JP4057225B2 - 感光性重合体 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体製造における化学増幅型レジストに用いる感光性重合体に関する。
【0002】
【従来の技術】
半導体装置の集積度が高くなるに従って、フォトリソグラフィ工程における微細パターンの形成が必要とされている。さらに、1ギガビット級以上の素子では、サブクォーターミクロン寸法以下のパターンを形成しなければならないため、従来のKrFエキシマーレーザー(248nm)よりも短波長であるArFエキシマーレーザー(193nm)を露光源として用いるフォトリソグラフィ技術が提案されている。したがって、ArFエキシマーレーザーに適した新たな感光性重合体及びフォトレジスト組成物の開発が必要とされている。
【0003】
一般的に、ArFエキシマーレーザー用フォトレジスト組成物は、
(1)193nmの波長で透明である、
(2)耐ドライエッチング性が大きい、
(3)下部膜質に対する接着力に優れている、
(4)半導体素子の製造工程において広く用いられるアルカリ性現像液で容易に現像できる、
という要件を満たしている必要がある。
【0004】
ところで、ArFエキシマーレーザー用感光性重合体として広く知られているメチル(メタ)アクリル酸エステル、t-ブチル(メタ)アクリル酸エステル及び(メタ)アクリル酸モノマーよりなる三元重合体は前記要件を満足できないという短所がある。特に、耐エッチング性が極めて弱く、下部膜質に対する接着力が弱いという短所を有している。
【0005】
したがって、最近、感光性重合体の耐エッチング性を向上させるために、感光性重合体のモノマーとして、脂環式化合物、例えば、イソボルニル基、アダマンチル基、トリシクロデカニル基などが置換された(メタ)アクリル酸エステルを使用したり、t−ブチルノルボルネンカルボン酸エステルを使用する試みが行われてきた。しかし、これらの重合体もやはりいくつかの短所をもっている。例えば、耐ドライエッチング性が依然として弱く、また下部膜質に対する接着特性が不良なため、フォトレジストパターンが浮いてしまう現像が発生する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記事情に鑑みて成されたものであり、その目的は、193nm以下の短波長の露光源下でも透明であり、基板に対する接着特性に優れているほか、ハイコントラストで、かつ耐ドライエッチング性に優れた感光性重合体を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
すなわち本発明の前記目的は、(1)下記式1:
【化1】
式中、R1は、2−メチル−2−ノルボニル基、8−エチル−8−トリシクロ[5.2.1 . 0 2,6 ]デカニル基、2−メチル−2−イソボルニル基、2−メチル−2−アダマンチル基、2−エチル−2−アダマンチル基または1−アダマンチル−1−メチルエチル基であり、前記R2は水素原子またはメチル基であり;前記R3は水素原子、炭素数1〜12の脂肪族アルコール、t−ブチル、炭素数8〜20の第三脂環式炭化水素基、メチル基または炭素数7〜20の脂肪族炭化水素基であり;前記R4は水素原子、ヒドロキシ基、炭素数1〜12の脂肪族アルコール、カルボキシル基、炭素数1〜12の脂肪族アルコールが結合されたオキシカルボニル基、ラクトンが結合されたオキシカルボニル基、R5と相互に連結されたカルボン酸無水物、またはメチル基、t−ブチル、テトラヒドロピラニル基、もしくは1−アルコキシエチル基から選ばれる置換基が結合されたオキシカルボニル基であり、前記R5は水素原子、ヒドロキシ基、炭素数1〜12の脂肪族アルコール、カルボキシル基、炭素数1〜12の脂肪族アルコールが結合されたオキシカルボニル基、ラクトンが結合されたオキシカルボニル基、R4と相互に連結されたカルボン酸無水物、あるいはメチル基、t−ブチル、テトラヒドロピラニル基、または1−アルコキシエチル基から選ばれる置換基が結合されたオキシカルボニル基であり、前記xは1〜5の整数であり、前記l、m、n、p及びqはそれぞれ整数であり、l/(l+m+n+p+q)は0.0〜0.3であり、m/(l+m+n+p+q)は0.0〜0.3であり、n/(l+m+n+p+q)は0.1〜0.6であり、p/(l+m+n+p+q)は0.1〜0.6であり、q/(l+m+n+p+q)は0.0〜0.5である(但し、mが0である場合を除く。):
で表される感光性重合体によって達成される。
【0008】
さらに本発明は、(2)前記R 1 が、2−エチル−2−アダマンチル基または1−アダマンチル−1−メチルエチル基である、請求項1に記載の感光性重合体。
ドロキシエチルである、(1)の感光性重合体。
【0009】
さらに本発明は、(3)前記R 3 のうち、炭素数1〜12の脂肪族アルコールは2−ヒドロキシエチルである、(1)または(2)の感光性重合体である。
【0010】
さらに本発明は、(4)前記R 3 が、水素原子、2−ヒドロキシエチル、t−ブチル、メチルヘキシル、2−メチル−2−ノルボニル、2−メチル−2−イソボルニル、8−エチル−8−トリシクロ[5.2.1.0 2,6 ]デカニル、2−メチル−2−アダマンチル、1−アダマンチル−1−メチルエチル、メチル基、アダマンチル基、ノルボルニル基またはイソボルニル基である、(3)の感光性重合体である。
【0011】
さらに本発明は、(5)前記R 3 が炭素数1〜12の脂肪族アルコール、メチル基または炭素数7〜20の脂肪族炭化水素基である(1)〜(3)の感光性重合体である。
【0012】
さらに本発明は、(6)前記R 4 及びR 5 のうち、炭素数1〜12の脂肪族アルコールがヒドロキシメチル基であり、炭素数1〜12の脂肪族アルコールが結合されたオキシカルボニル基が2−ヒドロキシエチルオキシカルボニル基であり、ラクトンが結合されたオキシカルボニル基が2,4ジヒドロキシ−3,3−ジメチルブタン酸ラクトニル基または2(3),4ジヒドロキシブタン酸ラクトニルオキシカルボニル基である、(1)〜(5)の感光性重合体である。
【0013】
さらに本発明は、(7)前記R 4 が、ラクトンが結合されたオキシカルボニル基またはR 5 と相互に連結されたカルボン酸無水物であり、前記R 5 はラクトンが結合されたオキシカルボニル基またはR 4 と相互に連結されたカルボン酸無水物である、(1)〜(6)の感光性重合体である。
【0022】
また本発明は、前記感光性重合体を含むフォトレジスト組成物である。
【0023】
本発明による感光性重合体は、重合体の主鎖に脂環式炭化水素の環構造を含んでいるだけでなく、重合体の主鎖に酸によって加水分解される炭素数8〜20の第三脂環式炭化水素基が前記重合体の主鎖に結合されている。したがって、耐ドライエッチング性が大であり、さらに露光前及び露光後の溶解度の差が大きくなるためコントラストが向上される効果がある。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、本発明による感光性重合体について説明する。また、化学増幅型フォトレジスト組成物を用いた好ましい写真食刻工程についても説明する。
【0025】
I.感光性重合体
本発明による感光性重合体は、少なくとも炭素数8〜20の第三脂環式炭化水素基で置換された第1モノマーと、この第1モノマーとラジカル重合反応を起こし得る第2モノマーとを重合してなる重合体である。好ましくは、感光性重合体の質量平均分子量は、1000〜100000である。
【0026】
