JP4774603B2 - 車両用表示装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両に搭載されて、車両の左右側面方向を撮像して撮像した映像を運転者に提示する車両用表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、車両の前部又は後部に取り付けられたカメラ装置により撮像された車両の左右側方の画像を並べて車内の表示モニタに表示する車両用表示装置が例えば特開平10−258682号公報で開示されている。
【0003】
この車両用表示装置では、ユーザに操作される手動操作スイッチや、地図データに基づいて車両の現在位置などを検出するナビゲーション装置と接続されている。そして、車両用表示装置では、表示する左右側方の画像を組み合わせて表示するに際して、手動操作スイッチからの操作入力信号や、ナビゲーション装置からの道路状況情報に基づいて左側方の画像と右側方の画像の表示領域の比率を決定していた。これにより、従来の車両用表示装置では、運転者が所望する側方の画像の比率を大きくして表示すると共に、予め登録された交差路で予め設定された比率で画像表示することで、運転者が注意すべき側方の画像を大きく表示していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来の車両用表示装置では、図37に示すように、自車両101が通行する第1道路102と他車両103が通行する可能性のある第2道路104からなるT字交差路において、第1道路102から自車両101が左折し、第2道路104には他車両103が存在しない場合(図37(a))や、自車両101の右側方から左側方に向かって他車両103が第2道路104を進行する場合(図37(b))には、予め設定した右側方画像111の比率を左側方画像112の比率よりも大きくする。これにより、従来の車両用表示装置では、運転者に右側方の物体確認を容易とする。
【0005】
しかし、図38に示すように、第1道路102から自車両101が左折し、自車両101の左側方から右側方に向かって自転車105が第2道路104を進行する場合であっても、右側方画像111よりも左側方画像112を小さく表示してしまい、左側方画像112に自転車105を表示し、運転者にとって自転車105の存在確認をしにくくしてしまうという問題点があった。
【0006】
そこで、本発明は、上述した従来の実情に鑑みて提案されたものであり、他車両や自転車などの移動体の有無により正確に道路状況を表示することができる車両用表示装置を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る発明は、車両左右側面方向の各画像を撮像する撮像手段と、上記撮像手段で撮像された車両左右側面方向の各撮像画像を用いて、表示用画像を作成する画像作成手段と、上記画像作成手段で作成された表示用画像を表示する表示手段と、車両左右方向の移動体の有無を検出して移動体有無情報を作成する移動体検出手段と、車両進行方向における交差路の状況に関する道路状況情報を取得する状況取得手段と、上記状況取得手段で取得した道路状況情報と、上記移動体検出手段により作成された移動体有無情報とに基づいて各撮像画像の比率を決定する比率決定手段と、上記比率決定手段で決定した各撮像画像の比率に従って上記表示用画像を作成するように上記画像作成手段を制御する制御手段とを備え、上記状況取得手段は、交差路の車線数、規制された進行方向に基づいて道路状況を判定し、上記比率決定手段は、交差路の車線数が単線でない場合には各撮像画像の比率を同比率とし、交差路の車線数が単線である場合には規制された進行方向に基づいて各撮像画像の比率を決定する。
【0008】
このような車両用表示装置は、道路状況情報及び移動体有無情報に基づいて各撮像手段で撮像された各撮像画像の比率を決定し、決定した各撮像画像の比率に従って表示用画像を画像作成手段で作成し、比率が異なる複数の撮像画像が合成された表示画像を表示手段で表示する。このような車両用表示装置は、交差路の車線数、及び規制された進行方向に従って道路状況を判定することで、交差路の車線数及び規制された進行方向に従った画像の比率を決定して各撮像画像の大きさを異にする。
【0009】
請求項2に係る発明において、上記移動体検出手段は、上記撮像手段で撮像された各撮像画像を解析して画像内に含まれる移動体の有無を検出する。
【0010】
このような車両用表示装置は、複数の撮像画像の比率を決定するに際して、表示する対象となる撮像画像を解析して移動体の有無を検出して移動体有無情報を作成する。
【0013】
請求項3に係る発明において、上記比率決定手段は、移動体が画像内に含まれることを示す移動体有無情報に基づいて、移動体が含まれない撮像画像の比率よりも、移動体が含まれる撮像画像の比率を大きくし、前記交差路の車線数、規制された進行方向に基づいて各撮像画像の比率を決定することを停止する。
【0014】
このような車両用表示装置は、移動体が含まれる撮像画像の比率を大きくすることで、移動体が含まれる撮像画像を、移動体が含まれない撮像画像よりも大きくした表示用画像を作成して表示する。
【0015】
請求項4に係る発明では、上記制御手段は、上記比率決定手段で決定された各撮像画像の比率が同じであるときに、上記移動体検出手段により移動体が存在する移動体有無情報が作成されたときには、この作成された移動体有無情報に基づいて移動体が検出された撮像画像の枠表示部分を変更するように上記画像作成手段を制御する処理を更に行う。
【0016】
このような車両用表示装置は、移動体が検出されたときに、移動体が含まれる撮像画像の枠部分を、移動体が含まれない撮像画像の枠部分とは異なる表示形態にした表示用画像を作成する。
【0017】
請求項5に係る発明では、上記移動体が存在することを示す移動体有無情報が検出されたときであっても、上記交差路が単線でない場合には、各撮像画像の比率を同比率し、上記交差路が単線であり、上記進行方向が規制されていることを判断した場合には、少なくとも規制されている進行方向と逆方向に移動体が存在することを示す移動体有無情報が検出されたときに、各撮像画像の比率を同比率とする。
【0018】
このような車両用表示装置は、移動体が検出されたときであっても、道路状況を優先して、各撮像画像の比率を決定して表示する。
【0019】
【発明の効果】
請求項1に記載の発明によれば、道路状況情報及び移動体有無情報に基づいて各撮像画像の比率を決定し、決定した各撮像画像の比率に従って表示用画像を作成し、比率が異なる複数の撮像画像が合成された表示画像を表示するので、移動体の存在を判定したときには移動物体が検出された方向を大きく表示すると共に、移動体が検出されないときには現在の道路状況から判断して左右側方の比率を設定しているので、他車両や自転車などの移動体の有無により正確に道路状況を表示することができ、更には車両運転者が注意すべき方向の画像の比率を大きくして表示することができる。請求項1に記載の発明によれば、交差路の車線数及び規制された進行方向に従った画像の比率を決定して各撮像画像の大きさを異にすることができ、車両運転者が注意すべき方向の画像の比率を大きくして表示することができる。
【0020】
請求項2に記載の発明によれば、時間的に差をもって撮像された各撮像画像の比較で移動体の検出を行うため、移動体を検出するための専用のセンサ等を設ける必要が無く、構成を簡素化でき、安価に車両運転者に提供できる。
