合し、下記式(7a)から下記
式(7c)で示されるジヒドロキシ重合体を得た後、
(b)前記結果物を酸に敏感な保護基を提供できる一つ
以上の化合物と反応させ、水酸基の一部を酸に敏感な保
護基に置換して下記式(6a)から下記式(6c)で示
される化合物の重合体を得る。
【0062】
【化30】 前記式で、nは1〜200中から選択される整数であ
り、R1、R2及びR3は、水素であるか置換或いは非置
換された炭素数C1〜C4の直鎖又は側鎖アルキル基であ
り、R4及びR5はそれぞれ(i)水素であるか、(ii)
酸に敏感な保護基であるが、R4及びR5中少なくとも一
つは水素であり、R4及びR5中少なくとも一つは酸に敏
感な保護基である。
【0063】前記段階(b)で、前記式(7a)から
(7c)で示される重合体を酸に敏感な保護基を提供で
きる化合物と反応させる過程は酸触媒又は塩基存在下で
進めることもでき、触媒なくとも進めることができる。
【0064】一方、前記式(6d)から前記式(6f)
で示される重合体は、前記(反応式1)での中間生成物
である前記式(7a)から前記式(7c)で示される化
合物を利用して製造することができるが、具体的に、
(a)前記式(7a)から前記式(7c)で示される化
合物一つ以上を含む重合体を還元させ、前記式(8a)
から前記式(8c)で示される化合物を得た後、(b)
前記式(8a)から前記式(8c)で示される化合物を
酸に敏感な保護基を提供できる一つ以上の化合物と反応
させ、水酸基の一部を酸に敏感な保護基に置換して前記
式(6d)から前記式(6f)で示される化合物の重合
体を得ることができる。
【0065】
【化31】 前記式で、nは1〜200中から選択される整数であ
り、R1、R2及びR3は、水素であるか置換又は非置換
された炭素数C1〜C4の直鎖又は側鎖アルキル基であ
り、R4、R5及びR6はそれぞれ(i)水素であるか、
(ii)酸に敏感な保護基であって、R4、R5及びR6
少なくとも一つは水素であり、R4、R5及びR6中少な
くとも一つは酸に敏感な保護基である。
【0066】前記段階(b)で、前記式(8a)から前
記式(8c)で示される重合体を酸に敏感な保護基を提
供できる化合物と反応させる過程は、酸触媒又は塩基存
在下で進めることもでき、触媒なくとも進めることがで
きる。
【0067】さらに、下記式(6d)から下記式(6
f)で示される重合体は下記式(1b)で示される化合
物から製造することができるが、具体的に(a)下記式
(1b)で示される化合物を還元させ、下記式(9)で
示されるトリヒドロキシ化合物を得た後、(b)前記結
果物を重合開始剤を利用して重合し、下記式(8a)か
ら下記式(8c)で示される混合重合体を得て、(c)
前記結果物を酸に敏感な保護基を提供できる一つ以上の
化合物と反応させ、水酸基の一部を酸に敏感な保護基に
置換して下記式(6d)から下記式(6f)で示される
化合物の重合体を製造することができる。
【0068】
【化32】 前記式で、nは1〜200中から選択される整数であ
り、R1、R2及びR3は、水素であるか置換又は非置換
された炭素数C1〜C4の直鎖又は側鎖アルキル基であ
り、R4、R5及びR6はそれぞれ(i)水素であるか、
(ii)酸に敏感な保護基であって、R4、R5及びR6
少なくとも一つは水素であり、R4、R5及びR6中少な
くとも一つは酸に敏感な保護基である。
【0069】前記段階(c)で、前記式(8a)から前
記式(8c)で示される重合体を酸に敏感な保護基を提
供できる化合物と反応させる過程は酸触媒又は塩基存在
下で進めることもでき、触媒なくとも進めることができ
る。
【0070】前記(反応式1)から前記(反応式3)で
見られるように、前記式(1a)又は前記式(1b)で
示される化合物を重合すれば、重合反応が発生する位置
により3種類の形の重合体が生成されるが、このような
3種類の形の重合体等は反応条件に応じてそれぞれのホ
モ重合体として存在することもあり、相互間結合して共
重合体となることもあり、ホモ重合体と共重合体の混合
物としても存在することがある。
【0071】このとき、用いることができる重合開始剤
には2,2−アゾビスイソブチロニトリル(AIBN)、ベ
ンゾイルパーオキサイド、アセチルパーオキサイド、ラ
ウリルパーオキサイド又はt−ブチルオキサイド等があ
る。
【0072】さらに、前記製造過程では一次的に生成し
た重合体{前記式(7a)から前記式(7c)で示され
る化合物、前記式(8a)から前記式(8c)で示され
る化合物}を酸触媒又は塩基存在下で、場合によっては
触媒を用いずに酸に敏感な保護基を提供することができ
る化合物と反応させると、水酸基の一部が保護基
(R 4、R5及びR6)に置換され、主鎖が前記式(6
a)から前記式(6f)で示される化合物でなるフォト
レジスト重合体が得られる。
【0073】このとき用いることができる酸触媒には硫
酸、塩酸、硝酸、又は酢酸等があり、使用できる塩基に
はNaH、CaH2、K2CO3、Na2CO3、又はNaHCO3等がある。ま
た、前記(反応式3)で、還元反応は還元剤にNaBH4
用いて行なうのが好ましい。
【0074】さらに、酸に敏感な保護基を提供できる化
合物には、下記式(10)で示される3,4−ジヒドロ
−2H−ピラン、下記式(11)で示される2−メチル
−3,4−ジヒドロ−2H−ピラン、下記式(12)で
示される2,3−ジヒドロフラン、下記式(13)で示
される5−メチル−2,3−ジヒドロフラン、下記式
(4)で示される1−メトキシプロプ−1−エン、下記
式(15)で示される2−メトキシプロプ−1−エン、
下記式(16)で示される1−エトキシプロプ−1−エ
ン、下記式(17)で示される2−エトキシプロプ−1
−エン、下記式(18)で示されるメチルビニルエーテ
ル、下記式(19)で示されるエチルビニルエーテル、
下記式(20)で示されるt−ブチルビニルエーテル、
下記式(21)で示されるイソブチルビニルエーテル、
