JP2001039213A - ターンシグナル制御システム - Google Patents

ターンシグナル制御システム

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JP2001039213A
JP2001039213A JP21309999A JP21309999A JP2001039213A JP 2001039213 A JP2001039213 A JP 2001039213A JP 21309999 A JP21309999 A JP 21309999A JP 21309999 A JP21309999 A JP 21309999A JP 2001039213 A JP2001039213 A JP 2001039213A
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JP
Japan
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turn signal
vehicle
state
turn
control unit
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JP21309999A
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English (en)
Inventor
Masato Nishikawa
正人 西川
Toshiyuki Isotani
俊之 磯谷
Chikao Nagasaka
近夫 長坂
Yoshimasa Kunimatsu
嘉昌 國松
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Tokai Rika Co Ltd
Original Assignee
Tokai Rika Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 特定の条件に従ってターンシグナルの操作を
自動で行うことができるターンシグナル制御システムの
提供を目的とする。 【解決手段】 ナビゲーションコンピュータ22によっ
て自車位置、自車の進行方向を算出し、コンビネーショ
ンメーター56を介してナビゲーションコンピュータ2
2に入力される車速センサ58からの車速信号から走行
距離を算出する。算出された自車位置、進行方向及び走
行距離、並びに、車速センサ58と舵角センサ64から
得られる信号を制御装置18により取得する。制御装置
18は、取得した情報に基づいて自車の走行状態を判断
部60により判断し、判断部60の判断に従って制御部
62によりターンシグナル68の制御を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ターンシグナル制
御システムにかかり、特に、自動車に搭載され自車位置
を測位し目的地までの案内を行うカーナビゲーションシ
ステムを用いたターンシグナル制御システムに関する。
【0002】
【従来の技術】車両のターンシグナル操作は運転者の走
行意思を周囲の車両に伝達する重要な操作であり、従来
のターンシグナル操作は、運転者によって操作されるも
のであり、ターンシグナルの自動化はオートキャンセル
機構によってキャンセルのみ自動で行なわれていた。
【0003】また、従来よりGPS(Global Positioni
ng System)衛星からの直接信号によって自車位置を測
位し、CD−ROM等に記憶された地図データと合わせ
て画面上に表示を行い、設定された目的地までの案内を
画面に表示された地図及び案内音声によって行うカーナ
ビゲーションシステムが知られている。
【0004】従来のカーナビゲーションシステムは、目
的地を設定すると目的地までの走行ルートを検索し、検
索された目的地までの走行ルートに従って、ディスプレ
イに表示された地図及び音声ガイドによって、目的地ま
で案内するものである。
【0005】また、従来のナビゲーションシステムで
は、目的地までの音声ガイドに従って走行ルートを走行
中は、周囲に走行意思を表明するためには、当然ターン
シグナルを点灯する必要があり、このターンシグナルの
点灯は、いかなる場合でも運転者によって行われるもの
であった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、車両の
