JP2006137274A - 運転支援装置および運転支援方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】車両の状況に応じた車両周囲の映像を迅速に表示する。
【解決手段】コントローラ10車両状態判定部12は、ドライバによって操作されるモード選択スイッチ9の操作結果に基づいて、車両がUターンモード、縦列駐車モード、並列駐車モード、車庫出しモード、左幅寄せモードおよび右幅寄せモードのうちのいずれの動作モードに入るのかを検出する。車両状態判定部12は、検出した動作モードと、操舵角センサ7および/またはシフトポジションセンサ8によって検出されるドライバの運転操作とに基づいて、カメラ1〜4により撮像される映像のうち、1つの映像を選択して、車内モニタ5に表示させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両の状態に応じた映像を車内モニタに表示する運転支援装置に関する。
車両の複数箇所にカメラを設置し、車両の運転状況に応じて、各カメラで撮影した映像を合成して、車内モニタに表示する運転支援装置が知られている(特許文献1参照)。
特開2002−109697号公報
しかしながら、従来の運転支援装置では、各カメラで撮影した映像を合成して、車内モニタに表示するので、画像合成に時間がかかり、車内モニタに表示するまでに時間がかかるという問題があった。
本発明による運転支援装置および運転支援方法は、車両がどのような動作に入るかを検出するとともに、ドライバの運転操作を検出し、検出した車両動作および運転操作に基づいて、複数の撮像手段によって撮像された映像の中から、車内に設置されている表示手段に表示する映像を選択して、表示手段の表示画面を選択された映像に切り換えることを特徴とする。
本発明による運転支援装置および運転支援方法によれば、検出した車両動作および運転操作に基づいて、複数の撮像手段によって撮像された映像の中から、表示手段に表示する映像を選択して、表示手段の表示画面に表示するので、必要とされる映像を迅速にドライバに提供することができる。
−第1の実施の形態−
図1は、第1の実施の形態における運転支援装置の構成を示すブロック図である。第1の実施の形態における運転支援装置は、車両に搭載されて使用されるものであって、フロントカメラ1と、リアカメラ2と、左サイドカメラ3と、右サイドカメラ4と、車内モニタ5と、ナビゲーション装置6と、操舵角センサ7と、シフトポジションセンサ8と、モード選択スイッチ9と、コントローラ10とを備える。
図2は、各カメラ1〜4および車内モニタ5の取り付け位置を示す図である。フロントカメラ1は、車両100の前端部中央に取り付けられ、車両前方を撮影する。リアカメラ2は、車両100の後端部中央に取り付けられ、車両後方を撮影する。左サイドカメラ3は、車両100の左側ミラーの位置に取り付けられ、図1に示すように、車両の左斜め前方を撮影する。右サイドカメラ4は、車両100の右側ミラーの位置に取り付けられ、図1に示すように、車両100の右斜め前方を撮影する。
車内モニタ5は、ドライバの見やすい位置に設けられ、コントローラ10からの指示に基づいて、各カメラ1〜4により撮影される映像、または、ナビゲーション装置6によるナビゲーション画面を表示する。
ナビゲーション装置6は、図示しない電子地図、GPS受信機、経路探索機能および経路案内機能を少なくとも備えており、車両100の現在地を検出して、目的地までの経路を探索し、目的地への経路を案内する。操舵角センサ7は、車両100のハンドル操舵角を検出して、操舵角に応じた操舵角信号をコントローラ10に出力する。シフトポジションセンサ8は、車両100のシフトポジションを検出して、コントローラ10に出力する。
モード選択スイッチ9は、ドライバの手の届く位置に設けられており、ドライバがUターンモード、縦列駐車モード、並列駐車モード、左幅寄せモードおよび右幅寄せモードの各モードを選択して、各モードに応じた映像を車内モニタ5に表示させる際に操作される。例えば、ドライバは、車両100をUターンさせる際に、モード選択スイッチ9を操作することによって、Uターンモードを選択する。同様に、縦列駐車モードは、縦列駐車を行う際に選択されるモードであり、並列駐車モードは、並列駐車を行う際に選択されるモードである。また、左幅寄せモードは、車両100を左側に寄せる際に選択されるモードであり、右幅寄せモードは、車両100を右側に寄せる際に選択されるモードである。なお、モード選択スイッチ9としては、ハードスイッチを用いればよいが、車内モニタ5上のタッチパネルや、非接触センサスイッチ等のように、他のスイッチ形式を採用することもできる。
コントローラ10は、画面切り換え部11と、車両状態判定部12と、メモリ13と、タイマ14とを備える。車両状態判定部12は、操舵角センサ7、シフトポジションセンサ8およびモード選択スイッチ9から入力される信号に基づいて、車両がどのような動作に入るのかを判定するとともに、ドライバの運転操作を検出する。画面切り替え部11は、車両状態判定部12によって判定される車両の状態、および、ドライバの運転操作に基づいて、車内モニタ5に表示する画面を切り替える。なお、画面切り換え部11および車両状態判定部12は、CPUにより構成される。
図3は、第1の実施の形態における運転支援装置により行われる処理内容を示すフローチャートである。コントローラ10は、車両100のイグニッションスイッチ(不図示)がオンされると、ステップS10の処理を開始する。ステップS10において、コントローラ10の車両状態判定部12は、前回イグニッションスイッチがオフされた時に、縦列駐車モードまたは並列駐車モードで終了したか否かを判定する。この判定は、メモリ13に記憶されているモード状態に基づいて行われる。すなわち、運転手がモード選択スイッチ9を操作することによって選択されたモードは、メモリ13に記憶されるので、車両状態判定部12は、メモリ12に記憶されているモードに基づいて、判定を行う。前回のイグニッションスイッチのオフ時に、縦列駐車モードまたは並列駐車モードで終了したと判定すると、ステップS90に進み、車庫出しモードによる処理を行う。車庫出しモードによる処理は、図11に示すフローチャートを用いて後述する。