下記式(22)で示されるジ−t−ブチルジカルボネー
ト、及び下記式(23)で示されるアセチルメント−1
−エン等を用いることができる。
【0075】
【化33】
【化34】
【化35】
【化36】
【化37】
【化38】
【0076】前記製造過程で、水酸基が保護基に置換さ
れる比率は保護基を提供する前記式(10)から前記式
(23)で示される化合物の添加量を調節することによ
り簡単に変化させることができ、フォトレジスト重合体
に含まれた保護基の比率は水酸基に対し10〜90%で
あるのが好ましい。
【0077】一方、前記製造過程で製造された重合体を
結晶精製するとき、結晶精製溶媒には石油エーテル(pe
troleum ether)、ジエチルケーテル、メタノール、エ
タノール、イソプロパノール等の低級アルコールを用い
ることができ、重合溶媒にはベンゼン、THF(tetrahydr
ofuran)、ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシ
ド、ジオキサン、トルエン又はキシレン等を用いること
ができる。
【0078】前記のような方法で製造される本発明のフ
ォトレジスト重合体(photoresistpolymer)は、適切な
量の水酸基を有しておりアルカリ性溶媒に溶解可能であ
るため、2.38wt%及び2.6wt%のTMAH水溶液を現
像液に用いることができ、これとともに水酸基により基
板に対する接着性もさらに優れる。なお、本発明に係る
フォトレジスト重合体は適正の比率で置換された保護基
を有するため、現像液に対し低い溶解度を示す反面、酸
の存在下では前記保護基が離脱し、現像液に対する高い
溶解度を有する。このため、露光部と非露光部での光敏
感性が卓越するが、対照比が増加し良好なパターンが形
成されて、その分解能が著しく増加し、少ない露光量で
も精密なパターンの形成が可能であるため、感度をさら
に高めることができる。なお、本発明のフォトレジスト
重合体は脂肪族環型誘導体として優れた耐久性とエッチ
ング耐性を有し、再現性もまた優れる。
【0079】本発明ではまた、前記本発明の重合体、有
機溶媒及び光酸発生剤を含むフォトレジスト組成物を提
供する。
【0080】本発明の重合体は前述のように、前記式
(6a)から前記式(6f)で示される化合物でなる群
から選択された重合体又はこれらの混合物を含む重合体
であり、ノルボルネンと無水マレイン酸の中から選択さ
れる一つ以上の化合物の重合体をさらに含むことができ
る。
【0081】前記光酸発生剤としては、硫化塩系(sulf
ide type compounds)又はオニウム塩系化合物が主に用
いられ、具体的にジフェニルヨウ素塩ヘキサフルオロホ
スフェート、ジフェニルヨウ素塩ヘキサフルオロアルセ
ネート、ジフェニルヨウ素塩ヘキサフルオロアンチモネ
ート、ジフェニルパラメトキシフェニルトリフレート、
ジフェニルパラトルエニルトリフレート、ジフェニルパ
ライソブチルフェニルトリフレート、ジフェニルパラ−
t−ブチルフェニルトリフレート、トリフェニルスルホ
ニウムヘキサフルオロホスフェート、トリフェニルスル
ホニウムヘキサフルオロアルセネート、トリフェニルス
ルホニウムヘキサフルオロアンチモネート、トリフェニ
ルスルホニウムトリフレート、及びジブチルナフチルス
ルホニウムトリフレートでなる群から選択されるものを
用いるのが好ましい。さらに、光酸発生剤はフォトレジ
スト重合体に対し0.05〜10重量%の比率で用いら
れることが好ましい。0.05重量%未満の量で用いら
れる場合はフォトレジストの光に対する敏感度が弱くな
り、10重量%以上用いられる場合は光酸発生剤が光を
多量に吸収し断面が不良のパターンを得ることになる。
【0082】さらに、前記有機溶媒はメチル−3−メト
キシプロピオネート、エチル−3−エトキシプロピオネ
ート、プロピレングリコールメチルエーテルアセテー
ト、シクロヘキサノン、シクロペンタノン、2−へプタ
ノン、及び(2−メトキシ)エチルアセテートでなる群か
ら選択され、フォトレジスト重合体に対し200〜10
00重量%の比率で用いられるが、これは望む厚さのフ
ォトレジスト膜を得るためであり、本発明によれば、有
機溶媒が500重量%で用いられるときの厚さは0.5
μmになる。
【0083】本発明ではさらに、下記の段階でなるフォ
トレジストパターン形成方法を提供する。 (a)前記本発明に係るフォトレジスト組成物を被食刻
層上部に塗布してフォトレジスト膜を形成する段階と、
(b)前記フォトレジスト膜を露光する段階と、(c)
前記結果物を現像し望むパターンを得る段階。
【0084】前記過程で、(b)段階の(i)露光前及
び露光後、又は(ii)露光前又は露光後にそれぞれベー
ク工程を行なう段階をさらに含むことができ、このベー
ク工程は70〜200℃で行われるのが好ましい。
【0085】さらに、前記露光工程は光源としてArF、K
rF及びEUVを含む遠紫外線(DUV;Deep Ultra Viole
t)、E−ビーム、X線又はイオンビームを利用し、1
〜50mJ/cm2の露光エネルギーで行われるのが好まし
い。
【0086】一方、前記で現像段階(c)はアルカリ現
像液又は蒸留水を利用して行なうことができ、アルカリ
現像液は0.01〜5重量%のテトラメチルアンモニウ
ムヒドソキシド(TMAH)水溶液であるのが好ましい。
【0087】本発明ではさらに、前記本発明のフォトレ
ジスト組成物を利用して製造された半導体素子を提供す
る。
【0088】
【実施例】以下本発明を実施例に基づき詳しく説明す
る。但し、実施例は発明を例示するのみで、本発明が下
記実施例により限定されるものではない。
【0089】I.単量体の製造 実施例1.前記式(1c)で示される化合物の製造 無水テトラヒドロフラン(THF)100mlに0.1molの
ノルショウノウ(Norcamphor;前記式(2a)で示され
る化合物)を投入した後溶液を−20℃に冷却させた。
冷却後0.1molのn-BuLi(ヘキサンに溶解された2.
