JP2001115915A - インタンクキャニスタシステムのリーク診断装置 - Google Patents

インタンクキャニスタシステムのリーク診断装置

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JP2001115915A JP2000164404A JP2000164404A JP2001115915A JP 2001115915 A JP2001115915 A JP 2001115915A JP 2000164404 A JP2000164404 A JP 2000164404A JP 2000164404 A JP2000164404 A JP 2000164404A JP 2001115915 A JP2001115915 A JP 2001115915A
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    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02MSUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
    • F02M25/00Engine-pertinent apparatus for adding non-fuel substances or small quantities of secondary fuel to combustion-air, main fuel or fuel-air mixture
    • F02M25/08Engine-pertinent apparatus for adding non-fuel substances or small quantities of secondary fuel to combustion-air, main fuel or fuel-air mixture adding fuel vapours drawn from engine fuel reservoir
    • F02M25/0809Judging failure of purge control system

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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 インタンクキャニスタシステムにおいて、全
ての部位のリーク検出を可能とする。 【解決手段】 燃料タンク1内に配置されるキャニスタ
2には、燃料タンク1内の蒸発燃料導入口8からチェッ
ク弁10を介しての蒸発燃料導入通路7と、燃料タンク
1外の新気導入口22からの新気導入通路21と、キャ
ニスタ2内の蒸発燃料を新気と共にパージ制御弁24を
介して吸気管25へ導出するパージ通路23とが接続さ
れる。ここで、パージ通路23に三方切換弁30を設
け、切換えにより、燃料タンク1内(蒸発燃料導入口
8)とパージ制御弁24側とを連通可能とする。そし
て、パージ制御弁24の開状態で三方切換弁30を切換
えてキャニスタ2内を大気圧に保ったまま燃料タンク1
内を負圧化した後、パージ制御弁24の閉弁後の燃料タ
ンク1内の圧力変化に基づいてリーク診断を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関の蒸発燃
料処理装置、特にインタンクキャニスタシステムのリー
ク診断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の内燃機関の蒸発燃料処理装置で
は、燃料タンクで発生する蒸発燃料をキャニスタに導い
て一時的に吸着させ、該キャニスタに吸着された蒸発燃
料を新気導入口から導入される新気と共にパージ制御弁
を介して内燃機関の吸気系に吸入させることによって、
蒸発燃料の外気への放散を防止するようにしている。
【0003】ところで、上記の装置では、燃料タンクや
キャニスタ又は配管に穴や亀裂が生じたり、シール不良
が生じたりすると、蒸発燃料のリークを生じ、本来の放
散防止効果を十分に発揮させることができなくなる。
【0004】そこで、燃料タンク及びキャニスタを含む
パージラインからの蒸発燃料のリークの有無を診断する
リーク診断装置として、以下の負圧診断方式がある(特
開平5−195881号公報参照)。
【0005】すなわち、キャニスタへの新気導入通路を
遮断可能な遮断弁(ドレンカット弁)を設けておき、機
関運転中の所定の診断タイミングにて、先ずパージ制御
弁を開いた状態で新気導入通路を遮断することにより、
燃料タンク及びキャニスタを含むパージラインに負圧状
態にする。そして、パージ制御弁を閉じ、これ以降の燃
料タンク内の圧力変化を圧力センサにより測定し、所定
時間後の負圧状態によりリークの有無を診断する。すな
