JPH10104165A - 撮像式の評価装置 - Google Patents

撮像式の評価装置

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JPH10104165A
JPH10104165A JP25620596A JP25620596A JPH10104165A JP H10104165 A JPH10104165 A JP H10104165A JP 25620596 A JP25620596 A JP 25620596A JP 25620596 A JP25620596 A JP 25620596A JP H10104165 A JPH10104165 A JP H10104165A
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imaging
image
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light
quality
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JP25620596A
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Susumu Morimoto
進 森本
Ryoji Suzuki
良治 鈴木
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Kubota Corp
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Kubota Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数個の撮像手段を設けることなく、1つの
撮像手段によって、同一の検査対象物について異なる光
学特性の複数個の撮像画像情報を得て、検査対象物の品
質を適切に評価するようにし、装置費用を低減させる。 【解決手段】 検査対象物kの存在予定箇所Sに対し
て、照明手段2からの照明光が投射され、存在予定箇所
Sでの検査対象物kの画像が、撮像手段3の撮像面3b
を設定個数に分割した各撮像領域夫々に異なる光学特性
で結像され、その撮像手段3の分割された各撮像領域で
の各撮像画像情報に基づいて検査対象物kの品質が評価
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、検査対象物の存在予定
箇所に対して照明光を投射する照明手段と、前記照明手
段にて照明された前記存在予定箇所での検査対象物の画
像を撮像する撮像手段と、前記撮像手段の撮像画像情報
に基づいて検査対象物の品質を評価する品質評価手段と
が設けられた撮像式の評価装置に関する。
【0002】
【従来の技術】上記撮像式の評価装置では、例えば、検
査対象物の一例である米粒等の穀粒の複数個を、透明ガ
ラス板上の存在予定箇所に一層状態で互いに間隔を隔て
て載置させ、その存在予定箇所の穀粒層を白色光や特定
波長の照明光で照明したときの透過画像や反射画像にお
いて、各粒の大きさや形状等の外形品質、及び、特定波
長成分の光に対する透過率や反射率等の分光特性等を計
測して、穀粒の良否等を評価するようにしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術において、例えば、分光特性を計測するときに
は、白色光で照明された検査対象物からの画像光が撮像
手段の撮像面に結像するまでの間の光路中に、白色光の
うちの特定波長成分の光のみを通過させる複数の色フィ
ルターを切り換えて挿入させながら、同一の検査対象物
について各波長での撮像画像を得るようにしているの
で、例えば、米粒群を搬送させながら連続して検査する
ような場合には、上記色フィルター等のバンドパスフィ
ルターの切り換え動作では対応できない。そこで、検査
対象物からの光を各波長用のフィルターを通過させて複
数個の撮像手段夫々に結像させて、同一の検査対象物に
ついて同時に各波長の画像情報を得るようにしている
が、そのため、複数個の撮像手段が必要となり、装置費
用が高くなるという問題があった。
【0004】本発明は、上記実情に鑑みてなされたもの
であって、その目的は、上記従来技術の不具合を解消す
べく、1つの撮像手段を用いながら、検査対象物につい
て複数個の所望特性の撮像画像情報を得て、適切な品質