5M溶液)を入れ、20〜30分間攪拌させた。攪拌後
0.1molのクロトンアルデヒドを徐々に添加してから
温度を常温に上げ、24時間の間反応させた。反応後ク
ロトン酸リチウム塩(crotonic acid lithium salt)を
濾過し除去してから、余液を蒸留しTHF及びn−ヘキサ
ンを除去した。次いで、水とエチルアセテートを添加し
て抽出し、エチルアセテート層を脱水(MgSO4)・濾過
して蒸留し、エチルアセテートを除去した後、クルード
(Crude)した状態でR1、R2及びR3が全て水素である
前記式(3)で示される化合物を得た。この化合物と
0.2molのn-BuLiをTHF100mlに入れ、−20℃で2
0分間攪拌した後、0.1molのクロトンアルデヒドを
徐々に添加した。次いで、温度を徐々に上げ常温で5時
間の間反応させた。反応後、クロトン酸リチウム塩を濾
過して除去してから、余液を蒸留してTHF及びn−ヘキ
サンを除去した。次いで、水とエチルアセテートを添加
して抽出し、エチルアセテート層を脱水(MgSO4)・濾
過して蒸留し、エチルアセテートを除去した後、前記式
(1c)で示される化合物を製造した(総収量:23
g)。
【0090】実施例2.前記式(1d)で示される化合
物の製造 前記式(2a)で示されるノルショウノウの代りに、前
記式(2b)で示されるショウノウ(Camphor)を用い
ることを除いては、前記実施例1と同一の方法で前記式
(1d)で示される化合物を製造した。
【0091】実施例3.前記式(1e)で示される化合
物の製造 無水テトラヒドロフラン(THF)100mlに0.1molの
ショウノウ(Camphor;前記式(2b)で示される化合
物)を投入した後溶液を−20℃に冷却させた。冷却後
0.1molのn-BuLi(ヘキサンに溶解された2.5M溶
液)を入れ、20〜30分間攪拌させた。攪拌後0.1
molの無水クロトン酸を徐々に添加してから温度を常温
に上げ、24時間の間反応させた。反応後THF及びn−ヘ
キサンを蒸留除去し、余分の溶液に20mlのアセトンを
添加して余分に残る可能性のあるn-BuLiの活性を完全に
除去し、クロトン酸リチウム塩(crotonic acid lithiu
m salt)を濾過し除去した後、余液を蒸留しクルード
(Crude)した中間体を得た。この混合物を0.1mlのN
aHとともに無水THF100mlに溶解して10分間攪拌
し、この溶液に0.1molの無水クロトン酸を入れ、常
温で10時間の間反応させた。反応後溶液を蒸留してTH
Fを除去し、0.1N HCl水溶液200mlとエチルアセテ
ート300mlで抽出し有機層を脱水(MgSO4)・濾過し
て蒸留しエチルアセテートを除去した後、R1、R2及び
3が全てメチルである前記式(1e)で示される化合
物を得た(総収量:18g)。
【0092】実施例4.前記式(1f)で示される化合
物の製造 前記式(2b)で示されるショウノウの代りに、前記式
(2a)で示されるノルショウノウ(Norcamphor)を用
いることを除いては、前記実施例3と同一の方法で前記
式(1f)で示される化合物を製造した。
【0093】II.重合体の製造 <1>(反応式1)による製造 実施例5.保護基としてt−ブトキシカルボニル基を有
する重合体の製造 (段階1)前記実施例1で製造した単量体をAIBN0.3
0gとともに25mlのベンゼン溶媒に溶解した後、69
℃で10時間の間反応させた。反応後生成物を石油エー
テル(petroleum ether)に点滴し、結晶精製すること
により純粋な状態の固体を得た後、これを濾過・乾燥さ
せ前記式(7a)から前記式(7c)で示される混合重
合体を得た(総収量:18g)。 (段階2)次いで、前記重合体10gと前記混合物の重
量対比70%のジ−t−ブチルジカルボネート7gを
0.01mgの硫酸とともに、無水THF 15mlに溶解し、
5時間の間反応させた後、反応生成物をメタノール/水
(10/1)の溶液に点滴して沈澱させ、水酸基の一部
がt−ブトキシカルボニル基に置換されたフォトレジス
ト重合体を得た(総収量:11g)。
【0094】実施例6.保護基としてテトラヒドロピラ
ニル基を有する重合体の製造 前記実施例5の(段階1)で製造した重合体10gと
3,4−ジヒドロ−2H−ピラン 3gを0.01mgの硫
酸とともに、無水THF 100mlに入れ20〜25℃で3
時間の間反応させた後、反応生成物をメタノール/水
(10/1)の溶液に点滴して沈澱させ、水酸基の一部
がテトラヒドロピラニル基に置換されたフォトレジスト
重合体を得た(総収量:9g)。
【0095】実施例7.保護基としてテトラヒドロフラ
ニル基を有する重合体の製造 3,4−ジヒドロ−2H−ピランの代りに2,3−ジヒド
ロフランを用いることを除いては、前記実施例6と同一
の方法で水酸基の一部がテトラヒドロフラニル基に置換
されたフォトレジスト重合体を得た(総収量:8.8
g)。
【0096】実施例8.保護基としてメトキシエチル基
を有する重合体の製造 3,4−ジヒドロ−2H−ピランの代りにメチルビニル
エーテルを用いることを除いては、前記実施例6と同一
の方法で水酸基の一部がメトキシエチル基に置換された
フォトレジスト重合体を得た(総収量:9.5g)。
【0097】実施例9.保護基としてt−ブトキシエチ
ル基を有する重合体の製造 3,4−ジヒドロ−2H−ピランの代りにt−ブチルビ
ニルエーテルを用いることを除いては、前記実施例6と
同一の方法で水酸基の一部がt−ブトキシエチル基に置
換されたフォトレジスト重合体を得た(総収量:11
g)。
【0098】実施例10.保護基としてt−ブトキシカ
ルボニル基を有する重合体の製造 実施例1で製造した単量体の代りに実施例2で製造した
単量体を用いることを除いては、前記実施例5と同一の
方法で水酸基の一部がt−ブトキシカルボニル基に置換
されたフォトレジスト重合体を得た(総収量:11
g)。
【0099】実施例11.保護基としてテトラヒドロピ
ラニル基を有する重合体の製造 実施例1で製造した単量体の代りに実施例2で製造した
単量体を用いることを除いては、前記実施例6と同一の
方法で水酸基の一部がテトラヒドロピラニル基に置換さ
れたフォトレジスト重合体を得た(総収量:9g)。
【0100】実施例12.保護基としてテトラヒドロフ
ラニル基を有する重合体の製造 実施例1で製造した単量体の代りに実施例2で製造した
単量体を用いることを除いては、前記実施例7と同一の
方法で水酸基の一部がテトラヒドロフラニル基に置換さ
れたフォトレジスト重合体を得た(総収量:8.8
g)。
【0101】実施例13.保護基としてメトキシエチル
基を有する重合体の製造 実施例1で製造した単量体の代りに実施例2で製造した
単量体を用いることを除いては、前記実施例8と同一の
方法で水酸基の一部がメトキシエチル基に置換されたフ
ォトレジスト重合体を得た(総収量:9.5g)。
【0102】実施例14.保護基としてt−ブトキシエ
チル基を有する重合体の製造 実施例1で製造した単量体の代りに実施例2で製造した
単量体を用いることを除いては、前記実施例9と同一の
方法で水酸基の一部がt−ブトキシエチル基に置換され
たフォトレジスト重合体を得た(総収量:9g)。
【0103】<2>(反応式2)による製造 実施例15.保護基としてt−ブトキシカルボニル基を
有する重合体の製造 (段階1)前記実施例5の(段階1)で得た重合体8g
をエタノール100mlに投入し、この溶液にNaBH4 3.
