JP2001116700A - 異なる波長の光を用いた物品の検査方法及び装置 - Google Patents

異なる波長の光を用いた物品の検査方法及び装置

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JP2001116700A JP2000033539A JP2000033539A JP2001116700A JP 2001116700 A JP2001116700 A JP 2001116700A JP 2000033539 A JP2000033539 A JP 2000033539A JP 2000033539 A JP2000033539 A JP 2000033539A JP 2001116700 A JP2001116700 A JP 2001116700A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の光源による光学的検査を単一のステー
ジ又は近接したステージで行うことが可能で、検査のた
めのスペース及び時間ならびにコストを低減することが
できる新規な光学的検査方法及び装置を提案する。 【解決手段】 互いに異なる波長域の光L1,L2,L
3を発する複数の光源11,12,13によって被検査
物品Wを照射するとともに、前記被検査物品からの光を
受光するカメラ31,32,33の光軸上には前記複数
の波長域の光のうち特定の波長域の光を反射し他の波長
域の光を透過する分光部材21,22,23を介在さ
せ、前記分光部材によって分光された各波長域の光に対
応して配置されたそれぞれのカメラ31,32、33に
よって画像を撮影し検査する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は物品の検査方法及
び装置に関し、特には、プラスチック容器等の被検査物
品に互いに波長域の異なる複数の光を照射してその外
観、きず等を光学的に検査する方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば乳酸菌飲料用の小型のプラスチッ
ク容器は、通常、ブロー成形によって連続的に成形さ
れ、中身飲料の充填に先立って、成形不良や汚れ、異
物、割れ等の外観検査が行われる。この外観検査は被検
査物品であるプラスチック容器に光を当て、その反射光
あるいは透過光による画像をカメラによって撮影しこれ
を光学的に処理して、その良否を判定するものである。
【0003】この種プラスチック容器の外観検査のう
ち、例えば口部(一般に「天面」とも呼ばれる)におけ
るバリ(突起物)や割れ等は容器の安全使用上の重度の
欠陥とされ、より精度の高い検査が行われている。本出
願人によって提案される天面検査の例としては、図20
に示すように、矢印m方向に進行するコンベア150上
の容器Wに対して2つのステージ151,152で検査
を行うことである。各検査ステージ151,152にお
いて、容器Wc,Wdの口部W5の外側方に配置された
投光器153,154及び155,156より光H1
1,H12及びH13,H14を照射し当該部分おける
透過光を容器上方に配置されたカメラ161,162に
よって撮影しその画像を光学的に処理して欠陥の検出が
なされる。
【0004】容器口部W5の天面検査を2つの検査ステ
ージ151,152によって行うのは次の理由による。
すなわち、図21のように、第1の検査ステージ151
においては、投光器153,154に対する容器Wcの
口部W5の正面部分a1、a2部分では割れに対して光
H11,H12が平行となり透過してしまうので割れ欠
陥の検出効率が低くなり、また、投光器153,154
に対する容器Wcの口部W5の両端部分b1、b2では
光の透過距離が長くなるので欠陥を検出することが困難
となる。そこで、これらのa1,a2,b1.b2部分
は不感部とし、図22のように、第2の検査ステージ1
52において、投光器155,156の配置位置を変え
て当該不感部であるa1,a2,b1,b2部分の検査
を行う必要があるのである。
【0005】図22において、c1,c2,d1,d2
は第2の検査ステージ152における不感部であるが、
これらの部分の検査はすでに第1の検査ステージ151
で完了している。第1の検査ステージ151における投
光器153,154の位置と第2の検査ステージ152
における投光器155,156の位置の配置関係は、図
20及び図22からも理解されるように、90度の正倍
数以外の角度K位置で、この例では約135度の角度位
置で配置されている。90度(又はその正倍数)の角度
位置では第1の検査ステージ151における不感部a
1,a2,b1,b2部分と第2の検査ステージ152
における不感部c1,c2,d1,d2部分が重なり合
い所期の目的を達成することができない。