【0022】
請求項3に記載の発明によれば、移動体が含まれる撮像画像の比率を大きくすることで、移動体が含まれる撮像画像を、移動体が含まれない撮像画像よりも大きくした表示用画像を作成して表示することができるので、移動体の有無を明確に車両運転者に提示することができる。
【0023】
請求項4に記載発明によれば、移動体が検出されたときに、移動体が含まれる撮像画像の枠部分を、移動体が含まれない撮像画像の枠部分とは異なる表示形態にした表示用画像を作成するので、何れかの画像の比率を小さくしなくても、移動体の有無を明確に車両運転者に提示することができる。
【0024】
請求項5に記載の発明によれば、移動体が検出されたときであっても、道路状況を加味して各撮像画像の比率を決定することで、移動体の有無に加え、更に別の移動体の来る可能性も考慮した画像を車両運転者に提示することができる。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
【0026】
[本発明の第1実施形態]
「第1実施形態に係る車両用表示システムの構成」
本発明の第1実施形態に係る車両用表示システムは例えば図1に示すように構成される。
【0027】
この車両用表示システムは、車両の前部又は後部に外部に露呈して設けられた複数のカメラヘッド1A、1B(以下総称するときには単に「カメラヘッド1」と呼ぶ。)と、カメラヘッド1からの撮像信号を入力するカメラドライバ2A、2B(以下、総称するときには単に「カメラドライバ2」と呼ぶ。)と、ナビゲーション装置3と、カメラドライバ2からの撮像信号を側方表示画像に変換する表示制御装置4と、車両運転者に視認可能な位置に設けられた車内ディスプレイ5とを備える。
【0028】
カメラヘッド1は、例えばCCD(Charge Coupled Device)イメージャを備え、車両の前部又は後部に設けられることで車両の左右側方の映像を撮像して、撮像信号をカメラドライバ2に出力する。
【0029】
カメラドライバ2は、カメラヘッド1を所定の周波数で駆動することで、所定時間毎に所定フレーム数の側方画像を得る。このカメラドライバ2は、カメラヘッド1A、1Bに対応してカメラドライバ2A、2Bからなり、カメラドライバ2Aにより自車両の左側方の画像である左側方画像、カメラドライバ2Bにより自車両の右側方の画像である右側方画像を得る。カメラドライバ2は、時間的に連続したフレーム毎の左側方画像及び右側方画像を表示制御装置4に出力する。
【0030】
ナビゲーション装置3は、図示しないナビゲーション用衛星システムと無線通信する機能を有し、記録媒体などに記憶している地図データとのマッチングを行うことで、現在の車両位置や、車両位置における道路情報を得て、表示制御装置4に出力する。また、このナビゲーション装置3は、内部の地図データを用いて、ナビゲーション画像を表示して、映像セレクタ部16を介して車内ディスプレイ5にナビゲーション画面を表示させる。
【0031】
表示制御装置4は、ナビゲーション装置3からの道路情報、後述の移動体検出結果などに基づいて、左側方画像と右側方画像との表示画像の比率を決定して、決定した比率に従って左側方画像と右側方画像とを合成した側方表示画像を作成して、車内ディスプレイ5に出力する。
【0032】
車内ディスプレイ5は、例えばLCD(Liquid Crystal Display)パネルからなり、表示制御装置4からの側方表示画像や、ナビゲーション装置3による地図データなどの各種情報を表示して、車両運転者などに各種情報を提示する。
【0033】
「表示制御装置4の構成」
つぎに、表示制御装置4の構成について説明する。表示制御装置4は、図1から分かるように、カメラドライバ2と接続された表示領域設定部11、移動物体判定部12、ナビゲーション装置3と接続された状態判定部13、車速判定部14、画像合成部15、車内ディスプレイ5に側方表示画像を出力する映像セレクタ部16を備える。
【0034】
車速判定部14は、例えば外部の車速センサと接続され、この車速センサからのセンサ信号に従って現在の車両の速度を判定して車両速度情報を生成し、移動物体判定部12、状態判定部13及び映像セレクタ部16に出力する。
【0035】
移動物体判定部12は、カメラドライバ2から左側方画像及び右側方画像が入力されると共に、車速判定部14から車両速度情報が入力される。移動物体判定部12は、図2に示すように、A地点に自車両101が存在しているときには図3(a)に示すような移動物体102を含む右側方画像を撮像し、走行してA’地点に自車両101が存在するときには図3(b)に示すような移動物体102を含む右側方画像を撮像したとする。そして、移動物体判定部12は、移動物体を検出するに際して、図3(a)の右側方画像の撮像時刻と図3(b)の右側方画像の撮像時刻との時間差と、車両速度情報から求めた自車両101の移動距離(A−A’)を考慮した範囲の画像を得る。そして、図3(c)に示すように時間差を持たせて撮像した双方の画像を比較して移動物体102の大きさに差があると判定したときには移動物体102が存在すると判定し、移動物体102の大きさに差がないと判定したときには移動物体102が存在しないと判定する。移動物体判定部12は、この判定結果を示す移動物体有無情報を生成して、表示領域設定部11に出力する。
【0036】
状態判定部13は、ナビゲーション装置3からの道路情報、及び車速判定部14からの車両速度情報に基づいて、自車両が進入する交差路の車線数、交差路の通行方向、自車両の進行方向を判定して、状態判定情報を生成して表示領域設定部11に出力する。
【0037】
表示領域設定部11は、状態判定情報及び移動物体有無情報に基づいて、カメラドライバ2からの右側方画像と、左側方画像との表示領域の比率を設定する。表示領域設定部11は、右側方画像の表示領域の比率、左側方画像の表示領域の比率を示す比率設定情報を生成して画像合成部15に出力する。なお、表示領域設定部11により比率設定情報を作成する処理については後述する。
【0038】
画像合成部15は、表示領域設定部11から比率設定情報、及びカメラドライバ2で得た左側方画像及び右側方画像が入力され、比率設定情報に従って左側方画像と右側方画像とを合成した側方表示画像を作成して映像セレクタ部16に出力する。
【0039】
映像セレクタ部16は、例えば外部に設けられ、車両運転者などにより操作されるスイッチやダイヤルの操作内容を示す操作入力信号が入力される。映像セレクタ部16は操作入力信号に応じて、画像合成部15からの側方表示画像や、車速判定部14からの車両速度情報の内容を示す表示データを車内ディスプレイ5に切り替え出力する。これにより、映像セレクタ部16は、車内ディスプレイ5に各種情報や画像を表示させる。
【0040】
このような車両用表示システムでは、ナビゲーション装置3からの道路情報に応じて交差路に自車両101が進入する手前に、移動物体判定部12による移動体有無情報に基づいて右側方画像と左側方画像の比率を決定し、この比率に従って右側方画像及び左側方画像を画像合成部15で合成して得た側方表示画像を映像セレクタ部16で切り替え表示する。これにより、車両用表示システムでは、通常のナビゲーション画像やオーディオ画像から、交差路での側方表示画像に自動的に切り替える。なお、この通常の画像から、側方表示画像への自動的な切り替えの具体例は後述する。
【0041】
「車両用表示システムの動作」