78gを徐々に添加した後、50℃で10時間の間攪拌
した。反応後エタノールを蒸留除去してから100mlの
アセトンを添加して余分のNaBH4の活性を除去し、結果
溶媒は再び蒸留して除去した。この結果の反応混合物に
0.1N HCl 200mlを添加し500mlのクロロホルム
を添加して抽出した。抽出後有機層を脱水(MgSO4)・
蒸留し、R1からR3が全て水素である前記式(8a)か
ら前記式(8c)で示される重合体をクルード(Crud
e)した状態で得た。この重合体を石油エーテルで数回
洗浄して濾過・乾燥し、純粋な状態の前記式(8a)か
ら前記式(8c)で示される混合重合体を得た(総収
量:7.5g)。
【0104】(段階2)次いで、前記(段階1)で製造
した重合体10gと前記混合物の重量対比70%のジ−
t−ブチルジカルボネート 7gを0.01mgの硫酸と
ともに、無水THF100mlに投入してから、20〜25
℃で3時間の間反応させた後、反応生成物をメタノール
/水(10/1)の溶液に点滴して沈澱させ、水酸基の
一部がt−ブトキシカルボニル基に置換されたフォトレ
ジスト重合体を得た(総収量:9g)。
【0105】実施例16.保護基としてテトラヒドロピ
ラニル基を有する重合体の製造 前記実施例15の(段階1)で製造した重合体10gと
3,4−ジヒドロ−2H−ピラン 3gを0.01mgの硫
酸とともに、無水THF100mlに投入し、20〜25℃
で3時間の間反応させた後、反応生成物をメタノール/
水(10/1)の溶液に点滴して沈澱させ、水酸基の一
部がテトラヒドロピラニル基に置換されたフォトレジス
ト重合体を得た(総収量:9g)。
【0106】実施例17.保護基としてテトラヒドロフ
ラニル基を有する重合体の製造 3,4−ジヒドロ−2H−ピランの代りに2,3−ジヒド
ロフランを用いることを除いては、前記実施例16と同
一の方法で水酸基の一部がテトラヒドロフラニル基に置
換されたフォトレジスト重合体を得た(総収量:8.8
g)。
【0107】実施例18.保護基としてメトキシエチル
基を有する重合体の製造 3,4−ジヒドロ−2H−ピランの代りにメチルビニル
エーテルを用いることを除いては、前記実施例16と同
一の方法で水酸基の一部がメトキシエチル基に置換され
たフォトレジスト重合体を得た(総収量:9.5g)。
【0108】実施例19.保護基としてt−ブトキシエ
チル基を有する重合体の製造 3,4−ジヒドロ−2H−ピランの代りにt−ブチルビ
ニルエーテルを用いることを除いては、前記実施例16
と同一の方法で水酸基の一部がt−ブトキシエチル基に
置換されたフォトレジスト重合体を得た(総収量:11
g)。
【0109】実施例20.保護基としてt−ブトキシカ
ルボニル基を有する重合体の製造 (段階1)前記実施例10の中間段階で得た重合体8g
をエタノール100mlに投入し、この溶液にNaBH4 3.
78gを徐々に添加した後、50℃で10時間の間攪拌
した。反応後エタノールを蒸留除去してから100mlの
アセトンを添加して余分のNaBH4の活性を除去し、結果
溶媒は再び蒸留して除去した。この結果の反応混合物に
0.1N HCl 200mlを添加し500mlのクロロホルム
を添加して抽出した。抽出後有機層を脱水(MgSO4)・
蒸留し、R1からR3が全てメチルである前記式(8a)
から前記式(8c)で示される重合体をクルード(Crud
e)した状態で得た。この重合体を石油エーテルで数回
洗浄して濾過・乾燥し、純粋な状態の前記式(8a)か
ら前記式(8c)で示される重合体を得た(総収量:
7.5g)。
【0110】(段階2)次いで、前記(段階1)で製造
した重合体10gと前記混合物の重量対比70%のジ−
t−ブチルジカルボネート 7gを0.01mgの硫酸と
ともに、無水THF100mlに投入してから、20〜25
℃で3時間の間反応させた後、反応生成物をメタノール
/水(10/1)の溶液に点滴して沈澱させ、水酸基の
一部がt−ブトキシカルボニル基に置換されたフォトレ
ジスト重合体を得た(総収量:11g)。
【0111】実施例21.保護基としてテトラヒドロピ
ラニル基を有する重合体の製造 前記実施例20の(段階1)で製造した重合体10gと
3,4−ジヒドロ−2H−ピラン 3gを0.01mgの硫
酸とともに、無水THF100mlに投入し、20〜25℃
で3時間の間反応させた後、反応生成物をメタノール/
水(10/1)の溶液に点滴して沈澱させ、水酸基の一
部がテトラヒドロピラニル基に置換されたフォトレジス
ト重合体を得た(総収量:9g)。
【0112】実施例22.保護基としてテトラヒドロフ
ラニル基を有する重合体の製造 3,4−ジヒドロ−2H−ピランの代りに2,3−ジヒド
ロフランを用いることを除いては、前記実施例21と同
一の方法で水酸基の一部がテトラヒドロフラニル基に置
換されたフォトレジスト重合体を得た(総収量:8.8
g)。
【0113】実施例23.保護基としてメトキシエチル
基を有する重合体の製造 3,4−ジヒドロ−2H−ピランの代りにメチルビニル
エーテルを用いることを除いては、前記実施例21と同
一の方法で水酸基の一部がメトキシエチル基に置換され
たフォトレジスト重合体を得た(総収量:9.5g)。
【0114】実施例24.保護基としてt−ブトキシエ
チル基を有する重合体の製造 3,4−ジヒドロ−2H−ピランの代りにt−ブチルビ
ニルエーテルを用いることを除いては、前記実施例21
と同一の方法で水酸基の一部がt−ブトキシエチル基に
置換されたフォトレジスト重合体を得た(総収量:9
g)。
【0115】<3>(反応式3)による製造 実施例25.保護基としてt−ブトキシカルボニル基を
有する重合体の製造 (段階1)前記実施例3で得た化合物10gをエタノー
ル100mlに投入し、この溶液にNaBH4 4gを徐々に添
加した後、常温で20時間の間反応させた。反応後10
0mlのアセトンを添加し30分間攪拌した。この結果溶
液を蒸留しアセトン及びエタノールを除去した後、0.
