JP4085999B2 - 密封容器の検査方法及び内容物入り密封容器製品の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、容器本体と蓋部材とからなる密封容器の当該容器本体の密封部の異状の有無を検査する方法、及びこの検査方法を利用する内容物入り密封容器製品の製造方法に関する。
食品、化粧品、薬品等の分野においては、ガラスやプラスチックからなる容器本体の開口部からその中に内容物を充填し、金属又はプラスチック製の蓋で密閉した製品が多く市販されている。
ところで、容器本体にプレザーブタイプのジャムなどの内容物を充填する際に、内容物に含まれる固形分が容器本体の開口部を囲む密封部に異物として付着する場合がある。このような場合、蓋で容器本体を密閉しようしても密閉性が確保できないおそれがある。また、密閉性が確保できたとしても、容器本体外面と蓋との間に異物が挟み込まれたままになってしまうと、挟み込まれた異物にカビが発生する場合もある。あるいは、容器本体の製造上あるいは保管上の問題からその密封部自体に形状異状(許容範囲を超える厚み不均一、表面凹凸、欠け、ひび等)が生ずる場合があり、そのような場合には、蓋で容器本体を密閉しようしても密閉性が確保できず、また容器本体の破損が生ずるおそれがある。
従来、容器本体の瓶口(密封部に対応)の形状異状の有無の検査に関しては、内容物を充填する前に、容器本体の密封部に可視光を照射し密封部からの反射光をカメラ等で撮影し、得られた密封部画像を二値化して二値化画像とし、その二値化画像上で瓶口の形状異状の有無の検査を行う方法が提案されている(特許文献1参照)。しかし、この方法は、容器本体の瓶口の寸法の成形バラツキについてはある程度の精度で検査が可能であったが、内容物を充填する前の容器本体の良品、不良品を判別する検査する方法に過ぎず、容器本体に内容物を充填した後に、密封部に付着した異物を検査することは意図していないため、そのような異物の情報が二値化画像に反映されにくいという問題があった。このため、容器本体の密封部に付着した異物については、内容物が充填された容器本体を蓋で密閉する前に、容器本体の密封部に可視光を照射し、密封部からの反射光を直接目視観察することにより、あるいはその反射光をカメラで撮影し、得られた画像を二値化せずにそのまま目視観察することで、容器本体の密封部の異状の有無の検査を行っているのが現状である。
特開2001−147200
しかしながら、容器本体の密封部に照射した可視光の反射光に基づいて検査を行った場合、例えば、容器本体と異物とがほぼ同色であると、異物からの反射光と容器本体の密封部からの反射光との間に強度及び波長の点で大きな相違がなく、それらの判別が難しいという問題があった。特に、容器本体が透明である場合、内容物と容器本体の密封部に付着した異物が同種材料であると、内容物の反射光が容器本体に入射し、その一部が密封部から出射するために、更に容器本体と異物との判別が難しくなるという問題があった。また、容器本体の密封部に水滴が付着した場合、水滴自体が容器本体と蓋との間の密封性に影響を与えるものではないが、可視光光源と水滴とが距離的に離れているためにレンズ効果が生じ、水滴の輪郭部分に光の濃淡が生じ、結果的に容器本体の密封部に異物が付着したように見え、検査の精度に問題が生じていた。これらの問題の出現の頻度は、検査スピードを上げたときに特に顕著になっていた。
また、容器本体の形状異状に関しては、容器本体の密封部に照射した可視光の反射光に基づく検査でもある程度の精度で異状を検査することができるが、その検査精度を下げることなく、異物による容器本体の密封部の異状の検査精度を向上させることが求められている。
本発明は、以上の問題を解決するためのものであり、開口部を囲む密封部を有する容器本体と、その容器本体を密封するための蓋部材とからなる密封容器の当該容器本体の密封部を検査する際に、容器本体の密封部に可視光を照射してその反射光を利用するという手法ではなく、容器本体の形状異状のみならず、異物による容器本体の密封部の異状を高い精度で検査できる方法を提供することを目的とする。