ステップS10において、前回イグニッションスイッチがオフされた時に、縦列駐車モードまたは並列駐車モードで終了したと判定すると、ステップS20に進む。ステップS20において、画面切り換え部11は、車内モニタ5の画面を、ナビゲーション装置6による地図表示画面に切り換える。車内モニタ5の画面を地図表示画面に切り換えると、ステップS30に進む。
ステップS30において、車両状態判定部12は、モード選択スイッチ9からの信号に基づいて、Uターンモードが選択されたか否かを判定する。ドライバがモード選択スイッチ9を操作することによって、Uターンモードを選択したと判定すると、ステップS100に進み、Uターンモード選択時の処理を行う。
Uターンモード選択時の処理を、図4に示すフローチャートを用いて説明する。ステップS200において、コントローラ10の画面切り換え部11は、車内モニタ5の画面を、フロントカメラ1によって撮影された映像に切り換える。
図12は、車両100がUターンする際の車両の動きの一例を矢印で示した図である。矢印(a)に示すように、ドライバは、まず、ステアリングを右に切って、反対車線側のガードレールや縁石の近くまで車両100を前進させる。次に、矢印(b)に示すように、ステアリングを反対側、すなわち、左側に切って車両100を後退させ、最後に、前進することによって(矢印(c))、Uターンを完了させる。
Uターンを開始した当初は、反対車線のガードレールや縁石の近くまで車両100を前進させるため、車両前端部がガードレールや縁石とぶつからないか否かの情報をドライバに提供できれば、ドライバにとって利便性が高いと考えられる。従って、ステップS200では、車内モニタ5の画面を、フロントカメラ1によって撮影された映像に切り換える。車内モニタ5の画面を切り換えると、ステップS210に進む。
ステップS210において、車両状態判定部12は、シフトポジションセンサ8から入力される信号に基づいて、シフトポジションがリバース位置(R)にあるか否かを判定する。リバース位置にあると判定するとステップS230に進み、リバース位置に無いと判定すると、ステップS220に進む。ステップS220では、図5に示すサブルーチン処理を行う。
図5に示すフローチャートのステップS300において、車両状態判定部12は、モード選択スイッチ9から、モード切替信号が入力されたか否かを判定する。ユーザがモード選択スイッチ9を操作して、別のモードを選択することにより、モード選択スイッチ9からモード切替信号が入力されたと判定すると、図3に示すフローチャートのステップS20に戻り、モード切替信号が入力されていないと判定すると、ステップS310に進む。ステップS310では、図示しないイグニッションスイッチがオフされたか否かを判定する。イグニッションスイッチがオフされたと判定すると処理を終了し、オフされていないと判定すると、図4に示すフローチャートのステップS210に戻る。
図4に示すフローチャートのステップS210の判定を肯定した後に進むステップS230において、画面切り換え部11は、車内モニタ5の画面を、リアカメラ2によって撮影された映像に切り換える。シフト位置がリバースに設定されると、車両100は、図12の矢印(b)の動作に入ると考えられる。従って、リアカメラ2によって撮影された映像を車内モニタ5に表示することにより、ドライバは、車両後方の様子を容易に確認することができる。車内モニタ5の画面をリアカメラ2の映像に切り換えると、ステップS240に進む。
ステップS240において、車両状態判定部12は、シフトポジションセンサ8から入力される信号に基づいて、シフトポジションがドライブ位置(D)にあるか否かを判定する。ドライブ位置にあると判定するとステップS260に進み、ドライブ位置に無いと判定すると、ステップS250に進む。ステップS250では、図5に示すサブルーチン処理を行う。図5に示すサブルーチン処理についての詳しい説明は省略するが、図5のステップS310の判定を否定した場合には、図4に示すフローチャートのステップS240に戻る。
ステップS260において、画面切り換え部11は、車内モニタ5の画面を、左サイドカメラ3によって撮影された映像に切り換える。シフトポジションがドライブ位置に設定されると、車両100は、図12の矢印(c)の動作に入ると考えられる。従って、左サイドカメラ2によって撮影された映像を車内モニタ5に表示することにより、ドライバは、車両の左前端部がガードレール等と接触しないかを容易に確認することができる。車内モニタ5の画面を左サイドカメラ3の映像に切り換えると、ステップS270に進む。
ステップS270において、車両状態判定部12は、シフトポジションセンサ8から入力される信号に基づいて、シフトポジションがリバース位置にあるか否かを判定する。リバース位置にあると判定すると、車両100が切り返しを行うと判定して、ステップS230に戻る。一方、リバース位置に無いと判定すると、ステップS280に進む。
ステップS280において、車両状態判定部12は、ステアリングが切られていない状態で、所定時間が経過したか否かを判定する。車両状態判定部12は、操舵角センサ7からの信号に基づいて、ステアリングが左右に回されていないことを検出すると、タイマ14を作動させて、所定時間が経過したか否かを判定する。なお、所定時間は、切り返しが行われずに、Uターンが完了したと判定できる時間に設定しておく。ステアリングが切られていない状態で、所定時間が経過したと判定すると、Uターンモード選択時の処理を終了して、図3に示すフローチャートのステップS20に戻り、それ以外の場合には、ステップS290に進み、図5に示すサブルーチン処理を行う。図5に示すサブルーチン処理についての詳しい説明は省略するが、図5のステップS310の判定を否定した場合には、図4に示すフローチャートのステップS270に戻る。
図3に示すフローチャートに戻って説明を続ける。ステップS30において、Uターンモードが選択されていないと判定すると、ステップS40に進む。ステップS40において、車両状態判定部12は、モード選択スイッチ9からの信号に基づいて、縦列駐車モードが選択されたか否かを判定する。ドライバがモード選択スイッチ9を操作することによって、縦列駐車モードを選択したと判定すると、ステップS110に進み、縦列駐車モード選択時の処理を行う。
