JP2000221048A

JP2000221048A - ナビゲーション装置の補助表示装置

Info

Publication number: JP2000221048A
Application number: JP2268099A
Authority: JP
Inventors: Hiroyuki Izumi; 弘幸泉
Original assignee: Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Current assignee: Panasonic Holdings Corp
Priority date: 1999-01-29
Filing date: 1999-01-29
Publication date: 2000-08-11

Abstract

(57)【要約】【課題】ナビゲーション装置の表示装置とは別に、運
転者の視野内に設置された補助表示装置により経路誘導
方向を表示する。【解決手段】カーナビゲーション装置から得た交通案
内情報をもとに、付属のディスプレイとは別に、ダッシ
ュボード上などの運転者の視野内に入る位置に設置され
た補助表示装置に、三叉路や五叉路などの様々なパター
ンに対応した交差点の平面形状と、交差点での曲がる進
行方向に対応する矢印形状と、交差点までの距離を表示
する。矢印形状は、交差点までの距離に対応して表示色
が変化する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、自動車の走行開始
前、または走行中に設定されたコースに従って、走行案
内情報と経路誘導案内を出力するナビゲーション装置に
付属する補助表示装置に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来の一般的な車載用ナビゲーション装
置は、走行開始前、または走行中に設定された目的地ま
でのコースに沿った案内情報を地図とともにディスプレ
イに表示することができ、また、それに併せて音声出力
によって運転者に案内することができた。

【０００３】また、従来の車載用ナビゲーション装置
は、車両の運転席と助手席との間のコンソールに設置さ
れることが多く、運転手からは表示が見にくいため、運
転者が視線を大きく移動させることなく、運転者の視野
内で進行方向を確実に確認できるように、ナビゲーショ
ン装置の表示装置とは別に、ダッシュボード上などに設
置された補助表示装置を備えたものが、例えば、特開平
８−１８４４５３号公報に開示されている。

【０００４】また、特開平８−１８４４５７号公報に開
示されているように、運転者の視野内に、道路の映像を
捉えつつ、システムコントローラで交差点での経路誘導
を出力する装置も知られている。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、一般的
なナビゲーション装置では、耳の不自由な運転手にとっ
ては、音声による案内の内容を把握することができない
ため、経路誘導案内を出力しているディスプレイを頻繁
に覗き込まなければならず、道路の交通状態が変化する
中で、注意力が削がれる問題があった。

【０００６】また、特開平８−１８４４５３号公報に示
されるような補助表示装置から得られる情報は、矢印の
パターンが真上、真右、真左、と限定されており、三叉
交差点や５叉交差点のようなところで判断することが困
難なため、よく見ようとしてディスプレイを覗き込んで
しまうことがあった。

【０００７】さらに、特開平８−１８４４５７号公報に
示されるような道路の映像を捉えつつシステムコントロ
ーラで経路誘導する装置は、道路の３次元情報が必要と
なるため、システムが複雑になり、コスト上昇を招くと
いう問題があった。

【０００８】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
ので、運転者がディスプレイを頻繁に覗き込むことがな
く、したがって安全性を損なうことなく、道路案内情報
を簡単な仕組で作成された補助表示装置を通して正確に
運転者の視野内から伝達できるようにしたナビゲーショ
ン装置の補助表示装置を提供することを目的とする。

【０００９】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のナビゲーション装置の補助表示装置は、ナ
ビゲーション本体装置から得た交通案内情報をもとに、
運転者の視野内に入る位置に設置された補助表示装置
に、三叉路や五叉路などの様々なパターンの交差点の平
面形状表示と、曲がるべき進行方向の角度に対応した矢
印表示と、交差点までの距離表示とを行うようにしたも
のである。

【００１０】つまり、自動車のダッシュボートの上な
ど、運転者の運転視野に容易に入るような場所に液晶デ
ィスプレイで構成された補助表示装置を設置し、ナビゲ
ーション装置本体が出力した交通案内情報に従って、交
差点付近で、曲がるべき方向を指示するものである。

【００１１】このような構成をとることにより、運転者
は、ディスプレイを覗かなくても、経路誘導方向を認識
することができ、したがって、補助表示装置により、デ
ィスプレイを覗く機会を減らし、安全走行を図ることが
できる。

