JP4227272B2 - 異なる波長の光を用いた物品の検査装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は物品の検査装置に関し、特には、プラスチック容器等の被検査物品に互いに波長域の異なる複数の光を照射してその外観、きず等を光学的に検査する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば乳酸菌飲料用の小型のプラスチック容器は、通常、ブロー成形によって連続的に成形され、中身飲料の充填に先立って、成形不良や汚れ、異物、割れ等の外観検査が行われる。この外観検査は被検査物品であるプラスチック容器に光を当て、その反射光あるいは透過光による画像をカメラによって撮影しこれを光学的に処理して、その良否を判定するものである。
【0003】
この種プラスチック容器の外観検査のうち、例えば口部(一般に「天面」とも呼ばれる)におけるバリ(突起物)や割れ等は容器の安全使用上の重度の欠陥とされ、より精度の高い検査が行われている。本出願人によって提案される天面検査の例としては、図20に示すように、矢印m方向に進行するコンベア150上の容器Wに対して2つのステージ151,152で検査を行うことである。各検査ステージ151,152において、容器Wc,Wdの口部W5の外側方に配置された投光器153,154及び155,156より光H11,H12及びH13,H14を照射し当該部分おける透過光を容器上方に配置されたカメラ161,162によって撮影しその画像を光学的に処理して欠陥の検出がなされる。
【0004】
容器口部W5の天面検査を2つの検査ステージ151,152によって行うのは次の理由による。すなわち、図21のように、第1の検査ステージ151においては、投光器153,154に対する容器Wcの口部W5の正面部分a1、a2部分では割れに対して光H11,H12が平行となり透過してしまうので割れ欠陥の検出効率が低くなり、また、投光器153,154に対する容器Wcの口部W5の両端部分b1、b2では光の透過距離が長くなるので欠陥を検出することが困難となる。そこで、これらのa1,a2,b1.b2部分は不感部とし、図22のように、第2の検査ステージ152において、投光器155,156の配置位置を変えて当該不感部であるa1,a2,b1,b2部分の検査を行う必要があるのである。
【0005】
図22において、c1,c2,d1,d2は第2の検査ステージ152における不感部であるが、これらの部分の検査はすでに第1の検査ステージ151で完了している。第1の検査ステージ151における投光器153,154の位置と第2の検査ステージ152における投光器155,156の位置の配置関係は、図20及び図22からも理解されるように、90度の正倍数以外の角度K位置で、この例では約135度の角度位置で配置されている。90度(又はその正倍数)の角度位置では第1の検査ステージ151における不感部a1,a2,b1,b2部分と第2の検査ステージ152における不感部c1,c2,d1,d2部分が重なり合い所期の目的を達成することができない。
【0006】
上のように、本出願人はこの種検査を高精度で行うことを提案しているのであるが、しかしながら、多ステージにおける光学的検査にあっては、隣合う各検査ステージに配置された投光器による光の干渉を防ぐことが検査精度を高める上でも肝要である。このために、一の検査と他の検査の各ステージは最小限の距離を離隔しかつ遮光手段を採る必要があり、このことは検査のためのスペース及び時間ひいてはコストを増大させる嫌いがある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、この発明は、複数の光源による光学的検査を単一又は近接した複数のステージで行うことが可能な装置を提案するものである。