【0006】上のように、本出願人はこの種検査を高精
度で行うことを提案しているのであるが、しかしなが
ら、多ステージにおける光学的検査にあっては、隣合う
各検査ステージに配置された投光器による光の干渉を防
ぐことが検査精度を高める上でも肝要である。このため
に、一の検査と他の検査の各ステージは最小限の距離を
離隔しかつ遮光手段を採る必要があり、このことは検査
のためのスペース及び時間ひいてはコストを増大させる
嫌いがある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】そこで、この発明は、
複数の光源による光学的検査を単一又は近接した複数の
ステージで行うことが可能な方法及び装置を提案するも
のである。そして、検査のためのスペース及び時間なら
びにコストを低減することができる新規な光学的検査方
法及び装置を提案するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】すなわち、請求項1に係
る発明は、互いに異なる波長域の光を発する複数の光源
によって被検査物品を照射するとともに、前記被検査物
品からの光を受光するカメラの光軸上には前記複数の波
長域の光のうち特定の波長域の光を透過又は反射する分
光部材を介在させ、前記分光部材によって分光された各
波長域の光を前記カメラによって受光し画像を撮影して
検査することを特徴とする異なる波長の光を用いた物品
の検査方法に係る。
【0009】また、請求項2の発明は、被検査物品を照
射する互いに異なる波長域の光を発する複数の光源と、
前記被検査物品からの光を受光するカメラと、前記カメ
ラの光軸上に配置され前記複数の波長域の光のうち特定
の波長域の光を透過又は反射する分光部材とを含み、前
記分光部材によって分光された各波長域の光をカメラに
よって受光し画像を撮影して検査することを特徴とする
異なる波長の光を用いた物品の検査装置に係る。
【0010】請求項3の発明は、請求項2において、前
記カメラが前記光源による被検査物品の透過光を受光す
るように構成された異なる波長の光を用いた物品の検査
装置に係る。
【0011】請求項4の発明は、請求項2において、前
記カメラが前記光源による被検査物品の反射光を受光す
るように構成された異なる波長の光を用いた物品の検査
装置に係る。
【0012】請求項5の発明は、請求項2において、前
記カメラが前記光源による被検査物品の透過光と反射光
を受光するように構成された異なる波長の光を用いた物
品の検査装置に係る。
【0013】請求項6の発明は、請求項2ないし5のい
ずれかにおいて、複数のカメラが同一の被検査物品につ
いての画像を撮影し検査するように構成された異なる波
長の光を用いた物品の検査装置に係る。
【0014】請求項7の発明は、請求項2ないし6のい
ずれかにおいて、同一の被検査物品についての複数の画
像が単一のカメラにとりこまれるように構成された異な
る波長の光を用いた物品の検査装置に係る。
【0015】請求項8の発明は、請求項2ないし5のい
ずれかにおいて、複数のカメラが近接する異なった被検
査物品についてのそれぞれの画像を撮影し検査するよう
に構成された異なる波長の光を用いた物品の検査装置に
係る。
【0016】請求項9に係る発明は、被検査物品の口部
外側方に配置された第1の波長域の光を発する第1光源
と、同じく被検査物品の口部外側方の前記第1光源と9
0度の正倍数以外の角度位置に配置され第2の波長域の
光を発する第2光源と、被検査物品の口部上方に配置さ
れ前記第1波長域の光を反射し前記第2波長域の光を透
過する分光部材と、前記分光部材によって反射された第
1波長域の光による画像を撮影する第1カメラと、前記
分光部材によって透過された第2波長域の光による画像
を撮影する第2カメラとを含むことを特徴とする異なる
波長の光を用いた物品の検査装置に係る。
【0017】請求項10に係る発明は、請求項9におい
て、前記各第1光源および第2光源が相対向して2つず
つ配置されている異なる波長の光を用いた物品の検査装
置に係る。
【0018】請求項11に係る発明は、被検査物品の口
部外側方に配置された第1の波長域の光を発する第1光
源と、同じく被検査物品の口部外側方の前記第1光源と
90度の正倍数以外の角度位置に配置され第2の波長域
の光を発する第2光源と、被検査物品の底部下方に配置
され第3の波長域の光を発する第3光源と、被検査物品
の口部上方に配置され前記3つの波長域の光のうち一の
波長域の光を反射し他の二の波長域の光を透過するか又
は一の波長域の光を透過し他の二の波長域の光を反射す
る第1分光部材と、前記第1分光部材によって透過又は
反射された他の二の波長域の光のうち一の波長域の光を
反射し他の波長域の光を透過する第2分光部材と、前記
第1分光部材によって反射又は透過された一の波長域の