【００１２】

【発明の実施の形態】本発明の請求項１に記載の発明
は、ナビゲーション本体装置の表示装置とは別に、運転
者が正面を向いている際に視野内に入る位置に設けられ
て、ナビゲーション本体装置から出力される交通案内情
報をもとに、次に曲がるべき交差点の十字路や三叉路や
五叉路を含む様々なパターンに応じた平面交差点形状
と、次に曲がるべき交差点での曲がる方向に対応した矢
印形状と、次に曲がるべき交差点までの距離数字とを表
示する手段を備えた補助表示装置であり、これによれ
ば、運転者は運転の視野内で、交差点の形状表示を通じ
て次に曲がる交差点の形状と、その交差点での曲がる方
向に対応した形状の矢印表示と、その交差点までの距離
とを通じて経路誘導方向を知ることができる。

【００１３】本発明の請求項２に記載の発明は、次に曲
がるべき交差点での曲がる方向に対応した矢印形状を、
次に曲がるべき交差点までの距離に対応した色で表示す
る手段を備えた請求項１に記載の補助表示装置であり、
これによれば、運転者は運転の視野内で、距離による矢
印の色の変化を通じて次に曲がるべき交差点までの距離
を知ることができる。

【００１４】本発明の請求項３に記載の発明は、車両の
ダッシュボード上、フロントガラスの前面、メータパネ
ルの内部を含む運転者が正面を向いている際に視野内に
入る位置に設置された請求項１または２記載の補助表示
装置であり、これによれば、運転者はナビゲーション本
体の表示装置を見なくても、運転の視野内で交通案内情
報を認識することができる。

【００１５】本発明の請求項４に記載の発明は、請求項
１から３のいずれかに記載の補助表示装置を備えた車載
用ナビゲーション装置であり、車載用ナビゲーション装
置の付加価値を高めることができる。

【００１６】本発明の請求項５に記載の発明は、請求項
１から３のいずれかに記載の補助表示装置またはその補
助表示装置を備えた車載用ナビゲーション装置を搭載し
た車両であり、車両の付加価値を高めることができる。

【００１７】（実施の形態）以下、本発明の実施の形態
について図１から図４を用いて、詳細に説明する。図１
は本発明の実施の形態におけるカーナビゲーション装置
の補助表示装置の概略構成を示したものである。１はカ
ーナビゲーション本体装置である。２はカーナビゲーシ
ョン本体装置１にケーブル４で接続されて液晶表示装置
からなる補助表示装置であり、自動車のダッシュボート
５の上など、容易に運転者の視野に入る場所に設置され
たものである。３はカーナビゲーション本体装置１に付
属して地図情報などを表示するディスプレイである。

【００１８】図２は補助表示装置２の画面構成を示した
ものである。距離表示画面２１は、交差点まで後何ｍか
を数字で表示するものである。矢印表示画面２２は、自
車が曲がるべき方向に従って変形した矢印に、交差点ま
での距離に応じて色を変化させて表示するものである。
交差点表示画面２３は、真上から見た交差点の平面形状
を表示するものである。

【００１９】図３はカーナビゲーション本体装置１内部
における主要部の構成を示したものである。地図情報記
憶装手段３１は、交差点表示画面２３に出力するための
地図や交差点のデータが蓄積されたものである。現在位
置検出手段３２は、車両の現在位置を、距離センサや方
位センサおよびＧＰＳ受信機を用いて検出するものであ
る。経路探索手段３３は、運転者によって入力された目
的地までの最適な経路を探索するものである。ＲＡＭ３
４は、現在位置検出手段３２によって検出された現在の
自車の位置情報や、経路探索手段３３によって探索され
た自車が進む方向の情報に関するデータを蓄積するもの
である。マイクロコンピュータ３５は、カーナビゲーシ
ョン本体装置１を制御し、自車の位置情報をもとに交差
点までの距離と交差点で進むべき方向を補助表示装置２
に出力できるように変換処理を行うものである。