縦列駐車モード選択時の処理を、図6に示すフローチャートを用いて説明する。ステップS400において、車両状態判定部12は、シフトポジションセンサ8から入力される信号に基づいて、シフトポジションがリバース位置にあるか否かを判定する。シフトポジションがリバース位置に無いと判定すると、ステップS410に進む。ステップS410では、図7に示すサブルーチン処理を行う。
図7に示すフローチャートのステップS600において、車両状態判定部12は、モード選択スイッチ9から、モード切替信号が入力されたか否かを判定する。ユーザがモード選択スイッチ9を操作して、別のモードを選択することにより、モード選択スイッチ9からモード切替信号が入力されたと判定すると、図3に示すフローチャートのステップS20に戻り、モード切替信号が入力されていないと判定すると、ステップS610に進む。
ステップS610において、車両状態判定部12は、シフトポジションセンサ8から入力される信号に基づいて、シフトポジションがリバース位置にあるか否かを判定する。リバース位置にあると判定するとステップS620に進み、リバース位置に無いと判定すると、ステップS630に進む。ステップS620では、図示しないイグニッションスイッチがオフされたか否かを判定する。イグニッションスイッチがオフされたと判定すると処理を終了し、オフされていないと判定すると、図6に示すフローチャートのステップS400に戻る。
ステップS630において、車両状態判定部12は、シフトポジションセンサ8から入力される信号に基づいて、シフトポジションがドライブ位置にあるか否かを判定する。ドライブ位置にあると判定すると、図6に示すフローチャートのステップS490に進み、ドライブ位置に無いと判定すると、図3に示すフローチャートのステップS20に戻る。
図6に示すフローチャートのステップS400において、シフトポジションがリバース位置にあると判定すると、ステップS420に進む。ステップ420において、画面切り換え部11は、車内モニタ5の画面を、リアカメラ2によって撮影された映像に切り換える。図13は、車両100が縦列駐車を行う際の車両の動きの一例を矢印で示した図である。矢印(d)に示すように、ドライバは、まず、ステアリングを左に切りながら車両を後退させ、ある地点において、ステアリングを反対側に切る(矢印(e))。そして、矢印(f)に示すように、ステアリングを中立にして車両を後退させ、最後に、前進することによって(矢印(g))、車両の前後の間隔を調整して、縦列駐車を完了させる。
縦列駐車を開始した当初は、車両を後退させるため、車両後方の映像をドライバに提供すれば、ドライバにとって有益であると考えられる。従って、ステップS420では、車内モニタ5の画面を、リアカメラ2によって撮影された映像に切り換える。車内モニタ5の画面を切り換えると、ステップS430に進む。
ステップS430において、車両状態判定部12は、操舵角センサ7から入力される信号に基づいて、ステアリングが反対側(右側)に回されたか否か、すなわち、図13に示す矢印(e)の切り返し動作に入ったか否かを判定する。ステアリングが右側に回されたと判定すると、ステップS450に進み、右側に回されていないと判定すると、ステップS440に進む。ステップS440では、図7に示すサブルーチン処理を行う。図7に示すサブルーチン処理についての詳しい説明は省略するが、図7のステップS620の判定を否定した場合には、図6に示すフローチャートのステップS430に戻る。
ステップS450において、画面切り換え部11は、車内モニタ5の画面を、左サイドカメラ3によって撮影された映像に切り換える。すなわち、車両100が図13に示す矢印(e)の動作に入ったため、車両100の左前端部と、駐車枠の前方に駐車している他車両110とが接触しないかを確認できるように、車内モニタ5の画面を、左サイドカメラ3によって撮影された映像に切り換える。車内モニタ5の画面を左サイドカメラ3の映像に切り換えると、ステップS460に進む。
ステップS460において、車両状態判定部12は、操舵角センサ7からの信号に基づいて、ステアリングが中立であるか否かを判定する。ステアリングが中立ではないと判定すると、ステップS470に進み、図7に示すサブルーチン処理を行う。図7に示すサブルーチン処理についての詳しい説明は省略するが、図7のステップS620の判定を否定した場合には、図6に示すフローチャートのステップS460に戻る。
ステップS460において、ステアリングが中立であると判定すると、ステップS480に進む。ステップS480において、画面切り換え部11は、車内モニタ5の画面を、リアカメラ2によって撮影された映像に切り換える。すなわち、車両100が図13に示す矢印(f)の動作に入ったため、駐車枠の後方に駐車している他車両120と自車両100との距離をドライバが確認できるようにするために、リアカメラ2の映像を車内モニタ5に表示する。リアカメラ2の映像を車内モニタ5に表示すると、ステップS490に進む。
ステップS490において、車両状態判定部12は、シフトポジションセンサ8から入力される信号に基づいて、シフトポジションがドライブ位置にあるか否かを判定する。ドライブ位置にあると判定するとステップS510に進み、ドライブ位置に無いと判定すると、ステップS500に進む。ステップS500では、図5に示すサブルーチン処理を行う。図5に示すサブルーチン処理についての詳しい説明は省略するが、図5のステップS310の判定を否定した場合には、図6に示すフローチャートのステップS490に戻る。
ステップS510において、画面切り換え部11は、車内モニタ5の画面を、フロントカメラ1によって撮影された映像に切り換える。すなわち、車両100が図13に示す矢印(g)の動作に入ったため、駐車枠の前方に駐車している他車両110と自車両100との距離をドライバが確認できるようにするために、フロントカメラ1の映像を車内モニタ5に表示する。フロントカメラ1の映像を車内モニタ5に表示すると、ステップS400に戻る。この後、車両の前後の間隔を調整するために、シフトポジションが再びリバース位置に設定されると、ステップS420に進み、リバース位置に設定されない場合には、ステップS410に進んで、イグニッションスイッチ(不図示)のオフにより、縦列駐車モード時の処理は終了する。