光による画像を撮影する第1カメラと、前記第2分光部
材によって反射された波長域の光による画像を撮影する
第2カメラと、前記第2分光部材によって透過された波
長域の光による画像を撮影する第3カメラとを含むこと
を特徴とする異なる波長の光を用いた物品の検査装置に
係る。
【0019】
【発明の実施の形態】以下添付の図面に従ってこの発明
の実施例を説明する。図1はこの発明の透過光を利用し
た検査装置の要部の上面図、図2は同じく透過光を利用
した装置の他の実施例を示す側面図、図3は反射光を利
用した装置の要部の上面図、図4は同じく反射光を利用
した他の実施例を示す上面図、図5はさらに反射光を利
用した別の例を示す側面図、図6は透過光及び反射光を
利用した装置例を示す側面図、図7は図6の上面図、図
8は同じく透過光及び反射光を利用した他の実施例を示
す側面図、図9はさらに透過光及び反射光を利用した別
の例を示す側面図、図10は単一のカメラに複数の検査
画像が取り込まれる例を示す側面図、図11は同じく他
の例を示す側面図、図12は近接する異なった被検査物
品を検査する例を示す上面図である。
【0020】図13ないし図17は容器口部の検査装置
に関し、図13は口部検査装置の側面図、図14は光源
と被検査物品の口部との配置を表す上面図、図15は他
の分光部材を用いた検査装置の要部を示す側面図、図1
6は他の実施例に係る検査装置の側面図、図17はさら
に別の実施例装置の側面図である。また、図18は特定
の波長域の光を透過する分光部材の例である単色フィル
ターの透過状態を表す模式図、図19は特定の波長域の
光を反射する分光部材の例である多色ハーフミラーの反
射状態を表す模式図である。
【0021】まず、以下の実施例で示される用語につい
て説明すると、「互いに異なる波長域の光を発する複数
の光源」とは、異なった光を発する投光器等を表し、こ
こでは、特定の波長域の光である青色光L1を発する第
1光源11と、前記第1光源11とは異なった波長域の
光である赤色光L2を発する第2光源12と、前記第1
光源11及び第2光源12とは異なった波長域の光であ
る緑色光L3を発する第3光源13とが例示される。
【0022】また、「複数の波長域の光のうち特定の波
長域の光を透過又は反射する分光部材」について言え
ば、前者の「複数の波長域の光のうち特定の波長域の光
を透過する分光部材」としては、図18に図示したよう
な例えば公知の単色フィルターが例示され、以下の実施
例では、青色光L1、赤色光L2及び緑色光L3のう
ち、青色光L1のみを透過し他色を反射(又は吸収)す
る第1フィルター21と、赤色光L2のみを透過し他色
を反射(又は吸収)する第2フィルター22と、緑色光
L3のみを透過し他色を反射(又は吸収)する第3フィ
ルターが使用される。後者の「複数の波長域の光のうち
特定の波長域の光を反射する分光部材」とは、図19に
図示したような例えば公知の多色ハーフミラーで、実施
例では、青色光L1、赤色光L2及び緑色光L3のう
ち、青色光L1のみを反射し他色を透過(又は吸収)す
る第1ハーフミラー26と、赤色光L2のみを反射し他
色を透過(又は吸収)する第2ハーフミラー27と、緑
色光L3のみを反射し他色を透過(又は吸収)する第3
ハーフミラーが使用される。なお、上の単色フィルター
21,22,23と多色フィルター26,27,28
は、以下の実施例でも示されるように、適宜組み合わせ
て使用することができる。
【0023】「カメラ」としては、画像処理用のものと
して多用されるCCDカメラが好ましく、必要により、
第1カメラ31、第2カメラ32、第3カメラ33が用
いられる。なお、「被検査物品」としては、前述した乳
酸菌飲料用の小型のプラスチック成形容器Wを例として
説明するが、本発明はこの例に限定されることなくガラ
スびんやコップ等他の物品についても適用されるもので
あることはいうまでもない。以下図面とともに各実施例
について説明する。
【0024】請求項1の発明として規定した検査方法
は、以下の各実施例において図示されるように、互いに
異なる波長域の光L1,L2,L3を発する複数の各光
源11,12,13によって被検査物品Wを照射し、被
検査物品Wからの光(透過光又は反射光)を受光するカ
メラ31,32,33の光軸上には前記複数の波長域の
光のうち特定の波長域の光を透過又は反射する分光部材
21,22,23又は26,27,28を介在させ、前
記各分光部材21,22,23又は26,27,28に
よって分光された各波長域の光を受光する前記カメラ3
1,32,33によって画像を撮影して検査するもので
ある。ここで、光源としては複数のものが使用される
が、分光部材及びカメラは単数であってもよいし複数で
もよい。
【0025】請求項2の発明として規定される検査装置
は、上の検査方法を実現する装置であって、被検査物品