ターンシグナル操作はドライバーの走行意思を周囲の車
両に伝達する重要な操作であり、ドライバーの走行意思
表明のため、ターンシグナルオートキャンセル以外の自
動化は実施が困難であった。また、走行中のターンシグ
ナル操作の内、高速道路などの流入地点での操作は、自
車、他車ともに高速走行しており、本線走行車の車両間
隔が狭い場合などは、ドライバーの運転負荷が非常に高
くなっており、その運転負荷の高さによりターン操作を
忘れたり、操作の余裕がないため、ターンシグナル操作
による本線走行車への流入の意思伝達ができない場合が
ある。
【0007】また、現状のステアリング操舵によるター
ンキャンセル機構は、点灯方向と逆方向にステアリング
操作するとキャンセルする機構のため、運転者の意思と
異なったタイミングでターンキャンセル又はターンキャ
ンセルされない場合がある。例えば、対向車又は歩行者
があるために、逆方向にステアリング操作をした場合
や、交差点内で停止する場合にキャンセルされてしまっ
たり、交差点の角度が小さかったためにステアリング操
作角度が少なくキャンセルされない場合等が挙がられ
る。
【0008】本発明は、上記問題を解決すべく成された
もので、特定の条件に従ってターンシグナルの操作を自
動で行うことができるターンシグナル制御システムの提
供を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、自車位置を測位して目的地までの案内を画面に表示
された地図及び音声ガイドによって行うカーナビゲーシ
ョンシステムと、走行意思表示を行うために設けられた
ターンシグナルと、自車の状態を検出する複数のセンサ
と、前記ターンシグナルの点灯状態を判断すると共に前
記カーナビゲーションシステムより得られる少なくとも
自車位置及び自車走行方向を含むトリガー情報と前記複
数のセンサからの信号に基づいて自車の走行状態を判断
する判断部と、前記判断部によって、自車の走行状態及
びターンシグナルの点灯状態が所定の状態であると判断
された場合に前記ターンシグナルの点灯又は消灯の制御
を行う制御部と、を有する制御装置と、を備えることを
特徴としている。
【0010】請求項1に記載の発明によれば、カーナビ
ゲーションシステムによって、自車位置を測位して目的
地までの案内を画面に表示された地図及び音声ガイドで
行なう。また。複数のセンサによって自車の状態を検出
した信号と、カーナビゲーションシステムより得られる
少なくとも自車位置及び自車走行方向を含むトリガー情
報に基づいて、制御装置における判断部によって自車の
走行状態を判断する。そして、判断部によって判断され
た自車の走行状態と、車両の走行方向の意思表示を行う
ターンシグナルの点灯状態から制御装置における制御部
によってターンシグナル点灯又は消灯の制御を行う。
【0011】この時、判断部によって自車の走行状態が
所定の走行状態であると判断された場合に、制御部は、
ターンシグナル点灯又は消灯の制御を行う。このよう
に、カーナビゲーションから得られるトリガー情報及び
複数のセンサから得られる自車の状態に基づいて、ター
ンシグナルの自動制御を行うことができる。
【0012】請求項2に記載の発明は、前記複数のセン
サが、ステアリングに設けられ、ステアリングの操舵角
度を検出する舵角センサと自車の走行速度を検出する車
速センサであることを特徴としている。
【0013】請求項2に記載の発明によれば、自車の状
態を検出する複数のセンサが、ステアリングの操舵角度
を検出する舵角センサとトランスミッションの回転等か
ら自車の走行速度を検出する車速センサであり、舵角セ
ンサによって転回か直進かを検出することができ、車速
センサによって得られる信号から走行距離を算出するこ
とができる。また、カーナビゲーションシステムから得
られるトリガー情報と舵角センサ及び車速センサから得
られる情報を基にターンシグナルの制御判断を判断部に
よって行うことができる。
【0014】請求項3に記載の発明は、前記所定の状態
が、本線への流入地点に近い状態で、且つ、該当方向の
ターンシグナル点灯が行われていない状態である場合
に、前記該当方向のターンシグナルを点灯し、本線流入
後にターンシグナルの消灯を前記制御部によって行うこ
とを特徴としている。
【0015】請求項3に記載の発明によれば、判断部に
よって判断される自車の走行状態が、本線への流入地点
に近い状態で、且つ本線流入方向に該当する方向のター