1N HCl200mlとエチルアセテート 600ml(200
ml×3)で抽出した。抽出後有機層を脱水(MgSO4)・
濾過し、結果溶液を蒸留してエチルアセテートを除去
し、R1からR3が全てメチルである前記式(9)で示さ
れる化合物を得た(総収量:9.1g)。
【0116】(段階2)前記(段階1)の結果物5gを
AIBN 0.10gとともに50mlのTHF溶媒に溶解した
後、67℃で10時間の間反応させた。反応後生成物を
石油エーテル(petroleum ether)に点滴し結晶精製す
ることにより純粋な状態の固体を得た後、これを濾過・
乾燥させ主鎖が前記式(8a)から前記式(8c)で示
される化合物中の一つ以上の重合体を含む重合体を得た
(総収量:4.4g)。
【0117】(段階3)次いで、前記(段階2)で製造
した重合体10gとジ−t−ブチルジカルボネート 7
gを、無水THF100mlに溶解し、20〜25℃で10
時間の間反応させた後、反応生成物をメタノール/水
(10/1)の溶液に点滴して沈澱させ、水酸基の一部
がt−ブトキシカルボニル基に置換されたフォトレジス
ト重合体を得た(総収量:11g)。
【0118】実施例26.保護基としてテトラヒドロピ
ラニル基を有する重合体の製造 前記実施例25の(段階2)で製造した重合体10gと
3,4−ジヒドロ−2H−ピラン 3gを0.01mgの硫
酸とともに、無水THF 100mlに投入し、20〜25℃
で3時間の間反応させた後、反応生成物をメタノール/
水(10/1)の溶液に点滴して沈澱させ、水酸基の一
部がテトラヒドロピラニル基に置換されたフォトレジス
ト重合体を得た(総収量:9g)。
【0119】実施例27.保護基としてテトラヒドロフ
ラニル基を有する重合体の製造 3,4−ジヒドロ−2H−ピランの代りに2,3−ジヒド
ロフランを用いることを除いては、前記実施例26と同
一の方法で水酸基の一部がテトラヒドロフラニル基に置
換されたフォトレジスト重合体を得た(総収量:8.8
g)。
【0120】実施例28.保護基としてメトキシエチル
基を有する重合体の製造 3,4−ジヒドロ−2H−ピランの代りにメチルビニル
エーテルを用いることを除いては、前記実施例26と同
一の方法で水酸基の一部がメトキシエチル基に置換され
たフォトレジスト重合体を得た(総収量:9.5g)。
【0121】実施例29.保護基としてt−ブトキシエ
チル基を有する重合体の製造 3,4−ジヒドロ−2H−ピランの代りにt−ブチルビ
ニルエーテルを用いることを除いては、前記実施例26
と同一の方法で水酸基の一部がt−ブトキシエチル基に
置換されたフォトレジスト重合体を得た(総収量:11
g)。
【0122】実施例30.保護基としてt−ブトキシカ
ルボニル基を有する重合体の製造 実施例3で製造した単量体の代りに実施例4で製造した
単量体を用いることを除いては、前記実施例25と同一
の方法で水酸基の一部がt−ブトキシカルボニル基に置
換されたフォトレジスト重合体を得た(総収量:11
g)。
【0123】実施例31.保護基としてテトラヒドロピ
ラニル基を有する重合体の製造 実施例3で製造した単量体の代りに実施例4で製造した
単量体を用いることを除いては、前記実施例26と同一
の方法で水酸基の一部がテトラヒドロピラニル基に置換
されたフォトレジスト重合体を得た(総収量:9g)。
【0124】実施例32.保護基としてテトラヒドロフ
ラニル基を有する重合体の製造 実施例3で製造した単量体の代りに実施例4で製造した
単量体を用いることを除いては、前記実施例27と同一
の方法で水酸基の一部がテトラヒドロフラニル基に置換
されたフォトレジスト重合体を得た(総収量:8.8
g)。
【0125】実施例33.保護基としてメトキシエチル
基を有する重合体の製造 実施例3で製造した単量体の代りに実施例4で製造した
単量体を用いることを除いては、前記実施例28と同一
の方法で水酸基の一部がメトキシエチル基に置換された
フォトレジスト重合体を得た(総収量:9.5g)。
【0126】実施例34.保護基としてt−ブトキシエ
チル基を有する重合体の製造 実施例3で製造した単量体の代りに実施例4で製造した
単量体を用いることを除いては、前記実施例29と同一
の方法で水酸基の一部がt−ブトキシエチル基に置換さ
れたフォトレジスト重合体を得た(総収量:9g)。
【0127】前記実施例15から24の重合体はそれぞ
れ実施例25から34の重合体と構造式が同一である場
合もあるが、製造方法が異なるため保護基の置換比率等
が異なる場合もある。
【0128】III.フォトレジスト組成物の製造及びパ
ターン形成 実施例35.実施例5で得られたフォトレジスト重合体
10gと、光酸発生剤としてトリフェニルスルホニウム
トリフレート0.12gをエチル−3−エトキシプロピ
オネート溶媒45gに溶解した後、0.20μmフィル
ターで濾過させフォトレジスト組成物を得た。この濾過
液をシリコンウェーハ上にスピンコーティングした後、
110℃で90秒間ベークした。ベーク後ArFレーザ露
光装備で露光した後110℃で90秒間再びベークし
た。ベーク完了後2.38wt% テトラメチルアンモニ
ウムヒドロキシド水溶液で40秒間現像してから0.1
2μmのL/Sパターンを得た。
【0129】実施例36.実施例5で製造したフォトレ
ジスト重合体の代りに、実施例6で製造した重合体10
gを用いたことを除いては実施例35と同一の方法でフ
ォトレジスト組成物を製造し、これを利用して0.13
μmのL/Sパターンを得た。
【0130】実施例37.実施例5で製造したフォトレ
ジスト重合体の代りに、実施例7で製造した重合体10
gを用いたことを除いては実施例35と同一の方法でフ
ォトレジスト組成物を製造し、これを利用して0.13
μmのL/Sパターンを得た。
【0131】実施例38.実施例5で製造したフォトレ
ジスト重合体の代りに、実施例8で製造した重合体10
gを用いたことを除いては実施例35と同一の方法でフ
ォトレジスト組成物を製造し、これを利用して0.14
μmのL/Sパターンを得た。
【0132】実施例39.実施例5で製造したフォトレ
ジスト重合体の代りに、実施例9で製造した重合体10
gを用いたことを除いては実施例35と同一の方法でフ
ォトレジスト組成物を製造し、これを利用して0.12
μmのL/Sパターンを得た。
【0133】実施例40.実施例5で製造したフォトレ
