JP4097391B2 - フォトレジスト単量体とその製造方法、フォトレジスト重合体とその製造方法、これを利用したフォトレジスト組成物、及び、半導体素子 - Google Patents

フォトレジスト単量体とその製造方法、フォトレジスト重合体とその製造方法、これを利用したフォトレジスト組成物、及び、半導体素子 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、新規のフォトレジスト単量体、その重合体及びその重合体を利用したフォトレジスト組成物に関し、より詳しくは高集積半導体素子の微細回路製造時に、遠紫外線領域の光源を利用したリソグラフィー工程に用いるのに適したフォトレジスト単量体とその製造方法、フォトレジスト重合体とその製造方法、フォトレジスト組成物、フォトレジストパターン形成方法、及び半導体素子に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
半導体製造の微細加工工程で高感度を達成するため、近来はKrF(248nm)、ArF(193nm)、VUV(157nm)、又はEUV(13nm)と同じ領域の光源を用いるリソグラフィーに適したフォトレジストが脚光を浴びており、このようなフォトレジストは光酸発生剤(photoacid generator)と酸に敏感に反応する構造のフォトレジスト用重合体を配合して製造される。
【0003】
このようなフォトレジストの作用機構は、光源から紫外線光を受けた光酸発生剤が酸を発生させ、このように発生した酸により露光部位の重合体主鎖または側鎖が反応し分解されたり架橋結合される。これに伴い露光部位と非露光部位に溶解度の差が生じ所定のパターンが形成される。
【0004】
さらに、一般にArF用フォトレジストは優れたエッチング耐性と耐熱性及び接着性を有しなければならず、公知の現像液、例えば2.38wt%、及び2.6wt%のテトラメチルアンモニウムヒドロキシド(TMAH)水溶液に現像可能なものが工程費用の節減等の面で有利である。しかし、このような全ての性質を満足する重合体を製造することは非常に困難である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
現在までの研究方向は主に、193nmで透明性が高く、エッチング耐性がノボラック樹脂のような水準の樹脂を探し出すことであった。
これに伴い、主鎖に脂肪族環単位(alicyclic unit)を入れ耐エッチング特性の向上を図る研究がベル研究所(Bell Lab.)を中心に研究されており、メタクリレート及びアクリレート系化合物が日本の富士通及び米国のシフリー社により活発に研究されている。しかし、依然エッチング耐性は解決されておらず、脂肪族環グループをペンダントに導入することにより合成コストが高くなる問題を抱えている。さらに、大部分のフォトレジストの場合、接着力が弱く150nm以下の密集するL/Sパターンでパターンが倒れる現像が現われる。
【0006】
最近このような問題等を解決するため、バークリー(Berkeley)大学のフレチェット(Frechet)と彼の共同研究者等がSPIEに下記式(24)で示されるような構造のポリスパイでノルボルネン誘導体を発表した(Jean M.J.Frechet et al.,SPIE,Vol.3333,83,1998)。
【化10】
Figure 0004097391
しかし、前記構造のフォトレジスト重合体もまた180nmの比較的に低い解像度を示すなど、高密度の微細パターン形成には適しないという問題点を抱えている。
【0007】
本発明の目的はエッチング耐性、再現性、耐久性、接着性及び解像力の優れた新規のフォトレジスト単量体とその製造方法、フォトレジスト重合体とその製造方法、前記フォトレジスト重合体を含むフォトレジスト組成物、前記フォトレジスト組成物を利用したフォトレジスト形成方法、及びこの方法により製造された半導体素子を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
ここに本発明者等は、前述の従来技術の問題点を解決するため幾多の研究と実験を重ねた結果、ArF用フォトレジスト重合体に水酸基を導入すればシリコンウェーハに対するレジストの弱い接着力を解決することができ、この水酸基を適正比率で酸に敏感な保護基に置換すれば溶解度を容易に調節できるという点を見つけ出し本発明を完成した。
【0009】
前記目的を達成するため、本発明では新規のフォトレジスト単量体とその製造方法、フォトレジスト重合体とその製造方法、前記フォトレジスト重合体を含むフォトレジスト組成物、及び前記フォトレジスト組成物を利用して製造された半導体素子を提供する。
【0010】
上記の課題を解決するため、請求項1記載の発明のフォトレジスト単量体は、
下記式(1a)で示されるジヒドロキシ(dihydroxy)化合物、及び下記式(1b)で示されるトリカルボニル(tricarbonyl)化合物の中から選択されることを特徴としている。
【化11】
Figure 0004097391
(前記式で、R1、R2及びR3は、それぞれ水素又はメチルである。)
【0012】
請求項記載のフォトレジスト単量体の製造方法は、
請求項1記載の前記式(1a)、又は前記式(1b)によって示されるフォトレジスト単量体であって、
(a)下記式(2)で示される化合物を塩基存在下でクロトンアルデヒド(crotonaldehyde)と反応させ、前記式(1a)で示されるジヒドロキシフォトレジスト単量体を製造するか、
(b)下記式(2)で示される化合物を塩基存在下で無水クロトン酸(crotonic anhydride)と反応させ、前記式(1b)で示されるトリカルボニルフォトレジスト単量体を製造することを特徴としている。
【化12】
Figure 0004097391
(前記式で、R1、R2及びR3は、水素又はメチルである。)
【0013】
請求項記載の発明は、請求項記載のフォトレジスト単量体の製造方法であって、
前記式(1a)で示される化合物は、
(i)前記式(2)で示される化合物を塩基存在下でクロトンアルデヒドと反応させ下記式(4)で示される化合物を得る段階と、
(ii)下記式(4)で示される化合物を塩基存在下で、再びクロトンアルデヒドと反応させる段階で製造されることを特徴としている。
【化13】
Figure 0004097391
(前記式で、R1、R2及びR3は、水素又はメチルである。)
【0014】
請求項記載の発明は、請求項記載のフォトレジスト単量体の製造方法であって、
前記式(2)で示される化合物は、ノルショウノウ(norcamphor)又はショウノウ(camphor)であることを特徴としている。
【0015】
請求項記載の発明は、請求項記載のフォトレジスト単量体の製造方法であって、
前記塩基は、n-BuLi(n-butyllithium)、NaHMDS(sodium hexametyldisilazane)、NaNH2(sodium amide)、LDA(lithium diisopropylamide)、及びt-BuLi(t-butyllithium)でなる群から選択されることを特徴としている。
【0016】
請求項記載のフォトレジスト重合体は、
下記式(6a)から下記式(6f)で示される重合単位(polymeric unit)のホモ重合体、共重合体及びこれらの混合物でなる群から選択されたことを特徴としている。
【化14】
Figure 0004097391
【化15】
Figure 0004097391
【化16】
Figure 0004097391
(前記式(6a)から前記式(6f)で、
nは1〜200の中から選択される整数であり、
1、R2及びR3は、水素又はメチルであり、
4、R5及びR6はそれぞれ(i)水素であるか、(ii)酸に敏感な保護基(acid labile protecting group)であって、R4、R5及びR6中少なくとも一つは水素であり、R4、R5及びR6中少なくとも一つは酸に敏感な保護基である。)
【0017】
請求項記載の発明は、請求項記載のフォトレジスト重合体であって、
酸に敏感な保護基は、テトラヒドロピラン−2−イル、2−メチルテトラヒドロピラン−2−イル、テトラヒドロフラン−2−イル、2−メチルテトラヒドロフラン−2−イル、1−メトキシプロピル、1−メトキシ−1−メチルエチル、1−エトキシプロピル、1−エトキシ−1−メチルエチル、1−メトキシエチル、1−エトキシエチル、t−ブトキシエチル、1−イソブトキシエチル、t−ブトキシカルボニル、及び2−アセチルメント−1−イルでなる群から選択されることを特徴としている。
【0018】
請求項記載の発明は、請求項記載のフォトレジスト重合体であって、
ノルボニレンと無水マレイン酸の中から選択される一つ以上の化合物を共単量体としてさらに含むことを特徴としている。
【0019】
請求項記載の発明は、請求項記載のフォトレジスト重合体であって、
前記フォトレジスト重合体に含まれた保護基の比率は、水酸基の10〜90%であることを特徴としている。