前記第1モノマーは、酸によって加水分解された場合に脂環式炭化水素カルボン酸エステルを生じるような化合物である。このような第1モノマーの分子骨格を構成する脂環式炭化水素としては、好ましくはノルボルネン、イソボルネンまたはアダマンテンであり、さらに好ましくはノルボルネンである。
【0027】
また前記第三脂環式炭化水素基とは、脂環式炭化水素中の遊離原子価を有する炭素原子が第三炭素原子であるような基を意味する。このような脂環式炭化水素基は、酸によって加水分解される性質を有しているため感光性重合体に適している。このような炭素数8〜20の第三脂環式炭化水素基としては、以下に示すような構造を持つ2−メチル−2−ノルボルニル基、2−メチル−2−イソボルニル基、8−エチル−8−トリシクロ[5.2.1.02,6]デカニル基、2−メチル−2−アダマンチル基、2−エチル−2−アダマンチル基または1−アダマンチル−1−メチルエチル基が挙げられる。
【0028】
【化1】
【0029】
第1モノマーとラジカル重合反応を起こして感光性重合体に第1モノマーを導入できる第2モノマーとしては、無水マレイン酸が好適である。
【0030】
また本発明による重合体は、その主鎖に脂環式炭化水素及び無水マレイン酸などの環構造を含むことを特徴とする。また重合体の主鎖に炭素数8〜20の脂環式炭化水素が結合されているために、耐エッチング性を従来の感光性重合体に比べて顕著に増大させることができる。
【0031】
一般的に、重合体の耐エッチング性は、オニシ変数に反比例すると知られている。オニシ変数は、下記式1によって計算される。
【0032】
【数1】
【0033】
式中、NTは重合体内の全体原子数を、Ncは重合体内の炭素原子数を、およびNoは重合体内の酸素原子数をそれぞれ表す。
【0034】
前記式1により従来の重合体及び本発明による重合体のオニシ変数を計算した結果を下記表1に示す。
【0035】
【表1】
【0036】
一般的に、オニシ変数が3.4以下、好ましくは、3.2以下のときに耐ドライエッチング性が良好であると知られている。従って前記表1の計算結果から、本発明による共重合体は従来の共重合体に比べて耐ドライエッチング性が遥かに良好であることを予測できる。
【0037】
さらに本発明による感光性重合体は、感光性重合体に要される特性を強化できる他のモノマーをさらにその構造に含むことが好ましい。このような実施形態の一つとして、前記第1モノマー及び第2モノマーと共に、第3モノマーが結合された三元共重合体が有利である。このような第3モノマーとしては、脂環式炭化水素の第二アルコールからなる化合物が好ましい。
【0038】
このような化合物をモノマーの一つとして感光性重合体製造した場合、ポリマーの耐エッチング性だけでなく、下部膜質に対する接着力も大幅に増大させることができる。このように第二アルコールからなる構造が重合体に含まれると、化学的に安定なため長時間の保管に有利である。
【0039】
前記第3モノマーとしては多環系炭化水素の第二アルコールがさらに好ましい。例えば炭素数10〜15の第二トリシクロアルコールが第3モノマーとして好適であり、具体的には3−ヒドロキシトリシクロ[6.2.1.02,7]−9−ウンデセン等である。
【0040】
さらに他の三元重合体の実施形態として、(メタ)アクリル酸、炭素数1〜12の脂肪族アルコールで置換された(メタ)アクリル酸エステル、酸によって化学反応を起こす基で置換された(メタ)アクリル酸エステル及び溶解度調節基で置換された(メタ)アクリル酸エステルよりなる群から選ばれた第4モノマーが好適に使用されうる。
【0041】
好ましくは、前記(メタ)アクリル酸エステルを置換する前記炭素数1〜12の脂肪族アルコールは2−ヒドロキシエチル基である。前記(メタ)アクリル酸エステルを置換する前記酸によって化学反応を起こす基はt−ブチルまたは炭素数6〜20の第三脂環式炭化水素基であり、該炭素数6〜20の第三脂環式炭化水素基の例としては、メチルヘキシル、2−メチル−2−ノルボニル、2−メチル−2−イソボルニル、8−エチル−8−トリシクロ[5.2.1.02,6]デカニル、2−メチル−2−アダマンチルまたは1−アダマンチル−1−メチルエチルが挙げられる。前記(メタ)アクリル酸エステルを置換する前記溶解度調節基はメチル基または炭素数7〜20の脂肪族炭化水素基であり、該炭素数7〜20の脂肪族炭化水素基の例としては、アダマンチル基、ノルボルニル基またはイソボルニル基を挙げることができる。
【0042】
このような第4モノマーは、合成しようとする感光性重合体に必要とされる特性によって選択される。
【0043】
例えば、重合体の下部膜質への接着力の強化が必要な場合には、(メタ)アクリル酸または炭素数1〜12の脂肪族アルコールで置換された(メタ)アクリル酸エステルが用いられる。
【0044】
またコントラストの強化が必要な場合には、酸によって化学反応を起こす基で置換された(メタ)アクリル酸エステルが用いられる。酸によって化学反応を起こす基とは、この基が重合体に結合されている状態では重合体が現像液に対して非溶解性を示すが、この基が酸によって重合体から加水分解された状態では、重合体が現像液に対して溶解性を示すようになるような基をいう。
【0045】
また、重合体を構成する他のモノマーに多量の親水性作用基が存在した状態で従来の現像液を使用する場合には、非露光部までも現像される現象を回避するために、溶解度調節基で置換された(メタ)アクリル酸エステルが用いられる。該溶解度調節基とは、疏水性基であって、露光によって発生した酸により加水分解されない基を言う。
【0046】
現像液に対する湿潤性の強化が必要な場合には、(メタ)アクリル酸が好適である。
【0047】
さらに本発明における三元共重合体の他の実施形態は、前記第1モノマー及び第2モノマーと共に、第5モノマーが結合された重合体である。
【0048】
前記第5モノマーは、ノルボルネン、ノルボルネンアルコール、炭素数1〜12の脂肪族アルコールで置換されたノルボルネン、ノルボルネンカルボン酸、ノルボルネンジカルボン酸無水物、炭素数1〜12の脂肪族アルコールで置換されたノルボルネンカルボン酸エステル、ラクトンで置換されたノルボルネンカルボン酸エステル、酸によって化学反応を起こす基で置換されたノルボルネンカルボン酸エステル及び溶解度調節基で置換されたノルボルネンカルボン酸エステルよりなる群から少なくとも一つ選択される。
【0049】
好ましくは、前記ノルボルネンを置換する前記炭素数1〜12の脂肪族アルコールはヒドロキシメチル基であり、前記ノルボルネンカルボン酸エステルを置換する前記炭素数1〜12の脂肪族アルコールは2−ヒドロキシエチル基であり、前記ノルボルネンカルボン酸エステルを置換する前記ラクトンは2,4ジヒドロキシ−3,3−ジメチルブタン酸ラクトニル基または2(3),4ジヒドロキシブタン酸ラクトニル基であり、前記ノルボルネンカルボン酸エステルを置換する前記酸によって化学反応を起こす基はt−ブチル、テトラヒドロピラニル基または1−メトキシエチル、1−エトキシエチル等の1−アルコキシエチル基であり、前記ノルボルネンカルボン酸エステルを置換する前記溶解度調節基はメチル基であることが好ましい。
【0050】
前述の第4モノマーと同様に、第5モノマーも合成しようとする感光性重合体に必要とされる特性によってモノマーの種類が決定される。
【0051】
重合体の下部膜質への接着力の強化、または重合体を主成分とするフォトレジストパターンの膨脹の減少が必要な場合には、ノルボルネンアルコール、炭素数1〜12の脂肪族アルコールで置換されたノルボルネン、炭素数1〜12の脂肪族アルコールで置換されたノルボルネンカルボン酸エステル、ノルボルネンジカルボン酸無水物、またはラクトンで置換されたノルボルネンカルボン酸エステルが用いられる。