ンシグナル点灯が行われていない状態を所定の状態と
し、所定の状態時に、ターンシグナルの点灯を制御部に
よって行う。なお、この所定の状態は、複数のセンサか
らの信号とナビゲーションシステムから得られるトリガ
情報から判断部によって判断することができる。また、
このようにターンシグナルの点灯制御を行うことで、本
線へ流入する際に、自動的にターンシグナルを点灯する
ことができ、運転者への負荷を軽減することができる。
【0016】請求項4に記載の発明は、前記所定の状態
が、交差点内で、且つ、ターンシグナルの点灯がキャン
セルされてしまった状態である場合に、ターンシグナル
の再点灯を行い、交差点通過後にターンシグナルの消灯
を前記制御部によって行うことを特徴としている。
【0017】請求項4に記載の発明によれば、判断部に
よって判断される自車の走行状態が、交差点内で、且
つ、ターンシグナルの点灯がキャンセルされてしまった
状態を所定の状態とし、所定の状態時に、ターンシグナ
ルの点灯を制御部によって行い、交差点通過後にターン
シグナルの消灯を行う。なお、この所定の状態は、複数
のセンサからの信号ととナビゲーションシステムから得
られるトリガ情報から判断部によって判断することがで
きる。また、このように、ターンシグナルの点灯又は消
灯制御を行うことで、交差点内で、ターンシグナルがキ
ャンセルされてしまった場合でも、自動的にターンシグ
ナルの再点灯を行い、交差点通過後に自動的にターンシ
グナルのキャンセルを行うことができ、運転者への負荷
を軽減することができる。
【0018】請求項5に記載の発明は、前記所定の状態
が、鈍角な交差点を通過後で、且つ、ターンシグナルが
キャンセルされていない状態である場合に、ターンシグ
ナルのキャンセルを前記制御部によって行うことを特徴
としている。
【0019】請求項5に記載の発明によれば、判断部に
よって判断される自車の走行状態が、鈍角な交差点を通
過後で、且つ、ターンシグナルがキャンセルされていな
い状態を所定の状態とし、所定の状態時に、ターンシグ
ナルの消灯を制御部によって行う。なお、この所定の状
態は、複数のセンサからの信号ととナビゲーションシス
テムから得られるトリガ情報から判断部によって判断す
ることができる。また、このように、ターンシグナルの
消灯制御を行うことで、交差点を通過してもターンシグ
ナルがキャンセルされなかった場合に、自動的にターン
シグナルのキャンセルを行うことができ、運転者への負
荷を軽減することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態の一例を詳細に説明する。
【0021】図1は、本発明の実施の形態に係わるター
ンシグナル制御システムの構成を示すブロック図であ
る。図2は、ターンシグナル制御システム10の概略車
両搭載位置を示す図である。
【0022】本発明の実施の形態のターンシグナル制御
システム10は、目的地までの走行案内を行うナビゲー
ション装置12及びVICS装置14、ターンシグナル
の点灯制御を行う制御装置18、並びにオーディオシス
テム16によって主に構成されている。
【0023】ナビゲーション装置12は、ナビゲーショ
ン及びTV、カセットプレイヤー54、CDチェンジャ
ー52等のオーディオシステム16をディスプレイ&操
作パネル20で全ての操作を行うよう構成されている。
また、これらの操作は、リモートコントローラー32に
よって同乗者による遠隔操作が行えるようになってい
る。
【0024】ディスプレイ&操作パネル20は、インス
トルメントパネルの中央部に配置され、パネルスイッチ
と画面上を指で触れて操作するタッチスイッチとにより
構成されている。ディスプレイ&操作パネル20のディ
スプレイ部は、カラー液晶パネルが組み込まれ、TV映
像やコンピューター出力画面を表示できるようになって
いる。また、カラー液晶パネルの裏側には、冷陰極管
(蛍光ランプ)を使用したバックライトを内蔵してい
る。
【0025】ディスプレイ&操作パネル20に接続され
たナビゲーションコンピュータ22は、トランクルーム
に配置され、自車位置を測位して地図上に表示を行うと
共に目的地までの案内ルート情報を地図及び案内音声に
よって知らせるナビゲーション機能を制御する。また、
ナビゲーションコンピュータ22は、ナビゲーションコ
ンピュータ22に内臓されたCD−ROMプレーヤーに
よって地図情報の画面データ及び案内音声データ及び目
的地検索データが記録されたCD−ROM26からデー
