JP2001116389A - 吸収冷温水機 - Google Patents

吸収冷温水機

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JP2001116389A JP29941199A JP29941199A JP2001116389A JP 2001116389 A JP2001116389 A JP 2001116389A JP 29941199 A JP29941199 A JP 29941199A JP 29941199 A JP29941199 A JP 29941199A JP 2001116389 A JP2001116389 A JP 2001116389A
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部 尚 樹 刑
Hiroshi Kojima
島 弘 小
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    • Y02B30/62Absorption based systems

Abstract

(57)【要約】 【課題】 低温再生器を経由した冷媒が保有するエンタ
ルピー39を有効利用して、吸収冷温水機の効率を向上
する。 【解決手段】 吸収器(22)から送出された稀溶液が
流過する稀溶液ライン(L1)は、第1の分岐点(B
P)で、低温溶液熱交換器(26)が介装されている第
1の分岐ライン(L1−1)と、冷媒ドレン熱交換器
(70)が介装されている第2の分岐ライン(L1−
2)とに分岐されており、高温再生器(44)で再生し
た冷媒蒸気が流れるライン(L11)の低温再生器(4
8)と凝縮器(50の間の領域(L11−70)が前記
冷媒ドレン熱交換器(70)と熱的に連通しており、低
温再生器(48)を経由した後の冷媒(L11−70を
流れる冷媒)が保有するエンタルピーが前記第2の分岐
ライン(L1−2)を流れる稀溶液へ投入される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、吸収器と、高温再
生器と、低温再生器と、凝縮器と、蒸発器とを有する吸
収冷温水機に関し、特に、所謂「一重二重効用」と呼ば
れる吸収冷温水機に関する。
【0002】
【従来の技術】図25は、所謂「シリーズフロー」タイ
プとして構成された従来の一重二重効用吸収冷温水機を
示している。図25において、吸収器22からポンプ2
4により送出された稀溶液は、稀溶液ラインL1を流過
し、低温溶液熱交換器26を経由して排熱焚再生器30
に供給される。排熱焚再生器30において、稀溶液に対
して、排熱ラインL2を流れる排熱流体(例えば温排水
等)が保有するエンタルピー(顕熱)が付加されて、加
熱・一部再生される。
【0003】再生された冷媒蒸気はラインL13を流れ
て凝縮器50へ流入する。一方、加熱・一部再生された
後の吸収溶液はラインL1−44を流れ、ポンプ32に
よりヘッドを付加され、高温溶液熱交換器42を経由し
て、高温再生器44に送られる。
【0004】高温再生器44においては、例えばバーナ
機構45の加熱手段により吸収溶液が加熱・濃縮され、
これにより発生(再生)した冷媒蒸気(水蒸気)は蒸気
ラインL11を流れ、低温再生器48を介して凝縮器5
0(第1の凝縮器)に送られる。そして、低温再生器4
8において、蒸気が保有するエンタルピーにより吸収溶
液が再生され、ラインL15を介して凝縮器50へ送ら
れる。高温再生器44で加熱・凝縮された吸収溶液(中
間濃度溶液)は、中間濃度溶液ラインL3を流れて低温
再生器48へ流入し、低温再生器48で加熱・再生され
た後、高濃度溶液ラインL4を流れ、低温溶液熱交換器
26を経由して、吸収器22に戻る。
【0005】凝縮器50で凝縮した液相冷媒は、ライン
L5を流れて蒸発器52へ供給される。蒸発器52で冷
水ライン(図示せず)を流れる冷水から気化熱を奪って
蒸発した冷媒蒸気は、ラインL17を流れて、吸収器2
2へ流入する。
【0006】ここで、ラインL11を流れる冷媒蒸気
は、低温再生器48で吸収溶液を加熱・再生した後にお
いても比較的高温であり、多量の高品位なエンタルピー
を保有している。しかし、図25の従来技術では、当該
多量のエンタルピーは、凝縮器50において、図示しな
い冷却水ラインを流れる冷却水により廃棄されている。
このことは、吸収式冷温水機の効率を改善するという見
地、或いは省エネルギという要請に反している。
【0007】そのため、図26で示す様に、冷媒蒸気が
流れるラインL11の低温再生器48と凝縮器50との
間の領域或いはラインL11−70に冷媒ドレン熱交換
器70を介装し、低温再生器48を経由した後の冷媒が
保有するエンタルピーを、稀溶液ラインL1の低温溶液
熱交換器26と排熱焚再生器30の間の領域を流れる稀
溶液に投入出来る様に構成した技術が存在する。
【0008】この技術によれば、低温再生器48で吸収
溶液を加熱・再生した後に冷媒が保有するエンタルピー
を(ラインL11−70及び冷媒ドレン熱交換器70に
より)吸収溶液(稀溶液)の昇温に利用して、バーナ機
構45に供給される高質燃料で発生したエンタルピーの
有効利用、再生量の増加、吸収冷温水機の効率改善を図
ることが出来るので、好都合である。
【0009】しかし、図26の従来技術においても、バ
ーナ機構45に供給される高質燃料の利用が未だに不充
分である。図26において、冷媒ドレン熱交換器70
は、稀溶液ラインL1の低温溶液熱交換器26と排熱焚
再生器30の間の領域に介装されている。従って、低温
再生器48を加熱・再生した後の冷媒(吸収冷温水機の
運転条件により、気相、液相、気液2相のいずれかの形
態でラインL11−70を流れる事となる)が保有する
エンタルピーは、低温溶液再生器26で加熱された後の
稀溶液に供給されることとなる。ここで、低温溶液再生
器26で加熱された後の稀溶液の温度が例えば60℃−
75℃であり、低温再生器48を加熱・再生した後の冷
媒の温度が例えば90℃であるとすれば、75℃−90
℃の温度範囲のエンタルピー(顕熱)はラインL1を流
れる稀溶液の昇温に有効利用されるが、40℃−75℃
の温度範囲のエンタルピー(顕熱)は有効利用されるこ
と無く、凝縮器50で廃棄されることとなる。そして、
低温再生器48を加熱・再生した後の冷媒が保有するエ
ンタルピーであって、40℃−75℃の温度範囲のエン
タルピー(顕熱)が、有効利用されること無く、凝縮器
50で廃棄されることは、高質燃料の利用効率及び吸収
冷温水機の効率を向上しようという昨今の強い要請に反
している。
【0010】図25、図26で示す従来技術は、所謂
「シリーズフロー」タイプの吸収冷温水機を示している
が、図27は、所謂「パラレルフロー」タイプの吸収冷
温水機を示している。しかし、図27のパラレルフロー
タイプの吸収冷温水機においても、上述したのと同様な
問題が存在する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上述した従来
技術の問題点に鑑みて提案されたものであり、低温再生
器を経由した後の冷媒が保有するエンタルピーを有効利
用して、吸収冷温水機の効率を向上することを目的とし
ている。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の吸収冷温水機
は、吸収器(22)と、高温再生器(44)と、低温再
生器(48)と、排熱焚再生器(30)と、凝縮器(5
0)と、蒸発器(52)とを有する吸収冷温水機(2
0)において、吸収器(22)から送出された稀溶液が
流過する稀溶液ライン(L1)は、第1の分岐点(B
P)で、低温溶液熱交換器(26)が介装されている第
1の分岐ライン(L1−1)と、冷媒ドレン熱交換器
(70)が介装されている第2の分岐ライン(L1−
2)とに分岐されており、高温再生器(44)で再生し
た冷媒蒸気が流れるライン(L11)の低温再生器(4
8)と凝縮器(50の間の領域(L11−70)が前記
冷媒ドレン熱交換器(70)と熱的に連通しており、低
温再生器(48)を経由した後の冷媒(L11−70を
流れる冷媒)が保有するエンタルピーが前記第2の分岐
ライン(L1−2)を流れる稀溶液へ投入される様に構
成されている(図1−図19)。
【0013】かかる構成を具備する本発明によれば、低
温再生器を経由した後の冷媒(L11−70を流れる冷
媒)が保有するエンタルピーが、前記冷媒ドレン熱交換
器(70)を介して、前記第2の分岐ライン(L1−
2)を流れる稀溶液へ投入される様に構成されている。
そして、前記第2の分岐ライン(L1−2)には前記冷
媒ドレン熱交換器(70)のみが介装されており、低温
溶液熱交換器(26)は介装されていない。従って、前
記冷媒ドレン熱交換器(70)を介して、低温再生器を
経由した後の冷媒(L11−70を流れる冷媒)が保有
するエンタルピーが、広い温度範囲に亘って、前記第2
の分岐ライン(L1−2)を流れる稀溶液へ投入され
る。
【0014】例えば、低温溶液熱交換器(26)で加熱
された後の稀溶液(前記第1の分岐ラインL1−1を流
れる稀溶液温度)の温度が60℃−75℃であり、低温
再生器(48)を加熱・再生した後の冷媒の温度が例え
ば90℃であるとしても、前記第2の分岐ライン(L1
−2)に流入する稀溶液温度は前記第1の分岐ライン
(L1−1)を流れる稀溶液温度よりも遥かに低いの
で、75℃−90℃の温度範囲のエンタルピーは勿論、
40℃−75℃の温度範囲のエンタルピー(顕熱)も、
第2の分岐ライン(L1−2)を流れる稀溶液を昇温す
るのに用いられる。すなわち、上述した本発明によれ
ば、高温再生器(44)に供給される高質燃料が有効に
利用されると共に、吸収溶液が効率的に昇温されるの
で、吸収冷温水機の効率が改善されるのである。
【0015】本発明において、前記第1及び第2の分岐
ライン(L1−1、L1−2)は低温溶液熱交換器(2
6)或いは冷媒ドレン熱交換器(70)を経由してから
直ちに第1の合流点(GP)で合流して排熱焚再生器