図3に示すフローチャートに戻って説明を続ける。ステップS40において、縦列駐車モードが選択されていないと判定すると、ステップS50に進む。ステップS50において、車両状態判定部12は、モード選択スイッチ9からの信号に基づいて、並列駐車モードが選択されたか否かを判定する。ドライバがモード選択スイッチ9を操作することによって、並列駐車モードを選択したと判定すると、ステップS120に進み、並列駐車モード選択時の処理を行う。
並列駐車モード選択時の処理を、図8に示すフローチャートを用いて説明する。ステップS700において、車両状態判定部12は、シフトポジションセンサ8から入力される信号に基づいて、シフトポジションがリバース位置にあるか否かを判定する。リバース位置にあると判定するとステップS720に進み、リバース位置に無いと判定すると、ステップS710に進む。ステップS710では、図5に示すサブルーチン処理を行う。図5に示すサブルーチン処理についての詳しい説明は省略するが、図5のステップS310の判定を否定した場合には、図8に示すフローチャートのステップS700に戻る。
図14は、車両100が並列駐車を行う際の車両の動きの一例を矢印で示した図である。矢印(h)に示すように、ドライバは、ステアリングを切りながら駐車枠に向かって車両100を後退させる。一回の車両操作で並列駐車が完了しなかった場合には、車両を前進させた後(矢印(i))、再び、車両を後退させて(矢印(j))、並列駐車を完了させる。
ステップS700において、シフトポジションがリバース位置にあると判定された後に進むステップS720において、画面切り換え部11は、車内モニタ5の画面を、リアカメラ2によって撮影された映像に切り換える。これにより、ドライバは、車両の後方の映像を車内モニタ5で確認することができる。
ステップS720に続くステップS730において、車両状態判定部12は、シフトポジションセンサ8から入力される信号に基づいて、シフトポジションがドライブ位置にあるか否かを判定する。ドライブ位置にあると判定するとステップS750に進み、ドライブ位置に無いと判定すると、ステップS740に進む。ステップS740では、図5に示すサブルーチン処理を行う。図5に示すサブルーチン処理についての詳しい説明は省略するが、図5のステップS310の判定を否定した場合には、図8に示すフローチャートのステップS730に戻る。
ステップS750において、画面切り換え部11は、車内モニタ5の画面を、フロントカメラ1によって撮影された映像に切り換える。これにより、ドライバは、車両前方の映像を車内モニタ5で確認することができる。例えば、駐車枠の前方に、他車両などの障害物が存在する場合には、自車両の前端部が障害物と接触しないかを確認することができる。車内モニタ5の画面をフロントカメラ1の映像に切り換えると、ステップS700に戻る。以後、並列駐車が完了するまで、ステップS700以降の処理が繰り返し行われる。
図3に示すフローチャートに戻って説明を続ける。ステップS50において、縦列駐車モードが選択されていないと判定すると、ステップS60に進む。ステップS60において、車両状態判定部12は、モード選択スイッチ9からの信号に基づいて、左幅寄せモードが選択されたか否かを判定する。ドライバがモード選択スイッチ9を操作することによって、左幅寄せモードを選択したと判定すると、ステップS130に進み、左幅寄せモード選択時の処理を行う。
左幅寄せモード選択時の処理を、図9に示すフローチャートを用いて説明する。ステップS800において、車両状態判定部12は、シフトポジションセンサ8から入力される信号に基づいて、シフトポジションがドライブ位置にあるか否かを判定する。ドライブ位置にあると判定するとステップS820に進み、ドライブ位置に無いと判定すると、ステップS810に進む。ステップS810では、図5に示すサブルーチン処理を行う。図5に示すサブルーチン処理についての詳しい説明は省略するが、図5のステップS310の判定を否定した場合には、図9に示すフローチャートのステップS800に戻る。
図15は、道幅が狭い道路を走行中に対向車が来たため、自車両100を左側に幅寄せする際の車両の動きの一例を矢印で示した図である。この場合、ドライバに、車両前方の映像を提供できれば、ドライバにとって有益であると考えられる。従って、ステップS820において、画面切り換え部11は、車内モニタ5の画面を、フロントカメラ1によって撮影された映像に切り換える。車内モニタ5の画面を切り換えると、ステップS830に進む。
ステップS830において、車両状態判定部12は、車内モニタ5の画面がフロントカメラ1の映像に切り換わってから、所定時間が経過したか否かを判定する。すなわち、車内モニタ5の画面がフロントカメラ1の映像に切り換わると、車両状態判定部12は、タイマ14を作動させて、所定時間が経過したか否かを判定する。なお、所定時間は、道幅の狭い道路で、自車両が対向車とすり抜けを開始してから終了するまでの一般的な時間に設定しておく。所定時間が経過していないと判定すると、ステップS840に進み、図5に示すサブルーチン処理を行う。図5に示すサブルーチン処理についての詳しい説明は省略するが、図5のステップS310の判定を否定した場合には、図9に示すフローチャートのステップS830に戻る。
ステップS830において、所定時間が経過したと判定すると、左幅寄せモード時の処理を終了して、図3に示すフローチャートのステップS20に戻る。
図3に示すフローチャートに戻って説明を続ける。ステップS60において、左幅寄せモードが選択されていないと判定すると、ステップS70に進む。ステップS70において、車両状態判定部12は、モード選択スイッチ9からの信号に基づいて、右幅寄せモードが選択されたか否かを判定する。ドライバがモード選択スイッチ9を操作することによって、右幅寄せモードを選択したと判定すると、ステップS140に進み、右幅寄せモード選択時の処理を行う。