本発明者は、容器本体の密封部に照射した可視光の反射光を利用するのではなく、密封部から光が出射しているようにすると、容器本体の密封部の異状が精度良く検査できることを見出し、本発明を完成させた。
即ち、本発明は、開口部を囲む密封部を有する容器本体と、該容器本体を密封するための蓋部材とからなる密封容器の当該容器本体の密封部に異物が付着しているか否かを検査する方法であって、容器本体として、紫外線照射により励起して発光する励起発光性物質を有し且つ構成部材が該励起発光性物質の発光光に対し光透過性を示す容器本体を使用し、該蓋部材で該容器本体を密封する前に、容器本体に紫外線を照射して励起発光性物質を励起発光させ、該密封部の全域から出射してくる発光光を観察し、出射光が遮られている箇所を異物が付着していると判定することを特徴とする検査方法を提供する。

また、本発明は、紫外線照射により励起して発光する励起発光性物質を有し且つ開口部を囲む密封部を有する容器本体に、その開口部から内容物を充填し、容器本体に紫外線を照射して励起発光性物質を励起発光させ、該密封部の全域から出射してくる発光光を観察し、出射光が遮られている箇所を異物が付着していると判定することにより該密封部に異物が付着しているか否かを検査した後、異物の付着していない容器本体を該蓋部材で密封することを特徴とする内容物入り密封容器製品の製造方法を提供する。
本発明によれば、容器本体として、紫外線照射により励起して発光する励起発光性物質を有するものを使用し、容器本体の密封部から出射してくる、発光性物質の発光光を観察して密封部の異常の有無を検査するので、密封部の密封状態を阻害するような異物が密封部に付着している場合、異物が出射光を遮る状態となり、大きなコントラスト等の差を観察できるので、異物の存在を容易に認知することができ、容器本体の密封部の検査が容易となる。
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明は、例えば、図1に示すように、開口部1を囲む密封部2を有する容器本体3と、該容器本体3を密封するための蓋部材4とからなる密封容器5の当該容器本体の密封部を検査する方法である。本発明においては、容器本体3として、紫外線照射により励起して発光する励起発光性物質を有する容器本体を使用し、該蓋部材4で該容器本体3を密封する前に、容器本体3に紫外線UVを照射して励起発光性物質を励起発光させ、該密封部2から出射してくる発光光hνを観察する。従って密封部2に異物6が存在する場合には、異物6が発光光hνを遮ることとなるので、異物6の存在・非存在を容易に判別できる。また、密封部2の全域から発光光が発せられるので、形状異状(許容範囲を超える厚み不均一、表面凹凸、欠け、ひび等)も容易に判別可能となる。
なお、「密封部から出射してくる発光光」とは、容器本体の構造材の中を導光されて密封部から出射してくる発光光だけでなく、密封部表面あるいはその近傍において密封部自体が発光する光を含むものである。
本発明において使用する、紫外線照射により励起発光する励起発光性物質とは、紫外線のエネルギーを吸収して光、例えば可視光を発するものであり、そのような励起発光性物質としては、長期間に亘り安定した発光特性を有する無機励起発光性物質や有機励起発光性物質が挙げられる。このような無機励起発光性物質の具体例としては、希土類物質(セリウム、錫又はクロム等の単体、イオンもしくは化合物等)や、タングステン酸カルシウム、鉛含有珪酸バリウム、ユーロピウム含有燐酸ストロンチウム、ユーロピウム含有イットリア、セリウム含有イットリア、銅あるいは銀、錫、マンガン、批素、アルミニウム、カドミウムの一種あるいは複数含有硫化亜鉛、マンガン含有ガリウム酸マグネシウム、フッ化マグネシウム、フッ化カルシウム、酸素欠損酸化亜鉛、ユーロビウム含有酸化亜鉛、セリウム含有酸化亜鉛、セシウム含有酸化亜鉛、マンガンあるいは砒素含有珪酸亜鉛、ビスマス含有硫化亜鉛カドミウム、ビスマス含有硫化カルシウムストロンチウム等が挙げられる。