(30)に連通し、排熱焚再生器(30)で加熱された
吸収溶液は(ラインL1−44を流れ、ポンプ32によ
りヘッドが付加されて)高温溶液熱交換器(42)を介
して高温再生器(44)に送られ、高温再生器(44)
で加熱された吸収溶液は、中間濃度溶液ライン(L3)
を流れて低温再生器(48)へ流入し、低温再生器(4
8)で加熱された後に高濃度溶液ライン(L4)を流
れ、低温溶液熱交換器(26)を経由して吸収器(2
2)に戻るように構成されているのが好ましい。(図
1:シリーズフロータイプ)
【0016】また、前記第1の分岐ライン(L1−1)
は、低温溶液熱交換器(26)を経由した後に前記第2
の分岐ライン(L1−2)とは合流せずに排熱焚再生器
(30)に連通し、該排熱焚再生器(30)から高温再
生器(44)に向かうライン(L1−144)は、排熱
焚再生器(30)と高温溶液熱交換器(42)の間の第
1の合流点(GP)で前記第2の分岐ライン(L1−
2)と合流して高温再生器(44)に連通し(L1−4
4)、高温再生器(44)で加熱された吸収溶液は、中
間濃度溶液ライン(L3)を流れて低温再生器(48)
へ流入し、低温再生器(48)で加熱された後に高濃度
溶液ライン(L4)を流れ、低温溶液熱交換器(26)
を経由して吸収器(22)に戻る様に構成するのが好ま
しい。(図2:シリーズフロータイプ)
【0017】或いは、前記第1の分岐ライン(L1−
1)は、低温溶液熱交換器(26)を経由した後に前記
第2の分岐ライン(L1−2)とは合流せずに排熱焚再
生器(30)に連通し、該排熱焚再生器(30)から高
温再生器(44)に向かうライン(L1−144)は、
高温溶液熱交換器(42)と高温再生器(44)の間の
第1の合流点(GP)で前記第2の分岐ライン(L1−
2)と合流して高温再生器(44)に連通し、高温再生
器(44)で加熱された吸収溶液は中間濃度溶液ライン
(L3)を流れて低温再生器(48)へ流入し、低温再
生器(48)で加熱された後に高濃度溶液ライン(L
4)を流れ、低温溶液熱交換器(26)を経由して吸収
器(22)に戻る様に構成するのが好ましい。(図3:
シリーズフロータイプ)
【0018】そして本発明は、前記第1及び第2の分岐
ライン(L1−1、L1−2)は低温溶液熱交換器(2
6)或いは冷媒ドレン熱交換器(70)を経由してから
直ちに第1の合流点(GP)で合流し、第2の分岐点
(P1)で高温再生器(44)に連通するライン(L1
−3)と排熱焚再生器(30)に連通するライン(L1
−4)に分岐し、高温再生器(44)に連通するライン
(L1−3)を流れる稀溶液は高温溶液熱交換器(4
2)を経由して高温再生器(44)へ流入し、排熱焚再
生器(30)に連通するライン(L1−4)を流れる稀
溶液は排熱焚再生器(30)で加熱されて低温再生器
(48)に流入し、低温再生器(48)で加熱された吸
収溶液が流れるライン(L1−42)は、高温再生器
(44)からの溶液ライン(L3)と第2の合流点(P
2)で合流し(L4)、低温溶液熱交換器(26)を経
由して吸収器(22)へ連通するのが好ましい。(図
4:パラレルフロータイプ)
【0019】さらに本発明では、前記第1の分岐ライン
(L1−1)は、低温溶液熱交換器(26)を経由した
後に前記第2の分岐ライン(L1−2)とは合流せず
に、第2の分岐点(P1)で高温再生器(44)に連通
するライン(L1−3)と排熱焚再生器(30)に連通
するライン(L1−4)に分岐し、高温再生器(44)
に連通するライン(L1−3)を流れる稀溶液は高温溶
液熱交換器(42)を経由して高温再生器(44)へ流
入し、排熱焚再生器(30)に連通するライン(L1−
4)は第1の合流点(GP)で前記第2の分岐ライン
(L1−2)と合流し、該ライン(合流後のL1−4)
を流れる稀溶液は排熱焚再生器(30)で加熱されて低
温再生器(48)に流入し、低温再生器(48)で加熱
された吸収溶液が流れるライン(L1−42)は高温再
生器(44)からの溶液ライン(L3)と第2の合流点
(P2)で合流し(L4)、低温溶液熱交換器(26)
を経由して吸収器(22)へ連通するのが好ましい。
(図5:パラレルフロータイプ)
【0020】これに加えて本発明では、前記第1の分岐
ライン(L1−1)は、低温溶液熱交換器(26)を経
由した後に前記第2の分岐ライン(L1−2)とは合流
せずに、第2の分岐点(P1)で高温再生器(44)に
連通するライン(L1−11)と排熱焚再生器(30)
に連通するライン(L1−12)に分岐し、高温再生器
(44)に連通するライン(L1−11)は第2の分岐
点(P1)と高温溶液熱交換器(42)の間の第1の合
流点(GP)で前記第2の分岐ライン(L1−2)と合
流して(L1−44)高温再生器(44)へ連通し、排
熱焚再生器(30)に連通するライン(L1−12)を
流れる稀溶液は排熱焚再生器(30)で加熱されて低温
再生器(48)に流入し、低温再生器(48)で加熱さ
れた吸収溶液が流れるライン(L1−122)は高温再
生器(44)からの溶液ライン(L3)と第2の合流点
(P2)で合流し、低温溶液熱交換器(26)を経由し
て吸収器(22)へ連通するのが好ましい(図6:パラ
レルフロータイプ)。
【0021】本発明の実施に際して、前記第1の分岐ラ
イン(L1−1)は、低温溶液熱交換器(26)を経由
した後に前記第2の分岐ライン(L1−2)とは合流せ
ずに、第2の分岐点(P1)で高温再生器(44)に連
通するライン(L1−11)と排熱焚再生器(30)に
連通するライン(L1−12)に分岐し、高温再生器
(44)に連通するライン(L1−11)は高温溶液熱
交換器(42)と高温再生器(44)の間の第1の合流
点(GP)で前記第2の分岐ライン(L1−2)と合流
して高温再生器(44)へ連通し、排熱焚再生器(3
0)に連通するライン(L1−12)を流れる稀溶液は
排熱焚再生器(30)で加熱されて低温再生器(48)
に流入し、低温再生器(48)で加熱された吸収溶液が
流れるライン(L1−122)は高温再生器(44)か
らの溶液ライン(L3)と第2の合流点(P2)で合流
し、低温溶液熱交換器(26)を経由して吸収器(2
2)へ連通するのが好ましい(図7:パラレルフロータ
イプ)。
【0022】また、前記第1及び第2の分岐ライン(L
1−1、L1−2)は低温溶液熱交換器(26)或いは
冷媒ドレン熱交換器(70)を経由してから直ちに第1
の合流点(GP)で合流して(L1−30)排熱焚再生
器(30)に連通し、排熱焚再生器(30)で加熱され
た吸収溶液が流れるライン(L1−31)は、第2の分
岐点(P1)で高温再生器(44)に連通するライン
(L1−44)と低温再生器(48)に連通するライン
(L1−48)に分岐し、高温再生器(44)に連通す
るライン(L1−44)を流れる稀溶液は高温溶液熱交
換器(42)を経由して高温再生器(44)へ流入し、
低温再生器(48)に連通するライン(L1−48)を
流れる稀溶液は低温再生器(48)に流入して加熱さ
れ、低温再生器(48)で加熱された吸収溶液が流れる
ライン(L1−49)は、高温再生器(44)からの溶
液ライン(L3)と第2の合流点(P2)で合流し(L
4)、低温溶液熱交換器(26)を経由して吸収器(2
2)へ連通するのが好ましい(図8:パラレルフロータ
イプ)。
【0023】ここで、排熱焚再生器は、そこに流入する
吸収溶液の流量が多いほど、冷媒蒸気再生量が増加す
る。そして、上述した構成の本発明によれば、排熱焚再
生器(30)は吸収器(22)と第2の分岐点(P1)
との間の領域に介装されているため、パラレルフロータ
イプの吸収冷温水機であっても、吸収器(22)から出
てポンプ(24)でヘッドが付加された吸収溶液は、そ
の全量が排熱焚再生器(30)へ供給されている。従っ
て、上述した様な構成を具備する本発明によれば、排熱
焚再生器における再生量を増加して、排熱の有効利用を
図ると共に、吸収冷温水機の効率を向上することが出来
る。
【0024】また本発明において、前記第1の分岐ライ
ン(L1−1)は、低温溶液熱交換器(26)を経由し
た後に前記第2の分岐ライン(L1−2)とは合流せず
に排熱焚再生器(30)に連通し、排熱焚再生器(3
0)で加熱された吸収溶液が流れるライン(L1−3
1)は、第2の分岐点(P1)で高温再生器(44)に
連通するライン(L1−44)と低温再生器(48)に
連通するライン(L1−48)に分岐し、高温再生器
(44)に連通するライン(L1−44)を流れる稀溶
液は高温溶液熱交換器(42)を経由して高温再生器
(44)へ流入し、低温再生器(48)に連通するライ
ン(L1−48)は第1の合流点(GP)で前記第2の
分岐ライン(L1−2)と合流し、該ライン(合流後の
L1−2)を流れる稀溶液は低温再生器(48)に流入
して加熱され、低温再生器(48)で加熱された吸収溶
液が流れるライン(L1−51)は、高温再生器(4
4)からの溶液ライン(L3)と第2の合流点(P2)
で合流し(L4)、低温溶液熱交換器(26)を経由し
て吸収器(22)へ連通するのが好ましい(図9:パラ
レルフロータイプ)。
【0025】或いは、前記第1の分岐ライン(L1−
1)は、低温溶液熱交換器(26)を経由した後に前記
第2の分岐ライン(L1−2)とは合流せずに排熱焚再
生器(30)に連通し、排熱焚再生器(30)で加熱さ
れた吸収溶液が流れるライン(L1−31)は、第2の
分岐点(P1)で高温再生器(44)に連通するライン
(L1−44)と低温再生器(48)に連通するライン
(L1−48)に分岐し、高温再生器(44)に連通す
るライン(L1−44)は、第2の分岐点(P1)と高
温溶液熱交換器(42)の間の第1の合流点(GP)で
前記第2の分岐ライン(L1−2)と合流して高温再生
器(44)へ連通し、低温再生器(48)に連通するラ
イン(L1−48)を流れる稀溶液は低温再生器(4
8)に流入して加熱され、低温再生器(48)で加熱さ
れた吸収溶液が流れるライン(L1−49)は、高温再
生器(44)からの溶液ライン(L3)と第2の合流点
(P2)で合流し、低温溶液熱交換器を経由して吸収器