【0020】
請求項1記載のフォトレジスト重合体の製造方法は、
請求項1記載のジヒドロキシフォトレジスト単量体を重合させ、ジヒドロキシ重合体を製造することを特徴としている。
【0021】
請求項1記載の発明は、請求項1記載のフォトレジスト重合体の製造方法であって、
下記(反応式1)に示されたように、
(a)下記式(1a)で示される化合物を重合開始剤を利用して重合し、下記式(7a)から下記式(7c)で示される重合体を得る段階と、
(b)前記結果物を酸触媒の存在下で、又は塩基存在下で、又は触媒なく、酸に敏感な保護基を提供できる一つ以上の化合物と反応させ、水酸基の一部を酸に敏感な保護基に置換する段階とを含むことを特徴としている。
【化17】
Figure 0004097391
(前記式で、
nは1〜200中から選択される整数であり、
1、R2及びR3は、水素又はメチルであり、
4及びR5はそれぞれ(i)水素であるか、(ii)酸に敏感な保護基であるが、R4及びR5中少なくとも一つは水素であり、R4及びR5中少なくとも一つは酸に敏感な保護基である。
また、前記式(1a)で示される化合物を重合すれば、重合反応が発生する位置により3種類の形の重合体が形成される。)
【0022】
請求項1記載の発明は、請求項1記載のフォトレジスト重合体の製造方法であって、
前記酸に敏感な保護基を提供できる化合物は、3,4−ジヒドロ−2H−ピラン、2−メチル−3,4−ジヒドロ−2H−ピラン、2,3−ジヒドロフラン、5−メチル−2,3−ジヒドロフラン、1−メトキシプロプ−1−エン、2−メトキシプロプ−1−エン、1−エトキシプロプ−1−エン、2−エトキシプロプ−1−エン、メチルビニルエーテル、エチルビニルエーテル、t−ブチルビニルエーテル、イソブチルビニルエーテル、ジ−t−ブチルジカルボネート、及びアセチルメント−1−エンでなる群から選択される化合物であることを特徴としている。
【0023】
請求項1記載の発明は、フォトレジスト重合体の製造方法であって、
下記(反応式2)に示されたように、
(i)(a)前記式(1a)で示される化合物を重合させ製造された下記式(7a)から下記式(7c)で示される化合物中、一つ以上を含む重合体を還元させ下記式(8a)から下記式(8c)で示される化合物を得る段階と、
(b)下記式(8a)から下記式(8c)で示される化合物を酸触媒の存在下で、又は塩基存在下で、又は触媒なく、酸に敏感な保護基を提供できる一つ以上の化合物と反応させ、水酸基の一部を酸に敏感な保護基に置換する段階、又は、
下記(反応式3)に示されたように、
(ii)(a)下記式(1b)で示される化合物を還元させ下記式(9)で示される化合物を得る段階と、
(b)前記結果物を重合開始剤を利用して重合し、下記式(8a)から下記式(8c)で示される混合重合体を得る段階と、
(c)前記結果物を酸触媒の存在下で、又は塩基存在下で、又は触媒なく、酸に敏感な保護基を提供できる一つ以上の化合物と反応させ、水酸基の一部を酸に敏感な保護基に置換する段階とを含むことを特徴としている。
【0024】
【化18】
Figure 0004097391
(前記式で、
nは1〜200中から選択される整数であり、
1、R2及びR3は、水素又はメチルであり、
4、R5及びR6はそれぞれ(i)水素であるか、(ii)酸に敏感な保護基であって、R4、R5及びR6中少なくとも一つは水素であり、R4、R5及びR6中少なくとも一つは酸に敏感な保護基である。)
【0025】
【化19】
Figure 0004097391
(前記式で、
nは1〜200中から選択される整数であり、
1、R2及びR3は、水素又はメチルであり、
4、R5及びR6はそれぞれ(i)水素であるか、(ii)酸に敏感な保護基であって、R4、R5及びR6中少なくとも一つは水素であり、R4、R5及びR6中少なくとも一つは酸に敏感な保護基である。
また、前記式(1b)又は前記式(9)で示される化合物を重合すれば、重合反応が発生する位置により3種類の形の重合体が生成される。)
【0026】
請求項1記載の発明は、請求項1記載のフォトレジスト重合体の製造方法であって、
前記酸に敏感な保護基を提供できる化合物は、3,4−ジヒドロ−2H−ピラン、2−メチル−3,4−ジヒドロ−2H−ピラン、2,3−ジヒドロフラン、5−メチル−2,3−ジヒドロフラン、1−メトキシプロプ−1−エン、2−メトキシプロプ−1−エン、1−エトキシプロプ−1−エン、2−エトキシプロプ−1−エン、メチルビニルエーテル、エチルビニルエーテル、t−ブチルビニルエーテル、イソブチルビニルエーテル、ジ−t−ブチルジカルボネート、及びアセチルメント−1−エンでなる群から選択される化合物であることを特徴としている。
【0027】
請求項1記載のフォトレジスト組成物は、
(a)請求項からのいずれかに記載のフォトレジスト重合体と、
(b)光酸発生剤と、
(c)有機溶媒を含むことを特徴としている。
【0028】
請求項1記載の発明は、請求項1記載のフォトレジスト組成物であって、
前記フォトレジスト重合体は、ノルボニレンと無水マレイン酸の中から選択される一つ以上の化合物の重合体をさらに含むことを特徴としている。
【0029】
請求項1記載の発明は、請求項1または1記載のフォトレジスト組成物であって、
前記光酸発生剤は、ジフェニルヨウ素塩ヘキサフルオロホスフェート、ジフェニルヨウ素塩ヘキサフルオロアルセネート、ジフェニルヨウ素塩ヘキサフルオロアンチモネート、ジフェニルパラメトキシフェニルトリフレート、ジフェニルパラトルエニルトリフレート、ジフェニルパライソブチルフェニルトリフレート、ジフェニルパラ−t−ブチルフェニルトリフレート、トリフェニルスルホニウムヘキサフルオロホスフェート、トリフェニルスルホニウムヘキサフルオロアルセネート、トリフェニルスルホニウムヘキサフルオロアンチモネート、トリフェニルスルホニウムトリフレート、及びジブチルナフチルスルホニウムトリフレートでなる群から選択されたものを一つ、又は二つ以上含むことを特徴としている。
【0030】
請求項1記載の発明は、請求項1から1のいずれかに記載のフォトレジスト組成物であって、
前記光酸発生剤は、フォトレジスト重合体に対し005〜10重量%の比率で用いられることを特徴としている。
【0031】
請求項19記載の発明は、請求項1から1のいずれかに記載のフォトレジスト組成物であって、
前記有機溶媒は、メチル−3−メトキシプロピオネート、エチル−3−エトキシプロピオネート、プロピレングリコールメチルエーテルアセテート、シクロヘキサノン、2−へプタノン、及び(2−メトキシ)エチルアセテートでなる群から選択されたことを特徴としている。
【0032】
請求項2記載の発明は、請求項1から19のいずれかに記載のフォトレジスト組成物であって、
前記有機溶媒は、フォトレジスト重合体に対し200〜1000重量%の比率で用いられることを特徴としている。
【0033】
請求項2記載のフォトレジストパターン形成方法は、
(a)請求項1から2のいずれかに記載されたフォトレジスト組成物を被食刻層上部に塗布してフォトレジスト膜を形成する段階と、
(b)前記フォトレジスト膜を露光する段階と、
(c)前記結果物を現像し望むパターンを得る段階とを含むことを特徴としている。
【0034】
請求項2記載の発明は、請求項2記載のフォトレジストパターン形成方法であって、
前記(b)段階の(i)露光前及び露光後、又は(ii)露光前又は露光後にそれぞれベーク工程を行なう段階をさらに含むことを特徴としている。
【0035】
請求項2記載の発明は、請求項2記載のフォトレジストパターン形成方法であって、
前記ベーク工程は、70〜200℃で行われることを特徴としている。
【0036】
請求項2記載の発明は、請求項2記載のフォトレジストパターン形成方法であって、
前記露光工程は光源としてArF、KrF、VUV、EUV、E−ビーム、X線、又はイオンビームを利用して行われることを特徴としている。
【0037】
請求項2記載の発明は、請求項2記載のフォトレジストパターン形成方法であって、
前記露光工程は、1〜50mJ/cm2の露光エネルギーで行われることを特徴としている。
【0038】
請求項2記載の半導体素子は、
請求項2から2のいずれかに記載のフォトレジストパターン形成方法を利用して製造されることを特徴としている。
【0039】
このように本発明に係るフォトレジスト単量体及びこれを利用したフォトレジスト重合体はKrF、ArF、VUV、EUV、E−Beam等、特に250nm以下の極短波長光源を採用するフォトリソグラフィー工程に用いられる場合、優れた解像度を有するフォトレジストパターンを形成することができ、1G以下のDRAMは勿論、4G及び16G DRAMの超微細パターン形成に適する。
【0040】
また、本発明に係るフォトレジスト重合体は、適正の比率で置換された保護基を有するため、現像液に対し低い溶解度を示す反面、酸の存在下では前記保護基が離脱し、現像液に対する高い溶解度を有する。このため、露光部と非露光部での光敏感性が卓越するが、対照比が増加し良好なパターンが形成されてその分解能が著しく増加し、少ない露光量でも精密なパターンの形成が可能であるため、感度をさらに高めることができる。
