JP2001116567A - 車載運転支援情報表示装置 - Google Patents
車載運転支援情報表示装置Info
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- Instructional Devices (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ナビゲーション装置のような車両の航行に必
要な情報のみならず、自車周辺の安全に関する情報を運
転者に提供する。 【解決手段】 画像を表示する表示手段４と、自車の現
在位置を検出して表示手段４の画面に自車位置周辺の地
図とともに表示するナビゲーション装置１と、自車に取
り付けた複数のカメラからの画像を合成して自車を中心
とする１つの俯瞰図を作成して表示手段４の画面に表示
する自車周辺情報表示装置２と、ナビゲーション装置１
による画面表示と自車周辺情報表示装置２による画面表
示とを、タッチパネル５または音声認識手段６により任
意に選択して切り替える情報選択手段３とを備える。
要な情報のみならず、自車周辺の安全に関する情報を運
転者に提供する。 【解決手段】 画像を表示する表示手段４と、自車の現
在位置を検出して表示手段４の画面に自車位置周辺の地
図とともに表示するナビゲーション装置１と、自車に取
り付けた複数のカメラからの画像を合成して自車を中心
とする１つの俯瞰図を作成して表示手段４の画面に表示
する自車周辺情報表示装置２と、ナビゲーション装置１
による画面表示と自車周辺情報表示装置２による画面表
示とを、タッチパネル５または音声認識手段６により任
意に選択して切り替える情報選択手段３とを備える。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車等の車両に
搭載されて、運転者または同乗者に対して車両の運転に
必要なまたは有用な情報をディスプレイなどの表示手段
に表示する車載運転支援情報表示装置に関する。
搭載されて、運転者または同乗者に対して車両の運転に
必要なまたは有用な情報をディスプレイなどの表示手段
に表示する車載運転支援情報表示装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、この種の車載運転支援情報表示装
置の代表的なものとしてナビゲーション装置が知られて
いる。これは、ＧＰＳ受信機などの現在位置検出手段に
よって得られた車両の現在位置情報を用いて、ＤＶＤ−
ＲＯＭ等の記録媒体に記録された地図情報を読み出して
画像格納手段に格納し、得られた自車の現在位置ととも
に、現在位置付近の地図を液晶ディスプレイなどの表示
手段に表示するものである。また、自車の出発地から目
的地までの推奨経路を経路探索手段によって算出し、車
両位置情報と推奨経路とから、運転者が進行すべき方向
を交差点にさしかかった時に、案内手段により音声や画
面表示により案内することもでき、さらに、観光地やレ
ストラン、ガソリンスタンドのような施設情報も表示す
ることができる。また、現在位置付近の地図表示とし
て、画面に２次元的に表示するだけでなく、運転者から
見た景観を３次元的に表示することで、表示した地図と
走行中の実際の道路との対応を取りやすくすることもで
きる。
置の代表的なものとしてナビゲーション装置が知られて
いる。これは、ＧＰＳ受信機などの現在位置検出手段に
よって得られた車両の現在位置情報を用いて、ＤＶＤ−
ＲＯＭ等の記録媒体に記録された地図情報を読み出して
画像格納手段に格納し、得られた自車の現在位置ととも
に、現在位置付近の地図を液晶ディスプレイなどの表示
手段に表示するものである。また、自車の出発地から目
的地までの推奨経路を経路探索手段によって算出し、車
両位置情報と推奨経路とから、運転者が進行すべき方向
を交差点にさしかかった時に、案内手段により音声や画
面表示により案内することもでき、さらに、観光地やレ
ストラン、ガソリンスタンドのような施設情報も表示す
ることができる。また、現在位置付近の地図表示とし
て、画面に２次元的に表示するだけでなく、運転者から
見た景観を３次元的に表示することで、表示した地図と
走行中の実際の道路との対応を取りやすくすることもで