【0052】
特に、ノルボルネンジカルボン酸無水物またはラクトンで置換されたノルボルネンカルボン酸エステルを前記第5モノマーとして含む該感光性重合体の場合、接着力が向上されるだけでなく、これを使ってフォトレジストパターンを形成すれば、パターンのプロファイルが粗くならず、良好になる長所がある。
【0053】
コントラストの向上が必要な場合には、酸によって化学反応を起こす基で置換されたノルボルネンカルボン酸エステルが用いられる。
【0054】
重合体を構成する他のモノマーに多量の親水性作用期が存在した状態で従来の現像液を使用する場合に、非露光部までも現像される現象を回避するために、溶解度調節基で置換されたノルボルネンカルボン酸エステルが用いられる。
【0055】
現像液に対する湿潤性の強化が必要な場合には、ノルボルネンカルボン酸が好適である。
【0056】
必要によっては、本発明による感光性重合体は、前記第1モノマー、第2モノマー及び第3モノマーと共に、第4モノマーまたは第5モノマーが重合された四元共重合であることもできる。各モノマーの割合を調節することによって前述したような感光性重合体に要される特性を調節することができる。
【0057】
さらに他の実施形態として、前記第1モノマー、第2モノマー、第4モノマー及び第5モノマーが重合された四元重合体、前記第1モノマー、第2モノマー、第3モノマー、第4モノマーおよび第5モノマーからなる五元重合体も使用可能である。
【0058】
すなわち本発明による感光性重合体を一つの化学式で表すと、下記式1の通りである。
【0059】
【化2】
【0060】
式中、R1は酸によって加水分解される炭素数8〜20の第三脂環式炭化水素基であり、
前記R2は水素原子またはメチル基であり、
前記R3は水素原子、炭素数1〜12の脂肪族アルコール、酸によって化学反応を起こす基、または溶解度調節基であり、
前記R4は水素原子、ヒドロキシ基、炭素数1〜12の脂肪族アルコール、カルボキシル基、炭素数1〜12の脂肪族アルコールが結合されたオキシカルボニル基、ラクトンが結合されたオキシカルボニル基、酸によって化学反応を起こす基が結合されたオキシカルボニル基、溶解度調節基が結合されたオキシカルボニル基またはR5と相互に連結されたカルボン酸無水物であり、
前記R5は水素原子、ヒドロキシ基、炭素数1〜12の脂肪族アルコール、カルボキシル基、炭素数1〜12の脂肪族アルコールが結合されたオキシカルボニル基、ラクトンが結合されたオキシカルボニル基、酸によって化学反応を起こす基が結合されたオキシカルボニル基、溶解度調節基が結合されたオキシカルボニル基、またはR4と相互に連結されたカルボン酸無水物であり、
前記xは1〜5の整数であり、
前記l、m、n、p及びqはそれぞれ整数であり、l/(l+m+n+p+q)は0.0〜0.3であり、m/(l+m+n+p+q)は0.0〜0.3であり、n/(l+m+n+p+q)は0.1〜0.6であり、p/(l+m+n+p+q)は0.1〜0.6であり、q/(l+m+n+p+q)は0.0〜0.5である。ここでl、m、n、p及びqの割合を調節することによって前述したような感光性重合体に要される特性を調節することができる。
【0061】
前記感光性重合体の質量平均分子量は、1000〜100000である。
【0062】
最も好ましくは、前記R1は、2−メチル−2−ノルボルニル基、2−メチル−2−イソボルニル基、8−エチル−8−トリシクロ[5.2.1.02,6]デカニル基、2−メチル−2−アダマンチル基、2−エチル−2−アダマンチル基または1−アダマンチル−1−メチルエチル基である。
【0063】
前記R3のうち、炭素数1〜12の脂肪族アルコールは2−ヒドロキシエチルであり、酸によって化学反応を起こす基はt−ブチルまたは炭素数8〜20の第三脂環式炭化水素基であり、溶解度調節基はメチル基または炭素数7〜20の脂肪族炭化水素基である。
【0064】
前記R4及びR5のうち、炭素数1〜12の脂肪族アルコールはヒドロキシメチル基であり、炭素数1〜12の脂肪族アルコールが結合されたオキシカルボニル基は2−ヒドロキシエチルオキシカルボニル基であり、ラクトンが結合されたオキシカルボニル基は2,4ジヒドロキシ−3,3−ジメチルブタン酸ラクトニル基または2(3),4ジヒドロキシブタン酸ラクトニルオキシカルボニル基であり、酸によって化学反応を起こす基で置換されたオキシカルボニル基はt−ブチルオキシカルボニル基、テトラヒドロピラニルオキシカルボニル基または1−アルコキシエチルオキシカルボニル基であり、溶解度調節基で置換されたオキシカルボニル基はメチルオキシカルボニル基であることが好ましい。
【0065】
上述した本発明による感光性重合体は、その主鎖に脂環式炭化水素の環構造を含むために耐エッチング性が大きくすることができた。また、炭素数8〜20の第三脂環式炭化水素基が重合体の主鎖に結合されているので、耐エッチング性がさらに増大する。さらに脂環式炭化水素の第二アルコールからなる基が結合されている場合には下部膜質に対する接着力が良好で、現像液に対して高い湿潤性を示すほか、耐エッチング性もさらに増大させることができる。
【0066】
II.化学増幅型フォトレジスト組成物
本発明による化学増幅型フォトレジスト組成物は、前述した感光性重合体及び光酸発生剤で構成される。
【0067】
好ましくは、前記光酸発生剤は、前記感光性重合体の質量を基準として1〜15質量%の割合で混合される。ここで光酸発生剤の含有量が1%未満の場合、感度が低下し、解像度が落ちるため好ましくない。また15%を超過する場合、透過度特性及び溶解度特性が劣化し好ましくない。
【0068】
光酸発生剤としては、高い熱的安定性を有する物質が使われることが好ましい。具体的には、トリアリールスルホニウム塩、ジアリールヨードニウム塩、スルホネートまたはN−ヒドロキシスクシンイミドトリフレートが使用できる。例えば、トリフェニルスルホニウムトリフレート、トリフェニルスルホニウムアンチモン酸塩、ジフェニルヨードニウムトリフレート、ジフェニルヨードニウムアンチモン酸塩、メトキシジフェニルヨードニウムトリフレート、ジ−t−ブチルジフェニルヨードニウムトリフレート、2,6−ジニトロベンジルスルホネート、ピロガルロールトリス(アルキルスルホネート)、ノルボルネン−ジカルボキシイミドトリフレート、トリフェニルスルホニウムノナフレート、ジフェニルヨードニウムノナフレート、メトキシジフェニルヨードニウムノナフレート、ジ−t−ブチルジフェニルヨードニウムノナフレート、N−ヒドロキシスクシンイミドノナフエート、ノルボルネンジカルボキシイミドノナフレート、トリフェニルスルホニウムパーフルオロオクタンスルホネート、メトキシフェニルヨードニウムパーフルオロオクタンスルホネート、ジ−t−ブチルジフェニルヨードニウムトリフレート、N−ヒドロキシスクシンイミドパーフルオロオクタンスルホネートまたはノルボルネンジカルボキシイミドパーフルオロオクタンスルホネートなどが挙げられる。
【0069】