わち、燃料タンク及びキャニスタを含むパージラインに
リークを生じていない場合は、燃料タンク内の負圧が維
持され、リークを生じていれば、燃料タンク内の負圧が
リーク(キャニスタよりリークする場合も燃料タンク内
の負圧がキャニスタ側にリーク)して徐々に大気圧に近
づくので、所定時間後の燃料タンク内の圧力をスライス
レベルと比較し、スライスレベル以下の負圧であれば、
リーク無しと診断し、スライスレベルを超えて大気圧に
近づいていれば、リーク有りと診断するのである。
【0006】一方、近年においては、内燃機関の蒸発燃
料処理装置として、キャニスタを燃料タンク内に配置す
るようにしたインタンクキャニスタシステムが提案され
ている(特開平10−184476号公報参照)。これ
は、配管の多くを燃料タンク内に配置してゴムホース部
及び継ぎ手部等からの蒸発燃料の透過という問題を解決
できる等のメリットがある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記のインタンクキャ
ニスタシステムに、上記のリーク診断(負圧診断方式)
を適用する場合、燃料タンク内のキャニスタと燃料タン
ク外の新気導入口との間の新気導入通路の途中、特にそ
の燃料タンク外の部分に遮断弁(ドレンカット弁)を設
けることになる。燃料タンク外とするのは、遮断弁とし
て一般に電磁弁を用いるので、燃料タンク内に極力電気
部品を置きたくないためである。
【0008】しかしながら、上記のインタンクキャニス
タシステムで、パージ制御弁を開いた状態で新気導入通
路の遮断弁を閉じて燃料タンク及びキャニスタ内を負圧
状態にし、この後パージ制御弁を閉じてリーク診断を行
った場合、仮にキャニスタに穴が開いていても、これを
検出することはできない。なぜなら、キャニスタ内の負
圧がリークしようとしても、燃料タンク内も負圧である
ため、燃料タンク内の圧力が変化しないからである。
【0009】また、インタンクキャニスタシステムにお
いて、燃料タンク内の上部空間に開口する蒸発燃料導入
口からキャニスタ内に蒸発燃料を導入する蒸発燃料導入
通路の途中に、チェック弁(負圧カット弁)を設けてい
るものでは、リーク診断時に燃料タンク内を負圧にする
ためには、前記チェック弁をバイパスするバイパス通路
を設けて、ここにリーク診断時にのみ開弁するバイパス
弁を設ける必要がある。従って、リーク診断のために、
前記遮断弁と前記バイパス弁とを設けなければならず、
部品点数が多くなるという問題点もあった。
【0010】本発明は、このような実状に鑑み、インタ
ンクキャニスタシステムにおいて、蒸発燃料の放出に関
する全ての部位のリーク検出を可能とし、かつ診断に必
要なデバイスを減らすことができるリーク診断装置を提
供することを目的とする。
【0011】また、本発明は、インタンクキャニスタシ
ステムにおいて、リーク部位を含むリーク検出を可能と
するリーク診断装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、燃料タンク内
に、ケーシング内に蒸発燃料吸着用の吸着材を収納して
なるキャニスタを配置し、該キャニスタに、燃料タンク
内の上部空間に開口する蒸発燃料導入口からチェック弁
を介してキャニスタ内に蒸発燃料を導入する蒸発燃料導
入通路と、燃料タンク外の新気導入口からキャニスタ内
に新気を導入する新気導入通路と、キャニスタ内の蒸発
燃料を新気と共に燃料タンク外のパージ制御弁を介して
内燃機関の吸気系へパージするパージ通路と、を接続し
てなるインタンクキャニスタシステムであることを前提
とする。
【0013】ここにおいて、請求項1に係る発明では、
内燃機関の吸気系と燃料タンク内の上部空間とをキャニ
スタを介することなく連通可能で、キャニスタ内を略大
気圧に保ったまま、燃料タンク内の上部空間を負圧化で
きる燃料タンク負圧化手段と、燃料タンク内の上部空間
の圧力を検出する圧力検出手段を有し、これにより検出
される圧力に基づいてリークの有無を診断するリーク診
断手段と、を設けて、インタンクキャニスタシステムの
リーク診断装置を構成する。
【0014】このように、キャニスタ内を略大気圧に保
ったまま、燃料タンク内の上部空間を負圧化すること
で、燃料タンク側にリークを生じている場合は、燃料タ
ンクの負圧がリークすることにより、また、キャニスタ
側にリークを生じている場合は、燃料タンクの負圧がキ
ャニスタ側にリークすることにより、いずれの場合も燃
料タンク内の圧力からリーク診断が可能となる。
【0015】尚、キャニスタ内を略大気圧に保持できる
のは、キャニスタ内は、新気導入通路により大気に開放
されており、また、蒸発燃料導入通路のチェック弁の働
きで燃料タンク側からの負圧の導入が阻止されるからで
ある。
【0016】請求項2に係る発明では、前記燃料タンク
負圧化手段は、前記パージ通路におけるキャニスタとパ