へ連通するのが好ましい(図10:パラレルフロータイ
プ)。
【0026】そして、前記第1の分岐ライン(L1−
1)は、低温溶液熱交換器(26)を経由した後に前記
第2の分岐ライン(L1−2)とは合流せずに排熱焚再
生器(30)に連通し、排熱焚再生器(30)で加熱さ
れた吸収溶液が流れるライン(L1−31)は、第2の
分岐点(P1)で高温再生器(44)に連通するライン
(L1−44)と低温再生器(48)に連通するライン
(L1−48)に分岐し、高温再生器(44)に連通す
るライン(L1−44)は、高温溶液熱交換器(42)
と高温再生器(44)の間の第1の合流点(GP)で前
記第2の分岐ライン(L1−2)と合流して(L1−4
6)高温再生器(44)へ連通し、低温再生器(48)
に連通するライン(L1−48)を流れる稀溶液は低温
再生器(48)に流入して加熱され、低温再生器(4
8)で加熱された吸収溶液が流れるライン(L1−4
9)は、高温再生器(44)からの溶液ライン(L3)
と第2の合流点(P2)で合流し、低温溶液熱交換器を
経由して吸収器へ連通するのが好ましい(図11:パラ
レルフロータイプ)。
【0027】さらに、前記第1及び第2の分岐ライン
(L1−1、L1−2)は低温溶液熱交換器(26)或
いは冷媒ドレン熱交換器(70)を経由してから直ちに
第1の合流点(GP)で合流して排熱焚再生器(30)
に連通し、排熱焚再生器(30)で加熱された吸収溶液
が流れるライン(L1−31)は低温再生器(48)に
連通し、低温再生器(48)で加熱された吸収溶液が流
れるライン(L6)は高温溶液熱交換器(42)を経由
して高温再生器(44)へ連通しており、高温再生器
(44)で加熱された吸収溶液は吸収器(22)へ戻さ
れるのが好ましい(図12:リバースフロータイプ)
【0028】。また、前記第1の分岐ライン(L1−
1)は、低温溶液熱交換器(26)を経由した後に前記
第2の分岐ライン(L1−2)とは合流せずに排熱焚再
生器(30)に連通し、排熱焚再生器(30)で加熱さ
れた吸収溶液が流れるライン(L1−130)は低温再
生器(48)に連通し、低温再生器(48)で加熱され
た吸収溶液が流れるライン(L6)は、低温再生器(4
8)と高温溶液熱交換器(42)の間の第1の合流点
(GP)で前記第2の分岐ライン(L1−2)と合流し
て高温再生器(44)へ連通し、高温再生器(44)で
加熱された吸収溶液は吸収器(22)へ戻されるのが好
ましい(図13:リバースフロータイプ)。
【0029】そして、前記第1の分岐ライン(L1−
1)は、低温溶液熱交換器(26)を経由した後に前記
第2の分岐ライン(L1−2)とは合流せずに排熱焚再
生器(30)に連通し、排熱焚再生器(30)で加熱さ
れた吸収溶液が流れるライン(L1−130)は低温再
生器(48)に連通し、低温再生器(48)で加熱され
た吸収溶液が流れるライン(L6)は、高温溶液熱交換
器(42)と高温再生器(44)の間の第1の合流点
(GP)で前記第2の分岐ライン(L1−2)と合流し
て(L6−44)高温再生器(44)へ連通し、高温再
生器(44)で加熱された吸収溶液は吸収器(22)へ
戻されるのが好ましい(図14:リバースフロータイ
プ)。
【0030】これに加えて、前記第1の分岐ライン(L
1−1)は、低温溶液熱交換器(26)を経由した後に
前記第2の分岐ライン(L1−2)とは合流せずに排熱
焚再生器(30)に連通し、排熱焚再生器(30)で加
熱された吸収溶液が流れるライン(L1−130)は、
第1の合流点(GP)で前記第2の分岐ライン(L1−
2)と合流して(L1−48)低温再生器(48)に連
通し、低温再生器(48)で加熱された吸収溶液が流れ
るライン(L6)は高温再生器(44)へ連通し、高温
再生器(44)で加熱された吸収溶液は吸収器(22)
へ戻されるのが好ましい(図15:リバースフロータイ
プ)。
【0031】また本発明の吸収冷温水機は、吸収器(2
2)と、高温再生器(44)と、低温再生器(48)
と、排熱焚再生器(30)と、凝縮器(50)と、蒸発
器(52)とを有し、吸収溶液が流れるライン(L1−
30)が分岐点(P1)にて高温再生器(44)側へ向
かうライン(L1−44)と低温再生器(48)側へ向
かうライン(L1−48)とに分岐し、高温再生器(4
4)で加熱された吸収溶液が流れるライン(L3)と低
温再生器(48)で加熱された吸収溶液が流れるライン
(L1−49)とが合流点(P2)で合流し(L4:図
23:パラレルフロータイプ)、或いは、高温再生器
(44)で加熱された吸収溶液が流れるライン(L3)
が低温再生器(48)に連通(図24:シリーズ・パラ
レルフロータイプ)している吸収冷温水機において、吸
収器(22)と前記分岐点(P1)との間の領域に排熱
焚再生器(30)が介装されており、吸収冷温水機を循
環する吸収溶液が必ず排熱焚再生器(30)に流入する
様に構成されている。
【0032】かかる構成を具備する本発明によれば、排
熱焚再生器(30)は吸収器(22)と分岐点(P1)
との間の領域に介装されているため、パラレルフロータ
イプの吸収冷温水機であっても、シリーズ・パラレルフ
ロータイプの吸収冷温水機であっても、吸収器(22)
から出た吸収溶液は、その全量が排熱焚再生器(30)
へ供給されている。ここで、排熱焚再生器(30)は流
入する吸収溶液の流量が多いほど、冷媒蒸気再生量が増
加する。従って、上述した様な構成を具備する本発明に
よれば、排熱焚再生器における再生量を増加して、排熱
の有効利用を図ると共に、吸収冷温水機の効率を向上す
ることが出来るのである。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、図1−図24を参照して、
本発明の実施の形態について説明する。なお、図示の実
施形態において、上述したのと同様な部材については、
同様な符号が付されている。
【0034】図1中、全体を符号20で示す本発明の吸
収式冷温水機は、所謂「シリーズフロー」タイプとして
構成されている。図1において、吸収器22からポンプ
24により送出された稀溶液は、稀溶液ラインL1を流
過し、分岐点BP(第1の分岐点)において、ラインL
1−1(第1の分岐ライン)とラインL1−2(第1の
分岐ライン)に分岐する。ラインL1−1には低温溶液
熱交換器26が介装されており、ラインL1−2には冷
媒ドレン熱交換器70が介装されている。
【0035】ラインL1−1を流れる稀溶液には、溶液
ラインL4を流れる吸収溶液(高濃度溶液)が保有する
エンタルピーが、低温溶液熱交換器26を介して投入さ
れる。そして、ラインL1−2を流れる稀溶液には、冷
媒ラインL11の領域L11−70を流れる冷媒(吸収
冷温水機の運転条件により、気相、液相、気液2相とな
る)が保有するエンタルピーが、冷媒ドレン熱交換器7
0を介して投入される。
【0036】ラインL1−1とラインL1−2とは、低
温溶液熱交換器26或いは冷媒ドレン熱交換器70を経
由してから、その近傍に設けられた合流点GP(第1の
合流点)で合流して、ラインL1−30となる。このラ
インL1−30は、排熱焚再生器30に連通している。
排熱焚再生器30には、ラインL2を流れる排熱流体
(例えば温排水)が供給されている。ラインL2を流れ
る排熱流体は、その保有するエンタルピーを排熱焚再生
器30内の吸収溶液に対して投入し、当該吸収溶液を加
熱・一部再生せしめる。そして、再生した冷媒蒸気は蒸
気ラインL13を介して凝縮器50に流入する。
【0037】排熱焚再生器30で加熱・一部再生された
後の吸収溶液は、ポンプ32によりヘッドが付加され
る。ポンプ32によりヘッドが付加された溶液は、高温
溶液熱交換器42を介して高温再生器44に送られる。
高温再生器44において、吸収溶液はバーナ機構45に
より加熱・濃縮され、冷媒蒸気(水蒸気)が再生され
る。
【0038】高温再生器44で加熱・凝縮された吸収溶
液(中間濃度溶液)は、中間濃度溶液ラインL3を流れ
て低温再生器48へ流入する。この溶液が保有するエン
タルピーは、高温溶液熱交換器42により、稀溶液ライ
ンL1を流れる吸収溶液に投入される。そして、低温再
生器48で加熱・再生された後の吸収溶液(高濃度溶
液)は、高濃度溶液ラインL4を流れ、低温溶液熱交換
器26を経由して、吸収器22に戻される。
【0039】一方、高温再生器44で再生した冷媒蒸気
(水蒸気:気相冷媒)は蒸気ラインL11を流れ、低温
再生器48において冷媒蒸気が保有するエンタルピーを
吸収溶液に供給して、低温再生器48内の吸収溶液を再
生する。そして高温再生器44で再生した冷媒蒸気は、
低温再生器48を出た後に、気相冷媒、液相冷媒、気液
2相流のいずれかの形態でライン(或いは領域)L11
−70を流過する。このラインL11−70は、冷媒ド
レン熱交換器70を介して凝縮器50に連通している。
そして上述した通り、ラインL11−70を流れる冷媒
が保有するエンタルピーは、冷媒ドレン熱交換器70を
介して、稀溶液ラインL1−2を流れる稀溶液に供給さ
れる。
【0040】ここで、ラインL1−2を流れる稀溶液
は、図26で示す従来技術とは異なり、低温溶液熱交換
器26で熱を投入されてはいないので、従来技術におい
ては廃棄されていた領域のエンタルピー、例えばライン
L11−70を流れる冷媒における40℃−75℃の領
域のエンタルピー(顕熱)が、ラインL1−2を流れる
稀溶液に対して供給される。すなわち、高温再生器44
のバーナ機構45により付加されたエンタルピーが、有
効利用されるのである。
【0041】図1において、ラインL5は凝縮器50で
凝縮した液相冷媒を蒸発器52へ供給するための液相冷
媒ラインである。また、ラインL17は、蒸発器52で
冷水ライン(図示せず:図示しない冷房負荷に連通して
いる)を流れる冷水から気化熱を奪って蒸発した冷媒蒸
気が流れる冷媒蒸気ラインであり、吸収器22へ連通し
ている。
【0042】図1の実施形態によれば、稀溶液ラインL
1を流れる稀溶液は、低温溶液熱交換器26及び高温溶
液熱交換器44のみならず、排熱焚再生器30によって