好ましくは、本発明によるフォトレジスト組成物は、感光性重合体の総質量を基準として0.01〜10質量%の有機塩基をさらに含む。ここで有機塩基の含有量が0.01%未満の場合、フォトレジストが環境に敏感になり、例えばT−トッププロファイル減少が発生するため好ましくない。また、2.0%を超過する場合、感度の低下や解像度の劣化が発生するため好ましくない。該有機塩基としては、トリエチルアミン、トリイソブチルアミン、トリオクチルアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミンまたはこれらの混合物が使われる。有機塩基は、露光後、露光部に発生した酸が非露光部に拡散されて非露光部を構成するフォトレジスト組成物まで加水分解させてパターンを変形させる問題点を防止するために付加する。
【0070】
また、本発明によるフォトレジスト組成物は、30〜200ppm程度の有機または塩成分の界面活性剤をさらに含むことが好ましい。界面活性剤は、フォトレジスト組成物を基板に均一にコーティングするために添加される。
【0071】
III.感光性重合体の製造方法
(1)第1モノマーの製造
本発明の感光性重合体を構成する各モノマーは、一般的な方法を用いて製造することができる。以下に、その一例として第1モノマーの製造方法を示す。
【0072】
下記反応式1のように、シクロペンタジエンを有機溶媒に溶解させた後、炭素数8〜20の第三脂環式炭化水素基で置換されたアクリル酸エステルを付加して第1モノマー(I)を製造する。
【0073】
【化3】
【0074】
式中、R1は炭素数8〜20の第三脂環式炭化水素基であり、その定義は上述と同様である。
【0075】
(2)重合体の製造
下記反応式2のように、前述したモノマーの製造方法に従い製造された第1モノマー(I)と共に、第2モノマー(II)、第3モノマー(III)、第4モノマー(IV)及び第5モノマー(V)を、前記化学式1で定義した範囲のp:n:m:q:1の割合で有機溶媒、例えば、テトラヒドロフラン(THF)に溶解させた後、重合開始剤、例えば、アゾビスイソブチロニトリル(以下、AIBN)を付加して重合反応を行い、重合体を製造する。
【0076】
【化4】
【0077】
IV.化学増幅型フォトレジスト組成物の製造方法及びこれを用いた写真食刻方法
本発明の化学増幅型フォトレジスト組成物は、前述した製造方法に従い製造された感光性重合体及び光酸発生剤を適宜な溶媒に溶解させて混合することによって製造する。このとき、光酸発生剤は重合体の質量を基準として1〜15質量%の割合で混合する。そして、重合体の質量を基準として0.01〜10質量%の有機塩基をさらに溶解させてフォトレジスト組成物を完成することが好ましい。また、30〜200ppm程度の界面活性剤を組成物にさらに付加することが好ましい。
【0078】
前述した方法に従い製造された化学増幅型フォトレジスト組成物は、一般的な写真食刻工程に使用できる。特に、露光源としてArFエキシマーレーザーを使用して0.25μm以下のデザインルールで微細パターンを形成するのに適している。
【0079】
先ず、パターニングしようとする対象膜が形成されている基板上に前述したフォトレジスト組成物を塗布して所定厚さのフォトレジスト膜を形成する。フォトレジスト膜は0.2μm〜2μmの厚さで形成する。次に、フォトレジスト膜に対する露光前べークを施す。露光前べークは、70℃〜160℃で30秒〜60秒間施す。露光前べークの段階後、所定のパターンが形成されたマスクを使ってフォトレジスト膜を露光する。露光源としては248μm以下の波長を使用する露光源、好ましくは、193nmの波長を使用するArFエキシマーレーザーを使用する。露光によってフォトレジスト膜内の光酸発生剤から酸が発生し、このように発生された酸が触媒として作用して下記反応式のように感光性重合体を加水分解する。その結果、露光された部分のフォトレジスト膜内には多量の親水性基、例えば、カルボキシル基が形成される。したがって、露光された部分のフォトレジスト膜の極性と非露光された部分のフォトレジスト膜の極性とに顕著な差が出ることになる。つまり、コントラストが顕著に向上される。
【0080】
【化5】
【0081】
(R3)という表記は、R3が溶解度調節基または炭素数1〜12の脂肪族アルコールである場合、酸によって加水分解されずに残っている場合を表す。そして、R4及びR5の隣りの(−COOH)という表記は、R4またはR5がカルボキシル基または化学反応を起こす基で置換されたオキシカルボニル基である場合、R4またはR5が加水分解されてから残ったカルボキシル基を表わす。
【0082】
露光が終わった後、現象前に再びフォトレジスト膜を短時間熱処理する。露光後の熱処理は露光部内での酸触媒による加水分解反応を一層活性化させるために施すものである。言い換えれば、露光部内の感光性重合体のエステルまたは酸無水物をカルボキシル基で加水分解させてコントラストを向上させるために施すものである。
【0083】
次に、適当な現像液を使って現像工程を施し、フォトレジストパターンを完成させる。現像液としては通常の工程に使用される濃度の現像液、例えば、2.38質量%のテトラメチルアンモニウム水酸化物(以下、TMAH)が使用される。フォトレジスト膜を構成する感光性重合体の主鎖に溶解度調節基が結合されている場合には、非露光部のフォトレジスト膜は現像液に容易に溶解しないので、非露光部のフォトレジスト膜の厚さが現像により損失するという従来の問題を防ぐことができる。
【0084】
フォトレジストパターンを形成した後に、パターニングしようとする膜をエッチングして所望のパターンを形成する。本発明によるフォトレジストパターンは、重合体の主鎖に環構造を含み、炭素数6〜20の第三脂環式炭化水素が重合体の主鎖に結合された感光性重合体よりなっているので、耐エッチング性が大きい。したがって、正確な臨界寸法を有し、良好なプロファイルのパターンを形成できる。
【0085】
【実施例】
本発明は下記の実施例を通じて詳細に説明されるが、この実施例は本発明を制限するものではない。
【0086】
I.モノマーの製造
<実施例1:1−アダマンチル−1−メチルエチル−5−ノルボルネン−2−カルボン酸エステルの製造>
丸い底付きフラスコにテトラヒドロフラン30mlを入れた後に塩を含むアイスバスを使って−24℃に冷却させた後、単純蒸留を通じてジシクロペンタジエンから得たシクロペンタジエン(66.10g:1モル)を入れた。次に、1−アダマンチル−1−メチルエチル−アクリル酸エステル(248.36g:1モル)をゆっくり滴下した後に、−24℃で約4時間反応を行なった。続いて、反応物の温度をゆっくり常温まで上げて約24時間反応させた後に、真空蒸留を利用し反応生成物を分離した。(収率:85%)
<実施例2:2−メチル−2−ノルボルニル−5−ノルボルネン−2−カルボン酸エステルの製造>
1−アダマンチル−1−メチルエチル−アクリル酸エステルに代えて2−メチル−2−ノルボルニルアクリル酸エステル(236.35g:1モル)を使用した以外は実施例1の方法と同様にして反応生成物を分離した。(収率:88%)<実施例3:8−エチル−8−トリシクロ[5.2.1.02,6]デカニル−5−ノルボルネン−2−カルボン酸エステルの製造>
1−アダマンチル−1−メチルエチル−アクリル酸エステルに代えて8−エチル−8−トリシクロ[5.2.1.02,6]デカニル−アクリル酸エステル(234.33g:1モル)を使用した以外は実施例1と同様にして反応生成物を分離した。(収率:86%)
<実施例4:2,4−ジヒドロキシ−3,3−ジメチルブタン酸ラクトニル−5−ノルボルネン−2−カルボン酸エステルの製造>