評価ができるようにすることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の構成によれ
ば、照明光が投射されて照明された検査対象物の存在予
定箇所での検査対象物の画像が、撮像手段の撮像面を設
定個数に分割した各撮像領域夫々に異なる光学特性で結
像され、その撮像手段の分割された各撮像領域での各撮
像画像情報に基づいて、検査対象物の品質が評価され
る。
【0006】従って、1つの撮像手段によって、同一の
検査対象物について異なる光学特性の複数個の撮像画像
情報が得られ、その複数個の撮像画像情報に基づいて、
検査対象物の品質を適切に評価することができるので、
従来のように、複数個の撮像手段を設ける必要がなくな
り、装置費用を低減させることができる。
【0007】請求項2の構成によれば、請求項1におい
て、存在予定箇所での検査対象物の画像が、撮像手段の
各撮像領域夫々に異なる倍率で結像される。
【0008】従って、倍率の低い方の画像情報を用い
て、例えば、存在予定箇所全体における対象物の全体的
な評価(穀粒についての粒の大きさの分布状態等)を行
う一方で、倍率の高い方の画像情報を用いて、例えば、
存在予定箇所の一部における画像を拡大して詳細な評価
(穀粒についての形状の特徴解析等)を行う等、品質評
価を適切に行うことができ、もって、請求項1の好適な
手段が得られる。
【0009】請求項3の構成によれば、請求項1又は2
において、存在予定箇所での検査対象物の画像が、互い
に異なる波長成分の光を通過させるバンドパスフィルタ
ー手段を経て撮像手段の各撮像領域夫々に結像される。
【0010】従って、異なる波長成分の光による複数の
画像情報を用いて検査対象物の分光特性を計測して、そ
の検査対象物の組成や物性等について適切な評価を行う
ことができ、もって、請求項1又は2の好適な手段が得
られる。
【0011】請求項4の構成によれば、請求項1〜3の
いずれか1項において、予定経路に沿って搬送されてい
る検査対象物が、その予定経路の一部である検査対象物
の存在予定箇所に搬送されると撮像手段にて撮像され
る。
【0012】従って、例えば、穀粒等のように多数の比
較的小さな検査対象物を搬送させている場合において、
撮像位置である存在予定箇所において搬送をいちいち停
止させることなく、連続搬送状態で検査対象物の品質を
能率良く評価することができ、もって、請求項1〜3の
いずれか1項の好適な手段が得られる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の撮像式の評価装置
の実施形態を、穀粒の一例である米粒を検査対象物とし
て評価する場合について図面に基づいて説明する。
【0014】図1及び図2に示すように、米粒kの群を
搬送面上に一層状態で載置して、予定経路(つまり搬送
面の移動経路)に沿って搬送する搬送手段としてのベル
トコンベア式の穀粒搬送装置1が設けられている。そし
て、その予定経路の一部が検査のための穀粒の存在予定
箇所Sに設定されるとともに、この穀粒の存在予定箇所
Sに対して照明光を投射する照明手段としての照明光源
2と、その照明光源2にて照明された上記存在予定箇所
Sでの米粒kの画像を撮像する撮像手段としての白黒式
のCCDカメラ3とが設けられている。
【0015】照明光源2は、広い範囲の波長の光を発光
する白色ランプ2aにて構成されて、穀粒搬送装置1の
搬送面(穀粒の存在予定箇所S)に対して斜め上方の両
側から照明光を投射するように左右一対設けられてい
る。CCDカメラ3は、撮像面を形成するCCD撮像素
子3bを内蔵して、穀粒の存在予定箇所Sの上方側位置
に下向き撮像状態で設けられている。
【0016】図3に示すように、前記存在予定箇所Sで
の米粒kの画像を、前記CCDカメラ3の撮像面すなわ
ちCCD撮像素子3bの撮像面を設定個数(図では、2
個)に分割した各撮像領域夫々に異なる光学特性で結像
させる光学系KGが設けられている。具体的には、この
光学系KGは、存在予定箇所Sでの米粒kからの光を主
レンズL3で受光してから、主レンズL3を通過した光
をハーフミラーHMで2つに分け、その分けた光のうち
のハーフミラーHMで反射した光を、ミラーM1で反射
させ且つ小レンズL1を通してからCCD撮像素子3b
の分割した1つの撮像領域(A領域)に結像させ、一
方、ハーフミラーHMを通過した光を、ミラーM2,M
3,M4及びM5で反射させて光路を長くし、且つ小レ
ンズL2を通してからCCD撮像素子3bの分割した他
方の撮像領域(B領域)に結像させている。つまり、光