有機励起発光性物質としては、ウラニン、エオシン、ジアミノチルベン、チオフラビンT、ローダミンB、インターナショナルオレンジ等、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート等が挙げられる。これら以外の公知の蛍光染料、蛍光顔料も使用できる。これらの物質は、単独でも、2種以上を組み合わせても使用することが出来る。
本発明において使用する容器本体としては、ガラス製、樹脂製、陶製、金属製、紙製などの構成部材で内容物を入れる空間を形成してなる容器を使用することができる。また、これらは、励起発光性物質の発光光に対し、透明、半透明又は不透明であってもよい。蓋部材としては、ガラス製、金属製、樹脂製の公知の蓋を使用することができる。
なお、励起発光性物質の発光光に対し透明又は半透明な構成部材からなる容器本体を使用した場合、構成部材自体が、程度の差はあるが、光ファイバーと同様な導光性を示す。従って、励起発光性物質の発光光に対し透明又は半透明な構成部材からなる容器本体を使用した場合には、励起発光性物質を容器本体の任意の場所に配することができる。逆に、励起発光性物質の発光光に対し不透明な構成部材からなる容器本体を使用した場合には、密封部の表面もしくはその近傍に励起発光性物質を配することが必要となる。
本発明において、容器本体は蓋部材により密閉されるが、その密閉様式としては、公知の密封様式を採用することができる。例えば、容器本体の密封部に蓋部材を物理嵌合、例えば、はめ込み、ねじ込み、折り込み等により密封する様式が挙げられる。更に、気体や液体の漏洩、微生物の進入などが問題となる高い機密性を必要とする場合は、嵌合部に柔軟性を有するパッキング材を介して物理嵌合させることが好ましい。具体的な容器の形態としては、例えば食品、調味料、医薬品、化粧品、塗料などの分野における封栓式の広口容器やボトル等の細口容器や箱様のタッパーなどが挙げられる。
また、物理嵌合の他に、容器本体に蓋部材を熱溶着により密封する様式が挙げられる。具体的な容器の形態としては、例えば食料、調味料、医薬品、化粧品、塗料などの分野におけるのカップ様容器や錠剤などのシート成型容器などが挙げられる。
本発明において、紫外線照射により励起発光する励起発光性物質は、密封部からその発光光が出射してくるように容器本体に配すればよい。例えば、(1)励起発光性物質が容器本体の構成部材中に分散されている態様(具体的には、構成部材が透明ガラスからなる場合に原材料である溶融ガラス中に微量の希土類物質を混合し、成形加工して容器本体とする態様等)、(2)容器本体の構成部材自体を励起発光性物質から構成した態様(具体的には、容器本体の構成部材を、励起発光機能を有する官能基(ベンゼン環等)を有する樹脂から構成した態様等)、(3)容器本体の表面の少なくとも一部に該励起発光性物質が配されている態様(具体的には、励起発光性物質もしくはそれを含む塗料組成物を、容器本体の光透過性のレベルに応じて、印刷法、スプレー法、浸漬法等により容器本体の表面一部(側面、開口部、底面、内面等)に配する態様、(4)少なくとも発光性物質含有層を含む多層構造の態様(具体的には、容器本体の構成材料として、励起発光機能を有する官能基を有する樹脂から構成した励起発光性樹脂層を少なくとも有する積層構造材料から構成した態様等が挙げられる。このような多層構造材料は、接着剤により積層したり、熱融着により積層したり、押し出しラミネート法により積層したりする公知の積層方法により作製することができるが、励起発光性物質の使用量を抑制し、あるいは紫外線ランプ出力を抑制するという面で、紫外線を受けやすい最外層に励起発光性樹脂層を設けることが好ましい。