右幅寄せモード選択時の処理を、図10に示すフローチャートを用いて説明する。ステップS900において、車両状態判定部12は、シフトポジションセンサ8から入力される信号に基づいて、シフトポジションがドライブ位置にあるか否かを判定する。ドライブ位置にあると判定するとステップS920に進み、ドライブ位置に無いと判定すると、ステップS910に進む。ステップS910では、図5に示すサブルーチン処理を行う。図5に示すサブルーチン処理についての詳しい説明は省略するが、図5のステップS310の判定を否定した場合には、図10に示すフローチャートのステップS900に戻る。
図16は、高速道路のインターチェンジ等に設置されている料金所に車両100が接近している様子を示す図である。この場合、車両100は、料金所に接近するために、車両を右側に寄せる必要がある。このように、車両100を右側に寄せなければいけない状況下では、ドライバに、車両右側の前方方向の映像を提供できれば、ドライバにとって有益であると考えられる。従って、ステップS920において、画面切り換え部11は、車内モニタ5の画面を、右サイドカメラ4によって撮影された映像に切り換える。車内モニタ5の画面を右サイドカメラ4の映像に切り換えると、ステップS930に進む。
ステップS930において、車両状態判定部12は、車内モニタ5の画面が右サイドカメラ4の映像に切り換わってから、所定時間が経過したか否かを判定する。すなわち、車内モニタ5の画面が右サイドカメラ4の映像に切り換わると、車両状態判定部12は、タイマ14を作動させて、所定時間が経過したか否かを判定する。なお、所定時間は、料金所や駐車場発券所等を通り抜ける一般的な時間に設定しておく。所定時間が経過していないと判定すると、ステップS940に進み、図5に示すサブルーチン処理を行う。図5に示すサブルーチン処理についての詳しい説明は省略するが、ステップS310の判定を否定した場合には、図10に示すフローチャートのステップS930に戻る。
ステップS930において、所定時間が経過したと判定すると、右幅寄せモード時の処理を終了して、図3に示すフローチャートのステップS20に戻る。
図3に示すフローチャートに戻って説明を続ける。ステップS70において、右幅寄せモードが選択されていないと判定すると、ステップS80に進む。ステップS80では、図示しないイグニッションスイッチがオフされたか否かを判定する。イグニッションスイッチがオフされたと判定すると、図3に示すフローチャートの処理を終了し、オフされていないと判定すると、ステップS20に戻る。
上述した各モード時の処理が行われると、その時のモード状態がメモリ13に記憶される。図3に示すフローチャートのステップS10において、前回のイグニッションスイッチのオフ時に、縦列駐車モード(図6参照)または並列駐車モード(図8参照)で終了したと判定すると、ステップS90に進み、車庫出しモード時の処理が行われる。図11は、車庫出しモード時の処理内容を示すフローチャートである。
図11に示すフローチャートのステップS1000において、車両状態判定部12は、シフトポジションセンサ8から入力される信号に基づいて、シフトポジションがドライブ位置にあるか否かを判定する。ドライブ位置にあると判定するとステップS1020に進み、ドライブ位置に無いと判定すると、ステップS1010に進む。ステップS1010では、図5に示すサブルーチン処理を行う。図5に示すサブルーチン処理についての詳しい説明は省略するが、ステップS310の判定を否定した場合には、図11に示すフローチャートのステップS1000に戻る。
図17(a)は、並列駐車している車両100が車庫出しをする様子を示す図、図17(b)は、縦列駐車をしている車両100が車庫出しをする様子を示す図である。この場合、車両100の前方の映像をドライバに提供すれば、車両前方の障害物と自車両との位置関係を把握できるので、ドライバにとって有益であると考えられる。従って、ステップS1020において、画面切り換え部11は、車内モニタ5の画面を、フロントカメラ1によって撮影された映像に切り換える。車内モニタ5の画面をフロントカメラ1の映像に切り換えると、ステップS1030に進む。
ステップS1030において、車両状態判定部12は、車内モニタ5の画面がフロントカメラ1の映像に切り換わってから、所定時間が経過したか否かを判定する。すなわち、車内モニタ5の画面がフロントカメラ1の映像に切り換わると、車両状態判定部12は、タイマ14を作動させて、所定時間が経過したか否かを判定する。なお、所定時間は、車庫出しに要する一般的な時間に設定しておく。所定時間が経過していないと判定すると、ステップS1040に進み、図5に示すサブルーチン処理を行う。図5に示すサブルーチン処理についての詳しい説明は省略するが、ステップS310の判定を否定した場合には、図11に示すフローチャートのステップS1030に戻る。一方、ステップS1030において、所定時間が経過したと判定すると、車庫出しモード時の処理を終了して、図3に示すフローチャートのステップS20に戻る。
第1の実施の形態における運転支援装置によれば、車両がどのような動作に入るのかを検出するとともに、ドライバの運転操作を検出し、検出した車両動作および運転操作に基づいて、複数のカメラ1〜4によって撮像された映像の中から1つの映像を選択して、車内モニタ5に表示するので、車両動作および運転操作に応じた適切な映像をドライバに提供することができる。この場合、複数のカメラによって撮像された映像を合成する必要がないので、ドライバが必要とする映像を迅速に提供することができる。また、複数のカメラによって撮像された映像を合成して、ドライバに提供する場合、1つのカメラで撮像された映像はモニタ上では小さくなってしまうが、第1の実施の形態における運転支援装置では、1つのカメラによる映像を切り換えながら車内モニタ5に表示するので、ドライバにとって視認性が良い。
また、第1の実施の形態における運転支援装置では、車両がどのような動作に入るかを、ドライバがモード選択スイッチ9の操作によって選択したモードに基づいて検出するので、車両がどのような動作に入るかを確実に検出することができる。