学系KGは、前記各撮像領域(A及びB領域)に対する
結像倍率が異なり、B領域の画像の方がA領域の画像よ
りも倍率が高くなる(図5参照)ように構成されてい
る。尚、両光が他方の撮像領域に入射しないようにA及
びB領域の間を遮蔽する黒色の仕切り壁4が設けてあ
る。
【0017】制御構成について説明すると、図4に示す
ように、マイクロコンピュータ利用の制御装置5が設け
られ、この制御装置5に、前記CCDカメラ3の撮像画
像信号が入力される一方、制御装置5からは、後述のよ
うに各種の情報を表示するためのテレビモニター9に対
する画像信号と、情報記憶用の磁気ディスク等の記憶装
置7に対する駆動信号とが出力されている。
【0018】前記制御装置5を利用して、前記CCDカ
メラ3の撮像画像情報に基づいて、米粒kの品質を評価
する品質評価手段100が構成されており、この品質評
価手段100は、前記CCDカメラ3のの分割された各
撮像領域(CCD撮像素子3bのA領域とB領域)での
各撮像画像情報に基づいて、米粒kの品質評価を行うよ
うに構成されている。
【0019】図5に示す各撮像領域での画像に基づいて
行う米粒kの品質評価としては、例えば、倍率の低いA
領域の画像には、複数個の米粒kが存在するので、その
各米粒kの粒の大きさ(粒径)を、図6の度数分布グラ
フ等に表して、その分布の中央値(平均粒径)や分布の
広がり(半値幅ΔH)等によってその米粒群の特性を評
価する。
【0020】又、上記A領域の画像中央部の設定範囲A
1を拡大したB領域の画像については、その拡大した範
囲に存在する米粒k(図では、1個)の形状の特徴や大
きさ等を計測し、予め設定した基準と比較して評価す
る。
【0021】そして、制御装置5は、搬送されてくる米
粒群を設定時間間隔で前記穀粒の存在予定箇所Sにおい
て撮像し、その各撮像画像情報に基づいて評価した結果
をテレビモニター9の画面上に表示するとともに、記憶
装置7に評価データとして記憶させる。尚、この評価デ
ータは、後で上記テレビモニター9に表示させたり、図
示しないプリンターにて出力させて確認する。
【0022】〔別実施形態〕次に、前記光学系KGの別
実施形態について説明する。すなわち、光学系KGは、
前記各撮像領域(A及びB領域)に対して互いに異なる
波長成分の光を通過させるバンドパスフィルター手段と
しての色フィルタ8を備えている。具体的には、図7に
示すように、存在予定箇所Sでの米粒kからの光を主レ
ンズL3で受光してから、主レンズL3を通過した光を
ハーフミラーHMで2つに分け、その分けた光のうちの
ハーフミラーHMで反射した光を、ミラーM1で反射さ
せ且つ小レンズL1及び色フィルタ8aを通してから一
方の撮像領域(A領域)に結像させ、一方、ハーフミラ
ーHMを通過した光を、ミラーM2及びM3で反射させ
且つ小レンズL2及び色フィルタ8bを通してから他方
の撮像領域(B領域)に結像させている。尚、前述の黒
色の仕切り壁4が設けられ、又、両撮像領域の画像の倍
率が等しくなるように光路長さが調整してある。色フィ
ルタの特性としては、例えば、一方の色フィルタ8a
は、白色ランプ2aの発光波長のうちで、400nmか
ら500nmの範囲に含まれる第1特定波長成分(45
0nm付近)の光を透過させ、他方の色フィルタ8b
は、630nmから680nmの範囲に含まれる第2特
定波長成分(650nm付近)の光を透過させるように
設定されている。
【0023】そして、図8に示すように、上記A領域と
B領域の画像は、各分割画面内の対応する位置(例え
ば、A領域のa1とB領域のb1、A領域のa2とB領
域のb2等)に同じ米粒kが存在しているので、前記品
質評価手段100が、その同じ位置の米粒kについての
前記第1及び第2特定波長成分での反射濃度の比等によ
って、米粒の良否等の品質を評価することになる。
【0024】上記例では、撮像手段3の撮像面を2分割
した場合を示したが、これに限るものではなく、上記2
分割したものを、さらに同じ光学系を使用して、図9
(イ)及び(ロ)に概略的に示すように、縦及び横方向
に夫々2分割して合計4分割したり、あるいは、画面横
方向に4分割する等でもよい。この場合、3つの分割領
域に対して、R,G,Bの3原色フィルターを通過させ
た画像を結像させることによって、通常のカラー画像情
報が得られる。
【0025】又、撮像手段3の各撮像領域夫々に異なる
光学特性で結像させる光学系KGの例は、上記のよう
に、倍率を異ならせるものや、波長特性を異ならせるも
のに限らない。例えば、各撮像領域夫々に異なるメッシ