タを読取り、ディスプレイ&操作パネル20に出力して
いる。更に、ナビゲーションコンピュータ22は、高度
約2万kmの宇宙空間に配置されたGPS衛星からの信号
をリアシート後方のパーシェルボードに配置されたGP
Sアンテナ24によって受信し、GPS衛星までの距離
を計算すると共にナビゲーションコンピュータ22に内
臓されたジャイロセンサからの信号に基づいて車両の進
行方向を算出する。そして、コンビネーションメーター
56を介して入力された車速センサからの信号に基づい
て走行距離を算出する。
【0026】算出された自車位置、進行方向及び走行距
離は、CD−ROM26に記録された地図情報のデータ
と合わせ、ディスプレイ&操作パネル20のディスプレ
イに地図情報と合わせて現在位置を表示するようになっ
ている。また、ナビゲーションコンピュータ22は、デ
ィスプレイ&操作パネル20を介して目的地を入力する
と目的地までの案内ルートを検索し、案内ルートに従っ
て目的地案内を行う。また、ナビゲーションコンピュー
タ22によってCD−ROM26から読取られた案内音
声データは、後述するオーディオシステム16によって
音声出力される。
【0027】制御装置18は、制御部62及び判断部6
0によって構成されており、判断部60は、ナビゲーシ
ョンコンピュータ22に接続され、ナビゲーションコン
ピュータ22より、自車位置、進行方向及び地図情報を
取得し、該取得情報に基づいて自車の走行状態を判断す
る。更に判断部60には、ステアリングに設けられ、現
在のステアリングの操舵角度を検出する舵角センサ64
と該判断部60の判断に基づいて、ターンシグナル68
の点灯制御を行うための制御部62が接続されて構成さ
れている。
【0028】制御装置18における制御部62には、タ
ーンシグナル68及びターンシグナル68の点灯を行う
ターンスイッチ66が接続されており、制御部62に接
続されたターンスイッチ66のオンオフ状態からターン
シグナル68の点灯状態が判断部60に入力され、判断
部60の判断に従って、制御部62によってターンシグ
ナル68の点灯又は消灯の制御が行われる。
【0029】続いて、VICS装置14の構成について
説明する。VICSとは、道路交通情報システムのこと
で、渋滞状況、交通規制などの道路交通情報や駐車場情
報、旅行時間情報などを直接車載機へリアルタイムに提
供するシステムである。これらの情報で一般道路の情報
は各都道府県警、高速の情報は各道路管理者が収集し
て、(財)日本道路交通情報センターを通じ、(財)V
ICSセンターで処理され、各メディア(電波ビーコ
ン、光ビーコン、FM多重放送)により車載機に提供さ
れる。この車載機がVICS装置14であり、このVI
CS装置14は、道路管理者が高速道路等に設置する電
波ビーコン及び都道府県警察が一般道路に設置する光ビ
ーコンなどからの情報を送信するために助手席側インス
トルメントパネル上面に配置された電波/光ビーコンア
ンテナ38と、FM多重放送からの情報を送信するため
のFM多重放送アンテナ36と、各メディアからのVI
CS情報を受信、復調し、ナビゲーションコンピュータ
22へ転送するためにトランクルームに配置されたVI
CSコンピュータ34と、により構成されている。
【0030】VICS装置14で得られた情報は、ナビ
ゲーションコンピュータ22に出力され、ナビゲーショ
ンコンピュータ22によって処理され、地図情報及び案
内ルート情報と共にディスプレイ&操作パネル20に表
示され、オーディオシステム16を介して音声ガイドが
なされる。
【0031】オーディオシステム16は、音質、左右バ
ランス、フェーダ、トーン等の各種の調整を行うオーデ
ィオプリアンプ40にカセットプレイヤー54、CDチ
ェンジャー52、及びマルチチューナー46が接続さ
れ、カセットプレイヤー54、CDチェンジャー52、
マルチチューナー46、及びナビゲーションコンピュー
タ22などからの音声出力をオーディオパワーアンプ4
2に出力するよう構成されている。なお、マルチチュー
ナー46は、トランクルームに配置され、カセットプレ
イヤー54は、ディスプレイ&操作パネル20に内臓さ
れ、CDチェンジャー52は、グローブボックスに配置
されている。
【0032】また、オーディオパワーアンプ42は、ス
ピーカー44に接続されており、前述の各種の音声出力
を増幅し音声として出力する。また、マルチチューナー
46は、FM多重放送アンテナ36、TVアンテナアン