丸い底付きフラスコに2,4ジヒドロキシ−3,3−ジメチルブタン酸ラクトン(130.14g:1モル)を乾燥したメチレン塩化物に溶解させた後、ここにトリエチルアミンを添加した。しかる後、滴下漏斗を使ってアクリロイル塩化物(90.50g:1モル)をゆっくり添加した。薄膜クロマトグラフィを使って反応が終わったことを確認した後、生成した塩をフィルターを使ってろ過した。続いて、溶媒として使用したメチレンクロライドを除去した後にエーテルで抽出した。減圧下でエーテルを除去した後に、初期産物をテトラヒドロフランに溶解させた。この溶液にシクロペンタジエン66gを添加した後に50℃で約24時間反応を行なった。薄膜クロマトグラフィを使ってアクリル酸が完全に除去されたことを確認した後、反応を終えた。回転蒸発器を使ってテトラヒドロフランを除去した後に、減圧下で蒸留法により反応生成物を分離した。(収率:95%)
<実施例5:2(3),4−ジヒドロキシ−ブタン酸ラクトニル−5−ノルボルネン−2−カルボン酸エステルの製造>
2,4ジヒドロキシ−3,3−ジメチルブタン酸ラクトン(130.14g:1モル)に代えて2(3),4−ジヒドロキシ−ブタン酸ラクトン(120.09g:1モル)を使用した以外は第4実施例の方法と同様にして反応を行い、反応生成物を分離した。(収率:97%)
II.重合体の製造
<実施例6:ポリ(1−アダマンチル−1−メチルエチル−5−ノルボルネン−2−カルボン酸エステル−無水マレイン酸)の製造>
実施例1で製造した1−アダマンチル−1−メチルエチル−5−ノルボルネン−2−カルボン酸エステル10.8g及び無水マレイン酸3.37gをテトラヒドロフラン7.1gに溶解させた。ここにAIBN 0.112gを添加した後に、脱気し、65℃で約24時間重合させた。
【0087】
重合反応が終わった後、反応物を過量(約10倍)のn−ヘキサン及びイソプロピルアルコールが8:1の割合で混合された溶液に沈殿させた後、沈殿物をテトラヒドロフランに再び溶解させた。次に、この溶解物を、n−ヘキサン及びジエチルエーテルが3:1の割合で混合された溶液に2回再沈殿させた。沈殿物をガラスフィルターを使ってろ過した後に、50℃の真空オーブン内で約24時間乾燥を行い、重合体を分離した。(収率:32%)
得られた重合体の質量平均分子量は4400で、多分散度は1.5であった。
【0088】
<実施例7:ポリ(2−メチル−2−ノルボルニル−5−ノルボルネン−2−カルボン酸エステル−無水マレイン酸の製造>
実施例2で製造した2−メチル−2−ノルボルニル−5−ノルボルネン−2−カルボン酸エステル12.32g及び無水マレイン酸4.9をエチルアセテート無水物9.68gに完全に溶解させた。ここにAIBN 0.15gを付加し、窒素ガスで2時間パージした後、65℃の温度で約24時間重合させた。
【0089】
重合反応が終わった後、反応物を過量(約10倍)のn−ヘキサン及びイソプロピルアルコールが8:1の割合で混合された溶液に沈殿させた後、沈殿物をテトラヒドロフランに再び溶解させた。次に、n−ヘキサン及びイソプロピルアルコールが8:1の割合で混合された溶液に2回再沈殿させた。この沈殿物をガラスフィルターを使ってろ過した後に、50℃の真空オーブン内で約24時間乾燥させ、4.2gの重合体を分離した。
【0090】
得られた重合体の質量平均分子量は10100で、多分散度は1.74であった。
【0091】
<実施例8:ポリ(8−エチル−8−トリシクロ[5.2.1.02,6]デカニル−5−ノルボルネン−2−カルボン酸エステル−無水マレイン酸)の製造>2−メチル−2−ノルボルニル−5−ノルボルネン−2−カルボン酸エステルに代えて実施例3で製造した8−エチル−8−トリシクロ[5.2.1.02,6]デカニル−5−ノルボルネン−2−カルボン酸エステル14.31gを使用した以外は実施例7の方法と同様にして重合反応及び分離工程を行い、4.8gの重合体を分離した。
【0092】
得られた重合体の質量平均分子量は11000で、多分散度は1.6であった。
【0093】
<実施例9:ポリ(1−アダマンチル−1−メチルエチル−5−ノルボルネン−2−カルボン酸エステル−無水マレイン酸−3−ヒドロキシトリシクロ[6.2.1.02,7]−9−ウンデセンの製造>
1−アダマンチル−1−メチルエチル−5−ノルボルネン−2−カルボン酸エステル5.3g、無水マレイン酸2.47g、3−ヒドロキシトリシクロ[6.2.1.02,7]−9−ウンデセン1.38gをエチルアセテート4.6gに溶解させた。ここにAIBN 0.084gを添加した後、脱気し、65℃で20時間重合させた。
【0094】
以降の工程は実施例6の方法と同様にして重合体を分離した。(収率:30%)
得られた重合体の質量平均分子量は5000で、多分散度は1.32であった。
【0095】
<実施例10:ポリ(2−メチル−2−ノルボルニル−5−ノルボルネン−2−カルボン酸エステル−無水マレイン酸−3−ヒドロキシトリシクロ[6.2.1.02,7]−9−ウンデセン)の製造>
モノマーとして2−メチル−2−ノルボルニル−5−ノルボルネン−2−カルボン酸エステル8.21g、無水マレイン酸4.9g、3−ヒドロキシトリシクロ[6.2.1.02,7]−9−ウンデセン2.74gを使用した以外は実施例9の方法と同様にして重合反応及び分離工程を行い、重合体を分離した。(収率:25%)
得られた重合体の質量平均分子量は5700で、多分散度は1.72であった。
【0096】
<実施例11:ポリ(8−エチル−8−トリシクロ[5.2.1.02,6]デカニル−5−ノルボルネン−2−カルボン酸エステル−無水マレイン酸−2,4ジヒドロキシ−3,3−ジメチルブタン酸ラクトニル−5−ノルボルネン−2−カルボン酸エステルの製造>
実施例3で製造した8−エチル−8−トリシクロ[5.2.1.02,6]デカニル−5−ノルボルネン−2−カルボン酸エステル6g、無水マレイン酸2.45g及び実施例4で製造した2,4ジヒドロキシ−3,3−ジメチルブタン酸ラクトニル−5−ノルボルネン−2−カルボン酸エステル1.26gを無水エチルアセテート2.45gに溶解させた。ここにAIBN0.410gを添加した後、脱気し、65℃の温度で約24時間重合させた。反応物をイソプロピルアルコール500mlで沈殿させた後に、これをフィルタリングし、再び沈殿物をテトラヒドロフランに溶解させた後、イソプロピルアルコール500mlに2回再沈殿させた。沈殿物をガラスフィルターを使ってろ過した後に、50℃の真空オーブン内で約24時間乾燥を行い、重合体を分離した。(収率:65%)
得られた重合体の質量平均分子量は11000で、多分散度は1.9であった。
【0097】
<実施例12:ポリ(2−メチル−2−アダマンチル−5−ノルボルネン−2−カルボン酸エステル−無水マレイン酸−2,4ジヒドロキシ−3,3−ジメチルブタン酸ラクトニル−5−ノルボルネン−2−カルボン酸エステル)の製造>
8−エチル−8−トリシクロ[5.2.1.02,6]デカニル−5−ノルボルネン−2−カルボン酸エステルに代えて2−メチル−2−アダマンチル−5−ノルボルネン−2−カルボン酸エステルを2.45g使用した以外は実施例11の方法と同様にして重合反応を行い、重合体を分離した。(収率:70%)
得られた重合体の質量平均分子量は15000で、多分散度は2.18であった。
【0098】
<実施例13:ポリ(2−エチル−2−アダマンチル−5−ノルボルネン−2−カルボン酸エステル−無水マレイン酸−2,4ジヒドロキシ−3,3−ジメチルブタン酸ラクトニル−5−ノルボルネン−2−カルボン酸エステル)の製造>
8−エチル−8−トリシクロ[5.2.1.02,6]デカニル−5−ノルボルネン−2−カルボン酸エステルに代えて2−エチル−2−アダマンチル−5−ノルボルネン−2−カルボン酸エステルを使用した以外は実施例11の方法と同様にして重合反応を行い、重合体を分離した。(収率:68%)