【００２０】図４はマイクロコンピュータ３５における
動作をフローチャートにて示したものである。まず、Ｒ
ＡＭ３４から読み出した経路探索情報から、次に曲がる
交差点が近いかどうかをチェックする（ステップ４
１）。次に、自車の現在位置から次に曲がる交差点まで
の距離情報をＲＡＭ３４から取得する（ステップ４
２）。そして、交差点の上から見た図を地図情報記憶手
段３１から取得して、補助表示装置２に出力できるよう
に変換し（ステップ４３）、交差点での曲がる方向に合
わせて矢印の形状を決定し（ステップ４４）、交差点ま
での距離に応じて例えば表１のように矢印の色を決定す
る（ステップ４５）。

【００２１】

【表１】

【００２２】次に、距離を距離表示画面２１に、矢印を
矢印表示画面２２に、交差点の形状を交差点の図表示画
面２３にそれぞれ出力する（ステップ４６）。次に、交
通案内情報から交差点を通過したかどうかをチェックす
る（ステップ４７）。交差点を通過していた場合、その
時点で終了する。通過していなかった場合、ステップ４
２に戻る。

【００２３】本実施の形態は、以上のように構成されて
いるので、運転者がディスプレイを覗かず、交通案内情
報を聞かなくても、補助表示装置から交差点に関した経
路誘導方向を把握することができる。

【００２４】なお、上記の実施の形態では、補助表示装
置２における表示の制御をカーナビゲーション本体装置
１により行うように構成したが、カーナビゲーション本
体装置１から必要なデータを受け取って、補助表示装置
２で表示の制御を行うようにしてもよい。また、補助表
示装置２の視覚的効果について説明したが、補助表示装
置２から音声による案内を行うようにしてもよい。

【００２５】

【発明の効果】以上説明したように、本発明のナビゲー
ション装置の補助表示装置によれば、音声による交通案
内情報を聞かなくても、経路誘導情報を知ることがで
き、また運転中の運転者の視線を大きく移動することな
く、経路誘導方向を読み取ることができるようになり、
運転者がディスプレイを見る機会が減り、安全走行が保
てるようになる。

【００２６】また、三叉路や五叉路などの様々なパター
ンの交差点に出合っても、補助表示装置の交差点の平面
表示画面および矢印表示画面により、交差点の形状と曲
がる方向を素早く簡単に把握することができる。

【００２７】また、本発明による補助表示装置を備えた
ナビゲーション装置を車両に搭載することにより、その
ナビゲーション装置および車両の付加価値を高めること
ができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施の形態におけるカーナビゲーショ
ン装置の補助表示装置の概略構成図

【図２】本発明の実施の形態における補助表示装置の画
面構成図

【図３】本発明の実施の形態におけるカーナビゲーショ
ン装置の概略構成図

【図４】本発明の実施の形態における動作を示すフロー
図

【符号の説明】

１カーナビゲーション本体装置２補助表示装置３ディスプレイ４ケーブル５ダッシュボード２１距離表示画面２２矢印表示画面２３交差点表示画面３１地図情報記憶手段３２現在位置検出手段３３経路探索手段３４ＲＡＭ３５マイクロコンピュータ

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】ナビゲーション本体装置の表示装置とは
別に、運転者が正面を向いている際に視野内に入る位置
に設けられて、ナビゲーション本体装置から出力される
交通案内情報をもとに、次に曲がるべき交差点の十字路
や三叉路や五叉路を含む様々なパターンに応じた平面交
差点形状と、次に曲がるべき交差点での曲がる方向に対
応した矢印形状と、次に曲がるべき交差点までの距離数
字とを表示する手段を備えた補助表示装置。
【請求項２】次に曲がるべき交差点での曲がる方向に
対応した矢印形状を、次に曲がるべき交差点までの距離
に対応した色で表示する手段を備えた請求項１に記載の
補助表示装置。
【請求項３】車両のダッシュボード上、フロントガラ
スの前面、メータパネルの内部を含む運転者が正面を向
いている際に視野内に入る位置に設置された請求項１ま
たは２記載の補助表示装置。
【請求項４】請求項１から３のいずれかに記載の補助
表示装置を備えた車載用ナビゲーション装置。
【請求項５】請求項１から３のいずれかに記載の補助
表示装置またはその補助表示装置を備えた車載用ナビゲ
ーション装置を搭載した車両。