ージ制御弁との間に、三方切換弁を設け、該三方切換弁
が、通常時は、キャニスタ側とパージ制御弁側とを連通
し、リーク診断時に、該連通を遮断して、燃料タンク内
の上部空間とパージ制御弁側とを連通する構成としたこ
とを特徴とする。
【0017】請求項3に係る発明では、前記三方切換弁
から分岐される燃料タンク内の上部空間への配管は、前
記蒸発燃料導入通路における蒸発燃料導入口とチェック
弁との間に接続されることを特徴とする。
【0018】請求項4に係る発明では、前記三方切換弁
は、燃料タンク外に配置されることを特徴とする。請求
項5に係る発明では、前記リーク診断手段は、パージ制
御弁の開状態で前記三方切換弁を切換えてキャニスタ内
を略大気圧に保ったまま燃料タンク内の上部空間を負圧
化した後、前記パージ制御弁を閉じてからの燃料タンク
内の上部空間の圧力変化に基づいてリーク診断を行うこ
とを特徴とする。
【0019】一方、上記の発明では、キャニスタ内を略
大気圧に保ったまま、燃料タンク内の上部空間を負圧化
し、その後の燃料タンク内の圧力に基づいてリークの有
無を診断するが、かかるリーク診断により、リーク有り
と診断されても、燃料タンク側にリークを生じているの
か、キャニスタ側にリークを生じているのかは不明であ
り、リーク部位を特定できない。
【0020】リーク部位の特定のためには、上記のリー
ク診断(モード1診断)によりリーク有りと診断された
ときに、リーク部位診断(モード2診断)として、燃料
タンク内の上部空間を負圧化すると同時に、キャニスタ
内を負圧化し、その後の燃料タンク内の圧力に基づいて
リーク部位を診断し、燃料タンク側(燃料タンク及びこ
れに連通する外部配管)のリークかキャニスタ側(キャ
ニスタ及びこれに連通する内部配管)のリークかを判別
するのが望ましい。
【0021】このため、請求項6に係る発明では、上記
の発明の構成に加え、燃料タンク内の上部空間の負圧化
と同時に、キャニスタ内を負圧化できるキャニスタ負圧
化手段と、前記リーク診断手段により燃料タンク内の上
部空間のみを負圧化した状態でリーク有りと診断された
ときに、燃料タンク内の上部空間とキャニスタ内とを同
時に負圧化し、前記圧力検出手段により検出される燃料
タンク内の上部空間の圧力に基づいて、燃料タンク側又
はキャニスタ側のいずれのリークかを診断するリーク部
位診断手段と、を設けたことを特徴とする。
【0022】請求項7に係る発明では、前記キャニスタ
負圧化手段は、前記新気導入通路を遮断可能な遮断弁
と、前記蒸発燃料導入通路の前記チェック弁をバイパス
可能なバイパス弁とを設けて構成したことを特徴とす
る。
【0023】請求項8に係る発明では、前記リーク部位
診断手段は、燃料タンク内の上部空間とキャニスタ内と
を同時に負圧化した後、前記パージ制御弁を閉じてから
の燃料タンク内の上部空間の圧力変化に基づいて、リー
ク部位の診断を行い、大気圧側への圧力変化が大きいと
きに燃料タンク側のリークと診断し、大気圧側への圧力
変化が小さいときにキャニスタ側のリークと診断するこ
とを特徴とする。
【0024】燃料タンク側にリークを生じている場合
は、燃料タンク内の負圧が外部にリークして、燃料タン
ク内の圧力が上昇するのに対し、キャニスタ側にリーク
を生じている場合は、燃料タンク及びキャニスタの双方
が負圧であれば、いずれの負圧もリークせず、燃料タン
ク内の圧力がほとんど変化しないからである。
【0025】
【発明の効果】請求項1に係る発明によれば、キャニス
タ内を略大気圧に保ったまま、燃料タンク内の上部空間
を負圧化して、リーク診断を行うことで、燃料タンク側
にリークを生じていても、またキャニスタ側にリークを
生じていても、いずれの場合も燃料タンク内の圧力から
リーク診断が可能となる。
【0026】請求項2に係る発明によれば、三方切換弁
を用いることで、これのみの追加で構成でき、診断に必
要なデバイスを減らすことができる。請求項3に係る発
明によれば、三方切換弁から分岐される燃料タンク内の
上部空間への配管を、蒸発燃料導入通路における蒸発燃
料導入口近傍に接続することで、蒸発燃料導入口に設け
られる燃料カット弁などを共用できる利点がある。
【0027】請求項4に係る発明によれば、三方切換弁
としては一般に三方電磁弁を用いるので、燃料タンク外
に配置することで、燃料タンク内に電気部品を極力配置
しないという要請に応えることができる。
【0028】請求項5に係る発明によれば、キャニスタ
内を略大気圧に保ったまま燃料タンク内の上部空間を負
圧化した後の燃料タンク内の上部空間の圧力変化に基づ
いてリーク診断を行うことで、的確なリーク診断が可能
となる。
【0029】請求項6に係る発明によれば、リーク診断
(モード1診断)によりリーク有りと診断されたとき
に、リーク部位診断(モード2診断)として、燃料タン
ク内の上部空間を負圧化すると同時に、キャニスタ内を