Wを照射する互いに異なる波長域の光L1,L2,L3
を発する複数の各光源11,12,13と、前記被検査
物品からの光を受光するカメラ31,32,33と、前
記カメラの光軸上に配置され前記複数の波長域の光のう
ち特定の波長域の光を透過又は反射する分光部材21,
22,23又は26,27,28とを含み、前記分光部
材21,22,23又は26,27,28によって分光
された各波長域の光L1,L2,L3をカメラによって
受光し画像を撮影して検査する装置に係る。
【0026】この発明によれば、カメラ31,32,3
3に対しては特定の波長域の光L1(青色)又はL2
(赤色)もしくはL3(緑色)が入射されるから、カメ
ラ31,32,33は前記波長域の光L1,L2,L3
によって照射された被検査物品Wの特定部位における画
像を確実に撮影して検査することができる。従って、複
数の光源の光の干渉を防ぐ必要はなく、複数の光源によ
る光学的検査を単一のステージ又は近接したステージで
行うことができる。これによって、検査のためのスペー
ス及び時間ならびにコストを低減することが可能とな
る。
【0027】以下、各請求項の発明に対応して、図面と
ともに説明する。図1及び図2は請求項3の発明に係
り、カメラ31,32,33が光源11,12,13に
よる被検査物品Wの透過光を受光するように構成された
例である。図1の検査装置10Aにおいて、第1光源1
1は特定の波長域の光である青色光L1を発し、第2光
源12は第1光源11とは異なった波長域の光である赤
色光L2を発し、第3光源13は第1光源11及び第2
光源12とは異なった波長域の光である緑色光L3を発
する。符号21,22,23は分光部材(単色フィルタ
ー)を表し、第1分光部材21は青色光のみを透過する
フィルター、第2分光部材22は赤色光のみを透過する
フィルター、第3分光部材23は緑色光のみを透過する
フィルターである。前記光源11,12,13によって
照射された被検査物品Wの各透過光は、第1、第2,第
3の各カメラ31,32,33の光軸上に配置された前
記第1、第2、第3の各分光部材21,22,23を介
してそれぞれのカメラに入射され、画像が撮影され、各
画像は画像処理装置40に取り込まれ、公知の手法によ
って検査がなされる。符号Cはコンベアである(以下同
じ)。図1の例は被検査物品Wである容器の側面検査に
有効である。
【0028】図2は同じく透過光を用いた例で、被検査
物品Wである容器側部W1と容器底部W2を同時に検査
する場合である。この装置10Bでは、第1光源11の
青色光L1は容器側部W1を透過して青色光L1のみを
透過する第1フィルター21を経て第1カメラ31に受
光され、同様に、第2光源12の赤色光L2は容器底部
W2を透過して赤色光L2のみを透過する第2フィルタ
ー22を経て第2カメラ32に受光される。各カメラ3
1,32の画像は画像処理装置40に取り込まれて検査
がなされる。なお、この例では、光源は2つでカメラも
2台である。
【0029】これに対して、図3、図4及び図5は請求
項4に規定する発明で、反射光を用いた例である。反射
光による検査は、例えばラベルの位置ずれ、上下逆さ被
り、異品種ラベル混入等のラベル品位検査などの場合が
ある。図3の装置10Cでは、被検査物品Wの外周のほ
ぼ3等分位置に3台のカメラ31,32,33を配置す
るとともに、各カメラの中間位置に各カメラ側に同色の
光源となるように、各2つの光源、つまり青色光L1の
第1光源11A,11B、赤色光L2の第2光源12
A,12B、緑色光L3の第3光源13A,13Bを配
置する。そして、第1カメラ31の光軸上には青色光L
1のみを透過する第1フィルター21、第2カメラ32
の光軸上には赤色光L2のみを透過する第2フィルター
22、さらに第3カメラ33の光軸上には青色光L3の
みを透過する第3フィルター23が設置され、各カメラ
には、対応する反射光による画像が撮像される。この例
では、被検査物品Wの外周の120度づつの検査が可能
である。
【0030】図4の装置10Dは2台1組で4台のカメ
ラを用いた例である。すなわち、第1カメラ31A及び
カメラ31Bの光軸上には青色光L1のみを透過する第
1フィルター21A,21Bが配置され、その前部に被
検査物品Wを照射する青色光L1のリング状の光源11
A,11Bが配置される。第1カメラ31A,31Bに
は青色光L1で照射された被検査物品Wの異なった部位
の反射光が入射され、同様に、第2カメラ32A,32
Bには赤色光L2で照射された被検査物品Wの異なった
部位の反射光が入射される。この例では、被検査物品W
の90度づつの検査が可能である。
【0031】図5に示す検査装置10Eは、反射光を用
いた他の例で、ここでは、被検査物品Wの上方に光源を
配置して、容器内底面W3や容器内壁面W4(あるいは
容器口部W5)を検査する例である。青色光L1を発す