ジスト重合体の代りに、実施例10で製造した重合体1
0gを用いたことを除いては実施例35と同一の方法で
フォトレジスト組成物を製造し、これを利用して0.1
2μmのL/Sパターンを得た。
【0134】実施例41.実施例5で得られたフォトレ
ジスト重合体の代りに、実施例11で得られた重合体を
用いることを除いては前記実施例35と同一の方法でフ
ォトレジスト組成物を製造し、これを利用して0.13
μmのL/Sパターンを得た。
【0135】実施例42.実施例5で得られたフォトレ
ジスト重合体の代りに、実施例12で得られた重合体を
用いることを除いては前記実施例35と同一の方法でフ
ォトレジスト組成物を製造し、これを利用して0.13
μmのL/Sパターンを得た。
【0136】実施例43.実施例5で得られたフォトレ
ジスト重合体の代りに、実施例13で得られた重合体を
用いることを除いては前記実施例35と同一の方法でフ
ォトレジスト組成物を製造し、これを利用して0.14
μmのL/Sパターンを得た。
【0137】実施例44.実施例5で得られたフォトレ
ジスト重合体の代りに、実施例14で得られた重合体を
用いることを除いては前記実施例35と同一の方法でフ
ォトレジスト組成物を製造し、これを利用して0.12
μmのL/Sパターンを得た。
【0138】実施例45.実施例5で得られたフォトレ
ジスト重合体の代りに、実施例25で得られた重合体を
用いることを除いては前記実施例35と同一の方法でフ
ォトレジスト組成物を製造し、これを利用して0.12
μmのL/Sパターンを得た(図1参照)。
【0139】実施例46.実施例5で得られたフォトレ
ジスト重合体の代りに、実施例26で得られた重合体を
用いることを除いては前記実施例35と同一の方法でフ
ォトレジスト組成物を製造し、これを利用して0.13
μmのL/Sパターンを得た(図2参照)。
【0140】実施例47.実施例5で得られたフォトレ
ジスト重合体の代りに、実施例27で得られた重合体を
用いることを除いては前記実施例35と同一の方法でフ
ォトレジスト組成物を製造し、これを利用して0.13
μmのL/Sパターンを得た。
【0141】実施例48.実施例5で得られたフォトレ
ジスト重合体の代りに、実施例28で得られた重合体を
用いることを除いては前記実施例35と同一の方法でフ
ォトレジスト組成物を製造し、これを利用して0.14
μmのL/Sパターンを得た(図3参照)。
【0142】実施例49.実施例5で得られたフォトレ
ジスト重合体の代りに、実施例29で得られた重合体を
用いることを除いては前記実施例35と同一の方法でフ
ォトレジスト組成物を製造し、これを利用して0.12
μmのL/Sパターンを得た。
【0143】実施例50.実施例5で得られたフォトレ
ジスト重合体の代りに、実施例30で得られた重合体を
用いることを除いては前記実施例35と同一の方法でフ
ォトレジスト組成物を製造し、これを利用して0.12
μmのL/Sパターンを得た。
【0144】実施例51.実施例5で得られたフォトレ
ジスト重合体の代りに、実施例31で得られた重合体を
用いることを除いては前記実施例35と同一の方法でフ
ォトレジスト組成物を製造し、これを利用して0.13
μmのL/Sパターンを得た。
【0145】実施例52.実施例5で得られたフォトレ
ジスト重合体の代りに、実施例32で得られた重合体を
用いることを除いては前記実施例35と同一の方法でフ
ォトレジスト組成物を製造し、これを利用して0.13
μmのL/Sパターンを得た。
【0146】実施例53.実施例5で得られたフォトレ
ジスト重合体の代りに、実施例33で得られた重合体を
用いることを除いては前記実施例35と同一の方法でフ
ォトレジスト組成物を製造し、これを利用して0.14
μmのL/Sパターンを得た(図4参照)。
【0147】実施例54.実施例5で得られたフォトレ
ジスト重合体の代りに、実施例34で得られた重合体を
用いることを除いては前記実施例35と同一の方法でフ
ォトレジスト組成物を製造し、これを利用して0.12
μmのL/Sパターンを得た。
【0148】
【発明の効果】前記の実施例から分かるように、本願発
明に係るフォトレジスト単量体及びこれを利用したフォ
トレジスト重合体はKrF、ArF、VUV、EUV、E−Beam等特
に、250nm以下の極短波長光源を採用するフォトリソ
グラフィー工程に用いられる場合、優れた解像度を有す
るフォトレジストパターンを形成することができ、1G
以下のDRAMは勿論、4G及び16G DRAMの超微細パタ
ーン形成に適する。
【0149】さらに、本発明に係るフォトレジスト単量
体及び重合体は優れた耐久性、耐エッチング性、再現
性、解像力を有するため、これを利用して製造された半
導体素子の信頼性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例45のフォトレジスト組成物を利用して
形成されたパターンのSEM写真。
【図2】実施例46のフォトレジスト組成物を利用して
形成されたパターンのSEM写真。
【図3】実施例48のフォトレジスト組成物を利用して
形成されたパターンのSEM写真。
【図4】実施例53のフォトレジスト組成物を利用して
形成されたパターンのSEM写真。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08F 16/02 C08F 16/02 16/12 16/12 H01L 21/027 C07B 61/00 300 // C07B 61/00 300 H01L 21/30 502R (72)発明者 白 基鎬 大韓民国京畿道利川市増浦洞 大宇アパー ト 203−402

Claims (27)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記式(1a)で示されるジヒドロキシ
    (dihydroxy)化合物、及び下記式(1b)で示される
    トリカルボニル(tricarbonyl)化合物の中から選択さ
    れることを特徴とするフォトレジスト単量体。 【化1】 (前記式で、R1、R2及びR3は、それぞれ水素である
    か置換或いは非置換された炭素数C1〜C4の直鎖又は側
    鎖アルキル基である。)
  2. 【請求項2】R1、R2及びR3は、水素又はメチルであ
    ることを特徴とする請求項1記載のフォトレジスト単量