負圧化し、その後の燃料タンク内の上部空間の圧力に基
づいて、燃料タンク側又はキャニスタ側のいずれのリー
クかを診断することで、リーク部位の特定が可能とな
る。
【0030】また、燃料タンク及びキャニスタの双方に
リークがない場合は、モード1診断のみ、すなわち燃料
タンク内の負圧化のみで診断を終了できるので、キャニ
スタ内を負圧化する時間を省くことができ、診断時間を
短縮できる。
【0031】請求項7に係る発明によれば、キャニスタ
負圧化手段として、遮断弁とバイパス弁とを用いること
で、燃料タンク内の上部空間の負圧化と同時に、キャニ
スタ内を確実に負圧化できる。
【0032】請求項8に係る発明によれば、燃料タンク
内の上部空間とキャニスタ内とを同時に負圧化した後の
燃料タンク内の上部空間の圧力変化に基づいてリーク部
位の診断を行うことで、的確な診断が可能となる。
【0033】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は本発明の第1実施形態を示
すリーク診断機能付きインタンクキャニスタシステムの
構成図である。尚、本図は接続関係を中心に示してお
り、燃料タンク内での高さ関係(特に液面との関係)は
図示の通りではない。
【0034】燃料タンク1内に、キャニスタ2が配置さ
れている。キャニスタ2は、ケーシング3内を通気性の
スクリーン4,5及び仕切り板6により仕切って、5室
a〜e(順路a−b−c−d−e)に分け、室b及び室
dに活性炭等の吸着材Kを充填してある。
【0035】キャニスタ2の室aには、蒸発燃料導入通
路7を接続してある。蒸発燃料導入通路7は、燃料タン
ク1内の上部空間(すなわち満タン時の液面より上方の
空間)に開口する蒸発燃料導入口8から、キャニスタ2
内に蒸発燃料を導入するものである。
【0036】ここで、蒸発燃料導入口8は、下向きに開
口しており、その開口部には、液面の上昇による液状燃
料の侵入を防止すべく、燃料カット弁9を装着してあ
る。また、蒸発燃料導入通路7の途中には、チェック弁
(負圧カット弁)10を介装してある。負圧カット弁1
0は、ダイアフラム式で、ダイアフラム上側の室に、キ
ャニスタ2の室eより大気圧導入通路11を介して略大
気圧が導入されており、通常、蒸発燃料導入口8側から
蒸発燃料が導入される際は、蒸発燃料の圧力でダイアフ
ラムが上方へ変位して、弁部が開通し、大量のパージに
より燃料タンク1内が負圧になると、その負圧によりダ
イアフラムが下方に変位して、弁部が遮断し、燃料タン
ク1のそれ以上の負圧化を防止することができる。
【0037】キャニスタ2の室aにはまた、燃料タンク
1への給油時に液面の上昇によりもたらされる蒸発燃料
を効率よく吸着するために、給油時蒸発燃料導入通路1
2を接続してある。
【0038】給油時蒸発燃料導入通路12は、燃料タン
ク1内の上部空間(すなわち満タン時の液面より上方の
空間)に開口する給油時蒸発燃料導入口13から、キャ
ニスタ2内に蒸発燃料を導入するものである。
【0039】ここで、給油時蒸発燃料導入口13は、下
向きに開口しており、その開口部には、液面の上昇によ
る液状燃料の侵入を防止すべく、燃料カット弁14を装
着してある。
【0040】また、給油時蒸発燃料導入通路13の途中
には、リフューエリング制御弁15を介装してある。リ
フューエリング制御弁15は、ダイアフラム式で、ダイ
アフラム上方の室に、フィラーチューブ16のフィラー
キャップ17装着部近傍の給油時負圧取り出し口18か
ら、シグナルライン19により、給油時に給油ガンが入
って燃料の流れ(動圧)を生じると、負圧が導かれるよ
うになっており、この負圧によりダイアフラムが上方に
変位して、弁部が開通することで、給油時に蒸発燃料を
キャニスタ2内に導くことができる。尚、図中20はリ
サーキュラインである。
【0041】キャニスタ2の室eには、新気導入通路2
1が接続されている。新気導入通路21は、燃料タンク
1外の新気導入口22から、キャニスタ2内に新気を導
入するものである。
【0042】キャニスタ2の室aからは、パージ通路2
3が燃料タンク1外に導出されている。パージ通路23
は、後述する三方切換弁30を介し、更にパージ制御弁
24を介して、内燃機関の吸気系(吸気管25のスロッ
トル弁26下流)に接続されている。
【0043】従って、機関の停止中などに燃料タンク1
にて発生した蒸発燃料は、蒸発燃料導入通路7によりキ
ャニスタ2に導かれて、ここに吸着される。そして、機
関が始動されて、所定のパージ許可条件が成立すると、
パージ制御弁24が開き、機関の吸入負圧がキャニスタ
2に作用する結果、新気導入通路21から導入される新
気によってキャニスタ2に吸着されていた蒸発燃料が脱
離され、この脱離した蒸発燃料を含むパージガスがパー
ジ通路23を通って吸気管25内に吸入され、この後、