る第1光源11A、11Bが被検査物品Wの上部外周か
ら容器内壁面W4を照射するとともに、赤色光L2を発
する第2光源12がハーフミラー50を介して被検査物
品Wの直上から容器内底面W3を照射する。青色光L1
及び赤色光L2の各反射光は、前記のハーフミラー50
を経て(なお、このような光源12の照明態様は一般に
同軸落射照明と呼ばれる)、分光部材である多色ハーフ
ミラー26に入射する。この第1(多色)ハーフミラー
26は、前記したように、青色光L1のみを反射し、他
の赤色光L2を透過するものであるから、青色光L1は
第1カメラ31に、赤色光L2は第2カメラ32に入射
する。符号51は光の方向を変えるミラーである。な
お、この場合において、各カメラ31,32に各青色光
L1又は赤色光L2のみを透過する前記の単色フィルタ
ー21,22を配置してもよい。
【0032】さらに、図6ないし図9には、カメラが光
源による被検査物品Wの透過光及び反射光の両方を受光
するように構成された例である。図6及び図7の検査装
置10Fは被検査物品Wである容器の側部W1のいわゆ
る白化を検査するもので、例えば合成樹脂容器では変形
部位で白濁する(これを白化という)ことがあるが、こ
の白化は反射光では見えにくい一方で透過光では汚れと
同じように黒く映し出される。このような場合には、透
過光と反射光の両方で白化を特定することが有効であ
る。この例では、青色光源11を被検査物品Wに対する
透過光とし、赤色光源12A,12Bを被検査物品Wに
対する反射光として用いている。図示のように、透過光
である青色光L1と反射光である赤色光L2は、分光部
材である第1ハーフミラー26によって、青色光L1を
反射して第1カメラ31へ入射し、かつ赤色光L2を透
過して第2カメラ32へ入射して、それぞれの画像を撮
影して、画像処理装置40に取り込み、ここで白化及び
その良否の判定がなされる。
【0033】図8の検査装置10Gは被検査物品Wであ
る容器の側部W1と底部W2を同時に検査する例であ
る。ここでは、青色光源11が容器側部W1を照射して
その反射光である青色光L1が第1フィルター21を介
して第1カメラ31へ入射し、かつ赤色光源12が容器
底部W2を照射してその透過光である赤色光L2が第2
フィルター22を介して第2カメラ32へ入射して、そ
れぞれの画像を撮影して検査がなされる。
【0034】図9の検査装置10Hは被検査物品Wの容
器内壁面W4及び底部W2を同時に検査する例である。
青色光L1を発する第1光源11A、11Bが被検査物
品Wの上部外周から容器内壁面W4を照射するととも
に、赤色光L2を発する第2光源12が被検査物品Wの
下方から容器底部W2を照射する。容器内壁面W4の反
射光である青色光L1及び容器底部W2の透過光である
赤色光L2は、分光部材である第1(多色)ハーフミラ
ー26に入射して分光され、それぞれ第1カメラ31及
び第2カメラ32に入射する。符号51は光の方向を変
えるミラーである。各カメラ31,32には青色光L1
又は赤色光L2のみを透過する単色フィルター21,2
2が配置されている。
【0035】上述した図1ないし図9の例は、いずれ
も、請求項6の発明として規定したところの複数のカメ
ラ31,32,33が同一の検査物品Wについての画像
を撮影し検査するようにしたものである。
【0036】請求項7の発明は、上の例において、同一
の被検査物品Wについての複数の画像が単一のカメラ3
1に取り込まれるようにしたものである。この場合にお
いては、複数あるカメラのうちの特定のカメラが複数の
画像を取り込むようにしてもよい。
【0037】図10に示す検査装置10Iは、前記した
図5の装置10Eと同様に、反射光を用いて容器内底面
W3や容器内壁面W4(あるいは容器口部W5)を検査
するもので、図5と同一符号は同一の部材を示す。この
例では、単一のカメラ31に複数の画像を取り込む関係
で、分光部材である第1ハーフミラー26で分光された
青色光L1と赤色光L2の各光軸上に光学的な第1マス
ク61及び第2マスク62が配置される。これらの第1
マスク61及び第2マスク62は、公知のもので、単一
のカメラ31に複数の画像を取り込むために必要所定部
分を切り取り、他の部分を遮蔽するものである。符号5
1、52、53は光の方向を変えるミラーで、このうち
符号53は第1(多色)ハーフミラーと同じものを用い
ている。
【0038】図11の検査装置10Jもまた、前記した
図9の装置10Hと同様に、反射光及び透過光を用いて
被検査物品Wの容器内壁面W4及び底部W2を同時に検
査するものである。そして、上述した図10の検査装置
10Iと同様に、分光部材である第1ハーフミラー26
で分光された青色光L1と赤色光L2の各光軸上に光学
的な第1マスク61及び第2マスク62が配置され、ミ