−第2の実施の形態−
第1の実施の形態における運転支援装置では、ドライバによって操作されるモード選択スイッチ9から入力される信号に基づいて、いずれのモードが選択されたかを判定した。第2の実施の形態における運転支援装置では、モード選択スイッチ9を備えずに、ナビゲーション装置6、操舵角センサ7およびシフトポジションセンサ8から入力される信号に基づいて、Uターンモード、縦列駐車モード、並列駐車モード、左幅寄せモード、および、右幅寄せモードのうち、車両がいずれのモードに移行したかを判定する。
図18は、第2の実施の形態における運転支援装置の構成を示す図である。第2の実施の形態における運転支援装置は、上述したように、モード選択スイッチ9を備えておらず、コントローラ10aの車両状態判定部12aが車両の動作モードを判定する。
図19は、第2の実施の形態における運転支援装置によって行われる処理内容を示すフローチャートである。なお、図3に示すフローチャートと同じ処理を行うステップについては、同一の符号を付して詳しい説明は省略する。コントローラ10aは、車両100のイグニッションスイッチ(不図示)がオンされると、ステップS10の処理を開始する。ステップS10において、コントローラ10の車両状態判定部12aは、前回イグニッションスイッチがオフされた時に、縦列駐車モードまたは並列駐車モードで終了したか否かを判定する。縦列駐車モードまたは並列駐車モードで終了したと判定すると、ステップS90に進み、車庫出しモードによる処理を行う。車庫出しモードによる処理は、図11に示すフローチャートを用いて説明したので、ここでは、詳しい説明は省略する。
ステップS10の判定を否定すると、ステップS20に進む。ステップS20において、画面切り換え部11は、車内モニタ5の画面を、ナビゲーション装置6の地図表示画面に切り換える。車内モニタ3の画面を地図表示画面に切り換えると、ステップS1100に進む。ステップS1100において、車両状態判定部12は、車両がUターンモードに入るか否かを判定するUターンモード判定処理を行う。
図20は、Uターンモード判定処理の詳細な処理内容を示すフローチャートである。ステップS1200において、車両状態判定部12aは、ナビゲーション装置6から、自車両が走行している道路の情報を取得して、走行中の道路の幅が車両の最小回転半径以上であるか否かを判定する。車両の最小回転半径の情報は、メモリ13に格納しておくことができる。道路幅が車両の最小回転半径以上であると判定すると、ステップS1210に進み、最小回転半径未満であると判定すると、図19に示すフローチャートのステップS20に戻る。
ステップS1210において、車両状態判定部12aは、ナビゲーション装置6からのナビゲーション情報に基づいて、自車両の走行車線の右側、すなわち、対向車線を越えた反対側に、商店等の店舗や、駐車場等、車両が進入できるような施設はないかを判定する。店舗や駐車場等が存在しないと判定すると、ステップS1220に進む。一方、店舗や駐車場等の車両が進入できる施設が存在すると判定すると、自車両が右方向に進路を変更しても、Uターンではなく、店舗等に進入すると考えられるので、図4に示すフローチャートで説明したUターンモード時の処理を行わずに、図19に示すフローチャートのステップS20に戻る。
ステップS1220において、車両状態判定部12aは、ナビゲーション装置6から入力される車両の進行軌跡情報および操舵角センサ7から入力される信号に基づいて、自車両が走行している車線をはずれて、右方向に進路を変更したか否かを判定する。自車両が走行車線をはずれて右方向に進路を変更したと判定すると、車両がUターンを開始したと判定して、図4に示すフローチャートのUターンモード時の処理を行う。一方、ステップS1220の判定を否定すると、図19に示すフローチャートのステップS20に戻る。
図19に示すフローチャートのステップS1100のUターンモード判定処理を終了すると、ステップS1110に進む。ステップS1110において、車両状態判定部12aは、車両が縦列駐車モードに入るか否かを判定する縦列駐車モード判定処理を行う。
図21は、縦列駐車モード判定処理の詳細な処理内容を示すフローチャートである。ステップS1300において、車両状態判定部12aは、ナビゲーション装置6から地図情報を取得して、自車両が走行している道路にパーキングメータが設置されているか否かを判定する。自車両が走行している道路にパーキングメータが設置されていると判定すると、ステップS1320に進み、パーキングメータが設置されていないと判定すると、ステップS1310に進む。
ステップS1310において、車両状態判定部12aは、ナビゲーション装置6から地図情報を取得して、自車両が走行しているエリアが路上駐車が多いエリアであるか否かを判定する。なお、路上駐車が多いエリアの情報は、ナビゲーション装置6の地図情報に予め登録しておけばよい。自車両が走行しているエリアが路上駐車が多いエリアであると判定するとステップS1320に進み、路上駐車が多いエリアではないと判定すると、縦列駐車モードに移行することはないと判定して、図19に示すフローチャートのステップS20に戻る。
ステップS1320において、車両状態判定部12aは、シフトポジションセンサ8から入力される信号に基づいて、シフトポジションがリバース位置にあるか否かを判定する。リバース位置にあると判定すると、車両が縦列駐車を行うと判定して、図6に示す縦列駐車モード時の処理を行う。一方、シフトポジションがリバース位置にないと判定すると、縦列駐車モードに移行することはないと判定して、図19に示すフローチャートのステップS20に戻る。
図19に示すフローチャートのステップS1110の縦列駐車モード判定処理を終了すると、ステップS1120に進む。ステップS1120において、車両状態判定部12aは、車両が並列駐車モードに入るか否かを判定する並列駐車モード判定処理を行う。
図22は、並列駐車モード判定処理の詳細な処理内容を示すフローチャートである。ステップS1400において、車両状態判定部12aは、ナビゲーション装置6から地図情報および車両の現在位置情報を取得して、自車両がコンビニエンスストアやスーパー等の店舗の駐車場内にいるか否かを判定する。自車両がコンビニエンスストアやスーパー等の店舗の駐車場内にいると判定すると、ステップS1420に進み、店舗の駐車場内にいないと判定すると、ステップS1410に進む。