機関の燃焼室内で燃焼処理される。
【0044】かかる蒸発燃料処理装置(インタンクキャ
ニスタシステム)のリーク診断装置としては、以下の装
置が設けられる。燃料タンク負圧化手段として、前記パ
ージ通路23におけるキャニスタ2とパージ制御弁24
との間に、燃料タンク1外に配置して、三方切換弁(三
方電磁弁)30が設けられる。三方切換弁30は、通常
時は、キャニスタ2側とパージ制御弁24側とを連通
し、リーク診断時に、該連通を遮断して、燃料タンク1
内の上部空間とパージ制御弁24側とを連通する構成と
してある。
【0045】そして、前記三方切換弁23から分岐され
る燃料タンク1内の上部空間への配管31は、前記蒸発
燃料導入通路7における蒸発燃料導入口8とチェック弁
(負圧カット弁)10との間(蒸発燃料導入口8の近
傍)に接続される。
【0046】また、燃料タンク1内の上部空間の圧力を
検出する圧力検出手段として、圧力センサ32が設けら
れており、その信号はリーク診断手段としての機能を備
えるコントロールユニット33に入力されている。
【0047】ここにおいて、コントロールユニット33
は、内蔵のマイクロコンピュータにより、図2のフロー
チャートに従って、リーク診断を行う。ステップ1(図
にはS1と記す。以下同様)では、機関の運転中に所定
のリーク診断条件が成立したか否かを判定し、不成立時
は本フローを終了し、成立時にステップ2へ進む。
【0048】ステップ2では、リーク診断を開始するた
め、三方切換弁30を切換えて、キャニスタ2側とパー
ジ制御弁24側との連通を遮断する一方、蒸発燃料導入
口8側(配管31側)とパージ制御弁24側とを連通さ
せる。次に、ステップ3では、パージ制御弁24を開状
態にする。これにより、プルダウンを開始する。
【0049】これにより、吸気管25内の吸入負圧がパ
ージ制御弁24及び三方切換弁30を介して、蒸発燃料
導入口8から燃料タンク1内の上部空間に導かれる結
果、燃料タンク1の上部空間が負圧化される。
【0050】このとき、キャニスタ2内は、新気導入通
路21により大気に開放されており、また、パージ通路
23は三方切換弁30により遮断され、蒸発燃料導入通
路7に介装されたチェック弁(負圧カット弁)10及び
給油時蒸発燃料導入通路12に介装されたリフュエーリ
ング制御弁15の機能により、燃料タンク1内の負圧が
導かれることはないので、略大気圧に維持される。
【0051】このように、キャニスタ2内を略大気圧に
保ったまま、燃料タンク1内を負圧状態にすることがで
きる。プルダウン開始後は、ステップ4で、圧力センサ
32により検出される燃料タンク1内の上部空間の圧力
を読込んで、目標負圧に到達した(目標負圧以下になっ
た)か否かを判定する。
【0052】目標負圧に到達する前は、ステップ5へ進
んで、プルダウン開始より所定時間T1経過したか否か
を判定し、所定時間T1経過していない場合は、ステッ
プ4へ戻る。
【0053】所定時間T1経過しても目標負圧に到達し
ない場合は、ステップ5からステップ10へ進んで、N
G(リーク有り)と診断する。所定時間T1内に目標負
圧に到達した場合は、ステップ4からステップ6へ進
む。
【0054】ステップ6では、パージ制御弁24を閉じ
て、リークダウンを開始する。パージ制御弁24を閉じ
ることで、燃料タンク1及びキャニスタ2などにリーク
を生じていない場合は、燃料タンク1内の負圧が維持さ
れるが、リークを生じている場合は、燃料タンク1内の
負圧が徐々に減少する。
【0055】燃料タンク1側にリークを生じている場合
に、燃料タンク1内の負圧が減少することは勿論である
が、キャニスタ2側にリークを生じている場合(例えば
図1中のL部分に穴がある場合)も、燃料タンク1内の
負圧がキャニスタ2側にリークする(キャニスタ2側の
大気圧で燃料タンク1側の負圧が希釈される)ので、燃
料タンク1内の負圧が減少する。
【0056】ステップ7では、リークダウン開始より所
定時間T2経過したか否かを判定し、所定時間T2経過
した段階で、ステップ8へ進む。ステップ8では、圧力
センサ32により検出される燃料タンク1内の上部空間
の圧力を読込んで、スライスレベル(設定負圧)SLと
比較する。
【0057】比較の結果、検出圧力≦スライスレベルS
Lの場合、すなわち、燃料タンク1内の圧力がスライス
レベルSL以下の負圧に維持されている場合は、ステッ
プ9へ進んで、OK(リーク無し)と診断する。
【0058】逆に、検出圧力>スライスレベルSLの場
合、すなわち、燃料タンク1内の圧力がスライスレベル
SLを超えて大気圧に近づいている場合は、ステップ1
0へ進んで、NG(リーク有り)と診断する。
【0059】すなわち、図3に示すように、リークダウ
ン開始後の燃料タンク1内の負圧の減少率が小さい場合
は、OK(リーク無し)と診断し、負圧の減少率が大き
い場合は、該減少率に応じた径の穴等によるリークを生