も加熱されるので、効率が良い。
【0043】また、ラインL11−70を流れる冷媒が
保有するエンタルピーは、広い温度範囲に亘って(例え
ば40℃−90℃の温度範囲)、ラインL1−2を流れ
る稀溶液に対して投入される。そのため、高温再生器4
4のバーナ機構45で消費される高質燃料によって投与
されたエンタルピーが、無駄に廃棄されること無く、冷
媒蒸気発生のために有効利用される。そのため、吸収冷
温水機20全体の効率が向上する。
【0044】図2は本発明の第2実施形態にかかる吸収
冷温水機を示しており、この第2実施形態も、「シリー
ズフロータイプ」の吸収冷温水機にかかるものである。
【0045】図1で示す吸収冷温水機においては、ライ
ンL1−1とラインL1−2とは、低温溶液熱交換器2
6或いは冷媒ドレン熱交換器70を経由してから、その
近傍に設けられた合流点GPで合流している。これに対
して、図2の実施形態では、分岐点BPで分岐した稀溶
液ラインL1−1は、低温溶液熱交換器26を経由した
後、直ちに合流すること無く、排熱焚再生器30に連通
する。そして、排熱ラインL2から投入されるエンタル
ピーにより排熱焚再生器30内で加熱され、一部再生さ
れた後、ラインL1−144を流れ、ポンプ32により
ヘッドを負荷される。それから、分岐した他方のライン
L1−2と合流点GPで合流する。ラインL1−2とラ
インL1−144は合流点GPで合流した後、ラインL
1−44となり、高温溶液熱交換器42を経由して高温
再生器44に連通する。
【0046】図2の実施形態のその他の構成及び作用効
果については、図1の実施形態と同様である。
【0047】図3は本発明の第3実施形態にかかる吸収
冷温水機を示しており、この第3実施形態も、「シリー
ズフロータイプ」の吸収冷温水機にかかるものである。
【0048】この実施形態においても、分岐点BPで分
岐した稀溶液ラインL1−1は、低温溶液熱交換器26
を経由した後に直ちに合流せず、排熱焚再生器30に連
通する。稀溶液ラインL1−1を介して排熱焚再生器3
0に供給された稀溶液は、排熱ラインL2から投入され
るエンタルピーにより加熱され、一部再生された後、ラ
インL1−144を流れ、ポンプ32によりヘッドを負
荷され、高温溶液熱交換器42を経由する。それから、
分岐した他方のラインL1−2と合流点GPで合流す
る。ラインL1−2とラインL1−144は合流点GP
で合流した後、ラインL1−44となり、高温再生器4
4に連通する。
【0049】図3の実施形態におけるその他の構成及び
作用効果は、図1、図2の実施形態と同様である。
【0050】図1−図3は、所謂「シリーズフロー」タ
イプの吸収冷温水機について本発明を適用した実施形態
である。これに対して、図4−図11は、所謂「パラレ
ルフロー」タイプの吸収冷温水機について本発明を適用
した実施形態である。
【0051】図4は本発明の第4実施形態を示してい
る。吸収器22から出た稀溶液は、ポンプ24によりヘ
ッドを付加されて稀溶液ラインL1を流れ、第1の分岐
点BPにおいて、ラインL1−1とラインL1−2に分
岐する。ここで、ラインL1−1には低温溶液熱交換器
26が介装されており、ラインL1−2には冷媒ドレン
熱交換器70が介装されている。ラインL1−1とライ
ンL1−2とは、低温溶液熱交換器26或いは冷媒ドレ
ン熱交換器70を経由してから、その近傍に設けられた
第1の合流点GPで合流してラインL1−P1となる。
このラインL1−P1は、第2の分岐点P1において、
高温再生器44に連通するラインL1−3と、排熱焚再
生器30に連通するラインL1−4とに分岐する。
【0052】ラインL1−3を流れる稀溶液は、高温溶
液熱交換器42を介して高温再生器44へ流入し、バー
ナ機構45により加熱・濃縮された後、溶液ラインL3
を流れる。高温再生器44で再生した冷媒蒸気は、低温
再生器48に連通するラインL11を流れ、低温再生器
48内の吸収溶液に保有するエンタルピーを供給して冷
媒を再生した後、ラインL11−70を流れ、冷媒ドレ
ン熱交換器70を介してラインL1−2内の稀溶液にエ
ンタルピーを供給し、凝縮器50へ送られる。
【0053】ラインL1−4を流れる稀溶液は、排熱焚
再生器30において、排熱ラインL2を流れる排熱流体
が保有するエンタルピーが投入され、加熱・再生・濃縮
される。そして、排熱焚再生器30で再生された冷媒蒸
気は、ラインL13を介して凝縮器50に供給され、再
生・濃縮後の吸収溶液は、溶液ラインL1−41を流れ
て、低温再生器48に流入する。
【0054】低温再生器48で加熱・再生・濃縮された
吸収溶液は溶液ラインL1−42を流れ、溶液ラインL
1−42は、第2の合流点P2において、高温再生器4
4からの溶液ラインL3と合流して溶液ラインL4とな
り、吸収器22へ戻る。
【0055】この実施形態においても、図1の実施形態
で説明したのと同様に、ラインL11−70を流れる冷
媒が保有するエンタルピーが、広い温度範囲に亘って、
冷媒ドレン熱交換器70を介して、稀溶液ラインL1−
2内を流れる稀溶液に供給され、高温再生器44(のバ
ーナ機構45)において付与されたエンタルピーが、冷
媒蒸気発生のために有効に利用される。また、排熱焚再
生器30で冷媒蒸気が発生すると共に、低温再生器48
の流入する吸収溶液の温度が上昇し、低温再生器48に
おける再生蒸気量も増加する。また、排熱流体が保有す
るエンタルピーが、高温再生器44及び排熱焚再生器3
0における再生で利用されるので、排熱流体の保有する
エンタルピーの利用効率も向上する。その結果、及び吸
収冷温水機全体の効率が上昇する。図4の実施形態の他
の構成及び作用効果については、図1−図3の実施形態
と同様である。
【0056】図5は、本発明の第5実施形態にかかる吸
収冷温水機を示す。図4で示す実施形態では、第1の分
岐点BPで分岐した2本のラインL1−1とL1−2
は、低温溶液熱交換器26或いは冷媒ドレン熱交換器7
0を経由してから直ちに、その近傍に設けられた第1の
合流点GPで合流している。
【0057】これに対して、図5の実施形態では、第1
の分岐点BPで分岐した稀溶液ラインL1−1は、低温
溶液熱交換器26を経由した後、直ちに合流すること無
く、第2の分岐点P1で、高温再生器44に連通するラ
インL1−3と、ラインL1−4とに分岐する。そして
ラインL1−4において、第1の合流点GPで他方の分
岐ラインL1−2と合流して、排熱焚再生器30に連通
するのである。換言すれば、図5の実施形態では、第1
の合流点GPは、第2の分岐点P1と排熱焚再生器30
との間の領域に設けられている。
【0058】図5の実施形態のその他の構成は図4で示
す実施形態と同様である。また、図5の実施形態の作用
効果については、図1−図4で示す実施形態と同様であ
る。
【0059】図6は本発明の第6実施形態を示してい
る。図6においても、分岐ラインL1−1は低温溶液熱
交換器26を経由した後に、他方の分岐ラインL1−2
と直ちに合流するのではない。
【0060】図6において、ラインL1−1は低温溶液
熱交換器26を経由した後に、第2の分岐点P1で、高
温再生器44側に向かうラインL1−11と、排熱焚再
生器30に連通するラインL1−12とに分岐する。そ
して、ラインL1−11は、第1の合流点GPで分岐ラ
インL1−2と合流してラインL1−44となり、高温
再生器44へ連通する。
【0061】一方、ラインL1−12は排熱焚再生器3
0に連通し、排熱焚再生器30で加熱・一部再生された
吸収溶液はラインL1−121を介して低温再生器48
に供給される。そして、低温再生器48で加熱・一部再
生された吸収溶液はラインL1−122を流れ、該ライ
ンL1−122は第2の合流点PでラインL3と合流し
てラインL4となり、吸収器22に戻る。
【0062】図6の実施形態のその他の構成は図4、図
5で示す実施形態と同様である。また、図6の実施形態
の作用効果については、図1−図5で示す実施形態と同
様である。
【0063】図7は本発明の第7実施形態を示してい
る。図7においても、分岐ラインL1−1は低温溶液熱
交換器26を経由した後に、他方の分岐ラインL1−2
と直ちに合流するのではない。
【0064】図7においても、ラインL1−1は低温溶
液熱交換器26を経由した後に、第2の分岐点P1で、
高温再生器44側に向かうラインL1−11と、排熱焚
再生器30に連通するラインL1−12とに分岐する。
そしてラインL1−11は高温溶液熱交換器42を経由
し、第1の合流点GPで分岐ラインL1−2と合流して
ラインL1−44となり、高温再生器44へ連通する。
【0065】図7の実施形態のその他の構成は図4−図
6で示す実施形態と同様である。また、図7の実施形態
の作用効果については、図1−図6で示す実施形態と同
様である。
【0066】図8は本発明の第8実施形態を示してい
る。図8において、分岐ラインL1−1は低温溶液熱交
換器26を経由した後、他方の分岐ラインL1−2は冷
媒ドレン熱交換器70を経由した後、図4の実施形態と
同様に、第1の合流点GPで直ちに合流している。図4
の実施形態においては、第1の合流点GPで合流したラ
インL1−P1が第2の分岐点P1で分岐して、一方の
ラインL1−4が排熱焚再生器30に連通している。
【0067】これに対して図8では、第1の合流点GP
で合流したラインL1−30は、分岐すること無くその
まま排熱焚再生器30に連通し、排熱ラインL2により
加熱・一部再生された吸収溶液はラインL1−31を流
れる。そして、このラインL1−31が第2の分岐点P
1で、高温再生器44に連通するラインL1−44と、
低温再生器48に連通するラインL1−48とに分岐し
ている。
【0068】ラインL1−48を流れる吸収溶液は、低
温再生器48で加熱・一部再生されてラインL1−49
を流れ、該ラインL1−49は第2の合流点P2で(高
温再生器44で加熱・濃縮された吸収溶液が流れる)ラ
インL3と合流する。
【0069】図8の実施形態のその他の構成は図4−図
7で示す実施形態と同様である。また、図8の実施形態