得られた重合体の質量平均分子量は15000で、多分散度は2.1であった。
【0099】
<実施例14:ポリ(8−エチル−8−トリシクロ[5.2.1.02,6]デカニル−5−ノルボルネン−2−カルボン酸エステル−無水マレイン酸−2(3),4ジヒドロキシ−ブタン酸ラクトニル−5−ノルボルネン−2−カルボン酸エステル)の製造>
2,4ジヒドロキシ−3,3−ジメチルブタン酸ラクトニル−5−ノルボルネン−2−カルボン酸エステルに代えて実施例5で製造した2(3),4ジヒドロキシ−ブタン酸ラクトニル−5−ノルボルネン−2−カルボン酸エステル1.21gを使用した以外は第11実施例の方法と同様にして重合反応を行い、重合体を分離した。
【0100】
得られた重合体の質量平均分子量は11300で、多分散度は1.9であった。
【0101】
<実施例15:ポリ(2−エチル−2−アダマンチル−5−ノルボルネン−2−カルボン酸エステル−無水マレイン酸−2(3),4ジヒドロキシ−ブタン酸ラクトニル−5−ノルボルネン−2−カルボン酸エステル)の製造>
8−エチル−8−トリシクロ[5.2.1.02,6]デカニル−5−ノルボルネン−2−カルボン酸エステルに代えて2−エチル−2−アダマンチル−5−ノルボルネン−2−カルボン酸エステルを使用した以外は実施例14の方法と同様にして重合反応を行い、重合体を分離した。(収率:68%)
得られた重合体の質量平均分子量は13000で、多分散度は1.9であった。
【0102】
<実施例16:ポリ(1−アダマンチル−1−メチルエチル−5−ノルボルネン−2−カルボン酸エステル−無水マレイン酸−シス−5−ノルボルネン−エンド−2,3−ジカルボン酸無水物)の製造>
実施例1で製造した(1−アダマンチル−1−メチルエチル)−5−ノルボルネン−2−カルボン酸エステル5.3g、無水マレイン酸2.47g、及びシス−5−ノルボルネン−エンド−2,3−ジカルボン酸無水物1.38gをエチルアセテート4.6gに溶解させた。ここにAIBN0.084gを添加した後、第6実施例の方法と同様にして重合反応を行い、重合体を分離した。(収率:30%)
得られた重合体の質量平均分子量は13000で、多分散度は1.64であった。
【0103】
<実施例17:ポリ(2−メチル−2−ノルボルニル−5−ノルボルネン−2−カルボン酸エステル−無水マレイン酸−シス−5−ノルボルネン−エンド−2,3−ジカルボン酸無水物)の製造>
実施例2で製造した2−メチル−2−ノルボルニル−5−ノルボルネン−2−カルボン酸エステル8.21g、無水マレイン酸4.90g、及びシス−5−ノルボルネン−エンド−2,3−ジカルボン酸無水物2.74gをエチルアセテート4.6gに溶解させた。ここにAIBN0.084gを添加した後、実施例6の方法と同様にして重合反応を行い、重合体を分離した。(収率:30%)
得られた重合体の質量平均分子量は12000で、多分散度は1.72であった。
【0104】
<実施例18:ポリ(8−エチル−8−トリシクロ[5.2.1.02,6]デカニル−5−ノルボルネン−2−カルボン酸エステル−無水マレイン酸−3−ヒドロキシトリシクロ[6.2.1.02,7]−9−ウンデセン−5−ノルボルネン−2−カルボン酸)の製造>
実施例3で製造した8−エチル−8−トリシクロ[5.2.1.02,6]デカニル−5−ノルボルネン−2−カルボン酸エステル80ミリモル、無水マレイン酸100ミリモル、3−ヒドロキシトリシクロ[6.2.1.02,7]−9−ウンデセン15ミリモル及び5−ノルボルネン−2−カルボン酸5ミリモルを無水エチルアセテート0.5当量に溶解させた。ここに1モル%のAIBNを添加した後、窒素ガスで2時間パージを行い、65℃の温度で約24時間重合させた。
【0105】
次に、実施例7の方法と同様にして6.7gの重合体を分離した。
【0106】
得られた重合体の質量平均分子量は11、500で、多分散度は1.7であった。
【0107】
<実施例19:ポリ(8−エチル−8−トリシクロ[5.2.1.02,6]デカニル−5−ノルボルネン−2−カルボン酸エステル−無水マレイン酸−3−ヒドロキシトリシクロ[6.2.1.02,7]−9−ウンデセン−2−ヒドロキシエチル−5−ノルボルネン−2−カルボン酸エステル)の製造>
実施例3で製造した8−エチル−8−トリシクロ[5.2.1.02,6]デカニル−5−ノルボルネン−2−カルボン酸エステル80ミリモル、無水マレイン酸100ミリモル、3−ヒドロキシトリシクロ[6.2.1.02,7]−9−ウンデセン10ミリモル及び2−ヒドロキシエチル−5−ノルボルネン−2−カルボン酸10ミリモルを実施例18の方法と同様にして重合反応及び分離工程を行い、7.24gの重合体を分離した。
【0108】
得られた重合体の質量平均分子量は12、300で、多分散度は1.65であった。
【0109】
<実施例20:ポリ(8−エチル−8−トリシクロ[5.2.1.02,6]デカニル−5−ノルボルネン−2−カルボン酸エステル−無水マレイン酸−3−ヒドロキシトリシクロ[6.2.1.02,7]−9−ウンデセン−アクリル酸)の製造>
実施例3で製造した8−エチル−8−トリシクロ[5.2.1.02,6]デカニル−5−ノルボルネン−2−カルボン酸エステル80ミリモル、無水マレイン酸100ミリモル、3−ヒドロキシトリシクロ[6.2.1.02,7]−9−ウンデセン15ミリモル及びアクリル酸5ミリモルをエチルアセテート無水物1当量に溶解させた後に、実施例18の方法と同様にして重合反応及び分離工程を行い、4.56gの重合体を分離した。
【0110】
得られた重合体の質量平均分子量は12、500で、多分散度は1.7であった。
【0111】
<実施例21:ポリ(8−エチル−8−トリシクロ[5.2.1.02,6]デカニル−5−ノルボルネン−2−カルボン酸エステル−無水マレイン酸−3−ヒドロキシトリシクロ[6.2.1.02,7]−9−ウンデセン−2−ヒドロキシエチルアクリル酸エステル)の製造>
実施例3で製造した8−エチル−8−トリシクロ[5.2.1.02,6]デカニル−5−ノルボルネン−2−カルボン酸エステル75ミリモル、無水マレイン酸100ミリモル、3−ヒドロキシトリシクロ[6.2.1.02,7]−9−ウンデセン15ミリモル及び2−ヒドロキシエチルアクリル酸エステル10ミリモルを実施例18の方法と同様にして重合反応及び分離工程を行い、5.74gの重合体を分離した。
【0112】
得られた重合体の質量平均分子量は13、200で、多分散度は1.65であった。
【0113】
<実施例22:ポリ(8−エチル−8−トリシクロ[5.2.1.02,6]デカニル−5−ノルボルネン−2−カルボン酸エステル−無水マレイン酸−シス−5−ノルボルネン−エンド−2,3−ジカルボン酸無水物−5−ノルボルネン−2−カルボン酸)の製造>
実施例3で製造した8−エチル−8−トリシクロ[5.2.1.02,6]デカニル−5−ノルボルネン−2−カルボン酸エステル80ミリモル、無水マレイン酸100ミリモル、シス−5−ノルボルネン−エンド−2,3−ジカルボン酸無水物15ミリモル及び5−ノルボルネン−2−カルボン酸5ミリモルを実施例18の方法と同様にして重合反応及び分離工程を行い、6.7gの重合体を分離した。
【0114】
得られた重合体の質量平均分子量は11、500で、多分散度は1.7であった。
【0115】
<実施例23:ポリ(8−エチル−8−トリシクロ[5.2.1.02,6]デカニル−5−ノルボルネン−2−カルボン酸エステル−無水マレイン酸−シス−5−ノルボルネン−エンド−2,3−ジカルボン酸無水物−2−ヒドロキシエチル−5−ノルボルネン−2−カルボン酸エステル)の製造>