図4に、表示制御装置4により側方表示画像を作成して車内ディスプレイ5に表示するときの処理手順を示し、図5〜図12に、第1道路102を走行する自車両101の進行方向と第2道路104を走行する他車両103の走行方向、及び道路の状況に応じた表示形態を示す。
【0042】
図4によれば、先ず、車両運転者により操作パネルなどを操作することで側方の画像を表示することを指示する起動スイッチが操作された操作入力信号が映像セレクタ部16に入力されることにより、左側方画像及び右側方画像を合成して表示する側方表示画像を作成する処理を開始し、ステップS1から処理を開始する。
【0043】
ステップS1において、車速判定部14により自車両の車速を認識して車両速度情報の生成をし、自車両が停止しているか否かの判定をする。車速判定部14により自車両が停止してると判定したときにはステップS2に処理を進め、自車両が停止していないと判定したときにはステップS9に処理を進める。
【0044】
ステップS2において、カメラヘッド1A、1Bで撮像され、カメラドライバ2A、2Bで得た左側方画像PL(t)、右側方画像PR(t)を移動物体判定部12により入力して内部のメモリに記憶してステップS3に処理を進める。
【0045】
ステップS3において、ステップS2で記憶した左側方画像PL(t)及び右側方画像PR(t)を撮像した時刻tからの所定期間後の第nフレームの左側方画像PL(t+n)、左側方画像PL(t+n)を移動物体判定部12により入力した内部のメモリに記憶してステップS4に処理を進める。
【0046】
ステップS4において、ステップS2及びステップS3で得た右側方画像PR(t)と右側方画像PR(t+n)とを比較すると共に、左側方画像PL(t)と左側方画像PL(t+n)とを比較して差分があるか否かの判定を移動物体判定部12によりする。このとき、移動物体判定部12は、双方の画像の輝度を比較することで差分を認識する。いずれかの画像に差分があると判定したときにはステップS5に処理を進め、差分がないと判定したときにはステップS9に処理を進める。
【0047】
ステップS5において、ステップS4での比較で、左側方画像PL、右側方画像PRのうち、何れかの画像に差分があったのかを移動物体判定部12により判定する。
【0048】
左側方画像PLに差分があったと判定したときには、移動物体判定部12により左側方画像PLに移動物体が存在することを示す移動物体有無情報を表示領域設定部11に出力してステップS6に処理を進める。右側方画像PRに差分があったと判定したときには、移動物体判定部12により右側方画像PRに移動物体が存在することを示す移動物体有無情報を表示領域設定部11に出力してステップS8に処理を進める。左側方画像PL及び右側方画像PRの双方の画像に差分があったと判定したときには、移動物体判定部12により左側方画像PL及び右側方画像PRに移動物体が存在することを示す移動物体有無情報を表示領域設定部11に出力してステップS7に処理を進める。
【0049】
ステップS6において、他車両や自転車などの移動物体が左側方から接近して来るものと判断し、左側方の注意を運転者に促すために、表示領域設定部11により左側方画像PLの比率を上げて拡大する比率設定情報を作成して画像合成部15に出力する。これに応じ、比率設定情報で指定された比率により画像合成部15で左側方画像PLを拡大して左側方画像PLと右側方画像PRとを合成して映像セレクタ部16を介して車内ディスプレイ5に表示してステップS16に処理を進める。
【0050】
この例としては、図6に示すように左側方から右側方への一方通行道路において他車両103が左側方から右側方に走行する場合に自車両101が右折する場合(c)又は直進する場合(d)、図7に示すように左側方から右側方への一方通行道路において自転車105が左側方から右側方に進行する場合に自車両101が左折する場合(a)及び直進する場合(b)、図10に示すように双方向通行道路において他車両103Bが左側方から右側方に走行する場合に自車両101が左折する場合(a)、直進する場合(b)、右折する場合(c)がある。この場合には左側方画像PLの比率を大きくして左側方画像画面112を大きく表示する。
【0051】
ステップS7において、他車両や自転車などの移動物体が左側方及び右側方から接近して来るものと判断し、左側方及び右側方の注意を運転者に促すために、表示領域設定部11により左側方画像PLと右側方画像PRの比率を同じとする比率設定情報を作成して画像合成部15に出力する。これに応じ、比率設定情報で指定された比率により画像合成部15で左側方画像PL及び右側方画像PRとを同じ大きさとし左側方画像PLと右側方画像PRとを合成して映像セレクタ部16を介して車内ディスプレイ5に表示してステップS16に処理を進める。
【0052】
このとき、画像合成部15は、左側方及び右側方からの移動物体がない場合の表示と区別するために、画像枠の色などを変更する画像処理を左側方画像PL及び/又は右側方画像PRに施した側方表示画像を作成する。
【0053】
この例としては、図8に示すように何れかの一方通行道路において、他車両103が右側方から左側方に走行すると共に自転車105が左側方から右側方に走行する場合に自車両101が左折する場合(a)又は直進する場合(b)や、他車両103が左側方から右側方に走行すると共に自転車105が右側方から左側方に走行する場合に右折する場合(c)又は直進する場合(d)がある。更に、この例としては、図12(a)〜図12(c)に示すように双方向通行道路において他車両103A及び他車両103Bが双方向に走行している場合に、自車両101が左折する場合(a)、直進する場合(b)、右折する場合(c)がある。この場合には左側方画像PL及び右側方画像PRの比率を同じにして表示する。
【0054】
ステップS8において、他車両や自転車などの移動物体が右側方から接近して来るものと判断し、右側方の注意を運転者に促すために、表示領域設定部11により右側方画像PRの比率を上げて表示領域を拡大する比率設定情報を作成して画像合成部15に出力する。これに応じ、比率設定情報で指定された比率により画像合成部15で右側方画像PRを拡大して左側方画像PLと右側方画像PRとを合成して映像セレクタ部16を介して車内ディスプレイ5に表示してステップS16に処理を進める。
【0055】
この例としては、図6に示すように一方通行道路において他車両103が右側方から左側方に走行する場合に自車両101が左折する場合(a)又は直進する場合(b)がある。また、他の例としては、図7に示すように、左側方から右側方への一方通行道路において右側方から左側方に自転車105が走行する場合に、自車両101が右折する場合(c)又は直進する場合(d)がある。更に他の例としては、図11に示すように、双方向通行道路において右側方から左側方に他車両103Aが走行する場合に、自車両101が左折する場合(a)、直進する場合(b)、右折する場合(c)がある。これらの場合には右側方画像PRについての比率を大きくして右側方画像画面111を大きく表示する。
【0056】
ステップS4で移動物体が左右側方に存在しないと判断した後のステップS9において、図示しない車両運転操作判定部によりウインカー操作方向、ハンドル操舵角を検出し、自車両101の進行方向が左折か否かを判定する。自車両101が左折すると判定したときにはステップS10に処理を進め、自車両101の進行方向が左折でないと判定したときにはステップS11に処理を進める。
【0057】