【0041】
また、本発明に係るフォトレジスト単量体及び重合体は優れた耐久性、耐エッチング性、再現性、解像力を有するため、これを利用して製造された半導体素子の信頼性を高めることができる。
【0042】
【発明の実施の形態】
以下本発明を詳しく説明する。
【0043】
本発明ではまず、下記式(1a)のジヒドロキシ(dihydroxy)化合物及び下記式(1b)で示されるトリカルボニル(tricarbonyl)化合物から選択されるフォトレジスト単量体を提供する。
【化20】
Figure 0004097391
前記式で、R1、R2及びR3は水素であるか置換或いは非置換された炭素数C1〜C4の直鎖又は側鎖アルキル基である。
前記式(1a)で示される化合物は、下記式(1c)又は下記式(1d)で示される化合物であり、前記式(1b)で示される化合物は、下記式(1e)又は下記式(1f)で示される化合物であるのが好ましい。
【0044】
【化21】
Figure 0004097391
【化22】
Figure 0004097391
【0045】
前記式(1a)又は前記式(1b)で示される化合物は多様な方法により合成することができるが、その一例として下記式(2)で示される化合物をクロトンアルデヒド(crotonaldehyde)又は無水クロトン酸(crotonic anhydride)と反応させ製造することができる。
【0046】
【化23】
Figure 0004097391
前記式で、R1、R2及びR3は水素であるか置換或いは非置換された炭素数C1〜C4の直鎖又は側鎖アルキル基である。
【0047】
具体的に、前記式(1a)で示される化合物は、
(a)前記式(2)で示される化合物を塩基存在下で下記式(3)で示されるクロトンアルデヒドと反応させ下記式(4)で示される化合物を得た後、
(b)下記式(4)で示される化合物を塩基存在下で再びクロトンアルデヒドと反応させることにより製造される。
【0048】
【化24】
Figure 0004097391
前記式で、R1、R2及びR3は水素であるか置換或いは非置換された炭素数C1〜C4の直鎖又は側鎖アルキル基である。
【0049】
さらに、前記式(1b)で示される化合物は、前記式(2)で示される化合物を塩基存在下で下記式(5)で示される無水クロトン酸と反応させて製造される。
【化25】
Figure 0004097391
【0050】
このとき、前記化学式(2)で示される化合物は、下記式(2a)で示されるノルショウノウ(norcamphor)又は下記式(2b)で示されるショウノウ(camphor)であるのが好ましい。
【化26】
Figure 0004097391
【0051】
さらに、前記製造過程で用いられる塩基にはn-BuLi(n-butyllithium)、NaHMDS(sodium hexametyldisilazane)、NaNH2(sodium amide)、LDA(lithium diisopropylamide)、及びt-BuLi(t-butyllithium)等がある。
【0052】
本発明ではさらに、下記式(6a)から下記式(6f)に示される重合単位(polymeric unit)のホモ重合体(homopolymer)、共重合体(copolymer)及びこれらの混合物(mixture)でなる群から選択されたフォトレジスト重合体を提供する。
【0053】
【化27】
Figure 0004097391
【化28】
Figure 0004097391
【化29】
Figure 0004097391
【0054】
前記式(6a)から前記式(6f)で、
nは1〜200中から選択される整数であり、
1、R2及びR3は水素であるか、置換又は非置換された炭素数C1〜C4の直鎖又は側鎖アルキル基であり、
4、R5及びR6はそれぞれ(i)水素であるか、(ii)酸に敏感な保護基であって、R4、R5及びR6中少なくとも一つは水素であり、R4、R5及びR6中少なくとも一つは酸に敏感な保護基である。
【0055】
具体的に、前記フォトレジスト重合体は前記式(6a)から前記式(6f)で示されるそれぞれのホモ重合体であることもあり、これらの間の共重合体であるか、このようなホモ重合体と共重合体の混合物であることもある。ここで混合物とは一種のブレンドポリマー(blend polymer)で重合反応の結果物であり、前記ホモ重合体と共重合体が混合されている場合もあり得ることを意味する。さらに、前記ホモ重合体と共重合体の重合度(degree of polymerization)は、10〜200程度であるのが好ましい。
【0056】
酸に敏感な保護基は、酸と反応して離脱する機能基(functional group)を意味し、テトラヒドロピラン−2−イル、2−メチルテトラヒドロピラン−2−イル、テトラヒドロフラン−2−イル、2−メチルテトラヒドロフラン−2−イル、1−メトキシプロピル、1−メトキシ−1−メチルエチル、1−エトキシプロピル、1−エトキシ−1−メチルエチル、1−メトキシエチル、1−エトキシエチル、t−ブトキシエチル、1−イソブトキシエチル、t−ブトキシカルボニル及び2−アセチルメント−1−イルでなる群から選択されるのが好ましい。
【0057】
さらに、前記重合体はノルボニレンと無水マレイン酸の中から選択される一つ以上の化合物を共単量体としてさらに含むことができる。
【0058】
前記式(6a)から前記式(6f)で示される化合物で保護基のR4、R5及びR6は、水酸基に全て置換されるものではなく一部置換されるものであり、これに従い本発明のフォトレジスト重合体に含まれた保護基の比率は水酸基の10〜90%程度である。
【0059】
前記本発明のフォトレジスト重合体は、前記式(1a)又は前記式(1b)で示されるフォトレジスト単量体をラジカル重合させた後、酸に敏感な保護基を提供することのできる化合物と反応させ、水酸基の一部を酸に敏感な保護基に置換することにより製造される。
【0060】
具体的に本発明のフォトレジスト重合体の製造方法は多様であり、下記式(6)から下記式(6c)で示される重合体の場合は、下記(反応式1)に示されたような方法で製造することができるが、具体的な方法は下記の通りである。
【0061】
(a)下記式(1a)で示される化合物を重合開始剤を利用して重合し、下記式(7a)から下記式(7c)で示されるジヒドロキシ重合体を得た後、
(b)前記結果物を酸に敏感な保護基を提供できる一つ以上の化合物と反応させ、水酸基の一部を酸に敏感な保護基に置換して下記式(6a)から下記式(6c)で示される化合物の重合体を得る。
【0062】
【化30】
Figure 0004097391
前記式で、
nは1〜200中から選択される整数であり、
1、R2及びR3は、水素であるか置換或いは非置換された炭素数C1〜C4の直鎖又は側鎖アルキル基であり、
4及びR5はそれぞれ(i)水素であるか、(ii)酸に敏感な保護基であるが、R4及びR5中少なくとも一つは水素であり、R4及びR5中少なくとも一つは酸に敏感な保護基である。
【0063】
前記段階(b)で、前記式(7a)から(7c)で示される重合体を酸に敏感な保護基を提供できる化合物と反応させる過程は酸触媒又は塩基存在下で進めることもでき、触媒なくとも進めることができる。
【0064】
一方、前記式(6d)から前記式(6f)で示される重合体は、前記(反応式1)での中間生成物である前記式(7a)から前記式(7c)で示される化合物を利用して製造することができるが、具体的に、
(a)前記式(7a)から前記式(7c)で示される化合物一つ以上を含む重合体を還元させ、前記式(8a)から前記式(8c)で示される化合物を得た後、
(b)前記式(8a)から前記式(8c)で示される化合物を酸に敏感な保護基を提供できる一つ以上の化合物と反応させ、水酸基の一部を酸に敏感な保護基に置換して前記式(6d)から前記式(6f)で示される化合物の重合体を得ることができる。
【0065】
【化31】
Figure 0004097391
前記式で、
nは1〜200中から選択される整数であり、
1、R2及びR3は、水素であるか置換又は非置換された炭素数C1〜C4の直鎖又は側鎖アルキル基であり、
4、R5及びR6はそれぞれ(i)水素であるか、(ii)酸に敏感な保護基であって、R4、R5及びR6中少なくとも一つは水素であり、R4、R5及びR6中少なくとも一つは酸に敏感な保護基である。
【0066】
前記段階(b)で、前記式(8a)から前記式(8c)で示される重合体を酸に敏感な保護基を提供できる化合物と反応させる過程は、酸触媒又は塩基存在下で進めることもでき、触媒なくとも進めることができる。
【0067】
さらに、下記式(6d)から下記式(6f)で示される重合体は下記式(1b)で示される化合物から製造することができるが、具体的に
(a)下記式(1b)で示される化合物を還元させ、下記式(9)で示されるトリヒドロキシ化合物を得た後、