ラー52及びハーフミラー53を経て、各画像が単一の
カメラ31に取り込まれる。なお、図9及び図10と同
一符号は同一の部材を示す。
【0039】請求項8の発明は複数のカメラ31,32
が近接する異なった被検査物品Wa,Wbについてのそ
れぞれの画像を撮影し検査するように構成されたもので
ある。この実施例は図12に図示される。図示するよう
に、この検査装置10Kは、コンベアC上を移動する複
数の近接(ここでは隣接)する被検査物品Wa,Wbを
検査するものである。ここでは透過光を利用する容器側
面検査(又はラベル検査)の例が示されるが、前記した
ように各種の検査が可能である。
【0040】被検査物品Waには第1光源11による青
色光L1が照射され、近接(隣接)する被検査物品Wb
には第2光源12による赤色光L2が照射される。各光
源11,12の透過光に対応する位置には、青色光L1
のみを透過する第1フィルター21及び赤色光L2のみ
を透過する第2フィルター22が配置され、これらの単
色フィルター21,22を透過した光のみが第1カメラ
31及び第2カメラ32に入射する。従って、各カメラ
31,32は、互いに他の物品を照射する光に妨げられ
ることなく、それぞれの被検査物品の正確な画像を撮影
することができる。各カメラ31,32で撮影された画
像は単一の画像処理装置40又は別個の画像処理装置4
0,41に送られて検査がなされる。
【0041】次に、請求項9ないし11の発明は、特に
被検査物品Wを容器とし、主としてその口部W5の検査
装置10L,10M,10N,10Pに関する。請求項
9の発明は、図13において符号10Lで示される検査
装置であって、図14のように、被検査物品(容器)W
の口部W5の外側方に配置された第1の波長域の光L1
(青色光)を発する第1光源11A,11Bと、同じく
被検査物品の口部外側方の前記第1光源11A,11B
と90度の正倍数以外の角度位置Kに配置された第2の
波長域の光L2(赤色光)を発する第2光原12A,1
2Bと、被検査物品Wの口部W5上方に配置され前記第
1波長域の青色光L1を反射し前記第2波長域の赤色光
L2を透過する分光部材(第1ハーフミラー)26と、
前記分光部材26によって反射された青色光L1による
画像を撮影する第1カメラ31と、前記分光部材26に
よって透過された赤色光L2による画像を撮影する第2
カメラ32とを含む。
【0042】この容器口部(天面)の検査装置は、従来
技術の項でも説明したように、容器の口部W5における
割れ等の不良を検知するものであるが、前記したよう
に、光源に対する口部正面及び両端部分は検出効率が低
い不感部分であるから光源の位置を違えて検査する必要
がある。そのためには、別個の検査ステージで検査する
ことが提案されているのであるが、この発明装置10L
では、上の構成とすることによって単一の検査ステージ
で光源の位置を違えた検査を行うことができるようにし
たものである。図13の符号40は各カメラ31,32
からの画像を受信して良否を判定する画像処理装置であ
る。
【0043】図14において、符号a1,a2,b1,
b2は第1光源11A,11Bによる容器口部W5の不
感部を表し、c1,c2,d1,d2は第2光源12
A,12Bによる不感部を表す。図からも理解されるよ
うに、第1光源11A,11Bと第2光源12A,12
Bの各不感部が重ならないように、両光源は90度の正
倍数以外の角度位置Kに配置されることが必要である。
また、請求項10の発明として規定したように、第1光
源及び第2光源は相対向して2つずつ(11Aと11
B、12Aと12B)配置されることが好ましい。
【0044】なお、図13及び図14に関する上の説明
は、図15に図示した分光部材として第1(多色)ハー
フミラー26と第1(単色)フィルター21及び第2
(単色)フィルター22の組合せを用いた検査装置10
Mについても全く同様である。図3において図1と同一
符号は同一構成部分を表す。
【0045】図16は請求項11に係る発明に関し、前
記した容器口部W5の検査に加え、容器底部W2の検査
を同時に行う装置10Nである。この検査装置10Nで
は、3種類の異なった波長域の光L1,L2,L3を発
する光源11A,11B、112A,12B、13と、
2つの分光部材26,27と、3台のカメラ31,3
2,33が用いられる。
【0046】光源は、被検査物品(容器)Wの口部W5
の外側方に配置された第1の波長域の青色光L1を発す
る第1光源11A,11Bと、同じく被検査物品の口部
外側方の前記第1光源と90度の正倍数以外の角度位置
に配置された第2の波長域の赤色光L2を発する第2光
原12A,12Bと、被検査物品(容器)Wの底部W2
下方に配置され第3の波長域の緑色光L3を発する第3
光源13である。
【0047】第1分光部材(多色ハーフミラー)26
は、3つの波長域の青色光L1,赤色光L2,緑色光L