ステップS10において、第2道路104に移動物体はなく、自車両101が左折するときの右側方の注意を運転者に促すために、ステップS8と同様の処理をし、右側方画像PRを拡大して車内ディスプレイ5に表示してステップS16に処理を進める。
【0058】
移動物体がなく、自車両101が左折する例としては、図5(a)に示す右側方から左側方への一方通行道路において自車両101が左折する場合や、図9(a)に示す双方向通行道路において自車両101が左折する場合があり、この場合には右側方画像PRの比率を大きくして右側方画像画面111を大きく表示する。
【0059】
ステップS11において、ナビゲーション装置3からの道路情報に応じて、状態判定部13により自車両101が進入しようとする交差路が単線であるか否かを判定する。状態判定部13により交差路が単線ではないと判定したときにはステップS12に処理を進め、交差路が単線であると判定したときにはステップS13に処理を進める。
【0060】
ステップS12において、第2道路104に移動物体がなく、自車両101が複数車線のある交差路を前進又は右折するため、左右側方の注意を促すために、ステップS7と同様の処理をし、左側方画像PL及び右側方画像PRを同じ大きさにして車内ディスプレイ5に表示してステップS16に処理を進める。
【0061】
移動物体がなく、自車両101が複数車線のある交差路を前進又は右折する例としては、図9(b)に示す双方通行道路において自車両101が直進する場合、図9(c)に示す右折する場合があり、これら場合には左側方画像PL及び右側方画像PRの比率を同じにして、右側方画像画面111及び左側方画像画面112の大きさを同じにする。
【0062】
ステップS11で交差路が単線と判定されたステップS13において、状態判定部13により自車両101の進入する交差路において規制された進行方向を判定する。第2道路104で左側方から右側方への進行が規制されていると状態判定部13により判定したときにはステップS14に処理を進め、第2道路104で右側方から右側方への進行が規制されていると状態判定部13により判定したときにはステップS15に処理を進める。
【0063】
ステップS14において、第2道路104に移動物体がなく自車両101が交差路を直進又は右折するときの、左側方の運転者の注意を促すために、ステップS6と同様の処理をすることで、左側方画像PLを拡大して車内ディスプレイ5に表示してステップS16に処理を進める。
【0064】
この例としては、図5(c)及び図5(d)に示す左側方から右側方への一方通行道路において、自車両101が右折する場合(c)や、直進する場合(d)があり、これら場合には左側方画像PLの比率を大きくして左側方画像画面112を大きく表示する。
【0065】
ステップS15において、第2道路104に移動物体がなく自車両101が交差路を直進するときの、右側方の運転者の注意を促すために、ステップS8と同様の処理をすることで、右側方画像PRを拡大して車内ディスプレイ5に表示してステップS16に処理を進める。この例としては、図5(b)に示す右側方から左側方への一方通行道路において自車両101が直進する場合があり、この場合には右側方画像PRの比率を大きくして右側方画像画面111を大きく表示する。
【0066】
ステップS16において、車速判定部14からの車両速度情報を入力して、自車両101の速度が所定値以上であるか否かの判定を映像セレクタ部16により行う。自車両101が所定値以上の速度で走行していると判定したときにはステップS17に処理を進め、自車両101が所定値以上の速度で走行していないと判定したときにはステップS1に処理を戻す。上記所定値は例えば時速15キロ程度を設定しておく。
【0067】
ステップS17において、自車両101が所定値以上と判定したことに応じて、自車両101が交差路を通過したものとして、車内ディスプレイ5の画面表示を左右確認画面から元の画面(例えばナビゲーション画面、オーディオ画面)に戻す処理をして、処理を終了する。
【0068】
このような処理をする表示制御装置4を備えた車両用表示システムでは、自車両101の進入する交差路で他車両103や自転車105などの移動物体の存在を判定したときには移動物体が検出された方向を大きく表示すると共に、移動物体が検出されないときには現在の道路状況から判断して左右側方の比率を設定しているので、車両運転者が注意すべき方向の画像の比率を大きくして表示することができる。
【0069】
なお、本実施例では、カメラヘッドを左右に取り付けたケースを説明したが、車両の進行方向に対して左右両方に観測視野を持つ、V字状の鏡を用いて1つのカメラで撮像しても同様の効果が得られる。
【0070】
[本発明の第2実施形態]
図13に、第2実施形態に係る動作を説明するための処理手順、図14〜図17に、第1道路102を走行する自車両101の進行方向と第2道路104を走行する他車両103の走行方向、及び道路の状況に応じた表示形態を示す。第2実施形態に係る車両用表示システムの構成は、上述の第1実施形態の車両用表示システムと同様なので説明を省略する。また、図13の説明では、上述の図5と同じ処理内容については同じステップ番号を付することでその詳細な説明を省略する。
【0071】
第2実施形態に係る車両用表示システムでは、交差路での車線数、交差路での規制された進行方向、自車両101の進行方向、移動物体の有無により左右確認画面の表示形態を決定するが、移動物体が検出された場合であっても、道路状況により運転者が注意すべき方向が移動物体の方向と異なるときには移動物体が存在する方向の表示領域を大きくしない点で第1実施形態に係る車両用表示システムと異なる。
【0072】
図13によれば、起動スイッチが操作された操作入力信号が映像セレクタ部16に入力されることにより、側方表示画像を作成する処理を開始しステップS1〜ステップS4までの処理をすることで移動物体が存在するか否かを移動物体判定部12により判定する。移動物体が存在すると判定したときにはステップS21に処理を進め、移動物体が存在しないと判定したときにはステップS9に処理を進める。
【0073】
ステップS21において、ステップS11での処理と同様に、状態判定部13により自車両101が進入しようとする交差路が単線であるか否かを判定する。状態判定部13により交差路が単線ではないと判定したときにはステップS25に処理を進め、交差路が単線であると判定したときにはステップS22に処理を進める。
【0074】
ステップS25において、ステップS4で移動物体が検出され、自車両101が複数車線のある交差路を前進又は右折、或いは左折するときの左右側方の注意を促すために、表示領域設定部11により右側方及び左側方の比率を同じにして、表示をする。
【0075】
この例としては、図16に示すように他車両103Bが左側方から右側方に走行する場合に自車両101が左折する場合(a)、直進する場合(b)及び右折する場合(c)、図17に示すように他車両103Aが右側方から左側方に走行する場合に自車両101が左折する場合(a)、直進する場合(b)及び右折する場合(c)、図12と同様に、他車両103A、103Bが左側方から右側方及び右側方から左側方に走行する場合に自車両101が左折する場合(a)、直進する場合(b)及び右折する場合(c)がある。この場合には左側方画像PL及び右側方画像PRの比率を同じにして、右側方画像画面111及び左側方画像画面112の大きさを同じにする。
【0076】