(b)前記結果物を重合開始剤を利用して重合し、下記式(8a)から下記式(8c)で示される混合重合体を得て、
(c)前記結果物を酸に敏感な保護基を提供できる一つ以上の化合物と反応させ、水酸基の一部を酸に敏感な保護基に置換して下記式(6d)から下記式(6f)で示される化合物の重合体を製造することができる。
【0068】
【化32】
Figure 0004097391
前記式で、
nは1〜200中から選択される整数であり、
1、R2及びR3は、水素であるか置換又は非置換された炭素数C1〜C4の直鎖又は側鎖アルキル基であり、
4、R5及びR6はそれぞれ(i)水素であるか、(ii)酸に敏感な保護基であって、R4、R5及びR6中少なくとも一つは水素であり、R4、R5及びR6中少なくとも一つは酸に敏感な保護基である。
【0069】
前記段階(c)で、前記式(8a)から前記式(8c)で示される重合体を酸に敏感な保護基を提供できる化合物と反応させる過程は酸触媒又は塩基存在下で進めることもでき、触媒なくとも進めることができる。
【0070】
前記(反応式1)から前記(反応式3)で見られるように、前記式(1a)又は前記式(1b)で示される化合物を重合すれば、重合反応が発生する位置により3種類の形の重合体が生成されるが、このような3種類の形の重合体等は反応条件に応じてそれぞれのホモ重合体として存在することもあり、相互間結合して共重合体となることもあり、ホモ重合体と共重合体の混合物としても存在することがある。
【0071】
このとき、用いることができる重合開始剤には2,2−アゾビスイソブチロニトリル(AIBN)、ベンゾイルパーオキサイド、アセチルパーオキサイド、ラウリルパーオキサイド又はt−ブチルオキサイド等がある。
【0072】
さらに、前記製造過程では一次的に生成した重合体{前記式(7a)から前記式(7c)で示される化合物、前記式(8a)から前記式(8c)で示される化合物}を酸触媒又は塩基存在下で、場合によっては触媒を用いずに酸に敏感な保護基を提供することができる化合物と反応させると、水酸基の一部が保護基(R4、R5及びR6)に置換され、主鎖が前記式(6a)から前記式(6f)で示される化合物でなるフォトレジスト重合体が得られる。
【0073】
このとき用いることができる酸触媒には硫酸、塩酸、硝酸、又は酢酸等があり、使用できる塩基にはNaH、CaH2、K2CO3、Na2CO3、又はNaHCO3等がある。
また、前記(反応式3)で、還元反応は還元剤にNaBH4を用いて行なうのが好ましい。
【0074】
さらに、酸に敏感な保護基を提供できる化合物には、下記式(10)で示される3,4−ジヒドロ−2H−ピラン、下記式(11)で示される2−メチル−3,4−ジヒドロ−2H−ピラン、下記式(12)で示される2,3−ジヒドロフラン、下記式(13)で示される5−メチル−2,3−ジヒドロフラン、下記式(4)で示される1−メトキシプロプ−1−エン、下記式(15)で示される2−メトキシプロプ−1−エン、下記式(16)で示される1−エトキシプロプ−1−エン、下記式(17)で示される2−エトキシプロプ−1−エン、下記式(18)で示されるメチルビニルエーテル、下記式(19)で示されるエチルビニルエーテル、下記式(20)で示されるt−ブチルビニルエーテル、下記式(21)で示されるイソブチルビニルエーテル、下記式(22)で示されるジ−t−ブチルジカルボネート、及び下記式(23)で示されるアセチルメント−1−エン等を用いることができる。
【0075】
【化33】
Figure 0004097391
【化34】
Figure 0004097391
【化35】
Figure 0004097391
【化36】
Figure 0004097391
【化37】
Figure 0004097391
【化38】
Figure 0004097391
【0076】
前記製造過程で、水酸基が保護基に置換される比率は保護基を提供する前記式(10)から前記式(23)で示される化合物の添加量を調節することにより簡単に変化させることができ、フォトレジスト重合体に含まれた保護基の比率は水酸基に対し10〜90%であるのが好ましい。
【0077】
一方、前記製造過程で製造された重合体を結晶精製するとき、結晶精製溶媒には石油エーテル(petroleum ether)、ジエチルケーテル、メタノール、エタノール、イソプロパノール等の低級アルコールを用いることができ、重合溶媒にはベンゼン、THF(tetrahydrofuran)、ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、ジオキサン、トルエン又はキシレン等を用いることができる。
【0078】
前記のような方法で製造される本発明のフォトレジスト重合体(photoresist polymer)は、適切な量の水酸基を有しておりアルカリ性溶媒に溶解可能であるため、2.38wt%及び2.6wt%のTMAH水溶液を現像液に用いることができ、これとともに水酸基により基板に対する接着性もさらに優れる。なお、本発明に係るフォトレジスト重合体は適正の比率で置換された保護基を有するため、現像液に対し低い溶解度を示す反面、酸の存在下では前記保護基が離脱し、現像液に対する高い溶解度を有する。このため、露光部と非露光部での光敏感性が卓越するが、対照比が増加し良好なパターンが形成されて、その分解能が著しく増加し、少ない露光量でも精密なパターンの形成が可能であるため、感度をさらに高めることができる。なお、本発明のフォトレジスト重合体は脂肪族環型誘導体として優れた耐久性とエッチング耐性を有し、再現性もまた優れる。
【0079】
本発明ではまた、前記本発明の重合体、有機溶媒及び光酸発生剤を含むフォトレジスト組成物を提供する。
【0080】
本発明の重合体は前述のように、前記式(6a)から前記式(6f)で示される化合物でなる群から選択された重合体又はこれらの混合物を含む重合体であり、ノルボルネンと無水マレイン酸の中から選択される一つ以上の化合物の重合体をさらに含むことができる。
【0081】
前記光酸発生剤としては、硫化塩系(sulfide type compounds)又はオニウム塩系化合物が主に用いられ、具体的にジフェニルヨウ素塩ヘキサフルオロホスフェート、ジフェニルヨウ素塩ヘキサフルオロアルセネート、ジフェニルヨウ素塩ヘキサフルオロアンチモネート、ジフェニルパラメトキシフェニルトリフレート、ジフェニルパラトルエニルトリフレート、ジフェニルパライソブチルフェニルトリフレート、ジフェニルパラ−t−ブチルフェニルトリフレート、トリフェニルスルホニウムヘキサフルオロホスフェート、トリフェニルスルホニウムヘキサフルオロアルセネート、トリフェニルスルホニウムヘキサフルオロアンチモネート、トリフェニルスルホニウムトリフレート、及びジブチルナフチルスルホニウムトリフレートでなる群から選択されるものを用いるのが好ましい。さらに、光酸発生剤はフォトレジスト重合体に対し0.05〜10重量%の比率で用いられることが好ましい。0.05重量%未満の量で用いられる場合はフォトレジストの光に対する敏感度が弱くなり、10重量%以上用いられる場合は光酸発生剤が光を多量に吸収し断面が不良のパターンを得ることになる。
【0082】
さらに、前記有機溶媒はメチル−3−メトキシプロピオネート、エチル−3−エトキシプロピオネート、プロピレングリコールメチルエーテルアセテート、シクロヘキサノン、シクロペンタノン、2−へプタノン、及び(2−メトキシ)エチルアセテートでなる群から選択され、フォトレジスト重合体に対し200〜1000重量%の比率で用いられるが、これは望む厚さのフォトレジスト膜を得るためであり、本発明によれば、有機溶媒が500重量%で用いられるときの厚さは0.5μmになる。
【0083】
本発明ではさらに、下記の段階でなるフォトレジストパターン形成方法を提供する。
(a)前記本発明に係るフォトレジスト組成物を被食刻層上部に塗布してフォトレジスト膜を形成する段階と、
(b)前記フォトレジスト膜を露光する段階と、
(c)前記結果物を現像し望むパターンを得る段階。
【0084】
前記過程で、(b)段階の(i)露光前及び露光後、又は(ii)露光前又は露光後にそれぞれベーク工程を行なう段階をさらに含むことができ、このベーク工程は70〜200℃で行われるのが好ましい。
【0085】
さらに、前記露光工程は光源としてArF、KrF及びEUVを含む遠紫外線(DUV;Deep Ultra Violet)、E−ビーム、X線又はイオンビームを利用し、1〜50mJ/cm2の露光エネルギーで行われるのが好ましい。
【0086】
一方、前記で現像段階(c)はアルカリ現像液又は蒸留水を利用して行なうことができ、アルカリ現像液は0.01〜5重量%のテトラメチルアンモニウムヒドソキシド(TMAH)水溶液であるのが好ましい。
【0087】
本発明ではさらに、前記本発明のフォトレジスト組成物を利用して製造された半導体素子を提供する。
【0088】
【実施例】
以下本発明を実施例に基づき詳しく説明する。但し、実施例は発明を例示するのみで、本発明が下記実施例により限定されるものではない。