の作用効果については、図1−図7で示す実施形態と同
様である。
【0070】図9は本発明の第9実施形態を示してい
る。図9においては、分岐ラインL1−1は低温溶液熱
交換器26を経由した後に、他方の分岐ラインL1−2
と直ちに合流していない。
【0071】図9において、ラインL1−1は低温溶液
熱交換器26を経由した後に、排熱焚再生器30に連通
する。そして、排熱焚再生器30で加熱・一部再生され
た吸収溶液はラインL1−31を流れ、該ラインL1−
31は、第2の分岐点P1で、高温再生器44側に向か
うラインL1−44と、低温再生器48側へ向かうライ
ンL1−48とに分岐する。
【0072】ここでラインL1−48は、第1の合流点
GPで分岐ラインL1−2と合流してラインL1−49
となり、低温再生器48へ連通する。低温再生器48で
加熱・一部再生された吸収溶液はラインL1−51を流
れ、該ラインL1−51は第2の合流点P1でラインL
3と合流して、ラインL4となる。
【0073】図9の実施形態のその他の構成は図8で示
す実施形態と同様である。また、図9の実施形態の作用
効果については、図1−図8で示す実施形態と同様であ
る。
【0074】図10は本発明の第10実施形態を示して
いる。図10においても、分岐ラインL1−1は低温溶
液熱交換器26を経由した後に、他方の分岐ラインL1
−2と直ちに合流していない。
【0075】図10においても、ラインL1−1は低温
溶液熱交換器26を経由した後に排熱焚再生器30に連
通し、排熱焚再生器30で加熱・一部再生された吸収溶
液はラインL1−31を流れ、該ラインL1−31は、
第2の分岐点P1で、高温再生器44側に向かうライン
L1−44と、低温再生器48側へ向かうラインL1−
48とに分岐する。
【0076】図10の実施形態では、高温再生器44側
に向かうラインL1−44が、第1の合流点GPで分岐
ラインL1−2と合流してラインL1−46となり、該
ラインL1−46は高温溶液熱交換器42を経由して高
温再生器44へ連通する。
【0077】一方、ラインL1−48を介して低温再生
器48に供給され、加熱・一部再生された吸収溶液はラ
インL1−49を流れ、第2の合流点P1でラインL3
と合流して、ラインL4となる。
【0078】図10の実施形態のその他の構成は図9で
示す実施形態と同様である。また、図10の実施形態の
作用効果については、図1−図9で示す実施形態と同様
である。
【0079】図11は本発明の第11実施形態を示して
いる。図10の実施形態において、ラインL1−1を流
れる吸収溶液は、低温溶液熱交換器26、排熱焚再生器
30、ラインL1−31、第2の分岐点P1を介して高
温再生器44側に向かうラインL1−44を流れ、該ラ
インL1−44は、第1の合流点GPで分岐ラインL1
−2と合流してラインL1−46となり、高温再生器4
4へ連通している。
【0080】それに対して、図11の実施形態では、高
温再生器44側に向かうラインL1−44は、高温溶液
熱交換器42を経由した後に第1の合流点GPで分岐ラ
インL1−2と合流し、ラインL1−46となって高温
再生器44に連通している。
【0081】図11の実施形態のその他の構成は図10
で示す実施形態と同様である。また、図11の実施形態
の作用効果については、図1−図10で示す実施形態と
同様である。
【0082】図12−図15は、本発明を所謂「リバー
スフロー」タイプの吸収冷温水機に適用した実施形態を
示している。
【0083】図12で示す本発明の第12実施形態にか
かる吸収冷温水機においては、吸収器22を出てポンプ
24でヘッドを付加された稀溶液は、稀溶液ラインL1
を流れる。この、稀溶液ラインL1は、第1の分岐点B
Pにおいて、ラインL1−1とラインL1−2に分岐す
る。ラインL1−1には低温溶液熱交換器26が介装さ
れており、ラインL1−2には冷媒ドレン熱交換器70
が介装されている。ラインL1−1とラインL1−2と
は、低温溶液熱交換器26或いは冷媒ドレン熱交換器7
0を経由してから、その近傍に設けられた第1の合流点
GPで合流してラインL1−30となる。このラインL
1−30は、排熱焚再生器30に連通しており、ライン
L1−30を流れる吸収溶液は、排熱焚再生器30に供
給される。
【0084】排熱焚再生器30でラインL2を流れる排
熱(温排水)により加熱・一部再生された吸収溶液は、
低温再生器48に連通しているラインL1−31を流れ
る。そして、低温再生器48で加熱・濃縮される。排熱
焚再生器30で再生された冷媒蒸気は、ラインL13を
介して凝縮器50に供給される。
【0085】低温再生器48で加熱・濃縮された吸収溶
液は溶液ラインL6を流れ、ポンプ62でヘッドが付加
され、高温溶液熱交換器42を経由して高温再生器44
へ連通する。高温再生器44のバーナ機構45で加熱・
濃縮された吸収溶液は、溶液ラインL3を流れて吸収器
22へ戻される。
【0086】高温再生器44で再生した冷媒蒸気は、低
温再生器48に連通するラインL11を流れ、低温再生
器48内の吸収溶液に保有するエンタルピーを供給して
冷媒を再生した後、ラインL11−70を流れ、冷媒ド
レン熱交換器70を介してラインL1−2内の稀溶液に
エンタルピーを供給し、凝縮器50へ送られる。
【0087】この実施形態においても、図1及び図4の
実施形態で説明したのと同様に、ラインL11−70を
流れる冷媒が保有するエンタルピーが、広い温度範囲に
亘って、冷媒ドレン熱交換器70を介して、稀溶液ライ
ンL1−2内を流れる稀溶液に供給され、高温再生器4
4(のバーナ機構45)において付与されたエンタルピ
ーが、冷媒蒸気発生のために有効に利用される。そのた
め、吸収冷温水機全体の効率が向上する。
【0088】図12の実施形態における他の構成は、図
1、図4の実施形態と同様である。また図12の実施形
態におけるその他の作用効果については、図1−図11
の実施形態と同様である。
【0089】図13は、本発明の第13実施形態にかか
る吸収冷温水機を示す。図12で示す実施形態では、第
1の分岐点BPで分岐した2本のラインL1−1とL1
−2は、低温溶液熱交換器26或いは冷媒ドレン熱交換
器70を経由してから直ちに、その近傍に設けられた第
1の合流点GPで合流している。
【0090】これに対して、図13の実施形態では、第
1の分岐点BPで分岐した稀溶液ラインL1−1は、低
温溶液熱交換器26を経由した後、直ちに合流すること
無く、排熱焚再生器30に連通し、その内部を流れる吸
収溶液を排熱焚再生器30へ供給する。
【0091】排熱焚再生器30で加熱・一部再生された
吸収溶液は、ラインL1−130を流れて低温再生器4
8に供給される。そして、低温再生器48で加熱・一部
再生された吸収溶液は、ラインL6を流れポンプ62で
ヘッドが負荷され、第1の合流点GPでラインL1−2
と合流してラインL6−44となる。ラインL6−44
は高温溶液熱交換器42を経由して、高温再生器44に
連通する。
【0092】図13の実施形態のその他の構成は図12
で示す実施形態と同様である。また、図13の実施形態
の作用効果については、図1−図12で示す実施形態と
同様である。
【0093】図14は本発明の第14実施形態にかかる
吸収冷温水機を示す。図13で示す実施形態では、ライ
ンL1−2とラインL6とが合流する第1の合流点GP
は、低温再生器48と高温溶液熱交換器42との間の領
域に設けられている。
【0094】これに対して、図14の実施形態では、ラ
インL6とラインL1−2とが合流する第1の合流点G
Pは、高温溶液熱交換器42と、高温再生器44との間
に設けられている。換言すれば、低温再生器48で加熱
・濃縮され、ポンプ62でヘッドが負荷された吸収溶液
は、ラインL6を流れ、高温溶液熱交換器42とを経由
した後に、第1の合流点GPでラインL1−2と合流し
てラインL6−44となる。そしてラインL6−44
は、高温再生器44に連通する。
【0095】図14の実施形態のその他の構成は図13
で示す実施形態と同様である。また、図14の実施形態
の作用効果については、図1−図13で示す実施形態と
同様である。
【0096】図15は、本発明の第15実施形態にかか
る吸収冷温水機を示す。図15の実施形態においても、
第1の分岐点BPで分岐した稀溶液ラインL1−1は、
低温溶液熱交換器26を経由した後、直ちに合流するこ
と無く、排熱焚再生器30に連通する。そして、ライン
L1−1の内部を流れる吸収溶液は、排熱焚再生器30
へ供給される。
【0097】排熱焚再生器30で加熱・一部再生された
吸収溶液は、低温再生器48に連通するラインL1−1
30を流れ、第1の合流点GPでラインL1−2に合流
して、ラインL1−48となる。ラインL1−48は低
温再生器48に連通しており、その内部の吸収溶液は低
温再生器48へ供給される。低温再生器48で加熱・一
部再生された吸収溶液は、ラインL6を流れポンプ62
でヘッドが負荷され、高温再生器44へ供給される。
【0098】図15の実施形態のその他の構成は図12
−図14で示す実施形態と同様である。また、図15の
実施形態の作用効果については、図1−図14で示す実
施形態と同様である。
【0099】図16は、本発明の第16実施形態を示
す。図16及び図17の実施形態は、図1−図3の実施
形態にかかる「シリーズフロー」タイプの実施形態を変
形したものである。
【0100】図16で示す吸収冷温水機では、吸収器及
び蒸発器、所謂「下胴」部分、が低圧側と高圧側の2段
に構成されている。図16−図19において、低圧側の
吸収器は符号「22L」で示され、高圧側の吸収器は符
号「22H」で示され、低圧側の蒸発器は符号「52
L」で示され、高圧側の蒸発器は符号「52H」で示さ
れている。そして、低圧側蒸発器52Lで再生した冷媒
蒸気を低圧側吸収器22Lに導入するための流路(ライ
ン)は符号「L17L」で示されており、高圧側蒸発器
52Hで再生した冷媒蒸気を高圧側吸収器52Lに導入
するための流路(ライン)は符号「L17H」で示され
ている。
【0101】図16において、低圧側吸収器22Lには