ステップS1410では、自車両が自宅の駐車場から所定距離内に存在するか否かを判定する。自車両が自宅駐車場から所定距離内に存在すると判定すると、ステップS1420に進み、所定距離内に存在しないと判定すると、並列駐車モードに移行することはないと判定して、図19に示すフローチャートのステップS20に戻る。なお、ユーザは、予め自宅駐車場をナビゲーション装置6に登録しておく必要がある。
ステップS1420において、車両状態判定部12aは、シフトポジションセンサ8から入力される信号に基づいて、シフトポジションがリバース位置にあるか否かを判定する。リバース位置にあると判定すると、車両が並列駐車を行うと判定して、図8に示す並列駐車モード時の処理を行う。一方、シフトポジションがリバース位置にないと判定すると、並列駐車モードに移行することはないと判定して、図19に示すフローチャートのステップS20に戻る。
図19に示すフローチャートのステップS1120の並列駐車モード判定処理を終了すると、ステップS1130に進む。ステップS1130において、車両状態判定部12は、車両が左幅寄せモードに入るか否かを判定する左幅寄せモード判定処理を行う。
図23は、左幅寄せモード判定処理の詳細な処理内容を示すフローチャートである。ステップS1500において、車両状態判定部12aは、ナビゲーション装置6から地図情報および車両の位置情報を取得して、自車両が走行している道路が道幅の狭い道路であるか否かを判定する。道幅の狭い道路の情報は、ナビゲーション装置6に予め登録しておく。走行している道路が道幅の狭い道路であると判定すると、図9に示す左幅寄せモード時の処理を行う。一方、走行している道路が道幅の狭い道路ではないと判定すると、左幅寄せモードに移行することはないと判定して、図19に示すフローチャートのステップS20に戻る。
図19に示すフローチャートのステップS1130の左幅寄せモード判定処理を終了すると、ステップS1140に進む。ステップS1140において、車両状態判定部12は、車両が右幅寄せモードに入るか否かを判定する右幅寄せモード判定処理を行う。
図24は、右幅寄せモード判定処理の詳細な処理内容を示すフローチャートである。ステップS1600において、車両状態判定部12aは、ナビゲーション装置6から地図情報および車両の現在位置情報を取得して、自車両が走行している道路の前方に、高速道路の料金所または駐車場発券所が存在するか否かを判定する。自車両が走行している道路の前方に、高速道路の料金所または駐車場発券所が存在すると判定すると、図10に示す右幅寄せモード時の処理を行う。一方、走行している道路の前方に、高速道路の料金所または駐車場発券所が存在しないと判定すると、右幅寄せモードに移行することはないと判定して、図19に示すフローチャートのステップS20に戻る。
図19に示すフローチャートのステップS1140の右幅寄せモード判定処理を終了すると、ステップS80に進む。ステップS80では、図示しないイグニッションスイッチがオフされたか否かを判定する。イグニッションスイッチがオフされたと判定すると、図19に示すフローチャートの処理を終了し、オフされていないと判定すると、ステップS20に戻る。
第2の実施の形態における運転支援装置においても、第1の実施の形態における運転支援装置と同様に、車両動作および運転操作に応じた適切な映像をドライバに迅速に提供することができる。特に、カーナビゲーション装置6から得られるカーナビゲーション情報、および、ドライバの運転操作の情報のうちの少なくとも一方の情報に基づいて、車両がどのような動作に入るかを検出するので、ドライバがスイッチの操作によって、Uターンモードなどの各モードを入力する必要がなくなる。
本発明は、上述した各実施の形態に限定されることはない。例えば、左幅寄せモード時の処理を示す図9のフローチャートにおいて、ステップS820では、車内モニタ5の画面をフロントカメラ1の映像に切り換えたが、左サイドカメラ3の映像に切り換えるようにしてもよい。また、右幅寄せモード時の処理を示す図10のフローチャートにおいて、ステップS920では、車内モニタ5の画面を右サイドカメラ4の映像に切り換えたが、フロントカメラ1の映像に切り換えるようにしてもよい。さらに、車庫出しモード時の処理を示す図11のフローチャートにおいて、ステップS1020では、車内モニタ5の画面をフロントカメラ1の映像に切り換えたが、左サイドカメラ3の映像に切り換えるようにしてもよいし、右サイドカメラ4の映像に切り換えるようにしてもよい。
第2の実施の形態における運転支援装置において、右幅寄せモード判定処理時に、自車両が走行している道路の前方に、高速道路の料金所または駐車場発券所が存在すると判定すると(図24のステップS1600)、図10に示す右幅寄せモード時の処理を行うようにした。しかし、ETC(自動料金収受システム)を利用するためのETCカードが自車両に搭載されている場合には、自車両が走行している道路の前方に、高速道路の料金所または駐車場発券所が存在すると判定した場合でも、右幅寄せモード時の処理を行わないようにすることもできる。すなわち、ETCカードを搭載している車両は、高速道路の料金所において、一時停止する必要がないため、車両を右側に幅寄せする必要がないからである。
上述した説明では、車両周囲の映像をドライバに提供すれば、利便性が高くなると考えられる車両の動作として、Uターンモード、縦列駐車モード、並列駐車モード、車庫出しモード、左幅寄せモードおよび右幅寄せモードを挙げたが、他の動作モードを追加することもできる。また、車両の周囲を撮影するカメラとして、車両前方を撮影するフロントカメラ1,車両後方を撮影するリアカメラ2、車両左側の前方を撮影する左サイドカメラ3、および、車両右側の前方を撮影する右サイドカメラ4を用いたが、車両周囲を撮影するカメラの種類はこれらに限られることはない。