【0089】
I.単量体の製造
実施例1.前記式(1c)で示される化合物の製造
無水テトラヒドロフラン(THF)100mlに0.1molのノルショウノウ(Norcamphor;前記式(2a)で示される化合物)を投入した後溶液を−20℃に冷却させた。冷却後0.1molのn-BuLi(ヘキサンに溶解された2.5M溶液)を入れ、20〜30分間攪拌させた。攪拌後0.1molのクロトンアルデヒドを徐々に添加してから温度を常温に上げ、24時間の間反応させた。反応後クロトン酸リチウム塩(crotonic acid lithium salt)を濾過し除去してから、余液を蒸留しTHF及びn−ヘキサンを除去した。次いで、水とエチルアセテートを添加して抽出し、エチルアセテート層を脱水(MgSO4)・濾過して蒸留し、エチルアセテートを除去した後、クルード(Crude)した状態でR1、R2及びR3が全て水素である前記式(3)で示される化合物を得た。この化合物と0.2molのn-BuLiをTHF100mlに入れ、−20℃で20分間攪拌した後、0.1molのクロトンアルデヒドを徐々に添加した。次いで、温度を徐々に上げ常温で5時間の間反応させた。反応後、クロトン酸リチウム塩を濾過して除去してから、余液を蒸留してTHF及びn−ヘキサンを除去した。次いで、水とエチルアセテートを添加して抽出し、エチルアセテート層を脱水(MgSO4)・濾過して蒸留し、エチルアセテートを除去した後、前記式(1c)で示される化合物を製造した(総収量:23g)。
【0090】
実施例2.前記式(1d)で示される化合物の製造
前記式(2a)で示されるノルショウノウの代りに、前記式(2b)で示されるショウノウ(Camphor)を用いることを除いては、前記実施例1と同一の方法で前記式(1d)で示される化合物を製造した。
【0091】
実施例3.前記式(1e)で示される化合物の製造
無水テトラヒドロフラン(THF)100mlに0.1molのショウノウ(Camphor;前記式(2b)で示される化合物)を投入した後溶液を−20℃に冷却させた。冷却後0.1molのn-BuLi(ヘキサンに溶解された2.5M溶液)を入れ、20〜30分間攪拌させた。攪拌後0.1molの無水クロトン酸を徐々に添加してから温度を常温に上げ、24時間の間反応させた。反応後THF及びn−ヘキサンを蒸留除去し、余分の溶液に20mlのアセトンを添加して余分に残る可能性のあるn-BuLiの活性を完全に除去し、クロトン酸リチウム塩(crotonic acid lithium salt)を濾過し除去した後、余液を蒸留しクルード(Crude)した中間体を得た。
この混合物を0.1mlのNaHとともに無水THF100mlに溶解して10分間攪拌し、この溶液に0.1molの無水クロトン酸を入れ、常温で10時間の間反応させた。反応後溶液を蒸留してTHFを除去し、0.1N HCl水溶液200mlとエチルアセテート300mlで抽出し有機層を脱水(MgSO4)・濾過して蒸留しエチルアセテートを除去した後、R1、R2及びR3が全てメチルである前記式(1e)で示される化合物を得た(総収量:18g)。
【0092】
実施例4.前記式(1f)で示される化合物の製造
前記式(2b)で示されるショウノウの代りに、前記式(2a)で示されるノルショウノウ(Norcamphor)を用いることを除いては、前記実施例3と同一の方法で前記式(1f)で示される化合物を製造した。
【0093】
II.重合体の製造
<1>(反応式1)による製造
実施例5.保護基としてt−ブトキシカルボニル基を有する重合体の製造
(段階1)
前記実施例1で製造した単量体をAIBN0.30gとともに25mlのベンゼン溶媒に溶解した後、69℃で10時間の間反応させた。反応後生成物を石油エーテル(petroleum ether)に点滴し、結晶精製することにより純粋な状態の固体を得た後、これを濾過・乾燥させ前記式(7a)から前記式(7c)で示される混合重合体を得た(総収量:18g)。
(段階2)
次いで、前記重合体10gと前記混合物の重量対比70%のジ−t−ブチルジカルボネート7gを0.01mgの硫酸とともに、無水THF 15mlに溶解し、5時間の間反応させた後、反応生成物をメタノール/水(10/1)の溶液に点滴して沈澱させ、水酸基の一部がt−ブトキシカルボニル基に置換されたフォトレジスト重合体を得た(総収量:11g)。
【0094】
実施例6.保護基としてテトラヒドロピラニル基を有する重合体の製造
前記実施例5の(段階1)で製造した重合体10gと3,4−ジヒドロ−2H−ピラン 3gを0.01mgの硫酸とともに、無水THF 100mlに入れ20〜25℃で3時間の間反応させた後、反応生成物をメタノール/水(10/1)の溶液に点滴して沈澱させ、水酸基の一部がテトラヒドロピラニル基に置換されたフォトレジスト重合体を得た(総収量:9g)。
【0095】
実施例7.保護基としてテトラヒドロフラニル基を有する重合体の製造
3,4−ジヒドロ−2H−ピランの代りに2,3−ジヒドロフランを用いることを除いては、前記実施例6と同一の方法で水酸基の一部がテトラヒドロフラニル基に置換されたフォトレジスト重合体を得た(総収量:8.8g)。
【0096】
実施例8.保護基としてメトキシエチル基を有する重合体の製造
3,4−ジヒドロ−2H−ピランの代りにメチルビニルエーテルを用いることを除いては、前記実施例6と同一の方法で水酸基の一部がメトキシエチル基に置換されたフォトレジスト重合体を得た(総収量:9.5g)。
【0097】
実施例9.保護基としてt−ブトキシエチル基を有する重合体の製造
3,4−ジヒドロ−2H−ピランの代りにt−ブチルビニルエーテルを用いることを除いては、前記実施例6と同一の方法で水酸基の一部がt−ブトキシエチル基に置換されたフォトレジスト重合体を得た(総収量:11g)。
【0098】
実施例10.保護基としてt−ブトキシカルボニル基を有する重合体の製造
実施例1で製造した単量体の代りに実施例2で製造した単量体を用いることを除いては、前記実施例5と同一の方法で水酸基の一部がt−ブトキシカルボニル基に置換されたフォトレジスト重合体を得た(総収量:11g)。
【0099】
実施例11.保護基としてテトラヒドロピラニル基を有する重合体の製造
実施例1で製造した単量体の代りに実施例2で製造した単量体を用いることを除いては、前記実施例6と同一の方法で水酸基の一部がテトラヒドロピラニル基に置換されたフォトレジスト重合体を得た(総収量:9g)。
【0100】
実施例12.保護基としてテトラヒドロフラニル基を有する重合体の製造
実施例1で製造した単量体の代りに実施例2で製造した単量体を用いることを除いては、前記実施例7と同一の方法で水酸基の一部がテトラヒドロフラニル基に置換されたフォトレジスト重合体を得た(総収量:8.8g)。
【0101】
実施例13.保護基としてメトキシエチル基を有する重合体の製造
実施例1で製造した単量体の代りに実施例2で製造した単量体を用いることを除いては、前記実施例8と同一の方法で水酸基の一部がメトキシエチル基に置換されたフォトレジスト重合体を得た(総収量:9.5g)。
【0102】
実施例14.保護基としてt−ブトキシエチル基を有する重合体の製造
実施例1で製造した単量体の代りに実施例2で製造した単量体を用いることを除いては、前記実施例9と同一の方法で水酸基の一部がt−ブトキシエチル基に置換されたフォトレジスト重合体を得た(総収量:9g)。
【0103】
<2>(反応式2)による製造
実施例15.保護基としてt−ブトキシカルボニル基を有する重合体の製造
(段階1)
前記実施例5の(段階1)で得た重合体8gをエタノール100mlに投入し、この溶液にNaBH4 3.78gを徐々に添加した後、50℃で10時間の間攪拌した。反応後エタノールを蒸留除去してから100mlのアセトンを添加して余分のNaBH4の活性を除去し、結果溶媒は再び蒸留して除去した。この結果の反応混合物に0.1N HCl 200mlを添加し500mlのクロロホルムを添加して抽出した。抽出後有機層を脱水(MgSO4)・蒸留し、R1からR3が全て水素である前記式(8a)から前記式(8c)で示される重合体をクルード(Crude)した状態で得た。この重合体を石油エーテルで数回洗浄して濾過・乾燥し、純粋な状態の前記式(8a)から前記式(8c)で示される混合重合体を得た(総収量:7.5g)。
【0104】
(段階2)
次いで、前記(段階1)で製造した重合体10gと前記混合物の重量対比70%のジ−t−ブチルジカルボネート 7gを0.01mgの硫酸とともに、無水THF100mlに投入してから、20〜25℃で3時間の間反応させた後、反応生成物をメタノール/水(10/1)の溶液に点滴して沈澱させ、水酸基の一部がt−ブトキシカルボニル基に置換されたフォトレジスト重合体を得た(総収量:9g)。
【0105】
実施例16.保護基としてテトラヒドロピラニル基を有する重合体の製造