きる。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ナビゲーション装置のような車載運転支援情報表示装置
は、自車についての現在位置情報は検出できるものの、
自車周辺の障害物情報については得られなかった。この
ような情報は、通常はバックミラーやサイドミラーから
得ており、近年では、車両に搭載したカメラにより自車
の後方を撮像してディスプレイに表示する装置も知られ
ているが、バックミラーやサイドミラーの代替えの域を
出なかった。そこで、本願出願人は、先に特願平１０−
２１７２６１号その他により、車両に取り付けた複数の
カメラからの画像を合成して自車を中心とする１つの俯
瞰図を作成する技術を提案した。この技術を利用するこ
とにより、自車位置を中心としてその周辺の画像を丁度
真上から見た俯瞰図としてディスプレイに表示できるの
で、車両をバックさせる際や混雑した駐車場に駐車する
際に極めて有用な障害物情報を得ることができる。
ナビゲーション装置のような車載運転支援情報表示装置
は、自車についての現在位置情報は検出できるものの、
自車周辺の障害物情報については得られなかった。この
ような情報は、通常はバックミラーやサイドミラーから
得ており、近年では、車両に搭載したカメラにより自車
の後方を撮像してディスプレイに表示する装置も知られ
ているが、バックミラーやサイドミラーの代替えの域を
出なかった。そこで、本願出願人は、先に特願平１０−
２１７２６１号その他により、車両に取り付けた複数の
カメラからの画像を合成して自車を中心とする１つの俯
瞰図を作成する技術を提案した。この技術を利用するこ
とにより、自車位置を中心としてその周辺の画像を丁度
真上から見た俯瞰図としてディスプレイに表示できるの
で、車両をバックさせる際や混雑した駐車場に駐車する
際に極めて有用な障害物情報を得ることができる。
【０００４】本発明は、このような先行技術を利用する
ものであり、ナビゲーション装置のような車両の航行に
必要な情報のみならず、自車と他車との関係や自車周辺
の安全に関する情報も表示可能な車載運転支援情報表示
装置を提供するものである。
ものであり、ナビゲーション装置のような車両の航行に
必要な情報のみならず、自車と他車との関係や自車周辺
の安全に関する情報も表示可能な車載運転支援情報表示
装置を提供するものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の車載運転支援情報表示装置は、画像を表示
する表示手段と、自車の現在位置を検出して前記表示手
段の画面に自車位置周辺の地図とともに表示するナビゲ
ーション装置と、自車に取り付けた複数のカメラからの
画像を合成して自車を中心とする１つの俯瞰図を作成し
て前記表示手段の画面に表示する自車周辺情報表示装置
と、前記ナビゲーション装置による画面表示と前記自車
周辺情報表示装置による画面表示とを任意に選択して切
り替える情報選択手段とを備えた構成を有している。こ
の構成により、ナビゲーション装置のような車両の航行
に必要な情報のみならず、自車周辺の安全に関する情報
を共通の表示手段に表示することができ、装置空間およ
びコストの低減を図ることができるとともに、より多く
の有用な情報を運転者に提供できることとなる。
に、本発明の車載運転支援情報表示装置は、画像を表示
する表示手段と、自車の現在位置を検出して前記表示手
段の画面に自車位置周辺の地図とともに表示するナビゲ
ーション装置と、自車に取り付けた複数のカメラからの
画像を合成して自車を中心とする１つの俯瞰図を作成し
て前記表示手段の画面に表示する自車周辺情報表示装置
と、前記ナビゲーション装置による画面表示と前記自車
周辺情報表示装置による画面表示とを任意に選択して切
り替える情報選択手段とを備えた構成を有している。こ
の構成により、ナビゲーション装置のような車両の航行
に必要な情報のみならず、自車周辺の安全に関する情報
を共通の表示手段に表示することができ、装置空間およ
びコストの低減を図ることができるとともに、より多く
の有用な情報を運転者に提供できることとなる。
【０００６】また、本発明の車載運転支援情報表示装置
は、前記情報選択手段を音声の指示によって切り替える