そして、検査のためのスペース及び時間ならびにコストを低減することができる新規な光学的検査装置を提案するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る発明は、被検査物品の口部外側方に配置された第1の波長域の光を発する第1光源と、同じく被検査物品の口部外側方の前記第1光源と90度の正倍数以外の角度位置に配置され第2の波長域の光を発する第2光源と、被検査物品の底部下方に配置され第3の波長域の光を発する第3光源と、被検査物品の口部上方に配置され前記3つの波長域の光のうち一の波長域の光を反射し他の二の波長域の光を透過するか又は一の波長域の光を透過し他の二の波長域の光を反射する第1分光部材と、前記第1分光部材によって透過又は反射された他の二の波長域の光のうち一の波長域の光を反射し他の波長域の光を透過する第2分光部材と、前記第1分光部材によって反射又は透過された一の波長域の光による画像を撮影する第1カメラと、前記第2分光部材によって反射された波長域の光による画像を撮影する第2カメラと、前記第2分光部材によって透過された波長域の光による画像を撮影する第3カメラとを含むことを特徴とする異なる波長の光を用いた物品の検査装置に係る。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下添付の図面に従ってこの発明の実施例を説明する。
図1は透過光を利用した検査装置の要部の上面図、図2は同じく透過光を利用した装置の他の例を示す側面図、図3は反射光を利用した装置の要部の上面図、図4は同じく反射光を利用した他の例を示す上面図、図5はさらに反射光を利用した別の例を示す側面図、図6は透過光及び反射光を利用した装置例を示す側面図、図7は図6の上面図、図8は同じく透過光及び反射光を利用した他の例を示す側面図、図9はさらに透過光及び反射光を利用した別の例を示す側面図、図10は単一のカメラに複数の検査画像が取り込まれる例を示す側面図、図11は同じく他の例を示す側面図、図12は近接する異なった被検査物品を検査する例を示す上面図である。
【0010】
図13ないし図17は容器口部の検査装置に関し、図13は口部検査装置の側面図、図14は光源と被検査物品の口部との配置を表す上面図、図15は他の分光部材を用いた検査装置の要部を示す側面図、図16はこの発明の実施例に係る検査装置の側面図、図17は別の実施例装置の側面図である。また、図18は特定の波長域の光を透過する分光部材の例である単色フィルターの透過状態を表す模式図、図19は特定の波長域の光を反射する分光部材の例である多色ハーフミラーの反射状態を表す模式図である。
【0011】
まず、以下の例で示される用語について説明すると、「互いに異なる波長域の光を発する複数の光源」とは、異なった光を発する投光器等を表し、ここでは、特定の波長域の光である青色光L1を発する第1光源11と、前記第1光源11とは異なった波長域の光である赤色光L2を発する第2光源12と、前記第1光源11及び第2光源12とは異なった波長域の光である緑色光L3を発する第3光源13とが例示される。
【0012】
また、「複数の波長域の光のうち特定の波長域の光を透過又は反射する分光部材」について言えば、前者の「複数の波長域の光のうち特定の波長域の光を透過する分光部材」としては、図18に図示したような例えば公知の単色フィルターが例示され、以下の例では、青色光L1、赤色光L2及び緑色光L3のうち、青色光L1のみを透過し他色を反射(又は吸収)する第1フィルター21と、赤色光L2のみを透過し他色を反射(又は吸収)する第2フィルター22と、緑色光L3のみを透過し他色を反射(又は吸収)する第3フィルターが使用される。後者の「複数の波長域の光のうち特定の波長域の光を反射する分光部材」とは、図19に図示したような例えば公知の多色ハーフミラーで、青色光L1、赤色光L2及び緑色光L3のうち、青色光L1のみを反射し他色を透過(又は吸収)する第1ハーフミラー26と、赤色光L2のみを反射し他色を透過(又は吸収)する第2ハーフミラー27と、緑色光L3のみを反射し他色を透過(又は吸収)する第3ハーフミラー28が使用される。なお、上の単色フィルター21,22,23と多色フィルター26,27,28は、以下の例でも示されるように、適宜組み合わせて使用することができる。
【0013】