前記実施例15の(段階1)で製造した重合体10gと3,4−ジヒドロ−2H−ピラン 3gを0.01mgの硫酸とともに、無水THF100mlに投入し、20〜25℃で3時間の間反応させた後、反応生成物をメタノール/水(10/1)の溶液に点滴して沈澱させ、水酸基の一部がテトラヒドロピラニル基に置換されたフォトレジスト重合体を得た(総収量:9g)。
【0106】
実施例17.保護基としてテトラヒドロフラニル基を有する重合体の製造
3,4−ジヒドロ−2H−ピランの代りに2,3−ジヒドロフランを用いることを除いては、前記実施例16と同一の方法で水酸基の一部がテトラヒドロフラニル基に置換されたフォトレジスト重合体を得た(総収量:8.8g)。
【0107】
実施例18.保護基としてメトキシエチル基を有する重合体の製造
3,4−ジヒドロ−2H−ピランの代りにメチルビニルエーテルを用いることを除いては、前記実施例16と同一の方法で水酸基の一部がメトキシエチル基に置換されたフォトレジスト重合体を得た(総収量:9.5g)。
【0108】
実施例19.保護基としてt−ブトキシエチル基を有する重合体の製造
3,4−ジヒドロ−2H−ピランの代りにt−ブチルビニルエーテルを用いることを除いては、前記実施例16と同一の方法で水酸基の一部がt−ブトキシエチル基に置換されたフォトレジスト重合体を得た(総収量:11g)。
【0109】
実施例20.保護基としてt−ブトキシカルボニル基を有する重合体の製造
(段階1)
前記実施例10の中間段階で得た重合体8gをエタノール100mlに投入し、この溶液にNaBH4 3.78gを徐々に添加した後、50℃で10時間の間攪拌した。反応後エタノールを蒸留除去してから100mlのアセトンを添加して余分のNaBH4の活性を除去し、結果溶媒は再び蒸留して除去した。この結果の反応混合物に0.1N HCl 200mlを添加し500mlのクロロホルムを添加して抽出した。抽出後有機層を脱水(MgSO4)・蒸留し、R1からR3が全てメチルである前記式(8a)から前記式(8c)で示される重合体をクルード(Crude)した状態で得た。この重合体を石油エーテルで数回洗浄して濾過・乾燥し、純粋な状態の前記式(8a)から前記式(8c)で示される重合体を得た(総収量:7.5g)。
【0110】
(段階2)
次いで、前記(段階1)で製造した重合体10gと前記混合物の重量対比70%のジ−t−ブチルジカルボネート 7gを0.01mgの硫酸とともに、無水THF100mlに投入してから、20〜25℃で3時間の間反応させた後、反応生成物をメタノール/水(10/1)の溶液に点滴して沈澱させ、水酸基の一部がt−ブトキシカルボニル基に置換されたフォトレジスト重合体を得た(総収量:11g)。
【0111】
実施例21.保護基としてテトラヒドロピラニル基を有する重合体の製造
前記実施例20の(段階1)で製造した重合体10gと3,4−ジヒドロ− 2H−ピラン 3gを0.01mgの硫酸とともに、無水THF100mlに投入し、20〜25℃で3時間の間反応させた後、反応生成物をメタノール/水(10/1)の溶液に点滴して沈澱させ、水酸基の一部がテトラヒドロピラニル基に置換されたフォトレジスト重合体を得た(総収量:9g)。
【0112】
実施例22.保護基としてテトラヒドロフラニル基を有する重合体の製造
3,4−ジヒドロ−2H−ピランの代りに2,3−ジヒドロフランを用いることを除いては、前記実施例21と同一の方法で水酸基の一部がテトラヒドロフラニル基に置換されたフォトレジスト重合体を得た(総収量:8.8g)。
【0113】
実施例23.保護基としてメトキシエチル基を有する重合体の製造
3,4−ジヒドロ−2H−ピランの代りにメチルビニルエーテルを用いることを除いては、前記実施例21と同一の方法で水酸基の一部がメトキシエチル基に置換されたフォトレジスト重合体を得た(総収量:9.5g)。
【0114】
実施例24.保護基としてt−ブトキシエチル基を有する重合体の製造
3,4−ジヒドロ−2H−ピランの代りにt−ブチルビニルエーテルを用いることを除いては、前記実施例21と同一の方法で水酸基の一部がt−ブトキシエチル基に置換されたフォトレジスト重合体を得た(総収量:9g)。
【0115】
<3>(反応式3)による製造
実施例25.保護基としてt−ブトキシカルボニル基を有する重合体の製造
(段階1)
前記実施例3で得た化合物10gをエタノール100mlに投入し、この溶液にNaBH4 4gを徐々に添加した後、常温で20時間の間反応させた。反応後100mlのアセトンを添加し30分間攪拌した。この結果溶液を蒸留しアセトン及びエタノールを除去した後、0.1N HCl200mlとエチルアセテート 600ml(200ml×3)で抽出した。抽出後有機層を脱水(MgSO4)・濾過し、結果溶液を蒸留してエチルアセテートを除去し、R1からR3が全てメチルである前記式(9)で示される化合物を得た(総収量:9.1g)。
【0116】
(段階2)
前記(段階1)の結果物5gをAIBN 0.10gとともに50mlのTHF溶媒に溶解した後、67℃で10時間の間反応させた。反応後生成物を石油エーテル(petroleum ether)に点滴し結晶精製することにより純粋な状態の固体を得た後、これを濾過・乾燥させ主鎖が前記式(8a)から前記式(8c)で示される化合物中の一つ以上の重合体を含む重合体を得た(総収量:4.4g)。
【0117】
(段階3)
次いで、前記(段階2)で製造した重合体10gとジ−t−ブチルジカルボネート 7gを、無水THF100mlに溶解し、20〜25℃で10時間の間反応させた後、反応生成物をメタノール/水(10/1)の溶液に点滴して沈澱させ、水酸基の一部がt−ブトキシカルボニル基に置換されたフォトレジスト重合体を得た(総収量:11g)。
【0118】
実施例26.保護基としてテトラヒドロピラニル基を有する重合体の製造
前記実施例25の(段階2)で製造した重合体10gと3,4−ジヒドロ− 2H−ピラン 3gを0.01mgの硫酸とともに、無水THF 100mlに投入し、20〜25℃で3時間の間反応させた後、反応生成物をメタノール/水(10/1)の溶液に点滴して沈澱させ、水酸基の一部がテトラヒドロピラニル基に置換されたフォトレジスト重合体を得た(総収量:9g)。
【0119】
実施例27.保護基としてテトラヒドロフラニル基を有する重合体の製造
3,4−ジヒドロ−2H−ピランの代りに2,3−ジヒドロフランを用いることを除いては、前記実施例26と同一の方法で水酸基の一部がテトラヒドロフラニル基に置換されたフォトレジスト重合体を得た(総収量:8.8g)。
【0120】
実施例28.保護基としてメトキシエチル基を有する重合体の製造
3,4−ジヒドロ−2H−ピランの代りにメチルビニルエーテルを用いることを除いては、前記実施例26と同一の方法で水酸基の一部がメトキシエチル基に置換されたフォトレジスト重合体を得た(総収量:9.5g)。
【0121】
実施例29.保護基としてt−ブトキシエチル基を有する重合体の製造
3,4−ジヒドロ−2H−ピランの代りにt−ブチルビニルエーテルを用いることを除いては、前記実施例26と同一の方法で水酸基の一部がt−ブトキシエチル基に置換されたフォトレジスト重合体を得た(総収量:11g)。
【0122】
実施例30.保護基としてt−ブトキシカルボニル基を有する重合体の製造
実施例3で製造した単量体の代りに実施例4で製造した単量体を用いることを除いては、前記実施例25と同一の方法で水酸基の一部がt−ブトキシカルボニル基に置換されたフォトレジスト重合体を得た(総収量:11g)。
【0123】
実施例31.保護基としてテトラヒドロピラニル基を有する重合体の製造
実施例3で製造した単量体の代りに実施例4で製造した単量体を用いることを除いては、前記実施例26と同一の方法で水酸基の一部がテトラヒドロピラニル基に置換されたフォトレジスト重合体を得た(総収量:9g)。
【0124】
実施例32.保護基としてテトラヒドロフラニル基を有する重合体の製造
実施例3で製造した単量体の代りに実施例4で製造した単量体を用いることを除いては、前記実施例27と同一の方法で水酸基の一部がテトラヒドロフラニル基に置換されたフォトレジスト重合体を得た(総収量:8.8g)。
【0125】
実施例33.保護基としてメトキシエチル基を有する重合体の製造
実施例3で製造した単量体の代りに実施例4で製造した単量体を用いることを除いては、前記実施例28と同一の方法で水酸基の一部がメトキシエチル基に置換されたフォトレジスト重合体を得た(総収量:9.5g)。
【0126】
実施例34.保護基としてt−ブトキシエチル基を有する重合体の製造
実施例3で製造した単量体の代りに実施例4で製造した単量体を用いることを除いては、前記実施例29と同一の方法で水酸基の一部がt−ブトキシエチル基に置換されたフォトレジスト重合体を得た(総収量:9g)。
【0127】
前記実施例15から24の重合体はそれぞれ実施例25から34の重合体と構造式が同一である場合もあるが、製造方法が異なるため保護基の置換比率等が異なる場合もある。
【0128】
III.フォトレジスト組成物の製造及びパターン形成
実施例35.