紫外線照射により発光する励起発光性物質の使用量は、励起発光性物質の種類、励起発光性物質を容器本体へ適用する態様などにより適宜決定することができる。例えば、ガラスびんへのセリウムの混合割合は、0.01重量%程度である。また、ポリエチレンテレフタレート樹脂層を他の樹脂層とラミネートしてなる積層構造材料から容器本体を構成する場合、ポリエチレンテレフタレート樹脂層の厚みは好ましくは5〜100μmである。また、励起発光性物質含有塗料を容器本体に塗布する場合には、数オングストローム〜15μm厚となるように塗布すればよい。
励起発光性物質に紫外線を照射する際に使用する紫外線照射装置としては、市販の工業用高出力紫外線ランプなどや汎用の蛍光灯タイプのブラックライトでよく、その波長は励起発光性物質の種類等により、250mm〜400nmから最適なものを選び利用する。出力については、容器本体や装置の大きさ、目的とする検査方法などにより最適なものを選択することができる。
なお、密封部から出射してくる発光光の観察は、密封部を直接的に目視観察してもよく、また、密封部をカメラで撮影して得られた画像を公知の画像処理法により処理し、その処理画像を目視観察してもよく、コンピューターで自動的に画像解析させてもよい。画像処理法を利用した場合には、検査像の拡大処理が可能なため、単純な目視観察よりも検出可能な異物の大きさを小さくすることができる。また、検査に要する時間を大きく短縮することができる。
以上説明した本発明の検査方法の具体的な一例を以下に挙げる。
即ち、本発明の検査方法の具体的な一例は、開口部を囲む密封部を有するガラス容器本体と、該ガラス容器本体を密封するために該密封部に嵌合される蓋部材とからなる密封容器の当該ガラス容器本体の密封部に異物が付着しているか否かを検査する方法であって、ガラス容器本体として、ガラス容器の外表面に紫外線照射により励起して発光する励起発光性の錫系プライマーが塗工され、更にその錫系プライマー塗工膜上にポリエチレン塗工膜が形成されてなるガラス容器本体を使用し、該蓋部材を該ガラス容器本体の密封部に嵌合する前に、ガラス容器本体に紫外線を照射して錫系プライマーを励起発光させ、該密封部の全域から出射してくる発光光を観察し、出射光が遮られている箇所を異物が付着していると判定することを特徴とするものである。
次に、本発明の検査方法を利用して、密封容器入り食品、密封容器入り医薬品、密封容器入り化粧品、密封容器入り塗料等の内容物入り密封容器製品を製造する方法を提供することができる。即ち、この内容物入り密封容器製品の製造方法は、紫外線照射により励起
して発光する励起発光性物質を有し且つ開口部の周囲に密封部を有する容器本体に、その
開口部から内容物を充填し、容器本体に紫外線を照射して励起発光性物質を励起発光させ、該密封部の全域から出射してくる発光光を観察し、出射光が遮られている箇所を異物が付着していると判定することにより、該密封部に異物が付着しているか否かを検査した後、異物の付着していない容器本体を該蓋部材で密封することを特徴とするものである。この製造方法は、本発明の検査方法を利用する以外は、従来の内容物入り密封容器製品の製造方法と同様の構成とすることができる。ここで、容器本体の構成部材は、該励起発光性物質の発光光に対し光透過性を示してもよい。容器本体の構成部材中に該励起発光性物質が分散されていてもよく、容器本体の構成部材自体が該励起発光性物質から構成されていてもよく、容器本体の表面の少なくとも一部に該励起発光性物質が配されてもよい。また、蓋部材を密封部に熱融着することにより容器本体を密封してもよく、蓋部材を密封部に嵌合させることにより密封してもよい。
以上説明した本発明の内容物入り密封容器製品の製造方法の具体的な一例を以下に挙げる。
即ち、本発明の製造方法の具体的な一例は、紫外線照射により励起して発光する励起発