プ48、及びディスプレイ&操作パネル20に接続され
ている。マルチチューナー46は、リアピラーに配置さ
れたTVアンテナアンプ48に接続され、リアウィンド
ウに貼り付けられたTVアンテナ50より受信したTV
放送電波信号の映像信号をディスプレイ&操作パネル2
0のディスプレイへ出力すると共に音声信号のオーディ
オプリアンプ40への出力を行っている。また、マルチ
チューナー46は、FM多重放送アンテナ36より受信
したFM多重放送電波信号のオーディオプリアンプ40
への出力も行っている。
【0033】更に、本実施の形態のナビゲーション装置
12は、トランスミッションに配置された車速センサ5
8からの車速信号をコンビネーションメーター56を介
してナビゲーションコンピュータ22に入力し、ディス
プレイ&操作パネル20の操作の一部を走行時に行えな
いように規制している。
【0034】また、本実施の形態のターンシグナル制御
システム10は、GPS衛星から送られてくる信号に誤
差を含んでいるため、この誤差を補正するD−GPS
(Deferential-GPS)がナビゲーション装置12に組み
込まれている。このD−GPSは、地上の定点(基準
局)から電波を出し、GPSからの電波を補正しようと
するものであり、基準局よりFM多重放送を利用して補
正データが送信される。
【0035】D−GPSの補正データは、FM多重放送
アンテナ36によって受信し、VICSコンピュータ3
4を介してナビゲーションコンピュータ22に入力され
ることによって、精度の高い自車位置測位が可能となっ
ている。
【0036】次に本実施の形態に係るターンシグナル制
御システム10によって行われるターンシグナル68の
制御について説明する。
【0037】ターンシグナル68の制御は、次のような
ものが例として挙げられる。 本線への流入地点がある場合に、流入地点に到達して
もターンシグナル68の点灯がなされなかった場合、自
動的にターンシグナル68を点灯させ、本線流入後にタ
ーンキャンセルを自動的に行う。 交差点の転回角度が小さかったためにステアリング操
作角度が少なく、ターンキャンセルがされなかった場
合、自動的にターンキャンセルを行う。 交差点内で転回中にもかかわらず、ステアリング操作
により早期にターンキャンセルされた場合に再点灯を自
動的に行う。
【0038】判断部60は、ナビゲーションコンピュー
タ22から得られる自車位置、進行方向及び走行距離、
並びに、車速センサ58と舵角センサ64から得られる
信号に基づいて上述の〜のような自車の走行状態を
判断し、制御部62によってターンシグナル68の制御
を行う。
【0039】続いて、ターンシグナル制御システム10
における作用を上述の〜の場合について、それぞれ
図3及び図4のフローチャートを参照して説明する。な
お、後述するフローチャートの処理においては、前提条
件として通常の状態では、舵角センサ64の情報のみに
よるターンスイッチ66のキャンセルを行ない、ナビゲ
ーション作動時は、舵角センサ64の情報のみのターン
キャンセルは行なわないものとして説明する。
【0040】図3は、及びの場合におけるフローチ
ャートである。ステップ100でナビゲーションの作動
が判断部60によって確認される。ステップ100で判
断部60によってナビゲーションが作動していないと判
定されるとリターンされ、舵角センサ64の情報でター
ンスイッチ66(図3では、ターンSWと示す)のキャ
ンセルが行なわれる。すなわち、手動操作と舵角センサ
によるキャンセルが行なわれ、ターンシグナル68の自
動制御が行なわれない。
【0041】ステップ100で判断部60によってナビ
ゲーションが作動していると判定されるとステップ10
2へ移行する。ステップ102では、ナビゲーションコ
ンピュータ22より自車位置及び自車進行方向、ターン
スイッチ66のオンオフ状態、舵角センサ64から得ら
れるステアリング舵角、車速センサ58からの車速情報
が判断部60に入力され、ステップ104へ移行する。
ステップ104では、ターンスイッチ66の手動操作の
確認が行なわれ、ターンスイッチ66が手動でオンされ
ているか否か判断部60によって判定される。ステップ
104でターンスイッチがオンであると判定されると、
ステップ106へ移行し、ステップ106でナビゲーシ
ョンの情報から自車が直進中か否か判断部60によって
判定される。ステップ106で直進中ではないと判断部
60によって判定されるとリターンされて、再び上述の