じているとして、NG(リーク有り)と診断するのであ
る。
【0060】尚、フローチャートでは省略したが、リー
ク診断後は、三方切換弁30を、配管31側を閉止し、
キャニスタ2側とパージ制御弁24側とを連通する状態
に戻して、パージ制御弁24を機関運転条件に応じて開
閉するようにすることは言うまでもない。
【0061】以上のように診断することで、燃料タンク
1側にリークを生じている場合であっても、キャニスタ
2側にリークを生じている場合であっても、燃料タンク
1内の圧力から正確にリーク診断が可能となる。
【0062】また、三方切換弁(三方電磁弁)30を用
いることで、これのみの追加で構成でき、診断に必要な
デバイスを減らすことができる。また、チェック弁(負
圧カット弁)10を持つシステムにもかかわらず、この
チェック弁10をキャニスタ2内を略大気圧に維持する
ために用いることで、そのまま実施できる。
【0063】尚、このシステムでは、機関停止中もリー
クが無い限り、燃料タンク1内の圧力は温度に応じて正
圧又は負圧を持っている。従って、このタンク内圧を始
動時にチェックすることにより、一切のデバイス操作な
しに、リーク診断を行うこともでき、このような診断を
併用してもよい。
【0064】次に本発明の第2実施形態について説明す
る。本発明では、キャニスタ2内を略大気圧に保ったま
ま、燃料タンク1内の上部空間を負圧化し、その後の燃
料タンク1内の圧力に基づいてリークの有無を診断する
が、かかるリーク診断により、リーク有りと診断されて
も、燃料タンク1側にリークを生じているのか、キャニ
スタ2側にリークを生じているのかは不明であり、リー
ク部位を特定できない。
【0065】そこで、第2実施形態では、上記のリーク
診断(モード1診断)によりリーク有りと診断されたと
きに、リーク部位診断(モード2診断)として、燃料タ
ンク1内の上部空間を負圧化すると同時に、キャニスタ
2内を負圧化し、その後の燃料タンク1内の圧力に基づ
いてリーク部位を診断することで、燃料タンク1側(燃
料タンクに連通し、燃料タンク外に配置された外部配管
を含む)のリークかキャニスタ2側(キャニスタに連通
し、燃料タンク内に配置された内部配管を含む)のリー
クかを判別する。
【0066】図4は第2実施形態でのリーク診断機能付
きインタンクキャニスタシステムの構成図である。ここ
で、第1実施形態と同一部品には、同一符号を付して説
明を省略し、追加部品についてのみ説明する。
【0067】燃料タンク1内の上部空間の負圧化と同時
に、キャニスタ2内を負圧化できるキャニスタ負圧化手
段として、以下の追加部品が設けられる。キャニスタ2
への新気導入通路21の途中に、燃料タンク1外に配置
して、常開の電磁開閉弁である遮断弁(以下、ドレンカ
ット弁という)41が設けられる。
【0068】また、キャニスタ2への蒸発燃料導入通路
7に対し、チェック弁(負圧カット弁)10をバイパス
するバイパス通路42が設けられると共に、このバイパ
ス通路42に常閉の電磁開閉弁であるバイパス弁43が
設けられる。このバイパス弁43も燃料タンク1外に配
置してもよい。
【0069】ここにおいて、コントロールユニット33
は、内蔵のマイクロコンピュータにより、図5のフロー
チャートに従って、リーク診断を行う。図5のフローの
ステップ1〜10は図2のフローと同じであり、キャニ
スタ2内を略大気圧に保ったまま、燃料タンク1内の上
部空間を負圧化し、その後の燃料タンク1内の圧力に基
づいてリーク診断(モード1診断)を行う。もちろん、
このときは、ドレンカット弁41は開いたまま、バイパ
ス弁43は閉じたままである。
【0070】異なる点は、ステップ10にてNG(リー
ク有り)と診断されたときに、ステップ20へ進んで、
リーク部位診断(モード2診断)を行う。従って、コン
トロールユニット33はリーク部位診断手段としての機
能も備えている。
【0071】リーク部位診断(モード2診断)は、図6
のフローチャートに従って、サブルーチンとして行われ
る。以下、図6のフローチャートにより説明する。
【0072】ステップ21では、パージ制御弁24を一
旦閉じる。また、三方切換弁30を診断側にして、キャ
ニスタ2側とパージ制御弁24側との連通を遮断する一
方、蒸発燃料導入口8側(配管31側)とパージ制御弁
24側とを連通させる。また、キャニスタ2への蒸発燃
料導入通路7のチェック弁(負圧カット弁)10に対す
るバイパス弁43を開く。また、キャニスタ2への新気
導入通路23を遮断すべくドレンカット弁41を閉じ
る。
【0073】次に、ステップ22では、パージ制御弁2
4を所定開度まで開いて、プルダウンを開始する。これ
により、吸気管25内の吸入負圧がパージ制御弁24及
び三方切換弁30を介して、配管31及び蒸発燃料導入
口8から燃料タンク1内の上部空間に導かれる結果、燃