3のうち、第1波長域の青色光L1を反射し他の第2波
長域の赤色光L2及び第3波長域の緑色光L3を透過す
る。そして、第2分光部材(多色ハーフミラー)27
は、第2波長域の赤色光L2を反射し第3波長域の緑色
光L3を透過する。
【0048】なお、図17に図示した装置10Pのよう
に、分光部材として、多色ハーフミラー26,27と単
色フィルタ21,22,23の組合せを用いた配置とし
てもよい。図5において図4と共通する符号は同一構成
部分を表す。
【0049】カメラは、前記第1分光部材26(又は2
6と21)によって反射された第1波長域の青色光L1
による画像を撮影する第1カメラ31と、前記第2分光
部材27(又は27と22)によって反射された第2波
長域の赤色光L2による画像を撮影する第2カメラ32
と、前記第2分光部材27(又は27と22)によって
透過され単色フィルター23を介して入射される第3波
長域の緑色光L3による画像を撮影する第3カメラ33
が用いられる。
【0050】上のように、この発明によれば、カメラ3
1,32,33に対しては特定の波長域の光L1(青
色)又はL2(赤色)もしくはL3(緑色)が入射され
るから、カメラ31,32,33は前記波長域の光L
1,L2,L3によって照射された被検査物品Wの特定
部位(口部W5及び底部W2)における画像を確実に撮
影して検査することができる。従って、複数の光源の光
の干渉を防ぐ必要は全くなく、複数の光源による光学的
検査を単一のステージ又は近接したステージで行うこと
ができる。これによって、検査のためのスペース及び時
間ならびにコストを低減することが可能となる。特に、
容器の安全使用上の重度の欠陥とされる口部(天面)の
検査を高精度でかつ効率良く行うことができる。
【0051】
【発明の効果】以上図示し説明したように、この発明に
よれば、複数の光源による光学的検査を単一又は近接し
た複数のステージで行うことができ、検査のためのスペ
ース及び時間ならびにコストを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の透過光を利用した検査装置の要部の
上面図である。
【図2】同じく透過光を利用した装置の他の実施例を示
す側面図である。
【図3】反射光を利用した装置の要部の上面図である。
【図4】同じく反射光を利用した他の実施例を示す上面
図である。
【図5】さらに反射光を利用した別の例を示す側面図で
ある。
【図6】透過光及び反射光を利用した装置例を示す側面
図である。
【図7】図6の上面図である。
【図8】同じく透過光及び反射光を利用した他の実施例
を示す側面図である。
【図9】さらに透過光及び反射光を利用した別の例を示
す側面図である。
【図10】単一のカメラに複数の検査画像が取り込まれ
る例を示す側面図である。
【図11】同じく他の例を示す側面図である。
【図12】近接する異なった被検査物品を検査する例を
示す上面図である。
【図13】口部検査装置の側面図である。
【図14】光源と被検査物品の口部との配置を表す上面
図である。
【図15】他の分光部材を用いた検査装置の要部を示す
側面図である。
【図16】他の実施例に係る検査装置の側面図である。
【図17】さらに別の実施例装置の側面図である。
【図18】特定の波長域の光を透過する分光部材の例で
ある単色フィルターの透過状態を表す模式図である。
【図19】特定の波長域の光を反射する分光部材の例で
ある多色ハーフミラーの反射状態を表す模式図である。
【図20】従来の容器口部の検査装置の例を示す上面図
である。
【図21】図20の第1検査ステージにおいて光源と容
器口部との関係を表す上面図である。
【図22】同じく図20の第2検査ステージにおいて光
源と容器口部との関係を表す上面図である。
【符号の説明】
10A,10B,10C,10D,10E,10F,1
0G,10H,10I,10J,10K,10L,10
M,10N,10P,10L 検査装置 11A,11B 第1光源 12A,12B 第2光源 13 第3光源 21,22,23 分光部材(単色フィルター) 26,27,28 分光部材(多色ハーフミラー) 31,32,33 カメラ 40,41 画像処理部 L1 第1波長域の光 L2 第2波長域の光 L3 第1波長域の光
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高木 雄次 岐阜県大垣市中曽根町520番地 株式会社 エヌテック内 (72)発明者 小里 建一郎 岐阜県大垣市中曽根町520番地 株式会社 エヌテック内 (72)発明者 村瀬 量哉 岐阜県大垣市中曽根町520番地 株式会社 エヌテック内 (72)発明者 甲斐 千束 東京都港区東新橋1丁目1番19号 株式会 社ヤクルト本社内 (72)発明者 寺本 忠義 大阪市西成区玉出西1丁目16番5号 東邦 商事株式会社内 Fターム(参考) 2G051 AA11 AA12 AA21 AB02 BA01 BA08 CA03 CA04 CA07 CB01 CB02 DA01 DA06