「カメラ」としては、画像処理用のものとして多用されるCCDカメラが好ましく、必要により、第1カメラ31、第2カメラ32、第3カメラ33が用いられる。なお、「被検査物品」としては、前述した乳酸菌飲料用の小型のプラスチック成形容器Wを例として説明するが、本発明はこの例に限定されることなくガラスびんやコップ等他の物品についても適用されるものであることはいうまでもない。以下図面とともに各例について説明する。
【0014】
被検査物品Wの検査方法は、以下の各例において図示されるように、互いに異なる波長域の光L1,L2,L3を発する複数の各光源11,12,13によって被検査物品Wを照射し、被検査物品Wからの光(透過光又は反射光)を受光するカメラ31,32,33の光軸上には前記複数の波長域の光のうち特定の波長域の光を透過又は反射する分光部材21,22,23又は26,27,28を介在させ、前記各分光部材21,22,23又は26,27,28によって分光された各波長域の光を受光する前記カメラ31,32,33によって画像を撮影して検査するものである。ここで、光源としては複数のものが使用されるが、分光部材及びカメラは単数であってもよいし複数でもよい。
【0015】
上の検査方法を実現する装置は、被検査物品Wを照射する互いに異なる波長域の光L1,L2,L3を発する複数の各光源11,12,13と、前記被検査物品からの光を受光するカメラ31,32,33と、前記カメラの光軸上に配置され前記複数の波長域の光のうち特定の波長域の光を透過又は反射する分光部材21,22,23又は26,27,28とを含み、前記分光部材21,22,23又は26,27,28によって分光された各波長域の光L1,L2,L3をカメラによって受光し画像を撮影して検査する装置に係る。
【0016】
この例によれば、カメラ31,32,33に対しては特定の波長域の光L1(青色)又はL2(赤色)もしくはL3(緑色)が入射されるから、カメラ31,32,33は前記波長域の光L1,L2,L3によって照射された被検査物品Wの特定部位における画像を確実に撮影して検査することができる。従って、複数の光源の光の干渉を防ぐ必要はなく、複数の光源による光学的検査を単一のステージ又は近接したステージで行うことができる。これによって、検査のためのスペース及び時間ならびにコストを低減することが可能となる。
【0017】
以下、図面とともに説明する。図1及び図2は、カメラ31,32,33が光源11,12,13による被検査物品Wの透過光を受光するように構成された例である。図1の検査装置10Aにおいて、第1光源11は特定の波長域の光である青色光L1を発し、第2光源12は第1光源11とは異なった波長域の光である赤色光L2を発し、第3光源13は第1光源11及び第2光源12とは異なった波長域の光である緑色光L3を発する。符号21,22,23は分光部材(単色フィルター)を表し、第1分光部材21は青色光のみを透過するフィルター、第2分光部材22は赤色光のみを透過するフィルター、第3分光部材23は緑色光のみを透過するフィルターである。前記光源11,12,13によって照射された被検査物品Wの各透過光は、第1、第2,第3の各カメラ31,32,33の光軸上に配置された前記第1、第2、第3の各分光部材21,22,23を介してそれぞれのカメラに入射され、画像が撮影され、各画像は画像処理装置40に取り込まれ、公知の手法によって検査がなされる。符号Cはコンベアである(以下同じ)。図1の例は被検査物品Wである容器の側面検査に有効である。
【0018】
図2は同じく透過光を用いた例で、被検査物品Wである容器側部W1と容器底部W2を同時に検査する場合である。この装置10Bでは、第1光源11の青色光L1は容器側部W1を透過して青色光L1のみを透過する第1フィルター21を経て第1カメラ31に受光され、同様に、第2光源12の赤色光L2は容器底部W2を透過して赤色光L2のみを透過する第2フィルター22を経て第2カメラ32に受光される。各カメラ31,32の画像は画像処理装置40に取り込まれて検査がなされる。なお、この例では、光源は2つでカメラも2台である。
【0019】