光性物質を有し且つ開口部を囲む密封部を有するガラス容器本体の外表面に、紫外線照射
により励起して発光する励起発光性の錫系プライマーが塗工され、更にその錫系プライマ
ー塗工膜上にポリエチレン塗工膜が形成されてなるガラス容器本体に、開口部から内容物
を充填し、ガラス容器本体に紫外線を照射して励起発光性物質を励起発光させ、該密封部
の全域から出射してくる発光光を観察し、出射光が遮られている箇所を異物が付着していると判定することにより該密封部に異物が付着しているか否かを検査した後、異物の付着していないガラス容器本体の密封部に該蓋部材を嵌合させることにより密封することを特徴とするものである。
以下、本発明を実施例図を参照しながら説明するが、本発明はその要旨を越えない限り、以下の例によって限定されるものではない。図2は本発明の実施形態である目視検査時の要部正面図であり、図3は、検査を、カメラで撮影し画像処理をする自動検査時の説明図である。
実施例1
容器内面及びヒートシール面に励起発光機能を有するベンゼン環を有する非晶性コポリエステル(Eastar PETGコポリエステル、イーストマンケミカル社)の25μm厚の延伸フィルムと500μm厚の無延伸ポリエステルシート(A−PET、イーストマンケミカル社)とを、熱融着ラミネーションにより積層した複合シートを用いて、加熱圧空シート成形機により、密着部となるフランジの直径が80mm、開口部が直径60mm、底部が直径50mm、深さが30mmの寸法を有する透明プラスチック成型容器本体を成形した。
この透明プラスチック成型容器本体内に内容物(イチゴゼリー)を充填した。その際、フランジ部の密封部に異物として内容物の一部(食物繊維や種など)を付着させて試料Aを作製した。
この試料Aを、図2に示すような検査装置(図中、容器本体21、密着部22、リング状紫外線ランプ23、電源24、カメラ25、画像処理装置26)のリング状紫外線ランプ23の直下にコンベアー27で搬送し、3本の紫外線ランプ(ブラックライト(ナショナル製);出力10W)から紫外線(ピーク波長=368nm、波長域=350〜400nm)を照射した。その結果、試料Aの容器本体全体が蒼白く光っているのが観察できた。しかも、容器本体の密着部から発光光を目視観察でき、密封部に付着した食物繊維や種などの異物が陰影として高精度で容易に判別できた。同様の試料Aを100個作製し、同様に検査したところ、100個すべてについて異物の存在を判別できた。
目視観察に代えて、図2の装置で、異物が付着していない密封部と異物が付着している密封部とを上方からカメラで撮影し、異物が付着していない密封部22の画像(図3A)と異物28が付着した画像(図3B)とを画像処理装置で演算処理することにより、密封部に異物が付着しているか否かの検査を行った。その結果、目視観察の場合と同様に、100個の試料Aすべてについて異物の存在を判別できた。なお、図3A及び図3Bにおいて29は内容物を示している。
なお、検査の結果、密封部に異物が付着していないイチゴゼリー入り透明プラスチック成型容器の密封は、透明プラスチック成型容器のフランジ部に蓋材フィルム(ポリエチレンテレフタレート/アルミニウム/シーラント)を熱溶融させることにより行うことができた。
実施例2
容器最外及び内層に励起発光機能を有するベンゼン環を持つポリエチレンテレフタレート(PET)(日本ユニペツト社製;V=0.84、MV=4000ポイズ)/接着剤/中間層(酸素バリアー性樹脂EVOH(クラレ(株)社製)/接着剤/ポリエチレンテレフタレートの順に配した3層機造材料からなり、インジェクションフロー成型により平均肉厚0.2〜0.4mm、内容量500mlの細口ボトル透明容器を成型した。このボトル容器内に内容物(イチゴ果汁ジュース)を充填したものに対し、ボトル口部の密封部に異物として内容物の一部である食物繊維や種などを付着させて試料Bを作成した。