ための音声認識手段を備えたものであり、ナビゲーショ
ン装置と自車周辺情報表示装置との切り替えを、運転者
の手を煩わさずに音声により切り替えることができるの
で、操作性の向上を図ることができることとなる。
は、前記情報選択手段を音声の指示によって切り替える
ための音声認識手段を備えたものであり、ナビゲーショ
ン装置と自車周辺情報表示装置との切り替えを、運転者
の手を煩わさずに音声により切り替えることができるの
で、操作性の向上を図ることができることとなる。
【０００７】また、本発明の車載運転支援情報表示装置
は、前記情報選択手段が、前記ナビゲーション装置から
の予め設定した目的地または経由地に到着したことを示
す信号が入力された場合には、前記自車周辺情報表示装
置による画面表示を実行することを特徴とするものであ
り、目的地または経由地に到着したときには、画面表示
が自車周辺情報表示装置による画面表示へ自動的に切り
替わるので、運転者の手を煩わせることなく、操作性の
向上を図ることができることとなる。
は、前記情報選択手段が、前記ナビゲーション装置から
の予め設定した目的地または経由地に到着したことを示
す信号が入力された場合には、前記自車周辺情報表示装
置による画面表示を実行することを特徴とするものであ
り、目的地または経由地に到着したときには、画面表示
が自車周辺情報表示装置による画面表示へ自動的に切り
替わるので、運転者の手を煩わせることなく、操作性の
向上を図ることができることとなる。
【０００８】また、本発明の車載運転支援情報表示装置
は、前記自車周辺情報表示装置が、道路面上の白線を検
知して車線本数を判断する手段を有し、前記検知された
白線の横方向の本数により車線が複数あると判断した場
合には、前記自車周辺情報表示装置による画面表示を表
示エリアが拡大するように表示し、前記車線が１本しか
ないと判断した場合には、前記自車周辺情報表示装置に
よる画面表示を表示エリアが縮小するように表示する構
成を有している。これにより、高速道路のような複数車
線の道路を走行中には、自車周辺情報表示装置による画
面表示を表示エリアが拡大するように、すなわち自車の
走行車線を含めて複数の車線が表示されるように表示
し、また、市街地の一般道路のように車線が１本しかな
い道路を走行中には、自車周辺情報表示装置による画面
表示を表示エリアが縮小するように、すなわち自車が走
行している１本の車線のみが表示されるように、表示縮
尺を変更する。これにより、自車が走行中の道路事情に
応じた適切な表示ができ、他車を含めた自車周辺の安全
確認を図ることができることとなる。
は、前記自車周辺情報表示装置が、道路面上の白線を検
知して車線本数を判断する手段を有し、前記検知された
白線の横方向の本数により車線が複数あると判断した場
合には、前記自車周辺情報表示装置による画面表示を表
示エリアが拡大するように表示し、前記車線が１本しか
ないと判断した場合には、前記自車周辺情報表示装置に
よる画面表示を表示エリアが縮小するように表示する構
成を有している。これにより、高速道路のような複数車
線の道路を走行中には、自車周辺情報表示装置による画
面表示を表示エリアが拡大するように、すなわち自車の
走行車線を含めて複数の車線が表示されるように表示
し、また、市街地の一般道路のように車線が１本しかな
い道路を走行中には、自車周辺情報表示装置による画面
表示を表示エリアが縮小するように、すなわち自車が走
行している１本の車線のみが表示されるように、表示縮
尺を変更する。これにより、自車が走行中の道路事情に
応じた適切な表示ができ、他車を含めた自車周辺の安全
確認を図ることができることとなる。
【０００９】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。 （実施の形態１）図１は本発明の実施の形態１における
車載運転支援情報表示装置の概略構成を示すものであ
り、ナビゲーション装置１と、自車周辺情報表示装置２
と、タッチパネル５および音声認識手段６を有する情報
選択手段３と、液晶ディスプレイのような表示手段４と
を備えている。
を参照して説明する。 （実施の形態１）図１は本発明の実施の形態１における
車載運転支援情報表示装置の概略構成を示すものであ