これに対して、図3、図4及び図5は、反射光を用いた例である。反射光による検査は、例えばラベルの位置ずれ、上下逆さ被り、異品種ラベル混入等のラベル品位検査などの場合がある。図3の装置10Cでは、被検査物品Wの外周のほぼ3等分位置に3台のカメラ31,32,33を配置するとともに、各カメラの中間位置に各カメラ側に同色の光源となるように、各2つの光源、つまり青色光L1の第1光源11A,11B、赤色光L2の第2光源12A,12B、緑色光L3の第3光源13A,13Bを配置する。そして、第1カメラ31の光軸上には青色光L1のみを透過する第1フィルター21、第2カメラ32の光軸上には赤色光L2のみを透過する第2フィルター22、さらに第3カメラ33の光軸上には青色光L3のみを透過する第3フィルター23が設置され、各カメラには、対応する反射光による画像が撮像される。この例では、被検査物品Wの外周の120度づつの検査が可能である。
【0020】
図4の装置10Dは2台1組で4台のカメラを用いた例である。すなわち、第1カメラ31A及びカメラ31Bの光軸上には青色光L1のみを透過する第1フィルター21A,21Bが配置され、その前部に被検査物品Wを照射する青色光L1のリング状の光源11A,11Bが配置される。第1カメラ31A,31Bには青色光L1で照射された被検査物品Wの異なった部位の反射光が入射され、同様に、第2カメラ32A,32Bには赤色光L2で照射された被検査物品Wの異なった部位の反射光が入射される。この例では、被検査物品Wの90度づつの検査が可能である。
【0021】
図5に示す検査装置10Eは、反射光を用いた他の例で、ここでは、被検査物品Wの上方に光源を配置して、容器内底面W3や容器内壁面W4(あるいは容器口部W5)を検査する例である。青色光L1を発する第1光源11A、11Bが被検査物品Wの上部外周から容器内壁面W4を照射するとともに、赤色光L2を発する第2光源12がハーフミラー50を介して被検査物品Wの直上から容器内底面W3を照射する。青色光L1及び赤色光L2の各反射光は、前記のハーフミラー50を経て(なお、このような光源12の照明態様は一般に同軸落射照明と呼ばれる)、分光部材である多色ハーフミラー26に入射する。この第1(多色)ハーフミラー26は、前記したように、青色光L1のみを反射し、他の赤色光L2を透過するものであるから、青色光L1は第1カメラ31に、赤色光L2は第2カメラ32に入射する。符号51は光の方向を変えるミラーである。なお、この場合において、各カメラ31,32に各青色光L1又は赤色光L2のみを透過する前記の単色フィルター21,22を配置してもよい。
【0022】
さらに、図6ないし図9には、カメラが光源による被検査物品Wの透過光及び反射光の両方を受光するように構成された例である。図6及び図7の検査装置10Fは被検査物品Wである容器の側部W1のいわゆる白化を検査するもので、例えば合成樹脂容器では変形部位で白濁する(これを白化という)ことがあるが、この白化は反射光では見えにくい一方で透過光では汚れと同じように黒く映し出される。このような場合には、透過光と反射光の両方で白化を特定することが有効である。この例では、青色光源11を被検査物品Wに対する透過光とし、赤色光源12A,12Bを被検査物品Wに対する反射光として用いている。図示のように、透過光である青色光L1と反射光である赤色光L2は、分光部材である第1ハーフミラー26によって、青色光L1を反射して第1カメラ31へ入射し、かつ赤色光L2を透過して第2カメラ32へ入射して、それぞれの画像を撮影して、画像処理装置40に取り込み、ここで白化及びその良否の判定がなされる。
【0023】
図8の検査装置10Gは被検査物品Wである容器の側部W1と底部W2を同時に検査する例である。ここでは、青色光源11が容器側部W1を照射してその反射光である青色光L1が第1フィルター21を介して第1カメラ31へ入射し、かつ赤色光源12が容器底部W2を照射してその透過光である赤色光L2が第2フィルター22を介して第2カメラ32へ入射して、それぞれの画像を撮影して検査がなされる。
【0024】