実施例5で得られたフォトレジスト重合体10gと、光酸発生剤としてトリフェニルスルホニウムトリフレート0.12gをエチル−3−エトキシプロピオネート溶媒45gに溶解した後、0.20μmフィルターで濾過させフォトレジスト組成物を得た。この濾過液をシリコンウェーハ上にスピンコーティングした後、110℃で90秒間ベークした。ベーク後ArFレーザ露光装備で露光した後110℃で90秒間再びベークした。ベーク完了後2.38wt% テトラメチルアンモニウムヒドロキシド水溶液で40秒間現像してから0.12μmのL/Sパターンを得た。
【0129】
実施例36.
実施例5で製造したフォトレジスト重合体の代りに、実施例6で製造した重合体10gを用いたことを除いては実施例35と同一の方法でフォトレジスト組成物を製造し、これを利用して0.13μmのL/Sパターンを得た。
【0130】
実施例37.
実施例5で製造したフォトレジスト重合体の代りに、実施例7で製造した重合体10gを用いたことを除いては実施例35と同一の方法でフォトレジスト組成物を製造し、これを利用して0.13μmのL/Sパターンを得た。
【0131】
実施例38.
実施例5で製造したフォトレジスト重合体の代りに、実施例8で製造した重合体10gを用いたことを除いては実施例35と同一の方法でフォトレジスト組成物を製造し、これを利用して0.14μmのL/Sパターンを得た。
【0132】
実施例39.
実施例5で製造したフォトレジスト重合体の代りに、実施例9で製造した重合体10gを用いたことを除いては実施例35と同一の方法でフォトレジスト組成物を製造し、これを利用して0.12μmのL/Sパターンを得た。
【0133】
実施例40.
実施例5で製造したフォトレジスト重合体の代りに、実施例10で製造した重合体10gを用いたことを除いては実施例35と同一の方法でフォトレジスト組成物を製造し、これを利用して0.12μmのL/Sパターンを得た。
【0134】
実施例41.
実施例5で得られたフォトレジスト重合体の代りに、実施例11で得られた重合体を用いることを除いては前記実施例35と同一の方法でフォトレジスト組成物を製造し、これを利用して0.13μmのL/Sパターンを得た。
【0135】
実施例42.
実施例5で得られたフォトレジスト重合体の代りに、実施例12で得られた重合体を用いることを除いては前記実施例35と同一の方法でフォトレジスト組成物を製造し、これを利用して0.13μmのL/Sパターンを得た。
【0136】
実施例43.
実施例5で得られたフォトレジスト重合体の代りに、実施例13で得られた重合体を用いることを除いては前記実施例35と同一の方法でフォトレジスト組成物を製造し、これを利用して0.14μmのL/Sパターンを得た。
【0137】
実施例44.
実施例5で得られたフォトレジスト重合体の代りに、実施例14で得られた重合体を用いることを除いては前記実施例35と同一の方法でフォトレジスト組成物を製造し、これを利用して0.12μmのL/Sパターンを得た。
【0138】
実施例45.
実施例5で得られたフォトレジスト重合体の代りに、実施例25で得られた重合体を用いることを除いては前記実施例35と同一の方法でフォトレジスト組成物を製造し、これを利用して0.12μmのL/Sパターンを得た(図1参照)。
【0139】
実施例46.
実施例5で得られたフォトレジスト重合体の代りに、実施例26で得られた重合体を用いることを除いては前記実施例35と同一の方法でフォトレジスト組成物を製造し、これを利用して0.13μmのL/Sパターンを得た(図2参照)。
【0140】
実施例47.
実施例5で得られたフォトレジスト重合体の代りに、実施例27で得られた重合体を用いることを除いては前記実施例35と同一の方法でフォトレジスト組成物を製造し、これを利用して0.13μmのL/Sパターンを得た。
【0141】
実施例48.
実施例5で得られたフォトレジスト重合体の代りに、実施例28で得られた重合体を用いることを除いては前記実施例35と同一の方法でフォトレジスト組成物を製造し、これを利用して0.14μmのL/Sパターンを得た(図3参照)。
【0142】
実施例49.
実施例5で得られたフォトレジスト重合体の代りに、実施例29で得られた重合体を用いることを除いては前記実施例35と同一の方法でフォトレジスト組成物を製造し、これを利用して0.12μmのL/Sパターンを得た。
【0143】
実施例50.
実施例5で得られたフォトレジスト重合体の代りに、実施例30で得られた重合体を用いることを除いては前記実施例35と同一の方法でフォトレジスト組成物を製造し、これを利用して0.12μmのL/Sパターンを得た。
【0144】
実施例51.
実施例5で得られたフォトレジスト重合体の代りに、実施例31で得られた重合体を用いることを除いては前記実施例35と同一の方法でフォトレジスト組成物を製造し、これを利用して0.13μmのL/Sパターンを得た。
【0145】
実施例52.
実施例5で得られたフォトレジスト重合体の代りに、実施例32で得られた重合体を用いることを除いては前記実施例35と同一の方法でフォトレジスト組成物を製造し、これを利用して0.13μmのL/Sパターンを得た。
【0146】
実施例53.
実施例5で得られたフォトレジスト重合体の代りに、実施例33で得られた重合体を用いることを除いては前記実施例35と同一の方法でフォトレジスト組成物を製造し、これを利用して0.14μmのL/Sパターンを得た(図4参照)。
【0147】
実施例54.
実施例5で得られたフォトレジスト重合体の代りに、実施例34で得られた重合体を用いることを除いては前記実施例35と同一の方法でフォトレジスト組成物を製造し、これを利用して0.12μmのL/Sパターンを得た。
【0148】
【発明の効果】
前記の実施例から分かるように、本願発明に係るフォトレジスト単量体及びこれを利用したフォトレジスト重合体はKrF、ArF、VUV、EUV、E−Beam等特に、250nm以下の極短波長光源を採用するフォトリソグラフィー工程に用いられる場合、優れた解像度を有するフォトレジストパターンを形成することができ、1G以下のDRAMは勿論、4G及び16G DRAMの超微細パターン形成に適する。
【0149】
さらに、本発明に係るフォトレジスト単量体及び重合体は優れた耐久性、耐エッチング性、再現性、解像力を有するため、これを利用して製造された半導体素子の信頼性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例45のフォトレジスト組成物を利用して形成されたパターンのSEM写真。
【図2】実施例46のフォトレジスト組成物を利用して形成されたパターンのSEM写真。
【図3】実施例48のフォトレジスト組成物を利用して形成されたパターンのSEM写真。
【図4】実施例53のフォトレジスト組成物を利用して形成されたパターンのSEM写真。

Claims (26)

  1. 下記式(1a)で示されるジヒドロキシ(dihydroxy)化合物、及び下記式(1b)で示されるトリカルボニル(tricarbonyl)化合物の中から選択されることを特徴とするフォトレジスト単量体。
    Figure 0004097391
    (前記式で、R1、R2及びR3は、それぞれ水素又はメチルである。)
  2. 請求項1記載の前記式(1a)、又は前記式(1b)によって示されるフォトレジスト単量体の製造方法であって、
    (a)下記式(2)で示される化合物を塩基存在下でクロトンアルデヒド(crotonaldehyde)と反応させ、前記式(1a)で示されるジヒドロキシフォトレジスト単量体を製造するか、
    (b)下記式(2)で示される化合物を塩基存在下で無水クロトン酸(crotonic anhydride)と反応させ、前記式(1b)で示されるトリカルボニルフォトレジスト単量体を製造することを特徴とするフォトレジスト単量体の製造方法。
    Figure 0004097391
    (前記式で、R1、R2及びR3は、水素又はメチルである。)
  3. 前記式(1a)で示される化合物は、
    (i)前記式(2)で示される化合物を塩基存在下でクロトンアルデヒドと反応させ下記式(4)で示される化合物を得る段階と、
    (ii)下記式(4)で示される化合物を塩基存在下で、再びクロトンアルデヒドと反応させる段階で製造されることを特徴とする請求項記載のフォトレジスト単量体の製造方法。
    Figure 0004097391
    (前記式で、R1、R2及びR3は、水素又はメチルである。)
  4. 前記式(2)で示される化合物は、ノルショウノウ(norcamphor)又はショウノウ(camphor)であることを特徴とする請求項記載のフォトレジスト単量体の製造方法。
  5. 前記塩基は、n-BuLi(n-butyllithium)、NaHMDS(sodium hexametyldisilazane)、NaNH2(sodium amide)、LDA(lithium diisopropylamide)、及びt-BuLi(t-butyllithium)でなる群から選択されることを特徴とする請求項記載のフォトレジスト単量体の製造方法。