ステップ100からの処理が行なわれる。また、ステッ
プ106で直進中であると判断部60によって判定され
るとステップ108へ移行してナビゲーションの情報か
ら交差点又は高速道路流入路通過か否かが判断部60に
よって判定される。ステップ108で交差点又は高速道
路流入路通過であると判定されるとステップ110へ移
行してターンスイッチ66が制御部62よって自動的に
オフ(ターンキャンセル)されリターンされる。
【0042】一方、ステップ104でターンスイッチが
オンではないと判断部60によって判定されるとステッ
プ112へ移行する。ステップ112では、高速道路流
入直前か否か判断部60によって判定される。ステップ
112で高速道路流入直前ではないと判断部60によっ
て判定されるとリターンされて上述のステップ100か
らの処理が行なわれる。
【0043】また、ステップ112で高速道路流入直前
であると判断部60によって判定されるとステップ11
4へ移行する。ステップ114では、合流方向が右であ
るか否か判断部60によって判定される。ステップ11
4で合流方向が右であると判断部60によって判定され
るとステップ116へ移行して、ステップ116では、
制御部62によって右ターンシグナル68の点灯が行な
われてリターンされる。また、ステップ114で合流方
向が右ではない、すなわち、合流方向が左であると判断
部60によって判定されるとステップ118へ移行し
て、ステップ118では、制御部62によって左ターン
シグナル68の点灯が行なわれてリターンされる。
【0044】また、ステップ108で交差点又は高速道
路流入通過ではないと判断部60によって判定されると
ステップ120へ移行してターンスイッチ66がオン、
且つ、舵角センサ64からステアリング操舵があったか
否か判断部60によって判定される。ステップ120で
ターンスイッチ66がオン、且つ、ステアリング操舵が
あると判断部60によって判定されるとステップ122
へ移行する。ステップ122では、設定された距離と走
行距離が判断部60によって比較され、設定距離Aより
走行距離の方が大きいか否か判定される。ステップ12
2で設定距離Aより走行距離の方が大きいと判断部60
によって判定されると上述のステップ110へ移行して
ターンスイッチ66が制御部62によってオフされリタ
ーンされる。
【0045】ステップ122で設定距離Aより走行距離
の方が小さいと判断部60によって判定されるとそのま
まリターンされて上述のステップ100からの処理が行
われる。
【0046】ステップ120でターンスイッチ66がオ
ン、且つ、ステアリング操舵がありではないと判断部6
0によって判定されるとステップ124へ移行する。ス
テップ124では、設定距離Bと走行距離が判断部60
によって比較され、設定距離Bより走行距離の方が大き
いと判断部60によって判定されると上述のステップ1
26へ移行して、ステップ126では、制御部62によ
ってターンスイッチ66がオフされてリターンされる。
ステップ124で設定距離Bより走行距離の方が小さい
と判断部60によって判定されるとそのままリターンさ
れる。なお、設定距離Aと設定距離Bは異なる距離であ
り、設定距離Aはターンスイッチ66がオンして方向を
変えてからオフするまでの短めの設定距離が設定され、
設定距離Bはターンスイッチ66がオンして方向を変え
ずにそのままの状態となっているので長めの設定距離が
設定される。
【0047】このように処理を行なうことによって、本
線への流入地点がある場合において、流入地点に到達し
てもターンシグナル68の点灯がなされなかった場合に
は、自動的にターンシグナル68を点灯させ、本線流入
後にターンキャンセルを自動的に行うことができ、交差
点の転回角度が小さかったためにステアリング操作角度
が少なく、ターンキャンセルがされなかった場合には、
自動的にターンキャンセルを行うことができる。
【0048】続いて、ターンシグナル制御システム10
における作用を上述の及びの場合について、図4を
参照して説明する。図4は、及びの場合におけるフ
ローチャートである。
【0049】ステップ200でナビゲーションの作動が
判断部60によって確認される。ステップ200で判断
部60によってナビゲーションが作動していると判定さ
れるとリターンされ、舵角センサ64の情報でターンス
イッチ66(ターンSW)のキャンセルが行なわれる。
すなわち、手動操作と舵角センサによるキャンセルが行