り、ナビゲーション装置１と、自車周辺情報表示装置２
と、タッチパネル５および音声認識手段６を有する情報
選択手段３と、液晶ディスプレイのような表示手段４と
を備えている。
【００１０】ナビゲーション装置１は、上記したよう
に、ＧＰＳ装置のような自車の現在位置を検出する手段
と、検出した自車位置に対応してＤＶＤ等の記録媒体か
ら地図データを読み出して画像メモリに格納する手段
と、目的地までの推奨経路を探索する手段と、画像メモ
リから読み出した地図データを表示手段４に表示する手
段などを備え、さらに、特開平９−２９２２５４号公報
に記載されているように、画像メモリから読み出した地
図データを、視点位置を自車の後方上に置いた鳥瞰図デ
ータに変換したり、自車の真上に置いた俯瞰図データに
変換したりする表示変換手段を備えたものである。
に、ＧＰＳ装置のような自車の現在位置を検出する手段
と、検出した自車位置に対応してＤＶＤ等の記録媒体か
ら地図データを読み出して画像メモリに格納する手段
と、目的地までの推奨経路を探索する手段と、画像メモ
リから読み出した地図データを表示手段４に表示する手
段などを備え、さらに、特開平９−２９２２５４号公報
に記載されているように、画像メモリから読み出した地
図データを、視点位置を自車の後方上に置いた鳥瞰図デ
ータに変換したり、自車の真上に置いた俯瞰図データに
変換したりする表示変換手段を備えたものである。
【００１１】自車周辺情報表示装置２は、上記した特願
平１０−２１７２６１号その他に記載された技術を利用
したもので、図２（ａ）に示すように、車両１０の屋根
前部中央に取り付けられて車両前方を撮像する前方カメ
ラ１１、車両１０の屋根後部中央に取り付けられて車両
後方を撮像する後方カメラ１２、車両１０の左フロント
ピラーに横向きに取り付けられて車両左斜め前方を撮像
する左前方カメラ１３、車両１０の左ドアミラーに後ろ
向きに取り付けられて車両左斜め後方を撮像する左後方
カメラ１４、車両１０の右フロントピラーに横向きに取
り付けられて車両右斜め前方を撮像する右前方カメラ１
５、車両１０の右ドアミラーに後ろ向きに取り付けられ
て車両右斜め後方を撮像する右後方カメラ１６を備えて
いる。これらのカメラで撮像された画像データは、所定
のアルゴリズムにより処理された後、図２（ｂ）に示す
ように、自車を中心としてその真上から見た１つの俯瞰
図として合成されて、表示手段４に表示される。
平１０−２１７２６１号その他に記載された技術を利用
したもので、図２（ａ）に示すように、車両１０の屋根
前部中央に取り付けられて車両前方を撮像する前方カメ
ラ１１、車両１０の屋根後部中央に取り付けられて車両
後方を撮像する後方カメラ１２、車両１０の左フロント
ピラーに横向きに取り付けられて車両左斜め前方を撮像
する左前方カメラ１３、車両１０の左ドアミラーに後ろ
向きに取り付けられて車両左斜め後方を撮像する左後方
カメラ１４、車両１０の右フロントピラーに横向きに取
り付けられて車両右斜め前方を撮像する右前方カメラ１
５、車両１０の右ドアミラーに後ろ向きに取り付けられ
て車両右斜め後方を撮像する右後方カメラ１６を備えて
いる。これらのカメラで撮像された画像データは、所定
のアルゴリズムにより処理された後、図２（ｂ）に示す
ように、自車を中心としてその真上から見た１つの俯瞰
図として合成されて、表示手段４に表示される。
【００１２】図２（ｂ）において、表示画像２０は、自
車の投影画像３０（この技術では自車は映らないので、
自車のデフォルメ化された絵図またはブランクまたは輪
郭線となる。）を中心に、前方カメラ１１で撮像した前
方画像部２１と、後方カメラ１２で撮像した後方画像部
２２と、左前方カメラ１３で撮像した左斜め前方画像部
２３と、左後方カメラ１４で撮像した左斜め後方画像部
２４と、右前方カメラ１５で撮像した右斜め前方画像部
２５と、右後方カメラ１６で撮像した右斜め後方画像部
２６とからなり、全体が網羅された１枚の平面画像とな
っている。
車の投影画像３０（この技術では自車は映らないので、
自車のデフォルメ化された絵図またはブランクまたは輪
郭線となる。）を中心に、前方カメラ１１で撮像した前
方画像部２１と、後方カメラ１２で撮像した後方画像部
２２と、左前方カメラ１３で撮像した左斜め前方画像部