料タンク1の上部空間が負圧化される。
【0074】これと同時に、キャニスタ2内も負圧化さ
れる。吸気管25内の負圧(又は燃料タンク1内の負
圧)が配管31(又は蒸発燃料導入口8)から蒸発燃料
導入通路7の負圧カット弁10をバイパスするバイパス
弁43を通ってキャニスタ2内に導かれ、キャニスタ2
への新気導入通路21はドレンカット弁41により遮断
されているからである。従って、燃料タンク1内とキャ
ニスタ2内とを同時に負圧状態にすることができる。
【0075】プルダウン開始後は、ステップ23で、圧
力センサ32により検出される燃料タンク1内の上部空
間の圧力を読込んで、目標負圧に到達した(目標負圧以
下になった)か否かを判定する。尚、ここでの目標負圧
はモード1診断での目標負圧と同じでよい。
【0076】目標負圧に到達する前は、ステップ24へ
進んで、プルダウン開始より所定時間T12経過したか
否かを判定し、所定時間T12経過していない場合は、
ステップ23へ戻る。尚、ここでの所定時間T12は、
モード1診断での所定時間T1より長い時間に設定す
る。モード2診断ではキャニスタ2まで負圧化する分時
間がかかるからである。
【0077】所定時間T12経過しても目標負圧に到達
しない場合、ステップ24からステップ29へ進んで、
タンクNG(燃料タンク1側にリーク有り)と診断す
る。所定時間T12内に目標負圧に到達した場合は、ス
テップ23からステップ25へ進む。
【0078】ステップ25では、パージ制御弁24を閉
じて、リークダウンを開始する。パージ制御弁24を閉
じることで、燃料タンク1側にリークを生じている場合
は、燃料タンク1内の負圧が外部にリークして、燃料タ
ンク1内の負圧が減少する。キャニスタ2側にリークを
生じている場合は、キャニスタ2内の負圧がリークしよ
うとしても、燃料タンク1内も負圧であるため、いずれ
の負圧もリークせず、燃料タンク1内の負圧はほとんど
減少しない。
【0079】ステップ26では、リークダウン開始より
所定時間T22経過したか否かを判定し、所定時間T2
2経過した段階で、ステップ27へ進む。ステップ27
では、圧力センサ32により検出される燃料タンク1内
の上部空間の圧力を読込んで、スライスレベル(設定負
圧)SL2と比較する。尚、ここでの所定時間T22、
スライスレベルSL2は診断速度、精度を考慮して適宜
定める。
【0080】比較の結果、検出圧力≦スライスレベルS
L2の場合、すなわち、燃料タンク1内の圧力がスライ
スレベルSL2以下の負圧に維持されている場合は、ス
テップ28へ進んで、キャニスタNG(キャニスタ2又
はこれに連通する内部配管にリーク有り)と診断する。
【0081】逆に、検出圧力>スライスレベルSL2の
場合、すなわち、燃料タンク1内の圧力がスライスレベ
ルSL2を超えて大気圧に近づいている場合は、ステッ
プ29へ進んで、タンクNG(燃料タンク1又はこれに
連通する外部配管にリーク有り)と診断する。
【0082】すなわち、リークダウン開始後の燃料タン
ク1内の負圧の減少率が小さい場合は、キャニスタ2側
にリーク有りと診断し、負圧の減少率が大きい場合は、
燃料タンク1側にリーク有りと診断することで、リーク
部位を特定するのである。
【0083】尚、フローチャートでは省略したが、リー
ク部位診断後は、三方切換弁30を通常側(配管31側
を閉止し、キャニスタ2側とパージ制御弁24側とを連
通する状態)に戻し、バイパス弁43を閉じ、ドレンカ
ット弁41を開き、パージ制御弁24を機関運転条件に
応じて開閉するようにすることは言うまでもない。
【0084】以上のように診断することで、燃料タンク
1側にリークを生じているのか、キャニスタ2側にリー
クを生じているのかを含め、燃料タンク1内の圧力から
正確にリーク診断が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態を示すリーク診断機能
付きインタンクキャニスタシステムの構成図
【図2】 リーク診断のフローチャート
【図3】 リーク診断時の圧力変化を示す図
【図4】 本発明の第2実施形態を示すリーク診断機能
付きインタンクキャニスタシステムの構成図
【図5】 第2実施形態でのリーク診断のフローチャー
【図6】 リーク部位診断サブルーチンのフローチャー
【符号の説明】
1 燃料タンク 2 キャニスタ 7 蒸発燃料導入通路 8 蒸発燃料導入口 10 チェック弁(負圧カット弁) 11 大気圧導入通路 12 給油時蒸発燃料導入通路 13 給油時蒸発燃料導入口 15 リフューエリング制御弁 16 フィラーチューブ 17 フィラーキャップ 18 給油時負圧取り出し口 21 新気導入通路 22 新気導入口 23 パージ通路 24 パージ制御弁 25 吸気管 26 スロットル弁 30 三方切換弁(三方電磁弁) 31 分岐配管 32 圧力センサ 33 コントロールユニット 41 遮断弁(ドレンカット弁) 42 バイパス通路 43 バイパス弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F02M 25/08 B60K 15/02 C