この試料Bを、実施例1の場合と同様に、容器の密封部の検査を目視観察により行ったところ、密封部に付着した食物繊維や種などの異物が陰影として高精度で容易に判別できた。同様の試料Bを100個作製し、同様に検査したところ、100個すべてについて異物の存在を判別できた。
なお、検査の結果、密封部に異物が付着していないイチゴ果汁ジュース入り細口ボトル透明容器の密封は、細口ボトル透明容器の密封部に蓋材をねじ込みさせることにより行うことができた。
実施例3
一般に用いられるガラス容器材料(ソーダガラス)に、励起発光性物質のセリウムを0.01%混合し溶融した後、広口ガラス瓶容器を成型作成し、更に表面に励起発光性物質である錫コート処理を施した。この透明な広口ガラス瓶容器内に内容物(果実ジャム)を充填したものに対し、瓶容器開口部の密封部に異物として内容物(果実ジャム)の一部である食物繊維や種などを付着させて試料Cを作成した。
この試料Cを、実施例1の場合と同様に、容器の密封部の検査を目視観察により行ったところ、密封部に付着した食物繊維や種などの異物が陰影として高精度で容易に判別できた。同様の試料Cを100個作製し、同様に検査したところ、100個すべてについて異物の存在を判別できた。
なお、検査の結果、密封部に異物が付着していないイチゴジャム入り広口ガラス瓶容器の密封は、広口ガラス瓶容器の密封部に蓋材を嵌合させることにより行うことができた。
実施例4
励起発光性物質のセリウムが0.01%混合された、実施例3で使用したガラス容器材料から、びん口直径27mm、巾1.5mmの密封部を有するガラス容器を作製した。このガラス容器に、内容物として実施例2と同様にイチゴ果汁ジュースを充填し、密封部に長径が0.3mm、0.4mm、0.5mm、0.6mm、0.7mm、1.0mmの大きさの固形物を異物として付着させ、実施例1と同様に目視観察並びに画像処理により異物の付着の有無を検査した。目視観察の場合、1.0mmの大きさの異物は完全に判別できたが、その大きさが小さくなるにつれて判別の精度が低下する傾向にあった。一方、画像処理により検査したところ、異物の大きさが0.5mmあれば完全に判別でき、異物の大きさに関しては、画像処理を利用した方が、より小さい異物を判別できることがわかった。
比較例1
実施例1〜3で作製した試料A、B及びCに対し、ブラックライトに代えて市販の白色蛍光灯(30W)を用いる以外は、実施例1と同様に、容器の密封部の異物検査を目視観察により行ったところ、試料Aについては、異物の付いた100個の試料のうち異物が付着していると判別できたのは38個であった。試料Bについては、異物の付いた100個の試料のうち異物が付着していると判別できたのは48個であった。試料Cについては、異物の付いた100個の試料のうち異物が付着していると判別できたのは42個であった。このように、可視光の反射を利用した場合には、検査精度及び検査能率が著しく低下した。
本発明の検査方法によれば、容器本体として、紫外線照射により励起されて発光する励起発光性物質を有するものを使用し、容器本体の密封部から出射してくる、発光性物質の発光光を観察して密封部の異常の有無を検査するので、密封部の密封状態を阻害するような異物が密封部に付着している場合、異物が出射光を遮る状態となり、大きなコントラスト等の差を観察できるので、異物の存在を容易に認知することができ、容器本体の密封部の異状の有無を容易に検査できる。従って、本発明の検査方法は、容器本体の密封部の異状の検査に有用である。
本発明の検査方法の説明図である。 本発明に利用する検査装置の要部正面図である。 本発明を適用した容器の密着部の画像処理図である。 本発明を適用した容器の密着部の画像処理図である。
符号の説明
1 開口部
2 密封部
3 容器本体
4 蓋部材
5 密封容器
6 異物

Claims (15)