２３と、左後方カメラ１４で撮像した左斜め後方画像部
２４と、右前方カメラ１５で撮像した右斜め前方画像部
２５と、右後方カメラ１６で撮像した右斜め後方画像部
２６とからなり、全体が網羅された１枚の平面画像とな
っている。
【００１３】情報選択手段３は、タッチパネル５と音声
認識手段６を有し、タッチパネル５は、表示手段４の画
面前面に重ねて設けられて、ナビゲーション装置１の制
御部で制御され、音声認識手段６は、そのマイクロホン
が運転席前方の任意の位置に設けられ、その本体部はナ
ビゲーション装置１内に組み込まれている。運転者は、
ナビゲーション装置１による画像情報または自車周辺情
報表示装置２による画像情報を得たい場合は、それぞれ
タッチパネル５の対応するボタンを押圧してそのいずれ
かお選択する。または音声によりその旨または予め決め
られた略称を発声すると、その音声を音声認識手段６が
認識することにより、情報選択手段３が指示されたナビ
ゲーション装置１または自車周辺情報表示装置２を選択
して表示手段４にその画像を表示する。
認識手段６を有し、タッチパネル５は、表示手段４の画
面前面に重ねて設けられて、ナビゲーション装置１の制
御部で制御され、音声認識手段６は、そのマイクロホン
が運転席前方の任意の位置に設けられ、その本体部はナ
ビゲーション装置１内に組み込まれている。運転者は、
ナビゲーション装置１による画像情報または自車周辺情
報表示装置２による画像情報を得たい場合は、それぞれ
タッチパネル５の対応するボタンを押圧してそのいずれ
かお選択する。または音声によりその旨または予め決め
られた略称を発声すると、その音声を音声認識手段６が
認識することにより、情報選択手段３が指示されたナビ
ゲーション装置１または自車周辺情報表示装置２を選択
して表示手段４にその画像を表示する。
【００１４】このような車載運転支援情報表示装置を搭
載した車両は、まず発車に際し、自車周辺情報表示装置
２の電源を立ち上げて、情報選択手段３により自車周辺
情報表示装置２を選択する。これにより、自車を中心と
した図２（ｂ）に示すような画像が表示手段４に表示さ
れるので、前後左右を確認して障害物がないことを確認
しながら発進する。その後の走行で、ナビゲーション装
置１を使用したい場合は、ナビゲーション装置１の電源
を立ち上げて、情報選択手段３によりナビゲーション装
置１を選択すると、表示手段４に自車周辺の地図が表示
され、その上に自車の現在位置がマークで表示される。
さらに、目的地および経由地を設定することにより、経
由地を経由した目的地までの推奨経路が計算されて、そ
のルートが地図上に赤線等で表示され、必要に応じて交
差点等で曲がる方向が音声により案内される。なお、表
示手段４に表示される地図は、任意に拡大したり縮小し
たり、また所定の地域では３次元表示に変換したりする
ことができる。
載した車両は、まず発車に際し、自車周辺情報表示装置
２の電源を立ち上げて、情報選択手段３により自車周辺
情報表示装置２を選択する。これにより、自車を中心と
した図２（ｂ）に示すような画像が表示手段４に表示さ
れるので、前後左右を確認して障害物がないことを確認
しながら発進する。その後の走行で、ナビゲーション装
置１を使用したい場合は、ナビゲーション装置１の電源
を立ち上げて、情報選択手段３によりナビゲーション装
置１を選択すると、表示手段４に自車周辺の地図が表示
され、その上に自車の現在位置がマークで表示される。
さらに、目的地および経由地を設定することにより、経
由地を経由した目的地までの推奨経路が計算されて、そ
のルートが地図上に赤線等で表示され、必要に応じて交
差点等で曲がる方向が音声により案内される。なお、表
示手段４に表示される地図は、任意に拡大したり縮小し
たり、また所定の地域では３次元表示に変換したりする
ことができる。
【００１５】予め設定した目的地または経由地に到着す
ると、情報選択手段３に、ナビゲーション装置１からの
予め設定した目的地または経由地に到着したことを示す
信号が入力され、そのときにナビゲーション装置１によ
る画面表示が行われている場合には、自車周辺情報表示
装置２による画面表示へ切り替える。表示手段４に何も
表示されていない場合には、自車周辺情報表示装置２の