溶液冷却吸収器74が設けられている。この溶液冷却吸
収器74は、稀溶液ラインL1(吸収器22Hと第1分
岐点BPとの間の領域)において、稀溶液ラインL1を
低圧側吸収器22L内を貫通・経由せしめ、低圧側吸収
器22L内を滴下する(濃縮された)吸収溶液が保有す
るエンタルピーを、ラインL1内を流れる稀溶液に投入
する様に構成されている。
【0102】溶液冷却吸収器74を設けた結果、濃縮さ
れた吸収溶液が保有するエンタルピーが稀溶液に投入さ
れ、稀溶液温度が上昇するので、その分だけ再生し易く
なり、吸収冷温水機の効率が改善される。
【0103】稀溶液ラインL1は、第1分岐点BPにお
いてラインL1−1とラインL1−2に分岐する。ライ
ンL1−1には低温溶液熱交換器26が介装されてお
り、ラインL1−2には冷媒ドレン熱交換器70が介装
されている。
【0104】ラインL1−1とラインL1−2とは、低
温溶液熱交換器26或いは冷媒ドレン熱交換器70を経
由してから、その近傍に設けられた第1合流点GPで合
流して、ラインL1−30となる。このラインL1−3
0は、排熱焚再生器30に連通している。
【0105】排熱焚再生器30において、ラインL2を
流れる排熱流体が保有するエンタルピーが吸収溶液に投
入され、当該吸収溶液を加熱・一部再生せしめる。そし
て、再生した冷媒蒸気は蒸気ラインL13を介して凝縮
器50に流入する。排熱焚再生器30で加熱・一部再生
された吸収溶液はラインL1−31を流れ、ポンプ32
によりヘッドが付加される。
【0106】ポンプ32によりヘッドが付加された溶液
は、第2分岐点P1で高温再生器44に連通するライン
L1−44と、吸収器22側へ向かうラインL1−22
に分岐する。そしてラインL1−44は、高温溶液熱交
換器42を経由して高温再生器44に送られる。高温再
生器44において、吸収溶液はバーナ機構45により加
熱・濃縮され、冷媒蒸気(水蒸気)が再生される。
【0107】高温再生器44で加熱・凝縮された吸収溶
液(中間濃度溶液)は、中間濃度溶液ラインL3を流れ
て低温再生器48へ流入し、低温再生器48で更に加熱
・再生されて、ラインL3−1を流れる。このラインL
3−1は、第2合流点P2において前記ラインL1−2
2と合流して、ラインL4となる。そして、低温溶液熱
交換器26を経由して、吸収器22に戻る。
【0108】ここで、排熱焚再生器30と高温再生器4
4を連通するラインL1−44において、高温溶液熱交
換器42と高温再生器44の間の領域には、高質燃料の
排熱投入用の熱交換器76が介装されている。この熱交
換器76を介して、当該領域を流れる吸収溶液に、バー
ナ機構45の加熱手段が吸収溶液を加熱した後の排熱
(高質燃料の排熱ラインL20を流れる排熱)が投入さ
れる。この様な高質燃料排熱投入用熱交換器76を介装
することにより、バーナ機構45に供給された高質燃料
(により発生したエンタルピー)の利用効率を向上し
て、吸収冷温水機の熱効率を改善しているのである。
【0109】図16の実施形態におけるその他の構成及
び作用効果については、図1で示す実施形態と同様であ
る。
【0110】図17は、本発明の第17実施形態を示し
ており、図16と概略同様な構成を具備している。図1
7では、第1合流点GPと排熱焚再生器30を連通する
ラインL1−30に、排熱投入用熱交換器80が介装さ
れている。この排熱投入用熱交換器80は、当該ライン
L1−30内を流れる吸収溶液に、排熱ラインL2を流
れる排熱(温排水等が保有するエンタルピー)を投入す
るために設けられている。そして、吸収溶液に排熱を投
入することにより、吸収溶液温度を上昇して、同一のエ
ンタルピーにより多量の冷媒蒸気を再生せしめ、以っ
て、吸収冷温水機の効率を向上している。
【0111】図17の実施形態におけるその他の構成及
び作用効果については、図16の実施形態と同様であ
る。
【0112】図18は、本発明の第18実施形態を示
す。図18及び図19の実施形態は、図4−図11の実
施形態にかかる「パラレルフロー」タイプの実施形態を
変形したものである。
【0113】図18で示す吸収冷温水機では、図16、
図17の実施形態と同様に、吸収器及び蒸発器(所謂
「下胴」部分)が低圧側と高圧側の2段に構成されてい
る。また(図16、図17の実施形態と同様に)、低圧
側吸収器22Lには溶液冷却吸収器74が設けられてお
り、低圧側吸収器22L内で滴下される濃縮された吸収
溶液が保有するエンタルピーを稀溶液に投入し、稀溶液
温度を上昇せしめるので、その分だけ再生し易くなり、
吸収冷温水機の効率が改善される。さらに、ラインL1
−44における高温溶液熱交換器42と高温再生器44
の間の領域に、高質燃料排熱投入用熱交換器76が介装
されており、熱交換器76を介して、当該領域を流れる
吸収溶液に、高質燃料排熱ラインL20を流れる高質燃
料排熱(バーナ機構45の加熱手段で吸収溶液を加熱し
た後に系外に廃棄される排熱)が投入されている。
【0114】図18の実施形態におけるその他の構成及
び作用効果については、図4で示す実施形態と同様であ
る。
【0115】図19は、本発明の第19実施形態を示し
ており、図18と概略同様な構成を具備している。図1
9では、第1合流点GPと第2分岐点P1を連通するラ
インL1−3に、(図17の実施形態と同様に)排熱投
入用熱交換器80が介装されている。この排熱投入用熱
交換器80を介して、当該ラインL1−3内を流れる吸
収溶液に、排熱ラインL2を流れる排熱が投入される。
【0116】図19の実施形態におけるその他の構成及
び作用効果については、図18の実施形態と同様であ
る。
【0117】図1−図19の実施形態は、所謂「一重二
重効用」の吸収冷温水機に対して本発明を適用したもの
である。しかし、本発明は、所謂「二重効用」の吸収冷
温水機に対しても適用可能である。図20−図22は、
二重効用の吸収冷温水機に本発明を適用した実施形態を
示している。
【0118】図21は、本発明の第21実施形態を示し
ており、二重効用の吸収冷温水機であって、「シリーズ
フロー」タイプの吸収冷温水機にかかる実施形態であ
る。
【0119】図20において、吸収器22からポンプ2
4により送出された稀溶液は、稀溶液ラインL1を流過
し、分岐点BP(第1の分岐点)において、ラインL1
−1とラインL1−2に分岐する。ラインL1−1には
低温溶液熱交換器26が介装されており、ラインL1−
2には冷媒ドレン熱交換器70が介装されている。
【0120】ラインL1−1とラインL1−2とは、低
温溶液熱交換器26或いは冷媒ドレン熱交換器70を経
由してから、その近傍に設けられた合流点GP(第1の
合流点)で合流して、ラインL1−44となる。このラ
インL1−44は、高温再生器44に連通している。
【0121】すなわち、図20で示す実施形態は、図1
で示すシリーズフロータイプの実施形態に比較して、
「排熱焚再生器30」に関連する構成を具備していない
点で相違する。図20の実施形態におけるその他の構成
及び作用効果については、図1の実施形態と同様であ
る。
【0122】図21は、本発明の第21実施形態を示し
ており、二重効用の吸収冷温水機であって、「パラレル
フロー」タイプの吸収冷温水機にかかる実施形態であ
る。
【0123】図21において、吸収器22から出た稀溶
液は稀溶液ラインL1を流れ、第1の分岐点BPにおい
て、低温溶液熱交換器26が介装されたラインL1−1
と、冷媒ドレン熱交換器70が介装されたラインL1−
2に分岐する。ラインL1−1とラインL1−2とは、
低温溶液熱交換器26或いは冷媒ドレン熱交換器70を
経由してから、その近傍に設けられた第1の合流点GP
で合流してラインL1−3となる。このラインL1−3
は、第2の分岐点P1において、高温再生器44に連通
するラインL1−31と、低温再生器48に連通するラ
インL1−32とに分岐する。
【0124】ラインL1−31を流れる稀溶液は、高温
溶液熱交換器42を介して高温再生器44へ流入し、バ
ーナ機構45により加熱・濃縮された後、溶液ラインL
3を流れる。高温再生器44で再生した冷媒蒸気は、低
温再生器48に連通するラインL11を流れ、低温再生
器48内の吸収溶液に保有するエンタルピーを供給して
冷媒を再生した後、ラインL11−70を流れ、冷媒ド
レン熱交換器70を介してラインL1−2内の稀溶液に
エンタルピーを供給し、凝縮器50へ送られる。
【0125】ラインL1−32を流れる稀溶液は、低温
再生器48に流入する。低温再生器48で加熱・再生・
濃縮された吸収溶液は溶液ラインL1−33を流れ、第
2の合流点P2において、高温再生器44からの溶液ラ
インL3と合流して溶液ラインL4となり、吸収器22
へ戻る。
【0126】すなわち、図21で示す実施形態は、図4
で示すパラレルフロータイプの実施形態に比較して、
「排熱焚再生器30」に関連する構成を具備していない
点で相違する。図21の実施形態におけるその他の構成
及び作用効果については、図4の実施形態と同様であ
る。
【0127】図22は、本発明の第22実施形態を示し
ている。この実施形態も、二重効用の吸収冷温水機であ
って、「パラレルフロー」タイプの吸収冷温水機にかか
るものである。
【0128】図22においては、分岐ラインL1−1は
低温溶液熱交換器26を経由した後に、他方の分岐ライ
ンL1−2と直ちに合流するのではない。
【0129】図22において、ラインL1−1は低温溶
液熱交換器26を経由した後に、第2の分岐点P1で、
高温再生器44側に向かうラインL1−11と、低温再
生器48に連通するラインL1−12とに分岐する。そ
して、ラインL1−11は、第1の合流点GPで分岐ラ
インL1−2と合流してラインL1−3となり、高温再
生器44へ連通する。
【0130】一方、ラインL1−12を流れる吸収溶液
は低温再生器48に供給される。そして、低温再生器4
8で加熱・一部再生された吸収溶液は、ラインL1−1
3を流れ、該ラインL1−13は第2の合流点Pでライ
ンL3と合流してラインL4となり、吸収器22に戻
る。