図9の検査装置10Hは被検査物品Wの容器内壁面W4及び底部W2を同時に検査する例である。青色光L1を発する第1光源11A、11Bが被検査物品Wの上部外周から容器内壁面W4を照射するとともに、赤色光L2を発する第2光源12が被検査物品Wの下方から容器底部W2を照射する。容器内壁面W4の反射光である青色光L1及び容器底部W2の透過光である赤色光L2は、分光部材である第1(多色)ハーフミラー26に入射して分光され、それぞれ第1カメラ31及び第2カメラ32に入射する。符号51は光の方向を変えるミラーである。各カメラ31,32には青色光L1又は赤色光L2のみを透過する単色フィルター21,22が配置されている。
【0025】
上述した図1ないし図9の例は、いずれも、複数のカメラ31,32,33が同一の検査物品Wについての画像を撮影し検査するようにしたものである。
【0026】
上の例においては、同一の被検査物品Wについての複数の画像が単一のカメラ31に取り込まれるようにすることができる。この場合においては、複数あるカメラのうちの特定のカメラが複数の画像を取り込むようにしてもよい。
【0027】
図10に示す検査装置10Iは、前記した図5の装置10Eと同様に、反射光を用いて容器内底面W3や容器内壁面W4(あるいは容器口部W5)を検査するもので、図5と同一符号は同一の部材を示す。この例では、単一のカメラ31に複数の画像を取り込む関係で、分光部材である第1ハーフミラー26で分光された青色光L1と赤色光L2の各光軸上に光学的な第1マスク61及び第2マスク62が配置される。これらの第1マスク61及び第2マスク62は、公知のもので、単一のカメラ31に複数の画像を取り込むために必要所定部分を切り取り、他の部分を遮蔽するものである。符号51、52、53は光の方向を変えるミラーで、このうち符号53は第1(多色)ハーフミラーと同じものを用いている。
【0028】
図11の検査装置10Jもまた、前記した図9の装置10Hと同様に、反射光及び透過光を用いて被検査物品Wの容器内壁面W4及び底部W2を同時に検査するものである。そして、上述した図10の検査装置10Iと同様に、分光部材である第1ハーフミラー26で分光された青色光L1と赤色光L2の各光軸上に光学的な第1マスク61及び第2マスク62が配置され、ミラー52及びハーフミラー53を経て、各画像が単一のカメラ31に取り込まれる。なお、図9及び図10と同一符号は同一の部材を示す。
【0029】
図12に図示される例は、複数のカメラ31,32が近接する異なった被検査物品Wa,Wbについてのそれぞれの画像を撮影し検査するように構成されたものである。図示するように、この検査装置10Kは、コンベアC上を移動する複数の近接(ここでは隣接)する被検査物品Wa,Wbを検査するものである。ここでは透過光を利用する容器側面検査(又はラベル検査)の例が示されるが、前記したように各種の検査が可能である。
【0030】
被検査物品Waには第1光源11による青色光L1が照射され、近接(隣接)する被検査物品Wbには第2光源12による赤色光L2が照射される。各光源11,12の透過光に対応する位置には、青色光L1のみを透過する第1フィルター21及び赤色光L2のみを透過する第2フィルター22が配置され、これらの単色フィルター21,22を透過した光のみが第1カメラ31及び第2カメラ32に入射する。従って、各カメラ31,32は、互いに他の物品を照射する光に妨げられることなく、それぞれの被検査物品の正確な画像を撮影することができる。各カメラ31,32で撮影された画像は単一の画像処理装置40又は別個の画像処理装置40,41に送られて検査がなされる。
【0031】
次に、図13〜17は、特に被検査物品Wを容器とし、主としてその口部W5の検査装置10L,10M,10N,10Pに関する。図13において符号10Lで示される検査装置は、図14のように、被検査物品(容器)Wの口部W5の外側方に配置された第1の波長域の光L1(青色光)を発する第1光源11A,11Bと、同じく被検査物品の口部外側方の前記第1光源11A,11Bと90度の正倍数以外の角度位置Kに配置された第2の波長域の光L2(赤色光)を発する第2光原12A,12Bと、被検査物品Wの口部W5上方に配置され前記第1波長域の青色光L1を反射し前記第2波長域の赤色光L2を透過する分光部材(第1ハーフミラー)26と、前記分光部材26によって反射された青色光L1による画像を撮影する第1カメラ31と、前記分光部材26によって透過された赤色光L2による画像を撮影する第2カメラ32とを含む。