ステップS22では、上述のステップS13と同様に、状態判定部13により交差路において規制された進行方向を判定し、左側方から右側方への進行が規制されていると判定したときにはステップS24に処理を進め、右側方から左側方への進行が規制されていると判定したときにはステップS23に処理を進める。
【0077】
ステップS23では、ステップS4での比較結果に基づいて、左側方画像PL(t)と左側方画像PL(t+n)とに差分がなく、右側方画像PR(t)と右側方画像PR(t+n)との間のみに差分があったか否かを移動物体判定部12により判定する。右側方画像PRについてのみ差分があったときにはステップS27に処理を進め、左側方画像PLについてのみ、又は右側方画像PR及び左側方画像PLの双方に差分があったときにはステップS26に処理を進める。
【0078】
ステップS26において、移動物体が左側方、或いは左右側方の双方に検出され、自車両101が右から左へ通行可能な単線の交差路を直進或いは左折するときに、車両運手者の注意を促すために、右側方画像PRと左側方画像PLの比率を同じにして、車内ディスプレイ5に表示して、ステップS16に処理を進める。
【0079】
この例としては、図14に示すように他車両103が右側方から左側方に走行する場合に左折する場合(a)及び直進する場合(b)、図15に示すように他車両103が右側方から左側方に走行すると共に自転車105が左側方から右側方に走行する場合に自車両101が左折する場合(a)又は直進する場合(b)がある。この場合には左側方画像PL及び右側方画像PRの比率を同じにして、右側方画像画面111及び左側方画像画面112の大きさを同じにする。
【0080】
ステップS27において、移動物体が右側方のみに検出され、自車両101が右から左へ通行可能な単線の交差路を直進或いは左折するときに、自車両101の右側方の車両運手者の注意を促すために、右側方画像PRの比率を大きくすることで右側方画像画面111を大きくして車内ディスプレイ5に表示して、ステップS16に処理を進める。
【0081】
この例としては、図6に示すように他車両103が右側方から左側方に走行する場合に、自車両101が左折(a)又は直進(b)する場合がある。この場合には右側方画像PRの比率を左側方画像PLよりも大きくして、右側方画像画面111の大きさを左側方画像画面112よりも大きくする。
【0082】
ステップS24において、ステップS4での比較結果に基づいて、右側方画像PR(t)と右側方画像PR(t+n)とに差分がなく、左側方画像PL(t)と左側方画像PL(t+n)との間のみに差分があったか否かを移動物体判定部12により判定する。左側方画像PLについてのみ差分があったときにはステップS29に処理を進め、右側方画像PRについてのみ、又は右側方画像PR及び左側方画像PLの双方に差分があったときにはステップS28に処理を進める。
【0083】
ステップS28において、移動物体が右側方、或いは左右側方の双方に検出され、自車両101が左から右へ通行可能な単線の交差路を直進或いは右折するときに、車両運手者の注意を促すために、右側方画像PRと左側方画像PLの比率を同じにして、車内ディスプレイ5に表示して、ステップS16に処理を進める。
【0084】
この例としては、図14(c)及び図14(d)、図15(c)及び図15(d)があり、この場合には左側方画像PL及び右側方画像PRの比率を同じにして、右側方画像画面111及び左側方画像画面112の大きさを同じにする。
【0085】
ステップS29において、移動物体が左側方のみに検出され、自車両101が左から右へ通行可能な単線の交差路を直進或いは右折するときに、自車両101の左側方の車両運手者の注意を促すために、左側方画像PLの比率を大きくすることで左側方画像画面112を大きくして車内ディスプレイ5に表示して、ステップS16に処理を進める。
【0086】
この例としては、図6(c)及び図6(d)があり、この場合には左側方画像PLの比率を右側方画像PRよりも大きくして、左側方画像画面112の大きさを右側方画像画面111よりも大きくする。
【0087】
このような処理を行う表示制御装置4を備えた車両用表示システムでは、ステップS4で移動物体を検出した場合であっても、ステップS21で交差路が単線でない場合には、左右の両側方から移動物体が走行してくる可能性があるとして、ステップS25で右側方画像画面111と左側方画像画面112の比率を同じとする。また、この車両用表示システムでは、ステップS21で交差路が単線と判定されたときにステップS22で予め規制された進行方向が存在する場合であっても、規制された進行方向以外に移動物体が検出されたときには、規制された進行方向に拘わらず左右の両側方についての右側方画像画面111及び左側方画像画面112を同じ大きさで表示する。
【0088】
したがって、この車両用表示システムによれば、車両101の進入する交差路で他車両103や自転車105などの移動物体が検出された時であっても、ナビゲーション装置3からの道路情報に基づいた車線数、予め規制された通行方向に従って移動物体の走行する可能性のある側方を認識して、移動物体が走行する可能性がある側方と、移動物体が検出された側方とを同じ大きさで表示することができる。したがって、この車両用表示システムによれば、移動体が検出された側方と、移動物体が走行してくる可能性とが逆方向であるときに双方の側方を同じ大きさで表示することができる。
【0089】
なお、上述した第1実施例及び第2実施例では、自車両101が停止している状態で移動物体を検出する一例について説明したが、自車両101が走行しているときでも移動物体を検出しても良い。
【0090】
すなわち時刻tに撮像した画像P’(t)と、時刻t+nに撮像した画像P’(t+n)と、車速センサ、操舵角センサの検出結果に基づいて、時刻t+nとなる間に自車両101が移動した軌跡を算出する。例えば操舵角が0度で、nが0.5秒、車速が5Km/hとすると、約70cm進んだことを算出する。
【0091】
次いで、算出された軌跡に基づいて、画像P’(t+n)の中から画像P’(t)が撮像されている領域の画像を抽出して比較を行う。これにより、表示制御装置4では、画像P’(t+n)に対して70cm手前側の映像が画像P’(t)と同じ領域に該当することを認識し、この該当する領域についてのみステップS5での比較を行うことで移動物体を検出することができる。
【0092】
また、上述した第1実施例及び第2実施例では、移動物体を検出するのに撮像した画像を比較し検出する例について説明したが、超音波センサやレーザレーダ等を用いて移動体の検出を行っても良い。
【0093】
「通常の画像から側方表示画像への自動的切り替えの具体例」
図18〜図36に、ナビゲーション画面やオーディオ画面などの通常画面から交差路での側方表示画面に切り替えるときの表示形態を示す。
【0094】
<第1表示形態>
通常画面から側方表示画面に切り替えるに際して、GPS信号、車両速度情報や地図データを用いて自車両101の現在位置をナビゲーション装置3により計測し、表示制御装置4は、予めCD−ROMなどの記録媒体に格納された道路の接続情報、緯度経度情報、道路種別などの道路情報に基づいて、現在位置の前方の道路接続状態を状態判定部13により先読みし、自車両101が交差路などの所定の地点を起点として所定距離以内に接近したとき、側方表示画面を自動起動する。
【0095】