【0131】すなわち、図22で示す実施形態は、図6
で示すパラレルフロータイプの実施形態に比較して、
「排熱焚再生器30」に関連する構成を具備していない
点で相違する。図22の実施形態におけるその他の構成
及び作用効果については、図6の実施形態と同様であ
る。
【0132】図23は本発明の第23実施形態にかかる
ものである。そして、所謂「パラレルフロータイプ」の
吸収冷温水機に関する。
【0133】図23において、吸収器22から出た稀溶
液は稀溶液ラインL1を流れ、低温溶液熱交換器26を
経由した後、排熱焚再生器30に供給される。そして排
熱焚再生器30において、排熱ラインL2を介して投入
された排熱により加熱・一部再生された吸収溶液は、ラ
インL1−30を流れる。そして、このラインL1−3
0が分岐点P1(図4−図22の実施形態における第2
の分岐点P1に相当する)で、高温再生器44に連通す
るラインL1−44と、低温再生器48に連通するライ
ンL1−48とに分岐する。
【0134】ラインL1−44を流れる稀溶液は、高温
溶液熱交換器42を介して高温再生器44へ流入し、バ
ーナ機構45により加熱・濃縮された後、溶液ラインL
3を流れる。高温再生器44で再生した冷媒蒸気は、低
温再生器48に連通するラインL11を流れ、低温再生
器48内の吸収溶液に保有するエンタルピー35を供給
して冷媒を再生した後、凝縮器50へ送られる。
【0135】ラインL1−48を流れる吸収溶液は、低
温再生器48で加熱・一部再生されてラインL1−49
を流れる。該ラインL1−49は、第2の合流点P2
(図4−図22の実施形態における第2の分岐点P1に
相当する)でラインL3と合流して、ラインL4となり
吸収器22へ戻る。
【0136】図23の実施形態では、排熱焚再生器30
は吸収器22と分岐点P1との間の領域に介装されてい
るため、パラレルフロータイプの吸収冷温水機であって
も、吸収器22から出てポンプ24でヘッドが付加され
た吸収溶液は、その全量が排熱焚再生器30へ供給され
ている。ここで、排熱焚再生器は、そこに流入する吸収
溶液の流量が多いほど、冷媒蒸気再生量が増加する。従
って、図23の実施形態によれば、排熱焚再生器30に
おける再生量を増加して、排熱の有効利用を図ると共
に、吸収冷温水機の効率を向上することが出来る。
【0137】図24は、本発明の第24実施形態を示し
ており、所謂「シリーズ・パラレルフロー」タイプの吸
収冷温水機にかかるものである。
【0138】図24においても、吸収器22から出た稀
溶液は稀溶液ラインL1を流れ、低温溶液熱交換器26
を経由して排熱焚再生器30に供給され、加熱・一部再
生された後、ラインL1−30を流れる。そして分岐点
P1(図4−図22の実施形態における第2の分岐点P
1に相当する)で、高温再生器44に連通するラインL
1−44と、低温再生器48に連通するラインL1−4
8とに分岐する。
【0139】ラインL1−44を流れる稀溶液は、高温
溶液熱交換器42を介して高温再生器44へ流入し、バ
ーナ機構45により加熱・濃縮された後、溶液ラインL
3を流れ、低温再生器48へ供給される。そして低温再
生器48で、ラインL1−48を流れる吸収溶液と合流
する。低温再生器48内で吸収溶液は加熱・一部再生さ
れて、ラインL4を流れて吸収器22へ戻る。
【0140】図24の実施形態においても、排熱焚再生
器30は吸収器22と分岐点P1との間の領域に介装さ
れているため、吸収器22から出てポンプ24でヘッド
が付加された吸収溶液は、その全量が排熱焚再生器30
へ供給されている。従って排熱焚再生器30に流入する
吸収溶液の流量が多くなり、冷媒蒸気再生量が増加す
る。その結果、排熱の有効利用が図られ、それと共に、
吸収冷温水機の効率を向上する。
【0141】なお、図示の実施形態はあくまでも例示で
あり、本発明の技術的範囲を限定する趣旨の記述ではな
く、種々の変更、変形が可能である。例えば、図1−図
15の実施形態のいずれについても、図16、図18の
実施形態で示す様に、下胴を複数段に構成し、吸収器に
は溶液冷却吸収器を設け、或いは高温溶液熱交換器と高
温再生器の間の領域に高質燃料の排熱投入用の熱交換器
を介装することが可能である。また、図1−図15の実
施形態のいずれかについて、図17、図19で示す様
に、排熱投入用熱交換器を介装して、吸収溶液に排熱を
投入することが可能である。
【0142】
【発明の効果】以上説明した様に、本発明の吸収冷温水
機では、高温再生器で吸収溶液を再生した後の排熱流体
が保有するエンタルピーであって、従来は利用されなか
ったエンタルピーが、冷媒ドレン熱交換器を介して稀溶
液に投入されて、稀溶液の加熱に利用される。そのた
め、高質燃料が有効利用され、吸収冷温水機の熱効率が
更に改善される。また本発明によれば、排熱焚再生器に
おいて、冷媒蒸気の再生量を増加して、吸収冷温水機の
熱効率を改善することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示す模式的に表現する
ブロック図。
【図2】本発明の第2実施形態を示す模式的に表現する
ブロック図。
【図3】本発明の第3実施形態を示す模式的に表現する
ブロック図。
【図4】本発明の第4実施形態を示す模式的に表現する
ブロック図。
【図5】本発明の第5実施形態を示す模式的に表現する
ブロック図。
【図6】本発明の第6実施形態を示す模式的に表現する
ブロック図。
【図7】本発明の第7実施形態を示す模式的に表現する
ブロック図。
【図8】本発明の第8実施形態を示す模式的に表現する
ブロック図。
【図9】本発明の第9実施形態を示す模式的に表現する
ブロック図。
【図10】本発明の第10実施形態を示す模式的に表現
するブロック図。
【図11】本発明の第11実施形態を示す模式的に表現
するブロック図。
【図12】本発明の第12実施形態を示す模式的に表現
するブロック図。
【図13】本発明の第13実施形態を示す模式的に表現
するブロック図。
【図14】本発明の第14実施形態を示す模式的に表現
するブロック図。
【図15】本発明の第15実施形態を示す模式的に表現
するブロック図。
【図16】本発明の第16実施形態を示す模式的に表現
するブロック図。
【図17】本発明の第17実施形態を示す模式的に表現
するブロック図。
【図18】本発明の第18実施形態を示す模式的に表現
するブロック図。
【図19】本発明の第19実施形態を示す模式的に表現
するブロック図。
【図20】本発明の第20実施形態を示す模式的に表現
するブロック図。
【図21】本発明の第21実施形態を示す模式的に表現
するブロック図。
【図22】本発明の第22実施形態を示す模式的に表現
するブロック図。
【図23】本発明の第23実施形態を示す模式的に表現
するブロック図。
【図24】本発明の第24実施形態を示す模式的に表現
するブロック図。
【図25】従来の吸収冷温水機の1例を模式的に表現す
るブロック図。
【図26】その他の従来技術を模式的に表現するブロッ
ク図。
【図27】さらに別の従来技術を模式的に表現するブロ
ック図。
【符号の説明】
20・・・吸収式冷温水機 22・・・吸収器 24、32・・・ポンプ 26・・・低温溶液熱交換器 30・・・排熱焚再生器 L1、L1−1、L1−2、L1−22、L1−23、
L3、L4、L5、L6、L6−1、L6−2、L8、
L22・・・溶液ライン L1A・・・溶液ラインの領域 L5、L11、L11−D、L13、L15、L17、
L17L、L17H、L52、L70・・・冷媒ライン 42・・・高温溶液熱交換器 44・・・高温再生器 48・・・低温再生器 50・・・凝縮器 52・・・蒸発器 70・・・冷媒ドレン熱交換器 74・・・溶液冷却吸収器 76・・・高質燃料排熱投入用熱交換器 80・・・排熱投入用熱交換器

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸収器と、高温再生器と、低温再生器
    と、排熱焚再生器と、凝縮器と、蒸発器とを有する吸収
    冷温水機において、吸収器から送出された稀溶液が流過
    する稀溶液ラインは、第1の分岐点で、低温溶液熱交換
    器が介装されている第1の分岐ラインと、冷媒ドレン熱
    交換器が介装されている第2の分岐ラインとに分岐され
    ており、高温再生器で再生した冷媒蒸気が流れるライン
    の低温再生器と凝縮器の間の領域が前記冷媒ドレン熱交
    換器と熱的に連通しており、低温再生器を経由した後の
    冷媒が保有するエンタルピーが前記第2のラインを流れ
    る稀溶液へ投入される様に構成されていることを特徴と
    する吸収冷温水機。
  2. 【請求項2】 前記第1及び第2の分岐ラインは低温溶
    液熱交換器或いは冷媒ドレン熱交換器を経由してから直
    ちに第1の合流点で合流して排熱焚再生器に連通し、排
    熱焚再生器で加熱された吸収溶液は高温溶液熱交換器を
    介して高温再生器に送られ、高温再生器で加熱された吸
    収溶液は、中間濃度溶液ラインを流れて低温再生器へ流
    入し、低温再生器で加熱された後に高濃度溶液ラインを
    流れ、低温溶液熱交換器を経由して吸収器に戻る請求項
    1の吸収冷温水機。
  3. 【請求項3】 前記第1の分岐ラインは、低温溶液熱交
    換器を経由した後に前記第2の分岐ラインとは合流せず
    に排熱焚再生器に連通し、該排熱焚再生器から高温再生
    器に向かうラインは、排熱焚再生器と高温溶液熱交換器
    の間の第1の合流点で前記第2の分岐ラインと合流して
    高温再生器に連通し、高温再生器で加熱された吸収溶液
    は、中間濃度溶液ラインを流れて低温再生器へ流入し、
    低温再生器で加熱された後に高濃度溶液ラインを流れ、
    低温溶液熱交換器を経由して吸収器に戻る請求項1の吸
    収冷温水機。
  4. 【請求項4】 前記第1の分岐ラインは、低温溶液熱交
    換器を経由した後に前記第2の分岐ラインとは合流せず
    に排熱焚再生器に連通し、該排熱焚再生器から高温再生