実施例3で製造した8−エチル−8−トリシクロ[5.2.1.02,6]デカニル−5−ノルボルネン−2−カルボン酸エステル80ミリモル、無水マレイン酸100ミリモル、シス−5−ノルボルネン−エンド−2,3−ジカルボン酸無水物10ミリモル及び2−ヒドロキシエチル−5−ノルボルネン−2−カルボン酸エステル10ミリモルを実施例18の方法と同様にして重合反応及び分離工程を行い、7.24gの重合体を分離した。
【0116】
得られた重合体の質量平均分子量は12、300で、多分散度は1.65であった。
【0117】
<実施例24:ポリ(8−エチル−8−トリシクロ[5.2.1.02,6]デカニル−5−ノルボルネン−2−カルボン酸エステル−無水マレイン酸−シス−5−ノルボルネン−エンド−2,3−ジカルボン酸無水物−アクリル酸)の製造>
8−エチル−8−トリシクロ[5.2.1.02,6]デカニル−5−ノルボルネン−2−カルボン酸エステル80ミリモル、無水マレイン酸100ミリモル、シス−5−ノルボルネン−エンド−2,3−ジカルボン酸無水物15ミリモル及びアクリル酸5ミリモルをエチルアセテート無水物1当量に溶解させた後に、実施例18の方法と同様にして重合反応及び分離工程を行い、4.56gの重合体を分離した。
【0118】
得られた重合体の質量平均分子量は12、500で、多分散度は1.7であった。
【0119】
<実施例25:ポリ(8−エチル−8−トリシクロ[5.2.1.02,6]デカニル−5−ノルボルネン−2−カルボン酸エステル−無水マレイン酸−シス−5−ノルボルネン−エンド−2,3−ジカルボン酸無水物−2−ヒドロキシエチルアクリル酸エステル)の製造>
8−エチル−8−トリシクロ[5.2.1.02,6]デカニル−5−ノルボルネン−2−カルボン酸エステル75ミリモル、無水マレイン酸100ミリモル、シス−5−ノルボルネン−エンド−2,3−ジカルボン酸無水物15ミリモル及び2−ヒドロキシエチルアクリル酸エステル10ミリモルを実施例18の方法と同様にして重合反応及び分離工程を行い、5.74gの重合体を分離した。
【0120】
得られた重合体の質量平均分子量は13、200で、多分散度は1.65であった。
【0121】
<実施例26:ポリ(8−エチル−8−トリシクロ[5.2.1.02,6]デカニル−5−ノルボルネン−2−カルボン酸エステル−無水マレイン酸−シス−5−ノルボルネン−エンド−2,3−ジカルボン酸無水物)の製造>
8−エチル−8−トリシクロ[5.2.1.02,6]デカニル−5−ノルボルネン−2−カルボン酸エステル6g、無水マレイン酸2.45gおよびシス−5−ノルボルネン−エンド−2,3−ジカルボン酸無水物1.38gをエチルアセテート4.6gに溶解させた。ここにAIBN0.084gを添加した後、実施例6と同様な方法で重合反応を行い、生じた重合体を分離した。
【0122】
III.フォトレジスト組成物の製造及び写真食刻工程
<実施例27>
実施例6で製造した1−アダマンチル−1−メチルエチル−5−ノルボルネン−2−カルボン酸エステル及び無水マレイン酸が1:1の割合で重合された二元重合体1.0gを光酸発生剤であるトリフェニルスルホニウムトリフレート0.02g及び有機塩基であるトリイソブチルアミン2mgと共に、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート(以下、PGMEA)6gに溶解させた。次に、前記混合物を0.2μmのフィルターを使ってろ過し、フォトレジスト組成物を得た。
【0123】
パターニングしようとする物質膜が形成されているウェーハ上に反射防止膜をコートした後、得られたフォトレジスト組成物を約0.3μmの厚さでスピンコートした。フォトレジスト組成物がコートされた前記ウェーハを約130℃の温度で約90秒間プレべークし、所定パターンを限定するマスク及び露光源としてArFエキシマーレーザー(開口数0.6)を使って露光した後、約120℃の温度で約90秒間ポストベークした。しかる後、2.38質量%のTMAHで60秒間現像を行い、フォトレジストパターンを形成した。
【0124】
0.15μmラインアンドスペースパターンを3.5mJ/cm2ドーズの露光エネルギーで形成することができた。
【0125】
<実施例28>
光酸発生剤としてトリフェニルスルホニウムトリフレート0.01g及びノルボルネン−ジカルボキシルイミドトリフレート0.01gを使用した以外は実施例27の方法と同様にしてフォトレジスト組成物を製造し、写真食刻工程を施した。
【0126】
その結果、0.15μmラインアンドスペースパターンを12mJ/cm2ドーズの露光エネルギーで形成することができた。
【0127】
<実施例29>
実施例8で製造した8−エチル−8−トリシクロ[5.2.1.02,6]デカニル−5−ノルボルネン−2−カルボン酸エステル及び無水マレイン酸が1:1の割合で重合された二元重合体1.0gを使用した以外は実施例27の方法と同様にしてフォトレジスト組成物を製造し、写真食刻工程を施した。
【0128】
その結果、0.15μmラインアンドスペースパターンを5mJ/cm2ドーズの露光エネルギーで形成することができた。
【0129】
<実施例30>
実施例9で製造したポリ(1−アダマンチル−1−メチルエチル−5−ノルボルネン−2−カルボン酸エステル−無水マレイン酸−3−ヒドロキシトリシクロ[6.2.1.02,7]−9−ウンデセン)1.0gを使用した以外は実施例27の方法と同様にしてフォトレジスト組成物を製造し、写真食刻工程を施した。
【0130】
その結果、0.16μmラインアンドスペースパターンを3.5mJ/cm2ドーズの露光エネルギーで形成することができた。
【0131】
<実施例31>
実施例11で製造したポリ(8−エチル−8−トリシクロ[5.2.1.02,6]デカニル−5−ノルボルネン−2−カルボン酸エステル−無水マレイン酸−2,4ジヒドロキシ−3,3−ジメチルブタン酸ラクトニル−5−ノルボルネン−2−カルボン酸エステル)1.0gを光酸発生剤であるトリフェニルスルホニウムトリフレート0.02g及び有機塩基であるトリイソブチルアミン2mgと共に、PGMEA8gに溶解させた後、第26実施例の方法と同様にしてフォトレジスト組成物を製造し、写真食刻工程を施した。
【0132】
その結果、0.13μmラインアンドスペースパターンを17mJ/cm2ドーズの露光エネルギーで形成することができた。
【0133】
<実施例32>
実施例12で製造したポリ(2−メチル−2−アダマンチル−5−ノルボルネン−2−カルボン酸エステル−無水マレイン酸−2,4ジヒドロキシ−3,3−ジメチルブタン酸ラクトニル−5−ノルボルネン−2−カルボン酸エステル1.0gを光酸発生剤であるトリフェニルスルホニウムトリフレート0.02g及び有機塩基であるトリエタノールアミン2mgと共に、PGMEA 8gに溶解させた後、実施例27の方法と同様にしてフォトレジスト組成物を製造し、写真食刻工程を施した。
【0134】
その結果、0.13μmラインアンドスペースパターンを18mJ/cm2ドーズの露光エネルギーで形成することができた。
【0135】
<実施例33>
実施例13で製造したポリ(2−エチル−2−アダマンチル−5−ノルボルネン−2−カルボン酸エステル−無水マレイン酸−2,4ジヒドロキシ−3,3−ジメチルブタン酸ラクトニル−5−ノルボルネン−2−カルボン酸エステル1.0gを光酸発生剤であるトリフェニルスルホニウムトリフレート0.02g及び有機塩基であるトリイソブチルアミン2mgと共に、PGMEA 8gに溶解させた後、実施例27の方法と同様にしてフォトレジスト組成物を製造し、写真食刻工程を施した。