【0032】
この容器口部(天面)の検査装置は、従来技術の項でも説明したように、容器の口部W5における割れ等の不良を検知するものであるが、前記したように、光源に対する口部正面及び両端部分は検出効率が低い不感部分であるから光源の位置を違えて検査する必要がある。そのためには、別個の検査ステージで検査することが提案されているのであるが、この装置10Lでは、上の構成とすることによって単一の検査ステージで光源の位置を違えた検査を行うことができるようにしたものである。図13の符号40は各カメラ31,32からの画像を受信して良否を判定する画像処理装置である。
【0033】
図14において、符号a1,a2,b1,b2は第1光源11A,11Bによる容器口部W5の不感部を表し、c1,c2,d1,d2は第2光源12A,12Bによる不感部を表す。図からも理解されるように、第1光源11A,11Bと第2光源12A,12Bの各不感部が重ならないように、両光源は90度の正倍数以外の角度位置Kに配置されることが必要である。また、第1光源及び第2光源は相対向して2つずつ(11Aと11B、12Aと12B)配置されることが好ましい。
【0034】
なお、図13及び図14に関する上の説明は、図15に図示した分光部材として第1(多色)ハーフミラー26と第1(単色)フィルター21及び第2(単色)フィルター22の組合せを用いた検査装置10Mについても全く同様である。図3において図1と同一符号は同一構成部分を表す。
【0035】
図16は請求項1に係る発明に関し、前記した容器口部W5の検査に加え、容器底部W2の検査を同時に行う装置10Nである。この検査装置10Nでは、3種類の異なった波長域の光L1,L2,L3を発する光源11A,11B、12A,12B、13と、2つの分光部材26,27と、3台のカメラ31,32,33が用いられる。
【0036】
光源は、被検査物品(容器)Wの口部W5の外側方に配置された第1の波長域の青色光L1を発する第1光源11A,11Bと、同じく被検査物品の口部外側方の前記第1光源と90度の正倍数以外の角度位置に配置された第2の波長域の赤色光L2を発する第2光原12A,12Bと、被検査物品(容器)Wの底部W2下方に配置され第3の波長域の緑色光L3を発する第3光源13である。
【0037】
第1分光部材(多色ハーフミラー)26は、3つの波長域の青色光L1,赤色光L2,緑色光L3のうち、第1波長域の青色光L1を反射し他の第2波長域の赤色光L2及び第3波長域の緑色光L3を透過する。そして、第2分光部材(多色ハーフミラー)27は、第2波長域の赤色光L2を反射し第3波長域の緑色光L3を透過する。
【0038】
なお、図17に図示した装置10Pのように、分光部材として、多色ハーフミラー26,27と単色フィルタ21,22,23の組合せを用いた配置としてもよい。図5において図4と共通する符号は同一構成部分を表す。
【0039】
カメラは、前記第1分光部材26(又は26と21)によって反射された第1波長域の青色光L1による画像を撮影する第1カメラ31と、前記第2分光部材27(又は27と22)によって反射された第2波長域の赤色光L2による画像を撮影する第2カメラ32と、前記第2分光部材27(又は27と22)によって透過され単色フィルター23を介して入射される第3波長域の緑色光L3による画像を撮影する第3カメラ33が用いられる。
【0040】