  1. 開口部を囲む密封部を有する容器本体と、該容器本体を密封するための蓋部材とからなる密封容器の当該容器本体の密封部に異物が付着しているか否かを検査する方法であって、容器本体として、紫外線照射により励起して発光する励起発光性物質を有し且つ構成部材が該励起発光性物質の発光光に対し光透過性を示す容器本体を使用し、該蓋部材で該容器本体を密封する前に、容器本体に紫外線を照射して励起発光性物質を励起発光させ、該密封部の全域から出射してくる発光光を観察し、出射光が遮られている箇所を異物が付着していると判定することを特徴とする検査方法。
  2. 容器本体の構成部材中に該励起発光性物質が分散されている請求項1記載の検査方法。
  3. 容器本体の構成部材自体が該励起発光性物質から構成されている請求項1記載の検査方法。
  4. 容器本体の表面の少なくとも一部に該励起発光性物質が配されている請求項1記載の検査方法。
  5. 蓋部材を密封部に熱融着させることにより容器本体を密封する請求項1〜4のいずれかに記載の検査方法。
  6. 蓋部材を密封部に嵌合させることにより容器本体を密封する請求項1〜4のいずれかに記載の検査方法。
  7. 開口部を囲む密封部を有するガラス容器本体と、該ガラス容器本体を密封するために該密封部に嵌合される蓋部材とからなる密封容器の当該ガラス容器本体の密封部に異物が付着しているか否かを検査する方法であって、ガラス容器本体として、ガラス容器の外表面に紫外線照射により励起して発光する励起発光性の錫系プライマーが塗工され、更にその錫系プライマー塗工膜上にポリエチレン塗工膜が形成されてなるガラス容器本体を使用し、該蓋部材を該ガラス容器本体の密封部に嵌合する前に、ガラス容器本体に紫外線を照射して錫系プライマーを励起発光させ、該密封部の全域から出射してくる発光光を観察し、出射光が遮られている箇所を異物が付着していると判定することを特徴とする検査方法。
  8. 紫外線照射により励起して発光する励起発光性物質を有し且つ開口部を囲む密封部を有する容器本体に、その開口部から内容物を充填し、容器本体に紫外線を照射して励起発光性物質を励起発光させ、該密封部の全域から出射してくる発光光を観察し、出射光が遮られている箇所を異物が付着していると判定することにより該密封部に異物が付着しているか否かを検査した後、異物の付着していない容器本体を該蓋部材で密封することを特徴とする内容物入り密封容器製品の製造方法。
  9. 容器本体の構成部材が、該励起発光性物質の発光光に対し光透過性を示す請求項8記載の製造方法。
  10. 容器本体の構成部材中に該励起発光性物質が分散されている請求項又は記載の製造方法。
  11. 容器本体の構成部材自体が該励起発光性物質から構成されている請求項又は記載の製造方法。
  12. 容器本体の表面の少なくとも一部に該励起発光性物質が配されている請求項又は記載の製造方法。
  13. 蓋部材を密封部に熱融着させることにより容器本体を密封する請求項12のいずれかに記載の製造方法。
  14. 蓋部材を密封部に嵌合させることにより容器本体を密封する請求項12のいずれかに記載の製造方法。
  15. 紫外線照射により励起されて発光する励起発光性物質を有し且つ開口部を囲む密封部を有するガラス容器本体の外表面に、紫外線照射により励起し発光する励起発光性の錫系プライマーが塗工され、更にその錫系プライマー塗工膜上にポリエチレン塗工膜が形成されてなるガラス容器本体に、その開口部から内容物を充填し、ガラス容器本体に紫外線を照射して励起発光性物質を励起発光させ、該密封部の全域から出射してくる発光光を観察し、出射光が遮られている箇所を異物が付着していると判定することにより密封部に異物が付着しているか否かを検査した後、異物の付着していないガラス容器本体の密封部に該蓋部材を嵌合させることにより密封することを特徴とする内容物入り密封ガラス容器製品の製造方法。
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