電源を立ち上げてその画面表示を実行する。これによ
り、図２（ｂ）のような画面が表示されるので、安全を
確認しながら自車を目的地または経由地の駐車場に駐車
させることができる。
ると、情報選択手段３に、ナビゲーション装置１からの
予め設定した目的地または経由地に到着したことを示す
信号が入力され、そのときにナビゲーション装置１によ
る画面表示が行われている場合には、自車周辺情報表示
装置２による画面表示へ切り替える。表示手段４に何も
表示されていない場合には、自車周辺情報表示装置２の
電源を立ち上げてその画面表示を実行する。これによ
り、図２（ｂ）のような画面が表示されるので、安全を
確認しながら自車を目的地または経由地の駐車場に駐車
させることができる。
【００１６】このように、本実施の形態１によれば、通
常はナビゲーション装置１を使用して航行し、駐車場や
狭い混雑した道路等においては、情報選択手段３を操作
して自車周辺情報表示装置２を選択することにより、車
両の前後左右に設置された６台のカメラからの画像を自
車を中心とする１つの俯瞰図として合成して表示手段４
に表示できるので、運転者に自車周辺の障害物情報を提
供することができ、運転者の安全運転に寄与することが
できる。
常はナビゲーション装置１を使用して航行し、駐車場や
狭い混雑した道路等においては、情報選択手段３を操作
して自車周辺情報表示装置２を選択することにより、車
両の前後左右に設置された６台のカメラからの画像を自
車を中心とする１つの俯瞰図として合成して表示手段４
に表示できるので、運転者に自車周辺の障害物情報を提
供することができ、運転者の安全運転に寄与することが
できる。
【００１７】（実施の形態２）本発明の実施の形態２
は、図１に示した構成において、自車周辺情報表示装置
２が、道路面上の白線を検知して車線本数を判断する手
段を有し、検知された白線の横方向の本数により車線が
複数あると判断した場合には、自車周辺情報表示装置２
による画面表示を表示エリアが拡大するように表示し、
車線が１本しかないと判断した場合には、自車周辺情報
表示装置２による画面表示を表示エリアが縮小するよう
に表示する構成を備えたものである。
は、図１に示した構成において、自車周辺情報表示装置
２が、道路面上の白線を検知して車線本数を判断する手
段を有し、検知された白線の横方向の本数により車線が
複数あると判断した場合には、自車周辺情報表示装置２
による画面表示を表示エリアが拡大するように表示し、
車線が１本しかないと判断した場合には、自車周辺情報
表示装置２による画面表示を表示エリアが縮小するよう
に表示する構成を備えたものである。
【００１８】図３は本実施の形態２における自車周辺情
報表示装置２における処理を示したものである。まずス
テップＳ４１で、道路の白線を検知し、白線が検知され
たならば道路が存在すると判断し、道路を横方向（ラテ
ラル方向）に走査して白線の本数から車線の本数を数え
る。次にステップＳ４２で、車線が複数存在するかを判
断し、複数存在する場合には、ステップＳ４３で、自車
周辺情報表示装置２による画面表示を表示エリアが拡大
するように、すなわち図４（ａ）に示すように、白線５
０で区切られた自車５１の走行車線を含めて他車５２が
走行する複数の車線が表示されるように表示し、また、
１本の車線しか存在しない場合には、ステップＳ４４
で、自車周辺情報表示装置２による画面表示を表示エリ
アが縮小するように、すなわち図４（ｂ）に示すよう
に、自車５１が走行している１本の車線のみが表示され
るように、表示縮尺を変更する。これにより、複数車線
を有する高速道路や1本の車線を有する市街地の一般道
路のように、自車が走行中の道路事情に応じた適切な表
示ができ、他車を含めた自車周辺の安全確認を図ること
ができる。
報表示装置２における処理を示したものである。まずス
テップＳ４１で、道路の白線を検知し、白線が検知され
たならば道路が存在すると判断し、道路を横方向（ラテ
ラル方向）に走査して白線の本数から車線の本数を数え
る。次にステップＳ４２で、車線が複数存在するかを判
断し、複数存在する場合には、ステップＳ４３で、自車
周辺情報表示装置２による画面表示を表示エリアが拡大
するように、すなわち図４（ａ）に示すように、白線５