このような処理をする表示制御装置4は、側方画面表示が必要な交差路と自車両との距離が所定距離以上離れているときには、図18(a)に示すように、現在車両が通行している第1道路表示121、第2道路表示122、自車両表示123を含むナビゲーション画面を表示している。また、この例では、車内ディスプレイ5は、表示パネル5aの近傍にLED(Light Emitting Diode)表示部5bが設けられている。この状態では表示パネル5aによりナビゲーション画面を表示し、LED表示部5bは消灯している状態になっている。
【0096】
その後、自車両が走行して自車両と交差路との距離が所定距離以内となると、図18(b)に示すように、LED表示部5bを点滅させる。これにより、車両用表示システムでは、運転者に、所定速度以上に減速することで側方表示画面に自動的に切り替えることを提示する。
【0097】
更に自車両が走行して、自車両が交差路に近づいて、所定速度以下の速度となることを車速判定部14により判定すると、移動物体判定部12、表示領域設定部11及び画像合成部15により、側方表示画像を作成して映像セレクタ部16により切り替え出力することで、図18(c)に示すように、右側方画像画面111及び左側方画像画面112を表示パネル5aに表示すると共にLED表示部5bを消灯する。
【0098】
<第2表示形態>
表示制御装置4は、交差路と自車両との距離が所定距離以上離れているときには、図19(a)に示すように第1道路表示121、第2道路表示122、自車両表示123を含むナビゲーション画面を表示している。
【0099】
その後、自車両が走行して自車両と交差路との距離が所定距離以内となると、図19(b)に示すように、地図画面の枠部分124を点滅表示するように画像合成部15により画像処理をする。これにより、車両用表示システムでは、運転者に、所定速度以上に減速することで側方表示画面に自動的に切り替えることを提示する。
【0100】
更に自車両が走行して、自車両が交差路に近づいて、所定速度以下の速度となると、側方表示画像を作成して、図19(c)に示すように、右側方画像画面111及び左側方画像画面112を表示する。
【0101】
<第3表示形態>
また、第2表示形態において、自車両が走行して自車両と交差路との距離が所定距離以内となったときの他の表示形態としては、図20に示すように、自車両表示123の色を変更しても良く、さらには自車両表示123の形状を変更しても良い。
【0102】
<第4表示形態>
更に、第2表示形態において、自車両が走行して自車両と交差路との距離が所定距離以内となったときの他の表示形態としては、図21に示すように、自車両表示123を点滅表示しても良い。
【0103】
<第5表示形態>
更にまた、第2表示形態において、自車両が走行して自車両と交差路との距離が所定距離以内となったときの他の表示形態としては、図22に示すように、側方表示画面を表示する交差路表示125を点滅表示しても良い。これにより、運転者に側方表示画面を表示するときの位置をわかりやすく提示する。
【0104】
<第6表示形態>
更にまた、第2表示形態において、自車両が走行して自車両と交差路との距離が所定距離以内となったときの他の表示形態としては、図23に示すように、背景表示126の色を変更しても良い。
【0105】
<第7表示形態>
更にまた、第2表示形態において、自車両が走行して自車両と交差路との距離が所定距離以内となったときの他の表示形態としては、図24に示すように、全体の表示スケールを大きくするように変更しても良い。これにより、運転者に側方表示画面を表示する交差路が近づいていることを明確に提示する。
【0106】
<第8表示形態>
更にまた、第2表示形態において、自車両が走行して自車両と交差路との距離が所定距離以内となったときの他の表示形態としては、図25に示すように、視点位置を変更しても良い。この例では、図19(a)に示すように透視投影表示としているのを、2次元の平面表示にする。これにより、運転者に側方表示画面を表示する交差路までの距離を明確に表示する。
【0107】
<第9表示形態>
更にまた、第2表示形態において、自車両が走行して自車両と交差路との距離が所定距離以内となったときの他の表示形態としては、図26に示すように、交差路に関する情報を運転者に提示するアイコン表示127をしても良い。ここで、アイコン表示127は、道路情報に基づいて、例えば見通しの悪い交差路や、単数車線の交差路、複数車線の交差路に応じて変更可能である。
【0108】
<第10表示形態>
更にまた、第2表示形態において、自車両が走行して自車両と交差路との距離が所定距離以内となったときの他の表示形態としては、図27に示すように、交差路が近づいたことを提示する文字表示128をしても良い。更に、文字表示128は、道路情報に基づいて、例えば見通しの悪い交差路や、単数車線の交差路、複数車線の交差路に応じて変更可能である。
【0109】
<第11表示形態>
更にまた、第2表示形態において、自車両が走行して自車両と交差路との距離が所定距離以内となったときの他の表示形態としては、図28に示すように、ナビゲーション画面と、道路情報に基づいて交差路の状況を平面表示する交差路表示129とを分割表示しても良い。交差路表示は、道路情報に基づいて、例えば見通しの悪い交差路や、単数車線の交差路、複数車線の交差路に応じて変更可能である。
【0110】
<第12表示形態>
更にまた、第2表示形態において、自車両が走行して自車両と交差路との距離が所定距離以内となったときの他の表示形態としては、先ず図29(a)に示すように、表示パネルの左側にナビゲーション画面を表示しておき、側方表示画面を表示するべき交差路に近づいたら、図29(b)に示すようにナビゲーション画面を右側に移動させると共に、ナビゲーション画面が表示されていた領域に「交差点に注意!」という文字表示131をしても良い。これにより、運転者に自車両が交差点に近づいていることを更に明確に提示することができる。
【0111】
<第13表示形態>
更にまた、第2表示形態において、自車両が走行して自車両と交差路との距離が所定距離以内となったときの他の表示形態としては、先ず図30(a)に示すように、表示パネルの左側にナビゲーション画面を表示しておき、側方表示画面を表示するべき交差路に近づいたら、図30(b)に示すようにナビゲーション画面を縮小して表示すると共に、「交差点に注意!」という文字表示131をしても良い。これにより、運転者に自車両が交差点に近づいていることを更に明確に提示することができる。
【0112】
<第14表示形態>
上述の第1表示形態〜第13表示形態では、通常画面がナビゲーション画面である一例について説明したが、通常画面でナビゲーション画面以外の、例えばエアコン状態表示である場合についても上述と同様に、側方表示画面を表示する地点が近づいていることを表示可能である。
【0113】
自車両が走行して自車両と交差路との距離が所定距離以内となったときに、図31に示すように、エアコン状態表示140の枠表示141を点滅表示させる。
【0114】
<第15表示形態>
また、第14表示形態において、自車両が走行して自車両と交差路との距離が所定距離以内となったときの他の表示形態としては、図32に示すように、エアコ状態表示140の背景部分140aの色を変更しても良い。
【0115】
<第16表示形態>
更に、第14表示形態において、自車両が走行して自車両と交差路との距離が所定距離以内となったときの他の表示形態としては、図33に示すように、上述の図26に示した表示形態と同様に、アイコン表示142をしても良い。