  6. 下記式(6a)から下記式(6f)で示される重合単位(polymeric unit)のホモ重合体、共重合体及びこれらの混合物でなる群から選択されたことを特徴とするフォトレジスト重合体。
    Figure 0004097391
    Figure 0004097391
    Figure 0004097391
    (前記式(6a)から前記式(6f)で、
    nは1〜200の中から選択される整数であり、
    1、R2及びR3は、水素又はメチルであり、
    4、R5及びR6はそれぞれ(i)水素であるか、(ii)酸に敏感な保護基(acid labile protecting group)であって、R4、R5及びR6中少なくとも一つは水素であり、R4、R5及びR6中少なくとも一つは酸に敏感な保護基である。)
  7. 酸に敏感な保護基は、テトラヒドロピラン−2−イル、2−メチルテトラヒドロピラン−2−イル、テトラヒドロフラン−2−イル、2−メチルテトラヒドロフラン−2−イル、1−メトキシプロピル、1−メトキシ−1−メチルエチル、1−エトキシプロピル、1−エトキシ−1−メチルエチル、1−メトキシエチル、1−エトキシエチル、t−ブトキシエチル、1−イソブトキシエチル、t−ブトキシカルボニル、及び2−アセチルメント−1−イルでなる群から選択されることを特徴とする請求項記載のフォトレジスト重合体。
  8. ノルボニレンと無水マレイン酸の中から選択される一つ以上の化合物を共単量体としてさらに含むことを特徴とする請求項記載のフォトレジスト重合体。
  9. 前記フォトレジスト重合体に含まれた保護基の比率は、水酸基の10〜90%であることを特徴とする請求項記載のフォトレジスト重合体。
  10. 請求項1記載のジヒドロキシフォトレジスト単量体を重合させ、ジヒドロキシ重合体を製造することを特徴とするフォトレジスト重合体の製造方法。
  11. 下記(反応式1)に示されたように、
    (a)下記式(1a)で示される化合物を重合開始剤を利用して重合し、下記式(7a)から下記式(7c)で示される重合体を得る段階と、
    (b)前記結果物を酸触媒の存在下で、又は塩基存在下で、又は触媒なく、酸に敏感な保護基を提供できる一つ以上の化合物と反応させ、水酸基の一部を酸に敏感な保護基に置換する段階とを含むことを特徴とする請求項1記載のフォトレジスト重合体の製造方法。
    Figure 0004097391
    (前記式で、
    nは1〜200中から選択される整数であり、
    1、R2及びR3は、水素又はメチルであり、
    4及びR5はそれぞれ(i)水素であるか、(ii)酸に敏感な保護基であるが、R4及びR5中少なくとも一つは水素であり、R4及びR5中少なくとも一つは酸に敏感な保護基である。)
  12. 前記酸に敏感な保護基を提供できる化合物は、3,4−ジヒドロ−2H−ピラン、2−メチル−3,4−ジヒドロ−2H−ピラン、2,3−ジヒドロフラン、5−メチル−2,3−ジヒドロフラン、1−メトキシプロプ−1−エン、2−メトキシプロプ−1−エン、1−エトキシプロプ−1−エン、2−エトキシプロプ−1−エン、メチルビニルエーテル、エチルビニルエーテル、t−ブチルビニルエーテル、イソブチルビニルエーテル、ジ−t−ブチルジカルボネート、及びアセチルメント−1−エンでなる群から選択される化合物であることを特徴とする請求項1記載のフォトレジスト重合体の製造方法。
  13. 下記(反応式2)に示されたように、
    (i)(a)前記式(1a)で示される化合物を重合させ製造された下記式(7a)から下記式(7c)で示される化合物中、一つ以上を含む重合体を還元させ下記式(8a)から下記式(8c)で示される化合物を得る段階と、
    (b)下記式(8a)から下記式(8c)で示される化合物を酸触媒の存在下で、又は塩基存在下で、又は触媒なく、酸に敏感な保護基を提供できる一つ以上の化合物と反応させ、水酸基の一部を酸に敏感な保護基に置換する段階、又は、
    下記(反応式3)に示されたように、
    (ii)(a)下記式(1b)で示される化合物を還元させ下記式(9)で示される化合物を得る段階と、
    (b)前記結果物を重合開始剤を利用して重合し、下記式(8a)から下記式(8c)で示される混合重合体を得る段階と、
    (c)前記結果物を酸触媒の存在下で、又は塩基存在下で、又は触媒なく、酸に敏感な保護基を提供できる一つ以上の化合物と反応させ、水酸基の一部を酸に敏感な保護基に置換する段階とを含むことを特徴とするフォトレジスト重合体の製造方法。
    Figure 0004097391
    Figure 0004097391
    (前記反応式2、反応式3で、
    nは1〜200中から選択される整数であり、
    1、R2及びR3は、水素又はメチルであり、
    4、R5及びR6はそれぞれ(i)水素であるか、(ii)酸に敏感な保護基であって、R4、R5及びR6中少なくとも一つは水素であり、R4、R5及びR6中少なくとも一つは酸に敏感な保護基である。)
  14. 前記酸に敏感な保護基を提供できる化合物は、3,4−ジヒドロ−2H−ピラン、2−メチル−3,4−ジヒドロ−2H−ピラン、2,3−ジヒドロフラン、5−メチル−2,3−ジヒドロフラン、1−メトキシプロプ−1−エン、2−メトキシプロプ−1−エン、1−エトキシプロプ−1−エン、2−エトキシプロプ−1−エン、メチルビニルエーテル、エチルビニルエーテル、t−ブチルビニルエーテル、イソブチルビニルエーテル、ジ−t−ブチルジカルボネート、及びアセチルメント−1−エンでなる群から選択される化合物であることを特徴とする請求項1記載のフォトレジスト重合体の製造方法。
  15. (a)請求項からのいずれかに記載のフォトレジスト重合体と、
    (b)光酸発生剤と、
    (c)有機溶媒を含むことを特徴とするフォトレジスト組成物。
  16. 前記フォトレジスト重合体は、ノルボニレンと無水マレイン酸の中から選択される一つ以上の化合物の重合体をさらに含むことを特徴とする請求項1記載のフォトレジスト組成物。
  17. 前記光酸発生剤は、ジフェニルヨウ素塩ヘキサフルオロホスフェート、ジフェニルヨウ素塩ヘキサフルオロアルセネート、ジフェニルヨウ素塩ヘキサフルオロアンチモネート、ジフェニルパラメトキシフェニルトリフレート、ジフェニルパラトルエニルトリフレート、ジフェニルパライソブチルフェニルトリフレート、ジフェニルパラ−t−ブチルフェニルトリフレート、トリフェニルスルホニウムヘキサフルオロホスフェート、トリフェニルスルホニウムヘキサフルオロアルセネート、トリフェニルスルホニウムヘキサフルオロアンチモネート、トリフェニルスルホニウムトリフレート、及びジブチルナフチルスルホニウムトリフレートでなる群から選択されたものを一つ、又は二つ以上含むことを特徴とする請求項1または1記載のフォトレジスト組成物。
  18. 前記光酸発生剤は、フォトレジスト重合体に対し005〜10重量%の比率で用いられることを特徴とする請求項1から1のいずれかに記載のフォトレジスト組成物。
  19. 前記有機溶媒は、メチル−3−メトキシプロピオネート、エチル−3−エトキシプロピオネート、プロピレングリコールメチルエーテルアセテート、シクロヘキサノン、2−へプタノン、及び(2−メトキシ)エチルアセテートでなる群から選択されたことを特徴とする請求項1から1のいずれかに記載のフォトレジスト組成物。
  20. 前記有機溶媒は、フォトレジスト重合体に対し200〜1000重量%の比率で用いられることを特徴とする請求項1から19のいずれかに記載のフォトレジスト組成物。
  21. (a)請求項1から2のいずれかに記載されたフォトレジスト組成物を被食刻層上部に塗布してフォトレジスト膜を形成する段階と、
    (b)前記フォトレジスト膜を露光する段階と、
    (c)前記結果物を現像し望むパターンを得る段階とを含むことを特徴とするフォトレジストパターン形成方法。
  22. 前記(b)段階の(i)露光前及び露光後、又は(ii)露光前又は露光後にそれぞれベーク工程を行なう段階をさらに含むことを特徴とする請求項2記載のフォトレジストパターン形成方法。
  23. 前記ベーク工程は、70〜200℃で行われることを特徴とする請求項2記載のフォトレジストパターン形成方法。
  24. 前記露光工程は光源としてArF、KrF、VUV、EUV、E−ビーム、X線、又はイオンビームを利用して行われることを特徴とする請求項2記載のフォトレジストパターン形成方法。
  25. 前記露光工程は、1〜50mJ/cm2の露光エネルギーで行われることを特徴とする請求項2記載のフォトレジストパターン形成方法。
  26. 請求項2から2のいずれかに記載のフォトレジストパターン形成方法を利用して製造されたことを特徴とする半導体素子。
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