０で区切られた自車５１の走行車線を含めて他車５２が
走行する複数の車線が表示されるように表示し、また、
１本の車線しか存在しない場合には、ステップＳ４４
で、自車周辺情報表示装置２による画面表示を表示エリ
アが縮小するように、すなわち図４（ｂ）に示すよう
に、自車５１が走行している１本の車線のみが表示され
るように、表示縮尺を変更する。これにより、複数車線
を有する高速道路や1本の車線を有する市街地の一般道
路のように、自車が走行中の道路事情に応じた適切な表
示ができ、他車を含めた自車周辺の安全確認を図ること
ができる。
【００１９】なお、上記各実施の形態において、ナビゲ
ーション装置１および自車周辺情報表示装置２は、それ
自体として表示手段４を接続すれば直ちに使用できるよ
うに構成されているが、画像データを出力する部分で互
いに共用できる部分は、情報選択手段３またはに表示手
段４にまとめて付属させるように構成してもよい。ま
た、自車から他車までの距離を計測する距離センサが車
両に備えられている場合には、その距離センサから得ら
れた他車までの距離情報を、表示手段４の画面に映った
車両の映像にインポーズする手段を備えていてもよい。
ーション装置１および自車周辺情報表示装置２は、それ
自体として表示手段４を接続すれば直ちに使用できるよ
うに構成されているが、画像データを出力する部分で互
いに共用できる部分は、情報選択手段３またはに表示手
段４にまとめて付属させるように構成してもよい。ま
た、自車から他車までの距離を計測する距離センサが車
両に備えられている場合には、その距離センサから得ら
れた他車までの距離情報を、表示手段４の画面に映った
車両の映像にインポーズする手段を備えていてもよい。
【００２０】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の車載運転
支援情報表示装置は、画像を表示する表示手段と、自車
の現在位置を検出して前記表示手段の画面に自車位置周
辺の地図とともに表示するナビゲーション装置と、自車
に取り付けた複数のカメラからの画像を合成して自車を
中心とする１つの俯瞰図を作成して前記表示手段の画面
に表示する自車周辺情報表示装置と、前記ナビゲーショ
ン装置による画面表示と前記自車周辺情報表示装置によ
る画面表示とを任意に選択して切り替える情報選択手段
とを備えているので、ナビゲーション装置のような車両
の航行に必要な情報のみならず、自車の周辺の安全に関
する情報を共通の表示手段に表示することができ、装置
空間およびコストの低減を図ることができるとともに、
より多くの有用な情報を運転者に提供できるという効果
を有する。
支援情報表示装置は、画像を表示する表示手段と、自車
の現在位置を検出して前記表示手段の画面に自車位置周
辺の地図とともに表示するナビゲーション装置と、自車
に取り付けた複数のカメラからの画像を合成して自車を
中心とする１つの俯瞰図を作成して前記表示手段の画面
に表示する自車周辺情報表示装置と、前記ナビゲーショ
ン装置による画面表示と前記自車周辺情報表示装置によ
る画面表示とを任意に選択して切り替える情報選択手段
とを備えているので、ナビゲーション装置のような車両
の航行に必要な情報のみならず、自車の周辺の安全に関
する情報を共通の表示手段に表示することができ、装置
空間およびコストの低減を図ることができるとともに、
より多くの有用な情報を運転者に提供できるという効果
を有する。
【図１】本発明の実施の形態１における車載運転支援情
報表示装置の概略構成を示すブロック図
報表示装置の概略構成を示すブロック図
【図２】（ａ）実施の形態１における車載運転支援情報
表示装置の車両のカメラ配置を示す平面図 （ｂ）実施の形態１における車載運転支援情報表示装置
のカメラの合成画像を示す画面図
表示装置の車両のカメラ配置を示す平面図 （ｂ）実施の形態１における車載運転支援情報表示装置
のカメラの合成画像を示す画面図
【図３】本発明の実施の形態２における車載運転支援情
報表示装置の白線検知処理を示すフロー図
報表示装置の白線検知処理を示すフロー図
【図４】（ａ）実施の形態２における表示エリア拡大表
示例を示す模式図 （ｂ）実施の形態２における表示エリア縮小表示例を示
す模式図