特許請求の範囲の構成要素と第1および第2の実施の形態の構成要素との対応関係は次の通りである。すなわち、カメラ1〜4が撮像手段を、車両状態判定部12が車両動作特定手段および映像選択手段を、操舵角センサ7およびシフトポジションセンサ8が運転操作検出手段を、画面切り換え部11が画面切り換え手段を、モード選択スイッチ9が入力手段を、ナビゲーション装置6がナビゲーション情報取得手段をそれぞれ構成する。なお、以上の説明はあくまで一例であり、発明を解釈する上で、上記の実施形態の構成要素と本発明の構成要素との対応関係に何ら限定されるものではない。
第1の実施の形態における運転支援装置の構成を示すブロック図 各カメラおよび車内モニタの取り付け位置を示す図 第1の実施の形態における運転支援装置により行われる処理内容を示すフローチャート Uターンモード選択時の処理内容を示すフローチャート サブルーチンAの処理内容を示すフローチャート 縦列駐車モード選択時の処理内容を示すフローチャート サブルーチンBの処理内容を示すフローチャート 並列駐車モード選択時の処理内容を示すフローチャート 左幅寄せモード選択時の処理内容を示すフローチャート 右幅寄せモード選択時の処理内容を示すフローチャート 車庫出しモード時の処理内容を示すフローチャート 車両がUターンする際の動作の一例を矢印で示した図 車両が縦列駐車を行う際の動作の一例を矢印で示した図 車両が並列駐車を行う際の動作の一例を矢印で示した図 車両が左幅寄せを行う際の動作の一例を矢印で示した図 車両が右幅寄せを行う際の動作の一例を矢印で示した図 車両が車庫出しを行う際の動作の一例を矢印で示した図 第2の実施の形態における運転支援装置の構成を示すブロック図 第2の実施の形態における運転支援装置により行われる処理内容を示すフローチャート Uターンモード判定処理の詳細な処理内容を示すフローチャート 縦列駐車モード判定処理の詳細な処理内容を示すフローチャート 並列駐車モード判定処理の詳細な処理内容を示すフローチャート 左幅寄せモード判定処理の詳細な処理内容を示すフローチャート 右幅寄せモード判定処理の詳細な処理内容を示すフローチャート
符号の説明
1…フロントカメラ、2…リアカメラ、3…左サイドカメラ、4…右サイドカメラ、5…車内モニタ、6…ナビゲーション装置、7…操舵角センサ、8…シフトポジションセンサ、9…モード選択スイッチ、10,10a…コントローラ、11…画面切り換え部、12,12a…車両状態判定部、13…メモリ、14…タイマ、100…自車両、110,120…他車両

Claims (8)

  1. 車両周囲を撮像する複数の撮像手段と、
    車両が現在の動作状態とは異なる動作状態に移行する際に、その異なる動作状態を特定する車両動作特定手段と、
    ドライバによる運転操作を検出する運転操作検出手段と、
    前記車両動作特定手段によって特定される車両動作、および、前記運転操作検出手段によって検出される運転操作に基づいて、前記複数の撮像手段によって撮像される映像の中から、車内に設置されている表示手段に表示する映像を選択する映像選択手段と、
    前記表示手段の表示画面を、前記映像選択手段によって選択された映像に切り換える画面切り換え手段とを備えることを特徴とする運転支援装置。
  2. 請求項1に記載の運転支援装置において、
    前記映像選択手段は、前記車両動作特定手段によって特定される車両動作が終了するまでの間、前記運転操作検出手段によって検出される運転操作が変化するたびに、前記変化後の運転操作に応じた映像を選択することを特徴とする運転支援装置。
  3. 請求項1または2に記載の運転支援装置において、
    車両がどのような動作状態に移行するかを入力するための入力手段をさらに備え、
    前記車両動作特定手段は、ドライバによる前記入力手段の入力結果に基づいて、移行する動作状態を特定することを特徴とする運転支援装置。
  4. 請求項1または2に記載の運転支援装置において、
    車両の現在位置情報および地図情報を少なくとも含むカーナビゲーション情報を取得するカーナビゲーション情報取得手段をさらに備え、
    前記車両動作特定手段は、前記カーナビゲーション情報取得手段によって取得されたカーナビゲーション情報および前記運転操作検出手段によって検出される運転操作の情報のうちの少なくとも一方の情報に基づいて、移行する動作状態を特定することを特徴とする運転支援装置。
  5. 請求項4に記載の運転支援装置において、
    前記車両動作特定手段は、前記カーナビゲーション情報取得手段によって取得されたカーナビゲーション情報に基づいて、自車両が走行している道路の前方に、有料道路の料金所が存在している場合に、車両が右側に幅寄せする動作に入ることを特定するものであって、
    前記映像選択手段は、前記車両動作特定手段によって、車両が右側に幅寄せする動作に入ることが特定された場合でも、車両にETCシステムを利用するためのETCカードが搭載されている場合には、前記車両動作特定手段によって特定される車両動作、および、前記運転操作検出手段によって検出される運転操作に基づいた映像を選択しないことを特徴とする運転支援装置。
  6. 請求項1〜5のいずれかに記載の運転支援装置において、
    前記車両動作特定手段は、車両が、Uターン、縦列駐車、並列駐車、左幅寄せ、右幅寄せ、車庫出しのうちのいずれかの動作状態に移行することを特定することを特徴とする運転支援装置。
  7. 請求項1〜6のいずれかに記載の運転支援装置において、
    前記運転操作検出手段は、シフトレバー操作およびステアリング操作のうち、少なくとも一方の運転操作を検出することを特徴とする運転支援装置。
  8. 複数の撮像手段によって、車両周囲を撮像し、
    車両が現在の動作状態とは異なる動作状態に移行する際に、その異なる動作状態を特定し、
    ドライバによる運転操作を検出し、
    特定された車両の動作状態、および、検出された運転操作に基づいて、前記複数の撮像手段によって撮像される映像の中から、車内に設置されている表示手段に表示する映像を選択し、
    前記表示手段の表示画面を、前記選択された映像に切り換えることを特徴とする運転支援方法。
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