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】互いに異なる波長域の光を発する複数の光
    源によって被検査物品を照射するとともに、前記被検査
    物品からの光を受光するカメラの光軸上には前記複数の
    波長域の光のうち特定の波長域の光を透過又は反射する
    分光部材を介在させ、前記分光部材によって分光された
    各波長域の光を前記カメラによって受光し画像を撮影し
    て検査することを特徴とする異なる波長の光を用いた物
    品の検査方法。
  2. 【請求項2】被検査物品を照射する互いに異なる波長域
    の光を発する複数の光源と、前記被検査物品からの光を
    受光するカメラと、前記カメラの光軸上に配置され前記
    複数の波長域の光のうち特定の波長域の光を透過又は反
    射する分光部材とを含み、前記分光部材によって分光さ
    れた各波長域の光をカメラによって受光し画像を撮影し
    て検査することを特徴とする異なる波長の光を用いた物
    品の検査装置。
  3. 【請求項3】請求項2において、前記カメラが前記光源
    による被検査物品の透過光を受光するように構成された
    異なる波長の光を用いた物品の検査装置。
  4. 【請求項4】請求項2において、前記カメラが前記光源
    による被検査物品の反射光を受光するように構成された
    異なる波長の光を用いた物品の検査装置。
  5. 【請求項5】請求項2において、前記カメラが前記光源
    による被検査物品の透過光と反射光を受光するように構
    成された異なる波長の光を用いた物品の検査装置。
  6. 【請求項6】請求項2ないし5のいずれかにおいて、複
    数のカメラが同一の被検査物品についての画像を撮影し
    検査するように構成された異なる波長の光を用いた物品
    の検査装置。
  7. 【請求項7】請求項2ないし6のいずれかにおいて、同
    一の被検査物品についての複数の画像が単一のカメラに
    とりこまれるように構成された異なる波長の光を用いた
    物品の検査装置。
  8. 【請求項8】請求項2ないし5のいずれかにおいて、複
    数のカメラが近接する異なった被検査物品についてのそ
    れぞれの画像を撮影し検査するように構成された異なる
    波長の光を用いた物品の検査装置。
  9. 【請求項9】被検査物品の口部外側方に配置された第1
    の波長域の光を発する第1光源と、 同じく被検査物品の口部外側方の前記第1光源と90度
    の正倍数以外の角度位置に配置され第2の波長域の光を
    発する第2光源と、 被検査物品の口部上方に配置され前記第1波長域の光を
    反射し前記第2波長域の光を透過する分光部材と、 前記分光部材によって反射された第1波長域の光による
    画像を撮影する第1カメラと、 前記分光部材によって透過された第2波長域の光による
    画像を撮影する第2カメラとを含むことを特徴とする異
    なる波長の光を用いた物品の検査装置。
  10. 【請求項10】請求項9において、前記各第1光源およ
    び第2光源が相対向して2つずつ配置されている異なる
    波長の光を用いた物品の検査装置。
  11. 【請求項11】被検査物品の口部外側方に配置された第
    1の波長域の光を発する第1光源と、 同じく被検査物品の口部外側方の前記第1光源と90度
    の正倍数以外の角度位置に配置され第2の波長域の光を
    発する第2光源と、 被検査物品の底部下方に配置され第3の波長域の光を発
    する第3光源と、 被検査物品の口部上方に配置され前記3つの波長域の光
    のうち一の波長域の光を反射し他の二の波長域の光を透
    過するか又は一の波長域の光を透過し他の二の波長域の
    光を反射する第1分光部材と、 前記第1分光部材によって透過又は反射された他の二の
    波長域の光のうち一の波長域の光を反射し他の波長域の
    光を透過する第2分光部材と、 前記第1分光部材によって反射又は透過された一の波長
    域の光による画像を撮影する第1カメラと、 前記第2分光部材によって反射された波長域の光による
    画像を撮影する第2カメラと、 前記第2分光部材によって透過された波長域の光による
    画像を撮影する第3カメラとを含むことを特徴とする異
    なる波長の光を用いた物品の検査装置。
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