【0116】
<第17表示形態>
更に、第14表示形態において、自車両が走行して自車両と交差路との距離が所定距離以内となったときの他の表示形態としては、図34に示すように、上述の図27に示した表示形態と同様に、交差路が近づいたことを提示する文字表示143をしても良い。
【0117】
<第18表示形態>
更に他の表示形態としては、図35(a)に示すように、自車両の経路を誘導するための経路誘導表示151をしているときにおいて、自車両が走行して自車両と交差路との距離が所定距離以内となると、図35(b)に示すように、経路誘導表示151を点滅させる。
【0118】
更に自車両が走行して、自車両が交差路に近づいて、所定速度以下の速度となることを判定すると、側方表示画像を作成し、図35(c)に示すように、右側方画像画面111及び左側方画像画面112を表示すると共に、経路誘導表示151に代えて、交差路で自車両が経路に従って走行する方向を示す経路案内表示152を表示する。
【0119】
これにより、車両用表示システムでは、運転者の操作により表示させた経路誘導表示を右側方画像画面111及び左側方画像画面112を表示することで遮断させるようなことがない。
【0120】
<第19表示形態>
更に他の表示形態としては、図36(a)に示すように、運転者が地図内で検索して検索物表示161をアイコンで表示させているときにおいて、自車両が走行して自車両と交差路との距離が所定距離以内となると、図36(b)に示すように、検索物表示161を点滅させる。本例では、検索物をコンビニエンスストアとし、画面内に「C」で表示している場合である。
【0121】
更に自車両が走行して、自車両が交差路に近づいて、所定速度以下の速度となることを判定すると、側方表示画像を作成し、図36(c)に示すように、右側方画像画面111及び左側方画像画面112を表示すると共に、自車両が存在する地点を略中心として検索物を表示している画面を部分表示して検索物表示161をする。
【0122】
これにより、車両用表示システムでは、運転者の操作により表示させた検索物表示161を右側方画像画面111及び左側方画像画面112を表示することで遮断させるようなことがない。
【0123】
なお、上述の実施の形態は本発明の一例である。このため、本発明は、上述の実施形態に限定されることはなく、この実施の形態以外であっても、本発明に係る技術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計等に応じて種々の変更が可能であることは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した車両用表示システムの構成を示すブロック図である。
【図2】移動物体判定部により移動物体を検出するに際して、自車両と他車両との関係を説明するための図である。
【図3】(a)、(b)は移動物体判定部により移動物体を検出するに際して、時間差を設けて撮像した画像であり、(c)は時間差を設けて撮像した画像を用いて移動物体の有無を検出する処理の内容を説明するための図である。
【図4】第1実施形態に係る車両用表示システムの表示制御装置により表示用画面を表示して、元の画面に復帰するまでの処理手順を示すフローチャートである。
【図5】一方通行道路における表示例であり、(a)は右側方から他車両が通行する可能性のある場合に自車両が左折するときの画面表示例を示し、(b)は右側方から他車両が通行する可能性のある場合に自車両が直進するときの画面表示例を示し、(c)は左側方から他車両が通行する可能性のある場合に自車両が右折するときの画面表示例を示し、(d)は左側方から他車両が通行する可能性のある場合に自車両が直進するときの画面表示例を示す。
【図6】一方通行道路における表示例であり、(a)は右側方から他車両が通行する場合に自車両が左折するときの画面表示例を示し、(b)は右側方から他車両が通行する場合に自車両が直進するときの画面表示例を示し、(c)は左側方から他車両が通行する場合に自車両が右折するときの画面表示例を示し、(d)は左側方から他車両が通行する場合に自車両が直進するときの画面表示例を示す。
【図7】一方通行道路における表示例であり、(a)は右側方から他車両が通行する可能性があり左側方から自転車が走行する場合に自車両が左折するときの画面表示例を示し、(b)は右側方から他車両が通行する可能性があり左側方から自転車が走行する場合に自車両が直進するときの画面表示例を示し、(c)は左側方から他車両が通行する可能性があり右側方から自転車が走行する場合に自車両が右折するときの画面表示例を示し、(d)は左側方から他車両が通行する可能性があり右側方から自転車が走行する場合に自車両が直進するときの画面表示例を示す。
【図8】一方通行道路における表示例であり、(a)は右側方から他車両が通行すると共に左側方から自転車が走行する場合に自車両が左折するときの画面表示例を示し、(b)は右側方から他車両が通行すると共に左側方から自転車が走行する場合に自車両が直進するときの画面表示例を示し、(c)は左側方から他車両が通行すると共に右側方から自転車が走行する場合に自車両が右折するときの画面表示例を示し、(d)は左側方から他車両が通行すると共に右側方から自転車が走行する場合に自車両が直進するときの画面表示例を示す。
【図9】双方向道路において、左側方及び右側方から他車両が走行する可能性があり、(a)自車両が左折する場合の表示例、(b)自車両が直進する場合の表示例、(c)自車両が右折する場合の表示例を示す。
【図10】双方向道路において、左側方から他車両が走行してくるときの、(a)自車両が左折する場合の表示例、(b)自車両が直進する場合の表示例、(c)自車両が右折する場合の表示例を示す。
【図11】双方向道路において、右側方から他車両が走行してくるときの、(a)自車両が左折する場合の表示例、(b)自車両が直進する場合の表示例、(c)自車両が右折する場合の表示例を示す。
【図12】双方向道路において、左側方及び右側方から他車両が走行してくるときの、(a)自車両が左折する場合の表示例、(b)自車両が直進する場合の表示例、(c)自車両が右折する場合の表示例を示す。
【図13】第2実施形態に係る車両用表示システムの表示制御装置により表示用画面を表示して、元の画面に復帰するまでの処理手順を示すフローチャートである。
【図14】一方通行道路における他の表示例であり、(a)は右側方から他車両が通行する可能性があり左側方から自転車が走行する場合に自車両が左折するときの画面表示例を示し、(b)は右側方から他車両が通行する可能性があり左側方から自転車が走行する場合に自車両が直進するときの画面表示例を示し、(c)は左側方から他車両が通行する可能性があり右側方から自転車が走行する場合に自車両が右折するときの画面表示例を示し、(d)は左側方から他車両が通行する可能性があり右側方から自転車が走行する場合に自車両が直進するときの画面表示例を示す。
【図15】一方通行道路における表示例であり、(a)は右側方から他車両が通行すると共に左側方から自転車が走行する場合に自車両が左折するときの画面表示例を示し、(b)は右側方から他車両が通行すると共に左側方から自転車が走行する場合に自車両が直進するときの画面表示例を示し、(c)は左側方から他車両が通行すると共に右側方から自転車が走行する場合に自車両が右折するときの画面表示例を示し、(d)は左側方から他車両が通行すると共に右側方から自転車が走行する場合に自車両が直進するときの画面表示例を示す。