    体。
  3. 【請求項3】請求項1記載の前記式(1a)、又は前記
    式(1b)によって示されるフォトレジスト単量体の製
    造方法であって、 (a)下記式(2)で示される化合物を塩基存在下でク
    ロトンアルデヒド(crotonaldehyde)と反応させ、前記
    式(1a)で示されるジヒドロキシフォトレジスト単量
    体を製造するか、 (b)下記式(2)で示される化合物を塩基存在下で無
    水クロトン酸(crotonic anhydride)と反応させ、前記
    式(1b)で示されるトリカルボニルフォトレジスト単
    量体を製造することを特徴とするフォトレジスト単量体
    の製造方法。 【化2】 (前記式で、R1、R2及びR3は、水素であるか置換或
    いは非置換された炭素数C1〜C4の直鎖又は側鎖アルキ
    ル基である。)
  4. 【請求項4】前記式(1a)で示される化合物は、 (i)前記式(2)で示される化合物を塩基存在下でク
    ロトンアルデヒドと反応させ下記式(4)で示される化
    合物を得る段階と、 (ii)下記式(4)で示される化合物を塩基存在下で、
    再びクロトンアルデヒドと反応させる段階で製造される
    ことを特徴とする請求項3記載のフォトレジスト単量体
    の製造方法。 【化3】 (前記式で、R1、R2及びR3は、水素であるか置換或
    いは非置換された炭素数C1〜C4の直鎖又は側鎖アルキ
    ル基である。)
  5. 【請求項5】前記式(2)で示される化合物は、ノルシ
    ョウノウ(norcamphor)又はショウノウ(camphor)で
    あることを特徴とする請求項3記載のフォトレジスト単
    量体の製造方法。
  6. 【請求項6】前記塩基は、n-BuLi(n-butyllithium)、Na
    HMDS(sodium hexametyldisilazane)、NaNH2(sodium ami
    de)、LDA(lithium diisopropylamide)、及びt-BuLi(t-b
    utyllithium)でなる群から選択されることを特徴とする
    請求項3記載のフォトレジスト単量体の製造方法。
  7. 【請求項7】下記式(6a)から下記式(6f)で示さ
    れる重合単位(polymeric unit)のホモ重合体、共重合
    体及びこれらの混合物でなる群から選択されたことを特
    徴とするフォトレジスト重合体。 【化4】 【化5】 【化6】 (前記式(6a)から前記式(6f)で、 nは1〜200の中から選択される整数であり、 R1、R2及びR3は、水素であるか置換又は非置換され
    た炭素数C1〜C4の直鎖又は側鎖アルキル基であり、 R4、R5及びR6はそれぞれ(i)水素であるか、(ii)
    酸に敏感な保護基(acid labile protecting group)で
    あって、R4、R5及びR6中少なくとも一つは水素であ
    り、R4、R5及びR6中少なくとも一つは酸に敏感な保
    護基である。)
  8. 【請求項8】酸に敏感な保護基は、テトラヒドロピラン
    −2−イル、2−メチルテトラヒドロピラン−2−イ
    ル、テトラヒドロフラン−2−イル、2−メチルテトラ
    ヒドロフラン−2−イル、1−メトキシプロピル、1−
    メトキシ−1−メチルエチル、1−エトキシプロピル、
    1−エトキシ−1−メチルエチル、1−メトキシエチ
    ル、1−エトキシエチル、t−ブトキシエチル、1−イ
    ソブトキシエチル、t−ブトキシカルボニル、及び2−
    アセチルメント−1−イルでなる群から選択されること
    を特徴とする請求項7記載のフォトレジスト重合体。
  9. 【請求項9】ノルボニレンと無水マレイン酸の中から選
    択される一つ以上の化合物を共単量体としてさらに含む
    ことを特徴とする請求項7記載のフォトレジスト重合
    体。
  10. 【請求項10】前記フォトレジスト重合体に含まれた保
    護基の比率は、水酸基の10〜90%であることを特徴
    とする請求項7記載のフォトレジスト重合体。
  11. 【請求項11】請求項1記載のジヒドロキシフォトレジ
    スト単量体を重合させ、ジヒドロキシ重合体を製造する
    ことを特徴とするフォトレジスト重合体の製造方法。
  12. 【請求項12】下記(反応式1)に示されたように、 (a)下記式(1a)で示される化合物を重合開始剤を
    利用して重合し、下記式(7a)から下記式(7c)で
    示される重合体を得る段階と、 (b)前記結果物を酸触媒の存在下で、又は塩基存在下
    で、又は触媒なく、酸に敏感な保護基を提供できる一つ
    以上の化合物と反応させ、水酸基の一部を酸に敏感な保
    護基に置換する段階とを含むことを特徴とする請求項1
    1記載のフォトレジスト重合体の製造方法。 【化7】 (前記式で、 nは1〜200中から選択される整数であり、 R1、R2及びR3は、水素であるか置換或いは非置換さ
    れた炭素数C1〜C4の直鎖又は側鎖アルキル基であり、 R4及びR5はそれぞれ(i)水素であるか、(ii)酸に
    敏感な保護基であるが、R4及びR5中少なくとも一つは
    水素であり、R4及びR5中少なくとも一つは酸に敏感な
    保護基である。)
  13. 【請求項13】前記酸に敏感な保護基を提供できる化合
    物は、3,4−ジヒドロ−2H−ピラン、2−メチル−
    3,4−ジヒドロ−2H−ピラン、2,3−ジヒドロフラ
    ン、5−メチル−2,3−ジヒドロフラン、1−メトキ
    シプロプ−1−エン、2−メトキシプロプ−1−エン、
    1−エトキシプロプ−1−エン、2−エトキシプロプ−
    1−エン、メチルビニルエーテル、エチルビニルエーテ
    ル、t−ブチルビニルエーテル、イソブチルビニルエー
    テル、ジ−t−ブチルジカルボネート、及びアセチルメ
    ント−1−エンでなる群から選択される化合物であるこ
    とを特徴とする請求項12記載のフォトレジスト重合体
    の製造方法。
  14. 【請求項14】下記(反応式2)に示されたように、 (i)(a)前記式(1a)で示される化合物を重合さ