上のように、この発明によれば、カメラ31,32,33に対しては特定の波長域の光L1(青色)又はL2(赤色)もしくはL3(緑色)が入射されるから、カメラ31,32,33は前記波長域の光L1,L2,L3によって照射された被検査物品Wの特定部位(口部W5及び底部W2)における画像を確実に撮影して検査することができる。従って、複数の光源の光の干渉を防ぐ必要は全くなく、複数の光源による光学的検査を単一のステージ又は近接したステージで行うことができる。これによって、検査のためのスペース及び時間ならびにコストを低減することが可能となる。特に、容器の安全使用上の重度の欠陥とされる口部(天面)の検査を高精度でかつ効率良く行うことができる。
【0041】
【発明の効果】
以上図示し説明したように、この発明によれば、複数の光源による光学的検査を単一又は近接した複数のステージで行うことができ、検査のためのスペース及び時間ならびにコストを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 透過光を利用した検査装置の要部の上面図である。
【図2】 同じく透過光を利用した装置の他の例を示す側面図である。
【図3】 反射光を利用した装置の要部の上面図である。
【図4】 同じく反射光を利用した他の例を示す上面図である。
【図5】 さらに反射光を利用した別の例を示す側面図である。
【図6】 透過光及び反射光を利用した装置例を示す側面図である。
【図7】 図6の上面図である。
【図8】 同じく透過光及び反射光を利用した他の例を示す側面図である。
【図9】 さらに透過光及び反射光を利用した別の例を示す側面図である。
【図10】 単一のカメラに複数の検査画像が取り込まれる例を示す側面図である。
【図11】 同じく他の例を示す側面図である。
【図12】 近接する異なった被検査物品を検査する例を示す上面図である。
【図13】 口部検査装置の側面図である。
【図14】 光源と被検査物品の口部との配置を表す上面図である。
【図15】 他の分光部材を用いた検査装置の要部を示す側面図である。
【図16】 この発明の実施例に係る検査装置の側面図である。
【図17】 別の実施例装置の側面図である。
【図18】 特定の波長域の光を透過する分光部材の例である単色フィルターの透過状態を表す模式図である。
【図19】 特定の波長域の光を反射する分光部材の例である多色ハーフミラーの反射状態を表す模式図である。
【図20】 従来の容器口部の検査装置の例を示す上面図である。
【図21】 図20の第1検査ステージにおいて光源と容器口部との関係を表す上面図である。
【図22】 同じく図20の第2検査ステージにおいて光源と容器口部との関係を表す上面図である。
【符号の説明】
10A,10B,10C,10D,10E,10F,10G,10H,10I,10J,10K,10L,10M,10N,10P,10L 検査装置
11A,11B 第1光源
12A,12B 第2光源
13 第3光源
21,22,23 分光部材(単色フィルター)
26,27,28 分光部材(多色ハーフミラー)
31,32,33 カメラ
40,41 画像処理部
L1 第1波長域の光
L2 第2波長域の光
L3 第1波長域の光
Claims (1)
- 被検査物品の口部外側方に配置された第1の波長域の光を発する第1光源と、
同じく被検査物品の口部外側方の前記第1光源と90度の正倍数以外の角度位置に配置され第2の波長域の光を発する第2光源と、
被検査物品の底部下方に配置され第3の波長域の光を発する第3光源と、
被検査物品の口部上方に配置され前記3つの波長域の光のうち一の波長域の光を反射し他の二の波長域の光を透過するか又は一の波長域の光を透過し他の二の波長域の光を反射する第1分光部材と、
前記第1分光部材によって透過又は反射された他の二の波長域の光のうち一の波長域の光を反射し他の波長域の光を透過する第2分光部材と、
前記第1分光部材によって反射又は透過された一の波長域の光による画像を撮影する第1カメラと、
前記第2分光部材によって反射された波長域の光による画像を撮影する第2カメラと、
前記第2分光部材によって透過された波長域の光による画像を撮影する第3カメラ
とを含むことを特徴とする異なる波長の光を用いた物品の検査装置。
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