示例を示す模式図 （ｂ）実施の形態２における表示エリア縮小表示例を示
す模式図
１ ナビゲーション装置 ２ 自車周辺情報表示装置 ３ 情報選択手段 ４ 表示手段 ５ タッチパネル ６ 音声認識手段 １０ 車両 １１、１２、１３、１４、１５、１６ カメラ ２０ 表示画面 ２１、２２、２３、２４、２５、２６ 画像部 ３０ 自車の投影画像 ５０ 白線 ５１ 自車 ５２ 他車
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考） Ｇ０９Ｂ 29/10 Ｇ０６Ｆ 15/62 ３８０ Ｆターム(参考） 2C032 HC08 HC16 HC24 HD03 HD07 2F029 AA02 AB07 AB12 AB13 AC02 AC08 AC09 AC14 AC18 AC19 AC20 AD07 5B057 AA16 CD05 CE08 5H180 AA01 CC04 CC24 EE02 FF05 FF22 FF25 FF27 FF33 FF35 FF40 LL01 LL02 LL04 LL08 LL17
Claims (4)
- 【請求項１】 画像を表示する表示手段と、自車の現在
位置を検出して前記表示手段の画面に自車位置周辺の地
図とともに表示するナビゲーション装置と、自車に取り
付けた複数のカメラからの画像を合成して自車を中心と
する１つの俯瞰図を作成して前記表示手段の画面に表示
する自車周辺情報表示装置と、前記ナビゲーション装置
による画面表示と前記自車周辺情報表示装置による画面
表示とを任意に選択して切り替える情報選択手段とを備
えた車載運転支援情報表示装置。 - 【請求項２】 前記情報選択手段が、前記ナビゲーショ
ン装置による画面表示と前記自車周辺情報表示装置によ
る画面表示とを音声の指示によって切り替える音声認識
手段を備えたことを特徴とする請求項１記載の車載運転
支援情報表示装置。 - 【請求項３】 前記情報選択手段が、前記ナビゲーショ
ン装置から予め設定した目的地または経由地に到着した
ことを示す信号が入力された場合には、前記自車周辺情
報表示装置による画面表示を実行することを特徴とする
請求項１記載の車載運転支援情報表示装置。 - 【請求項４】 前記自車周辺情報表示装置が、道路面上
の白線を検知して車線本数を判断する手段を有し、前記
検知された白線の横方向の本数により車線が複数あると
判断した場合には、前記自車周辺情報表示装置による画
面表示を表示エリアが拡大するように表示し、前記車線
が１本しかないと判断した場合には、前記自車周辺情報
表示装置による画面表示を表示エリアが縮小するように
表示することを特徴とする請求項１記載の車載運転支援
情報表示装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29836599A JP2001116567A (ja) | 1999-10-20 | 1999-10-20 | 車載運転支援情報表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29836599A JP2001116567A (ja) | 1999-10-20 | 1999-10-20 | 車載運転支援情報表示装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001116567A true JP2001116567A (ja) | 2001-04-27 |
Family
ID=17858756
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP29836599A Pending JP2001116567A (ja) | 1999-10-20 | 1999-10-20 | 車載運転支援情報表示装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
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| JP (1) | JP2001116567A (ja) |
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