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】燃料タンク内に、ケーシング内に蒸発燃料
    吸着用の吸着材を収納してなるキャニスタを配置し、該
    キャニスタに、燃料タンク内の上部空間に開口する蒸発
    燃料導入口からチェック弁を介してキャニスタ内に蒸発
    燃料を導入する蒸発燃料導入通路と、燃料タンク外の新
    気導入口からキャニスタ内に新気を導入する新気導入通
    路と、キャニスタ内の蒸発燃料を新気と共に燃料タンク
    外のパージ制御弁を介して内燃機関の吸気系へパージす
    るパージ通路と、を接続してなるインタンクキャニスタ
    システムにおいて、 該システムからの蒸発燃料のリークを診断するリーク診
    断装置であって、 内燃機関の吸気系と燃料タンク内の上部空間とをキャニ
    スタを介することなく連通可能で、キャニスタ内を略大
    気圧に保ったまま、燃料タンク内の上部空間を負圧化で
    きる燃料タンク負圧化手段と、 燃料タンク内の上部空間の圧力を検出する圧力検出手段
    を有し、これにより検出される圧力に基づいてリークの
    有無を診断するリーク診断手段と、 を含んで構成されるインタンクキャニスタシステムのリ
    ーク診断装置。
  2. 【請求項2】前記燃料タンク負圧化手段は、前記パージ
    通路におけるキャニスタとパージ制御弁との間に、三方
    切換弁を設け、該三方切換弁が、通常時は、キャニスタ
    側とパージ制御弁側とを連通し、リーク診断時に、該連
    通を遮断して、燃料タンク内の上部空間とパージ制御弁
    側とを連通する構成としたことを特徴とする請求項1記
    載のインタンクキャニスタシステムのリーク診断装置。
  3. 【請求項3】前記三方切換弁から分岐される燃料タンク
    内の上部空間への配管は、前記蒸発燃料導入通路におけ
    る蒸発燃料導入口とチェック弁との間に接続されること
    を特徴とする請求項2記載のインタンクキャニスタシス
    テムのリーク診断装置。
  4. 【請求項4】前記三方切換弁は、燃料タンク外に配置さ
    れることを特徴とする請求項2又は請求項3記載のイン
    タンクキャニスタシステムのリーク診断装置。
  5. 【請求項5】前記リーク診断手段は、パージ制御弁の開
    状態で前記三方切換弁を切換えてキャニスタ内を略大気
    圧に保ったまま燃料タンク内の上部空間を負圧化した
    後、前記パージ制御弁を閉じてからの燃料タンク内の上
    部空間の圧力変化に基づいてリーク診断を行うことを特
    徴とする請求項2〜請求項4のいずれか1つに記載のイ
    ンタンクキャニスタシステムのリーク診断装置。
  6. 【請求項6】燃料タンク内の上部空間の負圧化と同時
    に、キャニスタ内を負圧化できるキャニスタ負圧化手段
    と、 前記リーク診断手段により燃料タンク内の上部空間のみ
    を負圧化した状態でリーク有りと診断されたときに、燃
    料タンク内の上部空間とキャニスタ内とを同時に負圧化
    し、前記圧力検出手段により検出される燃料タンク内の
    上部空間の圧力に基づいて、燃料タンク側又はキャニス
    タ側のいずれのリークかを診断するリーク部位診断手段
    と、 を設けたことを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれ
    か1つに記載のインタンクキャニスタシステムのリーク
    診断装置。
  7. 【請求項7】前記キャニスタ負圧化手段は、前記新気導
    入通路を遮断可能な遮断弁と、前記蒸発燃料導入通路の
    前記チェック弁をバイパス可能なバイパス弁とを設けて
    構成したことを特徴とする請求項6記載のインタンクキ
    ャニスタシステムのリーク診断装置。
  8. 【請求項8】前記リーク部位診断手段は、燃料タンク内
    の上部空間とキャニスタ内とを同時に負圧化した後、前
    記パージ制御弁を閉じてからの燃料タンク内の上部空間
    の圧力変化に基づいてリーク部位の診断を行い、大気圧
    側への圧力変化が大きいときに燃料タンク側のリークと
    診断し、大気圧側への圧力変化が小さいときにキャニス
    タ側のリークと診断することを特徴とする請求項6又は
    請求項7記載のインタンクキャニスタシステムのリーク
    診断装置。
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