    器に向かうラインは、高温溶液熱交換器と高温再生器の
    間の第1の合流点で前記第2の分岐ラインと合流して高
    温再生器に連通し、高温再生器で加熱された吸収溶液は
    中間濃度溶液ラインを流れて低温再生器へ流入し、低温
    再生器で加熱された後に高濃度溶液ラインを流れ、低温
    溶液熱交換器を経由して吸収器に戻る請求項1の吸収冷
    温水機。
  5. 【請求項5】 前記第1及び第2の分岐ラインは低温溶
    液熱交換器或いは冷媒ドレン熱交換器を経由してから直
    ちに第1の合流点で合流し、第2の分岐点で高温再生器
    に連通するラインと排熱焚再生器に連通するラインに分
    岐し、高温再生器に連通するラインを流れる稀溶液は高
    温溶液熱交換器を経由して高温再生器へ流入し、排熱焚
    再生器に連通するラインを流れる稀溶液は排熱焚再生器
    で加熱されて低温再生器に流入し、低温再生器で加熱さ
    れた吸収溶液が流れるラインは、高温再生器からの溶液
    ラインと第2の合流点で合流し、低温溶液熱交換器を経
    由して吸収器へ連通する請求項1の吸収冷温水機。
  6. 【請求項6】 前記第1の分岐ラインは、低温溶液熱交
    換器を経由した後に前記第2の分岐ラインとは合流せず
    に、第2の分岐点で高温再生器に連通するラインと排熱
    焚再生器に連通するラインに分岐し、高温再生器に連通
    するラインを流れる稀溶液は高温溶液熱交換器を経由し
    て高温再生器へ流入し、排熱焚再生器に連通するライン
    は第1の合流点で前記第2の分岐ラインと合流し、該ラ
    インを流れる稀溶液は排熱焚再生器で加熱されて低温再
    生器に流入し、低温再生器で加熱された吸収溶液が流れ
    るラインは高温再生器からの溶液ラインと第2の合流点
    で合流し、低温溶液熱交換器を経由して吸収器へ連通す
    る請求項1の吸収冷温水機。
  7. 【請求項7】 前記第1の分岐ラインは、低温溶液熱交
    換器を経由した後に前記第2の分岐ラインとは合流せず
    に、第2の分岐点で高温再生器に連通するラインと排熱
    焚再生器に連通するラインに分岐し、高温再生器に連通
    するラインは第2の分岐点と高温溶液熱交換器の間の第
    1の合流点で前記第2の分岐ラインと合流して高温再生
    器へ連通し、排熱焚再生器に連通するラインを流れる稀
    溶液は排熱焚再生器で加熱されて低温再生器に流入し、
    低温再生器で加熱された吸収溶液が流れるラインは高温
    再生器からの溶液ラインと第2の合流点で合流し、低温
    溶液熱交換器を経由して吸収器へ連通する請求項1の吸
    収冷温水機。
  8. 【請求項8】 前記第1の分岐ラインは、低温溶液熱交
    換器を経由した後に前記第2の分岐ラインとは合流せず
    に、第2の分岐点で高温再生器に連通するラインと排熱
    焚再生器に連通するラインに分岐し、高温再生器に連通
    するラインは高温溶液熱交換器と高温再生器の間の第1
    の合流点で前記第2の分岐ラインと合流して高温再生器
    へ連通し、排熱焚再生器に連通するラインを流れる稀溶
    液は排熱焚再生器で加熱されて低温再生器に流入し、低
    温再生器で加熱された吸収溶液が流れるラインは高温再
    生器からの溶液ラインと第2の合流点で合流し、低温溶
    液熱交換器を経由して吸収器へ連通する請求項1の吸収
    冷温水機。
  9. 【請求項9】 前記第1及び第2の分岐ラインは低温溶
    液熱交換器或いは冷媒ドレン熱交換器を経由してから直
    ちに第1の合流点で合流して排熱焚再生器に連通し、排
    熱焚再生器で加熱された吸収溶液が流れるラインは、第
    2の分岐点で高温再生器に連通するラインと低温再生器
    に連通するラインに分岐し、高温再生器に連通するライ
    ンを流れる稀溶液は高温溶液熱交換器を経由して高温再
    生器へ流入し、低温再生器に連通するラインを流れる稀
    溶液は低温再生器に流入して加熱され、低温再生器で加
    熱された吸収溶液が流れるラインは、高温再生器からの
    溶液ラインと第2の合流点で合流し、低温溶液熱交換器
    を経由して吸収器へ連通する請求項1の吸収冷温水機。
  10. 【請求項10】 前記第1の分岐ラインは、低温溶液熱
    交換器を経由した後に前記第2の分岐ラインとは合流せ
    ずに排熱焚再生器に連通し、排熱焚再生器で加熱された
    吸収溶液が流れるラインは、第2の分岐点で高温再生器
    に連通するラインと低温再生器に連通するラインに分岐
    し、高温再生器に連通するラインを流れる稀溶液は高温
    溶液熱交換器を経由して高温再生器へ流入し、低温再生
    器に連通するラインは第1の合流点で前記第2の分岐ラ
    インと合流し、該ラインを流れる稀溶液は低温再生器に
    流入して加熱され、低温再生器で加熱された吸収溶液が
    流れるラインは、高温再生器からの溶液ラインと第2の
    合流点で合流し、低温溶液熱交換器を経由して吸収器へ
    連通する請求項1の吸収冷温水機。
  11. 【請求項11】 前記第1の分岐ラインは、低温溶液熱
    交換器を経由した後に前記第2の分岐ラインとは合流せ
    ずに排熱焚再生器に連通し、排熱焚再生器で加熱された
    吸収溶液が流れるラインは、第2の分岐点で高温再生器
    に連通するラインと低温再生器に連通するラインに分岐
    し、高温再生器に連通するラインは、第2の分岐点と高
    温溶液熱交換器の間の第1の合流点で前記第2の分岐ラ
    インと合流して高温再生器へ連通し、低温再生器に連通
    するラインを流れる稀溶液は低温再生器に流入して加熱
    され、低温再生器で加熱された吸収溶液が流れるライン
    は、高温再生器からの溶液ラインと第2の合流点で合流
    し、低温溶液熱交換器を経由して吸収器へ連通する請求
    項1の吸収冷温水機。
  12. 【請求項12】 前記第1の分岐ラインは、低温溶液熱
    交換器を経由した後に前記第2の分岐ラインとは合流せ
    ずに排熱焚再生器に連通し、排熱焚再生器で加熱された
    吸収溶液が流れるラインは、第2の分岐点で高温再生器
    に連通するラインと低温再生器に連通するラインに分岐
    し、高温再生器に連通するラインは、高温溶液熱交換器
    と高温再生器の間の第1の合流点で前記第2の分岐ライ
    ンと合流して高温再生器へ連通し、低温再生器に連通す
    るラインを流れる稀溶液は低温再生器に流入して加熱さ
    れ、低温再生器で加熱された吸収溶液が流れるライン
    は、高温再生器からの溶液ラインと第2の合流点で合流
    し、低温溶液熱交換器を経由して吸収器へ連通する請求
    項1の吸収冷温水機。
  13. 【請求項13】 前記第1及び第2の分岐ラインは低温
    溶液熱交換器或いは冷媒ドレン熱交換器を経由してから
    直ちに第1の合流点で合流して排熱焚再生器に連通し、
    排熱焚再生器で加熱された吸収溶液が流れるラインは低
    温再生器に連通し、低温再生器で加熱された吸収溶液が
    流れるラインは高温溶液熱交換器を経由して高温再生器
    へ連通しており、高温再生器で加熱された吸収溶液は吸
    収器へ戻される請求項1の吸収冷温水機。
  14. 【請求項14】 前記第1の分岐ラインは、低温溶液熱
    交換器を経由した後に前記第2の分岐ラインとは合流せ
    ずに排熱焚再生器に連通し、排熱焚再生器で加熱された
    吸収溶液が流れるラインは低温再生器に連通し、低温再
    生器で加熱された吸収溶液が流れるラインは、低温再生
    器と高温溶液熱交換器の間の第1の合流点で前記第2の
    分岐ラインと合流して高温再生器へ連通し、高温再生器
    で加熱された吸収溶液は吸収器へ戻される請求項1の吸
    収冷温水機。
  15. 【請求項15】 前記第1の分岐ラインは、低温溶液熱
    交換器を経由した後に前記第2の分岐ラインとは合流せ
    ずに排熱焚再生器に連通し、排熱焚再生器で加熱された
    吸収溶液が流れるラインは低温再生器に連通し、低温再
    生器で加熱された吸収溶液が流れるラインは、高温溶液
    熱交換器と高温再生器の間の第1の合流点で前記第2の
    分岐ラインと合流して高温再生器へ連通し、高温再生器
    で加熱された吸収溶液は吸収器へ戻される請求項1の吸
    収冷温水機。
  16. 【請求項16】 前記第1の分岐ラインは、低温溶液熱
    交換器を経由した後に前記第2の分岐ラインとは合流せ
    ずに排熱焚再生器に連通し、排熱焚再生器で加熱された
    吸収溶液が流れるラインは、第1の合流点で前記第2の
    分岐ラインと合流して低温再生器に連通し、低温再生器
    で加熱された吸収溶液が流れるラインは高温再生器へ連
    通し、高温再生器で加熱された吸収溶液は吸収器へ戻さ
    れる請求項1の吸収冷温水機。
  17. 【請求項17】 吸収器と、高温再生器と、低温再生器
    と、排熱焚再生器と、凝縮器と、蒸発器とを有し、吸収
    溶液が流れるラインが分岐点にて高温再生器側へ向かう
    ラインと低温再生器側へ向かうラインとに分岐し、高温
    再生器で加熱された吸収溶液が流れるラインと低温再生
    器で加熱された吸収溶液が流れるラインとが合流点で合
    流し、或いは、高温再生器で加熱された吸収溶液が流れ
    るラインが低温再生器に連通している吸収冷温水機にお
    いて、吸収器と前記分岐点との間の領域に排熱焚再生器
    が介装されており、吸収冷温水機を循環する吸収溶液が
    必ず排熱焚再生器に流入する様に構成されていることを
    特徴とする吸収冷温水機。
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