なわれ、ターンシグナル68の自動制御が行なわれな
い。
【0050】ステップ200で判断部60によってナビ
ゲーションが作動していると判定されるとステップ20
2へ移行する。ステップ202では、ナビゲーションコ
ンピュータ22より自車位置及び自車進行方向、ターン
スイッチ66のオンオフ状態、舵角センサ64から得ら
れるステアリング舵角、及び車速センサ58からの車速
情報が判断部60に入力され、ステップ204へ移行す
る。ステップ204では、判断部60によって交差点内
か否か判定される。ステップ204で交差点内ではない
と判定されるとステップ206へ移行し、ステップ20
6では、判断部60によって旋回中であるか否か判定さ
れる。ステップ206で旋回中ではないと判断部60に
よって判定されるとそのままリターンされ、上述のステ
ップ200からの処理が行なわれ、ステップ206で旋
回中であると判断部60によって判定されるとステップ
208へ移行する。ステップ208では、判断部60に
よってターンスイッチ66がオフされたか否か判定され
る。ステップ208で、ターンスイッチ66がオフされ
ていないと判断部60によって判定されるとそのままリ
ターンされ、上述のステップ200からの処理が行なわ
れ、ステップ208で、ターンスイッチ66がオフされ
たと判断部60によって判定されるとステップ210へ
移行し、ステップ210では、ターンスイッチ66のオ
フ(キャンセル)が手動でおこなわれたか否か判断部6
0によって判定される。ステップ210で、手動による
ターンスイッチ66のキャンセルが行なわれたと判断部
60によって判定されるとそのままリターンされ、上述
のステップ200からの処理が行なわれ、ステップ21
0で、手動によるターンスイッチ66のキャンセルでは
ないと判断部60によって判定されるとステップ212
へ移行し、ステップ212では、制御部62によってタ
ーンスイッチ66が再点灯されてリターンされる。
【0051】一方、ステップ204で、交差点内である
と判断部60によって判定されるとステップ214へ移
行する。ステップ214では、交差点を通過したか否か
判断部60によって判定される。ステップ214で、交
差点を通過していないと判断部60によって判定される
とそのままリターンされ、上述のステップ200からの
処理が行われる。
【0052】ステップ214で、交差点を通過したと判
断部60によって判定されるとステップ216へ移行し
て、ステップ216でターンスイッチ66がオフされた
か否か判断部60によって判定される。ステップ216
でターンスイッチ66がオフされていなと判断部60に
よって判定されるとステップ218へ移行して、ステッ
プ218では、ターンスイッチ66のキャンセルが制御
部62によって行なわれてリターンされ、上述の200
からの処理が行なわれる。
【0053】また、ステップ216でターンスイッチ6
6がオフされたと判断部60によって判定されるとその
ままリターンされ、上述のステップ200からの処理が
行なわれる。
【0054】このように処理を行なうことによって、交
差点の転回角度が小さかったためにステアリング操作角
度が少なく、ターンキャンセルがされなかった場合に
は、自動的にターンキャンセルを行うことができ、交差
点内で転回中にもかかわらず、ステアリング操作により
早期にターンキャンセルされた場合には、再点灯を自動
的に行うことができる。
【0055】なお、上記の実施の形態では、ターンシグ
ナル制御システム10の作用を上述の〜の場合につ
いて説明したが、これに限るものではなく、例えば、高
速道路等でのレーンチェンジなどでレーンチェンジ後、
ターンシグナル68がキャンセルされない場合のターン
シグナル68操作などについても同様に自動制御するこ
とが可能である。
【0056】また、本実施の形態では、舵角センサ64
によってステアリングの操舵角度を検出する構成とした
が、舵角センサ64の変わりに、ナビゲーションコンピ
ュータ22で算出される自車の走行軌跡と進行方向から
転回角度等を算出するようにしてもよい。
【0057】更に、本実施の形態では、ナビゲーション
装置12と制御装置18を別々の構成として記載した
が、ナビゲーション装置12内に制御装置18の制御部
62及び判断部60を設ける構成としてもよい。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、カ
ーナビゲーションシステムから得られる情報を利用する