【0136】
その結果、0.13μmラインアンドスペースパターンを23mJ/cm2ドーズの露光エネルギーで形成することができた。
【0137】
<実施例34>
実施例15で製造したポリ(2−エチル−2−アダマンチル−5−ノルボルネン−2−カルボン酸エステル−無水マレイン酸−2(3),4ジヒドロキシ−ブタン酸ラクトニル−5−ノルボルネン−2−カルボン酸エステル1.0gを光酸発生剤であるトリフェニルスルホニウムトリフレート0.01g及びトリイソデシルアミン0.02g、有機塩基であるトリエタノールアミン2mgと共に、PGMEA8gに溶解させた後、実施例27の方法と同様にしてフォトレジスト組成物を製造し、写真食刻工程を施した。
【0138】
その結果、0.13μmラインアンドスペースパターンを31mJ/cm2ドーズの露光エネルギーで形成することができた。
【0139】
<実施例35>
実施例16で製造したポリ(1−アダマンチル−1−メチルエチル)−5−ノルボルネン−2−カルボン酸エステル−無水マレイン酸−シス−5−ノルボルネン−エンド−2,3−ジカルボン酸無水物)1.0gを光酸発生剤であるトリフェニルスルホニウムトリフレート0.02g及び有機塩基であるトリイソブチルアミン1mgと共に、PGMEA 6gに溶解させた後、実施例27の方法と同様にしてフォトレジスト組成物を製造し、写真食刻工程を施した。
【0140】
その結果、0.18μmラインアンドスペースパターンを6mJ/cm2ドーズの露光エネルギーで形成することができた。
【0141】
IV.耐ドライエッチング性の測定
<実施例36>
実施例6〜実施例11、実施例16〜実施例23および実施例27で製造した感光性重合体1gをそれぞれPGMEA6gに溶解させた後、シリコンウェーハ上にコートした。次に、約130℃で90秒間プリベークを施した後、重合体膜の厚さを測定した。次に、ラム株式会社(Lam Co.)の反応性イオンエッチング装備であるレインボー4500(Rainbow 4500)を用い、反応性イオンエッチング工程を行なった。このとき、反応性イオンエッチング工程は電力700W、圧力19.95Pa下で、エッチングガスであるCF4及びCHF3をそれぞれ10sccmの流量で供給しながら行なった。エッチングが終わった後、残存する重合体膜の厚さを測定してエッチング率を測定した。ここでsccm(standard cubic centimeters per minute)という単位は、標準状態下での立方センチメートル毎分を表し、当業界で汎用の単位である。
【0142】
耐エッチング性の対照標準を求めるために、ディープUV用(240nm〜370nm)感光性重合体であるSEPR 430S(Shinetsu Co.)に対しても同様の方法によりエッチング率を測定した。また、比較例として従来のArFエキシマーレーザー用感光性重合体であるポリ(メチルアダマンチルアクリル酸エステル−シクロペンタノエートアクリル酸エステル)及びポリ(t−ブチルノルボルネンカルボン酸エステル−無水マレイン酸)に対しても同様の方法によりエッチング率を測定した。その結果を下記表2及び3に示す。
【0143】
【表2】
【0144】
【表3】
【0145】
上記表2及び3において、換算エッチング率が1に近いほど、従来のディープUV用感光性重合体と同一の耐エッチング性を有することを意味する。
【0146】
上記表2及び3より、従来のArF用感光性重合体の換算エッチング率が1.28及び1.38であったのに対し、本発明による感光性重合体の換算エッチング率は平均して1.19程度であった。このことは、本発明による感光性重合体の耐エッチング性が従来のArFエキシマーレーザー用感光性重合体の耐エッチング性よりも遥かに優れていることを表す。
【0147】
【発明の効果】
本発明による感光性重合体は、重合体の主鎖に脂環式炭化水素の環構造を含むだけでなく、重合体の主鎖に炭素数8〜20の第三脂環式炭化水素基が結合されている。したがって、耐ドライエッチング性が大幅に増大する。また、重合体の主鎖に脂環式炭化水素の第二アルコールからなる基がさらに結合される場合には、耐エッチング性が増大するだけでなく、下部膜質に対する接着力も良好になる。
【0148】
したがって本発明による感光性重合体を使ってフォトレジスト組成物を形成すると、フォトレジスト組成物の耐ドライエッチング性が大きくなり、コントラストが向上されるほか、下部膜質に対する接着力も良好になる。そして、溶解度調節基が重合体にさらに結合されている場合には非露光部のフォトレジスト膜が現像液に容易に溶解されず、酸によって化学反応を起こすバルキーな基が重合体にさらに結合されている場合には、露光された部分のフォトレジスト膜の極性と露光された部分のフォトレジスト膜の極性とに顕著な差が生じ、その結果コントラストをさらに増大させることができる。
Claims (12)
- 下記式1:
で表される感光性重合体。 - 前記lおよびqの少なくとも一方が0である場合を除く、請求項1に記載の感光性重合体。
- 前記lおよびqが0である場合を除く、請求項2に記載の感光性重合体。
- 前記R 1 は、2−メチル−2−イソボルニル基、2−メチル−2−アダマンチル基、2−エチル−2−アダマンチル基または1−アダマンチル−1−メチルエチル基である、請求項1〜3のいずれか1項に記載の感光性重合体。
- 前記R1が、2−エチル−2−アダマンチル基または1−アダマンチル−1−メチルエチル基である、請求項1〜4のいずれか1項に記載の感光性重合体。
- 前記R3のうち、炭素数1〜12の脂肪族アルコールが2−ヒドロキシエチルである、請求項1〜5のいずれか1項に記載の感光性重合体。
- 前記R3が、水素原子、2−ヒドロキシエチル、t−ブチル、メチルヘキシル、2−メチル−2−ノルボニル、2−メチル−2−イソボルニル、8−エチル−8−トリシクロ[5.2.1.02,6]デカニル、2−メチル−2−アダマンチル、1−アダマンチル−1−メチルエチル、メチル基、アダマンチル基、ノルボルニル基またはイソボルニル基である、請求項6に記載の感光性重合体。
- 前記R3が炭素数1〜12の脂肪族アルコール、メチル基または炭素数7〜20の脂肪族炭化水素基である請求項1〜7のいずれか1項に記載の感光性重合体。
- 前記R4及びR5のうち、炭素数1〜12の脂肪族アルコールがヒドロキシメチル基であり、炭素数1〜12の脂肪族アルコールが結合されたオキシカルボニル基が2−ヒドロキシエチルオキシカルボニル基であり、ラクトンが結合されたオキシカルボニル基が2,4ジヒドロキシ−3,3−ジメチルブタン酸ラクトニル基または2(3),4ジヒドロキシブタン酸ラクトニルオキシカルボニル基である、請求項1〜8のいずれか1項に記載の感光性重合体。
- 前記R4が、ラクトンが結合されたオキシカルボニル基またはR5と相互に連結されたカルボン酸無水物であり、前記R5はラクトンが結合されたオキシカルボニル基またはR4と相互に連結されたカルボン酸無水物である、請求項1〜9のいずれか1項に記載の感光性重合体。
- 前記ラクトンが結合されたオキシカルボニル基が、2,4ジヒドロキシ−3,3−ジメチルブタン酸ラクトニル基または2(3),4ジヒドロキシブタン酸ラクトニルオキシカルボニル基である、請求項10に記載の感光性重合体。
- 請求項1〜11に記載の感光性重合体を含むフォトレジスト組成物。
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