    せ製造された下記式(7a)から下記式(7c)で示さ
    れる化合物中、一つ以上を含む重合体を還元させ下記式
    (8a)から下記式(8c)で示される化合物を得る段
    階と、 (b)下記式(8a)から下記式(8c)で示される化
    合物を酸触媒の存在下で、又は塩基存在下で、又は触媒
    なく、酸に敏感な保護基を提供できる一つ以上の化合物
    と反応させ、水酸基の一部を酸に敏感な保護基に置換す
    る段階、又は、 下記(反応式3)に示されたように、 (ii)(a)下記式(1b)で示される化合物を還元さ
    せ下記式(9)で示される化合物を得る段階と、 (b)前記結果物を重合開始剤を利用して重合し、下記
    式(8a)から下記式(8c)で示される混合重合体を
    得る段階と、 (c)前記結果物を酸触媒の存在下で、又は塩基存在下
    で、又は触媒なく、酸に敏感な保護基を提供できる一つ
    以上の化合物と反応させ、水酸基の一部を酸に敏感な保
    護基に置換する段階とを含むことを特徴とするフォトレ
    ジスト重合体の製造方法。 【化8】 【化9】 (前記反応式2、反応式3で、 nは1〜200中から選択される整数であり、 R1、R2及びR3は、水素であるか置換又は非置換され
    た炭素数C1〜C4の直鎖又は側鎖アルキル基であり、 R4、R5及びR6はそれぞれ(i)水素であるか、(ii)
    酸に敏感な保護基であって、R4、R5及びR6中少なく
    とも一つは水素であり、R4、R5及びR6中少なくとも
    一つは酸に敏感な保護基である。)
  15. 【請求項15】前記酸に敏感な保護基を提供できる化合
    物は、3,4−ジヒドロ−2H−ピラン、2−メチル−
    3,4−ジヒドロ−2H−ピラン、2,3−ジヒドロフラ
    ン、5−メチル−2,3−ジヒドロフラン、1−メトキ
    シプロプ−1−エン、2−メトキシプロプ−1−エン、
    1−エトキシプロプ−1−エン、2−エトキシプロプ−
    1−エン、メチルビニルエーテル、エチルビニルエーテ
    ル、t−ブチルビニルエーテル、イソブチルビニルエー
    テル、ジ−t−ブチルジカルボネート、及びアセチルメ
    ント−1−エンでなる群から選択される化合物であるこ
    とを特徴とする請求項14記載のフォトレジスト重合体
    の製造方法。
  16. 【請求項16】(a)請求項7から10のいずれかに記
    載のフォトレジスト重合体と、 (b)光酸発生剤と、 (c)有機溶媒を含むことを特徴とするフォトレジスト
    組成物。
  17. 【請求項17】前記フォトレジスト重合体は、ノルボニ
    レンと無水マレイン酸の中から選択される一つ以上の化
    合物の重合体をさらに含むことを特徴とする請求項16
    記載のフォトレジスト組成物。
  18. 【請求項18】前記光酸発生剤は、ジフェニルヨウ素塩
    ヘキサフルオロホスフェート、ジフェニルヨウ素塩ヘキ
    サフルオロアルセネート、ジフェニルヨウ素塩ヘキサフ
    ルオロアンチモネート、ジフェニルパラメトキシフェニ
    ルトリフレート、ジフェニルパラトルエニルトリフレー
    ト、ジフェニルパライソブチルフェニルトリフレート、
    ジフェニルパラ−t−ブチルフェニルトリフレート、ト
    リフェニルスルホニウムヘキサフルオロホスフェート、
    トリフェニルスルホニウムヘキサフルオロアルセネー
    ト、トリフェニルスルホニウムヘキサフルオロアンチモ
    ネート、トリフェニルスルホニウムトリフレート、及び
    ジブチルナフチルスルホニウムトリフレートでなる群か
    ら選択されたものを一つ、又は二つ以上含むことを特徴
    とする請求項16または17記載のフォトレジスト組成
    物。
  19. 【請求項19】前記光酸発生剤は、フォトレジスト重合
    体に対し0.05〜10重量%の比率で用いられること
    を特徴とする請求項16から18のいずれかに記載のフ
    ォトレジスト組成物。
  20. 【請求項20】前記有機溶媒は、メチル−3−メトキシ
    プロピオネート、エチル−3−エトキシプロピオネー
    ト、プロピレングリコールメチルエーテルアセテート、
    シクロヘキサノン、2−へプタノン、及び(2−メトキ
    シ)エチルアセテートでなる群から選択されたことを特
    徴とする請求項16から19のいずれかに記載のフォト
    レジスト組成物。
  21. 【請求項21】前記有機溶媒は、フォトレジスト重合体
    に対し200〜1000重量%の比率で用いられること
    を特徴とする請求項16から20のいずれかに記載のフ
    ォトレジスト組成物。
  22. 【請求項22】(a)請求項16から21のいずれかに
    記載されたフォトレジスト組成物を被食刻層上部に塗布
    してフォトレジスト膜を形成する段階と、 (b)前記フォトレジスト膜を露光する段階と、 (c)前記結果物を現像し望むパターンを得る段階とを
    含むことを特徴とするフォトレジストパターン形成方
    法。
  23. 【請求項23】前記(b)段階の(i)露光前及び露光
    後、又は(ii)露光前又は露光後にそれぞれベーク工程
    を行なう段階をさらに含むことを特徴とする請求項22
    記載のフォトレジストパターン形成方法。
  24. 【請求項24】前記ベーク工程は、70〜200℃で行
    われることを特徴とする請求項23記載のフォトレジス
    トパターン形成方法。
  25. 【請求項25】前記露光工程は光源としてArF、KrF、VU
    V、EUV、E−ビーム、X線、又はイオンビームを利用し
    て行われることを特徴とする請求項22記載のフォトレ
    ジストパターン形成方法。
  26. 【請求項26】前記露光工程は、1〜50mJ/cm2の露光
    エネルギーで行われることを特徴とする請求項22記載
    のフォトレジストパターン形成方法。
  27. 【請求項27】請求項22から26のいずれかに記載の
    フォトレジストパターン形成方法を利用して製造された
    ことを特徴とする半導体素子。
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