ュサイズの像ぼかしフィルターを使用して、解像度が異
なる状態で画像をぼかすようにすることでもよい。
【0026】上記実施例では、照明手段2を広い範囲の
波長の光を発光する広波長光源2aにて構成し、又、そ
の広波長光源2aの発光波長のうちの特定波長成分の光
のみを通過させるバンドパスフィルター8を設ける等し
たが、これ以外に、特定波長成分の光を発光するLED
等の単波長光源を使用することもできる。尚、特定波長
成分も、上記実施例のような、450nm付近である第
1特定波長成分、及び、650nm付近である第2特定
波長成分に限らず、評価すべき穀粒の種類等に応じて適
切な波長成分に設定することができる。
【0027】上記実施例では、撮像手段3をCCDカメ
ラ(白黒式)によって構成したが、これに限るものでは
なく、例えば撮像管式のテレビカメラ等でもよい。又、
白黒式の撮像手段ではなく、カラー式の撮像手段(カラ
ーCCDカメラ等)でもよく、その場合は、照明手段2
は、広い範囲の波長の光を発光する広波長光源2aで構
成し、バンドパスフィルター8は不要になる。
【0028】上記実施例では、検査対象物(穀粒)から
の反射光による反射画像によって品質評価を行う場合に
ついて説明したが、照明光が対象物を透過した透過画像
によって品質評価してもよい。この場合は、図10に示
すように、存在予定箇所Sにおいて穀粒kが透明な保持
板1の上面に保持され、その保持板1の下方側に位置す
る光源2から投射された照明光が穀粒層を透過した画像
が、撮像手段3によって撮像される。
【0029】上記実施例では、検査対象物(米粒)が搬
送手段1にて搬送されるようにしたが、前記穀粒の存在
予定箇所に静止している場合でもよい。
【0030】上記実施例では、検査対象物を穀粒の1つ
である米粒にしたが、米粒等の穀粒に限るものではな
く、穀粒以外各種の物が対象となる。
【0031】搬送手段1は、ベルトコンベア式の搬送装
置に限らない。斜めに傾斜させた板状体の上端から穀粒
等の検査対象物を滑らせるようにするものでもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】撮像式の評価装置の概略斜視図
【図2】同概略側面図
【図3】光学系の概略側面図
【図4】制御構成のブロック図
【図5】米粒の撮像画像を説明する図
【図6】米粒の評価の一例を示すグラフ
【図7】別実施例の光学系の概略側面図
【図8】別実施例の米粒の撮像画像を説明する図
【図9】別実施例の分割された撮像領域による撮像画像
の図
【図10】別実施例の撮像式の評価装置の概略斜視図
【符号の説明】
1 搬送手段 2 照明手段 3 撮像手段 8 バンドパスフィルター手段 100 品質評価手段 KG 光学系

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 検査対象物の存在予定箇所に対して照明
    光を投射する照明手段(2)と、前記照明手段(2)に
    て照明された前記存在予定箇所での検査対象物の画像を
    撮像する撮像手段(3)と、前記撮像手段(3)の撮像
    画像情報に基づいて検査対象物の品質を評価する品質評
    価手段(100)とが設けられた撮像式の評価装置であ
    って、 前記存在予定箇所での検査対象物の画像を、前記撮像手
    段(3)の撮像面を設定個数に分割した各撮像領域夫々
    に異なる光学特性で結像させる光学系(KG)が設けら
    れ、 前記品質評価手段(100)は、前記撮像手段(3)の
    分割された各撮像領域での各撮像画像情報に基づいて、
    前記検査対象物の品質評価を行うように構成されている
    撮像式の評価装置。
  2. 【請求項2】 前記光学系(KG)は、前記各撮像領域
    に対する結像倍率が異なるように構成されている請求項
    1記載の撮像式の評価装置。
  3. 【請求項3】 前記光学系(KG)は、前記各撮像領域
    に対して互いに異なる波長成分の光を通過させるバンド
    パスフィルター手段(8)を備えている請求項1〜2の
    いずれか1項に記載の撮像式の評価装置。
  4. 【請求項4】 検査対象物を予定経路に沿って搬送する
    搬送手段(1)が設けられ、その予定経路の一部が前記
    検査対象物の存在予定箇所に形成されている請求項1〜
    3のいずれか1項に記載の撮像式の評価装置。
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