【図16】双方向道路において、左側方から他車両が走行してくるときの、(a)自車両が左折する場合の第2実施形態の表示例、(b)自車両が直進する場合の第2実施形態の表示例、(c)自車両が右折する場合の他の表示例を示す。
【図17】双方向道路において、右側方から他車両が走行してくるときの、(a)自車両が左折する場合の第2実施形態の表示例、(b)自車両が直進する場合の第2実施形態の表示例、(c)自車両が右折する場合の第2実施形態の表示例を示す。
【図18】ナビゲーション画面から側方表示画面に自動的に切り替えるときの処理について説明するための図であり、(a)自車両と交差路とが所定距離以上離れている場合、(b)自車両と交差路とが所定距離以内である場合、(c)自車両が所定速度以下で走行した場合を示す。
【図19】ナビゲーション画面から側方表示画面に自動的に切り替えるときの他の処理について説明するための図であり、(a)自車両と交差路とが所定距離以上離れている場合、(b)自車両と交差路とが所定距離以内である場合、(c)自車両が所定速度以下で走行した場合を示す。
【図20】ナビゲーション画面を表示しているときに、自車両と交差路とが所定距離以内となったときの画面表示例を示す図である。
【図21】ナビゲーション画面を表示しているときに、自車両と交差路とが所定距離以内となったときの他の画面表示例を示す図である。
【図22】ナビゲーション画面を表示しているときに、自車両と交差路とが所定距離以内となったときの更に他の画面表示例を示す図である。
【図23】ナビゲーション画面を表示しているときに、自車両と交差路とが所定距離以内となったときの更に他の画面表示例を示す図である。
【図24】ナビゲーション画面を表示しているときに、自車両と交差路とが所定距離以内となったときの更に他の画面表示例を示す図である。
【図25】ナビゲーション画面を表示しているときに、自車両と交差路とが所定距離以内となったときの更に他の画面表示例を示す図である。
【図26】ナビゲーション画面を表示しているときに、自車両と交差路とが所定距離以内となったときの更に他の画面表示例を示す図である。
【図27】ナビゲーション画面を表示しているときに、自車両と交差路とが所定距離以内となったときの更に他の画面表示例を示す図である。
【図28】ナビゲーション画面を表示しているときに、自車両と交差路とが所定距離以内となったときの更に他の画面表示例を示す図である。
【図29】ナビゲーション画面を表示しているときに、自車両と交差路とが所定距離以内となったときの更に他の画面表示例を示す図である。
【図30】ナビゲーション画面を表示しているときに、自車両と交差路とが所定距離以内となったときの更に他の画面表示例を示す図である。
【図31】エアコン状態画面を表示しているときに、自車両と交差路とが所定距離以内となったときの画面表示例を示す図である。
【図32】エアコン状態画面を表示しているときに、自車両と交差路とが所定距離以内となったときの他の画面表示例を示す図である。
【図33】エアコン状態画面を表示しているときに、自車両と交差路とが所定距離以内となったときの更に他の画面表示例を示す図である。
【図34】エアコン状態画面を表示しているときに、自車両と交差路とが所定距離以内となったときの更に他の画面表示例を示す図である。
【図35】経路誘導表示をしているときに、側方表示画面に自動的に切り替えるときの処理について説明するための図であり、(a)自車両と交差路とが所定距離以上離れている場合、(b)自車両と交差路とが所定距離以内である場合、(c)自車両が所定速度以下で走行した場合を示す。
【図36】検索物表示をしているときに、側方表示画面に自動的に切り替えるときの処理について説明するための図であり、(a)自車両と交差路とが所定距離以上離れている場合、(b)自車両と交差路とが所定距離以内である場合、(c)自車両が所定速度以下で走行した場合を示す。
【図37】(a)は従来の右側方に移動物体がない場合に自車両が左折するときの画面表示例を示し、(b)は従来の右側方に移動物体がある場合に自車両が左折するときの画面表示例を示す。
【図38】(a)は従来の右側方に移動物体がない場合であって左側方から移動物体がある場合に自車両が左折するときの画面表示例を示し、(b)は従来の右側方に移動物体がある場合であって左側方から移動物体がある場合に自車両が左折するときの画面表示例を示す。
【符号の説明】
1 カメラヘッド
2 カメラドライバ
3 ナビゲーション装置
4 表示制御装置
5 車内ディスプレイ
11 表示領域設定部
12 移動物体判定部
13 状態判定部
14 車速判定部
15 画像合成部
16 映像セレクタ部
101 自車両
102 第1道路
103 他車両
104 第2道路
105 自転車
111 右側方画像画面
112 左側方画像画面
Claims (5)
- 車両左右側面方向の各画像を撮像する撮像手段と、
上記撮像手段で撮像された車両左右側面方向の各撮像画像を用いて、表示用画像を作成する画像作成手段と、
上記画像作成手段で作成された表示用画像を表示する表示手段と、
車両左右方向の移動体の有無を検出して移動体有無情報を作成する移動体検出手段と、
車両進行方向における交差路の状況に関する道路状況情報を取得する状況取得手段と、
上記状況取得手段で取得した道路状況情報と、上記移動体検出手段により作成された移動体有無情報とに基づいて各撮像画像の比率を決定する比率決定手段と、
上記比率決定手段で決定した各撮像画像の比率に従って上記表示用画像を作成するように上記画像作成手段を制御する制御手段とを備え、
上記状況取得手段は、交差路の車線数、規制された進行方向に基づいて道路状況を判定し、
上記比率決定手段は、交差路の車線数が単線でない場合には各撮像画像の比率を同比率とし、交差路の車線数が単線である場合には規制された進行方向に基づいて各撮像画像の比率を決定すること
を特徴とする車両用表示装置。 - 上記移動体検出手段は、上記撮像手段で撮像された各撮像画像を解析して画像内に含まれる移動体の有無を検出することを特徴とする請求項1に記載の車両用表示装置。
- 上記比率決定手段は、移動体が画像内に含まれることを示す移動体有無情報に基づいて、移動体が含まれない撮像画像の比率よりも、移動体が含まれる撮像画像の比率を大きくし、前記交差路の車線数、規制された進行方向に基づいて各撮像画像の比率を決定することを停止することを特徴とする請求項1又は2に記載の車両用表示装置。
- 上記制御手段は、上記比率決定手段で決定された各撮像画像の比率が同じであるときに、上記移動体検出手段により移動体が存在する移動体有無情報が作成されたときには、この作成された移動体有無情報に基づいて移動体が検出された撮像画像の枠表示部分を変更するように上記画像作成手段を制御する処理を更に行うことを特徴とする請求項1〜3の何れか一に記載の車両用表示装置。
- 上記比率決定手段は、
上記移動体が存在することを示す移動体有無情報が検出されたときであっても、上記交差路が単線でない場合には、各撮像画像の比率を同比率し、
上記交差路が単線であり、上記進行方向が規制されていることを判断した場合には、少なくとも規制されている進行方向と逆方向に移動体が存在することを示す移動体有無情報が検出されたときに、各撮像画像の比率を同比率とすることを特徴とする請求項1に記載の車両用表示装置。
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