ことによって、特定の条件に従ってターンシグナルの操
作を自動で行うことができるという優れた効果を有す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係わるターンシグナル制
御システムの構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態に係わるターンシグナル制
御システムの概略車両搭載位置を示す図である。
【図3】本発明の実施の形態に係るターンシグナル制御
システムの及びの例における処理を示すフローチャ
ートである。
【図4】本発明の実施の形態に係るターンシグナル制御
システムの及びの例における処理を示すフローチャ
ートである。
【符号の説明】
10 ターンシグナル制御システム 12 ナビゲーション装置 18 制御装置 22 ナビゲーションコンピュータ 58 車速センサ 60 判断部 62 制御部 64 舵角センサ 68 ターンシグナル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 長坂 近夫 愛知県丹羽郡大口町豊田三丁目260番地 株式会社東海理化電機製作所内 (72)発明者 國松 嘉昌 愛知県丹羽郡大口町豊田三丁目260番地 株式会社東海理化電機製作所内 Fターム(参考) 2F029 AA02 AB01 AB07 AC02 AC04 AC12 AC14 AD02 3K039 AA08 LB01 LB05 LB09 MA04 MA05 MB01 NB03 NB12 5H180 AA01 BB02 BB04 BB13 EE18 FF04 FF05 FF12 FF13 FF22 FF25 FF27 FF33 9A001 HH34 JJ11 JJ78 KK29 KK31 KK32 KK37

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自車位置を測位して目的地までの案内を
    画面に表示された地図及び音声ガイドによって行うカー
    ナビゲーションシステムと、 走行意思表示を行うために設けられたターンシグナル
    と、 自車の状態を検出する複数のセンサと、 前記ターンシグナルの点灯状態を判断すると共に前記カ
    ーナビゲーションシステムより得られる少なくとも自車
    位置及び自車走行方向を含むトリガー情報と前記複数の
    センサからの信号に基づいて自車の走行状態を判断する
    判断部と、前記判断部によって、自車の走行状態及びタ
    ーンシグナルの点灯状態が所定の状態であると判断され
    た場合に前記ターンシグナルの点灯又は消灯の制御を行
    う制御部と、を有する制御装置と、を備えることを特徴
    とするターンシグナル制御システム。
  2. 【請求項2】 前記複数のセンサが、ステアリングに設
    けられ、ステアリングの操舵角度を検出する舵角センサ
    と自車の走行速度を検出する車速センサであることを特
    徴とする請求項1に記載のターンシグナル制御システ
    ム。
  3. 【請求項3】 前記所定の状態が、本線への流入地点に
    近い状態で、且つ、該当方向のターンシグナル点灯が行
    われていない状態である場合に、前記該当方向のターン
    シグナルを点灯し、本線流入後にターンシグナルの消灯
    を前記制御部によって行うことを特徴とする請求項1又
    は請求項2に記載のターンシグナル制御システム。
  4. 【請求項4】 前記所定の状態が、交差点内で、且つ、
    ターンシグナルの点灯がキャンセルされてしまった状態
    である場合に、ターンシグナルの再点灯を行い、交差点
    通過後にターンシグナルの消灯を前記制御部によって行
    うことを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1項
    に記載のターンシグナル制御システム。
  5. 【請求項5】 前記所定の状態が、鈍角な交差点を通過
    後で、且つ、ターンシグナルがキャンセルされていない
    状態である場合に、ターンシグナルのキャンセルを前記
    制御部によって行うことを特徴とする請求項1乃至請求
    項4の何れか1項に記載のターンシグナル制御システ
    ム。
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